JP2001117264A - 静電荷現像用トナー及びその製造方法 - Google Patents

静電荷現像用トナー及びその製造方法

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JP2001117264A
JP2001117264A JP30112299A JP30112299A JP2001117264A JP 2001117264 A JP2001117264 A JP 2001117264A JP 30112299 A JP30112299 A JP 30112299A JP 30112299 A JP30112299 A JP 30112299A JP 2001117264 A JP2001117264 A JP 2001117264A
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pigment
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dispersion
colorant
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Hisae Yoshizawa
久江 吉沢
Yasuo Sumikura
康夫 角倉
Yukiko Watanabe
友紀子 渡邉
Masaaki Suwabe
正明 諏訪部
Shuji Sato
修二 佐藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー形状が球形であり、温湿度変化等の影
響を受け難い、均一でかつ安定した帯電性を有する静電
荷現像用トナー及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 結着樹脂及び着色剤と共に、0.1%溶
液を調製した時の表面張力を3.0×10-4N/cm以
下としうる有機化合物を含有し、かつトナー粒子の表面
に露出した顔料の含有比G1〔%;X線電子分光法(X
PS)により測定した窒素原子含有量(%)/(顔料1
分子の分子量に占める窒素の原子量の比)〕と、トナー
中に含まれる顔料の含有比G2(%;重量比)と、の比
(G1/G2)が3.0以下である静電荷現像用トナー。
結着樹脂分散液、着色剤分散液及び低軟化点物質分散液
を有機化合物を含んで混合し、結着樹脂及び着色剤から
なる凝集体の分散液を調製した後、加熱融合する工程を
含む静電荷現像用トナーの製造方法。有機化合物がフッ
素系界面活性剤、シリコーンオイルである態様が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法や静電
記録法等において、静電潜像の現像に用いられる、結着
樹脂及び着色剤を含んでなる静電荷現像用トナー及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法など静電荷像を経て画像情報
を可視化する方法は、現在、様々な分野で利用されてい
る。該電子写真法においては、帯電、露光工程により感
光体上に静電荷像を形成し、静電荷現像用トナー(以
下、単に「トナー」ということがある。)を含む現像剤
により静電潜像を現像し、転写工程、定着工程を経て可
視化される。ここで用いる現像剤としては、トナーとキ
ャリアからなる2成分系現像剤と、磁性トナー又は非磁
性トナーを単独で用いる1成分系現像剤とが知られてい
るが、そのトナーの製造方法としては、通常、結着樹脂
としての熱可塑性樹脂を、顔料、帯電助剤、ワックス等
の離型剤とともに溶融混練し、冷却後微粉砕し、さらに
分級する混練粉砕法が利用されている。これらトナーに
は、必要に応じて、流動性やクリーニング性を改善する
目的で、無機若しくは有機の微粒子をトナー粒子の表面
に添加することもある。これらの方法は、良好な特性を
持つトナーを製造しうるが、以下に示すいくつかの問題
点がある。
【0003】通常の混練粉砕製法では、トナー粒子の形
状、及びトナーの表面構造は不定型となり、その形状及
び表面構造は、用いる材料の粉砕性や、粉砕工程の条件
を変えることにより微妙に変化させうるものの、意図的
な形状及び表面構造の制御は困難である。
【0004】また、混練粉砕法には、選択しうる材料の
範囲にも制限がある。具体的には、結着樹脂と着色剤と
からなる分散体(樹脂着色剤分散体)は十分に脆く、経
済的に使用可能な製造装置によって微粉砕しうる材料で
なければならない。ところが、こういった要求を満たす
ために樹脂着色剤分散体を脆くすると、現像機中におい
て与えられる機械的せん断力等により、さらに微粉のト
ナー粒子が発生したり、トナー粒子の形状に支障を来す
こともある。これらの影響により、2成分系現像剤で
は、微粉のトナー粒子がキャリア表面に固着することに
起因する、現像剤の帯電劣化が加速されたり、1成分系
現像剤においては、粒度分布の拡大によりトナーの飛散
を生じたり、トナー粒子の形状の変化による現像性の低
下により画質の劣化を生じやすくなる。
【0005】また、ワックス等の離型剤を多量に内添し
トナー化する場合、結着樹脂としての熱可塑性樹脂との
組合せにより、トナー粒子の表面に離型剤が露出してく
ることによる影響も大きい。特に、高分子量成分により
弾性が増した、やや粉砕されにくい結着樹脂と、ポリエ
チレンのような脆いワックスとの組合せの場合には、ト
ナー粒子の表面にポリエチレンの露出が多く見られる。
これは、定着時の離型性や、感光体上からの未転写トナ
ーのクリーニングの際においては有利であるものの、ト
ナー粒子表面のポリエチレンが、機械力により容易に移
行するため、現像ロールや感光体、キャリアに対して汚
染を生じやすくなり、静電荷現像用トナーの信頼性の低
下につながる。
【0006】更に、トナー粒子の形状が不定型であるた
め、流動性助剤を添加しても、十分な流動性が得られな
いことがあり、使用中の機械的せん断力によってトナー
表面の微粒子がトナー粒子の凹部に移動することによ
り、経時的に流動性が低下したり、或いは、流動性助剤
がトナー内部に埋没されることにより、現像性、転写
性、クリーニング性が悪化する。また、画像形成後、ク
リーニングにより回収されたトナーを再び現像機に戻し
て使用すると、さらなる画質の低下を招きやすくなる。
これらを防止する目的で、さらに流動性助剤を増加する
と、感光体上への黒点の発生や、助剤粒子の飛散を生じ
る。
【0007】近年、意図的にトナー粒子の形状及び表面
構造を制御しうる手段として、特開昭63−28275
2号公報や特開平6−250439号公報では、乳化重
合凝集法によるトナーの製造方法が提案されている。前
記乳化重合凝集法は、一般に、乳化重合などにより樹脂
分散液を作成し、一方で、溶媒に着色剤を分散した着色
剤分散液を作成した後、これらを混合してトナー粒径に
相当する凝集体を形成し、加熱することによって融合・
合一させトナーとする製造方法である。
【0008】しかし、この方法では、トナー粒子の表面
とその内部が同一組成となるため、意図的に表面組成を
制御することは困難である。また、ある程度の帯電性は
得られるものの、均一かつ安定な帯電性を得ることは困
難である。上記のように、電子写真プロセスにおいて
は、様々な機械的ストレスを伴う条件下でも、トナーが
安定して性能を維持するためには、トナー表面における
着色剤の露出の程度を抑制したり、或いは、定着性を損
なうことなく、表面硬度を高めてトナー自体の機械的強
度を向上させるとともに、十分な帯電性を確保すること
が必要となる。
【0009】近年では、高画質化への要求が高く、特に
カラー画像の形成においては、高精細な画像を実現する
目的でトナー粒子を小径化する傾向が著しい。しかし、
従来の粒度分布のままでの単純な小径化では、微粉側の
トナーの存在により、キャリアや感光体の汚染や、トナ
ー飛散の問題が顕著となり、高画質化と、信頼性の向上
とを同時に実現することは困難である。そのため、粒度
分布をシャープ化でき、かつ小粒径化も可能な手段が必
要になる。
【0010】デジタルフルカラー複写機やプリンタにお
いては、色画像原稿をB(ブルー)、R(レッド)、G
(グリーン)の各フィルターで色分解した後、オリジナ
ル原稿に対応した20〜70μmのドット径からなる潜
像を、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、Bk(ブラック)の各現像剤を用いて減色混合作
用を利用して現像し可視化するが、この場合、従来の白
黒機に比べ、多量の現像剤を転写させる必要があるこ
と、更に小径のドット径に対応する必要があること、等
から均一帯電性、持続性、トナー強度、粒度分布のシャ
ープネスが、益々重要な課題となりつつある。
【0011】また、上記複写機やプリンタの高速化や省
エネルギー化等を考慮すると、低温定着性をより一層向
上させる必要もある。この点からも、凝集、融合、合一
の工程を有する乳化重合凝集法は、粒度分布がシャープ
で、小粒子径のトナーの製造に適しており、得られるト
ナーは優れた特性を有する。
【0012】しかし、凝集、融合、合一して得た上記ト
ナーは、分散剤として用いる界面活性剤や、トナー粒子
の表面に露出した着色剤の存在により、帯電性に影響を
与えやすく、安定した帯電性を維持できないという問題
がある。この問題点を解決するため、例えば、特開昭6
2−73277号公報、特開平3−35660号公報で
は、トナー粒子の表面を樹脂層で被覆する方法が提案さ
れている。しかし、上記方法では、確かに着色剤の帯電
性への影響を抑制することが可能であるが、顔料の含有
量が多い場合には、トナー自体の機械的強度を上げた
り、トナー粒子を球形化することはできない。
【0013】また、特開昭64−62666号公報で
は、電荷制御樹脂粉末をメカノケミカル的に付着させ、
マイクロカプセル化する方法を採用しているが、凝集法
を用いたトナーの製造には、操作が煩雑であり、またト
ナーの機械的強度も問題となる。
【0014】上記の通り、トナー粒子の形状が球形に制
御され、かつ感光体やキャリアの汚染や定着性の低下を
伴うことなく、均一で安定した帯電性を有し高画質な画
像を形成しうる静電荷現像用トナーは、未だ提供されて
いないのが現状である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、トナー粒子が球状であっ
て、帯電性が高く、均一で安定した帯電性を有する静電
荷現像用トナーを提供することを目的とする。また、本
発明は、球状に制御することができ、均一で十分な帯電
安定性を有する静電荷現像用トナーの製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、球形状に
制御しながら、帯電性能を向上しうる製造方法に関し鋭
意検討を重ねた結果、以下の知見を得た。即ち、(1) ト
ナー粒子の表面に着色剤が多く存在すると、トナーの帯
電量は環境の変化と共に変動しやすく、帯電性の安定
化、均一化を阻害する、(2) 粉砕工程を有する製法で
は、トナー粒子の球形化のみならず、着色剤をトナー粒
子の内部に存在させるように制御することは困難であ
る、といった傾向にある、という知見である。
【0017】前記課題を解決するための手段は、以下の
通りである。即ち、 <1> 結着樹脂と着色剤を含む静電荷現像用トナー
において、0.1%溶液を調製した時の表面張力を3.
0×10-4N/cm以下としうる有機化合物を含有し、
かつ前記着色剤が、窒素原子を含む顔料であって、トナ
ー粒子の表面に露出した顔料の含有比G1〔(%);X
線電子分光法(XPS)により測定した窒素原子含有量
(%)/(顔料1分子の分子量に占める窒素の原子量の
比)〕と、トナー中に含まれる顔料の含有比G2(%;
重量比)と、の比(G1/G2)が3.0以下であること
を特徴とする静電荷現像用トナーである。上記におい
て、顔料1分子の分子量中に占める窒素原子の原子量の
比=(顔料分子中の窒素原子の原子量の総和/顔料分子
の分子量)を表す。
【0018】以下に示す<2>〜<7>の静電荷現像用
トナーも好ましい態様である。 <2> 前記有機化合物が、フッ素系界面活性剤又はシ
リコーンオイルである前記<1>に記載の静電荷現像用
トナーである。 <3> トナー粒子に含まれる結着樹脂の量(重量)に
対する、有機化合物の含有量が、0.002〜1.5重
量%である前記<2>又は<2>に記載の静電荷現像用
トナーである。
【0019】<4> 結着樹脂の含有量(重量)に対す
る、窒素原子を含む顔料の含有量が、4〜15重量%で
ある前記<1>〜<3>のいずれかに記載の静電荷現像
用トナーである。 <5> トナー粒子の球形化度(SF1)が、100〜
125である前記<1>〜<4>のいずれかに記載の静
電荷現像用トナーである。
【0020】<6> 体積平均粒子径分布(GSDv)
が、1.28以下である前記<1>〜<5>のいずれか
に記載の静電荷現像用トナーである。 <7> 凝集剤として、無機金属塩を含有する前記<1
>〜<6>のいずれかに記載の静電荷現像用トナーであ
る。
【0021】<8> 少なくとも1μm以下の結着樹脂
の微粒子を分散した樹脂微粒子分散液と、着色剤を分散
した着色剤分散液と、低軟化点物質を分散した軟化物質
分散液と、を有機化合物を含むようにして混合し、結着
樹脂の微粒子と着色剤とからなる凝集体を含む凝集体分
散液を調製する工程と、該凝集体分散液を、結着樹脂の
ガラス転移点以上の温度で加熱し、融合、合一する工程
と、を少なくとも含むことを特徴とする静電荷現像用ト
ナーの製造方法である。
【0022】静電荷現像用トナーの製造方法としては、 <9> 前記有機化合物が、フッ素系界面活性剤又はシ
リコーンオイルである前記<8>に記載の静電荷現像用
トナーの製造方法、 <10> 前記着色剤分散液が、有機化合物を含む前記
<8>又は<9>に記載の静電荷現像用トナーの製造方
法、が好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の静電荷現像用トナーにお
いては、少なくとも0.1%溶液を調製した時の表面張
力が3.0×10-4N/cm以下である有機化合物を含
み、かつトナー粒子の表面に露出した顔料の含有比G1
〔(%);X線電子分光法(XPS)により測定した窒
素原子含有量(%)/(顔料1分子の分子量に占める窒
素の原子量の比)〕と、トナー中に含まれる顔料の含有
比G2(%;重量比)との比(G1/G2)を3.0以下
とする。また、本発明の静電荷現像用トナーの製造方法
においては、少なくとも1μm以下の結着樹脂の微粒子
を分散した樹脂微粒子分散液と、着色剤を分散した着色
剤分散液と、低軟化点物質を分散した軟化物質分散液と
を有機化合物を含むようにして混合し、結着樹脂の微粒
子と着色剤とからなる凝集体を含む凝集体分散液を調製
するする工程(以下、「混合凝集工程」ということがあ
る。)と、該凝集体分散液を、結着樹脂のガラス転移点
以上の温度で加熱し、融合、合一する工程(以下、「加
熱融合工程」ということがある。)とを少なくとも含ん
でなる。以下、本発明の静電荷現像用トナーについて詳
細に説明し、該説明を通じてその製造方法の詳細につい
ても明らかにする。
【0024】<静電荷現像用トナー>本発明の静電荷現
像用トナーは、少なくとも、結着樹脂及び着色剤と、さ
らに有機化合物、低軟化点物質を有してなり、必要に応
じて、他の成分を有してなる。本発明においては、トナ
ー粒子を構成する前記着色剤として、窒素原子を含む顔
料を用い、形成するトナー粒子の表面における顔料の存
在量を以下の範囲とする。即ち、
【0025】トナー粒子の表面に露出した顔料の含有比
1〔(%);X線電子分光法(XPS)により測定し
た窒素原子含有量(%)/(顔料1分子の分子量に占め
る窒素の原子量の比)〕と、トナー中に含まれる顔料の
含有比G2(%;重量比)との比(G1/G2)を3.0
以下とする。中でも、前記G1/G2値は、1.5以下が
好ましい。前記G1/G2値が、3.0を超えると、トナ
ー粒子の球形化が不十分となりやすくなることがある。
【0026】前記含有比G1は、ある量のトナー中にお
いて、トナー粒子の表面上に露出して存在する顔料の、
顔料全量に占める割合(%)であり、X線電子分光法
(XPS)により測定した、トナーの表面より検出しう
る窒素原子の量(%)を、用いた顔料1分子の分子量中
に占める窒素原子の原子量の割合(比率)、即ち、「顔
料分子中の窒素原子の原子量の総和/顔料分子の分子
量」により求められる値で除算して求めることができ
る。即ち、本発明においては、着色剤として窒素原子を
含有する顔料を用いるため、トナー中の全顔料含有量に
対する、トナー粒子の表面に露出して存在する顔料の量
を、顔料中の窒素原子の量から判断することができる。
【0027】トナーの表面より検出しうる窒素原子の量
は、X線電子分光法(XPS)により測定することがで
き、一般にトナー表面の吸着分子の状態を示す指標とし
て表される。X線電子分光法を用いた機器としては、例
えば、ESCA−lab−220iXL(励起源:Mg
−Kα(300W))を用い、以下に示す方法により測
定できる。
【0028】即ち、サンプル(トナー)を試料ホルダに
固定し、XPSチャンバー内に挿入する。チャンバー内
の真空度は、133×10-9[Pa](10-9[Tor
r]である。励起源としては、Mg−Kαを用い、出力
は300Wとした。以上の条件下で、XPSスペクトル
を測定し、検出された元素のピーク面積強度から表面の
組成比を求めた。窒素の組成比は、N1sのピーク面積
強度から算出した。XPSによる表面組成比(元素濃
度)は、各元素のスペクトル面積強度を装置固有の相対
感度因子(光イオン化断面積に電子の脱出深さや装置関
数を考慮したもの)により補正し、百分率化して求め
た。
【0029】また、前記含有量G2は、前記G1の場合と
同量のトナーに対して、そのトナーの全成分(重量)に
対する顔料の含有割合(%;=使用した顔料の重量/ト
ナーの重量×100)であり、トナーの製造に際して用
いた、トナー粒子を構成する全成分量に対する顔料の量
から求めることができる。
【0030】本発明の静電荷現像用トナーは、球形の形
状を有するトナー粒子からなり、トナー粒子の形状を示
す尺度となる球形化度(SF1)が以下の範囲にあるト
ナーを指す。即ち、画像形成性の点から、前記球形化度
SF1が、100〜125の範囲にあることが好まし
く、中でも、100〜120がより好ましい。前記SF
1が、125を超えると、解像度が低下することがあ
る。
【0031】前記球形化度SF1は、各トナー粒子のS
F1の平均値であり、例えば、以下のようにして測定で
きる。即ち、スライドグラス上に散布したトナーの光学
顕微鏡像をビデオカメラを通して画像解析装置(ルーゼ
ックスIII,(株)ニレコ製)に取り込み、50個以上
のトナー粒子のそれぞれのSF1( (トナー粒子の周囲
長)2/投影面積 )を求め、それらの平均値より導出す
ることができる。各トナー粒子のSF1は、SF1=
(トナー径の最大長)2/(トナー粒子の表面積)×π
/4×100より算出される。
【0032】静電荷現像用トナー中のトナー粒子の平均
粒子径としては、2〜9μmが好ましく、3〜8μmが
より好ましい。前記平均粒子径が、2μm未満である
と、帯電性が不十分となり、現像性が低下することがあ
り、9μmを超えると、画像の解像度が低下することが
ある。前記平均粒子径は、例えば、コールターカウンタ
ーTAII型(日科機(株)製)、マルチサイザーII(日
科機(株)製)等を用いて容易に測定できる。
【0033】また、本発明の静電荷現像用トナーの体積
平均粒子径分布(GSDv)としては、1.28以下で
あることが好ましく、中でも、1.1〜1.25がより
好ましい。前記体積平均粒子径分布(GSDv)は、例
えば、コールターカウンターTAII型(日科機(株)
製)、マルチサイザーII(日科機(株)製)等の測定器
を用いて、以下のようにして測定できる。
【0034】即ち、まず、上記測定器を用いて測定した
粒度分布について、分割された粒度範囲(チャンネル)
に対し、体積、数のそれぞれについて小径側から累積分
布を描き、累積体積の16%を占める16%体積平均粒
子径をD16v、16%数平均粒子径をD16pと定義
し、体積の50%を占める50%体積平均粒子径をD5
0v、50%数平均粒子径をD50pと定義する。さら
に、同様にして、84%体積平均粒子径及び84%数平
均粒子径をD84v、D84pと定義する。前記体積平
均粒子径分布(GSDv)は、(D84v/D16v)
1/2より算出でき、数平均粒子径分布(GSDp)は、
(D84p/D16p)1/2より算出できる。
【0035】本発明の静電荷現像用トナーの帯電量の絶
対値としては、10〜40μC/gが好ましく、15〜
35μC/gがより好ましい。前記帯電量が、10μC
/g未満であると、背景汚れ(カブリ)が発生しやすく
なることがあり、40μC/gを超えると、画像濃度が
低下し易くなることがある。また、静電荷現像用トナー
の高温多湿環境下(夏場)での帯電量と、低温低湿環境
下(冬場)での帯電量との比率としては、0.5〜1.
5が好ましく、0.7〜1.3がより好ましい。前記比
率が、上記範囲から外れると、トナーの帯電性の環境依
存性が大きく、一定の帯電状態を安定に維持し得ないこ
とがある。
【0036】以下、本発明の静電荷現像用トナーの各構
成成分について説明する。 (有機化合物)本発明の静電荷現像用トナーには、後述
する着色剤及び結着樹脂のほか、さらに0.1%溶液を
調製した時の表面張力を3.0×10-4N/cm以下と
しうる有機化合物を含有する。前記有機化合物は、後述
する静電荷現像用トナーの製造方法における混合凝集工
程のいずれのタイミングで加えてもよく、凝集体形成の
前後のいずれでもよく、例えば、後述するように、着色
剤として用いる顔料を分散した顔料分散液中に前記有機
化合物を予め混合してもよいし、他の樹脂微粒子分散液
や軟化物質分散液の調製の際に混合してもよい。中でも
特に、着色剤として用いる顔料を分散した顔料分散液の
調製の際に予め前記有機化合物を混合する態様が好まし
く、顔料粒子の表面に効果的に吸着させることができ
る。
【0037】上記のように、有機化合物を顔料とともに
用いることで、顔料の粒子表面に前記有機化合物を吸着
させて顔料表面を被覆し、顔料の表面を疎水化する。こ
の疎水化された顔料を用いることにより、顔料自身を最
終的に形成されたトナー粒子内部に保持でき、トナー粒
子の表面における顔料の存在量を減少させることができ
る。
【0038】従って、環境の変化に伴う帯電性の変動を
抑制することができ、十分な帯電性を有する一方、均一
でかつ安定した帯電性を確保することができる。しか
も、上記のような疎水性表面を持つ顔料を用いると、形
成する静電荷現像用トナーのトナー粒子の形状を球形化
しやすくなる。
【0039】前記有機化合物としては、フッ素系界面活
性剤、シリコーンオイルが挙げられ、特に顔料への吸着
性の観点から、該有機化合物の0.1%溶液を調製した
際、該溶液の表面張力が、3.0×10-4N/cm以下
となるものを選択する。
【0040】前記フッ素系界面活性剤としては、例え
ば、パーフルオロアルキルポリオキシエチレンエタノー
ル等のノニオン系、パーフルオロアルキルカルボン酸塩
当のアニオン系、パーフルオロアルキル4級アンモニウ
ム塩等のカチオン系、などの公知のものが挙げられる。
市販品としては、例えば、3M社製の、フロラードFC
−129、フロラードFC−171、フロラードFC−
135等が挙げられる。前記シリコーンオイルとして
は、特に制限はなく、例えば、ジメチルポリシロキサン
等が挙げられる。
【0041】前記有機化合物の0.1%溶液は、精製水
中に全重量の0.1%量に相当する有機化合物を溶解す
ることで調製でき、該溶液の表面張力は、例えば、板吊
り法(垂直板法)やペンダントドロップ法等の公知の表
面張力測定法の中から適宜選択して測定することができ
る。
【0042】前記有機化合物の含有量としては、トナー
粒子に含まれる結着樹脂の量(重量)に対して、0.0
02〜1.5重量%が好ましく、0.005〜0.05
重量%がより好ましい。前記含有量が、0.002重量
%未満であると、トナーの帯電性を十分に安定化しえな
いことがあり、1.5重量%を超えると、凝集が不安定
になることがある。
【0043】(着色剤)前記着色剤としては、窒素原子
を包含する顔料を用い、該顔料としては、公知のものの
中から適宜選択することができ、具体的には、以下の通
りである。黄色顔料としては、例えば、ハンザイエロー
10G、ハンザブリリアントイエロー、クロムフタルイ
エロー3G、Pigment Yellow 180、
Pigment Yellow 74、ベンジジンイエ
ローG、ベンジジンイエローGR、クロムフタルイエロ
ーパーメネントイエローNCG等が挙げられる。赤色顔
料としては、例えば、パーマネントレッド4R、ブリリ
アンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、ナボパー
ムカーミン、ファーストスカーレット等が挙げられる。
青色顔料としては、例えば、アルカリブルーレーキ、フ
ァストスカイブルー、ウルトラマリンブルー、フタロシ
アニンブルー、フタロシアニングリーン等が挙げられ
る。これらの顔料は、単独で、又は2種以上を混合し
て、更には、固溶体の状態で使用することができる。
【0044】前記着色剤は、色相角、彩度、明度、耐候
性、OHP透過性、トナー中での分散性の観点から適宜
選択される。前記着色剤の含有量としては、結着樹脂1
00重量部に対して、4〜15重量部が好ましい。
【0045】(結着樹脂)前記結着樹脂として、特に制
限はなく、公知の重合体の中から適宜選択でき、例え
ば、スチレン、パラクロロスチレン、α-メチルスチレ
ン等のスチレン類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル等のビニル基を有するエステル類;
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニト
リル類;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエー
テル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニ
ルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニ
ルケトン類;エチレン、プロピレン、ブタジエン等のポ
リオレフィン類、等の単量体よりなる単独重合体、単量
体を2種以上組合せてなる共重合体、又はこれらの混合
物、
【0046】さらには、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹
脂、ポリエーテル樹脂等、非ビニル縮合系樹脂、あるい
はこれらと前記ビニル系樹脂との混合物やこれらの共存
下でビニル系単量体を重合する際に得られるグラフト重
合体等が挙げられる。
【0047】前記ビニル系単量体の場合は、イオン性界
面活性剤などを用いて乳化重合やシード重合を実施して
樹脂微粒子分散液を作成することができる。また、その
他の樹脂の場合は、油性で水への溶解度の比較的低い溶
剤に溶解するものであれば、樹脂をそれらの溶剤に溶解
し、水中にイオン性の界面活性剤や高分子電解質ととも
にホモジナイザーなどの分散機により微粒子分散し、そ
の後、加熱又は減圧して溶剤を蒸散することにより、樹
脂微粒子分散液を作成することができる。
【0048】トナー中における、結着樹脂の含有量とし
ては、50〜90重量%が好ましく、75〜85重量%
がより好ましい。
【0049】(低軟化点物質)本発明の静電荷現像用ト
ナーには、低温での定着性を向上させる目的で、低軟化
点物質を含有させることが好ましい。前記低軟化点物質
としては、ASTMD3418−8に準拠して測定され
る、主体極大ピークが50〜140℃にある物質が好ま
しい。前記主体極大ピークが、50℃未満であると、定
着時にオフセットを生じやすくなることがあり、140
℃を超えると、定着温度が高くなり、定着画像表面に平
滑性が得られず、画像の光沢性を損なうことがある。
【0050】前記主体極大ピークは、例えば、DSC−
7(パーキンエルマー社製)を用いて測定することがで
きる。装置の検出部の温度補正は、インジウムと亜鉛の
融点を用い、熱量の補正には、インジウムの融解熱を用
いる。サンプルは、アルミニウム製パンを用い、対照用
に空パンをセットし、昇温速度10℃/minで測定を
行う。
【0051】前記低軟化点物質としては、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポ
リオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン
類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸
アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;カル
ナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワック
ス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ等
の動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、
セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリン
ワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物;
石油系ワックス、及びそれらの変性物が挙げられる。
【0052】前記ワックス類は、イオン性界面活性剤、
高分子酸、高分子塩基などの高分子電解質とともに水中
に分散し、融点以上に加熱するとともに、強い剪断をか
けられるホモジナイザーや圧力吐出型分散機により微粒
子化し、1μm以下の粒子を含む分散液を作成すること
ができる。
【0053】トナー中における、前記低軟化点物質の含
有量としては、5〜30重量%が好ましく、8〜15重
量%がより好ましい。
【0054】(他の成分)また、他の成分として、例え
ば、無機微粒子、無機金属塩、磁性粉、帯電助剤、界面
活性剤等を用いることもできる。本発明の静電荷現像用
トナーにおいては、湿式で前記無機微粒子を添加するこ
とが好ましい。該無機微粒子を添加することにより、ト
ナーの帯電性の安定化を図ることができる。
【0055】前記無機微粒子としては、例えば、シリ
カ、アルミナ、チタニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、リン酸三カルシウムなど、通常トナー表面の外
添剤として使用しうる全てのものを、イオン性界面活性
剤、高分子酸又は高分子塩基で分散して使用することが
できる。また、トナーの流動性付与や、クリーニング性
の向上の目的で、通常のトナーと同様、乾燥後、シリ
カ、アルミナ、チタニア、炭酸カルシウムなどの無機粒
子や、ビニル系樹脂、ポリエステルなどの樹脂微粒子を
乾燥状態でせん断をかけて表面へ添加し、流動性助剤や
クリーニング助剤として用いることもできる。
【0056】本発明の静電荷現像用トナーにおいては、
該静電荷現像用トナーの製造方法での凝集過程に用いる
凝集剤としての目的で、前記無機金属塩を添加すること
が好ましい。前記無機金属塩としては、例えば、硫酸ア
ルミニウム、塩化亜鉛、ポリ塩化アルミニウム等が挙げ
られる。前記無機金属塩の使用量としては、トナー量に
対して、0.01〜10重量%が好ましい。
【0057】静電荷現像用トナーに磁性を付与する目的
で、前記磁性粉を含有することもできる。前記磁性粉と
しては、磁場中で磁化される物質が用いられ、例えば、
鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性の粉末、又はフェラ
イト、マグネタイト等化合物等が挙げられる。
【0058】また、トナーの帯電性能をより安定化させ
る目的で、帯電助剤を用いてもよい。前記帯電助剤とし
ては、例えば、4級アンモニウム塩化合物、ニグロシン
系化合物、アルミ、鉄、クロムなどの錯体からなる染料
や、トリフェニルメタン系顔料など、通常使用される種
々の帯電助剤が挙げられる。中でも、凝集や合一時の安
定性に影響するイオン強度の制御と廃水汚染減少の観点
から、水に溶解しにくい材料が好適である。
【0059】本発明の静電荷現像用トナーの製造方法に
おいて、乳化重合、顔料,結着樹脂又は離型剤等の分
散、凝集の際、界面活性剤を添加することもできる。前
記界面活性剤としては、例えば、硫酸エステル塩系、ス
ルホン酸塩系、リン酸エステル系、石鹸系等のアニオン
界面活性剤;アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカ
チオン系界面活性剤;ポリエチレングリコール系、アル
キルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アル
コール系等の非イオン性界面活性剤が挙げられ、これを
併用することも効果的である。
【0060】後述する混合凝集工程において、各種分散
液を調製する際に用いる分散手段としては、回転せん断
型ホモジナイザー、メデイアを有するボールミル、サン
ドミル、ダイノミルなどの公知のものの中から適宜選択
することができる。
【0061】<静電荷現像用トナーの製造方法>本発明
の静電荷現像用トナーの製造方法は、既述の通り、混合
凝集工程と、加熱融合工程とを少なくとも有してなり、
前記混合凝集工程において、既述の有機化合物を導入す
る。即ち、少なくとも1μm以下の結着樹脂の微粒子を
分散した樹脂微粒子分散液と、着色剤を分散した着色剤
分散液と、低軟化点物質を分散した軟化物質分散液とを
有機化合物を含むようにして混合し、結着樹脂の微粒子
と着色剤とからなる凝集体が形成された凝集体分散液を
調製した後、該凝集体分散液を前記結着樹脂のガラス転
移点以上の温度に加熱して融合、合一を行い、本発明の
静電荷現像用トナーを得る。
【0062】以下、各工程について説明する。 (混合凝集工程)前記混合凝集工程においては、少なく
とも1μm以下の結着樹脂の微粒子を分散した樹脂微粒
子分散液と、着色剤を分散した着色剤分散液と、低軟化
点物質を分散した分散液とを有機化合物を含むようにし
て混合し、結着樹脂の微粒子と着色剤とからなる凝集体
を含む凝集体分散液を調製する。前記有機化合物は、既
述の通り、前記凝集体分散液に含まれるような態様であ
ればいずれのタイミングで加えてもよく、上記の各分散
液の調製時に加えてもよいし、複数の分散液中にその各
調製時に加えてもよいし、上記の各分散液を混合した後
に加えてもよい。中でも特に、顔料粒子の表面に効果的
に吸着させ、粒子表面を十分に疎水化しうる点で、着色
剤としての顔料を分散する顔料分散液の調製の際に、有
機化合物を混合する態様が好ましい。
【0063】前記着色剤分散液は、水性媒体に着色剤を
既述の分散手段により分散して得られ、有機化合物の存
在下で調製する場合には、その方法としては、(a) 既に
着色剤を分散した着色剤分散液と、有機化合物の溶液と
を混合し、着色剤の粒子表面に有機化合物を吸着させる
態様の方法であってもよいし、(b) 予め粒子表面に有機
化合物を吸着させた着色剤を水性媒体中に分散し、着色
剤分散液を得る態様の方法であってもよいし、他の方法
であってもよい。
【0064】前記着色剤分散液は、着色剤粒子の表面に
有機化合物を十分に吸着させ、表面の疎水性を高める観
点から、調製の後一定の時間放置しておくことが好まし
い。放置する場合の時間としては、12時間以上が好ま
しい。
【0065】軟化物質分散液は、水性媒体に低軟化点物
質を分散し、既述の分散手段により、好ましくは前記低
軟化点物質が0.1μm以下の微粒子となるまで分散
し、分散液とする。この場合、前記低軟化点物質の分散
径としては、50〜1000nmが好ましい。前記低軟
化点物質を用いることで低温での定着性を向上させうる
が、その分散径を上記範囲とすることにより、帯電安定
性、画像耐久性の向上をも達成しうる。上記のようにし
て各分散液を調製した後、これらを混合し、結着樹脂と
着色剤とが凝集した凝集体を形成する(凝集体分散
液)。
【0066】(加熱融合工程)前記加熱融合工程におい
ては、前記工程で得た凝集体分散液を、結着樹脂のガラ
ス転移点以上の温度で加熱することにより、凝集体を融
合、合一し、その後、洗浄、乾燥してトナー粒子とす
る。
【0067】即ち、凝集過程においては、ガラス転移点
以下で第1段階の母体凝集を形成し安定化した後、第2
段階として帯電助剤、続いて樹脂微粒子分散液を添加
し、その後、温度を上昇させて合一させるという方法で
ある。前記低軟化点物質を含有させる場合、第2段階の
添加前に添加せしめるのが、帯電性、耐久性の点で好ま
しい。
【0068】加熱による合一終了後、任意の洗浄工程、
固液分離工程、乾燥工程を経ることで、本発明の静電荷
現像用トナーを得ることができる。前記洗浄工程におい
ては、帯電性の点から、イオン交換水により十分に置換
洗浄を施すことが好ましい。前記固液分離工程として
は、特に制限はないが、中でも、生産性の観点から、吸
引濾過、加圧濾過等が好適である。前記乾燥工程として
は、特に制限はないが、中でも、生産性の観点から、凍
結乾燥、フラッシュジェット乾燥、流動乾燥、振動型流
動乾燥等が好適である。
【0069】
〔顔料分散液(1)の組成〕
・顔料分散液 ・・・100g (Pigment Yellow 180(Hoechst社製;10%) ・フロラードFC−129の1%溶液 ・・・ 0.6g (フッ素系界面活性剤;3M社製)
【0070】<静電荷現像用トナー(1)の作製>下記
組成により、以下に示すようにして本発明の静電荷現像
用トナー(1)を作製した。 〔トナー粒子の組成〕 ・樹脂微粒子分散液 ・・・260g 〔スチレン−ブチルアクリレート−アクリル酸共重合体、 (共重合体比82:18:2)、Mw=55000、Tg=51°C〕 ・上記顔料分散液(1) ・・・100g ・離型剤分散液(HNP0190、日本精蝋(株)製) ・・・ 20g ・ポリ水酸化アルミニウム ・・・ 0.5g (Paho2S、浅田化学(株)製)
【0071】丸型ステンレス製フラスコに、上記組成
(樹脂微粒子分散液の80%量)を入れ、ウルトラタラ
ックスT50(IKA社製)を加えて混合分散した後、
加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら48℃まで
加熱した。48℃で30分保持した後、コールターカウ
ンター(マルチサイザーII,コールター社製)を用い
て、平均粒子径を測定すると約4.5μmの凝集体が生
成していることを確認した。
【0072】さらに、加熱用オイルバスの温度を上げ、
51℃下で1時間保持した。粒子サイズを測定すると、
約5.3μmの凝集体が生成していることを確認した。
その後、この凝集体を含む分散液に、残り10%量の樹
脂微粒子分散液を追加した後、再度平均粒子径を測定す
ると、5.7μmであった。この凝集体を含む分散液
に、水酸化ナトリウム溶液(1N)40gを添加した
後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用い
て撹拌を継続しながら93℃まで加熱し、硝酸(1N)
によりpH4に調整し4時間保持した。その後、冷却し
てトナー粒子含有液を得た。コールターカウンターによ
り、トナー粒子の平均粒子径を測定すると、5.9μm
であった。
【0073】上記より得たトナー粒子含有液よりトナー
粒子を濾別し、pH12.0の水酸化ナトリウム溶液で
洗浄した後、イオン交換水にて3回洗浄した。その後、
トナー粒子を凍結乾燥し6時間経過した後、真空乾燥を
24時間実施し、さらに篩分して平均粒子径5.9μ
m、GSDv=1.21、SF1=120の、本発明の
静電荷現像用トナー(1)を得た。この静電荷現像用ト
ナー(1)を用い、X線電子分光法(XPS,日本電子
(株)製)により、トナー表面に存在する窒素原子の量
(%)を測定し、トナー粒子の表面に露出した顔料の含
有比G1〔(%);X線電子分光法(XPS)により測
定した上記窒素原子の量(%)/(顔料1分子の分子量
に占める窒素の原子量の比)〕を求めた。次に、該G1
値と、トナー中に含まれる顔料の含有比G2(%)との
比(G1/G2)を求めた結果、0.2であった。
【0074】(実施例2) <顔料分散液(2)の調製> 下記組成を混合し、2〜3日放置した。 〔顔料分散液(2)の組成〕 ・顔料分散液 ・・・100g (Pigment Yellow 74(大日精化工業(株)製;10%) ・フロラードFC−171の1%溶液 ・・・ 1.0g (フッ素系界面活性剤;3M社製)
【0075】<静電荷現像用トナー(2)の作製>下記
組成により、以下に示すようにして本発明の静電荷現像
用トナー(2)を作製した。 〔トナー粒子の組成〕 ・樹脂微粒子分散液 ・・・210g (スチレン−ブチルアクリレート−アクリル酸共重合体、 Mw=80000、Tg=53℃) ・上記顔料分散液(2) ・・・100g ・離型剤分散液(HNP0190、日本精蝋社製) ・・・ 20g ・塩化アルミニウム ・・・ 0.7g
【0076】丸型ステンレス製フラスコに、上記組成
(樹脂微粒子分散液の90%量)を入れ、ウルトラタラ
ックスT50(IKA社製)を加えて混合分散した後、
加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら50℃まで
加熱した。50℃で30分保持した後、実施例1で用い
たコールターカウンターにより平均粒子径を測定した結
果、約5.4μmの凝集体が生成していることを確認し
た。その後、この凝集体を含む分散液に、残り10%量
の樹脂微粒子分散液を追加した後、再度平均粒子径を測
定すると、6.0μmであった。その後、この凝集体を
含む分散液に、アニオン性界面活性剤(ネオゲンRK、
第一工業製薬(株)製)3gを添加した後、ステンレス
製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて撹拌を継続し
ながら97℃まで加熱し、8時間保持した。その後、冷
却してトナー粒子含有液を得た。コールターカウンター
により、トナー粒子の平均粒子径を測定すると、5.9
μmであった。
【0077】上記より得たトナー粒子含有液よりトナー
粒子を濾別し、pH12.0の水酸化ナトリウム溶液で
洗浄後、イオン交換水にて3回洗浄した。その後、トナ
ー粒子を凍結乾燥し6時間経過した後、真空乾燥を24
時間実施した後、さらに篩分して平均粒子径5.9μ
m、GSDv=1.24、SF1=119の、本発明の
静電荷現像用トナー(2)を得た。この静電荷現像用ト
ナー(2)を用い、実施例1と同様にして算出したG1
/G2値は、0.8であった。
【0078】 (実施例3) <顔料分散液(3)の調製> 下記組成を混合し、2〜3日放置した。 〔顔料分散液(3)の組成〕 ・顔料分散液 ・・・100g (ECR−184,大日精化工業(株)製;10%) ・フロラードFC−129の1%溶液 ・・・ 0.3g (フッ素系界面活性剤;3M社製)
【0079】<静電荷現像用トナー(3)の作製>下記
組成により、以下に示すようにして本発明の静電荷現像
用トナー(3)を作製した。 〔トナー粒子の組成〕 ・樹脂微粒子分散液 ・・・210g (スチレン−ブチルアクリレート−アクリル酸共重合体、 Mw=55000、Tg=52℃) ・上記顔料分散液(3) ・・・100g ・離型剤分散液(HNP0190、日本精蝋(株)製) ・・・ 20g ・塩化第二鉄 ・・・ 1.5g
【0080】丸型ステンレス製フラスコに、上記組成
(樹脂微粒子分散液の90%量)を入れ、ウルトラタラ
ックスT50(IKA社製)を加えて混合分散した後、
加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら51℃まで
加熱した。51℃で30分保持した後、実施例1で用い
たコールターカウンターで平均粒子径を測定すると、約
5.4μmの凝集体が生成していることを確認した。こ
の凝集体を含む分散液に、残り10%量の樹脂微粒子分
散液を追加したのち、再度平均粒子径を測定すると6.
0μmであった。
【0081】この凝集体を含む分散液に、水酸化ナトリ
ウム(1N)35gを追加した後、93℃まで加熱し、
硝酸(1N)でpH3.8に調整し4時間保持した。そ
の後、冷却してトナー粒子含有液を得た。コールターカ
ウンターにより、トナー粒子の平均粒子径を測定すると
5.9μmであった。
【0082】上記より得たトナー粒子含有液よりトナー
粒子を濾別し、pH12.0の水酸化ナトリウム溶液で
洗浄後、イオン交換水にて3回洗浄した。その後、トナ
ー粒子を凍結乾燥し6時間経過した後、真空乾燥を24
時間実施した後、さらに篩分して平均粒径5.9μm、
GSDv=1.22、SF1=117の、本発明の静電
荷現像用トナー(3)を得た。この静電荷現像用トナー
(3)を用い、実施例1と同様にして算出したG1/G2
値は、1.5であった。
【0083】(比較例1)実施例1の顔料分散液(1)
の調製にフッ素系界面活性剤を用いなかったこと以外、
実施例1と同様の成分組成とした。丸型ステンレス製フ
ラスコに、ウルトラタラックスT50(IKA社製)を
加えて混合分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを
撹拌しながら48℃まで加熱した。48℃で30分保持
した後、実施例1で用いたコールターカウンターにより
平均粒子径を測定すると、約5.5μmの凝集体が生成
していることを確認した。ここで、残り10%量の樹脂
微粒子分散液を添加した後、平均粒子径を測定した結
果、約5.8μmの凝集体が生成していることを確認し
た。
【0084】その後、この凝集体を含む分散液に、水酸
化ナトリウム(1N)40gを追加した後、ステンレス
製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて撹拌を継続し
ながら93℃まで加熱し4時間保持した。その後、冷却
してトナー粒子含有液を得た。コールターカウンターに
より、トナー粒子の平均粒子径を測定すると、5.8μ
mであった。
【0085】上記より得たトナー粒子含有液よりトナー
粒子を濾別し、pH12.0の水酸化ナトリウム溶液で
洗浄後、イオン交換水にて3回洗浄した。その後、凍結
乾燥し6時間経過した後、真空乾燥を24時間実施した
後、さらに篩分して平均粒子径5.8μm、GSDv=
1.22、SF1=125の、静電荷現像用トナー
(4)を得た。この静電荷現像用トナー(4)を用い、
実施例1と同様にして算出したG1/G2値は、5.0で
あった。
【0086】(比較例2)実施例2の顔料分散液(2)
の調製にフッ素系界面活性剤を用いなかったこと以外、
実施例1と同様の成分組成とした。丸型ステンレス製フ
ラスコに、ウルトラタラックスT50(IKA社製)を
加えて混合分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを
撹拌しながら50℃まで1時間で加熱した。実施例1で
用いたコールターカウンターにより平均粒子径を測定す
ると、約5.4μmの凝集体が生成していることを確認
した。ここで、残り10%量の樹脂微粒子分散液を添加
した後、平均粒子径を測定した結果、約5.8μmの凝
集体が生成していることを確認した。
【0087】その後、この凝集体を含む分散液に、アニ
オン性界面活性剤(ネオゲンRK、第一工業製薬(株)
製)3gを追加した後、ステンレス製フラスコを密閉
し、磁力シールを用いて撹拌を継続しながら97℃まで
加熱し8時間保持した。その後、冷却してトナー粒子含
有液を得た。コールターカウンターにより、トナー粒子
の平均粒子径を測定すると、6.0μmであった。
【0088】上記より得たトナー粒子含有液よりトナー
粒子を濾別し、pH12.0の水酸化ナトリウム溶液で
洗浄後、イオン交換水にて3回洗浄した。その後、凍結
乾燥し6時間経過した後、真空乾燥を24時間実施した
後、さらに篩分して平均粒子径6.0μm、GSDv=
1.25、SF1=124の、静電荷現像用トナー
(5)を得た。この静電荷現像用トナー(5)を用い、
実施例1と同様にして算出したG1/G2値は、4.0で
あった。
【0089】<帯電性の評価>上記より得た本発明の静
電荷現像用トナー(1)〜(3)、及び静電荷現像用ト
ナー(4)〜(5)用いて、以下のようにして本発明の
静電荷像現像剤(1)〜(3)及び静電荷像現像剤
(4)〜(5)を作製し、それぞれの帯電特性の評価を
行った。尚、上記静電荷現像用トナー及び静電荷像現像
剤の番号は、互いに一致するものとする。
【0090】即ち、得られた静電荷現像用トナー(1)
〜(5)のそれぞれについて、その50gに対して疎水
性シリカ(TS720:キャボット製)を2.0g添加
し、サンプルミルにてブレンドした。これを、メタアク
リレート(総研化学(株)製)を1%コートした平均粒
子径50μmのフェライトキャリアに対するトナー濃度
が5%になるように秤量し、ボールミルで5分間攪拌、
混合して静電荷現像用現像剤(1)〜(5)を調製し
た。得られた静電荷現像用現像剤のカッコ内の番号は、
静電荷現像用トナーの番号と一致するものとする。得ら
れた静電荷現像用現像剤について、以下のようにして、
帯電量の環境依存性、及び連続処理による帯電安定性を
評価した。
【0091】(環境依存性)静電荷現像用現像剤(1)
〜(5)の各々について、10℃、15%RHの低温低
湿環境下、及び28℃、90%RHの高温高湿環境下に
おいて、各静電荷現像用トナーを順に複写機(Able
1302α改造MC,富士ゼロックス(株)製)内に
装填し、磁気ロール上の現像剤の初期帯電量をブローオ
フトライボ測定装置(東芝ケミカル(株)製)を用いて
測定した。この測定結果から、両環境下における帯電量
の差ΔE(μC/g)を求め、下記基準に従って評価し
た。測定評価の結果を下記表1に示す。 〔評価基準〕 ○: ΔE≦5 △: 5<ΔE<10 ×: 10≦ΔE
【0092】(帯電安定性)また、静電荷現像用現像剤
(1)〜(5)の各々について、10℃、15%RHの
環境下で、各静電荷現像用現像剤を順に上記複写機に装
填し、上記と同様にして磁気ロール上の現像剤の初期帯
電量を測定した後、それぞれについて1万枚のランニン
グテストを行った。テストの後、1万枚処理後のおけ
る、磁気ロール上の現像剤の帯電量を上記と同様にして
測定し、初期及び1万枚処理後の帯電量の差ΔE(μC
/g)を求め、前記基準に従って評価した。測定評価の
結果を下記表1に示す。
【0093】
【表1】
【0094】上記表1の結果から、粒子表面にフッ素系
界面活性剤若しくはシリコーンオイルを吸着させ、トナ
ー粒子表面に露出した顔料の量(G1/G2)を本発明に
規定する範囲とした、本発明の静電荷現像用トナー
(1)〜(3)を含む静電荷現像用現像剤では、容易に
球形のトナー粒子が得られ、かつ温湿度環境の変化や連
続処理による帯電変化幅が小さく帯電性に優れると共
に、十分な帯電安定性をも有していた。一方、フッ素系
界面活性剤等の有機化合物を用いず、トナー粒子表面に
おける露出顔料の量を本発明に規定する範囲としなかっ
た静電荷現像用トナー(4)及び(5)を含む静電荷現
像用現像剤では、特に高温高湿環境下で大幅に帯電量が
低下し、しかも連続処理の前後での帯電量の変化幅も大
きく、均一で安定した帯電量を維持することはできなか
った。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、トナー粒子が球状であ
って、帯電性が高く、均一で安定した帯電性を有する静
電荷現像用トナーを提供することができる。また、本発
明の静電荷現像用トナーの製造方法によれば、球状に制
御することができ、均一で十分な帯電安定性を有する静
電荷現像用トナーを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 友紀子 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 諏訪部 正明 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 佐藤 修二 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA06 AA15 AA21 AB03 CA11 CA12 CA21 CA23 EA05 EA07 EA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂と着色剤を含む静電荷現像用ト
    ナーにおいて、0.1%溶液を調製した時の表面張力を
    3.0×10-4N/cm以下としうる有機化合物を含有
    し、かつ前記着色剤が、窒素原子を含む顔料であって、
    トナー粒子の表面に露出した顔料の含有比G
    1〔(%);X線電子分光法(XPS)により測定した
    窒素原子含有量(%)/(顔料1分子の分子量に占める
    窒素の原子量の比)〕と、トナー中に含まれる顔料の含
    有比G2(%;重量比)と、の比(G1/G2)が3.0
    以下であることを特徴とする静電荷現像用トナー。
  2. 【請求項2】 少なくとも1μm以下の結着樹脂の微粒
    子を分散した樹脂微粒子分散液と、着色剤を分散した着
    色剤分散液と、低軟化点物質を分散した軟化物質分散液
    と、を有機化合物を含むようにして混合し、結着樹脂の
    微粒子と着色剤とからなる凝集体を含む凝集体分散液を
    調製する工程と、該凝集体分散液を、結着樹脂のガラス
    転移点以上の温度で加熱し、融合、合一する工程と、を
    少なくとも含むことを特徴とする静電荷現像用トナーの
    製造方法。
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