JP2001116014A - デュアルストロークシリンダ - Google Patents

デュアルストロークシリンダ

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JP2001116014A
JP2001116014A JP29597399A JP29597399A JP2001116014A JP 2001116014 A JP2001116014 A JP 2001116014A JP 29597399 A JP29597399 A JP 29597399A JP 29597399 A JP29597399 A JP 29597399A JP 2001116014 A JP2001116014 A JP 2001116014A
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Japan
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piston
cylinder
rod
stroke
port
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JP29597399A
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Akihiro Hirano
野 昭 弘 平
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SMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースが小さく、コストを低減するこ
とができるデュアルストロークシリンダを提供する。 【解決手段】 シリンダ12のヘッド側にストッパロッ
ド19を固定するとともに、その外周面を摺動する第1
のピストン13Aと、そのロッドカバー側の第2のピス
トン13Bと、中空部21aを有しピストン13Bと一
体にしたピストンロッド21とを、シリンダ12内に設
ける。第1のピストンのヘッドカバー側に第1のシリン
ダ室24Aを、第1,第2のピストン間に第2のシリン
ダ室24Bを、第2のピストンのロッドカバー側に第3
のシリンダ室24Cを設ける。第1のシリンダ室に圧縮
空気を供給すると、第1のピストンがストッパロッドの
先端に当接する位置まで移動して、それだけピストンロ
ッド21が押し出され、第2のシリンダ室に圧縮空気を
供給すると、ピストンロッドがストローク終端まで移動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンロッドを
全ストロークの中間位置に停止させることができる、デ
ュアルストロークシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の流体圧シリンダは、ピストンロッ
ドがストロークの始端から終端まで一挙に移動するが、
該ピストンロッドをストロークの中間位置で停止させ
て、それまでのストロークにおいて一旦何らかの作業を
行わせ、その後、ストローク終端まで移動させて次段の
作業を行わせることの要求がある。また、流体圧シリン
ダを制御する電磁弁への通電が不測の事態によって断た
れることがあり、その場合に、通常の流体圧シリンダで
は、ピストンロッドのストロークの始端や終端におい
て、該ロッドに取付けたワーク等によって作業者の身体
の一部が挟まれることがあり、このような問題を防止す
る安全対策として、上記中間位置で停止可能な流体圧シ
リンダを用い、中間停止位置を非通電原点としておくの
が、ロック機構や3位置バルブを用いる方式よりも有効
である。
【0003】図5は、ピストンロッドをストロークの中
間位置に停止させることができる既知のデュアルストロ
ークシリンダの一例を示し、このデュアルストロークシ
リンダは、ストロークS1の第1のピストン2A及び第
1のロッド3Aを有する第1のシリンダ1Aと、ストロ
ークS2がストロークS1より大きい第2のピストン2
B及び第2のロッド3Bを有する第2のシリンダ1Bと
を、複数本のタイロッド4によって、同心でかつ直列に
連結したものとして構成されており、第1のロッド3A
の先端は、シリンダ1A,1Bのカバーを気密に貫通し
て第2のピストン2Bに当接している。
【0004】このデュアルストロークシリンダは、第
1,第2のピストン2A,2Bと、第1,第2のロッド
3A,3Bとが復帰ストローク終端位置にある図示の状
態において、ポート5Aから第1のピストン2Aのヘッ
ド側シリンダ室7Aに圧縮空気を供給すると、第1のピ
ストン2Aと第1のロッド3Aが図においてストローク
S1だけ左動して停止し、第2のピストン2Bと第2の
ロッド3Bも、第1のロッド3Aに押圧されてストロー
クS1だけ左動する。次いで、ポート5Bから第2のシ
リンダ1Bのヘッド側シリンダ室7Bに圧縮空気を供給
すると、第2のピストン2Bと第2のロッド3Bが残り
のストローク(S2−S1)だけ左動して、駆動ストロ
ークの終端位置に停止する。したがって、第2のシリン
ダ1Bのロッド3Bを、ストロークS2の中間位置に停
止させることができる。
【0005】ポート6Bから第2のシリンダ1Bのロッ
ド側シリンダ室8Bに、ポート6Aから第1のシリンダ
1Aのロッド側シリンダ室8Aにそれぞれ圧縮空気を供
給して、シリンダ1A,1Bのヘッド側シリンダ室7
A,7Bの空気を外部に排出すると、第2のピストン2
Bと第2のロッド3BがストロークS2右動するととも
に、第1のロッド3Aと第1のピストン2Aがストロー
クS1右動して図5に示す状態に復帰する。なお、第1
のシリンダ1Aのポート6Aは、圧縮空気を給排するポ
ートに変えて、呼吸ポートとすることができる。
【0006】上記デュアルストロークシリンダは、ロッ
ド3Bをストロークの中間位置に停止させることができ
るが、2個のシリンダ1Aと1Bを直列に連結したもの
であるから、大きな設置スペースが必要になり、しかも
部品点数が多くなってコストが高くなるという問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、設置スペースが小さく、かつ構造が
簡単でコストを低減することができるデュアルストロー
クシリンダを提供することにある。
【0008】また、本発明が解決しようとする第2の課
題は、ピストンロッドの中間停止位置を調整することが
容易な上記デュアルストロークシリンダを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のデュアルストロークシリンダは、シリンダ
と、該シリンダ内を気密に摺動する第1のピストンと、
第1のピストンのロッド側において上記シリンダ内を気
密に摺動する環状の第2のピストンとを備えた流体圧シ
リンダであって、上記流体圧シリンダが、一端がヘッド
側に取付けられ、軸方向に伸びて、外周面を気密に摺動
する上記第1のピストンのストロークを設定するための
ストッパロッドと、上記ストッパロッドを内挿する中空
部を有し、シリンダから気密に導出された第2のピスト
ンと一体のピストンロッドと、第1のピストンのヘッド
カバー側の第1のシリンダ室に圧力流体を給排する第1
のポートと、第1,第2のピストン間の第2のシリンダ
室に圧力流体を給排する第2のポートと、第2のピスト
ンのロッドカバー側の第3のシリンダ室に圧力流体を給
排する第3のポートとを備え、第1のポートから第1の
シリンダ室に供給される圧力流体によって摺動する第1
のピストンを、ストッパロッドによりストロークの中間
位置に停止させて、第2のピストンとそのロッドをその
中間位置に保持させ、その状態で第2のポートから第2
のシリンダ室に供給する圧力流体によって、第2のピス
トンとそのロッドをストローク終端位置に移動させるこ
とを特徴としている。
【0010】上記デュアルストロークシリンダにおいて
は、ストッパロッドにより設定される第1のピストンの
ストロークを調整可能にすることができ、また、ストッ
パロッドに圧力流体の通路を設け、この通路とピストン
ロッドの中空部とによって、ヘッド側に設けた第2のポ
ートから第2のシリンダ室に圧力流体を給排可能にする
のが、構成を簡単化するために有効である。
【0011】
【作用及び発明の効果】第1のポートから第1のピスト
ンで区画された第1のシリンダ室に圧力流体を供給する
と、第1のピストンが駆動するとともに、これに押圧さ
れる第2のピストンとそのロッドが同方向に駆動する。
第1のピストンがストッパロッドの終端まで摺動する
と、第1のピストンが停止するので、これによって押圧
される第2のピストンとそのロッドがストロークの中間
位置に停止する。この場合に、第2のピストンの両側に
は流体圧力が作用していないので、第2ピストンとその
ロッドは、自由に移動できる状態にあり、それが不都合
である場合には、第3のポートから第3のシリンダ室に
圧力流体を供給することにより、第2ピストンを第1ピ
ストンに接した位置に保持することができる。
【0012】上記の状態において、第2のポートから第
1のピストンと第2のピストンの間の第2のシリンダ室
に圧力流体を供給し、第3のシリンダ室に圧力流体が導
入されている場合にはそれを排出すると、ストロークの
中間位置に停止している第2のピストンとそのロッド
が、ストロークの終端まで移動する。この場合、第1の
ピストンはその両面に流体圧が作用しているので、スト
ッパロッドに当接した位置に停止している。
【0013】第3のポートから第3のシリンダ室に圧力
流体を供給して、第2のシリンダ室の流体を外部に排出
すると、第2のピストンとそのロッドがストロークの中
間停止位置に復帰する。次いで、第1のシリンダ室の流
体を外部に排出すると、第1,第2のピストンとそのロ
ッドが復帰ストロークの終端まで移動する。この場合、
必要があれば、第3のポートから第3のシリンダ室に圧
力流体を供給して、第1,第2のシリンダ室の流体を共
に外部に排出すると、第1,第2のピストン及びピスト
ンロッドが、ストロークの中間位置に停止することな
く、復帰ストロークの終端まで移動する。
【0014】また、ストッパロッドにより設定された第
1のピストンのストロークをシリンダの軸方向に移動さ
せると、第1のピストンの停止位置が変わるので、ピス
トンロッドの中間停止位置を調整することができる。さ
らに、ストッパロッドに設けた通路とピストンロッドに
設けた中空部とによって、第1,第2のピストン間の第
2のシリンダ室に圧力流体を給排するので、ピストンロ
ッドの中間停止位置を調整しても、第2のシリンダ室に
圧縮空気を給排する第2のポートを、シリンダの一定の
位置に開設することができる。
【0015】このデュアルストロークシリンダは、ピス
トンロッドをストロークの中間位置に停止させることが
できるために、中間停止を要求される各種用途に利用す
ることができ、また、通電が不測の事態によって断たれ
る場合に対する安全対策として、上記中間停止位置を非
通電原点としておくことにより、ストロークの始端や終
端近くにおいて作業者が身体の一部を挟まれるのを防止
することができる。また、2個のシリンダを直列に連結
したものと異なり、第1のピストンのストロークと第2
のピストンのストロークとが一部ラップしているので、
流体圧シリンダの軸方向長さが短くなって、設置スペー
スを小さくすることができる。さらに、デュアルストロ
ークシリンダを構成が簡単でしかもシリンダ室に圧縮空
気を供給するポートの数を減らすことができるので、安
価なものとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明の実施例
を示し、このデュアルストロークシリンダ11は、1個
のシリンダ12と、該シリンダ内を気密に摺動する第
1,第2のピストン13A,13Bとを備えている。上
記シリンダ12は、シリンダチューブ15と、その一端
に止め輪16によって気密に取付けられたヘッドカバー
17と、他端に気密に螺着されたロッドカバー18とを
備え、これらの部材は、複数本(図示の例は4本)のタ
イロッド4によって一体に連結されている(図4参
照)。上記ヘッドカバー17の中心部分には、ロッドカ
バー18に向いて伸び、軸方向に貫通する通路19aを
有する中空のストッパロッド19の一端が螺着されてお
り、該ストッパロッド19の他端に、第1のピストンの
ストロークを設定するストッパナット20が螺着されて
いる。
【0017】シリンダチューブ15内を気密に摺動する
第1のピストン13Aは、ストッパロッド19の外周面
に気密に摺動可能に装着されている。また、環状の第2
のピストン13Bは、上記ストッパロッド19とストッ
パナット20より大径の中空部21aを有するピストン
ロッド21のヘッド側の基端に気密に螺着されており、
ロッドカバー18を気密に貫通する上記ピストンロッド
21の先端に、中空部21aを気密に閉鎖するロッドブ
ロック22が螺着されている。そして、ヘッドカバー1
7と第1のピストン13Aとの間に第1のシリンダ室2
4Aが、第1,第2のピストン13A,13Bの間に第
2のシリンダ室24Bが、第2のピストン13Bとロッ
ドカバー18との間に第3のシリンダ室24Cが、それ
ぞれ形成されている。この場合、第2のピストン13B
のストロークS2は、第1のピストン13Aのストロー
クS1より大きくされている(図1及び図2参照)。
【0018】上記シリンダチューブ15には、第1,第
2,第3のシリンダ室24A,24B,24Cにそれぞ
れ圧縮空気を給排する第1,第2,第3のポート25
A,25B,25Cが開設されており、第1のポート2
5Aと第3のポート25Cは、それぞれ対応するシリン
ダ室24Aと24Cに直接連通している。一方、第2の
ポート25Bは、ヘッドカバー17とストッパロッド1
9に形成した通路17aと19a、ピストンロッド21
の中空部21aを通して、第2のシリンダ室24Bに連
通している。
【0019】図1中の符号27と28は、ピストンロッ
ド21の外周面とロッドカバー18の中心孔との間を気
密にシールするロッドパッキンと、これらの間のベアリ
ングを示し、符号29は、第1,第2のピストン13
A,13Bのダンパである。
【0020】図1は、第3のポート25Cから第3のシ
リンダ室24Cに圧縮空気が供給され、第1,第2のシ
リンダ室24A,24Bの空気が第1,第2のポート2
5A,25Bから外部に排出されて、第1,第2のピス
トン13A,13B及びピストンロッド21が復帰スト
ロークの終端にある状態を示している。この状態におい
て、第1のポート25Aから第1のシリンダ室24Aに
圧縮空気を供給して、第3のポート25Cから第3のシ
リンダ室24Cの空気を外部に排出すると、第1のピス
トン13Aが図において左動し、これに押圧されて第2
のピストン13Bとそのロッド21も図において左動す
る。第1のピストン13AがS1だけストロークしてス
トッパナット20に当接すると、その左動が停止し、こ
れに押圧される第2のピストン13B及びそのロッド2
1も、S1だけ左動ストロークして停止する(図2参
照)。したがって、ピストンロッド21は、ストローク
の中間位置に停止する。
【0021】この場合に、第2のピストン13Bの両側
のシリンダ室には空気圧力が作用していないので、第2
ピストン13Bとそのロッド21は自由に移動できる状
態にあるが、例えば、ピストンロッド21がシリンダ1
2から上向きに突出している場合などで、ピストンロッ
ド21をシリンダ12内に押し込む力が存在する場合に
は、特に問題はない。しかしながら、ピストンロッド2
1が自由に移動できると不都合が生じる場合には、第3
のポート25Cから第3のシリンダ室24Cに圧力流体
を供給すればよく、それにより、第2のピストン13B
を第1のピストン13Aに接した位置に保持することが
できる。この場合に、第2のピストン13Bの第3のシ
リンダ室24C側の受圧面積を、第1のピストン13A
の受圧面積の1/2程度にしておくことが望まれる。
【0022】次いで、第2のポート25Bから圧縮空気
を供給し、第3のシリンダ室24Cに圧縮空気が導入さ
れている場合にはそれを排出すると、この圧縮空気はヘ
ッドカバー17とストッパロッドの通路17a,19
a、及びピストンロッド21の中空部21aを通って第
2のシリンダ室24Bに流入するので、第2のピストン
13Bとそのロッド21が図において左動する。この場
合、第1のピストン13Aのヘッド側には圧縮空気の圧
力が作用しているので、第1のピストン13Aはストッ
パナット20に当接した位置に停止している。第2のピ
ストン13Bがストローク(S2−S1)すると、ダン
パ29によってロッドカバー18に緩衝的に当接して、
第2のピストン13Bとそのロッド21が駆動ストロー
クの終端に停止する(図3参照)。したがって、第2の
ピストン13Bは、ストロークS1の中間位置に停止す
るとともに、全ストロークS2を移動することができ
る。
【0023】第3のポート25Cから第3のシリンダ室
24Cに圧縮空気を供給して、第2のシリンダ室24B
の空気を第2のポート24Bから外部に排出すると、第
2のピストン13Bとそのロッド21が図において右動
し、第2のピストン13Bが、ストッパナット20への
当接位置にある第1のピストン13Aに当接すると、そ
の位置に停止する。したがって、ピストンロッド21
は、図における右動ストロークにおいても、中間位置に
停止することができる。次いで、第1のシリンダ室24
Aの空気を第1のポート25Aから外部に排出すると、
第1,第2のピストン13A,13B及びピストンロッ
ド21が図において右動して、図1に示す状態に復帰す
る。
【0024】なお、必要があるときは、第3のシリンダ
室24Cに圧縮空気を供給して、第1,第2のシリンダ
室24A,24Bの空気を共に外部に排出すると、ピス
トンロッド21がストロークの中間位置に停止すること
なく、直接図1に示す状態に復帰するので、ピストンロ
ッド21の復帰ストローク時間を短縮することができ
る。
【0025】上記実施例のデュアルストロークシリンダ
は、ピストンロッド21をストロークの中間位置に停止
させることができるので、中間停止を要求される各種用
途に利用することができ、また、通電が不測の事態によ
って断たれる場合に対する安全対策として、上記中間停
止位置を非通電原点としておくことにより、ストローク
の始端や終端近くにおいて作業者が身体の一部を挟まれ
るのを防止することができる。この場合、ピストンロッ
ド21の中間停止位置は、第1のピストン13Aがスト
ッパナット20に当接することによって保持されている
ので、ロック機構等によるピストンロッドの停止位置の
保持に比べると、その停止位置が正確で、かつその保持
が確実である。
【0026】また、ストッパロッド19、及びまたはス
トッパナット20をシリンダ12の軸方向に進退させる
ことによって、ピストンロッド21の中間停止位置を調
整することができる。この場合、第1,第2のピストン
13A,13B間の第2のシリンダ室24Bに圧縮空気
を給排する第2のポート25Bをシリンダチューブ15
に直接開設すると、ピストンロッド21の中間停止位置
を調整したときに、第2のポート25Bから第2のシリ
ンダ室24Bに圧縮空気を給排できなくなることがある
が、上記実施例は、第2のシリンダ室24Bに圧縮空気
を給排するための通路を、ヘッドカバー17に設けた通
路17a、ストッパロッド19とピストンロッド21に
設けた中空部19a,21aとしたので、ピストンロッ
ド21の中間停止位置を調整しても、第2のポート25
Bの開設位置を変更する必要がない。
【0027】さらに、上記実施例では、個別に形成した
2個のシリンダ1A,1Bを直列に連結したものと異な
り、第1のピストン13AのストロークS1と第2のピ
ストン13BのストロークS2とが一部ラップするの
で、全体の軸方向長さが短くなって設置スペースを小さ
くすることができ、しかも、全体の部品点数が少なくな
って、デュアルストロークシリンダを安価なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部縦断正面図である。
【図2】同じくピストンロッドの中間停止状態を示す図
である。
【図3】同じく駆動ストローク終端の図である。
【図4】同じく側面図である。
【図5】既提案のデュアルストロークシリンダの上半部
断面図である。
【符号の説明】
11 デュアルストロークシリンダ 12 シリンダ 13A,13B ピストン 19 ストッパロッド 19a 通路 21 ピストンロッド 21a 中空部 24A,24B,24C シリンダ室 25A,25B,25C ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダと、該シリンダ内を気密に摺動す
    る第1のピストンと、第1のピストンのロッド側におい
    て上記シリンダ内を気密に摺動する環状の第2のピスト
    ンとを備えた流体圧シリンダであって、 上記流体圧シリンダが、一端がヘッド側に取付けられ、
    軸方向に伸びて、外周面を気密に摺動する上記第1のピ
    ストンのストロークを設定するためのストッパロッド
    と、 上記ストッパロッドを内挿する中空部を有し、シリンダ
    から気密に導出された第2のピストンと一体のピストン
    ロッドと、 第1のピストンのヘッドカバー側の第1のシリンダ室に
    圧力流体を給排する第1のポートと、第1,第2のピス
    トン間の第2のシリンダ室に圧力流体を給排する第2の
    ポートと、第2のピストンのロッドカバー側の第3のシ
    リンダ室に圧力流体を給排する第3のポートとを備え、 第1のポートから第1のシリンダ室に供給される圧力流
    体によって摺動する第1のピストンを、ストッパロッド
    によりストロークの中間位置に停止させて、第2のピス
    トンとそのロッドをその中間位置に保持させ、その状態
    で第2のポートから第2のシリンダ室に供給する圧力流
    体によって、第2のピストンとそのロッドをストローク
    終端位置に移動させる、ことを特徴とするデュアルスト
    ロークシリンダ。
  2. 【請求項2】ストッパロッドにより設定される第1のピ
    ストンのストロークを調整可能にした、ことを特徴とす
    る請求項1に記載したデュアルストロークシリンダ。
  3. 【請求項3】ストッパロッドに圧力流体の通路を設け、
    この通路とピストンロッドの中空部とによって、ヘッド
    側に設けた第2のポートから第2のシリンダ室に圧力流
    体を給排可能にした、ことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載したデュアルストロークシリンダ。
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