JP2001098248A - 接着剤組成物およびその製造方法 - Google Patents

接着剤組成物およびその製造方法

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JP2001098248A JP27797099A JP27797099A JP2001098248A JP 2001098248 A JP2001098248 A JP 2001098248A JP 27797099 A JP27797099 A JP 27797099A JP 27797099 A JP27797099 A JP 27797099A JP 2001098248 A JP2001098248 A JP 2001098248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体実装用あるいは回路基板用などの電子材
料用接着剤で、接着性の他、耐熱性及び誘電率などの諸
特性が優れた接着剤組成物及びその製造方法を提供する
こと。 【解決手段】SiH基と反応性を有する炭素−炭素二重
結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機化合物、
と1分子中に少なくとも2個のSiH基を含有するケイ
素化合物を必須成分として接着剤組成物とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着剤に関するもの
であり、更に詳しくは高温でも高い接着力を有する、リ
ジッド配線板、フレキシブルプリント配線板及びリード
フレーム周辺材料など、半導体実装用接着剤として使用
される耐熱性接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電子機器のより小型、高性能化が
進む中で半導体実装分野でも、小型、薄型、軽量、高密
度のパッケージが求められてきている。この半導体実装
技術の中で、部品同士を接合するための高性能な耐熱性
接着剤の開発が求められるようになってきた。
【0003】例えば、接着テープは、一般にリードフレ
ームメーカーで、リードフレーム上にテーピングされた
後、半導体メーカーでICチップと熱圧着し、さらにチ
ップとリードフレームを超音波をかけながら250℃前
後の温度でワイヤボンディングし、約180℃から20
0℃前後の温度で樹脂封止される。その後、250℃前
後の温度の半田リフローによって実装される。このため
接着テープに電気特性はもちろんのこと、テーピング直
後の十分な室温接着力、ICチップとの接着力及び耐半
田耐熱性などの総合特性が要求される。
【0004】また、リジッド回路基板あるいは柔軟性回
路基板用途の接着剤は、それらの製造工程の酸・塩基な
どの化学処理、加熱ラミネーション、半田付けなどの熱
処理工程による接着剤の特性低下がないことが要求され
る。
【0005】さらに、近年コンピュータの高速化や通信
の高周波化に伴い、これらの材料には低誘電率および低
誘電正接が要求されるようになってきている。
【0006】従来の半導体実装用あるいは回路基板用の
接着剤としては、アクリル系、エポキシ系、ゴム−フェ
ノール樹脂系、熱可塑性ポリイミド系などが一般的に広
く使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱可塑
性ポリイミド系、エポキシ系接着剤の場合は耐熱性、耐
化学性、寸法安定性は優れているが接着力と柔軟性が足
りない。またキュア時の発生ガスが基板金属表面を汚染
し、接着力低下やパッケージクラックなどの問題点があ
る。また、アクリル系、ゴム−フェノール樹脂系接着剤
は、イオン性不純物が多い、加熱硬化に高温長時間を必
要とし、生産性が悪いなど高信頼性接着剤としての要求
を満たしているとはいい難い。さらにこれらの材料は極
性基を有するために、誘電率、誘電正接が一般に高い値
となる。
【0008】これらの欠点を改良するために、ケイ素系
高分子を用いた接着剤組成物が提案されている(特開平
10−140127号公報)。しかし、この接着剤組成
物においてもなお、高温における接着性が十分ではない
問題を有しており、いまだ市場要求を十分満足できる材
料が見当たらない。
【0009】従って、本発明の目的は、半導体実装用あ
るいは回路基板用などの電子材料用接着剤で、接着性の
他、耐熱性及び誘電率などの諸特性が優れた接着剤組成
物及びその製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明者らは鋭意研究の結果、SiH基と反応性を
有する炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個
含有する有機化合物、と1分子中に少なくとも2個のS
iH基を含有するケイ素化合物を必須成分として接着剤
組成物とすることにより、上記課題を解決できることを
見出し、本発明に至った。
【0011】すなわち、本発明は、(A)SiH基と反
応性を有する炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくと
も2個含有する有機系骨格からなる有機化合物、(B)
1分子中に少なくとも2個のSiH基を含有するケイ素
化合物、(C)ヒドロシリル化触媒、を必須成分として
なる接着剤組成物であって、(A)成分が、SiH基と
反応性を有する炭素−炭素二重結合を(A)成分1gあ
たり0.001mol以上含有する有機化合物である、
接着剤組成物(請求項1)であり、前記(A)成分が、
下記一般式(I)
【0012】
【化3】 (式中、R1はSiH基と反応性を有する炭素−炭素二
重結合を含有する炭素数2〜6の基、あるいは水素原子
を表す。)で表される、SiH基と反応性を有する炭素
−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有
機化合物である接着剤組成物(請求項2)であり、前記
(B)成分が下記一般式(II)
【0013】
【化4】 (式中、R2は炭素数1〜6の有機基を表し、nは3〜
10の数を表す。)で表される、1分子中に少なくとも
2個のSiH基を含有する環状ポリオルガノシロキサン
である接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物(請求
項4)であり、前記(A)成分中のSiH基と反応性を
有する炭素−炭素二重結合の数(X)と、前記(B)成
分中のSiH基の数(Y)との比が、Y/X≧1.2で
ある接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物(請求項
5)であり、前記(A)〜(C)成分を必須成分として
用いることの他に、(D)硬化遅延剤、をさらに必須成
分として含有してなる接着剤組成物あるいは耐熱性接着
剤組成物(請求項6)であり、接着剤組成物を硬化させ
て得られる硬化物のTgが50℃以上である耐熱性接着
剤組成物(請求項3)であり、上記の接着剤組成物ある
いは耐熱性接着剤組成物をあらかじめ混合し、組成物中
のSiH基と反応性を有する炭素−炭素二重結合とSi
H基の一部を反応させることによる接着剤組成物の製造
方法(請求項8)である。
【0014】また、接着剤組成物は、電子材料用耐熱接
着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物(請求項7)で
あることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明における(A)成分について説明す
る。(A)成分はSiH基と反応性を有する炭素−炭素
二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機系骨
格からなる有機化合物である。(A)成分において、そ
の構造を骨格部分とその骨格に共有結合によって(場合
によっては2価以上の置換基を介して)結合しているS
iH基と反応性を有する炭素−炭素二重結合を有する基
(アルケニル基)とに分けて表した場合、アルケニル基
は分子内のどこに存在してもよい。
【0017】有機化合物である(A)成分の骨格として
は、ガス透過性やはじきの問題のためポリシロキサン−
有機ブロックコポリマーやポリシロキサン−有機グラフ
トコポリマーのようなシロキサン単位(Si−O−S
i)を含むものではなく、構成元素としてC、H、N、
O、S、ハロゲンのみを含む骨格であれば特に限定はな
く、有機重合体骨格または有機単量体骨格を用いればよ
い。例えば、有機重合体骨格としてはポリエーテル系、
ポリエステル系、ポリカーボネート系、飽和炭化水素
系、ポリアクリル酸エステル系、ポリアミド系、フェノ
ール−ホルムアルデヒド系(フェノール樹脂系)の骨格
を用いることができる。また単量体骨格としては例えば
フェノール系、ビスフェノール系、炭化水素系およびこ
れらの混合物が挙げられる。
【0018】(A)成分のアルケニル基としてはSiH
基と反応性を有するものであれば特に制限されないが、
下記一般式(III)
【0019】
【化5】 (式中R3は水素原子あるいはメチル基を表す。)で示
されるアルケニル基が反応性の点から好適である。ま
た、原料の入手の容易さからは、
【0020】
【化6】 が特に好ましい。
【0021】アルケニル基は2価以上の置換基を介して
(A)成分の骨格部分に共有結合していても良く、2価
以上の置換基としては構成元素としてC、H、N、O、
S、ハロゲンのみを含む炭素数0〜10の置換基であれ
ば特に制限はないが、例えば、
【0022】
【化7】 が挙げられる。また、これらの2価以上の置換基の2つ
以上が共有結合によりつながって1つの2価以上の置換
基を構成していてもよい。
【0023】以上のような骨格部分に共有結合する基の
例としては、ビニル基、アリル基、メタリル基、アクリ
ル基、メタクリル基、2−ヒドロキシ−3−(アリルオ
キシ)プロピル基、2−アリルフェニル基、3−アリル
フェニル基、4−アリルフェニル基、2−(アリルオキ
シ)フェニル基、3−(アリルオキシ)フェニル基、4
−(アリルオキシ)フェニル基、2−(アリルオキシ)
エチル基、2、2−ビス(アリルオキシメチル)ブチル
基、3−アリルオキシ−2、2−ビス(アリルオキシメ
チル)プロピル基、
【0024】
【化8】 が挙げられる。
【0025】上記した(A)成分としては、耐熱性をよ
り向上し得るという観点から、SiH基と反応性を有す
る炭素−炭素二重結合を(A)成分1gあたり0.00
1mol以上含有するものであればよいが、さらに、1
gあたり0.005mol以上含有するものが好まし
く、0.008mol以上含有するものが特に好まし
い。具体的な例としては、ブタジエン、イソプレン、シ
クロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、シクロヘキ
サジエン、デカジエン、ジアリルフタレート、トリメチ
ロールプロパンジアリルエーテル、ペンタエリスリトー
ルトリアリルエーテル、ジビニルベンゼン類(純度50
〜100%のもの、好ましくは純度80〜100%のも
の)、1、3−ジイソプロペニルベンゼン、1、4−ジ
イソプロペニルベンゼン、およびそれらのオリゴマー、
1,2−ポリブタジエン(1、2比率10〜100%の
もの、好ましくは1、2比率50〜100%のもの)、
【0026】
【化9】 などが挙げられる。
【0027】また、耐熱性をより向上し得るという観点
および、工業的に入手が容易であるという観点から、前
記(A)成分としては下記一般式(I)
【0028】
【化10】 (式中、R1はSiH基と反応性を有する炭素−炭素二
重結合を含有する炭素数2〜6の基、あるいは水素原子
を表す。)で表される、SiH基と反応性を有する炭素
−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有
機化合物が好ましい。なお、一般式(I)で表される化
合物中の置換基R1は、C、H、Oから構成される有機
基であることが好ましく、炭素数2〜6の炭化水素基で
あることがより好ましい。具体的な例としては、
【0029】
【化11】 が挙げられる。
【0030】(A)成分のSiH基と反応性を有する炭
素−炭素二重結合の数は、平均して1分子当たり少なく
とも2個あればよいが、耐熱性をより向上し得るという
観点から、2を越えることが好ましく、3個以上である
ことがより好ましく、4個以上であることが特に好まし
い。(A)成分のSiH基と反応性を有する炭素−炭素
二重結合の数が1分子内当たり1個以下の場合は、
(B)成分と反応してもグラフト構造となるのみで架橋
構造とならない。
【0031】(A)成分としては、他の成分との均一な
混合、および良好な作業性を得るために100℃以下の
温度において流動性があるものが好ましく、線状でも枝
分かれ状でもよく、分子量は特に制約はないが、100
〜100,000の任意のものが好適に使用できる。分
子量が100、000以上では一般に原料が高粘度とな
り作業性に劣るとともに、アルケニル基とSiH基との
反応による架橋の効果が発現し難い。
【0032】次に、(B)成分であるSiH基を有する
化合物について説明する。本発明に使用できるSiH基
を有する化合物については特に制限がなく、例えば国際
公開WO96/15194に記載される化合物で、1分
子中に少なくとも2個のSiH基を有するものなどが使
用できる。
【0033】これらのうち、入手性の面からは、1分子
中に少なくとも2個のSiH基を有する鎖状、及び/又
は、環状ポリオルガノシロキサンが好ましく、(A)成
分との相溶性が良いという観点から、さらに、下記一般
式(II)
【0034】
【化12】 (式中、R2は炭素数1〜6の有機基を表し、nは3〜
10の数を表す。)で表される、1分子中に少なくとも
2個のSiH基を有する環状ポリオルガノシロキサンが
好ましい。なお、一般式(II)で表される化合物中の
置換基R2は、C、H、Oから構成されるものであるこ
とが好ましく、炭化水素基であることがより好ましい。
【0035】また、前記(A)成分と良好な相溶性を有
するという観点からは、1分子中に少なくとも2個のS
iH基を有し、かつ炭素−炭素二重結合を有する有機化
合物から選ばれた1種以上の化合物(以降(E)と称す
る)より導入される骨格をその分子中に有する、鎖状、
及び/又は、環状ポリオルガノシロキサンも好ましい。
【0036】(E)成分である炭素−炭素二重結合を有
する有機化合物については前記(A)成分と同じ説明の
ものが使用できるが、(B)成分の(A)成分に対する
相溶性が高くし得るという観点から、(E)成分の好ま
しい具体例としては、ノボラックフェノールのアリルエ
ーテルおよびビスフェノールAジアリルエーテル、2、
2’−ジアリルビスフェノールA、ジアリルフタレー
ト、フタル酸のビス(2−アリルオキシエチル)エステ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、アリル末端ポリプ
ロピレンオキシド及びポリエチレンオキシドなどが挙げ
られる。(E)成分の有機化合物は、単独もしくは2種
以上のものを混合して用いることが可能である。
【0037】上記したような各種(B)成分は単独もし
くは2種以上のものを混合して用いることが可能であ
る。
【0038】上記したような(A)成分と(B)成分の
混合比率は、接着剤としての性能を失わない限りは特に
限定されないが、一般に前記(A)成分中のSiH基と
反応性を有する炭素−炭素二重結合の数(X)と、前記
(B)成分中のSiH基の数(Y)との比が、2≧Y/
X≧0.5であることが好ましく。Y/X>2、あるい
は0.5>Y/Xの場合は、十分な硬化性が得られず、
耐熱性が低くなり得る。
【0039】さらに、非着体との接着性が良好になり得
るという観点から、Y/X≧1.2であることが好まし
い。
【0040】次に(C)成分であるヒドロシリル化触媒
について説明する。ヒドロシリル化触媒としては、ヒド
ロシリル化反応の触媒活性があれば特に限定されない
が、例えば、白金の単体、アルミナ、シリカ、カーボン
ブラックなどの担体に固体白金を担持させたもの、塩化
白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒド、ケトン
などとの錯体、白金−オレフィン錯体(例えば、Pt
(CH2=CH22(PPh32、Pt(CH2=C
22Cl2)、白金−ビニルシロキサン錯体(例え
ば、Pt(ViMe2SiOSiMe2Vi)n、Pt
[(MeViSiO)4m)、白金−ホスフィン錯体
(例えば、Pt(PPh34、Pt(PBu34)、白
金−ホスファイト錯体(例えば、Pt[P(OP
h)34、Pt[P(OBu) 34)(式中、Meはメ
チル基、Buはブチル基、Viはビニル基、Phはフェ
ニル基を表し、n、mは、整数を示す。)、ジカルボニ
ルジクロロ白金、カールシュテト(Karstedt)
触媒、また、アシュビー(Ashby)の米国特許第3
159601号および3159662号明細書中に記載
された白金−炭化水素複合体、ならびにラモロー(La
moreaux)の米国特許第3220972号明細書
中に記載された白金アルコラート触媒が挙げられる。さ
らに、モディック(Modic)の米国特許第3516
946号明細書中に記載された塩化白金−オレフィン複
合体も本発明において有用である。
【0041】また、白金化合物以外の触媒の例として
は、RhCl(PPh)3、RhCl3、RhAl23
RuCl3、IrCl3、FeCl3、AlCl3、PdC
2・2H2O、NiCl2、TiCl4、などが挙げられ
る。
【0042】これらの中では、触媒活性の点から塩化白
金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロキサン
錯体などが好ましい。また、これらの触媒は単独で使用
してもよく、2種以上併用してもよい。
【0043】触媒の添加量は特に限定されないが、十分
な硬化性を有し、かつ硬化性組成物のコストを比較的低
く抑えるために、SiH基1モルに対して、10-1〜1
-8モルの範囲が好ましく、より好ましくは、10-2
10-6モルの範囲である。
【0044】また、上記触媒には助触媒を併用すること
が可能であり、例としてトリフェニルホスフィンなどの
リン系化合物、ジメチルマレエートなどの1、2−ジエ
ステル系化合物、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−ブ
チンなどのアセチレンアルコール系化合物、単体の硫黄
などの硫黄系化合物、トリエチルアミンなどのアミン系
化合物などが挙げられる。助触媒の添加量は特に限定さ
れないが、触媒1モルに対して、10-2〜102モルの
範囲が好ましく、より好ましくは10-1〜10モルの範
囲である。
【0045】さらに本発明の接着剤組成物の保存安定性
を改良する目的、あるいは接着剤製造過程でのヒドロシ
リル化反応の反応性を調整する目的で、硬化遅延剤を使
用することができる。硬化遅延剤としては、脂肪族不飽
和結合を含有する化合物、有機リン化合物、有機イオウ
化合物、窒素含有化合物、スズ系化合物、有機過酸化物
などが挙げられ、これらを併用してもかまわない。脂肪
族不飽和結合を含有する化合物として、プロパギルアル
コール類、エン−イン化合物類、マレイン酸エステル類
などが例示される。有機リン化合物としては、トリオル
ガノフォスフィン類、ジオルガノフォスフィン類、オル
ガノフォスフォン類、トリオルガノフォスファイト類な
どが例示される。有機イオウ化合物としては、オルガノ
メルカプタン類、ジオルガノスルフィド類、硫化水素、
ベンゾチアゾール、ベンゾチアゾールジサルファイドな
どが例示される。窒素含有化合物としては、アンモニ
ア、1〜3級アルキルアミン類、アリールアミン類、尿
素、ヒドラジンなどが例示される。スズ系化合物として
は、ハロゲン化第一スズ2水和物、カルボン酸第一スズ
などが例示される。有機過酸化物としては、ジ−t−ブ
チルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ベンゾイル
ペルオキシド、過安息香酸t−ブチルなどが例示され
る。
【0046】これらの硬化遅延剤のうち、遅延活性が良
好で原料入手性がよいという観点からは、ベンゾチアゾ
ール、チアゾール、ジメチルマレート、3−ヒドロキシ
−3−メチル−1−ブチンが好ましい。
【0047】貯蔵安定性改良剤の添加量は、使用するヒ
ドロシリル化触媒1molに対し、10-1〜103モル
の範囲が好ましく、より好ましくは1〜50モルの範囲
である。
【0048】本発明の接着性組成物としては上記したよ
うに各種組み合わせのものが使用できるが、耐熱性が良
好であるという観点から、接着性組成物を硬化させて得
られる硬化物のTgが50℃以上となるものが好まし
く、100℃以上となるものがさらに好ましく、200
℃以上となるものが特に好ましい。
【0049】本発明の接着剤組成物に無機フィラーを添
加すると、主に半田付けなどの熱衝撃の緩和、接着剤の
流動性の防止、接着強度の安定化や向上に効果があるの
で、好ましく使用できる。無機フィラーとしては電気絶
縁性に優れ、微粒子状なものが好ましく、アルミナ、水
酸化アルミニウム、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉
無定型シリカや疎水性超微粉シリカ、タルク、硫酸バリ
ウムなどを挙げることができる。
【0050】また更に、本発明の接着剤組成物の特性を
改質する目的で、種々の樹脂を添加することも可能であ
る。樹脂としては、エポキシ樹脂、シアナート樹脂、フ
ェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリビ
ニルアセタール樹脂、ウレタン樹脂及びポリエステル樹
脂などが例示されるがこれに限定されるものではない。
【0051】本発明の接着剤組成物をそのままフィルム
に流延あるいは塗布することも可能であるが、該接着剤
組成物を有機溶剤に溶解して塗布ワニスとすることも可
能である。使用できる溶剤は特に限定されるものではな
く、具体的に例示すれば、ベンゼン、トルエン、ヘキサ
ン、ヘプタンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラ
ン、1, 4−ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエ
ーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトンなどのケ
トン系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、1, 2−
ジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒を好適に用いるこ
とができる。溶媒は2種類以上の混合溶媒として用いる
こともできる。溶媒としては、トルエン、テトラヒドロ
フラン、クロロホルムが好ましい。使用する溶媒量は、
用いる反応性(A)成分1gに対し、0〜10 mLの
範囲で用いるのが好ましく、0.5〜5mLの範囲で用
いるのがさらに好ましく、1〜3mLの範囲で用いるの
が特に好ましい。使用量が少ないと、低粘度化などの溶
媒を用いることの効果が得られにくく、また、使用量が
多いと、接着剤に溶剤が残留して熱クラックなどの問題
となり易く、またコスト的にも不利になり工業的利用価
値が低下する。
【0052】本発明の接着剤組成物には、その他、老化
防止剤、ラジカル禁止剤、紫外線吸収剤、接着性改良
剤、難燃剤、界面活性剤、保存安定改良剤、オゾン劣化
防止剤、光安定剤、増粘剤、可塑剤、カップリング剤、
酸化防止剤、熱安定剤、導電性付与剤、帯電防止剤、放
射線遮断剤、核剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔
料、金属不活性化剤、物性調整剤などを本発明の目的お
よび効果を損なわない範囲において添加することができ
る。
【0053】本発明の接着剤組成物は比較的低粘度とな
り得るため、本発明の接着剤組成物を用いて接着体を製
造する場合において、接着剤層成形(膜厚コントロー
ル)が困難となりうる。そのような場合、例えば増粘剤
の添加などによって成形性を改良することもできるが、
さらに実用的な方法として、本発明の接着剤組成物をあ
らかじめ混合した後加熱し、組成物中のSiH基と反応
性を有する炭素−炭素二重結合とSiH基の一部を反応
させることにより適当な粘度に調整することによる接着
剤組成物の製造法が挙げられる。本方法によれば、反応
条件をコントロールすることにより組成物を任意の粘度
にコントロールすることができ、また、添加剤などの添
加が必要でなくなるため、工業的に有利である。
【0054】その場合の加熱する方法としては、接着剤
組成物またはその一部あるいは混合物中の反応性基の一
部をあらかじめ反応させ、必要に応じて残りの成分を混
合して被着体に塗布することもできるし、接着剤組成物
を被着体に塗布した後に加熱処理することにより混合物
中の反応性基の一部をあらかじめ反応させることもでき
る。反応条件は種々選定できるが、例えば、組成物の一
部を混合することや、組成物全ての混合物を40〜15
0℃で数秒〜1時間程度あらかじめ加熱する方法が適用
される。
【0055】具体例として、本発明の接着剤組成物を用
いて、例えば、柔軟性回路基板は以下の様に製造するこ
とができる。本発明の接着剤組成物を厚さ20〜100
μmの高分子樹脂フィルム上に、ロール、リバースロー
ル、カンマコーターなどを用いて乾燥後の接着剤塗布厚
さが20〜100μmとなるように塗布した後、熱風乾
燥器中で予備硬化させる。このように製造した接着剤層
付きフィルムを、加熱・加圧ロールもしくは加熱・加圧
プレスで銅、アルミニウム、錫などの金属箔を、50〜
200℃、5〜20kgf/cm2の温度/圧力で接合
する。このように製造した柔軟性回路基板は100〜3
00℃で1〜24時間加熱を行い、接着剤層の硬化を促
進させる。
【0056】高分子樹脂フィルムとしては、ポリアリレ
ート、ポリスルホン、ポリアリルスルホン、熱硬化性ポ
リイミド、芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミド、芳香
族ポリエーテルアミド、ポリフェニレンスルファイド、
ポリアリルエーテルケトン、ポリアミドイミド樹脂フィ
ルムなどが挙げられる。また、上記耐熱性樹脂フィルム
表面は、化学的処理、コロナ放電処理、低温プラズマ処
理など目的に応じ接着性の改良の処理が施されている方
が好ましい。
【0057】
【実施例】以下に、本発明の実施例および比較例を示す
が、本発明は以下によって限定されるものではない。
【0058】(合成例1)1Lの3つ口フラスコに、撹
拌棒、3方コック、冷却管をセットした。このフラスコ
に、ビスフェノールA114g、炭酸カリウム145
g、アリルブロマイド140g、アセトン250mLを
入れ、60℃で12時間撹拌した。上澄み液をとり、分
液ロートで水酸化ナトリウム水溶液により洗浄し、その
後水洗した。油層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、エ
バポレーターで溶媒を留去したところ、淡黄色の液体1
26gが得られた。1H−NMRにより、ビスフェノー
ルAのOH基がアリルエーテル化したアリル化ビスフェ
ノールであることがわかった。収率は82%であり純度
は95%以上であった。
【0059】(実施例1)合成例1で製造したアリル化
ビスフェノール1.0g、1、3、5、7−テトラメチ
ルシクロテトラシロキサン(信越化学社製、KF−99
02)0.58gおよび溶媒としてメチルエチルケトン
1mLを入れ混合した。ジメチルマレート4.7mgを
加えて混合した後、白金ビニルシロキサン触媒(デグサ
ジャパン社製、PTVTS−3.0X)4.7mgを加
えて混合した。
【0060】(実施例2)攪拌子をセットした10mL
のフラスコに、合成例1で製造したアリル化ビスフェノ
ール1.00g、1、3、5、7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン(信越化学社製、KF−9902)
0.20gおよび溶媒としてメチルエチルケトン1mL
を入れ混合した。攪拌下、白金ビニルシロキサン触媒
(デグサジャパン社製、PTVTS−3.0X)4.7
mgを加えた。混合物は発熱しながら反応した。約1時
間反応後、ジメチルマレート4.7mgを添加した。得
られた混合物にさらに1、3、5、7−テトラメチルシ
クロテトラシロキサン0.38gを加えて混合し、粘度
の調整された接着剤組成物を製造した。
【0061】(実施例3)実施例1で製造した接着剤組
成物を厚さ25μmのポリイミド樹脂(鐘淵工業製、ア
ピカル)にカンマコーターを用いて175μmの厚みに
塗布した後、100℃に調整した熱風乾燥器中で2分間
加熱した。このように製造した接着剤層付きフィルム
を、120℃に調整した加熱・加圧ロールで銅箔を線圧
2.5kgで接合した。さらに200℃で3時間加熱を
行った。このようにして得られた接着体の接着強度(引
き剥がし強さ)を測定したところ、室温で0.8kg/
cmと十分な接着強度を有しており、100℃でも0.
5kg/cmとなお強い接着強度を有していた。
【0062】(実施例4)実施例1で製造した接着剤組
成物を厚さ25μmのポリイミド樹脂(鐘淵工業製、ア
ピカル)にカンマコーターを用いて175μmの厚みに
塗布した後、溶媒を乾燥し、120℃に調整した加熱・
加圧ロールで銅箔を線圧2.5kgで接合した。さらに
200℃で3時間加熱を行った。このようにして得られ
た接着体の接着強度(引き剥がし強さ)を測定したとこ
ろ、0.8kg/cmと十分な接着強度を有しており、
100℃でも0.5kg/cmとなお強い接着強度を有
していた。
【0063】(比較例1)500mLフラスコにメチル
フェニルジビニルシラン50.00gと 白金ビニルシ
ロキサン触媒(デグサジャパン社製、PTVTS−3.
0X)591mgのトルエン溶液 160mLを入れ
た。攪拌下、1,4−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン
50.70gの トルエン(100mL )溶液を3.
5時間かけて滴下した。滴下中内温が44℃ まで上昇
したことが確認された。20時間後、溶媒留去を行い、
高粘性の反応性ケイ素系高分子94.3gを製造した。
この化合物は1H−NMRによる分析の結果、0.76
84mol/gのビニル基を含有していた。得られた混
合物100gに対しさらに1、3、5、7−テトラメチ
ルシクロテトラシロキサン6.9gおよび溶媒としてT
HF100gを加えて混合し、ケイ素系高分子からなる
接着剤組成物を製造した。
【0064】(比較例2)比較例1で製造した接着剤組
成物を厚さ25μmのポリイミド樹脂(鐘淵工業製、ア
ピカル)にカンマコーターを用いて175μmの厚みに
塗布した後、60℃に調整した熱風乾燥器中で1分間加
熱した。このように製造した接着剤層付きフィルムを、
180℃に調整した加熱・加圧ロールで銅箔を線圧2.
5kgで接合した。さらに150℃で3時間加熱を行っ
た。このようにして得られた接着体の接着強度(引き剥
がし強さ)を測定したところ、室温で1.2kg/cm
と十分な接着強度を有していたが、100℃では0.2
kg/cmと大きく接着強度が低下した。
【0065】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、半導体実装用
のリジッド配線板、フレキシブルプリント配線板及びリ
ードフレーム周辺材料として広く用いることが可能であ
り、高い接着強度・耐熱性に優れている。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 DA001 DA002 DB001 DB002 DF041 DF042 EB031 EB032 ED001 ED002 EE001 EE002 EG001 EG002 EK001 EK002 EK031 EK032 EL021 EL022 FA011 FA012 FA041 FA042 FA061 FA062 FA101 FA102 FA131 FA132 GA01 GA03 GA24 GA25 GA30 HA026 HA066 HA096 HA136 HA186 HA216 HA246 HA266 HA306 HB02 HB07 HB09 HB22 HB32 HB41 HC02 HC15 HC19 HD02 HD05 HD19 HD20 HD22 HD23 HD30 HD43 KA14 KA17 LA01 LA06 LA08 LA09 MA01 MA02 NA20 QA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)SiH基と反応性を有する炭素−炭
    素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機系
    骨格からなる有機化合物、(B)1分子中に少なくとも
    2個のSiH基を含有するケイ素化合物、(C)ヒドロ
    シリル化触媒、を必須成分としてなる接着剤組成物であ
    って、(A)成分が、SiH基と反応性を有する炭素−
    炭素二重結合を(A)成分1gあたり0.001mol
    以上含有する有機化合物である、接着剤組成物。
  2. 【請求項2】前記(A)成分が、下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1はSiH基と反応性を有する炭素−炭素二
    重結合を含有する炭素数2〜6の基、あるいは水素原子
    を表す。)で表される、SiH基と反応性を有する炭素
    −炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有
    機化合物である、請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 【請求項3】(A)SiH基と反応性を有する炭素−炭
    素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機系
    骨格からなる有機化合物、(B)1分子中に少なくとも
    2個のSiH基を含有するケイ素化合物、(C)ヒドロ
    シリル化触媒、を必須成分としてなる接着剤組成物であ
    って、接着剤組成物を硬化させて得られる硬化物のTg
    が50℃以上である、請求項1あるいは2のいずれか1
    項に記載の耐熱性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】前記(B)成分が下記一般式(II) 【化2】 (式中、R2は炭素数1〜6の有機基を表し、nは3〜
    10の数を表す。)で表される、1分子中に少なくとも
    2個のSiH基を含有する環状ポリオルガノシロキサン
    である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接着剤
    組成物あるいは耐熱性接着剤組成物。
  5. 【請求項5】前記(A)成分中のSiH基と反応性を有
    する炭素−炭素二重結合の数(X)と、前記(B)成分
    中のSiH基の数(Y)との比が、Y/X≧1.2であ
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の接着剤組成物
    あるいは耐熱性接着剤組成物。
  6. 【請求項6】前記(A)〜(C)成分を必須成分として
    用いることの他に、(D)硬化遅延剤、をさらに必須成
    分として含有してなる請求項1乃至5のいずれか1項に
    記載の接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電
    子材料用耐熱接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成
    物。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか1項に記載の接
    着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物をあらかじめ混
    合し、組成物中のSiH基と反応性を有する炭素−炭素
    二重結合とSiH基の一部を反応させることによる接着
    剤組成物の製造方法。
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