JP2001098248A - 接着剤組成物およびその製造方法 - Google Patents
接着剤組成物およびその製造方法Info
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Abstract
料用接着剤で、接着性の他、耐熱性及び誘電率などの諸
特性が優れた接着剤組成物及びその製造方法を提供する
こと。 【解決手段】SiH基と反応性を有する炭素−炭素二重
結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機化合物、
と1分子中に少なくとも2個のSiH基を含有するケイ
素化合物を必須成分として接着剤組成物とすること。
Description
であり、更に詳しくは高温でも高い接着力を有する、リ
ジッド配線板、フレキシブルプリント配線板及びリード
フレーム周辺材料など、半導体実装用接着剤として使用
される耐熱性接着剤に関するものである。
進む中で半導体実装分野でも、小型、薄型、軽量、高密
度のパッケージが求められてきている。この半導体実装
技術の中で、部品同士を接合するための高性能な耐熱性
接着剤の開発が求められるようになってきた。
ームメーカーで、リードフレーム上にテーピングされた
後、半導体メーカーでICチップと熱圧着し、さらにチ
ップとリードフレームを超音波をかけながら250℃前
後の温度でワイヤボンディングし、約180℃から20
0℃前後の温度で樹脂封止される。その後、250℃前
後の温度の半田リフローによって実装される。このため
接着テープに電気特性はもちろんのこと、テーピング直
後の十分な室温接着力、ICチップとの接着力及び耐半
田耐熱性などの総合特性が要求される。
路基板用途の接着剤は、それらの製造工程の酸・塩基な
どの化学処理、加熱ラミネーション、半田付けなどの熱
処理工程による接着剤の特性低下がないことが要求され
る。
の高周波化に伴い、これらの材料には低誘電率および低
誘電正接が要求されるようになってきている。
接着剤としては、アクリル系、エポキシ系、ゴム−フェ
ノール樹脂系、熱可塑性ポリイミド系などが一般的に広
く使用されている。
性ポリイミド系、エポキシ系接着剤の場合は耐熱性、耐
化学性、寸法安定性は優れているが接着力と柔軟性が足
りない。またキュア時の発生ガスが基板金属表面を汚染
し、接着力低下やパッケージクラックなどの問題点があ
る。また、アクリル系、ゴム−フェノール樹脂系接着剤
は、イオン性不純物が多い、加熱硬化に高温長時間を必
要とし、生産性が悪いなど高信頼性接着剤としての要求
を満たしているとはいい難い。さらにこれらの材料は極
性基を有するために、誘電率、誘電正接が一般に高い値
となる。
高分子を用いた接着剤組成物が提案されている(特開平
10−140127号公報)。しかし、この接着剤組成
物においてもなお、高温における接着性が十分ではない
問題を有しており、いまだ市場要求を十分満足できる材
料が見当たらない。
るいは回路基板用などの電子材料用接着剤で、接着性の
他、耐熱性及び誘電率などの諸特性が優れた接着剤組成
物及びその製造方法を提供することである。
めに本発明者らは鋭意研究の結果、SiH基と反応性を
有する炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個
含有する有機化合物、と1分子中に少なくとも2個のS
iH基を含有するケイ素化合物を必須成分として接着剤
組成物とすることにより、上記課題を解決できることを
見出し、本発明に至った。
応性を有する炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくと
も2個含有する有機系骨格からなる有機化合物、(B)
1分子中に少なくとも2個のSiH基を含有するケイ素
化合物、(C)ヒドロシリル化触媒、を必須成分として
なる接着剤組成物であって、(A)成分が、SiH基と
反応性を有する炭素−炭素二重結合を(A)成分1gあ
たり0.001mol以上含有する有機化合物である、
接着剤組成物(請求項1)であり、前記(A)成分が、
下記一般式(I)
重結合を含有する炭素数2〜6の基、あるいは水素原子
を表す。)で表される、SiH基と反応性を有する炭素
−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有
機化合物である接着剤組成物(請求項2)であり、前記
(B)成分が下記一般式(II)
10の数を表す。)で表される、1分子中に少なくとも
2個のSiH基を含有する環状ポリオルガノシロキサン
である接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物(請求
項4)であり、前記(A)成分中のSiH基と反応性を
有する炭素−炭素二重結合の数(X)と、前記(B)成
分中のSiH基の数(Y)との比が、Y/X≧1.2で
ある接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物(請求項
5)であり、前記(A)〜(C)成分を必須成分として
用いることの他に、(D)硬化遅延剤、をさらに必須成
分として含有してなる接着剤組成物あるいは耐熱性接着
剤組成物(請求項6)であり、接着剤組成物を硬化させ
て得られる硬化物のTgが50℃以上である耐熱性接着
剤組成物(請求項3)であり、上記の接着剤組成物ある
いは耐熱性接着剤組成物をあらかじめ混合し、組成物中
のSiH基と反応性を有する炭素−炭素二重結合とSi
H基の一部を反応させることによる接着剤組成物の製造
方法(請求項8)である。
着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物(請求項7)で
あることが好ましい。
る。(A)成分はSiH基と反応性を有する炭素−炭素
二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機系骨
格からなる有機化合物である。(A)成分において、そ
の構造を骨格部分とその骨格に共有結合によって(場合
によっては2価以上の置換基を介して)結合しているS
iH基と反応性を有する炭素−炭素二重結合を有する基
(アルケニル基)とに分けて表した場合、アルケニル基
は分子内のどこに存在してもよい。
は、ガス透過性やはじきの問題のためポリシロキサン−
有機ブロックコポリマーやポリシロキサン−有機グラフ
トコポリマーのようなシロキサン単位(Si−O−S
i)を含むものではなく、構成元素としてC、H、N、
O、S、ハロゲンのみを含む骨格であれば特に限定はな
く、有機重合体骨格または有機単量体骨格を用いればよ
い。例えば、有機重合体骨格としてはポリエーテル系、
ポリエステル系、ポリカーボネート系、飽和炭化水素
系、ポリアクリル酸エステル系、ポリアミド系、フェノ
ール−ホルムアルデヒド系(フェノール樹脂系)の骨格
を用いることができる。また単量体骨格としては例えば
フェノール系、ビスフェノール系、炭化水素系およびこ
れらの混合物が挙げられる。
基と反応性を有するものであれば特に制限されないが、
下記一般式(III)
されるアルケニル基が反応性の点から好適である。ま
た、原料の入手の容易さからは、
(A)成分の骨格部分に共有結合していても良く、2価
以上の置換基としては構成元素としてC、H、N、O、
S、ハロゲンのみを含む炭素数0〜10の置換基であれ
ば特に制限はないが、例えば、
以上が共有結合によりつながって1つの2価以上の置換
基を構成していてもよい。
例としては、ビニル基、アリル基、メタリル基、アクリ
ル基、メタクリル基、2−ヒドロキシ−3−(アリルオ
キシ)プロピル基、2−アリルフェニル基、3−アリル
フェニル基、4−アリルフェニル基、2−(アリルオキ
シ)フェニル基、3−(アリルオキシ)フェニル基、4
−(アリルオキシ)フェニル基、2−(アリルオキシ)
エチル基、2、2−ビス(アリルオキシメチル)ブチル
基、3−アリルオキシ−2、2−ビス(アリルオキシメ
チル)プロピル基、
り向上し得るという観点から、SiH基と反応性を有す
る炭素−炭素二重結合を(A)成分1gあたり0.00
1mol以上含有するものであればよいが、さらに、1
gあたり0.005mol以上含有するものが好まし
く、0.008mol以上含有するものが特に好まし
い。具体的な例としては、ブタジエン、イソプレン、シ
クロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、シクロヘキ
サジエン、デカジエン、ジアリルフタレート、トリメチ
ロールプロパンジアリルエーテル、ペンタエリスリトー
ルトリアリルエーテル、ジビニルベンゼン類(純度50
〜100%のもの、好ましくは純度80〜100%のも
の)、1、3−ジイソプロペニルベンゼン、1、4−ジ
イソプロペニルベンゼン、およびそれらのオリゴマー、
1,2−ポリブタジエン(1、2比率10〜100%の
もの、好ましくは1、2比率50〜100%のもの)、
および、工業的に入手が容易であるという観点から、前
記(A)成分としては下記一般式(I)
重結合を含有する炭素数2〜6の基、あるいは水素原子
を表す。)で表される、SiH基と反応性を有する炭素
−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有
機化合物が好ましい。なお、一般式(I)で表される化
合物中の置換基R1は、C、H、Oから構成される有機
基であることが好ましく、炭素数2〜6の炭化水素基で
あることがより好ましい。具体的な例としては、
素−炭素二重結合の数は、平均して1分子当たり少なく
とも2個あればよいが、耐熱性をより向上し得るという
観点から、2を越えることが好ましく、3個以上である
ことがより好ましく、4個以上であることが特に好まし
い。(A)成分のSiH基と反応性を有する炭素−炭素
二重結合の数が1分子内当たり1個以下の場合は、
(B)成分と反応してもグラフト構造となるのみで架橋
構造とならない。
混合、および良好な作業性を得るために100℃以下の
温度において流動性があるものが好ましく、線状でも枝
分かれ状でもよく、分子量は特に制約はないが、100
〜100,000の任意のものが好適に使用できる。分
子量が100、000以上では一般に原料が高粘度とな
り作業性に劣るとともに、アルケニル基とSiH基との
反応による架橋の効果が発現し難い。
化合物について説明する。本発明に使用できるSiH基
を有する化合物については特に制限がなく、例えば国際
公開WO96/15194に記載される化合物で、1分
子中に少なくとも2個のSiH基を有するものなどが使
用できる。
中に少なくとも2個のSiH基を有する鎖状、及び/又
は、環状ポリオルガノシロキサンが好ましく、(A)成
分との相溶性が良いという観点から、さらに、下記一般
式(II)
10の数を表す。)で表される、1分子中に少なくとも
2個のSiH基を有する環状ポリオルガノシロキサンが
好ましい。なお、一般式(II)で表される化合物中の
置換基R2は、C、H、Oから構成されるものであるこ
とが好ましく、炭化水素基であることがより好ましい。
するという観点からは、1分子中に少なくとも2個のS
iH基を有し、かつ炭素−炭素二重結合を有する有機化
合物から選ばれた1種以上の化合物(以降(E)と称す
る)より導入される骨格をその分子中に有する、鎖状、
及び/又は、環状ポリオルガノシロキサンも好ましい。
する有機化合物については前記(A)成分と同じ説明の
ものが使用できるが、(B)成分の(A)成分に対する
相溶性が高くし得るという観点から、(E)成分の好ま
しい具体例としては、ノボラックフェノールのアリルエ
ーテルおよびビスフェノールAジアリルエーテル、2、
2’−ジアリルビスフェノールA、ジアリルフタレー
ト、フタル酸のビス(2−アリルオキシエチル)エステ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、アリル末端ポリプ
ロピレンオキシド及びポリエチレンオキシドなどが挙げ
られる。(E)成分の有機化合物は、単独もしくは2種
以上のものを混合して用いることが可能である。
くは2種以上のものを混合して用いることが可能であ
る。
混合比率は、接着剤としての性能を失わない限りは特に
限定されないが、一般に前記(A)成分中のSiH基と
反応性を有する炭素−炭素二重結合の数(X)と、前記
(B)成分中のSiH基の数(Y)との比が、2≧Y/
X≧0.5であることが好ましく。Y/X>2、あるい
は0.5>Y/Xの場合は、十分な硬化性が得られず、
耐熱性が低くなり得る。
るという観点から、Y/X≧1.2であることが好まし
い。
について説明する。ヒドロシリル化触媒としては、ヒド
ロシリル化反応の触媒活性があれば特に限定されない
が、例えば、白金の単体、アルミナ、シリカ、カーボン
ブラックなどの担体に固体白金を担持させたもの、塩化
白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒド、ケトン
などとの錯体、白金−オレフィン錯体(例えば、Pt
(CH2=CH2)2(PPh3)2、Pt(CH2=C
H2)2Cl2)、白金−ビニルシロキサン錯体(例え
ば、Pt(ViMe2SiOSiMe2Vi)n、Pt
[(MeViSiO)4]m)、白金−ホスフィン錯体
(例えば、Pt(PPh3)4、Pt(PBu3)4)、白
金−ホスファイト錯体(例えば、Pt[P(OP
h)3]4、Pt[P(OBu) 3]4)(式中、Meはメ
チル基、Buはブチル基、Viはビニル基、Phはフェ
ニル基を表し、n、mは、整数を示す。)、ジカルボニ
ルジクロロ白金、カールシュテト(Karstedt)
触媒、また、アシュビー(Ashby)の米国特許第3
159601号および3159662号明細書中に記載
された白金−炭化水素複合体、ならびにラモロー(La
moreaux)の米国特許第3220972号明細書
中に記載された白金アルコラート触媒が挙げられる。さ
らに、モディック(Modic)の米国特許第3516
946号明細書中に記載された塩化白金−オレフィン複
合体も本発明において有用である。
は、RhCl(PPh)3、RhCl3、RhAl2O3、
RuCl3、IrCl3、FeCl3、AlCl3、PdC
l2・2H2O、NiCl2、TiCl4、などが挙げられ
る。
金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロキサン
錯体などが好ましい。また、これらの触媒は単独で使用
してもよく、2種以上併用してもよい。
な硬化性を有し、かつ硬化性組成物のコストを比較的低
く抑えるために、SiH基1モルに対して、10-1〜1
0-8モルの範囲が好ましく、より好ましくは、10-2〜
10-6モルの範囲である。
が可能であり、例としてトリフェニルホスフィンなどの
リン系化合物、ジメチルマレエートなどの1、2−ジエ
ステル系化合物、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−ブ
チンなどのアセチレンアルコール系化合物、単体の硫黄
などの硫黄系化合物、トリエチルアミンなどのアミン系
化合物などが挙げられる。助触媒の添加量は特に限定さ
れないが、触媒1モルに対して、10-2〜102モルの
範囲が好ましく、より好ましくは10-1〜10モルの範
囲である。
を改良する目的、あるいは接着剤製造過程でのヒドロシ
リル化反応の反応性を調整する目的で、硬化遅延剤を使
用することができる。硬化遅延剤としては、脂肪族不飽
和結合を含有する化合物、有機リン化合物、有機イオウ
化合物、窒素含有化合物、スズ系化合物、有機過酸化物
などが挙げられ、これらを併用してもかまわない。脂肪
族不飽和結合を含有する化合物として、プロパギルアル
コール類、エン−イン化合物類、マレイン酸エステル類
などが例示される。有機リン化合物としては、トリオル
ガノフォスフィン類、ジオルガノフォスフィン類、オル
ガノフォスフォン類、トリオルガノフォスファイト類な
どが例示される。有機イオウ化合物としては、オルガノ
メルカプタン類、ジオルガノスルフィド類、硫化水素、
ベンゾチアゾール、ベンゾチアゾールジサルファイドな
どが例示される。窒素含有化合物としては、アンモニ
ア、1〜3級アルキルアミン類、アリールアミン類、尿
素、ヒドラジンなどが例示される。スズ系化合物として
は、ハロゲン化第一スズ2水和物、カルボン酸第一スズ
などが例示される。有機過酸化物としては、ジ−t−ブ
チルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ベンゾイル
ペルオキシド、過安息香酸t−ブチルなどが例示され
る。
好で原料入手性がよいという観点からは、ベンゾチアゾ
ール、チアゾール、ジメチルマレート、3−ヒドロキシ
−3−メチル−1−ブチンが好ましい。
ドロシリル化触媒1molに対し、10-1〜103モル
の範囲が好ましく、より好ましくは1〜50モルの範囲
である。
うに各種組み合わせのものが使用できるが、耐熱性が良
好であるという観点から、接着性組成物を硬化させて得
られる硬化物のTgが50℃以上となるものが好まし
く、100℃以上となるものがさらに好ましく、200
℃以上となるものが特に好ましい。
加すると、主に半田付けなどの熱衝撃の緩和、接着剤の
流動性の防止、接着強度の安定化や向上に効果があるの
で、好ましく使用できる。無機フィラーとしては電気絶
縁性に優れ、微粒子状なものが好ましく、アルミナ、水
酸化アルミニウム、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉
無定型シリカや疎水性超微粉シリカ、タルク、硫酸バリ
ウムなどを挙げることができる。
改質する目的で、種々の樹脂を添加することも可能であ
る。樹脂としては、エポキシ樹脂、シアナート樹脂、フ
ェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリビ
ニルアセタール樹脂、ウレタン樹脂及びポリエステル樹
脂などが例示されるがこれに限定されるものではない。
に流延あるいは塗布することも可能であるが、該接着剤
組成物を有機溶剤に溶解して塗布ワニスとすることも可
能である。使用できる溶剤は特に限定されるものではな
く、具体的に例示すれば、ベンゼン、トルエン、ヘキサ
ン、ヘプタンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラ
ン、1, 4−ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエ
ーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトンなどのケ
トン系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、1, 2−
ジクロロエタンなどのハロゲン系溶媒を好適に用いるこ
とができる。溶媒は2種類以上の混合溶媒として用いる
こともできる。溶媒としては、トルエン、テトラヒドロ
フラン、クロロホルムが好ましい。使用する溶媒量は、
用いる反応性(A)成分1gに対し、0〜10 mLの
範囲で用いるのが好ましく、0.5〜5mLの範囲で用
いるのがさらに好ましく、1〜3mLの範囲で用いるの
が特に好ましい。使用量が少ないと、低粘度化などの溶
媒を用いることの効果が得られにくく、また、使用量が
多いと、接着剤に溶剤が残留して熱クラックなどの問題
となり易く、またコスト的にも不利になり工業的利用価
値が低下する。
防止剤、ラジカル禁止剤、紫外線吸収剤、接着性改良
剤、難燃剤、界面活性剤、保存安定改良剤、オゾン劣化
防止剤、光安定剤、増粘剤、可塑剤、カップリング剤、
酸化防止剤、熱安定剤、導電性付与剤、帯電防止剤、放
射線遮断剤、核剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔
料、金属不活性化剤、物性調整剤などを本発明の目的お
よび効果を損なわない範囲において添加することができ
る。
り得るため、本発明の接着剤組成物を用いて接着体を製
造する場合において、接着剤層成形(膜厚コントロー
ル)が困難となりうる。そのような場合、例えば増粘剤
の添加などによって成形性を改良することもできるが、
さらに実用的な方法として、本発明の接着剤組成物をあ
らかじめ混合した後加熱し、組成物中のSiH基と反応
性を有する炭素−炭素二重結合とSiH基の一部を反応
させることにより適当な粘度に調整することによる接着
剤組成物の製造法が挙げられる。本方法によれば、反応
条件をコントロールすることにより組成物を任意の粘度
にコントロールすることができ、また、添加剤などの添
加が必要でなくなるため、工業的に有利である。
組成物またはその一部あるいは混合物中の反応性基の一
部をあらかじめ反応させ、必要に応じて残りの成分を混
合して被着体に塗布することもできるし、接着剤組成物
を被着体に塗布した後に加熱処理することにより混合物
中の反応性基の一部をあらかじめ反応させることもでき
る。反応条件は種々選定できるが、例えば、組成物の一
部を混合することや、組成物全ての混合物を40〜15
0℃で数秒〜1時間程度あらかじめ加熱する方法が適用
される。
いて、例えば、柔軟性回路基板は以下の様に製造するこ
とができる。本発明の接着剤組成物を厚さ20〜100
μmの高分子樹脂フィルム上に、ロール、リバースロー
ル、カンマコーターなどを用いて乾燥後の接着剤塗布厚
さが20〜100μmとなるように塗布した後、熱風乾
燥器中で予備硬化させる。このように製造した接着剤層
付きフィルムを、加熱・加圧ロールもしくは加熱・加圧
プレスで銅、アルミニウム、錫などの金属箔を、50〜
200℃、5〜20kgf/cm2の温度/圧力で接合
する。このように製造した柔軟性回路基板は100〜3
00℃で1〜24時間加熱を行い、接着剤層の硬化を促
進させる。
ート、ポリスルホン、ポリアリルスルホン、熱硬化性ポ
リイミド、芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミド、芳香
族ポリエーテルアミド、ポリフェニレンスルファイド、
ポリアリルエーテルケトン、ポリアミドイミド樹脂フィ
ルムなどが挙げられる。また、上記耐熱性樹脂フィルム
表面は、化学的処理、コロナ放電処理、低温プラズマ処
理など目的に応じ接着性の改良の処理が施されている方
が好ましい。
が、本発明は以下によって限定されるものではない。
拌棒、3方コック、冷却管をセットした。このフラスコ
に、ビスフェノールA114g、炭酸カリウム145
g、アリルブロマイド140g、アセトン250mLを
入れ、60℃で12時間撹拌した。上澄み液をとり、分
液ロートで水酸化ナトリウム水溶液により洗浄し、その
後水洗した。油層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、エ
バポレーターで溶媒を留去したところ、淡黄色の液体1
26gが得られた。1H−NMRにより、ビスフェノー
ルAのOH基がアリルエーテル化したアリル化ビスフェ
ノールであることがわかった。収率は82%であり純度
は95%以上であった。
ビスフェノール1.0g、1、3、5、7−テトラメチ
ルシクロテトラシロキサン(信越化学社製、KF−99
02)0.58gおよび溶媒としてメチルエチルケトン
1mLを入れ混合した。ジメチルマレート4.7mgを
加えて混合した後、白金ビニルシロキサン触媒(デグサ
ジャパン社製、PTVTS−3.0X)4.7mgを加
えて混合した。
のフラスコに、合成例1で製造したアリル化ビスフェノ
ール1.00g、1、3、5、7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン(信越化学社製、KF−9902)
0.20gおよび溶媒としてメチルエチルケトン1mL
を入れ混合した。攪拌下、白金ビニルシロキサン触媒
(デグサジャパン社製、PTVTS−3.0X)4.7
mgを加えた。混合物は発熱しながら反応した。約1時
間反応後、ジメチルマレート4.7mgを添加した。得
られた混合物にさらに1、3、5、7−テトラメチルシ
クロテトラシロキサン0.38gを加えて混合し、粘度
の調整された接着剤組成物を製造した。
成物を厚さ25μmのポリイミド樹脂(鐘淵工業製、ア
ピカル)にカンマコーターを用いて175μmの厚みに
塗布した後、100℃に調整した熱風乾燥器中で2分間
加熱した。このように製造した接着剤層付きフィルム
を、120℃に調整した加熱・加圧ロールで銅箔を線圧
2.5kgで接合した。さらに200℃で3時間加熱を
行った。このようにして得られた接着体の接着強度(引
き剥がし強さ)を測定したところ、室温で0.8kg/
cmと十分な接着強度を有しており、100℃でも0.
5kg/cmとなお強い接着強度を有していた。
成物を厚さ25μmのポリイミド樹脂(鐘淵工業製、ア
ピカル)にカンマコーターを用いて175μmの厚みに
塗布した後、溶媒を乾燥し、120℃に調整した加熱・
加圧ロールで銅箔を線圧2.5kgで接合した。さらに
200℃で3時間加熱を行った。このようにして得られ
た接着体の接着強度(引き剥がし強さ)を測定したとこ
ろ、0.8kg/cmと十分な接着強度を有しており、
100℃でも0.5kg/cmとなお強い接着強度を有
していた。
フェニルジビニルシラン50.00gと 白金ビニルシ
ロキサン触媒(デグサジャパン社製、PTVTS−3.
0X)591mgのトルエン溶液 160mLを入れ
た。攪拌下、1,4−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン
50.70gの トルエン(100mL )溶液を3.
5時間かけて滴下した。滴下中内温が44℃ まで上昇
したことが確認された。20時間後、溶媒留去を行い、
高粘性の反応性ケイ素系高分子94.3gを製造した。
この化合物は1H−NMRによる分析の結果、0.76
84mol/gのビニル基を含有していた。得られた混
合物100gに対しさらに1、3、5、7−テトラメチ
ルシクロテトラシロキサン6.9gおよび溶媒としてT
HF100gを加えて混合し、ケイ素系高分子からなる
接着剤組成物を製造した。
成物を厚さ25μmのポリイミド樹脂(鐘淵工業製、ア
ピカル)にカンマコーターを用いて175μmの厚みに
塗布した後、60℃に調整した熱風乾燥器中で1分間加
熱した。このように製造した接着剤層付きフィルムを、
180℃に調整した加熱・加圧ロールで銅箔を線圧2.
5kgで接合した。さらに150℃で3時間加熱を行っ
た。このようにして得られた接着体の接着強度(引き剥
がし強さ)を測定したところ、室温で1.2kg/cm
と十分な接着強度を有していたが、100℃では0.2
kg/cmと大きく接着強度が低下した。
のリジッド配線板、フレキシブルプリント配線板及びリ
ードフレーム周辺材料として広く用いることが可能であ
り、高い接着強度・耐熱性に優れている。
Claims (8)
- 【請求項1】(A)SiH基と反応性を有する炭素−炭
素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機系
骨格からなる有機化合物、(B)1分子中に少なくとも
2個のSiH基を含有するケイ素化合物、(C)ヒドロ
シリル化触媒、を必須成分としてなる接着剤組成物であ
って、(A)成分が、SiH基と反応性を有する炭素−
炭素二重結合を(A)成分1gあたり0.001mol
以上含有する有機化合物である、接着剤組成物。 - 【請求項2】前記(A)成分が、下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1はSiH基と反応性を有する炭素−炭素二
重結合を含有する炭素数2〜6の基、あるいは水素原子
を表す。)で表される、SiH基と反応性を有する炭素
−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有
機化合物である、請求項1に記載の接着剤組成物。 - 【請求項3】(A)SiH基と反応性を有する炭素−炭
素二重結合を1分子中に少なくとも2個含有する有機系
骨格からなる有機化合物、(B)1分子中に少なくとも
2個のSiH基を含有するケイ素化合物、(C)ヒドロ
シリル化触媒、を必須成分としてなる接着剤組成物であ
って、接着剤組成物を硬化させて得られる硬化物のTg
が50℃以上である、請求項1あるいは2のいずれか1
項に記載の耐熱性接着剤組成物。 - 【請求項4】前記(B)成分が下記一般式(II) 【化2】 (式中、R2は炭素数1〜6の有機基を表し、nは3〜
10の数を表す。)で表される、1分子中に少なくとも
2個のSiH基を含有する環状ポリオルガノシロキサン
である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接着剤
組成物あるいは耐熱性接着剤組成物。 - 【請求項5】前記(A)成分中のSiH基と反応性を有
する炭素−炭素二重結合の数(X)と、前記(B)成分
中のSiH基の数(Y)との比が、Y/X≧1.2であ
る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の接着剤組成物
あるいは耐熱性接着剤組成物。 - 【請求項6】前記(A)〜(C)成分を必須成分として
用いることの他に、(D)硬化遅延剤、をさらに必須成
分として含有してなる請求項1乃至5のいずれか1項に
記載の接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電
子材料用耐熱接着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成
物。 - 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか1項に記載の接
着剤組成物あるいは耐熱性接着剤組成物をあらかじめ混
合し、組成物中のSiH基と反応性を有する炭素−炭素
二重結合とSiH基の一部を反応させることによる接着
剤組成物の製造方法。
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JP27797099A JP4271793B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 接着剤組成物およびその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003073552A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 硬化性組成物、硬化物、その製造方法およびその硬化物により封止された発光ダイオード |
KR20110123684A (ko) * | 2010-05-07 | 2011-11-15 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 박리 필름용 실리콘 조성물 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27797099A patent/JP4271793B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN102311645A (zh) * | 2010-05-07 | 2012-01-11 | 信越化学工业株式会社 | 剥离膜用有机硅组合物 |
CN102311645B (zh) * | 2010-05-07 | 2015-06-10 | 信越化学工业株式会社 | 剥离膜用有机硅组合物 |
TWI494377B (zh) * | 2010-05-07 | 2015-08-01 | Shinetsu Chemical Co | Polyvinyl silicone composition for peeling film |
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