JP2001112029A - テレビカメラの映像検査装置 - Google Patents

テレビカメラの映像検査装置

Info

Publication number
JP2001112029A
JP2001112029A JP28853799A JP28853799A JP2001112029A JP 2001112029 A JP2001112029 A JP 2001112029A JP 28853799 A JP28853799 A JP 28853799A JP 28853799 A JP28853799 A JP 28853799A JP 2001112029 A JP2001112029 A JP 2001112029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
television camera
defect level
correction coefficient
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28853799A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yamamoto
山本  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP28853799A priority Critical patent/JP2001112029A/ja
Publication of JP2001112029A publication Critical patent/JP2001112029A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B43/00Testing correct operation of photographic apparatus or parts thereof

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通電による撮像素子の温度上昇による輝度レ
ベルの変化の影響を受けることなく、テレビカメラ映像
検査を正確に行なう映像検査装置を提供する。 【解決手段】 映像検査装置10は、テレビカメラ30
よりデジタル映像信号を受け、撮像された画像の輝度等
を分析する映像解析部14と、テレビカメラ30の通電
時間を計時する通電計時部21と、通電時間に応じた輝
度レベルの補正係数を記憶する温度補正係数変換テーブ
ル20と、画素欠陥許容値情報を保持する画素欠陥許容
値メモリ部19と、通電計時部21の出力および画素欠
陥許容値メモリ部19に記憶された補正係数に基づい
て、デジタル映像信号を補正し、画素欠陥許容値メモリ
部19に記憶された画素欠陥許容値情報と比較し、テレ
ビカメラ30に画素欠陥が存在するか否かを判断する画
素欠陥判断部18とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラの生
産において、テレビカメラの撮像素子の画素欠陥を検査
するために用いられる映像検査装置に関し、特に、シェ
ーディングおよび通電による温度変動の影響を受けずに
画素欠陥を検査することができるテレビカメラの映像検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラの生産工程で行なわれる映
像検査の1つとして、CCD(ChargeCoupled Device)
またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semicond
uctor)固体撮像素子の画像欠陥が許容範囲内にあるか
否かを判定する画素欠陥検査がある。
【0003】撮像素子を構成する半導体の結晶を一定の
面積にわたって均一に形成することは困難である。ま
た、製造工程でごみ等の異物が画素表面へ付着すること
もある。これらが要因となり、局所的な結晶欠陥を生じ
る結果、この結晶欠陥が熱的な原因となり、電荷の発生
を招く。このため、この欠陥画素での輝度レベルが再生
画像ではノイズとなって現われ、画質劣化の要因となっ
ている。
【0004】良好な画像を提供する必要のある放送素材
作成用のテレビカメラの場合は、撮像素子の欠陥画素部
分の信号を、その欠陥画素の周辺の正常画素における信
号で補正する機能を備えている。しかし、補正機能を実
現するには、補正対象である欠陥画素位置を記憶してお
くためのメモリをテレビカメラに内蔵することが不可欠
である。このため、補正機能を備えないテレビカメラに
比べて、製造コストが高くなるという欠点がある。そこ
で、一般的なテレビカメラにおいては、この補正機能を
備えることなく、欠陥画素の輝度レベルおよび欠陥画素
の個数が許容範囲内か否かの判断を行ない、許容範囲外
の欠陥画素を有するテレビカメラのみを製造工程におい
て選別する方法が採用されている。
【0005】欠陥画素の輝度レベル等が許容できるか否
かの判定方法として、特開昭63−245199号公報
に見落としの多い目視検査の対策となるイメージセンサ
検査方法が開示されている。この検査方法では、撮像し
た映像をA/D(Analog toDigital)変換することでデ
ジタル値情報に変換を行ない、各画素について、ある方
向に並んだ画素列の差分演算を行ない、差分値を許容基
準値と比較することにより画素欠陥を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、撮像した映像をA/D変換して、各画素の輝度レベ
ル情報に基づき欠陥画素か否かの判定を行なう方法にお
いては、撮像素子の感度むらおよびシェーディングの影
響により、差分値に誤差を生じていた。シェーディング
は、撮像素子上に形成された光学レンズの配置位置のば
らつきおよび撮像用光学レンズの周辺部分での光量低下
の影響により発生する。例えば、レンズ周辺部における
撮像映像の輝度レベルが、中心部の70%程度まで低下
する現象をいう。
【0007】結晶欠陥による輝度レベルのノイズ発生
は、熱的な原因で電荷の発生量が変動するために起こ
る。すなわち、撮像映像をA/D変換した各画素の輝度
レベルは、通電による撮像素子の温度上昇とともに増加
する。このため、差分値演算での誤差が発生していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたもので、本発明の目的は、シェ
ーディングの影響を受けずに、テレビカメラの映像検査
を正確に行なうことができる映像検査装置を提供するこ
とである。
【0009】本発明の他の目的は、通電による撮像素子
の温度上昇による輝度レベルの変化の影響を受けること
なく、テレビカメラ映像検査を正確に行なうことができ
る映像検査装置を提供することである。
【0010】請求項1に記載の発明に係るテレビカメラ
の映像検査装置は、テレビカメラで撮像された映像信号
に基づいて、検査対象画素の欠陥レベルを算出する欠陥
レベル算出部と、前記検査対象画素の位置に基づいて定
められる領域内の輝度レベルを代表する輝度レベルを算
出する代表輝度レベル算出部と、前記欠陥レベル算出部
および前記代表輝度レベル算出部に接続され、前記代表
輝度レベル算出部の出力と予め定められた基準レベルと
に基づいて、前記欠陥レベルを補正する欠陥レベル補正
部と、前記欠陥レベル補正部に接続され、前記欠陥レベ
ル補正部の出力と予め定められたしきい値とを比較し、
前記テレビカメラの映像の良否を判定する判定部とを含
む。
【0011】検査対象画素の欠陥レベルが、代表輝度レ
ベルと基準レベルとに基づいて補正される。このため、
欠陥レベルを検査対象画素周囲の輝度レベルに依存しな
い欠陥レベルに変換することができる。よって、シェー
ディングの影響を受けない欠陥レベルを算出することが
可能となり、シェーディングの影響を受けずに、テレビ
カメラの映像検査を正確に行なうことができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、前記テレビカメラの通電時間を
計時する通電計時部と、通電時間に応じた補正係数を記
憶する温度補正係数変換テーブルとをさらに含み、前記
欠陥レベル補正部は、前記欠陥レベル算出部、前記通電
計時部および前記温度補正係数変換テーブルに接続さ
れ、前記通電計時部の出力に対応した補正係数を前記温
度補正係数変換テーブルより読出し、当該補正係数に基
づき前記欠陥レベルを補正する温度補正部と、前記温度
補正部および前記代表輝度レベル算出部に接続され、前
記代表輝度レベル算出部の出力と予め定められた基準レ
ベルとに基づいて、前記温度補正部の出力を補正するシ
ェーディング補正部とを含む。
【0013】検査対象画素の欠陥レベルが、通電時間に
応じて定められる補正係数により補正される。このた
め、通電により撮像素子の温度が上昇することによる輝
度レベルの変化の影響を受けることなく、テレビカメラ
の映像検査を正確に行なうことができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の構成に加えて、前記欠陥レベル補正部
は、前記欠陥レベルに前記代表輝度レベル算出部の出力
を乗じた値を前記基準レベルで除すことにより前記欠陥
レベルを補正する。
【0015】請求項4に記載の発明に係るテレビカメラ
の映像検査装置は、テレビカメラで撮像された映像信号
に基づいて、検査対象画素の欠陥レベルを算出する欠陥
レベル算出部と、前記テレビカメラの通電時間を計時す
る通電計時部と、通電時間に応じた補正係数を記憶する
温度補正係数変換テーブルと、前記欠陥レベル算出部、
前記通電計時部および前記温度補正係数変換テーブルに
接続され、前記通電計時部の出力に対応した補正係数を
前記温度補正係数変換テーブルより読出し、当該補正係
数に基づき前記欠陥レベルを補正する欠陥レベル補正部
とを含む。
【0016】検査対象画素の欠陥レベルが、通電時間に
応じて定められる補正係数により補正される。このた
め、通電により撮像素子の温度が上昇することによる輝
度レベルの変化の影響を受けることなく、テレビカメラ
の映像検査を正確に行なうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照して、テレビカメラの
映像検査装置10は、内蔵ランプにより発光する色温度
5100℃の均一照明部11と、均一照明部11に接続
され、後述する検査対象のテレビカメラ30の入射光量
が2400ルクスになるように均一照明部11の内蔵ラ
ンプへの印可電圧を調節する照度調整部12と、テレビ
カメラ30に接続され、テレビカメラ30より出力され
るアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/
D変換部15と、テレビカメラ30またはA/D変換部
15に接続され、テレビカメラ30またはA/D変換部
15よりデジタル映像信号を受け、撮像された画像の輝
度および色情報を分析する映像解析部14と、映像解析
部14および照度調整部12に接続され、照度調整部1
2を介して均一照明部11より照射される照明光照度を
調節し、テレビカメラ30の映像信号処理方法を制御す
るとともに、デジタル映像信号に基づいて画素欠陥の判
断を行なう制御部13と、制御部13に接続され、検査
工程作業者が光学レンズ表面の汚れおよびごみの付着検
査を合わせて行なうために、検査映像を表示する映像モ
ニタ16とを含む。
【0018】均一照明部11の色温度は内蔵するランプ
を交換することにより、5100℃から3100℃に変
更することが可能である。
【0019】制御部13は、映像解析部14に接続さ
れ、映像解析部14の出力に基づき、後述するテレビカ
メラ30の映像信号処理部34での映像信号処理方法を
変更する映像調整部17と、検査対象のテレビカメラ3
0の通電時間を計時する通電計時部21と、通電時間に
応じた輝度レベルの補正係数を記憶する温度補正係数変
換テーブル20と、画素欠陥許容値情報を保持する画素
欠陥許容値メモリ部19と、映像解析部14、通電計時
部21、画素欠陥許容値メモリ部19および温度補正係
数変換テーブル20に接続され、通電計時部21の出力
および画素欠陥許容値メモリ部19に記憶された補正係
数に基づいて、所定の演算が施されたデジタル映像信号
を補正し、画素欠陥許容値メモリ部19に記憶された画
素欠陥許容値情報と比較することにより、テレビカメラ
30に画素欠陥が存在するか否かを判断する画素欠陥判
断部18とを含む。
【0020】検査対象のテレビカメラ30は、画像を集
光する光学レンズ部31と、光学レンズ部31に接続さ
れ、光学レンズ部31で集光された画像を電気信号に変
換する映像撮像部32と、映像撮像部32に接続され、
映像撮像部32の出力をサンプリングし、量子化を行な
い、10ビットのデジタル映像信号に変換するA/D変
換部33と、A/D変換部33に接続され、映像信号の
色素および輝度レベルを調整して、ホワイトバランスの
調整動作を行なう映像信号処理部34と、映像信号処理
部34に接続され、パラレルまたはシリアルのデジタル
映像信号列を出力するデジタル信号出力部36と、映像
信号処理部34に接続され、デジタル信号列をアナログ
信号に変換し、NTSC(National Television System
Committee)コンポジット信号として出力するD/A
(Digital to Analog)変換部35とを含む。なお、テ
レビカメラ30は、デジタル信号出力部36を備えてい
なくてもよい。
【0021】テレビカメラ30がデジタル信号出力部3
6を備えているときは、デジタル信号出力部36から映
像検査装置10の映像解析部14にデジタル映像信号が
送信されるが、テレビカメラ30がデジタル信号出力部
36を備えておらず、D/A変換部35のみを備えてい
る場合は、D/A変換部35からA/D変換部15にア
ナログ映像信号が伝達され、A/D変換部15でデジタ
ル信号列に変換された後に映像解析部14にデジタル映
像信号が伝達される。
【0022】図2を参照して、テレビカメラ30は、カ
メラレンズ部3と、カメラ本体4とを含む。カメラレン
ズ部3は、光学レンズ部31および映像撮像部32を含
む。カメラ本体4は、A/D変換部33、映像信号処理
部34、D/A変換部35およびデジタル信号出力部3
6を含む。カメラレンズ部3とカメラ本体4とはケーブ
ルで接続されており、カメラレンズ部3は、レンズ固定
台5で位置決めされて、カメラ本体4とともに、カメラ
固定台6に取付けられている。
【0023】検査対象のカメラレンズ部3の画角に合わ
せて30センチメートル離れた距離に均一照明装置2が
直立設置されている。均一照明装置2は、均一照明部1
1と、照度調整部12とを含む。
【0024】汎用コンピュータ装置1は、演算処理装置
(図示せず)と、メモリ領域(図示せず)と、外部イン
ターフェイス回路(図示せず)と、ディスプレイ装置と
を含む。ディスプレイ装置は、映像モニタ16に相当す
る。A/D変換部15および映像解析部14は画像入力
基板として汎用コンピュータ装置1の外部インターフェ
イスカードスロットに装着されている。
【0025】汎用コンピュータ装置1のメモリ領域に記
憶されている制御アルゴリズムに基づき、演算処理装置
で演算処理を行なうことで、図1に示す制御部13の映
像調整部17、画素欠陥判断部18および通電計時部2
1の機能が実現される。汎用コンピュータ装置1のメモ
リ領域は、画素欠陥許容値メモリ部19と、温度補正係
数変換テーブル20とを含む。
【0026】均一照明装置2およびカメラ本体4は、汎
用コンピュータ装置1とケーブルで接続されており、カ
メラ本体4のデジタル信号出力部36から映像解析部1
4に映像信号が与えられ、映像調整部17から映像信号
処理部34に対して、映像信号処理方法の制御信号が与
えられる。
【0027】図3を参照して、映像検査装置10を用い
たテレビカメラ30の映像検査方法について説明する。
映像検査装置10は、カメラ固定台6に検査対象のテレ
ビカメラ30が取付けられるまで待機しており(S
2)、カメラ固定台6にテレビカメラ30が取付けられ
ると、検査対象のテレビカメラ30の機種ごとに各種パ
ラメータ値が異なる制御プログラムに従い、次述の検査
ステップを順次実行する。
【0028】テレビカメラ30に電源が加えられると、
同時に通電計時部21でのカメラへの通電時間の計時動
作がスタートし、均一照明装置2より均一な照度の光が
カメラレンズ部3に対して照射される。作業者は、テレ
ビカメラ30の画角が正常か否かを調べる(S4)。す
なわち、均一照明装置2の照明部分が、画面全体に入る
ように均一照明装置2とレンズ固定台5との光軸の位置
合わせを映像モニタ16に表示された画面を見ながら行
なう。
【0029】作業者によりテレビカメラ30の画角が許
容範囲外であると判断された場合には(S6でNO)、
作業者は、カメラ固定台6に固定されたテレビカメラ3
0が不良品であると判断し、そのテレビカメラ30に対
する検査処理を終了する(S24)。その後、映像検査
装置10は、次のテレビカメラ30がカメラ固定台6に
設置されるまで待機を行なう(S6)。
【0030】作業者によりテレビカメラ30の画角が許
容範囲内であると判断された場合には(S6でYE
S)、制御部13は、映像調整処理をスタートさせる
(S8)。すなわち、映像調整部17は、テレビカメラ
30の映像信号処理部34で行なわれているオートホワ
イトバランス処理を停止させる。その状態で、作業者
は、図4に示す日本電子機械工業会制定のEIAJ(社
団法人日本電子機械工業会)カラーチャートを均一照明
装置2の前面に配置する。テレビカメラ30により撮像
されたEIAJカラーチャートの映像が、RGB(Re
d,Green,Blue)の数値情報として、映像解
析部14を介して映像調整部17に取込まれる。映像調
整部17は、赤パターン部および青パターン部の映像信
号の色位相が、設定規格値に収まるように、テレビカメ
ラ30の映像信号処理部34の色ゲインの調整を行なう
(S10)。映像信号の色位相が、設定規格値に収まら
なければ(S10でNO)、テレビカメラ30が不良品
であると判断され、カメラ固定台6に固定されたテレビ
カメラ30に対する検査処理が終了する(S24)。
【0031】映像信号の色位相が設定規格値に収まると
(S10でYES)、映像調整部17は、テレビカメラ
30の映像信号処理部34にオートホワイトバランス処
理制御を開始させる。このときテレビカメラ30の撮像
素子の感度ばらつきを補正するため、白パターン部分の
映像輝度レベルが標準規定値(ここでは511)となる
ように、照度調整部12は、均一照明部11内の蛍光管
の発生電圧を変化させる。映像信号処理部34は、一時
的に赤パターン部および青パターン部の色ゲインを最大
にする。その状態で、作業者は、均一照明装置2の前面
に配置しているテストチャートを図5の無彩色のグレー
スケールテストパターンに変更する。この状態でテレビ
カメラ30により撮像された映像が、RGBの数値情報
として汎用コンピュータ装置1に取込まれる。映像解析
部14により各座標位置での映像出力の色彩度が把握さ
れるが、撮像しているテストパターンは、本来無彩色の
テストパターンであり、色彩度はないはずである。この
ため、映像解析部14より出力される色彩度と画素欠陥
許容値メモリ部19に記憶された設定規格値とが比較さ
れる(S12)。
【0032】映像解析部14より出力される色彩度のう
ち1つでも設定規格値以上である場合には(S14でY
ES)、映像撮像部32の撮像素子の色フィルタまたは
素子感度分布のばらつきによる色むら不良が生じてお
り、テレビカメラ30が不良品であると判断され、カメ
ラ固定台6に固定されたテレビカメラ30に対する検査
処理が終了する(S24)。
【0033】映像解析部14より出力されるすべての色
彩度が設定規格値よりも小さければ(S14でNO)、
映像調整部17は、映像信号処理部34の赤および青の
色ゲインをS8の処理で設定した値に戻す。その後、画
素欠陥検査処理(S16)が行なわれる。画素欠陥検査
処理については後述する。画素欠陥検査処理において、
テレビカメラ30が不良品であると判断された場合には
(S18でNO)、カメラ固定台6に固定されたテレビ
カメラ30に対する検査処理が終了する(S24)。
【0034】映像解析部14で画素欠陥が許容範囲内に
あると判断された場合には(S18でYES)、均一照
明装置2の前面に図6に示す解像度テストパターンを設
置する。この状態で、テレビカメラ30で撮像された映
像が、RGBの数値情報として汎用コンピュータ装置1
に取込まれる。これにより、各座標位置における映像出
力の輝度レベル分布が把握される。解像度チャート5a
〜5dを横切るように選ばれた、水平方向の1ラインの
画素列の各画素について、隣接画素との輝度レベルの差
分値を求め、差分値の累積和を演算する。差分累積和が
最大になるように、作業者が光学レンズ部31のフォー
カスリングを回すことにより、フォーカス調整が行なわ
れる(S20)。
【0035】フォーカス調整処理が正常終了すると、調
整対象のテレビカメラ30は良品と判断され、テレビカ
メラ30への通電が遮断される(S22)。その後、映
像検査装置10は次のテレビカメラ30がカメラ固定台
6に取付けられるまで待機し(S2)、次の調整対象の
テレビカメラ30が取付けられ次第、S4以降の処理を
繰返す。なお、各ステップの調整作業において3分以上
調整制御を行なっても、規定の調整基準に満たない場合
は、調整対象のテレビカメラ30は製造不良品と判断さ
れ、以降の調整ステップを実行されることなく、テレビ
カメラ30は不良品であると判断される(S24)。
【0036】図7を参照して、図3のS16の処理につ
いて詳しく説明する。作業者は、均一照明装置2の前面
に配置されているテストチャートを取り除く。この状態
で、テレビカメラ30で撮像された映像が、RGBの数
値情報として汎用コンピュータ装置1に取込まれる。画
面中央部の100画素の輝度レベルの平均値が、輝度レ
ベルの最大値1024に対し、511になるように、均
一照明装置2の照度が制御される(S31)。このと
き、均一照明装置2より照射される光は位置に関わらず
均一である。このため、映像撮像部32で撮像される映
像の色位相および輝度分布は画面の各位置において一定
のはずである。しかし、光学レンズ部31および映像撮
像部32の光路にごみ、汚れ等が存在すると、画素欠陥
の検出に影響を与える。このため、作業者は、映像モニ
タ16を確認しながら付着したごみを綿棒で除去する作
業を行なう。
【0037】画素欠陥判断部18は、画像中より検査対
象画素を1つ選び、その画素の輝度レベルを取得する
(S32)。画素欠陥判断部18は、検査対象画素の周
囲100画素を選び出し、100画素の輝度レベルの平
均値を算出する(S34)。検査対象画素の輝度レベル
と、周囲100画素の輝度レベルの平均値との差分値を
求め、欠陥レベルを算出する(S36)。例えば、対象
画素の輝度レベルが493であり、対象画素の周囲10
0画素の輝度レベルの平均値が400の場合には、欠陥
レベルは93となる。
【0038】画素欠陥判断部18は、通電計時部21よ
りテレビカメラ30の通電時間を取得する(S38)。
画素欠陥判断部18は、通電時間をインデックスとし、
温度補正係数変換テーブル20より補正係数を読出す。
読出した補正係数に基づいて欠陥レベルを補正する(S
40)。たとえば、温度補正係数変換テーブル20に
は、通電時間10秒、30秒および1分に対して、補正
係数1.05倍、1.1倍および1.3倍がそれぞれ定
義されているものとする。通電時間が1分10秒の場合
には、温度補正係数変換テーブル20より1.3倍が読
出され、上述の欠陥レベル93を1.3で除した71.
5が補正後の欠陥レベルとされる。
【0039】次に、画面中央部の輝度レベルの平均値で
ある511と、対象画素周辺100画素の輝度レベルの
平均値とに基づいて、欠陥レベルに対してシェーディン
グ補正が施される(S42)。すなわち、対象画素の周
囲の平均値は400であるため、71.5に511を乗
じさらに400で除した91.3がシェーディング補正
後の欠陥レベルとなる。
【0040】対象画素の欠陥レベルは、画面を一瞥した
だけでもはっきりわかる画素欠陥レベル1と、あまり目
立たない画素欠陥レベル2とに区分される。画素欠陥レ
ベル1の欠陥が1つでもあればテレビカメラ30は不良
品と判断される。画素欠陥レベル2の欠陥に対しては、
許容個数を設けておき、画素欠陥レベル2の欠陥画素の
個数が許容個数よりも大きければ、テレビカメラ30は
不良品であると判断される。
【0041】以下の説明では、画素欠陥レベル1か否か
を判断するしきい値が75、画素欠陥レベル2か否かを
判断するしきい値が40、画素欠陥レベル2の許容個数
が4として話を進める。これらの値は、予め画素欠陥許
容値メモリ部19に記憶されている。検査対象画素の欠
陥レベルと、しきい値75および40との大小を比較す
る(S44)。欠陥レベルがしきい値75以上の場合に
は(S44で画素欠陥レベル1)、検査対象画素の欠陥
レベルが画素欠陥レベル1であり、テレビカメラ30は
不良品であると判断され、S24に移行する。
【0042】欠陥レベルが、しきい値40以上かつ75
未満の場合には(S44で画素欠陥レベル2)、検査対
象画素の欠陥レベルが画素欠陥レベル2であり、画素欠
陥レベル2の検査対象画素の数を計数するカウンタが1
つインクリメントされる(S46)。S46の処理の
後、または欠陥レベルがしきい値40未満であると判断
された場合には(S44で画素欠陥許容値内)、すべて
の検査対象の画素について欠陥レベルの検査が行なわれ
たか否かを判断する(S48)。
【0043】欠陥レベルの検査が行なわれていない検査
対象画素が存在すれば(S48で未検査画素あり)、S
32以降の処理を繰り返し行なう。すべての検査対象画
素に対する欠陥レベルの検査が行なわれていれば(S4
8で全画素検査終了)、画素欠陥レベル2の検査対象画
素の数とその許容個数との比較が行なわれ(S50)、
画素欠陥レベル2の検査対象画素の数が許容個数を超え
ていれば(S50で画素欠陥レベル2許容個数超過)、
テレビカメラ30は不良品であると判断され、S24に
移行する。
【0044】画素欠陥レベル2の検査対象画素の数が許
容個数以内であれば(S50で画素欠陥レベル2許容個
数以内)、テレビカメラ30は、良品であると判断さ
れ、S20に移行する。
【0045】上述の例では、欠陥レベルが91.3であ
るため、画素欠陥レベル1に分類される。
【0046】上述のように、本発明の映像検査装置10
では、検査対象画素の欠陥レベルが、画面中央部の平均
輝度レベルと検査対象画素周囲の平均輝度レベルとに基
づいて補正される。このため、シェーディングの影響を
受けない欠陥レベルを算出することが可能となり、シェ
ーディングの影響を受けずに、テレビカメラ30の映像
検査を正確に行なうことができる。
【0047】また、通電時間に応じて定められる補正係
数により、検査対象画素の欠陥レベルが補正される。こ
のため、通電により撮像素子の温度が上昇することによ
る輝度レベルの変化の影響を受けることなく、テレビカ
メラ30の映像検査を正確に行なうことができる。
【0048】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る映像検査装置10
およびテレビカメラ30の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態に係る映像検査装置10
およびテレビカメラ30の外観図である。
【図3】 映像検査装置10を用いたテレビカメラ30
の映像検査方法を示すフローチャートである。
【図4】 テレビカメラの色調整に使用するテストチャ
ートである。
【図5】 テレビカメラの階調調整に使用するテストチ
ャートである。
【図6】 テレビカメラのフォーカス調整に使用するテ
ストチャートである。
【図7】 映像検査装置10によるテレビカメラ30の
画素欠陥検査処理を示す図である。
【符号の説明】 1 汎用コンピュータ装置、2 均一照明装置、3 カ
メラレンズ部、4 カメラ本体、5 レンズ固定台、6
カメラ固定台、10 映像検査装置、11均一照明
部、12 照度調整部、13 制御部、14 映像解析
部、15 A/D変換部、16 映像モニタ、17 映
像調整部、18 画素欠陥判断部、19画素欠陥許容値
メモリ部、20 温度補正係数変換テーブル、21 通
電計時部、30 調整対象テレビカメラ、31 光学レ
ンズ部、32 映像撮像部、33 A/D変換部、34
映像信号処理部、35 D/A変換部、36 デジタ
ル信号出力部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラで撮像された映像信号に基
    づいて、検査対象画素の欠陥レベルを算出する欠陥レベ
    ル算出部と、 前記検査対象画素の位置に基づいて定められる領域内の
    輝度レベルを代表する輝度レベルを算出する代表輝度レ
    ベル算出部と、 前記欠陥レベル算出部および前記代表輝度レベル算出部
    に接続され、前記代表輝度レベル算出部の出力と予め定
    められた基準レベルとに基づいて、前記欠陥レベルを補
    正する欠陥レベル補正部と、 前記欠陥レベル補正部に接続され、前記欠陥レベル補正
    部の出力と予め定められたしきい値とを比較し、前記テ
    レビカメラの映像の良否を判定する判定部とを含む、テ
    レビカメラの映像検査装置。
  2. 【請求項2】 前記テレビカメラの通電時間を計時する
    通電計時部と、 通電時間に応じた補正係数を記憶する温度補正係数変換
    テーブルとをさらに含み、 前記欠陥レベル補正部は、 前記欠陥レベル算出部、前記通電計時部および前記温度
    補正係数変換テーブルに接続され、前記通電計時部の出
    力に対応した補正係数を前記温度補正係数変換テーブル
    より読出し、当該補正係数に基づき前記欠陥レベルを補
    正する温度補正部と、 前記温度補正部および前記代表輝度レベル算出部に接続
    され、前記代表輝度レベル算出部の出力と予め定められ
    た基準レベルとに基づいて、前記温度補正部の出力を補
    正するシェーディング補正部とを含む、請求項1に記載
    のテレビカメラの映像検査装置。
  3. 【請求項3】 前記欠陥レベル補正部は、前記欠陥レベ
    ルに前記代表輝度レベル算出部の出力を乗じた値を前記
    基準レベルで除すことにより前記欠陥レベルを補正す
    る、請求項1または2に記載のテレビカメラの映像検査
    装置。
  4. 【請求項4】 テレビカメラで撮像された映像信号に基
    づいて、検査対象画素の欠陥レベルを算出する欠陥レベ
    ル算出部と、 前記テレビカメラの通電時間を計時する通電計時部と、 通電時間に応じた補正係数を記憶する温度補正係数変換
    テーブルと、 前記欠陥レベル算出部、前記通電計時部および前記温度
    補正係数変換テーブルに接続され、前記通電計時部の出
    力に対応した補正係数を前記温度補正係数変換テーブル
    より読出し、当該補正係数に基づき前記欠陥レベルを補
    正する欠陥レベル補正部とを含む、テレビカメラの映像
    検査装置。
JP28853799A 1999-10-08 1999-10-08 テレビカメラの映像検査装置 Withdrawn JP2001112029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28853799A JP2001112029A (ja) 1999-10-08 1999-10-08 テレビカメラの映像検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28853799A JP2001112029A (ja) 1999-10-08 1999-10-08 テレビカメラの映像検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001112029A true JP2001112029A (ja) 2001-04-20

Family

ID=17731530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28853799A Withdrawn JP2001112029A (ja) 1999-10-08 1999-10-08 テレビカメラの映像検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001112029A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006203389A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Yokogawa Electric Corp 固体撮像素子検査システム
JP2008500795A (ja) * 2004-05-21 2008-01-10 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 調整可能な変調伝達関数(mtf)を使用して感知するためのシステムおよび方法
JP2008124762A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 観察装置および撮影装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500795A (ja) * 2004-05-21 2008-01-10 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 調整可能な変調伝達関数(mtf)を使用して感知するためのシステムおよび方法
JP4795349B2 (ja) * 2004-05-21 2011-10-19 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 調整可能な変調伝達関数(mtf)を使用して感知するためのシステムおよび方法
JP2006203389A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Yokogawa Electric Corp 固体撮像素子検査システム
JP4683267B2 (ja) * 2005-01-19 2011-05-18 横河電機株式会社 固体撮像素子検査システム
JP2008124762A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Ricoh Co Ltd 観察装置および撮影装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011220823A (ja) 色測定装置、および、色測定方法
US8634004B2 (en) Monitoring of optical defects in an image capture system
JP3995511B2 (ja) 点滅欠陥検出方法、映像補正方法及び固体撮像装置
KR20020032331A (ko) 이미지 센서의 결함 픽셀 보정 장치 및 그 방법
JP4534825B2 (ja) 欠陥検査方法および欠陥検査装置
JPH10260109A (ja) カラーディスプレイ装置の画質評価方法およびそれを用いたカラーディスプレイ装置の製造方法
JP2010139324A (ja) 色ムラ測定方法、および色ムラ測定装置
US7667748B2 (en) Method and apparatus of defective pixel correction for a solid-state imaging device
JP2002290994A (ja) 小型カメラモジュールの異物検査方法およびその異物検査装置
JP2718510B2 (ja) 着色周期性パターンの検査方法
JPH102800A (ja) カラーディスプレイ装置の画質評価方法と画質評価装置およびカラーディスプレイ装置の製造方法
JP4579570B2 (ja) シェーディング処理方法
JP2001112029A (ja) テレビカメラの映像検査装置
JP4305225B2 (ja) 赤外線画像補正装置
KR19990018136A (ko) 칼라화질검사방법 및 장치
JPH11234706A (ja) テレビカメラ映像調整装置
KR100605226B1 (ko) 디지털 카메라 모듈의 이물질 검출 장치 및 방법
JP2011114760A (ja) カメラモジュールの検査方法
JP2010139323A (ja) 色ムラ測定方法、および色ムラ測定装置
JP2009053019A (ja) 解像度検査用チャート、解像度検査装置及び解像度検査方法
JP2730806B2 (ja) 固体撮像素子の評価方法
JP2007198831A (ja) 画像データの処理方法および処理プログラム
JPH0293871A (ja) 均一性検査方法
JPH09218095A (ja) 色むら検査装置
KR19990054121A (ko) 카메라의 자동 조정검사장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109