JP2001088981A - 原稿搬送装置 - Google Patents
原稿搬送装置Info
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- JP2001088981A JP2001088981A JP26808399A JP26808399A JP2001088981A JP 2001088981 A JP2001088981 A JP 2001088981A JP 26808399 A JP26808399 A JP 26808399A JP 26808399 A JP26808399 A JP 26808399A JP 2001088981 A JP2001088981 A JP 2001088981A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート原稿の厚薄にかかわらず送りムラ、搬
送停止、搬送ローラとの擦れによる汚れ付着がない原稿
搬送装置を提供する。 【解決手段】 原稿搬送ローラ３とコンタクトガラス１
１の間に、原稿の腰の強さを検知するための検出部を構
成するガイド板５、６を配置する。両ガイド板５、６は
下方へ凹となるように湾曲させる。上側のガイド板６
は、原稿搬送ローラ３側の端部を軸２５を中心に上下方
向で揺動可能に支持する。ガイド板６の動作負荷を調整
する調整ネジ２６とバネ２７を設けてガイド板６が原稿
を押さえる押圧力を可変できるようする。ガイド板６の
揺動が一定範囲を超えたら検知スイッチ７がこれを検知
し、排紙経路を切り替える。
送停止、搬送ローラとの擦れによる汚れ付着がない原稿
搬送装置を提供する。 【解決手段】 原稿搬送ローラ３とコンタクトガラス１
１の間に、原稿の腰の強さを検知するための検出部を構
成するガイド板５、６を配置する。両ガイド板５、６は
下方へ凹となるように湾曲させる。上側のガイド板６
は、原稿搬送ローラ３側の端部を軸２５を中心に上下方
向で揺動可能に支持する。ガイド板６の動作負荷を調整
する調整ネジ２６とバネ２７を設けてガイド板６が原稿
を押さえる押圧力を可変できるようする。ガイド板６の
揺動が一定範囲を超えたら検知スイッチ７がこれを検知
し、排紙経路を切り替える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置、画像読取装置でシ
ート原稿の搬送に用いる装置に関する。
タ、ファクシミリ等の画像形成装置、画像読取装置でシ
ート原稿の搬送に用いる装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】複写機
等でシート原稿の搬送を行う際には、シート原稿の厚さ
にかかわらずスムーズに搬送できるようにすることが必
要である。たとえば、搬送路中のガイド板に原稿が擦れ
ることで摩擦抵抗が増大して原稿の送りムラが生じた
り、搬送ローラがスリップしてしまって原稿が停止した
り、原稿に搬送ローラの擦れ跡が付着したりして原稿を
汚すことがある。
等でシート原稿の搬送を行う際には、シート原稿の厚さ
にかかわらずスムーズに搬送できるようにすることが必
要である。たとえば、搬送路中のガイド板に原稿が擦れ
ることで摩擦抵抗が増大して原稿の送りムラが生じた
り、搬送ローラがスリップしてしまって原稿が停止した
り、原稿に搬送ローラの擦れ跡が付着したりして原稿を
汚すことがある。
【０００３】このような問題を解決するための技術が従
来より種々提案されている。たとえば特開平７−２２５
５０７号公報に開示の技術のように、原稿の厚薄にかか
わらずに複写を可能とするために、露光走査面（コンタ
クトガラスの上面）を露光走査の下流方向に向かって下
側に傾斜させて原稿の搬送性を良くしているものや、特
開平７−２５７８０１号公報に開示の技術のように、厚
紙の排出時にスプリングで排出経路側へ付勢されるガイ
ド板を設けて厚紙原稿の後端が跳ね上がるのを防止する
ようにしたものがある。また特開平１０−３５９５６号
や特開平１０−６９１２８号公報、特開平１０−２６８
４７号公報に開示の技術のように、原稿の厚薄に応じて
搬送経路を変えるものもある。
来より種々提案されている。たとえば特開平７−２２５
５０７号公報に開示の技術のように、原稿の厚薄にかか
わらずに複写を可能とするために、露光走査面（コンタ
クトガラスの上面）を露光走査の下流方向に向かって下
側に傾斜させて原稿の搬送性を良くしているものや、特
開平７−２５７８０１号公報に開示の技術のように、厚
紙の排出時にスプリングで排出経路側へ付勢されるガイ
ド板を設けて厚紙原稿の後端が跳ね上がるのを防止する
ようにしたものがある。また特開平１０−３５９５６号
や特開平１０−６９１２８号公報、特開平１０−２６８
４７号公報に開示の技術のように、原稿の厚薄に応じて
搬送経路を変えるものもある。
【０００４】しかしながらこれら従来の技術において
は、特開平７−２２５５０７号公報に開示の技術では一
般に水平に設けるコンタクトガラスを傾けてしまうので
画像形成装置としての形態自体の変更を余儀なくしてし
まい、また特開平７−２５７８０１号公報に開示の技術
では露光走査時の原稿の厚薄による不具合には適用でき
ず、特開平１０−３５９５６号、同６９１２８号公報、
同２６８４７号公報に開示の技術のように搬送経路を２
種類設けるために構造が複雑化してしまうという新たな
問題が生じるものとなっている。
は、特開平７−２２５５０７号公報に開示の技術では一
般に水平に設けるコンタクトガラスを傾けてしまうので
画像形成装置としての形態自体の変更を余儀なくしてし
まい、また特開平７−２５７８０１号公報に開示の技術
では露光走査時の原稿の厚薄による不具合には適用でき
ず、特開平１０−３５９５６号、同６９１２８号公報、
同２６８４７号公報に開示の技術のように搬送経路を２
種類設けるために構造が複雑化してしまうという新たな
問題が生じるものとなっている。
【０００５】そこで本発明は、上記従来の技術における
不具合を無くし、シート原稿の厚薄にかかわらず送りム
ラ、搬送停止、搬送ローラとの擦れによる汚れ付着がな
い原稿搬送装置を提供することを目的とする。
不具合を無くし、シート原稿の厚薄にかかわらず送りム
ラ、搬送停止、搬送ローラとの擦れによる汚れ付着がな
い原稿搬送装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
原稿搬送装置は、上記目的を達成するために、シート原
稿を搬送する搬送路の途中部位に、該搬送路を搬送中の
シート原稿を湾曲させて腰の強さを検出する検出手段を
設けたことを特徴とする。
原稿搬送装置は、上記目的を達成するために、シート原
稿を搬送する搬送路の途中部位に、該搬送路を搬送中の
シート原稿を湾曲させて腰の強さを検出する検出手段を
設けたことを特徴とする。
【０００７】同請求項２に係るものは、上記目的を達成
するために、上記検出手段が一対の湾曲したガイド板を
有し、これらガイド板が上記搬送路の一部をなすととも
に、いずれか一方を上記搬送路に対して接離するように
移動可能としてなることを特徴とする。
するために、上記検出手段が一対の湾曲したガイド板を
有し、これらガイド板が上記搬送路の一部をなすととも
に、いずれか一方を上記搬送路に対して接離するように
移動可能としてなることを特徴とする。
【０００８】同請求項３に係るものは、上記目的を達成
するために、厚手原稿をストレート搬送しながら排紙す
る第１の原稿排紙部と、薄手原稿を上方に排紙する第２
の原稿排紙部とを備えると共に、上記検出手段を、原稿
挿入部と原稿読取装置の露光走査する読取部の間に設け
てなることを特徴とする。
するために、厚手原稿をストレート搬送しながら排紙す
る第１の原稿排紙部と、薄手原稿を上方に排紙する第２
の原稿排紙部とを備えると共に、上記検出手段を、原稿
挿入部と原稿読取装置の露光走査する読取部の間に設け
てなることを特徴とする。
【０００９】同請求項４に係るものは、上記目的を達成
するために、上記検出手段の検出信号に応じて、上記第
１、第２の原稿排紙部のいずれかを選択して原稿排紙方
向を切り換え可能としてなることを特徴とする。
するために、上記検出手段の検出信号に応じて、上記第
１、第２の原稿排紙部のいずれかを選択して原稿排紙方
向を切り換え可能としてなることを特徴とする。
【００１０】同請求項５に係るものは、上記目的を達成
するために、上記検出手段の移動可能なガイド板が、上
記搬送路でのシート原稿の搬送方向に伸びる短冊形状を
有し、該短冊形状のガイド板を上記搬送路でのシート原
稿の搬送方向と直交する方向に複数個設けてなることを
特徴とする。
するために、上記検出手段の移動可能なガイド板が、上
記搬送路でのシート原稿の搬送方向に伸びる短冊形状を
有し、該短冊形状のガイド板を上記搬送路でのシート原
稿の搬送方向と直交する方向に複数個設けてなることを
特徴とする。
【００１１】同請求項６に係るものは、上記目的を達成
するために、上記検出手段の移動可能なガイド板に、動
作負荷を調整する加圧調整手段を設けたことを特徴とす
る。
するために、上記検出手段の移動可能なガイド板に、動
作負荷を調整する加圧調整手段を設けたことを特徴とす
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図１は、本発明に係る原稿搬送装置
の一実施形態を概略的に示す断面図である。図中１は搬
送対象であるシート原稿を示し、このシート原稿１を搬
送する装置は搬送方向に沿って、ガイド板２、原稿搬送
ローラ３とその従動ローラ４、ガイド板５、６、検知ス
イッチ７、バックアップローラ８とそのアーム９、ガイ
ド板１０、コンタクトガラス１１、光源１２、セルフォ
ックレンズアレイ１３、密着イメージセンサ１４、ガイ
ド板１５、１６、原稿搬送ローラ１７とその従動ローラ
１８、ガイド板１９、２０、分岐爪２１、排紙ローラ２
２とその従動ローラ２３を備えている。
参照して説明する。図１は、本発明に係る原稿搬送装置
の一実施形態を概略的に示す断面図である。図中１は搬
送対象であるシート原稿を示し、このシート原稿１を搬
送する装置は搬送方向に沿って、ガイド板２、原稿搬送
ローラ３とその従動ローラ４、ガイド板５、６、検知ス
イッチ７、バックアップローラ８とそのアーム９、ガイ
ド板１０、コンタクトガラス１１、光源１２、セルフォ
ックレンズアレイ１３、密着イメージセンサ１４、ガイ
ド板１５、１６、原稿搬送ローラ１７とその従動ローラ
１８、ガイド板１９、２０、分岐爪２１、排紙ローラ２
２とその従動ローラ２３を備えている。
【００１３】この装置では、シート原稿１を図示せぬ駆
動手段により図中矢印方向に各搬送ローラ３、１７を回
転させることによって定速で搬送しながら光源１２によ
り照明し、その反射光をセルフォックレンズアレイ１３
により密着イメージセンサ１４に結像させ、画像信号を
電気信号として取り出している。
動手段により図中矢印方向に各搬送ローラ３、１７を回
転させることによって定速で搬送しながら光源１２によ
り照明し、その反射光をセルフォックレンズアレイ１３
により密着イメージセンサ１４に結像させ、画像信号を
電気信号として取り出している。
【００１４】バックアップローラ８は、支点軸２４を中
心としてアーム９を介して揺動可能に設け、コンタクト
ガラス１１に押し付けてある。バックアップローラ８の
周面は白色であり、図示せぬ駆動手段により回転駆動す
る。なおバックアップローラ８には、原稿通紙可能範囲
外の両端位置に若干大径のフランジコロが設けてあり、
コンタクトガラス１１とバックアップローラ８との間に
わずかな隙間を設け、バックアップローラ８とコンタク
トガラス１１が当たって双方あるいは一方にでも傷が生
じてしまうことを防止してある。
心としてアーム９を介して揺動可能に設け、コンタクト
ガラス１１に押し付けてある。バックアップローラ８の
周面は白色であり、図示せぬ駆動手段により回転駆動す
る。なおバックアップローラ８には、原稿通紙可能範囲
外の両端位置に若干大径のフランジコロが設けてあり、
コンタクトガラス１１とバックアップローラ８との間に
わずかな隙間を設け、バックアップローラ８とコンタク
トガラス１１が当たって双方あるいは一方にでも傷が生
じてしまうことを防止してある。
【００１５】分岐爪２１は、原稿の排紙方向を切り換え
るガイド爪であり、厚手原稿等を通紙する場合には、図
示せぬソレノイド等の駆動手段により図中矢印ｂ方向に
回転し、原稿を図中矢印Ｂ方向にストレート搬送して排
出する。また薄紙原稿等の通紙の際は、操作性を考慮し
て原稿挿入側から原稿が取り出せるように図中矢印ａ方
向に回転し、排紙ローラ２２と従動ローラ２３によって
図中矢印Ａで示すように装置上方へ原稿を排出する。
るガイド爪であり、厚手原稿等を通紙する場合には、図
示せぬソレノイド等の駆動手段により図中矢印ｂ方向に
回転し、原稿を図中矢印Ｂ方向にストレート搬送して排
出する。また薄紙原稿等の通紙の際は、操作性を考慮し
て原稿挿入側から原稿が取り出せるように図中矢印ａ方
向に回転し、排紙ローラ２２と従動ローラ２３によって
図中矢印Ａで示すように装置上方へ原稿を排出する。
【００１６】原稿搬送ローラ３と読取走査装置を構成す
るコンタクトガラス１１の間に配したガイド板５、６
は、原稿の腰の強さを検知するための検出部を構成す
る。すなわち両ガイド板５、６を図中下方へ凹となるよ
うに湾曲させるとともに、上側のガイド板６の原稿搬送
ローラ３側の端部を軸２５を中心に上下方向で揺動可能
に支持し、コンタクトガラス１１の端部は、ガイド板１
４に上方から載置、当接して位置決め可能としてある。
すなわちガイド板６がガイド板１４で位置決めされた状
態では、ガイド板６がシート原稿１をストレートに搬送
するための搬送路中へ上方から飛び出した状態となるよ
うに設けてある。
るコンタクトガラス１１の間に配したガイド板５、６
は、原稿の腰の強さを検知するための検出部を構成す
る。すなわち両ガイド板５、６を図中下方へ凹となるよ
うに湾曲させるとともに、上側のガイド板６の原稿搬送
ローラ３側の端部を軸２５を中心に上下方向で揺動可能
に支持し、コンタクトガラス１１の端部は、ガイド板１
４に上方から載置、当接して位置決め可能としてある。
すなわちガイド板６がガイド板１４で位置決めされた状
態では、ガイド板６がシート原稿１をストレートに搬送
するための搬送路中へ上方から飛び出した状態となるよ
うに設けてある。
【００１７】ガイド板６には、動作負荷を調整する加圧
調整手段として、図示せぬ装置本体構造部材に設けた調
整ネジ２６と、調整ネジ２６とガイド板６の間をつない
でガイド板６を下方へ揺動付勢するバネ２７が設けてあ
り、調整ネジ２６を調整することによりガイド板６が原
稿を押さえる押圧力を可変できるようになっている。
調整手段として、図示せぬ装置本体構造部材に設けた調
整ネジ２６と、調整ネジ２６とガイド板６の間をつない
でガイド板６を下方へ揺動付勢するバネ２７が設けてあ
り、調整ネジ２６を調整することによりガイド板６が原
稿を押さえる押圧力を可変できるようになっている。
【００１８】この装置で薄手の原稿を通紙する時には、
シート原稿１を図１に示す状態のままでガイド板５、６
等に沿って搬送し、読取走査後にガイド板１９に沿って
湾曲させつつ搬送し、排紙ローラ２２により上方へ排紙
（矢印Ａ方向）する。厚手原稿の通紙時には、ガイド板
６が原稿の腰の強さによりバネ２７の付勢力に抗して上
方に押し上げられ、検知スイッチ７によってその状態を
検知される。検知スイッチ７には図示のようにマイクロ
スイッチを用いてもよいが、フォトインタラプタ等を用
いても良い。通常時の検知スイッチ７の検知位置は、シ
ート原稿１をガイド板１９を介して湾曲させつつ上方へ
排紙しても原稿搬送に支障が生じないように調整する。
上方への排紙で原稿搬送に支障が生じる原稿、すなわち
腰の強い原稿が搬送されてくると、ガイド板５、６に沿
って湾曲しないため、検知スイッチ７が上述の調整位置
よりも上に上がる動作をし、信号が発せられる。する
と、図示せぬソレノイド等の駆動手段により分岐爪２１
が矢印ｂ方向に回転し、腰の強い原稿をガイド板２０に
よって矢印Ｂ方向へストレート搬送し、排出させる。
シート原稿１を図１に示す状態のままでガイド板５、６
等に沿って搬送し、読取走査後にガイド板１９に沿って
湾曲させつつ搬送し、排紙ローラ２２により上方へ排紙
（矢印Ａ方向）する。厚手原稿の通紙時には、ガイド板
６が原稿の腰の強さによりバネ２７の付勢力に抗して上
方に押し上げられ、検知スイッチ７によってその状態を
検知される。検知スイッチ７には図示のようにマイクロ
スイッチを用いてもよいが、フォトインタラプタ等を用
いても良い。通常時の検知スイッチ７の検知位置は、シ
ート原稿１をガイド板１９を介して湾曲させつつ上方へ
排紙しても原稿搬送に支障が生じないように調整する。
上方への排紙で原稿搬送に支障が生じる原稿、すなわち
腰の強い原稿が搬送されてくると、ガイド板５、６に沿
って湾曲しないため、検知スイッチ７が上述の調整位置
よりも上に上がる動作をし、信号が発せられる。する
と、図示せぬソレノイド等の駆動手段により分岐爪２１
が矢印ｂ方向に回転し、腰の強い原稿をガイド板２０に
よって矢印Ｂ方向へストレート搬送し、排出させる。
【００１９】図２は、原稿の腰の強さを検知するための
手段をなすガイド板６を、原稿搬送方向と垂直な方向に
沿って複数枚の短冊状に分割して配置した本発明の第２
の実施形態を概略的に示す要部平面図である。
手段をなすガイド板６を、原稿搬送方向と垂直な方向に
沿って複数枚の短冊状に分割して配置した本発明の第２
の実施形態を概略的に示す要部平面図である。
【００２０】本実施形態の基本的な構成、動作は先の実
施形態と同一であるが、ガイド板６を一体形状で形成し
た場合、原稿サイズ、すなわちシート原稿１の幅によっ
てガイド板６の動作に差が生じてしまい（搬送ローラ
は、一般的に団子状に形成されているため、原稿幅が小
さくなると原稿搬送力も少なくなる）、小サイズの原稿
搬送時にはシート原稿１がガイド板６を押し上げきれ
ず、検知スイッチ７が動作せずに上方への排紙経路に進
入し、原稿の送りムラ、原稿停止等が発生しやすくなる
ことに対処したものである。また原稿搬送時の原稿基準
位置が一般的に中央基準であること及び原稿サイズの種
類を考慮し、検知スイッチ７を原稿搬送方向と垂直な方
向の中央に設けてある。
施形態と同一であるが、ガイド板６を一体形状で形成し
た場合、原稿サイズ、すなわちシート原稿１の幅によっ
てガイド板６の動作に差が生じてしまい（搬送ローラ
は、一般的に団子状に形成されているため、原稿幅が小
さくなると原稿搬送力も少なくなる）、小サイズの原稿
搬送時にはシート原稿１がガイド板６を押し上げきれ
ず、検知スイッチ７が動作せずに上方への排紙経路に進
入し、原稿の送りムラ、原稿停止等が発生しやすくなる
ことに対処したものである。また原稿搬送時の原稿基準
位置が一般的に中央基準であること及び原稿サイズの種
類を考慮し、検知スイッチ７を原稿搬送方向と垂直な方
向の中央に設けてある。
【００２１】
【発明の効果】本発明に係る原稿搬送装置は、以上説明
してきたように、シート原稿を搬送する搬送路の途中部
位に搬送中のシート原稿を湾曲させて腰の強さを検出す
る手段を設けたので、露光走査が開始する前に原稿の腰
の強さを検知して排紙経路の切り換えができるようにな
り、このため読取走査後のシート原稿の送りムラがなく
なり、原稿の停止や搬送ローラとの擦れ合いによる汚れ
付着等の不具合が発生するのを防止できるという効果が
ある。
してきたように、シート原稿を搬送する搬送路の途中部
位に搬送中のシート原稿を湾曲させて腰の強さを検出す
る手段を設けたので、露光走査が開始する前に原稿の腰
の強さを検知して排紙経路の切り換えができるようにな
り、このため読取走査後のシート原稿の送りムラがなく
なり、原稿の停止や搬送ローラとの擦れ合いによる汚れ
付着等の不具合が発生するのを防止できるという効果が
ある。
【００２２】請求項２に係る原稿搬送装置は、以上説明
してきたように、検出手段が搬送路の一部をなす一対の
湾曲したガイド板を有し、一方を搬送路に対して接離す
るように移動可能としてなるので、上記共通の効果に加
え、厚手の原稿を確実に検出できるだけでなく、厚手の
原稿をあまり湾曲させずに済むので原稿を傷めず、また
露光走査にも不都合が生じにくくなるという効果があ
る。
してきたように、検出手段が搬送路の一部をなす一対の
湾曲したガイド板を有し、一方を搬送路に対して接離す
るように移動可能としてなるので、上記共通の効果に加
え、厚手の原稿を確実に検出できるだけでなく、厚手の
原稿をあまり湾曲させずに済むので原稿を傷めず、また
露光走査にも不都合が生じにくくなるという効果があ
る。
【００２３】請求項５に係る原稿搬送装置は、以上説明
してきたように、原稿の腰の強さを検知するためのガイ
ド板を短冊状に複数個設けたことにより、上記共通の効
果に加え、原稿サイズによらず原稿の厚薄を確実に検出
できるようになるという効果がある。
してきたように、原稿の腰の強さを検知するためのガイ
ド板を短冊状に複数個設けたことにより、上記共通の効
果に加え、原稿サイズによらず原稿の厚薄を確実に検出
できるようになるという効果がある。
【００２４】請求項６に係る原稿搬送装置は、以上説明
してきたように、原稿の腰の強さを検知するためのガイ
ド板の動作負荷を調整する加圧調整手段を設けたことに
より、ガイド板が原稿を押さえる押圧力を可変でき、上
記共通の効果に加え、さらに原稿の送りムラ、原稿停止
等の不具合発生防止を確実に行えるようにすることが可
能になるという効果がある。
してきたように、原稿の腰の強さを検知するためのガイ
ド板の動作負荷を調整する加圧調整手段を設けたことに
より、ガイド板が原稿を押さえる押圧力を可変でき、上
記共通の効果に加え、さらに原稿の送りムラ、原稿停止
等の不具合発生防止を確実に行えるようにすることが可
能になるという効果がある。
【図１】本発明に係る原稿搬送装置の一実施形態を概略
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
【図２】本発明に係る原稿搬送装置の第２の実施形態を
概略的に示す要部平面図である。
概略的に示す要部平面図である。
１ シート原稿 ２ ガイド板 ３ 原稿搬送ローラ ４ 従動ローラ ５、６ ガイド板 ７ 検知スイッチ ８ バックアップローラ ９ アーム １０ ガイド板 １１ コンタクトガラス １２ 光源 １３ セルフォックレンズアレイ １４ 密着イメージセンサ １５、１６ ガイド板 １７ 原稿搬送ローラ １９、２０ ガイド板 ２１ 分岐爪 ２２ 排紙ローラ ２３ 従動ローラ ２４ 支点軸 ２５ 軸 ２６ 調整ネジ ２７ バネ
フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H076 AA04 BA24 BA33 BA36 BA65 BB09 BB10 3F048 AA01 AA08 AB02 BA06 BB03 BB10 CA02 DA06 DC03 DC05 DC09 EB23 3F053 EA01 EA08 EC03 EC06 EC08 ED03 ED11 LA01 LA11 LB02 3F101 FA01 FB14 FC11 FE02 FE11 FE19 LA01 LA11 LB02
Claims (6)
- 【請求項１】 シート原稿を搬送する搬送路の途中部位
に、該搬送路を搬送中のシート原稿を湾曲させて腰の強
さを検出する検出手段を設けたことを特徴とする原稿搬
送装置。 - 【請求項２】 上記検出手段が一対の湾曲したガイド板
を有し、これらガイド板が上記搬送路の一部をなすとと
もに、いずれか一方を上記搬送路に対して接離するよう
に移動可能としてなることを特徴とする請求項１の原稿
搬送装置。 - 【請求項３】 厚手原稿をストレート搬送しながら排紙
する第１の原稿排紙部と、薄手原稿を上方に排紙する第
２の原稿排紙部とを備えると共に、上記検出手段を、原
稿挿入部と原稿読取装置の露光走査する読取部の間に設
けてなることを特徴とする請求項１または２の原稿搬送
装置。 - 【請求項４】 上記検出手段の検出信号に応じて、上記
第１、第２の原稿排紙部のいずれかを選択して原稿排紙
方向を切り換え可能としてなることを特徴とする請求項
３の原稿搬送装置。 - 【請求項５】 上記検出手段の移動可能なガイド板が、
上記搬送路でのシート原稿の搬送方向に伸びる短冊形状
を有し、該短冊形状のガイド板を上記搬送路でのシート
原稿の搬送方向と直交する方向に複数個設けてなること
を特徴とする請求項２ないし４のいずれかの原稿搬送装
置。 - 【請求項６】 上記検出手段の移動可能なガイド板に、
動作負荷を調整する加圧調整手段を設けたことを特徴と
する請求項２ないし５のいずれかのシート原稿搬送装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26808399A JP2001088981A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 原稿搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26808399A JP2001088981A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 原稿搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001088981A true JP2001088981A (ja) | 2001-04-03 |
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ID=17453661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26808399A Pending JP2001088981A (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 原稿搬送装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001088981A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011144008A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-28 | Pfu Ltd | 搬送装置及び画像読取装置 |
| US8556250B2 (en) | 2011-03-31 | 2013-10-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeding devices, image reading devices and image forming devices |
| JP2021130555A (ja) * | 2020-02-20 | 2021-09-09 | 株式会社Pfu | 媒体搬送装置 |
| US11985281B2 (en) | 2022-02-18 | 2024-05-14 | Seiko Epson Corporation | Reading apparatus, method of controlling reading apparatus, and image reading system for suggesting suitable reading setup or use path |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP26808399A patent/JP2001088981A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011144008A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-28 | Pfu Ltd | 搬送装置及び画像読取装置 |
| US8556250B2 (en) | 2011-03-31 | 2013-10-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeding devices, image reading devices and image forming devices |
| JP2021130555A (ja) * | 2020-02-20 | 2021-09-09 | 株式会社Pfu | 媒体搬送装置 |
| US11985281B2 (en) | 2022-02-18 | 2024-05-14 | Seiko Epson Corporation | Reading apparatus, method of controlling reading apparatus, and image reading system for suggesting suitable reading setup or use path |
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