JP2001117851A - 情報交換システムの動作方法およびシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが個人情報を公開することなく目的の
相手とのみ情報を相互に交換すること。 【解決手段】 処理手段１１は、識別情報をユーザ端末
から通信手段８を介して受信し、受信した識別情報が記
憶手段１２に格納された識別情報と一致するかを判断す
る。また、処理手段１１は、判断の結果、受信した識別
情報が記憶手段１２に格納された識別情報と一致しない
場合は、記憶手段１２に格納されていない新規の識別情
報ｄ１ａ，ｄ１ｂ，ｄ１ｃを新規の掲示板インターフェ
ースｄ２ａ，ｄ２ｂ，ｄ２ｃに関連付けて、記憶手段１
２に登録し、記憶手段１２に登録した新規の識別情報を
当該ユーザ端末２ａに送信する。一方、処理手段１１
は、判断の結果、受信した識別情報ｄ１ａが記憶手段１
２に格納された識別情報と一致した場合は、当該識別情
報ｄ１ａに対応する掲示板インターフェースｄ２ａを選
択し、当該選択した掲示板インターフェースｄ２ａをユ
ーザ端末に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報交換システム
の動作方法およびシステムに関し、特に、インターネッ
トなどの構外通信ネットワークを利用した掲示板により
ユーザと情報を交換する、情報交換システムの動作方法
およびシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、ユーザ間で情報を交換するサ
ービスは、インターネット等に接続された端末上で実行
される、電子メールシステムおよび電子掲示板システム
により容易に利用することができる。ここで、電子メー
ルシステムは、目的の相手に情報を伝達する通信システ
ムである。また、電子掲示板システムは、一人から複数
のユーザへの連絡に利用する通信システムである。具体
的には、電子掲示板システムでは、サーバ装置の掲示板
にメッセージを書き込むと、複数のユーザが掲示板に書
き込まれたメッセージを読むことができる。

【０００３】そして、上記電子メールシステムおよび上
記電子掲示板システムを利用して、特定の者が不特定多
数のユーザから情報を得ている。ここで、ユーザから得
る情報として、例えば問い合わせ、クレームなどがあ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
子メールシステムでは、ユーザがメッセージを送信する
とメッセージと合わせてメールアドレスも相手先に送信
される。このため、ユーザが自己のメールアドレスを相
手先に知られたくない場合、ユーザがメッセージの送信
を躊躇するという結果となる。

【０００５】また、電子掲示板システムでは、ユーザが
掲示板にメッセージを書き込むと複数のユーザに書き込
んだメッセージを読まれることとなる。このため、ユー
ザが掲示板に書き込むメッセージを複数のユーザに知ら
れたくない場合、ユーザが掲示板への書き込みを躊躇す
るという不都合があった。

【０００６】一方、電子掲示板システムにおいて、ユー
ザが掲示板により相手先と個別に情報を交換する場合、
ユーザにはパスワードが事前に提示されることが多い。
この際、ユーザはメールアドレス、連絡先等の個人情報
を提示することとなる。このため、ユーザが個人情報を
相手先に知られたくないときにも、ユーザが掲示板の利
用を躊躇するという不都合もあった。

【０００７】

【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、ユーザが個人情報を公開することなく
目的の相手とのみ情報を相互に交換する、情報交換シス
テムの動作方法およびシステムを提供することを、その
目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明では、情報の記憶手段、外部装
置との通信手段、及びこれらの各手段の動作を制御する
情報の処理手段を備え、記憶手段が、掲示板インターフ
ェースの識別情報を掲示板毎に格納する情報交換システ
ムの動作方法であって、処理手段は、識別情報をユーザ
端末から通信手段を介して受信すること、受信した識別
情報が記憶手段に格納された識別情報と一致するかを判
断すること、を備えた手法としている。また、処理手段
は、判断の結果、受信した識別情報が前述した記憶手段
に格納された識別情報と一致しない場合は、記憶手段に
格納されていない新規の識別情報を新規の掲示板インタ
ーフェースに関連付けて、記憶手段に登録すること、記
憶手段に登録した新規の識別情報を当該ユーザ端末に送
信すること、を備えた手法としている。更に、処理手段
は、判断の結果、受信した識別情報が記憶手段に格納さ
れた識別情報と一致した場合は、当該識別情報に対応す
る掲示板インターフェースを選択すること、当該選択し
た掲示板インターフェースを前述したユーザ端末に提供
すること、を備えた手法としている。

【０００９】ここで、本発明において、「ユーザ端末か
ら送信される掲示板インターフェースの識別情報」は、
処理手段によって送信された識別情報であるか、処理手
段によって送信されていない識別情報であるかを問わな
い。例えば、ユーザ端末から送信される識別情報には、
無情報や空白文字も含まれる。また、「掲示板インター
フェースの識別情報」は、例えばパスワード等をいう。
また、「ユーザ端末に送信される掲示板インターフェー
スの識別情報」は、予め設定された識別情報であるか、
乱数により発生された識別情報であるかを問わない。

【００１０】本発明によると、まず、処理手段によっ
て、ユーザ端末から識別情報が受信されると、受信した
識別情報が記憶手段に格納された識別情報と一致しする
か判断される。そして、処理手段によって、受信した識
別情報が記憶手段に格納された識別情報と一致しないと
判断された場合に新規な識別情報が新規の掲示板インタ
ーフェースに関連付けられて、記憶手段に記憶され、新
規の識別情報が当該ユーザ端末に送信される。一方、処
理手段によって、受信した識別情報が記憶手段に格納さ
れた識別情報と一致したと判断された場合に、当該識別
情報に対応する掲示板インターフェースが選択され、当
該選択した掲示板インターフェースが当該ユーザ端末に
提供される。よって、ユーザ端末から識別情報以外の情
報が受信されることなく、新規の識別情報に対応する掲
示板インターフェースがユーザごとに提供される。例え
ば、ユーザが連絡先等の個人情報を事前に設定しなくて
も、新規の識別情報に対応する掲示板インターフェース
が当該ユーザに提供される。このため、個人情報を公開
することなくユーザが専用の掲示板インターフェースで
目的の相手とのみ相互に情報を交換することとなる。

【００１１】請求項２記載の発明では、請求項１記載の
発明において、ユーザ端末に提供する掲示板インターフ
ェースは、当該掲示板インターフェースの識別情報を含
む。

【００１２】本発明によると、掲示板インターフェース
が提供されるユーザ端末のユーザのみが当該掲示板イン
ターフェースの識別情報を把握することとなる。よっ
て、掲示板インターフェースの識別情報が秘密の状態に
保たれることとなる。

【００１３】又、前述した目的を達成するため、請求項
３記載の発明では、情報の記憶手段、外部装置との通信
手段、及びこれらの各手段の動作を制御する情報の処理
手段を備え、記憶手段が、掲示板インターフェースの識
別情報を掲示板毎に格納する情報交換システムであっ
て、処理手段は、識別情報をユーザ端末から前記通信手
段を介して受信すること、受信した識別情報が記憶手段
に格納された識別情報と一致するかを判断すること、を
備えた構成としている。また、処理手段は、判断の結
果、受信した識別情報が記憶手段に格納された識別情報
と一致しない場合は、記憶手段に格納されていない新規
の識別情報を新規の掲示板インターフェースに関連付け
て、記憶手段に登録すること、記憶手段に登録した新規
の識別情報を当該ユーザ端末に送信すること、を備えた
構成としている。更に、処理手段は、判断の結果、受信
した識別情報が記憶手段に格納された識別情報と一致し
た場合は、当該識別情報に対応する掲示板インターフェ
ースを選択すること、当該選択した掲示板インターフェ
ースを前述したユーザ端末に提供すること、を備えた構
成としている。

【００１４】本発明によると、処理手段によって、ユー
ザ端末から識別情報が受信されると、受信した識別情報
が記憶手段に格納された識別情報と一致しするか判断さ
れる。そして、処理手段によって、受信した識別情報が
記憶手段に格納された識別情報と一致しないと判断され
た場合に新規な識別情報が新規の掲示板インターフェー
スに関連付けられて、記憶手段に記憶され、新規の識別
情報が当該ユーザ端末に送信される。一方、処理手段に
よって、受信した識別情報が記憶手段に格納された識別
情報と一致したと判断された場合に、当該識別情報に対
応する掲示板インターフェースが選択され、当該選択し
た掲示板インターフェースが当該ユーザ端末に提供され
る。よって、ユーザ端末から識別情報以外の情報が受信
されることなく、新規の識別情報に対応する掲示板イン
ターフェースがユーザごとに提供される。

【００１５】請求項４記載の発明では、請求項３記載の
発明において、ユーザ端末に提供する掲示板インターフ
ェースは、当該掲示板インターフェースの識別情報を含
む。

【００１６】本発明によると、掲示板インターフェース
が提供されるユーザ端末のユーザのみが掲示板インター
フェースの識別情報を把握することとなる。

【００１７】これにより、前述した目的を達成しようと
するものである。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
乃至図４に基づいて説明する。

【００１９】図1に示すシステムにおいて、ユーザ端末
２ａ、２ｂ、２ｃは、公衆回線４を通じてインターネッ
トサービスプロバイダ（ＩＳＰ）５に接続され、ＩＳＰ
５から専用線を介してインターネット６に接続されてい
る。また、サーバ装置１はＬＡＮ７に接続されている。
ＬＡＮ７には、サーバ装置１と複数の管理者側端末３
ａ、３ｂとが接続されている。更に、サーバ装置１は、
通信手段８を介してＬＡＮ７からインターネット６に接
続されている。ここで、各ユーザ端末２ａ、２ｂ、２ｃ
は、例えばパソコン、携帯電話、双方向テレビ、情報携
帯端末または家庭用ゲーム機等である。また、各管理者
側端末３ａ、３ｂは、例えばパソコン等である。なお、
各管理者側端末３ａ、３ｂの管理者は本システムを運営
・管理する者であり、例えば金融機関、保険会社、自治
体・諸団体、メーカ、またはその他の個人等である。ま
た、各ユーザ端末２ａ、２ｂ、２ｃのユーザは本システ
ムを利用するものであり、管理者と面識があるか否かを
問わない。ユーザは、例えば金融機関の顧客、保険会社
の顧客、消費者等である。

【００２０】そして、管理者側端末３ａ、３ｂは、サー
バ装置１にログインすることにより本システムを利用で
きるようになっている。また、ユーザ端末２ａ、２ｂ、
２ｃは、サーバ装置１が提供する所定のウェブページに
アクセスすることにより本システムを利用できるように
なっている。ここで、各ユーザ端末２ａ、２ｂ、２ｃお
よび各管理者側端末３ａ、３ｂの構成はそれぞれ同一で
あるので、ここでは、主にユーザ端末２ａおよび管理者
側端末３ａについてのみ説明する。

【００２１】次に上記構成内容を具体的に説明する。

【００２２】図２にサーバ装置１の構成図を示す。

【００２３】この図２に示すサーバ装置１は、情報の記
憶手段１２、外部装置との通信手段８、及びこれらの各
手段の動作を制御する情報の処理手段１１を備えてい
る。また、このサーバ装置１は、情報の入力手段１３及
び情報の表示手段１４も備えている。

【００２４】ここで、処理手段１１は、システム全体の
制御を行うＣＰＵ等を含んでいる。記憶手段１２は、例
えばサーバ装置１のハードディスク等である。ただし、
処理手段１１は単一のＣＰＵから構成される場合に限ら
ず、分散処理を行う複数のコンピュータを含んでいても
よい。また、通信手段８は、例えばルータ等である。入
力手段１３は、例えばキーボード、マウス等である。表
示手段１４は、例えばコンピュータディスプレイ等であ
る。

【００２５】これを更に詳述すると、本実施形態では、
記憶手段１２は掲示板インターフェースを識別するため
の識別情報を掲示板ごとに格納する。

【００２６】処理手段１１は、識別情報をユーザ端末２
ａから通信手段８を介して受信する。また、処理手段１
１は、受信した識別情報が記憶手段１２に格納された識
別情報と一致するかを判断するようになっている。

【００２７】また、処理手段１１は、判断の結果、受信
した識別情報が記憶手段１２に格納された識別情報と一
致しない場合は、記憶手段１２に格納されていない新規
の識別情報ｄ１ａを新規の掲示板インターフェースｄ２
ａに関連付けて、記憶手段１２に登録する。そして、処
理手段１１は、記憶手段１２に登録した新規の識別情報
ｄ１ａを当該ユーザ端末２ａに送信するようになってい
る。

【００２８】これに対して、処理手段１１は、判断の結
果、受信した識別情報ｄ１ａが記憶手段１２に格納され
た識別情報と一致した場合は、当該識別情報ｄ１ａに対
応する掲示板インターフェースｄ２ａを選択する。ま
た、処理手段１１は、当該選択した掲示板インターフェ
ースｄ２ａをユーザ端末２ａに提供するようになってい
る。

【００２９】ここで、ユーザ端末２ａに提供する掲示板
インターフェースｄ２ａを図３に示す。

【００３０】この図３において、掲示板インターフェー
スｄ２ａは、ユーザ端末２ａ側に表示されるウインドウ
である。掲示板インターフェースｄ２ａは、識別情報ｄ
１ａを含むように構成されている。

【００３１】また、掲示板インターフェースｄ２ａは、
ユーザ端末２ａの掲示板ｄ３ａを含むように構成されて
いる。ここで、掲示板ｄ３ａは、ユーザ端末２ａのユー
ザや管理者側端末３ａの管理者がメッセージを書き込む
部分である。例えば、ユーザが掲示板３ａに相談内容を
書き込んだり、管理者がその相談内容に対するアドバイ
スを掲示板３ａに書き込む。

【００３２】また、処理手段１１は、ユーザ端末２ａか
ら受信した掲示板インターフェースｄ２ａを管理者側端
末３ａに送信するようになっている。

【００３３】次に、本実施形態の動作を図４に基づいて
説明する。

【００３４】まず、処理手段１１は、掲示板インターフ
ェースの識別情報をユーザ端末２ａから通信手段８を介
して受信する（Ｓ１０１）。続いて、処理手段１１は、
ユーザ端末２ａから受信した識別情報が記憶手段１２に
格納された識別情報と一致するかを判断する（Ｓ１０
２）。

【００３５】そして、処理手段１１は、判断の結果、受
信した識別情報が記憶手段１２に格納された識別情報と
一致しない場合は、記憶手段１２に格納されていない新
規の識別情報ｄ１ａを新規の掲示板インターフェースｄ
２ａに関連付けて、記憶手段１２に登録する（Ｓ１０
３）。次に、処理手段１１は、記憶手段１２に登録した
新規の識別情報ｄ１ａに対応する新規の掲示板インター
フェースｄ２ａを当該ユーザ端末２ａに提供する（Ｓ１
０４）。 ここで、掲示板インターフェースｄ２ａは当
該掲示板インターフェースｄ２ａの識別情報を含んでい
る（図３を参照）。

【００３６】次に、処理手段１１は、ユーザ端末２ａに
送信した掲示板インターフェースｄ２ａの識別情報ｄ１
ａを当該ユーザ端末２ａから通信手段８を介して受信す
る（Ｓ１０１）。

【００３７】これを具体的に説明する。まず、ユーザ端
末２ａでは、送信された新規の掲示板インターフェース
ｄ２ａが、例えばディスプレイに表示される。そして、
当該ユーザ端末２ａのユーザが表示された掲示板インタ
ーフェース２ａの識別情報ｄ１ａを例えば、掲示板イン
ターフェースｄ２ａの入力欄に入力するとともに、当該
掲示板インターフェースｄ２ａの掲示板ｄ３ａに、管理
者に伝えるメッセージ、例えば相談内容を書き込む。次
に、ユーザは、入力した識別情報ｄ１ａとともに掲示板
ｄ３ａに書き込んだメッセージをサーバ装置１に送信す
る。

【００３８】続いて、処理手段１１は、受信した識別情
報ｄ１ａが記憶手段１２に格納された識別情報と一致す
るかを判断する（Ｓ１０２）。

【００３９】そして、処理手段１１は、判断の結果、受
信した識別情報ｄ１ａが記憶手段１２に格納された識別
情報と一致した場合は、当該識別情報ｄ１ａに対応する
掲示板インターフェースｄ２ａを選択する（Ｓ１０
５）。次に、処理手段１１は、当該選択した掲示板イン
ターフェースｄ２ａをユーザ端末２ａに提供する（Ｓ１
０６）。

【００４０】なお、管理者側端末３ａからユーザ端末２
ａの掲示板ｄ３ａにメッセージを書き込む。

【００４１】このように、処理手段１１によって、ま
ず、新規の識別情報ｄ１ａが新規の掲示板インターフェ
ースｄ２ａに関連付けられて記憶手段１２に登録される
とともに、登録された新規の識別情報ｄ１ａに対応する
新規の掲示板インターフェースｄ２ａがユーザ端末２ａ
に提供されることとなる。このため、ユーザ端末２ａか
ら識別情報以外の情報、例えばユーザの連絡先等が受信
されない場合も、新規の識別情報ｄ１ａが記憶手段１２
に登録されるとともにユーザ端末２ａに送信されること
となり識別情報ｄ１ａの登録および識別情報ｄ１ａの送
信に際してユーザ端末２ａのユーザのプライバシーが守
られることとなる。

【００４２】また、処理手段１１によって、ユーザ端末
２ａから記憶手段１２に格納された識別情報ｄ１ａが受
信されると、識別情報ｄ１ａに対応する掲示板インター
フェースｄ２ａがユーザ端末２ａに提供されることとな
る。よって、新規の識別情報ｄ１ａに対応する、ユーザ
端末２ａのユーザ専用の掲示板インターフェースｄ２ａ
によりユーザ端末２ａのユーザが管理者側端末３ａの管
理者とのみ情報を相互に交換することが可能となる。

【００４３】この場合、ユーザ端末２ａのユーザは、プ
ライバシーを保持しつつ、管理者側端末３ａの管理者と
のみ情報を相互に交換することとなるので、多種多様な
利用が可能となる。例えば、金融機関の融資相談、保険
会社の相談窓口、自治体・諸団体等への問い合わせ、メ
ーカ等のクレーム受付、個人のホームページにおける掲
示板、またはホームページ上の双方向窓口等として本シ
ステムを利用できる。

【００４４】また、個人のプライバシーが守られるた
め、ユーザ端末２ａから本システムのウェブページへ気
軽にアクセスし専用の掲示板インターフェースｄ２ａが
ユーザ端末２ａに提供されることとなる。特に、個人の
ホームページにおける掲示板として利用する場合、不特
定の人と個別に会話を楽しみたいと望むユーザが気軽に
アクセスし易くなる。

【００４５】また、掲示板インターフェースｄ２ａにつ
いては、識別情報ｄ１ａを含むようにしたので、掲示板
インターフェースの識別情報を秘密の状態に保たせるこ
とができ、これによって、同一のユーザのみが掲示板イ
ンターフェースｄ２ａを利用することとなる。

【００４６】更に、処理手段１１によって、ユーザ端末
２ａのユーザ専用の掲示板インターフェースｄ２ａが管
理者側端末３ａに送信されるので、掲示板インターフェ
ースｄ２ａを通じて管理者側端末３ａの管理者はユーザ
ごとの情報を管理することが可能となる。

【００４７】この場合、管理者側端末３ａの管理者は、
掲示板インターフェースｄ２ａを確認することにより、
例えば新着の問い合わせの有無、問い合わせに対する返
答の有無等を把握し易くなる。

【００４８】その他、インターネット上のサーバ装置１
として必要な公知の構成およびその機能は、本実施形態
でもそのまま備えたものとなっている。

【００４９】ここで、前述したシステムは、ユーザ端末
２ａに提供された識別情報ｄ１ａに対応する掲示板イン
ターフェースｄ２ａについて説明したが、ユーザ端末２
ａ以外のユーザ端末２ｂ，２ｃに提供された識別情報ｄ
１ｂ，ｄ１ｃに対応する掲示板インターフェースｄ２
ｂ，ｄ２ｃについての内容であってもよい。ここで、符
号ｄ１ｂはユーザ端末２ｂに提供される識別情報を示
し、符号ｄ２ｂは識別情報ｄ１ｂに対応する掲示板イン
ターフェースを示す。また、符号ｄ１ｃはユーザ端末２
ｃに提供される識別情報を示し、符号ｄ２ｃは識別情報
ｄ１ｃに対応する掲示板インターフェースを示す。

【００５０】このようにしても、ユーザ端末２ａ以外の
ユーザ端末２ｂ，２ｃのユーザは、前述したユーザ端末
２ａのユーザの場合と同様に、各掲示板インターフェー
スｄ２ｂ，ｄ２ｃを通じて管理者側端末３ａの管理者と
それぞれ一対一で情報を交換することが可能となる。

【００５１】これに対して、管理者側端末３ａの管理者
は、各掲示板インターフェースｄ２ａ，ｄ２ｂ，ｄ２ｃ
を通じてユーザ端末２ａ，２ｂ，２ｃのユーザと一対多
で情報を容易に交換することが可能となる。

【００５２】更に、管理者側端末３ｂに対する場合につ
いても、前述した管理者側端末３ａの場合とほぼ同等の
作用効果を得ることができる。

【００５３】次に、上記実施形態の変形例を図５に基づ
いて説明する。

【００５４】この図５における管理者側端末３ａ，３ｂ
は、ユーザ側端末２ａ，２ｂ，２ｃと同様に、公衆回線
４を通じてインターネットサービスプロバイダ（ＩＳ
Ｐ）５に接続され、ＩＳＰ５から専用線を介してインタ
ーネット６に接続した点に特徴を有する。

【００５５】その他の構成は、前述した図１の場合と同
一となっている。

【００５６】このようにしても、管理者は、掲示板イン
ターフェースを通じてユーザと一対多で情報を容易に交
換することが可能となる。また、ユーザも、プライバシ
ーを保持しつつ、特定の管理者とのみ情報を相互に交換
することができ、図１の場合と同様の効果を得る。

【００５７】

【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、請求項１記載および２記載の各発明では、処理手
段によって、ユーザ端末から受信した識別情報が記憶手
段に格納された識別情報と一致しないと判断された場合
に新規の識別情報を新規の掲示板インターフェースに関
連付けて記憶手段に登録し、ユーザ端末から受信した識
別情報が記憶手段に格納された識別情報と一致したと判
断された場合に新規の識別情報に対応する掲示板インタ
ーフェースをユーザ端末に送信するようにしている。こ
のため、ユーザ端末から連絡先等の個人情報を受信する
ことなく、掲示板インターフェースをユーザごとに提供
することができる。よって、ユーザがプライバシーを保
持しつつ目的の相手とのみ情報を相互に交換することが
できる。例えば、ユーザは、商談成立、問題解決までの
間、プライバシーを保持しつつ、目的の相手と１対１で
情報を交換できる。

【００５８】請求項２および４記載の各発明では、掲示
板インターフェースは当該掲示板インターフェースの識
別情報を含んでいるので、掲示板インターフェースの識
別情報を秘密の状態に保たせることができる。よって、
ユーザ端末のユーザのみに当該掲示板インターフェース
を利用させることができるという従来にない優れた、情
報交換システムの動作方法およびシステムを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示すシステムの全体構成
図である。

【図２】図１に示したサーバ装置１のブロック図であ
る。

【図３】掲示板インターフェースｄ２ａの構成図であ
る。

【図４】図１に示したサーバ装置１の全体の動作を示す
フローチャートである。

【図５】図１に示した実施形態の変形例を示すシステム
の全体構成図である。

【符号の説明】

１ サーバ装置 ２ａ，２ｂ，２ｃ ユーザ端末 ３ａ，３ｂ 管理者側端末 ４ 公衆回線 ５ インターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ） ６ インターネット ７ ＬＡＮ ８ 通信手段 １１ 処理手段 １２ 記憶手段 １３ 入力手段 １４ 出力手段 ｄ１ａ，ｄ１ｂ，ｄ１ｃ 識別情報 ｄ２ａ，ｄ２ｂ，ｄ２ｃ 掲示板インターフェース ｄ３ａ 掲示板

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
   段、及びこれらの各手段の動作を制御する情報の処理手
   段を備え、 前記記憶手段が、掲示板インターフェースの識別情報を
   掲示板毎に格納する情報交換システムの動作方法であっ
   て、 前記処理手段は、 ａ）前記識別情報をユーザ端末から前記通信手段を介し
   て受信すること、 ｂ）前記受信した識別情報が前記記憶手段に格納された
   識別情報と一致するかを判断すること、 ｃ）判断の結果、前記受信した識別情報が前記記憶手段
   に格納された識別情報と一致しない場合は、前記記憶手
   段に格納されていない新規の識別情報を新規の掲示板イ
   ンターフェースに関連付けて、前記記憶手段に登録する
   こと、 ｄ）前記記憶手段に登録した新規の識別情報を当該ユー
   ザ端末に送信すること、 ｅ）前記判断の結果、前記受信した識別情報が前記記憶
   手段に格納された識別情報と一致した場合は、当該識別
   情報に対応する掲示板インターフェースを選択するこ
   と、 ｆ）当該選択した掲示板インターフェースを前記ユーザ
   端末に提供すること、 を特徴とした情報交換システムの動作方法。
2. 【請求項２】 請求項１記載の情報交換システムの動作
   方法であって、 前記ユーザ端末に提供する掲示板インターフェースは、
   当該掲示板インターフェースの識別情報を含んでいるこ
   と、 を特徴とした情報交換システムの動作方法。
3. 【請求項３】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
   段、及びこれらの各手段の動作を制御する情報の処理手
   段を備え、 前記記憶手段が、掲示板インターフェースの識別情報を
   備えた情報交換システムであって、 前記記憶手段が、掲示板インターフェースの識別情報を
   掲示板毎に格納する情報交換システムであって、 前記処理手段は、 ａ）前記識別情報をユーザ端末から前記通信手段を介し
   て受信すること、 ｂ）前記受信した識別情報が前記記憶手段に格納された
   識別情報と一致するかを判断すること、 ｃ）判断の結果、前記受信した識別情報が前記記憶手段
   に格納された識別情報と一致しない場合は、前記記憶手
   段に格納されていない新規の識別情報を新規の掲示板イ
   ンターフェースに関連付けて、前記記憶手段に登録する
   こと、 ｄ）前記記憶手段に登録した新規の識別情報を当該ユー
   ザ端末に送信すること、 ｅ）前記判断の結果、前記受信した識別情報が前記記憶
   手段に格納された識別情報と一致した場合は、当該識別
   情報に対応する掲示板インターフェースを選択するこ
   と、 ｆ）当該選択した掲示板インターフェースを前記ユーザ
   端末に提供すること、 を特徴とした情報交換システム。
4. 【請求項４】 請求項３記載の情報交換システムであっ
   て、 前記ユーザ端末に提供する掲示板インターフェースは、
   当該掲示板インターフェースの識別情報を含んでいるこ
   と、 を特徴とした情報交換システム。