JP2001080456A5 - バックルおよびこれを備えたシートベルト装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車その他の交通機関の座席に装備されるシートベルト装置等の安全ベルト装置に用いられているバックルおよびこれを備えたシートベルト装置の技術分野に属するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のバックルでは、ボタンスプリングの一端を支持するスプリング支持部材が必要となるため、部品点数が多くなっているという問題があるばかりでなく、組立工数が多く、しかもコストが高いものとなっている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、できるだけ部品点数を削減して、組立工数およびコストをより一層低減できるバックルおよびこれを備えたシートベルト装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1に係る発明のバックルは、両側壁を有するベースと、これらの側壁に非係合位置と係合位置との間で回動可能に支持されるとともに前記係合位置の方へ付勢され、タングが所定位置に挿入されたとき係合位置に回動してこのタングに係合するラッチ部材と、係合状態にある前記タングと前記ラッチ部材とを解離するための操作部材と、この操作部材を非作動位置に付勢する弾性部材とを少なくとも備えているバックルにおいて、前記ベースの両側壁の少なくとも一方に前記弾性部材を支持する弾性部材支持部が設けられており、前記弾性部材が前記弾性部材支持部と前記操作部材との間に設けられており、更に、前記操作部材は両側壁を有するとともに、前記操作部材の両側壁が前記ベースの両側壁に案内されて移動可能となっていることを特徴としている。
また、請求項2に係る発明のシートベルト装置は、自動車等の交通機関の座席に装備され、タングがバックルにラッチされることで衝突時などの緊急時に乗員をシートベルトにより拘束保護するシートベルト装置において、前記バックルが、請求項1記載のバックルであることを特徴としている。
【0006】
【作用】
このように構成された本発明に係るバックルおよびこれを備えたシートベルト装置においては、弾性部材がベースの一方の側壁に設けられた弾性部材支持部に支持されるようになる。したがって、従来のように両側壁に架け渡されたスプリング支持部材が不要となり、部品点数が削減され、組立工数およびコストが低減する。
その場合、弾性部材が操作部材の幅方向中心から一側縁側寄りに偏心して位置するようになることから、弾性部材の付勢力が操作部材に偏心して作用するようになる。しかし、操作部材の両側壁がベース両側壁にガイドされるので、このように弾性部材の付勢力が偏心して作用しても、操作部材はスムーズに作動する。
ベース2の両側壁2a,2bには、それぞれ、ラッチ部材4の回動軸4a,4bを回動可能に支持する支持溝2d,2eと、ロックピン5の両端部5a,5bを支持しかつ案内する凸状のガイド孔2f,2gと、エジェクタ7のガイド溝7a,7bが摺動可能に嵌合されてエジェクタ7を長手方向に案内するガイドレール2h(他の1つはガイドレール2hと長手方向軸に関して対称に設けられているが不図示)と、一方の側壁2bに設けられた、ボタンスプリング10の一端を支持するスプリング支持部2iと、エジェクタスプリング11の一端を支持するスプリング支持部2jと、慣性レバー部材12の回転軸12a,12bを回動可能にかつ長手方向に移動可能に支持するとともに、操作ボタン6に押圧されることで慣性レバー部材12を作動位置から非作動位置へ戻すための被押圧部12c,12dを収容するガイド溝2k,2mと、スプリングホルダ13の取付部13a,13bが嵌合されて着脱可能に取り付けられる取付部2n,2oと、タング3の挿入時にこのタング3を案内するガイド部2p,2qとを備えている。
なお、図4には示されていないが、側壁2aに形成された支持溝2d、ガイド孔2f、およびガイド溝2kも、それぞれ支持溝2e、ガイド孔2g、およびガイド溝2mと同じ形状に形成されており、以後の説明においては、各符号を図面には用いないが、長手方向孔部2f1、上下方向孔部2f2、ロックピン抑え部2f3、ガイド部2f4、およびR部2f5と記載する。
ロックピン5は、その下端が常時ラッチ部材4の上面に当接されており、スライダスプリング9のばね力で設定されて、凸状のガイド孔2f,2gの長手方向孔部2f1,2g1に位置し、タング3とラッチ部材4とのラッチ時にラッチ部材4をラッチ状態にロックする前述のロック位置と、操作ボタン6の解除操作力で設定されて、凸状のガイド孔2f,2gの上下方向孔部2f2,2g2に位置し、ラッチ部材4をタング3とのラッチ解除状態にする、ロック位置より右方にある前述の非ロック位置とが設定されている。また、このロックピン5はその断面形状がほぼ矩形かまたは下辺が短いほぼ逆台形状に形成されている。そして、ロックピン5の1つの角部5cが凸状のガイド孔2f,2gの各ガイド部2f4,2g4および各R部2f5,2g5に常時当接しながら移動し、また、ロックピン5の上面5dが抑え部2f3,2g3に当接しながら移動するようになっている。角部5cはR部とされており、このR部の径はできるだけ小さい方が望ましい。
慣性レバー部材12は、タング3とバックル1とのラッチ時に、慣性によるロックピン5および操作ボタン6のラッチ解除位置への移動を阻止するショックプルーフシステムを構成している。この慣性レバー部材12は、レバー12e,12fと、重心Gがこれらのレバー12e,12fとほぼ直交する位置に設定された質量体12g,12hと、レバースプリング14の一端を支持するスプリング支持部12iとを更に備えている。その場合、質量体12g,12hの質量は、慣性により質量体12g,12hの重心Gに作用する慣性力による回動軸12a,12bまわりのモーメントが操作ボタン6がラッチ解除方向に移動してその慣性レバー部材作動部6dが慣性レバー部材12の被押圧部12c,12dを慣性レバー部材12の非作動位置の方へ押し上げる力による回動軸12a,12bまわりのモーメントより大きくなるように設定されている。
タング3がラッチされないバックル1の非ラッチ状態では、図2および図5(a)に示すようにエジェクタ7がエジェクタスプリング11のばね力で左限位置に設定される。エジェクタ7のこの左限位置では、エジェクタ7はラッチ部材4のジョグル部4cを上方に押し上げ、ラッチ部材4のジョグル部4cの底部4c1が、エジェクタ7の上面の突条7cにほぼ点接触で載った状態となる。この状態では、ラッチ部材4はタング3の挿入通路上からはずれ、タング3とラッチしない非ラッチ位置に設定される。また、このとき、ロックピン5はラッチ部材4の上面に当接してこのラッチ部材4によって押し上げられ、凸状のガイド孔2f,2gの上下方向孔部2f2,2g2の非ロック位置に設定されている。更に、バックル1の非ラッチ状態では、慣性レバー部材12のレバー12e,12fがロックピン5の上に載った状態となっており、したがってロックピン5が非ロック位置に押し上げられることで、慣性レバー部材12はそのレバー12e,12fが図5(a)に点線で示す非作動位置となるように設定されている。また、レバースプリング14のばね力により右方へ引っ張られることで、慣性レバー部材12の回動軸12a,12bが回動軸支持部2m1に当接した状態となっている。
この状態で、更に操作ボタン6が右方へ移動すると、ロックピン作動部6eがロックピン5を右方へ移動する。ロックピン5が上下方向孔2g2へ移動可能な位置までくると、ロックピン5は抑え部2g3によって抑えられなくなるので、ラッチ部材4は回動軸4a,4bを中心として時計方向へ回動可能となる。このとき、ロックピン5はレバー12e,12fの直下に位置している。ロックピン5が抑え部2g3によって抑えられなくなることで、そして、エジェクタスプリング11のばね力でエジェクタ7がラッチ解除方向に付勢されているので、エジェクタ7はラッチ部材4を上方にはね上げ、ラッチ部材4は回動軸4a,4bを中心として時計方向に回動し、ジョグル部4cがタング3の係止孔3aから脱出すると同時に、タング3を左方向にプッシュアウトする。このとき、ロックピン5は、ラッチ部材4の時計まわりの回動とともにこのラッチ部材4におり押し上げられて上下方向孔2f,2g内に進入する。更に、ロックピン5はレバー12e,12fを押し上げるので、慣性レバー部材12は回動軸12a、12bを中心に時計方向に回動する。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のバックルおよびこれを備えたシートベルト装置によれば、弾性部材をベースの側壁の少なくとも一方に設けられた弾性部材支持部に支持させるようにしているので、従来のように両側壁に架け渡されたスプリング支持部材を不要にできる。したがって、部品点数を削減でき、組立工数およびコストを低減できる。
また、その場合、弾性部材の付勢力が操作部材に偏心して作用するようになるが、操作部材の両側壁をベース両側壁にガイドさせるようにしているので、弾性部材の付勢力が偏心して作用しても、操作部材をスムーズに作動させることができる。

Claims (2)

  1. 両側壁を有するベースと、これらの側壁に非係合位置と係合位置との間で回動可能に支持されるとともに前記係合位置の方へ付勢され、タングが所定位置に挿入されたとき係合位置に回動してこのタングに係合するラッチ部材と、係合状態にある前記タングと前記ラッチ部材とを解離するための操作部材と、この操作部材を非作動位置に付勢する弾性部材とを少なくとも備えているバックルにおいて、
    前記ベースの両側壁の少なくとも一方に前記弾性部材を支持する弾性部材支持部が設けられており、前記弾性部材が前記弾性部材支持部と前記操作部材との間に設けられており、
    更に、前記操作部材は両側壁を有するとともに、前記操作部材の両側壁が前記ベースの両側壁に案内されて移動可能となっていることを特徴とするバックル。
  2. 自動車等の交通機関の座席に装備され、タングがバックルにラッチされることで衝突時などの緊急時に乗員をシートベルトにより拘束保護するシートベルト装置において、
    前記バックルは、請求項1記載のバックルであることを特徴とするシートベルト装置。
JP26068699A 1999-09-14 1999-09-14 バックル Pending JP2001080456A (ja)

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FR2379995A2 (fr) * 1976-04-28 1978-09-08 Peugeot Aciers Et Outillage Boucle pour sangle de securite
FR2482429A2 (fr) * 1980-05-14 1981-11-20 Peugeot Aciers Et Outillage Boucle pour sangle de securite
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