JP2001084107A - 座標入力装置および座標入力装置の記録媒体 - Google Patents

座標入力装置および座標入力装置の記録媒体

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JP2001084107A JP25807599A JP25807599A JP2001084107A JP 2001084107 A JP2001084107 A JP 2001084107A JP 25807599 A JP25807599 A JP 25807599A JP 25807599 A JP25807599 A JP 25807599A JP 2001084107 A JP2001084107 A JP 2001084107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の操作者による入力が可能な座標入力装
置および座標入力装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 指示手段が15がパネル13上で指示し
た指示点を角度として周期的に検出する角度検出部4
a、4bと、周期的に検出される角度のうち、直前の周
期で検出された角度を記憶する角度記憶部99と、検出
された角度の個数が前回の検出時よりも今回の検出時に
多かった場合、今回検出された角度から角度記憶部99
に記憶されている角度に最も近い角度を選択する角度選
択部5と、選択された角度に基づいて座標を検出する座
標演算部95と備え、今回検出された角度が、前回検出
された角度よりも各角度検出手段について1個ずつ多か
った場合、角度選択手段5によって選択されなかった角
度から他の指示手段が入力した座標を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力装置に関
し、特に座標入力面を備え、この座標入力面に指やペン
で触れた位置の座標が入力できる、いわゆるタッチパネ
ル式の座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ディスプレイなどの表示装置に接
続されて使用されるタッチパネル式の座標入力装置が使
用されている。このような座標入力装置は、タッチパネ
ルといった座標入力面を備え、座標入力面上に入力され
た座標を表示装置に送出し、入力された座標によって形
成される文字や線画を表示装置に表示された画像と重ね
て表示させるものである。
【0003】このような座標入力装置としては、例え
ば、特開平9−91094号公報に記載されたものがあ
る。この座標入力装置は、図18に示すように、透明な
ガラス基板でなる座標入力面161と、座標入力面16
1の角部に配置される2つのスキャナライト160と、
座標入力面161の周辺のうち三方に設けられた反射ア
レイ162とを有している。
【0004】スキャナライト160は、座標入力面16
1にほぼ平行な光を出射する。スキャナライト160が
出射した光は、座標入力面の全域に行きわたって反射ア
レイ162で再帰的に反射され、スキャナライト160
によって受光される。このとき、座標入力面161上に
指やペンが座標入力すると、この座標でスキャナライト
160が出射した光が遮蔽されて反射アレイ162に届
かず、スキャナライト160に反射光が受光されなくな
る。左右2つのスキャナライト160は、反射光が受光
されなかったときの回転角でそれぞれ入力された座標を
通る直線を特定し、さらに両直線の交点として入力され
た座標を検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
座標入力装置が使用される会議やプレゼンテーションに
おいては、質疑応答などを円滑に進めるために同時に複
数の操作者によって表示装置に書き込みを行うことが望
ましいことがある。しかしながら、2人の操作者が、そ
れぞれ図18の座標入力装置から例えば点P1(x1,
y1)、点P2(x2,y2)を入力すると、スキャナ
ライト160の一方が回転角度θL1、θL2を検出し、他
方が回転角度θR1、θR2を検出することになる。
【0006】このとき、図18の座標入力装置は、入力
された座標が回転角度θL1、回転角度θR1および回転角
度θL2、回転角度θR2を組み合わせて決定するものか、
あるいは回転角度θL1、回転角度θR2および回転角度θ
L2、回転角度θR1を組み合わせて決定するものかを判別
することができない。このため、入力された点P1、点
P2の他、点P1'、点P2'も入力点の候補となってし
まう虞があり、複数の操作者によって表示装置に書き込
みを行うことができなかった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複数の座標が入力された場合、この座標を指示
手段ごとに判別でき、複数の操作者による入力が可能な
座標入力装置および座標入力装置の記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上述べた課題は、以下
の手段によって解決できる。すなわち、請求項1記載の
発明は、指示手段によって座標が入力される座標入力面
と、前記指示手段が前記座標入力面上で指示した指示点
と前記座標入力面上の基準点とを結ぶ直線と前記座標入
力面上の基準線とがなす角度をそれぞれ周期的に検出す
る少なくとも2つの角度検出手段と、周期的に検出され
る角度のうち、直前の周期で検出された角度を記憶する
角度記憶手段と、前記角度検出手段が周期的に検出した
角度の個数が前回の検出時よりも今回の検出時に多かっ
た場合、今回検出された角度から前記角度記憶手段に記
憶されている角度に最も近い角度を選択する角度選択手
段と、前記角度選択手段が選択した角度に基づいて、前
記指示手段が入力した座標を検出する座標検出手段と、
を有することを特徴とするものである。
【0009】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
し、この座標を検出することができるようになる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記角度検出手段
によって周期的に検出される角度が、前回の検出時より
も今回の検出時に前記各角度検出手段について1個ずつ
多かった場合、前記座標検出手段は、前記角度選択手段
によって選択されなかった角度から他の指示手段が入力
した座標を検出することを特徴とするものである。
【0011】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
し、この座標を検出することができるようになる。そし
て、さらに他の1つの指示手段が指示した指示点の座標
を検出することができるようになる。
【0012】請求項3記載の発明は、前記角度検出手段
によって周期的に検出される角度が、前回の検出時より
も今回の検出時に前記各角度検出手段のいずれかについ
て2個以上多かった場合、前記角度選択手段によって選
択されなかった角度を棄却する角度棄却手段をさらに有
することを特徴とするものである。
【0013】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合にも、前
回座標を検出した指示手段によって指示された指示点
を、他の指示手段による指示に影響されることなく判別
し、座標を検出することができるようになる。
【0014】請求項4記載の発明は、指示手段によって
座標が入力される座標入力面と、前記指示手段が前記座
標入力面上で指示した指示点と前記座標入力面上の基準
点とを結ぶ直線と前記座標入力面上の基準線とがなす角
度をそれぞれ周期的に検出する少なくとも2つの角度検
出手段と、周期的に検出される角度のうち、直前の周期
で検出された角度を記憶する角度記憶手段と、前記角度
検出手段が周期的に検出した角度の個数が前回の検出時
よりも今回の検出時に多かった場合、今回検出された角
度から前記角度記憶手段に記憶されている角度に最も近
い角度を選択する角度選択手段と、前記角度選択手段に
よって選択された角度に第1の識別子を付す識別子付与
手段と、前記角度検出部が検出した角度に基づいて指示
点の座標を検出する座標検出手段と、を有してなり、前
記座標検出手段は、前記識別子付与手段が第1の識別子
を付した角度に基づいて、前記角度記憶手段に記憶され
ている角度に基づく座標と連続する前記指示手段の座標
を検出する座標検出手段すると共に、前記角度記憶手段
は、前記識別子付与手段が第1の識別子を付した角度を
記憶することを特徴とするものである。
【0015】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
すると共に第1の識別子を付し、この座標を検出するこ
とができるようになる。このため、第1の識別子が付さ
れた指示点同士によって描かれるストロークを検出する
ことができるようになる。
【0016】請求項5記載の発明は、前記角度検出手段
が周期的に検出した角度の個数が前回の検出時よりも今
回の検出時に各検出手段について1個ずつ多かった場
合、前記識別子付与手段は、第1の識別子が付されなか
った角度に対して第2の識別子を付し、前記座標検出手
段は、前記識別子付与手段によって第2の識別子が付さ
れた角度に基づいて、他の指示手段が入力した座標を検
出することを特徴とするものである。
【0017】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
すると共に、この座標を検出することができるようにな
る。そして、さらに他の1つの指示手段が指示した指示
点に第2の識別子を付して座標を検出することができる
ようになる。このため、第1の識別子が付された指示点
同士によって描かれるストロークと、第2の識別子が付
された指示点同士によって描かれるストロークとを検出
することができるようになる。
【0018】請求項6記載の発明は、前記角度検出手段
が周期的に検出した角度の個数が前回の検出時よりも今
回の検出時に各検出手段のいずれかについて2個以上多
かった場合、前記識別子付与手段によって第1の識別子
が付されなかった角度データを棄却する角度データ棄却
手段をさらに有することを特徴とするものである。
【0019】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
すると共に、この座標を検出することができるようにな
る。そして、座標入力面に複数の指示手段による指示が
なされた場合にも、他の指示手段による指示に影響され
ることなく、前回座標を検出した指示手段によって指示
された指示点同士によって描かれるストロークを検出す
ることができるようになる。
【0020】請求項7記載の発明は、前記角度検出手段
が、発光手段と、前記発光手段が発した光を再帰的に反
射する反射手段と、前記反射手段で反射された反射光を
受光できる位置に設けられた受光手段と、反射光を前記
受光手段への入射角度に応じて受光手段の異なる位置に
受光させる光学手段とを有し、受光手段が反射光を受光
しなかった位置から前記指示手段が指示した指示点と前
記座標入力面上の基準点とを結ぶ直線を特定し、当該直
線と前記座標入力面上の基準線とがなす角度を検出する
ことを特徴とするものである。
【0021】このように構成することにより、指示手段
に特殊な構成を用いることなく座標入力面に座標入力が
できるようになる。また、座標入力面が比較的広い座標
入力装置を構成しやすくなる。
【0022】請求項8記載の発明は、前記角度検出手段
が、前記座標入力面の略全域で画像を取り込むことが可
能な画像入力手段を有し、前記画像入力手段によって取
り込まれた前記指示手段の像から前記指示手段が指示し
た指示点と前記座標入力面上の基準点とを結ぶ直線を特
定し、当該直線と前記座標入力面上の基準線とがなす角
度を検出することを特徴とするものである。
【0023】このように構成することにより、指示手段
に特殊な構成を用いることなく座標入力面に座標入力が
できるようになる。また、座標入力面が比較的広い座標
入力装置を構成しやすくなる。
【0024】請求項9記載の発明は、指示手段によって
座標が入力される座標入力面と、前記指示手段が前記座
標入力面上で指示した指示点と前記座標入力面上の基準
点とを結ぶ直線と前記座標入力面上の基準線とがなす角
度をそれぞれ周期的に検出する少なくとも2つの角度検
出手段と、を有する座標入力装置の中央処理装置により
読出し可能なプログラムが記録された座標入力装置の記
録媒体であって、周期的に検出される角度のうち、直前
の周期で検出された角度を記憶する角度記憶工程と、周
期的に検出された角度の個数が前回の検出時よりも今回
の検出時に多かった場合、今回検出した角度から前記角
度記憶工程で記憶された角度に最も近い角度を選択する
角度選択工程と、前記角度選択工程で選択された角度に
基づいて前記指示手段が入力した座標を検出する座標検
出工程と、を含むプログラムを記憶することを特徴とす
るものである。
【0025】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
し、この座標を検出することができるようになる。ま
た、このようなプログラムをソフトウェア化でき、中央
処理装置に専用の構成を用いる必要がなくなる。
【0026】請求項10記載の発明は、前記角度検出手
段が周期的に検出した角度の個数が、前回の検出時より
も今回の検出時に前記各角度検出手段について1個ずつ
多かった場合、前記角度選択工程で選択されなかった角
度データに基づいて、他の指示手段が入力した座標を検
出する他指示手段座標検出工程をさらに含むプログラム
を記憶することを特徴とするものである。
【0027】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
し、この座標を検出することができるようになる。そし
て、さらに他の1つの指示手段が指示した指示点の座標
を検出することができるようになる。また、このような
プログラムをソフトウェア化でき、中央処理装置に専用
の構成を用いる必要がなくなる。
【0028】請求項11記載の発明は、前記角度検出手
段が周期的に検出した角度の個数が前回の検出時よりも
今回の検出時に前記各角度検出手段のいずれかについて
2個以上多かった場合、前記角度選択工程で選択されな
かった角度を棄却する角度データ棄却工程をさらに含む
プログラムを記憶することを特徴とするものである。
【0029】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合にも、前
回座標を検出した指示手段によって指示された指示点
を、他の指示手段による指示に影響されることなく判別
し、座標を検出することができるようになる。また、こ
のようなプログラムをソフトウェア化でき、中央処理装
置に専用の構成を用いる必要がなくなる。
【0030】請求項12記載の発明は、指示手段によっ
て座標が入力される座標入力面と、前記指示手段が前記
座標入力面上で指示した指示点と前記座標入力面上の基
準点とを結ぶ直線と前記座標入力面上の基準線とがなす
角度をそれぞれ周期的に検出する少なくとも2つの角度
検出手段と、前記角度検出手段によって周期的に検出さ
れる角度のうち、直前の周期で検出された角度を記憶す
る角度記憶手段と、を有する座標入力装置の中央処理装
置により読出し可能なプログラムが記録された座標入力
装置の記録媒体であって、周期的に検出された角度の個
数が前回の検出時よりも今回の検出時に多かった場合、
今回検出した角度から前記角度記憶手段に記憶された角
度に最も近い角度を選択する角度選択工程と、前記角度
選択工程で選択された角度に第1の識別子を付す第1識
別子付与工程と、前記第1識別子付与工程で第1の識別
子が付された角度に基づいて、前記角度記憶工程で記憶
された角度に基づく座標と連続する前記指示手段の座標
を検出する座標検出工程と、前記第1識別子付与工程で
第1の識別子が付された角度を前記角度記憶手段に上書
き、記憶する上書き・記憶工程と、を含むプログラムを
記憶することを特徴とするものである。
【0031】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
すると共に第1の識別子を付し、この座標を検出するこ
とができるようになる。このため、第1の識別子が付さ
れた指示点同士によって描かれるストロークを検出する
ことができるようになる。また、このようなプログラム
をソフトウェア化でき、中央処理装置に専用の構成を用
いる必要がなくなる。
【0032】請求項13記載の発明は、前記角度検出手
段が周期的に検出した角度の個数が前回の検出時よりも
今回の検出時に前記角度検出手段について1個ずつ多か
った場合、前記第1識別子付与工程で第1の識別子が付
されなかった角度に対し第2の識別子を付す第2識別子
付与工程と、前記第2識別子付与工程で第2の識別子が
付された角度に基づいて、他の指示手段が入力した座標
を検出する他指示手段座標検出工程をさらに含むプログ
ラムを記憶することを特徴とするものである。
【0033】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
すると共に、この座標を検出することができるようにな
る。そして、さらに他の1つの指示手段が指示した指示
点に第2の識別子を付して座標を検出することができる
ようになる。このため、第1の識別子が付された指示点
同士によって描かれるストロークと、第2の識別子が付
された指示点同士によって描かれるストロークとを検出
することができるようになる。また、このようなプログ
ラムをソフトウェア化でき、中央処理装置に専用の構成
を用いる必要がなくなる。
【0034】請求項14記載の発明は、前記角度検出手
段が周期的に検出した角度の個数が前回の検出時よりも
今回の検出時に前記各角度検出手段のいずれかについて
2個以上多かった場合、前記第1識別子付与工程で第1
の識別子が付されなかった角度データを棄却する角度デ
ータ棄却工程をさらに含むプログラムを記憶することを
特徴とするものである。
【0035】このように構成することにより、座標入力
面に複数の指示手段による指示がなされた場合、前回座
標を検出した指示手段によって指示された指示点を判別
すると共に、この座標を検出することができるようにな
る。そして、座標入力面に複数の指示手段による指示が
なされた場合にも、他の指示手段による指示に影響され
ることなく、前回座標を検出した指示手段によって指示
された指示点同士によって描かれるストロークを検出す
ることができるようになる。また、このようなプログラ
ムをソフトウェア化でき、中央処理装置に専用の構成を
用いる必要がなくなる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1、実
施の形態2について説明する。先ず、本発明の実施の形
態1、実施の形態2を説明するに先立って、本発明が適
用される座標入力装置の座標検出原理について2つの例
を挙げて説明する。 (本発明が適用される座標入力装置の構成および座標検
出原理)
【0037】 第1の例 図1は、第1の例の座標検出装置を説明するための座標
検出装置の上面図である。図示した構成の角度検出手段
は、指や指示棒などの指示手段15によって座標が入力
される座標入力面となるパネル13と、発光手段および
発光手段が発した光の反射光を受光できる位置に設けら
れた受光手段である受発光部12a、12bと、受発光
部12a、12bが発光した光を再帰的に反射する反射
手段である再帰性反射部材14と、再帰性反射部材14
で反射された反射光を受発光部12a、12bへの入射
角度に応じて受発光部12a、12bの異なる位置に受
光させる光学手段である集光レンズ50(図3〜図5)
とを有している。
【0038】なお、第1の例の座標入力装置のパネル1
3は、略四角形の形状を有し、電子的に画像を表示する
ディスプレイやマーカーなどを用いて書き込みが可能な
ホワイトボードであっても良い。
【0039】受発光部12aに内蔵される光源11が照
射した光は、L1、L2、…Lnを光軸とする光束とし
て座標入力面の全域に扇状に広がっていく。このような
光束のうち、例えば、光軸L3に注目した場合、光軸L3
の光束の反射光(光軸L3’)は、再帰性の再帰性反射
部材14で反射されて光軸L3と同じ光軸を通って受発
光部12aに向かう。受発光部12aには、後述する受
光手段が設けてあって、この反射光を受光する。このよ
うな受光手段は、光軸L1、L2、…Lnで表される光
束のすべてについてその反射光を受光できるように構成
されている。
【0040】パネル13内の一点にオペレータが指やペ
ンといった指示手段15を置いて座標を入力すると、光
軸L1、L2、…Lnを含む光束のうちの一部が指示手
段15によって遮蔽され、再帰性反射部材14に届かな
くなる。このため、指示手段15によって遮られた光束
の反射光が受光手段12aで受光されなくなり、受光さ
れなかった光束から指示手段15が置かれた点、すなわ
ち入力した座標を通る光の光軸が識別できる。
【0041】同様にして、受発光部12bの光源11か
ら発光した光束についてもその反射光を受光し、指示手
段15が入力した座標を通る光軸を識別することができ
る。図1では、受発光部12aから発光した光軸Ln、
12bから発光した光軸Rnが指示手段15によって入
力された座標を通る光軸となっている。指示手段15の
座標は、このような光軸Ln、光軸Rnの交点として算出
することができる。
【0042】このとき、第1の例の座標入力装置では、
図2のように、指示手段15が指示した指示点(入力し
た座標)とパネル13上の基準点(光源11の中心点)
とを結ぶ直線を特定し、この直線とパネル13上の基準
線(光源11の基準点同士を結ぶ直線とする)となす角
度θL、角度θRを検出することによって入力された座標
を通る光軸Ln、光軸Rnを検出している。そして、後述
するように、角度θL、角度θRと、パネル13上の基準
線の長さW(受発光部12a、12bの取り付け間隔と
する)とを用いて指示手段15の座標を検出している。
【0043】次に、上述した角度θL、角度θRを求める
ための具体的な演算について説明するため、受発光部1
2a、受発光部12bの構成と、遮蔽された光の光軸を
求める機構について説明する。なお、受発光部12a、
12bは、同様に構成されている。このため、ここで
は、受発光部12aに関する構成だけを図示し、受発光
部12bに関する説明を略すものとする。
【0044】図3は、受発光部12aの構成の概略を示
す図で、パネル13に垂直方向から受発光部12aを見
た図である。受発光部12aは、概略して光源11、集
光レンズ50、受光素子51で構成されている。光源1
1は、受光素子51と反対側に扇状の光を照射するもの
で、扇状の光は、矢印53、矢印54、矢印58、矢印
59の方向に照射、あるいは反射されてくる光束の集合
であると考える。矢印53の方向に照射された光は、反
射部材で矢印54の方向に反射されてくる。そして、集
光レンズ50通って進み、受光素子51上の点51bの
位置で受光される。また、矢印58の方向に照射された
光は、反射部材で矢印59の方向に反射され、受光素子
51上の点51aの位置で受光される。
【0045】このように、光源11から照射され、再帰
性の反射部材で反射された光の光軸とその受光位置と
は、一対一の関係にある。このことから、受光素子51
上の受光強度分布を調べれば、遮蔽された光がどの光軸
を通って照射、あるいは反射されてきたものか分かる。
そして、このような光軸を受発光部12a、受発光部1
2bの両方について求めれば、指示手段15によって入
力された点で交わる2直線を求めることができる。
【0046】なお、第2の例の座標入力装置では、受光
素子51にCCDラインセンサを用い、受光素子51上
の受光強度分布を表す信号を外部に出力するものとす
る。そして、本明細書中では、以降、受光素子51が出
力する受光素子51上の受光強度分布を表す信号を、光
強度分布信号と記すものとする。
【0047】図4は、受光素子51上の受光強度と遮蔽
された光の光軸との関係を説明する図である。図4で
は、集光レンズ50の中心が光源11に一致するように
集光レンズ50を配置する。光源11から照射された光
は、再帰性反射部材14で再帰的に反射され、集光レン
ズ50の中心を通って受光素子51上で受光される。こ
のとき、受光素子51上の強度分布は、光を遮蔽するも
のが座標入力面上に無ければほぼ均一になる。しかし、
図中に示した指示手段15で光が遮蔽された場合、受光
素子51上でこ指示手段15を通る光の受光位置の受光
強度が弱まることになる。なお、このような受光強度が
弱い受光素子51上の点を以降暗点という。
【0048】図4中に、受光素子51中心点を基準とし
た暗点の位置Dn(以降、ディップ位置ともいう)を示
す。このDnは、暗点を通る直線と受光素子51の中心
点を通る直線とがなす角度θnと以下の式(1)で表さ
れる対応関係がある。 θn=arctan(Dn/f) …(1) ただし、式(1)中のfは、図4に示すように、集光レ
ンズ50中心と受光素子51表面との距離である。
【0049】ここで、図2で示した角度θLは、以下に
示す式(2)のように、角度θLを持つ直線Lと受光素
子51の中心および集光レンズ50の中心を通る直線が
なす角度θnLの関数で表される。 θL=g(θnL) …(2) ただし、 θnL=arctan(DnL/f) …(3) 式(2)、式(3)の関係は、受発光部12bについて
も同様に成り立つ。したがって、受発光部側のθnをθ
nRとし、図2のθRを表すと、 θR=h(θnR) …(4) ただし、 θnR=arctan(DnL/f) …(5) が得られる。
【0050】ここで、図2中のoを原点とする点Pの座
標P(x,y)は、 x=W・tanθR/(tanθL+tanθR) …(6) y=W・tanθL・tanθR/(tanθL+tanθR) …(7) と表すことができる。以上のように、受発光部12a、
12bに設けられる受光素子51上の暗点を検出し、こ
の暗点と受光素子51の中心からの距離を求めることに
より、指示手段15が入力した座標を検出することがで
きる。
【0051】図5は、図3に示した受発光部12aの光
学系を、より詳しく説明するための図で、図5(a)
は、受発光部12aの発光、受光の構成を説明するため
の模式図、(b)は、(a)の模式図の発光に係る構成
を示す図、(c)は、(a)の受光に係る構成を説明す
る図である。受発光部12aは、図5(a)、(b)、
(c)に示した受光、発光の構成が一体的に組み込まれ
て構成されている。なお、図5(a)〜(c)は、いず
れもそれぞれの図中に示す座標軸に従う方向から見たも
のとする。
【0052】受発光部12aの光源11には、レーザダ
イオードやピンポイントLEDなど、ある程度、径を絞
ったスポット光を生成できる光源が用いられる。光源1
1からパネル13に対して垂直に発した光は、シリンド
リカルレンズ84によってx方向にのみコリメートされ
る。そして、さらにシリンドリカルレンズ85、シリン
ドリカルレンズ86で図中y方向に集光される。このよ
うなシリンドリカルレンズ84とシリンドリカルレンズ
85、シリンドリカルレンズ86とは、その曲率分布が
互いに直交している。3枚のシリンドリカルレンズを通
過してきた光は、集光部cで線状に集光する。この集光
部cは、前述した座標検出原理の光源に相当することか
ら、以降、二次光源ともいうものとする。
【0053】また、シリンドリカルレンズ84、シリン
ドリカルレンズ85、シリンドリカルレンズ86でなる
ビーム整形レンズ群から光を取り出す取出口には図示し
ないスリットが設けてあって、スリットから二次光源c
の光が座標入力面に向けて照射される。この照射光は、
ハーフミラー87によって折り返されてパネル13の正
面の側から見て扇状に広がる(図5(b))。このと
き、照射光は、シリンドリカルレンズ84でコリメート
されていることにより、座標入力面の垂直方向には広が
らず、座標入力面に平行な光となる。
【0054】パネル13上に広がった光は、再帰性反射
部材14で反射され、出射されたときと同じ光軸を通っ
てビーム整形レンズ群に向かって進む(矢印Cの方
向)。そして、ハーフミラー87を透過した後に集光レ
ンズ50を通ってCCDラインセンサである受光素子5
1に受光される。このとき、パネル13上に指示手段1
5があれば、この指示手段15が光の遮蔽物となって受
光素子51のいずれかのCCD撮像素子に暗点を生じ
る。この暗点となったCCD撮像素子の受光素子51上
における位置から前述した式(2)のDnが求められ、
このDnに基づいて指示手段15が入力した座標が算出
できる(図5(c))。
【0055】 第2の例 図6は、第2の例の座標検出装置を説明するための図で
ある。図示した構成は、画像入力手段としての赤外線位
置検出部61と、コントロール部71と、指示手段であ
るペン64とよりなっている。赤外線位置検出部61
は、座標入力範囲(座標入力面)80の略全域を取り込
むことが可能であって、間隔Lを隔てて配置される2つ
の赤外線CCDカメラ62a、62bを有している。ま
た、ペン64の先端には、赤外線LED63が設けられ
ている。
【0056】コントロール部71は、赤外線CCDカメ
ラ62a、62bをリセットするリセット信号aを生成
するリセット信号回路60、赤外線CCDカメラ62
a、62bを垂直走査するための垂直クロック信号bを
生成する垂直クロック回路65、赤外線CCDカメラ6
2a、62bを水平走査するための水平クロック信号c
を生成する水平クロック回路66を有している。なお、
リセット信号a、垂直クロック信号b、水平クロック信
号cは、赤外線CCDカメラ62a、62bに入力し、
赤外線CCDカメラ62a、62bにX−Y方向の走査
を開始させる信号である。
【0057】また、コントロール部71は、赤外線CC
Dカメラ62a、62bが出力する映像信号d1、d2
のピークを検出してピーク検出信号e1、e2を出力す
るピーク検出回路67a、67bと、ペン64が入力し
た座標を算出する演算回路68と、演算回路によって算
出された座標を外部機器に出力するためのインターフェ
ース回路69および表示するための表示回路70とを有
している。また、図示した座標検出装置は、赤外線検出
部61の画像取り込み範囲外にペン64が座標入力する
と、警告音などを発生する音声回路部(図示せず)を備
え、さらに操作性を向上させることができる。
【0058】さらに、図示した座標検出装置は、赤外線
CCDカメラ62a、62bにレンズ倍率調整回路また
は焦点距離調整回路を設けることにより、座標入力範囲
80の大きさ、要求される入力精度などに応じて赤外線
CCDカメラ62a、62b解像度や検出範囲を設定す
ることができる。なお、図6の構成では、コントロール
部71と赤外線検出部61とを別体としているが、コン
トロール部71に内蔵されている各回路を小型化するこ
とによって両者を一体化することも可能である。
【0059】図7は、図6に示した座標入力装置で行わ
れる各信号の処理を説明するためのタイミングチャート
である。リセット信号a、垂直クロック信号b、水平ク
ロック信号cは、それぞれ図示したタイミングで赤外線
CCDカメラ62aと62bとに同時に入力する。リセ
ット信号a、垂直クロック信号b、水平クロック信号c
の入力により、赤外線位置検出部61は、赤外線CCD
カメラ62a、62bから出力される映像信号d1、d
2をコントロール部71に入力する。
【0060】映像信号d1、d2は、赤外線CCDカメ
ラ62a、62bでペン64を撮影した映像を表す信号
である。このとき、赤外線CCDカメラ62a、62b
の露出が絞られていることにより、赤外線CCDカメラ
62a、62bには、赤外線LED63だけが示されて
それ以外の部分は黒色の画像が撮影される。したがっ
て、赤外線CCDカメラ62a、62bから出力される
映像信号d1、d2には、赤外線LED63の位置に相
当する強いピーク信号p1、p2が表れる。
【0061】ピーク検出回路67a、67bは、ピーク
信号p1、p2を検出し、ピーク信号q1、q2を持つ
ピーク検出信号e1、e2を出力する。このピーク検出
信号e1、e2は、演算回路68に送出される。演算回
路68には、図示しないROMが内蔵されていて、この
ROMには、ピーク検出信号e1、e2に表れたピーク
信号q1、q2を赤外線LED63の位置を角度で表す
角度データにそれぞれ変換する変換テーブルが記憶され
ている。なお、この角度データは、赤外線LED63の
位置を、赤外線LED63の位置と座標入力範囲80上
の基準点(例えば赤外線CCDカメラ62a、62bの
原点)とを結ぶ直線を特定し、この直線と座標入力範囲
80上の基準線(例えば赤外線CCDカメラ62a、6
2bの原点同士を結ぶ直線)とがなす角度で赤外線LE
D63の位置を表すものである。
【0062】演算回路68は、以上のようにしてピーク
検出信号e1、e2をそれぞれ角度に変換し、2つの角
度を特定する。そして、さらに赤外線CCDカメラ62
a、62b間の距離Lを用いて赤外線LED63が置か
れた位置、すなわちペン64が入力した座標を算出す
る。このようにして得られた座標は、インターフェース
回路69を介して外部の表示装置に出力される、あるい
は、表示回路70に出力されて表示される。
【0063】次に、図8を用い、角度データから入力さ
れた座標を検出する方法を具体的に説明する。なお、図
8は、赤外線CCDカメラ62a、62bの一方の原点
(撮影範囲の図中左下隅)を原点(0,0)とした2次
元座標でペン64が入力した座標(x,y)を表したも
のである。
【0064】演算回路68は、ピーク検出信号e1、e
2を検出し、ここに表れたピーク信号q1、q2と、リ
セット信号aを基点とする垂直クロック信号b、水平ク
ロック信号cとの関係から、赤外線CCDカメラ62a
の原点を原点とした座標を用いたペン64の座標(x
1,y1)および赤外線CCDカメラ62bの原点を原
点とした座標を用いたペン64の座標(x2,y2)を
求める。そして、この座標(x1,y1)、座標(x
2,y2)を用い、図8に示した座標を用いて赤外線C
CDカメラ62a、62bから見たペン64の位置を角
度θL、θRで表せば、以下のようになる。 θL=tan-1(y1/x1) …式(8) θR=tan-1(y2/x2) …式(9)
【0065】次に、上記した式(8)、式(9)から角
度θL、θRを求め、さらに赤外線CCDカメラ62a、
62b間の距離Lを用いれば、図8に示した座標で表さ
れるペン64が入力した座標(x,y)は、以下の式に
よって求められる。 y=xtanθL …式(10) y=(x−L)tan(π−θR) …式(11)
【0066】上記した式(10)、(11)を連立一次
方程式としてx、yを求めれば、ペン64が入力した座
標(x,y)が算出できる。先に述べた演算回路68の
変換テーブルは、このような処理をより高速に行うため
に予め演算した結果を(x1,y1)、(x2,y2)
と関連づけて記憶しておくものである。また、このよう
な第2の例の座標検出装置は、タブレット盤などを作業
台に置く必要がなく、作業スペースを有効に利用するこ
とができる。また、座標入力範囲80に原稿などが重ね
て置かれている場合にも座標入力装置に対する座標入力
が可能になる。さらに、レンズ倍率変調回路部などによ
って赤外線CCDカメラ62a、62bの画像取り込み
範囲を可変設定でき、これと共に解像度をも設定できる
ので、座標入力装置の操作性、利便性をも高めることが
できる。
【0067】(実施の形態1)図9は、本発明の実施の
形態1を説明するためのブロック図である。また、図1
0は、図9に示した構成で行われる座標検出の処理を説
明するための図であって、後述する角度検出部4a、4
bが備える受光素子51a、受光素子51bが検出した
ディップ位置と検出の周期との関係を示す図である。な
お、本発明の実施の形態の座標入力装置は、いずれも先
に述べた座標入力装置のうち、第1の例の座標入力装置
として構成したものとする。
【0068】実施の形態1の座標入力装置は、指などの
指示手段15(図1)によって座標が入力される座標入
力面であるパネル13(図1)と、入力された座標の検
出を実行する座標検出実行部6と、座標検出実行部6を
制御する中央処理装置7とを有している。座標検出実行
部6は、入力した光強度分布信号に基づいて、指示手段
15がパネル13上に入力した座標とパネル13上の基
準点とを結ぶ直線とパネル13上の基準線とがなす角度
を周期的に検出する角度検出手段である少なくとも2つ
の角度検出部4a、4bと、角度検出部4a、4bに検
出された角度のうち、直前の周期で検出された角度を記
憶する角度記憶手段である角度記憶部99と、角度検出
部4a、4bが周期的に検出した角度の個数が前回の検
出時よりも今回の検出時に多かった場合、角度記憶部9
9に記憶されている角度データに最も近いデータを今回
検出した角度データから選択する角度選択手段である角
度選択部5と、角度選択部5が選択した角度に基づい
て、指示手段15が入力した座標を検出する座標検出手
段である座標演算部95とを有している。
【0069】実施の形態1の角度検出部4a、4bは、
指示手段15を撮像して光強度分布信号として出力する
受光素子51a、51bをそれぞれ有している。受光素
子51a、51bは、周期的に座標検出実行部6に光強
度分布信号を入力する。また、実施の形態1の角度検出
部4a、4bは、受光素子51a、51bが受光した光
に基づいて光強度分布信号を生成し、それぞれ、光強度
分布信号からディップ位置を検出するディップ位置検出
部93a、93bと、さらに角度に変換する角度変換部
94a、94bとを有している。また、角度選択部5
は、最近接角度選択部97と、最近接角度以外選択部9
8を有している。
【0070】さらに、座標演算部95は、角度検出部4
a、4bが周期的に検出した角度の個数が前回の検出時
よりも今回の検出時に各角度検出部4a、4bについて
1個ずつ多かった場合、角度選択部5によって選択され
なかった角度に基づいて、他の指示手段が入力した座標
を検出するよう構成されている。
【0071】一方、中央処理装置7には、座標検出実行
部6に含まれる各構成を制御するプログラムが記録され
た、例えばフロッピーディスクなどの記録媒体10がセ
ットされている。中央処理装置7は、この記録媒体10
に記録されているプログラムを読み出し、この内容にし
たがって座標検出実行部6の各構成を制御する。なお、
記録媒体10として差し替え可能なフロッピーディスク
などを用いることには、パソコンなどの汎用的な機器を
中央処理装置7として使用することが可能になるという
利点がある。
【0072】次に、図10を用いて図9に示した構成で
行われる処理について説明する。ディップ位置検出部9
3a、93bは、図3で説明した方法によってディップ
位置を算出する。ディップ位置は、指示手段15がパネ
ル13上で指示した指示点とパネル13上の基準点とを
結ぶ直線とパネル13上の基準線とがなす角度に角度変
換部で変換される。ここでディップ位置を角度に変換す
る理由は、後に座標演算部95において、式(1)〜式
(7)を使って座標を算出するためである。なお、実施
の形態1では、図2で示したように、パネル13上の基
準点を受発光部12a、12bに内蔵される光源11の
中心点、受発光部12a、12bに内蔵される光源11
の中心点同士を結んだ線を基準線とする。
【0073】図10は、受光素子51aに周期的に検出
される光強度分布信号(図中Lで示す)と、受光素子5
1bに周期的に検出される光強度分布信号(図中Rで示
す)とを、検出の周期i−1、i、i+1について示し
た図である。図中、縦軸は光強度分布信号の光強度を、
また、横軸は、受光素子51a、51b上のディップ位
置を示している。
【0074】図示したように、周期i−1で受光素子5
1a、51bからディップ位置検出部93a、93bに
入力した光強度分布信号には、L、Rのいずれにもピー
クがなく、パネル13への座標入力が行われていない。
このとき、ディップ位置検出部93a、93bは、「デ
ィップなし」を示す信号nullを発生して角度変換部
94a、94bに入力する。
【0075】角度変換部94a、94bでは、信号nu
llを受け取って同じく信号nullを発生する。さら
に、この信号nullを受け取った角度選択部5でも信
号nullを発生し、座標演算部95に出力する。座標
演算部95は、信号nullを入力すると信号null
を出力するか、あるいは何の信号も出力しない。また、
角度選択部5で発生した信号nullは、角度記憶部9
9にも入力して記憶される。
【0076】次に、周期iの検出では、受光素子51a
からディップ位置検出部93aに入力した光強度分布信
号Lにディップを表す信号(ディップ信号)Aが現れて
いる。また、受光素子51bからディップ位置検出部9
3bに入力した光強度分布信号Rには、ディップ信号B
が現れている。ディップ信号A、ディップ信号Bは、受
光素子51a、51bに入力し、ディップ位置検出部9
3a、93bでディップ位置を検出された後に角度変換
部94a、94bでそれぞれ角度θL、θRに変換され
る。このとき、角度θL、θRは、組み合わされたデータ
(θL,θR)(角度データ)として角度選択部5を介し
て座標演算部95に入力し、指示手段15が入力した座
標に変換されて出力される。また、ディップ信号Aおよ
びこれに基づく(θL,θR)の角度データは、角度記憶
部99にも出力されて先に記憶されていた信号null
に上書きされる。
【0077】次に、周期i+1の検出では、受光素子5
1aからディップ位置検出部93aに入力した光強度分
布信号Lにディップ信号A1とディップ信号A2とが現
れている。受光素子51bからディップ位置検出部93
bに入力した光強度分布信号Rには、ディップ信号B1
とディップ信号B2とが現れている。このような状態
は、周期iで検出された指示手段15の他、他の指示手
段による入力がなされた場合に生じるものである。
【0078】このような場合、ディップ信号A1、A
2、ディップ信号B1、B2は、ディップ位置検出部9
3a、93bでディップ位置を検出された後に角度変換
部94a、94bでそれぞれ角度θL1、θL2、θR1、θ
R2に変換される。そして、角度選択部5に入力し、ここ
で入力された座標を正しく表すように組み合わされた角
度データとなる。
【0079】すなわち、角度選択部5では、角度θL1
θL2、θR1、θR2を最近接角度選択部97および最近接
角度以外選択部98に出力する。最近接角度選択部9
7、最近接角度以外選択部98は、角度記憶部99に記
憶されている角度データ(θL、θR)を読み出し、角度
θLを、角度θL1、角度θL2と比較する。また、角度θ R
を、角度θR1、角度θR2と比較する。次に、この比較に
ついてより具体的に説明する。ただし、角度θLと角度
θL1、角度θL2との比較、角度θRと角度θR1、角度θ
R2との比較は、同様の手順で行われるため、この説明で
は、受光素子51aについてのみ説明するものとする。
【0080】角度θLと角度θL1、角度θL2との比較
は、例えば、図10に示したように、角度記憶部99に
記憶されているθLのディップ位置Dと今回検出された
角度θL 1(ディップ信号A1)のディップ位置D1の差d
1をとり、さらにθLのディップ位置Dと今回検出され
た角度θL2(ディップ信号A2)のディップ位置D2の差
d2をとり、d1、d2を比較することによって行われ
る。
【0081】そして、最近接角度選択部97では、ディ
ップ位置Dとの差が小さい方のディップ信号A1、およ
びディップ信号A1を変換した角度θL1を採用し、座標
演算部95に出力すると共に角度記憶部99にも出力す
る。このとき、同様の処理によってディップ信号B1、
およびディップ信号B1を変換した角度θR1が採用さ
れ、座標演算部95に出力されると共に角度記憶部99
にも出力される。
【0082】角度記憶部99では、角度θL1と角度θR1
から角度データ(θL1、θR1)を作成して角度データ
(θL、θR)に上書きする。また、座標演算部95は、
入力した角度θL1と角度θR1とに基づいて演算を行い、
角度データ(θL1、θR1)で表される指示手段15によ
って入力された座標(x1,y1)を検出する。なお、
以上の構成では、受光素子51a、51bに光強度分布
信号が発生してから座標演算部95が出力されるまでの
処理を周期tで繰り返し行っている。
【0083】なお、上記したディップ信号および角度の
選択は、受発光部12a、12bによる検出が1/30
秒と比較的速い周期で行われることから、連続する周期
で検出される座標間のずれはわずかなものであるとして
なされるものである。そして、先に検出された座標から
比較的大きくずれて入力された座標は、他の指示手段に
よって入力された座標であると考える。
【0084】また、図10に示したように、前回の検出
と今回の検出とで増加した角度の個数は、角度検出部4
a、4bについてそれぞれ1個ずつであり、採用されな
かった角度が形成し得る角度データは、1つだけであ
る。このような場合、角度選択部5の最近接角度以外選
択部98は、採用されなかった角度θL2、角度θR2を用
いて角度データ(θL2、θR2)を作成して座標演算部9
5に出力する。座標演算部95では、角度データ
(θL2、θR2)についても座標を検出し、他の指示手段
によって入力された座標(x2,y2)として出力す
る。
【0085】また、実施の形態1の座標入力装置は、さ
らに、角度検出部4a、4bによって周期的に検出され
る角度が、前回の検出時よりも今回の検出時に角度検出
部4a、4bのいずれかについて2個以上多かった場
合、角度選択部5によって選択されなかった角度を棄却
する角度棄却手段である棄却選択部を設けるよう構成す
ることができる。
【0086】図11は、棄却選択部120を備えた実施
の形態1の座標入力装置を説明するためのブロック図で
ある。なお、図示した座標入力装置のうち、図9で説明
した座標入力装置と同様の構成については同じ符号を付
し、説明を略すものとする。図11に示した座標入力装
置の座標検出実行部126は、最近接角度選択部97、
最近接角度以外選択部98の他、棄却選択部120を有
する角度選択部125を有している。そして、座標検出
実行部126を制御する中央処理装置7は、記録媒体1
0が記録しているプログラムに加えて棄却選択部120
を制御するプログラムを記録した記録媒体121を有し
ている。
【0087】次に、棄却選択部120で行われる処理に
ついて説明する。図12は、受光素子51aに周期的に
検出される光強度分布信号(図中Lで示す)と、受光素
子51bに周期的に検出される光強度分布信号(図中R
で示す)とを、検出の周期i、i+1について示した図
である。図中、縦軸は光強度分布信号の光強度を、ま
た、横軸は、受光素子51a、51b上のディップ位置
を示している。
【0088】図12に示した周期iの検出では、受光素
子51aからディップ位置検出部93aに入力した光強
度分布信号Lにディップを表すディップ信号Aが現れて
いる。また、受光素子51bからディップ位置検出部9
3bに入力した光強度分布信号Rには、ディップ信号B
が現れている。ディップ信号A、ディップ信号Bは、受
光素子51a、51bに入力し、ディップ位置検出部9
3a、93bでディップ位置を検出された後に角度変換
部94a、94bでそれぞれ角度θL、θRに変換され
る。このとき、角度θL、θRは、角度データ(θL
θR)として角度選択部125を介して座標演算部95
に入力し、指示手段15が入力した座標に変換されて出
力される。また、ディップ信号Aおよびこれに基づく
(θL,θR)の角度データは、角度記憶部99にも出力
されて記憶される。
【0089】次に、周期i+1の検出では、受光素子5
1aからディップ位置検出部93aに入力した光強度分
布信号Lにディップ信号A1と、ディップ信号A2と、
ディップ信号A3とが現れている。そして、受光素子5
1bからディップ位置検出部93bに入力した光強度分
布信号Rには、ディップ信号B1と、ディップ信号B2
と、ディップ信号B3とが現れている。
【0090】ディップ信号A1、A2、A3、ディップ
信号B1、B2、B3は、ディップ位置検出部93a、
93bでディップ位置を検出された後に角度変換部94
a、94bでそれぞれ角度θL1、θL2、θL3および
θR1、θR2、θR3に変換される。そして、角度θL1、θ
L2、θL3およびθR1、θR2、θR3は、角度選択部125
に入力する。角度選択部125は、角度記憶部99に記
憶されているθLのディップ位置Dと今回検出された角
度θL1(ディップ信号A1)のディップ位置D1の差d1
をとり、また、θLのディップ位置Dと今回検出された
角度θL2(ディップ信号A2)のディップ位置D2の差d
2をとり、さらにθLのディップ位置Dと今回検出され
た角度θL3(ディップ信号A3)のディップ位置D3の差
d3をとり、d1、d2、d3を比較する。
【0091】そして、最近接角度選択部97では、ディ
ップ位置Dとの差が小さい方のディップ信号A1、およ
びディップ信号A1を変換した角度θL1を採用し、座標
演算部95に出力すると共に角度記憶部99にも出力す
る。このとき、同様の処理によってディップ信号B1、
およびディップ信号B1を変換した角度θR1が採用さ
れ、座標演算部95に出力されると共に角度記憶部99
にも出力される。
【0092】また、図12に示したように、前回の検出
と今回の検出とで増加した角度の個数は、角度検出部4
a、4bについてそれぞれ2個ずつであり、採用されな
かった角度が形成し得る角度データは、4通りある。こ
のような場合、角度選択部125は、採用されなかった
角度θL2、θL3および角度θR2、θR3の正しい組み合わ
せを判定することができない。
【0093】このため、角度選択部125の最近接角度
以外選択部98は、採用されなかった角度θL2、θL3
よび角度θR2、θR3を棄却選択部120に出力する。棄
却選択部120は、角度θL2、θL3および角度θR2、θ
R3を入力して消去する。したがって、最近接角度選択部
97によって選択された角度によって作成された角度デ
ータ(θL1、θR1)に基づく座標だけが検出されること
になる。
【0094】図13は、以上述べた実施の形態1の座標
入力装置で行われる処理を説明するためのフローチャー
トである。なお、このフローチャートは、図11に示し
た記録媒体121に記憶されていて、中央処理装置7に
よって読み出されて実行されるものである。
【0095】図13のフローチャートは、処理が開始す
ると、受光素子51a、51bから光強度分布信号が入
力したか否か判断する(S1)。そして、光強度分布信
号の入力がない場合には(S1:No)、入力がなされ
るまで待機し、信号が入力すると(S1:Yes)、そ
の信号からディップ位置を検出(S2)してディップ位
置をさらに角度に変換する(S3)。角度に変換された
信号は、角度選択部125において、変換した角度の個
数が前回の検出時に変換した角度の個数よりも多いか否
か判断される(S4)。
【0096】ステップS4の判断で、角度の個数が増加
していない場合には(S4:No)、変換した角度を組
み合わせてそのまま角度データを作成して座標を演算し
(S9)、出力する(S10)。一方、角度の個数が増
加している場合には(S4:Yes)、角度記憶部99
に記憶されている角度に最も近い最近接角度を選択する
(S5)と共に角度記憶部99に上書き、記憶する(S
6)。そして、増加角度数が1であるか否か判断し(S
7)、増加角度数が1であった場合には(S7:Ye
s)、最近接角度以外の角度を選択して角度データを作
成し(S8)、最近接角度から作成された角度データと
共にこの角度データからも座標を演算して(S9)出力
する(S10)。
【0097】一方、増加角度数が1でなかった(つま
り、1より大きい)場合には(S7:No)、最近接角
度以外を棄却する(S11)。この場合には、最近接角
度から作成された角度データだけから座標を演算して
(S9)出力し(S10)、すべての処理を終了する。
【0098】以上述べた実施の形態1の座標入力装置
は、複数の座標が入力された場合、この座標を2つの指
示手段ごとに判別でき、複数の操作者による座標入力が
可能な座標入力装置を提供することができる。また、実
施の形態1の座標入力装置は、複数の座標が入力された
場合、この座標から1つの指示手段によって入力された
座標を他の指示手段による影響を受けることなく判別で
きる。
【0099】さらに実施の形態1は、中央処理装置によ
って読み出される座標入力装置の記録媒体に記録された
プログラムによって座標検出実行部を制御しているか
ら、中央処理装置として汎用的なパソコンなどを利用す
ることができる。このため、実施の形態1は、座標入力
装置を比較的安価、かつ簡便に構成することができる。
【0100】また、本発明は、以上述べた実施の形態1
に限定されるものではない。すなわち、実施の形態1で
は、ディップ位置を比較するにあたってディップ位置の
差を演算によって求め、この差が最も小さいものを最近
接角度としている。しかし、例えば、予め適切な閾値を
設定しておき、複数検出された角度から、角度記憶部9
9に記憶されている角度とのディップ位置の差がこの閾
値以下になる角度を選択するようにしても良い。
【0101】また、実施の形態1は、先に述べた第1の
例の座標入力装置として構成されているが、先に述べた
第2の例の座標入力装置として構成することも可能であ
る。なお、この場合の光強度分布信号の処理は、実施の
形態1における光強度分布信号の処理の説明中、ディッ
プ位置をピーク、ディップ信号をピーク信号と読み替え
ることで説明される。
【0102】(実施の形態2)図14は、2つの指示手
段によって同時に座標入力される場合の座標の軌跡を模
式的に示した図である。図中に示した白丸は、指示手段
Aによって入力された座標を示し、黒丸は、指示手段B
によって入力された座標を示している。したがって、こ
のような座標をホストコンピュータのような外部機器に
出力する場合には、白丸で示した座標が図中のストロー
クAを描き、黒丸で示した座標が図中のストロークBを
描くように出力する必要がある。しかし、入力された座
標を単純に入力された順序で出力すると、白丸で示した
座標と黒丸で示した座標とが区別できずに図中に破線で
示した軌跡を描くものとして出力される虞がある。実施
の形態2は、このようなことを防ぐためになされたもの
である。
【0103】図15は、本発明の実施の形態2を説明す
るためのブロック図である。なお、図15に示した構成
のうち、実施の形態1で説明した図9、図11と同様の
構成については同様の符号を付してその説明を一部略す
ものとする。
【0104】図15に示した実施の形態2の座標入力装
置は、指などの指示手段15(図1)によって座標が入
力される座標入力面であるパネル13(図1)と、指示
手段15を撮像して光強度分布信号として出力する少な
くとも2つの角度検出部4a、4bとを有している。さ
らに、実施の形態2の座標入力装置は、入力された座標
の検出を実行する座標検出実行部156と、座標検出実
行部156を制御する中央処理装置7とを有している。
【0105】座標検出実行部156は、角度検出部4
a、4b、角度選択部5、座標演算部95、角度記憶部
99の他、角度選択部5によって選択された角度に第1
の識別子を付すと共に、受光素子51a、受光素子51
bが周期的に検出した角度の個数が前回の検出時よりも
今回の検出時に受光素子51a、受光素子51bについ
て1個ずつ多かった場合、第1の識別子が付されなかっ
た角度に対して第2の識別子を付す識別子付与部150
を有している。
【0106】図15に示した座標入力装置に対し、図1
0に示した信号が入力すると、周期i−1で入力した光
強度分布信号にはL、Rのいずれにもピークがないこと
から、ディップ位置検出部93a、93bは、「ディッ
プなし」を示す信号nullを発生して角度変換部94
a、94bに入力する。
【0107】角度変換部94a、94bでは、信号nu
llを受け取って同じく信号nullを発生する。さら
に、この信号nullを受け取った角度選択部5でも信
号nullを発生し、座標演算部95に出力する。座標
演算部95は、信号nullを入力すると信号null
を出力するか、あるいは何の信号も出力しない。また、
角度選択部5で発生した信号nullは、角度記憶部9
9にも入力して記憶される。
【0108】次に、周期iの検出では、光強度分布信号
L、Rに現れたディップ信号A、ディップ信号Bを受光
素子51a、51bに入力する。ディップ信号A、ディ
ップ信号Bは、ディップ位置検出部93a、93bでデ
ィップ位置を検出された後に角度変換部94a、94b
でそれぞれ角度θL、θRに変換される。角度θL、θ
Rは、角度データ(θL,θR)として角度記憶部99に
出力され、先に記憶されていた信号nullに上書きさ
れる。
【0109】このとき、実施の形態2の座標入力装置で
は、識別子付与手段150によって角度データ(θL
θR)にsid(ストロークID)=1が付与される。
角度データ(θL,θR)は、sid=1と共に角度記憶
部99に記憶される。また、識別子付与手段150は、
角度選択部5を介して座標演算部95に入力する角度デ
ータ(θL,θR)に対してもsid=1を付与する。角
度データ(θL,θR)は、sid=1と共に座標演算部
95に出力される。
【0110】次に、周期i+1の検出では、光強度分布
信号L、Rに現れたディップ信号A1、A2、ディップ信
号B1、B2を受光素子51a、51bに入力する。ディ
ップ信号A1、A2、ディップ信号B1、B2は、ディップ
位置検出部93a、93bでディップ位置を検出された
後に角度変換部94a、94bでそれぞれ角度θL1、θ
L2、θR1、θR2に変換される。そして、角度選択部5に
入力し、ここで入力された座標を正しく表すように組み
合わされた角度データとなる。
【0111】すなわち、角度選択部5では、角度θL1
θL2、θR1、θR2を最近接角度選択部97および最近接
角度以外選択部98に出力する。最近接角度選択部9
7、最近接角度以外選択部98は、角度記憶部99に記
憶されている角度データ(θL、θR)を読み出し、角度
θLを、角度θL1、角度θL2と比較する。また、角度θ R
を、角度θR1、角度θR2と比較する。なお、この比較
は、先に図10で説明した方法度同様にして行われる。
【0112】そして、最近接角度選択部97では、ディ
ップ位置Dとの差が小さい方のディップ信号A1、およ
びディップ信号A1を変換した角度θL1を採用し、座標
演算部95に出力すると共に角度記憶部99にも出力す
る。また、同様の処理によってディップ信号B1、およ
びディップ信号B1を変換した角度θR1が採用され、座
標演算部95に出力されると共に角度記憶部99にも出
力される。
【0113】角度記憶部99では、角度θL1と角度θR1
から角度データ(θL1、θR1)を作成して角度データ
(θL、θR)に上書きする。このとき、実施の形態2の
座標入力装置では、識別子付与手段150によって角度
データ(θL,θR)にsid(ストロークID)=1が
付与される。角度データ(θL,θR)は、sid=1と
共に角度記憶部99に記憶される。また、識別子付与手
段150は、角度選択部5を介して座標演算部95に入
力する角度データ(θL,θR)に対してもsid=1を
付与する。角度データ(θL,θR)は、sid=1と共
に座標演算部95に出力される。
【0114】座標演算部95は、入力した角度θL1と角
度θR1とに基づいて演算を行い、角度データ(θL1、θ
R1)で表される指示手段15によって入力された座標
(x1,y1)を検出する。そして、sid=1と共に
外部のホストコンピュータなどに出力する。なお、以上
の構成では、受光素子51a、51bに光強度分布信号
が発生してから座標演算部95が出力されるまでの処理
を周期tで繰り返し行っている。
【0115】また、以上説明した実施の形態2では、前
回の検出と今回の検出とで増加した角度の個数は、角度
検出部4a、4bについてそれぞれ1個ずつであり、採
用されなかった角度が形成し得る角度データは1つだけ
である。このような場合、角度選択部5の最近接角度以
外選択部98は、採用されなかった角度θL2、角度θ R2
を用いて角度データ(θL2、θR2)を作成して座標演算
部95に出力する。このとき、実施の形態2の座標入力
装置では、識別子付与手段150によって角度データ
(θL2,θR2)にsid=2が付与される。座標演算部
95では、角度データ(θL2、θR2)についても座標を
検出し、他の指示手段によって入力された座標(x2,
y2)としてsid=2と共に出力する。
【0116】sid=1が付与されて出力した座標(x
1,y1)、sid=2が付与されて出力した座標(x
2,y2)は、例えばホストコンピュータに入力する。
ホストコンピュータでは、座標入力装置側の検出の周期
に応じて連続して入力されてくる座標(x1,y1)、
座標(x2,y2)を、それぞれの識別子で分類し、同
じ識別子が付された座標同士が入力順に連続して表示装
置に表示されるように処理する。この結果、図14に示
したように、識別子sid=1が付された座標がストロ
ークAを描き、識別子sid=2が付された座標がスト
ロークBを描くようになる。
【0117】また、実施の形態1の座標入力装置は、さ
らに、角度検出部4a、4bによって周期的に検出され
る角度が、前回の検出時よりも今回の検出時に角度検出
部4a、4bのいずれかについて2個以上多かった場
合、角度選択部5によって選択されなかった角度を棄却
する角度棄却手段である棄却選択部120を設けるよう
構成することができる。
【0118】図16は、棄却選択部120が設けられた
本発明の実施の形態2を説明するためのブロック図であ
る。また、図17は、図16に示した構成で行われる座
標検出の処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図17に示した構成のうち、先に説明した図9、
図11、図15で示した構成と同様の構成については同
じ符号を付し、その説明を略すものとする。
【0119】図16に示した座標入力装置の座標検出実
行部166は、最近接角度選択部97、最近接角度以外
選択部98の他、棄却選択部120を有する角度選択部
125を有している。そして、座標検出実行部126を
制御する中央処理装置7は、記録媒体151が記録して
いるプログラムに加えて棄却選択部120を制御するプ
ログラムを記録した記録媒体161を有している。
【0120】次に、棄却選択部120で行われる処理に
ついて説明する。座標検出実行部126に図12で示し
た光強度分布信号が入力すると、周期iの検出では、デ
ィップ信号A、ディップ信号Bは、受光素子51a、5
1bに入力し、ディップ位置検出部93a、93bでデ
ィップ位置を検出された後に角度変換部94a、94b
でそれぞれ角度θL、θRに変換される。このとき、角度
θL、θRは、角度データ(θL,θR)として角度選択部
125を介して座標演算部95に入力し、指示手段15
が入力した座標に変換されて出力される。また、ディッ
プ信号Aおよびこれに基づく(θL,θR)の角度データ
は、角度記憶部99にも出力されて記憶される。
【0121】次に、周期i+1の検出では、ディップ信
号A1、A2、A3、ディップ信号B1、B2、B3
は、ディップ位置検出部93a、93bでディップ位置
を検出された後に角度変換部94a、94bでそれぞれ
角度θL1、θL2、θL3およびθ R1、θR2、θR3に変換さ
れる。そして、角度θL1、θL2、θL3およびθR1
θR2、θR3は、角度選択部125に入力し、角度選択部
125は、角度記憶部99に記憶されているθLのディ
ップ位置Dと今回検出された角度θL1(ディップ信号A
1)のディップ位置D1の差d1をとり、また、θLのデ
ィップ位置Dと今回検出された角度θL2(ディップ信号
A2)のディップ位置D2の差d2をとり、さらにθL
ディップ位置Dと今回検出された角度θL3(ディップ信
号A3)のディップ位置D3の差d3をとり、d1、d
2、d3を比較する。
【0122】そして、最近接角度選択部97では、ディ
ップ位置Dとの差が小さい方のディップ信号A1、およ
びディップ信号A1を変換した角度θL1を採用し、座標
演算部95に出力すると共に角度記憶部99にも出力す
る。このとき、同様の処理によってディップ信号B1、
およびディップ信号B1を変換した角度θR1が採用さ
れ、第1の識別子が識別子付与部150によって付与さ
れて座標演算部95に出力されると共に角度記憶部99
にも出力される。
【0123】また、図12に示したように、前回の検出
と今回の検出とで増加した角度の個数は、角度検出部4
a、4bについてそれぞれ2個ずつであり、採用されな
かった角度が形成し得る角度データは、4通りある。こ
のような場合、角度選択部125は、採用されなかった
角度θL2、θL3および角度θR2、θR3の正しい組み合わ
せを判定することができない。
【0124】このため、角度選択部125の最近接角度
以外選択部98は、採用されなかった角度θL2、θL3
よび角度θR2、θR3を棄却選択部120に出力する。棄
却選択部120は、角度θL2、θL3および角度θR2、θ
R3を入力して消去する。したがって、最近接角度選択部
97によって選択された角度によって作成された角度デ
ータ(θL1、θR1)に基づく座標だけが検出され、スト
ロークAだけが表示装置に表示されることになる。
【0125】次に、以上述べた実施の形態1の座標入力
装置で行われる処理を図17のフローチャートを用いて
説明する。なお、このフローチャートは、図16に示し
た記録媒体161に記憶されていて、中央処理装置7に
よって読み出されて実行されるものである。
【0126】図17のフローチャートは、処理が開始す
ると、受光素子51a、51bから光強度分布信号が入
力したか否か判断する(S21)。そして、光強度分布
信号の入力がない場合には(S21:No)、入力がな
されるまで待機し、信号が入力すると(S21:Ye
s)、その信号からディップ位置を検出(S22)して
ディップ位置をさらに角度に変換する(S23)。角度
に変換された信号は、角度選択部125において、変換
した角度の個数が前回の検出時に変換した角度の個数よ
りも多いか否か判断される(S24)。
【0127】ステップS24の判断で、角度の個数が増
加していない場合には(S24:No)、変換した角度
を組み合わせてそのまま角度データを作成して座標を演
算し(S31)、出力する(S32)。一方、角度の個
数が増加している場合には(S24:Yes)、角度記
憶部99に記憶されている角度に最も近い最近接角度を
選択する(S25)。そして、第1識別子、すなわちs
id=1を付与して(S26)角度記憶部99に上書
き、記憶する(S27)。角度選択部125は、次に増
加角度数が1であるか否か判断し(S28)、増加角度
数が1であった場合には(S28:Yes)、最近接角
度以外の角度を選択して角度データを作成し(S2
9)、第2識別子を付与して(S30)、最近接角度か
ら作成された角度データと共にこの角度データからも座
標を演算して(S31)出力する(S32)。
【0128】一方、増加角度数が1でなかった(つま
り、1より大きい)場合には(S28:No)、最近接
角度以外を棄却する(S33)。この場合には、最近接
角度から作成された角度データだけから座標を演算して
(S31)出力し(S32)、すべての処理を終了す
る。
【0129】以上述べた実施の形態2は、複数の座標が
入力された場合、この座標から2つの指示手段によって
入力された座標のストロークをそれぞれ判別でき、複数
の操作者による座標入力が可能な座標入力装置を提供す
ることができる。また、実施の形態2は、複数の座標が
入力された場合、この座標から1つの指示手段によって
入力された座標のストロークを他の指示手段による影響
を受けることなく判別できる座標入力装置を提供するこ
とができる。
【0130】さらに実施の形態2は、中央処理装置によ
って読み出される座標入力装置の記録媒体に記録された
プログラムによって座標検出実行部を制御しているか
ら、中央処理装置として汎用的なパソコンなどを利用す
ることができる。このため、実施の形態2は、座標入力
装置を比較的安価、かつ簡便に構成することができる。
【0131】また、本発明は、以上述べた実施の形態2
に限定されるものではない。すなわち、実施の形態2で
は、ディップ位置を比較するにあたってディップ位置の
差を演算によって求め、この差が最も小さいものを最近
接角度としている。しかし、例えば、予め適切な閾値を
設定しておき、複数検出された角度から、角度記憶部9
9に記憶されている角度とのディップ位置の差がこの閾
値以下になる角度を選択するようにしても良い。
【0132】また、実施の形態2は、先に述べた第1の
例の座標入力装置として構成されているが、先に述べた
第2の例の座標入力装置として構成することも可能であ
る。なお、この場合の光強度分布信号の処理は、実施の
形態2における光強度分布信号の処理の説明中、ディッ
プ位置をピーク、ディップ信号をピーク信号と読み替え
ることで説明される。
【発明の効果】以上説明した本発明は、以下の効果を奏
することができる。すなわち、請求項1記載の発明は、
前回座標を検出した指示手段によって指示された指示点
を判別して座標を検出できる。したがって、請求項1記
載の発明は、複数の座標が入力された場合、この座標か
ら1つの指示手段によって入力された座標を判別できる
座標入力装置を提供することができる。
【0133】請求項2記載の発明は、前回座標を検出し
た指示手段によって指示された指示点と、他の1つの指
示手段によって指示された点とを判別して座標を検出で
きる。したがって、請求項2記載の発明は、複数の座標
が入力された場合、この座標を2つの指示手段ごとに判
別でき、複数の操作者による座標入力が可能な座標入力
装置を提供することができる。
【0134】請求項3記載の発明は、前回座標を検出し
た指示手段によって指示された指示点だけを判別して座
標を検出できる。したがって、請求項3記載の発明は、
複数の座標が入力された場合、この座標から1つの指示
手段によって入力された座標を他の指示手段による影響
を受けることなく判別できる座標入力装置を提供するこ
とができる。
【0135】請求項4記載の発明は、前回座標を検出し
た指示手段によって指示された指示点のストロークを判
別して座標を検出できる。したがって、請求項4記載の
発明は、複数の座標が入力された場合、この座標から1
つの指示手段によって入力された座標のストロークを判
別できる座標入力装置を提供することができる。
【0136】請求項5記載の発明は、前回座標を検出し
た指示手段によるストロークと、追加された指示手段に
よるストロークを判別して座標を検出できる。したがっ
て、請求項5記載の発明は、複数の座標が入力された場
合、この座標から2つの指示手段によって入力された座
標のストロークをそれぞれ判別でき、複数の操作者によ
る座標入力が可能な座標入力装置を提供することができ
る。
【0137】請求項6記載の発明は、前回座標を検出し
た指示手段によるストロークだけを判別することができ
る。したがって、請求項6記載の発明は、複数の座標が
入力された場合、この座標から1つの指示手段によって
入力された座標のストロークを他の指示手段による影響
を受けることなく判別できる座標入力装置を提供するこ
とができる。
【0138】請求項7記載の発明は、指示手段を比較的
簡易な構成とすることができ、また、座標入力面を比較
的広くできるため、簡易かつ操作性の高い座標入力装置
を構成することができる。
【0139】請求項8記載の発明は、指示手段を比較的
簡易な構成とすることができ、また、座標入力面を比較
的広くできるため、簡易かつ操作性の高い座標入力装置
を構成することができる。
【0140】請求項9記載の発明は、前回座標を検出し
た指示手段によって指示された指示点を判別して座標を
検出できる。したがって、請求項9記載の発明は、複数
の座標が入力された場合、この座標から1つの指示手段
によって入力された座標を判別できる座標入力装置の記
録媒体を提供することができる。また、このような処理
を行う中央処理装置に汎用的な機器を適用することを可
能にする。
【0141】請求項10記載の発明は、前回座標を検出
した指示手段によって指示された指示点と、他の1つの
指示手段によって指示された点とを判別して座標を検出
できる。したがって、請求項10記載の発明は、複数の
座標が入力された場合、この座標を2つの指示手段ごと
に判別でき、複数の操作者による座標入力が可能な座標
入力装置の記録媒体を提供することができる。また、こ
のような処理を行う中央処理装置に汎用的な機器を適用
することを可能にする。
【0142】請求項11記載の発明は、前回座標を検出
した指示手段によって指示された指示点だけを判別して
座標を検出できる。したがって、請求項11記載の発明
は、複数の座標が入力された場合、この座標から1つの
指示手段によって入力された座標を他の指示手段による
影響を受けることなく判別できる座標入力装置の記録媒
体を提供することができる。また、このような処理を行
う中央処理装置に汎用的な機器を適用することを可能に
する。
【0143】請求項12記載の発明は、前回座標を検出
した指示手段によって指示された指示点のストロークを
判別して座標を検出できる。したがって、請求項12記
載の発明は、複数の座標が入力された場合、この座標か
ら1つの指示手段によって入力された座標のストローク
を判別できる座標入力装置の記録媒体を提供することが
できる。また、このような処理を行う中央処理装置に汎
用的な機器を適用することを可能にする。
【0144】請求項13記載の発明は、前回座標を検出
した指示手段によるストロークと、追加された指示手段
によるストロークを判別して座標を検出できる。したが
って、請求項13記載の発明は、複数の座標が入力され
た場合、この座標から2つの指示手段によって入力され
た座標のストロークをそれぞれ判別でき、複数の操作者
による座標入力が可能な座標入力装置軒録媒体を提供す
ることができる。また、このような処理を行う中央処理
装置に汎用的な機器を適用することを可能にする。
【0145】請求項14記載の発明は、前回座標を検出
した指示手段によるストロークだけを判別することがで
きる。したがって、請求項14記載の発明は、複数の座
標が入力された場合、この座標から1つの指示手段によ
って入力された座標のストロークを他の指示手段による
影響を受けることなく判別できる座標入力装置の記録媒
体を提供することができる。また、このような処理を行
う中央処理装置に汎用的な機器を適用することを可能に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される座標入力装置の第1の例を
説明するための図である。
【図2】本発明に適用される座標入力装置の第1の例を
説明するための他の図である。
【図3】本発明に適用される座標入力装置の第1の例を
説明するための他の図である。
【図4】本発明に適用される座標入力装置の第1の例を
説明するための他の図である。
【図5】本発明に適用される座標入力装置の第1の例を
説明するための他の図である。
【図6】本発明に適用される座標入力装置の第2の例を
説明するための図である。
【図7】本発明に適用される座標入力装置の第2の例を
説明するための他の図である。
【図8】本発明に適用される座標入力装置の第2の例を
説明するための他の図である。
【図9】本発明の実施の形態1の座標入力装置を説明す
るためのブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態1、実施の形態2の座標
入力装置で処理される信号を説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態1の他の例の座標入力装
置を説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態1、実施の形態2の座標
入力装置で処理される信号を説明するための他の図であ
る。
【図13】本発明の実施の形態1の座標入力装置で行わ
れる処理を説明するフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態2の座標入力装置の機能
を説明するための図である。
【図15】本発明の実施の形態2の座標入力装置を説明
するためのブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態2の座標入力装置の他の
例を説明するためのブロック図である。
【図17】本発明の実施の形態2の座標入力装置で行わ
れる処理を説明するフローチャートである。
【図18】従来の座標入力装置を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
4 角度検出部 5、125 角度選択部 6、126、156、166 座標検出実行部 7 中央処理装置 10、121、151、161 記録媒体 51a、51b 受光素子 93a、93b ディップ位置検出部 94a、94b 角度変換部 95 座標演算部 97 最近接角度選択部 98 最近接角度以外選択部 99 角度記憶部 120 棄却選択部 150 識別子付与部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示手段によって座標が入力される座標
    入力面と、 前記指示手段が前記座標入力面上で指示した指示点と前
    記座標入力面上の基準点とを結ぶ直線と前記座標入力面
    上の基準線とがなす角度をそれぞれ周期的に検出する少
    なくとも2つの角度検出手段と、 周期的に検出される角度のうち、直前の周期で検出され
    た角度を記憶する角度記憶手段と、 前記角度検出手段が周期的に検出した角度の個数が前回
    の検出時よりも今回の検出時に多かった場合、今回検出
    された角度から前記角度記憶手段に記憶されている角度
    に最も近い角度を選択する角度選択手段と、 前記角度選択手段が選択した角度に基づいて、前記指示
    手段が入力した座標を検出する座標検出手段と、を有す
    ることを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記角度検出手段によって周期的に検出
    される角度が、前回の検出時よりも今回の検出時に前記
    各角度検出手段について1個ずつ多かった場合、前記座
    標検出手段は、前記角度選択手段によって選択されなか
    った角度から他の指示手段が入力した座標を検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記角度検出手段によって周期的に検出
    される角度が、前回の検出時よりも今回の検出時に前記
    各角度検出手段のいずれかについて2個以上多かった場
    合、前記角度選択手段によって選択されなかった角度を
    棄却する角度棄却手段をさらに有することを特徴とする
    請求項1または2に記載の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 指示手段によって座標が入力される座標
    入力面と、 前記指示手段が前記座標入力面上で指示した指示点と前
    記座標入力面上の基準点とを結ぶ直線と前記座標入力面
    上の基準線とがなす角度をそれぞれ周期的に検出する少
    なくとも2つの角度検出手段と、 周期的に検出される角度のうち、直前の周期で検出され
    た角度を記憶する角度記憶手段と、 前記角度検出手段が周期的に検出した角度の個数が前回
    の検出時よりも今回の検出時に多かった場合、今回検出
    された角度から前記角度記憶手段に記憶されている角度
    に最も近い角度を選択する角度選択手段と、 前記角度選択手段によって選択された角度に第1の識別
    子を付す識別子付与手段と、 前記角度検出部が検出した角度に基づいて指示点の座標
    を検出する座標検出手段と、を有してなり、 前記座標検出手段は、前記識別子付与手段が第1の識別
    子を付した角度に基づいて、前記角度記憶手段に記憶さ
    れている角度に基づく座標と連続する前記指示手段の座
    標を検出する座標検出手段すると共に、前記角度記憶手
    段は、前記識別子付与手段が第1の識別子を付した角度
    を記憶することを特徴とする座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記角度検出手段が周期的に検出した角
    度の個数が前回の検出時よりも今回の検出時に各検出手
    段について1個ずつ多かった場合、前記識別子付与手段
    は、第1の識別子が付されなかった角度に対して第2の
    識別子を付し、 前記座標検出手段は、前記識別子付与手段によって第2
    の識別子が付された角度に基づいて、他の指示手段が入
    力した座標を検出することを特徴とする請求項4に記載
    の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記角度検出手段が周期的に検出した角
    度の個数が前回の検出時よりも今回の検出時に各検出手
    段のいずれかについて2個以上多かった場合、前記識別
    子付与手段によって第1の識別子が付されなかった角度
    データを棄却する角度データ棄却手段をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載の座標入力装
    置。
  7. 【請求項7】 前記角度検出手段は、発光手段と、前記
    発光手段が発した光を再帰的に反射する反射手段と、前
    記反射手段で反射された反射光を受光できる位置に設け
    られた受光手段と、反射光を前記受光手段への入射角度
    に応じて受光手段の異なる位置に受光させる光学手段と
    を有し、受光手段が反射光を受光しなかった位置から前
    記指示手段が指示した指示点と前記座標入力面上の基準
    点とを結ぶ直線を特定し、当該直線と前記座標入力面上
    の基準線とがなす角度を検出することを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか一つに記載の座標入力装置。
  8. 【請求項8】 前記角度検出手段は、前記座標入力面の
    略全域で画像を取り込むことが可能な画像入力手段を有
    し、前記画像入力手段によって取り込まれた前記指示手
    段の像から前記指示手段が指示した指示点と前記座標入
    力面上の基準点とを結ぶ直線を特定し、当該直線と前記
    座標入力面上の基準線とがなす角度を検出することを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の座標入力
    装置。
  9. 【請求項9】 指示手段によって座標が入力される座標
    入力面と、前記指示手段が前記座標入力面上で指示した
    指示点と前記座標入力面上の基準点とを結ぶ直線と前記
    座標入力面上の基準線とがなす角度をそれぞれ周期的に
    検出する少なくとも2つの角度検出手段と、を有する座
    標入力装置の中央処理装置により読出し可能なプログラ
    ムが記録された座標入力装置の記録媒体であって、 周期的に検出される角度のうち、直前の周期で検出され
    た角度を記憶する角度記憶工程と、 周期的に検出された角度の個数が前回の検出時よりも今
    回の検出時に多かった場合、今回検出した角度から前記
    角度記憶工程で記憶された角度に最も近い角度を選択す
    る角度選択工程と、 前記角度選択工程で選択された角度に基づいて前記指示
    手段が入力した座標を検出する座標検出工程と、を含む
    プログラムを記憶することを特徴とする座標入力装置の
    記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記角度検出手段が周期的に検出した
    角度の個数が、前回の検出時よりも今回の検出時に前記
    各角度検出手段について1個ずつ多かった場合、前記角
    度選択工程で選択されなかった角度データに基づいて、
    他の指示手段が入力した座標を検出する他指示手段座標
    検出工程をさらに含むプログラムを記憶することを特徴
    とする請求項9に記載の座標入力装置の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記角度検出手段が周期的に検出した
    角度の個数が前回の検出時よりも今回の検出時に前記各
    角度検出手段のいずれかについて2個以上多かった場
    合、前記角度選択工程で選択されなかった角度を棄却す
    る角度データ棄却工程をさらに含むプログラムを記憶す
    ることを特徴とする請求項9または10に記載の座標入
    力装置の記録媒体。
  12. 【請求項12】 指示手段によって座標が入力される座
    標入力面と、前記指示手段が前記座標入力面上で指示し
    た指示点と前記座標入力面上の基準点とを結ぶ直線と前
    記座標入力面上の基準線とがなす角度をそれぞれ周期的
    に検出する少なくとも2つの角度検出手段と、前記角度
    検出手段によって周期的に検出される角度のうち、直前
    の周期で検出された角度を記憶する角度記憶手段と、を
    有する座標入力装置の中央処理装置により読出し可能な
    プログラムが記録された座標入力装置の記録媒体であっ
    て、 周期的に検出された角度の個数が前回の検出時よりも今
    回の検出時に多かった場合、今回検出した角度から前記
    角度記憶手段に記憶された角度に最も近い角度を選択す
    る角度選択工程と、 前記角度選択工程で選択された角度に第1の識別子を付
    す第1識別子付与工程と、 前記第1識別子付与工程で第1の識別子が付された角度
    に基づいて、前記角度記憶工程で記憶された角度に基づ
    く座標と連続する前記指示手段の座標を検出する座標検
    出工程と、 前記第1識別子付与工程で第1の識別子が付された角度
    を前記角度記憶手段に上書き、記憶する上書き・記憶工
    程と、を含むプログラムを記憶することを特徴とする座
    標入力装置の記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記角度検出手段が周期的に検出した
    角度の個数が前回の検出時よりも今回の検出時に前記角
    度検出手段について1個ずつ多かった場合、前記第1識
    別子付与工程で第1の識別子が付されなかった角度に対
    し第2の識別子を付す第2識別子付与工程と、前記第2
    識別子付与工程で第2の識別子が付された角度に基づい
    て、他の指示手段が入力した座標を検出する他指示手段
    座標検出工程をさらに含むプログラムを記憶することを
    特徴とする請求項12に記載の座標入力装置の記録媒
    体。
  14. 【請求項14】 前記角度検出手段が周期的に検出した
    角度の個数が前回の検出時よりも今回の検出時に前記各
    角度検出手段のいずれかについて2個以上多かった場
    合、前記第1識別子付与工程で第1の識別子が付されな
    かった角度データを棄却する角度データ棄却工程をさら
    に含むプログラムを記憶することを特徴とする請求項1
    2または13に記載の座標入力装置の記録媒体。
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