JP2001093841A - 高温、高真空下で熱処理する装置 - Google Patents

高温、高真空下で熱処理する装置

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JP2001093841A
JP2001093841A JP27258999A JP27258999A JP2001093841A JP 2001093841 A JP2001093841 A JP 2001093841A JP 27258999 A JP27258999 A JP 27258999A JP 27258999 A JP27258999 A JP 27258999A JP 2001093841 A JP2001093841 A JP 2001093841A
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JP
Japan
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ring
heat treatment
vacuum
fixed base
treatment apparatus
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JP27258999A
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English (en)
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Makoto Ishida
誠 石田
Morio Murayama
守男 村山
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Toyoko Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Toyoko Kagaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来になく高真空の気密を保つことができ、そ
の結果熱処理する雰囲気を不純物の殆ど含まれない雰囲
気にし得る熱処理装置を提供する。 【解決手段】半導体ウェーハを熱処理する石英炉芯管
と、該石英炉芯管にO―リングを介して連結される固定
ベースとを具備した熱処理装置において、前記O―リン
グを内部に気体を密閉した中空メタルO―リングとして
高温下での高真空を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、CVD装置及び
エピタキシャル成長装置のような高温、高真空下で熱処
理する装置に係り、詳記すれば従来になく高真空にする
ことができ、不純物の含まれていない雰囲気で熱処理す
ることができる熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェーハを高温、高真空下
で熱処理する装置としては、石英炉芯管を、赤外線ラン
プ若しくは抵抗加熱ヒータによって加熱する装置が知ら
れていた。
【0003】この装置は、石英炉芯管のフランジ部と固
定ベースとを、O―リングを介して連結シールしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のO―リングは、
ゴムやプラスチックで形成されていたので、石英炉芯管
からの輻射熱や熱伝導で、O―リングの表面が溶けた
り、真空加熱によってO―リングから内部リーク(アウ
トガス)するため、真空度が低下する問題があった。そ
のため、あまり高熱にできないことと、高真空にもでき
ない欠点があった。
【0005】最近、半導体ウェーハに極めて精密な膜を
形成する必要が生じているが、上記従来の装置では、熱
処理雰囲気中に不純物がかなり含まれるようになるの
で、ウェーハに精密な膜を形成する雰囲気としては、極
めて不適当であった。
【0006】この発明は、このような問題点を解消しよ
うとするものであり、従来になく高真空の気密を保つこ
とができ、その結果熱処理する雰囲気を不純物の殆ど含
まれない雰囲気にし得る熱処理装置を提供することを、
その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う本発明の
構成は、半導体ウェーハを熱処理する石英炉芯管と、該
石英炉芯管にO―リングを介して連結される固定ベース
とを具備した熱処理装置において、前記O―リングを内
部に気体を密閉した中空メタルO―リングとしたことを
特徴とする。
【0008】要するに本発明は、中空メタルO―リング
は、高温状態でも従来にない高真空を達成することがで
き、その結果熱処理雰囲気を不純物の殆ど含まれない雰
囲気とし得ることを見出し、なされたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明の縦形CVD装置
(又はエピタキシャル成長装置)を示すもので、内部に
多数のウェーハ11を収容する石英炉芯管1と、ウェー
ハ11を加熱するヒータ(赤外線ランプ若しくは抵抗加
熱ヒーター)10と、石英炉芯管1下端のフランジ部5
と、同フランジ5とO―リング2を介して連結する固定
ベース6とから構成された例を示す。
【0011】固定ベース6にはリング状のシール溝が形
成され、O―リング2は該シール溝に収容されている。
【0012】固定ベース6とフランジ部5とは、フラン
ジ部5に挿み止め具3を被せて、挿み止め具3の基部1
2から固定ベース6に、止めねじ4をねじ込むことによ
って、固定されている。尚、フランジ部5と挿み止め具
3との密接部には、石英フランジ部5の破損防止のた
め、リング状のテフロン板5が介装されている。
【0013】挿み止め具3は、リング状に形成され、そ
の断面は、固定ベースに当接する基部12に断面L字型
の被せ部が連接されている。
【0014】中空メタルO―リング2は、ステンレス若
しくは銅の表面に、金若しくは銀メッキを形成したもの
を使用するのが良い。表面に金若しくは銀メッキを形成
することによって、高温下でより気密性が保たれ高度の
真空度が達成される。金若しくは銀メッキを施すことに
よって、密着性が向上することとシール面の極微細キズ
を埋めることができるからと思われる。
【0015】上記実施例では、固定ベース6は、ステン
レススチールやチタン等の金属から形成されている。本
発明のO―リング2は、石英炉芯管1と金属との連結シ
ールに特に効果的である。しかしながら、固定ベース6
として、石英ガラス若しくはSiCを使用しても差し支
えない。
【0016】O―リング2とフランジ部5とは、従来は
面接触によっていたが、本発明では、図3に示すように
内部の気体の圧力と外部の圧力とのバランスがとれてい
るので、線接触によって気密性を保持している。従っ
て、断面円形のO―リング2は殆どつぶれていない。
【0017】固定ベース6のO―リング2の下方には、
O―リング2を冷却させるための水を循環させるリング
状の溝7が形成されている。熱処理中常に水で通水冷却
するようになっている。リング状の溝7は、O―リング
2を冷却し易くするため、O―リング2の真下になるよ
うにすると良い。また、冷却効果を向上させるため、挿
み止め具3にも冷却溝を設けても良い。
【0018】固定ベース6には、炉心管1内にガスを導
入するためのガス導入管部8と、ガスを排気するための
排気管9が形成されている。
【0019】図3は、本発明の横形CVD装置(又はエ
ピタキシャル成長装置)の例を示すものであり、同様
に、中空メタルO−リング2が石英炉芯管1のフランジ
部5と固定ベース6との間に介装されている。
【0020】図1及び図3に示す本発明の装置を使用し
て、通常の方法によってウェーハを熱処理すると、幅射
熱600℃以上の高温で、10−5Paより大なる真空
度が容易に達成される。実際には、真空度10−8Pa
が容易に達成されることが実験により確認されている。
【0021】従来の装置を使用したものでは、10−5
Paまでの真空度にしかならなかったので、これはかな
り驚異的な真空度である。
【0022】従って、従来と比べて極端に不純物(内部
リーク)の少ない条件で熱処理することができるので、
ウェーハ表面に精密な被膜を支障なく形成することがで
きる。
【0023】本発明によれば、中空メタルO―リング内
に気体が密封されていることと、弾力性があることか
ら、O―リングと石英炉芯管のフランジとが線接触する
ことによって、高度の真空度が達成されるものと思われ
る。また、従来のゴムやプラスチックのO―リングのよ
うに、ガスが発生しないことも、高度の真空度の得られ
る一因となっていることは、勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上のべた如く、本発明によれば、従来
達成できなかった高度の真空度が達成できるので、熱処
理雰囲気を不純物が殆ど含まれない雰囲気とすることが
できるから、半導体ウェーハに精密な膜を支障なく形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦形CVD装置・エピタキ
シャル成長装置を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1のO―リング部の部分拡大図である。
【図4】本発明の実施例を示す横形CVD装置・エピタキ
シャル成長装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1………石英炉芯管 1−1………石英フランジ 2………中空メタルO―リング 3………止め具 4………止めねじ 5………テフロン板 6………固定ベース 7………冷却水(リング状の溝) 8………ガス導入部 9………排気管 10………ヒータ 11………半導体ウェーハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J040 AA01 AA13 AA17 BA02 EA18 EA21 FA02 HA06 HA15 4K030 CA04 FA10 JA09 JA10 KA04 KA09 KA10 KA23 KA26 KA46 5F045 EB03 EB10 EJ01 EJ09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェーハを熱処理する石英炉芯管
    と、該石英炉芯管にO―リングを介して連結される固定
    ベースとを具備した熱処理装置において、前記O―リン
    グを内部に気体を密閉した中空メタルO―リングとした
    ことを特徴とする高温、高真空下で熱処理する装置。
  2. 【請求項2】前記中空メタルO―リングは、ステンレス
    若しくは銅の表面に金若しくは銀メッキを形成してなる
    請求項1に記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】600℃よりも高温で且つ10−5よりも
    高真空下で熱処理する請求項1又は2に記載の熱処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記O―リング下方の固定ベースに、冷却
    水を循環させるリング状の溝を形成してなる請求項3に
    記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】前記固定ベースが、ステンレススチールや
    チタン等の金属から形成される請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の熱処理装置。
JP27258999A 1999-09-27 1999-09-27 高温、高真空下で熱処理する装置 Pending JP2001093841A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003090437A (ja) * 2001-07-11 2003-03-28 Bakkusu Sev:Kk 真空装置用金属製ガスケット及びその製造方法
KR100751275B1 (ko) * 2005-11-15 2007-08-23 코닉시스템 주식회사 공압식으로 기밀성을 향상시킨 챔버덮개
JP2010159829A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Toshiba Corp 蒸気弁装置およびそれを備えた発電設備

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