JP2001092777A - 分散制御システムでのトレース機構 - Google Patents

分散制御システムでのトレース機構

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JP2001092777A
JP2001092777A JP26497299A JP26497299A JP2001092777A JP 2001092777 A JP2001092777 A JP 2001092777A JP 26497299 A JP26497299 A JP 26497299A JP 26497299 A JP26497299 A JP 26497299A JP 2001092777 A JP2001092777 A JP 2001092777A
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communication
time
control system
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buffer
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JP26497299A
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Yuichi Hagino
祐一 萩野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分散制御システムは、各コントローラ間が独立
して通信を行っているため、大量のパケットが短時間に
伝送路を流れる。また、トレース機能には、受け取った
データに対して時刻情報を付加し、異常発生時刻と対比
できるようにする必要がある。 【解決手段】伝送路から取り込んだ通信パケットを一時
的にバッファに取り込み、一定間隔ごとにメモリへ移動
する。このバッファがいっぱいになる最短の時間のタイ
マ信号を使い、タイマ時間ごとにバッファにパケットが
あるか無いかを調べ、パケットがあればCPUに割り込
みをかけ通信パケットをメモリに移動し、無ければCP
Uに割り込みをかけない。バッファとタイマを用いてC
PUに空き時間を作ることにより、トレース情報に必要
な時刻を付加することや、トレース情報の加工、データ
圧縮等を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共通の伝送路で接
続された複数のコントローラにより、計測・制御対象の
各種機器を管理する分散制御システムに係り、特に、通
信異常時の原因解析時や調整時に有効な分散制御システ
ムでの通信トレース機能に関する。
【0002】
【従来の技術】プロセスオートメーションやファクトリ
ーオートメーションのシステムでは、圧力、温度、流量
等の物理量を制御するバルブ、機械を駆動するモータ、
位置検出を行うフォトセンサなど、フィールド機器と呼
ばれる機器が多数利用される。
【0003】フィールド機器は一般にコントローラによ
り制御され測定結果を処理される。
【0004】コントローラとフィールド機器とをそれぞ
れ複数配置し、各コントローラをネットワークで接続し
て統一的に管理できるようにした分散制御システムがあ
る。
【0005】このシステムは、例えば図5に示すよう
に、計測・制御対象の各種機器に対応して設けられた複
数のコントローラ1a〜1nと、コントローラ1a〜1
nを共通に接続する伝送路より構成される。
【0006】各コントローラ1a〜1nは伝送路を介し
て時分割方式の通信を行う。例えば、図6に示すように
コントローラ1aが自分のステイタスや温度情報などの
測定値をデータa1として送信すると、コントローラ1
bが、データa1とみずからの情報を演算し、その結果
をデータbとして送信する。コントローラ1aはデータ
bを受信し、データa2として送信する。また、コント
ローラ1nもコントローラ1bと同じくデータa1を受
信しており、このデータaをもとに、接続されているア
クチュエータやバルブなどを動作させ動作終了時に、そ
の動作結果をデータnとして送信する。コントローラ1
cは、データa2とデータnをもとに、接続されている
アクチュエータやバルブを動作させ動作終了時に、その
動作結果をデータcとして送信する。
【0007】上記のような分散制御システムにおいて、
各コントローラは独自に通信を行い、それぞれ必要な情
報しか取り込まない。データ自体も、センサ・アクチュ
エータの状態であるので非常に短いデータ長のパケット
が大量に伝送路を流れる。この様なシステムでどのよう
な通信が行われたのか把握するには、通信トレース機能
が有効である。分散制御システムにおいては、各コント
ローラは同一の伝送路に接続されているため、通信トレ
ースを行うには同一ネットワーク内に1台のトレーサー
が実装されていれば良い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、システムが用
いる通信帯域が大きい場合には、データ長が短いため、
大量のパケットが短時間に伝送路を流れ、トレース機構
には大きな負荷がかかる。
【0009】また、分散制御システムの特徴として各コ
ントローラ間で独立して通信を行っているため、通信と
通信の間隔は狭くなることがあり、トレース機能には高
速な処理速度が必要である。また、トレース機能には、
受け取ったデータに対して時刻情報を付加し、異常発生
時刻と対比できるようにする必要がある。以上のように
トレース機能は、CPUリソースを多く使用するため、
これ以外のプログラムを実行する必要がある場合は、さ
らに高速なCPUが必要不可欠であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、分散制御シ
ステムでの通信トレース機能を安価に実現するための手
段を提供し、通信異常の不具合対策時間や、調整時間の
短縮等のメリットを持つ分散制御システムの提供を目的
としている。
【0011】本発明では、伝送路から取り込んだ通信パ
ケットを一時的にバッファに取り込む。又、このバッフ
ァがいっぱいになる最短の時間のタイマ信号を使い、タ
イマ時間ごとにバッファにパケットがあるか無いかを調
べ、パケットがあればCPUに割り込みをかけ、無けれ
ばCPUに割り込みをかけない。これによりCPUへの
割り込み頻度を減らし、安価な処理能力の低いCPUで
もトレース機能を実現できるものである。バッファとタ
イマを用いてCPUに空き時間を作ることにより、トレ
ース情報に必要な時刻を付加することや、トレース情報
の加工、データ圧縮等が可能となる。
【0012】本発明では、システムが用いる伝送帯域
と、バッファの容量より、割り込みの間隔を決定する。
割り込み間隔内に受信した通信パケットを時刻と共にメ
モリに保存する。システムが用いる伝送帯域N%(N<
100)、ネットワークの伝送速度M(bps)バッフ
ァの容量B(bit)とすると、CPUへの割り込み間
隔T(s)は、
【0013】
【数1】T(s) < (100×B)÷(M×N) となる。この条件を満たすT(s)を決定する。このT
(s)内に、CPUは、バッファから取り出したいくつ
かの通信パケットに同一の時刻を付与し、メモリへ格納
する。よって、時刻の分解能はT(s)に依存するが、
通信の到着順などは保存されるため、通信の順序の整合
性はチェック可能である。また、T(s)より十分大き
な時間の動作タイミングのチェックも可能である。この
処理が可能な性能のCPUを選択すれば良いので、通信
パケットが到着するたびに同様の処理を行うトレース機
構に比べ、安価にトレース機能を実装できる。図2は割
り込み間隔と通信データバッファ量を表す図である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。
【0015】図1は、本発明の実施形態に係る分散制御
システムの構成例を示す図である。
【0016】図示するように、分散制御システムは、計
測・制御対象の複数の機器300に対応して設けられた
複数のコントローラ100と、各コントローラ100を
共通に接続される伝送路200を有する。
【0017】この分散制御システムは、各コントローラ
100で伝送路200を共有しており、この伝送路20
0上で行われた通信は、トレーサ400ですべてトレー
スすることができる。
【0018】図3は、本発明の第1の実施形態に係るト
レーサーの構成例を示す図である。
【0019】バッファ403は伝送路200上の通信内
容を一時的に保持する。
【0020】RTC4045とカウンタ4046より、
一定時間間隔の信号を生成する。カウンタ4041はバ
ッファ403にたまっている受信した通信パケットの数
を保持している。カウンタ4041が0の場合は1つも
通信パケットを保持していないことを示す。0との比較
器4043によって、カウンタ4041が0であるかど
うかを判定する。比較器4043の出力とカウンタ40
46により生成された一定時間間隔の信号を論理部40
44にてANDをとり、一定間隔で通信CPU401に
対して割り込みを発生させる。論理部4044はバッフ
ァ403が空の場合は割り込みを発生させない。割り込
みを受けた通信CPU401は、カウンタ4041へク
リア信号を送信し、カウンタを0に戻した後、バッファ
403内の受信パケットすべてに対し、1つの時刻を付
加しメモリ402へ格納する。バッファ403が空の場
合は、通信CPU401には割り込みが入らない。この
間は通信CPUはメモリ402に格納した通信データの
正誤性チェックやデータ圧縮等、他のタスクを実行する
ことができる。
【0021】以上のように本分散制御システムでのトレ
ース機能では、伝送路200上に流れている通信バケッ
トをすべて保持し、かつ定期的な割り込み機能を利用し
て通信CPUへの負荷を減らすことにより、通信トレー
ス機能を安価な構成で実現できる。
【0022】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0023】図4は、本発明の第2の実施形態に係るト
レーサーの構成例を示す図である。
【0024】CPU4047は、内部のタイマを用い
て、時刻と一定時間間隔の信号を生成する。バッファ4
03は、伝送路200上の通信内容を一時的に保持す
る。カウンタ4041はバッファにたまっている受信し
た通信パケットの数を保持している。カウンタ4041
が0の場合は1つも通信パケットを受信していないこと
を示す。0との比較器4043によって、カウンタ40
41が0であるかどうかを判定する。比較器4043の
出力とCPU4047により生成された一定時間間隔の
信号を論理部にてANDをとり、一定間隔で通信CPU
401に対して割り込みを発生させる。バッファ403
が空の場合は割り込みを発生させない。割り込みを受け
た通信CPU401は、カウンタ4041へクリア信号
を送信し、カウンタを0に戻した後、バッファ403内
の受信パケットすべてに対し、1つの時刻を付加しメモ
リ402へ格納する。バッファ403が空の場合は、通
信CPU401には割り込みが入らない。この間は通信
CPUはメモリ402に格納した通信データの正誤性チ
ェックやデータ圧縮等、他のプログラムを実行すること
ができる。
【0025】以上のように本分散制御システムでのトレ
ース機構では、伝送路200上に流れている通信パケッ
トをすべて保持し、かつ定期的な割り込み機能を利用し
て通信CPUへの負荷を減らすことにより、通信トレー
ス機能を安価な構成で実現できる。
【0026】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、システムで使用される伝送帯域から必要な割り込み
信号間隔が計算でき、これにより必要最低限の通信CP
Uを選択できるので、通信トレース機能を安価に実現で
きる。
【0027】よって、通信異常時や調整時等に通信ログ
の解析を可能とするトレース機能をそなえた分散制御シ
ステムを安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステムの構成例を示
す図。
【図2】割り込み間隔と通信データバッファ量を表す
図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るトレーサーの構
成例を示す図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るトレーサーの構
成例を示す図。
【図5】分散制御システムの構成例を示す図。
【図6】分散制御の通信方法を説明する図。
【符号の説明】
100…コントローラ、200…伝送路、300…計測
・制御対象機器、400…トレーサ、401…通信CP
U、402…メモリ、403…バッファ、4041…カ
ウンタ、4042…マスク、4043…比較器、404
4…論理部、4045…RTC、4046…カウンタ、
4047…CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B077 DD11 5H223 AA01 AA05 CC08 DD03 DD09 EE11 FF08 5K032 AA03 BA03 BA05 CA11 CC12 CD01 DA01 DB20 DB22 DB28 EA06 EA07 5K035 AA02 BB03 CC01 DD01 EE02 GG13 JJ05 KK01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象機器の計測もしくは制御を行う複数
    のコントローラおよび通信内容を記録するトレーサと、
    前記複数のコントローラおよび前記トレーサに共通に接
    続される伝送路を有し、前記各コントローラが前記伝送
    路を介して行うデータ通信により連動して処理を行う分
    散制御システムにおいて、前記トレーサは、前記伝送路
    上のデータ通信を一時的に保持する手段と、前記伝送路
    上で、一定の時間内に通信が行われたかどうか検出する
    手段と、前記一定の時間内に通信が行われた場合に、一
    時的に保持した前記伝送路上のデータ通信を加工して保
    存を繰り返す手段とを備えることを特徴とする分散制御
    システムでのトレース機能。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記トレーサは、前記伝送路上のデータ通信の内容に、
    時刻の情報を付加して保存することを特徴とする分散制
    御システムでのトレース機能。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記トレーサは、前記一定の時間内に通信が行われたか
    どうか検出する手段によって、一定の時間内に通信が行
    われなかったと検出された場合、すでに保存した前記デ
    ータ通信の内容を加工する機能を有することを特徴とす
    る分散制御システムでのトレース機能。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記トレーサは、前記一定の時間内に通信が行われたか
    どうか検出する手段によって、一定の時間内に通信が行
    われなかったと検出された場合、すでに保存した前記デ
    ータ通信の内容の正誤性の判定を行う機能を有すること
    を特徴とする分散制御システムでのトレース機能。
JP26497299A 1999-09-20 1999-09-20 分散制御システムでのトレース機構 Pending JP2001092777A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264703A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Yokogawa Electric Corp データ通信システム及びデータ送信方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264703A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Yokogawa Electric Corp データ通信システム及びデータ送信方法
JP4696998B2 (ja) * 2006-03-27 2011-06-08 横河電機株式会社 データ通信システム及びデータ送信方法

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