JP2001116820A - Dgps補正方法および移動局 - Google Patents

Dgps補正方法および移動局

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JP2001116820A
JP2001116820A JP29442399A JP29442399A JP2001116820A JP 2001116820 A JP2001116820 A JP 2001116820A JP 29442399 A JP29442399 A JP 29442399A JP 29442399 A JP29442399 A JP 29442399A JP 2001116820 A JP2001116820 A JP 2001116820A
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station
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JP29442399A
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Masaaki Shoji
公明 庄司
Shokon Tsurumaru
松根 鶴丸
Toshihiro Ishigaki
敏弘 石垣
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NTT Communications Corp
Panasonic Mobile Communications Co Ltd
Original Assignee
NTT Communications Corp
Matsushita Communication Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電離層および大気層遅延による測位データの
誤差を適確に補正して、正確な位置情報を得ることがで
きるDGPS補正方法および移動局を提供する。 【解決手段】 移動局1はセンタ局9、放送局11を介
して送信されてくる複数のDGPS基準局5a,5b,
…,5nからの補正データをその位置情報とともに受信
すると、この補正データを各DGPS基準局5からの距
離に応じて加重平均して補正し、真の補正量を算出する
とともに、複数のGPS衛星3a,3b,…,3mから
のGPS信号を受信して算出した移動局自身の位置を前
記真の補正量で補正して、移動局自身の正確な位置情報
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局においてG
PS(Global Positioning System)衛星からの情報に基
づいて算出した移動局自身の位置を複数のDGPS(Di
fferential Global Positioning System)基準局からの
補正データに基づき補正するDGPS補正方法および移
動局に関する。
【0002】
【従来の技術】移動局の位置を測定する方法として、複
数のGPS衛星からの信号を移動局で受信し、この受信
した信号に基づき移動局の位置を測定する方法がある
が、このGPS衛星からの信号を利用して測定した移動
局の位置でも衛星の軌道誤差、時計誤差、電離層におけ
る遅延による誤差、大気層における遅延による誤差、マ
ルチパスによる誤差、受信機ノイズによる誤差などによ
り多少の誤差が生じる。
【0003】このような誤差を補正して高精度に位置を
測定するために、複数のDGPS基準局が設けられ、こ
れらのDGPS基準局においてGPS測位データを補正
する補正データを生成し、この補正データを上述した移
動局で受け取り、移動局においてこの補正データにより
GPSで測定した位置情報を補正し、更に正確な位置情
報を取得するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、複数
のDGPS基準局からの補正データを用いて補正した位
置情報においても、特に電離層遅延や大気層遅延による
誤差を除去しきれず、正確な位置情報を得ることができ
ないものであり、またこれはDGPS基準局から離れた
位置ほど、測位精度が劣化するという問題がある。
【0005】具体的には、上述したように、GPSでの
測位データには、衛星の軌道誤差、時計誤差、電離層遅
延による誤差、大気層遅延による誤差、マルチパスによ
る誤差、受信機ノイズによる誤差などがあるが、これら
のうち、衛星の軌道誤差、時計誤差はDGPS基準局に
よる補正でほとんど除去することができ、またマルチパ
スや受信機ノイズによる誤差は受信機の性能を向上した
り、または例えば特開平8−129062号に開示され
ているように複数の基準局で算出した誤差を平均化して
補正量を算出し、この補正量で位置を補正するという方
法によりある程度除去することができるが、電離層遅延
および大気層遅延による誤差は、原理的にDGPS基準
局と移動局との間の距離に依存して増減するものである
ため、従来の方法では除去することができず、これによ
り正確な位置情報を得ることができないという問題があ
る。
【0006】更に具体的に電離層遅延および大気層遅延
による誤差について説明すると、DGPS基準局が補正
データを生成するために例えば自分の真上に位置するG
PS衛星からの信号を利用したとすると、この信号は電
離層および大気層をほぼ直角にまっすぐ通過してきた信
号であるため、電離層および大気層における信号の遅延
時間は最も小さいものであるのに対して、移動局が自分
の真上でなく、かなり離れた遠くにあるGPS衛星から
の信号を利用して測位したとすると、この信号は電離層
および大気層を斜めに通過してきた信号となるため、電
離層および大気層における信号の通過時間、ひいては遅
延時間は、ほぼ直角にまっすぐ通過してきた信号に比較
して、大きなものとなる。
【0007】このような電離層および大気層におけるG
PS衛星からの信号の遅延時間は、GPS衛星に対する
DGPS基準局の位置および移動局の位置によって変化
するものであるため、移動局がDGPS基準局からの補
正データを利用する場合には、移動局がDGPS基準局
から離れた位置に存在するほど、測位精度が劣化するこ
とになり、このような電離層および大気層における信号
の遅延を補正しない限りにおいては、正確な位置情報を
得ることができないものである。因みに、この電離層お
よび大気層遅延による精度劣化は、DGPS補正を行っ
た後において移動局とDGPS基準局との距離に約2pp
m(pars per million:百万分の1)を乗じた程度の誤差
を生じるものである。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、電離層および大気層遅延によ
る測位データの誤差を適確に補正して、正確な位置情報
を得ることができるDGPS補正方法および移動局を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、移動局においてGPS衛
星からの情報に基づいて算出した移動局自身の位置を複
数のDGPS基準局からの補正データに基づき補正する
DGPS補正方法であって、移動局において複数のDG
PS基準局からの複数の補正データを移動局と各DGP
S基準局との間の距離に応じて加重平均して、真の補正
量を算出し、この算出した真の補正量に基づき移動局に
おいてGPS衛星からの情報に基づき算出した移動局自
身の位置を補正することを要旨とする。
【0010】請求項1記載の本発明にあっては、複数の
DGPS基準局からの複数の補正データを移動局と各D
GPS基準局との間の距離に応じて加重平均して、真の
補正量を算出し、この真の補正量に基づき移動局におい
てGPS衛星からの情報に基づき算出した移動局自身の
位置を補正するため、電離層や大気層遅延による誤差を
適確に補正することができ、正確な位置を得ることがで
きる。
【0011】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記真の補正量の算出は、当該移
動局に、より近い3つのDGPS基準局を選定し、この
選定した3つのDGPS基準局からの補正データを前記
加重平均に使用して真の補正量を算出することを要旨と
する。
【0012】請求項2記載の本発明にあっては、当該移
動局に、より近い3つのDGPS基準局、例えば移動局
が中に入る三角形を形成する3つのDGPS基準局を選
定し、この3つのDGPS自からの補正データを加重平
均に使用して、真の補正量を算出するため、電離層や大
気層遅延による誤差を適確に補正することができ、正確
な位置を得ることができる。
【0013】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記真の補正量を算出す
るステップが、移動局および各DGPS基準局の近辺の
気象状態を入力し、前記複数のDGPS基準局のうち、
移動局と気象状態が異なるDGPS基準局からの補正デ
ータを前記加重平均に使用しないようにすることを要旨
とする。
【0014】請求項3記載の本発明にあっては、移動局
および各DGPS基準局の近辺の気象状態を入力し、移
動局と気象状態が異なるDGPS基準局からの補正デー
タを加重平均に使用しないため、気象状態の影響を受け
ることなく、電離層や大気層遅延による誤差を適確に補
正することができ、正確な位置を得ることができる。
【0015】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、前記各DGPS基準
局からの補正データが、FM放送の通信帯のバンド幅を
利用して、各DGPS基準局から移動局に送信されるこ
とを要旨とする。
【0016】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明において、前記各DGP
S基準局からの補正データが、通信衛星または放送衛星
を利用して、各DGPS基準局から移動局に送信される
ことを要旨とする。
【0017】請求項6記載の本発明は、GPS衛星から
の情報に基づいて算出した位置を複数のDGPS基準局
からの補正データに基づき補正して自身の正確な位置を
求める移動局であって、複数のDGPS基準局からの複
数の補正データを各DGPS基準局との間の距離に応じ
て加重平均して真の補正量を算出する算出手段と、この
算出手段で算出した真の補正量に基づきGPS衛星から
の情報に基づき算出される自身の位置を補正する補正手
段とを有することを要旨とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
DGPS補正方法を実施するシステムの構成を示すブロ
ック図である。同図に示すシステムにおいて、移動局1
は、複数のGPS衛星3a,3b,…,3mからのGP
S信号を受信し、このGPS信号により自分の位置を算
出するようになっているが、この位置情報には上述した
ように誤差を含んでいるものであるため、このような誤
差を補正するための補正データを算出する複数のDGP
S基準局5a,5b,…,5nが所定の固定位置に設置
されている。
【0019】これらの複数のDGPS基準局5a,5
b,…,5nで算出された補正データは、データ回線7
を介してセンタ局9に集められ、センタ局9から更に放
送局11を介して、例えばFM多重信号として各DGP
S基準局の位置情報とともに移動局1に送信されるよう
になっている。移動局1は、この補正データと各DGP
S基準局の位置情報とに基づきGPSで測定した自分自
身の位置情報を後述するように補正し、正確な位置情報
を得るようになっている。
【0020】各DGPS基準局5は、図2に示すよう
に、各GPS衛星3a,3b,…,3mからのGPS信
号を受信するGPSアンテナ51とGPS受信機53、
該GPS受信機53で受信したGPS信号に基づき補正
データを算出するパソコン55、およびこの算出した補
正データを当該DGPS基準局の位置情報とともにデー
タ回線7に送出するためのモデム57から構成されてい
る。
【0021】各DGPS基準局5において、補正データ
を算出するに当たっては、各DGPS基準局5は、自分
自身が設置されている場所の正確な位置情報については
予め固定情報として蓄積し判っているので、複数のGP
S衛星3a,3b,…,3mの各々から受信したGPS
信号に基づいて算出した自分自身の位置情報を自分自身
の正確な位置情報と比較して、補正データを作成するこ
とになる。
【0022】また、この補正データは、複数のGPS衛
星3a,3b,…,3mのうちGPS信号を適確に受信
できた複数のGPS衛星3のそれぞれについて生成され
るものである。例えば、GPS衛星3が24個あるとす
ると、この24個のGPS衛星3のうち、10個のGP
S衛星3からGPS信号を適確に受信できた場合には、
10個の補正データが生成され、この10個の補正デー
タが当該DGPS基準局5の位置情報とともにパソコン
55からモデム57を介してデータ回線7に送出される
ようになっている。
【0023】従って、図1に示すデータ回線7上には、
複数の補正データをそれぞれ送出する複数のDGPS基
準局5a,5b,…,5nのそれぞれからの複数の補正
データがそれぞれのDGPS基準局5の位置情報ととも
に送出されることになる。具体的には、例えば各DGP
S基準局5a,5b,…,5nがg個のGPS衛星3か
らGPS信号を適確に受信することができた場合には、
この受信したGPS信号の各々に対して補正データを作
成するものであるため、DGPS基準局5aにおいて
は、g個の補正データΔr1(5a),Δr2(5
a),…,Δrg(5a)が作成され、DGPS基準局
5bにおいても、g個の補正データΔr1(5b),Δ
r2(5b),…,Δrg(5b)が作成されるという
ように、n個のすべてのDGPS基準局5a,5b,
…,5nでは、次に示すように複数の補正データが作成
され、これらの複数の補正データがそれぞれのDGPS
基準局の位置情報とともにデータ回線7に送出され、セ
ンタ局9に集められることになる。
【0024】
【数1】 Δr1(5a),Δr2(5a),…,Δrg(5a) Δr1(5b),Δr2(5b),…,Δrg(5b) ・ ・ Δr1(5n),Δr2(5n),…,Δrg(5n) しかしながら、移動局1は、これらのすべての補正デー
タを受信できるものでなく、移動局1と放送局11との
位置関係により、移動局1は、自分自身に近い放送局1
1からのみ補正データを適確に受信できるものである。
【0025】移動局1は、図3に示すように、GPS衛
星3からのGPS信号を受信するGPSアンテナ31お
よびGPS受信機33、放送局11から送信される前記
補正データおよび位置情報からなるFM多重信号を受信
するFMアンテナ35およびFM多重受信機37、およ
び位置情報を出力する通信インタフェース(I/F)3
9から構成されている。
【0026】GPS受信機33は、GPSアンテナ31
を介したGPS信号の受信機能を有することに加えて、
CPU、メモリなどからなる情報処理機能を有し、これ
によりGPS衛星3a,3b,…,3mから受信したG
PS信号に基づき移動局1の位置情報を算出するととも
に、またFM多重受信機37を介してFM多重信号とし
て受信した補正データおよびDGPS基準局5の位置情
報に基づき該補正データを後述するようにDGPS基準
局5との距離に応じて加重平均して、真の補正量を算出
し、これによりGPS信号から生成した移動局1の位置
情報を前記真の補正量に基づき補正する処理を行い、移
動局1の正確な位置情報を算出するようになっている。
【0027】また、この位置情報の算出では、放送局1
1を介してセンタ局9から送信されてくるすべての補正
データを使用するのでなく、移動局1の正確な位置情報
の算出に適したDGPS基準局5からの補正データのみ
を選択するものであるが、このDGPS基準局5の選択
もGPS受信機33において行うようになっている。
【0028】次に、図4を参照して、本実施形態のDG
PS補正方法における補正処理について説明する。本実
施形態のDGPS補正方法は、移動局1において複数の
GPS衛星3から受信したGPS信号に基づいて算出し
た移動局1自身の位置をDGPS基準局5からセンタ局
9および放送局11を介してFM多重信号として受信し
た補正データに基づき補正して正確な位置情報を得るも
のである。
【0029】この場合に移動局1がDGPS基準局5か
ら離れた場所にある程、DGPS基準局5からの補正デ
ータに誤差が含まれることになるため、この誤差を低減
し得るように複数のDGPS基準局5a,5b,…,5
nからの複数の補正データを移動局1と複数のDGPS
基準局5a,5b,…,5nとの間のそれぞれの距離に
応じて加重平均するという補正処理を施して、真の補正
量を算出し、この真の補正量に基づいて移動局1におい
てGPS衛星3からのGPS信号により算出した移動局
1の位置情報を補正して、正確な位置情報を得る。
【0030】このように複数のDGPS基準局5a,5
b,…,5nからの複数の補正データを移動局1と複数
のDGPS基準局5a,5b,…,5nとの間のそれぞ
れの距離に応じて加重平均するという補正処理を行うに
あたっては、移動局1は複数のDGPS基準局5a,5
b,…,5nで囲まれた領域の内部に存在することが好
ましい。そして、この複数のDGPS基準局5a,5
b,…,5nで囲まれた領域としては、少なくとも3つ
のDGPS基準局5、例えばDGPS基準局5k,5
l,5mで形成される三角形の領域が好ましい。
【0031】図4は、このようなDGPS基準局5k,
5l,5mからなる三角形の内部に移動局1が存在する
場合において補正データに対して距離に応じた加重平均
という補正処理を行う場合を説明するための図である。
【0032】図4において、移動局1は、DGPS基準
局5k,5l,5mからなる三角形の内部に存在してい
るが、このような場合において、あるGPS衛星3につ
いてのDGPS基準局5k,5l,5mにおける補正デ
ータをそれぞれΔrk,Δrl,Δrmとし、また移動
局1および各DGPS基準局5k,5l,5mのそれぞ
れの座標を(Xa,Ya),(Xk,Yk),(Xl,
Yl),(Xm,Ym)、移動局1とDGPS基準局5
mとを結ぶ直線とDGPS基準局5kとDGPS基準局
5lとを結ぶ直線の交点の座標を(Xk1,Yk1)、
更にDGPS基準局5kと交点(Xk1,Yk1)との
距離をR1、交点(Xk1,Yk1)とDGPS基準局
5lとの距離をR2、交点(Xk1,Yk1)と移動局
1との距離をR3、移動局1とDGPS基準局5mとの
距離をR4とすると、移動局1において実際に使用すべ
き真の補正量は、距離に応じた加重平均、すなわち平準
化により次式のようになる。
【0033】
【数2】真の補正量=[{(R2×Δrk+R1×Δr
l)/(R1+R2)}×R4+R3×Δrm]/(R
3+R4) 従って、移動局1は、このように算出された真の補正量
を用いて、移動局1においてGPS衛星3からのGPS
信号により算出した移動局1の位置情報を補正すること
により、移動局1自身の正確な位置情報を得ることがで
きる。
【0034】なお、上述したように、移動局1がDGP
S基準局5k,5l,5mを結んだ三角形の中に入るよ
うにDGPS基準局5k,5l,5mを選択する処理
は、例えば放送局11およびセンタ局9を介して各DG
PS基準局5から補正データとともに移動局1に送信さ
れてくる各DGPS基準局5の位置情報と移動局1の位
置情報とを比較して、まず移動局1に近い2つのDGP
S基準局5を選択する。
【0035】これから、この選択した2つのDGPS基
準局5のそれぞれと移動局1とを結ぶ2つの直線によっ
て2つのDGPS基準局5と反対側の移動局1の背後に
形成された領域に存在するDGPS基準局5を3つ目の
DGPS基準局5として選択すれば、この選択した3つ
のDGPS基準局5で形成される三角形の内部に移動局
1は存在することになる。
【0036】また、図4の説明において、距離R1,R
2,R3,R4は、次のように算出することができる。
すなわち、DGPS基準局5kと5lのそれぞれの座標
(Xk,Yk)と(Xl,Yl)を通る直線を y=a1×x+b1 とすると、 a1=(Yl−Yk)/(Xl−Xk) b1=Yl−a1×Xl となる。
【0037】また、DGPS基準局5mと移動局1のそ
れぞれの座標(Xm,Ym)と(Xa,Ya)を通る直
線を y=a2×x+b2 とすると、 a2=(Ym−Ya)/(Xm−Xa) b2=Ym−a2+Xm となる。
【0038】ここで、交点(Xk1,Yk1)は、前記
2つの直線の交点であるので、 y=a1×x+b1=a2×x+b2 を満たす座標(x,y)となる。従って、この式をx,
yについてそれぞれ解くことにより交点(Xk1,Yk
1)は、次のようになる。
【0039】 Xk1=(b2−b1)/(a1−a2) Yk1=a1×Xk1+b1 以上のようにして、交点(Xk1,Yk1)の位置がわ
かるとともに、DGPS基準局5kの位置(Xk,Y
k)はわかっているので、両位置情報から距離R1は、
次式のように算出することができる。
【0040】
【数3】R1={(Xk1−Xk)2 +(Yk1−Y
k)2 1/2 また、その他の距離R2,R3,R4も同様にして算出
することができる。
【0041】上述したように、各DGPS基準局5a,
5b,…,5nで測定した補正データを移動局1におい
て各DGPS基準局5からの距離に応じて加重平均して
補正することにより、電離層遅延や大気層遅延による誤
差を除去して、真の補正量を算出することができるが、
各GPS衛星3からのGPS信号は、大気層を通過する
時に気象状態の影響、特に雨などによる湿度の影響を受
け、湿度が高い場合には、遅れる傾向にある。
【0042】従って、移動局1において各DGPS基準
局5からの補正データにより真の補正量を算出する場合
には、移動局1の近辺の気象状態と補正データを利用す
るDGPS基準局5の近辺の気象状態はあまり異ならな
いことが好ましい。すなわち、移動局1の近辺が晴れの
場合には、近辺の気象状態が晴れであるDGPS基準局
5からの補正データを使用し、また移動局1の近辺が雨
の場合には、近辺が雨であるDGPS基準局5からの補
正データを利用することが好ましい。
【0043】このために、移動局1は、自分自身の近辺
の気象状態と各DGPS基準局5の近辺の気象状態を入
手する手段を有し、この入手した気象状態に基づいて移
動局の近辺の気象状態とほぼ同じ気象状態にあるDGP
S基準局5を選択し、このDGPS基準局5からの補正
データを使用するようにすることが好ましい。なお、こ
の気象状態の入手手段としては、電話回線やインターネ
ットを介して入手するなどの手段やその他種々の手段が
考えられる。
【0044】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、上記実施形態に係るDGPS補正方法の処理手順に
ついて説明する。
【0045】移動局1は、複数のDGPS基準局5の各
々から複数のDGPS補正データおよびDGPS基準局
5の位置情報を受信すると(ステップS11)、各DG
PS基準局5毎に補正データを分離し(ステップS1
3)、移動局1に近く、かつ移動局1を取り囲む三角形
を形成し得るとともに、気象状態が近いDGPS基準局
5を3つ選択する(ステップS15)。
【0046】それから、この選択した3つのDGPS基
準局5の補正データに対して上述したように距離に応じ
た加重平均を施して補正し、これにより真の補正量を取
得する(ステップS17)。次に、移動局1は、各GP
S衛星3からのGPS信号に基づき各GPS衛星3との
距離を算出し、この算出した各GPS衛星3との距離を
前記真の補正量で補正して、GPS衛星3との真の距離
を算出する(ステップS19)。それから、このように
算出した各GPS衛星3との真の距離に基づき測位計算
を行い、移動局1の正確な位置を算出する(ステップS
21)。
【0047】なお、上記実施形態では、各DGPS基準
局5a,5b,…,5nで算出した補正データを移動局
1に送信するのに、放送局11のFM放送の通信帯のバ
ンド幅を利用し、FM多重信号として移動局1に送信し
ているが、本発明はこれに限定されるものでなく、この
代わりに例えば通信衛星または放送衛星を利用してもよ
いものである。
【0048】また、上記実施形態では、三角形を形成す
る3つのDGPS基準局5からの補正データを利用して
いるが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば
2つのDGPS基準局5を結ぶ直線上に移動局がある場
合には、この2つのDGPS基準局5からの補正データ
を用いても適確な補正を行うことができるというように
複数のDGPS基準局5からの補正データを用いて適確
な補正を行い得るものである。なお、1つのDGPS基
準局5からの1つの補正データと該DGPS基準局5か
らの距離を使用しても補正を行い得る可能性はあるが、
この場合にはGPS衛星3に対するDGPS基準局5と
移動局の位置関係を適確に把握する必要がある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のDGPS基準局から受信した複数の補正データを
移動局と各DGPS基準局との間の距離に応じて加重平
均して、真の補正量を算出し、この真の補正量に基づき
移動局においてGPS衛星からの情報に基づき算出した
移動局自身の位置を補正するので、電離層や大気層遅延
による誤差を適確に補正することができ、正確な位置を
得ることができる。
【0050】また、本発明によれば、移動局が中に入る
三角形を形成する3のDGPS基準局を選定し、この3
つのDGPS基準局からの補正データを加重平均に使用
して、真の補正量を算出するので、電離層や大気層遅延
による誤差を適確に補正することができ、正確な位置を
得ることができる。
【0051】更に、本発明によれば、移動局および各D
GPS基準局の近辺の気象状態を入力し、移動局と気象
状態が異なるDGPS基準局からの補正データを加重平
均に使用しないので、気象状態の影響を受けることな
く、電離層や大気層遅延による誤差を適確に補正するこ
とができ、正確な位置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るDGPS補正方法を
実施するシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態に使用されているDGPS
基準局の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す実施形態に使用されている移動局の
構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示す実施形態に係るDGPS補正方法に
おける補正処理を説明するためのDGPS基準局の配置
を示す図である。
【図5】図1に示す実施形態の作用を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 移動局 3a,3b,…,3m GPS衛星 5a,5b,…,5n DGPS基準局 7 データ回線 9 センタ局 11 放送局 31 GPSアンテナ 33 移動局のGPS受信機 35 FMアンテナ 37 移動局のFM多重受信機 39 通信I/F 51 GPSアンテナ 53 DGPS基準局のGPS受信機 55 DGPS基準局のパソコン 57 モデム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 公明 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 エ ヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株 式会社内 (72)発明者 鶴丸 松根 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 石垣 敏弘 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J062 BB01 CC07 EE01 EE02 EE04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局においてGPS衛星からの情報に
    基づいて算出した移動局自身の位置を複数のDGPS基
    準局からの補正データに基づき補正するDGPS補正方
    法であって、 移動局において複数のDGPS基準局からの複数の補正
    データを移動局と各DGPS基準局との間の距離に応じ
    て加重平均して、真の補正量を算出し、 この算出した真の補正量に基づき移動局においてGPS
    衛星からの情報に基づき算出された移動局自身の位置を
    補正することを特徴とするDGPS補正方法。
  2. 【請求項2】 前記真の補正量の算出は、当該移動局
    に、より近い3つのDGPS基準局を選定し、この選定
    した3つのDGPS基準局からの補正データを前記加重
    平均に使用して真の補正量を算出することを特徴とする
    請求項1記載のDGPS補正方法。
  3. 【請求項3】 前記真の補正量を算出するステップは、
    移動局および各DGPS基準局の近辺の気象状態を入力
    し、前記複数のDGPS基準局のうち、移動局と気象状
    態が異なるDGPS基準局からの補正データを前記加重
    平均に使用しないようにすることを特徴とする請求項1
    または2記載のDGPS補正方法。
  4. 【請求項4】 前記各DGPS基準局からの補正データ
    は、FM放送の通信帯のバンド幅を利用して、各DGP
    S基準局から移動局に送信されることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のDGPS補正方法。
  5. 【請求項5】 前記各DGPS基準局からの補正データ
    は、通信衛星または放送衛星を利用して、各DGPS基
    準局から移動局に送信されることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のDGPS補正方法。
  6. 【請求項6】 GPS衛星からの情報に基づいて算出し
    た位置を複数のDGPS基準局からの補正データに基づ
    き補正して自身の正確な位置を求める移動局であって、 複数のDGPS基準局からの複数の補正データを各DG
    PS基準局との間の距離に応じて加重平均して真の補正
    量を算出する算出手段と、 この算出手段で算出した真の補正量に基づきGPS衛星
    からの情報に基づき算出される自身の位置を補正する補
    正手段とを有することを特徴とする移動局。
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