JP2001116490A - 熱交換器 - Google Patents
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- F28F21/08—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of metal
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D9/00—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D9/0031—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
- F28D9/0043—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another
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- F28D21/00—Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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- F28D2021/0089—Oil coolers
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換器の長寿命化
【解決手段】 アルミニウムまたはアルミニウム合金か
らなるプレート１１１、１１２によって内部をオイルが
通過するオイル通路１１３が形成される。また、オイル
と熱交換する冷却水が通過する冷却水通路１２３には、
プレート１１１、１１２よりも腐食電位の低い材質から
なるフィン１２３ａが配される。プレート１１１、１１
２の冷却水通路１２３側となる面には、プレート１１
１、１１２、フィン１２３ａよりも腐食電位の低い犠牲
層３０１が形成される。そのため、犠牲層３０１から優
先的に腐食するため、プレート１１１、１１２のみなら
ず、フィン１２３ａも保護することができる。その結
果、オイルクーラの耐圧強度を維持することができ、製
品寿命を向上させることができる。
らなるプレート１１１、１１２によって内部をオイルが
通過するオイル通路１１３が形成される。また、オイル
と熱交換する冷却水が通過する冷却水通路１２３には、
プレート１１１、１１２よりも腐食電位の低い材質から
なるフィン１２３ａが配される。プレート１１１、１１
２の冷却水通路１２３側となる面には、プレート１１
１、１１２、フィン１２３ａよりも腐食電位の低い犠牲
層３０１が形成される。そのため、犠牲層３０１から優
先的に腐食するため、プレート１１１、１１２のみなら
ず、フィン１２３ａも保護することができる。その結
果、オイルクーラの耐圧強度を維持することができ、製
品寿命を向上させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器に関する
もので、車両のエンジンオイルやオートマチックトラン
スミッション用の作動オイル（ＡＴＦ）等（以下、単に
オイルと呼ぶ。）を冷却するオイルクーラ及びそのろう
付け接合に適用して有効である。
もので、車両のエンジンオイルやオートマチックトラン
スミッション用の作動オイル（ＡＴＦ）等（以下、単に
オイルと呼ぶ。）を冷却するオイルクーラ及びそのろう
付け接合に適用して有効である。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車等に用いられるアルミニウ
ム製の熱交換器として、ラジエータやコンデンサなどが
用いられている。このような熱交換器は、アルミニウム
またはアルミニウム合金からなるブレージングシートか
らなるチューブエレメント（以下、チューブと略す）
と、フィンとを交互に複数積層し、真空ろう付けなどの
ろう付けを行うことによって製造される。
ム製の熱交換器として、ラジエータやコンデンサなどが
用いられている。このような熱交換器は、アルミニウム
またはアルミニウム合金からなるブレージングシートか
らなるチューブエレメント（以下、チューブと略す）
と、フィンとを交互に複数積層し、真空ろう付けなどの
ろう付けを行うことによって製造される。
【０００３】このような熱交換器において、耐食性を向
上させるため、フィンの材質としてチューブ表面よりも
腐食電位の低い犠牲材を用いてフィンを優先的に腐食さ
せてチューブの保護を行うものが知られている。
上させるため、フィンの材質としてチューブ表面よりも
腐食電位の低い犠牲材を用いてフィンを優先的に腐食さ
せてチューブの保護を行うものが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンオ
イルなどとエンジン冷却水とを熱交換するオイルクーラ
は、一般的に、積層された複数枚のプレートがケーシン
グ内部に納められた構造となっている。これらの積層さ
れた複数のプレートによって形成された空間は、オイル
が通過するオイル通路となっており、このオイル通路外
の空間とケーシングによって形成される空間は冷却水が
通過する冷却水通路となっている。なお、オイル通路に
は、熱交換性能を向上させるためのインナーフィンが配
されている。
イルなどとエンジン冷却水とを熱交換するオイルクーラ
は、一般的に、積層された複数枚のプレートがケーシン
グ内部に納められた構造となっている。これらの積層さ
れた複数のプレートによって形成された空間は、オイル
が通過するオイル通路となっており、このオイル通路外
の空間とケーシングによって形成される空間は冷却水が
通過する冷却水通路となっている。なお、オイル通路に
は、熱交換性能を向上させるためのインナーフィンが配
されている。
【０００５】このような構造を有するオイルクーラをア
ルミニウム化する場合、耐圧強度上の観点から、補強構
造として冷却水通路にもインナーフィンを設けることが
望ましい。しかしながら、上述したアルミニウム製熱交
換器のようにフィンが優先的に腐食するような構成であ
ると、冷却水通路に配されるフィンが先に腐食され、要
求される耐圧強度を保つことができない。その結果、オ
イルクーラ自体の製品寿命が短くなってしまうといった
問題点があった。
ルミニウム化する場合、耐圧強度上の観点から、補強構
造として冷却水通路にもインナーフィンを設けることが
望ましい。しかしながら、上述したアルミニウム製熱交
換器のようにフィンが優先的に腐食するような構成であ
ると、冷却水通路に配されるフィンが先に腐食され、要
求される耐圧強度を保つことができない。その結果、オ
イルクーラ自体の製品寿命が短くなってしまうといった
問題点があった。
【０００６】本発明は、上記点に鑑みてなされたもので
あり、腐食による製品寿命の短縮を抑制することを目的
とする。
あり、腐食による製品寿命の短縮を抑制することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項１に記載の発明によれば、第１、
第２プレートおよび冷却水側フィンよりも腐食電位の低
い犠牲層が優先的に腐食されるため、第１、第２プレー
トのみならず、冷却水通路側フィンについても防食する
ことができる。そのため、オイルクーラの材質として、
従来の材質に比べて強度の弱いアルミニウムまたはアル
ミニウム合金を用いたとしても、オイルクーラの耐圧強
度を維持することができる。また、冷却水通路側フィン
のフィン材としてチューブエレメント材よりも腐食電位
の低い材質を用いるので、さらに腐食が進行しても、冷
却水通路、オイル通路を区画構成する第１、第２プレー
トよりも冷却水側フィンが優先的に腐食されるため、腐
食による第１、第２プレートの破損にいたるまでの期間
を延ばすことができ、製品寿命を延ばすことができる。
成するために、請求項１に記載の発明によれば、第１、
第２プレートおよび冷却水側フィンよりも腐食電位の低
い犠牲層が優先的に腐食されるため、第１、第２プレー
トのみならず、冷却水通路側フィンについても防食する
ことができる。そのため、オイルクーラの材質として、
従来の材質に比べて強度の弱いアルミニウムまたはアル
ミニウム合金を用いたとしても、オイルクーラの耐圧強
度を維持することができる。また、冷却水通路側フィン
のフィン材としてチューブエレメント材よりも腐食電位
の低い材質を用いるので、さらに腐食が進行しても、冷
却水通路、オイル通路を区画構成する第１、第２プレー
トよりも冷却水側フィンが優先的に腐食されるため、腐
食による第１、第２プレートの破損にいたるまでの期間
を延ばすことができ、製品寿命を延ばすことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。図１は本発明を適用した実施形
態の１つであるオイルクーラ１００の断面図である。
図面を用いて説明する。図１は本発明を適用した実施形
態の１つであるオイルクーラ１００の断面図である。
【０００９】なお、オイルクーラ１００は走行用エンジ
ン（図示せず）のシリンダブロック又はクランクケース
あるいはトランスミッション本体の壁面に装着されて、
エンジン冷却水（以下、冷却水と略す。）とエンジンオ
イルやオートマチックトランスミッション用の作動オイ
ル（ＡＴＦ）等のオイルとを熱交換してオイルを冷却す
るものである。
ン（図示せず）のシリンダブロック又はクランクケース
あるいはトランスミッション本体の壁面に装着されて、
エンジン冷却水（以下、冷却水と略す。）とエンジンオ
イルやオートマチックトランスミッション用の作動オイ
ル（ＡＴＦ）等のオイルとを熱交換してオイルを冷却す
るものである。
【００１０】１１０はオイルと冷却水とを熱交換する熱
交換コア（以下、コアと略す。）であり、このコア１１
０は、所定形状の凹凸を有するようにプレス成形された
複数枚のプレート１１１、１１２をプレート１１１、１
１２の厚み方向に積層することにより形成されたもので
ある。なお、複数積層されたプレート１１１、１１２の
内部には、後述するが、オイルが流通する空間が形成さ
れており、プレート１１１、１１２はチューブエレメン
トとして機能する。
交換コア（以下、コアと略す。）であり、このコア１１
０は、所定形状の凹凸を有するようにプレス成形された
複数枚のプレート１１１、１１２をプレート１１１、１
１２の厚み方向に積層することにより形成されたもので
ある。なお、複数積層されたプレート１１１、１１２の
内部には、後述するが、オイルが流通する空間が形成さ
れており、プレート１１１、１１２はチューブエレメン
トとして機能する。
【００１１】１２０はコア１１０を収納する略円筒状の
ケーシングであり、このケーシング１２０の軸方向両端
側（紙面上下側）の開口部１２０ａ、１２０ｂが、円盤
状の第１プレート１３０及び第２プレート１４０により
閉塞されて、コア１１０を収納する閉じた空間がケーシ
ング１２０内に形成されている。また、ケーシング１２
０の円筒壁部には、冷却水が流入する流入口１２１及び
コア１１０（オイル）との間で熱交換を終えた冷却水が
流出する流出口１２２が形成されている。
ケーシングであり、このケーシング１２０の軸方向両端
側（紙面上下側）の開口部１２０ａ、１２０ｂが、円盤
状の第１プレート１３０及び第２プレート１４０により
閉塞されて、コア１１０を収納する閉じた空間がケーシ
ング１２０内に形成されている。また、ケーシング１２
０の円筒壁部には、冷却水が流入する流入口１２１及び
コア１１０（オイル）との間で熱交換を終えた冷却水が
流出する流出口１２２が形成されている。
【００１２】このとき、プレート１１１、１１２によっ
て形成された（仕切られた）空間１１３はオイルが流通
する通路（流体通路）を構成する。一方、ケーシング１
２０及び第１、２プレート１３０、１４０によって構成
される空間のうち、空間１１３（以下、オイル通路１１
３と呼ぶ。）外の空間（ケーシング１２０内の空間）１
２３は冷却水が流通する通路（以下、冷却水通路１２３
と呼ぶ。）を構成している。プレート１１１、１１２に
よって構成され、積層される各チューブエレメントの間
は冷却水が流通する冷却水通路１２３の一部となってい
る。
て形成された（仕切られた）空間１１３はオイルが流通
する通路（流体通路）を構成する。一方、ケーシング１
２０及び第１、２プレート１３０、１４０によって構成
される空間のうち、空間１１３（以下、オイル通路１１
３と呼ぶ。）外の空間（ケーシング１２０内の空間）１
２３は冷却水が流通する通路（以下、冷却水通路１２３
と呼ぶ。）を構成している。プレート１１１、１１２に
よって構成され、積層される各チューブエレメントの間
は冷却水が流通する冷却水通路１２３の一部となってい
る。
【００１３】なお、両通路１１３、１２３内には、オイ
ルと冷却水との熱交換を促進するオフセット形状を有す
るインナーフィン１１３ａ、１２３ａが設けられてい
る。
ルと冷却水との熱交換を促進するオフセット形状を有す
るインナーフィン１１３ａ、１２３ａが設けられてい
る。
【００１４】また、１５０は第２プレート１４０にろう
付け接合された座面プレートであり、この座面プレート
１５０のうち第２プレート１４０と反対側の面（シリン
ダブロック又はクランクケースの壁面に接触する側の
面）１５１には、この面１５１（以下、シール面１５１
と呼ぶ。）とシリンダブロック又はクランクケースの壁
面との隙間を密閉（シール）するアクリルゴム製のＯリ
ング１６１が装着されるＯリング溝１５２が形成されて
いる。
付け接合された座面プレートであり、この座面プレート
１５０のうち第２プレート１４０と反対側の面（シリン
ダブロック又はクランクケースの壁面に接触する側の
面）１５１には、この面１５１（以下、シール面１５１
と呼ぶ。）とシリンダブロック又はクランクケースの壁
面との隙間を密閉（シール）するアクリルゴム製のＯリ
ング１６１が装着されるＯリング溝１５２が形成されて
いる。
【００１５】そして、Ｏリング溝１５２及びシール面１
５１は、所定の密閉性（シール性）を確保すべく、機械
加工にて所定の面粗さ（本実施形態では１２．５ｚ以
下）に仕上げられている。
５１は、所定の密閉性（シール性）を確保すべく、機械
加工にて所定の面粗さ（本実施形態では１２．５ｚ以
下）に仕上げられている。
【００１６】なお、１５３はコア１１０を迂回してオイ
ルクーラ１００のオイル流入側とオイル流出側とを連通
させるバイパス孔であり、このバイパス孔１５３は、過
度にオイルがコア１１０を迂回してオイル流出側に向け
て流出することがないような所定の穴径（圧力損失）を
有するものである。１４１は最下段のプレート１１２に
接触して最下段のプレート１１２の強度を補強するため
のアルミニウム製の第３プレートである。
ルクーラ１００のオイル流入側とオイル流出側とを連通
させるバイパス孔であり、このバイパス孔１５３は、過
度にオイルがコア１１０を迂回してオイル流出側に向け
て流出することがないような所定の穴径（圧力損失）を
有するものである。１４１は最下段のプレート１１２に
接触して最下段のプレート１１２の強度を補強するため
のアルミニウム製の第３プレートである。
【００１７】なお、プレート１１１、１１２はアルミニ
ウム、またはアルミニウム合金（例えば、Ａｌ−Ｍｎ−
Ｃｕ系合金）からなり、プレート１１１、１１２のうち
冷却水通路１２３側となる面には、プレート１１１、１
１２の材質よりも腐食電位の低い、アルミニウム合金
（例えば、Ａｌ−Ｚｎ系合金）からなる犠牲材がクラッ
ドされ、犠牲層３０１が形成される。一方、インナーフ
ィン１２３ａの芯材１２３０はアルミニウムまたはアル
ミニウム合金からなり、その表面にはろう材１２３１が
クラッドされる。なお、インナーフィン１２３ａはプレ
ート１１１、１１２の材質よりも腐食電位が低く、かつ
犠牲層３０１よりも腐食電位の高い材質（例えば、Ａｌ
−Ｍｎ系合金）が用いられる。
ウム、またはアルミニウム合金（例えば、Ａｌ−Ｍｎ−
Ｃｕ系合金）からなり、プレート１１１、１１２のうち
冷却水通路１２３側となる面には、プレート１１１、１
１２の材質よりも腐食電位の低い、アルミニウム合金
（例えば、Ａｌ−Ｚｎ系合金）からなる犠牲材がクラッ
ドされ、犠牲層３０１が形成される。一方、インナーフ
ィン１２３ａの芯材１２３０はアルミニウムまたはアル
ミニウム合金からなり、その表面にはろう材１２３１が
クラッドされる。なお、インナーフィン１２３ａはプレ
ート１１１、１１２の材質よりも腐食電位が低く、かつ
犠牲層３０１よりも腐食電位の高い材質（例えば、Ａｌ
−Ｍｎ系合金）が用いられる。
【００１８】本実施形態のオイルクーラ１００では、プ
レート１１１、１１２のうち冷却水通路１２３側となる
面には、プレート１１１、１１２およびインナーフィン
１２３ａに対する犠牲層３０１が存在するため、プレー
ト１１１、１１２およびインナーフィン１２３ａよりも
犠牲層３０１が優先的に腐食され、プレート１１１、１
１２およびインナーフィン１２３ａは防食される。その
ため、インナーフィン１２３ａの寿命を延ばすことがで
き、要求される耐圧強度を維持することができる。ま
た、インナーフィン１２３ａが保護されるので、所定の
熱交換性能を維持することができる。
レート１１１、１１２のうち冷却水通路１２３側となる
面には、プレート１１１、１１２およびインナーフィン
１２３ａに対する犠牲層３０１が存在するため、プレー
ト１１１、１１２およびインナーフィン１２３ａよりも
犠牲層３０１が優先的に腐食され、プレート１１１、１
１２およびインナーフィン１２３ａは防食される。その
ため、インナーフィン１２３ａの寿命を延ばすことがで
き、要求される耐圧強度を維持することができる。ま
た、インナーフィン１２３ａが保護されるので、所定の
熱交換性能を維持することができる。
【００１９】さらに、インナーフィン１２３ａはプレー
ト１１１、１１２よりも腐食電位差の低い材質からなる
ので、さらに腐食が進んだとしても、プレート１１１、
１１２よりもインナーフィン１２３ａが優先的に腐食さ
れる。そのため、プレート１１１、１１２が腐食される
までに要する期間を長くすることができ、製品寿命をの
ばすことができる。
ト１１１、１１２よりも腐食電位差の低い材質からなる
ので、さらに腐食が進んだとしても、プレート１１１、
１１２よりもインナーフィン１２３ａが優先的に腐食さ
れる。そのため、プレート１１１、１１２が腐食される
までに要する期間を長くすることができ、製品寿命をの
ばすことができる。
【００２０】なお、上述した実施形態では、オイルを浄
化するフィルタを有さないオイルクーラについて述べた
が、図３に示すように、フィルタ２００とオイルクーラ
１００とが一体となったフィルタ一体型オイルクーラに
適用可能であることはいうまでもない。
化するフィルタを有さないオイルクーラについて述べた
が、図３に示すように、フィルタ２００とオイルクーラ
１００とが一体となったフィルタ一体型オイルクーラに
適用可能であることはいうまでもない。
【００２１】また、上述の実施形態では、複数枚のプレ
ート１１１、１１２を積層することよって構成されたコ
ア１１０を有するオイルクーラであったが、その他の形
状を有するコアであってもよい。また、本発明を適用す
る上で、プレートやフィンの形状についても特に限定さ
れない。
ート１１１、１１２を積層することよって構成されたコ
ア１１０を有するオイルクーラであったが、その他の形
状を有するコアであってもよい。また、本発明を適用す
る上で、プレートやフィンの形状についても特に限定さ
れない。
【００２２】さらに、上述の実施形態では、車両用のオ
イルクーラに本発明を適用したが、オートバイ等その他
のものにも適用することができる。
イルクーラに本発明を適用したが、オートバイ等その他
のものにも適用することができる。
【００２３】また、上述した実施形態では、インナーフ
ィン１２３ａにろう材をクラッドした実施の形態につい
て述べたが、インナフィン１２３ａをベア材とし、かつ
チューブを構成するプレート１１１，１１２に犠牲材を
クラッドし、さらにその上にろう材をクラッドする構成
としても、上述した実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
ィン１２３ａにろう材をクラッドした実施の形態につい
て述べたが、インナフィン１２３ａをベア材とし、かつ
チューブを構成するプレート１１１，１１２に犠牲材を
クラッドし、さらにその上にろう材をクラッドする構成
としても、上述した実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
【００２４】上述した実施形態では、ケーシング１２０
の軸方向一端側を第１プレート１４０にて閉塞してカッ
プ状のタンクＴを形成したが、深絞り加工（プレス加
工）等にて一体的にタンクを形成してもよい。
の軸方向一端側を第１プレート１４０にて閉塞してカッ
プ状のタンクＴを形成したが、深絞り加工（プレス加
工）等にて一体的にタンクを形成してもよい。
【図１】本発明の第１実施形態に係るオイルクーラの断
面図である。
面図である。
【図２】本発明の要部を示す断面図である。
【図３】本発明の他の実施形態に係るオイルクーラの断
面図である。
面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１１月１０日（２０００．１１．
１０）
１０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項１に記載の発明によれば、第１、
第２プレートおよび冷却水側フィンよりも腐食電位の低
い犠牲層が優先的に腐食されるため、第１、第２プレー
トのみならず、冷却水通路側フィンについても防食する
ことができる。そのため、オイルクーラの材質として、
従来の材質に比べて強度の弱いアルミニウムまたはアル
ミニウム合金を用いたとしても、オイルクーラの耐圧強
度を維持することができる。また、冷却水通路側フィン
のフィン材として第1、第２プレートの芯材よりも腐食
電位の低い材質を用いるので、さらに腐食が進行して
も、冷却水通路、オイル通路を区画構成する第1、第２
プレートよりも冷却水側フィンが優先的に腐食されるた
め、腐食による第１、第２プレートの破損にいたるまで
の期間を延ばすことができ、製品寿命を延ばすことがで
きる。
成するために、請求項１に記載の発明によれば、第１、
第２プレートおよび冷却水側フィンよりも腐食電位の低
い犠牲層が優先的に腐食されるため、第１、第２プレー
トのみならず、冷却水通路側フィンについても防食する
ことができる。そのため、オイルクーラの材質として、
従来の材質に比べて強度の弱いアルミニウムまたはアル
ミニウム合金を用いたとしても、オイルクーラの耐圧強
度を維持することができる。また、冷却水通路側フィン
のフィン材として第1、第２プレートの芯材よりも腐食
電位の低い材質を用いるので、さらに腐食が進行して
も、冷却水通路、オイル通路を区画構成する第1、第２
プレートよりも冷却水側フィンが優先的に腐食されるた
め、腐食による第１、第２プレートの破損にいたるまで
の期間を延ばすことができ、製品寿命を延ばすことがで
きる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】１１０はオイルと冷却水とを熱交換させる
熱交換コア（以下、コアと略す。）であり、このコア１
１０は、所定形状の凹凸を有するようにプレス成形され
た複数枚のプレート１１１、１１２（請求項における第
１、第２プレート）をプレート１１１、１１２の厚み方
向に積層することにより形成されたものである。なお、
複数積層されたプレート１１１、１１２の内部には、後
述するが、オイルが流通する空間が形成されており、プ
レート１１１、１１２はチューブエレメントとして機能
する。
熱交換コア（以下、コアと略す。）であり、このコア１
１０は、所定形状の凹凸を有するようにプレス成形され
た複数枚のプレート１１１、１１２（請求項における第
１、第２プレート）をプレート１１１、１１２の厚み方
向に積層することにより形成されたものである。なお、
複数積層されたプレート１１１、１１２の内部には、後
述するが、オイルが流通する空間が形成されており、プ
レート１１１、１１２はチューブエレメントとして機能
する。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】１２０はコア１１０を収納する略円筒状の
ケーシングであり、このケーシング１２０の軸方向両端
側（紙面上下側）の開口部１２０ａ、１２０ｂが、円盤
状の第１プレート（上面プレート）１３０及び第２プレ
ート（下面プレート）１４０により閉塞されて、コア１
１０を収納する閉じた空間がケーシング１２０内に形成
されている。また、ケーシング１２０の円筒壁部には、
冷却水が流入する流入口１２１及びコア１１０（オイ
ル）との間で熱交換を終えた冷却水が流出する流出口１
２２が形成されている。
ケーシングであり、このケーシング１２０の軸方向両端
側（紙面上下側）の開口部１２０ａ、１２０ｂが、円盤
状の第１プレート（上面プレート）１３０及び第２プレ
ート（下面プレート）１４０により閉塞されて、コア１
１０を収納する閉じた空間がケーシング１２０内に形成
されている。また、ケーシング１２０の円筒壁部には、
冷却水が流入する流入口１２１及びコア１１０（オイ
ル）との間で熱交換を終えた冷却水が流出する流出口１
２２が形成されている。
Claims (1)
- 【請求項１】 オイルと冷却水とを熱交換させる熱交換
器であって、 アルミニウム、またはアルミニウム合金からなり、交互
に積層され、ろう付け接合される複数の第１、第２プレ
ートと、 前記第１プレートの一方の面と、この第１プレートの一
方の面と対向して配される前記第２プレートの一方の面
との間にオイルが流通するオイル通路と、 前記第１プレートの他方の面と、この第１プレートの他
方の面と対向して配さ れる前記第２プレートの他方の面との間に冷却水が流通
する冷却水通路と、この冷却水通路の内壁面とろう付け
される冷却水側フィンとを有し、 前記冷却水側フィンは、前記第１プレートおよび前記第
２プレートの芯材よりも腐食性電位の低いアルミニウ
ム、またはアルミニウム合金からなり、 前記第１プレートの他方の面および前記第２プレートの
他方の面には、前記第１プレートおよび前記第２プレー
トの芯材、前記冷却水側フィンよりも腐食電位の低い腐
食犠牲層が形成されていることを特徴とする熱交換器。
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|---|---|---|---|
| JP2000223227A JP4432229B2 (ja) | 1999-08-06 | 2000-07-25 | 熱交換器 |
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| PCT/JP2000/005268 WO2001011302A1 (fr) | 1999-08-06 | 2000-08-04 | Echangeur de chaleur |
| DE60034017T DE60034017T2 (de) | 1999-08-06 | 2000-08-04 | Wärmetauscher |
| US09/799,456 US20010010262A1 (en) | 1999-08-06 | 2001-03-06 | Heat exchanger |
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| JP11-223479 | 1999-08-06 | ||
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2000
- 2000-07-25 JP JP2000223227A patent/JP4432229B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2000-08-04 EP EP00950012A patent/EP1120622B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-04 WO PCT/JP2000/005268 patent/WO2001011302A1/ja active IP Right Grant
- 2000-08-04 DE DE60034017T patent/DE60034017T2/de not_active Expired - Lifetime
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- 2001-03-06 US US09/799,456 patent/US20010010262A1/en not_active Abandoned
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