JP2001080128A - 印刷方法及び印刷物 - Google Patents
印刷方法及び印刷物Info
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- JP2001080128A JP2001080128A JP26515599A JP26515599A JP2001080128A JP 2001080128 A JP2001080128 A JP 2001080128A JP 26515599 A JP26515599 A JP 26515599A JP 26515599 A JP26515599 A JP 26515599A JP 2001080128 A JP2001080128 A JP 2001080128A
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- Japan
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- printing
- colors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】印刷紙面内に品質を測定するためのコントロー
ル・ストリップを入れて、そのコントロール・ストリッ
プを測定器で測定することにより、印刷物の品質を検
査、あるいは制御する印刷方法を向上させ、要求品質を
満たす印刷物を制作する方法及びその方法を用いて作成
された印刷物を提供すること。 【解決手段】コントロール・ストリップにおいて、記憶
色を検査することが可能であるようにする。
ル・ストリップを入れて、そのコントロール・ストリッ
プを測定器で測定することにより、印刷物の品質を検
査、あるいは制御する印刷方法を向上させ、要求品質を
満たす印刷物を制作する方法及びその方法を用いて作成
された印刷物を提供すること。 【解決手段】コントロール・ストリップにおいて、記憶
色を検査することが可能であるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，印刷紙面内に品質
を測定するためのコントロール・ストリップを入れて，
そのコントロール・ストリップを測定器で測定すること
により，印刷物の品質を検査，あるいは制御する印刷方
法において，該コントロール・ストリップが特別な構成
からなることを特徴とする印刷方法およびその印刷方法
を用いて作成された印刷物に関する。
を測定するためのコントロール・ストリップを入れて，
そのコントロール・ストリップを測定器で測定すること
により，印刷物の品質を検査，あるいは制御する印刷方
法において，該コントロール・ストリップが特別な構成
からなることを特徴とする印刷方法およびその印刷方法
を用いて作成された印刷物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来，印刷紙面内に品質を測定するため
のコントロール・ストリップを入れて，そのコントロー
ル・ストリップを測定器で測定することにより，印刷物
の品質を検査，あるいは制御する印刷方法では，印刷の
基本色であるＫ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，４色のインキ量のみを検
査する方法が，用いられることが大半であった。この方
法では， Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のインキの
組み合わせでできる色や，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の組み合わ
せでできる色を検査することを行わないため，印刷され
た絵柄の中の全ての色を保証することができない。
のコントロール・ストリップを入れて，そのコントロー
ル・ストリップを測定器で測定することにより，印刷物
の品質を検査，あるいは制御する印刷方法では，印刷の
基本色であるＫ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，４色のインキ量のみを検
査する方法が，用いられることが大半であった。この方
法では， Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のインキの
組み合わせでできる色や，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の組み合わ
せでできる色を検査することを行わないため，印刷され
た絵柄の中の全ての色を保証することができない。
【０００３】最近，前記の問題点を解決するために，印
刷の基本色であるＫ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，４色のインキ量のみ
の検査に加えて，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のイ
ンキの組み合わせでできる色を検査するための部分，さ
らに，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の組み合わせでできる色を検査
するための部分，を備えたコントロール・ストリップを
用いて，印刷物の検査あるいは制御を行う方法も使われ
ることがあるが，コントロール・ストリップ内の限られ
た色数で，印刷される絵柄内の全ての色を検査，制御す
ることはできない。
刷の基本色であるＫ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，４色のインキ量のみ
の検査に加えて，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のイ
ンキの組み合わせでできる色を検査するための部分，さ
らに，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の組み合わせでできる色を検査
するための部分，を備えたコントロール・ストリップを
用いて，印刷物の検査あるいは制御を行う方法も使われ
ることがあるが，コントロール・ストリップ内の限られ
た色数で，印刷される絵柄内の全ての色を検査，制御す
ることはできない。
【０００４】さらに，現在の印刷工程には，以下のよう
な問題点がある。すなわち，得意先の了解を得たのち
に，本番の印刷の色見本となる校正刷りは，通常本番の
印刷とは異なったタイプの印刷機で印刷される。このた
め，インキの着肉状態や網点の再現性が，本番の印刷機
とは異なる。さらに，この色見本が，印刷でなく他の方
式（写真方式やインキジェット方式など）で製作される
こともあり，この場合には，色材も印刷インキと異なる
ため，再現される色空間が印刷物と異なる。
な問題点がある。すなわち，得意先の了解を得たのち
に，本番の印刷の色見本となる校正刷りは，通常本番の
印刷とは異なったタイプの印刷機で印刷される。このた
め，インキの着肉状態や網点の再現性が，本番の印刷機
とは異なる。さらに，この色見本が，印刷でなく他の方
式（写真方式やインキジェット方式など）で製作される
こともあり，この場合には，色材も印刷インキと異なる
ため，再現される色空間が印刷物と異なる。
【０００５】現在の印刷工程が上記の問題点を含んでい
るため，印刷オペレータは印刷される絵柄全体を色見本
に合わせるのではなく，絵柄全体の見た目を色見本に合
わせ且つ絵柄の中の重要なポイントについては色見本に
可能な限り忠実に合わせるという印刷方法を用いてい
る。
るため，印刷オペレータは印刷される絵柄全体を色見本
に合わせるのではなく，絵柄全体の見た目を色見本に合
わせ且つ絵柄の中の重要なポイントについては色見本に
可能な限り忠実に合わせるという印刷方法を用いてい
る。
【０００６】一方，コントロール・ストリップを利用し
ての印刷品質の検査は，印刷物内にいれたコントロール
・ストリップにある色については検査可能であるが，コ
ントロール・ストリップにない色については，検査不可
能である。そこで，絵柄の状態と相関の高い色をコント
ロール・ストリップに入れることが大切であり，最近で
はＣ，Ｍ，Ｙ，３色の平網の掛け合わせで構成されるグ
レーを入れて検査するという方法が使われ始めている。
ての印刷品質の検査は，印刷物内にいれたコントロール
・ストリップにある色については検査可能であるが，コ
ントロール・ストリップにない色については，検査不可
能である。そこで，絵柄の状態と相関の高い色をコント
ロール・ストリップに入れることが大切であり，最近で
はＣ，Ｍ，Ｙ，３色の平網の掛け合わせで構成されるグ
レーを入れて検査するという方法が使われ始めている。
【０００７】コントロール・ストリップに， Ｃ，Ｍ，
Ｙ，３色の平網の掛け合わせで構成されるグレーを入れ
て検査の対象とした場合，前述の印刷の基本色である
Ｋ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，４色のインキ量のみを検査する方法に
比較して，印刷される絵柄に関する情報量が多く，その
結果印刷物の品質もより安定することがわかっている。
Ｙ，３色の平網の掛け合わせで構成されるグレーを入れ
て検査の対象とした場合，前述の印刷の基本色である
Ｋ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，４色のインキ量のみを検査する方法に
比較して，印刷される絵柄に関する情報量が多く，その
結果印刷物の品質もより安定することがわかっている。
【０００８】しかし，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の平網の掛け合
わせで構成されるグレーを入れて検査の対象とした場合
においても，絵柄の中の全ての色が検査できるわけでは
ないので，前述の印刷オペレータのように，絵柄全体の
見た目を色見本に合わせ，且つ絵柄の中の重要なポイン
トについては色見本に可能な限り忠実に合わせるという
印刷方法とは，印刷結果が異なる。
わせで構成されるグレーを入れて検査の対象とした場合
においても，絵柄の中の全ての色が検査できるわけでは
ないので，前述の印刷オペレータのように，絵柄全体の
見た目を色見本に合わせ，且つ絵柄の中の重要なポイン
トについては色見本に可能な限り忠実に合わせるという
印刷方法とは，印刷結果が異なる。
【０００９】ここで言う重要なポイントとは，会社のロ
ゴマークや商品の色，あるいは人肌などの記憶色などの
ことであり，これらが色見本と合っていないと，印刷物
として要求品質を満たしていないと判断される。
ゴマークや商品の色，あるいは人肌などの記憶色などの
ことであり，これらが色見本と合っていないと，印刷物
として要求品質を満たしていないと判断される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は，印刷紙面内に品質を測定するためのコント
ロール・ストリップを入れて，そのコントロール・スト
リップを測定器で測定することにより，印刷物の品質を
検査，あるいは制御する印刷方法を向上させ，要求品質
を満たす印刷物を製作する方法及びその方法を用いて作
成された印刷物を提供することである。
する課題は，印刷紙面内に品質を測定するためのコント
ロール・ストリップを入れて，そのコントロール・スト
リップを測定器で測定することにより，印刷物の品質を
検査，あるいは制御する印刷方法を向上させ，要求品質
を満たす印刷物を製作する方法及びその方法を用いて作
成された印刷物を提供することである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに，本発明ではコントロール・ストリップを用いた印
刷方法において，該コントロール・ストリップが，印刷
の基本色である，墨，藍，紅，黄（以下Ｋ，Ｃ，Ｍ，
Ｙ，と記す）各々のインキ量を検査するための部分，と
Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のインキの組み合わせ
でできる色を検査するための部分，とＣ，Ｍ，Ｙ，３色
の組み合わせでできる色を検査するための部分，と印刷
される絵柄に応じて，検査したい色を入れることができ
る部分，とから構成されていること，を特徴としてい
る。
めに，本発明ではコントロール・ストリップを用いた印
刷方法において，該コントロール・ストリップが，印刷
の基本色である，墨，藍，紅，黄（以下Ｋ，Ｃ，Ｍ，
Ｙ，と記す）各々のインキ量を検査するための部分，と
Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のインキの組み合わせ
でできる色を検査するための部分，とＣ，Ｍ，Ｙ，３色
の組み合わせでできる色を検査するための部分，と印刷
される絵柄に応じて，検査したい色を入れることができ
る部分，とから構成されていること，を特徴としてい
る。
【００１２】さらに，上記のコントロール・ストリップ
において，検査したい色の指定がない場合には，印刷さ
れる絵柄に応じて，検査したい色を入れることができる
部分には，記憶色（たとえば，人間の肌の色，空の色，
木々の緑の色）を検査することが可能であること，を特
徴としている。
において，検査したい色の指定がない場合には，印刷さ
れる絵柄に応じて，検査したい色を入れることができる
部分には，記憶色（たとえば，人間の肌の色，空の色，
木々の緑の色）を検査することが可能であること，を特
徴としている。
【００１３】また，上記いずれかの印刷方法を用いて作
成された印刷物を提供する。
成された印刷物を提供する。
【００１４】＜作用＞印刷紙面内の任意の位置に印刷さ
れ，印刷の基本色である，墨，藍，紅，黄（以下Ｋ，
Ｃ，Ｍ，Ｙ，と記す）各々のインキ量を検査するための
部分，とＣ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のインキの組
み合わせでできる色を検査するための部分，とＣ，Ｍ，
Ｙ，３色の組み合わせでできる色を検査するための部
分，と印刷される絵柄に応じて，検査したい色を入れる
ことができる部分であり，指定がない場合には， 記憶
色（たとえば，人間の肌の色，空の色，木々の緑の色）
を検査することができる部分，とで構成されているコン
トロール・ストリップを，検査の対象とすることによ
り，要求品質を満たす印刷物を製作する印刷方法及びこ
の本方法を用いて作成された印刷物を提供する。
れ，印刷の基本色である，墨，藍，紅，黄（以下Ｋ，
Ｃ，Ｍ，Ｙ，と記す）各々のインキ量を検査するための
部分，とＣ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２色のインキの組
み合わせでできる色を検査するための部分，とＣ，Ｍ，
Ｙ，３色の組み合わせでできる色を検査するための部
分，と印刷される絵柄に応じて，検査したい色を入れる
ことができる部分であり，指定がない場合には， 記憶
色（たとえば，人間の肌の色，空の色，木々の緑の色）
を検査することができる部分，とで構成されているコン
トロール・ストリップを，検査の対象とすることによ
り，要求品質を満たす印刷物を製作する印刷方法及びこ
の本方法を用いて作成された印刷物を提供する。
【００１５】
【発明の実施の形態】印刷紙面内の任意の位置に，品質
を測定するためのコントロール・ストリップを入れて，
そのコントロール・ストリップを測定器で測定すること
により，印刷物の品質を検査，あるいは制御を行う。こ
の任意の位置とは，製本工程で最終的な雑誌・書籍にな
るときに，断裁されてしまう余白の部分である。
を測定するためのコントロール・ストリップを入れて，
そのコントロール・ストリップを測定器で測定すること
により，印刷物の品質を検査，あるいは制御を行う。こ
の任意の位置とは，製本工程で最終的な雑誌・書籍にな
るときに，断裁されてしまう余白の部分である。
【００１６】コントロール・ストリップは，印刷の基本
色である，墨，藍，紅，黄（以下Ｋ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，と記
す）各々のインキ量を検査するための部分で，通常ベタ
色票と呼ばれる部分と，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２
色のインキの組み合わせでできる色を検査するための部
分で，通常２次色色票と呼ばれる部分と，Ｃ，Ｍ，Ｙ，
３色の組み合わせでできる色を検査するための部分で，
通常３色グレー色票と呼ばれる部分と，印刷される絵柄
に応じて，検査したい色を入れることができる部分で，
本発明ではフリー色票と呼ぶ部分とから構成されてい
る。
色である，墨，藍，紅，黄（以下Ｋ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，と記
す）各々のインキ量を検査するための部分で，通常ベタ
色票と呼ばれる部分と，Ｃ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，２
色のインキの組み合わせでできる色を検査するための部
分で，通常２次色色票と呼ばれる部分と，Ｃ，Ｍ，Ｙ，
３色の組み合わせでできる色を検査するための部分で，
通常３色グレー色票と呼ばれる部分と，印刷される絵柄
に応じて，検査したい色を入れることができる部分で，
本発明ではフリー色票と呼ぶ部分とから構成されてい
る。
【００１７】フリー色票の部分に入れる色は，プリンテ
ィング・ディレクター等の得意先から印刷物に関する情
報を得て製造現場にその情報を送る立場の人間が，印刷
される絵柄の中で特に重要な部分，例えば会社のロゴマ
ークや商品の色，あるいは人肌などの記憶色などから指
定する。
ィング・ディレクター等の得意先から印刷物に関する情
報を得て製造現場にその情報を送る立場の人間が，印刷
される絵柄の中で特に重要な部分，例えば会社のロゴマ
ークや商品の色，あるいは人肌などの記憶色などから指
定する。
【００１８】通常の印刷においては，絵柄とコントロー
ル・ストリップとは，印刷の流れ方向で対応しているこ
とが望ましい。特にオフセット印刷の場合には，インキ
量の調整は，印刷の流れ方向に沿って分割されたブレー
ドの開き量によって行われるため，絵柄と印刷の流れ方
向で対応していない色票からは，絵柄の情報は得ること
ができない。従って，前記のフリー色票についても，重
要な絵柄のある部分に印刷の流れ方向で対応しているフ
リー色票に，その色を指定することになる。
ル・ストリップとは，印刷の流れ方向で対応しているこ
とが望ましい。特にオフセット印刷の場合には，インキ
量の調整は，印刷の流れ方向に沿って分割されたブレー
ドの開き量によって行われるため，絵柄と印刷の流れ方
向で対応していない色票からは，絵柄の情報は得ること
ができない。従って，前記のフリー色票についても，重
要な絵柄のある部分に印刷の流れ方向で対応しているフ
リー色票に，その色を指定することになる。
【００１９】得意先やプリンティング・ディレクターか
ら，重要なポイントの指定がない場合，つまり，フリー
色票に入れる色を指定しない場合には，デフォルトとし
て記憶色（たとえば，人間の肌の色，空の色，木々の緑
の色）が指定されている。印刷物を評価する場合に，一
見して違和感があるかどうかは，この人間の記憶してい
る色が再現されているかどうかに依存することが多く，
違和感があると要求品質を満たしていないと判断され
る。
ら，重要なポイントの指定がない場合，つまり，フリー
色票に入れる色を指定しない場合には，デフォルトとし
て記憶色（たとえば，人間の肌の色，空の色，木々の緑
の色）が指定されている。印刷物を評価する場合に，一
見して違和感があるかどうかは，この人間の記憶してい
る色が再現されているかどうかに依存することが多く，
違和感があると要求品質を満たしていないと判断され
る。
【００２０】上記のように構成されたコントロール・ス
トリップを，印刷物の任意の位置にいれて，検査及び制
御を行う。通常コントロール・ストリップを入れる位置
は，印刷物のくわえかくわえ尻であるが，印刷物の体裁
によって入れる位置は自由に決められる。
トリップを，印刷物の任意の位置にいれて，検査及び制
御を行う。通常コントロール・ストリップを入れる位置
は，印刷物のくわえかくわえ尻であるが，印刷物の体裁
によって入れる位置は自由に決められる。
【００２１】コントロール・ストリップからの情報によ
って制御を行う場合には，まず各々のインキ量を検査す
るためのベタ色票からの情報と，３色グレー色票からの
情報によって，絵柄全体の印刷品質が作られる。
って制御を行う場合には，まず各々のインキ量を検査す
るためのベタ色票からの情報と，３色グレー色票からの
情報によって，絵柄全体の印刷品質が作られる。
【００２２】さらに，絵柄の中で重要な部分の色に関す
る情報は，コントロール・ストリップのフリー色票から
得られ，これが指定された色に合うように制御される。
また，重要な部分の色が指定されなかった場合には，デ
フォルトで入っている記憶色の測定値が，基準範囲に収
まるように制御される。
る情報は，コントロール・ストリップのフリー色票から
得られ，これが指定された色に合うように制御される。
また，重要な部分の色が指定されなかった場合には，デ
フォルトで入っている記憶色の測定値が，基準範囲に収
まるように制御される。
【００２３】ベタ色票や３色グレー色票からの情報と，
フリー色票からの情報では，フリー色票からの情報が優
先される。
フリー色票からの情報では，フリー色票からの情報が優
先される。
【００２４】
【実施例】以下，本発明を実施例を示しながら，より具
体的に説明する。
体的に説明する。
【００２５】本実施例では，図１に示すようなコントロ
ール・ストリップを使用した。ベタ色票，２次色色票，
３色グレー色票，フリー色票，各々の位置関係は，任意
である。
ール・ストリップを使用した。ベタ色票，２次色色票，
３色グレー色票，フリー色票，各々の位置関係は，任意
である。
【００２６】本実施例では，印刷方式としてオフセット
印刷を採用したため，各インキブレード内に，ベタ色
票，２次色色票，３色グレー色票，フリー色票が入り，
各々の色の情報が得られるよう，各色票のサイズを調整
した。
印刷を採用したため，各インキブレード内に，ベタ色
票，２次色色票，３色グレー色票，フリー色票が入り，
各々の色の情報が得られるよう，各色票のサイズを調整
した。
【００２７】絵柄として女性，化粧品，空，森を含む自
然画などを選んだので，各々の絵柄の中で，女性の肌，
口紅の色，空の青，木々の緑を重要色に選び，フリー色
票に指定した。
然画などを選んだので，各々の絵柄の中で，女性の肌，
口紅の色，空の青，木々の緑を重要色に選び，フリー色
票に指定した。
【００２８】まず最初に，各々のインキ量を検査するた
めのベタ色票からの情報と，３色グレー色票からの情報
によって印刷を行った。各々の値が基準範囲に入ったと
ころで，連続した２０枚をサンプリングした。その中か
らランダムに５枚を選び，分光光度計にて，色見本であ
る校正刷りとの色差（ＣＩＥＬＡＢ）を測定した。各々
の印刷物と色見本との色差を平均した結果，平均値は
５．８１であった。
めのベタ色票からの情報と，３色グレー色票からの情報
によって印刷を行った。各々の値が基準範囲に入ったと
ころで，連続した２０枚をサンプリングした。その中か
らランダムに５枚を選び，分光光度計にて，色見本であ
る校正刷りとの色差（ＣＩＥＬＡＢ）を測定した。各々
の印刷物と色見本との色差を平均した結果，平均値は
５．８１であった。
【００２９】上記の状態からさらに，コントロール・ス
トリップのフリー色票にある重要な部分の色に関する情
報を測定し，あらかじめ色見本の同じ部分を分光光度計
で測定することにより決定した基準値に合うように制御
した。同様に，各々の値が基準範囲に入ったところで，
連続した２０枚をサンプリングし，その中からランダム
に５枚を選び，分光光度計にて，色見本である校正刷り
との色差（ＣＩＥＬＡＢ）を測定した。各々の印刷物と
色見本との色差を平均した結果，平均値は3．５７であ
った。
トリップのフリー色票にある重要な部分の色に関する情
報を測定し，あらかじめ色見本の同じ部分を分光光度計
で測定することにより決定した基準値に合うように制御
した。同様に，各々の値が基準範囲に入ったところで，
連続した２０枚をサンプリングし，その中からランダム
に５枚を選び，分光光度計にて，色見本である校正刷り
との色差（ＣＩＥＬＡＢ）を測定した。各々の印刷物と
色見本との色差を平均した結果，平均値は3．５７であ
った。
【００３０】印刷オペレータに，通常の方法で印刷して
もらい，オペレータがOKしたところで，同様のサンプリ
ングを行い，色差を計算したところ，平均値は３．４６
であった。
もらい，オペレータがOKしたところで，同様のサンプリ
ングを行い，色差を計算したところ，平均値は３．４６
であった。
【００３１】
【発明の効果】本発明による印刷方法の使用により，通
常に印刷オペレータの印刷結果の品質に近く，要求品質
を満たした印刷物を作成することができる。また，この
印刷方法を用いることにより，スキルの低い若年層の印
刷オペレータでも，スキルの高い熟練工と同程度の印刷
物を作成することができる。
常に印刷オペレータの印刷結果の品質に近く，要求品質
を満たした印刷物を作成することができる。また，この
印刷方法を用いることにより，スキルの低い若年層の印
刷オペレータでも，スキルの高い熟練工と同程度の印刷
物を作成することができる。
【図１】本発明の印刷方法及び印刷物の一実施例におけ
る，コントロール・ストリップの内容を示す概略図。
る，コントロール・ストリップの内容を示す概略図。
１・・・コントロール・ストリップ ２・・・ベタ色票 ３・・・２次色色票 ４・・・３色グレー色票 ５・・・フリー色票
Claims (3)
- 【請求項１】印刷紙面内に品質を測定するためのコント
ロール・ストリップを入れて，そのコントロール・スト
リップを測定器で測定することにより，印刷物の品質を
検査，あるいは制御する印刷方法において，該コントロ
ール・ストリップが，印刷の基本色である，墨，藍，
紅，黄（以下Ｋ，Ｃ，Ｍ，Ｙ，と記す）各々のインキ量
を検査するための部分，とＣ，Ｍ，Ｙ，３色の中から，
２色のインキの組み合わせでできる色を検査するための
部分，とＣ，Ｍ，Ｙ，３色の組み合わせでできる色を検
査するための部分，と印刷される絵柄に応じて検査した
い色を入れることができる部分，とから構成されている
ことを特徴とする印刷方法。 - 【請求項２】請求項１に記載のコントロール・ストリッ
プにおいて，検査したい色の指定がない場合には，印刷
される絵柄に応じて検査したい色を入れることができる
部分には，記憶色（たとえば，人間の肌の色，空の色，
木々の緑の色）を検査することが可能な色を入れるこ
と，を特徴とする印刷方法。 - 【請求項３】請求項１あるいは２のいずれかに記載の印
刷方法を用いて作成された，印刷物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26515599A JP2001080128A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 印刷方法及び印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26515599A JP2001080128A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 印刷方法及び印刷物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001080128A true JP2001080128A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17413401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26515599A Pending JP2001080128A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 印刷方法及び印刷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001080128A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8807033B2 (en) | 2007-06-25 | 2014-08-19 | Heidelberger Druckmachinen Ag | Print control strip for color measurement on printing material, measuring method and method of metering ink |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26515599A patent/JP2001080128A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8807033B2 (en) | 2007-06-25 | 2014-08-19 | Heidelberger Druckmachinen Ag | Print control strip for color measurement on printing material, measuring method and method of metering ink |
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| A02 | Decision of refusal |
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