JP2001086938A - チューイングガム用改質顆粒組成物 - Google Patents

チューイングガム用改質顆粒組成物

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JP2001086938A
JP2001086938A JP26861399A JP26861399A JP2001086938A JP 2001086938 A JP2001086938 A JP 2001086938A JP 26861399 A JP26861399 A JP 26861399A JP 26861399 A JP26861399 A JP 26861399A JP 2001086938 A JP2001086938 A JP 2001086938A
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JP
Japan
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chewing gum
granule composition
chewing
parts
weight
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JP26861399A
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Kiyoshi Abe
清 阿部
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TOMEN CHEMICAL CO Ltd
Original Assignee
TOMEN CHEMICAL CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口腔内咀しゃくに際して硬度低下の少いチュ
ーイングガム用改質顆粒組成物を提供する。 【解決手段】 チューイングガム用有機基材粉末、無機
粉体及び有機高分子結合剤からなることを特徴とするチ
ューイングガム用改質顆粒組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチューイングガムを
噛んでいる間、その硬さ弾力性、膨潤、なめらかさ、柔
軟性を適度な水準で長時間(30〜60分間)確保する
事を目的として配合されるチューイングガム用改質顆粒
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チューイングガムに適度な硬さ、
弾力性、なめらかさ、柔軟性を付与する為に、チューイ
ングガム中に水飴等の軟化剤を含有させる事や植物性ガ
ム質を配合させることが行われてきた。しかしながら、
長時間、例えば10分以上噛んでいると、軟化剤とガム
ベースが、唾液を介して相溶し、著しく軟化する傾向に
ある。すなわち、噛み始めから5分程度の間は良好な食
感であるが、10分程度以上経過すると噛む事に対し
て、不快感を感じるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、口腔内咀し
ゃくに際して硬度低下の少いチューイングガム用改質顆
粒組成物を提供する事をその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく検討をした結果、チューイングガム用有機基
材粉末、無機粉体及び有機高分子結合剤からなるチュー
イングガム用改質顆粒組成物を、チューイングガム力に
含有することにより、良好な食感を維持出来る事を見出
し、本発明を完成させるに至った。即ち、本発明によれ
ば、チューイングガム用有機基材粉末、無機粉体及び有
機高分子結合剤からなることを特徴とするチューイング
ガム用改質顆粒組成物が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
ると、本発明の組成物は、チューイングガム用有機基材
粉末、無機粉体及び有機高分子結合剤からなるチューイ
ングガム用改質顆粒組成物で、本顆粒組成物をチューイ
ングガムに含有させる事で、チューインガムを咀しゃく
する場合に、長時間、良好な食感を維持できる事を特徴
とする。従来チューイングガムに適度な硬さ、弾力性、
滑らかさ、柔軟性を付与する目的で含有させていた軟化
剤や植物性ガム等が噛む事により口腔内で唾液を介して
ガムベースと相溶し、著しく軟化していたのに対して、
本発明の顆粒組成物をチューインガムに含有させた場合
には、そのチューインガムの咀しゃくによるその顆粒の
崩壊により、その顆粒に含まれていた粉末が新たにチュ
ーインガムベースに混和され、適度に膨潤するため、チ
ューインガムが過度に軟化することが抑制される。
【0006】本発明の顆粒組成物中の無機粉体と有機高
分子結合剤はいずれも必須の成分であり、チューイング
ガム用有機基材粉末のみの顆粒やチューイングガム用有
機基材粉末と有機高分子結合剤のみの顆粒では上記特徴
は呈しえない。無機粉体は高分子結合剤とゆるやかに架
橋反応を起し、不溶性のゲル状皮膜を形成し、ガムベー
ス用有機基材粉末をコーティンする形態になり、押し出
造粒法により顆粒化させることができる。この顆粒組成
物中のチューイングガム用有機基材粉末としては、従来
公知のものが用いられる。このようなものとしては、例
えば、ポリ酢酸ビニル樹脂、エステルガム、ポリイソブ
チレン、チクル、ジェルトン、パラタ、グッタペルカソ
ルバ、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
【0007】本発明の顆粒組成物中の無機粉体として
は、従来からチューイングガムに用いられてきた炭酸カ
ルシウム、第2リン酸カルシウム、二酸化ケイ素、アル
ミノシリケート、ジルコノシリケート、第一リン酸カル
シウム、第3リン酸カルシウム、ハイトロキシアパタイ
ト、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ピロ
リン酸カルシウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、乳酸
カルシウム、ケイ酸ジルコニウム等が挙げられる。
【0008】本発明の顆粒組成物中の有機高分子結合剤
としては、カルボキシメチルセルロース金属塩(ナトリ
ウム塩等)、メチルセルロース、ヒドロキシルエチルセ
ルロース、カルボキシルメチルヒドロキシルセルロース
金属塩などのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム
などのカルボキシル基含有高分子のアルカリ金属塩、そ
の他アルギン酸プロピレングリコールエステル、カラゲ
ーナン、キサタンガム、トラガンガム、カラヤガム、ア
ラビアガム、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。本発
明の顆粒組成物において、無機粉体は無機カルシウム化
合物で、かつ有機高分子結合剤はカルボキシル基含有高
分子であることが望ましい。無機カルシウム化合物とし
ては、炭酸カルシウム、第1、第2、第3リン酸カルシ
ウム等のリン酸カルシウム、ハイドロキシピロリン酸カ
ルシウムの使用が好ましい。
【0009】本発明の顆粒組成物において、その無機粉
体の割合は、有機基材粉末100重量部当り、30〜1
00重量部、好ましくは50〜80重量部の割合であ
る。有機高分子結合剤の割合は、無機粉体100重量部
当り、50〜200重量部、好ましくは80〜150重
量部の割合である。その顆粒組成物の大きさは、平均粒
径で100〜3000μm、好ましくは300〜200
0μmである。本発明の顆粒組成物は、チューイングガ
ム基材100重量部に対して、0.1〜50重量部、好
ましくは1〜20重量部の割合で添加される。
【0010】本発明の顆粒組成物は、押し出し造粒等、
従来の顆粒化方法を使用することにより製造することが
できる。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0012】実施例1 顆粒組成物を以下のように調製した。 (1)ガムベース用有機基材粉末の調製 ポリ酢酸ビニル樹脂50重量部、天然樹脂(チクルを水
洗脱水して加工した原料)を26重量部、リン酸カルシ
ウム20重量部、マイクロクリスタリンワックス5重量
部、グリセリン脂肪酸エステル5重量部を加え、温度6
0〜100℃において、ニーダーで均一に混合する。混
合後取り出し、15〜20℃中にて冷却して粉砕し、6
0〜80メッシュに粒度の整粒する。 (2)顆粒組成物の調製 前記ガムベース用有機基材粉末100重量部に対してア
ルギン酸ソーダ60重量部、第2リン酸カルシウム25
重量部、炭酸カルシウム40重量部、グルコノデルタラ
クトン20重量部に、水45重量部を加えて、常温で混
合する。混合物を押し出し造粒法により、造粒し、乾燥
し、粒径0.15mmの顆粒組成物とした。 (3)顆粒組成物の特性 前記のようにして得た顆粒組成物をチューイングガムに
配合し、そのチューイングガムを口腔で長時間(30〜
60分)咀しゃくする時、その顆粒組成物中に含まれて
いるアルギン酸ナトリウムとリン酸カルシウムの強い架
橋反応による不溶性ゲルが、ガムベース用有機基材粉末
とともにガム中に移行し、唾液を適度に吸収して膨潤す
る。その事から顆粒の体積が徐々に増加しながら適度な
食感を与える。更にこの顆粒組成物は不溶性のゲル状物
質である事から、口腔内で咀しゃくしても、その硬度の
低下は少ないという特徴を有する。
【0013】
【発明の効果】本発明の顆粒組成物は、チューイングガ
ムに配合して使用される。この顆粒組成物を配合したチ
ューインガムは、これを口腔内で長時間咀しゃくして
も、過度の軟化が防止される。しかも、本発明の顆粒組
成物は、阻しゃくしても、高度な不溶性のゲル状物質で
あることから、特に粘弾性の低下の少ないもので、阻し
ゃく感の良好のものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューイングガム用有機基材粉末、無機
    粉体及び有機高分子結合剤からなることを特徴とするチ
    ューイングガム用改質顆粒組成物。
  2. 【請求項2】 無機粉体が無機カルシウム化合物であ
    り、かつ有機高分子結合剤がカルボキシル基含有高分子
    である請求項1記載のチューイングガム用改質顆粒組成
    物。
JP26861399A 1999-09-22 1999-09-22 チューイングガム用改質顆粒組成物 Pending JP2001086938A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524999A (ja) * 2003-05-06 2006-11-09 ガムリンク エー/エス チューインガム製品の製造方法及び圧縮チューインガムタブレット
JP2012176197A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Nagasaki Univ フィルム状エコーゲル及び超音波センサユニット

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