JP2001081233A - 分解回収ポリオールの処理法および分解回収ポリオール - Google Patents

分解回収ポリオールの処理法および分解回収ポリオール

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JP2001081233A
JP2001081233A JP26134699A JP26134699A JP2001081233A JP 2001081233 A JP2001081233 A JP 2001081233A JP 26134699 A JP26134699 A JP 26134699A JP 26134699 A JP26134699 A JP 26134699A JP 2001081233 A JP2001081233 A JP 2001081233A
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polyol
decomposition
recovered
amines
oxide
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Katsuhisa Kodama
勝久 児玉
Koichi Murayama
公一 村山
Takashi Kumaki
高志 熊木
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Kobe Steel Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解回収ポリオールを、そのポリオール中に
含まれるアミン類を除去せずとも、簡易な処理によりア
ミン類の活性を低減することによって、ウレタン樹脂の
原料として良好に再使用に供し得る、分解回収ポリオー
ルの処理法、およびその処理法で処理することによって
得られる分解回収ポリオールを提供すること。 【解決手段】 ポリウレタン樹脂を分解することによっ
て得られる、アミン類を含有する分解回収ポリオール
に、オキサイド化合物を加える。これによって、オキサ
イド化合物の有するオキサイド基が、アミン類の有する
アミノ基と選択的に反応してアミン類のオキサイド付加
体が生成され、アミン類の活性が低減される。このよう
な処理は、簡易かつ工業的に実施でき、しかも、得られ
たポリオールを、ウレタン樹脂の原料として良好に再使
用に供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分解回収ポリオー
ルの処理法および分解回収ポリオール、詳しくは、ポリ
ウレタン樹脂を分解することによって得られる分解回収
ポリオールを処理する方法、およびその処理法で処理す
ることによって得られる分解回収ポリオールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護、資源保護の立場か
らプラスチック材料のリサイクルが強く望まれるように
なってきている。車両のシートや家具類のクッション材
として使用されるウレタンフォームなどのウレタン樹脂
についても、その事情は同じであり、マテリアルリサイ
クル法、あるいは、ケミカルリサイクル法など種々のリ
サイクル法が検討され、一部で実用化されつつある。
【0003】ウレタン樹脂のケミカルリサイクル法とし
ては、例えば、グリコリシス法(グリコール分解法)、
アミノリシス法(アミン分解法)、加水分解法などが知
られており、低分子量のグリコール類を用いて分解する
グリコリシス法が一部で実用化されている。
【0004】しかし、アミノリシス法および加水分解法
では、分解回収されるポリオール中に、出発原料である
ポリイソシアネートの中間原料であるポリアミンや、分
解剤として使用されるアミン化合物が溶存するため、こ
れらアミン類をそのまま含む分解回収ポリオールを、ウ
レタン樹脂の原料として再使用に供すると、ポリオール
とポリイソシアネートとの正常な反応を阻害して、不良
品の発生を招くなどの要因となる。
【0005】そのため、アミノリシス法および加水分解
法では、分解回収されるポリオール中から、これらアミ
ン類を除去する工程が必要となり、例えば、分解回収ポ
リオールを塩酸などの鉱酸を含む水で洗浄したり、ある
いは、塩酸ガスなどを吹き込んで中和し濾過する方法
(特開昭55−86814号公報、特開昭57−804
38号公報参照)などが提案されている。しかし、前者
の方法では、一般にポリオールが親水性であり、水層と
の分解が困難であること、また、後者の方法では、生成
するアミンの塩が結晶化しにくく、濾別が困難であるな
どの理由から、未だ実用化されるには至っていない。
【0006】一方、例えば、車両のシートなどに使用さ
れる軟質ポリウレタンフォームは、250〜320℃の
高温高圧水を用いて加水分解を行なうことで、容易に、
出発原料であるポリオールと、出発原料であるポリイソ
シアネートの中間原料であるポリアミンとに、ほぼ完全
に分解されることが知られている(例えば、国際公開W
O98/34904号公報参照)。このようにして得ら
れる分解物を、真空蒸留処理することにより、ポリアミ
ンをある程度回収することはできるが、分解回収ポリオ
ール中には、やはり少量のポリアミンが残存し、塩基度
が高く、そのままでは、ウレタン樹脂の原料として再使
用に供することが困難である。また、この場合において
も、分解回収ポリオール中に残存するポリアミンを、塩
酸などの鉱酸を用いて中和し、塩として除く方法も知ら
れるが、上記したように、ポリアミンの塩は晶出しにく
く濾別することが困難である。また、分解回収ポリオー
ル中に、ポリアミンの塩が残存した場合には、そのポリ
オールの酸価が高くなり、ウレタン樹脂の原料として再
使用に供した時には、ウレタン化反応を遅延するなどの
不具合を生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、以上に述べ
たように、アミノリシス法および加水分解法などのケミ
カルリサイクル法によって得られる分解回収ポリオール
中のアミン類を、如何に処理して、ウレタン樹脂の原料
として良好に再使用に供し得る分解回収ポリオールを得
るかが、現在の重要な課題となっている。
【0008】本発明は、このような課題に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、分解回収ポリオール
を、そのポリオール中に含まれるアミン類を除去せずと
も、簡易な処理によりアミン類の活性を低減することに
よって、ウレタン樹脂の原料として良好に再使用に供し
得る、分解回収ポリオールの処理法、およびその処理法
で処理することによって得られる分解回収ポリオールを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分解回収ポリオールの処理法は、ポリウレ
タン樹脂を分解することによって得られる、アミン類を
含有する分解回収ポリオールに、オキサイド化合物を加
えることによって処理することを特徴としている。
【0010】また、本発明の分解回収ポリオールの処理
法においては、アミン類を含有する分解回収ポリオール
に、オキサイド化合物を無触媒下において加えることが
好ましく、また、アミン類を含有する分解回収ポリオー
ルにオキサイド化合物を加え、80〜140℃で加熱す
ることが好ましい。
【0011】さらに、本発明の分解回収ポリオールの処
理法においては、アミン類を含有する分解回収ポリオー
ル中のアミン類のアミノ基1当量に対して、オキサイド
化合物を、そのオキサイド化合物のオキサイド基が1.
5〜3.0当量となるような割合で加えることが好まし
く、また、アミン類を含有する分解回収ポリオール中の
アミン類の含量が、5重量%以下であることが好まし
い。また、アミン類を含有する分解回収ポリオールとし
ては、ポリエーテルポリオールが挙げられる。
【0012】そして、このような分解回収ポリオールの
処理法は、ウレタン樹脂を流動化する流動化工程、流動
化されたウレタン樹脂を加水分解する加水分解工程、お
よび加水分解により生成した分解生成物を分離回収する
分離回収工程を備えるウレタン樹脂の分解回収方法の分
離回収工程に、適用することが好ましい。
【0013】また、本発明は、ポリウレタン樹脂を分解
することによって得られる、アミン類を含有する分解回
収ポリオールに、オキサイド化合物を加える処理を行な
うことによって得られる分解回収ポリオールをも含むも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の処理法の対象となる分解
回収ポリオールは、ポリウレタン樹脂を分解することに
よって得られるポリオールであって、そのポリオール中
にアミン類を含有するものである。
【0015】分解の対象とされるポリウレタン樹脂は、
ポリオールとポリイソシアネートとの反応により得られ
る合成高分子化合物であって、例えば、軟質、半硬質あ
るいは硬質ポリウレタンフォーム、注型あるいは熱可塑
ポリウレタンエラストマーなどが挙げられる。また、こ
のようなポリウレタン樹脂を分解する方法は、特に限定
されることなく公知の方法でよく、例えば、ケミカルリ
サイクル法として、アルカリ分解法、グリコリシス法
(グリコール分解法)、アミノリシス法(アミン分解
法)、加水分解法およびこれらの分解方法が組み合わさ
れた方法などが挙げられる。
【0016】ポリオールは、ポリウレタン樹脂の出発原
料となる、水酸基を少なくとも2個以上有する化合物で
あって、例えば、低分子量ポリオールや高分子量ポリオ
ールなどが挙げられる。
【0017】低分子量ポリオールとしては、例えば、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
チレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ビスフェノー
ルA、水素化ビスフェノールA、キシレングリコールな
どの低分子量ジオール、例えば、グリセリン、1,1,
1−トリス(ヒドロキシメチル)プロパンなどの低分子
量トリオール、例えば、D−ソルビトール、キシリトー
ル、D−マンニトール、D−マンニットなどの水酸基を
4個以上有する低分子量ポリオールなどが挙げられる。
【0018】また、高分子量ポリオールとしては、例え
ば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオー
ル、エポキシポリオール、天然油ポリオール、シリコン
ポリオール、フッ素ポリオール、ポリオレフィンポリオ
ールなどが挙げられる。
【0019】これらポリオールのうち、高分子量ポリオ
ール、とりわけ、数平均分子量が800〜20000程
度の高分子量ポリオールが、本発明の処理法の対象とす
るポリオールとして好適であり、とりわけ、ポリエーテ
ルポリオールが好適である。
【0020】ポリエーテルポリオールとしては、例え
ば、活性水素基を有する開始剤に、エチレンオキサイド
および/またはプロピレンオキサイドなどのアルキレン
オキサイドを付加反応させることによって得られる、ポ
リエチレングリコールおよび/またはポリプロピレング
リコール(これらのランダムおよび/またはブロック共
重合体を含む)や、例えば、テトラヒドロフランなどの
開環重合によって得られるポリテトラメチレンエーテル
グリコールなどが挙げられる。
【0021】また、ポリオールに含有されるアミン類
は、例えば、ポリウレタン樹脂の分解によってポリオー
ルとともに生成されるポリイソシアネートの中間原料と
してのポリアミンや、アミノリシス法により分解する際
の分解剤としてのアミン化合物などが挙げられる。
【0022】ポリイソシアネートの中間原料としてのポ
リアミンは、アミノ基を少なくとも2個以上有する化合
物であって、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)の中間原料であるジアミノジフェニルメタ
ン(MDA)、トリレンジイソシアネート(TDI)の
中間原料であるトリレンジアミン(TDA)などの芳香
族ジアミン、例えば、キシリレンジイソシアネート(X
DI)の中間原料であるキシリレンジアミン(XD
A)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TM
XDI)の中間原料であるテトラメチルキシリレンジア
ミン(TMXDA)などの芳香脂肪族ジアミン、例え
ば、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチル
シクロヘキシルイソシアネート(IPDI)の中間原料
である3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシク
ロヘキシルアミン(IPDA)、4,4' −メチレンビ
ス(シクロヘキシルイソシアネート)(H12MDI)の
中間原料である4,4' −メチレンビス(シクロヘキシ
ルアミン)(H12MDA)、ビス(イソシアナトメチ
ル)シクロヘキサン(H6 XDI)の中間原料であるビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン(H6 XDA)など
の脂環族ジアミン、例えば、ヘキサメチレンジイソシア
ネート(HDI)の中間原料であるヘキサメチレンジア
ミン(HDA)などの脂肪族ジアミン、および、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート(クルードMD
I、ポリメリックMDI)の中間原料であるポリメチレ
ンポリフェニルポリアミンなどが挙げられる。
【0023】また、アミノリシス法により分解する際の
分解剤としてのアミン化合物は、例えば、モノアミノ化
合物であってもよいが、好ましくは、上記したポリアミ
ンと同様のものが挙げられる。
【0024】したがって、アミン類が含有される分解回
収ポリオールは、より具体的には、例えば、ポリウレタ
ン樹脂が分解されることにより得られる、ウレタン樹脂
の出発原料であるポリオールと、同じく出発原料である
ポリイソシアネートの中間原料であるポリアミンとの混
合物や、さらには、これらと分解剤としてのアミン化合
物との混合物などが挙げられる。
【0025】また、本発明の処理法では、その対象とす
るポリオール中に、このようなアミン類が、5重量%以
下、好ましくは、4重量%、さらに好ましくは、0.1
〜3重量%の割合で含有されていることが好ましい。ア
ミン類が、この値を超える割合で含有されていると、後
述するように、本発明の処理法の処理により生成するア
ミン類のオキサイド付加体が多くなってしまい、用途に
よっては再使用に供することができない場合がある。
【0026】そして、本発明の処理法は、とりわけ、ウ
レタン樹脂を流動化する流動化工程、流動化されたウレ
タン樹脂を加水分解する加水分解工程、および加水分解
により生成した分解生成物を分離回収する分離回収工程
を備えるウレタン樹脂の分解回収方法の、分離回収工程
に、好適に適用することができる。
【0027】以下、本発明の処理法を、このようなウレ
タン樹脂の分解回収方法に適用した例として説明する。
なお、図1は、このような分解回収方法を工業的に実施
するための装置の一例を示しており、この図1を参照し
ながら説明する。ただし、図1は概略図であって、ポン
プや加熱装置などの附帯手段は省略されている。
【0028】この分解回収方法の対象となるポリウレタ
ン樹脂は、上記したように、例えば、軟質、半硬質ある
いは硬質ポリウレタンフォームや、注型あるいは熱可塑
ポリウレタンエラストマーなどであって、より具体的に
は、これらを、各種の家庭用または産業用の製品として
成形加工する際に生ずる切断片および切屑や、これらの
製品の使用後の廃品などが対象とされる。なお、これら
の製品中に、例えば、繊維、皮革、合成皮革、金属など
が多少含まれていても差し支えはないが、処理しやすい
ように、適宜、所定の大きさに、裁断または粉砕してお
くことが好ましい。
【0029】まず、流動化工程では、投入手段としての
ホッパ1から投入されたポリウレタン樹脂を流動化槽2
内において流動化させる。流動化させる方法としては、
例えば、ポリウレタン樹脂にアミン化合物を作用させる
アミノリシス、分散媒中にポリウレタン樹脂を物理的攪
拌によって分散させるスラリー化、ポリウレタン樹脂を
溶媒で溶解させる可溶化などの方法が挙げられる。好ま
しくは、アミノリシスが用いられる。
【0030】アミノリシスでは、液状とされたアミン化
合物中に、ポリウレタン樹脂を加え、約120〜220
℃、好ましくは、約150〜200℃に加熱して、ポリ
ウレタン樹脂を流動化させるようにする。加熱温度がこ
れより低いと、流動化に時間がかかる場合があり、一
方、加熱温度がこれより高いと、アミン化合物の分解や
重合が起こり流動化できない場合がある。また、このア
ミノリシスにおいて用いられる分解剤としてのアミン化
合物は、ポリウレタン樹脂の加水分解後に生成するポリ
アミンであることが好ましい。このようなポリアミンを
還流して使用すれば、加水分解後の分離回収が容易とな
り、またコストの低減を図ることができる。さらに、ア
ミン化合物には、ポリオール化合物を配合してもよい。
ポリオール化合物を配合することによって、系中の粘度
を低下させて、均一に流動化させることができる。アミ
ン化合物とポリオール化合物とを併用する場合の配合割
合は、アミン化合物1重量部に対し、ポリオール化合物
が0.5〜5重量部の範囲であることが好ましい。ポリ
オール化合物の配合割合がこれより高いと、ポリウレタ
ン樹脂が良好に流動化しない場合がある。また、用いら
れるポリオール化合物は、上記と同様の理由により、ポ
リウレタン樹脂の加水分解後に生成するポリオールであ
ることが好ましい。
【0031】より具体的には、図1に示すように、後述
する脱水槽6と加水分解槽7との途中から、流動化槽2
に接続する還流ライン9を設けて、ポリウレタン樹脂の
加水分解後により生成するポリアミンおよびポリオール
の混合物を流動化槽2内に還流することによって、アミ
ノリシスを行なうようにすればよい。なお、加水分解槽
7の下流側のポリアミン回収ラインから流動化槽2に接
続する還流ライン10を設けて、ポリアミンのみを還流
するようにしてもよく、またはこれら還流ライン9およ
び10を併用するようにしてもよい。
【0032】このようにして流動化されたポリウレタン
樹脂は、次いで、加水分解工程において、加水分解され
る。なお、流動化工程において流動化されたポリウレタ
ン樹脂中に繊維や金属などが混在している場合には、図
1には示していないが、必要により濾過手段などを用い
て、これら繊維や金属などを除き、その後に、加水分解
工程に移行することが好ましい。
【0033】加水分解は、加水分解槽3内において、例
えば、給水槽4から供給される超臨界水または高温高圧
水を用いて、200〜400℃、好ましくは、250〜
320℃で、この温度域で水が液状を保ち得る以上の圧
力下において行なわれる。この温度より低いと、分解速
度が遅い場合があり、一方、この温度より高いと、生成
するポリオールあるいはポリアミンの分解または副反応
が生じる場合がある。使用される水の重量は、例えば、
流動化されたポリウレタン樹脂1重量部あたり、0.3
〜10.0重量部(以下「加水比」という。)であるこ
とが好ましく、加水比が、0.3〜5.0であることが
さらに好ましい。加水比がこれより低いと、分解が不完
全となる場合があり、一方、加水比がこれより高いと、
エネルギーロスが大きく不経済となる場合がある。な
お、加水分解時に、少量のアルカリ金属水酸化物やアン
モニアなどを触媒として用いてもよい。
【0034】そして、この加水分解により、流動化され
たポリウレタン樹脂は、その出発原料であるポリオール
と、出発原料であるポリイソシアネートの中間原料であ
るポリアミンとに分解される。
【0035】次いで、得られた分解生成物を分離回収工
程において、分離および回収するのであるが、その前
に、加水分解に使用された水、および加水分解により生
成した炭酸ガスを除去するために、脱水工程を備えるこ
とが好ましい。脱水工程における脱水および脱ガスは、
脱水槽6内において、例えば、単蒸留、フラッシュ蒸
留、減圧蒸留、吸着、乾燥など公知の方法を用いて行な
うことができる。好ましくは、フラッシュ蒸留が用いら
れる。フラッシュ蒸留では、加水分解工程において高圧
となっている水および炭酸ガスを、圧力調節弁5などを
用いて、大気圧下に開放するのみの簡易な操作により、
水および炭酸ガスを減圧蒸発させることができる。
【0036】次いで、分離回収工程において、水および
炭酸ガスが除去されたポリオールとアミン類(このアミ
ン類は、主として出発原料であるポリイソシアネートの
中間原料であるポリアミンであるが、アミノリシスに用
いられる分解剤としてのアミン化合物が含まれる。)と
の混合物から、ポリオールとアミン類とのそれぞれに分
離して回収する。この工程において、本発明の処理法が
適用される。
【0037】分離回収工程においては、本発明の処理法
を用いて、ポリオールとアミン類との混合物を直接処理
してもよいが、好ましくは、まず、分離工程において、
粗ポリオールと粗アミン類とに粗分離し、得られた粗ポ
リオールを、次の処理工程において、本発明の処理法に
よって処理することが好ましい。
【0038】分離工程におけるポリオールとアミン類と
の粗分離は、分離槽7内において、例えば、蒸留、抽
出、遠心分離、吸着、乾燥など公知の方法を用いて行な
うことができる。高分子量ポリオールを回収する場合に
は、蒸留が好ましく用いられる。蒸留によれば、軽沸分
として粗アミン類を、重沸分として粗ポリオールを、そ
れぞれ効率よく分離できる。なお、この分離工程におい
ては、上記したように、ポリオール中に含まれるアミン
類の含量が5重量%以下となるように粗分離することが
好ましい。アミン類の含量が5重量%を超えると、上記
したように、処理後のポリオール中のアミン類のオキサ
イド付加体が多くなってしまい、用途によっては再使用
に供することができない場合がある。
【0039】そして、処理工程においては、処理槽8内
において、本発明の処理法を用いて、粗ポリオール、つ
まり、アミン類を含有するポリオールを処理する。
【0040】この処理は、アミン類を含有するポリオー
ルに、オキサイド化合物を加えることにより行なう。ア
ミン類を含有するポリオールに、オキサイド化合物を加
えると、オキサイド化合物の有するオキサイド基が、ア
ミン類の有するアミノ基と反応してアミン類のオキサイ
ド付加体が生成され、これによって、アミン類の活性が
低減される。
【0041】なお、オキサイド化合物の有するオキサイ
ド基は、ポリオールの有する水酸基とも反応可能である
が、オキサイド基に対するアミノ基の反応性が、オキサ
イド基に対する水酸基の反応性よりも高いため、アミン
類を含有するポリオールに、オキサイド化合物が加えら
れた時には、オキサイド化合物のオキサイド基は、アミ
ン類のアミノ基と選択的に反応する。
【0042】オキサイド化合物は、少なくとも1個のオ
キサイド基(エポキシ基、すなわち、炭素鎖によって結
合されている2原子の炭素と結合する−O−原子団)を
有する化合物であって、特に限定されることなく公知の
オキサイド化合物でよく、例えば、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどの
アルキレンオキサイドや、スチレンオキサイド、あるい
は、フェニルグリシジルエーテルなどが用いられる。こ
れらオキサイド化合物は、1種または2種以上併用して
もよく、分解、分離および回収の条件や、再使用に供す
る用途などにより、適宜選択される。これらのうち、ア
ルキレンオキサイドが好ましく用いられ、とりわけ、エ
チレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドが好まし
く用いられる。
【0043】また、オキサイド化合物を加える量は、ポ
リオール中のアミン類のアミノ基1当量に対して、オキ
サイド化合物のオキサイド基が1.5〜3.0当量、好
ましくは、2.0〜2.5当量となるような割合である
ことが好ましい。この当量より少ないと、アミン類の活
性を十分に低減できず、このポリオールをウレタン樹脂
の原料として再使用に供した時に、ポリイソシアネート
との正常な反応が進行せず、不良品を生じる場合があ
る。一方、この当量より多いと、オキサイド化合物のオ
キサイド基が、アミン類のオキサイド付加体の水酸基や
ポリオールの水酸基により多く付加してしまい、ポリオ
ールの品質が低下する場合がある。
【0044】また、この処理は、より具体的には、処理
槽8内において、窒素ガス雰囲気下、粗ポリオールを攪
拌しつつ、上記した割合にてオキサイド化合物を添加す
ればよく、とりわけ、無触媒下において行なうことが好
ましい。無触媒下においては、オキサイド化合物の有す
るオキサイド基と、ポリオールの有する水酸基およびこ
の処理によって生成するアミン類のオキサイド付加体の
水酸基とが、ほとんど反応しないので、アミン類の有す
るアミノ基に対するオキサイド化合物の有するオキサイ
ド基の選択性をより一層向上させて、オキサイド化合物
とアミン類との反応をより定量的に進行させることがで
きる。
【0045】また、この処理では、粗ポリオールにオキ
サイド化合物を加えた後、80〜140℃、さらには、
100〜130℃で加熱することが好ましい。加熱する
ことにより、ポリオールの粘度を低下させるとともに、
オキサイド化合物の有するオキサイド基とアミン類の有
するアミノ基との反応を促進して、反応を完結させるた
めの時間を短縮することができる。なお、この処理にお
いて、圧力は常圧でもよいが、処理を促進するために、
例えば、0.05〜0.5MPa程度加圧することが好
ましい。
【0046】このような処理によると、分解回収される
ポリオールにオキサイド化合物を加えるのみで、アミン
類の活性を低減することができ、簡易かつ工業的に実施
にすることができ、しかも、このような処理によって得
られるポリオールは、ウレタン樹脂の原料として再使用
に供しても、アミン類によるウレタン化反応の阻害はな
く、また、酸による中和処理のように酸価が高くなって
しまうこともないので、品質の高いポリオールとして、
各種の分野において再使用に供することができる。
【0047】なお、この処理により得られるポリオール
は、ポリオールと、アミン類とオキサイド化合物とが反
応したアミン類のオキサイド付加体との混合物となり、
かつ、処理前に比べてオキサイド化合物が付加した分、
そのOH価が高くなる(例えば、ポリオール中に1重量
%のトリレンジアミンが含有されている場合に、プロピ
レンオキサイドがそのトリレンジアミンに1モル付加し
た場合には、計算上、そのOH価が約3.1高くなり、
また、ポリオール中に5重量%のトリレンジアミンが含
有されている場合に、プロピレンオキサイドがそのトリ
レンジアミンに4モル付加した場合には、計算上、その
OH価が約32高くなる。)が、これらはポリオールの
品質を特に阻害するものではなく、また、得られたポリ
オール中のアミン類のオキサイド付加体の組成や割合に
もよるが、例えば、従来より電気冷蔵庫などの断熱材の
用途として処方される、ポリオール系開始剤のポリオキ
シアルキレンポリオールと、アミン系開始剤のポリオキ
シアルキレンポリオールとの混合物からなるポリオール
として、そのまま使用することができる。
【0048】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げ、本発明を
より具体的に説明するが、本発明は、何ら実施例および
比較例に限定されるものではない。
【0049】参考例1(ポリウレタンフォームの分解
例) 流動化工程:温度計、攪拌器、および窒素ガス導入管を
備えた2000mlの4つ口フラスコ中に、トリレンジ
アミン500gを仕込み、外部から加熱して170℃に
昇温した。この液中に、数平均分子量3000のポリプ
ロピレントリオールとトリレンジイソシアネート(商品
名:タケネート80、武田薬品工業(株)製)とを用い
て発泡された密度が25kg/m3 の軟質ポリウレタン
フォーム300gを加え、同温度で1時間攪拌し、この
ポリウレタンフォームを完全に溶解させた。
【0050】加水分解工程:次いで、温度計および圧力
計を備えた内容量2000mlのオートクレーブ中に、
上記で得られたポリウレタンフォーム溶解液500gと
純水500gとを仕込み、窒素ガスで置換後、外部から
加熱し、270℃まで加熱した。この時の内圧は6.7
MPaを示した。この温度において20分放置したが、
これ以上の昇圧は認められなかった。オートクレーブを
室温まで冷却した後、120℃で窒素ストリッピングに
より脱水を行なった。内容物をメタノールで希釈し、G
PCで分析した結果、ポリオールの領域については、数
平均分子量3000のポリプロピレントリオールに相当
するピーク以外に高分子量化合物は認められず、また、
アミンの領域でもトリレンジアミンに相当するピークの
みが認められた。また、NMRによる分析の結果、分解
生成物中には、ウレタン結合や尿素結合が存在しないこ
とが分かった。
【0051】分離回収工程:次に、得られた分解液を、
280℃、15torrで薄膜蒸留することにより、ト
リレンジアミンの除去を行ない、ポリプロピレントリオ
ールを残留液として回収した。トリレンジアミンの除去
を行なった後の残留液のOH価は、55mgKOH/
g、トリレンジアミンの含量は、2.2重量%、アミン
価は、20mgKOH/g、粘度は、580mPa・s
/25℃であった。
【0052】実施例1 プロプレンオキサイドによる処理工程:参考例1で回収
されたポリプロピレントリオール(残留液)100g
を、温度計、攪拌器、および冷却管を備えた500ml
のオートクレーブ中に仕込み、外部から加熱して120
℃に昇温した。内圧を0.2MPaに調節し、この残留
液中にプロプレンオキサイド5.1g(オキサイド基/
アミノ基当量比2.5)をポンプを使用して1時間かけ
て連続添加した。120℃で30分エージングした後、
未反応のプロピレンオキサイドを窒素気流下で留去し
た。
【0053】この反応により、プロピレンオキサイドの
ストリップ後のポリプロピレントリオールは、その重量
が2.2g増加した。また、得られたポリプロピレント
リオールのOH価は、65mgKOH/gであり、処理
前に対して10mgKOH/g増加した。また、その粘
度は600mPa・s/25℃であった。これらの物性
値から、処理後のポリプロピレントリオールは、ポリウ
レタンフォームの原料として再使用に供することができ
るものであることが確認された。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の分解回収ポ
リオールの処理法では、分解回収されるポリオールにオ
キサイド化合物を加えるのみで、アミン類の活性を低減
することができ、簡易かつ工業的に実施にすることがで
きる。しかも、このような処理によって得られるポリオ
ールは、ウレタン樹脂の原料として再使用に供しても、
アミン類によるウレタン化反応の阻害はなく、また、酸
による中和処理のように酸価が高くなってしまうことも
ないので、品質の高いポリオールとして、各種の分野に
おいて再使用に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解回収ポリオールの処理法が適用さ
れる、ポリウレタン樹脂の分解回収方法を工業的に実施
するための装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
2 流動槽 3 加水分解槽 7 分離槽 8 処理槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 勝久 大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85 号 武田薬品工業株式会社化学品カンパニ ー内 (72)発明者 村山 公一 大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85 号 武田薬品工業株式会社化学品カンパニ ー内 (72)発明者 熊木 高志 大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85 号 武田薬品工業株式会社化学品カンパニ ー内 Fターム(参考) 4F301 AA29 AB03 CA02 CA08 CA12 CA24 CA27 CA53 CA68 4J034 CA03 CA04 CC03 CC12 CC23 CC26 CC45 CC61 CC62 CC67 DA01 DF01 DF02 DG03 DG04 DG09 DG14 DK01 DM01 DP12 DP15 DP18 EA11 HA01 HA02 HA07 HC03 HC12 HC17 HC22 HC46 HC64 HC67 HC71 HC73 LA22 LA34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタン樹脂を分解することによっ
    て得られる、アミン類を含有する分解回収ポリオール
    に、オキサイド化合物を加えることによって処理するこ
    とを特徴とする、分解回収ポリオールの処理法。
  2. 【請求項2】 アミン類を含有する分解回収ポリオール
    に、オキサイド化合物を無触媒下において加えることを
    特徴とする、請求項1に記載の分解回収ポリオールの処
    理法。
  3. 【請求項3】 アミン類を含有する分解回収ポリオール
    にオキサイド化合物を加え、80〜140℃で加熱する
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の分解回収
    ポリオールの処理法。
  4. 【請求項4】 アミン類を含有する分解回収ポリオール
    中のアミン類のアミノ基1当量に対して、オキサイド化
    合物を、そのオキサイド化合物のオキサイド基が1.5
    〜3.0当量となるような割合で加えることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の分解回収ポリオー
    ルの処理法。
  5. 【請求項5】 アミン類を含有する分解回収ポリオール
    中のアミン類の含量が、5重量%以下であることを特徴
    とする、請求項1〜4のいずれか記載の分解回収ポリオ
    ールの処理法。
  6. 【請求項6】 アミン類を含有する分解回収ポリオール
    が、ポリエーテルポリオールであることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の分解回収ポリオールの
    処理法。
  7. 【請求項7】 ウレタン樹脂を流動化する流動化工程、 流動化されたウレタン樹脂を加水分解する加水分解工
    程、および加水分解により生成した分解生成物を分離回
    収する分離回収工程を備えるウレタン樹脂の分解回収方
    法の、 分離回収工程に適用される、請求項1〜6のいずれかに
    記載の分解回収ポリオールの処理法。
  8. 【請求項8】 ポリウレタン樹脂を分解することによっ
    て得られる、アミン類を含有する分解回収ポリオール
    に、オキサイド化合物を加える処理を行なうことによっ
    て得られることを特徴とする、分解回収ポリオール。
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