JP2001096668A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JP2001096668A
JP2001096668A JP30052999A JP30052999A JP2001096668A JP 2001096668 A JP2001096668 A JP 2001096668A JP 30052999 A JP30052999 A JP 30052999A JP 30052999 A JP30052999 A JP 30052999A JP 2001096668 A JP2001096668 A JP 2001096668A
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茂浩 岡田
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明義 野末
Nobuyuki Ito
信之 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りが生じにくく、はんだ耐熱性が良好な積
層板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 積層板の製造方法は、ガラス不織布を連
続的に供給して充填材を含む熱硬化性樹脂組成物を含浸
しつつ、前記ガラス不織布の両表面に熱硬化性樹脂含浸
ガラス織布を連続的に積層した後、この積層物をロール
で圧着し加熱するコンポジット型の積層板の製造方法に
おいて、前記熱硬化性樹脂組成物が湿潤分散剤をさらに
含み、その配合量が充填材に対し0.05〜5wt%で
あり、前記充填材の配合量が熱硬化性樹脂100重量部
に対し100〜250重量部であることを特徴とする。
別の積層板の製造方法は、ガラス織布を連続的に供給し
て充填材を含む熱硬化性樹脂組成物を含浸しつつ、前記
ガラス織布を連続的に積層した後、この積層物をロール
で圧着し加熱する積層板の製造方法において、前記熱硬
化性樹脂組成物が湿潤分散剤をさらに含み、その配合量
が充填材に対し0.05〜5wt%であり、前記充填材
の配合量が熱硬化性樹脂100重量部に対し10〜10
0重量部であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気用積層板の連
続的な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリント配線板の製造に使用され
る金属箔張積層板等の積層板を、含浸から成形まで連続
的に行って連続的に得る方法が検討され実施されるよう
になっている。この連続的方法としては、たとえば、内
部や表面に空隙を有するガラス(不)織布等の基材を連
続的に供給し、この基材に樹脂組成物を含浸した樹脂含
浸基材を所要枚数重ねると共に、その両表層に連続的に
供給した樹脂含浸ガラス織布や金属箔を重ねたものをラ
ミネートロールで圧着し、次いでその圧着物を引き出し
ロールで引っ張って進行させながら加熱硬化炉で加熱し
て圧着物中の樹脂組成物を硬化させた後、カッターで所
定の大きさに切断するという方法が行われている。
【0003】積層板の強度を高めるために、充填材を含
む樹脂組成物をガラスクロスに含浸させることが検討さ
れているが、得られる積層板に反りが生じたり、はんだ
耐熱性が低いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、反りが生じにくく、はんだ耐熱性が良好な
積層板の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、積層板に反りが生じる原因を追究し
た結果、充填材がガラス織布や不織布中に均一に分散し
ていないことが原因であることを見いだした。そこで、
発明者らは、充填材を均一に分散させるために、充填材
を含む熱硬化性樹脂組成物に湿潤分散剤をさらに含ま
せ、その含有量を最適化してはんだ耐熱性を高め、本発
明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明の請求項1にかかる積層
板の製造方法(第1の製造方法)は、ガラス不織布を連
続的に供給して充填材を含む熱硬化性樹脂組成物を含浸
しつつ、前記ガラス不織布の両表面に熱硬化性樹脂含浸
ガラス織布を連続的に積層した後、この積層物をロール
で圧着し加熱するコンポジット型の積層板の製造方法に
おいて、前記熱硬化性樹脂組成物が湿潤分散剤をさらに
含み、その配合量が充填材に対し0.05〜5wt%で
あり、前記充填材の配合量が熱硬化性樹脂100重量部
に対し100〜250重量部であることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2にかかる製造方法は、請
求項1に加えて、前記充填材が充填材全体の5〜15w
t%に相当するタルクを含むのである。本発明の請求項
3にかかる積層板の製造方法(第2の製造方法)は、ガ
ラス織布を連続的に供給して充填材を含む熱硬化性樹脂
組成物を含浸しつつ、前記ガラス織布を連続的に積層し
た後、この積層物をロールで圧着し加熱する積層板の製
造方法において、前記熱硬化性樹脂組成物が湿潤分散剤
をさらに含み、その配合量が充填材に対し0.05〜5
wt%であり、前記充填材の配合量が熱硬化性樹脂10
0重量部に対し10〜100重量部であることを特徴と
する。
【0008】本発明の請求項4にかかる積層板の製造方
法は、請求項3に加えて、前記充填材が充填材全体の5
〜20wt%に相当するタルクを含むのである。本発明
の請求項5にかかる積層板の製造方法は、請求項3に加
えて、前記充填材が全量シリカである。本発明の請求項
6にかかる積層板の製造方法は、請求項1から5までの
いずれかに加えて、前記湿潤分散剤が常温硬化性不飽和
ポリエステル樹脂に用いられる湿潤分散剤である。
【0009】本発明の請求項7にかかる積層板の製造方
法は、請求項1から6までのいずれかに加えて、前記湿
潤分散剤の配合量が充填材に対し0.1〜2wt%であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の製造方法では、ま
ず、連続的に供給したガラス不織布に、充填材を含む熱
硬化性樹脂組成物を含浸させる。また、本発明の第2の
製造方法では、まず、連続的に供給したガラス織布に、
充填材を含む熱硬化性樹脂組成物を含浸させる。熱硬化
性樹脂組成物は、熱硬化性樹脂、充填材および湿潤分散
剤を必須成分として含む。
【0011】第1の製造方法で用いるガラス不織布は、
ガラス繊維製のペーパーであり、連続的に供給すること
ができる長尺物であって、内部や表面に空隙を有し、熱
硬化性樹脂組成物を含浸可能なものであれば特に限定は
ない。ガラス不織布の厚みとしては、0.03〜0.4
mmが一般的であるが、この厚みのものに限定されな
い。
【0012】第2の製造方法で用いるガラス織布は、ガ
ラス繊維製のガラス製の織布であり、連続的に供給する
ことができる長尺物であって、内部や表面に空隙を有
し、熱硬化性樹脂組成物を含浸可能なものであれば特に
限定はない。ガラス織布の厚みとしては、0.05〜
0.25mmが一般的であるが、この厚みのものに限定
されない。
【0013】第1および第2の製造方法で用いる熱硬化
性樹脂としては、たとえば、ビニルエステル樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂などを単独でま
たは2種以上併用したものが挙げられる。第1および第
2の製造方法で用いる充填材としては、たとえば、タル
ク、シリカ、カーボンブラック、マイカ、水酸化アルミ
ニウム、クレー、酸化チタン、チタン酸バリウムなどを
単独でまたは2種以上併用したものが挙げられる。これ
らのうちでも、反りが生じにくいという点では、第1の
製造方法および第2の製造方法のいずれでもタルクが好
ましく用いられる。充填材中のタルクの含有量は、第1
の製造方法では充填材全体の5〜15wt%が良く、一
方、第2の製造方法では充填材全体の5〜20wt%が
良い。他方、第2の製造方法では全量をシリカとする
と、誘電率が低く、高周波特性が高い積層板を得ること
ができる。
【0014】第1および第2の製造方法で用いる湿潤分
散剤は、第1および第2の製造方法で用いる熱硬化性樹
脂組成物中に含まれる充填材の分散性を高め、ガラス不
織布やガラス織布中に充填材を均一に分散させて、得ら
れる積層板の反りを生じにくくする作用を有する。湿潤
分散剤としては、高分子量不飽和ポリガルボン酸、ポリ
エステル変成ジメチルポリシロキサンコポリマー等の常
温硬化性不飽和ポリエステル樹脂に用いられる湿潤分散
剤や、脱泡剤、粘度低減剤、スチレン低揮散剤などを単
独でまたは2種以上併用したものが挙げられる。これら
のうちでも、常温硬化性不飽和ポリエステル樹脂に用い
られる湿潤分散剤は、充填材の表面に吸着して、充填材
同士の凝集を防ぎ、湿潤分散剤同士が絡み合って充填材
の沈降等を防止するため、好ましい。
【0015】熱硬化性樹脂組成物は、上記熱硬化性樹
脂、充填材および湿潤分散剤以外に、スチレン、ジアリ
ルフタレート等のラジカル重合性モノマー;硬化剤;硬
化促進剤;溶剤;染料などの着色剤;難燃剤などの成分
が適宜配合されたものでもよい。熱硬化性樹脂組成物に
含まれる湿潤分散剤の配合量は、第1および第2の製造
方法のいずれでも、充填材に対して0.05〜5wt%
であり、好ましくは0.1〜2wt%である。湿潤分散
剤の配合量が0.05wt%未満であると、積層板の反
りが生じやすくなる。他方、湿潤分散剤の配合量が5w
t%を超えると、はんだ耐熱性が低下し、劣化し易くな
る。
【0016】熱硬化性樹脂組成物に含まれる充填材の配
合量は、第1の製造方法では、熱硬化性樹脂100重量
部に対して100〜250重量部であり、好ましくは1
50〜200重量部である。充填材の配合量が100重
量部未満であると、コンポジット型の積層板の強度が低
下する。他方、充填材の配合量が250重量部を超える
と、コンポジット型の積層板の反りが生じやすくなる。
また、第2の製造方法では、熱硬化性樹脂100重量部
に対して10〜100重量部であり、好ましくは30〜
60重量部である。充填材の配合量が10重量部未満で
あると、積層板の強度が低下する。他方、充填材の配合
量が100重量部を超えると、積層板の反りが生じやす
くなる。
【0017】本発明の第1の製造方法では、熱硬化性樹
脂組成物を含浸させたガラス不織布の両表面に熱硬化性
樹脂含浸ガラス織布を連続的に積層し、この積層物をロ
ールで圧着し加熱してコンポジット型の積層板を製造す
る。ここで、ガラス不織布を1枚または複数枚を重ね合
わせて用いてもよい。第1の製造方法で用いる熱硬化性
樹脂含浸ガラス織布は、上記で説明した熱硬化性樹脂の
いずれかを含浸させてなるガラス製の織布であり、連続
的に供給することができる長尺物であって、内部や表面
に空隙を有する。ガラス織布の厚みとしては、0.01
5〜0.25mmが一般的であるが、この厚みのものに
限定されない。
【0018】本発明の第1の製造方法では、熱硬化性樹
脂含浸ガラス織布も1枚または複数枚重ね合わせて用い
てもよい。さらに、その片面または両面の表層に金属箔
を積層してもよい。金属箔としては、連続的に供給する
ことができる長尺の金属製の箔であれば特に限定するも
のではなく、銅箔、ニッケル箔等が挙げられる。金属箔
の厚みとしては、0.012〜0.07mmが一般的で
あるが、この厚みのものに限定されない。
【0019】本発明の第2の製造方法では、熱硬化性樹
脂組成物を含浸させたガラス織布を連続的に積層し、こ
の積層物をロールで圧着し加熱して、積層板を製造す
る。本発明の第1および第2の製造方法は、従来公知の
連続的方法により製造することができ、バッチ方法で行
うことも可能である。 〔第1の製造方法の1実施形態〕本発明の第1の製造方
法の1実施形態を図1を用いて説明する。この実施形態
では、図1みるように、熱硬化性樹脂、充填材および湿
潤分散剤を含む熱硬化性樹脂組成物11を連続的に供給
されるガラス不織布10に含浸させた2枚の熱硬化性樹
脂含浸ガラス不織布12と、連続的に供給される2枚の
熱硬化性樹脂含浸ガラス織布21と、連続的に供給され
る2枚の金属箔13とを、樹脂含浸ガラス不織布12を
コアにし、その両側(上下)に熱硬化性樹脂含浸ガラス
織布21を配置し、さらにその両表層に金属箔13が配
置されるように積層する。その後、その積層した積層物
をラミネートロール14で圧着し、次いでその圧着した
圧着物15を引き出しロール18で引っ張って進行させ
ながら、加熱硬化炉17でその圧着物15中の樹脂組成
物11が硬化する温度に圧着物15を加熱して硬化させ
た後、カッター19で所定の大きさに切断して連続的に
金属箔が表面に積層されたコンポジット積層板20を得
るのである。
【0020】熱硬化性樹脂組成物11が従来のごときも
のであれば、この加熱硬化によりコンポジット積層板2
0が反ってしまうが、熱硬化性樹脂組成物が湿潤分散剤
を含み、その配合量が充填材に対し0.05〜5wt%
であり、充填材の配合量が熱硬化性樹脂100重量部に
対し100〜250重量部であると、充填材が樹脂含浸
ガラス不織布12中に均一に分散するようになるので、
反りが生じにくく、はんだ耐熱性が高まる。
【0021】なお、ラミネートロール14で圧着する条
件としては特に限定はなく、用いた基材10の種類や熱
硬化性樹脂組成物11の粘度等に応じて適宜調整され得
る。また、加熱硬化の温度や時間などの条件は、特に限
定はなく、使用する樹脂組成物11の成分配合やその硬
化させたい硬化程度に応じて適宜設定され得る。切断
後、更にこの積層板20の硬化を進めるために加熱する
(アフターキュアーする)ようにしてもよい。
【0022】上記実施形態は樹脂含浸ガラス不織布12
の枚数が2枚の場合であったが、樹脂含浸ガラス不織布
12の枚数は1枚でもよく、3枚以上でもよい。また、
上記実施形態では金属箔13の枚数は2枚であったが、
1枚であってもよいし、樹脂含浸ガラス不織布12が複
数枚の場合には、樹脂含浸ガラス不織布同士の間にさら
に金属箔を積層するようにしてもよい。 〔第2の製造方法の1実施形態〕本発明の第2の製造方
法の1実施形態を図2を用いて説明する。この実施形態
では、図2みるように、熱硬化性樹脂、充填材および湿
潤分散剤を含む熱硬化性樹脂組成物11を連続的に供給
されるガラス織布101に含浸させた2枚の熱硬化性樹
脂含浸ガラス織布121と、連続的に供給される2枚の
金属箔13とを、樹脂含浸ガラス織布121をコアに
し、その両表層に金属箔13が配置されるように積層す
る。その後、その積層した積層物をラミネートロール1
4で圧着し、次いでその圧着した圧着物151を引き出
しロール18で引っ張って進行させながら、加熱硬化炉
17でその圧着物151中の樹脂組成物11が硬化する
温度に圧着物151を加熱して硬化させた後、カッター
19で所定の大きさに切断して連続的に金属箔が表面に
積層された積層板201を得るのである。
【0023】熱硬化性樹脂組成物11が従来のごときも
のであれば、この加熱硬化により積層板201が反って
しまうが、熱硬化性樹脂組成物が湿潤分散剤を含み、そ
の配合量が充填材に対し0.05〜5wt%であり、充
填材の配合量が熱硬化性樹脂100重量部に対し10〜
100重量部であると、充填材が樹脂含浸ガラス織布1
21中に均一に分散するようになるので、反りが生じに
くく、はんだ耐熱性が高まる。
【0024】なお、ラミネートロール14で圧着する条
件としては特に限定はなく、用いた基材10の種類や熱
硬化性樹脂組成物11の粘度等に応じて適宜調整され得
る。また、加熱硬化の温度や時間などの条件は、特に限
定はなく、使用する樹脂組成物11の成分配合やその硬
化させたい硬化程度に応じて適宜設定され得る。切断
後、更にこの積層板20の硬化を進めるために加熱する
(アフターキュアーする)ようにしてもよい。
【0025】上記実施形態は樹脂含浸ガラス織布121
の枚数が2枚の場合であったが、樹脂含浸ガラス織布1
21の枚数は3枚以上でもよい。また、上記実施形態で
は金属箔13の枚数は2枚であったが、1枚であっても
よいし、樹脂含浸ガラス織布121同士の間にさらに金
属箔を積層するようにしてもよい。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例および比較
例を示すが、本発明は下記実施例に限定されない。 (実施例1−1)図1に示す装置で、以下のガラス不織
布10、熱硬化性樹脂組成物11、熱硬化性樹脂含浸ガ
ラス織布21および金属箔13を用いて連続的にコンポ
ジット積層板を製造した。
【0027】ガラス不織布10:日本バイリーン社製ガ
ラスペーパー(秤量45g/m2 )。 熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル樹脂(昭和高
分子社製「S510」)100重量部、硬化剤(日本油
脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸化アルミニウ
ム(住友化学工業社製「CL−310」)150重量
部、および、常温硬化性不飽和ポリエステル樹脂用湿潤
分散剤(ビックケミー社製「BYK−P105」)1.
5重量部の配合のもの。
【0028】熱硬化性樹脂含浸ガラス織布21:ビニル
エステル樹脂(昭和高分子社製「S510」)100重
量部および硬化剤(日本油脂社製「パーブチルO」)1
重量部を配合した樹脂液を、ガラス織布(日東紡績社
製、厚み0.18mmのガラスクロス「WEA762
8」)に含浸させたもの。 金属箔13:銅箔。
【0029】図1では、加熱硬化炉17の温度は約10
0℃であり、加熱硬化に要した時間は、25分間であっ
た。さらに、加熱温度160℃、加熱時間30分間の条
件でアフターキュアーも行い、コンポジット積層板
(1)を得て、反り量およびはんだ耐熱性を以下の試験
方法で評価したところ、反り量は1.5mmであり、は
んだ耐熱性は外観異常がなく、良好であった。反り量 コンポジット積層板(1)両面の金属泊をエッチング
し、得られた基板の縦方向33cm×横方向25cmに
切断し、これを170℃30分間加熱した後、反り量を
測定した。はんだ耐熱性 はんだ耐熱性はコンポジット積層板を2.5cm×2.
5cmに切断し、これを260℃のはんだ槽に浮かべて
外観異常がないかどうかを評価した。
【0030】(実施例1−2)実施例1−1で、熱硬化
性樹脂組成物11を以下のものに変更する以外は、実施
例1−1と同様にして、コンポジット積層板(2)を得
て、その評価を行った。反り量は1mmであり、はんだ
耐熱性は外観異常がなく、良好であった。熱硬化性樹脂
組成物にタルクを配合することによって、反りがさらに
生じにくくなった。
【0031】熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル
樹脂(昭和高分子社製「S510」)100重量部、硬
化剤(日本油脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸
化アルミニウム(住友化学工業社製「CL−310」)
135重量部、タルク(富士タルク工業社製「LMR−
100」)15重量部、および、常温硬化性不飽和ポリ
エステル樹脂用湿潤分散剤(ビックケミー社製「BYK
−P105」)1.5重量部の配合のもの。
【0032】(比較例1−1)実施例1−1の熱硬化性
樹脂組成物11で、これに湿潤分散剤を配合しない以外
は、実施例1−1と同様にして、比較コンポジット積層
板(1)を得て、その評価を行った。はんだ耐熱性は外
観異常がなく、良好であったが、湿潤分散剤を熱硬化性
樹脂組成物11に配合しなかったため、反り量は8mm
と大きかった。
【0033】(比較例1−2)実施例1−1の熱硬化性
樹脂組成物11で、湿潤分散剤の配合量を水酸化アルミ
ニウムに対して10wt%に変更する以外は、実施例1
−1と同様にして、比較コンポジット積層板(2)を得
て、その評価を行った。反り量は1.5mmであった
が、はんだ耐熱性は、湿潤分散剤を多く配合しすぎたた
め、悪かった。
【0034】(比較例1−3)実施例1−1で、熱硬化
性樹脂組成物11を以下のものに変更する以外は、実施
例1−1と同様にして、比較コンポジット積層板(3)
を得て、その評価を行った。はんだ耐熱性は外観異常が
なく、良好であったが、水酸化アルミニウムの配合量が
多すぎたため、反り量は5mmと大きかった。
【0035】熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル
樹脂(昭和高分子社製「S510」)100重量部、硬
化剤(日本油脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸
化アルミニウム(住友化学工業社製「CL−310」)
300重量部、および、常温硬化性不飽和ポリエステル
樹脂用湿潤分散剤(ビックケミー社製「BYK−P10
5」)3重量部の配合のもの。
【0036】(実施例2−1)図2に示す装置で、以下
のガラス織布101、熱硬化性樹脂組成物11および金
属箔13を用いて連続的に積層板を製造した。 ガラス織布101:ガラス織布(日東紡績社製、厚み
0.18mmのガラスクロス「WEA7628」)。
【0037】熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル
樹脂(昭和高分子社製「S510」)100重量部、硬
化剤(日本油脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸
化アルミニウム(住友化学工業社製「CL−310」)
50重量部、および、常温硬化性不飽和ポリエステル樹
脂用湿潤分散剤(ビックケミー社製「BYK−P10
5」)0.5重量部の配合のもの。
【0038】金属箔13:銅箔。 図2では、加熱硬化炉17の温度は約100℃であり、
加熱硬化に要した時間は、25分間であった。さらに、
加熱温度160℃、加熱時間30分間の条件でアフター
キュアーも行い、積層板(1)を得て、反り量およびは
んだ耐熱性を実施例1−1と同様の方法で評価した。ま
た、積層板(1)の誘電率を測定した。これらの結果を
表1に示す。
【0039】(実施例2−2)実施例2−1で、湿潤分
散剤を0.05重量部に変更する以外は、実施例2−1
と同様にして、積層板(2)を得て、その評価を行っ
た。これらの結果を表1に示す。 (実施例2−3)実施例2−1で、湿潤分散剤を5重量
部に変更する以外は、実施例2−1と同様にして、積層
板(3)を得て、その評価を行った。これらの結果を表
1に示す。
【0040】(実施例2−4)実施例2−1で、熱硬化
性樹脂組成物11を以下のものに変更する以外は、実施
例2−1と同様にして、積層板(4)を得て、その評価
を行った。これらの結果を表1に示す。 熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル樹脂(昭和高
分子社製「S510」)100重量部、硬化剤(日本油
脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸化アルミニウ
ム(住友化学工業社製「CL−310」)10重量部、
および、常温硬化性不飽和ポリエステル樹脂用湿潤分散
剤(ビックケミー社製「BYK−P105」)0.5重
量部の配合のもの。
【0041】(実施例2−5)実施例2−1で、熱硬化
性樹脂組成物11を以下のものに変更する以外は、実施
例2−1と同様にして、積層板(5)を得て、その評価
を行った。これらの結果を表1に示す。 熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル樹脂(昭和高
分子社製「S510」)100重量部、硬化剤(日本油
脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸化アルミニウ
ム(住友化学工業社製「CL−310」)100重量
部、および、常温硬化性不飽和ポリエステル樹脂用湿潤
分散剤(ビックケミー社製「BYK−P105」)0.
5重量部の配合のもの。
【0042】(実施例2−6)実施例2−1で、熱硬化
性樹脂組成物11を以下のものに変更する以外は、実施
例2−1と同様にして、積層板(6)を得て、その評価
を行った。これらの結果を表1に示す。 熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル樹脂(昭和高
分子社製「S510」)100重量部、硬化剤(日本油
脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸化アルミニウ
ム(住友化学工業社製「CL−310」)40重量部、
タルク(富士タルク工業社製「LMR−100」)10
重量部、および、常温硬化性不飽和ポリエステル樹脂用
湿潤分散剤(ビックケミー社製「BYK−P105」)
0.5重量部の配合のもの。
【0043】(実施例2−7)実施例2−1で、熱硬化
性樹脂組成物11を以下のものに変更する以外は、実施
例2−1と同様にして、積層板(7)を得て、その評価
を行った。これらの結果を表1に示す。 熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル樹脂(昭和高
分子社製「S510」)100重量部、硬化剤(日本油
脂社製「パーブチルO」)1重量部、シリカ(日本化学
社製MK040)50重量部、および、常温硬化性不飽
和ポリエステル樹脂用湿潤分散剤(ビックケミー社製
「BYK−P105」)0.5重量部の配合のもの。
【0044】(比較例2−1)実施例2−1の熱硬化性
樹脂組成物11で、これに湿潤分散剤を配合しない以外
は、実施例2−1と同様にして、比較積層板(1)を得
て、その評価を行った。これらの結果を表1に示す。 (比較例2−2)実施例2−1の熱硬化性樹脂組成物1
1で、湿潤分散剤の配合量を水酸化アルミニウムに対し
て10wt%に変更する以外は、実施例2−1と同様に
して、比較積層板(2)を得て、その評価を行った。こ
れらの結果を表1に示す。
【0045】(比較例2−3)実施例2−1で、熱硬化
性樹脂組成物11を以下のものに変更する以外は、実施
例2−1と同様にして、比較積層板(3)を得て、その
評価を行った。これらの結果を表1に示す。 熱硬化性樹脂組成物11:ビニルエステル樹脂(昭和高
分子社製「S510」)100重量部、硬化剤(日本油
脂社製「パーブチルO」)1重量部、水酸化アルミニウ
ム(住友化学工業社製「CL−310」)150重量
部、および、常温硬化性不飽和ポリエステル樹脂用湿潤
分散剤(ビックケミー社製「BYK−P105」)0.
5重量部の配合のもの。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】本発明の第1および第2の製造方法は、
いずれも、反りが生じにくく、はんだ耐熱性が良好な積
層板を製造することができる方法である。熱硬化性樹脂
組成物に含まれる湿潤分散剤が常温硬化性不飽和ポリエ
ステル樹脂に用いられる湿潤分散剤であると、充填材の
表面に吸着して、充填材同士の凝集を防ぎ、湿潤分散剤
同士が絡み合って充填材の沈降等を防止するためと、ガ
ラス不織布中の充填材が均一に分散するために、積層板
の反りに対して効果的である。
【0048】湿潤分散剤の配合量が充填材に対し0.1
〜2wt%であると、さらに反りが生じにくく、且つ、
はんだ耐熱性が低下しにくい。充填材がタルクを含み、
その含有量が第1の製造方法では充填材全体の5〜15
wt%に相当する量であり、また、第2の製造方法で
は、充填材全体の5〜20wt%に相当する量である
と、反りが一層生じにくくなる。また、第2の製造方法
では、充填材として全量をシリカとすると、誘電率が低
く高周波特性が高い積層板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の製造方法の1実施形態を表す正
面図である。
【図2】本発明の第2の製造方法の1実施形態を表す正
面図である。
【符号の説明】
10 ガラス不織布 11 熱硬化性樹脂組成物 12 熱硬化性樹脂含浸ガラス不織布 13 金属箔 14 ラミネートロール 15 圧着物 20 コンポジット積層板 21 熱硬化性樹脂含浸ガラス織布 101 ガラス織布 121 熱硬化性樹脂含浸ガラス織布 151 圧着物 201 積層板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野末 明義 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 伊藤 信之 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 4F072 AA06 AB09 AB29 AD14 AD21 AD23 AD34 AD38 AF01 AF02 AF03 AF06 AH31 AH32 AJ11 AK05 AL12 AL13 4F100 AA20B AA20C AB01 AB17 AB33 AC10B AC10C AG00A AG00B AG00C AK01B AK01C AK21 BA03 BA06 BA13 CA23B CA23C CA30B CA30C DG12 DG15A DG15B DG15C EA02 EJ202 EJ422 EJ82B EJ82C EJ821 GB43 JB13B JB13C JJ03 JL04 YY00B YY00C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス不織布を連続的に供給して充填材を
    含む熱硬化性樹脂組成物を含浸しつつ、前記ガラス不織
    布の両表面に熱硬化性樹脂含浸ガラス織布を連続的に積
    層した後、この積層物をロールで圧着し加熱するコンポ
    ジット型の積層板の製造方法において、前記熱硬化性樹
    脂組成物が湿潤分散剤をさらに含み、その配合量が充填
    材に対し0.05〜5wt%であり、前記充填材の配合
    量が熱硬化性樹脂100重量部に対し100〜250重
    量部であることを特徴とする、積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記充填材が充填材全体の5〜15wt%
    に相当するタルクを含む、請求項1に記載の積層板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】ガラス織布を連続的に供給して充填材を含
    む熱硬化性樹脂組成物を含浸しつつ、前記ガラス織布を
    連続的に積層した後、この積層物をロールで圧着し加熱
    する積層板の製造方法において、前記熱硬化性樹脂組成
    物が湿潤分散剤をさらに含み、その配合量が充填材に対
    し0.05〜5wt%であり、前記充填材の配合量が熱
    硬化性樹脂100重量部に対し10〜100重量部であ
    ることを特徴とする、積層板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記充填材が充填材全体の5〜20wt%
    に相当するタルクを含む、請求項3に記載の積層板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】前記充填材が全量シリカである、請求項3
    に記載の積層板の製造方法。
  6. 【請求項6】前記湿潤分散剤が常温硬化性不飽和ポリエ
    ステル樹脂に用いられる湿潤分散剤である、請求項1か
    ら5までのいずれかに記載の積層板の製造方法。
  7. 【請求項7】前記湿潤分散剤の配合量が充填材に対し
    0.1〜2wt%である、請求項1から6までのいずれ
    かに記載の積層板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003171482A (ja) * 2001-09-25 2003-06-20 Sumitomo Bakelite Co Ltd コンポジット積層板の製造方法
JP2016114802A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 株式会社リコー 転写ベルトおよび画像形成装置

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