JP2001117466A - プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JP2001117466A
JP2001117466A JP29264599A JP29264599A JP2001117466A JP 2001117466 A JP2001117466 A JP 2001117466A JP 29264599 A JP29264599 A JP 29264599A JP 29264599 A JP29264599 A JP 29264599A JP 2001117466 A JP2001117466 A JP 2001117466A
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gear
contact
process cartridge
rotation
charging roller
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Masaya Morioka
昌也 森岡
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Canon Inc
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体の接触帯電手段の離接動作を専用の電
気部品を必要とすることなく容易に実施でき、接触帯電
手段の永久変形等を抑制可能としたプロセスカートリッ
ジ等である。 【解決手段】 帯電ローラ芯金8aを部分的にフランジ
部36に変形し、フランジ部36に摩擦部材37を固定
し、圧縮コイルバネ38でギア34を摩擦部材37へ押
し付ける。感光ドラム7の回転で帯電ローラ8が回転
し、ギア34へ回転力が与えられる。欠け歯ギア34と
ドラムギア39のピッチ間距離を、帯電ローラの半径と
感光ドラムの半径の合計よりも大にしておく。ギア34
が、ストッパーで回転を妨げられるとその位置で停止
し、ギア39と噛み合わずに、帯電ローラが感光ドラム
に圧接状態となる。規制解除手段でストッパーを逃がす
と、ギア34が芯金8aに従動回転し、ドラムギア39
と噛み合って回転して、帯電ローラが感光ドラムから離
間される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成で用いられるプロカートリッジおよび画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に電子写真装置はつぎの
ような作像プロセスにより画像形成を行っている。
【0003】像担持体として回転ドラム型を一般的とす
る、セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、アモルファス
シリコン、有機光導電体などの電子写真感光体を用いこ
の感光体表面を帯電手段で所定の極性・電位に一様帯電
し、帯電後の感光体表面を像露光手段で露光して、露光
像に対応した静電潜像を形成し、現像手段で静電潜像に
現像剤のトナーを付着してトナー像として現像し、その
トナー像を紙等の記録媒体に転写し、転写したトナー像
を定着手段で記録媒体に定着して、画像形成物(コピ
ー、プリント)として機外に排出する。トナー像転写後
の感光体は、クリーニング手段(クリーナ)で転写残り
トナーの除去を受けた後、繰り返して作像に供される。
【0004】感光体の帯電には、一般にコロナ放電器に
よるコロナ帯電方式が用いられてきたが、近似は、コロ
ナ帯電方式よりも低オゾン、低電力等の利点を有するこ
とから、接触帯電方式(直接帯電方式)が使用されてい
る。
【0005】接触帯電方式は、抵抗値調整した導電性部
材を帯電部材として用いて、これを感光体に接触して配
置し、この帯電部材に帯電バイアスを印加することによ
り感光体表面を帯電するもので、コロナ放電を利用して
いない。
【0006】帯電部材としては、導電性の弾性ローラ
(帯電ローラ)、弾性ブレード(帯電ブレード)、磁気
ブラシ、ファーブラシ等の各種の形態のものが用いられ
ているが、いずれも、コロナ帯電方式と比較して、印加
電圧の低圧化、オゾン等のコロナ生成物発生量の大幅低
減、良好な電力効率等の利点を有する帯電が可能であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ば帯電ローラ(導電性弾性ローラ)の場合、これを長期
間にわたって放置すると、帯電ローラの感光体表面との
圧接面に局部的なへたりが生じて、永久変形(へたり変
形)が発生することがあった。
【0008】帯電部材は、付勢部材や自重によって被帯
電体面に常時付勢されており、被帯電体の面の移動がな
されないまま長期間(たとえば1年以上)にわたって放
置されると、被帯電面に付勢された帯電部材の部分に、
不可逆的なへたりが生じて、永久変形するのである。
【0009】より高い帯電性を得るために帯電部材と被
帯電体面との当接ニップ部のニップ幅を大きくするに
は、帯電部材の硬度を下げる必要があるが、硬度を下げ
ると永久変形が特に発生しやすくなる。帯電部材に一旦
このような変形が生じると、その部分で帯電不良が発生
し、これが原因で正常な画像が得られなくなる。
【0010】従来、帯電部材の永久変形を防ぐために、
画像形成を行っていないときに、帯電部材を感光体から
離間させる方法が、いくつか考えられている。
【0011】(1)プロセスカートリッジ方式の場合で
あるが、カートリッジを画像形成装置本体に対し入出す
る動作に連動して、帯電ローラを感光ドラム(ドラム型
電子写真感光体)に対し圧接・解除させる方法。(2)
特開平7−152224のように、感光ドラムを画像形
成時の回転方向とは逆方向に回転させ、この逆回転に連
動して感光ドラムからの帯電ローラの離間動作を行わせ
る方法。(3)特開平8−62935のようにソレノイ
ド等を使用して、画像形成時のみ帯電ローラを感光ドラ
ムへ圧接させ、画像形成していないときは解除しておく
方法。
【0012】上記の(1)の方法では、プロセスカート
リッジの製造後、ユーザーが使用開始するまでの期間
は、帯電ローラの圧接を解除しておくことができるが、
一旦使用開始した後の不使用時のことを考えると、帯電
ローラの永久変形を防ぐ根本的な対策とはいえない。
【0013】(2)の方法は、画像形成装置の種類によ
っては、画像形成時の回転方向とは逆方向の回転を与え
ると、感光ドラムに接触しているクリーニングブレード
のクリーニング性能が損なわれて、感光ドラム上の残留
トナーを除去し得なくなる。また感光ドラムに適量のト
ナーを供給している現像器の回転部は、感光ドラムの回
転に同期しているのが一般的であり、現像器の回転部が
逆回転すると必要以上のトナーが供給されて、トナーが
こぼれ落ちることがある。これを防ぐために、感光ドラ
ムを画像形成時の回転方向にだけ同期して回転するよう
にワンウエイクラッチなどを取り付けると、コストアッ
プを招く。したがって(2)の方法は、感光ドラムを画
像形成時とは逆方向に回転させても、不都合を生じない
装置に限定される。
【0014】(3)の方法は、ソレノイド等の電気部品
を用いるので、(2)の方法のように感光ドラムを逆方
向に回転しなくても離間動作をできる。しかし、感光ド
ラムに対する帯電ローラの圧接力は大きいので、これを
離間させるには大型のソレノイドが必要となり、サイ
ズ、コストの両面から不利である。
【0015】本発明目的は、感光体を帯電する接触帯電
手段の離接動作を専用の電気部品を必要とすることなく
容易に実施でき、接触帯電手段の永久変形および感光体
の過度の損耗を抑制して、その寿命を延ばすことを可能
としたプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供
することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
プロセスカートリッジおよび画像形成装置にて達成され
る。要約すれば、本発明は、回転駆動される電子写真感
光体と、前記感光体と一体的もしくは同期して回転する
ギアと、前記感光体に圧接する接触帯電手段とを少なく
とも有し、前記感光体が一方向のみに回転する駆動手段
を有する、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカー
トリッジにおいて、前記接触帯電手段の回転軸に嵌合し
た欠け歯ギアと、前記欠け歯ギアの回転および停止を選
択する回転規制部材とからなる圧接解除手段を備え、前
記圧接解除手段は、前記接触帯電手段を前記感光体を圧
接している第一の位置と、圧接を弱め若しくは前記感光
体から離間した第二の位置とに移動することを特徴とす
るプロセスカートリッジである。
【0017】本発明によれば、前記圧接解除手段は、前
記欠け歯ギアと前記接触帯電手段との間に摩擦力を与え
る摩擦手段を有し、前記回転規制部材によって回転が規
制されていないとき前記接触帯電手段の回転に追従し、
前記回転規制部材によって回転が規制されたときに回転
が止まり、ギア部が前記感光体と一体的に若しくは同期
して回転するギアと噛み合ったときの軸間距離と、噛み
合っていないときの軸間距離の違いによって、前記接触
帯電手段を前記感光体を圧接している第一の位置と、圧
接を弱め若しくは前記感光体から離間した第二の位置と
に移動する。前記欠け歯ギアとほぼ同形状のスペーサ部
材を欠け歯ギアと一体に設けて、前記スペーサ部材に前
記接触帯電手段からの荷重を受けることにより、前記接
触帯電手段を離間させたときに受ける荷重によって、前
記欠け歯ギアとこれに噛み合うギアの歯先と歯底が接触
することを防ぐようにすることができる。
【0018】また本発明は、上記プロセスカートリッジ
を備えた画像形成装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0020】実施例1 本実施例は、レーザービームプリンターとされる画像形
成装置について示す。
【0021】まず、本実施例の電子写真画像形成装置お
よびプロセスカートリッジの全体構成について、図1〜
図4を参照して説明する。図1はプロセスカートリッジ
を装着した画像形成装置の全体構成を示す断面図、図2
はプロセスカートリッジを示す断面図、図3はプロセス
カートリッジを示す斜視図、図4は装置本体の開閉カバ
ーを開いてプロセスカートリッジを装置本体に装着する
状態を示す断面図である。
【0022】(全体構成)図1に示すように、電子写真
画像形成装置Aは、像担持体である感光ドラム(ドラム
型電子写真感光体)7を有するプロセスカートリッジB
を備え、その感光ドラム7上に電子写真プロセスにより
トナー像を形成し、感光ドラム7に給紙トレイ3aにセ
ットした記録媒体2をトナー像の形成と同期して、ピッ
クアップローラ3bおよび搬送ローラ3c等からなる搬
送手段3で搬送し、装置本体側の転写ローラ4にトナー
の帯電極性とは逆極性の電圧を印加することによって、
感光ドラム7上のトナー像を記録媒体2に転写する。そ
の後、トナー像の転写を受けた記録媒体2を装置本体側
のガイド3dで定着手段5へ搬送し、この定着手段5は
駆動ローラ5aおよびヒーターを内蔵した定着ローラ5
bを有し、これらの間を通過する記録媒体2に熱および
圧力を加えて、転写されたトナー像を記録媒体2に定着
し、ついで定着が終了した記録媒体2を排紙ローラ3
e、3fで反転搬送して、排出トレイ6へ排出する。
【0023】上記のプロセスカートリッジBでは、ま
ず、感光ドラム7を回転し、その表面をこれに接触した
帯電手段である帯電ローラ8に電圧を印加することによ
って一様帯電し、ついで装置本体側の光学系1からの画
像情報に応じたレーザービームを露光開口部9を介して
感光ドラム7に照射し、感光ドラム7の表面に静電潜像
を形成し、その潜像を現像手段10によりトナーを用い
て現像する。光学系1は、レーザーダイオード1a、ポ
リゴンミラー1b、反射ミラー1dを有している。
【0024】現像手段10は、図2に示すように、トナ
ー室10a内に収容された磁性トナーを現像室10bへ
供給し、現像室10bに取り付けられた回転する現像ロ
ーラ10c上に、現像ローラ10c内の図示しない固定
磁石によりトナーを担持し、そのトナーを現像ブレード
10dによって規制して摩擦帯電電荷を付与するととも
に所定厚さのトナー層に形成し、感光ドラム7と対向し
た現像領域に搬送する。そして現像領域でトナーを感光
ドラム7上の静電潜像に転移して付着させ、トナー像と
して可視化する。
【0025】感光ドラム7は、前記の転写ローラ4によ
る記録媒体2へのトナー像の転写終了後、クリーニング
手段11の弾性部材製のクリーニングブレード11aに
より表面の転写残りトナーを掻き落として除去され、除
去されたトナーはトナー溜め11bに蓄えられる。
【0026】プロセスカートリッジBは、現像枠体1
2、現像壁部材13およびクリーニング枠体14を結合
してカートリッジ枠体を構成し、その枠体内に感光ドラ
ム7等の部品を収納して構成されている。すなわち、現
像枠体12と現像壁部材13とを溶着してトナー室10
aおよび現像室10bを形成し、この現像室10bに現
像ローラ10cおよび現像ブレード10dを取り付け
る。またクリーニング枠体14には感光ドラム7、帯電
ローラ8およびクリーニング手段11の構成部品11
a、11bを取り付ける。そして現像枠体12とクリー
ニング枠体14とを揺動可能に結合することによって、
プロセスカートリッジBが構成される。
【0027】このプロセスカートリッジBには、画像情
報に応じたレーザービームを感光ドラム7へ照射するた
めの前記した露光開口部9、それと転写開口部15とが
設けてあり、両開口部9、15を開閉可能なシャッター
部材16が取り付けてある。転写開口部15は、トナー
像を記録媒体2に転写する際に、感光ドラム7に転写ロ
ーラ4に対して露出するためのものである。
【0028】図4に示すように、画像形成装置Aの装置
本体17には、開閉カバー18が軸19を中心に回転可
能に取り付けてある。開閉カバー18を開けると、装置
本体17の内部には、プロセスカートリッジBを案内す
る図示しないガイド部材(レール溝からなる)が設けて
あり、操作者がこのガイド部材に沿ってカートリッジB
を着脱できるようになっている。このとき、図3に示す
ように、カートリッジBの長手方向の端壁に設けた第1
突起24、第2突起25が上記のガイド部材に沿って案
内される。
【0029】図2、図3に示すように、シャッター部材
16は、回転自在に支持された回転支持16cにそれぞ
れ固定された第1シャッター部16a、アーム部16d
で支持された第2シャッター部16dを有し、回転支持
16cに装着したねじりコイルバネ23のバネ力で第1
シャッター部16aが露光開口部9を閉じ、第2シャッ
ター部16bが転写開口部15を閉じるように付勢さ
れ、プロセスカートリッジBが装置本体17外にあると
きは、第1シャッター部16a、第2シャッター部16
bはそれぞれ露光開口部9、転写開口部15を閉じてい
る。
【0030】クリーニング枠体14に一体的に設けた把
持部材26を持ってプロセスカートリッジBを装置本体
17へ装着する際、感光ドラム7を覆う第2シャッター
部16bを支持するアーム部16dの先端部の長手方向
外方へ突出する係止部材16eが装置本体17に当た
り、カートリッジ装着部へのそれ以上の進入を止められ
た状態で、カートリッジBは第1、第2突起24、25
が装置本体17の前記のガイド部材に沿って前進し、シ
ャッター部材16は図3に示すように、露光開口部9、
転写開口部15を解放する位置に来る。カートリッジB
を装置本体17から取り外すと、ねじりコイルバネ23
のバネ力でシャッター部材16は露光開口部9、転写開
口部15を閉じる。
【0031】(帯電ローラ)帯電ローラ8について説明
する。帯電ローラ8は、図5に示すように、SUSから
なる芯金(導電性基体)8aを抵抗層8bにより囲繞し
た構造を有する。抵抗層8bは表面層としての被覆層と
その下層の弾性層とからなる。
【0032】帯電ローラ8は、導電部材からなる軸受け
20を介してコイルスプリング等の付勢部材21によっ
て感光ドラム7に当接されて、電気回路を構成し、図示
しない電源から軸受け20を介して帯電ローラ8に帯電
バイアスが給電され、感光ドラム7とのニップ部を介し
て感光ドラム7の帯電が行われる。感光ドラム7は、回
転するにともない表面が均一に帯電される。
【0033】本実施例の特徴部について説明する。上記
の図5は、本発明の特徴を最もよく表す図面であり、帯
電ローラを感光ドラムの軸方向から見た正面図である。
【0034】図5に示すように、帯電ローラ8の芯金8
aは軸受け20により受けられ、軸受け20はガイド部
31により感光ドラム7の半径方向に進退可能に支持さ
れ、軸受け20を付勢部材21で感光ドラム7方向へ押
圧することにより、帯電ローラ8を感光ドラム7の表面
に圧接している。帯電ローラ8は、感光ドラム7に従動
回転もしくは図示しない別の駆動手段によって回転す
る。
【0035】図5において、符号34はギアの一部が切
り取られ、もしくは一部分のみがギアとなった、たとえ
ば扇形形状をした欠け歯ギア、35は欠け歯ギア34の
回転を規制する回転規制部材(ストッパー)である。3
9は感光ドラム7と同期して回転するドラムギアであ
る。
【0036】図6は、図5に対応する側面図である。帯
電ローラ8の芯金8aは部分的にフランジ部36に変形
され、このフランジ部36にはたとえばフェルト、コル
ク、ゴム等の摩擦部材37が固定され、芯金8aに被せ
た圧縮コイルバネ38により、芯金8aを挿通した欠け
歯ギア34を摩擦部材37へ押し付けている。
【0037】図6では、欠け歯ギア34を帯電ローラ芯
金8aに従動回転させる方法として、欠け歯ギア34を
摩擦部材37に押し付ける方法を示したが、図7のよう
に、欠け歯ギア34と芯金8aの嵌合部の一部を軽圧で
圧入する方法、図8(a)のように、バネ性部分34a
と押圧部34bを欠け歯ギア34と一体の形状にし、図
8(b)のように、これを芯金8aと嵌合させて、押圧
部34bによって芯金8aからの駆動力を得る方法も考
えられる。
【0038】図9(a)のように、感光ドラム7が回転
しているときには、帯電ローラ8およびその芯金8aも
回転し、摩擦部材37を通して欠け歯ギア34へ回転力
を与える。しかし、帯電ローラ8の近くに配置したスト
ッパー(回転規制部材)35に回転を妨げられると、そ
の位置で欠け歯ギア34が停止する。このとき、欠け歯
34とドラムギア39は噛み合うことはなく、帯電ロー
ラ8は感光ドラム7に圧接された状態となる。画像形成
のために感光ドラム7を回転させているときは、この状
態を維持する。
【0039】帯電ローラ8を離間させる動作を始めるに
は、図9(b)に示すように、まず規制解除手段、たと
えばソレノイドやモーター等を用いてストッパー35を
欠け歯ギア34と接触しない位置まで逃がす。これによ
り欠け歯ギア34は芯金8aに従動回転し、ドラムギア
39と噛み合う。欠け歯ギア34とドラムギア39のピ
ッチ間距離を、帯電ローラ8の半径と感光ドラム7の半
径を足し合わせた距離よりも大きくしておく。欠け歯ギ
ア34のギア部が帯電ローラ8と感光ドラム7の軸を結
ぶ直線上まで回転したところで、図10(a)のよう
に、帯電ローラ8は感光ドラム7と一定距離離間され
る。欠け歯ギア34の回転を規制していたストッパー3
5を解除してから、一定時間後に感光ドラム7の回転を
止めれば、帯電ローラ8は感光ドラム7から離間された
状態を維持する。
【0040】つぎに再び画像形成を行うために、帯電ロ
ーラ8を感光ドラム7に対して圧接状態に戻す方法を説
明する。欠け歯ギア34がドラムギア39と噛み合って
停止している状態から、ドラムギア39を回転させる。
欠け歯ギア34はドラムギア39から駆動力を受けて回
転する。ギア部がドラムギア39から外れたときに、図
10(b)のように、帯電ローラ8は感光ドラム7に対
して完全に圧接状態となる。ギア部が外れた後は、欠け
歯ギア34は芯金8aから回転力を与えられ、ストッパ
ー35に回転を止められる位置まで回転し、画像形成の
状態に戻ることができる。
【0041】実施例2 本実施例では、実施例1の帯電ローラ8が感光ドラム7
と従動回転せず、実施例1とは逆の方向へ回転する場合
について示す。
【0042】実施例1と異なり、帯電ローラ8が別の駆
動伝達機構(図示せず)で逆向きに回転した場合、芯金
8aから摩擦力を受けて従動回転している欠け歯ギア3
4は、ドラムギア39と噛み合うことができない。そこ
でアイドラーギアを用いる。
【0043】図11は、実施例1にアイドラーギアを加
えた実施例2を示す図である。図12は、図11に対応
する側面図である。図11、図12とも、欠け歯ギア3
4は他のギアと噛み合っておらず、帯電ローラ8は感光
ドラム7に接触した状態を表している。アイドラーギア
40はドラムギア39と欠け歯ギア34の間に配設す
る。アイドラーギア40はドラムギア39と同期して回
転する。
【0044】図13〜図14を用いて接離動作の順序を
説明する。図13(a)のように、感光ドラム7が回転
しているときには、帯電ローラ8およびその芯金8aも
回転し、摩擦部材37を通して欠け歯ギア34へ回転力
を与える。しかし、ストッパー35に回転を妨げられる
と、その位置で欠け歯ギア34は停止する。このとき、
欠け歯ギア34とアイドラーギア40は噛み合うことは
なく、帯電ローラ8は感光ドラム7に圧接された状態と
なる。画像形成のために感光ドラム7を回転させている
ときは、この状態を維持する。
【0045】帯電ローラ8を離間させる動作を始めるに
は、図13(b)に示すように、まず規制解除手段、た
とえばソレノイドやモーター等を用いてストッパー35
を欠け歯ギア34と接触しない位置まで逃がす。これに
より欠け歯ギア34は芯金8aに従動回転し、アイドラ
ーギア39と噛み合う。欠け歯34とアイドラーギア4
0が噛み合ったとき、帯電ローラ8と感光ドラム7が離
間した状態となるように、アイドラーギア40と欠け歯
ギア34のピッチ円径を決める。欠け歯ギア34の回転
を規制していたストッパー35を解除してから、一定時
間後に感光ドラム7の回転を止めれば、図14(a)の
ように帯電ローラ8は感光ドラム7から離間された状態
を維持する。
【0046】つぎに再び画像形成を行うために、帯電ロ
ーラ8を感光ドラム7に対して圧接状態に戻す方法を説
明する。欠け歯ギア34がアイドラーギア40と噛み合
って停止している状態から、ドラムギア39を回転させ
る。欠け歯ギア34はアイドラーギア40から駆動力を
受けて回転する。ギア部がアイドラーギア40から外れ
たときに、図14(b)のように帯電ローラ8は感光ド
ラム7に対して完全に圧接状態となる。ギア部が外れた
後は、欠け歯ギア34は芯金8aから回転力を与えら
れ、ストッパー35に回転を止められる位置まで回転
し、画像形成の状態に戻ることができる。
【0047】実施例3 実施例1では欠け歯ギア34はドラムギア39に、実施
例2ではアイドラーギア40に押し付けられている。図
15(a)は、欠け歯ギア34とこれに噛み合うギアの
側面図である。図中の矢印は荷重の方向を表している。
欠け歯ギア34が荷重を受けると、噛み合うギア34と
39(もしくは40)の歯先と歯底がぶつかることにな
り、正常な回転を得ることができない。図15(b)は
そのときの状態を軸方向から示した。
【0048】そこで、本実施例では、図16(a)、
(b)に示すように、欠け歯ギア34にこれとほぼ同形
状の軸間規制部材34Aを取り付ける。また欠け歯ギア
34と噛み合うギア39(もしくは40)にも軸間規制
部材39A(もしくは40A)を取り付ける。図中の矢
印は荷重の方向を表している。
【0049】軸間規制部材同士34A、39A(40
A)が突き当たることにより、欠け歯ギア34とギア3
9(40)のピッチ間距離を保証することができる。帯
電ローラ8が感光ドラムに従動して回転する場合でも、
逆向きに回転する場合でも、軸間規制部材を用いること
が望ましい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転駆動される電子写真感光体と、前記感光体と一体的
もしくは同期して回転するギアと、前記感光体に圧接す
る接触帯電手段とを少なくとも有し、前記感光体が一方
向のみに回転する駆動手段を有する、画像形成装置本体
に着脱可能なプロセスカートリッジ、および画像形成装
置において、接触帯電手段の回転軸に嵌合した欠け歯ギ
アと、欠け歯ギアの回転および停止を選択する回転規制
部材とからなる圧接解除手段を設け、圧接解除手段は、
接触帯電手段を感光体を圧接している第一の位置と、圧
接を弱め若しくは感光体から離間した第二の位置とに移
動するようにしたので、接触帯電手段の離接動作を専用
の電気部品を必要とすることなく容易に実施でき、接触
帯電部材の永久変形および感光体の過度の損耗を抑制
し、その寿命を延ばすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセスカートリッジを装着した画像
形成装置を示す縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図3】プロセスカートリッジの斜視図である。
【図4】図1の画像形成装置の開閉カバーを開いてプロ
セスカートリッジを装着する状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例における帯電ローラを感光ド
ラム軸方向から見た図である。
【図6】図5に対する側面図である。
【図7】帯電ローラ芯金から回転力を受けるための変形
例を示す説明図である。
【図8】帯電ローラ芯金から回転力を受けるための他の
変形例を示す説明図である。
【図9】図5の実施例における帯電ローラの離接動作を
示す説明図である。
【図10】図5の実施例における帯電ローラの離接動作
を示す説明図である。
【図11】本発明の他の実施例における帯電ローラを感
光ドラム軸方向から見た図である。
【図12】図11に対する側面図である。
【図13】図11の実施例における帯電ローラの離接動
作を示す説明図である。
【図14】図11の実施例における帯電ローラの離接動
作を示す説明図である。
【図15】欠け歯ギアとドラムギア等との噛み合いを示
す説明図である。
【図16】本発明のさらに他の実施例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
7 感光ドラム 8 帯電ローラ 34 欠け歯ギア 34A 軸間規制部材 35 ストッパー(回転規制部材) 36 芯金のフランジ部 37 摩擦部材 38 圧縮コイルバネ 39 ドラムギア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される電子写真感光体と、前記
    感光体と一体的もしくは同期して回転するギアと、前記
    感光体に圧接する接触帯電手段とを少なくとも有し、前
    記感光体が一方向のみに回転する駆動手段を有する、画
    像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
    いて、 前記接触帯電手段の回転軸に嵌合した欠け歯ギアと、前
    記欠け歯ギアの回転および停止を選択する回転規制部材
    とからなる圧接解除手段を備え、前記圧接解除手段は、
    前記接触帯電手段を前記感光体を圧接している第一の位
    置と、圧接を弱め若しくは前記感光体から離間した第二
    の位置とに移動することを特徴とするプロセスカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 前記圧接解除手段は、前記欠け歯ギアと
    前記接触帯電手段との間に摩擦力を与える摩擦手段を有
    し、前記回転規制部材によって回転が規制されていない
    とき前記接触帯電手段の回転に追従し、前記回転規制部
    材によって回転が規制されたときに回転が止まり、ギア
    部が前記感光体と一体的に若しくは同期して回転するギ
    アと噛み合ったときの軸間距離と、噛み合っていないと
    きの軸間距離の違いによって、前記接触帯電手段を前記
    感光体を圧接している第一の位置と、圧接を弱め若しく
    は前記感光体から離間した第二の位置とに移動する請求
    項1のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記欠け歯ギアとほぼ同形状のスペーサ
    部材を欠け歯ギアと一体に設けて、前記スペーサ部材に
    前記接触帯電手段からの荷重を受けることにより、前記
    接触帯電手段を離間させたときに受ける荷重によって、
    前記欠け歯ギアとこれに噛み合うギアの歯先と歯底が接
    触することを防ぐ請求項1または2のプロセスカートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のプロセスカートリッジを
    備えた画像形成装置。
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