JP2001089412A - ベンゼン誘導体またはその医薬的に許容される塩 - Google Patents

ベンゼン誘導体またはその医薬的に許容される塩

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JP2001089412A
JP2001089412A JP26901599A JP26901599A JP2001089412A JP 2001089412 A JP2001089412 A JP 2001089412A JP 26901599 A JP26901599 A JP 26901599A JP 26901599 A JP26901599 A JP 26901599A JP 2001089412 A JP2001089412 A JP 2001089412A
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lower alkyl
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JP26901599A
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Yutaka Kojima
裕 小島
Makoto Sakamoto
誠 坂元
Koichi Yasumura
貢一 安村
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】コラーゲン産生を抑制する効果に優れた新規な
化合物を提供する。 【解決手段】 一般式(1): 具体的には、例えば で表されるベンゼン誘導体またはその医薬的に許容され
る塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コラーゲン合成を
阻害する新規なベンゼン誘導体またはその医薬的に許容
される塩に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、線維症と呼ばれる疾患には、まれ
な疾患を含むと130種以上存在するといわれており、
かかる線維症の代表的な疾患としては、例えば肺線維
症、肝線維症、糸球体硬化症などがあげられる。上記肺
線維症とは一般に、炎症反応によって肺胞構築が破壊さ
れ、その結果、線維芽細胞の増殖と、コラーゲンを主と
する細胞外マトリックスの過剰な増加とが起こり、肺が
硬化する、肺胞領域の再構築病変のために、肺の機能が
失われる疾患群をいう。
【0003】また肝線維症とは、慢性ウイルス性肝炎、
アルコール性肝障害などの種々の肝障害による肝細胞の
壊死のあと、その部位を補充するために細胞外マトリッ
クスが増加し、肝線維化が起こる病態をいい、この病態
の終末像としては、肝組織全体が萎縮し、硬化する肝硬
変に至るものである。従来、上記肝線維化を抑制する薬
剤としては、銅の代謝異常により銅が肝臓に蓄積されて
発病するウィルキンソン病の治療薬として知られている
ペニシラミンや、プロリン水素化酵素阻害剤として検討
されているルフィロニル(Lufironil)等があ
げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の薬剤は、副作用などの面および有効性の面から肝線維
化を防止する薬剤としては十分でなく、現時点では、肝
線維化などを代表とする線維症に有効な治療薬(あるい
は治療方法)は確立されておらず、線維化をきたす過程
をいかに特異的に阻止するかが研究されている。上述し
たように、肺組織や肝細胞において線維化をきたす過程
では、コラーゲンを主とする細胞外マトリックスの過剰
な増加が生じることが知られている。また肝細胞におけ
る細胞外マトリックスの増加は、主として類洞壁Dis
se腔内で起こり、肝臓の間葉系細胞である伊東細胞が
その産生源の中心であることも知られている。
【0005】従って、肝臓や肺などにおける線維化を抑
制するには、細胞外マトリックス(すなわちコラーゲ
ン)の過剰な増加を抑制することが重要である。そこ
で、本発明の目的は、コラーゲンの産生を抑制する効果
に優れた新規な化合物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の一般式(1)
で表されるベンゼン誘導体およびその医薬的に許容され
る塩が、コラーゲン産生を抑制する効果に優れていると
いう知見を得て、本発明を完成するに至ったのである。 一般式(1)
【0007】
【化11】
【0008】[式中、R1は同一または異なって、水素
原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基、シア
ノ基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、
低級アルキル基、ハロゲン原子置換低級アルキル基、低
級アルコキシ置換低級アルキル基、ヒドロキシ置換低級
アルキル基、カルボキシ置換低級アルキル基、低級アル
コキシカルボニル置換低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子置換低級アルコキシ基、低級アルキル
基置換アミノ基、または隣接する2個の基が一緒になっ
て5または6員環の飽和または不飽和の炭化水素環を形
成していることを示す。aは1〜5の整数を示す。V
は、基:-NHC(=O)-、基:-C(=O)-NH-、
基:-NH-C(=O)-NH-、基:-NH-C(=S)-
NH-、基:-S-CH2-C(=O)-NH-、基:-SO2
NH-、基:-CH2-NH-、基:-CH2NH-C(=O)
-、基:-C(=O)-N(CH3)-、基:-C(=O)
-、基:-CH2-C(=O)-NH-、基:-CH=CH-、
基:-O-CH2-、基:-CH2CH2-、基:-N(CH3
O)-C(=O)-、基:-CH2-C(=O)-または基:
-NH-C(=NH)-NH-を示す。Bは、
【0009】
【化12】
【0010】を示す。Wは、基:-O-、基:-S-、基:
-S(→O)-、基:-NH-、基:-C(=O)-、基:-
CH2-または基:-SO2-を示す。Aは、基A1
【0011】
【化13】
【0012】(式中、R2は同一また異なって、水素原
子、低級アルキル基、低級アルキル置換アミノ基、低級
アルカノイル基、ハロゲン原子、2−低級アルキル−
1,3−ジオキソラン基、低級アルコキシカルボニル
基、ヒドロキシ置換低級アルキル基、カルボキシル基、
低級アルカノイルオキシ基、低級アルカノイル置換低級
アルキル基または隣接する2個の基が一緒になって基;
【0013】
【化14】
【0014】を形成していることを示す。bは1〜5の
整数を示す。)、基A2
【0015】
【化15】
【0016】(式中、R3 は水素原子または低級アルキ
ル基を示す。R4 は同一または異なって、水素原子、ヒ
ドロキシル基、オキソ基、低級アルカノイルオキシ基、
アロイルオキシ基、低級アルコキシ基、基:
【0017】
【化16】
【0018】(式中、kは1〜3の整数を示す。)また
は基:=N−OR6(R6は、水素原子、低級アルキル基
または低級アルカノイル基を示す。)を示す。pは1〜
2の整数を示す。
【0019】
【化17】
【0020】は単結合または二重結合を示す。Yは基:
−(CH2 m −、基:=CH(CH 2 m-1 −または
基:−(CH2 m-1 CH=を示す。mは1〜3の整数
を示す。)または基A3
【0021】
【化18】
【0022】(式中、R5 は同一または異なって、水素
原子、ヒドロキシル基、オキソ基、低級アルカノイルオ
キシ基、アロイルオキシ基、低級アルコキシ基、基:
【0023】
【化19】
【0024】(式中、kは1〜3の整数を示す。)また
は基:=N−OR6(R6は、水素原子、低級アルキル基
または低級アルカノイル基を示す。)を示す。qは1〜
2の整数を示す。R8は水素原子または低級アルキル基
を示す。
【0025】
【化20】
【0026】は単結合または二重結合を示す。Zは基:
−(CH2 n −、基:=CH(CH 2 n-1 −または
基:−(CH2 n-1 CH=を示す。nは1〜3の整数
を示す。)〕で表されるベンゼン誘導体またはその医薬
的に許容される塩。上記ベンゼン誘導体(1)またはそ
の医薬的に許容される塩は、上述したように、コラーゲ
ン産生を抑制する効果に優れており、しかも薬効の作用
持続時間が長く、血中移行性が良好であると共に、毒性
が低いという特性を有するものである。
【0027】従って、本発明のベンゼン誘導体(1)ま
たはその塩は、コラーゲンの過剰な産生によって生じる
線維化を伴う疾患、例えば(i) 突発性および間質性肺線
維症、塵肺、ARDS、肝線維症、新生児肝線維症、肝
硬変、膵膿疱性線維症、骨髄線維症などの臓器疾患、(i
i)強皮症、象皮病、モルフエア、外傷や術後の肥厚瘢
痕、火傷後のケロイドなどの皮膚疾患、 (iii)粥状硬化
症、動脈硬化症などの血管性の疾患、(iv)糖尿病網膜
症、水晶体後部線維症増殖症、角膜移植に伴う血管新
生、緑内障、増殖性硝子体網膜症、術後の角膜瘢痕など
の眼科疾患、(v) 萎縮腎症、腎硬化症、腎線維症、間質
性腎症、IgA腎症、糸球体硬化症、膜増殖性腎炎、糖
尿病性腎症、慢性間質性腎炎、慢性糸球体腎炎などの性
腎不全等の、腎疾患、(vi)リウマチ性関節炎、慢性関節
炎、骨関節炎等の、軟骨または骨における疾患の治療薬
に有効である。
【0028】中でも、上記(i) で例示した臓器疾患に伴
う線維化を抑制する効果に優れており、特に肺線維症、
肝線維症の治療薬に好適である。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の前記一般式(1)で表さ
れるベンゼン誘導体には、例えば、以下の化合物が包含
される。 1)R1、V、BおよびWは、前記一般式(1) におけ
る定義と同じであり、Aは基A2 または基A3 であるベ
ンゼン誘導体またはその医薬的に許容される塩。
【0030】2)R1、VおよびBは、前記一般式
(1) における定義と同じであり、Wは−O−、−S
−、−C(=O)−であり、Aは基A2またはA3 であ
るベンゼン誘導体またはその医薬的に許容される塩。 3)R1、BおよびWは、前記一般式(1) における定
義と同じであり、Vは−NH−C(=O)−、−C(=
O)−NH−または−NH−C(=O)−NH−であ
り、Aは基A2またはA3 であるベンゼン誘導体または
その医薬的に許容される塩。
【0031】4)R1、V,WおよびAは、前記一般式
(1) における定義と同じであり、Bが基B1,B5
たはB6であるベンゼン誘導体またはその医薬的に許容
される塩。 5)R1、V,WおよびAは、前記一般式(1) におけ
る定義と同じであり、Bが基B1であるベンゼン誘導体
またはその医薬的に許容される塩。 6)R1、V,WおよびAは、前記一般式(1) におけ
る定義と同じであり、Bが基B5またはB6であるベンゼ
ン誘導体またはその医薬的に許容される塩。
【0032】7)Aは前記一般式(1) における定義
と同じであり、R1が3,4−ジクロロであり、Vが−
C(=O)−HN−であり、Bが基B1であり、Wが−
O−であり、Aが基A2またはA3であるベンゼン誘導体
またはその医薬的に許容される塩。 8)R1が4−トリフルオロメチルであり、Vが−CO
−NH−であり、Bが基B1であり、Wが−O−であ
り、Aが基A2またはA3であるベンゼン誘導体またはそ
の医薬的に許容される塩。
【0033】9)Aは、前記一般式(1) における定
義と同じであり、R1が3,4−ジクロロまたは4−ト
リフルオロメチルであり、Vが−NH−C(=O)−、
−C(=O)−NH−または−NH−C(=O)−NH
−であり、Bが基B1であり、Wが−O−、−S−、ま
たは−C(=O)−であるベンゼン誘導体またはその医
薬的に許容される塩。 10)R1が3,4−ジクロロまたは4−トリフルオロ
メチルであり、Vが−NH−C(=O)−、−C(=
O)−NH−または−NH−C(=O)−NH−であ
り、Bが基B1であり、Wが−O−、−S−、または−
C(=O)−であり、Aが基A2またはA3であるベンゼ
ン誘導体またはその医薬的に許容される塩。
【0034】11)R1が3,4−ジクロロまたは4−
トリフルオロメチルであり、Vが−C(=O)−NH−
であり、Bが基B1であり、Wが−O−であり、Aが
【0035】
【化21】
【0036】(式中、Acはアセチル基を示す。)で表
される基のいずれかであるベンゼン誘導体またはその医
薬的に許容される塩。 12)R1が3,4−ジクロロまたは4−トリフルオロ
メチルであり、Vが−C(=O)−NH−であり、Bが
基B1であり、Wが−O−であり、Aが
【0037】
【化22】
【0038】で表される基のいずれかであるベンゼン誘
導体またはその医薬的に許容される塩。 13)R1が3,4−ジクロロまたは4−トリフルオロ
メチルであり、Vが−C(=O)−NH−であり、Bが
基B1であり、Wが−O−であり、Aが
【0039】
【化23】
【0040】で表される基のいずれかであるベンゼン誘
導体またはその医薬的に許容される塩。 14)R1が2−メチルおよび3,4−ジクロロ、また
は2−メチルおよび4−トリフロロメチルであり、Vが
−C(=O)−NH−であり、Bが基B1であり、Wが
−O−であり、Aが基A2またはA3であるベンゼン誘導
体またはその医薬的に許容される塩。
【0041】15)R1が3,4−ジクロロまたは4−
トリフルオロメチルであり、Vが−NH−C(=O)−
NH−であり、Bが基B6であり、Wが−O−であり、
Aが基A2またはA3であるベンゼン誘導体またはその医
薬的に許容される塩。 16)R1が3,4−ジクロロまたは4−トリフルオロ
メチルであり、Vが−C(=O)−NH−であり、Bが
基B6であり、Wが−O−であり、Aが基A2またはA3
であるベンゼン誘導体またはその医薬的に許容される
塩。
【0042】17)R1が3,4−ジクロロまたは4−
トリフルオロメチルであり、Vが−C(=O)−NH−
または−NH−C(=O)−NH−であり、Bが基B2
であり、Wが−C(=O)−であり、Aが基A2または
3であるベンゼン誘導体またはその医薬的に許容され
る塩。 18)R1が3,4−ジシアノであり、Vが−C(=
O)−NH−または−NH−C(=O)−NH−であ
り、Bが基B1またはB2であり、Wが−O−であり、A
が基A2またはA3であるベンゼン誘導体またはその医薬
的に許容される塩。
【0043】前記一般式(1) において示される各基をよ
り具体的に説明すると次のとおりである。低級アルキル
基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル等の炭素数が1〜6の直鎖また
は分枝鎖アルキル基があげられる。ヒドロキシ置換低級
アルキル基としては、例えばヒドロキシメチル、2−ヒ
ドロキシエチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエ
チル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチ
ル、2−ヒドロキシブチル、5−ヒドロキシペンチル、
1−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル等
の、アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖または分枝鎖
のアルキル基であるヒドロキシ低級アルキル基があげら
れる。
【0044】ハロゲン置換低級アルキル基としては、例
えばモノクロルメチル、モノブロモメチル、モノヨード
メチル、モノフルオロメチル、ジクロルメチル、ジブロ
モメチル、ジヨードメチル、ジフルオロメチル、トリク
ロルメチル、トリブロモメチル、トリヨードメチル、ト
リフルオロメチル、モノクロルエチル、モノブロモエチ
ル、モノヨードエチル、ジクロルエチル、ジブロモエチ
ル、ジフルオロエチル、ジクロルブチル、ジヨードブチ
ル、ジフルオロブチル、クロルヘキシル、ブロモヘキシ
ル、フルオロヘキシル等の、1〜3個のハロゲン原子が
置換した炭素数が1〜6のアルキル基があげられる。
【0045】2−低級アルキル−1,3−ジオキソラン
基としては、例えば2−メチル−1,3−ジオキソラ
ン、2−エチル−1,3−ジオキソラン、2−プロピル
−1,3−ジオキソラン、2−ブチル−1,3−ジオキ
ソラン、2−ヘキシル−1,3−ジオキソラン等の、ア
ルキル部分の炭素数が1〜6のアルキル基である2−低
級アルキル−1,3−ジオキソラン基があげられる。ハ
ロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素があげられる。
【0046】低級アルカノイルオキシ基および低級アル
カノイル基のアルカノイル部分としては、例えばホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ペンタノイ
ル、ヘキサノイル等の、アルキル部分の炭素数が1〜6
の直鎖または分枝鎖アルカノイル基があげられる。アロ
イルオキシ基のアロイル部分としては、例えばベンゾイ
ル、トルオイル、ナフトイル、サリチロイル、アニソイ
ル、フェナントイルなどがあげられる。
【0047】低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、t−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等
の炭素数が1〜6の直鎖または分枝鎖アルコキシ基があ
げられる。前記一般式(1)のベンゼン誘導体におい
て、隣接する2個のR1が一緒になって5または6員環
の飽和または不飽和の炭化水素環を形成するときの炭化
水素環の例としては、シクロペンタン環、シクロヘキサ
ン環あるいはシクロヘキサジエン環が挙げられる。
【0048】次に、本発明のベンゼン誘導体(1)の製
造方法を説明する。 反応工程式(I-a) :
【0049】
【化24】
【0050】(式中、R1 、B 、W、 Aおよぼaは前
記と同じである。) この反応は、前記Vが−C(=O)−NH−である本発
明のベンゼン誘導体(1-A) を得る方法である。すなわ
ち、無溶媒または適当な溶媒中でカルボン酸(2)と3−
アミノベンゼン誘導体(3) とを、縮合剤である塩酸1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミドなどの水溶性カルボジイミドや、N,N−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(DCC)などのカルボジイ
ミドを用いて縮合させることにより、上記ベンゼン誘導
体(1-A) が得られる。
【0051】その際、第三級アミンを添加すると、前記
アミン化合物(3) の塩基性が向上するため、反応が促進
する。また本発明では、上記カルボジイミドに代えて、
例えばイソブチル クロロホルメート、ジフェニルホス
フィニック クロライド、カルボニルジイミダゾールな
どの縮合剤を使用してもよい。上記溶媒としては、反応
に影響を及ぼさないものであればよく、例えばテトラヒ
ドロフラン(THF)、N,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセ
トニトリル、トルエン、1,2−ジメトキシエタン等の
不活性溶媒があげられる。
【0052】上記第三級アミンとしては、例えばトリエ
チルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N−メチル
モルホリン、キノリン、ルチジン、4−ジメチルアミノ
ピリジンなどがあげられる。化合物(2) に対する縮合剤
の使用割合は、少なくとも1倍モル量、好ましくは1〜
5倍モル量用いるのがよい。化合物(2) に対する3−ア
ミノ体化合物(3) の使用割合は、少なくとも1倍モ
ル量、好ましくは1〜5倍モル量用いるのがよい。
【0053】反応は通常、−20〜180℃程度、好ま
しくは0〜150℃にて行われ、カルボン酸(2) に縮合
剤を加えてから5分〜3時間、さらに3−アミノ体化合
物(3) を加えてから30分〜30時間程度で終了する。 反応工程式(I-b) :
【0054】
【化25】
【0055】(式中、R1 、B、W,Aおよびaは前記
と同じである。Xはハロゲン原子を示す。) この反応
は、上記ベンゼン誘導体(1-A) を得る他の方法である。
すなわち、カルボン酸(2) を無溶媒または適当な溶媒中
でハロゲン化剤と反応させることにより酸ハロゲン化物
(4) を得、ついでこの酸ハロゲン化物(4) に3−アミノ
体化合物(3) を反応させることによって得ることができ
る。その際、第三級アミンを添加することにより、反応
系よりハロゲン化水素が除去されて反応が促進する。
【0056】この反応で用いられる溶媒としては、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳
香族炭化水素、ジメチルホルムアミド(DMF)などが
あげられる。また、上記ハロゲン化剤としては、例えば
塩化チオニル、臭化チオニル等のハロゲン化チオニル、
塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素等のハロゲン化水素、
三塩化リン、三臭化リン等のハロゲン化リンなどがあげ
られる。
【0057】カルボン酸(2) に対するハロゲン化剤の使
用量は、少なくとも等モル量、好ましくは1〜5倍モル
量である。酸ハロゲン化物(4) に対する3−アミノ体化
合物(3) の使用量は、少なくとも1倍モル量、好ましく
は1〜5倍モル量である。反応は、−20〜180℃程
度、好ましくは0〜150℃にて行われ、5分〜30時
間程度で終了する。 反応工程式(II):
【0058】
【化26】
【0059】(式中、R1 、B、W、Aおよびaは前記
と同じである。) この反応は、前記Vが−NH−C(=O)−である本発
明のベンゼン誘導体(1-B) を得る方法である。すなわ
ち、化合物(5) とアニリン誘導体(6) とを、上記反応工
程式(I-a) に記載の方法に従い反応させることにより、
本発明のベンゼン誘導体(1-B) を得るものである。使用
する溶媒、第三級アミンおよび縮合剤としては、上記反
応工程式(I-a) で例示したものがあげられる。
【0060】カルボン酸体化合物(5) に対する縮合剤の
使用割合は、少なくとも1倍モル量、好ましくは1〜5
倍モル量用いるのがよい。カルボン酸体化合物(5) に対
するアニリン誘導体(6) の使用割合は、少なくとも1倍
モル量、好ましくは1〜5倍モル量用いるのがよい。反
応は通常、−20〜180℃程度、好ましくは0〜15
0℃にて行われ、ピリジンカルボン酸(5) に縮合剤を加
えてから5分〜3時間、さらにアニリン誘導体(6) を加
えてから30分〜30時間程度で終了する。
【0061】なお、本発明のベンゼン誘導体(1) におい
て、下記〜のベンゼン誘導体は、前記R4 の少なく
とも一つがオキソ基であるベンゼン誘導体(1-a) または
前記R6 の少なくとも一つがオキソ基であるベンゼン誘
導体(1-a')を還元することにより製造してもよい。 前記A中の基A2 におけるYが基:−(CH2 m
−であって、かつR4 の少なくとも一つがヒドロキシル
基であるベンゼン誘導体(1-b) 基A3 におけるZが−(CH2 n −であって、か
つR6 の少なくとも一つがヒドロキシル基であるベンゼ
ン誘導体(1-b') 例えば、上記のベンゼン誘導体(1-b) は、下記反応工
程式(III-a) に示すように、R4 の少なくとも一つがオ
キソ基であるベンゼン誘導体(1-a) を、適当な溶媒中に
て還元することにより、得られる。 反応工程式(III-a) :
【0062】
【化27】
【0063】(式中、R1 、V、B,W、a、pおよび
mは前記と同じである。R4aはオキソ基を示す。R4-4a
は、前記R4 からR4aを除いた基を示す。sは0または
1を示す。但し、pが2であるとき、sは0を示す。R
4bはヒドロキシル基を示す。)上記溶媒としては、反応
に影響を及ぼさないものであればよく、例えばテトラヒ
ドロフラン(THF)、ジオキサン、ジエチルエーテル
等のエーテル類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水
素などがあげられる。
【0064】還元の方法としては、適当な溶媒中にて接
触還元法あるいは、例えば水素化アルミニウムリチウ
ム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、
ジボラン、ラネーニッケルなどの還元剤を使用する方法
があげられる。ベンゼン誘導体(1-a) に対する還元剤の
使用割合は、オキソ基(R4a)が一つの場合には、通
常、1〜5倍モル量、好ましくは1〜3倍モル量、ま
た、オキソ基(R4a)が二つの場合には通常、2〜10
倍モル量、好ましくは2〜6倍モル量である。反応は、
通常0〜30℃にて行われ、1〜30時間程度で終了す
る。
【0065】また、本発明のベンゼン誘導体(1) におい
て、前記A中の基A2 におけるR4または基A3 におけ
るR5 が、基:=N−OR6(R6は、水素原子、低級ア
ルキル基または低級アルカノイル基を示す。)である場
合にも、上記のR4 またはR 5 がオキソ基であるベンゼ
ン誘導体(1-a) または(1-a')を出発原料として用いて製
造してもよい。例えば基A2 におけるR4 を例にあげ
て、基:=N−OR6中のR6が水素原子、低級アルキル
基または低級アルカノイル基であるピリミジン誘導体(1
-f-1) 〜(1-f-3) の製造方法を順に説明する。
【0066】まずR4 が基:=N−OH(R6が水素原
子である)であるベンゼン誘導体(1-f-1) は、下記反応
工程式(III-b) に示すように、前記ベンゼン誘導体(1-
a) とヒドロキシルアミン・塩酸塩とを適当な溶媒中、
塩基存在下で反応させることにより、得られる。 反応工程式(III-b) :
【0067】
【化28】
【0068】(式中、R1 、V、B、W、R4a
4-4a、a、p、mおよびsは前記と同じである。R4c
は基:=N−OHを示す。) 上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさないものであれ
ばよく、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジオキ
サン、ジエチルエーテル等のエーテル類、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、
酢酸、水などがあげられる。
【0069】塩基としては、例えばトリエチルアミン等
のトリアルキルアミン、炭酸カリウム、炭酸バリウム、
炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物や、ピ
リジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタ
ン(DABCO)、酢酸ナトリウム、ピペリジンなどが
あげられる。これら塩基の使用割合はベンゼン誘導体(1
-a) に対して1〜100倍モル量、好ましくは2〜10
倍モル量である。
【0070】ベンゼン誘導体(1-a) に対するヒドロキシ
ルアミン・塩酸塩の使用割合は、1〜50倍モル量、好
ましくは2〜10倍モル量である。反応は、通常−20
〜150℃にて行われ、5分〜24時間程度で終了す
る。次に、R4 が基:=N−OR6a (R6a は低級アル
キル基を示す。)であるベンゼン誘導体(1-f-2) は、上
記ヒドロキシルアミン・塩酸塩に代えて、O−アルキル
ヒドロキシルアミン・塩酸塩を用いる以外は反応工程式
(III-b) に記載の方法と同様にして反応を行うことによ
り、製造することができる。
【0071】例えば、上記ベンゼン誘導体(1-f-2) にお
いて、R6a がメチル基であるベンゼン誘導体(1-f-21)
は、上記ヒドロキシルアミン・塩酸塩に代えて、O−メ
チルヒドロキシルアミン・塩酸塩を用いて同様に反応を
行うことにより、製造することができる。そして、R4
が基:=N−OR6b (R6b は低級アルカノイル基を示
す。)であるベンゼン誘導体(1-f-3) は、前述の反応工
程式(III-b) に記載の方法に従い、R4 がオキソ基であ
るベンゼン誘導体(1-a) からベンゼン誘導体(1-f-1) を
得、ついでこのベンゼン誘導体(1-f-1) を、下記反応工
程式(III-c) に示すように、適当な溶媒中にてアシル化
剤と反応させることにより、得られる。その際、第三級
アミンを添加すると、上記ベンゼン誘導体(1-f-1) の塩
基性が高まるため、反応が促進する。 反応工程式(III-c) :
【0072】
【化29】
【0073】(式中、R1 、V、B、W、R4c
4-4a、a、p、mおよびsは前記と同じである。R4d
は基:=N−OR6b (R6b は前記と同じである)を示
す。) 上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさないものであれ
ばよく、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジオキ
サン、ジエチルエーテル等のエーテル類、塩化メチレ
ン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素、ジメチルホルムアミドな
どがあげられる。
【0074】上記アシル化剤としては、R6b の低級ア
ルカノイル基に対応する、酸無水物または酸ハロゲン化
物などがあげられ、無水酢酸、ハロゲン化アセチル、ハ
ロゲン化プロピオニル、ハロゲン化イソブチリル、ハロ
ゲン化ピバロイル、ハロゲン化ヘキサノイルなどが例示
される。具体的に説明すると、上記ベンゼン誘導体(1-f
-3) において、R6b がアセチル基であるベンゼン誘導
体(1-f-31)を得るには、上記アシル化剤として無水酢酸
や、塩化アセチル、フッ化アセチル、ヨウ化アセチル、
臭化アセチル等のハロゲン化アセチルなどを使用すれば
よい。
【0075】上記第三級アミンは、例えばトリエチルア
ミン等のトリアルキルアミン、ピリジン、キノリン、ル
チジン、N−メチルモルホリン、4−ジメチルアミノピ
リジン、イミダゾールなどがあげられる。ベンゼン誘導
体(1-f-1) に対するアシル化剤の使用割合は、R4cが一
つの場合には、通常1〜20倍モル量、好ましくは1〜
5倍モル量、また、R4cが二つの場合には、通常2〜4
0倍モル量、好ましくは2〜10倍モル量である。反応
は、通常−20〜150℃にて行われ、5分〜24時間
程度で終了する。
【0076】なお、基A3 におけるR5 が、基:=N−
OR6(R6は前記と同じである)であるピリミジン誘導
体(1-f'-1)〜(1-f'-3)は、ベンゼン誘導体(1-a) に代え
てベンゼン誘導体(1-a')を用いる以外は、上記反応工程
式(III-b) および(III-c) に記載の方法に従い同様に反
応させることにより、製造することができる。また、本
発明のベンゼン誘導体(1) において、下記〜に示す
ベンゼン誘導体は、基A2 におけるYが基:−(C
2 m −であって、かつR4 の少なくとも一つがヒド
ロキシル基であるベンゼン誘導体(1-g) 、もしくは前記
基A3 におけるZが基:−(CH2 n −であって、か
つR5 の少なくとも一つがヒドロキシル基であるベンゼ
ン誘導体(1-g')を出発原料として使用し、適当な溶媒中
にて脱水反応を行って製造してもよい。
【0077】 前記A中の基A2 におけるYが基:=
CH(CH2 m-1 −、または基:−(CH2 m-1
H=であって、かつ、R4 の少なくとも一つが水素原子
であるベンゼン誘導体(1-c) 。 前記A中の基A3 におけるZが基:=CH(C
2 n-1 −、または基:−(CH2 n-1 CH=であ
って、かつ、R5 の少なくとも一つが水素原子であるベ
ンゼン誘導体(1-c')。
【0078】ここで、上記のベンゼン誘導体(1-c) の
合成方法を例にあげて説明する。 反応工程式(IV-a):
【0079】
【化30】
【0080】(式中、R1 、V,B、W、aおよびmは
前記と同じである。) この反応は、ヒドロキシル基を有するベンゼン誘導体(1
-g-1) を、適当な溶媒中にてピリジニウムブロミドパー
ブロミド、ジオキサンブロミド、臭素などの反応試剤を
用いて脱水させることにより、前記Yが基:−(C
2 m-1 CH=であるベンゼン誘導体(1-c-1) が得ら
れる。上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさないもの
であればよく、例えばテトラヒドロフラン(THF)、
ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、酢酸、
トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸などがあげられ
る。
【0081】ベンゼン誘導体(1-g-1) に対するピリジニ
ウムブロミドパーブロミドの使用割合は、通常1〜5倍
モル量、好ましくは1〜3倍モル量である。反応は、通
常−10〜150℃にて行われ、30分〜24時間程度
で終了する。また上記ベンゼン誘導体(1-g-1) に代え
て、一般式(1-g-2) :
【0082】
【化31】
【0083】(式中、R1 、R4 、V、B、W、aおよ
びmは前記と同じである。)で表されるベンゼン誘導体
を用いる以外は反応工程式(IV-a)に記載の方法に従い同
様に反応させることにより、上記のベンゼン誘導体(1
-c) においてYが基:=CH(CH2 m-1 −であるベ
ンゼン誘導体(1-c-2) を製造することができる。本発明
のベンゼン誘導体(1) において、下記〜に示すベン
ゼン誘導体(1-d) 〜(1-e) 、(1-d')〜(1-e')は、基A2
におけるYが基:−(CH2 m −であって、かつR4
の少なくとも一つがオキソ基であるベンゼン誘導体(1-
h) 、または前記基A3 におけるZが基:−(CH2
n −であって、かつR2 の少なくとも一つがオキソ基で
あるベンゼン誘導体(1-h')を出発原料として用いて製造
してもよい。
【0084】 前記A中の基A2 におけるYが基:=
CH(CH2 m-1 −、または基:−(CH2 m-1
H=であって、かつ、R4 の少なくとも一つが低級アル
カノイルオキシ基であるベンゼン誘導体(1-d) 。 前記A中の基A3 におけるZが基:=CH(C
2 n-1 −、または基:−(CH2 n-1 CH=であ
って、かつ、R5 の少なくとも一つが低級アルカノイル
オキシ基であるベンゼン誘導体(1-d') 前記A中の基A2 におけるYが基:=CH(C
2 m-1 −、または基:−(CH2 m-1 CH=であ
って、かつ、R4 の少なくとも一つが低級アルコキシ基
であるベンゼン誘導体(1-e) 前記A中の基A3 におけるZが基:=CH(C
2 n-1 −、または基:−(CH2 n-1 CH=であ
って、かつ、R5 の少なくとも一つが低級アルコキシ基
であるベンゼン誘導体(1-e') ここで、基A2 におけるR4 を例にあげて上記および
のベンゼン誘導体(1-d) 〜(1-e) の製造方法について
説明する。
【0085】まず、上記のベンゼン誘導体(1-d) の製
造方法について、下記反応工程式(IV-b)を用いて説明す
る。 反応工程式(IV-b):
【0086】
【化32】
【0087】(式中、R1 、R4 、V、B、W、aおよ
びmは前記と同じである。R4eは低級アルカノイルオキ
シ基を示す。) この反応は、オキソ基を有するベンゼン誘導体(1-h-1)
と、アシル化剤とを無溶媒または適当な溶媒中、酸また
は塩基存在下で反応させることにより、Yが基:−(C
2 m-1 CH=であって、かつ低級アルカノイルオキ
シ基を有するベンゼン誘導体(1-d-1) を得るものであ
る。
【0088】上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさな
いものであればよく、例えばテトラヒドロフラン(TH
F)、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類、
塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、ジメチルホル
ムアミド、酢酸などがあげられる。アシル化剤として
は、上記R4eのアルカノイル部分に対応する、酸無水
物、酸ハロゲン化物またはイソプロペニルエステル等の
エステル類などがあげられ、無水酢酸、ハロゲン化アセ
チル、酢酸イソプロペニル、ハロゲン化プロピオニル、
プロピオン酸イソプロペニル、ハロゲン化イソブチリ
ル、ハロゲン化ピバロイル、ハロゲン化ヘキサノイルが
例示される。
【0089】具体的に説明すると、上記ベンゼン誘導体
(1-d-1) において、R4eがアセチルオキシ基であるベン
ゼン誘導体(1-d-11)を得るには、上記アシル化剤として
無水酢酸、酢酸イソプロペニルや、塩化アセチル、フッ
化アセチル、ヨウ化アセチル、臭化アセチル等のハロゲ
ン化アセチルなどを使用すればよい。上記酸としては、
例えば三フッ化ホウ素、三塩化ホウ素、塩化第二スズ、
四塩化チタン、三フッ化ホウ素−エチルエーテル錯体、
塩化亜鉛等のルイス酸、塩化水素、臭化水素、フッ化水
素、ヨウ化水素等のハロゲン化水素、塩酸、臭化水素
酸、硝酸、過塩素酸、硫酸等の無機酸、トリクロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等の有
機酸、さらに陽イオン交換樹脂などがあげられる。
【0090】また塩基としては、例えばトリエチルアミ
ン等のトリアルキルアミン、ピリジン、ジメチルアミノ
ピリジン、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)、
水素化カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキ
シド、酢酸カリウム、酢酸ナトリウムや、陰イオン交換
樹脂などがあげられる。ベンゼン誘導体(1-h-1) に対す
るアシル化剤の使用割合は、通常1〜100倍モル量、
好ましくは2〜5倍モル量である。また、ベンゼン誘導
体(1-h-1) に対する酸または塩基の使用割合は、通常
0.01〜10倍モル量、好ましくは0.02〜0.1
倍モル量である。反応は、通常−78〜150℃の条件
下で1分〜3日間、好ましくは15分〜24時間程度で
行えばよい。
【0091】また上記ベンゼン誘導体(1-h-1) に代え
て、一般式(1-h-2) :
【0092】
【化33】
【0093】(式中、R1 、R4 、V、B、W、aおよ
びmは前記と同じである。)で表されるベンゼン誘導体
を用いる以外は反応工程式(IV-b)に記載の方法に従い同
様に反応させることにより、上記のベンゼン誘導体(1
-d) においてYが基:=CH(CH2 m-1 −であるベ
ンゼン誘導体(1-d-2) を製造することができる。なお、
上記のベンゼン誘導体(1-d')は、ベンゼン誘導体(1-h
-1) に代えてR 5 の少なくとも一つがオキソ基であるベ
ンゼン誘導体(1-h')を用いる以外は、上記反応工程式(I
V-b)に記載の方法に従い同様に反応させることにより、
製造することができる。
【0094】次に、上記のベンゼン誘導体(1-e) の製
造方法について、下記反応工程式(IV-c)を用いて説明す
る。 反応工程式(IV-c):
【0095】
【化34】
【0096】(式中、R1 、R4 、V、B、W、aおよ
びmは前記と同じである。R4fは低級アルコキシ基を示
す。) この反応は、前記ベンゼン誘導体(1-h-1) と、オルトギ
酸低級アルキルエステルとを適当な溶媒中、酸存在下で
反応させることにより、低級アルコキシ基を有するベン
ゼン誘導体(1-e-1) を得るものである。その際、無水硫
酸マグネシウムや4A モレキュラーシーブなどを添加
すると、反応系から水が除かれやすく、脱水反応が促進
する。
【0097】上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさな
いものであればよく、例えばテトラヒドロフラン(TH
F)、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類、
メタノール、エタノール等の低級アルコール類、塩化メ
チレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素、ニトロメタンなどが
あげられる。酸としては、三フッ化ホウ素、三塩化ホウ
素、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ素−エ
チルエーテル錯体、塩化亜鉛等のルイス酸、p−トルエ
ンスルホン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、メ
タンスルホン酸、酢酸、(±)−10−カンファースル
ホン酸などがあげられる。
【0098】オルトギ酸低級アルキルエステルとして
は、例えばオルトギ酸メチルエステル、オルトギ酸エチ
ルエステル、オルトギ酸ブチルエステル、オルトギ酸ヘ
キシルエステル等の、アルキル部分の炭素数が1〜6の
オルトギ酸アルキルエステルがあげられる。具体的に説
明すると、上記ベンゼン誘導体(1-e-1) においてR8f
エトキシ基であるベンゼン誘導体(1-e-11)を得る場合に
は、上記オルトギ酸低級アルキルエステルとしてオルト
ギ酸エチルエステルを使用すればよい。
【0099】ベンゼン誘導体(1-h-1) に対するオルトギ
酸低級アルキルエステルの使用割合は、通常1〜100
倍モル量、好ましくは5〜20倍モル量である。また、
ベンゼン誘導体(1-h-1) に対する酸の使用割合は、通常
0.01〜2倍モル量、好ましくは0.1〜1.5倍モ
ル量である。反応は、通常−78〜150℃にて行わ
れ、1分〜24時間程度で終了する。また上記ベンゼン
誘導体(1-h-1) に代えて、ベンゼン誘導体(1-h-2) を用
いる以外は反応工程式(IV-c)に記載の方法に従い同様に
反応させることにより、上記のベンゼン誘導体(1-e)
においてYが基:=CH(CH2 m-1 −であるベンゼ
ン誘導体(1-e-2) を製造することができる。
【0100】さらに、上記のベンゼン誘導体(1-e')
は、ベンゼン誘導体(1-h-1) に代えてR5 の少なくとも
一つがオキソ基であるベンゼン誘導体(1-h')を用いる以
外は、上記反応工程式(IV-c)に記載の方法に従い同様に
反応させることにより、製造することができる。 反応工程式(V) :
【0101】
【化35】
【0102】(式中、BおよびAは前記と同じであ
る。) この反応は、Bのモノハロゲノニトロ誘導体(7) を化合
物(8) と反応させることにより、化合物(9) を得、つい
でこの(9) を、適当な溶媒中にて接触還元法あるいは酸
の存在下で亜鉛、鉄、スズなどの触媒によって還元する
ことにより、反応工程式(I-a) または反応工程式(I-b)
の出発原料である前記化合物(3) を得るものである。
【0103】モノハロゲノニトロ体(7) と化合物(8) と
から化合物(9) を得る反応は、無溶媒または適当な溶媒
中で行われる。その際、化合物(8) の求核性を高めるた
めに、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどを添加しても
よい。また化合物(9) を得る反応は、モノハロゲノニト
ロ体(7) と化合物(8) のアルカリ金属塩(ナトリウム塩
やカリウム塩など)とを用いて、無溶媒または適当な溶
媒中で行ってもよい。
【0104】上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさな
いものであればよく、例えばメタノール、エタノール、
イソプロパノール等の低級アルコール類、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水
素、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
があげられる。モノハロゲノニトロベンゼン誘導体(7)
に対する化合物(8) の使用割合は、通常1倍モル量、好
ましくは1〜5倍モル量であるのが適当である。
【0105】反応は、通常0〜150℃、好ましくは2
0〜80℃で行われ、1〜30時間程度で終了する。化
合物(9) から化合物(3) を得る反応は、無溶媒または適
当な溶媒中で行われる。上記溶媒としては、反応に影響
を及ぼさないものであればよく、例えばメタノール、エ
タノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類、ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、水
などがあげられる。
【0106】化合物(9) に対する還元剤の使用割合は、
通常0.05〜5倍モル量、好ましくは0.2〜3倍モ
ル量であるのが適当である。反応は、通常−10〜15
0℃、好ましくは0〜50℃で行われ30分〜30時間
程度で終了する。なお、上記化合物(3) における、前記
A中の基A1 におけるR2のうち隣接する2個の基 が一
緒になって2−低級アルキル−1,3−ジオキソラン基
を形成するアミノベンゼン誘導体(3-b) は、下記反応工
程式(VI)によって合成される。 反応工程式(VI):
【0107】
【化36】
【0108】(式中、R7は低級アルキル基を示す。) すなわち、酸存在下、ニトロ化合物(9-a) を適当な溶媒
中にてエチレングリコールと反応させることにより、環
状アセタール(ジオキソラン)化合物(9-b) を得、つい
でこの化合物(9-b) を、上記反応工程式(III-a) と同様
にして還元することにより、前記アミノベンゼン誘導体
(3-b) を得るものである。上記溶媒としては、反応に影
響を及ぼさないものであればよく、例えばメタノール、
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水
素、ジメトキシエタンなどがあげられる。
【0109】酸としては、p−トルエンスルホン酸、ト
リクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、
酢酸、(±)−10−カンファースルホン酸などがあげ
られ、中でも、(±)−10−カンファースルホン酸を
使用するのが好適である。ニトロ化合物(9-a) に対する
エチレングリコールの使用割合は、通常1倍モル量、好
ましくは1〜5倍モル量であるのが適当である。ニトロ
化合物(9-a) に対する酸の使用割合は、通常0.01〜
0.1倍モル量、好ましくは0.01〜0.05倍モル
量であるのが適当である。
【0110】反応は、通常−10〜150℃、好ましく
は室温〜100℃で行われ、1〜30時間程度で終了す
る。本発明において、前記A中の基A1 におけるR2
うち隣接する2個の基 が一緒になって2−低級アルキ
ル−1,3−ジオキソラン基を形成する本発明のベンゼ
ン誘導体(1) は、上記反応工程式(VI)で得られたアミノ
ベンゼン誘導体(3-b)を出発原料として用いてよいし、
あるいは前記A中の基A1 におけるR2うちの2個の隣
接する基 が低級アルカノイル基(但し、ホルミル基は
除く)であるベンゼン誘導体(1) を合成した後、上記反
応工程式(VI)に記載の方法に従い、当該オキソ基を環状
アセタールへ変換して製造してもよい。
【0111】なお、前記A中の基A2 におけるR4 また
は基A3 におけるR5 が、基:
【0112】
【化37】
【0113】(式中、kは前記と同じである。)である
ベンゼン誘導体(1) についても、前述の基A1 における
2の場合と同様にして製造することができる。また、
上記化合物(3) において、下記の(i) 〜(ii)に示す化合
物(3-d) 〜(3-d')は、基A2 におけるYが基:−(CH
2 m −であって、かつR4 の少なくとも一つがオキソ
基である3−ニトロベンゼン誘導体(9-c) 、または基A
3 におけるZが−(CH2 n −であって、かつR5
少なくとも一つがオキソ基である3−ニトロベンゼン誘
導体(9-c')を出発原料として用いて製造してもよい。 (i) 前記A中の基A2 におけるYが基:=CH(CH
2 m-1 −、または基:−(CH2 m-1 CH=であっ
て、かつ、R4 が低級アルカノイルオキシ基である3
−アミノベンゼン誘導体(3-d) 。
【0114】(ii) 前記A中の基A3 におけるZが基:
=CH(CH2 n-1 −、または基:−(CH2 n-1
CH=であって、かつ、R5 が低級アルカノイルオキシ
基である3−アミノベンゼン誘導体(3-d') ここで、上記(i) の基A2 におけるYが基:−(C
2 m-1 CH=であるベンゼン誘導体(3-d-1) の製造
方法を例にあげて説明する。反応工程式(VII-a) :
【0115】
【化38】
【0116】(式中、R4 、mおよびR4eは前記と同じ
である。) すなわち、上記反応工程式(VII-a) に示すように、上記
化合物(3-d-1) は、上記化合物(9-c-1) をアシル化剤と
反応させることにより、一般式(9-d-1) で表される3−
ニトロベンゼン誘導体を得、ついでこの化合物(9-d-1)
を接触還元法によって還元することにより、得られる。
化合物(9-c-1) から化合物(9-d-1) を得る反応は、無溶
媒または適当な溶媒中、酸または塩基存在下で行われ
る。
【0117】上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさな
いものであればよく、例えばテトラヒドロフラン(TH
F)、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類、
塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、ジメチルホル
ムアミド、酢酸などがあげられる。アシル化剤として
は、R4eの低級アルカノイル部分に対応する、酸無水
物、酸ハロゲン化物、イソプロペニルエステル等のエス
テル類などを使用すればよい。具体的に説明すると、R
4eがアセチルオキシ基である化合物(3-d-11)を得る場合
には、R4eの低級アルカノイル部分がアセチルなので、
上記アシル化剤(この場合、アセチル化剤)としては、
例えば無水酢酸、塩化アセチル、酢酸イソプロペニルな
どを使用すればよい。
【0118】上記酸としては、例えば三フッ化ホウ素、
三塩化ホウ素、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化
ホウ素−エチルエーテル錯体、塩化亜鉛等のルイス酸、
塩化水素、臭化水素、フッ化水素、ヨウ化水素等のハロ
ゲン化水素、塩酸、臭化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸
等の無機酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、p−
トルエンスルホン酸等の有機酸、さらに陽イオン交換樹
脂などがあげられる。また塩基としては、例えばトリエ
チルアミン等のトリアルキルアミン、ピリジン、ジメチ
ルアミノピリジン、リチウムジイソプロピルアミド(L
DA)、水素化カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウ
ムメトキシド、酢酸カリウム、酢酸ナトリウムや、陰イ
オン交換樹脂などがあげられる。
【0119】化合物(9-c-1) に対するアシル化剤の使用
割合は、通常1〜100倍モル量、好ましくは2〜5倍
モル量である。また、化合物(9-c-1) に対する酸または
塩基の使用割合は、通常0.01〜10倍モル量、好ま
しくは0.02〜0.1倍モル量である。反応は、通常
−78〜150℃の条件下で1分〜3日間、好ましくは
15分〜24時間程度で行えばよい。
【0120】化合物(9-d-1) から化合物(3-d-1) を得る
反応は、適当な溶媒中で行われる。上記溶媒としては、
反応に影響を及ぼさないものであればよく、例えばテト
ラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等のエーテル
類、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、水などがあ
げられる。上記還元に使用する還元剤としては、例えば
二酸化白金、パラジウム−炭素(Pd−C)、ラネーニ
ッケルなどがあげられ、とりわけ二酸化白金は、選択的
な還元に優れている。
【0121】化合物(9-d-1) に対する還元剤の使用割合
は、通常0.01〜5倍モル量、好ましくは0.02〜
0.1倍モル量である。反応は、通常−10〜150
℃、好ましくは0〜50℃にて行われ、10分〜30時
間程度で終了する。また、化合物(9-c-1) に代えて、一
般式(9-c-2) :
【0122】
【化39】
【0123】(式中、R4、B,W およびmは前記と同
じである。)で表される化合物を用いる以外は反応工程
式(VII-a) に従い同様にして反応させることにより、上
記(i) の化合物(3-d) においてYが基:=CH(C
2 m-1−であるベンゼン誘導体(3-d-2) を製造する
ことができる。また、化合物(9-c-1) に代えて、化合物
(9-c')を用いる以外は反応工程式(VII-a) に従い同様に
して反応させることにより、上記(ii)の化合物(3-d')を
製造することができる。
【0124】また、上記化合物(3) において、下記の(i
ii) 〜(iv)に示す化合物(3-e) 〜(3-e')は、上記反応工
程式(VII-a) で得られる化合物(3-d-11)等の、R4 の少
なくとも一つがアセチルオキシ基である化合物または、
5 の少なくとも一つがアセチルオキシ基である化合物
(3-d'-11) 〜(3-d'-21) を出発原料として用いて製造し
てもよい。 (iii) 前記A中の基A2 におけるYが基:=CH(C
2 m-1 −、または基:−(CH2 m-1 CH=であ
って、かつ、R4 の少なくとも一つがアロイルオキシ基
である3−アミノベンゼン誘導体(3-e) 。
【0125】(iv) 前記A中の基A3 におけるZが基:
=CH(CH2 n-1 −、または基:−(CH2 n-1
CH=であって、かつ、R5 の少なくとも一つがアロイ
ルオキシ基である3−アミノベンゼン誘導体(3-e') ここで、上記(iii) の基A2 におけるYが基:−(CH
2 m-1 CH=である3−化合物(3-e-1) の製造方法
を、下記反応工程式(VII-b) を用いて説明する。 反応工程式(VII-b) :
【0126】
【化40】
【0127】(式中、R4、B、W およびmは前記と同
じである。R4qはアロイルオキシ基を示す。) この反
応は、反応工程式(VII-a) で得られる化合物(9-d-11)
と、酸ハロゲン化剤とを無溶媒または適当な溶媒中、酸
存在下で反応させることにより、一般式(9-f-1) で表さ
れる化合物を得、ついでこの化合物(9-f-1) を上記反応
工程式(VII-a) と同様に接触還元法によって還元するこ
とにより、上記化合物(3-e-1) を得るものである。
【0128】上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさな
いものであればよく、例えばテトラヒドロフラン(TH
F)、ジオキサン、ジエチルエーテル等のエーテル類、
四塩化炭素、塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン
化炭化水素、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素な
どがあげられる。酸ハロゲン化物としては、R4gのアロ
イル部分に対応する酸ハロゲン化物を使用すればよい。
例えばアロイルオキシ基のアロイル部分がベンゾイルで
ある化合物(3-e-11)を得る場合には、塩化ベンゾイル、
臭化ベンゾイル、ヨウ化ベンゾイル、フッ化ベンゾイル
などのハロゲン化ベンゾイルを使用すればよい。
【0129】上記酸としては、例えば三フッ化ホウ素、
三塩化ホウ素、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化
ホウ素−エチルエーテル錯体、塩化亜鉛等のルイス酸、
塩化水素、臭化水素、フッ化水素、ヨウ化水素等のハロ
ゲン化水素、塩酸、臭化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸
等の無機酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、p−
トルエンスルホン酸等の有機酸、さらに陽イオン交換樹
脂などがあげられる。化合物(9-d-11)に対する酸ハロゲ
ン化物の使用割合は、通常1〜100倍モル量、好まし
くは5〜10倍モル量である。また、化合物(9-d-11)に
対する酸または塩基の使用割合は、通常0.01〜10
倍モル量、好ましくは0.02〜0.1倍モル量であ
る。反応は、通常−78〜150℃の条件下で1分〜3
日間、好ましくは15分〜24時間程度で行えばよい。
【0130】また上記ベンゼン誘導体(9-d-11)に代え
て、一般式(9-d-21) :
【0131】
【化41】
【0132】(式中、R4、B,W およびmは前記と同
じである。)で表されるベンゼン誘導体を用いる以外
は、反応工程式(VII-b) に記載の方法に従い同様に反応
させることにより、上記(iii) の化合物(3-e) において
Yが基:=CH(CH2 m-1 −であるベンゼン誘導体
(3-e-2) を製造することができる。なお、上記ベンゼン
誘導体(9-d-11)に代えて、Zが基:=CH(CH2
n-1−、または基:−(CH2 n-1 CH=であって、
かつR5 の少なくとも一つがアセチルオキシ基であるベ
ンゼン誘導体(9-d'-11) または(9-d'-21) を用いる以外
は、上記反応工程式(VII-b) に記載の方法に従い同様に
反応させることにより、上記(iv)の化合物(3-e')を製造
することができる。 反応工程式(VIII):
【0133】
【化42】
【0134】(式中、B、W、A、XおよびR7は前記
と同じである。) この反応は、Bのモノハロゲノカルボン酸エステル(10)
を化合物(8) と反応させることにより、Bのカルボン酸
エステル誘導体(11)を得、ついでこの化合物(11)中のカ
ルボキシル基の保護基を加水分解して、反応工程式(II)
の出発原料である前記カルボン酸(5) を得るものであ
る。モノハロゲノカルボン酸エステル体(10)からピリジ
ンカルボン酸エステル誘導体(11)を得るには、上記反応
工程式(V)と同様にして反応を行えばよい。 化合物(1
0)に対する化合物(8) の使用割合は、通常1倍モル量、
好ましくは1〜5倍モル量であるのが適当である。反応
は、通常0〜150℃、好ましくは20〜80℃で行わ
れ、1〜30時間程度で終了する。
【0135】化合物(11)の加水分解は、塩基性化合物存
在下、適当な溶媒中にて行われる。この塩基性化合物と
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
アルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等のアルカリ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩等の無機塩基、
トリエチルアミン、トリブチルアミン等のトリアルキル
アミン、ピリジン、ピコリン、1,4−ジアザビシクロ
〔2.2.2〕オクタンなどの有機塩基があげられる。
【0136】上記溶媒としては、反応に影響を及ぼさな
いものであればよく、例えばメタノール、エタノール、
イソプロパノール等の低級アルコール類、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、水、またはこれらの混合溶媒などがあげられる。こ
の加水分解反応は、通常−10〜200℃、好ましくは
30〜60℃で行われ、30分〜24時間程度で終了す
る。 反応工程式(IX):
【0137】
【化43】
【0138】(式中、R1、B、W、Aおよびaは前記
と同意義である。) この反応により、一般式(1)においてVが−NH−C
(=O)−NH−であるベンゼン誘導体(13)が得ら
れる。この反応は、イソシアナート化合物(12)と化
合物(3)とを無溶媒または不活性溶媒中で行われ、系
中にアミン類を添加してもよい。溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ア
セトン、テトラヒドロフラン等が挙げられる。アミン類
としては、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミ
ン、ピリジン等の第3級アミン類が挙げられる。イソシ
アナート化合物(12)に対するアミン類の使用割合は
通常1〜5倍モル量、好ましくは1〜2倍モル量であ
る。イソシアナート化合物(12)に対する化合物
(3)の使用割合は通常1〜10倍モル量、好ましくは
1〜3倍モル量である。反応は、通常−10〜150℃
で行われ、10分〜24時間程度で終了する。 反応工程式(X):
【0139】
【化44】
【0140】(式中、R1、B、W、Aおよびaは前記
と同意義である。) この反応により、エノールエステル誘導体(14)を適
当な溶媒中でアルカリを用いてケン化することにより化
合物(15)を得る。アルカリとしては、例えばアルカ
リ金属の水酸化物あるいは塩、アルカリ土類金属の水酸
化物あるいは塩、またはアミン類が挙げられる。溶媒は
プロトン溶媒を用いることができ、その例としては水
や、メタノール、エタノールなどのアルコール類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、アセト
ニトリルおよびジメチルホルムアミドあるいはこれらの
混合溶媒などが挙げられる。アルカリの使用量は、化合
物(14)1モルに対し、通常1〜10モルであり、好
ましくは1〜3モルである。反応は、通常−10〜15
0℃で行われ、約30分〜24時間で終了する。 反応工程式(XI):
【0141】
【化45】
【0142】(式中、R1、B、W、Aおよびaは前記
と同意義である。) この反応は、一般式(1)においてVが−CH=CH−
であるベンゼン誘導体(18)を得る反応である。この
反応により、化合物(16)から発生させたリンイリド
とアルデヒド化合物(17)との縮合(Wittig反
応)によりベンゼン化合物(18)が得られる。ホスホ
ニウム塩(16)からのリンイリドの発生は無水条件
下、適当な塩基−溶媒の組み合わせにより行われる。塩
基−溶媒の組み合わせとしては、ナトリウムエトキシド
−エタノール、N,N−ジメチルホルムアミド;ナトリ
ウムメトキシド−メタノール−エーテル、N,N−ジメ
チルホルムアミド;カリウムt−ブトキシド−テトロヒ
ドロフラン、ジクロロメタン;n−ブチルリチウム−エ
ーテル、フエニルリチウム−エーテルなどが挙げられ
る。塩基の使用量は、ホスホニウム塩(16)1モルに
対し、通常1〜10モル、好ましくは1〜2モルであ
る。この反応は、通常−10〜150℃で行われ、30
分〜24時間で終了する。リンイリドとアルデヒド化合
物(17)との反応は、先に挙げた溶媒中で行われ、
(17)に対する(16)の使用割合は通常1〜10倍
モル量、好ましくは1〜3倍モル量である。反応は、通
常−10〜150℃で行われ、30分〜24時間で終了
する。
【0143】本発明におけるベンゼン誘導体(1) は、医
薬的に許容される塩を包含する。かかる塩としては、例
えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩
などの無機酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンス
ルホン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、マレイン
酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩などの有機酸塩
などがあげられる。次に、本発明のベンゼン誘導体(1)
またはその医薬的に許容される塩を有効成分として含有
する医療製剤について説明する。
【0144】上記医療製剤は、本発明のベンゼン誘導体
(1) を通常の医療製剤の形態に製剤したものであって、
通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊
剤、表面活性剤、滑沢剤などの希釈剤あるいは賦形剤を
用いて調製される。この医療製剤としては、治療目的に
応じて種々の形態のなかから選択でき、その代表的なも
のとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒
剤、カプセル剤、座剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)など
があげられる。
【0145】錠剤の形態に成形する際、担体としては従
来公知のものを広く使用でき、例えば乳糖、白糖、塩化
ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウ
ム、カオリン、結晶セルロース、ケイ酸などの賦形剤、
水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖
液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセル
ロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウ
ム、ポリビニルピロリドンなどの結合剤、乾燥デンプ
ン、アルギン酸ナトリウム、寒天末、ラミナラン末、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖など
の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加
油などの崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリ
ル硫酸ナトリウムなどの吸収促進剤、グリセリン、デン
プンなどの保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベント
ナイト、コロイド状ケイ酸などの吸着剤、精製タルク、
ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコールな
どの滑沢剤などが使用できる。さらに錠剤は、必要に応
じて通常の錠皮を施した錠剤、たとえば糖衣剤、ゼラチ
ン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは
二重錠、多層錠とすることができる。
【0146】丸剤の形態に成形する際、担体としては従
来公知のものを広く使用でき、例えばブドウ糖、乳糖、
デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルクな
どの賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチ
ン、エタノールなどの結合剤、ラミナラン、寒天などの
崩壊剤などが使用できる。座剤の形態に成形する際、担
体としては従来公知のものを広く使用でき、例えばポリ
エチレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級
アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライ
ドなどが使用できる。
【0147】注射剤として調製される場合は、液剤、乳
剤および懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが
好ましい。これらの液剤、乳剤および懸濁剤の形態に成
形する際、希釈剤としては従来、広く用いられているも
のを使用することができ、例えば水、エタノール、プロ
ピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコー
ル、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキ
シエチレンソルベタン脂肪酸エステル類などが使用でき
る。なお、この場合、等張性の溶液を調製するのに十分
な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医薬製剤中
に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、
無痛化剤などを、さらに必要に応じて着色剤、保存剤、
香料、風味剤、甘味剤などや他の医薬品を含有させても
よい。
【0148】医療製剤中に含有される本発明のベンゼン
誘導体(1) またはその塩の量は、特に限定されず広範囲
に選択することができるが、通常、全組成物中に1〜7
0重量%とするのが好ましい。本発明に係る医療製剤の
投与方法としては特に制限はなく、各種製剤形態、患者
の年齢、性別、疾患の状態、その他の条件に応じた方法
で投与される。例えば、錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳
剤、顆粒剤およびカプセル剤の場合には経口投与され
る。
【0149】また、注射剤の場合には、単独であるいは
ブドウ糖、アミノ酸などの通常の補液と混合して静脈内
に投与したり、さらには必要に応じて単独で筋肉内、皮
内、皮下もしくは腹腔内に投与することができる。座剤
の場合には、直腸内に投与される。上記医療製剤の投与
量は用法、患者の年齢、性別、疾患の程度、その他の条
件に応じて適宜選択すればよく、通常、1日あたり体重
1kgに対して0.01〜100mg、好ましくは0.
1〜50mgを1〜数回に分けて投与される。
【0150】もちろん、前記のように投与量は種々の条
件で変動するので、上記範囲より少ない投与量で充分な
場合もあるし、また上記範囲を超えた投与量が必要な場
合もある。
【0151】
【実施例】以下、参考例、実施例、製剤例および試験例
を挙げて本発明を詳細に説明する。 参考例1 4−[(5−ニトロ−2−ピリジニル) オキシ] −1−
インダノンの合成 4−ヒドロキシ−1−インダノン1.0g、2−クロル
−5−ニトロピリジン1.07gおよび無水炭酸カリウ
ム5gを、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)1
0mlに溶かし、室温で17時間攪拌した。反応終了
後、反応液に50mlの水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機(酢酸エチル)層を水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた残渣
を、酢酸エチルを用いて再結晶することにより、標記化
合物を得た(1.36g,淡黄色粉末)。 融点:130〜132℃ 参考例2 4−〔(5−アミノ−2−ピリジニル)オキシ〕−1−
インダノンの製造 参考例1で得られた4−〔(5−ニトロ−2−ピリジニ
ル)オキシ〕−1−インダノン1gをメタノール25m
lに溶かし、10%パラジウム炭素100mg存在下、
室温で常圧接触還元した。20時間後、触媒を濾去し、
濾液を減圧濃縮して褐色の固体を得た。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製す
ることにより、微黄色粉末の標題化合物840mgを得
た。 融点119〜123℃ 参考例3 [(5−ニトロピリミジン−2−イル)オキシ]インダ
ン−1−オンの製造 4−ヒドロキシ−1−インダノン1.98g、文献(A.S
ignor, E.Scoffone, L.Biondi, S.Bezzi, Gazz.Chi
m.Ital., 93, 65, 1963)記載の方法に従って製造し
た2−クロル−5−ニトロピリミジン2.13g、およ
び無水炭酸カリウム0.92gをジメチルホルムアミド
20ml中、室温で2時間攪拌した。反応液に水200
mlを注ぎ、酢酸エチル200mlで抽出した。有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留
去した。残留する固体をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出液、ノルマルヘキサン:酢酸エチル=2:
1)で精製して,0.61gの標題化合物を得た。黄色
結晶性粉末。
【0152】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.
70―2.75(m、2H)、2.97―3.01
(m,2H)、7.41―7.44(m、1H)、7.
49−7.55(m、1H)、7.76―7.79
(m、1H)、9.35(s、2H)。 参考例4 4−[(5−アミノピリミジン−2−イル)オキシ]イ
ンダン−1−オンの製造 参考例3で製造した4−[(5−ニトロピリミジン−2
−イル)オキシ]インダン−1−オン0.45gを酢酸
エチル10ml−酢酸5mlの混液に溶かし、5%パラ
ジウム炭素0.1gを加え、水素分圧下、室温で4時間
攪拌した。 反応液をセライトを用いてろ過し、ろ液を
減圧濃縮した。 残留した油状物酢酸エチルに溶かし、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去
した。減圧乾燥後、褐黄色の無定形粉末として標題化合
物0.37gを得た。
【0153】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.
66―2.70(m、2H)、2.96―3.01
(m、2H)、7.35―7.48(m、2H)、7.
65(dd、1H)、8.07(s、2H)。 参考例5 5−(4−ニトロフェノキシ)―3、4―ジヒドロナフタ
レン−1(2H)−オンの製造 4−クロル−ニトロベンゼン3.77g、5−ヒドロキ
シ−1−テトラロン3.23g、および無水炭酸カリウ
ム1.65gをジメチルホルムアミド30ml中、80
℃で48時間攪拌した。反応液に水300mlを注ぎ、
酢酸エチル300mlで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧
留去した。残留する固体をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液、ノルマルヘキサン:酢酸エチル=
3:1)で精製して、2.67gの標題化合物を得た。
黄色結晶性粉末。
【0154】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.
07―2.16(m、2H)、2.68(t、2H)、
2.82(t,2H)、6.96(d、2H)、7.2
3―7.26(m、1H)、7.37−7.43(m、
1H)、8.00(dd、1H)、8.22(d、2
H)。 参考例6 5−(4−ニトロフェノキシ)―3、4―ジヒドロナフ
タレン−1―イル アセテートの製造 参考例5で製造した5−(4−ニトロフェノキシ)―
3、4―ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン1.0
5g、イソプロペニルアセテート6.12ml、および
パラトルエンスルホン酸一水和物35mgを80−12
0℃で攪拌した。48時間後、反応液を減圧濃縮し、残
留油状物を酢酸エチルに溶かして、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄した。無水硫酸ナト
リウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去して、1.24gの
標題化合物を得た。微黄色粉末。
【0155】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.33
(s、3H)、2.37−2.45(m、2H)、2.
74(t、2H)、5.77(t、1H)、6.93―
6.96(m、3H)、7.03−7.06(m、1
H)、7.22−7.27(m、1H)、8.20
(d、2H)。 参考例7 5−(4−アミノフェノキシ)―3、4―ジヒドロナフタ
レン−1―イル アセテートの製造 参考例6で製造した5−(4−ニトロフェノキシ)―3、
4―ジヒドロナフタレン−1―イル アセテート0.3
7gを酢酸10mlに懸濁し、亜鉛粉末0.37g、お
よび4N HCl/ジオキサン1.42mlを加えた。
室温で40分攪拌後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮
した。残留した油状物を酢酸エチルに溶かし、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄した。無
水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留
した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液、ノルマルヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製
して、0.18gの標題化合物を得た。黄色結晶性粉
末。
【0156】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.
30(s、3H)、2.40−2.48(m、2H)、
2.91(t、2H)、5.73(t、1H)、6.6
4―6.85(m、6H)、7.04−7.10(m、
1H)。 以下の表1〜58に示される化学構造式を有する化合物
(実施例1〜220)を合成した。
【0157】
【表1】
【0158】
【表2】
【0159】
【表3】
【0160】
【表4】
【0161】
【表5】
【0162】
【表6】
【0163】
【表7】
【0164】
【表8】
【0165】
【表9】
【0166】
【表10】
【0167】
【表11】
【0168】
【表12】
【0169】
【表13】
【0170】
【表14】
【0171】
【表15】
【0172】
【表16】
【0173】
【表17】
【0174】
【表18】
【0175】
【表19】
【0176】
【表20】
【0177】
【表21】
【0178】
【表22】
【0179】
【表23】
【0180】
【表24】
【0181】
【表25】
【0182】
【表26】
【0183】
【表27】
【0184】
【表28】
【0185】
【表29】
【0186】
【表30】
【0187】
【表31】
【0188】
【表32】
【0189】
【表33】
【0190】
【表34】
【0191】
【表35】
【0192】
【表36】
【0193】
【表37】
【0194】
【表38】
【0195】
【表39】
【0196】
【表40】
【0197】
【表41】
【0198】
【表42】
【0199】
【表43】
【0200】
【表44】
【0201】
【表45】
【0202】
【表46】
【0203】
【表47】
【0204】
【表48】
【0205】
【表49】
【0206】
【表50】
【0207】
【表51】
【0208】
【表52】
【0209】
【表53】
【0210】
【表54】
【0211】
【表55】
【0212】
【表56】
【0213】
【表57】
【0214】
【表58】
【0215】上記の化合物の製造法とNMRまたはマス
スペクトルのデータを以下に示す。 実施例1 N−{6−[4−(tert-ブチル)フェノキシ]ピリジ
ン−3−イル}−3,4,5−トリメトキシベンズアミ
ドの製造 3,4,5−トリメトキシ安息香酸 440mgの N,
N−ジメチルホルムアミド 5mL溶液に氷冷下 3−ア
ミノ−6−[4−(tert−ブチル)フェノキシ]ピ
リジン(500mg), 塩酸1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 430mg
及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物290
mgを加えた。反応溶液を徐々に室温に戻しながら一日
攪拌した。反応溶液に酢酸エチル及び水を加えた。有機
層を分取し飽和重曹水及び水で洗浄した。無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後溶媒を留去した。残さをシリカゲルカ
ラムで精製したところ750mgの標題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32(s,9
H),3.89(s,9H),6.91(d,1H,J=
8.9 Hz), 7.02‐7.07(m,4H),
7.37‐7.41(m,2H),7.99(brs,
1H),8.17(dd,1H,J=2.6 Hz,
8.9 Hz),8.25 (d,1H,J=2.6H
z)。
【0216】以下、同様の方法により実施例2〜87の
化合物を製造した。 実施例21 H−NMR(CDCl3)δppm:1.33 (s, 9H), 3.
04 (s, 6H), 6.69 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 6.88-6.91
(m, 1H), 7.03-7.06 (m, 2H), 7.34-7.40 (m, 2H),7.76
-7.79 (m, 3H), 8.21-8.25 (m, 2H). 実施例31 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32 (s, 9H), 3.
77(s, 2H), 6.86 (d, 1H, J = 8.9 Hz), 7.00-7.03 (m
,2H), 7.24-7.40 (m, 7H), 7.99 (dd, 1H, J = 3.0 H
z, 8.9 Hz), 8.08 (d, 1H, J = 3.0 Hz), 8.53 (brs, 1
H). 実施例41 H−NMR(CDCl3)δppm:1.28 (s, 9H), 6.
83 (d, 1H, J = 8.9 Hz), 6.92-6.97 (m, 2H), 7.29-7.
34 (m, 2H), 7.43 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.61-7.65
(m, 1H), 7.90 (d, 1H, J = 2.3 Hz), 8.06-8.10 ( m,
1H), 8.17 (d, 1H,J = 2.6 Hz), 8.82 (brs, 1H). 実施例51 H−NMR(CDCl3)δppm:1.92-2.00 (m, 2
H), 2.20 (s, 3H), 2.53-2.59 (m, 2H), 2.75-2.81 (m,
2H), 2.91 (s, 6H), 6.64 (d, 2H, J = 8.9 Hz),6.78
( d, 1H, J = 8.2 Hz), 6.87-6.96 (m, 2H), 7.10 (d,
2H, J = 8.9 Hz),7.51 (brs, 1H), 7.67-7.70 (m, 1H),
8.56 (dd, 1H, J = 1.6 Hz, 7.9 Hz). 実施例61 H−NMR(CDCl3)δppm:1.98-2.09 (m, 2
H), 2.25 (s, 3H), 2.70-2.75 (m, 2H), 2.86 (t, 2H,
J = 7.6 Hz), 3.89 (s, 9H), 6.65 (d, 1H, J = 8.2 H
z), 6.88 (d, 1H, J = 8.9 Hz), 6.99 (d, 1H, J = 7.9
Hz), 7.07 (s, 2H), 7.94 (brs, 1H), 8.13-8.17 (m,
1H), 8.21 (d, 1H, J = 2.6 Hz). 実施例71 H−NMR(CDCl3)δppm:1.34 (s, 9H), 3.
93 (s, 3H), 3.94 (s, 3H), 6.89 (d, 1H, J = 8.2 H
z), 6.96 (d, 1H, J = 8.9 Hz), 7.38-7.52 ( m, 6H),
7.93 (brs, 1H), 8.07 (dd, 1H, J = 2.6 Hz, 8.6 Hz),
8.49 (d, 1H, J =2.6 Hz). 実施例81 H−NMR(CDCl3)δppm:1.34 (s, 9H), 6.
95 ( d, 1H), 7.42-7.52(m, 4H), 7.56 (d, 1H), 7.67-
7.71- (m, 1H), 7.90 (brs, 1H), 7.96 (d, 1H), 8.01-
8.05 (m, 1H), 8.48 (d, 1H). 実施例91 H−NMR(CDCl3)δppm:2.01-2.12 ( m, 2
H), 2.27 (s, 3H), 2.72(t, 2H, J = 7.6 Hz), 2.86-2.
91 ( m, 2H), 6.90 (d, 1H, J = 7.9 Hz), 7.00-7.06
(m, 2H), 7.57 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.70-7.73 (m, 1
H), 7.85-7.87 (m, 1H), 8.01 (d, 1H, J = 1.9 Hz),
8.52 (brs, 1H), 8.80-8.83 (m, 1H). 実施例101 H−NMR(CDCl3)δppm:1.33 (s, 9H), 6.
91-6.97 (m, 2H), 6.99-7.05 (m, 2H), 7.32-7.38 (m,
2H), 7.57-7.67 (m, 3H), 7.69 (dd, 1H, J = 2.0 Hz,
8.2 Hz), 7.78 (brs, 1H), 7.96 (d, 1H, J = 2.0 Hz). 実施例111 H−NMR(CDCl3)δppm:1.31 (s, 9H), 7.
25-7.35 (m, 6H), 7.52-7.56 (m, 3H), 7.64-7.68 (m,
1H), 7.88 (brs, 1H), 7.92-7.93 (m, 1H). 実施例121 H−NMR(CDCl3)δppm:6.99-7.03 (m, 2
H), 7.27 (d, 1H, J = 2.6 Hz), 7.45 (d, 1H, J = 8.6
Hz), 7.57 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.68-7.72 (m,1H),
7.88 (brs, 1H), 7.97 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 8.19-8.2
5 (m, 2H). 実施例131 H−NMR(CDCl3)δppm:1.36 (s, 9H), 6.
98-7.03 (m, 2H), 7.27(d, 1H, J = 2.6 Hz), 7.44 (d,
1H, J = 8.9 Hz), 7.50-7.53 (m, 2H), 7.80-7.83 (m,
2H), 8.23-8.31 (m, 2H). 実施例141 H−NMR(CDCl3)δppm:1.33 (s, 9H), 6.
82 (dd, 1H, J = 4.3 Hz, 7.6 Hz), 7.23-7.26 (m, 1
H), 7.37-7.48 (m, 5H), 7.78-7.87 (m, 3H), 8.08(m,
1H), 8.40 (dd, 1H, J = 1.3 Hz, 4.6 Hz), 10.50 (br
s, 1H). 実施例151 H−NMR(CDCl3)δppm:6.81-6.86 (m, 1
H), 7.26-7.29 (m, 1H),7.38-7.48 (m, 3H), 7.81-7.87
(m, 4H), 8.08 (brs, 1H), 8.41-8.44 (m, 1H),10.40
(brs, 1H). 実施例161 H−NMR(CDCl3)δppm:1.38 (s, 9H), 7.
15-7.26 (m, 3H), 7.39(d, 1H, J = 8.6 Hz), 7.47-7.5
3 (m, 3H), 7.93 (d, 1H, J = 2.3 Hz), 8.28-8.30 (m,
1H), 8.67-8.70 (m, 1H), 9.89 (brs, 1H). 実施例171 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32 (s, 9H), 1.
37 (s, 9H), 7.14-7.216(m, 3H), 7.35-7.39 (m, 2H),
7.47-7.51 (m, 2H), 7.57-7.60 (m, 2H), 8.25-8.28
(m,1H), 8.69-8.73 (m, 1H), 9.80 (brs, 1H). 実施例181 H−NMR(CDCl3)δppm:2.92 (s, 6H), 6.
39-6.43 (m, 2H), 6.51-6.55 (m, 1H), 6.89 (d, 1H, J
= 8.9 Hz), 7.17-7.23 (m, 1H), 7.53 (d, 1H,J = 8.6
Hz), 7.67-7.71 (m, 1H), 7.97 (d, 1H, J = 2.0 Hz),
8.11-8.15 (m,2H), 8.23 (d, 1H, J = 2.6 Hz). 実施例191 H−NMR(CDCl3)δppm:1.35 (s, 9H), 2.
94 (s, 6H), 6.42-6.48(m, 2H), 6.53-6.57 (m, 1H),
6.90 (d, 1H, J = 8.6 Hz), 7.19-7.25 (m, 1H),7.48-
7.51 (m, 2H), 7.82-7.93 (m, 2H), 7.89 (brs, 1H),
8.19-8.25 (m, 2H). 実施例201 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32 (s, 9H), 6.
54 (brs, 1H), 6.89 (d,1H, J = 8.9 Hz), 7.22-7.26
(m, 2H), 7.34-7.38 (m, 2H), 7.57 (d, 1H, J =8.6 H
z), 7.68-7.72 (m, 2H), 7.88-7.92 (m, 1H), 7.97 (d,
1H, J = 2.6 Hz), 8.25 (d, 1H, J = 2.6 Hz). 実施例211 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32 (s, 9H), 1.
35 (s, 9H), 6.51 (brs,1H), 6.90 (d, 1H, J = 8.9 H
z), 7.22-7.25 (m, 2H), 7.33-7.37 (m, 2H), 7.49-7.5
2 (m, 2H), 7.70 (brs, 1H), 7.80-7.83 (m, 2H), 7.97
(dd, 1H, J = 2.6 Hz, 8.9 Hz), 8.25 (d, 1H, J = 2.
6 Hz). 実施例221 H−NMR(CDCl3)δppm:1.35 (s, 9H), 7.
05-7.14 (m, 3H), 7.46(d, 2H), 7.58 (d, 1H), 7.71
(dd, 1H), 7.90 (dd, 1H), 8.02 (d, 1H), 8.48(brs, 1
H), 8.84 (dd, 1H). 実施例231 H−NMR(CDCl3)δppm:1.30 (s, 9H), 1.
34 (s, 18H), 7.05-7.13(m, 3H), 7.44 (d, 2H), 7.64
(t, 1H), 7.71 (d, 2H), 7.89 (dd, 1H), 8.52(brs, 1
H), 8.89 (dd, 1H). 実施例241 H−NMR(CDCl3)δppm:2.67-2.71 (m, 2
H), 2.93-2.97 (m, 2H),7.09-7.14 (m, 1H), 7.42-7.49
(m, 2H), 7.61 (d, 1H), 7.70-7.76 (m, 2H), 7.85 (d
d, 1H), 8.03 (d, 1H), 8.44 (brs, 1H), 8.87 (d, 1
H). 実施例251 H−NMR(CDCl3)δppm:1.37 (s, 18H),
2.67-2.72 (m, 2H), 2.96-3.01 (m, 2H), 7.10-7.15
(m, 1H), 7.45-7.48 (m,2H), 7.65-7.73 (m, 4H), 7.84
(dd, 1H), 8.50 (brs, 1H), 8.92 (dd, 1H). 実施例261 H−NMR(CDCl3)δppm:2.66-2.70 (m, 2
H), 2.96-3.00 (m, 2H),3.06 (s, 6H), 6.71 (d, 2H),
7.03 (d, 1H), 7.36-7.43 (m, 2H), 7.63 (d, 1H), 7.6
8 (brs, 1H), 7.78 (d, 2H), 8.19 (d, 1H), 8.30 (dd,
1H). 実施例271 H−NMR(CDCl3)δppm:2.60-2.64 (m, 2
H), 2.84-2.86 (m, 2H),3.84 (s, 6H), 7.10 (d, 1H),
7.17 (d, 1H), 7.44-7.65 (m, 5H), 8.23 (dd, 1H), 8.
49 (d, 1H), 10.28 (brs, 1H). 実施例281 H−NMR(CDCl3)δppm:2.58 (s, 3H), 6.
99-7.02 (m, 2H), 7.19-7.22 (m, 1H), 7.42 (t, 1H, J
= 7.9 Hz), 7.51-7.54 (m, 2H), 7.58-7.61 (m,2H),
7.66-7.71 (m, 2H), 7.96 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 8.14
(brs, 1H). 実施例291 H−NMR(CDCl3)δppm:2.57 (s, 3H), 7.
01-7.05 (m, 2H), 7.18-7.22 (m, 1H), 7.39-7.45 (m,
1H), 7.48-7.57 (m, 4H), 7.62-7.68 (m, 3H), 7.86 ?
7.89 (m, 2H), 7.95 (brs, 1H). 実施例301 H−NMR(CDCl3)δppm:2.12-2.17 (m, 2
H), 2.64 (t, 2H), 2.96(t, 2H), 6.98-7.07 (m, 3H),
7.33-7.41 (m, 3H), 7.61 (brs, 1H), 8.07 (d,1H), 8.
28 (d, 1H), 8.45 (dd, 1H). 実施例311 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.63-2.66 (m, 2H),
2.83-2.86 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 6.
93(d, 1H), 7.29 (d, 2H), 7.43 (brs, 1H), 7.52-7.59
(m, 3H), 8.40 (dd, 1H), 8.67 (brs, 1H), 10.18 (br
s, 1H). 実施例321 H−NMR(CDCl3)δppm:2.08-2.17 (m, 2
H), 2.64-2.68 (m, 2H),2.91-2.95 (m, 2H), 6.91-6.97
(m, 2H), 7.10 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.24-7.30 (m,
1H), 7.54 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.57-7.60 (m, 2H),
7.68-7.72 (m, 1H), 7.85(d, 1H, J = 7.6 Hz), 7.96
(d, 1H, J = 2.0 Hz), 8.05 (brs, 1H). 実施例331 H−NMR(CDCl3)δppm:2.09-2.18 (m, 2
H), 2.64-2.69 (m, 2H),2.92-2.96 (m, 2H), 6.94-6.98
(m, 2H), 7.09-7.11 (m, 1H), 7.25-7.31 (m, 1H), 7.
47-7.62 (m, 5H), 7.80 (brs, 1H), 7.84-7.89 (m, 3
H). 実施例341 H−NMR(CDCl3)δppm:2.69-2.73 (m, 2H),
3.04-3.09 (m, 2H), 7.02-7.05 (m, 2H), 7.11(d, 1H,
J = 7.9 Hz), 7.31-7.37 (m, 1H), 7.54 (d, 1H,J = 8.
9 Hz), 7.59-7.64 (m, 3H), 7.69-7.73 (m, 1H), 7.88
(brs, 1H), 7.98(d, 1H,J = 1.6 Hz). 実施例351 H−NMR(CDCl3)δppm:2.64-2.73 (m, 2H),
3.05-3.09 (m, 2H), 7.02-7.06 (m, 2H), 7.09-7.12
(m, 1H), 7.31-7.36 (m, 1H), 7.47-7.57 (m, 4H),7.60
-7.66 (m, 2H), 7.83 (m, 1H), 7.86-7.89 (m, 2H). 実施例361 H−NMR(CDCl3)δppm:2.70-2.74 (m, 2H),
3.13-3.15 (m, 2H), 3.93(s, 6H), 6.87-6.90 (m, 1H),
6.96-7.00 (m, 1H), 7.36-7.40 (m, 1H), 7.42-7.44
(m, 2H), 7.48-7.50 (m, 2H), 8.14 (brs, 1H), 8.23-
8.25 (m, 2H). 実施例371 H−NMR(CDCl3)δppm:2.33 (s, 6H), 2.72-
2.76 (m, 2H), 3.12-3.16(m, 2H), 7.00 (d, 1H, J =
8.9 Hz), 7.23-7.26 (m, 1H), 7.37-7.41 (m, 1H), 7.4
7-7.52 (m, 2H), 7.58-7.61 (m, 1H), 7.66 (m, 1H),
7.84 (brs, 1H), 8.22-8.23 (m, 1H), 8.26-8.30 (m, 1
H). 実施例381 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.00-2.02 (m, 2H),
2.27 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.58-2.68 (m, 2H), 2.
84-2.90 (m, 2H), 7.10 (d, 1H), 7.44 (brs, 1H), 7.8
3 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 8.18-8.22 (m, 2H), 8.39
(d, 1H), 10.53 (brs, 1H). 実施例391 H−NMR(DMSO-d6)δppm:1.97 -2.27 (m, 2
H), 2.27 (s, 3H), 2.39 (s, 3H), 2.52-2.58 (m, 2H),
2.84-2.90 (m, 2H), 7.10 (d, 1H), 7.44 (brs, 1H),
7.59-7.69 (m, 1H), 7.84-7.88 (m, 1H), 7.98-8.06
(m, 1H), 8.19 (dd, 1H), 8.38 (d, 1H), 10.44 (brs,
1H). 実施例401 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.68-2.72 (m, 2H),
3.09-3.13 (m, 2H), 7.16 (d, 1H, J = 8.9 Hz), 7.29
(d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.44-7.48 (m, 1H), 7.50 (d,
1H, J = 8.6 Hz), 7.64 (d, 1H, J = 8.3 Hz), 8.21-8.
29 (m, 2H), 8.48(d, 1H, J = 2.3 Hz), 8.64 (d, 1H,
J = 2.0 Hz), 10.73 (s, 1H). 実施例411 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.71-2.76 (m, 2H),
3.11-3.16 (m, 2H), 3.68 (s, 2H), 6.92-6.95 (m, 1
H), 7.17-7.21 (m, 1H), 7.34-7.38 (m, 2H), 7.41-7.5
1 (m, 4H), 8.06-8.10 (m, 2H). 実施例421 H−NMR(CDCl3)δppm:2.71-2.76 (m, 2H),
3.12-3.17 (m, 2H), 3.96(s, 3H), 7.00-7.04 (m, 1H),
7.37-7.41 (m, 1H), 7.46 (d, 1H, J = 2.3 Hz), 7.51
(d, 1H, J = 8.6 Hz), 7.93-7.97 (m, 2H), 8.12-8.16
(m, 3H), 8.26-8.30 (m, 2H). 実施例431 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.58 (s, 3H), 7.19
-7.25 (m, 3H), 7.79-7.84 (m, 1H), 7.99-8.03 (m, 3
H), 8.27-8.32 (m, 3H), 8.58 (d, 1H), 10.70 (s, 1
H). 実施例441 H−NMR(CDCl3)δppm:2.10-2.15 (m, 2H),
2.49 (s, 3H), 2.90-2.95(m, 4H), 6.95-7.01 (m, 2H),
7.67 (brs, 1H), 7.74 (d, 2H), 7.99 (d, 2H),8.07
(brs, 1H), 8.21 (dd, 1H), 8.27 (d, 1H). 実施例451 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.04-2.09 (m, 2H),
2.41 (s, 3H), 2.87-2.93 (m, 4H), 7.02 (s, 1H), 7.
12 (d, 1H), 7.63 (brs, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.94 (d
d, 1H), 8.19 (d, 1H), 8.22 (d, 1H), 8.43 (d, 1H),
10.53 (s, 1H). 実施例461 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.58 (s, 3H), 7.18
-7.24 (m, 3H), 7.74-7.89 (m, 4H), 8.02 (d, 2H), 8.
24 (dd, 1H), 8.50 (d, 1H), 10.83 (brs, 1H). 実施例471 H−NMR(CDCl3)δppm:1.43 (d, 3H, J = 6.9
Hz), 2.20-2.28 (m, 1H), 2.83-2.92 (m, 1H), 3.45-
3.49 (m, 1H), 6.93 (d, 1H, J = 9.0 Hz), 7.04(d, 1
H, J = 7.9 Hz), 7.36 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 7.51 (d,
1H, J = 9.0 Hz),7.62-7.68 (m, 1H), 7.74-7.78 (m,
1H), 7.99-8.04 (m, 2H), 8.21 (d, 1H, J= 2.6 Hz),
8.59 (brs, 1H). 実施例481 H−NMR(CDCl3)δppm:2.13 (s, 3H), 2.33
(s, 3H), 6.87-6.94 (m,2H), 7.02-7.05 (m, 1H), 7.07
(m, 1H), 7.56 (d, 1H, J = 8.3 Hz), 7.68-7.71 (m,
1H), 7.84 (brs, 1H), 7.97 (d, 1H, J = 2.3 Hz), 8.1
2-8.17 (m, 1H),8.19 (d, 1H, J = 2.3 Hz). 実施例491 H−NMR(CDCl3)δppm:2.13 (s, 3H), 2.33
(s, 3H), 6.89-6.95 (m,2H), 7.02-7.05 (m, 1H), 7.08
(brs, 1H), 7.74-7.77 (m, 2H), 7.88 (brs, 1H), 7.9
7-8.00 (m, 2H), 8.17-8.21 (m, 2H). 実施例501 H−NMR(CDCl3)δppm:2.36 (s, 3H), 2.66-
2.70 (m, 2H), 2.96-3.00(m, 2H), 6.94 (s, 1H), 7.35
-7.38 (m, 1H), 7.41-7.47 (m, 1H), 7.53 (brs,1H),
7.66 (d, 1H, J = 8.3 Hz), 7.63-7.67 (m, 1H), 7.71-
7.75 (m, 1H), 8.00 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 8.26 (s, 1
H). 実施例511 H−NMR(CDCl3)δppm:2.37 (s, 3H), 2.65-
2.70 (m, 2H), 2.96-3.00(m, 2H), 6.94 (s, 1H), 7.36
(dd, 1H, J = 1.0 Hz, 7.9 Hz), 7.41-7.47 (m,1H),
7.64 (dd, 1H, J = 1.0 Hz, 7.3 Hz), 7.70 (brs, 1H),
7.76-7.79 (m,2H), 8.01-8.04 (m, 2H), 8.29 (s, 1
H). 実施例521 H−NMR(CDCl3)δppm:2.11 (s, 3H), 2.79
(s, 4H), 7.00-7.06 (m,3H), 7.24 (d, 2H), 7.84 (d,
1H), 7.95 (dd, 1H), 8.18 (dd, 1H), 8.22 (d,1H), 8.
47 (d, 1H), 10.55 (s, 1H). 実施例531 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.11 (s, 3H), 2.79
(s, 4H), 7.00-7.06 (m, 3H), 7.24 (dd, 2H), 7.93
(d, 2H), 8.15-8.23 (m, 3H), 8.50 (d, 1H), 10.62
(s, 1H). 実施例541 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.11 (s, 3H), 2.39
(s, 3H), 2.79 (s, 4H), 6.99-7.03 (m, 3H), 7.23
(d, 2H), 7.35 (d, 2H), 7.88 (d, 2H), 8.20 (dd,1H),
8.48 (d, 1H), 10.31 (s, 1H). 実施例551 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.98 (s, 3H), 2.81
(s, 4H), 7.09 (dd, 2H), 7.14 (d, 1H), 7.28 (dd, 2
H), 7.63 (d, 1H), 7.72 (dd, 1H), 8.12 (d, 1H), 8.3
4 (dd, 1H), 8.69 (d, 1H), 10.54 (s, 1H). 実施例561 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.12 (s, 3H), 2.81
(s, 4H), 7.09 (dd, 2H), 7.15 (d, 1H), 7.28 (dd, 2
H), 7.74 (d, 2H), 7.98 (d, 2H), 8.36 (dd, 1H), 8.7
2 (d, 1H), 10.62 (s, 1H). 実施例571 H−NMR(CDCl3)δppm:1.22 (t, 3H, J = 7.6
Hz), 2.29 (s, 3H), 2.57-2.66 (m, 2H), 6.88-6.94
(m, 3H), 7.15-7.18 (m, 1H), 7.57 (d, 1H, J =8.3 H
z), 7.68-7.72 (m, 1H), 7.83 (brs, 1H), 7.97 (d, 1
H, J = 2.3 Hz), 8.13-8.18 (m, 1H), 8.23 (d, 1H, J
= 2.3 Hz). 実施例581 H−NMR(CDCl3)δppm:1.22 (t, 3H, J = 7.6
Hz), 2.29 (s, 3H), 2.61 (q, 2H, J = 7.6 Hz), 6.87
-6.95 (m, 3H), 7.15-7.18 (m, 1H), 7.73-7.77(m, 2
H), 7.95 (brs, 1H), 7.97-8.00 (m, 2H), 8.16-8.21
(m, 1H), 8.25 (d,1H, J = 2.3 Hz). 実施例591 H−NMR(CDCl3)δppm:2.34 (s, 3H), 2.60
(s, 3H), 6.91 (s, 1H),7.17-7.22 (m, 3H), 7.58 (d,
1H), 7.72-7.75 (m, 2H), 7.98-8.03 (m, 3H), 8.31
(s, 1H). 実施例601 H−NMR(CDCl3)δppm:2.36 (s, 3H), 2.60
(s, 3H), 6.92 (s, 1H),7.19-7.23 (m, 2H), 7.74 (br
s, 1H), 7.76-7.79 (m, 2H), 7.98-8.04 (m, 4H),8.37
(s, 1H). 実施例611 H−NMR(CDCl3)δppm:6.92-6.95 (m, 1H),
7.11-7.14 (m, 2H), 7.16-7.22 (m, 1H), 7.36-7.42
(m, 2H), 7.45-7.59 (m, 3H), 7.85-7.88 (m, 2H),7.95
(brs, 1H), 8.21-8.25 (m, 2H). 実施例621 H−NMR(CDCl3)δppm:2.09 (s, 3H), 2.29
(s, 3H), 2.32 (s, 3H),6.75 (s, 1H), 6.88-6.91 (m,
1H), 7.03-7.06 (m, 1H), 7.10-7.16 (m, 1H), 7.56-7.
59 (m, 2H), 7.69-7.73 (m, 1H), 7.99 (d, 1H, J = 2
Hz), 8.22 (s, 1H). 実施例631 H−NMR(CDCl3)δppm:2.09 (s, 3H), 2.30
(s, 3H), 2.32 (s, 3H),6.76 (s, 1H), 6.88-6.91 (m,
1H), 7.03-7.06 (m, 1H), 7.10-7.16 (m, 1H), 7.66 (b
rs, 1H), 7.75-7.78 (m, 2H), 7.99-8.02 (m, 2H), 8.2
6 (s, 1H). 実施例641 H−NMR(CDCl3)δppm:2.01 (s, 3H), 2.75-
2.83 (m, 4H), 6.90 (d,1H), 7.02 (dd, 1H), 7.15-7.2
9 (m, 3H), 7.55 (d, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.97(d, 1
H), 8.15 (dd, 2H), 8.24 (d, 1H). 実施例651 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.05 (s, 3H), 2.65
-2.74 (m, 4H), 7.00-7.09 (m, 2H), 7.13-7.34 (m, 3
H), 7.93 (d, 2H), 8.16 (d, 2H), 8.22 (dd, 1H), 8.4
7 (d, 1H), 10.62 (s, 1H). 実施例661 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.67 (m, 2H),
2.85-2.89 (m, 2H), 7.20 (d, 1H), 7.42-7.54 (m, 3
H), 7.73-7.88 (m, 4H), 8.21 (d, 1H), 8.39 (d,1H),
10.78 (s, 1H). 実施例671 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.63-2.67 (m, 2H),
2.85-2.89 (m, 2H), 7.21 (d, 1H), 7.44-7.55 (m, 3
H), 7.78-7.84 (m, 1H), 7.99 (d, 1H), 8.25-8.31 (m,
3H), 8.50 (d, 1H), 10.66 (s, 1H). 実施例681 H−NMR(CDCl3)δppm:2.58 (s, 3H), 6.97-
7.03 (m, 2H), 7.07-7.12(m, 2H), 7.57 (d, 1H, J =
8.6 Hz), 7.64-7.67 (m, 2H), 7.70-7.73 (m, 1H), 7.9
1-7.98 (m, 4H). 実施例691 H−NMR(CDCl3)δppm:2.58 (s, 3H), 6.97-
7.03 (m, 2H), 7.09-7.13(m, 2H), 7.66-7.70 (m, 2H),
7.76-7.79 (m, 2H),7.90 (brs, 1H), 7.92-7.98(m, 2
H), 7.99-8.02 (m, 2H). 実施例701 H−NMR(CDCl3)δppm:3.73 (s, 3H), 3.76
(s, 3H), 6.64 (dd, 1H),6.79 (d, 1H), 6.95-7.01 (m,
2H), 7.84 (d, 1H), 7.95 (dd, 1H), 8.16 (dd,1H),
8.22 (d, 1H), 8.47 (d, 1H), 10.54 (brs, 1H). 実施例711 H−NMR(CDCl3)δppm:2.60 (s, 3H), 7.07-
7.10 (m, 2H), 7.11-7.16(m, 2H), 7.41-7.50 (m, 2H),
7.83 (brs, 1H), 7.86-7.91 (m, 3H), 7.97-8.02 (m,
2H). 実施例721 H−NMR(CDCl3)δppm:2.60 (s, 3H), 7.06-
7.12 (m, 2H), 7.13-7.18(m, 2H), 7.62-7.66 (m, 2H),
7.77-7.80 (m, 2H), 7.89-7.94 (m, 3H), 7.97-8.03
(m, 2H). 実施例731 H−NMR(CDCl3)δppm:2.24 (s, 6H), 6.82-
6.86 (m, 1H), 6.89-6.93(m, 2H), 7.13 (d, 1H, J =
7.9 Hz), 7.55 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.67-7.71(m, 1
H), 7.96-7.97 (m, 2H), 8.12-8.16 (m, 1H), 8.21 (d,
1H, J = 2.6 Hz). 実施例741 H−NMR(CDCl3)δppm:2.24 (s, 6H), 6.82-
6.86 (m, 1H), 6.89-6.93(m, 2H), 7.13 (d, 1H, J =
7.9 Hz), 7.72-7.75 (m, 2H), 7.96-7.99 (m, 2H), 8.0
2 (brs, 1H), 8.15-8.19 (m, 1H), 8.23 (d, 1H, J =
2.3 Hz). 実施例751 H−NMR(DMSO-d6)δppm:1.12 (s, 6H), 2.74
(s, 2H), 7.19 (d, 1H), 7.47-7.57 (m, 3H), 7.85
(d, 1H), 7.96 (dd, 1H), 8.23-8.28 (m, 2H), 8.47
(d, 1H), 10.59 (brs, 1H). 実施例761 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.0 (s, 3H), 2.7
(s, 4H), 6.9 (m, 2H), 7.0 (m, 2H), 7.3 (t, 1H), 7.
8 (d, 1H), 7.9 (dd, 1H), 8.2 (m, 2H), 8.5 (d,1H),
10.5 (s, 1H). 実施例771 H−NMR(CDCl3)δppm:2.64-2.68 (m, 2H),
2.92-2.96 (m, 2H), 3.69(s, 2H), 6.98 (d, 1H, J =
8.6 Hz), 7.18-7.21 (m, 2H), 7.31-7.33 (m, 1H), 7.3
9-7.48 (m, 3H), 7.63 (d, 1H, J = 7.3 Hz), 8.06-8.1
1 (m, 2H). 実施例781 H−NMR(CDCl3)δppm:2.63-2.67 (m, 2H),
2.91-2.95 (m, 2H), 3.80(s, 2H), 6.97 (d, 1H, J =
8.6 Hz), 7.29-7.33 (m, 1H), 7.38-7.48 (m, 4H), 7.6
0-7.65 (m, 3H), 8.06-8.12 (m, 2H). 実施例791 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.64 (t, 2H), 2.86
(t, 2H), 7.22 (d, 1H), 7.46-7.53 (m, 3H), 8.19-8.
23 (m, 1H), 8.38 (d, 1H), 11.22 (s, 1H). 実施例801 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.27 (s, 6H), 2.64
(t, 2H), 2.88 (t, 2H), 7.10-7.28 (m, 4H), 7.42-7.
54 (m, 3H), 8.24 (dd, 1H), 8.44 (d, 1H), 10.55 (s,
1H). 実施例811 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.64 (m, 2H), 2.86
(m, 2H), 3.76 (s, 6H), 6.74 (d, 2H), 7.14 (d, 1
H), 7.34-7.54 (m, 4H), 8.23 (dd, 1H), 8.43 (d,1H),
10.42 (s, 1H). 実施例821 H−NMR(CDCl3)δppm:2.15 (s, 3H), 2.74-
2.81 (m, 2H), 2.88-2.93(m, 2H), 6.95-6.98 (m, 3H),
7.02 (d, 1H), 7.26-7.34 (m, 1H), 7.76 (d, 2H), 7.
88 (brs, 1H), 8.00 (d, 2H), 8.21 (dd, 1H), 8.21
(d, 1H). 実施例831 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.61 (t, 2H), 2.83
(t, 2H), 3.75 (s, 6H), 6.88 (d, 1H), 7.13 (d, 1
H), 7.39-7.49 (m, 2H), 7.63 (d, 1H), 8.18 (dd,1H),
8.36 (d, 1H), 10.59 (s, 1H). 実施例841 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.65 (t, 2H), 2.88
(t, 2H), 3.83 (s, 6H), 7.20 (d, 1H), 7.42-7.56
(m, 3H), 7.86 (s, 1H), 8.22 (dd, 1H), 8.39 (d,1H),
10.83 (s, 1H). 実施例851 H−NMR(CDCl3)δppm:2.74(m,2
H),3.05(m,2H),3,38(s,3H),
4.52(s,2H),6.99(d,1H,J=9H
z),7.55(m,4H),7.80(d,1H,J
=7Hz),8.14(s,1H),8.20(d,1
H,J=8Hz),9.25(d,1H,J=9H
z),9.37(s,1H),10.59(s,1
H). 実施例861 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.67 (m, 2H),
2.84-2.88 (m, 2H), 7.23 (d, 1H, J = 9 Hz), 7.46-
7.53 (m, 4H), 8.24-8.28 (m, 1H), 8.41-8.49 (m, 2
H), 8.74 (d, 1H, J = 2 Hz), 10.90 (s, 1H). 実施例871 H−NMR(CDCl3)δppm:2.00 (s, 3H), 6.83-
6.90 (m, 3H), 6.92-6.96(m, 1H), 7.28-7.35 (m, 1H),
7.47 (d, 1H, J = 8 Hz), 7.63-7.67 (m, 1H),7.91
(d, 1H, J = 2 Hz), 8.05-8.10 (m, 1H), 8.22 (d, 1H,
J = 3 Hz), 8.63(brs, 1H). 実施例88 ペンタフルオロ−N1−[6−[(2、3−ジヒドロ−
2、2−ジメチル−1−オキソ−1H−インデン−4−
イル)オキシ]−3−ピリジニル]ベンズアミ ドの製造 (工程1)4−[(5−アミノ−2−ピリジニル)オキ
シ]−2、2−ジメチル−1−インダノンの製造 氷冷下、THF30mlに水素化ナトリウム(60%)
0.20g、参考例2と同様にして製造した4−[(5
−アミノ−2−ピリジニル)オキシ]−1−インダノン
1.00g、およびヨードメタン1mlを順次加え、室
温で3時間攪拌した。反応液を水に投入し、酢酸エチル
で抽出した。有機層を10%炭酸カリウム水溶液、次い
で飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残留した油状物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液、酢酸エチル:ヘキ
サン=1:1)で精製して、白色粉末として、標題化合
物を0.83g得た。1 H−NMR(CDCl3) ( ppm: 1.21 (s, 6 H), 2.83 (s,
2 H), 3.56 (brs, 2 H),6.83 (dd, 1 H), 7.13 (dd, 1
H), 7.25 (dd, 1 H), 7.34-7.40 (m, 1 H), 7.57 (d, 1
H), 7.68 (d, 1 H). (工程2)ペンタフルオロ−N1−[6−[(2、3−
ジヒドロ−2、2−ジメチル−1−オキソ−1H−イン
デン−4−イル)オキシ]−3−ピリジニル]ベンズア
ミドの製造 工程1で製造した4−[(5−アミノ−2−ピリジニ
ル)オキシ]−2、2−ジメチル−1−インダノン0.
32gをTHF10mlに溶かし、氷冷下、ペンタフル
オロベンゾイルクロリド0.13g、次いでトリエチル
アミン0.13mlを加えた。同温で1時間攪拌後、反
応液を酢酸エチルで抽出した。有機層を1N塩酸、次い
で飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残留した油状物を酢酸エチル
とエーテルの混液から結晶化させ、白色粉末として、標
題化合物を0.30g得た。
【0217】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.21 (s,
6H), 2.82 (s, 2H), 7.06 (d, 1H),7.35-7.45 (m, 2
H), 7.63-7.65 (m, 1H), 7.85 (brs, 1H), 8.20 (d, 1
H), 8.27 (dd, 1H). 以下、実施例88と同様の方法により実施例89〜11
2の化合物を製造した。 実施例89 3、4−ジクロロ−N1−[2−[(1−オキソ−2、3−
ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]ピリミジ
ン−5−イル]ベンズアミドの製造 参考例4で製造した4−[(5−アミノピリミジン−2−
イル)オキシ]インダン−1−オン0.20gをテトラヒ
ドロフラン10mlに溶かし、氷冷下、3、4−ジクロ
ロベンゾイルクロライド0.21g、次いでトリエチル
アミン0.13mlを加え、同温で1時間攪拌した。反
応混合物を酢酸エチル−水(各50ml)に分配し、有
機層を1%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次い
で飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残留した固体を酢酸エチル−
ノルマルヘキサンの混合溶媒から再結晶させ、微黄色の
結晶性粉末として標題化合物0.21gを得た。
【0218】1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.65(t、2H)、2.88(t、2H)、7.5
2―7.60(m、3H)、7.86(d、1H)、
7.96(dd、1H)、8.23(d、1H)、8.
96(s、2H)、10.75(s、1H)。 実施例90 5−[4−[(3、4−ジクロロベンゾイル)アミノ]
フェノキシ]−3、4−ジヒドロナフタレン−1−イル
アセテートの製造 参考例7で製造した5−(4−アミノフェノキシ)―3、
4―ジヒドロナフタレン−1―イルアセテート0.17
gをテトラヒドロフラン10mlに溶かし、氷冷下、
3、4−ジクロロベンゾイルクロリド0.13gを加
え、トリエチルアミン88μlを滴下した。同温で30
分攪拌後、酢酸エチル30mlで希釈し、1N塩酸、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去し
て得られた固体を酢酸エチル−ノルマルヘキサンから再
結晶して0.26gの標題化合物を得た。白色粉末。
【0219】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.32
(s、3H)、2.39―2.47(m、2H)、2.
85(t、2H)、5.74(t、1H)、6.85
(d、1H)、6.92−6.95, (m、3H)、
7.12―7.18(m、1H)、7.52−7.59
(m、3H)、7.70(dd、2H)、7.97
(d、1H)。 実施例911 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.65 (m, 2H),
2.83-2.86 (m, 2H), 3.32 (s, 3H), 3.33 (s, 3H), 6.
67 (d, 1H), 7.02 (d, 1H), 7.14-7.22 (m, 3H),7.40 -
7.58 (m, 4H), 8.22 (dd, 1H), 8.41 (brs, 1H), 10.3
3 (brs, 1H). 実施例921 H−NMR(CDCl3)δppm:2.66-2.70 (m, 2H),
2.96-3.01 (m, 2H), 7.08(d, 1H), 7.26-7.44 (m, 5H),
7.63 (m, 2H), 8.20 (d, 1H), 8.33 (dd, 1H). 実施例931 H−NMR(CDCl3)δppm:7.15 (d, 1H), 7.35-
7.39 (m, 1H), 7.47 (d,1H), 7.58-7.72 (m, 4H), 7.98
(d, 1H), 8.14 (dd, 1H), 8.54 (d, 1H). 実施例941 H−NMR(CDCl3)δppm:3.85 (s, 3H), 7.17
(d, 1H, J = 9 Hz), 7.43-7.47 (m, 1H), 7.56-7.62
(m, 2H), 7.78-7.86 (m, 2H), 7.93-7.97 (m, 1H),8.22
-8.27 (m, 2H), 8.50 (d, 1H, J = 2 Hz), 10.60 (s, 1
H). 実施例951 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.60-2.65 (m, 2H),
2.82-2.86 (m, 2H), 3.28 (s, 3H), 7.07 (d, 1H, J =
9 Hz), 7.35-7.49 (m, 4H), 7.64 (d, 1H, J =9 Hz),
7.70 (d, 1H, J = 3 Hz), 7.94 (dd, 1H, J = 3 Hz, 9
Hz), 8.15 (d, 1H, J = 3 Hz), 8.56 (s, 1H). 実施例961 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.66 (m, 2H),
2.84-2.88 (m, 2H), 7.19 (d, 1H, J = 9 Hz), 7.45-
7.52 (m, 3H), 8.03-8.13 (m, 4H), 8.26 (dd, 1H, J=
3 Hz, 9 Hz), 8.49 (d, 1H, J = 3 Hz), 10.66 (s, 1
H). 実施例971 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.66 (m, 2H),
2.84-2.88 (m, 2H), 3.31 (s, 3H), 7.17 (d, 1H, J =
9 Hz), 7.35 (d, 1H, J = 8 Hz), 7.44-7.52 (m,4H),
7.88 (d, 2H, J = 8 Hz), 8.26 (dd, 1H, J = 3 Hz, 9
Hz), 8.49 (d, 1H, J = 3 Hz), 10.34 (s, 1H). 実施例981 H−NMR(CDCl3)δppm:2.68(t,2
H,J=6Hz),2.98(t,3H,J=6H
z),3.92(s,3H),3.94(s,6H),
7.06(d,1H,J=8Hz),7.09(s,2
H),7.44(t,1H,J=7.5Hz),7.6
5(d,1H,J=7.5Hz),7.77(s,1
H),8.25(d,1H,J=8Hz),8.25
(s,1H). 実施例991 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.99―
2.03(m、2H)、2.61(t、2H)、2.7
1(t、2H)、7.41―7.49(m、2H)、
7.81―7.87(m、2H)、7.95(dd、1
H)、8.22(d、1H)、8.94(s、2H)、
10.75(s、1H)。
【0220】実施例1001 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.25
(s,3H),2.27(s,3H),6.96(d,
1H,J=9Hz),7.26(m,2H),7.36
(s,1H),7.83(d,1H,J=8Hz),
7.93(dd,1H,J=8Hz,2Hz),8.0
0(dd,1H,J=9Hz,3Hz),8.21
(d,1H,J=2Hz),8.76(d,1H,J=
3Hz),10.58(s,1H). 実施例1011 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.25
(s,3H),2.27(s,3H),6.97(d,
1H,J=8.5Hz),7.25(d,1H,J=8
Hz),7.30(d,1H,J=8Hz),7.36
(s,1H),7.93(d,2H,J=8Hz),
8.03(dd,1H,J=8.5Hz,2Hz),
8.15(d,2H,J=8Hz),8.79(d,1
H,J=3Hz),10.66(s,1H). 実施例1021 H−NMR(CDCl3)δppm:2.09 (s, 3H), 2.05-
2.14 (m, 1H), 2.47-2.56(m, 1H), 2.74-2.86 (m, 1H),
2.94-3.04 (m, 1H), 6.21-6.25 (m, 1H), 6.86-7.01
(m, 3H), 7.19-7.23 (m, 2H), 7.55-7.59 (m, 3H), 7.6
8-7.73 (m, 2H),7.97 (d, 1H). 実施例1031 H−NMR(DMSO-d6)δppm:1.98-2.04 (m, 2H),
2.72 (t, 2H), 2.91 (t, 2H), 6.70 (d, 1H), 6.95 (d
d, 2H), 7.05 (d, 1H), 7.12-7.18 (m, 1H), 7.71-7.75
(m, 2H), 7.82 (d, 1H), 7.94 (dd, 1H), 8.21 (d, 1
H), 10.39 (s, 1H). 実施例1041 H−NMR(CDCl3)δppm:2.35 (s, 3H), 3.34
(d, 2H,J=2.3Hz), 6.33 (t, 1H, J=2.3Hz), 6.85 (d, 1
H, J=1.9Hz), 7.01-7.04 (m, 2H), 7.12 (d, 1H,J=7.3H
z), 7.29-7.33 (m, 1H), 7.55-7.60(m, 3H), 7.68-7.72
(m, 2H), 7.98 (d, 1H, J=1.9Hz). 実施例1051 H−NMR(DMSO-d6)δppm:1.99-2.03 (m, 2H),
2.51-2.58 (m, 2H), 2.87-2.91 (m, 2H), 6.84-6.92
(m, 2H), 7.15 (d, 2H), 7.82-7.97 (m, 5H), 8.22 (d,
1H), 10.48 (s, 1H). 実施例1061 H−NMR(CDCl3)δppm:2.05−2.16
(m、2H)、2.88(t、4H)、6.80(d
d、1H)、6.88(d、1H)、7.01(d、2
H)、7.17(d、1H)、7.52−7.58
(m、3H)、7.67−7.73(m、2H)、7.
96(d、1H)。
【0221】実施例1071 H−NMR(CDCl3)δppm:3.84(s、3
H)、3.88(s、3H)、6.56(dd、1
H)、6.65(d、1H)、6.83(d、1H)、
6.99(d、2H)、7.51−7.59(m、3
H)、7.68−7.73(m、2H)、7.97
(d、1H)。 実施例1081 H−NMR(CDCl3)δppm:5.98(s、2
H)、6.49(dd、1H)、6.58(d、1
H)、6.76(d、1H)、6.98(d、2H)、
7.52−7.58(m、3H)、7.69(dd、1
H)、7.76(brs、1H)、7.96(d、1
H)。
【0222】実施例1091 H−NMR(CDCl3)δppm:2.93(s、6
H)、6.33(dd、1H)、6.40−6.41
(m、1H)、6.49(dd、1H)、7.04
(d、2H)、7.15−7.20(m、1H)、7.
53−7.58(m、3H)、7.68−7.72
(m、2H)、7.97(d、1H)。 実施例1101 H−NMR(CDCl3)δppm:2.09―2.19
(m、2H)、2.65(t、2H)、2.95(t、
2H)、7.02(d、2H)、7.17(dd、1
H)、7.25(d、1H)、7.56−7.61
(m、4H)、7.71(dd、1H)、7.78
(s、1H)、7.98(d、1H)。
【0223】実施例1111 H−NMR(CDCl3)δppm:2.19 (s, 3 H), 3.71
(s, 2 H), 6.98 (d, 1 H, J=9 Hz), 7.11 (d, 2 H, J=8
Hz), 7.23 (d, 2 H, J=8 Hz), 7.77 (d, 2 H, J=8 H
z), 7.88 (s, 1 H), 7.99 (d, 2 H, J=8 Hz), 8.22 (d
d, 1 H, J=2.5 Hz, 9Hz), 8.26 (d, 1 H, J=2.5 Hz). 実施例1121 H−NMR(DMSO-d6)δppm: 2.16 (s, 3 H), 3.
79 (s, 2 H), 7.06 (d,2 H, J=8.5 Hz), 7.07 (d, 1 H,
J=8.5 Hz), 7.22 (d, 2 H, J=8.5 Hz), 7.84 (d, 1 H,
J=8.5 Hz), 7.96 (dd, 1 H, J=2.5 Hz, 8.5 Hz), 8.20
(dd, 1 H, J=2.5 Hz, 8.5 Hz), 8.24 (d, 1 H, J=2.5
Hz),8.49 (d, 1 H, J=2.5 Hz), 10.60 (s, 1 H). 実施例113 N‐[6‐[4‐(tert‐ブチル)フェノキシ]ピリジン-3-
イル]−N'-(2,4‐ジメトキシフェニル)尿素の製造 3−アミノ−6−[4−(tert−ブチル)フェノキ
シ]ピリジン 200mgの テトラヒドロフラン5ml
溶液に氷冷下、 イソシアン酸2,4−ジメトキシフェ
ニル160mgを加えた。反応溶液を徐々に室温に戻し
ながら一日攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残さ
をシリカゲルカラムで精製し、標題化合物310mgを
得た。
【0224】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.29
(s, 9H), 3.72 (s, 3H), 3.77 (s,3H), 6.43-6.46 (m,
2H), 6.83 (d, 1H, J = 8.6 Hz), 6.94 (brs,1H), 6.9
9 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.26 (m, 1H), 7.35 (d, 2H,
J = 8.2 Hz), 7.75-7.78 (m,1H), 7.94 (m, 1H), 7.98-
8.02 (m, 1H). 以下、実施例113と同様の方法により実施例114〜
131の化合物を製造した。
【0225】実施例1141 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.49-2.51 (m, 2H),
2.61-2.66 (m, 2H), 3.71 (s, 3H), 6.84-6.90 (m, 2
H), 7.10 (d, 1H), 7.32-7.52 (m, 5H), 8.25 (dd, 1
H), 8.16 (d, 1H), 8.58 (brs, 1H), 8.70 (brs, 1H). 実施例1151 H−NMR(CDCl3)δppm:3.73 (s, 3H), 3.76
(s, 3H), 6.60 (dd, 1H),6.77 (d, 1H), 6.91-6.97 (m,
2H), 7.35 (dd, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.87 (d,1H), 7.
94 (dd, 1H), 8.18 (d, 1H), 8.95 (brs, 1H), 9.17 (b
rs, 1H). 実施例1161 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.66 (t, 2H, J = 6
Hz), 3.00 (t, 2H, J =6 Hz), 7.03 (d, 2H, J = 9 H
z), 7.10 (m, 1H), 7.30-7.55 (m, 4H), 7.50 (d, 2H,
J = 9 Hz), 7.88 (s, 1H), 8.94 (m, 1H), 9.09(m, 1
H). 実施例1171 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.05 (m, 2H), 2.62
(t, 2H, J = 6 Hz), 2.88 (t, 2H, J = 6 Hz), 6.94
(d, 2H, J = 9 Hz), 7.09 (d, 1H, J = 8 Hz), 7.32
(d, 1H, J = 8 Hz), 7.34 (d, 1H, J = 8 Hz), 7.47
(d, 2H, J = 9 Hz), 7.51 (d, 1H, J = 8 Hz), 7.68
(d, 1H, J = 8 Hz), 7.88 (s, 1H), 8.96 (s, 1H)9.13
(s, 1H). 実施例1181 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.66 (m, 2H),
2.84-2.88 (m, 2H), 7.12 (d, 1H, J = 9 Hz), 7.17
(brs, 1H), 7.38-7.54 (m, 5H), 8.03 (dd, 1H, J= 3 H
z, 9 Hz), 8.18 (d, 1H, J = 3 Hz), 8.98 (brs, 1H),
9.15 (brs, 1H). 実施例1191 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.66 (m, 2H),
2.85-2.89 (m, 2H), 7.14 (d, 1H, J = 9 Hz), 7.37-
7.53 (m, 7H), 7.98 (dd, 1H, J = 3 Hz, 9 Hz),8.08
(d, 1H, J = 3 Hz), 9.80 (brs, 1H), 9.99 (brs, 1H). 実施例1201 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-2.66 (m, 2H),
2.84-2.88 (m, 2H), 7.09-7.16 (m, 2H), 7.39-7.53
(m, 4H), 8.08 (dd, 1H, J = 3 Hz, 9 Hz), 8.16(d, 1
H, J = 3 Hz), 8.30 (d, 1H, J = 3 Hz), 8.53 (s, 1
H), 9.61 (s, 1H). 実施例1211 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.70
(m,4H),5.06(s,1H),5.55(s,
1H),6.95(d,1H,J=8Hz),7.00
(d,1H,J=8Hz),7.26(t,1H,J=
8Hz),7.35(dd,1H,J=9Hz,3H
z),7.41(d,1H,J=9Hz),7.52
(d,1H,J=9Hz),7.86(d,1H,J=
3Hz),7.98(dd,1H,J=9Hz,3H
z),8.16(d,1H,J=3Hz),9.03
(s,1H),9.23(s,1H). 実施例1221 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.64
(t,2H,J=6Hz),2.86(t,2H,J=
6Hz),7.12(d,1H,J=9Hz),7.2
7(d,2H,J=9Hz),7.35−7.55
(m,3H),7.56(d,2H,J=9Hz),
8.03(dd,1H,J=9Hz,3Hz),8.1
8(d,1H,J=3Hz),8.99(s.1H),
9.13(s,1H). 実施例1231 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.64
(t,2H,J=6Hz),2.88(t,2H,J=
6Hz),7.15(d,1H,J=9Hz),7.4
0−7.55(m,4H),7.58(d,1H,J=
9Hz),7.88(s,1H),7.98(dd,1
H,J=9Hz,3Hz),8.09(d,1H,J=
3Hz),10.09(brs,2H). 実施例1241 H−NMR(DMSO-d6)δppm:7.10 (d, 1H, J = 9
Hz), 7.17 (dd, 2H, J= 2 Hz, 7 Hz), 7.47 (dd, 2H,
J = 2 Hz, 7 Hz), 7.55 (d, 1H, J = 9 Hz), 7.69-7.73
(m, 1H), 8.02-8.06 (m, 2H), 8.35 (d, 1H, J = 3 H
z), 9.76 (s, 1H), 10.91 (s, 1H). 実施例1251 H−NMR(DMSO-d6)δppm:3.76 (s, 3H), 6.92
-7.06 (m, 5H), 7.32-7.36 (m, 1H), 7.51 (d, 1H, J =
9Hz), 7.86 (d, 1H, J = 2 Hz), 7.94 (dd, 1H,J = 3
Hz, 9 Hz), 8.15 (d, 1H, J = 2 Hz), 8.84 (s, 1H),
9.06 (s, 1H). 実施例1261 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.99―
2.03(m、2H)、2.58―2.63(m、2
H)、2.68―2.73(m、2H)、7.35―
7.44(m、3H)、7.53(d、1H)、7.8
0―7.83(m、1H)、7.86(d、1H)、
8.70(s、2H)、8.99(s、1H)、9.2
8(s、1H)。
【0226】実施例1271 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.64
(t、2H)、2.86(t、2H)、7.37(d
d、1H)、7.50―7.58(m、4H)、7.8
6(d、1H)、8.72(s、2H)、9.00
(s、1H)、9.26(s、1H)。 実施例1281 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.88 (s, 6H), 6.75
(dd, 2H), 6.87 (d, 1H), 6.94 (dd,2H), 7.32-7.36
(m, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.87 (d, 1H), 7.91 (dd,1H),
8.14 (d, 1H), 8.82 (s, 1H), 9.06 (s, 1H). 実施例1291 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.06 (s, 3H), 3.7
5 (s, 3H), 6.75-6.93 (m, 4H), 7.32-7.36 (m, 1H),
7.51 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.93 (dd, 1H), 8.10
(d, 1H), 8.80 (s, 1H), 9.06 (s, 1H). 実施例1301 H−NMR(DMSO-d6)δppm:5.98 (s, 2H), 6.69
-6.87 (m, 3H), 7.03 (d, 1H), 7.35 (dd, 1H), 7.52
(d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.97 (dd, 1H), 8.15 (d, 1
H), 8.87 (s, 1H), 9.08 (s, 1H). 実施例1311 H−NMR(DMSO-d6)δppm:3.99 (s, 3 H), 7.0
2 (d, 1 H, J=7 Hz), 7.10 (d, 1 H, J=9 Hz), 7.22
(d, 1 H, J=7 Hz), 7.34 (dd, 1 H, J=3 Hz, 9 Hz), 7.
41-7.53 (m, 4 H), 7.86 (d, 1 H, J=2 Hz), 7.98-8.03
(m, 2 H), 8.11 (d, 1 H, J=2 Hz), 8.87 (s, 1 H),
9.09 (s, 1 H). 実施例132 2−[(4−アセチル)フェノキシ]−5−ベンゾイル
ピリジンの製造 (工程1)2−クロロ−5−[(N−メトキシ−N−メ
チル)カルバモイル]ピリジンの製造 6−クロロニコチン酸2.0gをN、N−ジメチルホル
ムアミド10mlに溶かし、氷冷下、N、O−ジメチル
ヒドロキシルアミン塩酸塩1.3g、水溶性カルボジイ
ミド2.7g、およびトリエチルアミン2.0mlを加
え、室温で24時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽
出し、水、飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄した。無
水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残
留した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液、酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製し
て、薄茶色の油状物として、標題化合物を2.32g得
た。
【0227】1H−NMR(CDCl3)δppm:3.39 (s,
3H), 3.56 (s, 3H), 7.38-7.41 (m,1H), 8.00-8.05
(m, 1H), 8.78 (d, 1H, J = 1.7 Hz). (工程2)5−ベンゾイル−2−クロロピリジンの製造 アルゴンガス雰囲気下、室温で、ブロモベンゼン850
mgのテトラヒドロフラン(THF)6ml溶液にマグ
ネシウム140mgを加えた。2時間攪拌した後、アル
ゴンガス雰囲気、−20℃冷却下、工程1で製造した2
−クロロ−5−[(N−メトキシ−N−メチル)カルバ
モイル]ピリジン1.0gのTHF6ml溶液に滴下
し、同温で、2時間、さらに室温で1時間攪拌した。氷
冷下、攪拌しながら、飽和塩化アンモニウム水50ml
を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和重曹
水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で
乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留した油状物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液、酢酸エチル:
ヘキサン=1:1)で精製して、微黄色の油状物とし
て、標題化合物を770mg得た。
【0228】1H−NMR(CDCl3)δppm:7.47-7.5
6 (m, 3H), 7.63-7.68 (m, 1H), 7.78-7.82 (m, 2H),
8.08-8.12 (m, 1H), 8.78 (d, 1H, J = 2.3 Hz). (工程3) 2−[(4−アセチル)フェノキシ]−5
−ベンゾイルピリジンの製造 工程2で製造した5−ベンゾイル2−クロロピリジンお
よび4−ヒドロキシアセトフェノンを用いて、参考例1
と同様にして、標題化合物を得た。白色粉末。
【0229】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.62 (s,
3H), 7.09-7.13 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 2H), 7.47-
7.53 (m, 2H), 7.58-7.64 (m, 1H), 7.77-7.81 (m, 2
H), 8.03-8.09 (m, 2H), 8.24-8.28 (m, 1H), 8.59-8.6
0 (m, 1H). 以下、実施例132と同様の方法により実施例133〜
140の化合物を製造した。 実施例1331 H−NMR(CDCl3)δppm:2.67-2.71 (m, 2H),
2.72-3.01 (m, 2H), 7.14(d, 1H, J = 8.3 Hz), 7.40-
7.43 (m, 1H), 7.45-7.52 (m, 3H), 7.58-7.62 (m, 1
H), 7.68-7.72 (m, 1H), 7.77-7.81 (m, 2H), 8.25-8.2
9 (m, 1H), 8.56-8.57 (m, 1H). 実施例1341 H−NMR(CDCl3)δppm:2.61 (s, 3H), 7.11-
7.15 (m, 4H), 7.57-7.65(m, 2H), 7.82-7.85 (m, 2H),
7.89 (d, 1H), 8.00-8.03 (m, 2H). 実施例1351 H−NMR(CDCl3)δppm:2.62 (s, 3H), 7.12
(dd, 1H), 7.26-7.31 (m,2H), 7.57-7.65 (m, 2H), 7.8
9 (d, 1H), 8.05-8.09 (m, 2H), 8.23 (dd, 1H),8.57
(d, 1H). 実施例1361 H−NMR(CDCl3)δppm:2.68-2.72 (m, 2H),
2.96-3.00 (m, 2H), 7.17(d, 1H), 7.27-7.64 (m, 4H),
7.70 (d, 1H), 7.88 (d, 1H), 8.24 (dd, 1H),8.54
(d, 1H). 実施例1371 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.70(m, 2 H), 2.96
(m, 2 H), 7.17 (d, 1 H, J=8 Hz), 7.42 (t, 1 H, J=8
Hz), 7.50 (d, 1 H, J=8 Hz), 7.71 (d, 1 H, J=8 H
z), 7.77 (d, 2 H, J=8 Hz), 7.88 (d, 2 H, J=8 Hz),
8.27 (dd, 1 H, J=2Hz, 8 Hz), 8.55 (d, 1 H, J=2 H
z). 実施例1381 H−NMR(CDCl3)δppm:1.67 (s, 3H), 3.76-
3.81 (m, 2H), 4.05-4.10(m, 2H), 7.05-7.09 (m, 2H),
7.34 (d, 1H, J = 3 Hz), 7.50 (d, 1H, J = 9Hz), 7.
60-7.63 (m, 2H), 7.75-7.78 (m, 2H), 8.22-8.26 (m,
1H), 8.57 (d, 1H, J = 2 Hz). 実施例1391 H−NMR(CDCl3)δppm:1.67 (s, 3H), 3.75-
3.81 (m, 2H), 4.05-4.10(m, 2H), 7.10 (d, 1H, J = 9
Hz), 7.30-7.33 (m, 2H), 7.60-7.63 (m, 2H),7.69-7.
72 (m, 2H), 7.75-7.78 (m, 2H), 8.23-8.28 (m, 1H),
8.58-8.59 (m, 1H). 実施例1401 H−NMR(CDCl3)δppm:2.70(m, 2 H), 2.96
(m, 2 H), 7.17 (d, 1 H,J=8 Hz), 7.42 (t, 1 H, J=8
Hz), 7.50 (d, 1 H, J=8 Hz), 7.71 (d, 1 H, J=8 Hz),
7.77 (d, 2 H, J=8 Hz), 7.88 (d, 2 H, J=8 Hz), 8.2
7 (dd, 1 H, J=2Hz, 8 Hz), 8.55 (d, 1 H, J=2 Hz). 実施例141 Z−1−[4−(4−アセチルフェノキシ)フェニル]
−2−(3,4−ジクロロフェニル)エテンの製造 Z−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−[4−
[4−(1、3−ジオキソラン−2−イル)フェノキ
シ]フェニル]エテン500mgのTHF5mL溶液に氷
冷下濃塩酸0.5mLを加えた。反応溶液を0℃で15
分間攪拌した。反応溶液に氷冷下炭酸水素ナトリウムを
加えアルカリ性とした後、酢酸エチル抽出を行なった。
酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残さを
シリカゲルカラムクロマトで精製し(n−ヘキサン/酢
酸エチル=5/1)、420mgの標題化合物を得た。
【0230】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.58 (s,
3H), 6.48 (d, 1H, J = 12.2 Hz),6.66 (d, 1H, J = 1
2.2 Hz), 6.93-6.98 (m, 2H), 7.00-7.03 (m, 2H), 7.0
6-7.10 (m, 1H), 7.21-7.26 (m, 2H), 7.29-7.32 (m, 2
H), 7.93-7.96 (m, 2H). 以下、実施例141と同様の方法により実施例142〜
147の化合物を製造した。 実施例1421 H−NMR(CDCl3)δppm:2.67 (s, 3H), 7.05-
7.12 (m, 2H), 7.34 (d,1H, J = 2.6 Hz), 7.50 (d, 1
H, J = 8.9 Hz), 7.84-7.87 (m, 2H), 8.05-8.09(m, 2
H), 8.23-8.28 (m, 1H), 8.56-8.57 (m, 1H). 実施例1431 H−NMR(CDCl3)δppm:2.63 (s, 3H), 7.13
(d, 1H, J = 8.6 Hz), 7.30-7.33 (m, 2H), 7.69-7.73
(m, 2H), 7.84-7.87 (m, 2H), 8.05-8.08 (m, 2H), 8.2
5-8.29 (m, 1H), 8.58 (d, 1H, J = 2.0 Hz). 実施例1441 H−NMR(CDCl3)δppm:2.63 (s, 3H), 7.12
(d, 1H), 7.26-7.47 (m,2H), 7.60 (d, 1H), 7.70-7.81
(m, 4H), 7.84 (d, 1H), 8.04-8.08 (m, 2H), 8.40 (d
d, 1H), 8.87 (d, 1H). 実施例1451 H−NMR(CDCl3)δppm:2.59 (s, 3H), 7.02-
7.10 (m, 5H), 7.19 (d,1H, J = 16.2 Hz), 7.53-7.58
(m, 2H), 7.61 (m, 4H), 7.94-7.99 (m, 2H). 実施例1461 H−NMR(CDCl3)δppm:2.58 (s, 3H), 6.94
(d, 1H, J = 16.2 Hz), 7.02-7.34 (m, 6H), 7.42 (d,
1H, J = 8.3 Hz), 7.51-7.54 (m, 2H), 7.59 (d,1H, J
= 2.0 Hz), 7.94-7.98 (m, 2H). 実施例1471 H−NMR(CDCl3)δppm:2.58 (s, 3H), 6.60
(d, 1H, J = 13 Hz), 6.69 (d, 1H, J = 13 Hz), 6.92-
6.95 (m, 2H), 7.00-7.04 (m, 2H), 7.21-7.25 (m, 2
H), 7.35-7.38 (m, 2H), 7.49-7.52 (m, 2H), 7.93-7.9
7 (m, 2H). 実施例148 4−メチル−N−{[2−(7−メチル−2,3−ジヒ
ドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]ピリジン−
3−イル}ベンゼンスルホンアミドの製造 3−アミノ−2−[(7−メチル−2,3−ジヒドロ−
1H−インデン−4−イル)オキシ]ピリジン 200
mgのピリジン2mL溶液に氷冷下、塩化4−メチルベ
ンゼンスルホニル160mgを加えた。反応溶液を徐々
に室温に戻しながら18時間攪拌した。反応溶液を減圧
下濃縮し、残さに酢酸エチル及び飽和重曹水を加えた。
酢酸エチル層を分取し、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗
浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。残差をシリカゲルカラムクロマトにより精製し(溶
出液:n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)、290m
gの 標題化合物を得た。
【0231】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.92
-1.97 (m, 2H), 2.22 (s, 3H), 2.31(t, 2H, J = 7.6 H
z), 2.40 (s, 3H), 2.80-2.85 (m, 2H), 6.47 (d, 1H,
J =7.9 Hz), 6.90-6.95 (m, 2H), 7.07 (brs, 1H), 7.2
3-7.26 (m, 2H), 7.69 (d,2H, J = 8.2 Hz), 7.80 (dd,
1H, J = 1.6 Hz, 4.9 Hz), 7.95 (dd, 1H, J = 1.6 H
z, 7.9 Hz). 以下、実施例148と同様の方法により実施例149〜
160の化合物を製造した。
【0232】実施例149 N−[6−(4−tert−ブチルフェノキシ)ピリジ
ン−3−イル]−3,4−ジメトキシベンゼンスルホン
アミドの製造 (3−アミノ−6−[(4−tert−ブチル)フェノ
キシ]ピリジン484mgのピリジン10mL溶液に塩
化 3,4−ジメトキシベンゼンスルホニル 473mg
を加え、室温下6時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、残
さに酢酸エチルを加え10%塩酸、飽和食塩水、飽和重
曹水、飽和食塩水の順に洗浄した。酢酸エチル溶液を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残差を
エーテルにより結晶化させ標題化合物650mgを得
た。)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32 (s, 9H), 3.
83 (s, 3H), 3.92 (s,3H), 6.46 (brs, 1H), 6.82-6.88
(m, 2H), 7.01 (d, 2H), 7.15 (d, 1H), 7.03-7.41
(m, 3H), 7.58 (dd, 1H), 7.75 (d, 1H). 実施例1501 H−NMR(CDCl3)δppm:1.93-1.98 (m, 2
H), 2.22 (s, 3H), 2.30-2.36 (m, 2H), 2.79-2.85 (m,
2H), 3.78 (s, 3H), 3.92 (s, 3H), 6.48 (d, 1H), 6.
85 (d, 1H), 6.91-6.96 (m, 2H), 7.05 (brs, 1H), 7.2
0-7.25 (m, 1H), 7.42 (dd, 1H), 7.82 (dd, 1H), 7.97
(dd, 1H). 実施例1511 H−NMR(CDCl3)δppm:1.85-1.96 (m, 2
H), 2.22 (s, 3H), 2.53(t, 2H, J = 7.6 Hz), 2.79-2.
85 (m, 2H), 6.71 (d, 1H, J = 7.9 Hz), 6.83 (d, 1H,
J = 15.5 Hz), 6.93-6.98 (m, 2H), 7.02 (brs, 1H),
7.36-7.43 (m, 5H), 7.51 (d, 1H, J = 15.5 Hz), 7.85
(dd, 1H, J = 1.6 Hz, 4.9 Hz), 7.89-7.92 (m, 1H). 実施例1521 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32 (s, 9H), 6.
46 (brs, 1H), 6.78 (d,1H, J = 15.5 Hz), 6.88 (d, 1
H, J = 8.6 Hz), 7.01-7.04 (m, 2H), 7.37-7.47 (m, 8
H), 7.67-7.71 (m, 1H), 8.03 (d, 1H, J = 3.0 Hz). 実施例1531 H−NMR(CDCl3)δppm:1.32 (s, 9H), 6.
84 (d, 1H, J = 8.9 Hz), 6.98-7.02 (m, 3H), 7.37-7.
40 (m, 2H), 7.46-7.47 (m, 2H), 7.60-7.64 (m,1H),
7.85 (d, 1H, J = 2.6 Hz), 7.90 (m, 1H). 実施例1541 H−NMR(CDCl3+DMSO-d6)δppm:2.64-2.68
(m, 2H), 2.86-2.91 (m, 2H), 6.89-6.92 (m, 1H), 7.2
8-7.31 (m, 1H), 7.38-7.43 (m, 3H), 7.60-7.66 (m, 2
H), 7.69-7.72 (m, 2H), 7.82 (m, 1H), 9.22 (brs, 1
H). 実施例1551 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.59-2.61 (m, 2H),
2.69-2.71 (m, 2H), 7.08-7.11 (m, 1H), 7.37-7.40
(m, 1H), 7.43-7.52 (m, 2H), 7.60-7.64 (m, 1H), 7.7
0-7.79 (m, 2H), 7.84-7.85 (m, 1H), 7.92-7.95 (m, 1
H), 10.81 (brs, 1H). 実施例1561 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.58-2.62 (m, 2H),
2.70-2.74 (m, 2H), 7.05-7.09 (m, 1H), 7.36-7.39
(m, 1H), 7.43-7.49 (m, 2H), 7.52-7.65 (m, 4H), 7.7
0-7.77 (m, 3H), 10.31 (brs, 1H). 実施例1571 H−NMR(CDCl3)δppm:1.16 (d, 12H, J = 7
Hz), 1.23 (d6H, J = 7Hz), 2.62-2.66 (m, 2H), 2.86-
2.90 (m, 3H), 3.87-3.96 (m, 2H), 6.30 (brs,1H), 6.
96-6.99 (m, 1H), 7.12 (s, 2H), 7.25-7.26 (m, 1H),
7.28-7.40 (m,1H), 7.43-7.65 (m, 3H). 実施例1581 H−NMR(DMSO-d6)δppm:1.99 (s, 3H), 2.50
-2.62 (m, 2H), 2.70-2.72 (m, 2H), 7.05-7.37 (m, 1
H), 7.39-7.54 (m, 3H), 7.55-7.58 (m, 1H), 7.61-7.6
4 (m, 2H), 7.70-7.75 (m, 3H), 10.17 (brs, 1H), 10.
33 (brs, 1H). 実施例1591 H−NMR(CDCl3)δppm:2.65-2.70 (m, 2H),
2.87-2.91 (m, 2H), 6.99(d, 1H, J = 9 Hz), 7.31 (d,
1H, J = 8 Hz), 7.38-7.43 (m, 1H), 7.62 (d,1H), 7.
67-7.78 (m, 3H), 7.97 (brs, 1H), 8.06-8.10 (m, 1
H), 8.38-8.42 (m,1H), 8.56 (m, 1H). 実施例1601 H−NMR(CDCl3)δppm:2.65-2.70 (m, 2H),
2.88-2.92 (m, 2H), 6.63(brs, 1H), 7.00-7.03 (m, 1
H), 7.32-7.35 (m, 1H), 7.41-7.47 (m, 1H), 7.55-7.5
6 (m, 2H), 7.65-7.71 (m, 3H), 7.80-7.81 (m, 1H). 実施例161 工程(1)(2,3−ジメチル−フェニル)−(5−ニ
トロ−ピリジン−2−イル)アミンの製造 2−クロロ−5−ニトロピリジン(2.4g)、2,3
−キシリジン(2.02g)の酢酸(5ml)の溶液を
100℃で、17時間加熱した。反応液に、酢酸エチ
ル、次いで飽和重曹水を加え析出している化合物を濾取
した。酢酸エチルで濾取した化合物を洗浄し標題化合物
(中間体化合物)を得た(3.04g)。 1H−NMR
(CDCl3)δppm:2.18(s,3H),2.
35(s,3H),6.37(d,1H,J=9.5H
z),7.06(brs,1H),7.17(s,3
H),8.18(dd,1H,J=9.5Hz,2.7
Hz),9.06(d,1H,J=2.7Hz). 工程(1)で得られた化合物を用いて、実施例113と
同様の方法により実施例161の目的化合物を製造し
た。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.99
(s,3H),2.09(s,3H),6.60(d,
1H,J=8Hz),6.90(d,1H,J=8H
z),7.02(t,1H,J=8Hz),7.25
(d,1H,J=8Hz),7.32(dd,1H,J
=9Hz,2.5Hz),7.50(d,1H,J=9
Hz),7.59(dd,1H,J=9Hz,2.5H
z),7.86(d,1H,J=2.5Hz).8.0
0(s,1H),8.05(d,1H,J=2.5H
z),8.47(s,1H),8.96(s,1H). 実施例162 実施例161と同様の方法により実施例162の化合物
を製造した(最終工程は実施例88の方法によった)。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.10
(s,3H),2.27(s,3H),6.63(d,
1H,J=8Hz),6.64(d,1H,J=9H
z),7.05(t,1H,J=8Hz),7.25
(d,1H,J=8Hz),7.84(dd,1H,J
=9Hz,2Hz),8.16(s,1H),7.91
(d,2H,J=8Hz),8.14(d,2H,J=
8Hz).8.36(d,1H,J=2Hz),10.
33(s,1H). 実施例163 (工程1)6−(2,3−ジメチルベンジル)−3−ピ
リジニルアミンの製造2−(2,3−ジメチルベンゾイ
ル)−5−ニトロピリジンを1,3−プロパンジオール
(4ml)に懸濁させ、ヒドラジン・1水和物(380
μl)、水酸化カリウム(730mg)を加え、160
℃で7時間加熱した。反応溶液に、酢酸エチルを加え、
水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥させ、減圧下で濃縮し、得られた残さをシリカゲ
ルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=5
0:1)で精製し標題化合物を得た(120mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.13(s,3
H),2.28(s,3H),3.56(brs,2
H),4.09(s,2H),6.72(d,1H,J
=8.3Hz),6.87(dd,1H,J=8.3H
z,3.0Hz),7.04(m,3H),8.05
(d,1H,J=3.0Hz). 工程1で得られた化合物を用いて、実施例88と同様の
方法により実施例163の化合物を製造した。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.13
(s,3H),2.25(s,3H),4.29(s,
2H),7.08(m,3H),7.40(d,1H,
J=8Hz),7.87(d,1H,J=8Hz),
7.99(dd,1H,J=8Hz,2Hz),8.2
8(d,1H,J=2Hz).8.38(dd,1H,
J=8Hz,2Hz),9.08(d,1H,J=2H
z),11.00(s,1H). 実施例164 実施例163と同様の方法により実施例164の化合物
を得た。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.13
(s,3H),2.25(s,3H),4.28(s,
2H),7.08(m,3H),7.38(d,1H,
J=9Hz),7.96(d,2H,J=8Hz),
8.20(d,2H,J=8Hz).8.38(dd,
1H,J=9Hz,2Hz),9.09(d,1H,J
=2Hz),11.03(s,1H). 実施例165 (工程1)6−{[1−(tert−ブチル−ジメチル
−シラニルオキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデ
ン−4−イル]オキシ}ニコチン酸の製造 エチル 6−{[1−(tert−ブチルジメチル−シ
ラニルオキシ)−−2,3−ジヒドロ−1H−インデン
−4−イル]オキシ}ニコチネート(2.32g)のジ
オキサン(20ml)の溶液に、2N水酸化ナトリウム
(5.6ml)を加え、60℃で2時間攪拌した。反応
溶液を氷冷し、1N塩酸(11.2ml)を加え、酢酸
エチルで抽出した。有機層を、減圧下、濃縮し、標題化
合物を得た(2.16g)。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:0.13
(s,3H),0.16(s,3H),0.91(s,
9H),1.60−2.80(m,4H),5.30
(t,1H,J=7Hz),6.97(d,1H,J=
8Hz),7.00(d,1H,J=8Hz),7.1
2(d,1H,J=8Hz),7.29(t,1H,J
=8Hz),8.22(dd,1H,J=8Hz,2H
z),8.60(d,1H,J=2Hz). (工程2)N−メトキシ−N−メチル 6−[(1−
(tert−ブチルジメチル−シラニルオキシ−2,3
−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]ニコ
チンアミドの合成 6−[(1−(tert−ブチルジメチル−シラニルオ
キシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)
オキシ]ニコチン酸(216g)のDMF(60ml)
溶液に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン・塩酸塩
(660mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(860mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド(1.29g)、トリエチ
ルアミン(1.96ml)を加え、室温で5時間攪拌し
た。反応溶液を、減圧下で濃縮し、酢酸エチルを加え、
水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧下、濃縮した後、得られた残さをシリカ
ゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:
1)で精製することにより標題化合物を得た(1.92
g)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.16(s,3
H),0.18(s,3H),0.96(s,9H),
1.90(m,1H),2.40(m、1H),2.5
4(m、1H),2.80(dd,1H,J=16H
z,9Hz),3.37(s,3H),3.58(s,
3H),5.31(t,1H,J=7Hz),6.89
(d,1H,J=8.5Hz),7.01(d,1H,
J=7.5Hz),7.22(d,1H,J=7.5H
z),7.30(t,1H,J=7.5Hz),8.0
8(dd,1H,J=8.5,2Hz),8.61
(d,1H,J=2Hz). (工程3)1−{6−[1−(tert−ブチル−ジメ
チル−シラニルオキシ)インダン−4−イルオキシ]−
ピリジン−3−イル}−2−(3,4−ジクロロ−フェ
ニル)−エタノンの製造 マグネシウム(280mg)のジエチルエーテル(4m
l)溶液に、3,4−ジクロロベンジルクロリド(74
0mg)のジエチルエーテル溶液(5ml)を滴下し、
滴下終了後、10分間攪拌した。この反応溶液を、N−
メトキシ−N−メチル 6−[(1−(tert−ブチ
ルジメチル−シラニルオキシ−2,3−ジヒドロ−1H
−インデン−4−イル)オキシ]ニコチンアミドのテト
ラフラン(10ml)溶液に滴下した。室温で、1時間
攪拌した後、氷冷し、飽和塩化アンモニウム水で処理し
た。反応溶液を、減圧下で濃縮し、酢酸エチルを加え、
水、飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下、濃縮した後、得られた残さをシリカゲルク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:1)で
精製することにより標題化合物を得た(920mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.16(s,3
H),0.19(s,3H),0.96(s,9H),
1.90(m,1H),2.45(m,2H),2.7
8(m,1H),4.17(s,2H),5.32
(t,1H,J=7Hz),6.97(d,1H,J=
8Hz),7.00(d,1H,J=7Hz),7.0
8(dd,1H,J=8Hz,2Hz),7.20−
7.33(m,2H),7.35(d,1H,J=2H
z),7.40(d,1H,J=8Hz),8.26
(dd,1H,J=8,2Hz),8.78(d,1
H,J=2Hz). (工程4)1−{6−[1−ヒドロキシ−インダン−4
−イルオキシ]−ピリジン−3−イル}−2−(3,4
−ジクロロフェニル)−エタノンの製造 1−{6−[1−(tert−ブチル−ジメチル−シラ
ニルオキシ)−インダン−4−イルオキシ]−ピリジン
−3−イル}−2−(3,4−ジクロロフェニル)−エ
タノン(920mg)のテトラヒドロフラン(8ml)
の溶液に、1Nテトラブチルアンモニウムフルオリド・
テトラヒドロフラン溶液(3.5ml)を加え、室温で
5時間、攪拌した。反応溶液を、減圧下で濃縮し、酢酸
エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧下、濃縮した後、得られた残さを
シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=5:1)で精製することにより標題化合物(目的化合
物)を得た(250mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.94(m,2
H),2.55(m,2H),2.85(m,1H),
4.16(s,2H),5.31(t,1H,J=6.
6Hz),7.00(d,1H,J=9Hz),7.0
7(m,2H),7.35(m,3H),8.28(d
d、1H,J=9Hz,2.5Hz),8.77(d,
1H,J=2.5Hz). 実施例166 (工程1)2−(2,3−ジメチルベンゾイル)−5−
ニトロピリジンの製造2,3−ジメチルベンゼンアセト
ニトリル(4.72g)、2−クロロ−5−ニトロピリ
ジン(4.84g)をDMF(65ml)に溶解させ、
アルゴン置換し、氷冷した。その溶液に、カリウム−t
−ブトキシド(6.93g)を加え、室温で1時間攪拌
し、氷冷した。その溶液に、30%過酸化水素水(1
0.4ml)を加え、徐々に、3時間かけて室温にもど
した。反応溶液を、1N塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を、飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮し
た。得られた残さをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=10:1)で精製することにより
標題化合物を得た(890mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.24(s、3
H),2.36(s、3H),7.19(d,2H,J
=4.5Hz),7.35(t,1H,J=4.5H
z),8.31(d,1H,J=9Hz),8.67
(dd,1H,J=9Hz,2Hz),9.45(d,
1H,J=2Hz). 工程1で得られた化合物を用いて、実施例113と同様
の方法により実施例166の化合物を製造した。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.30
(s,3H),2.32(s,3H),7.29(d,
1H,J=8Hz),7.39(dd,1H,J=9H
z,2.5Hz),7.56(d,1H,J=9H
z),7.74(d,1H,J=8Hz),7.76
(s、1H),7.90(d,1H,J=2.5H
z),7.99(d,1H,J=9Hz),8.19
(dd,1H,J=9Hz,2.5Hz),8.72
(d,1H,J=2.5Hz),9.25(s,1
H),9.44(s,1H). 実施例167 実施例166と同様の方法により実施例167の化合物
を製造した(最終工程は実施例88の方法に準じ
た。)。1 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.06 (s, 3H), 2.30
(s, 3H), 7.12 (d, 1H,J = 7Hz), 7.18 (t, 1H, J = 7
Hz), 7.31 (d, 1H, J = 7 Hz), 7.86 (d, 1H,J = 8 H
z), 7.97 (dd, 1H, J = 8 Hz, 1 Hz), 8.15 (d, 1H, J
= 8 Hz), 8.25 (d, 1H, J = 1 Hz), 8.47 (dd, 1H, J =
8 Hz, 2 Hz), 8.93 (d, 1H, J = 2 Hz),10.93 (s, 1
H). 実施例168 実施例167と同様の方法により実施例167の化合物
を製造した。1 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.06 (s, 3H), 2.30
(s, 3H), 7.13 (d, 1H,J = 7 Hz), 7.18 (t, 1H, J =
7 Hz), 7.31 (d, 1H, 7 Hz), 7.96 (d, 2H, J =9 Hz),
8.16 (d, 1H, J = 9 Hz), 8.19 (d, 2H, J = 9 Hz), 8.
50 (dd, 1H, J= 9 Hz, 2 Hz), 8.95 (d, 1H, J = 2 H
z), 11.03 (brs, 1H). 実施例169 4−[5−[(3、4−ジクロロベンジル)アミノ]−
2−ピリジニル]オキシ]−1−インダノンの製造 参考例2と同様にして製造した4−[(5−アミノ−2
−ピリジニル)オキシ]−1−インダノン0.96g、
および3、4−ジクロロベンズアルデヒド0.70gを
メタノール40ml、およびテトラヒドロフラン60m
lの混液に溶かし、水素化シアノホウ素ナトリウム0.
30gを加えた。室温で3日間攪拌後、減圧下、溶媒を
留去した。残留した油状物を酢酸エチルに溶かして、水
洗し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を残留し
た。残留した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液、酢酸エチル:ヘキサン=1:4)で精製
して、白色粉末として、標題化合物を0.08g得た。
【0233】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.58 (t,
2H), 3.00 (t, 2H), 4.05 (m, 1H),4.30 (m, 2H), 6.8
6 (d, 1H), 7.02 (dd, 1H), 7.21 (dd, 1H), 7.23 (d,
1H),7.34-7.46 (m, 3H), 7.56-7.58 (m, 2H). 以下、実施例169と同様の方法により、実施例170
〜174の化合物を製造した。 実施例1701 H−NMR(CDCl3)δppm:1.31 (s, 9H), 1.
32 (s, 9H), 3.90 (brs,1H), 4.27 (s, 2H), 6.76 ( d,
1H, J = 8.9 Hz), 6.95-7.04 (m, 3H), 7.26?7.39
(m, 6H), 7.67 (d, 1H, J = 3.0 Hz). 実施例1711 H−NMR(CDCl3)δppm:1.31(s,9H),
4.29 (s, 2H), 6.76 (d,1H, J = 8.9 Hz), 6.95-7.00
(m, 4H), 7.18-7.21 (m, 1H), 7.33-7.36 (m, 2H), 7.4
1 (d, 1H, J = 8.3 Hz), 7.46 (d, 1H, J = 2.0 Hz),
7.62 (d, 1H, J = 3.0 Hz). 実施例1721 H−NMR(CDCl3)δppm:2.10 (s, 3H), 2.29
(s, 3H), 3.99 (brs, 1H), 4.24 (s, 2H), 6.67-6.70
(m, 1H), 6.79-6.82 (m, 1H), 6.92-6.96 (m, 1H),6.98
(brs, 1H), 7.04-7.09 (m, 1H), 7.15-7.19 (m, 1H),
7.39 (d, 1H, J =8.2 Hz), 7.44 (d, 1H, J = 2.0 Hz),
7.56 (d, 1H, J = 3.0 Hz). 実施例1731 H−NMR(DMSO-d6)δppm:1.98-2.06 (m, 2H),
2.51-2.56 (m, 2H), 2.82-2.88 (m, 2H), 3.72 (s, 3
H), 3.74 (s, 3H), 4.19 (d, 2H), 6.38 (t, 1H),6.82-
6.90 (m, 5H), 6.99 (brs, 1H), 7.15 (dd, 1H), 7.63
(d, 1H), 7.84 (d, 1H). 実施例174 MS m/e 415(M+) for C26H29N3O2(415.53) 実施例175 3、4−ジクロロ−N1−[6−[(2−ブロモ−2、
3−ジヒドロ−1−オキソ−1H−インデン−4−イ
ル)オキシ]−3−ピリジニル]ベンズアミドの製造 3、4−ジクロロ−N1−[6−[(2、3−ジヒドロ
−1−オキソ−1H−インデン−4−イル)オキシ]−
3−ピリジニル]ベンズアミド2.00gをジオキサン
−THF−酢酸(各20ml)の混液に溶かし、ピリジ
ニウムブロミドパーブロミド1.55gを加えて、80
℃で2時間攪拌した。反応液を飽和重曹水に投入し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残
留した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液、酢酸エチル:ヘキサン=1:2)で精製し
て、白色粉末として、標題化合物を0.94g得た。
【0234】1H−NMR(CDCl3)δppm:3.25 (d
d, 1H), 3.67 (dd, 1H), 4.63 (dd, 1H), 7.07 (dd, 1
H), 7.26-7.59 (m, 3H), 7.70-7.74 (m, 2H), 7.97-7.9
9 (m, 2H), 8.23-8.28 (m, 2H). 実施例176 3、4−ジクロロ−N1−[6−[(2、3−ジヒドロ
−2−ホルミルオキシ−1−オキソ−1H−インデン−
4−イル)オキシ]−3−ピリジニル]ベンズアミドの
製造 実施例175で製造した3、4−ジクロロ−N1−[6
−[(2−ブロモ−2、3−ジヒドロ−1−オキソ−1
H−インデン−4−イル)オキシ]−3−ピリジニル]
ベンズアミド0.88gをDMF6mlに溶かし、ギ酸
カリウム0.18g、および水0.3mlを加えて、室
温で2時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、飽
和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒
を減圧留去した。残留した個体を酢酸エチルで洗浄し
て、微黄色粉末として、標題化合物を0.62g得た。
【0235】1H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.80
(dd, 1H), 3.42 (dd, 1H), 5.55 (dd,1H), 7.21 (d, 1
H), 7.52-7.63 (m, 3H), 7.84 (d, 1H), 7.95 (dd, 1
H), 8.22-8.28 (m, 2H), 8.36 (s, 1H), 8.48 (d, 1H),
10.58 (s, 1H). 実施例177 2−(4−tert−ブチルフェノキシ)−3−(3,
4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−N−オキサ
イドの製造 実施例4で得られたN−[6−(4−tert−ブチル
フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロ
ベンズアミド200mgの塩化メチレン5mL溶液にm−ク
ロロ過安息香酸164mgを加え、10時間加熱下還流
した。反応溶液を放冷し、析出した結晶を濾取し40m
gの標題化合物を得た。
【0236】MS m/e 431 (M+)for C22 H20 Cl2
N2 O3. 実施例178 実施例177と同様の方法により実施例177の化合物
を製造した。 MS m/e 428 (M+) for C21H14Cl2N2O4. 実施例179 (工程1)エチル 6−[(1−t−ブチルジメチルシ
ラニルオキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4
−イル)オキシ]ニコチネートの製造 エチル 6−[(1−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−
1H−インデン−4−イル)オキシ]ニコチネート
(4.75g)のDMF(40ml)の溶液に、t−ブ
チルジメチルクロロシラン(3.59g)、イミダゾー
ル(1.84g)を加え、室温で17時間攪拌した。反
応溶液を減圧下濃縮しジエチルエーテルを加え、水、2
%クエン酸、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し
た。、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮し
た。得られた残さをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=20:1)で精製することにより
標題化合物を得た(5.62g)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.16(s、3
H),0.18(s、3H),0.96(s、9H),
1.38(t,3H,J=7Hz),1.89(m,1
H),2.45(m,2H),2.78(dd,1H,
J=14Hz,9Hz),4.37(q,2H,J=7
Hz),5.31(t,1H,J=7Hz),6.90
(d,1H,J=8.5Hz),7.00(d,1H,
J=7.5Hz),7.22(d,1H,J=7.5H
z),7.30(d,1H,J=7.5Hz)、8.2
5(dd、1H,J=8.5Hz,2Hz),8.80
(d,1H,J=2Hz). (工程2){6−[(1−tert−ブチル−ジメチル
−シラニルオキシ)−インダン−4−イルオキシ]−ピ
リジン−3−イル}−メタノールの製造 水素化リチウムアルミニウム(93mg)のジエチルエ
ーテル(10ml)の懸濁液を氷冷し、エチル 6−
[(1−t−ブチルジメチルシラニルオキシ−2,3−
ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ]ニコチ
ネート(1.0g)のジエチルエーテル(8ml)溶液
を滴下した。次いで、氷冷下、20分間、攪拌した後、
水(100μl)、1NNaOH(100μl)、水
(300μl)を順に加え、室温下、20分間、攪拌し
た。不溶物を濾過し、濾液を減圧下濃縮することにより
標題化合物を得た(810mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.15(s、3
H),0.18(s、3H),0.96(s、9H),
1.90(m,1H),2.50(m,2H),2.8
1(dd,1H,J=16Hz,9Hz),4.65
(s,2H),5.30(t,1H,J=7Hz),
6.87(d,1H,J=8Hz),6.97(d,1
H,J=8Hz),7.19(d、1H,J=8H
z),7.28(d,1H,J=8Hz),7.71
(dd,1H,J=8,2H),8.13(d,1H,
J=2Hz). (工程3)2−[(1−tert−ブチル−ジメチル−
シラニルオキシ)−インダン−4−イルオキシ]−5−
(4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−ピリ
ジンの製造 トリフェニルフォスフィン(660mg)のテトラヒド
ロフラン(20ml)の溶液に40%ジエチルアゾジカ
ルボキシラート、トルエン溶液(1.1ml)を滴下
し、室温で15分間攪拌した後、−20℃に冷却した。
その反応溶液に、{6−[(1−tert−ブチル−ジ
メチル−シラニルオキシ)−インダン−4−イルオキ
シ]−ピリジン−3−イル}−メタノール、4−ヒドロ
キシベンゾトリフルオリド(205mg)のテトラヒド
ロフラン(15ml)の混合溶液を滴下し、室温で17
時間攪拌した。反応溶液を、減圧下で濃縮し、得られた
残さをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=10:1)で精製することにより標題化合物を
得た(150mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:0.16(s、3
H),0.18(s、3H),0.96(s、9H),
1.90(m,1H),2.50(m,2H),2.8
2(dd,1H,J=16,9Hz),5.03(s,
2H),5.31(t,1H,J=7Hz),6.91
(d,1H,J=8Hz),6.99(d,1H,J=
8Hz),7.02(d、2H,J=9Hz),7.2
0(d,2H,J=8Hz),7.29(t,1H,J
=8Hz),7.56(d,2H,J=9H),7.7
6(dd、1H,J=8.2Hz),8.21(d,1
H,J=2Hz). (工程4)2−[(1−tert−ブチル−ジメチル−
シラニルオキシ)−インダン−4−イルオキシ]−5−
(4−トリフルオロメチル−フェノキシメチル)−ピリ
ジンのテトロヒドロフラン(3ml)の溶液に、1Nテ
トラブチルアンモニウムフルオリド・テトラヒドロフラ
ン溶液(590ml)を加え、室温で5時間攪拌した。
反応溶液を、減圧下、濃縮し、酢酸エチルを加え、1N
塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残さをシリ
カゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
1:1)で精製することにより標題化合物(目的化合
物)を得た(90mg)。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.75
(m,1H),2.20−2.80(m,3H),5.
09(t,1H,J=7Hz),5.16(s,2
H),6.96(dd,1H,J=7,2Hz).7.
05(d,1H,J=9Hz),7.21(d,2H,
J=9Hz),7.25(m,2H),7.68(d,
2H,J=9Hz),7.95(dd,1H,J=9H
z,2Hz),8.23(d,1H,J=2Hz). 実施例180 2−(4−アセチル)フェノキシ−5−(3、4−ジク
ロロシンナモイル)ピリジンの製造 (工程1)4−ベンジルオキシアセトフェノンの製造 4−ヒドロキシアセトフェノンおよびベンジルブロミド
を用いて、参考例1と同様にして、標題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.56 (s, 3H), 5.14
(s, 2H), 7.01 (d, 2H),7.34-7.45 (m, 5H), 7.94 (d,
2H). (工程2)4−ベンジルオキシアセトフェノン エチレ
ンケタールの製造 工程1で製造した4−ベンジルオキシアセトフェノン
2.26gをベンゼン25mlに溶かし、エチレングリ
コール0.67ml、(()−10−カンファースルホ
ン酸23mgを加えた。ディーン・シュタルク装置を付
け、加熱還流下、24時間攪拌した。反応液を減圧濃縮
して、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、
溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出液、酢酸エチル:ヘキサン=1:
5)で精製して、白色の粉末として、標題化合物を77
0mg得た。
【0237】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.65 (s,
3H), 3.75-3.80 (m, 2H), 4.00-4.05 (m, 2H), 5.06
(s, 2H), 6.94 (d, 2H), 7.32-7.45 (m, 7H). (工程3)4−ヒドロキシアセトフェノン エチレンケ
タールの製造 工程2で製造した4−ベンジルオキシアセトフェノン
エチレンケタール2.05gをTHF100mlおよび
メタノール50mlの混液に溶かし、5%パラジウム炭
素0.8gの存在下、室温で、接触還元した。4時間
後、触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮して、標題化合物
1.38gを得た。白色結晶性粉末。
【0238】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.68 (s,
3H), 3.76-3.81 (m, 2H), 4.01-4.06 (m, 2H), 5.09
(s, 1H), 6.79 (d, 2H), 7.35 (d, 2H). (工程4)5−アセチル−2−クロロピリジンの製造 アルゴンガス雰囲気下、6−クロロニコチン酸1.58
gのTHF50ml溶液に、氷冷下、メチルリチウム
(1.1Mエーテル溶液)35mlを加えた。同温で3
時間攪拌後、クロロトリメチルシラン25mlを加え、
徐々に室温に戻しながら30分間攪拌した。反応液に1
N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、溶媒
を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液、酢酸エチル:ヘキサン=1:5)で
精製して、標題化合物を280mg得た。
【0239】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.64 (s,
3H), 7.46 (d, 1H, J = 8.3 Hz), 8.20 (dd, 1H, J =
2.3 Hz), 8.94 (d, 1H, J = 2.6Hz). (工程5)2−[4−(2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン−2−イル)フェノキシ]−5−アセチルピリジン
の製造 工程3で製造した4−ヒドロキシアセトフェノン エチ
レンケタールおよび工程4で製造した5−アセチル−2
−クロロピリジンを用いて、参考例1と同様にして、標
題化合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.68 (s, 3H), 2.57
(s, 3H), 3.80-3.85 (m,2H), 4.04-4.09 (m, 2H), 6.98
(d, 1H), 7.14 (d, 2H), 7.54 (d, 2H), 8.27 (dd, 1
H), 8.77 (d, 1H). (工程6)2−[4−(2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン−2−イル)フェノキシ]−5−(3,4−ジクロ
ロシンナモイル)ピリジンの製造 60%水素化ナトリウム11mgのメタノール4ml溶
液に工程5で製造した2−[4−(2−メチル−1,3
−ジオキソラン−2−イル)フェノキシ]−5−アセチ
ルピリジン400mg、および3,4−ジクロロベンズ
アルデヒド234mgを加えて、室温で20時間攪拌し
た。析出した固体を濾取し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液、酢酸エチル:ヘキサン=1:5)
で精製して、標題化合物を370mg得た。白色粉末。
【0240】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.69 (s,
3H), 3.80-3.86 (m,2H), 4.04-4.09(m, 2H), 7.03 (d,
1H), 7.14 (d, 2H), 7.39-7.52 (m, 3H), 7.55 (d, 2
H), 7.68-7.74 (m, 2H), 8.34 (dd, 1H), 8.86 (d, 1
H). (工程7)2−(4−アセチル)フェノキシ−5−
(3,4−ジクロロシンナモイル)ピリジンの製造 工程6で製造した2−[4−(2−メチル−1,3−ジ
オキソラン−2−イル)フェノキシ]−5−(3,4−
ジクロロシンナモイル)ピリジン370mgをTHF4
mlに溶かし、1NHCl2mlを加えて、室温で攪拌
した。2時間後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食
塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウム上で乾燥して、
溶媒を減圧留去した。エーテルを加えて生成した結晶を
濾取して、標題化合物(目的化合物)280mgを得
た。白色粉末。
【0241】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.63 (s,
3H), 7.11 (d, 1H), 7.27 (d, 2H),7.42-7.53 (m, 3
H), 7.70-7.75 (m, 2H), 8.06 (d, 2H), 8.38 (dd, 1
H), 8.85(d,1H). 以下、実施例180と同様の方法により実施例181〜
185の化合物を製造した。 実施例1811 H−NMR(CDCl3)δppm:2.42 (s, 3H), 3.
99 (s, 6H), 6.94 (d, 1H), 6.97 (d, 1H), 7.28 (d, 2
H), 7.43 (d, 2H), 7.57 (s, 1H), 7.63 (d, 2H), 7.73
(dd, 1H), 8.20 (d, 1H), 8.48 (d, 1H). 実施例1821 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.38 (s, 3H), 3.78
(s, 3H), 3.91 (s, 6H), 7.02 (d, 1H), 7.37 (d, 2
H), 7.49-7.51 (m, 4H), 8.02-8.18 (m, 3H), 8.76(d,
1H). 実施例183 MS m/e 444 (M+). 実施例1841 H−NMR(CDCl3)δppm:1.68 (s, 3H), 3.79-
3.83 (m, 2H), 4.02-4.10(m, 2H), 7.04 (dd, 1H), 7.1
2-7.17 (m, 2H), 7.47-7.58 (m, 3H), 7.66-7.74(m, 4
H), 7.83 (d, 1H), 8.38 (dd, 1H), 8.88 (d, 1H). 実施例185 E−1−[6−(3,4−メチレンジオキシフェノキ
シ)ピリジン−3−イル]−2−[4−(トリフルオロ
メチル)フェニル]エテンの製造 3−ホルミル−6−(3,4−メチレンジオキシフェノ
キシ)ピリジン0.58gのジクロロメタン5ml溶液
に臭化(4−トリフルオロフェニル)ベンジルトリフェ
ニルホスホニウム1.20g及びカリウムt−ブトキシ
ド0.27gを氷冷下加えた。反応溶液を徐々に室温に
戻しながら2日間攪拌した。反応溶液にジクロロメタン
及び水を加えた後、有機層を水、飽和重曹水、飽和食塩
水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
留去した。残さをシリカゲルカラムで精製して(溶出
液:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)70mgの標記化
合物を得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:6.01(s, 2H), 6.62 (d
d, 1H, J = 2 Hz, 9 Hz), 6.68 (d, 1H, J = 2 Hz), 6.
82 (d, 1H, J = 9 Hz), 6.92 (d, 1H, J = 9 Hz), 7.00
(d, 1H, J = 17 Hz), 7.13 (d, 1H, J = 17 Hz), 7.59
-7.62 (m, 4H), 7.90 (dd, 1H, J = 2 Hz, 9 Hz), 8.28
(d, 1H, J = 2 Hz). 以下、実施例185と同様の方法により実施例186〜
191の化合物を製造した。
【0242】実施例1861 H−NMR(CDCl3)δppm:6.43 (d, 1H, J = 12.
2 Hz), 6.63 (d, 1H, J= 12.2 Hz),6.86-6.90 (m, 2H),
7.00-7.04 (m, 2H), 7.06-7.15 (m, 2H), 7.16-7.19
(m, 2H), 7.26-7.37 (m, 4H). 実施例1871 H−NMR(CDCl3)δppm:7.00-7.06 (m, 5H),
7.10-7.26 (m, 2H), 7.32-7.39 (m, 2H), 7.47-7.52
(m, 2H), 7.56-7.63 (m, 4H). 実施例1881 H−NMR(CDCl3)δppm:6.55 (d, 1H, J = 12
Hz), 6.66 (d, 1H, J =12 Hz), 6.85-6.89 (m, 2H), 7.
01-7.04 (m, 2H), 7.07-7.15 (m, 1H), 7.16-7.19 (m,
2H), 7.32-7.38 (m, 4H), 7.47-7.50 (m, 2H). 実施例1891 H−NMR(CDCl3)δppm:6.43 (d, 1H, J = 12
Hz), 6.63 (d, 1H, J =12 Hz), 6.86-6.90 (m, 2H), 7.
00-7.04 (m, 2H), 7.06-7.15 (m, 2H), 7.16-7.19 (m,
2H), 7.32-7.37 (m, 4H). 実施例1901 H−NMR(CDCl3)δppm:1.66 (s, 3H), 3.77-
3.86 (m, 2H), 3.98-4.13(m, 2H), 6.55 (d, 1H, J = 1
2 Hz), 6.68 (d, 1H, J = 12 Hz), 6.84-6.90 (m, 2H),
6.94-7.00 (m, 2H), 7.15-7.20 (m, 2H), 7.35-7.38
(m, 2H), 7.42-7.50 (m, 4H). 実施例1911 H−NMR(CDCl3)δppm:1.66 (s, 3H), 3.78-
3.83 (m, 2H), 4.02-4.07(m, 2H), 6.44 (d, 1H, J = 1
2 Hz), 6.63 (d, 1H, J = 12 Hz), 6.87-6.91 (m, 2H),
6.94-7.00 (m, 2H), 7.06-7.10 (m, 1H), 7.15-7.19
(m, 2H), 7.29 (d,1H, J = 8 Hz), 7.33 (d, 1H, J = 2
Hz), 7.42-7.47 (m, 2H). 実施例192 N1−{6−[(1−オキソ)−2,3−ジヒドロ−1
H−インデン−4−イル]オキシ]ピリジン−3−イ
ル}−N3−(3,4−ジクロロフェニル)チオウレア
(49mg)溶液に、ヨードメタン(68ml)、1,
8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン
(18ml)を加え、50℃で3時間攪拌した。反応溶
液を、減圧下で濃縮し、酢酸エチルを加え、水、飽和食
塩水で洗浄した。有機層を、硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下で濃縮した。得られた残さに、アンモニア
のエタノール溶液を加え封管で100℃、8時間加熱し
た。反応溶液を、減圧下で濃縮し、得られた残さをシリ
カゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール
=4:1)で精製することにより標題化合物を得た(3
mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.64(t,2
H,J=6Hz),2.88(t,2H,J=6H
z),6.30(brs,1H),7.10(d、1
H,J=9Hz),7.20(brs,1H),7.3
5−7.80(m,6H),7.96(brs,1
H),9.50(brs、1H). 実施例193 3−(5−ニトロ−2−p−トリルスルフィニルフェニ
ル)−1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)プロ
ペノンの製造 実施例2で得られた3−(5−ニトロ−2−p−トリル
スルファニルフェニル)−1−(3,4,5−トリメト
キシフェニル)プロペノン 100mgの酢酸5mL溶液に
30%過酸化水素水10滴を加えた。反応溶液を室温下
1晩攪拌した。反応溶液に水及びエーテルを加えた。エ
ーテル層を分取し水洗した。無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を留去した。残差をエーテルで洗浄し、30
mgの標題化合物を得た。
【0243】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.32
(s, 3H), 3.97 (s, 9H), 7.20-7.27(m, 4H), 7.46 (d,
1H), 7.54 (d, 2H), 8.13 (d, 1H), 8.44-8.50 (m, 3
H). 実施例1941 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.29 (s, 9H),
3.93 (s, 6H), 6.88 (d,1H, J = 8.3 Hz), 7.42-7.48
( m, 4H), 7.64-7.67 (m, 2H), 7.97 (d, 1H, J =8.6 H
z), 8.34 (dd, 1H, J = 2.6 Hz, 8.6 Hz),8.37 (brs, 1
H), 8.79 (d, 1H,J = 2.6 Hz). 実施例195 3−(5−ニトロ−2−p−トリルスルホニルフェニ
ル)−1−(3,4,5−トリメトキシフェニル)プロ
ペノンの製造 実施例183で得られた3−(5−ニトロ−2−p−ト
リルスルファニルフェニル)−1−(3,4,5−トリ
メトキシフェニル)プロペノン 268mgの酢酸10mL溶液
に30%過酸化水素水130mgを加えた。反応溶液を室温
下1日攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残さに水及
び酢酸エチルを加えた。有機層を分取し水洗した。無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残差をシ
リカゲルカラムクロマトで精製し(溶出液:n−ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/1)、標題化合物50mgを得た。
【0244】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.35
(s, 3H), 3.95 (s, 9H), 7.19-7.27(m, 5H), 7.75 (d,
2H), 8.33-8.47 (m, 4H). 実施例196 上記の実施例195と同様の方法により実施例196の
化合物を製造した。1 H−NMR(CDCl3)δppm:132 (s, 9H), 3.9
5 (s, 6H), 6.91 (d, 1H, J = 8.3 Hz), 7.43-7.54 (
m, 4H), 7.93-7.97 (m, 2H), 8.16 (d, 1H, J = 8.6 H
z), 8.17 (brs, 1H), 8.48 (dd, 1H, J = 2.6 Hz, 8.6
Hz), 8.71 (d, 1H,J = 2.6 Hz). 実施例197 1−{6−[1−ヒドロキシ−インダン−4−イルオキ
シ]−ピリジン−3−イル}−2−(3,4−ジクロロ
フェニル)−エタノン(190mg)のジクロロメタン
(14ml)溶液にセライト(450mg)、クロロク
ロム酸ピリジニウム(200mg)を加え、室温で40
分間、攪拌した。反応溶液を、セライト濾過し、濾液を
減圧下で濃縮した。得られた残さをシリカゲルクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製す
ることにより標題化合物を得た(150mg)。1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:2.65
(t,2H、J=5Hz),2.85(t,2H,J=
5Hz),4.45(s,2H),7.26(d,1
H,J=9Hz),7.30(d,1H,J=9H
z),7.57(m,5H),8.43(dd,1H,
J=9,2Hz),8.86(s,1H). 実施例198 2−カルボキシ−4,5−ジクロロ−N1−[6−
[(1−オキソ−2、3−ジヒドロ−1H−インデン−4
−イル)オキシ]−3−ピリジニル]ベンズアミドの製
造 参考例2と同様にして製造した4−[(5−アミノ−2
−ピリジニル)オキシ]−1−インダノン0.22gを
テトラヒドロフラン10mlに溶かし、無水4、5−ジ
クロロフタル酸0.22gおよびトリエチルアミン0.
13mlを加えて、室温で20時間攪拌した。反応液を
テトラヒドロフラン20mlおよび酢酸エチル50ml
の混液に溶かし、5%クエン酸水溶液、次いで飽和食塩
水で洗浄した。無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を
減圧下で留去した。残留した固体をメタノール−酢酸エ
チル−ヘキサン混液から再結晶して標題化合物を0.1
6g得た。白色粉末。
【0245】1H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.62-
2.67 (m, 2H), 2.84-2.88 (m, 2H), 7.19 (d, 1H, J =
8.9 Hz), 7.42-7.46 (m, 1H), 7.49-7.52 (m, 2H), 7.9
6 (s,1H), 8.06 (s, 1H), 8.18 (dd, 1H, J = 2.6 Hz,
8.9 Hz), 8.35 (d, 1H, J = 2.3 Hz), 10.65 (s, 1H). 実施例199 N−アセチル−N−(3,4−ジクロロフェニル)−6
−[(3−アセトキシ−1H−インデン−7−イル)オ
キシ]ニコチンアミドの製造 N−(3,4−ジクロロフェニル)−6−[(2,3−
ジヒドロ−1―オキソ―1H−インデン−4−イル)オ
キシ]ニコチンアミド490mgにp−トルエンスルホ
ン酸一水和物250mg及び酢酸イソプロペニル5mL
を加えた。反応混合物を80℃で30分間攪拌した。反
応溶液を減圧下濃縮し残さに酢酸エチル及び飽和重曹水
を加えた。有機層を分取し、飽和重曹水及び水で洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残さをシリカゲルカラムクロマトで精製し(溶出溶媒:
n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)、標題化合物33
0mgを得た。
【0246】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.34 (s,
3H), 2.40 (s, 3H), 3.20 (d, 2H,J = 2 Hz), 6.32
(t, 1H, J = 2 Hz), 6.91-7.03 (m,3H), 7.22-7.41 (m,
3H),7.45 (d, 1H, J = 9 Hz), 7.95 (dd, 1H, J = 2 H
z, 9 Hz), 8.38 (d, 1H, J =2 Hz). 実施例200 4−{[5−(4−トリフルオロメチルフェノィシメチ
ル)ピリジン−2−イル]オキシ}インダン−1−オー
ル(88mg)のジクロロメタン(3ml)溶液に、セ
ライト(120mg)、クロロクロム酸ピリジニウム
(95mg)を加え、室温で20分間攪拌した。反応溶
液を、セライト濾過し、濾液を減圧下、濃縮した。得ら
れた残さをシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=2:1)で精製することにより標題化合物
を得た(56mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.69(t,2
H、J=6Hz),2.97(t,2H,J=6H
z),5.06(s,2H),7.03(d、2H,J
=9Hz),7.07(d,1H、J=8Hz),7.
40(d,1H,J=9Hz),7.45(t,1H,
J=8Hz),7.58(d、2H,J=9Hz),
7.67(d,1H,J=8Hz),7.84(dd,
1H,J=9Hz,2Hz),8.20(d,1H,J
=2Hz). 実施例201 N1−[6−(4−アセチルフェノキシ)−3−ピリジ
ニル]−N1−メチル−3,4−ジクロロベンズアミド
の製造 (工程1)1−[4−[(5−メチルアミノ−2−ピリ
ジニル)オキシ]フェニル]−1−エタノンの製造 参考例2と同様にして製造した1−[4−[(5−アミ
ノ−2−ピリジニル)オキシ]フェニル]−1−エタノ
ン1.14gをベンゼン5mlおよびテトラヒドロフラ
ン10mlの混液に溶かし、テトラブチルアンモニウム
ブロミド32mg、水酸化ナトリウム0.8g、無水炭
酸カリウム0.7gを加えた。40℃で1時間攪拌後、
硫酸ジメチル0.5mlを加え、50℃で6時間、さら
に室温で2日間攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し
て、水洗し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、溶媒を
減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出液:クロロホルム:メタノール=60:
1)で精製して、標題化合物0.2gを薄褐色油状物と
して得た。1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.57 (s, 3H), 2.87
(s, 3H), 3.76 (brs, 1H), 6.87 (d, 1H), 7.01-7.08
(m, 3H), 7.67 (d, 1H), 7.95 (d, 2H). (工程2)N1−[6−(4−アセチルフェノキシ)−
3−ピリジニル]−N1−メチル−3,4−ジクロロベ
ンズアミドの製造 工程1で製造した1−[4−[(5−メチルアミノ−2
−ピリジニル)オキシ]フェニル]−1−エタノンおよ
び3、4−ジクロロベンゾイルクロリドを用いて、実施
例88と同様にして、標題化合物(目的化合物)を得
た。白色粉末。
【0247】1H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.57
(s, 3H), 3.40 (s, 3H), 7.12-7.17 (m, 3H), 7.23-7.2
6 (m, 1H), 7.56-7.59 (m, 2H), 7.88 (dd, 1H), 7.99
(d, 2H), 8.05 (d, 1H). 実施例202 上記の実施例201と同様の方法により実施例202お
よび実施例203の化合物を製造した。1 H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.56 (s, 3H), 3.39
(s, 3H), 7.09-7.15 (m, 3H), 7.49-7.53 (m, 2H), 7.
68 (d, 2H), 7.91 (dd, 1H), 7.98-8.02 (m, 3H). 実施例2031 H−NMR(CDCl3)δppm:2.63-2.68 (m, 2H),
2.78-2.83 (m, 2H), 3.47(s, 3H), 7.00 (d, 1H), 7.13
(dd, 1H), 7.27-7.36 (m, 3H), 7.41-7.46 (m,1H), 7.
53 (dd, 1H), 7.65 (dd, 1H), 7.78 (d, 1H). 実施例204 N1−(4−ヒドロキシフェニル)−N3−[6−((1
−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イ
ル)オキシ)ピリジン−3−イル]尿素の製造 実施例114で得られたN1−(4−メトキシフェニ
ル)−N3−[6−((1−オキソ−2,3−ジヒドロ−
1H−インデン−4−イル)オキシ)ピリジン−3−イ
ル]尿素200mgに48%臭化水素酸5mLを加え100
℃で5時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残さに
酢酸エチル及び水を加えた。酢酸エチル層を分取し水洗
した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し
た。残さをシリカゲルカラムクロマトで精製し(溶出溶
媒:n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)、50mgの
標題化合物を得た。
【0248】1H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.61-
2.66 (m, 2H), 2.84-2.88 (m, 2H), 6.67-6.70 (m, 2
H), 7.09 (d, 1H), 7.17-7.22 (m, 2H), 7.37-7.49 (m,
3H), 8.02 (dd, 1H), 8.15 (d, 1H), 8.43 (brs, 1H),
8.66 (brs, 1H), 9.08 (s, 1H). 実施例205 上記の実施例204と同様の方法により実施例205の
化合物を製造した。 1H−NMR(DMSO-d6)δppm:
6.90 (tt, 1 H, J=2 Hz, 7 Hz), 7.07 (d, 1H, J=9 H
z), 7.17 (d, 1 H, J=7 Hz), 7.24-7.36 (m, 3 H), 7.4
3 (t, 1 H, J=9 Hz), 7.51 (d, 1 H, J=9 Hz), 7.86
(d, 1 H, J=3 Hz), 7.99 (m, 2 H), 8.11(d, 1 H, J=3
Hz), 8.86 (s, 1 H), 9.08 (s, 1 H), 10.23 (s, 1 H). 実施例206 3,4−ジクロロ−N−{[4−(1−ヒドロキシイン
ダン−4−イル)オキシ]フェニル}ベンズアミドの製
法 実施例34で得られた3,4−ジクロロ−N−{[4−
(1−オキソインダン−4−イル)オキシ]フェニル}
ベンズアミド100mgのTHF−水(4:1)1.2
5mLに水素化ホウ素ナトリウム6mgを加え室温下
2.5時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残差に
酢酸エチル及び水を加えた。有機層を分取し、水洗後無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残さを
シリカゲルカラムクロマトで精製し、90mgの標記化
合物を得た。1 H−NMR(DMSO-d6)δppm:1.76-1.81 (m, 1H),
2.30-2.36 (m, 2H), 2.74-2.79 (m, 1H), 5.05-5.09
(m, 1H), 5.30 (d, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.94-6.99 (m,
2H), 7.14-7.26 (m, 2H), 7.70-7.76 (m, 2H), 7.82
(d, 1H), 7.93 (dd,1H), 8.21 (d, 1H), 10.39 (s, 1
H). 以下、実施例206と同様の方法により実施例207お
よび実施例208の化合物を製造した。
【0249】実施例2071 H−NMR(CDCl3)δppm:1.77-2.04 (m, 4H),
2.68-2.76 (m, 2H), 4.77-4.80 (m, 1H), 6.73 (d, 1
H), 6.85 (dd, 1H), 7.01-7.06 (m, 2H), 7.40 (d,1H),
7.55-7.59 (m, 3H), 7.70 (dd, 1H), 7.97 (d, 1H). 実施例2081 H−NMR(CDCl3)δppm:1.72−2.06
(m,5H)、2.65−2.87(m,2H),4.
73(t,1H),6.87(dd、1H),7.00
−7.10(m,4H),7.53−7.59(m,3H),
7.70(dd,1H),7.76(s,1H),7.9
7(d,1H). 実施例209 3,4−ジクロロ−N−[[6−(3−ヒドロキシフェ
ニル)オキシ]ピリジン−3−イル]ベンズアミドの製
造 実施例87で得られたN−[[6−(3−アセチルオキ
シフェニル)オキシ]ピリジン−3−イル]−3,4−
ジクロロベンズアミド600mgのTHF15mL溶液に氷
冷下1N水酸化ナトリウム水溶液2mLを加え、室温下5
時間攪拌した。氷冷下反応溶液に水を加え、10%塩酸
で酸性とした後酢酸エチルで抽出を行なった。酢酸エチ
ル抽出液を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を留去し、残さを酢酸エチルから再結晶して460
mgの標題化合物を得た。
【0250】1H−NMR(DMSO-d6)δppm:6.46-
6.53 (m, 2H), 6.57-6.62 (m, 1H), 7.04 (d, 1H, J =
8.9 Hz), 7.15-7.21 (m, 1H), 7.84 (d, 1H, J = 8.2 H
z), 7.93-7.97 (m, 1H), 8.17-8.23 (m, 2H), 8.51-8.5
2 (m, 1H), 9.60 (brs, 1H), 10.55 (brs, 1H). 以下、実施例209と同様の方法により実施例210お
よび実施例211の化合物を製造した。
【0251】実施例2101 H−NMR(DMSO-d6)δppm:7.17 (d, 1 H, J =
9 Hz), 7.38-7.43 (m, 1H), 7.53-7.59 (m, 2H), 7.76-
7.86 (m, 2H), 7.93-7.97 (m, 1H), 8.22-8.27 (m, 2
H), 8.51 (d, 1H, J = 2 Hz), 10.60 (s, 1H), 13.15
(brs, 1H). 実施例2111 H−NMR(DMSO-d6)δppm:6.47-6.54 (m, 2H),
6.58-6.62 (m, 1H), 7.03-7.07 (m, 1H), 7.15-7.21
(m, 1H), 7.93-7.96 (m, 2H), 8.16-8.19 (m, 2H), 8.2
0-8.24 (m, 1H), 8.54 (d, 1H, J = 2.3 Hz), 9.62 (s,
1H), 10.65 (s, 1H). 実施例212 3,4−ジクロロ−N−[6−(3−ヒドロキシメチル
フェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミドの製造 水素化アルミニウムリチウム180mgのTHF10m
L懸濁溶液に氷冷下3,4−ジクロロ−N−[6−(3
−メトキシカルボニルフェノキシ)ピリジン−3−イ
ル]ベンズアミド500mgのTHF10mL溶液を滴
下した。反応溶液を室温下1時間攪拌した。反応溶液に
飽和硫酸ナトリウム水溶液及び酢酸エチルを加えた。有
機層を分取し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶媒を留去し、残さを酢酸エチルーヘキサンから結晶化
させることにより300mgの標題化合物を得た。
【0252】1H−NMR(DMSO-d6)δppm:4.51
(d, 2H), 5.25 (t, 1H), 6.98 (d, 1H), 7.04-7.15 (m,
3H), 7.36 (t, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.93-7.97 (m, 1
H), 8.18 (d, 1H), 8.22 (m, 1H), 8.49 (d, 1H), 10.5
6 (s, 1H). 実施例213 6−[4−(2−オキソプロピル)フェノキシ]ニコチ
ン酸(160mg)、3,4−ジクロロアニリン(10
5mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(4ml)溶
液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド(140mg)を加え、室温で1日
間攪拌した。反応溶液を、減圧下で濃縮し、酢酸エチル
を加え、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧下で濃縮し、得られた
残さをシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム)
で精製し、標題化合物を得た(60mg)。1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.20 (s, 3H), 3.74
(s, 2H), 7.03 (d, 1H, J= 9 Hz), 7.13 (d, 2H, J =
8.5 Hz), 7.27 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 7.43 (s, 2H),
7.80 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 8.19 (dd, 1H, J = 9 H
z, 2.5 Hz), 8.63 (d, 1H, J = 2.5 Hz). 以下、実施例213と同様の方法により実施例214〜
217の化合物を製造した。
【0253】実施例2141 H−NMR(CDCl3)δppm:1.39 (s, 3 H), 2.00
(m, 2 H), 2.75 (m, 2 H), 3.99 (m, 4 H), 6.99 (d, 1
H, J=9 Hz), 7.07 (d, 2 H, J=8 Hz), 7.26 (d,2 H, J
=8 Hz), 7.42 (s, 2 H), 7.69 (s, 1 H), 7.87 (s, 1
H), 8.17 (dd, 1H, J=2 Hz, 9 Hz), 8.64 (d, 1 H, J=2
Hz). 実施例2151 H−NMR(CDCl3)δppm:2.22 (s, 3H), 3.75
(s, 2H), 7.05 (d, 1H, J= 8.5 Hz), 7.14 (d, 2H, J =
8.5 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 7.64 (d,2H, J
= 8.5 Hz), 7.76 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 7.87 (s, 1H),
8.23 (dd, 1H,J = 8.5 Hz, 2.5 Hz), 8.67 (d, 1H, J
= 2.5 Hz). 実施例2161 H−NMR(CDCl3)δppm:1.85 (s, 3 H), 2.26
(m, 2 H), 2.90 (m, 2 H), 3.38 (m, 4 H), 7.01 (d, 1
H, J=9 Hz), 7.07 (d, 2 H, J=9 Hz), 7.27 (d,2 H, J
=9 Hz), 7.64 (d, 2 H, J=9 Hz),7.76 (d, 2 H, J=9 H
z), 7.82 (s, 1 H), 8,21 (dd, 1 H, J=2.5 Hz, 9 Hz),
8.67 (d, 1 H, J=2.5 Hz). 実施例2171 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.85 (s, 3 H), 2.26
(m, 2 H), 2.90 (m, 2H), 3.38 (m, 4 H), 7.00 (d, 1
H, J=8.5 Hz), 7.07 (d, 2 H, J=8 Hz), 7.27(d, 2 H,
J=8 Hz), 7.43 (s, 2 H), 7.71 (s, 1 H), 7.87 (s, 1
H), 8.18 (dd,1 H, J=2.5 Hz, 8.5 Hz), 8.65 (d, 1
H, J=2.5 Hz). 実施例2181 H−NMR(CDCl3)δppm:2.30(s,3H),2.32(s,3
H), 7.30 (d, 1 H, J=8 Hz), 7.74 (d,1 H,J=8Hz), 7.7
5 (s, 1 H), 7.88 (d, 1 H,J=8Hz), 8.00(dd,1H,J=8,2H
z),8.05(d,1H,J=9Hz),8.28(d,1H,J=2Hz),8.45(dd,1H,J=
9,2Hz),9.05(d,1H,J=2Hz),10.93(s,1H). 実施例219 2−(3,4−メチレンジオキシフェノキシ)−5−
[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)エチル]ピ
リジン 塩酸塩の製造 実施例185で得られた2−(3,4−メチレンジオキシ
フェノキシ)−5−[2−(4−トリフルオロメチルフ
ェニル)ビニル]ピリジン100mgのTHF10mL
溶液に5%パラジウムー炭素10mgを加え水素気流下
室温で4時間攪拌した。触媒を濾去し、溶媒を留去し
た。残さを4N塩酸―酢酸エチル5mLに溶解し、室温
下30分間放置した。反応溶液を濃縮し残さをエーテル
で結晶化させ標題化合物50mgを得た。
【0254】1H−NMR(CDCl3)δppm:2.88-2.9
5(m, 4H), 5.98 (s, 2H), 6.58 (dd,1H), 6.65 (d, 1
H), 6.79 (d, 2H), 7.23-7.26 (m, 2H), 7.41 (dd, 1
H), 7.53(d, 2H), 7.97 (d, 1H). 製剤例1 実施例207の化合物 100g アビセル(商標名、旭化成(株)製) 40g コーンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g TC−5(商標名、信越化学工業(株)製、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース) 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ひまし油 40gエタノール 適 量 実施例207で得られた化合物、コーンスターチおよび
ステアリン酸マグネシウムを混合研磨後、糖衣R10m
mのキネで打錠する。得られた錠剤をTC−5、ポリエ
チレングリコール−6000、ひまし油およびエタノー
ルからなるフィルムコーティング剤被膜を行い、上記組
成のフィルムコーティング錠を製造した。
【0255】実施例127の化合物を用いて、上記と同
様にしてフィルムコーティング錠を製造した。 試験例1 本発明のベンゼン誘導体(試験化合物)について、下記
のコラーゲン合成試験を行った。 〔コラーゲン合成阻害試験〕 (Plasma Derived Serum(PD
S)の調製)ウサギ血液を遠心して得られた血漿を、血
小板を除去するために再度遠心し、得られた上清を、
0.1%(W /V) 塩化カルシウムおよび0.1%(W /
V) 塩化マグネシウムを含むPhosphate Bu
ffered Saline(PBS)で透析を行っ
た。ついで、析出する残渣を除去するために遠心して、
得られた上清を56℃で30分間の非動化を行った。こ
れを0.22μmのフィルターで滅菌してPlasma
Derived Serum(PDS)を調製した。 (測定方法)ヒト伊東細胞様培養細胞(LI90)を、
10%の牛胎児血清を含むDULBECCO’S mo
dified eagle medium(DMEM)
で藩種して、二酸化炭素(CO2 )存在下、インキュベ
ーター中で24時間培養した後、上記PBSで洗浄し、
2%のPDSを含むEagle’s minimume
ssential medium(MEM)で、さらに
3日間培養した。ついで、培養した細胞を上記PBSで
洗浄して、試験化合物と共に10pMhTGF(トラン
スフォーミンググロースファクター)β−1を含むME
M(MEM全量に対して2%PDS含有)で16時間培
養した。ついで、培養したLI90を上記PBSで洗浄
し、放射性標識化合物である 3H prolineと、
0.25mMのアスコルビン酸とを含むMEMで24時
間RI(放射性同位体)ラベリング(標識化)を行っ
た。この培養した上清をトリクロル酢酸(TCA)沈澱
した後、酸可溶性画分中の放射活性を測定して、得られ
た測定値をコラーゲン合成活性とした。
【0256】供試化合物を含む培養した上清中の放射活
性を、供試化合物を含まない培養した上清中の放射活性
(コントロール)と比較して、コラーゲン合成阻害活性
(T/C)を算出し、コラーゲン合成を50%阻害する
濃度(μM)(IC50=T/Cが0.5に相当する供試
化合物の濃度)を求めた。なお上記T/Cは、下記式に
より求めた。 T/C=(試験化合物を含む培養上清中の放射活性)/
(コントロールの培養上清中の放射活性) これらの試験結果を表59に示す。
【0257】
【表59】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 11/00 A61P 11/00 13/12 13/12 27/02 27/02 43/00 111 43/00 111 C07C 49/84 C07C 49/84 G 233/75 233/75 275/36 275/36 317/24 317/24 323/22 323/22 323/42 323/42 C07D 213/75 C07D 213/75 Fターム(参考) 4C055 AA01 AA17 BA02 BA42 BA47 BA52 BB01 BB04 BB07 BB08 BB10 CA02 CA06 CA16 CA18 CA52 CA53 CB01 CB02 CB04 CB07 CB08 CB09 CB10 CB11 CB16 CB17 DA01 DA05 DA06 4C086 AA01 AA02 AA03 BA13 BC17 BC42 BC48 GA02 GA04 GA08 MA01 MA04 NA14 ZA33 ZA45 ZA59 ZA66 ZA75 ZA81 ZA89 ZA96 ZB11 ZB15 ZB21 4C206 AA01 AA02 AA03 CA28 CB18 EA02 GA07 GA31 HA30 MA01 MA04 NA14 ZA33 ZA45 ZA59 ZA66 ZA75 ZA81 ZA89 ZA96 ZB11 ZB15 ZB21 4H006 AA01 AB25 AB26 BJ50 BM10 BM30 BM71 BM72 BN20 BP30 BP60 BR30 BR60 BR70 BT14 BU46 BV74 TA05 TB14 TB41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 [式中、R1は同一または異なって、水素原子、ハロゲ
    ン原子、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、カルボ
    キシル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキル
    基、ハロゲン原子置換低級アルキル基、低級アルコキシ
    置換低級アルキル基、ヒドロキシ置換低級アルキル基、
    カルボキシ置換低級アルキル基、低級アルコキシカルボ
    ニル置換低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン
    原子置換低級アルコキシ基、低級アルキル基置換アミノ
    基、または隣接する2個の基が一緒になって5または6
    員環の飽和または不飽和の炭化水素環を形成しているこ
    とを示す。aは1〜5の整数を示す。Vは、基:-NH
    C(=O)-、基:-C(=O)-NH-、基:-NH-C
    (=O)-NH-、基:-NH-C(=S)-NH-、基:-
    S-CH2-C(=O)-NH-、基:-SO2NH-、基:-
    CH2-NH-、基:-CH2NH-C(=O)-、基:-C
    (=O)-N(CH3)-、基:-C(=O)-、基:-CH
    2-C(=O)-NH-、基:-CH=CH-、基:-O-CH
    2-、基:-CH2CH2-、基:-N(CH3CO)-C(=
    O)-、基:-CH2-C(=O)-または基:-NH-C
    (=NH)-NH-を示す。Bは、 【化2】 を示す。Wは、基:-O-、基:-S-、基:-S(→O)
    -、基:-NH-、基:-C(=O)-、基:-CH2-または
    基:-SO2-を示す。Aは、基A1: 【化3】 (式中、R2は同一また異なって、水素原子、低級アル
    キル基、低級アルキル置換アミノ基、低級アルカノイル
    基、ハロゲン原子、2−低級アルキル−1,3−ジオキ
    ソラン基、低級アルコキシカルボニル基、ヒドロキシ置
    換低級アルキル基、カルボキシル基、低級アルカノイル
    オキシ基、低級アルカノイル置換低級アルキル基または
    隣接する2個の基が一緒になって基; 【化4】 を形成していることを示す。bは1〜5の整数を示
    す。)、基A2: 【化5】 (式中、R3 は水素原子または低級アルキル基を示す。
    4 は同一または異なって、水素原子、ヒドロキシル
    基、オキソ基、低級アルカノイルオキシ基、アロイルオ
    キシ基、低級アルコキシ基、基: 【化6】 (式中、kは1〜3の整数を示す。)または基:=N−
    OR6(R6は、水素原子、低級アルキル基または低級ア
    ルカノイル基を示す。)を示す。pは1〜2の整数を示
    す。 【化7】 は単結合または二重結合を示す。Yは基:−(CH2
    m −、基:=CH(CH 2 m-1 −または基:−(CH
    2 m-1 CH=を示す。mは1〜3の整数を示す。)ま
    たは基A3 : 【化8】 (式中、R5 は同一または異なって、水素原子、ヒドロ
    キシル基、オキソ基、低級アルカノイルオキシ基、アロ
    イルオキシ基、低級アルコキシ基、基: 【化9】 (式中、kは1〜3の整数を示す。)または基:=N−
    OR6(R6は、水素原子、低級アルキル基または低級ア
    ルカノイル基を示す。)を示す。qは1〜2の整数を示
    す。R8は水素原子または低級アルキル基を示す。 【化10】 は単結合または二重結合を示す。Zは基:−(CH2
    n −、基:=CH(CH 2 n-1 −または基:−(CH
    2 n-1 CH=を示す。nは1〜3の整数を示す。)〕
    で表されるベンゼン誘導体またはその医薬的に許容され
    る塩。
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