JP2001093710A - チップ抵抗器におけるレーザトリミング方法 - Google Patents

チップ抵抗器におけるレーザトリミング方法

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JP2001093710A
JP2001093710A JP26589799A JP26589799A JP2001093710A JP 2001093710 A JP2001093710 A JP 2001093710A JP 26589799 A JP26589799 A JP 26589799A JP 26589799 A JP26589799 A JP 26589799A JP 2001093710 A JP2001093710 A JP 2001093710A
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trimming groove
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Mitsuru Bando
充 坂東
Takeshi Kaminoi
剛 上ノ井
Michio Tanaka
道夫 田中
豊 ▲斉▼藤
Yutaka Saito
Makoto Shimizu
誠 清水
Shigeru Kanbara
滋 蒲原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ抵抗器における抵抗膜2に、レーザ光
線の照射による第1のトリミング溝5を、当該抵抗膜に
おける一つの側面縁2aから抵抗膜を横断する方向に延
びる部分と抵抗膜に沿った方向に延びる部分とを有する
ように刻設すると共に、同じくレーザ光線の照射による
第2のトリミング溝6を、前記第1のトリミング溝のう
ち抵抗膜に沿って延びる部分からこれに連通して抵抗膜
の一つの側面縁に達するように延びるように刻設したも
のにおいて、抵抗値の調整の精度の向上と、レーザトリ
ミングに要する時間の短縮とを図る。 【解決手段】 同じくレーザ光線の照射による第3のト
リミング溝7を、前記第1のトリミング溝の終端又は前
記第2のトリミング溝からこれらに連通して抵抗膜に沿
った方向に延びるように、前記第1及び第2のトリミン
グ溝よりも遅いトリミング速度で刻設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ型に構成し
た絶縁基板の表面に少なくとも一つの抵抗膜を形成して
成るチップ抵抗器において、その抵抗膜における全抵抗
値を、当該抵抗膜に対するレーザ光線の照射にてトリミ
ング溝を刻設することによって、所定抵抗値の許容範囲
に入るように調整するためのレーザトリミング方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】抵抗膜に、その抵抗値を調整するための
トリミング溝を、当該抵抗膜に対するレーザ光線の照射
にて刻設するに際しては、前記抵抗膜とこれに照射する
レーザ光線とを互いに相対的に適宜速度を移動しなが
ら、前記抵抗膜に対してレーザ光線の適宜時間の間隔で
間歇的に照射することによって行うようにしていること
は周知の通りであり、従来は、このトリミング溝を、抵
抗膜における一つの側面縁から抵抗膜を横断する方向に
延びる部分と抵抗膜に沿って延びる部分とを有する一本
の略L字型にしているのが一般的であったが、トリミン
グ溝を、一本の略L字型にした場合には、抵抗膜に高い
電圧を印加したとき、前記トリミング溝のうち抵抗膜を
横断する方向に延びる部分に放電によるリークが発生す
ることがあるから、耐高電圧性が悪いという不具合があ
った。
【0003】そこで、先行技術としての特開平11−4
0401号公報は、第1のトリミング溝を、抵抗膜を横
断する方向に延びる部分と抵抗膜に沿って延びる部分と
を有するように略L字型にして刻設することに加えて、
第2のトリミング溝を、前記第1のトリミング溝のうち
抵抗膜に沿って延びる部分から抵抗膜における一つの側
面縁に延びるように刻設することにより、前記第1のト
リミング溝のうち抵抗膜を横断する方向に延びる部分に
リークが発生することを防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
によるレーザトリミング方法は、抵抗値の調整を、前記
第1のトリミング溝の刻設によって抵抗値を高くする途
中において抵抗値が所定値になった時点で、前記第1の
トリミング溝の刻設を停止することによって行うもの
で、この場合、前記先行技術においては、前記第1のト
リミング溝の刻設を、当該トリミング溝の全長にわたっ
て、トリミング速度で行うようにしているから、以下に
述べるような問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、第1のトリ
ミング溝を刻設するときにおけるトリミング速度を早く
した場合は、一つの抵抗膜に対するレーザトリミングに
要する時間が短くなって作業能率を向上できるが、その
反面、トリミング溝の単位長さ当たりの抵抗値の変化率
が大きくなるから、抵抗膜を所定の抵抗値に調整するこ
との精度が低くなる。また、前記トリミング速度を遅く
した場合には、レーザ光線の間歇照射一回照射当たりに
おけるトリミング溝の刻設長さが小さくなり、ひいて
は、抵抗値が変化する率が小さくなるから、抵抗膜を所
定の抵抗値に調整することの精度を向上できるが、その
反面、一つの抵抗膜に対するレーザトリミングに要する
時間が長くなり、作業能率が低下するからコストのアッ
プを招来するというように、従来のトリミング方法で
は、トリミングの精度の向上と、作業能率の向上との両
方を同時に達成することができないのであった。
【0006】本発明は、この問題を解消したレーザトリ
ミング方法を提供することを技術的課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、第1に、「絶縁基板の表面に形成した
抵抗膜に、レーザ光線の照射による第1のトリミング溝
を当該抵抗膜における一つの側面縁から抵抗膜を横断す
る方向に延びる部分と抵抗膜に沿った方向に延びる部分
とを有するように刻設するステップと、同じくレーザ光
線の照射による第2のトリミング溝を前記第1のトリミ
ング溝のうち抵抗膜に沿って延びる部分からこれに連通
して抵抗膜の一つの側面縁に達するように延びるように
刻設するステップと、同じくレーザ光線の照射による第
3のトリミング溝を前記第1のトリミング溝の終端又は
前記第2のトリミング溝からこれらに連通して抵抗膜に
沿った方向に延びるように刻設するステップとを備え、
前記第1のトリミング溝の刻設を、抵抗膜における抵抗
値が所定値に至る直前に終了する一方、前記第3のトリ
ミング溝を、当該第3のトリミング溝を刻設するときの
トリミング速度を前記第1のトリミング溝を刻設すると
きより遅くした状態で抵抗値が所定値になるように刻設
する。」ことを特徴とするものであり、第2に、「絶縁
基板の表面に形成した抵抗膜に、レーザ光線の照射によ
る第1のトリミング溝を当該抵抗膜における一つの側面
縁から抵抗膜を横断する方向に延びる部分と抵抗膜に沿
った方向に延びる部分とを有するように刻設するステッ
プと、同じくレーザ光線の照射による第3のトリミング
溝を前記第1のトリミング溝の終端からこれに連通して
抵抗膜に沿った方法に延びるように刻設するステップ
と、同じくレーザ光線の照射による第2のトリミング溝
を前記第3のトリミング溝の終端からこれに連通して抵
抗膜の一つの側面縁に達するように延びるように刻設す
るステップとを備え、前記第1のトリミング溝の刻設
を、抵抗膜における抵抗値が所定値に至る直前に終了す
る一方、前記第3のトリミング溝を、当該第3のトリミ
ング溝を刻設するときのトリミング速度を前記第1のト
リミング溝を刻設するときより遅くした状態で抵抗値が
所定値になるように刻設する。」ことを特徴とするもで
ある。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明は、このように、抵抗膜
に、第1のトリミング溝及び第2のトリミング溝を刻設
することに加えて、当該抵抗膜に抵抗値を所定値にする
ための第3のトリミング溝を、前記第1のトリミング溝
よりも遅いトリミング速度で刻設するものであり、トリ
ミング溝の単位長さ当たりの抵抗値の変化率を、抵抗値
が所定値に至る直前より以降において小さくすることが
できるから、抵抗膜に対するレーザトリミングを、その
抵抗値が所定値に至る直前までは速い速度で短時間で行
うことができるものでありながら、抵抗値が所定値に至
る直前より以降においてのみ遅い速度を行うことができ
る。
【0009】従って、本発明よると、一つに抵抗膜に対
して複数本のトリミング溝を刻設するというレーザトリ
ミングにおいて、このレーザトリミングに要する時間を
短縮することと、抵抗膜を所定の抵抗値に調整すること
の精度を向上することを確実に達成できる効果を有す
る。
【0010】特に、請求項2に記載したように、第2の
トリミング溝を、前記第3のトリミング溝の終端から延
びるように構成した場合には、この第2のトリミング溝
の刻設を、第1のトリミング溝及び第3トリミング溝の
刻設に続いて連続して行うことができるから、レーザト
リミングに要する時間をより短縮できるのである。
【0011】また、請求項3に記載したように、前記第
3のトリミング溝を、抵抗膜における一つの側面縁に向
かうよう外向きに傾斜するように刻設することにより、
この第3のトリミング溝の単位長さ当たりの抵抗値の変
化率は、当該第3のトリミング溝が、抵抗膜に沿ってこ
れと平行に延びている場合よりも小さくなるから、抵抗
膜を所定の抵抗値に調整することの精度を更に向上でき
る。
【0012】更にまた、請求項4に記載したように、前
記第1のトリミング溝を、円弧状に湾曲して刻設するこ
とにより、この第1のトリミング溝のうち抵抗膜の側面
縁を横断する部分から抵抗膜に沿って延びる部分への曲
がり部分に電流の集中が発生することを回避できるか
ら、局部的な電流集中のために抵抗値が変化することを
確実に低減できるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図5の図面について説明する。
【0014】この図において符号1は、チップ型に構成
した絶縁基板を示し、この絶縁基板1の表面には、長手
方向に延びる抵抗膜2と、その両端に対する主電極3
と、前記抵抗膜2を覆うガラスによるアンダーコート4
とが形成されている。
【0015】前記絶縁基板1の上面における抵抗膜2
に、レーザ光線発射装置11より発射されるレーザ光線
をガルバノミラー12の反射にて前記カバーコート4の
上から照射することによって第1のトリミング溝5、第
2のトリミング溝6、及び第3のトリミング溝7を刻設
するのである。
【0016】この各トリミング溝5,6,7の刻設は、
前記ガルバノミラー12を傾斜回動するアクチェータ1
3及び前記レーザ光線発射装置11を中央制御装置14
にて制御することにより、抵抗膜2に対するレーザ光線
の照射点を適宜移動することで行うのであり、その順序
は、図3に示すように、先ず、前記第1のトリミング溝
5を、前記抵抗膜2における一つの側面縁2aよりも外
側の始端5aから抵抗膜2の側面縁2aを略直角に横断
したのち抵抗膜2に沿うように方向変換して終端5bま
で延びるよう刻設し、次いで、前記第3のトリミング溝
7を、前記第1のトリミング溝5の終端5bからこれに
連通して抵抗膜2に沿って平行に延びるように刻設し、
そして、レーザ光線の照射点をレーザ光線の照射を停止
するか、或いはレーザ光線を照射したままで点線矢印A
で示すように、前記第1のトリミング溝5のうちその終
端5aの少し手前の部位又は終端5bまで戻したのち、
この部分から前記第2のトリミング溝6を、前記抵抗膜
2の側面縁2aを超えてその外側まで延びるように刻設
するのであり、これにより、前記各トリミング溝5,
6,7は、図4に示す形態になる。
【0017】前記各トリミング溝5,6,7のうち第1
のトリミング溝5及び第3のトリミング溝7の刻設によ
り、抵抗膜2における全抵抗値は、図5に示す曲線Bの
ように変化する一方、前記第2のトリミング溝6の刻設
により、前記第1のトリミング溝5のうち抵抗膜2を横
断する方向に延びる部分に放電によるリークが発生する
ことを防止できる。
【0018】前記第1のトリミング溝5及び第3のトリ
ミング溝7の刻設に際して、前記中央制御回路14は、
抵抗膜2における全抵抗値をその両端の主電極3にプロ
ーブ16を接触して検出する抵抗値測定装置15からの
出力を入力として以下に述べるように制御する。
【0019】すなわち、前記抵抗値測定装置15にて検
出した抵抗値が、前記第1のトリミング溝5の刻設中に
おいて所定の抵抗値Vよりも僅かな値ΔVだけ低い抵抗
値V1になったとき、前記第1のトリミング溝5の刻設
を停止し、次いで、レーザ光線の照射点の移動速度、つ
まり、トリミング速度を、前記第1のトリミング溝5及
び第2のトリミング溝6を刻設するときのトリミング速
度M1よりも遅いトリミング速度M2に減速し、前記第
3のトリミング溝7を、この遅いトリミング速度M2に
て刻設し、この第3のトリミング溝7の刻設により抵抗
膜2の全抵抗値が所定値Vになった時点で、当該第3の
トリミング溝7の刻設を停止するのである。
【0020】これにより、トリミング溝の単位長さ当た
りの抵抗値の変化率を、第3のトリミング溝7を刻設す
るときにおいてのみ小さくすることができるから、第1
のトリミング溝5及び第2のトリミング溝6を、速いト
リミング速度で短い時間で刻設することができる一方、
抵抗膜2における抵抗値を所定値にすることを、前記ト
リミング溝7を遅いトリミング速度での刻設により、高
い精度で行うことができるのである。
【0021】次に、図6は、第2の実施の形態を示す。
【0022】この第2の実施の形態は、第3のトリミン
グ溝7を第1のトリミング溝5の刻設に続いて遅いトリ
ミング速度で刻設する場合において、この第3のトリミ
ング溝7を、抵抗膜2における一つの側面縁2aに向か
うよう適宜角度θだけ外向きに傾斜するようにして刻設
するものである。
【0023】これにより、この第3のトリミング溝7の
単位長さ当たりの抵抗値の変化率は、当該第3のトリミ
ング溝7が、前記図3に示すように、抵抗膜2に沿って
これと平行に延びている場合よりも小さくなるから、抵
抗膜2を所定の抵抗値に調整することの精度を更に向上
できる。
【0024】図7及び図8は、第3及び第4の実施の形
態を示す。
【0025】この第3及び第4の実施の形態は、前記第
3のトリミング溝7を適宜角度θだけ傾斜して刻設した
後での第2トリミング溝6の刻設を、前記第3のトリミ
ング溝7の終端からこれに連続して行うものである。
【0026】これにより、レーザ光線の照射点を、第3
のトリミング溝7を刻設したあとで、前記第1及び第2
の実施の形態において点線矢印Aで示すように戻すこと
を省略できるから、この分だけレーザトリミングに要す
る時間を短縮できる。
【0027】なお、この図7及び図8のうち図7は、第
2のトリミング溝6を一直線にした場合であり、また、
図8は、図7の変形例として第2のトリミング溝6をL
字状に屈曲した場合であるが、図7のように、第2のト
リミング溝6を一直線にすることは、前記図3の第1の
実施の形態に適用でき、また、図8のように、第2のト
リミング溝6をL字状に屈曲することは、前記図6の第
2の実施の形態に適用できる。
【0028】次に、図9は、第5の実施の形態を示す。
【0029】この第5の実施の形態は、前記各実施の形
態のように、第1のトリミング溝5に次いで第3のトリ
ミング溝7を刻設したあとで第2のトリミング溝6を刻
設することに代えて、第1のトリミング溝5を刻設した
あとで、第2のトリミング溝6を刻設し、次いで、レー
ザ光線の照射点を点線矢印A′で示すように、第1のト
リミング溝5の終端5bまで戻し、この後において、第
3のトリミング溝7を刻設するものであり、これによる
と、最後において第3のトリミング溝7を刻設するか
ら、抵抗膜2における抵抗値が第2のトリミング溝6の
刻設にて変化することを回避することができる利点があ
る。
【0030】この第5の実施の形態の変形例としては、
図10に示す第6の実施の形態のように、第3のトリミ
ング溝7を、これよりも先に刻設される第2のトリミン
グ溝6の途中からこれに連通して延びるように刻設して
も良く、また、前記第3のトリミング溝7を、前記第2
〜第4の実施の形態と同様に、図11に示す第7の実施
の形態及び図12に示す第8の実施の形態のように、適
宜角度θだけ傾斜するように刻設しても良いのである。
【0031】そして、図13は、第9の実施の形態を示
す。
【0032】この第9の実施の形態は、前記第1の実施
の形態と同様に、第1のトリミング溝5に次いで第3の
トリミング溝7を刻設し、次いで第2のトリミング溝6
を刻設する場合において、前記第1のトリミング溝5を
略直角に屈曲することなく、円弧状に湾曲するように構
成したものである。
【0033】前記第1のトリミング溝5を略直角に屈曲
した場合には、抵抗膜2のうち前記直角の屈曲部分に電
流が集中し、この部分が局部的な温度上昇のために抵抗
値が変化するおそれがあるが、第1のトリミング溝5
を、前記したように、円弧状に湾曲した場合には、局部
的に電流が集中することを回避できるから、局部的な電
流集中のために抵抗値が変化することを確実に低減でき
る。
【0034】この第9の実施の形態のように第1のトリ
ミング溝5を円弧状に湾曲することは、図14に示す第
10の実施の形態のように前記図6と同様に構成する場
合、図15に示す第11の実施の形態のように前記図9
と同様に構成する場合、図16に示す第12の実施の形
態のように前記図10と同様に構成する場合、及び、図
17に示す第13の実施の形態のように前記図12と同
様に構成する場合にも適用できることは勿論であり、図
7、図8、図11にも適用できることはいうまでもな
い。
【0035】なお、前記第1のトリミング溝5における
始端5a、及び第2トリミング溝6における終端を、前
記アンダーコート4の側面縁4aより内側で、前記抵抗
膜2の側面縁2aに近接した部位に位置することによ
り、前記第1のトリミング溝5及び第2のトリミング溝
6の長さが短くなるから、レーザトリミングに要する時
間を更に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザトリミングを行っている状態を示す斜視
図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】第1の実施の形態によるトリミング溝の刻設を
示す平面図である。
【図4】前記第1の実施の形態によるチップ抵抗器の平
面図である。
【図5】トリミング溝の刻設と抵抗値との関係を示す図
である。
【図6】第2の実施の形態によるトリミング溝の刻設を
示す平面図である。
【図7】第3の実施の形態によるトリミング溝の刻設を
示す平面図である。
【図8】第4の実施の形態によるトリミング溝の刻設を
示す平面図である。
【図9】第5の実施の形態によるトリミング溝の刻設を
示す平面図である。
【図10】第6の実施の形態によるトリミング溝の刻設
を示す平面図である。
【図11】第7の実施の形態によるトリミング溝の刻設
を示す平面図である。
【図12】第8の実施の形態によるトリミング溝の刻設
を示す平面図である。
【図13】第9の実施の形態によるトリミング溝の刻設
を示す平面図である。
【図14】第10の実施の形態によるトリミング溝の刻
設を示す平面図である。
【図15】第11の実施の形態によるトリミング溝の刻
設を示す平面図である。
【図16】第12の実施の形態によるトリミング溝の刻
設を示す平面図である。
【図17】第13の実施の形態によるトリミング溝の刻
設を示す平面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 抵抗膜 2a 抵抗膜の側面縁 3 主電極 4 アンダーコート 5 第1のトリミング溝 5a 第1のトリミング溝の始端 5b 第1のトリミング溝の終端 6 第2のトリミング溝 7 第3のトリミング溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 道夫 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 (72)発明者 ▲斉▼藤 豊 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 (72)発明者 清水 誠 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 (72)発明者 蒲原 滋 京都市右京区西院溝崎町21番地 ローム株 式会社内 Fターム(参考) 4E068 AC01 CA15 CE01 DA09 5E032 BA03 BB01 CA02 TA15 TB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板の表面に形成した抵抗膜に、レー
    ザ光線の照射による第1のトリミング溝を当該抵抗膜に
    おける一つの側面縁から抵抗膜を横断する方向に延びる
    部分と抵抗膜に沿った方向に延びる部分とを有するよう
    に刻設するステップと、同じくレーザ光線の照射による
    第2のトリミング溝を前記第1のトリミング溝のうち抵
    抗膜に沿って延びる部分からこれに連通して抵抗膜の一
    つの側面縁に達するように延びるように刻設するステッ
    プと、同じくレーザ光線の照射による第3のトリミング
    溝を前記第1のトリミング溝の終端又は前記第2のトリ
    ミング溝からこれらに連通して抵抗膜に沿った方向に延
    びるように刻設するステップとを備え、前記第1のトリ
    ミング溝の刻設を、抵抗膜における抵抗値が所定値に至
    る直前に終了する一方、前記第3のトリミング溝を、当
    該第3のトリミング溝を刻設するときのトリミング速度
    を前記第1のトリミング溝を刻設するときより遅くした
    状態で抵抗値が所定値になるように刻設することを特徴
    とするチップ抵抗器におけるレーザトリミング方法。
  2. 【請求項2】絶縁基板の表面に形成した抵抗膜に、レー
    ザ光線の照射による第1のトリミング溝を当該抵抗膜に
    おける一つの側面縁から抵抗膜を横断する方向に延びる
    部分と抵抗膜に沿った方向に延びる部分とを有するよう
    に刻設するステップと、同じくレーザ光線の照射による
    第3のトリミング溝を前記第1のトリミング溝の終端か
    らこれに連通して抵抗膜に沿った方向に延びるように刻
    設するステップと、同じくレーザ光線の照射による第2
    のトリミング溝を前記第3のトリミング溝の終端からこ
    れに連通して抵抗膜の一つの側面縁に達するように延び
    るように刻設するステップとを備え、前記第1のトリミ
    ング溝の刻設を、抵抗膜における抵抗値が所定値に至る
    直前に終了する一方、前記第3のトリミング溝を、当該
    第3のトリミング溝を刻設するときのトリミング速度を
    前記第1のトリミング溝を刻設するときより遅くした状
    態で抵抗値が所定値になるように刻設することを特徴と
    するチップ抵抗器におけるレーザトリミング方法。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は2において、前記第3の
    トリミング溝を、抵抗膜における一つの側面縁に向かう
    よう外向きに傾斜するように刻設することを特徴とする
    チップ抵抗器におけるレーザトリミング方法。
  4. 【請求項4】前記請求項1又は2において、前記第1の
    トリミング溝を、円弧状に湾曲して刻設することを特徴
    とするチップ抵抗器におけるレーザトリミング方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107077933A (zh) * 2014-10-03 2017-08-18 兴亚株式会社 电阻体的修整方法

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