JP2001099583A - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

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JP2001099583A
JP2001099583A JP27648999A JP27648999A JP2001099583A JP 2001099583 A JP2001099583 A JP 2001099583A JP 27648999 A JP27648999 A JP 27648999A JP 27648999 A JP27648999 A JP 27648999A JP 2001099583 A JP2001099583 A JP 2001099583A
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JP
Japan
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plate
triangular weir
heat exchanger
heat transfer
projections
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JP27648999A
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English (en)
Inventor
Kenji Kusunoki
健司 楠
Sadao Hatanaka
貞雄 畑中
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Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 複数枚のプレート(21)を積層してな
り、そのプレート(21)の三角堰(28)に多数の長円状
突起(32)を配列させたプレート式熱交換器において、
プレート(21)の三角堰(28)と伝熱面(26)との境界
に近接する三角堰内での長円状突起(32)を水平に並ぶ
ように配列した。また、プレート(21)の三角堰(28)
に長円状突起(32)を配列するにあたり、プレート(2
1)を積層したときの長円状突起(32)の当り点(a)
を垂直或いは水平に並ぶように配列した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のプレート
を積層してなるプレート式熱交換器に関し、詳しくは、
プレートに流分散用として形成された三角堰の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プレート式熱交換器は、図3に示すプレ
ート(1)を複数枚積層し、各プレート(1)の表裏面
に高温流体と低温流体を流すことにより、両流体間で熱
交換を行なうものである。このプレート(1)において
伝熱機能を奏するのは、主としてプレート(1)の上下
に形成された三角堰と呼ばれる部分(2)と、この三角
堰(2)の間に形成された伝熱面と呼ばれる部分(3)
とである。三角堰(2)は、二重に配置したガスケット
からなる二重シール部(4)によって一方の通路孔
(5)から遮断されるとともに、導入部(6)を介して
他方の通路孔(7)に連通している。
【0003】三角堰(2)は、二重シール部(4)との
境界線(8)と、導入部(6)との境界線(9)と、伝
熱面(3)との境界線(10)により区画されたもので、
通常は、その外形形状は左右対称に形成される。三角堰
(2)と二重シール部(4)および導入部(6)との境
界線(8)(9)は、一般に異なる傾きを持った複数の
直線の組み合わせや直線と曲線の組み合わせ等で構成さ
れている。
【0004】三角堰(2)や伝熱面(3)のそれぞれの
形状は、プレートの性能、具体的には伝熱係数や圧力損
失等に大きな影響を与える。プレートの性能を最大限引
き出すためには、伝熱面(3)での流れを偏流させるこ
となくいかに均一に分流させるかが大きなポイントとな
るが、そのような役割を担っているのが三角堰(2)で
ある。この三角堰(2)は、一方の通路孔(7)から導
入部(6)を介して流れ込んできた流体を伝熱面(3)
に流す前に略水平方向に案内して分散させるものであ
り、特に大型(幅の広い)プレートにおいては、必要不
可欠なものである。従って、三角堰(2)には、図4に
示すように、多数の長円状の突起(11)を配列して形成
させ、三角堰(2)に流れ込んだ流体を突起(11)によ
り略水平方向に分散して伝熱面(3)に流入させてい
る。
【0005】三角堰(2)に形成された多数の長円状の
突起(11)は、三角堰(2)に流れ込んだ流体を分散さ
せる役割の他にプレート強度を確保する上でも重要な役
割を担うものであり、プレート(1)を積層したとき
に、隣接するプレート(1)の突起(11)の底部と頂部
とを当接させてプレート強度を確保する。尚、図4にお
いて、プレート(1)を積層したときに、隣接するプレ
ート(1)の突起(11)の底部と頂部との当り点(a)
を黒長円で示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、三角堰(2)に
突起(11)を配列する場合、三角堰(2)と二重シール
部(4)および導入部(6)との境界線(8)(9)に
対して等間隔の平行線或いは同心円の交点に突起(11)
を配列させることから、三角堰(2)における突起(1
1)の当り点(a)の配列が不規則になり、その結果、
三角堰(2 )に強度的に強い部分と弱い部分ができると
いった問題が生じる。しかも、三角堰(2)と二重シー
ル部(4)および導入部(6)との境界線(8)(9)
に曲線が存在し、突起(11)を同心円状に配列する場合
には、三角堰(2)の伝熱面(3)との境界線(10)が
扇状となり、その結果、境界線(10)近傍での伝熱面
(3)のビード状突起(12)が疎となる部分ができ、こ
の部分ではビード状突起(12)の当り点を十分に確保す
ることができず強度的な問題があった。
【0007】そこで、本発明は、三角堰全体において均
等な強度が得られ、しかも、三角堰と伝熱面との境界線
近傍の伝熱面の強度も均等に確保できるプレート式熱交
換器の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本発明では、複数枚のプレートを積層してなり、上記プ
レートの三角堰に多数の長円状突起を配列させたプレー
ト式熱交換器において、プレートの三角堰と伝熱面との
境界に近接する三角堰内での長円状突起を水平に並ぶよ
うに配列した。
【0009】また、プレートの三角堰に長円状突起を配
列するにあたり、プレートを積層したときの長円状突起
の当り点を垂直或いは水平に並ぶように配列した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
に基いて説明する。
【0011】図1に示すように、矩形状をなすプレート
(21)の四隅部に設けられた通路孔のうち上方に位置す
る二つの通路孔(22)(23)には、熱交換を行なう二種
類の流体がそれぞれ流通する。一方の通路孔(22)の外
周部は、二重に配置したガスケット(24a)(24b)か
らなる二重シール部(25)によってシールされている。
そのため、この通路孔(22)を流れる一方の流体が伝熱
面(26)に流れ込むことはない。他方の通路孔(23)
は、導入部(27)を介して三角堰(28)と連通してお
り、この通路孔(23)から三角堰(28)に流れ込んだ他
方の流体は、三角堰(28)によって略水平方向に分散さ
れた後に伝熱面(26)に流入する。
【0012】三角堰(28)は、二重シール部(25)との
境界線(29)と、導入部(27)との境界線(30)と伝熱
面(26)との境界線(31)とにより区画される。
【0013】以上のプレート(21)と、これを上下反転
させたプレートとを、その間にガスケットを挟んで交互
に積層させることにより、プレート式熱交換器が構成さ
れる。
【0014】本発明は、上記のプレート(21)の三角堰
(28)に、図2に示すように、多数の長円状の突起(3
2)を配列して形成し、プレート(21)を積層したとき
の突起(32)の当り点(a)を垂直或いは水平に並ぶよ
うに配列する。三角堰(28)における突起(32)の当り
点(a)を垂直或いは水平に並ぶように配列するには、
プレート(21)の三角堰(28)に突起(32)を形成する
にあたり、突起(32)を例えば斜め45°に並ぶように
配置する。
【0015】上述したように、プレート(21)の三角堰
(28)における突起(32)の当り点(a)を垂直或いは
水平に並ぶように配列したことにより、三角堰(28)に
おける突起(32)の当り点(a)の配列が規則的にな
り、三角堰(28)全体において均等な強度を得ることが
できる。しかも、図2に示すように、突起(32)を斜め
45°に並ぶように配置すると、突起(32)の当り点
(a)が正方形に配列され、これにより、近隣の4つの
突起(32)の当り点(a)を結んでできる四角形の面積
が最小となることから、三角堰(28)におけるプレート
強度を向上することができる。
【0016】また、プレート(21)の三角堰(28)にお
ける突起(32)の当り点(a)を水平に並ぶように配列
したことで、三角堰(28)の伝熱面(26)との境界線
(31)が水平になり、これにより、境界線(31)近傍で
の伝熱面(26)のビード状突起(33)が均等になり、境
界線(31)近傍での伝熱面(26)のビード状突起(33)
の当り点を均等に確保できるから、伝熱面(26)におい
てもプレート強度を向上することができる。但し、この
場合、三角堰(28)の二重シール部(25)との境界での
突起(32)の配列は境界線(29)に対して不規則となる
が、三角堰(28)内のガスケット溝近傍では突起(32)
の配列とは関係なく規則的に当り点を設けているため、
シール性や強度に対しても十分に耐えることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、プレートの三角堰にお
ける長円状突起の当り点を垂直或いは水平に並ぶように
配列するとともに、三角堰と伝熱面との境界に近接する
三角堰内での長円状突起を水平に並ぶように配列するこ
とにより、プレートの三角堰全体において均等な強度が
得られるとともに、三角堰と伝熱面との境界線近傍での
伝熱面の強度も均等に確保でき、全体的にプレート強度
を向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレート式熱交換器に使用されるプレ
ートの正面図である。
【図2】本発明の三角堰の構造を示す正面図である。
【図3】従来のプレート式熱交換器に使用されるプレー
トの正面図である。
【図4】従来の三角堰の構造を示す正面図である。
【符号の説明】
21 プレート 22 通路孔 23 通路孔 25 二重シール部 26 伝熱面 27 導入部 28 三角堰 29 境界線 30 境界線 31 境界線 32 長円状突起 33 ビード状突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のプレートを積層してなり、上記
    プレートの三角堰に多数の長円状突起を配列させたプレ
    ート式熱交換器において、プレートの三角堰と伝熱面と
    の境界に近接する三角堰内での長円状突起を水平に並ぶ
    ように配列したことを特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 【請求項2】 プレートの三角堰に長円状突起を配列す
    るにあたり、プレートを積層したときの長円状突起の当
    り点を垂直或いは水平に並ぶように配列したことを特徴
    とする請求項1記載のプレート式熱交換器。
JP27648999A 1999-09-29 1999-09-29 プレート式熱交換器 Pending JP2001099583A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009500588A (ja) * 2005-07-04 2009-01-08 アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット プレート式熱交換器用の熱交換プレート、2枚1組の熱交換プレート、およびプレートパッケージ
JP2015536437A (ja) * 2012-10-30 2015-12-21 アルファ−ラヴァル・コーポレート・アーベー 伝熱平板及びそのような伝熱平板を備える平板熱交換器
US9816763B2 (en) 2014-06-18 2017-11-14 Alfa Laval Corporate Ab Heat transfer plate and plate heat exchanger comprising such a heat transfer plate

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