JP2001092929A - Ｉｃカード読取装置 - Google Patents
Ｉｃカード読取装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接触式ＩＣカード、非接触式ＩＣカード及び
接触式と非接触式の双方を併せ持つＩＣカードの内部デ
ータリードライトを行うことを可能にする。 【解決手段】 接触式のＩＣカード８を内部に挿入でき
るカード挿入部３と、カード挿入部３に挿入されたカー
ド８の電極部に接触する接触電極４がカード挿入部３に
配置された接触式のＩＣカードリーダ１と、ＩＣカード
リーダ１に挿入されたカード８に対して電磁界を略垂直
に近い状態で発生させることで非接触式による通信が行
える平面状アンテナ２とを備えている。これにより、カ
ード８をカード挿入部３に挿入すれば接触式の通信、お
よび非接触式の通信の両方をほぼ同時に行える。また、
平面状アンテナ２は、カード挿入部３に挿入されたカー
ド８と対向する面と反対面に対しても電磁界を発生させ
ることで、反対面上にかざされた非接触式のＩＣカード
８を読むことができる。
接触式と非接触式の双方を併せ持つＩＣカードの内部デ
ータリードライトを行うことを可能にする。 【解決手段】 接触式のＩＣカード８を内部に挿入でき
るカード挿入部３と、カード挿入部３に挿入されたカー
ド８の電極部に接触する接触電極４がカード挿入部３に
配置された接触式のＩＣカードリーダ１と、ＩＣカード
リーダ１に挿入されたカード８に対して電磁界を略垂直
に近い状態で発生させることで非接触式による通信が行
える平面状アンテナ２とを備えている。これにより、カ
ード８をカード挿入部３に挿入すれば接触式の通信、お
よび非接触式の通信の両方をほぼ同時に行える。また、
平面状アンテナ２は、カード挿入部３に挿入されたカー
ド８と対向する面と反対面に対しても電磁界を発生させ
ることで、反対面上にかざされた非接触式のＩＣカード
８を読むことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、接触式電極を有
するＩＣカードと近年急速に普及している電極を有せず
電磁波を通信媒体とした非接触ＩＣカードの双方のＩＣ
内部のデータを読み書きできるＩＣカード読取装置に関
するものである。
するＩＣカードと近年急速に普及している電極を有せず
電磁波を通信媒体とした非接触ＩＣカードの双方のＩＣ
内部のデータを読み書きできるＩＣカード読取装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来電極を有するＩＣカードに対して、
このＩＣカードを機器本体内部に挿入し、本体内部にＩ
Ｃカードの電極と接触する電極を有する接触式ＩＣカー
ドリーダと、電極を有しないで電磁波を通信媒体とした
非接触式のＩＣカードに対して通信を行うためのアンテ
ナを本体上面に有する非接触式ＩＣカードリーダとが別
々に存在している。
このＩＣカードを機器本体内部に挿入し、本体内部にＩ
Ｃカードの電極と接触する電極を有する接触式ＩＣカー
ドリーダと、電極を有しないで電磁波を通信媒体とした
非接触式のＩＣカードに対して通信を行うためのアンテ
ナを本体上面に有する非接触式ＩＣカードリーダとが別
々に存在している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年接触式の
ＩＣカードと非接触式のＩＣカードが融合したいわゆる
コンビカードなるのもが市場に登場するようになり、そ
の中でも接触式による通信手段で通信が行えるデータ
と、非接触式で通信が行えるデータが異なるもの、また
それぞれまったく同じに扱えるＩＣカードなど様々なカ
ードが登場している。そのため、接触式によりデータ通
信を行う場合と、非接触式によるデータ通信を行う場合
に応じて従来はそれぞれ別々のカードリーダを用意して
カードとの通信を行う必要があり、面倒になるという問
題があった。
ＩＣカードと非接触式のＩＣカードが融合したいわゆる
コンビカードなるのもが市場に登場するようになり、そ
の中でも接触式による通信手段で通信が行えるデータ
と、非接触式で通信が行えるデータが異なるもの、また
それぞれまったく同じに扱えるＩＣカードなど様々なカ
ードが登場している。そのため、接触式によりデータ通
信を行う場合と、非接触式によるデータ通信を行う場合
に応じて従来はそれぞれ別々のカードリーダを用意して
カードとの通信を行う必要があり、面倒になるという問
題があった。
【０００４】したがって、この発明の目的は、接触式Ｉ
Ｃカード、非接触式ＩＣカード及び接触式と非接触式の
双方を併せ持つＩＣカードの内部データリードライトを
行うことが可能で、さらに非接触ＩＣカードの場合は、
カード挿入部にカードを挿入しなくてもリードライトで
きるＩＣカード読取装置を提供することである。
Ｃカード、非接触式ＩＣカード及び接触式と非接触式の
双方を併せ持つＩＣカードの内部データリードライトを
行うことが可能で、さらに非接触ＩＣカードの場合は、
カード挿入部にカードを挿入しなくてもリードライトで
きるＩＣカード読取装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の請求項１記載のＩＣカード読取装置は、接
触式のＩＣカードを内部に挿入できるカード挿入部と、
このカード挿入部に挿入された前記カードの電極部に接
触する接触電極が前記カード挿入部に配置された接触式
のＩＣカードリーダと、このＩＣカードリーダに挿入さ
れたカードに対して電磁界を略垂直に近い状態で発生さ
せることで非接触式による通信が行える平面状アンテナ
とを備えた。
にこの発明の請求項１記載のＩＣカード読取装置は、接
触式のＩＣカードを内部に挿入できるカード挿入部と、
このカード挿入部に挿入された前記カードの電極部に接
触する接触電極が前記カード挿入部に配置された接触式
のＩＣカードリーダと、このＩＣカードリーダに挿入さ
れたカードに対して電磁界を略垂直に近い状態で発生さ
せることで非接触式による通信が行える平面状アンテナ
とを備えた。
【０００６】このように、接触式のＩＣカードを内部に
挿入できるカード挿入部と、このカード挿入部に挿入さ
れた前記カードの電極部に接触する接触電極が前記カー
ド挿入部に配置された接触式のＩＣカードリーダと、こ
のＩＣカードリーダに挿入されたカードに対して電磁界
を略垂直に近い状態で発生させることで非接触式による
通信が行える平面状アンテナとを備えているので、平面
状アンテナは接触式ＩＣカード挿入部に挿入されたカー
ドに対して、このカードが非接触式の通信手段を有して
いる場合、電磁的な通信を行うために作用する。このた
め、接触式および非接触式の両方を融合したＩＣカード
の場合、このカードをカード挿入部に挿入すれば接触式
の通信、および非接触式の通信の両方をほぼ同時に行う
ことが可能であり、接触式でしか行えないデータ通信と
非接触式でしか行えないデータ通信をワンタッチで行う
ことが可能となる。また、接触式のＩＣカードは、上記
と同じ手順で操作ができる。また、非接触式のＩＣカー
ドは上記と同じ手順の操作でも行える上、さらにカード
挿入部に挿入しなくても、平面状アンテナの近傍にカー
ドをかざすだけでデータ通信を行うことが可能であり、
操作性の向上を図ることができる。
挿入できるカード挿入部と、このカード挿入部に挿入さ
れた前記カードの電極部に接触する接触電極が前記カー
ド挿入部に配置された接触式のＩＣカードリーダと、こ
のＩＣカードリーダに挿入されたカードに対して電磁界
を略垂直に近い状態で発生させることで非接触式による
通信が行える平面状アンテナとを備えているので、平面
状アンテナは接触式ＩＣカード挿入部に挿入されたカー
ドに対して、このカードが非接触式の通信手段を有して
いる場合、電磁的な通信を行うために作用する。このた
め、接触式および非接触式の両方を融合したＩＣカード
の場合、このカードをカード挿入部に挿入すれば接触式
の通信、および非接触式の通信の両方をほぼ同時に行う
ことが可能であり、接触式でしか行えないデータ通信と
非接触式でしか行えないデータ通信をワンタッチで行う
ことが可能となる。また、接触式のＩＣカードは、上記
と同じ手順で操作ができる。また、非接触式のＩＣカー
ドは上記と同じ手順の操作でも行える上、さらにカード
挿入部に挿入しなくても、平面状アンテナの近傍にカー
ドをかざすだけでデータ通信を行うことが可能であり、
操作性の向上を図ることができる。
【０００７】請求項２記載のＩＣカード読取装置は、請
求項１において、平面状アンテナは、カード挿入部に挿
入されたカードに対向する面と反対面に対しても電磁界
を発生させることで、反対面上にかざされた非接触式の
ＩＣカードを読むことを可能とする。
求項１において、平面状アンテナは、カード挿入部に挿
入されたカードに対向する面と反対面に対しても電磁界
を発生させることで、反対面上にかざされた非接触式の
ＩＣカードを読むことを可能とする。
【０００８】このように、平面状アンテナは、カード挿
入部に挿入されたカードに対向する面と反対面に対して
も電磁界を発生させることで、反対面上にかざされた非
接触式のＩＣカードを読むことを可能とするので、平面
状アンテナは接触式ＩＣカード挿入部に挿入されたカー
ドに対して電磁的な通信を行うために作用するととも
に、挿入されたカードと平面状アンテナを中心に反対側
に位置する部分にかざされた非接触式のＩＣカードと通
信を行う作用がある。
入部に挿入されたカードに対向する面と反対面に対して
も電磁界を発生させることで、反対面上にかざされた非
接触式のＩＣカードを読むことを可能とするので、平面
状アンテナは接触式ＩＣカード挿入部に挿入されたカー
ドに対して電磁的な通信を行うために作用するととも
に、挿入されたカードと平面状アンテナを中心に反対側
に位置する部分にかざされた非接触式のＩＣカードと通
信を行う作用がある。
【０００９】請求項３記載のＩＣカード読取装置は、請
求項１または２において、平面状アンテナに対して、カ
ード挿入部の近傍に位置する端部を中心として６０度以
上の角度を有するように傾斜した別の平面状アンテナを
有する。
求項１または２において、平面状アンテナに対して、カ
ード挿入部の近傍に位置する端部を中心として６０度以
上の角度を有するように傾斜した別の平面状アンテナを
有する。
【００１０】このように、平面状アンテナに対して、カ
ード挿入部の近傍に位置する端部を中心として６０度以
上の角度を有するように傾斜した別の平面状アンテナを
有するので、カード挿入部近傍に非接触式のＩＣカード
をかざした場合、このカードと別の平面状アンテナが電
磁的に通信を行う作用を有する。
ード挿入部の近傍に位置する端部を中心として６０度以
上の角度を有するように傾斜した別の平面状アンテナを
有するので、カード挿入部近傍に非接触式のＩＣカード
をかざした場合、このカードと別の平面状アンテナが電
磁的に通信を行う作用を有する。
【００１１】請求項４記載のＩＣカード読取装置は、請
求項３において、平面状アンテナと別の平面状アンテナ
に対して送受信を行う制御回路と、前記両方のアンテナ
間に設けられ前記制御回路をいずれかのアンテナに切り
替え接続する切り替え手段とを備えた。
求項３において、平面状アンテナと別の平面状アンテナ
に対して送受信を行う制御回路と、前記両方のアンテナ
間に設けられ前記制御回路をいずれかのアンテナに切り
替え接続する切り替え手段とを備えた。
【００１２】このように、平面状アンテナと別の平面状
アンテナに対して送受信を行う制御回路と、両方のアン
テナ間に設けられ制御回路をいずれかのアンテナに切り
替え接続する切り替え手段とを備えたので、平面状アン
テナと別の平面状アンテナの両方のアンテナに対して、
制御回路を切り替え手段によりどちらかのアンテナに切
り替え接続することで、１台の制御回路を有効に活用す
る作用を有する。
アンテナに対して送受信を行う制御回路と、両方のアン
テナ間に設けられ制御回路をいずれかのアンテナに切り
替え接続する切り替え手段とを備えたので、平面状アン
テナと別の平面状アンテナの両方のアンテナに対して、
制御回路を切り替え手段によりどちらかのアンテナに切
り替え接続することで、１台の制御回路を有効に活用す
る作用を有する。
【００１３】請求項５記載のＩＣカード読取装置は、請
求項２において、ＩＣカードリーダを電磁界を遮蔽しな
いケースで覆うとともに、このケースの平面状アンテナ
が接する位置のケース外面に５〜２０ｍｍ程度の間隔を
あけて、前記ケース外面より小さく電磁界を遮蔽しない
材質の保持板を配置した。
求項２において、ＩＣカードリーダを電磁界を遮蔽しな
いケースで覆うとともに、このケースの平面状アンテナ
が接する位置のケース外面に５〜２０ｍｍ程度の間隔を
あけて、前記ケース外面より小さく電磁界を遮蔽しない
材質の保持板を配置した。
【００１４】このように、ＩＣカードリーダを電磁界を
遮蔽しないケースで覆うとともに、このケースの平面状
アンテナが接する位置のケース外面に５〜２０ｍｍ程度
の間隔をあけて、ケース外面より小さく電磁界を遮蔽し
ない材質の保持板を配置したので、非接触式のＩＣカー
ドを保持板により保持した状態で、データ通信を行うこ
とができる。
遮蔽しないケースで覆うとともに、このケースの平面状
アンテナが接する位置のケース外面に５〜２０ｍｍ程度
の間隔をあけて、ケース外面より小さく電磁界を遮蔽し
ない材質の保持板を配置したので、非接触式のＩＣカー
ドを保持板により保持した状態で、データ通信を行うこ
とができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】この発明の第１の実施の形態を図
１に基づいて説明する。図１はこの発明の第１の実施の
形態のＩＣカード読取装置の斜視図である。図１におい
て、１は接触式ＩＣカードリーダ、２は平面状アンテナ
である。ＩＣカードリーダ１は、カード挿入部３と接触
電極４を有する。カード挿入部３は、接触式のＩＣカー
ド８の略全体を内部に挿入できる。また、カード挿入部
３に挿入されたカード８の電極部に接触電極４が接触し
てデータ通信を行う。この場合、接触電極４はカード挿
入部３の上部または下部に存在する。
１に基づいて説明する。図１はこの発明の第１の実施の
形態のＩＣカード読取装置の斜視図である。図１におい
て、１は接触式ＩＣカードリーダ、２は平面状アンテナ
である。ＩＣカードリーダ１は、カード挿入部３と接触
電極４を有する。カード挿入部３は、接触式のＩＣカー
ド８の略全体を内部に挿入できる。また、カード挿入部
３に挿入されたカード８の電極部に接触電極４が接触し
てデータ通信を行う。この場合、接触電極４はカード挿
入部３の上部または下部に存在する。
【００１６】平面状アンテナ２は、ＩＣカードリーダ１
に挿入されたカード８に対して電磁界が略垂直に近い状
態で発生するようにカード８に対して平行に配置してい
る。これにより、カード８が非接触式のＩＣカードであ
れば、非接触式による通信が行える。
に挿入されたカード８に対して電磁界が略垂直に近い状
態で発生するようにカード８に対して平行に配置してい
る。これにより、カード８が非接触式のＩＣカードであ
れば、非接触式による通信が行える。
【００１７】以上のようにこの実施の形態によれば、平
面状アンテナ２は接触式ＩＣカード挿入部３に挿入され
たカード８に対して、このカード８が非接触式の通信手
段を有している場合、電磁的な通信を行うために作用す
る。このため、接触式および非接触式の両方を融合した
復合式ＩＣカードの場合、このカードをカード挿入部３
に挿入すれば接触式の通信、および非接触式の通信の両
方をほぼ同時に行うことが可能であり、接触式でしか行
えないデータ通信と非接触式でしか行えないデータ通信
をワンタッチで行うことが可能となる。また、接触式の
ＩＣカード８は、上記と同じ手順で操作ができる。ま
た、非接触式のＩＣカードは上記と同じ手順の操作でも
行える上、さらにカード挿入部３に挿入しなくても、平
面状アンテナ２の近傍にカードをかざすだけでデータ通
信を行うことが可能であり、操作性の向上を図ることが
できる。
面状アンテナ２は接触式ＩＣカード挿入部３に挿入され
たカード８に対して、このカード８が非接触式の通信手
段を有している場合、電磁的な通信を行うために作用す
る。このため、接触式および非接触式の両方を融合した
復合式ＩＣカードの場合、このカードをカード挿入部３
に挿入すれば接触式の通信、および非接触式の通信の両
方をほぼ同時に行うことが可能であり、接触式でしか行
えないデータ通信と非接触式でしか行えないデータ通信
をワンタッチで行うことが可能となる。また、接触式の
ＩＣカード８は、上記と同じ手順で操作ができる。ま
た、非接触式のＩＣカードは上記と同じ手順の操作でも
行える上、さらにカード挿入部３に挿入しなくても、平
面状アンテナ２の近傍にカードをかざすだけでデータ通
信を行うことが可能であり、操作性の向上を図ることが
できる。
【００１８】この発明の第２の実施の形態を図２および
図３に基づいて説明する。図２はこの発明の第２の実施
の形態のＩＣカード読取装置の斜視図、図３はその断面
図である。図２および図３に示すように、平面状アンテ
ナ２は、ＩＣカードリーダ１に挿入されたカード８に対
向する面と反対面に対しても電磁界を発生させること
で、反対面上にかざされた非接触式のＩＣカード８ａを
読むことを可能とする。この場合、平面状アンテナ２の
輻射面をカード挿入部３の上部に設置し、アンテナ面に
対してカード挿入部３と反対側を空間とする。また、Ｉ
Ｃカードリーダ１を電磁界を遮蔽しないケース１０で覆
う。
図３に基づいて説明する。図２はこの発明の第２の実施
の形態のＩＣカード読取装置の斜視図、図３はその断面
図である。図２および図３に示すように、平面状アンテ
ナ２は、ＩＣカードリーダ１に挿入されたカード８に対
向する面と反対面に対しても電磁界を発生させること
で、反対面上にかざされた非接触式のＩＣカード８ａを
読むことを可能とする。この場合、平面状アンテナ２の
輻射面をカード挿入部３の上部に設置し、アンテナ面に
対してカード挿入部３と反対側を空間とする。また、Ｉ
Ｃカードリーダ１を電磁界を遮蔽しないケース１０で覆
う。
【００１９】すなわち、図１のＩＣカード読取装置を平
面アンテナ２が装置の上面にくるように配置し、電磁的
に透過な材質を使用したケース１０で平面状アンテナ２
の上面にこの材質がくるように配置実装した。こうする
ことにより非接触式のＩＣカード８ａの場合、カード８
ａをカード挿入部３に挿入しなくても装置の上面にカー
ド８ａをかざすだけでカード８ａとの通信を行うことが
可能となる。
面アンテナ２が装置の上面にくるように配置し、電磁的
に透過な材質を使用したケース１０で平面状アンテナ２
の上面にこの材質がくるように配置実装した。こうする
ことにより非接触式のＩＣカード８ａの場合、カード８
ａをカード挿入部３に挿入しなくても装置の上面にカー
ド８ａをかざすだけでカード８ａとの通信を行うことが
可能となる。
【００２０】以上のようにこの実施の形態によれば、平
面状アンテナ２は接触式ＩＣカード挿入部３に挿入され
たカード８に対して電磁的な通信を行うために作用する
とともに、挿入されたカード８と平面状アンテナを中心
に反対側に位置する部分にかざされた非接触式のＩＣカ
ード８ａと通信を行う作用がある。このように、本装置
の上面の他、平面状アンテナ２の配置によっては本装置
の側面または正面等にかざすだけでカードのリードライ
トを行うことが可能になる。その他の構成効果は、第１
の実施の形態と同様である。
面状アンテナ２は接触式ＩＣカード挿入部３に挿入され
たカード８に対して電磁的な通信を行うために作用する
とともに、挿入されたカード８と平面状アンテナを中心
に反対側に位置する部分にかざされた非接触式のＩＣカ
ード８ａと通信を行う作用がある。このように、本装置
の上面の他、平面状アンテナ２の配置によっては本装置
の側面または正面等にかざすだけでカードのリードライ
トを行うことが可能になる。その他の構成効果は、第１
の実施の形態と同様である。
【００２１】また、第２の実施の形態において、ケース
１０の平面状アンテナ２が接する位置のケース外面に５
〜２０ｍｍ程度の間隔をあけて、ケース外面より小さく
電磁界を遮蔽しない材質の保持板を配置してもよい。
１０の平面状アンテナ２が接する位置のケース外面に５
〜２０ｍｍ程度の間隔をあけて、ケース外面より小さく
電磁界を遮蔽しない材質の保持板を配置してもよい。
【００２２】また、第２の実施の形態において、図４
（ａ）は保持板１１を示した斜視図、（ｂ）はその断面
図である。図４（ａ），（ｂ）に示すように、平面アン
テナ２が接する位置のケース１０外面より５〜２０ｍｍ
程度の間隔をあけてケース１０外面より小さく電磁界を
遮蔽しない材質の保持板１１を配置してもよい。この保
持板１１により非接触式のＩＣカード８ａが保持した状
態で、データ通信を行うことができる。
（ａ）は保持板１１を示した斜視図、（ｂ）はその断面
図である。図４（ａ），（ｂ）に示すように、平面アン
テナ２が接する位置のケース１０外面より５〜２０ｍｍ
程度の間隔をあけてケース１０外面より小さく電磁界を
遮蔽しない材質の保持板１１を配置してもよい。この保
持板１１により非接触式のＩＣカード８ａが保持した状
態で、データ通信を行うことができる。
【００２３】この発明の第３の実施の形態を図５〜図７
に基づいて説明する。図５はこの発明の第３の実施の形
態のＩＣカード読取装置の斜視図、図６はこの発明の第
３の実施の形態にケースを実装した状態の側面図、図７
（ａ）〜（ｃ）は第３の実施の形態において水平状アン
テナの配置例を示す説明図である。図５に示すように、
平面状アンテナ２に対して、カード挿入部３の近傍に位
置する端部を中心として６０度以上の角度を有するよう
に傾斜した別の平面状アンテナ５を有する。
に基づいて説明する。図５はこの発明の第３の実施の形
態のＩＣカード読取装置の斜視図、図６はこの発明の第
３の実施の形態にケースを実装した状態の側面図、図７
（ａ）〜（ｃ）は第３の実施の形態において水平状アン
テナの配置例を示す説明図である。図５に示すように、
平面状アンテナ２に対して、カード挿入部３の近傍に位
置する端部を中心として６０度以上の角度を有するよう
に傾斜した別の平面状アンテナ５を有する。
【００２４】すなわち、図１で示したＩＣカード読取装
置に平面状アンテナ５をカード挿入部３付近に一端を配
置し、平面状アンテナ２に対して６０度の角度を持って
平面状アンテナ５を配置したものである。配置角度は図
７に示すように６０度から１２０度程度までは実用範囲
になる。この実施の形態は図６に示すように、ＩＣカー
ド読取装置を垂直な平面状パネル９上に配置実装した場
合に有効で、ＩＣカード読取装置をカード挿入部３をパ
ネル前面に一部が出るように配置実装した場合、平面状
アンテナ５はパネル９の操作者側にかざされたカード８
ａに対して通信を行うようになる。
置に平面状アンテナ５をカード挿入部３付近に一端を配
置し、平面状アンテナ２に対して６０度の角度を持って
平面状アンテナ５を配置したものである。配置角度は図
７に示すように６０度から１２０度程度までは実用範囲
になる。この実施の形態は図６に示すように、ＩＣカー
ド読取装置を垂直な平面状パネル９上に配置実装した場
合に有効で、ＩＣカード読取装置をカード挿入部３をパ
ネル前面に一部が出るように配置実装した場合、平面状
アンテナ５はパネル９の操作者側にかざされたカード８
ａに対して通信を行うようになる。
【００２５】以上のようにこの実施の形態によれば、カ
ード挿入部３近傍に非接触式のＩＣカード８ａをかざし
た場合、このカード８ａと別の平面状アンテナ５が電磁
的に通信を行う作用を有する。その他の構成効果は、第
１の実施の形態と同様である。
ード挿入部３近傍に非接触式のＩＣカード８ａをかざし
た場合、このカード８ａと別の平面状アンテナ５が電磁
的に通信を行う作用を有する。その他の構成効果は、第
１の実施の形態と同様である。
【００２６】この発明の第４の実施の形態を図８に基づ
いて説明する。図８はこの発明の第４の実施の形態のＩ
Ｃカード読取装置の内部構成図である。図７に示すよう
に、第３の実施の形態において平面状アンテナ２と別の
平面状アンテナ５に対して送受信を行う制御回路７と、
両方のアンテナ２，５間に設けられたアンテナ切り替え
部（切り替え手段）６とを備えている。切り替え手段６
は平面状アンテナ２と別の平面状アンテナ５を制御回路
７のアンテナ入力端子から切り替え操作を行う。
いて説明する。図８はこの発明の第４の実施の形態のＩ
Ｃカード読取装置の内部構成図である。図７に示すよう
に、第３の実施の形態において平面状アンテナ２と別の
平面状アンテナ５に対して送受信を行う制御回路７と、
両方のアンテナ２，５間に設けられたアンテナ切り替え
部（切り替え手段）６とを備えている。切り替え手段６
は平面状アンテナ２と別の平面状アンテナ５を制御回路
７のアンテナ入力端子から切り替え操作を行う。
【００２７】この実施の形態によれば、平面状アンテナ
２と別の平面状アンテナ５の両方のアンテナに対して、
制御回路７を切り替え手段６によりどちらかのアンテナ
２，５に切り替え接続することで、１台の制御回路７を
有効に活用する作用を有する。
２と別の平面状アンテナ５の両方のアンテナに対して、
制御回路７を切り替え手段６によりどちらかのアンテナ
２，５に切り替え接続することで、１台の制御回路７を
有効に活用する作用を有する。
【００２８】
【発明の効果】この発明のＩＣカード読取装置によれ
ば、接触式のＩＣカードを内部に挿入できるカード挿入
部と、このカード挿入部に挿入された前記カードの電極
部に接触する接触電極が前記カード挿入部に配置された
接触式のＩＣカードリーダと、このＩＣカードリーダに
挿入されたカードに対して電磁界を略垂直に近い状態で
発生させることで非接触式による通信が行える平面状ア
ンテナとを備えているので、平面状アンテナは接触式Ｉ
Ｃカード挿入部に挿入されたカードに対して、このカー
ドが非接触式の通信手段を有している場合、電磁的な通
信を行うために作用する。このため、接触式および非接
触式の両方を融合したＩＣカードの場合、このカードを
カード挿入部に挿入すれば接触式の通信、および非接触
式の通信の両方をほぼ同時に行うことが可能であり、接
触式でしか行えないデータ通信と非接触式でしか行えな
いデータ通信をワンタッチで行うことが可能となる。ま
た、接触式のＩＣカードは、上記と同じ手順で操作がで
きる。また、非接触式のＩＣカードは上記と同じ手順の
操作でも行える上、さらにカード挿入部に挿入しなくて
も、平面状アンテナの近傍にカードをかざすだけでデー
タ通信を行うことが可能であり、操作性の向上を図るこ
とができる。
ば、接触式のＩＣカードを内部に挿入できるカード挿入
部と、このカード挿入部に挿入された前記カードの電極
部に接触する接触電極が前記カード挿入部に配置された
接触式のＩＣカードリーダと、このＩＣカードリーダに
挿入されたカードに対して電磁界を略垂直に近い状態で
発生させることで非接触式による通信が行える平面状ア
ンテナとを備えているので、平面状アンテナは接触式Ｉ
Ｃカード挿入部に挿入されたカードに対して、このカー
ドが非接触式の通信手段を有している場合、電磁的な通
信を行うために作用する。このため、接触式および非接
触式の両方を融合したＩＣカードの場合、このカードを
カード挿入部に挿入すれば接触式の通信、および非接触
式の通信の両方をほぼ同時に行うことが可能であり、接
触式でしか行えないデータ通信と非接触式でしか行えな
いデータ通信をワンタッチで行うことが可能となる。ま
た、接触式のＩＣカードは、上記と同じ手順で操作がで
きる。また、非接触式のＩＣカードは上記と同じ手順の
操作でも行える上、さらにカード挿入部に挿入しなくて
も、平面状アンテナの近傍にカードをかざすだけでデー
タ通信を行うことが可能であり、操作性の向上を図るこ
とができる。
【００２９】また、カードリーダは従来接触式と非接触
式の２つを用意しなければならなかったが、上記のよう
に構成することによりカードリーダを１台用意するだけ
ですむため、２台のカードリーダを用意した場合に比
べ、設置場所が小さくなるとともに、コストダウンを図
ることが可能となる。
式の２つを用意しなければならなかったが、上記のよう
に構成することによりカードリーダを１台用意するだけ
ですむため、２台のカードリーダを用意した場合に比
べ、設置場所が小さくなるとともに、コストダウンを図
ることが可能となる。
【００３０】請求項２では、平面状アンテナは、カード
挿入部に挿入されたカードに対向する面と反対面に対し
ても電磁界を発生させることで、反対面上にかざされた
非接触式のＩＣカードを読むことを可能とするので、平
面状アンテナは接触式ＩＣカード挿入部に挿入されたカ
ードに対して電磁的な通信を行うために作用するととも
に、挿入されたカードと平面状アンテナを中心に反対側
に位置する部分にかざされた非接触式のＩＣカードと通
信を行う作用がある。
挿入部に挿入されたカードに対向する面と反対面に対し
ても電磁界を発生させることで、反対面上にかざされた
非接触式のＩＣカードを読むことを可能とするので、平
面状アンテナは接触式ＩＣカード挿入部に挿入されたカ
ードに対して電磁的な通信を行うために作用するととも
に、挿入されたカードと平面状アンテナを中心に反対側
に位置する部分にかざされた非接触式のＩＣカードと通
信を行う作用がある。
【００３１】請求項３では、平面状アンテナに対して、
カード挿入部の近傍に位置する端部を中心として６０度
以上の角度を有するように傾斜した別の平面状アンテナ
を有するので、カード挿入部近傍に非接触式のＩＣカー
ドをかざした場合、このカードと別の平面状アンテナが
電磁的に通信を行う作用を有する。
カード挿入部の近傍に位置する端部を中心として６０度
以上の角度を有するように傾斜した別の平面状アンテナ
を有するので、カード挿入部近傍に非接触式のＩＣカー
ドをかざした場合、このカードと別の平面状アンテナが
電磁的に通信を行う作用を有する。
【００３２】請求項４では、平面状アンテナと別の平面
状アンテナに対して送受信を行う制御回路と、両方のア
ンテナ間に設けられ制御回路をいずれかのアンテナに切
り替え接続する切り替え手段とを備えたので、平面状ア
ンテナと別の平面状アンテナの両方のアンテナに対し
て、制御回路を切り替え手段によりどちらかのアンテナ
に切り替え接続することで、１台の制御回路を有効に活
用する作用を有する。
状アンテナに対して送受信を行う制御回路と、両方のア
ンテナ間に設けられ制御回路をいずれかのアンテナに切
り替え接続する切り替え手段とを備えたので、平面状ア
ンテナと別の平面状アンテナの両方のアンテナに対し
て、制御回路を切り替え手段によりどちらかのアンテナ
に切り替え接続することで、１台の制御回路を有効に活
用する作用を有する。
【００３３】請求項５では、ＩＣカードリーダを電磁界
を遮蔽しないケースで覆うとともに、このケースの平面
状アンテナが接する位置のケース外面に５〜２０ｍｍ程
度の間隔をあけて、ケース外面より小さく電磁界を遮蔽
しない材質の保持板を配置したので、非接触式のＩＣカ
ードを保持板により保持した状態で、データ通信を行う
ことができる。
を遮蔽しないケースで覆うとともに、このケースの平面
状アンテナが接する位置のケース外面に５〜２０ｍｍ程
度の間隔をあけて、ケース外面より小さく電磁界を遮蔽
しない材質の保持板を配置したので、非接触式のＩＣカ
ードを保持板により保持した状態で、データ通信を行う
ことができる。
【図１】この発明の第１の実施の形態のＩＣカード読取
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図２】この発明の第２の実施の形態のＩＣカード読取
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図３】図２はその断面図である。
【図４】この発明の第２の実施の形態の変形例の説明図
である。
である。
【図５】この発明の第３の実施の形態のＩＣカード読取
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図６】この発明の第３の実施の形態にケースを実装し
た状態の側面図である。
た状態の側面図である。
【図７】（ａ）〜（ｃ）は第３の実施の形態において水
平状アンテナの配置例を示す説明図である。
平状アンテナの配置例を示す説明図である。
【図８】この発明の第４の実施の形態のＩＣカード読取
装置の内部構成図である。
装置の内部構成図である。
１ 接触式ＩＣカードリーダ ２ 平面状アンテナ ３ カード挿入部 ４ 接触電極 ５ 別の平面状アンテナ ６ アンテナ切り替え部 ７ 制御回路 ８，８ａ ＩＣカード ９ ケースパネル １０ ケース １１ 保持板
Claims (5)
- 【請求項１】 接触式のＩＣカードを内部に挿入できる
カード挿入部と、このカード挿入部に挿入された前記カ
ードの電極部に接触する接触電極が前記カード挿入部に
配置された接触式のＩＣカードリーダと、このＩＣカー
ドリーダに挿入されたカードに対して電磁界を略垂直に
近い状態で発生させることで非接触式による通信が行え
る平面状アンテナとを備えたＩＣカード読取装置。 - 【請求項２】 平面状アンテナは、カード挿入部に挿入
されたカードに対向する面と反対面に対しても電磁界を
発生させることで、反対面上にかざされた非接触式のＩ
Ｃカードを読むことを可能とする請求項１記載のＩＣカ
ード読取装置。 - 【請求項３】 平面状アンテナに対して、カード挿入部
の近傍に位置する端部を中心として６０度以上の角度を
有するように傾斜した別の平面状アンテナを有する請求
項１または２記載のＩＣカード読取装置。 - 【請求項４】 平面状アンテナと別の平面状アンテナに
対して送受信を行う制御回路と、前記両方のアンテナ間
に設けられ前記制御回路をいずれかのアンテナに切り替
え接続する切り替え手段とを備えた請求項３記載のＩＣ
カード読取装置。 - 【請求項５】 ＩＣカードリーダを電磁界を遮蔽しない
ケースで覆うとともに、このケースの平面状アンテナが
接する位置のケース外面に５〜２０ｍｍ程度の間隔をあ
けて、前記ケース外面より小さく電磁界を遮蔽しない材
質の保持板を配置した請求項２記載のＩＣカード読取装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26682099A JP2001092929A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | Ｉｃカード読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26682099A JP2001092929A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | Ｉｃカード読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001092929A true JP2001092929A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17436127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26682099A Pending JP2001092929A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | Ｉｃカード読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001092929A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6840448B2 (en) * | 2002-06-21 | 2005-01-11 | Hitachi, Ltd. | Portable information processing apparatus |
| JP2006268235A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Jr East Mechatronics Co Ltd | 車両搭載用リーダ／ライタ |
| WO2008078625A1 (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | タグラベル作成装置 |
| JP2010061695A (ja) * | 2009-12-16 | 2010-03-18 | Toshiba Corp | 情報処理装置 |
| WO2017221958A1 (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 佳弘 東 | 電子機器 |
-
1999
- 1999-09-21 JP JP26682099A patent/JP2001092929A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6840448B2 (en) * | 2002-06-21 | 2005-01-11 | Hitachi, Ltd. | Portable information processing apparatus |
| JP2006268235A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Jr East Mechatronics Co Ltd | 車両搭載用リーダ／ライタ |
| WO2008078625A1 (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | タグラベル作成装置 |
| JP2010061695A (ja) * | 2009-12-16 | 2010-03-18 | Toshiba Corp | 情報処理装置 |
| WO2017221958A1 (ja) * | 2016-06-22 | 2017-12-28 | 佳弘 東 | 電子機器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050816 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060110 |