JP2001117460A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001117460A
JP2001117460A JP29923799A JP29923799A JP2001117460A JP 2001117460 A JP2001117460 A JP 2001117460A JP 29923799 A JP29923799 A JP 29923799A JP 29923799 A JP29923799 A JP 29923799A JP 2001117460 A JP2001117460 A JP 2001117460A
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Akihiko Uchiyama
明彦 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写ベルトのクリーニング性を維持しながら感
光ドラムや転写ベルトの長寿命化も図れる画像形成装置
を提供する。 【解決手段】イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック
トナーそれぞれの画像を感光ドラムに形成し、静電搬送
式の転写ベルトによって搬送される転写材に対し、それ
ぞれの転写手段によって順次転写を行うタンデム型のカ
ラー画像形成装置において、転写ベルト上のトナーを感
光ドラムに逆転写し、転写残トナーを除去するクリーナ
によりクリーニングする際、転写ベルトのトナーが逆転
写される感光ドラムと逆転写されない感光ドラムとの表
面速度差を3%以上とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式によるカラー画像形
成装置の普及に伴い、カラー画像の記録品質に対する要
求に加え、カラー出力の高速化に対する要求が高まって
きている。この要求に応えるために、画像形成方式にい
くつかの提案がなされているが、その中でタンデム型と
呼ばれるイエロー(以降Yと表す)トナー、マゼンタ
(以降Mと表す)トナー、シアン(以降Cと表す)トナ
ー及びブラック(以降Bkと表す)トナーそれぞれの画
像をドラム状の像担持体上に形成し、静電搬送ベルトに
よって搬送される転写材に対し、それぞれの転写手段に
よって順次転写を行い、最後に定着するカラー画像形成
方式がある。
【0003】図4は従来のタンデム型カラー画像形成装
置の例を側断面図で示したものである。14は転写ベル
トで、ローラ13a、13b、13c、13dによって
張架され矢印方向に回転し転写材Pの搬送を行う。転写
ベルトの構成としては、厚さ50〜300μm、体積抵
抗率109 〜1016Ω・cm程度のPVdF(ポリフッ
化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET(ポ
リエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等の樹
脂材料や厚さ0.5〜2mm、体積抵抗率10 9 〜10
16Ω・cm程度のクロロプレーンゴム、EPDM(エチ
レン−プロレピン−ジエン三元共重合体)、NBR(ニ
トリルブタジエンゴム)、ウレタンゴム等のゴム材料が
用いられる。
【0004】また、場合によっては、これらの材料にカ
ーボン、ZnO、SnO2 、TiO 2 等の導電性充填材
を分散させて、体積抵抗率を107 〜10 11 Ω・cm
程度に調整することもある。
【0005】次に、1YはY用の像担持体としてのOP
C感光ドラムで、クリーナー9Yと帯電ローラ2Yを含
むドラムユニット10Y、及び現像スリーブ5Y、非磁
性一成分現像剤3Y、現像剤塗布ローラ6Y、現像剤塗
布ブレード7Yを含む現像ユニット8Yからなる一体型
のプロセスカートリッジが構成されている。
【0006】11Yは露光装置で、レーザー光を多面鏡
によって走査させるスキャナユニットまたはLEDアレ
イから構成され、画像信号に基づいて変調された走査ビ
ーム12Yを感光ドラム1Y上に照射する。4Yは転写
ローラで、転写ベルト14をはさんで感光ドラム1Yと
反対側に配置されており、転写バイアス電源22Yに接
続されている。そして、転写ベルト14によって搬送さ
れた転写材P上に感光ドラム1Yと転写ローラ4Yによ
って形成される転写ニップにおいて転写バイアスを印加
することにより感光ドラム1Y上のトナー像を転写材へ
と静電転写する。
【0007】転写ローラとしては、例えば金属の芯金を
体積抵抗率105 〜108 Ω・cmに調整したEPD
M、ウレタンゴム、NBR等の弾性体で覆った構成を用
いることができる。以上がYステーションの構成であ
る。なおこの構成は他の色のステーションについても同
様でその構成部品はMは* .M、Cは* .C、Bkは
* .Bk(* は対応する部材の符号)と示す。
【0008】画像形成動作がスタートすると、感光ドラ
ム1Y、1M、1C、1Bkや転写ベルト14等は所定
のプロセススピードで矢印方向に回転を始める。感光ド
ラム1Yは帯電ローラ2Yによって一様に負極性に帯電
され、続いて露光装置11Yからの走査ビーム12Yに
よって画像情報に従った静電潜像が形成される。
【0009】現像ユニット8Y内のトナー3Yは、現像
剤塗布ブレード7Yによって負極性に帯電されて現像ス
リーブ5Yに塗布される。そして、感光ドラム1Yが回
転して感光ドラム1Y上に形成された静電潜像が現像ス
リーブ5Yに到達すると、静電潜像は反転現像法により
負極性のトナーによって可視化され、感光ドラム1Y上
にはYのトナー像が形成される。
【0010】一方、転写材カセット15に積載されてい
る転写材Pは、半月給紙ローラ16によりピックアップ
され、シート材分離ローラ17によって一枚ごとに分離
されて搬送ローラ18によってレジストローラ19にま
で搬送される。そして、感光ドラム1Y上のトナー像に
同期してレジストローラ19によって転写材Pは搬送さ
れる。
【0011】この転写材Pは、吸着ローラ20とローラ
13aとの間の電圧印加によって転写ベルト14に静電
吸着され、続いて感光ドラム1Y上のトナー像が正極性
の転写バイアスが印加された転写ローラ4Yによって転
写材P上に転写される。そして、転写材Pが転写ベルト
14によって搬送されていくのに同期して、M、C、B
kのトナー像の形成および転写材Pへの転写が行われ、
Y,M,C,Bkのトナー像が転写された転写材Pは転
写ベルト14から分離されて定着装置21に送られ、転
写材P上のトナー像が溶融固着されてカラー画像が得ら
れる。また、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bk上に
残留したトナーはファーブラシ、ブレード手段等のクリ
ーニング装置9Y、9M、9C、9Bkによって清掃さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなカラー画
像形成装置において、トナー像の転写は常に転写材上に
行われるため、転写ベルトがトナーで汚れることはな
い。ところが、かぶりトナーがある場合や、給紙ジャム
等によって転写材が搬送されていないのに画像形成を行
ってしまった場合、また指定された転写材と画像の大き
さが異なっていた場合には転写ベルト上に画像がそのま
ま転写されてしまう。
【0013】また、カラー画像形成装置本体が画像濃度
制御を行うために、試験的に転写ベルト上にトナー像を
形成することもあり、このような場合には転写ベルトの
クリーニングを行わないと次画像の転写される転写材の
裏汚れを引き起こしてしまうことになる。
【0014】そこで、ブレードやブラシ等を使って転写
ベルト上のトナーをクリーニングする方法が考えられる
が、これは転写ベルトに摺擦傷を付けてしまい正常な転
写ができなくなって画像不良を発生させる原因になる。
また、ブレードやブラシ等によって回収された廃トナー
を貯めておく廃トナー容器が新たに必要になり、カラー
画像形成装置本体のスペースを圧迫する上に越すとアッ
プを招いてしまう。
【0015】本出願に係る発明の目的は、以上のような
状況に鑑み、新たな部材を追加することなく効果的に転
写ベルト上のトナーをクリーニングできる画像形成装置
を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現するカラー画像形成装置の第1の構成は、像担持
体上の静電潜像を現像手段の現像剤により可視化すると
共に、前記像担持体上に残った現像剤を像担持体クリー
ニング手段により除去する複数色の画像形成手段と、前
記各像担持体上の複数色の現像剤像を転写するために転
写材を搬送する転写材担持体と、前記転写材担持体に担
持された転写材に像担持体上の現像剤像を転写させるた
めに前記各像担持体に対応して設けられた複数の転写手
段と、前記転写担持体上の現像剤を前記複数の像担持体
のいずれかに逆転写させて前記像担持体クリーニング手
段により除去する転写材担持体クリーニング手段とを有
し、前記転写材担持体クリーニング手段は、転写材担持
体のクリーニング行程中、前記複数の像担持体のうち、
正規の帯電極性に帯電された現像剤を逆転写させる像担
持体のうち少なくとも一つを前記転写材担持体とは異な
る表面移動速度で動作させることを特徴とする。
【0017】本出願に係る発明の目的を実現するカラー
画像形成装置の第2の構成は、上記第1の構成で、前記
転写材担持体クリーニング手段は、前記転写材担持体と
は異なる表面移動速度で動作させる前記像担持体をクリ
ーニングが所定回数行われる毎に、残りの他の像担持体
に変えることを特徴とする。
【0018】本出願に係る発明の目的を実現するカラー
画像形成装置の第3の構成は、上記第1または第2の構
成で、前記転写材担持体とは異なる表面移動速度で動作
させる前記像担持体は前記転写材担持体の表面移動速度
と3%以上の速度差があることを特徴とする。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現するカラー
画像形成装置の第4の構成は、像担持体上の静電潜像を
現像手段の現像剤により可視化すると共に、前記像担持
体上に残った現像剤を像担持体クリーニング手段により
除去する複数色の画像形成手段と、前記各像担持体上の
複数色の現像剤像が転写される中間転写体と、前記中間
転写体に像担持体上の現像剤像を転写させるために前記
各像担持体に対応して設けられた複数の第1の転写手段
と、前記中間転写体上の複数色の現像剤像を転写剤に転
写させる第2の転写手段と、前記中間転写体上の現像剤
を前記複数の像担持体のいずれかに逆転写させて前記像
担持体クリーニング手段により除去する中間転写体クリ
ーニング手段とを有し、前記中間転写体クリーニング手
段は、中間転写体クリーニング行程中、前記複数の像担
持体のうち、正規の帯電極性に帯電された現像剤を逆転
写させる像担持体のうち少なくとも一つを前記中間転写
体とは異なる表面移動速度で動作させることを特徴とす
る。
【0020】本出願に係る発明の目的を実現するカラー
画像形成装置の第5の構成は、上記第4の構成で、前記
中間転写体クリーニング手段は、前記中間転写体とは異
なる表面移動速度で動作させる前記像担持体をクリーニ
ングが所定回数行われる毎に、残りのほかの像担持体に
代えることを特徴とする。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現するカラー
画像形成装置の第6の構成は、上記第4または第5の構
成で、前記中間転写体とは異なる表面移動速度で動作さ
せる前記像担持体は前記中間転写体の表面移動速度と3
%以上の速度差があることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、添付
図面に基づいて本発明の第1実施の形態に係るカラー画
像形成装置を説明する。
【0023】図1は本発明を適用したカラー画像形成装
置の概略であり、図4と同様な構成、作用をするものは
同一符号を付し説明は略す。
【0024】図1において、転写バイアス電源23Y、
23Bkは通常の画像形成時と同極性である正極性のバ
イアスを、転写バイアス電源23M、23Cは正負両極
性のバイアスを発生可能である。また、本実施の形態で
は感光ドラム1Mの回転速度を可変とした。
【0025】この構成において、プリントジョブ終了後
や画像濃度制御終了後、ジャム処理後、電源投入時等、
所定の転写ベルトクリーニングタイミングになると、不
図示の制御手段は、第1、第4色目の転写ローラ4Y、
4Bkには転写バイアス電源23Y、23Bkから正極
性のバイアス+1.5kVを印加し、一方、第2、第3
色目の転写ローラ4M、4Cには転写バイアス電源23
M、23Cから負極性のバイアス−1.5kVを印加す
る。
【0026】転写ベルト14上のトナーは、主に正規の
帯電極性である負極性のトナーが多いが、中には反対の
帯電極性の正極性に反転してしまったトナーや無極性の
トナーも存在する。そこでまず、第1色目の転写ローラ
4Yに転写時の極性である正極性のバイアスを印加し、
正極性になってしまっているトナーを感光ドラム1Yに
逆転写させてクリーナー9Yにより回収するとともに、
転写ベルト14上のトナーを正規の帯電極性である負極
性に帯電させる。
【0027】次に、第2色目の転写位置において、転写
ローラ4Mから負極性のバイアスを印加することによ
り、第1色目を通過した負極性のトナーを第2色目の感
光ドラム1Mに逆転写させてクリーナー9Mにより回収
する。ここで回収しきれなかったトナーは正極性、また
は無極性、または負極性のいずれかになっているそこ
で、第3色目の転写位置では転写ローラ4Cから負極性
のバイアスを印加することにより、第2色目で回収され
なかったトナーのうち負極性のトナーを感光ドラム1C
に逆転させてクリーナー9Cにより回収する。この時、
正極性、または無極性、または負極性であるが帯電量が
少なかったために感光ドラム1Cに逆転写されなかった
トナーは正極性に帯電される。そこで、第4色目で転写
ローラ4Bkに正極バイアスを印加することで転写ベル
ト14上に残っている正極性のトナーを感光ドラム1B
kに逆転写してクリーナー9Bkによって回収する。こ
れにより転写ベルト14上のトナークリーニングを完了
する。
【0028】本実施の形態におけるカラー画像形成装置
のプロセススピードは100mm/secであり、転写
ベルトクリーニング時の転写ベルト14も同様のベルト
14も同様のベルト周速で動いている。
【0029】ここでさらに正規の帯電極性である負極性
のトナーを回収する感光ドラム1Mの感光ドラムの周速
を転写ベルトの周速よりも10%速く設定した。一般
に、感光ドラムと転写ベルトとの間に周速差を付ける
と、転写ベルト上のトナーがその周速差によって発生す
る摩擦力によって強制的に移動させられることになり、
転写ベルトとトナーとのファンデルワールス力の影響が
弱められ、トナーが電界の影響をより強く受けるように
なるため、クリーニング能力が飛躍的に向上する。通
常、転写ベルト14上にあるトナーは正規の帯電極性で
ある負極性のトナーが圧倒的に多いためこのトナーの回
収を最初に行う感光ドラム1Mにだけ周速差を付けた。
ただし、転写ベルトの周速と感光ドラム1Y、1C、1
Bkのドラム周速は構成部品の機械的精度のばらつきの
ために完全には一致しない。また、転写性、搬送性の安
定を高めるため若干の周速差を設けることがあるため実
際には0〜3%の周速差があるが等速とみなす。通常、
感光ドラムと転写ベルトとの間に周速を付けるとお互い
に摺擦することになるのでお互いの表面を削りあってし
まう。そこで、最も多くトナーの回収を行う感光ドラム
にのみ周速差をつけてクリーニング性能を増す一方、周
速差をつけなくても十分に回収が行える他の感光ドラム
には周速差をつけないようにして必要以上に感光ドラム
や転写ベルトが削れないようにした。
【0030】以上のように、転写ベルトクリーニング時
に転写ローラ4Y〜4Bkに印加するバイアスに正極性
と負極性とを存在させ、さらに正規の帯電極性である負
極性に帯電されたトナーを回収する感光ドラム1Mの周
速のみを転写ベルトの周速お異ならせることにより転写
ベルト14が一周する間に確実なクリーニングが可能で
ある。
【0031】なお、本実施の形態の転写ベルトクリーニ
ングにおける正負の転写バイアスを印加する組み合わせ
はこれに限るものではなく他の組み合わせでもよいが、
負極性の転写バイアスを印加しさらに感光ドラムに周速
差をつけるという構成は少なくとも1か所必要である。
【0032】(第2の実施の形態)以下、添付図面に基
づいて本発明第2の実施の形態に係るカラー画像形成装
置を説明する。
【0033】図2は本発明を適用したカラーが画像形成
装置の概略であり図1と同様な構成、作用をするものは
同一符号を付し説明は略す。本実施の形態では、転写バ
イアス電源24Y、24Mに対し正負両極性のバイアス
を発生可能にし、さらに感光ドラム1Y、1Mの回転速
度を可変とした。
【0034】この構成においてプリントジョブ終了後や
画像濃度制御終了後、ジャム処理後、電源投入時等、所
定の転写ベルトクリーニングタイミングになると、まず
第1、第4色目の転写ローラ4Y、4Bkには転写バイ
アス電源24Y、24Bkから正極性のバイアス+1.
5kVが印加され、一方、第2、第3色目の転写ローラ
4M、4Cには転写バイアス電源24M、24Cから負
極性のバイアス−1.5kVが印加される。
【0035】この時、感光ドラム1Y、1M、1C、1
Bkは通常の帯電電位である−600Vにそれぞれ帯電
される。そして、第1、第3、第4色目の感光ドラム周
速は転写ベルトのベルト周速と等速とし、第2色目の感
光ドラムのドラム周速は転写ベルトのベルト周速に対し
て10%速くして転写ベルトクリーニングを行う。以上
の転写ベルトクリーニングを第1クリーニングモードと
する。
【0036】一方、以下のような第2クリーニングモー
ドも用意する。
【0037】すなわち、第2、第4色目の転写ローラ4
M、4Bkには転写バイアス電源24M、24Bkから
正規極性のバイアス+1.5Vが印加され、第1、第3
色目の転写ローラ4Y、4Cには転写バイアス電源24
Y、24Cから負極性のバイアス−1.5Vが印加され
る。
【0038】この時、感光ドラム1Y、1M、1C、1
Bkは通常の帯電電位である−600Vにそれぞれ帯電
される。そして、第2、第3、第4色目の感光ドラム周
速は転写ベルトのベルト周速と等速とし、第1色目の感
光ドラムのドラム周速は転写ベルトのベルト周速に対し
て10%速くして転写ベルトクリーニングを行う。
【0039】本実施の形態では、あるタイミングで行わ
れる転写ベルト14のクリーニングが第1クリーニング
モードであった場合は、次回の転写ベルトクリーニング
では第2クリーニングモードを行うというように、転写
ベルトクリーニング毎に交互にモードを変える。
【0040】第1の実施の形態では、周速差を付ける感
光ドラムは第2色目と決まっていたが、本第2の実施の
形態のように周速差を付ける感光ドラムを転写ベルトク
リーニング毎に切り替えることにより特定のドラムだけ
が削れてしまうのを防ぎ感光ドラムの寿命を延ばすこと
ができる。
【0041】なお、クリーニングモードの切り替えは転
写ベルトクリーニング毎ではなく所定の回数の転写ベル
トクリーニング毎でもよい。また、すべての転写バイア
ス電源4Y〜4Bkを正負両極性のバイアスを発生可能
にし、すべての感光ドラム1Y〜1Bkの回転速度を可
変にして、第3色目、第4色目の感光ドラムに周速差を
付ける第3、第4クリーニングモードを設け第1から第
4クリーニングモードを順番に行えばさらに感光ドラム
の削れ量を均一に分散できて好ましい。
【0042】(第3実施の形態)図3は第3の実施の形
態を示す。
【0043】本第3の実施の形態は、中間転写体を用い
るカラー画像形成装置に係り、図3は第3実施の形態に
係る画像形成装置の全体概略図であり、図1と同様な構
成、作用をする部材には同一符号を付し説明は略す。
【0044】本実施の形態は、各色のトナー像を無端回
動する中間転写体25に転写し、中間転写体25上のフ
ルカーラーのトナー像を転写材に転写するもので、前記
中間転写体25としては厚さ50〜300μm、体積抵
抗率109 〜1016Ω・cm程度のPVdF(ポリフッ
化ビニリデン)、ポリアミド、ポリイミド、PET(ポ
リエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等の樹
脂材料や厚さ0.5〜2mm、体積低効率109 〜10
16Ω・cm程度のクロロプレーンゴム、EPDM(エチ
レン−プロピレン−ジエン三元重合体)、NBR(ニト
リルブタジエンゴム)、ウレタンゴム等のゴム材料が用
いられる。
【0045】また、場合によってはこれらの材料にカー
ボン、ZnO、SnO2 、TiO2等の導電性充填材を
分散させて、体積抵抗率を107 〜1011Ω・cm程度
に調整することもある。そして、これが駆動ローラ13
a従動ローラ13b転写対向ローラ13cによって張架
されている。
【0046】そして、前記中間転写体25へのカラー画
像形成と同期して給紙カセット15から転写材Pを給送
ローラ17、搬送ローラ対18及びレジストローラ対1
9で転写部へ搬送する。
【0047】転写部には転写ローラ26が中間転写体2
5に圧接しており、転写材Pが中間転写体25と転写ロ
ーラ26間を通過する際に転写バイアスを印加すること
で中間転写体25に一時転写されたトナー像を転写材P
へ二次転写し、定着装置21に送られトナー像は溶融固
着されてカラー画像が得られる。
【0048】上記構成において、各感光ドラム1Y、1
M、1C、1Bkのドラム周速と転写ローラ4Y、4
M、4C、4Bkのバイアスを前述した第1実施の形態
と同様に設定する。
【0049】一般に中間転写体方式のカラー画像形成装
置では中間転写体25上にトナー像を形成するため中間
転写体表面が摺擦によって削れてトナー融着が発生した
り摺擦傷が増えると中間転写体上に適切に画像が形成さ
れなくなり画像品位が大きく損なわれる恐れがある。そ
のため前述のように第1、第3色目の感光ドラムのドラ
ム周速は中間転写ベルトのベルト周速と同一にすること
で感光ドラムと中間転写が必要以上に削れるのを防ぐこ
とができ上がるので感光ドラムと中間転写体の寿命を延
ばすことができる。
【0050】本実施の形態では第1実施の形態と同様な
設定を行ったが第2実施の形態と同様な設定ももちろん
可能である。
【0051】なお、本発明にかかる画像形成装置は上記
実施の形態に限定するものではなく、その要旨の範囲で
種々に変更可能である。すなわち、転写部材は転写ロー
ラではなく転写ブレードや転写ブラシ、コロナ帯電器等
の他のものでもよく、色の順番も任意でかまわない。そ
して、転写バイアスや感光ドラムの帯電電位も変えても
よく、4色をそれぞれ異なる値にしてもかまわない。上
記各実施の形態では周速差は10%としたがプロセスス
ピードや感光ドラム径、バイアス設定などにより周速差
の最適値は変わる。上記各実施の形態の周速差は感光ド
ラムのドラム周速をベルト周速よりも速くしたが周速を
ベルト周速よりも遅くすることで周速差をもたせてもよ
い。また、周速差は場所毎に異なる値を設定しても良
い。さらに、上記各実施の形態ではトナーの極性をそろ
える感光ドラムとトナーを回収する感光ドラムはそれぞ
れ二つずつであったがそれ以外にトナーの極性をそろえ
る感光ドラム一つに対してトナーの回収は三つの感光ド
ラムで行うといった他の組合せの構成でもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、タンデム型カラー画像形成装置の転写材担持体、中
間転写体上のトナー等の現像剤のクリーニングにおい
て、主に現像剤を逆転写してトナーを回収する像担持体
としての感光ドラムにのみ、転写材担持体、中間転写体
に対して周速差を設けるので、クリーニング性能を維持
したまま感光ドラムや転写材担持体、中間転写体の寿命
を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の画像形成装置の概略
図。
【図2】本発明の第2実施の形態の画像形成装置の概略
図。
【図3】本発明の第3実施の形態の画像形成装置の概略
図。
【図4】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図
を示す図。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1Bk…感光ドラム 2Y、2M、2C、2Bk…帯電ローラ 3Y、3M、3C、3M、3Bk…現像剤 4Y、4M、4C、4Bk…転写ローラ 5Y、5M、5C、5Bk…現像スリーブ 9Y、9M、9C、9Bk…クリーニングブレード 11Y、11M、11C、11Bk…露光装置 12Y、12M、12C、12Bk…走査ビーム 14…転写ベルト 19…レジストローラ 20…吸着ローラ 21…定着器 22Y、22M、22C、22Bk…転写バイアス電源 23Y、23M、23C、23Bk…転写バイアス電源 24Y、24M、24C、24Bk…転写バイアス電源 25…中間転写体 26…転写ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上の静電潜像を現像手段の現像
    剤により可視化すると共に、前記像担持体上に残った現
    像剤を像担持体クリーニング手段により除去する複数色
    の画像形成手段と、前記各像担持体上の複数色の現像剤
    像を転写するために転写材を搬送する転写材担持体と、
    前記転写材担持体に担持された転写材に像担持体上の現
    像剤像を転写させるために前記各像担持体に対応して設
    けられた複数の転写手段と、前記転写担持体上の現像剤
    を前記複数の像担持体のいずれかに逆転写させて前記像
    担持体クリーニング手段により除去する転写材担持体ク
    リーニング手段とを有し、前記転写材担持体クリーニン
    グ手段は、転写材担持体のクリーニング行程中、前記複
    数の像担持体のうち、正規の帯電極性に帯電された現像
    剤を逆転写させる像担持体のうち少なくとも一つを前記
    転写材担持体とは異なる表面移動速度で動作させること
    を特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材担持体クリーニング手段は、
    前記転写材担持体とは異なる表面移動速度で動作させる
    前記像担持体をクリーニングが所定回数行われる毎に、
    残りの他の像担持体に変えることを特徴とする請求項1
    に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写材担持体とは異なる表面移動速
    度で動作させる前記像担持体は前記転写材担持体の表面
    移動速度と3%以上の速度差があることを特徴とする請
    求項1または2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体上の静電潜像を現像手段の現像
    剤により可視化すると共に、前記像担持体上に残った現
    像剤を像担持体クリーニング手段により除去する複数色
    の画像形成手段と、前記各像担持体上の複数色の現像剤
    像が転写される中間転写体と、前記中間転写体に像担持
    体上の現像剤像を転写させるために前記各像担持体に対
    応して設けられた複数の第1の転写手段と、前記中間転
    写体上の複数色の現像剤像を転写剤に転写させる第2の
    転写手段と、前記中間転写体上の現像剤を前記複数の像
    担持体のいずれかに逆転写させて前記像担持体クリーニ
    ング手段により除去する中間転写体クリーニング手段と
    を有し、前記中間転写体クリーニング手段は、中間転写
    体クリーニング行程中、前記複数の像担持体のうち、正
    規の帯電極性に帯電された現像剤を逆転写させる像担持
    体のうち少なくとも一つを前記中間転写体とは異なる表
    面移動速度で動作させることを特徴とするカラー画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写体クリーニング手段は、前
    記中間転写体とは異なる表面移動速度で動作させる前記
    像担持体をクリーニングが所定回数行われる毎に、残り
    のほかの像担持体に代えることを特徴とする請求項4に
    記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記中間転写体とは異なる表面移動速度
    で動作させる前記像担持体は前記中間転写体の表面移動
    速度と3%以上の速度差があることを特徴とする請求項
    4または5に記載のカラー画像形成装置。
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