JP2001097280A - ダイバー用の安全潜行監視装置 - Google Patents

ダイバー用の安全潜行監視装置

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JP2001097280A
JP2001097280A JP28059299A JP28059299A JP2001097280A JP 2001097280 A JP2001097280 A JP 2001097280A JP 28059299 A JP28059299 A JP 28059299A JP 28059299 A JP28059299 A JP 28059299A JP 2001097280 A JP2001097280 A JP 2001097280A
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diver
dive
safety
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abnormality
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Teon An Rou
ロウ・テオン・アン
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Aiwa Co Ltd
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
    • B63C11/00Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
    • B63C11/02Divers' equipment
    • B63C11/26Communication means, e.g. means for signalling the presence of divers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
    • B63C11/00Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
    • B63C11/02Divers' equipment
    • B63C2011/021Diving computers, i.e. portable computers specially adapted for divers, e.g. wrist worn, watertight electronic devices for detecting or calculating scuba diving parameters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイバーが水中で非常事態に陥った場合はも
ちろん、ダイバーが水中で意識を失った場合でも、強制
的かつ自動的にそのダイバーを水面に浮上できるように
する。 【解決手段】 ダイバーの安全潜行を監視するために当
該ダイバーに付随して使用される安全潜行監視装置であ
って、所定の条件下でダイバーを浮き上がらせる浮力体
1と、そのダイバーの異常を検出する異常検出手段6
と、この異常検出手段6の出力に基づいてダイバーの安
全潜行を監視する制御手段5とを備え、この制御手段5
はダイバーに異常が検出されたときは、そのダイバーを
浮き上がらせるように浮力体1を動作させるようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自給式水中呼吸
装置、いわゆる、アクアラング(水中肺)を背負って海
中散歩などを楽しむスキューバダイビングに適用して好
適なダイバー用の安全潜行監視装置に関する。詳しく
は、ダイバーの安全潜行を監視する制御手段を備え、ダ
イバーに異常を検出したときは、そのダイバーを強制的
に浮き上がらせるように浮力体を動作させて、ダイバー
が水中で非常事態に陥った場合はもちろん、ダイバーが
水中で意識を失った場合でも、自動的にそのダイバーを
浮力体によって水面に浮上できるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、南海の珊瑚礁や熱帯魚などの観賞
を目的として、また、スポーツ活動として海中散歩など
を楽しむスキューバダイビングが盛んになってきた。ス
キューバダイビングでは圧縮空気を詰めた円筒型軽合金
製ボンベ、水深に応じて操作する調節機およびその他の
付属品から成る自給式水中呼吸装置や、水中眼鏡、足ひ
れ(フィン)、錘などを装着して水中に潜るようになさ
れる。これを付けると、水深20〜50メートル程度ま
で潜ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
スキューバダイビングによれば、危険性が高いスポーツ
のために、複数のダイバーがグループになって行動を共
になされる。しかしながら、突発的な海流の変化や水温
の変化によって、ダイバーの中で非常事態に陥る者が出
現する水難事故が考えられる。例えば、ダイバーの一人
が非常事態に陥った場合に、他のダイバーが素早く異常
事態に気付いて善処すればよいが、他のダイバーの誰も
がこの非常事態に気付かずに、または他のダイバーも同
じ環境に置かれ、意識を失っている場合が想定される。
このような場合には、ダイバー全員が溺死するおそれが
ある。
【0004】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、ダイバーが水中で非常事態に
陥った場合はもちろん、ダイバーが水中で意識を失った
場合でも、自動的にそのダイバーを浮力体によって水面
に浮上できるようにしたダイバー用の安全潜行監視装置
を提案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明のダイバー用の安全潜行監視装置は、ダイ
バーの安全潜行を監視するために当該ダイバーに付随し
て使用される安全潜行監視装置であって、所定の条件下
でダイバーを浮き上がらせる浮力体と、そのダイバーの
異常を検出する異常検出手段と、この異常検出手段の出
力に基づいてダイバーの安全潜行を監視する制御手段と
を備え、この制御手段はダイバーの異常を検出されたと
きは、そのダイバーを浮き上がらせるように浮力体を動
作させるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】本発明によれば、ダイバーの安全潜行を監
視する際に、所定条件下、例えば、ダイバーが正常なと
きは、浮力体を構成する空気溜部から浮き袋部へ空気が
送り込まれていないので、浮力体は浮力性を失ってい
る。ところが、異常検出手段によってダイバーに異常が
検出されたときは、制御手段によって、ダイバーを強制
的に浮き上がらせるように浮力体が動作される。このと
き、圧縮した空気が空気溜部から浮き袋部へ一気に送り
込まれ、瞬時に浮力体が浮力性を保有するようになる。
しかも、制御手段によって錘がダイバーから装脱され、
海中に投下される。従って、ダイバーが水中で非常事態
に遭遇した場合はもちろん、ダイバーが水中で意識を失
った場合でも、自動的にそのダイバーを浮力体によって
水面に浮上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るダイバー
用の安全潜行監視装置の一実施形態について、図面を参
照しながら詳細に説明をする。 (1)実施形態 図1は本発明の実施形態としてのダイバー用の安全潜行
監視装置10の構成例を示すブロック図である。この実
施形態では、ダイバーの安全潜行を監視する制御手段を
設け、ダイバーに異常を検出したときは、そのダイバー
を強制的に浮き上がらせるように浮力体を動作させて、
ダイバーが水中で非常事態に遭遇した場合はもちろん、
ダイバーが水中で意識を失った場合でも、自動的にその
ダイバーを浮力体によって水面に浮上できるようにした
ものである。
【0008】この発明のダイバー用の安全潜行監視装置
10は、ダイバーの安全潜行を監視するために当該ダイ
バーに付随して使用されるものである。図1に示す安全
潜行監視装置10は浮力体1を有しており、所定の条件
下でダイバーを浮き上がらせるようになされる。浮力体
1は自動車のエアバックのようなものであり、浮き袋部
2、緊急バルブ3及び空気溜部4とを有している。空気
溜部4は浮き袋部2に送り込むための空気を圧縮して詰
め込んだボンベのようなものである。
【0009】安全潜行監視装置10は浮力体1の他に制
御手段5を有している。制御手段5にはCPU(中央演
算装置)などが使用される。制御手段5には異常検出手
段6が接続され、そのダイバーの異常を検出するように
なされる。制御手段5では異常検出手段6の出力に基づ
いてダイバーの安全潜行が監視される。この例では制御
手段5に浮力体動作部7が接続され、ダイバーに異常が
検出されたときは、緊急バルブ3を開き、一気に浮き袋
部2に空気を送り込むようになされる。これにより、制
御手段5はダイバーに異常が検出されたときは、そのダ
イバーを浮き上がらせるように浮力体1を動作させるこ
とができる。
【0010】この例では、異常検出手段6の他に設定手
段8が制御手段5に接続され、少なくとも、ダイバーの
潜水条件に係る最大水深情報及び最大潜水時間情報や、
その日のダイバーのコンディションとして心拍数、血圧
が設定される。この際の設定はダイビング開始前に行う
必要がある。これは制御手段5に制御目標を設定するた
めである。
【0011】制御手段5には更に水深計測手段9が接続
され、ダイバーの潜水に関して実際の水深が計測され
る。水深計測手段9には周知の水深計測器などを用い、
この計測出力をデジタル信号にして制御手段5に送信す
る。制御手段5において、最大水深情報に対するダイバ
ーが位置する実際の水深情報を認識するためである。こ
の際の認識に関しては、異常検出手段6ではダイバーの
潜水条件に係る最大水深情報と、ダイバーが実際に潜水
することにより逐次得られる水深情報とが比較され、こ
の比較結果に基づいて当該ダイバーの異常を検出するよ
うになされる。例えば、ダイバーの実際の水深情報が最
大水深情報よりも越える場合には、非常事態に突入した
ことが認識される。
【0012】この水深計測手段9の他に制御手段5には
潜水時間計数手段11が接続され、ダイバーの潜水に関
して実際の潜水時間が計数される。最大潜水時間計数手
段11には周知のタイマー回路などを用い、この計数出
力をデジタル信号にして制御手段5に送信する。最大潜
水時間情報に対するダイバーの実際の潜水時間情報を認
識するためである。この際の認識に関して、異常検出手
段6ではダイバーの潜水条件に係る最大潜水時間情報
と、ダイバーが実際に潜水することにより逐次得られる
潜水時間情報とが比較され、この比較結果に基づいて当
該ダイバーの異常を検出するようになされる。例えば、
ダイバーの実際の潜水時間情報が最大潜水時間情報より
も越える場合には、非常事態に突入したことが認識され
る。これら2つの比較処理は、独立して行われる。いず
れか一方でダイバーの異常が検出された場合には、非常
事態に突入したと認識して、次ぎの段階の救命動作にい
つでも取り掛かれるようにするためである。
【0013】この例で制御手段5には表示手段12が接
続され、ダイバーの潜水に関して実際の潜水時間情報
や、実際の水深情報などを表示するようになされる。表
示手段12には液晶ディスプレイや平面表示素子が使用
される。表示手段12は最大水深情報や最大潜水時間情
報などを設定するときや、バッテリーチェックのときな
どに使用されるが、これは必ず具備しなくてはならない
ものではない。従って、この表示手段12を省略しても
よい。
【0014】更に、制御手段5に指示手段13が接続さ
れ、ダイバー自身が異常状態に陥ったことを当該制御手
段5に指示するようになされる。これはダイバーの実際
の水深情報が最大水深情報よりも越えない場合や、その
ダイバーの実際の潜水時間情報が最大潜水時間情報より
も越えない場合などにおいて、ダイバー自身が気分を悪
くして潜行を継続できない事態が考えられ、この例の場
合には異常検出手段6ではダイバーの異常を検出できな
いからである。心拍数や血圧測定手段などを装備してい
れば、ダイバー自身の体調を考慮した異常検出をするこ
とができる。
【0015】また、制御手段5には応答手段14が接続
され、ダイバーの潜水に関して意識がある限り、所定時
間毎に例えば応答ボタンなどが押下(操作)される。制
御手段5では所定時間毎に応答手段14から得られる応
答を検出することによりダイバーの生存を確認すること
ができる。この例では、所定の応答時刻にダイバーの応
答が無い場合であって、所定時刻から予め設定された監
視時間内に応答が無い場合には、ダイバーが非常事態に
陥ったとみなして制御手段5により救助動作が実行され
る。この制御手段5には警告手段15が接続され、一定
の監視時間内において、数秒間に一回の割合で当該ダイ
バーに対して警報を発信するようになされる。この際の
警報には、ダイバーや他のダイバーが目視できるような
表示や、当該ダイバーを目ざませる物理的な振動を伴う
ものが好ましい。ダイバーに対して応答を喚起するため
である。
【0016】この例では、当該ダイバーが潜水用の錘ベ
ルトなどを装着する場合であって、制御手段5には錘装
脱部16が接続され、ダイバーに異常を検出したとき
は、そのダイバーから錘ベルトを自動的に脱装するよう
になされる。更に、制御手段5にはSOS発信手段17
が接続され、ダイバーの救助を求めるためにSOS信号
を発信するようになされる。SOS発信手段17には周
知の発信器を使用する。この例では、自動点滅手段18
が制御手段5に接続され、浮上後のダイバーの位置を知
らせるようになされる。例えば、赤色ランプが点滅され
る。
【0017】なお、制御手段5には選択手段19が接続
され、手動救命モード又は自動救命モードのいずれかを
選択するためにダイバーによって操作される。もちろ
ん、この際の選択はダイバーの意識がある場合に限る。
手動救命モードとは手動で錘を外し浮力体1を動作させ
る機能をいい、自動救命モードとは制御手段5により錘
を自動的に外し浮力体1を動作させる機能をいう。この
例では非常事態に陥ってから手動救命モード又は自動救
命モードの確認を行う選択ステップが準備されている
が、その選択ステップに移行して、例えば、5秒間の選
択待ち時間が設定され、この選択待ち時間を待ってもい
ずれのモードも選択されない場合には、自動救命モード
に強制的に移行するようになされる。
【0018】また、制御手段5には記憶手段21が接続
され、ダイバーに関して実際の水深情報、潜水時間情
報、異常検出時刻及び浮上時刻などが記録するようにな
される。これらの記録情報を事故原因の究明や、調査、
その後の医療処置などに使用するためである。制御手段
5にはバッテリーEが接続され、これらの各種手段や機
能部に駆動電圧が供給される。
【0019】このように、本発明に係る実施形態として
の安全潜行監視装置10によれば、ダイバーの安全潜行
を監視するに当たって、ダイバーが正常なときは、浮力
体動作部7は非活性化しているので、緊急バルブ3は閉
じたままであり、空気溜部4から浮き袋部2へ空気が送
り込まれていない。この状態では、浮力体1は浮力性を
失っている。
【0020】これに対して、異常検出手段6によってダ
イバーの異常が検出されたとき、又は、ダイバーによる
非常事態の指示がなされたときは、制御手段5から浮力
体動作部7に制御命令が送信されるので、緊急バルブ3
が開かれ、空気溜部4から浮き袋部2へ一斉に圧縮され
た空気が送り込まれる。この結果、瞬時に浮力体1が浮
力性を保有するようになる。これと共に、錘装脱部16
によって、ダイバーから錘が分離され海底へ投棄され
る。これは浮力体1に対する負荷を少なくするためであ
る。
【0021】従って、浮力体1はダイバーを浮き上がら
せるように動作する。これにより、ダイバーが水中で非
常事態に遭遇した場合はもちろん、ダイバーが水中で意
識を失った場合でも、自動的にそのダイバーを浮力体1
によって水面に浮上させることができる。
【0022】(2)実施例 図2A及びBは安全潜行監視装置10を応用した実施例
としての錘ベルト着脱可能な安全潜行監視ベルト100
の構成例を示す正面図及びその上面図である。この例で
は図2に示す安全潜行監視ユニット22が本体ベルト2
0に固定され、この本体ベルト20がダイバーの腰部に
取り付けられる。この本体ベルト20には錘ベルト23
が組み合わされると共に、その両端が安全潜行監視ユニ
ット22に着脱可能に取り付けられ、ダイバーに異常を
検出したときに、錘ベルト23が安全潜行監視ユニット
22から外れて本体ベルト20から分離するようになさ
れる。これとほぼ同時に、安全潜行監視ユニット22が
浮力体1によって上下2つに分割され、その中から浮力
体1が出現するようになされる。
【0023】図2Aに示す錘ベルト着脱可能な安全潜行
監視ベルト100は本体ベルト20を有しており、ダイ
バーの腰部に巻き付けるように取り付けられる。本体ベ
ルト20は幅が80mm〜120mm程度であり、厚み
が4mm〜6mm程度である。長さはダイバーの腰回り
に応じて調整される。本体ベルト20はダイバーの体重
に十分耐え得る部材を使用する。本体ベルト20のほぼ
中央(臍位置)には、安全潜行監視ユニット22が当該
本体ベルト20に固定されている。このユニット22の
大きさは縦の長さHが180mm〜200mm程度で、
横の長さLが100mm〜120mm程度で、図2Bに
示す幅Wが60mm〜100mm程度である。もちろ
ん、当該ユニット22の大きさはこれらに限定されるこ
とはない。要は携帯性を妨げない程度の大きさであれば
よい。
【0024】安全潜行監視ユニット22の前面には表示
手段12として液晶表示パネル24が設けられ、潜水前
に、最大水深情報や最大潜水時間情報などを設定すると
きや、バッテリーチェックのときなどにこれらの数値が
表示される。この液晶表示パネルの左下部には設定手段
8としての数字の「1」〜「0」のテンキー25、
「*」キー及び「#」キーが設けられ、最大水深情報や
最大潜水時間情報などを設定するときに押下される。
【0025】このテンキー25の右横部には上から下へ
非常ボタン26、応答ボタン27及び選択スイッチ28
A,28Bなどが設けられる。非常ボタン26は指示手
段13の一例であり、ダイバー自身が異常状態に陥った
ことを当該制御手段5に指示するときに押下される。こ
の例では非常ボタン26を2回押下すると、自動救助モ
ードを試験できるようになされる。
【0026】応答ボタン27は応答手段14の一例であ
り、ダイバーに意識があることを制御手段5に認識させ
るときに、所定時間毎に押下される。選択スイッチ28
A,28Bは選択手段19の一例であり、手動救命モー
ド又は自動救命モードのいずれかを選択するためにダイ
バーによって操作される。例えば、選択スイッチ28A
をONすることにより、手動救命モードが選択され、選
択スイッチ28BをONすることにより自動救命モード
が選択される。
【0027】このテンキー25の右下部には自動点滅手
段18の一例となる赤色非常燈29が設けられ、浮上後
のダイバーの位置を知らせるように自動的に点滅され
る。赤色非常燈29の左横部にはSOS発信手段17の
一部を構成するアンテナ体31が取り付けられ、ダイバ
ーの救助を求めるためにSOS信号を発信するようにな
される。
【0028】この安全潜行監視ユニット22が取り付け
られた本体ベルト20には、錘ベルト23が組み合わさ
れる。このベルト23には1個が450g程度の鉛の錘
10が8個〜10個程度取り付けられる。ベルト23の
両端には中空の留め金具32A,32Bが設けられ、こ
の両端の留め金具23A,23Bが安全潜行監視ユニッ
ト22に着脱可能に取り付けられる。この例では、安全
潜行監視ユニット22の両サイドには錘装脱部16の一
部を構成する、上下で一対となる、2組の鍵型の係合ピ
ン33A,33B,34A,34Bが設けられ、錘ベル
ト23の両端の留め金具32A,32Bを上下から挟み
込むように嵌入し係止される。
【0029】この例でダイバーに異常を検出したとき
は、錘装脱部16によって、係合ピン33A,33B,
34A,34Bが上下に移動され、当該ピン先端部が留
め金具32A,32Bから引き抜かれる。これにより、
錘ベルト23が安全潜行監視ユニット22から外れて本
体ベルト20からずれ落ちるように分離される。分離後
の錘ベルト23は浮力体1の浮上方向とは反対側、すな
わち、ダイバーの背中から海底に向けて沈んで行く。
【0030】図3A〜Cは安全潜行監視ベルト100の
後部側の構成例を示す図である。図3Aはその背面図、
図3Bはその底面図、図3Cは図3AのX1−X2矢視
断面図である。図3Aに示す本体ベルト20の後部側に
は左右一対づつ、ストッパ部材35A,35B,36
A,36Bが設けられ、ダイバーの通常の潜水状態で、
その錘ベルト23が上下にずれないように本体ベルト2
0に係止される。もちろん、ストッパ部材35A,35
B,36A,36Bは図3Bに示すように、単に上下方
向から錘ベルト23を挟み込むだけである。従って、浮
力体1が動作した場合には、ダイバーの背中が強制的に
海底方向に向けられ、この状態で安全潜行監視ユニット
22から錘ベルト23が外されるので、図3Cに示すス
トッパ部材35A,35B,36A,36Bがその機能
を失って、本体ベルト20から錘ベルト23が自然にず
れ落ちるように分離される。
【0031】続いて、安全潜行監視ユニット22の構成
例及び動作例について説明をする。図4は安全潜行監視
ユニット22の断面の構成例を示す一部破砕の断面図で
ある。図5はその内部構成例を示す一部破砕の上面図で
ある。図6は錘ベルト23の装脱時の動作例を示すイメ
ージ図である。図7は浮力体1の動作例を示す断面図で
ある。
【0032】図4に示す安全潜行監視ユニット22は筐
体41と蓋体42から成る分離構造を有している。この
筐体41は上部が開放され、その内側上部には係止用の
凹状溝部43A,43Bが設けられ、所定の係止力で蓋
体42が係合される。蓋体42の上面には上述した液晶
表示パネル24、テンキー25、非常ボタン26、応答
ボタン27、選択スイッチ28A,28B、赤色非常燈
29及びアンテナ体31などが防水性良く取り付けられ
る。この蓋体42の背面には耐水性の部品収納スペース
44が設けられ、図1で説明した制御手段5、異常検出
手段6,浮力体動作部7、水深計測手段9、潜水時間計
数手段11、錘装脱部16、記憶手段21及びバッテリ
ーEなどが収納される。この蓋体42の背面には先端に
爪部を有した係止用の凸状突起部45A,45Bが設け
られる。
【0033】この蓋体42は部品収納スペース44を筐
体41の内部に向けた状態で、筐体41の開放側を覆う
ように嵌合される。このとき、筐体41の内側の凹状溝
部43A,43Bに、蓋体42の背面の凸状突起部45
A,45Bが係止される。この凹状溝部43A,43B
及び凸状突起部45A,45Bによる係止力は浮力体1
が空気を取り入れて所定の大きさに膨らむときに生ずる
押し上げ力よりも小さく設定される。これは、浮力体1
の押し上げ力を利用して筐体41から蓋体42を再現性
良く分離させるためである。
【0034】この筐体41の内部には、浮力体1を構成
する浮き袋部2、緊急バルブ3及びガスボンベ46が備
えられている。この浮力体1の他にも錘装脱部16を構
成する1組のエアシリンダ47A,47B、緊急バルブ
48及びガスボンベ49が筐体41の内部に備えられて
いる。これらのガスボンベ46、49には圧縮空気が充
填されている。なお、浮き袋部2の下部は、図4に示す
筐体41の底部と共に本体ベルト20に対して、ネジ又
はリベットなどの4個の係合用の部材51A〜51Dに
より、しっかりと固定されている。この浮き袋部2の浮
力を利用して再現性良くダイバーを海面に浮き上がらせ
るためである。
【0035】この例では、図4に示すガスボンベ46と
浮き袋部2との間には緊急バルブ3が設けられ、更に、
ガスボンベ49とエアシリンダ47A,47Bとの間に
は緊急バルブ48が設けられ、いずれも、ダイバーに異
常を検出したときに、安全潜行監視ユニット22によっ
て、各々の緊急バルブ3,48が開かれる。例えば、図
4に示した錘装脱部16によって周知の方法で緊急バル
ブ48が開かれることにより、エアシリンダ47A,4
7Bに空気が一気に充填され、図5に示す係合ピン33
A,33B及び係合ピン34A,34Bなどが左右に移
動され、この係合ピン33A,33B及び係合ピン34
A,34Bが留め金具32A,32Bから引き抜かれる
ことにより、錘ベルト23が安全潜行監視ユニット22
から装脱される。これにより、ダイバーに異常を検出し
たときに、そのダイバーから図6に示す錘ベルト23を
自動的に装脱することができる。
【0036】また、図4に示した浮力体動作部7によっ
て周知の方法により緊急バルブ3が開かれることによ
り、浮き袋部2に空気が一気に充填され、浮き袋部2が
膨らむときに安全潜行監視ユニット22の蓋体42が押
し上げられ、当該ユニット22から蓋体42が分離され
る。これにより、図7に示す安全潜行監視ユニット22
が浮力体1によって上下に、筐体41と蓋体42とに2
つに分割され、その中から浮力体1が出現するようにな
される。この浮力体1は、あまり大きくすると海中の岩
場などに引っかかるおそれがあるので、少なくとも、ダ
イバーが潜水用のボンベ102(図8参照)を装着した
ときの、ダイバーの体重と潜水ボンベの重量とを合計し
た総重量を吊り上げる浮力を確保できる程度の大きさで
あればよい。
【0037】図8はダイバー救出時の安全潜行監視ユニ
ット22の動作例を示すイメージ図である。この例では
浮力体1及び錘装脱部16が動作すると、錘ベルト23
を装脱した状態で、かつ、ダイバー101を仰向け状態
で海面に浮き上がらせるようになされる。安全潜行監視
ユニット22がダイバー101の臍の位置にくるように
安全潜行監視ベルト100が装着されるからである。ダ
イバー101が海面に浮上すると、SOS発信手段17
及び自動点滅手段18が動作するようになされる。例え
ば、水深計測手段11によって海面を示す水深情報とし
て「0」mが計測されたとき、これをトリガ信号にして
SOS発信手段17が起動され、SOS信号が発信され
る。これと共に、自動点滅手段18が起動され、昼夜を
問わずバッテリーEが持続する限り、赤色非常燈が点滅
される。もちろん、バッテリーEには太陽光発電を組み
合わせたものを使用してもよい。
【0038】続いて、安全潜行監視ベルト100の動作
例について説明をする。図9及び図10は安全潜行監視
ベルト100の動作例(その1,2)を示すフローチャ
ートである。
【0039】この例では、ダイバー101が図2に示し
た安全潜行監視ベルト100を正規な状態で装着し、潜
水に当たって錘ベルト23が安全潜行監視ユニットに装
着されることを前提とする。ダイバー101は、最大潜
水時間及び最大水深を越えて潜水した場合には、10分
間置きに応答ボタン27を押下するようになされる。こ
れにより、安全潜行監視ユニット22に対してその生存
を認識させるようになされる。その制御手段5に応答が
無い場合には、5秒間毎に警報が発信され、60秒間以
上待っても応答がない場合には、「非常事態」に係る救
助動作を実行することを想定する。
【0040】もちろん、ダイバー101に意識がある場
合には、手動救助モード又は自動救助モードを選択する
ようになされる。この際の選択待ち時間は5秒間とし、
この待ち時間を待ってもいずれかのモードが選択されな
い場合には、ダイバー101に意識がないものとして制
御手段5は判断し、自動救助モードを選択するようにな
される。
【0041】これらを前提として、図9に示すフローチ
ャートのステップA1で設定手段8を使用してダイバー
101により、最大潜水時間情報及び最大水深情報など
の潜水条件が設定される。水深計測手段9ではリセット
動作に基づいて水深情報=「0」が初期設定され、潜水
時間計数手段11でも、リセット動作が行われ、潜水時
間情報=「0」が初期設定される。これらの潜水条件は
記憶手段21に記録される。
【0042】その後、ダイバー101が潜水を開始する
と共に、ステップA2で安全潜行監視ユニット22がダ
イバー101の潜水状態の監視を開始する。水深計測手
段9ではダイバー101の潜水に伴う水深情報が計測さ
れ、潜水時間計数手段11でも、ダイバー101の潜水
に伴う潜水時間が計数される。そして、ステップA3で
当該ダイバー101が非常事態に陥っているか否かが安
全潜行監視ユニット22の異常検出手段6によって判断
される。
【0043】ダイバー101が非常事態に陥っていない
場合には、ステップA4に移行して最大水深を超えて潜
水しているか否かが監視される。これと並行して、ステ
ップA5では、最大潜水時間を超えてダイバー101が
潜水しているか否かが安全潜行監視ユニット22より監
視される。この監視はダイバー101が海面に復帰する
まで、すなわち、水深計測手段9によって、水深情報=
「0」が計測されるまで継続される。
【0044】この例では、水深計測手段9によって「最
大水深を超えて潜水している」又は潜水時間計数手段1
1によって「最大潜水時間を超えて潜水している」のい
ずれか一方が検出された場合には、ステップA6に移行
する。ステップA6では、「最大水深を超えて潜水して
いる」又は「最大潜水時間を超えて潜水している」を検
出してから、10分間毎にダイバー101による応答が
あるか否かが安全潜行監視ユニット22よって検出され
る。
【0045】この10分間毎にダイバー101の応答が
ある場合にはステップA3に移行して非常事態に陥って
いるか否かが異常検出手段6によって判断される。ステ
ップA6で10分間毎の応答が無い場合、例えば、次の
応答を期待すべき時刻(以下で応答期待時刻という)に
応答が無い場合には、ダイバー101が失神している状
態が想定されるので、ステップA7及びステップA8に
移行してその応答期待時刻から5秒間毎にダイバー10
1または他のダイバー101に対して警報が発信され、
その後、ステップA9に移行して最大60秒間だけ待っ
ても応答がない場合には、ステップA3に戻ってダイバ
ー101が非常事態に陥ったことが異常検出手段6によ
って判断される。
【0046】その後、ステップA10に移行して安全潜
行監視ユニット22は手動救助モード又は自動救助モー
ドのいずれかを選択されるのを待つ。この際の選択待ち
時間は5秒間である。ダイバー101に意識がある場合
には、手動救助モードを選択するようになされるので、
ステップA11に移行してダイバー101による手動救
助モードが実行される。その後、ステップA12に移行
して手動救助モードによってダイバー101が海面に浮
上したか否かが判断される。手動救助モードを実行中に
ダイバー101が失神する場合があるからである。
【0047】この際に、水深計測手段9によって、水深
情報=「0」が計測された場合に、ダイバー101が海
面に浮上したと判断される。ステップA12で水深情報
=「0」が計測されない場合には、手動救助モードに失
敗した確率が高いので、ステップA4及びステップA5
に戻って、「最大水深を超えて潜水している」及び「最
大潜水時間を超えて潜水している」か否かが監視され
る。この際の監視内容は上述した通りである。
【0048】また、ステップA10で5秒間を待って
も、手動救助モードが選択されない場合には、ダイバー
101に意識がないものとして、自動救助モードを実行
すべく、ステップA13に移行して安全潜行監視ユニッ
ト22によって自動救助モードが開始される。まず、ス
テップA14に移行して錘装脱部16が動作され、錘ベ
ルト23が外される。例えば、制御手段5から錘装脱部
16に制御命令が送信されるので、錘装脱部16では周
知の方法で緊急バルブ3が開かれ、ガスボンベ49から
エアシリンダ47A,47Bへ一斉に圧縮された空気が
送り込まれる。
【0049】この結果、瞬時に図5に示した係合ピン3
3A,33B及び係合ピン34A,34Bが左右に移動
され、この係合ピン33A,33B及び係合ピン34
A,34Bが留め金具32A,32Bから引き抜かれる
ことにより、錘ベルト23が安全潜行監視ユニット22
から装脱される。これにより、ダイバー101の腰部か
ら錘ベルト23が分離され海底へ投棄される。
【0050】その後、ステップA15で浮力体動作部7
が作動される。制御手段5から浮力体動作部7に制御命
令が送信されるので、浮力体動作部7では周知の方法で
緊急バルブ3が開かれ、ガスボンベから浮き袋部2へ一
斉に圧縮された空気が送り込まれる。この結果、浮き袋
部が膨らむときに袋安全潜行監視ユニット22の蓋体4
2が押し上げられ、当該ユニットから蓋体42が分離さ
れる。これにより、図7に示した安全潜行監視ユニット
22が浮力体1によって上下に、筐体41と蓋体42と
に2つに分割され、その中から浮力体1が出現するよう
になされる。
【0051】そして、ステップA16に移行して自動救
助モードによってダイバー101が海面に浮上したか否
かが判断される。この際の判断は、水深計測手段9によ
って、水深情報=「0」が計測された場合に、ダイバー
101が海面に浮上したと判断される。この例では安全
潜行監視ユニット22がダイバー101の臍の位置にく
るように、安全潜行監視ベルト100が装着されるの
で、図8に示したように、ダイバー101は仰向け状態
で海面に浮き上がる。
【0052】ダイバー101が海面に浮上すると、ステ
ップA17に移行してSOS発信手段17が動作され、
SOS信号が発信される。例えば、水深計測手段11に
よって海面を示す水深情報として「0」mが計測された
とき、これをトリガ信号にしてSOS発信手段17が起
動され、SOS信号が発信される。そして、ステップA
18に移行して自動点滅手段18が起動され、昼夜を問
わずバッテリーEが持続する限り、赤色非常燈が点滅さ
れる。
【0053】従って、ダイバー101が海中で非常事態
に遭遇した場合はもちろん、ダイバー101が海中で意
識を失った場合でも、自動的にそのダイバー101を浮
力体1によって海面に浮上させることができる。なお、
当該安全潜行監視ベルト100をテストする場合には、
蓋体42に設けられた非常ボタン26を2回押下するこ
とにより、上述のフローチャートのステップA13から
ステップA18に至る処理がなされる。もちろん、テス
トを行った場合には、2つのガスボンベ46,49内に
は空気が残っていないので、新たなボンベと交換する必
要がある。また、浮き袋部2は空気を抜いて所定の形状
に折り畳んで筐体41の内部にセットするようになされ
る。
【0054】この例では、最大水深情報及び最大潜水時
間情報に基づいてダイバー101の異常を検出する場合
について説明したが、これに限られることはなく、水
圧、ダイバー101の心拍数、血圧などを考慮してその
異常を検出するようにしてもよい。また、潜水病を考慮
して、一気に浮上せず、深度に合わせて徐々に浮上する
ように緊急バルブ3を制御するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイバーの安全潜行を監視する制御手段を備え、ダイバ
ーに異常が検出されたときに、ダイバーを浮き上がらせ
るように浮力体を動作させるものである。この構成によ
って、ダイバーが水中で異常事態に遭遇した場合はもち
ろん、ダイバーが水中で意識を失った場合でも、強制的
かつ自動的にそのダイバーを浮力体によって水面に浮上
させることができる。この発明は自給式水中呼吸装置、
いわゆる、アクアラングを背負って海中散歩などを楽し
むスキューバダイビングに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのダイバー用の安全潜
行監視装置10の構成例を示すブロック図である。
【図2】A及びBは錘ベルト脱着可能な安全潜行監視ベ
ルト100の構成例を示す正面図及び上面図である。
【図3】A〜Cはその安全潜行監視ベルト100の構成
例を示す背面図、底面図及びX1−X2矢視断面図であ
る。
【図4】安全潜行監視ユニット22の断面の構成例を示
す一部破砕の断面図である。
【図5】安全潜行監視ユニット22の内部構成例を示す
一部破砕の断面図である。
【図6】錘ベルト23の装脱時の動作例を示すイメージ
図である。
【図7】安全潜行監視ベルト22の動作例(浮力体)を
示す断面図である。
【図8】ダイバー救助時の安全潜行監視ユニット22の
動作例を示すイメージ図である。
【図9】安全潜行監視ユニット22の動作例(その1)
を示すフローチャートである。
【図10】安全潜行監視ユニット22の動作例(その
2)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 浮力体 2 浮き袋部 3 緊急バルブ 4 空気溜部 5 制御手段 6 異常検出手段 7 浮力体動作部 8 設定手段 9 水深計測手段 10 ダイバー用の安全潜行監視装置 11 潜水時間計数手段 12 表示手段 13 指示手段 14 応答手段 15 警報手段 16 錘装脱部 17 SOS発信手段 18 自動点滅手段 19 選択手段 21 記憶手段 22 安全潜行監視ユニット 23 錘ベルト 100 安全潜行監視ベルト

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイバーの安全潜行を監視するために当
    該ダイバーに付随して使用される安全潜行監視装置であ
    って、 所定の条件下で前記ダイバーを浮き上がらせる浮力体
    と、 前記ダイバーの異常を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段の出力に基づいて前記ダイバーの安全
    潜行を監視する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記ダイバーの異常を検出したときに、該ダイバーを浮
    き上がらせるように前記浮力体を動作させるようにした
    ことを特徴とするダイバー用の安全潜行監視装置。
  2. 【請求項2】 前記浮力体は、 浮き袋部と、 前記浮き袋部に送り込むための空気を圧縮して詰め込ん
    だ空気溜部とを有することを特徴とする請求項1に記載
    のダイバー用の安全潜行監視装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、前記ダイバーの潜水条件に
    係る最大水深情報及び最大潜水時間情報を設定する設定
    手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載のダ
    イバー用の安全潜行監視装置。
  4. 【請求項4】 前記ダイバーの潜水に関して実際の水深
    を計測する水深計測手段が設けられることを特徴とする
    請求項1に記載のダイバー用の安全潜行監視装置。
  5. 【請求項5】 前記ダイバーの潜水に関して実際の潜水
    時間を計数する潜水時間計数手段が設けられることを特
    徴とする請求項1に記載のダイバー用の安全潜行監視装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ダイバー自身が異常状態に陥ったこ
    とを前記制御手段に指示する指示手段が設けられること
    を特徴とする請求項1に記載のダイバー用の安全潜行監
    視装置。
  7. 【請求項7】 前記異常検出手段は、 前記ダイバーの潜水条件に係る最大水深情報と、前記ダ
    イバーが実際に潜水することにより得られる水深情報と
    を比較し、 前記比較結果に基づいて当該ダイバーの異常を検出する
    ようになされたことを特徴とする請求項1に記載のダイ
    バー用の安全潜行監視装置。
  8. 【請求項8】 前記異常検出手段は、 前記ダイバーの潜水条件に係る最大潜水時間情報と、前
    記ダイバーが実際に潜水することにより得られる潜水時
    間情報とを比較し、 前記比較結果に基づいて当該ダイバーの異常を検出する
    ようになされたことを特徴とする請求項1に記載のダイ
    バー用の安全潜行監視装置。
  9. 【請求項9】 前記ダイバーの潜水に関して前記制御手
    段に対し当該ダイバーの生存を認識させるために所定時
    間毎に操作される応答手段が設けられ、 所定の応答時刻に前記ダイバーの応答が無い場合であっ
    て、 前記制御手段は、 前記応答時刻から予め設定された監視時間内に応答が無
    い場合には、前記ダイバーが異常状態に陥ったとみなし
    て救助動作を実行するようになされたことを特徴とする
    請求項1に記載のダイバー用の安全潜行監視装置。
  10. 【請求項10】 当該ダイバーが潜水用の錘を装着する
    場合であって、 前記制御手段は、 前記ダイバーの異常を検出したとき、 前記ダイバーから錘を装脱するようになされたことを特
    徴とする請求項1に記載のダイバー用の安全潜行監視装
    置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、 前記ダイバーの救助を求めるSOS信号を発信するよう
    になされたことを特徴とする請求項1に記載のダイバー
    用の安全潜行監視装置。
  12. 【請求項12】 前記ダイバーの位置を知らせる自動点
    滅手段が設けられることを特徴とする請求項1に記載の
    ダイバー用の安全潜行監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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