JP2001086184A - モデム装置及び通信制御装置並びに通信制御方法 - Google Patents

モデム装置及び通信制御装置並びに通信制御方法

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JP2001086184A
JP2001086184A JP25739999A JP25739999A JP2001086184A JP 2001086184 A JP2001086184 A JP 2001086184A JP 25739999 A JP25739999 A JP 25739999A JP 25739999 A JP25739999 A JP 25739999A JP 2001086184 A JP2001086184 A JP 2001086184A
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signal
communication
recommendation
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communication control
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Akira Atsuta
昭 熱田
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の勧告に準じた通信手順に対応する
ことができ、装置本体がループ状態に陥るのを確実に防
止すること。 【解決手段】 所定勧告に定められた手順信号を送信す
る送信部104で勧告T.30に定められたDIS信号
を送信中もしくは送信後に発呼側から送信された手順信
号を受信部103で受信した信号から可変信号検出部1
05によって検出し、その手順信号が勧告V.8に定め
られたCM信号の場合には勧告V.8に準じた通信動作
に移行させ、データ通信に用いられる手順信号の場合に
はデータ通信動作に移行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデム装置及び通
信制御装置並びに通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ITU−T勧告の所定勧告に定め
られた通信手順に基づいて通信を行うモデムを搭載した
通信制御装置は、その期待値である手順信号を発呼端末
と着呼端末との間で互いに送受信することにより、その
所定勧告に定められた通信手順に基づいて通信を行って
いる。
【0003】例えば、ITU−T勧告V.32(以下、
「勧告V.32」という)に準じた通信手順に基づいて
通信を行うモデムを搭載した通信制御装置においては、
発呼端末からのダイヤル送信に応じて、交換局側から着
呼端末に着信信号が送信される。この着信信号に応じ
て、図7(a)に示すように、着呼端末が発呼端末に対
してANS信号を送信する。このANS信号を検出する
と、発呼端末が着呼端末に対してAA信号を送信する。
このAA信号を検出すると、着呼端末が発呼端末に対し
てAC信号を送信する。また、勧告V.32に準じた通
信手順に基づいて通信を行うモデムを搭載した通信制御
装置においては、着信信号に応じて、図7(b)に示す
ように、着呼端末が発呼端末に対してANS信号を送信
した後、所定時間経過すると、着呼端末が発呼端末に対
してAC信号を送信する。このAC信号を検出すると、
発呼端末が着呼端末に対してAA信号を送信する。この
ようにして、発呼端末と着呼端末との間で互いにその期
待値である手順信号を送受信することにより、勧告V.
32に準じた通信手順に基づいて通信を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信制御装置において、所定勧告で規定されたシーケン
スに従って手順信号の送受信を行う場合に、着呼端末か
ら送信された手順信号が発呼端末で誤認される場合があ
る。これにより、発呼端末が着呼端末の期待値である手
順信号を送信することができず、通信がループ状態に陥
ってしまうという問題がある。
【0005】上述の例で言えば、図7(c)に示した場
合において、着呼端末が発呼端末に対してANS信号を
送信した場合に、発呼端末がこのANS信号を誤認し
て、勧告V.8に規定されたCM信号を着呼端末に送信
してしまう場合がある。この場合、着呼端末は、AC信
号の期待値であるAA信号が発呼端末から送信されない
ため、AC信号を発呼端末に対して送信し続ける。一
方、発呼端末もCM信号の期待値であるJM信号が着呼
端末から送信されないため、CM信号を着呼端末に対し
て送信し続ける。これにより、通信がループ状態に陥っ
てしまう。
【0006】このような問題は、勧告T.30に準じた
通信手順に基づいて通信を行うモデムを搭載した通信制
御装置においても同様に発生する。すなわち、図8
(a)に示すように、着呼端末は、DIS信号を送信し
た後に、DIS信号の期待値であるDCS信号が発呼端
末から送信されないため、DIS信号を発呼端末に対し
て送信し続ける。一方、発呼端末もCM信号の期待値で
あるJM信号が着呼端末から送信されないため、CM信
号を送信し続ける。また、図8(b)に示すような場合
も、着呼端末は、DIS信号を送信した後に、DIS信
号の期待値であるDCS信号が発呼端末から送信されな
いため、DIS信号を発呼端末に対して送信し続ける。
一方、発呼端末は、AA信号の期待値であるAC信号が
着呼端末から送信されないため、AA信号を送信し続け
る。これにより、通信がループ状態に陥ってしまう。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、任意の勧告に準じた通信手順に対応することが
でき、装置本体がループ状態に陥るのを確実に防止でき
るモデム装置及び通信制御装置並びに通信制御方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定勧告に定
められた手順信号を送信する送信手段で勧告T.30に
定められたDIS信号を送信中もしくは送信後に発呼側
から送信された手順信号を受信手段で受信した信号から
検出し、その手順信号が勧告V.8に定められたCM信
号の場合には勧告V.8に準じた通信動作に移行させ、
データ通信に用いられる手順信号の場合にはデータ通信
動作に移行させるようにしたものである。
【0009】また、本発明は、所定勧告に定められた手
順信号を送信する送信手段でデータ通信に用いられる手
順信号を送信中もしくは送信後に発呼側から送信された
手順信号を受信手段で受信した信号から検出し、その手
順信号が勧告V.8に定められたCM信号の場合には勧
告V.8に準じた通信動作に移行させるようにしたもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係るモデム
装置は、所定勧告に定められた手順信号を送信する送信
手段と、発呼側から送信された信号を受信する受信手段
と、前記送信手段が勧告T.30に定められたDIS信
号を送信中もしくは送信後に発呼側から送信された手順
信号を前記受信手段で受信した信号から検出する検出手
段と、前記検出手段により検出された手順信号が勧告
V.8に定められたCM信号の場合には勧告V.8に準
拠した通信動作に移行させ、データ通信に用いられる手
順信号の場合にはデータ通信動作に移行させる通信制御
手段と、を具備する構成を採る。
【0011】この構成によれば、送信手段が勧告T.3
0に定められたDIS信号を送信中もしくは送信後に、
検出手段が発呼側から送信された手順信号を検出する。
そして、通信制御手段が検出された手順信号に対応する
通信動作に移行させる。このため、装置本体がループ状
態に陥るのを防止することができる。
【0012】本発明の第2の態様に係るモデム装置は、
所定勧告に定められた手順信号を送信する送信手段と、
発呼側から送信された信号を受信する受信手段と、前記
送信手段がデータ通信に用いられる手順信号を送信中も
しくは送信後に発呼側から送信された手順信号を前記受
信手段で受信した信号から検出する検出手段と、前記検
出手段により検出された手順信号が勧告V.8に定めら
れたCM信号の場合には勧告V.8に準拠した通信動作
に移行させる通信制御手段と、を具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、送信手段がデータ通信
に用いられる手順信号を送信中もしくは送信後に、検出
手段が発呼側から送信された手順信号を検出する。そし
て、通信制御手段が検出された手順信号に対応する通信
動作に移行させる。このため、装置本体がループ状態に
陥るのを防止することができる。
【0014】本発明の第3の態様に係るモデム装置は、
所定勧告に定められた手順信号を送信する送信手段と、
発呼側から送信された信号を受信する受信手段と、前記
送信手段が勧告T.30に定められたDIS信号または
データ通信に用いられる手順信号を送信中もしくは送信
後に発呼側から送信された手順信号を前記受信手段で受
信した信号から検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出された手順信号が勧告V.8に定められたCM信
号の場合には勧告V.8に準拠した通信動作に移行さ
せ、データ通信に用いられる手順信号の場合にはデータ
通信動作に移行させる通信制御手段と、を具備する構成
を採る。
【0015】この構成によれば、送信手段が勧告T.3
0に定められたDIS信号またはデータ通信に用いられ
る手順信号を送信中もしくは送信後に、検出手段が発呼
側から送信された手順信号を検出する。そして、通信制
御手段が検出された手順信号に対応する通信動作に移行
させる。このため、装置本体がループ状態に陥るのを防
止することができる。
【0016】本発明の第4の態様に係るモデム装置は、
第1から第3に態様において、前記検出手段は、現在送
信中もしくは送信後の手順信号に対する期待値である手
順信号及び前記期待値以外の手順信号を含む複数の周波
数成分を並列に検出する構成を採る。
【0017】この構成によれば、検出手段が現在送信中
もしくは送信後の手順信号に対する期待値である手順信
号及び期待値以外の手順信号を含む複数の周波数成分を
並列に検出することができるので、受信した信号がいず
れの勧告に定められた手順信号であるかを同時に検出す
ることができる。
【0018】本発明の第5に態様に係る通信制御装置
は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のモデム装
置と、前記モデム装置を制御するホストと、を具備する
構成を採る。
【0019】このように、請求項1から請求項4記載の
モデム装置を通信制御装置に適用することにより、通信
制御装置において、請求項1から請求項4記載のモデム
装置と同様の効果を得ることができる。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施の形態に係る勧告
種別の識別機能を有するモデムとホストからなる通信制
御装置の機能ブロック図である。本実施の形態におい
て、通信制御装置100は、勧告V.8に準じた通信手
順に基づいて通信を行う機能を有するものとする。
【0022】図1において、モデム101は、DSPで
構成され、内部の信号等の動作を自ら制御する。モデム
101は、AFE102を介して公衆電話回線網に接続
されている。このAFE102は、公衆電話回線網から
信号等を受信する受信部103および公衆電話回線網に
信号等を送信する送信部104に接続されている。受信
部103は、可変信号検出部105、2100Hz検出
部106およびV.8信号検出部107に接続されてい
る。送信部104は、V.8信号検出部107に接続さ
れている。
【0023】可変信号検出部105は、特定キャリア周
波数成分の積分値を算出可能な複数のバンドパスフィル
タを有している。これらのバンドパスフィルタは、後述
するホストによって、算出する特定キャリア周波数成分
の積分値が設定される。以下において、ホストがバンド
パスフィルタに勧告V.21のハイチャネル(以下、
「勧告V.21(H)」という)のキャリア周波数成分
の積分値を算出するように設定した場合、このバンドパ
スフィルタをV.21(H)検出部108という。可変
信号検出部105は、上述のようにホストが設定したキ
ャリア周波数成分の積分値を算出する。図1では、V.
21(H)検出部108のほか、ホストがバンドパスフ
ィルタをV.22検出部109、V.22bis検出部
110、V.32検出部111およびV.32bis検
出部112として設定した場合を示している。
【0024】図2に図1のように設定された可変信号検
出部105が算出可能な特定キャリア周波数成分を示
す。
【0025】V.21(H)検出部108は、勧告V.
21(H)で使用される1650Hz〜1850Hzの
キャリア周波数成分の積分値を算出する。具体的には、
V.21(H)検出部108は、勧告T.30で発呼端
末から着呼端末に送信されるDCS信号のキャリア周波
数成分の積分値を算出する。
【0026】V.22検出部109およびV.22bi
s検出部110は、勧告V.22および勧告V.22b
isで使用される900Hz〜1500Hzのキャリア
周波数成分の積分値を算出する。具体的には、V.22
検出部109およびV.22bis検出部110は、勧
告V.22および勧告V.22bisで発呼端末から着
呼端末に送信されるS1信号、SB1信号のキャリア周
波数成分の積分値を算出する。なお、勧告V.22およ
び勧告V.22bisは、データ通信を行う場合に使用
される勧告である。S1信号、SB1信号は、データ通
信を行う場合に発呼端末から着呼端末に送信される手順
信号である。
【0027】V.32検出部111およびV.32bi
s検出部112は、勧告V.32および勧告V.32b
isで使用される1800Hzのキャリア周波数成分の
積分値を算出する。具体的には、勧告V.32および勧
告V.32bisで発呼端末から着呼端末に送信される
AA信号のキャリア周波数成分の積分値を算出する。な
お、勧告V.32および勧告V.32bisは、データ
通信を行う場合に使用される勧告である。AA信号は、
データ通信を行う場合に発呼端末から着呼端末に送信さ
れる手順信号である。
【0028】可変信号検出部105は、上述のキャリア
周波数成分の積分値に限定されるものでなく、その他の
勧告で使用されるキャリア周波数成分の積分値、例え
ば、勧告V.23で使用されるキャリア周波数成分の積
分値や勧告V.26bisで使用されるキャリア周波数
成分の積分値を算出することもできる。
【0029】2100Hz検出部106は、本通信制御
装置100が発呼端末として機能する場合に用いられる
ものであり、2100Hzのキャリア周波数成分の積分
値を算出する。具体的には、勧告V.8で着呼端末から
発呼端末に送信されるANSam信号、勧告T.30で
着呼端末から発呼端末に送信されるCED信号等のキャ
リア周波数成分の積分値を算出する。
【0030】V.8信号検出部107は、受信部103
が受信した受信信号を解析する。V.8信号検出部10
7は、受信信号がJM信号である場合にJM信号を検出
し、受信信号がCM信号である場合にCM信号を検出
し、受信信号がCJ信号である場合にCJ信号を検出す
る。なお、V.8信号検出部107は、本通信制御装置
100が着呼端末として機能する場合において、CM信
号およびCJ信号を受信信号として受信する。一方、本
通信制御装置100が発呼端末として機能する場合にお
いて、JM信号を受信信号として受信する。V.8信号
検出部107は、JM信号、CM信号またはCJ信号を
検出するとその旨をホスト113に通知する。
【0031】可変信号検出部105に設定された検出部
108〜112および2100Hz検出部106は、最
大値検出部114に接続されている。最大値検出部11
4は、可変信号検出部105に設定された検出部108
〜112および2100Hz検出部106が算出したキ
ャリア周波数成分の積分値の最大値を検出する。具体的
には、可変信号検出部105に設定された検出部108
〜112および2100Hz検出部106が算出したキ
ャリア周波数成分の積分値同士を比較することにより、
キャリア周波数成分の積分値の最大値を検出する。ま
た、最大値検出部114は、比較部115に接続されて
いる。
【0032】比較部115には、キャリア周波数成分の
積分値毎に所定しきい値が登録されている。比較部11
5は、最大値検出部114が検出した最大値を登録され
た所定しきい値と比較する。比較部115は、最大値が
所定しきい値を上回っている場合、その最大値を算出し
た検出部を示す識別信号を検出し、その識別信号に基づ
いて受信信号の種類をホスト113に通知する。
【0033】ホスト113は、本通信制御装置100全
体の動作を制御する制御部116を備えている。また、
ホスト113は、モデム101から通知された受信信号
がDIS信号であるか否かを判定するDIS判定部11
7、モデム101から通知された受信信号がDCS信号
であるか否かを判定するDCS判定部118および検出
周波数テーブル119と通信能力テーブル120とを格
納したメモリ121を備えている。なお、DIS判定部
117は、本通信制御装置100が発呼端末として機能
する場合に用いられるものであり、DCS判定部118
は、本通信制御装置100が着呼端末として機能する場
合に用いられるものである。
【0034】検出周波数テーブル119は、モデム10
1内の可変信号検出部105のバンドパスフィルタを設
定する場合に制御部116が使用するテーブルである。
通信能力テーブル120は、本通信制御装置100の通
信能力を通知するCM信号を設定する場合に制御部11
6が使用するテーブルである。
【0035】次に、上記構成を有する通信制御装置の動
作について、本通信制御装置100が勧告T.30に準
じた通信手順にしたがって優先的に通信を行う(以下、
「FAX優先通信」という)場合と勧告V.22/22
bisおよび勧告V.32/32bis等に準じた通信
手順にしたがって優先的に通信を行う(以下、「データ
優先通信」という)場合に分けて説明する。図3は、本
通信制御装置100がFAX優先通信を行う場合のフロ
ー図を示している。図5は、本通信制御装置100がデ
ータ優先通信を行う場合のフロー図を示している。ま
ず、本通信制御装置100がFAX優先通信を行う場合
のフローについて説明する。なお、本実施の形態におい
て、本通信制御装置100は、着呼端末であるものとす
る。
【0036】まず、外部の発呼端末のダイヤル送信に応
じて、本通信制御装置100に対して交換局側から着信
信号が送信される。この着信信号を受信することによ
り、本通信制御装置100は、呼出しを受ける。
【0037】この呼出しを受けた場合、あるいは、電話
モードで会話中にオペレータから所定の指示を受けた場
合(ST301)、本通信制御装置100のモデム10
1は、ホスト113の指示に基づいて発呼端末に対して
勧告T.30に定められたCED信号または勧告V.8
に定められたANSam信号を送信する(ST30
2)。
【0038】CED信号またはANSam信号を送信す
ると、本通信制御装置100は、発呼端末から勧告V.
8に定められたCM信号を受信したか否か判定する(S
T303)。具体的には、モデム101のV.8信号検
出部107が発呼端末から受信した受信信号を解析し、
その解析結果をホスト113に通知する。ホスト113
は、この通知を受けて、CM信号を受信したか否かを判
定する。
【0039】ここで、発呼端末からCM信号を受信した
場合、本通信制御装置100は、勧告V.8に準じた通
信手順に基づいて通信を行う機能を有しているので、勧
告V.8に準じた通信手順に基づいて通信を行う。
【0040】すなわち、発呼端末からCM信号を受信し
た場合、ホスト113の指示に基づいて、モデム101
の送信部104が発呼端末に対してJM信号を送信する
(ST304)。
【0041】JM信号を送信すると、本通信制御装置1
00は、発呼端末から勧告V.8に定められたCJ信号
を受信したか否か判定する(ST305)。具体的に
は、モデム101のV.8信号検出部107が発呼端末
から受信した信号を解析し、その解析結果をホスト11
3に通知する。ホスト113は、この通知を受けて、C
J信号を受信したか否かを判定する。
【0042】ここで、発呼端末からCJ信号を受信した
場合、モデム101の送信部104がJM信号の送信を
停止する(ST306)。そして、ホスト113の指示
に基づいて、モデム101は、次の処理に移行する(S
T307)。なお、CJ信号を受信しないで所定時間が
経過した場合、ホスト113の指示に基づいて、モデム
101は、回線を呼切断するか、または、電話モードへ
復帰する(ST308)。
【0043】一方、発呼端末からCM信号を受信しない
場合、本通信制御装置100は、発呼端末からオートモ
ード起呼信号を受信したか否か判定する(ST30
9)。なお、オートモード起呼信号とは、例えば、勧告
V.22/22bisに定められたS1信号、SB1信
号または勧告V.32/32bisに定められたAA信
号等である。
【0044】具体的には、モデム101の可変信号検出
部105が受信信号のキャリア周波数成分の積分値を算
出する。そして、可変信号検出部105は、算出した積
分値を最大値検出部114に渡す。最大値検出部114
は、受け取った積分値の最大値を検出する。そして、最
大値検出部114は、その最大値を比較部115に渡
す。比較部115は、その最大値と比較部115に登録
された所定しきい値と比較する。そして、比較部115
は、最大値が所定しきい値を上回っている場合、その最
大値を算出した検出部を示す識別信号を検出し、その識
別信号に基づいて受信信号の種類をホスト113に通知
する。ホスト113は、この通知を受けてオートモード
起呼信号を受信したか否か判定する。
【0045】ここで、オートモード起呼信号を受信した
場合、本通信制御装置100が受信したオートモード起
呼信号に対応する通信能力を有するか否か判定する。そ
して、本通信制御装置100が受信したオートモード起
呼信号に対応する通信能力を有する場合、そのオートモ
ード起呼信号に対応する通信手順に基づいて通信を行
う。
【0046】具体的には、本通信制御装置100におい
て、ホスト113がそのオートモード起呼信号に対応す
る通信能力を有するか判定する(ST310)。そのオ
ートモード起呼信号に対応する通信能力を有する場合に
は、ホスト113は、オペレータがその通信能力で通信
を行うことを希望するか否か判定する(ST311)。
オペレータがその通信能力で通信を行うことを希望する
場合、モデム101は、ホスト113の指示に基づい
て、受信したオートモード起呼信号に対応する通信手順
に基づいて通信を行う(ST312)。
【0047】例えば、発呼端末から受信したオートモー
ド起呼信号がAA信号であった場合、可変信号検出部1
05のV.32検出部111およびV.32bis検出
部112が算出した積分値は、最大値検出部114が行
う処理で最大値となり、比較部115が行う処理で登録
されたしきい値を上回る。比較部115は、V.32検
出部111およびV.32bis検出部112を示す識
別信号を検出し、その識別信号に基づいて受信信号がA
A信号である旨をホスト113に通知する。ホスト11
3は、この通知を受けると、本通信制御装置100が勧
告V.32または勧告V.32bisに対応する通信能
力を有するか否か判定する。そして、勧告V.32また
は勧告V.32bisに対応する通信能力を有する場合
には、オペレータがこの通信能力で通信を行うことを希
望するか判定する。オペレータがこの通信能力で通信を
行うことを希望する場合、モデム101は、ホスト11
3の指示に基づいて、勧告V.32または勧告V.32
bisに対応する通信手順に基づいて通信を行う。
【0048】なお、本通信制御装置100がそのオート
モード起呼信号に対応する通信能力を有していない場
合、あるいは、オペレータがそのオートモード起呼信号
に対応する通信能力で通信を行うことを希望しない場
合、ホスト113の指示に基づいて、モデム101は、
回線を呼切断するか、または、電話モードへ復帰する
(ST320)。
【0049】一方、オートモード起呼信号を受信しない
場合、本通信制御装置100において、ホスト113
は、ST302におけるCED信号またはANSam信
号の送信開始から所定時間が経過したか否か判定する
(ST313)。
【0050】ここで、CED信号またはANSam信号
の送信開始から所定時間が経過している場合、本通信制
御装置100はFAX優先通信を行うように設定されて
いるので、ホスト113の指示に基づいて、モデム10
1の送信部104が発呼端末に対して勧告T.30に定
められたDIS信号を送信する(ST314)。これ以
降、本通信制御装置100は、FAX通信モードに移行
する。なお、CED信号またはANSam信号の送信開
始から所定時間が経過していない場合、ホスト113
は、ST303からST313の処理を繰り返す。
【0051】発呼端末に対してDIS信号を送信する
と、本通信制御装置100は、発呼端末からCM信号を
受信したか否か判定する(ST315)。DIS信号を
送信した場合には、その期待値である勧告T.30に定
められたDCS信号しか受信することができない従来の
通信制御装置と異なり、本通信制御装置100は、DI
S信号を送信してFAX通信モードに移行した後でも、
可変信号検出部105が受信信号のキャリア周波数成分
を監視しているので、勧告T.30に定められた手順信
号および勧告T.30以外の勧告に定められた手順信号
を同時に検出することができる。これにより、本通信制
御装置100が発呼端末から送信された手順信号を認識
することができずに、通信がループ状態に陥るのを防止
することができる。
【0052】ここで、発呼端末からCM信号を受信した
場合、本通信制御装置100は、勧告V.8に準じた通
信手順に基づいて通信を行う機能を有しているので、勧
告V.8に準じた通信手順に基づいて通信を行う。な
お、この場合、本通信制御装置100は、ST304〜
ST308における処理と同様の処理を行う。
【0053】一方、発呼端末からCM信号を受信しない
場合、本通信制御装置100は、発呼端末から勧告T.
30に定められたDCS信号を受信したか否か判定する
(ST316)。なお、DCS信号の判定を行う場合、
本通信制御装置100は、ST309において、オート
モード起呼信号を判定した場合と同様の処理を行う。
【0054】ここで、DCS信号を受信した場合、本通
信制御装置100は、FAX優先通信を行うように設定
されているので、勧告T.30に準じた通信手順に基づ
いて通信を行う(ST317)。
【0055】一方、DCS信号を受信しない場合、本通
信制御装置100は、発呼端末からオートモード起呼信
号を受信したか否か判定する(ST318)。なお、こ
の場合、本通信制御装置100は、ST309における
処理と同様の処理を行う。
【0056】ここで、発呼端末からオートモード信号を
受信した場合、本通信制御装置100が受信したオート
モード起呼信号に対応する通信能力を有するか否か判定
する。そして、受信したオートモード起呼信号に対応す
る通信能力を有する場合、そのオートモード起呼信号に
対応する通信手順に基づいて通信を行う。なお、この場
合、本通信制御装置100は、ST310〜ST312
における処理と同様の処理を行う。
【0057】一方、発呼端末からオートモード起呼信号
を受信しない場合、ホスト113は、ST314におけ
るDIS信号の送信開始から所定時間が経過したか否か
判定する(ST319)。
【0058】ここで、DIS信号の送信開始から所定時
間が経過している場合、ホスト113の指示に基づい
て、モデム101は、回線を呼切断するか、または、電
話モードへ復帰する(ST320)。なお、DIS信号
の送信開始から所定時間が経過していない場合には、ホ
スト113は、ST315からST319の処理を繰り
返す。
【0059】図4に、上述のフローのST314におい
て、DIS信号を送信した後に各種信号を受信した場合
のシーケンス図を示す。
【0060】図4(a)は、ST315でCM信号を受
信し、勧告V.8に準じた通信手順に基いて通信を行う
場合について示している。図示するように、本通信制御
装置100が発呼端末に対してDIS信号を送信した後
に、発呼端末からCM信号が送信された場合でも、CM
信号に対応してJM信号を送信することによって、通信
がループ状態に陥るのを防止している。
【0061】図4(b)は、ST318でAA信号を受
信し、勧告V.32/V.32bisに準じた通信手順
に基いて通信を行う場合について示している。ST31
5でCM信号を受信した場合と同様に、AA信号に対応
してAC信号を送信することによって、通信がループ状
態に陥るのを防止している。
【0062】図4(c)は、ST310において、AA
信号に対応する通信能力がない場合、あるいは、ST3
11において、オペレータがAA信号に対応する通信能
力で通信を行うことを希望しない場合について示してい
る。この場合、本通信制御装置100は、AA信号に対
応する通信能力を有していないので、回線を呼切断する
ことにより、通信がループ状態に陥るのを防止してい
る。
【0063】このようにして、本通信制御装置100は
FAX優先通信を行う。この場合において、本通信制御
装置100は、CED信号またはANSam信号を送信
した後に発呼端末から所定の信号を受信しないで、DI
S信号を送信した場合でも、可変信号検出部105が受
信信号のキャリア周波数成分を監視している。したがっ
て、DIS信号を送信中にCM信号またはオートモード
起呼信号を検出することができる。これにより、本通信
制御装置100は、そのCM信号またはオートモード起
呼信号に基づいて、次の処理に移行することができる。
この結果、本通信制御装置100における通信がループ
状態に陥いることを防止することができる。
【0064】次に、本通信制御装置100がデータ優先
通信を行う場合のフローについて説明する。
【0065】まず、外部の発呼端末のダイヤル送信に応
じて、本通信制御装置100に対して交換局側から着信
信号が送信される。この着信信号を受信することによ
り、本通信制御装置100は、呼出しを受ける。
【0066】この呼出しを受けた場合、あるいは、電話
モードで会話中にオペレータから所定の指示を受けた場
合(ST501)、本通信制御装置100のモデム10
1は、ホスト113の指示に基づいて発呼端末に対して
勧告V.32等に定められたANS信号または勧告V.
8に定められたANSam信号を送信する(ST50
2)。
【0067】ANS信号またはANSam信号を送信す
ると、本通信制御装置100は、発呼端末から勧告V.
8に定められたCM信号を受信したか否か判定する(S
T503)。具体的には、モデム101のV.8信号検
出部107が発呼端末から受信した受信信号を解析し、
その解析結果をホスト113に通知する。ホスト113
は、この通知を受けて、CM信号を受信したか否かを判
定する。
【0068】ここで、発呼端末からCM信号を受信した
場合、本通信制御装置100は、勧告V.8に準じた通
信手順に基づいて通信を行う機能を有しているので、勧
告V.8に準じた通信手順に基づいて通信を行う。な
お、勧告V.8に準じた通信手順に基づいて通信を行う
場合、本通信制御装置100は、FAX優先通信を行う
場合と同様に、ST304からST308の動作を行
う。
【0069】一方、発呼端末からCM信号を受信しない
場合、本通信制御装置100は、発呼端末からオートモ
ード起呼信号を受信したか否か判定する(ST50
4)。なお、オートモード起呼信号を受信したか否かの
判定およびオートモード起呼信号を受信した場合の処理
を行う場合、本通信制御装置100は、FAX優先通信
を行う場合と同様に、ST310からST312の動作
を行う。
【0070】なお、本通信制御装置100がそのオート
モード起呼信号に対応する通信能力を有していない場
合、あるいは、オペレータがそのオートモード起呼信号
に対応する通信能力で通信を行うことを希望しない場合
も、本通信制御装置100がFAX優先通信を行う場合
と同様に、ホスト113の指示に基づいて、モデム10
1は、回線を呼切断するか、または、電話モードへ復帰
する(ST320)。
【0071】オートモード起呼信号を受信しない場合、
本通信制御装置100において、ホスト113は、ST
502におけるANS信号またはANSam信号の送信
開始から所定時間が経過したか否か判定する(ST50
5)。
【0072】ここで、ANS信号またはANSam信号
の送信開始から所定時間が経過している場合、本通信制
御装置100はデータ優先通信を行うように設定されて
いるので、ホスト113の指示に基づいて、モデム10
1の送信部104が発呼端末に対して勧告V.32等に
定められたAC信号を送信する(ST506)。これ以
降、本通信制御装置100は、データ通信モードに移行
する。なお、ANS信号またはANSam信号の送信開
始から所定時間が経過していない場合、ホスト113
は、ST503からST505の処理を繰り返す。
【0073】発呼端末に対してAC信号を送信すると、
本通信制御装置100は、発呼端末からCM信号を受信
したか否か判定する(ST507)。AC信号を送信し
た場合には、その期待値である勧告V.32等に定めら
れたAA信号しか受信することができない従来の通信制
御装置と異なり、本通信制御装置100は、AC信号を
送信してデータ通信モードに移行した後でも、可変信号
検出部105が受信信号のキャリア周波数成分を監視し
ているので、勧告V.32等に定められた手順信号およ
び勧告V.32等以外の勧告に定められた手順信号を同
時に検出することができる。これにより、本通信制御装
置100が発呼端末から送信された手順信号を認識する
ことができずに、通信がループ状態に陥るのを防止する
ことができる。
【0074】ここで、発呼端末からCM信号を受信した
場合、本通信制御装置100は、勧告V.8に準じた通
信手順に基づいて通信を行う機能を有しているので、勧
告V.8に準じた通信手順に基づいて通信を行う。な
お、この場合、本通信制御装置100は、ST304〜
ST308における処理と同様の処理を行う。
【0075】一方、発呼端末からCM信号を受信しない
場合、本通信制御装置100は、発呼端末からオートモ
ード起呼信号を受信したか否か判定する(ST50
8)。なお、この場合、本通信制御装置100は、ST
504における処理と同様の処理を行う。
【0076】ここで、発呼端末からオートモード信号を
受信した場合、本通信制御装置100が受信したオート
モード起呼信号に対応する通信能力を有するか否か判定
する。そして、受信したオートモード起呼信号に対応す
る通信能力を有する場合、そのオートモード起呼信号に
対応する通信手順に基づいて通信を行う。なお、この場
合、本通信制御装置100は、ST310〜ST312
における処理と同様の処理を行う。
【0077】一方、発呼端末からオートモード起呼信号
を受信しない場合、ホスト113は、ST506におけ
るAC信号の送信開始から所定時間が経過したか否か判
定する(ST509)。
【0078】ここで、AC信号の送信開始から所定時間
が経過している場合、ホスト113の指示に基づいて、
モデム101は、回線を呼切断するか、または、電話モ
ードへ復帰する(ST320)。なお、おけるAC信号
の送信開始から所定時間が経過していない場合には、ホ
スト113は、ST507からST509の処理を繰り
返す。
【0079】図6に、上述のフローのST506におい
て、AC信号を送信した後に発呼端末からCM信号を受
信した場合のシーケンス図を示す。図6は、ST507
でCM信号を受信し、勧告V.8に準じた通信手順に基
いて通信を行う場合について示している。図示するよう
に、本通信制御装置100が発呼端末に対してAC信号
を送信した後に、発呼端末からCM信号が送信された場
合でも、CM信号に対応してJM信号を送信することに
よって、通信がループ状態に陥るのを防止している。
【0080】このようにして、本通信制御装置100は
データ優先通信を行う。この場合において、本通信制御
装置100は、ANS信号またはANSam信号を送信
した後に発呼端末から所定の信号を受信しないで、AC
信号を送信した場合でも、可変信号検出部105が受信
信号のキャリア周波数成分を監視している。したがっ
て、AC信号を送信中にCM信号を検出することができ
る。これにより、本通信制御装置100は、受信したC
M信号に基づいて、次の処理に移行することができる。
この結果、本通信制御装置100における通信がループ
状態に陥いることを防止することができる。
【0081】このように、本実施の形態のモデム101
および通信制御装置100によれば、FAX優先通信を
行う場合に、発呼端末に対してDIS信号を送信した後
に、発呼端末から送信される任意の勧告種別に準じた手
順信号のキャリア周波数成分を検出することにより、そ
の手順信号に基づいて次の処理に移行することができ
る。この結果、通信制御装置100における通信がルー
プ状態に陥いることを防止することができる。
【0082】また、本実施の形態のモデム101および
通信制御装置100によれば、データ優先通信を行う場
合に、発呼端末に対してAC信号等を送信した後に、発
呼端末から送信される任意の勧告種別に定められた手順
信号のキャリア周波数成分を検出することにより、その
手順信号に基づいて次の処理に移行することができる。
この結果、通信制御装置100における通信がループ状
態に陥いることを防止することができる。
【0083】また、本実施の形態のモデム101および
通信制御装置100によれば、モデム101の可変信号
検出部105を設定することにより、発呼端末から受信
する任意の勧告種別に定められた手順信号の受信を制限
することができる。これにより、ユーザが通信を望む勧
告種別を指定して通信を行うことができる。例えば、本
通信制御装置100で対応不可能な勧告種別に定められ
た手順信号を受信した場合には、発呼端末との回線を即
時に切断するように設定することにより、通信を行うこ
とができない発呼端末との通信時間および通信コストの
削減をすることができる。
【0084】なお、本実施の形態では、勧告V.8に準
じた通信手順に基づいて通信を行う機能を有するモデム
装置101および通信制御装置101について説明して
いる。しかし、必ずしも勧告V.8に準じた通信手順に
基づいて通信を行う機能を必要とするものではない。例
えば、勧告T.30および勧告V.32に準じた通信手
順に基いて通信を行う機能を有する通信制御装置等、言
い換えれば、FAX通信とデータ通信の両方を行う機能
を有する通信制御装置等にも適用することができる。こ
のような通信制御装置等に適用することにより、FAX
通信モードにおいて、DIS信号を送信した後に発呼端
末からAA信号を受信した場合には、AA信号に基づい
て次の処理に移行することができる。この結果、通信制
御装置における通信がループ状態に陥いることを防止す
ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定勧告に定められた手順信号を送信した後に、発呼端
末から送信される任意の勧告に定められた手順信号を検
出することにより、任意の勧告に準じた通信手順に対応
することができ、装置本体がループ状態に陥るのを確実
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る通信制御装置の機
能ブロック図
【図2】上記実施の形態に係る通信制御装置の可変信号
検出部が算出可能なキャリア周波数分布図
【図3】上記実施の形態に係る通信制御装置がFAX優
先通信を行う場合の動作を説明するためのフロー図
【図4】上記実施の形態に係る通信制御装置がDIS信
号を送信した後に各種信号を受信した場合のシーケンス
【図5】上記実施の形態に係る通信制御装置がデータ優
先通信を行う場合の動作を説明するためのフロー図
【図6】上記実施の形態に係る通信制御装置がAC信号
を送信した後にCM信号を受信した場合のシーケンス図
【図7】従来の通信制御装置のシーケンス図
【図8】従来の通信制御装置のシーケンス図
【符号の説明】
100 通信制御装置 101 モデム 103 受信部 104 送信部 105 可変信号検出部 107 V.8信号検出部 113 ホスト 114 最大値検出部 115 比較部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定勧告に定められた手順信号を送信す
    る送信手段と、発呼側から送信された信号を受信する受
    信手段と、前記送信手段が勧告T.30に定められたD
    IS信号を送信中もしくは送信後に発呼側から送信され
    た手順信号を前記受信手段で受信した信号から検出する
    検出手段と、前記検出手段により検出された手順信号が
    勧告V.8に定められたCM信号の場合には勧告V.8
    に準拠した通信動作に移行させ、データ通信に用いられ
    る手順信号の場合にはデータ通信動作に移行させる通信
    制御手段と、を具備することを特徴とするモデム装置。
  2. 【請求項2】 所定勧告に定められた手順信号を送信す
    る送信手段と、発呼側から送信された信号を受信する受
    信手段と、前記送信手段がデータ通信に用いられる手順
    信号を送信中もしくは送信後に発呼側から送信された手
    順信号を前記受信手段で受信した信号から検出する検出
    手段と、前記検出手段により検出された手順信号が勧告
    V.8に定められたCM信号の場合には勧告V.8に準
    拠した通信動作に移行させる通信制御手段と、を具備す
    ることを特徴とするモデム装置。
  3. 【請求項3】 所定勧告に定められた手順信号を送信す
    る送信手段と、発呼側から送信された信号を受信する受
    信手段と、前記送信手段が勧告T.30に定められたD
    IS信号またはデータ通信に用いられる手順信号を送信
    中もしくは送信後に発呼側から送信された手順信号を前
    記受信手段で受信した信号から検出する検出手段と、前
    記検出手段により検出された手順信号が勧告V.8に定
    められたCM信号の場合には勧告V.8に準拠した通信
    動作に移行させ、データ通信に用いられる手順信号の場
    合にはデータ通信動作に移行させる通信制御手段と、を
    具備することを特徴とするモデム装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、現在送信中もしくは送
    信後の手順信号に対する期待値である手順信号及び前記
    期待値以外の手順信号を含む複数の周波数成分を並列に
    検出することを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載のモデム装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のモデム装置と、前記モデム装置を制御するホストと、
    を具備することを特徴とする通信制御装置。
  6. 【請求項6】 所定勧告に定められた手順信号を送信す
    る工程と、発呼側から送信された信号を受信する工程
    と、前記手順信号として勧告T.30に定められたDI
    S信号を送信中もしくは送信後に発呼側から送信された
    手順信号を受信した信号から検出する工程と、検出され
    た手順信号が勧告V.8に定められたCM信号の場合に
    は勧告V.8に準拠した通信動作に移行させ、データ通
    信に用いられる手順信号の場合にはデータ通信動作に移
    行させる工程と、を具備することを特徴とする通信制御
    方法。
  7. 【請求項7】 所定勧告に定められた手順信号を送信す
    る工程と、発呼側から送信された信号を受信する工程
    と、前記手順信号としてデータ通信に用いられる手順信
    号を送信中もしくは送信後に発呼側から送信された手順
    信号を受信した信号から検出する工程と、検出された手
    順信号が勧告V.8に定められたCM信号の場合には勧
    告V.8に準拠した通信動作に移行させる工程と、を具
    備することを特徴とする通信制御方法。
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