JP2001085295A - 基板処理装置び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置び基板処理方法

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JP2001085295A
JP2001085295A JP25587199A JP25587199A JP2001085295A JP 2001085295 A JP2001085295 A JP 2001085295A JP 25587199 A JP25587199 A JP 25587199A JP 25587199 A JP25587199 A JP 25587199A JP 2001085295 A JP2001085295 A JP 2001085295A
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JP
Japan
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substrate
container
wafer
processing liquid
processing
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JP25587199A
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English (en)
Inventor
Sayoko Ikeda
小夜子 池田
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の振り切り時に飛散したミストを有効
に排出できる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 処理液によって処理された基板Wを回転
させ処理液を振切るウエハ保持機構2と、このウエハ保
持機構2によって保持された基板Wを囲み前記振り切ら
れた処理液を受けるカップ12と、このカップ12から
処理液を排出する排出路11とを有し、前記カップ12
には、渦流を発生させこの渦流で基板Wの径方向外方に
飛散したミスト状の処理液をカップ12内に捕捉するた
めの気流滞留部16が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハや
LCD基板等の被処理基板に現像や洗浄等の液処理を施
した後、この被処理基板を高速で回転させて振り切り乾
燥を行なう基板処理装置及び基板処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体デバイスや液晶デ
ィスプレイ(LCD)等の製造プロセスにおいては、フ
ォトリソグラフィー技術によって所望の回路を形成す
る。このフォトリソグラフィー技術においては、まず、
被処理基板の表面にレジスト液を塗布し、これを所定の
パターンに露光する。ついで、この被処理基板に現像液
を塗布し現像処理した後、洗浄液によって現像液を洗い
流し、一連の処理を終了する。
【0003】このような処理工程中、現像処理装置にお
いては、現像処理後の被処理基板を洗浄するために、こ
の被処理基板をスピンチャック上に吸着保持し、その表
面に洗浄液を供給しながら回転駆動させる。そして、洗
浄液を止めた後、ウエハを高速回転駆動することで残留
する現像液や洗浄液を振り切って基板を乾燥させる。
【0004】このような洗浄・乾燥工程においては、基
板の周縁部から洗浄液のミストが飛散する。このため、
このミストを基板の周囲から効果的に排出する必要があ
る。従来の装置においては、前記基板を高速回転させる
カップ内にクリーンルームのダウンフローを取り入れ、
このダウンフローを利用することで飛散したミストをカ
ップ外に強制排出するようにしている。すなわち、この
場合、飛散したミストは、ダウンフローによって下方に
案内され、カップの底面に設けられた排出口を通して外
部に強制排気される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の構成
においては、以下のような解決すべき課題がある。
【0006】すなわち、被処理基板を高速で回転させる
場合、被処理基板の周縁部から飛散したミストがカップ
の内面で跳ね返って上方若しくはウエハ側へと飛散し、
カップ外へ流出することがある。このため、カップ底面
に設けられた排出口からのミスト排出が有効に行なえな
い可能性がある。
【0007】また、従来の装置では高速回転により発生
した渦気流とカップ内に導入されたダウンフローとが干
渉してカップ内に乱気流を生じさせる恐れがあり、この
ため、排出すべきミストの流れを理想的にコントロール
できない恐れがある。そして、このことによって、回転
中に飛散したミストがカップ外に有効に排出されずに滞
留し、回転終了後に基板に再付着する可能性がある。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、液処理後に基板の振り切り乾燥を行う基板
処理装置において、振り切り時に飛散したミストを有効
に排出できる基板処理装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の主要な観点によれば、処理液によって処
理された基板を回転させ、処理液を振切る基板回転駆動
機構と、この基板回転機構によって保持された基板を囲
み、前記振り切られた処理液を受ける容器と、この容器
から処理液を排出する排出路とを有し、前記容器には、
渦流を発生させこの渦流で基板の径方向外方に飛散した
ミスト状の処理液を容器内に捕捉するための気流滞留部
が設けられていることを特徴とする基板処理装置が提供
される。
【0010】このような構成によれば、容器の気流滞留
部内に渦流を発生させ、この渦流で処理液のミストを捕
捉することができるから、このミストが容器からウエハ
側に流出することが防止できる。
【0011】なお、ここで、前記気流滞留部は、容器の
外壁を構成する第1の垂直壁と、この第1の垂直壁の上
端からウエハへ向かう方向に曲げられて下方向へ延出さ
れたドーム部と、このドーム部から下方向へ延出され、
その下端を前記基板よりも高く位置させた第2の垂直壁
とからなるものであることが好ましい。この場合、この
装置は、前記容器を上下させる上下駆動機構と、前記第
2の垂直壁の下端の高さを制御することによって気流状
態を安定させる制御手段とを有するものであることが望
ましい。
【0012】このような構成によれば、前記第2の垂直
壁によってダウンフローが整流されると共に、前記渦流
がダウンフローに合流することが防止される。また、こ
のような構成によれば、容器を上下させることによって
気流状態を制御することができるから、より良好にミス
トを排出できる効果がある。
【0013】また、1の実施形態によれば、前記気流滞
留部の内面には、凹凸部が形成されている。このような
構成によれば、滞留部内のミストの液滴化を促進できる
と共に渦流を制御することも可能になる。
【0014】さらに、他の1の実施形態によれば、前記
容器の底部には、受けた処理液を排出する排出路が設け
られていると共に、容器の高さ方向中途部にはこの容器
を伝って落ちる処理液を排出するための受け部が形成さ
れているものが提供される。ことを特徴とする基盤処理
装置。
【0015】この発明の異なる主要な観点によれば、処
理液によって処理された基板を回転させ、処理液を振切
る基板回転駆動機構と、この基板回転機構によって保持
された基板を囲みその縁部が前記基板の周縁部の近傍に
延出された容器と、前記容器に捕捉された処理液を排出
する排出機構を有する基板処理装置を用いた基板処理方
法であって、前記排出機構の処理液排出圧力若しくは排
出流量或いはその両方に基づいて前記容器を上下させ前
記基板と容器縁部との隙間を制御する工程を含むことを
特徴とする基板処理方法が提供される。
【0016】また、このような構成によれば、容器を上
下させることによって気流状態を制御することができる
から、より制御可能な状態でミストを排出できる効果が
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。図1は、この発明が適用された現
像処理装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【0018】この現像処理装置は、ベース1と、このベ
ース1に取り付けられ被処理基板としてのウエハW(レ
ジスト液が塗布され露光処理されたウエハ)を保持する
ウエハ保持機構2と、ウエハW上に現像液を供給する現
像液供給機構3と、現像後のウエハWを洗浄処理するた
めの洗浄機構4と、ウエハW上から飛散する現像液及び
洗浄液を受け止めるカップ機構5と、これら各機構を制
御する制御部6とを有する。
【0019】ウエハ保持機構2は、ウエハWを吸着保持
するスピンチャック7と、前記スピンチャック7を回転
駆動すると共に昇降駆動するスピンチャック駆動機構8
とを備えている。このウエハ保持機構2は、現像液供給
機構3によって供給された現像液を洗浄除去する際にウ
エハWを高速回転させ、遠心力により現像液及び洗浄液
を振り切る機能を有する。ウエハWの外縁から下方向に
垂れた現像液及び洗浄液は、前記ベース1に固定された
傾斜板10によって受け止められ図に11で示す排出路
を通って外部に排出されるようになっている。また、ウ
エハWの外縁から飛散した現像液及び洗浄液は、前記カ
ップ機構5により受け止められ、このカップ機構5によ
って前記排出路11に案内され外部に排出されるように
なっている。
【0020】前記カップ機構5は、内カップ12と、こ
の内カップ12の外側を覆いかつこの内カップよりも上
方に延出された外カップ13と、この外カップ13を駆
動するカップ駆動機構14とからなる。
【0021】内カップ12は、外カップ13内に挿脱自
在に挿入され、外カップ13の下端部に設けられた受け
部13aによって下方に抜けないように保持されてい
る。外カップ13内への内カップ12の挿脱を容易にす
るため、外カップ13の上端部は内カップ12の外形よ
りも大きい内径を有するように形成されている。このよ
うに内カップ12が着脱自在になっているのは、この内
カップ12のみを取り外して洗浄することを考慮したた
めである。
【0022】また、前記内カップ12は逆J状に形成さ
れている。すなわち、この内カップ12は、下端部が前
記外カップ13の受け部13aによって保持される第1
の垂直壁12aと、一端がこの第1の垂直壁12aの上
端に連結され他端部側が180度折返して下方に対向す
るように湾曲形成されたドーム部12bと、ドーム部1
2bの他端から下方向に略垂直に延出された第2の垂直
壁12cとからなる。このような構成によれば、後で詳
しく説明するように、前記第1の垂直壁12aの上端
部、ドーム部12b及び第2の垂直壁12cによって、
ウエハWから飛散したミストをトラップして再びウエハ
W側へ流出することを防止する滞留部16が区画され
る。
【0023】図2は、この内カップ12及び外カップ1
3を拡大して示す一部縦断面を有する斜視図である。こ
の図に示されるように、内カップ12の内面には、前記
第1の垂直壁12aの上端部からドーム部12bに亘っ
て略鋸形状の凹凸部17が形成されている。この凹凸部
17は、前記滞留部16にトラップされたミストを衝突
させることによって、ミストの液滴化を促進する機能を
有している。また、この凹凸部17は、この滞留部16
内で生じる渦流を制御する機能も有している。
【0024】さらに、前記第1の垂直壁12aの高さ方
向中途部には溝部19が周方向全周に亘って形成されて
いる。この溝部19は、前記第1の垂直壁12aを伝っ
て下方に滴下する液を一旦保持する機能を有する。そし
て、この溝部19には、前記液滴を排出するための排出
孔20が周方向に沿って所定の間隔で形成されている。
また、前記外カップ13の前記排出孔20の設けられた
位置に対応する位置には、凹部21が形成されている。
この凹部21は、この外カップ13の周方向全周に亘っ
て設けられている。そして、この凹部21には気液排出
手段22が連結されており、前記排出孔20に吸引圧力
を生じさせるようになっている。そして、前記溝部1
9、排出孔20及び凹部21を通して収集した液滴は、
この気液排出手段22を通して外部に排出されるように
なっている。なお、この実施形態では、前記溝部19へ
の液滴収集を有効に図るために受け片19aが突設され
ている。
【0025】このように構成された内カップ12及び外
カップ13は、図1に示すカップ駆動機構14によって
上下駆動されるようになっている。この駆動機構14
は、例えば軸線を垂直にして配置されたボールねじ機構
24からなる。このボールねじ機構24のねじ軸26は
ステッピングモータ27に連結されており、このねじ軸
26に螺着されたナット部25は前記外カップ13に連
結されている。したがって、このステッピングモータ2
7が作動することによって、前記外カップ13が上下方
向に駆動され、また、前記内カップ12もこの外カップ
13に保持されているから一体的に上下駆動されるよう
になっている。
【0026】一方、前記ステッピングモータ27には、
ステッピングモータ27の回転位置を検出するエンコー
ダ28が取り付けられていると共に、このステッピング
モータ27及びエンコーダ28は図示しないドライバを
介して制御部6に接続されている。
【0027】また、図1に11で示す排出路には、この
排出路11内の排出圧及び排流量を検出するための圧力
・流量検出部30が設けられている。この検出部30に
よって検出された排出圧及び排出流量は、前記制御部6
に送られるようになっている。
【0028】そして、制御部6には、検出部30による
検出値に基づいて前記カップ駆動機構14を作動させ、
前記内カップ12の高さを位置決め制御するためのカッ
プ高さ制御部32が設けられている。すなわち、この制
御部6は、前記検出部30を通じて排気流量及び排気圧
力を監視しながら前記カップ12の高さをリアルタイム
で位置決め制御する機能を有している。
【0029】次に、図1に示す現像液供給機構3及び洗
浄機構4について説明する。まず、前記現像液供給機構
3は、現像液供給ノズル34と、前記現像液供給ノズル
34に現像液を供給する現像液供給部35と、前記現像
液供給ノズル34を保持し前記ウエハWの上方に対向位
置決めする図示しない供給ノズル駆動機構とを有する。
前記現像液供給ノズル34は、前記ウエハWの直径より
も若干長い幅を有し、その下面には複数の現像液吐出孔
(図示しない)が例えば2mmピッチで穿設されてなるも
のである。このノズル34内には図示しない液溜めが設
けられており、現像液はこの液溜めに.一旦貯留された
後、前記吐出孔から略均一な圧力で吐出されることにな
る。
【0030】各吐出孔から吐出された現像液流は、隣り
合う現像液流が互いに接触しあってカーテン状になりウ
エハW上に供給されることになる。このように供給ノズ
ル34から現像液を吐出させつつ、前記スピンチャック
機構を180度回転駆動することで、ウエハWの全面に
亘って液盛りがなされる。液盛りがなされたならば、上
記供給ノズル34からの現像液の供給は停止される。そ
して、液盛りされた状態で所定時間保持することでレジ
スト膜の現像がなされる。
【0031】次に、洗浄機構4は、洗浄ノズル36と、
この洗浄ノズル36に洗浄液を供給する洗浄液供給部3
7と、前記ノズル36を保持し上記スピンチャック7に
保持されたウエハWの中央部に対向位置決めする図示し
ないノズル駆動機構とを有する。洗浄液は、現像が終了
した後のウエハW上に吐出され、このウエハWをリンス
して現像液を除去するようになっている。
【0032】次に、図3、図4を参照して、この装置の
動作を説明する。なお、この処理は現像処理装置中で行
われるが、図3は、現像処理中の回転乾燥工程のみを示
すフローチャートである。
【0033】ここで、回転乾燥工程前の工程を簡単に説
明しておくと、まず、前記現像液供給機構によってウエ
ハW上に現像液の液盛りがなされ現像が行われる。つい
で、前記洗浄機構が作動し、前記ウエハ上に洗浄液(例
えば純水)を供給する。この際、スピンチャックは比較
的低速で回転駆動する。これによってウエハ上の現像液
が洗い流される。
【0034】ついで、図4に示した回転乾燥工程が開始
される。まず、スピンチャック7が高速回転を開始する
(ステップS1)。図4に示すように、内カップ12の
上方からはクリーンルーム内のダウンフローDが導入さ
れており、このダウンフローDは、前記内カップ12の
外面に沿い、前記第2垂直壁12cによって整流されて
ウエハWの上面に導かれる。ウエハWの上面近傍では、
ウエハWの高速回転に伴って空気流に遠心力が加えられ
るため、前記内カップ12内に向かう外向き気流40が
発生する。この外向き気流40は内カップ12の第1の
垂直壁12aの内面に当り、上向き気流と下向き気流を
生じさせる。上向き気流は、前記内カップ12のドーム
部12bと第2の垂直壁12cの内面に沿って案内さ
れ、前記ダウンフローDと合流することなく前記滞留部
16内に渦流41を発生させる。
【0035】このような気流の流れにウエハWの縁部か
ら飛散するミストが乗った場合、このミストは前記滞留
部16内の渦流41にトラップされ、この滞留部16内
から外部に飛散することはない。また、この滞留部16
内には前記凹凸部17が形成されており、過度の渦流4
1が発生することを防止すると共に、ミストの液滴化を
促進する。
【0036】ここで、この乾燥工程においては、気流を
安定させることが重要であり、特にウエハWと内カップ
12(第2の垂直壁12cの下端)との間の隙間gが気
流の安定に大きく寄与する。そこで、この装置では、ま
ず、ミストを確実に前記滞留部16内にトラップするた
め、前記内カップ12を所定高さまで下降させ、気流を
押え込む作用を行う(ステップS2)。この高さは所望
の排出圧力及び排出量が得られる高さであり、予め実験
などにより求めておいた値である。
【0037】ただし、画一的な高さ設定では種々の条件
によって所望の状態が得られない場合もある。したがっ
て、この装置では、前記検出部30によって排出圧及び
排出量の両方若しくはいずれか一方をモニタリングしな
がら前記カップ12を上下させ、ウエハWとの隙間量を
変化させる(ステップS3)。そして、排出圧/排気圧
が安定する高さに内カップ12を位置決めする。
【0038】このような工程によって、ウエハW上の残
留現像液及び洗浄液が振り切られウエハ表面が乾燥され
たならば、スピンチャック7の回転が停止される(ステ
ップS4)。
【0039】ウエハWの乾燥が終了したならば、ウエハ
Wはこの現像処理装置からアンロードされる(ステップ
S5)。すなわち、前記ウエハWがスピンチャック7に
よって上昇駆動され、図示しないアームによって取り出
され、この現像処理装置から排出される。
【0040】このような構成によれば、以下の効果を得
ることができる。すなわち、上記構成によれば、ウエハ
Wから飛散したミストは、前記内カップ12の滞留部1
6内の渦流41にトラップされ、ここで回転するから、
この滞留部16から外部(ウエハ側)に流出することは
ない。したがって、ミストがウエハWの上面から内カッ
プ12及び外カップ13の上方に飛散してカップ外に飛
散することを防止できる。
【0041】また、前記内カップ12の第2の垂直壁1
2cがダウンフローDを整流すると共に、滞留部16内
の渦流41がダウンフローDに合流してしまうことを有
効に防止する。このことで、ウエハWの上面の気流の流
れを良好にコントロールすることができるから、ウエハ
領域内に不要な乱気流が生じることを防止できる。この
ことによって、回転中に飛散したミストがカップ外に有
効に排出されずに滞留し回転終了後に基板に再付着する
という事態が生じるのを有効に防止できる効果がある。
【0042】なお、この現像処理装置は、図5〜図7に
示す塗布現像処理システムに適用されることが好まし
い。
【0043】図5に示すように、この塗布現像処理シス
テムは、ウエハWが収容されたカセットCRからウエハ
Wを順次取り出すカセット部50と、カセット部50に
よって取り出されたウエハWに対しレジスト液塗布及び
現像のプロセス処理を行なうプロセス処理部51と、レ
ジスト液が塗布されたウエハWを図示しない露光装置に
受け渡すインタフェース部52とを備えている。
【0044】前記カセット部50には、カセットCRを
位置決め保持するための4つの突起部60aと、この突
起部60aによって保持されたカセット内からウエハW
を取り出す第1のサブアーム機構61とが設けられてい
る。このサブアーム機構61は、ウエハWを取り出した
ならば、θ方向に回転して向きを変え、このウエハWを
前記プロセス処理部51に設けられたメインアーム機構
62に受け渡すことができるようになっている。
【0045】カセット部50とプロセス処理部51間で
のウエハWの受け渡しは第3の処理ユニット群G3を介
して行われる。この第3の処理ユニット群G3は、図7
に示すように複数のプロセス処理ユニットを縦形に積み
上げて構成したものである。すなわち、この処理ユニッ
ト群G3は、ウエハWを冷却処理するクーリングユニッ
ト(COL)、ウエハWに対するレジスト液の定着性を
高める疎水化処理を行なうアドヒージョンユニット(A
D)、ウエハWの位置合わせをするアライメントユニッ
ト(ALIM)、ウエハWを待機させておくためのエク
ステンションユニット(EXT)、露光処理前の加熱処
理を行なう2つプリベーキングユニット(PREBAK
E)、及び露光処理後の加熱処理を行なう2つポストベ
ーキングユニット(POBAKE)を順次下から上へと
積み上げて構成されている。
【0046】前記ウエハWのメインアーム機構62への
受け渡しは、前記エクステンションユニット(EXT)
及びアライメントユニット(ALIM)を介して行われ
る。
【0047】また、図5に示すように、このメインアー
ム機構62の周囲には、前記第3の処理ユニット群G3
を含む第1〜第5の処理ユニット群G1〜G5がこのメ
インアーム機構62を囲むように設けられている。前述
した第3の処理ユニット群G3と同様に、他の処理ユニ
ット群G1,G2,G4,G5も各種の処理ユニットを
上下方向に積み上げ的に構成されている。
【0048】この実施形態の現像処理装置(DEV)
は、図6に示すように、前記第1、第2の処理ユニット
群G1、G2に設けられている。この第1、第2の処理
ユニット群G1,G2は、レジスト塗布装置(COT)
と現像処理装置(DEV)とを上下方向に積み上げ構成
したものである。
【0049】一方、前記メインアーム機構62は、図7
に示すように、上下方向に延接された筒状のガイド69
と、ガイド69に沿って上下駆動されるメインアーム6
8を備えている。また、このメインアーム68は平面方
向に回転し、かつ進退駆動されるように構成されてい
る。したがって、このメインアーム68を、上下方向に
駆動することで、ウエハWを前記各処理ユニット群G1
〜G5の各処理ユニットに対して任意にアクセスさせる
ことができるようになっている。
【0050】前記カセット部50から第3の処理ユニッ
ト群G3のエクステンションユニット(EXT)を介し
てウエハWを受け取ったメインアーム機構62は、先
ず、このウエハWを第3の処理ユニット群G3のアドヒ
ージョンユニット(AD)に搬入し、疎水化処理を行な
う。ついで、アドヒージョンユニット(AD)からウエ
ハWを搬出し、クーリングユニット(COL)で冷却処
理する。
【0051】冷却処理されたウエハWは、前記メインア
ーム機構62によって前記第1の処理ユニット群G1
(若しくは第2の処理ユニット群G2)のレジスト液塗
布装置(COT)に対向位置決めされ、搬入される。こ
のレジスト液塗布装置によりレジスト液が塗布されたウ
エハWは、メインアーム機構によってアンロードされ、
第4の処理ユニット群G4を介してインタフェース部5
2に受け渡される。
【0052】この第4の処理ユニット群G4は、図7に
示すように、クーリングユニット(COL)、イクステ
ンション・クーリングユニット(EXT・COL)、イ
クステンションユニット(EXT)、クーリングユニッ
ト(COL)、2つのプリベーキングユニット(PRE
BAKE)、及び2つのポストベーキングユニット(P
OBAKE)を下から上へと順次積み上げて構成したも
のである。
【0053】前記レジスト液塗布装置(COT)から取
り出されたウエハWは、先ず、プリベーキングユニット
(PREBAKE)に挿入され、レジスト液から溶剤
(シンナー)を飛ばして乾燥される。
【0054】また、このポストベーキングユニットはレ
ジスト液塗布装置(COT)と別に設置しても良いし、
レジスト液塗布装置内に設置されていても良い。
【0055】次に、このウエハWはクーリングユニット
(COL)で冷却された後、エクステンションユニット
(EXT)を介して前記インタフェース部52に設けら
れた第2のサブアーム機構54に受け渡される。
【0056】ウエハWを受け取った第2のサブアーム機
構54は、受け取ったウエハWを順次カセットCR内に
収納する。このインターフェース部は、前記ウエハWを
カセットCRに収納した状態で図示しない露光装置に受
け渡し、露光処理後のウエハWが収納されたカセットC
Rを受け取る。
【0057】露光処理された後のウエハWは、前記とは
逆に第4の処理ユニット群G4を介してメインアーム機
構62に受け渡され、このメインアーム機構62は、こ
の露光後のウエハWを必要であればポストベーキングユ
ニット(POBAKE)に挿入した後、この実施形態の
現像装置(DEV)に挿入しスキャン方式による現像処
理を行なわせる。現像処理後のウエハWは、いずれかの
ベーキングユニットに搬送され、加熱乾燥した後、この
第3の処理ユニット群G3のエクステンションユニット
(EXT)を介してカセット部50に排出される。
【0058】なお、前記第5の処理ユニット群G5は、
選択的に設けられるもので、この例では前記第4の処理
ユニット群G4と同様に構成されている。また、この第
5の処理ユニット群G5はレール55によって移動可能
に保持され、前記メインアーム機構62及び前記第1〜
第4の処理ユニット群G1〜G4に対するメンテナンス
処理を容易に行ない得るようになっている。
【0059】この発明の現像処理装置を、図5〜図7に
示した塗布現像ユニットに適用した場合、複数のウエハ
の並行処理が容易に行なえるから、ウエハWの塗布現像
処理工程を非常に効率的に行なうことができる。また、
各処理ユニットが上下に積上げ式に構成されているから
装置の設置面積を著しく減少させることができる。
【0060】なお、この発明は上記一実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能であることはいうまでもない。
【0061】例えば、上記一実施形態は、ウエハを処理
するものであったが、LCDガラス基板を処理する装置
であっても良い。また、前記内カップ12の第2の垂直
壁12cは、ウエハW側の面はダウンフローを整流する
ために垂直である必要があるが、内面は渦流を効果的に
発生させるために前記ドーム部12bの内面に連続する
湾曲面状に形成されていても良い。また、第2の垂直壁
12cの下端部は、ウエハWの径方向外方向に向かって
折り曲げられていても良い。
【0062】
【発明の効果】このような構成によれば、容器の気流滞
留部内に渦流を発生させ、この渦流で処理液のミストを
捕捉することができるから、このミストが容器からウエ
ハ側に流出することが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す概略構成図。
【図2】同じく、要部であるカップ機構を拡大して示す
斜視図。
【図3】同じく、処理工程を示すフローチャート。
【図4】同じく、気流の流れを示す概略構成図。
【図5】この発明の一実施形態が適用される塗布現像シ
ステムの全体構成を示す平面配置図。
【図6】この発明の一実施形態が適用される塗布現像シ
ステムの全体構成を示す正面配置図。
【図7】この発明の一実施形態が適用される塗布現像シ
ステムの全体構成を示す背面配置図。
【符号の説明】
G1〜G5…第1〜第5の処理ユニット群 W…半導体ウエハ 1…ベース 2…ウエハ保持機構 3…現像液供給機構 4…洗浄機構 5…カップ機構 6…制御部 7…スピンチャック 8…スピンチャック駆動機構 10…傾斜板 11…排出路 12…内カップ 12a…第1の垂直壁 12b…ドーム部 12c…第2の垂直壁 13…外カップ 14…カップ駆動機構 16…滞留部 17…凹凸部 19…溝部 20…排出孔 21…凹部 22…気液排出手段 24…ボールねじ機構 25…ナット部 26…ねじ軸 27…ステッピングモータ 28…エンコーダ 30…検出部 32…制御部 34…現像液供給ノズル 35…現像液供給部 36…洗浄ノズル 37…洗浄液供給部 40…外向き気流 41…渦流

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液によって処理された基板を回転さ
    せ、処理液を振切る基板回転駆動機構と、 この基板回転機構によって保持された基板を囲み、前記
    振り切られた処理液を受ける容器と、 この容器から処理液を排出する排出路とを有し、 前記容器には、渦流を発生させこの渦流で基板の径方向
    外方に飛散したミスト状の処理液をこの容器内に捕捉す
    るための気流滞留部が設けられていることを特徴とする
    基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記気流滞留部は、 容器の外壁を構成する第1の垂直壁と、 この第1の垂直壁の上端からウエハへ向かう方向に曲げ
    られて下方向へ延出されたドーム部と、 このドーム部から下方向へ延出され、その下端を前記基
    板よりも高く位置させた第2の垂直壁とからなることを
    特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板処理装置において、 前記容器を上下させる上下駆動機構と、 前記第2の垂直壁の下端の高さを制御することによって
    排気状態を安定させる制御手段とを有することを特徴と
    する基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記気流滞留部の内面には、凹凸部が形成されているこ
    とを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記容器の底部には、受けた処理液を排出する排出路が
    設けられていると共に、容器の高さ方向中途部にはこの
    容器を伝って落ちる処理液を排出するための受け部が形
    成されていることを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 処理液によって処理された基板を回転さ
    せ、処理液を振切る基板回転駆動機構と、この基板回転
    機構によって保持された基板を囲みその縁部が前記基板
    の周縁部の近傍に延出された容器と、前記容器に捕捉さ
    れた処理液を排出する排出機構を有する基板処理装置を
    用いた基板処理方法であって、 前記排出機構の処理液排出圧力若しくは排出流量或いは
    その両方に基づいて前記容器を上下させ前記基板と容器
    縁部との隙間を制御する工程を含むことを特徴とする基
    板処理方法。
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