JP2001079192A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001079192A
JP2001079192A JP26043399A JP26043399A JP2001079192A JP 2001079192 A JP2001079192 A JP 2001079192A JP 26043399 A JP26043399 A JP 26043399A JP 26043399 A JP26043399 A JP 26043399A JP 2001079192 A JP2001079192 A JP 2001079192A
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JP26043399A
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English (en)
Inventor
Hajime Fukushima
肇 福島
Hidehisa Takahashi
秀久 高橋
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「大当たり」遊技中の出球管理の容易化を図
ることができると共に、長時間遊技を続けても遊技に支
障はなく、遊技者のパチンコゲームに対する興味を強く
引きつけ、且つ興趣を増大させることができるパチンコ
機を提供する。 【解決手段】 特別変動入賞装置15の直下には、可動
入賞装置32が配設されている。また、可動入賞装置3
2の下方には、第1始動口31がアウト口43の上側
で、且つ遊技領域11の左右水平方向のほぼ中心線上に
設けられている。また、この第1始動口31の左右両側
には、同じ距離の位置に各第2始動口41、42が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一のパチンコ機
内に複数種類の遊技内容を設け、同時に該複数種類のパ
チンコゲームを行うことができるパチンコ機に関し、特
に、各遊技に対応する複数の各始動入賞口を特別変動入
賞装置の下方に設けることにより、「大当たり」遊技中
における該始動入賞口への入賞を抑制し、「大当たり」
遊技中の出球管理の容易化を図ることができると共に、
遊技者は、遊技内容が種々に多様化しても各遊技状態に
対する各始動入賞口への入賞具合を容易に認識すること
ができ、長時間遊技を続けても遊技に支障はなく、遊技
者のパチンコゲームに対する興味を強く引きつけ、且つ
興趣を増大させることができるパチンコ機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ球が始動入賞口に入
賞すると、遊技領域のほぼ中央に設けられたCRT(Ca
thode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)
等を用いた種々の特別図柄表示装置に表示されている変
動図柄が変動を開始し、一定時間経過した後に表示され
た図柄が一定確率で揃うと、遊技者に有利な第1特別遊
技状態が発生し、また、遊技領域のほぼ中央に設けられ
た特別変動入賞装置が所定回数開閉動作して、該特別変
動入賞装置内に設けられた特別入賞口(所謂V入賞口)
へ入賞すると、遊技者に有利な第2特別遊技状態が発生
するパチンコ機が種々提案されている。
【0003】例えば、特開昭63−257589号公報
に記載の弾球遊技機においては、打玉が遊技盤上に形成
された第1の特定入賞領域通過したことを検出する第1
の特定入賞領域入賞玉検出手段と、前記遊技盤上に配設
され、遊技者にとって有利になる第1の状態と遊技者に
とって不利になる第2の状態に変化自在であって、かつ
複数の入賞領域を備えた可変入賞球装置と、前記第1の
特定入賞領域入賞玉検出手段の出力に基づいて、前記可
変入賞球装置を相対的に遊技価値に小さい態様で第1の
状態に駆動制御する第1の駆動制御手段と、前記遊技盤
上に配設され、複数の表示状態に可変表示可能な可変表
示装置と、打玉が前記遊技盤上に配設された第2の特定
入賞領域を通過したことを検出する第2の特定入賞領域
入賞玉検出手段と、該第2の特定入賞領域入賞玉検出手
段の出力に応じて、前記可変表示装置の表示態様を可変
開始する信号を発生する可変表示開始信号発生手段と、
前記可変表示表示装置の可変表示を停止指令する信号を
発生する停止指令信号発生手段と、前記可変表示開始信
号発生手段出力に応答して、前記可変表示装置を可変表
示駆動し、かつ前記停止指令信号発生手段出力に応じて
可変表示装置の可変表示駆動を停止する表示駆動制御手
段と、前記可変表示装置の表示部が停止されたとき、そ
の表示態様によって示される識別情報に基づいて前記可
変入賞装置を第1の状態に変化するように予め設定され
た価値情報を判定する価値情報判定手段と、打玉が前記
可変入賞球装置の複数の入賞領域のうち予め定められた
第3の特定入賞領域を通過したことを検出する第3の特
定入賞領域入賞検出手段と、前記価値情報判定手段の出
力あるいは前記第3の特定入賞領域入賞検出手段の出力
のいずれかに応じて前記可変入賞球装置を相対的に遊技
価値の大きい態様で第1の状態に駆動制御する第2の駆
動制御手段と、前記価値情報判定手段の出力後あるいは
前記第3の特定入賞領域入賞玉検出手段の出力後におい
て、前記可変入賞球装置を繰返して第1の状態にできる
ように定められた条件を検出する繰返し条件検出手段、
および、前記繰返し条件検出手段出力に応じて可変入賞
球装置を再度第1の状態に駆動する繰返し駆動制御手段
とを備えた構成となっている。
【0004】これにより、1台の弾球遊技機により、可
変入賞球装置による遊技と可変表示装置による遊技との
両方を楽しむことができ、しかも、遊技中にどちらの装
置による遊技が開始されるかわからないというスリルを
遊技者に与えることができる。さらに、可変入賞球装置
による遊技方法と可変表示装置による遊技方法とは、従
来から遊技者に馴染みのあるものであるため、新しい機
種にありながら、遊技者に一から遊技方法の会得を強い
るというものではなく、取りつきやすい弾球遊技機とな
る。しかも、従来の可変入賞球装置あるいは可変表示装
置単独の弾球遊技機が有していた、可変入賞球装置の第
1の状態を繰返して継続させる機能も、繰返し条件検出
手段の働きにより損なうことなく具備しており、遊技者
に不利となることがないように遊技制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭63−257589号公報に記載された弾球遊技機
では、1台の弾球遊技機により、可変入賞球装置による
遊技と可変表示装置による遊技との両方の遊技を行うた
めに、該可変入賞装置の左右両側に可変表示装置始動用
入賞口が設けられ、さらに、可変入賞装置始動用入賞口
が該可変入賞装置の下方の3箇所に配設されている。こ
のため、遊技者は遊技盤の比較的上方に位置する可変表
示装置始動用入賞口への入賞具合と、該遊技盤の比較的
下方に位置する可変入賞装置始動用入賞口への入賞具合
とを同時に確認する必要が有るため、各始動用入賞口へ
の入賞具合を容易に確認できないという問題がある。ま
た、両方の遊技が同時に行われるため、長時間遊技を続
けた場合には、各始動用入賞口への入賞具合の確認のた
めに非常に疲れ、遊技者のパチンコゲームに対する興味
が薄れ、興味を惹きつけることが難しいという問題があ
る。更に、「大当たり」遊技の場合には、可動翼片の所
定の開放中も前記可変表示装置始動用入賞口に多くのパ
チンコ球が入賞するため、「大当たり」遊技中の出球管
理が困難であるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、同一のパチンコ機内に
同時に行うことができる複数種類の遊技内容を設け、各
遊技に対応する複数の各始動入賞口を特別変動入賞装置
の下方に設けることにより、「大当たり」遊技中におけ
る該始動入賞口への入賞を抑制し、「大当たり」遊技中
の出球管理の容易化を図ることができると共に、遊技者
は、遊技内容が種々に多様化しても各遊技状態に対する
各始動入賞口への入賞具合を容易に認識することがで
き、長時間遊技を続けても遊技に支障はなく、遊技者の
パチンコゲームに対する興味を強く引きつけ、且つ興趣
を増大させることができるパチンコ機を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るパチンコ機は、遊技領域に設けられ
て変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、開閉動作す
る可動部材を有する特別変動入賞装置と、前記特別変動
入賞装置内に設けられる特別入賞口と、第1始動入賞口
と、第2始動入賞口とを備え、前記第1始動入賞口への
入賞情報に基づいて変動図柄が変動後所定の態様で停止
した場合には、遊技者に有利な第1特別遊技状態が発生
すると共に、前記第2始動入賞口への入賞情報に基づい
て前記可動部材が開閉して前記特別変動入賞装置内に入
賞した入賞球が前記特別入賞口に入賞した場合には、遊
技者に有利な第2特別遊技状態が発生するパチンコ機に
おいて、前記各第1始動入賞口と第2始動入賞口は、前
記特別変動入賞装置とは互いに独立して遊技領域に設け
られ、且つ該特別変動入賞装置の下方に配設されること
を特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項1に係るパ
チンコ機においては、特別図柄表示装置に表示される変
動図柄が、第1始動入賞口への入賞情報に基づいて変動
後所定の態様で停止した場合には、遊技者に有利な第1
特別遊技状態が発生すると共に、第2始動入賞口への入
賞情報に基づいて前記可動部材が開閉して特別変動入賞
装置内に入賞した入賞球が、該特別変動入賞装置内に設
けられる特別入賞口に入賞した場合には、遊技者に有利
な第2特別遊技状態が発生する。そして、前記各第1始
動入賞口と第2始動入賞口は、前記特別変動入賞装置の
下方の遊技領域に配設されている。これにより、第1始
動入賞口と第2始動入賞口とが特別変動入賞装置の下方
の遊技領域に配設されているため、第1始動入賞口への
入賞具合と第2始動入賞口への入賞具合とを容易に認識
することができ、長時間遊技を続けても遊技に支障はな
く、遊技者のパチンコゲームに対する興味を強く引きつ
け、且つ興趣を増大させることができる。また、第1始
動入賞口と第2始動入賞口とが特別変動入賞装置の下方
の遊技領域に配設されているため、「第1特別遊技状
態」及び「第2特別遊技状態」の遊技中における各第1
及び第2始動入賞口への入賞を抑制し、「第1特別遊技
状態」及び「第2特別遊技状態」の遊技中の出球管理の
容易化を図ることができる。
【0009】また、請求項2に係るパチンコ機は、請求
項1に記載のパチンコ機において、前記第1始動入賞口
と第2始動入賞口は、遊技領域の外周端縁部の近傍位置
に配設されることを特徴とする。
【0010】このような特徴を有する請求項2に係るパ
チンコ機では、請求項1に記載のパチンコ機において、
前記第1始動入賞口と第2始動入賞口は、遊技領域の外
周端縁部の近傍位置に配設されるため、第1始動入賞口
への入賞具合と第2始動入賞口への入賞具合とを更に容
易に認識することができ、長時間遊技を続けても遊技に
支障はなく、遊技者のパチンコゲームに対する興味を強
く引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。ま
た、第1始動入賞口と第2始動入賞口は、遊技領域の外
周端縁部の近傍位置に配設されるため、「第1特別遊技
状態」及び「第2特別遊技状態」の遊技中における各第
1及び第2始動入賞口への入賞を更に抑制し、「第1特
別遊技状態」及び「第2特別遊技状態」の遊技中の出球
管理の更なる容易化を図ることができる。
【0011】また、請求項3に係るパチンコ機は、請求
項1又は請求項2に記載のパチンコ機において、前記第
1始動入賞口と第2始動入賞口とは、左右方向に配置さ
れていることを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する請求項3に係るパ
チンコ機では、請求項1又は請求項2に記載のパチンコ
機において、前記第1始動入賞口と第2始動入賞口と
は、左右方向に配置されているため、遊技者は遊技盤上
方から転動落下してくるパチンコ球の該第1始動入賞口
と第2始動入賞口への入賞具合を容易に確認することが
でき、長時間遊技を続けても遊技に支障はなく、遊技者
のパチンコゲームに対する興味を強く引きつけ、且つ興
趣を増大させることができる。また、前記第1始動入賞
口と第2始動入賞口とは、左右方向に配置されるため、
該1始動入賞口と第2始動入賞口とを遊技領域に取り付
けるために必要な遊技領域の部分の上下方向の高さ寸法
を小型化することができ、特別変動入賞装置の下方の遊
技領域を有効に活用することが可能となる。
【0013】また、請求項4に係るパチンコ機は、請求
項3に記載のパチンコ機において、前記第2始動入賞口
は、少なくとも2個設けられ、前記第1始動入賞口は該
第2始動入賞口の左右方向の間に配置されることを特徴
とする。
【0014】このような特徴を有する請求項4に係るパ
チンコ機では、請求項3に記載のパチンコ機において、
前記第2始動入賞口は、少なくとも2個設けられ、前記
第1始動入賞口は該第2始動入賞口の左右方向の間に配
置される。これにより、該第1始動入賞口への入賞を狙
ってハンドル操作をすることにより、同時に第2始動入
賞口にも入賞する可能性が高まるため、遊技を容易に行
うことが可能となると共に、遊技者の各第1及び第2始
動入賞口への入賞に対する期待感、即ち「大当たり」に
対する期待感を増大させることが可能となり、遊技者の
興味を更に強く引きつけることが可能となる。
【0015】また、請求項5に関わるパチンコ機は、請
求項4に記載のパチンコ機において、前記第1始動入賞
口は、前記第2始動入賞口間の左右方向のほぼ中心線上
に設けられることを特徴とする。
【0016】このような特徴を有する請求項5に係るパ
チンコ機では、請求項4に記載のパチンコ機において、
前記第2始動入賞口間の左右方向のほぼ中心線上に設け
られている。これにより、該第1始動入賞口への入賞を
狙ってハンドル操作をすることにより、同時に第2始動
入賞口にも入賞する可能性が更に高まるため、遊技を容
易に行うことが可能となると共に、遊技者の各第1及び
第2始動入賞口への入賞に対する期待感、即ち「大当た
り」に対する期待感を更に増大させることが可能とな
り、遊技者の興味をより強く引きつけることが可能とな
る。
【0017】また、請求項6に係るパチンコ機は、請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ機におい
て、前記第1特別遊技状態又は第2特別遊技状態が発生
した場合には、前記可動部材が所定条件下で所定の開閉
動作をするように制御する開閉制御手段を備えたことを
特徴とする。
【0018】このような特徴を有する請求項6に係るパ
チンコ機では、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
のパチンコ機において、前記第1特別遊技状態又は第2
特別遊技状態が発生した場合には、特別変動入賞装置に
設けられた可動部材が、開閉制御手段を介して所定条件
下で所定の開閉動作をする。これにより、「第1特別遊
技状態」又は「第2特別遊技状態」が発生した場合に
は、遊技領域の上方から転動落下してくるパチンコ球
は、この可動部材によって特別変動入賞装置内に案内さ
れて、該特別変動入賞装置の下方に転動落下するパチン
コ球を効果的に減少させることができるため、各「第1
特別遊技状態」又は「第2特別遊技状態」の遊技中にお
ける、各第1及び第2始動入賞口への入賞を効果的に抑
制することが可能となると共に、各「第1特別遊技状
態」又は「第2特別遊技状態」の遊技中における、出球
管理を更に容易に行うことができる。
【0019】更に、請求項7に係るパチンコ機は、請求
項6に記載のパチンコ機において、前記開閉制御手段
は、前記第1特別遊技状態が発生した場合には、前記可
動部材を所定の第1条件下で所定の第1回数まで断続的
に開放すると共に、前記第2特別遊技状態が発生した場
合には、前記可動部材を所定の第2条件下で所定の第2
回数まで断続的に連続開閉動作することを特徴とする。
【0020】このような特徴を有する請求項7に係るパ
チンコ機では、請求項6に記載のパチンコ機において、
「第1特別遊技状態」が発生した場合には、可動部材が
所定の第1条件下で所定の第1回数まで断続的に開放さ
れると共に、「第2特別遊技状態」が発生した場合に
は、該可動部材が所定の第2条件下で所定の第2回数ま
で断続的に連続開閉動作される。これにより、「第1特
別遊技状態」と「第2特別遊技状態」とは、従来から遊
技者に馴染みのあるものであるため、遊技者に一から遊
技方法の会得を強いるというものではなく、取りつきや
すく遊技者のパチンコゲームへの興味を強く引きつける
ことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
ついて、具体化した第1及び第2実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。先ず、第1実施形態に係るパチ
ンコ機の全体構成について図1に基づき説明する。図1
は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図で
ある。
【0022】図1に示すように、パチンコ機1は、後述
する第1始動口、第2始動口、特別図柄表示装置、特別
変動入賞装置及び、ゲート等の各種構造物が遊技盤2上
に配設されている。その遊技盤2の下には、不図示の樋
を介して排出される賞球を受ける上部受け皿3がスピー
カ3aを内蔵してプレート4に配設されている。そし
て、その上部受け皿3の下には、下部受け皿5が配設さ
れる。また、上部受け皿3に連通する不図示の球送り機
構を介して上部受け皿3のパチンコ球が操作ハンドル6
に連結された不図示の発射装置へ送られるよう構成され
ている。また、遊技盤2の裏面には特別図柄表示装置や
特別変動入賞装置等を制御する制御回路部50(図3参
照)が設けられている。また、遊技盤2の両肩部には、
賞球及び球切れ表示ランプ10、10が設けられてい
る。
【0023】一方、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス扉9により被覆されており、該ガ
ラス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉自
在に取り付けられている前面枠に開閉自在に取り付けら
れている。また、ガラス扉9には開口部を有する鋼板や
ステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶接等
により固着されており、該ガラス保持枠に装着された2
枚のガラスを通して遊技領域を見ることができる。ま
た、ガラス扉9の上部には、遊技中のエラーを表示する
エラー表示ランプ7やガラス扉9の上部及び右側には、
「大当たり」を表示する当たり表示ランプ8、8が取り
付けられている。
【0024】次に、パチンコ機1における遊技盤2上の
遊技領域の構成について図2に基づいて説明する。図2
は第1実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を示した正
面図である。図2に示すように、この遊技領域11は、
所定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口等の各構造
物が配設され、それを囲むように環状のレール12が立
設されて構成されている。このレール12は、発射され
たパチンコ球を遊技領域11内に案内する重複して形成
した案内路13を構成し、右肩部にはレール12に沿っ
て打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差
部14を有する。
【0025】また、遊技領域11のほぼ中央には、開口
部が開設され、この開口部の前面側に特別変動入賞装置
15が配設されている。この特別変動入賞装置15は、
上部に左右一対の羽根部材16、16がハの字状に設け
られている。この各羽根部材16、16は、第2ソレノ
イド16A、16A(図3参照)の駆動により、図2に
示すように、逆ハの字状に開放動作される。そして、こ
の特別変動入賞装置15の正面視ほぼ中央には座った人
物を模した案内部17が設けられ、この案内部17の下
端部には特別入賞口(所謂V入賞口)18が設けられて
いる。これにより案内部17に乗った入賞球は、この案
内部17によって特別入賞口18へ案内され、Vスイッ
チ18A(図3参照)によって該特別入賞口18への入
賞が検出される。また、この特別入賞口18の下側に
は、一般入賞口19が設けられ、この一般入賞口19を
囲むように壁部材19Aが立設されている。そして、こ
の一般入賞口19と特別入賞口18とに入賞したパチン
コ球の個数をカウントするためのカウントスイッチ20
(図3参照)が裏側に設けられている。
【0026】また、羽根部材16、16の上端縁部の内
側には、7セグメントLED等から構成される各表示L
ED21A、21B、21Cが左右水平方向に配置され
て、左、中、右に3分割された変動図柄を表示する特別
図柄表示装置21を構成している。また、変動図柄が変
動中に後述の第1始動口31に入賞した場合には、入賞
個数が4個まで後述するメモリ52の第1保留カウンタ
52C(図3参照)に記憶されて変動確定回数として保
留される。そして、特別変動入賞装置15の上端部に
は、この第1保留カウンタ52Cに記憶されているカウ
ント値が表示される4個の第1保留LED22が左右水
平方向に配置されている。
【0027】また、この特別変動入賞装置15の左右に
は内部に電飾ランプが施された入賞口23、24が設け
られて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、この
入賞口23、24への入賞を検出する入賞口スイッチ2
3A、24A(図3参照)が設けられている。また、特
別変動入賞装置15と各入賞口23、24との間には通
常の風車27、28が設けられている。更に、各入賞口
23、24とレール12との間には、各入賞口23、2
4への入賞時等に後述のように点灯駆動される肩電飾ラ
ンプ29、30が配設されている。
【0028】そして、特別変動入賞装置15の下端縁部
の左右両側で、且つ各入賞口23、24の下方には第1
ゲート25、第2ゲート26が設けられている。また、
第1ゲート25と第2ゲート26には、パチンコ球の通
過を検出する第1ゲートスイッチ25Aと第2ゲートス
イッチ26A(図3参照)が備えられている。
【0029】また、この特別変動入賞装置15の直下に
は、可動入賞装置32が配設されている。この可動入賞
装置32は、パチンコ球の直径寸法よりもやや大きい幅
寸法を有する後述の第3始動口33と第4始動口34と
が左右水平方向に各々形成され、この第3始動口33と
第4始動口34は、各々上方に開口する各開閉扉35、
36により覆われている。この各開閉扉35、36は、
各々第2ソレノイド35A、第3ソレノイド36A(図
3参照)によって開閉するように構成されている。ま
た、第3始動口33及び第4始動口34は、遊技盤2裏
面の不図示の賞球樋に連通されると共に、この第3始動
口33及び第4始動口34への、パチンコ球の入賞を検
出する第3始動口スイッチ33A、及び第4始動口スイ
ッチ34A(図3参照)が設けられ、この第3始動口3
3及び第4始動口34への入賞が検出される。
【0030】また、各始動口33、34の下側の前面部
には、一面の可変表示手段である普通図柄表示装置3
7、38が設けられている。この普通図柄表示装置37
は、第1ゲート25への入賞により作動させられ、図柄
が変動した後、所定状態になった場合(通常時には、
1、7のいずれかを表示した場合)に、開閉扉35が所
定時間開かれて第3始動口33にパチンコ球が入賞しや
すくなる。そして、第3始動口33へのパチンコ球の入
賞を第3始動口スイッチ33Aにより検出することで、
この入賞を第1始動口31への入賞とみなす。また、該
普通図柄表示装置37の変動中に第1ゲート25に入賞
した場合には、入賞個数が4個まで後述するメモリ52
の第2保留カウンタ52D(図3参照)に記憶されて普
通図柄表示装置37の変動確定回数として保留される。
そして、普通図柄表示装置37の両側には、この第2保
留カウンタ52Dに記憶されているカウント値が表示さ
れる4個の第2保留LED39が、両側に2個ずつ設け
られている。
【0031】また、普通図柄表示装置38は、第2ゲー
ト26への入賞により作動させられ、図柄が変動した
後、所定状態になった場合(通常時には、1、7のいず
れかを表示した場合)に、開閉扉36が所定時間開かれ
て第4始動口34にパチンコ球が入賞しやすくなる。そ
して、第4始動口34へのパチンコ球の入賞を第4始動
口スイッチ34Aにより検出することで、この入賞を後
述の第2始動口41又は第2始動口42への入賞とみな
す。また、該普通図柄表示装置38の変動中に第2ゲー
ト26に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述す
るメモリ52の第3保留カウンタ52E(図3参照)に
記憶されて普通図柄表示装置38の変動確定回数として
保留される。そして、普通図柄表示装置38の両側に
は、この第3保留カウンタ52Eに記憶されているカウ
ント値が表示される4個の第3保留LED40が、両側
に2個ずつ設けられている。
【0032】また、可動入賞装置32の下方には、第1
始動口31が後述のアウト口43の上側で、且つ遊技領
域11の左右水平方向のほぼ中心線上に設けられてい
る。この第1始動口31には、パチンコ球の入賞を検出
する第1始動口スイッチ31A(図3参照)が設けら
れ、この第1始動口スイッチ31Aによりパチンコ球の
入賞を検出することで後述のように特別図柄表示装置2
1が作動させられる。そして、後述のように該特別図柄
表示装置21の変動図柄が変動した後に、所定状態を達
成した場合(例えば、「7、7、7」のように揃った場
合等)には、特別変動入賞装置15の各羽根部材16、
16が、第1ソレノイド16A、16Aにより所定条件
(第1条件)下で所定回数、断続的に開かれ、第1特別
遊技状態である「第1大当たり」の遊技状態が後述する
ように発生する。
【0033】また、この第1始動口31の左右両側に
は、同じ距離の位置に各第2始動口41、42が設けら
れている。従って、この各第2始動口41、42は、遊
技領域11の下方のレール12に近い位置に設けられて
いる。また、各第2始動口41、42には、パチンコ球
の入賞を検出する第2始動口スイッチ41A、42A
(図3参照)が設けられ、各第2始動口スイッチ41
A、42Aによりパチンコ球の入賞を検出することで後
述のように特別変動入賞装置15の各羽根部材16、1
6が、第1ソレノイド16A、16Aにより所定回数作
動させられる(第1実施形態の場合には、「1回」作動
させられる。)。そして、各羽根部材16、16のこの
開閉動作時に入賞したパチンコ球が、特別入賞口18に
入賞した場合には、所定条件(第2条件)下で所定回
数、断続的に連続開閉動作する、第2特別遊技状態であ
る「第2大当たり」の遊技状態が後述するように発生す
る。
【0034】そして、第1始動口31の直下にはレール
12に沿ってアウト口43が開設されている。更に、レ
ール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記
各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複
雑な流路を構成している。
【0035】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1の特別変動入賞装置15の羽根部材16、16や特別
図柄表示装置21等を駆動制御する制御回路部50の構
成について図3に基づいて説明する。図3は第1実施形
態に係るパチンコ機1の制御回路部50のシステム構成
を示すブロック図である。図3に示すように、制御回路
部50には、制御回路部50の全体を制御するCPU5
1と、後述する制御プログラムや制御処理に必要なデー
タ及び後述の各種制御処理データ等を格納しておくメモ
リ52と、入力ポート53及び出力ポート54が設けら
れ、このCPU51、メモリ52、入力ポート53及び
出力ポート54はバス線55で相互に接続されている。
また、CPU51には、所定のクロック信号を出力する
クロック回路56が接続されている。
【0036】また、入力ポート53には、第1始動口3
1に設けられて入賞球を検出する第1始動口スイッチ3
1A、及び各第2始動口41、42に設けられて入賞球
を検出する各第2始動口スイッチ41A、42Aが接続
されている。また、第3始動口33に設けられて入賞球
を検出する第3始動口スイッチ33A、及び第4始動口
34に設けられて入賞球を検出する第4始動口スイッチ
34Aが接続されている。また、第1ゲート25に設け
られる第1ゲートスイッチ25Aと第2ゲート26に設
けられる第2ゲートスイッチ26Aが接続されている。
また、特別入賞口18に設けられて入賞球を検出するV
スイッチ18A、特別変動入賞装置15への入賞球のカ
ウントを行うカウントスイッチ20が接続されている。
また、各入賞口23、24に設けられて入賞球を検出す
る各入賞口スイッチ23A、24Aが接続されている。
更に、パチンコ機1の裏側に設けられ変動図柄の大当た
り発生確率を切換スイッチ等で設定変更する確率設定装
置57等が接続されている。
【0037】また、出力ポート54には、スピーカ3a
を介して後述のゲーム音楽(図4参照)を再生するアン
プ60が接続されている。また、各普通図柄表示装置3
7、38及び特別図柄表示装置21を構成する各表示L
ED21A、21B、21Cへの図柄表示を行う表示制
御回路61が接続されている。また、各羽根部材16、
16の開閉用第1ソレノイド16A、16A、開閉扉3
5の開閉用第2ソレノイド35A、及び開閉扉36の開
閉用第3ソレノイド36Aを駆動するソレノイド駆動回
路62が接続されている。また、第1保留LED22、
第2保留LED39、及び第3保留LED40等を駆動
するLED駆動回路63が接続されている。更に、各入
賞口23、24の電飾ランプを構成する入賞口ランプ6
6、及び、各肩電飾ランプ29、30の電飾ランプを構
成する肩ランプ68等を点灯駆動する装飾ランプ駆動回
路64が接続されている。
【0038】また、メモリ52には、クロック回路56
から入力されるクロック信号に基づいて0から198ま
で繰り返し1ずつ加算した数値(最大値198の次には
最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ52A
が設けられている。また、クロック回路56から入力さ
れるクロック信号に基づいて0から15まで繰り返し1
ずつ加算した数値(最大値15の次には最小値0に戻
る)が格納されるゲートカウンタ52Bが設けられてい
る。また、特別図柄表示装置21の変動図柄が変動中に
第1始動口31又は第3始動口33に入賞した入賞個数
が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ52C
が設けられている。また、普通図柄表示装置37の変動
図柄が変動中に第1ゲート25に入賞した入賞個数が最
大4個までカウントされる第2保留カウンタ52Dが設
けられている。また、普通図柄表示装置38の変動図柄
が変動中に第2ゲート26に入賞した入賞個数が最大4
個までカウントされる第3保留カウンタ52Eが設けら
れている。また、第1始動口31又は第3始動口33に
入賞したときの大当たりカウンタ52A等のカウント
値、及び、第1ゲート25又は第2ゲート26に入賞し
たときのゲートカウンタ52Bのカウント値が記憶され
るパラメータ記憶エリア52Fが設けられている。ま
た、後述の各遊技状態に対応するゲーム音楽データが記
憶されるゲーム音楽データテーブル75(図4参照)を
格納するゲーム音楽記憶エリア52Gが設けられてい
る。更に、後述の各遊技状態に対応する各ランプ66、
68の点灯パターンデータが記憶される点灯パターンデ
ータテーブル76(図5参照)を格納する点灯パターン
記憶エリア52H等が設けられている。
【0039】尚、各カウンタ52A、52B、52C、
52D、52Eのカウント値は、起動時に「0」にセッ
トされる。また、第1保留カウンタ52Cは、特別図柄
表示装置21の変動図柄が停止する毎に1減算される。
また、第1保留カウンタ52Cに記憶されている入賞個
数が「1個」の場合には、LED駆動回路63を介して
上記第1保留LED22の左端に配置される第1保留L
ED22(図2参照)が点灯される。また、第1保留カ
ウンタ52Cに記憶されている入賞個数が「2個」の場
合には、LED駆動回路63を介して上記第1保留LE
D22の左側2個の第1保留LED22(図2参照)が
点灯される。また、第1保留カウンタ52Cに記憶され
ている入賞個数が「3個」の場合には、LED駆動回路
63を介して上記第1保留LED22の左側3個の第1
保留LED22(図2参照)が点灯される。更に、第1
保留カウンタ52Cに記憶されている入賞個数が「4
個」の場合には、LED駆動回路63を介して上記第1
保留LED22の4個全部(図2参照)が点灯される。
【0040】また、第2保留カウンタ52Dは、普通図
柄表示装置37の変動図柄が停止する毎に1減算され
る。また、第2保留カウンタ52Dに記憶されている入
賞個数が「1個」の場合には、LED駆動回路63を介
して上記第2保留LED39の左上側に配置される1個
の第2保留LED39(図2参照)が点灯される。ま
た、第2保留カウンタ52Dに記憶されている入賞個数
が「2個」の場合には、LED駆動回路63を介して上
記第2保留LED39の左側に配置される2個の第2保
留LED39(図2参照)が点灯される。また、第2保
留カウンタ52Dに記憶されている入賞個数が「3個」
の場合には、LED駆動回路63を介して上記第2保留
LED39の左側2個と右上側1個の第2保留LED3
9(図2参照)が点灯される。更に、第2保留カウンタ
52Dに記憶されている入賞個数が「4個」の場合に
は、LED駆動回路63を介して上記第2保留LED3
9の4個全部(図2参照)が点灯される。
【0041】また、第3保留カウンタ52Eは、普通図
柄表示装置38の変動図柄が停止する毎に1減算され
る。また、第3保留カウンタ52Eに記憶されている入
賞個数が「1個」の場合には、LED駆動回路63を介
して上記第3保留LED40の左上側に配置される1個
の第3保留LED40(図2参照)が点灯される。ま
た、第3保留カウンタ52Eに記憶されている入賞個数
が「2個」の場合には、LED駆動回路63を介して上
記第3保留LED40の左側に配置される2個の第3保
留LED40(図2参照)が点灯される。また、第3保
留カウンタ52Eに記憶されている入賞個数が「3個」
の場合には、LED駆動回路63を介して上記第3保留
LED40の左側2個と右上側1個の第3保留LED4
0(図2参照)が点灯される。更に、第3保留カウンタ
52Eに記憶されている入賞個数が「4個」の場合に
は、LED駆動回路63を介して上記第3保留LED4
0の4個全部(図2参照)が点灯される。
【0042】次に、メモリ52のゲーム音楽記憶エリア
52Gに記憶されるゲーム音楽データテーブル75につ
いて図4に基づいて説明する。図4は第1実施形態に係
るパチンコ機1のゲーム音楽記憶エリア52Gに記憶さ
れるゲーム音楽データテーブル75の一例を示す図であ
る。図4に示すように、遊技状態に対応するゲーム音楽
の設定に関して選択されるゲーム音楽データテーブル7
5は、パチンコゲームの遊技状態を表す「遊技状態」
と、この「遊技状態」に対応する「ゲーム音楽」とから
構成されている。この「ゲーム音楽」は、各「遊技状
態」に対応してスピーカ3aを介して出力されるゲーム
音楽の音楽データを表している。また、ゲーム音楽デー
タテーブル75の「遊技状態」には、後述の「第1大当
たり遊技」(図8参照)、後述の「第2大当たり遊技」
(図10参照)、後述のように第1始動口31又は第3
始動口33の入賞に基づいて変動図柄が変動中の遊技状
態である「第1通常の遊技」(図8参照)、及び、後述
のように第2始動口41、42又は第4始動口34の入
賞に基づいて羽根部材16、16が開閉動作中の遊技状
態である「第2通常の遊技」(図10参照)が予め登録
されている。そして、各「遊技状態」に対する「ゲーム
音楽」には、「第1大当たり遊技」に対して「音楽パタ
ーンA」、「第2大当たり遊技」に対して「音楽パター
ンA」、「第1通常の遊技」に対して「音楽パターン
B」、及び、「第2通常の遊技」に対して「音楽パター
ンB」が予め格納されている。尚、この「音楽パターン
A」と「音楽パターンB」とは、互いに異なるゲーム音
楽の音楽データである。
【0043】次に、メモリ52の点灯パターン記憶エリ
ア52Hに記憶される点灯パターンデータテーブル76
について図5に基づいて説明する。図5は第1実施形態
に係るパチンコ機1の点灯パターン記憶エリア52Hに
記憶される点灯パターンデータテーブル76の一例を示
す図である。図5に示すように、遊技状態に対応する各
ランプ66、68の点灯パターンの設定に関して選択さ
れる点灯パターンデータテーブル76は、パチンコゲー
ムの遊技状態を表す「遊技状態」と、この「遊技状態」
に対応する「ランプ点灯パターン」とから構成されてい
る。この「ランプ点灯パターン」は、各「遊技状態」に
対応して装飾ランプ駆動回路64を介し、各ランプ6
6、68を点灯駆動する点灯駆動データを表している。
また、点灯パターンデータテーブル76の「遊技状態」
には、後述の「第1大当たり遊技」(図8参照)、後述
の「第2大当たり遊技」(図10参照)、後述のように
第1始動口31又は第3始動口33の入賞に基づいて変
動図柄が変動中の遊技状態である「第1通常の遊技」
(図8参照)、及び、後述のように第2始動口41、4
2又は第4始動口34の入賞に基づいて羽根部材16、
16が開閉動作中の遊技状態である「第2通常の遊技」
(図10参照)が予め登録されている。そして、各「遊
技状態」に対する「ランプ点灯パターン」には、「第1
大当たり遊技」に対して「点灯パターンA」、「第2大
当たり遊技」に対して「点灯パターンA」、「第1通常
の遊技」に対して「点灯パターンB」、及び、「第2通
常の遊技」に対して「点灯パターンB」が予め格納され
ている。尚、この「点灯パターンA」と「点灯パターン
B」とは、互いに異なる点灯パターンの点灯駆動データ
である。
【0044】例えば、第1実施形態の「点灯パターン
A」は、各肩電飾ランプ29、30の肩ランプ68が同
時点灯して、各入賞口23、24の入賞口ランプ66が
同時消灯し、次に、肩ランプ68が同時消灯して入賞口
ランプ66が同時点灯する点灯状態を繰り返す点灯駆動
データである。また、「点灯パターンB」は、各入賞口
23、24の入賞口ランプ66、及び各肩電飾ランプ2
9、30の肩ランプ68が同時点灯し、次に、肩ランプ
68と入賞口ランプ66が同時消灯する点灯状態を繰り
返す点灯駆動データである。
【0045】ここで、第1始動口31及び第3始動口3
3は第1始動入賞口として機能する。また、各第2始動
口41、42及び第4始動口34は第2始動入賞口を構
成する。また、各羽根部材16、16は、可動部材とし
て機能する。また、CPU51及びメモリ52は、開閉
制御手段を構成する。
【0046】次に、このように構成された制御回路部5
0によるゲーム音楽の再生制御処理及び各ランプ66、
68の点灯制御処理について図6乃至図10に基づいて
説明する。先ず、第1実施形態に係るパチンコ機1の制
御回路部50によるゲーム音楽の再生制御処理及び各ラ
ンプ66、68の点灯制御処理のメイン処理を図6に基
づいて説明する。図6は第1実施形態に係るパチンコ機
1の制御回路部50によるゲーム音楽の再生制御処理及
び各ランプ66、68の点灯制御処理を示すメインフロ
ーチャートである。
【0047】図6に示すように、先ず、ステップ(以
下、Sという)1において、CPU51は、第1始動口
31への入賞、即ち第1始動口スイッチ31Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されたか否か判
定する判定処理を実行する。そして、第1始動口スイッ
チ31Aからの検出信号が入力ポート53を介して入力
された場合には(S1:YES)、S2において、「第
1始動口入賞処理」のサブ処理を実行する。
【0048】一方、第1始動口スイッチ31Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されていない場
合(S1:NO)、又は「第1始動口入賞処理」のサブ
処理(S2)が終了した場合には、S3において、CP
U51は、第2始動口41、42への入賞、即ち第2始
動口スイッチ41A、42Aからの検出信号が、入力ポ
ート53を介して入力されたか否か判定する判定処理を
実行する。そして、第2始動口スイッチ41A、42A
からの検出信号が、入力ポート53を介して入力された
場合には(S3:YES)、S4において、「第2始動
口入賞処理」のサブ処理を実行する。
【0049】また、第2始動口スイッチ41A、42A
からの検出信号が、入力ポート53を介して入力されて
いない場合(S3:NO)、若しくは「第2始動口入賞
処理」のサブ処理(S4)が終了した場合には、S5に
おいて、CPU51は、第3始動口33への入賞、即ち
第3始動口スイッチ33Aからの検出信号が、入力ポー
ト53を介して入力されたか否か判定する判定処理を実
行する。そして、第3始動口スイッチ33Aからの検出
信号が入力ポート53を介して入力された場合には(S
5:YES)、S6において、上記S2で実行した「第
1始動口入賞処理」のサブ処理を実行する。
【0050】他方、第3始動口スイッチ33Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されていない場
合(S5:NO)、又は「第1始動口入賞処理」のサブ
処理(S6)が終了した場合には、S7において、CP
U51は、第4始動口34への入賞、即ち第4始動口ス
イッチ34Aからの検出信号が、入力ポート53を介し
て入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そし
て、第4始動口スイッチ34Aからの検出信号が、入力
ポート53を介して入力された場合には(S7:YE
S)、S8において、上記S4で実行した「第2始動口
入賞処理」のサブ処理を実行する。
【0051】また、第4始動口スイッチ34Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されされていな
い場合(S7:NO)、若しくは「第2始動口入賞処
理」のサブ処理(S8)が終了した場合には、S9にお
いて、CPU51は、第1ゲート25への入賞、即ち第
1ゲートスイッチ25Aからの検出信号が、入力ポート
53を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行
する。そして、第1ゲートスイッチ25Aからの検出信
号が、入力ポート53を介して入力された場合には(S
9:YES)、S10において、「第1ゲート入賞処
理」を実行する。
【0052】この「第1ゲート入賞処理」は、メモリ5
2のゲートカウンタ52Bのカウント値を読み込み、
「ゲートカウント値」として代数Cに代入してパラメー
タ記憶エリア52Hに記憶する。従って、この代数Cに
は、「0」から「15」までのいずれかの数値が代入さ
れてパラメータ記憶エリア52Hに記憶される。そし
て、再度、パラメータ記憶エリア52Hからこの代数C
を読み出し、普通図柄表示装置37を介して表示すると
共に、メモリ52から「普通図柄当たり数値」としての
「1」、「7」を読み出し、この代数Cが「普通図柄当
たり数値」のいずれかと一致するか否か、即ち、第3始
動口33を覆う開閉扉35を開放するか否か判定する。
したがって、第1実施形態の場合は、第1ゲート25に
入賞した場合に、第3始動口33を覆う開閉扉35が開
放される確率は、2/16である。そして、この代数C
と「普通図柄当たり数値」のいずれかとが一致した場合
には、CPU51は、開閉扉35を第2ソレノイド35
Aを介して、2秒間開放する。一方、この代数Cが「普
通図柄当たり数値」のいずれとも一致しない場合には、
CPU51は、開閉扉35を開放しない。
【0053】続いて、第1ゲートスイッチ25Aからの
検出信号が、入力ポート53を介して入力されていない
場合(S9:NO)、若しくは「第1ゲート入賞処理」
(S10)が終了した場合には、S11において、CP
U51は、第2ゲート26への入賞、即ち第2ゲートス
イッチ26Aからの検出信号が、入力ポート53を介し
て入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そし
て、第2ゲートスイッチ26Aからの検出信号が、入力
ポート53を介して入力された場合には(S11:YE
S)、S12において、「第2ゲート入賞処理」を実行
する。
【0054】この「第2ゲート入賞処理」は、メモリ5
2のゲートカウンタ52Bのカウント値を読み込み、
「ゲートカウント値」として代数Dに代入してパラメー
タ記憶エリア52Hに記憶する。従って、この代数Dに
は、「0」から「15」までのいずれかの数値が代入さ
れてパラメータ記憶エリア52Hに記憶される。そし
て、再度、パラメータ記憶エリア52Hからこの代数D
を読み出し、普通図柄表示装置38を介して表示すると
共に、メモリ52から「普通図柄当たり数値」としての
「1」、「7」を読み出し、この代数Dが「普通図柄当
たり数値」のいずれかと一致するか否か、即ち、第4始
動口34を覆う開閉扉36を開放するか否か判定する。
したがって、第1実施形態の場合は、第2ゲート26に
入賞した場合に、第4始動口34を覆う開閉扉36が開
放される確率は、2/16である。そして、この代数D
と「普通図柄当たり数値」のいずれかとが一致した場合
には、CPU51は、開閉扉36を第3ソレノイド36
Aを介して、2秒間開放する。一方、この代数Dが「普
通図柄当たり数値」のいずれとも一致しない場合には、
CPU51は、開閉扉36を開放しない。
【0055】また、第2ゲートスイッチ26Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されていない場
合(S11:NO)、若しくは「第2ゲート入賞処理」
(S12)が終了した場合には、S13において、CP
U51は、「通常の遊技処理」を実行後、再度S1以降
の処理を実行する。この「通常の遊技処理」は、先ず、
CPU51は、各入賞口23、24への入賞、即ち各入
賞口スイッチ23A、24Aからの検出信号が、入力ポ
ート53を介して入力されたか否か判定する判定処理を
実行する。そして、各入賞口スイッチ23A、24Aの
いずれかの検出信号が、入力ポート53を介して入力さ
れている場合には、所定個数(第1実施形態の場合に
は、「5個」である。)の賞球を上部受け皿3に払い出
すように不図示の賞球払出システムを駆動制御する処理
である。
【0056】次に、「第1始動口入賞処理」(S2又は
S6)のサブ処理について図7に基づいて説明する。図
7は第1実施形態に係るパチンコ機1の「第1始動口入
賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
図7に示すように、先ず、CPU51は、S15におい
て、「カウント値取得処理」を実行する。この「カウン
ト値取得処理」は、CPU51は、第1始動口スイッチ
31A又は第3始動口スイッチ33Aから検出信号が入
力された時の大当たりカウンタ52Aに記憶されている
数値をその時の「大当たりカウント値」として代数Vに
代入してパラメータ記憶エリア52Fに記憶する。従っ
て、この代数Vには「0」〜「198」のいずれかの数
値が代入されてパラメータ記憶エリア52Fに記憶され
る。
【0057】続いて、S16において、CPU51は、
表示制御回路61を介して各表示LED21A、21
B、21Cに表示される変動図柄の変動を開始する。
【0058】また、S17において、CPU51は、
「第1通常の遊技におけるゲーム音楽と点灯パターン設
定・出力処理」を実行する。この「第1通常の遊技にお
けるゲーム音楽と点灯パターン設定・出力処理」は、先
ず、CPU51は、ゲーム音楽記憶エリア52Gに格納
されるゲーム音楽データテーブル75(図4参照)にお
いて、「遊技状態」の「第1通常の遊技」に対応した
「ゲーム音楽」の音楽データ、即ち「音楽パターンB」
を読み出すと共に、この「音楽パターンB」の音楽デー
タをアンプ60及びスピーカ3aを介して再生出力する
処理を実行する。また、同時に、CPU51は、点灯パ
ターン記憶エリア52Hに格納される点灯パターンデー
タテーブル76(図5参照)において、「遊技状態」の
「第1通常の遊技」に対応した「ランプ点灯パターン」
の点灯駆動データ、即ち「点灯パターンB」を読み出す
と共に、この「点灯パターンB」の点灯駆動データに基
づいて装飾ランプ駆動回路64を介して各ランプ66、
68を点灯駆動する処理を実行する。これにより、「第
1通常の遊技」の場合、即ち特別図柄表示装置21の変
動図柄が変動する場合には、「音楽パターンB」のゲー
ム音楽が演奏されると共に、各入賞口23、24の入賞
口ランプ66、及び各肩電飾ランプ29、30の肩ラン
プ68が同時点灯し、次に、肩ランプ68と入賞口ラン
プ66が同時消灯する点灯状態が繰り返される。
【0059】次に、S18において、CPU51は、
「第1大当たり」か否かを判定する判定処理を実行す
る。この「第1大当たり」か否かの判定処理は、先ず、
パラメータ記憶エリア52Fから「大当たりカウント
値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数V
が、メモリ52に記憶されている「大当たり数値」(第
1実施形態の場合は、「7」である。)と一致するか否
か判定する。そして、一致すれば、第1大当たり代数R
1(電源投入時に、第1大当たり代数R1には「0」が
代入されている。)に「1」を代入してメモリ52に記
憶し、一致しない場合には、第1大当たり代数R1に
「0」を代入してメモリ52に記憶する。従って、「第
1大当たり」の発生する確率は、1/199である。
【0060】そして、再度、メモリ52から第1大当た
り代数R1が読み出され、この第1大当たり代数R1が
「0」か「1」か判定される。即ち、「第1大当たり」
が発生したか否か判定される。そして、第1大当たり代
数R1が「1」の場合には、「第1大当たり」が発生し
たと判定されて(S18:YES)、S19において、
大当たり図柄(例えば、「7、7、7」)がその回の停
止図柄(表示図柄)としてメモリ52から選択されて、
特別図柄表示装置21を構成する各表示LED21A、
21B、21Cに表示制御回路61を介して表示され
る。そして、所定のランプやLEDが点滅し、効果音が
発生して、雰囲気が盛り上げられる。
【0061】次に、S20において、CPU51は、
「第1大当たりの遊技におけるゲーム音楽と点灯パター
ン設定・出力処理」を実行する。この「第1大当たりの
遊技におけるゲーム音楽と点灯パターン設定・出力処
理」は、先ず、CPU51は、ゲーム音楽記憶エリア5
2Gに格納されるゲーム音楽データテーブル75(図4
参照)において、「遊技状態」の「第1大当たり遊技」
に対応した「ゲーム音楽」の音楽データ、即ち「音楽パ
ターンA」を読み出すと共に、この「音楽パターンA」
の音楽データをアンプ60及びスピーカ3aを介して再
生出力する処理を実行する。また、同時に、CPU51
は、点灯パターン記憶エリア52Hに格納される点灯パ
ターンデータテーブル76(図5参照)において、「遊
技状態」の「第1大当たり遊技」に対応した「ランプ点
灯パターン」の点灯駆動データ、即ち「点灯パターン
A」を読み出すと共に、この「点灯パターンA」の点灯
駆動データに基づいて装飾ランプ駆動回路64を介して
各ランプ66、68を点灯駆動する処理を実行する。こ
れにより、「第1大当たり遊技」の場合、即ち後述の
「第1大当たり」の遊技処理(S21)が実行される場
合には、「音楽パターンA」のゲーム音楽が演奏される
と共に、各肩電飾ランプ29、30の肩ランプ68が同
時点灯して、各入賞口23、24の入賞口ランプ66が
同時消灯し、次に、肩ランプ68が同時消灯して入賞口
ランプ66が同時点灯する点灯状態が繰り返される。
【0062】続いて、S21において、CPU51は、
後述の「第1大当たり遊技処理」のサブ処理(図8参
照)を実行する。
【0063】そして、「第1大当たり遊技処理」のサブ
処理(S21)を実行後、S22において、ゲーム音楽
と点灯パターンの出力を停止し、メインフローチャート
に戻る。
【0064】一方、S18において、再度、メモリ52
から第1大当たり代数R1が読み出され、この第1大当
たり代数R1が「0」の場合には、「ハズレ」として判
定されて(S18:NO)、S23において、先ず、C
PU51は、変動図柄のハズレパターンをメモリ52か
ら選択する。そして、このハズレパターンの変動図柄を
所定の時間(第1実施形態の場合には、6〜8秒であ
る。)変動させた後、停止させ、ハズレ図柄を表示す
る。その後、S22以降の処理を実行し、メインフロー
チャートに戻る。
【0065】次に、「第1大当たり遊技処理」(S2
1)のサブ処理について図8に基づいて説明する。図8
は第1実施形態に係るパチンコ機1の「第1大当たり遊
技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
図8に示すように、先ず、S25において、CPU51
は、ソレノイド駆動回路62及び各第1ソレノイド16
A、16Aを介して、各羽根部材16、16を逆ハの字
状に開放する。
【0066】続いて、S26において、特別変動入賞装
置15内に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即
ち、カウントスイッチ20により検出された入賞個数が
10個に達したか否か判定する。そして、特別変動入賞
装置15内に入賞した入賞球が10個に達していない場
合には(S26:NO)、S27において、各羽根部材
16、16を逆ハの字状に開放してから所定時間(第1
実施形態の場合は、25秒である。)経過したか否か判
定する。そして、各羽根部材16、16を逆ハの字状に
を開放してから所定時間経過していない場合には(S2
7:NO)、再度、S25以降の処理を実行する。
【0067】一方、特別変動入賞装置15内に入賞した
入賞球が10個に達した場合(S26:YES)、若し
くは各羽根部材16、16を逆ハの字状に開放してから
所定時間経過した場合には(S27:YES)、S28
において、CPU51は、ソレノイド駆動回路62及び
各第1ソレノイド16A、16Aを介して、各羽根部材
16、16をハの字状に閉じて特別変動入賞装置15を
閉塞する。
【0068】続いて、S29において、CPU51は、
各羽根部材16、16の開放中及び各羽根部材16、1
6の羽根動作停止後、所定時間(第1実施形態の場合
は、約2秒である。)経過する迄に該特別変動入賞装置
15内に設けられる特別入賞口18(所謂V入賞口)に
入賞したか否か、即ち、各羽根部材16、16の開放中
及び各羽根部材16、16の羽根動作停止後、所定時間
(第1実施形態の場合は、約2秒である。)経過する迄
にVスイッチ18Aから入賞球の検出信号が入力されて
いるか否か判定する判定処理を実行する。そして、各羽
根部材16、16の開放中及び羽根部材16、16の羽
根動作停止後、所定時間(第1実施形態の場合は、約2
秒である。)経過する迄に該Vスイッチ18Aから入賞
検出信号が入力されている場合には(S29:YE
S)、S30において、各羽根部材16、16を逆ハの
字状に継続して開放した回数が所定の最高継続回数(第
1実施形態の場合には、「16回」である。)に達した
か否か判定する判定処理を実行する。この各羽根部材1
6、16を逆ハの字状に開放した回数が、所定の最高継
続回数に達していない場合には(S30:NO)、各羽
根部材16、16を閉塞、即ち、特別変動入賞装置15
を閉塞してから所定時間(第1実施形態では、約3秒で
ある。)経過後、再度、S25以降の処理を実行する。
【0069】また、各羽根部材16、16の開放中及び
各羽根部材16、16の羽根動作停止後、所定時間(第
1実施形態の場合は、約2秒である。)経過する迄にV
スイッチ18Aから入賞検出信号が入力されていない場
合(S29:NO)、若しくは、この各羽根部材16、
16を逆ハの字状に開放した回数が、所定の最高継続回
数に達した場合には(S30:YES)、当該サブ処理
を終了して「第1始動口入賞処理」のサブ処理に戻る。
【0070】次に、「第2始動口入賞処理」(S4又は
S8)のサブ処理について図9に基づいて説明する。図
9は第1実施形態に係るパチンコ機1の「第2始動口入
賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
図9に示すように、先ず、CPU51は、S35におい
て、「第2通常の遊技におけるゲーム音楽と点灯パター
ン設定・出力処理」を実行する。この「第2通常の遊技
におけるゲーム音楽と点灯パターン設定・出力処理」
は、先ず、CPU51は、ゲーム音楽記憶エリア52G
に格納されるゲーム音楽データテーブル75(図4参
照)において、「遊技状態」の「第2通常の遊技」に対
応した「ゲーム音楽」の音楽データ、即ち「音楽パター
ンB」を読み出すと共に、この「音楽パターンB」の音
楽データをアンプ60及びスピーカ3aを介して再生出
力する処理を実行する。また、同時に、CPU51は、
点灯パターン記憶エリア52Hに格納される点灯パター
ンデータテーブル76(図5参照)において、「遊技状
態」の「第2通常の遊技」に対応した「ランプ点灯パタ
ーン」の点灯駆動データ、即ち「点灯パターンB」を読
み出すと共に、この「点灯パターンB」の点灯駆動デー
タに基づいて装飾ランプ駆動回路64を介して各ランプ
66、68を点灯駆動する処理を実行する。これによ
り、「第2通常の遊技」の場合、即ち、後述のように羽
根部材16、16が所定回数(第1実施形態の場合に
は、「1回」である。)、逆ハの字状の開放状態になる
場合には、「音楽パターンB」のゲーム音楽が演奏され
ると共に、各入賞口23、24の入賞口ランプ66、及
び各肩電飾ランプ29、30の肩ランプ68が同時点灯
し、次に、肩ランプ68と入賞口ランプ66が同時消灯
する点灯状態が繰り返される。
【0071】続いて、S36において、ソレノイド駆動
回路62及び各第1ソレノイド16A、16Aを介し
て、各羽根部材16、16が所定時間(第1実施形態の
場合は、約1秒間である。)逆ハの字状の開放状態にな
る羽根アクション動作を所定回数(第1実施形態の場合
は、「1回」である。)実行する。
【0072】次に、S37において、CPU51は、
「第2大当たり」か否かを判定する判定処理を実行す
る。この「第2大当たり」か否かの判定処理は、羽根ア
クション動作(S36)後、所定時間内(第1実施形態
の場合は、約2秒以内である。)に、特別変動入賞装置
15内に入賞した入賞球が、特別入賞口18に入賞した
か否か、即ち、Vスイッチ18Aから入賞球の検出信号
が入力されたか否か判定する。そして、Vスイッチ18
Aから所定時間内に入賞球の検出信号が入力された場合
には、第2大当たり代数R2(電源投入時に、第2大当
たり代数R2には「0」が代入されている。)に「1」
を代入してメモリ52に記憶し、Vスイッチ18Aから
所定時間内に入賞球の検出信号が入力されない場合に
は、第2大当たり代数R2に「0」を代入してメモリ5
2に記憶する。
【0073】そして、再度、メモリ52から第2大当た
り代数R2が読み出され、この第2大当たり代数R2が
「0」か「1」か判定される。即ち、「第2大当たり」
が発生したか否か判定される。そして、第2大当たり代
数R2が「1」の場合には、「第2大当たり」が発生し
たと判定され(S37:YES)、S38において、C
PU51は、「第2大当たりの遊技におけるゲーム音楽
と点灯パターン設定・出力処理」を実行する。この「第
2大当たりの遊技におけるゲーム音楽と点灯パターン設
定・出力処理」は、先ず、CPU51は、ゲーム音楽記
憶エリア52Gに格納されるゲーム音楽データテーブル
75(図4参照)において、「遊技状態」の「第2大当
たり遊技」に対応した「ゲーム音楽」の音楽データ、即
ち「音楽パターンA」を読み出すと共に、この「音楽パ
ターンA」の音楽データをアンプ60及びスピーカ3a
を介して再生出力する処理を実行する。また、同時に、
CPU51は、点灯パターン記憶エリア52Hに格納さ
れる点灯パターンデータテーブル76(図5参照)にお
いて、「遊技状態」の「第2大当たり遊技」に対応した
「ランプ点灯パターン」の点灯駆動データ、即ち「点灯
パターンA」を読み出すと共に、この「点灯パターン
A」の点灯駆動データに基づいて装飾ランプ駆動回路6
4を介して各ランプ66、68を点灯駆動する処理を実
行する。これにより、「第2大当たり遊技」の場合、即
ち後述の「第2大当たり」の遊技処理(S39)が実行
される場合には、「音楽パターンA」のゲーム音楽が演
奏されると共に、各肩電飾ランプ29、30の肩ランプ
68が同時点灯して、各入賞口23、24の入賞口ラン
プ66が同時消灯し、次に、肩ランプ68が同時消灯し
て入賞口ランプ66が同時点灯する点灯状態が繰り返さ
れる。
【0074】続いて、S39において、CPU51は、
後述の「第2大当たり遊技処理」のサブ処理(図10参
照)を実行する。
【0075】そして、「第2大当たり遊技処理」のサブ
処理(S39)を実行後、S40において、ゲーム音楽
と点灯パターンの出力を停止し、メインフローチャート
に戻る。
【0076】また、S37において、再度、メモリ52
から第2大当たり代数R2が読み出され、この第2大当
たり代数R2が「0」の場合には、CPU51は、「ハ
ズレ」として判定し(S37:NO)、S40以降の処
理を実行後、メインフローチャートに戻る。
【0077】次に、「第2大当たり遊技処理」(S3
9)のサブ処理について図10に基づいて説明する。図
10は第1実施形態に係るパチンコ機1の「第2大当た
り遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートであ
る。図10に示すように、先ず、S45において、CP
U51は、ソレノイド駆動回路62及び各第1ソレノイ
ド16A、16Aを介して、各羽根部材16、16を繰
り返し所定時間(第1実施形態の場合は、約1.5秒間
である。)逆ハの字状の開放状態にする羽根動作を開始
する。
【0078】続いて、S46において、特別変動入賞装
置15内に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即
ち、カウントスイッチ20により検出された入賞個数が
10個に達したか否か判定する。そして、特別変動入賞
装置15内に入賞した入賞球が10個に達していない場
合には(S46:NO)、S47において、CPU51
は、ソレノイド駆動回路62及び各第1ソレノイド16
A、16Aを介して、各羽根部材16、16を所定回数
(第1実施形態の場合は、16回である。)逆ハの字状
の開放状態にしたか否か判定する。そして、各羽根部材
16、16を所定回数、逆ハの字状の開放状態にしてい
ない場合には(S47:NO)、再度、S45以降の処
理を実行する。
【0079】一方、特別変動入賞装置15内に入賞した
入賞球が10個に達した場合(S46:YES)、若し
くは、各羽根部材16、16を所定回数、逆ハの字状の
開放状態にした場合には(S47:YES)、S48に
おいて、各羽根部材16、16の逆ハの字状の開放動作
を停止し、特別変動入賞装置15を閉塞する。
【0080】続いて、S49において、CPU51は、
各羽根部材16、16の羽根動作停止後、所定時間(第
1実施形態の場合は、約2秒である。)経過する迄に特
別変動入賞装置15内に入賞した入賞球が特別入賞口1
8に入賞したか否か、即ち、Vスイッチ18Aから入賞
球の検出信号が入力されたか否か判定する。そして、V
スイッチ18Aから各羽根部材16、16の羽根動作停
止後、所定時間経過する迄に入賞球の検出信号が入力さ
れた場合には(S49:YES)、S50において、羽
根部材16、16が逆ハの字状に間欠的に開放される動
作(S45〜S49)の回数が所定の最高継続回数(第
1実施形態の場合には、「16回」である。)に達した
か否か判定する判定処理を実行する。この羽根部材1
6、16が逆ハの字状に間欠的に開放される動作の回数
が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S5
0:NO)、羽根部材16、16の羽根動作停止後、所
定時間(第1実施形態では、約3秒である。)経過後、
再度、S45以降の処理を実行する。
【0081】また、羽根部材16、16の羽根動作停止
後、所定時間経過する迄にVスイッチ18Aから入賞球
の検出信号が入力されていない場合(S49:NO)、
若しくは、この羽根部材16、16が逆ハの字状に間欠
的に開放される動作の回数が、所定の最高継続回数に達
した場合には(S50:YES)、当該サブ処理を終了
して「第2始動口入賞処理」のサブ処理に戻る。
【0082】以上詳細に説明した通り第1実施形態に係
るパチンコ機1では、特別変動入賞装置15の直下に
は、可動入賞装置32が配設されている。この可動入賞
装置32は、パチンコ球の直径寸法よりもやや大きい幅
寸法を有する第3始動口33と第4始動口34とが左右
水平方向に各々形成され、この第3始動口33と第4始
動口34は、各々上方に開口する各開閉扉35、36に
より覆われている。そして、この各開閉扉35、36
は、各々第1ゲート25、第2ゲート26への入賞によ
り各普通図柄表示装置37、38が変動して、所定の図
柄で各々停止した場合には、第2ソレノイド35A、第
3ソレノイド36Aを介して開閉するように構成されて
いる。また、第3始動口33及び第4始動口34には、
パチンコ球の入賞を検出する第3始動口スイッチ33
A、及び第4始動口スイッチ34A(図3参照)が設け
られて、この第3始動口33及び第4始動口34への入
賞が検出され、各々第1始動口31、第2始動口41、
42への入賞とみなされる。
【0083】また、可動入賞装置32の下方には、第1
始動口31がアウト口43の上側で、且つ遊技領域11
の左右水平方向のほぼ中心線上に設けられている。この
第1始動口31には、パチンコ球の入賞を検出する第1
始動口スイッチ31A(図3参照)が設けられ、この第
1始動口31への入賞を検出することで特別図柄表示装
置21が作動させられる。そして、該特別図柄表示装置
21の変動図柄が変動した後に、所定状態を達成した場
合(例えば、「7、7、7」のように揃った場合等)に
は、特別変動入賞装置15の各羽根部材16、16が、
第1ソレノイド16A、16Aにより所定条件下で所定
回数、断続的に開放され、第1特別遊技状態である「第
1大当たり」状態が発生する。
【0084】また、この第1始動口31の左右両側に
は、同じ距離の位置に各第2始動口41、42が設けら
れている。従って、この各第2始動口41、42は、遊
技領域11の下方のレール12に近い位置に設けられて
いる。また、各第2始動口41、42には、パチンコ球
の入賞を検出する第2始動口スイッチ41A、42Aが
設けられ、各第2始動口スイッチ41A、42Aにより
パチンコ球の入賞を検出することで特別変動入賞装置1
5の各羽根部材16、16が、第1ソレノイド16A、
16Aにより所定回数作動させられる(第1実施形態の
場合には、「1回」作動させられる。)。そして、該特
別変動入賞装置15内に入賞した入賞球が、特別入賞口
18に入賞した場合には、特別変動入賞装置15の各羽
根部材16、16が、第1ソレノイド16A、16Aに
より所定条件下で所定回数、断続的に間欠開放され、第
2特別遊技状態である「第2大当たり」状態が発生す
る。
【0085】また、S17、S20、S35、S38に
おいて、各遊技状態に対応した所定のゲーム音楽と点灯
パターンが設定・出力される。
【0086】従って、第1始動口31と各第2始動口4
1、42とが特別変動入賞装置15の下方の遊技領域1
1の外周に立設されるレール12の近傍位置に配設され
るため、第1始動口31への入賞具合と各第2始動口4
1、42への入賞具合とを容易に認識することができ、
長時間遊技を続けても遊技に支障はなく、遊技者のパチ
ンコゲームに対する興味を強く引きつけ、且つ興趣を増
大させることができる。また、第1始動口31と各第2
始動口41、42は、特別変動入賞装置15の下方の遊
技領域11の外周に立設されるレール12の近傍位置に
配設されると共に、第3始動口33と第4始動口34が
形成される可動入賞装置32は特別変動入賞装置15の
直下に設けられるため、「第1大当たり」及び「第2大
当たり」の遊技中における各第1乃至第4始動入賞口3
1、41、42、33、34への入賞を更に抑制し、
「第1大当たり」及び「第2大当たり」の遊技中の出球
管理の容易化を図ることができる。
【0087】また、第1始動口31と各第2始動口4
1、42とは、左右方向に配置されているため、遊技者
は遊技盤2の上方から転動落下してくるパチンコ球の該
第1始動口31と各第2始動口41、42への入賞具合
を容易に確認することができ、長時間遊技を続けても遊
技に支障はなく、遊技者のパチンコゲームに対する興味
を強く引きつけ、且つ興趣を増大させることができる。
また、この第1始動口31と各第2始動口41、42と
は、左右方向に配置されるため、該1始動口31と各第
2始動口41、42とを遊技領域11に取り付けるため
に必要な遊技領域11の部分の上下方向の高さ寸法を小
型化することができ、特別変動入賞装置15の下方の遊
技領域11を有効に活用することが可能となる。
【0088】また、この第1始動口31は、各第2始動
口41、42の間のほぼ中央位置に配置されるため、第
1始動口31への入賞を狙って操作ハンドル6を操作を
することにより、同時に各第2乃至第4始動口41、4
2、33、34にも入賞する可能性が高まるため、遊技
を容易に行うことが可能となると共に、遊技者の各第1
乃至第4始動口31、41、42、33、34への入賞
に対する期待感、即ち「第1大当たり」又は「第2大当
たり」の発生に対する期待感を増大させることが可能と
なり、遊技者の興味を更に強く引きつけることが可能と
なる。
【0089】また、同一パチンコ機1内において、第1
始動口31及び第3始動口33への入賞に基づいて「第
1大当たり」が発生すると共に、第2始動口41、4
2、第4始動口34及び特別入賞口18への入賞に基づ
いて「第2大当たり」が発生する2種類の遊技内容を設
けて、同時に2種類のパチンコゲームを行うことができ
る構成にすることにより、遊技内容が多様化して従来に
無い遊技態様を実現することができると共に、遊技者に
「第1大当たり」及び「第2大当たり」に対する期待感
と新鮮なイメージを常に持たせることができ、遊技者の
興味をより強く引きつけ、且つ興趣を増大させることが
可能となる。また、上記「第1大当たり」が発生した場
合には、特別変動入賞装置15の羽根部材16、16が
逆ハの字状に所定回数、開閉されるため、第1始動口3
1及び第3始動口33への入賞に基づいて第1種パチン
コ機の「大当たり」の遊技内容を実現することが可能と
なると共に、上記「第2大当たり」は、特別変動入賞装
置15の羽根部材16、16が逆ハの字状に開閉動作す
るため、第2始動口41、42、第4始動口34及び特
別入賞口18への入賞に基づいて第2種パチンコ機の
「大当たり」の遊技内容を実現することが可能となるた
め、従来の遊技者が新規なパチンコゲームに取り付き易
すく、且つ違和感を抱くことなくパチンコゲームを行う
ことができる。
【0090】また、通常の遊技状態と「第1大当たり」
の遊技状態と「第2大当たり」の遊技状態との各々に対
応するゲーム音楽が再生されるため、遊技内容が種々に
多様化してもこのゲーム音楽の再生によって容易に各遊
技状態を認識することができ、遊技に支障はなく、遊技
者の「大当たり」の発生に対する興味をより強く引きつ
け、且つ興趣を増大させることが可能となる。また、第
1始動口31及び第3始動口33への入賞に基づいて変
動図柄が変動する「第1通常の遊技」の遊技状態に対応
するゲーム音楽と、第2始動口41、42、及び第4始
動口34への入賞に基づいて羽根部材16、16が開閉
動作する「第2通常の遊技」遊技状態に対応するゲーム
音楽とは、同じ「音楽パターンB」のゲーム音楽である
ため、遊技者は該「第1通常の遊技」と「第2通常の遊
技」の各遊技状態を更に容易に認識することができ、遊
技者の「大当たり」に対する期待感を増大させることが
可能となると共に、遊技者の興味を更に強く引きつける
ことが可能となる。
【0091】また、「第1大当たり」の遊技状態に対応
するゲーム音楽と「第2大当たり」の遊技状態に対応す
るゲーム音楽とは同じ「音楽パターンA」のゲーム音楽
であるため、遊技者は該「第1大当たり」の遊技状態又
は「第2大当たり」の遊技状態の発生を更に容易に認識
することができ、遊技者の「第1大当たり」及び「第2
大当たり」の発生に対する興味をより強く引きつけ、且
つ興趣を増大させることが可能となる。
【0092】また、「第1通常の遊技」と「第2通常の
遊技」とに対応するゲーム音楽(「音楽パターンB」)
は、「第1大当たり」の遊技状態と「第2大当たり」の
遊技状態とに対応するゲーム音楽(「音楽パターン
A」)と異なるゲーム音楽であるため、遊技者は「第1
通常の遊技」若しくは「第2通常の遊技」か、「第1大
当たり」の遊技状態若しくは「第2大当たり」の遊技状
態かを「音楽パターンA」又は「音楽パターンB」のい
ずれのゲーム音楽が再生出力されているかによって容易
に認識できる。これにより、遊技内容が種々に多様化し
ても各遊技状態に対応するゲーム音楽の再生によって容
易に各遊技状態を認識することができ、遊技に支障はな
く、遊技者の「大当たり」の発生に対する興味を更に強
く引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能となる。
【0093】また、通常の遊技状態と「第1大当たり」
の遊技状態と「第2大当たり」の遊技状態との各々に対
応して各装飾ランプ66、68が所定の点灯パターンで
点灯駆動されるため、遊技内容が種々に多様化しても各
装飾ランプ66、68の点灯パターンによって容易に遊
技状態を認識することができ、遊技に支障はなく、遊技
者の「第1大当たり」及び「第2大当たり」の発生に対
する興味をより強く引きつけ、且つ興趣を増大させるこ
とが可能となる。
【0094】また、第1始動口31及び第3始動口33
への入賞に基づいて変動図柄が変動する「第1通常の遊
技」の遊技状態に対応する所定の点灯パターンと、第2
始動口41、42及び第4始動口34への入賞に基づい
て羽根部材16、16が開閉動作する「第2通常の遊
技」遊技状態に対応する所定の点灯パターンとは、同じ
「点灯パターンB」の点灯パターンであるため、遊技者
は該「第1通常の遊技」と「第2通常の遊技」の各遊技
状態を更に容易に認識することができ、遊技者の「大当
たり」に対する期待感を増大させることが可能となると
共に、遊技者の興味を更に強く引きつけることが可能と
なる。
【0095】また、「第1大当たり」の遊技状態に対応
する所定の点灯パターンと「第2大当たり」の遊技状態
に対応する所定の点灯パターンとは同じ「点灯パターン
A」の点灯パターンであるため、遊技者は「第1大当た
り」の遊技状態又は「第2大当たり」の遊技状態の発生
を更に容易に認識することができ、遊技者の「第1大当
たり」及び「第2大当たり」の発生に対する興味を更に
強く引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能とな
る。
【0096】また、「第1通常の遊技」と「第2通常の
遊技」とに対応する点灯パターン(「点灯パターン
B」)は、「第1大当たり」の遊技状態と「第2大当た
り」の遊技状態とに対応する点灯パターン(「点灯パタ
ーンA」)と異なる点灯パターンであるため、遊技者は
「第1通常の遊技」若しくは「第2通常の遊技」か、
「第1大当たり」の遊技状態若しくは「第2大当たり」
の遊技状態かを「点灯パターンA」又は「点灯パターン
B」のいずれで各ランプ66、68が点灯駆動されてい
るかによって容易に認識することができる。これによ
り、遊技内容が種々に多様化してもこの「点灯パターン
A」又は「点灯パターンB」いずれかの各ランプ66、
68の点灯駆動によって容易に各遊技状態を認識するこ
とができ、遊技に支障はなく、遊技者の「大当たり」の
発生に対する興味を更に強く引きつけ、且つ興趣を増大
させることが可能となる。
【0097】また、パラメータ記憶エリア52Fに第1
始動口31又は第3始動口33の入賞時の「大当たりカ
ウント値」が記憶されている場合には、この記憶されて
いる「大当たりカウント値」の個数がLED駆動回路6
3及び第1保留LED22を介して表示されるため、遊
技者は第1始動口31又は第3始動口33への入賞の保
留があることを容易に知ることができると共に、「第1
大当たり」への期待感が高まり、遊技の興趣を増大する
ことができる。更に、特別図柄表示装置21と特別変動
入賞装置15とは一体に設けられているため、部品点数
の削減が可能になると共に、組立工数の削減が可能とな
り、製造コストの削減化を図ることができる。
【0098】次に、第2実施形態に係るパチンコ機につ
いて図11乃至図14に基づいて説明する。先ず、第2
実施形態に係るパチンコ機の全体構成について図11に
基づいて説明する。図11は第2実施形態に係るパチン
コ機全体を示した正面図である。図11に示すように、
第2実施形態に係るパチンコ機81の概略構成は、第1
実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。但
し、第1実施形態に係るパチンコ機1の遊技盤2が、以
下に説明する遊技盤82(図2参照)から構成されてい
る。
【0099】この遊技盤82の構成について図12に基
づいて説明する。図12は第2実施形態に係るパチンコ
機の遊技領域を示した正面図である。図12に示すよう
に、遊技盤82の概略構成は、第1実施形態に係るパチ
ンコ機1の遊技盤2とほぼ同じ構成である。但し、第1
実施形態に係るパチンコ機1の遊技盤2に設けられる第
1ゲート25、第2ゲート26及び可動入賞装置32に
替えて、以下に説明する左ゲート83、右ゲート84、
左チューリップ85及び右チューリップ86が設けられ
ている。この左ゲート83は、特別変動入賞装置15の
左下側角部の近傍位置に設けられ、右ゲート84は、特
別変動入賞装置15の右下側角部の近傍位置に設けられ
ている。また、左ゲート83と右ゲート84には、パチ
ンコ球の通過を検出する左ゲートスイッチ83Aと右ゲ
ートスイッチ84A(図13参照)が備えられている。
【0100】また、特別変動入賞装置15の左下側角部
の直下には、左チューリップ85が配設され、特別変動
入賞装置15の右下側角部の直下には、右チューリップ
86が配設されている。この左チューリップ85は、左
ソレノイド85A(図13参照)によって開閉し、右チ
ューリップ86は、右ソレノイド86A(図13参照)
により開閉するように構成されている。また、左チュー
リップ85及び右チューリップ86は、遊技盤82裏面
の不図示の賞球樋に連通されると共に、この左チューリ
ップ85及び右チューリップ86への、パチンコ球の入
賞を検出する左始動口スイッチ85B、及び右始動口ス
イッチ86B(図13参照)が設けられ、この左チュー
リップ85及び右チューリップ86への入賞が検出され
る。
【0101】また、左チューリップ85と右チューリッ
プ86の各前面部には、一面の可変表示手段である普通
図柄表示装置87、88が設けられている。この普通図
柄表示装置87は、左ゲート83への入賞により作動さ
せられ、図柄が変動した後、所定状態になった場合(通
常時には、1、7のいずれかを表示した場合)に、左チ
ューリップ85が所定時間開かれてパチンコ球が入賞し
やすくなる。そして、左チューリップ85にパチンコ球
が入賞することを左始動口スイッチ85Bにより検出す
ることで、この入賞を第1始動口31への入賞とみな
す。また、該普通図柄表示装置87の変動中に左ゲート
83に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述する
メモリ52の左保留カウンタ52I(図13参照)に記
憶されて普通図柄表示装置87の変動確定回数として保
留される。そして、普通図柄表示装置87の両側には、
この左保留カウンタ52Iに記憶されているカウント値
が表示される4個の左保留LED89が、両側に2個ず
つ設けられている。
【0102】また、普通図柄表示装置88は、右ゲート
84への入賞により作動させられ、図柄が変動した後、
所定状態になった場合(通常時には、1、7のいずれか
を表示した場合)に、右チューリップ86が所定時間開
かれてパチンコ球が入賞しやすくなる。そして、右チュ
ーリップ86にパチンコ球が入賞することを右始動口ス
イッチ86Bにより検出することで、この入賞を第2始
動口41、42への入賞とみなす。また、該普通図柄表
示装置88の変動中に右ゲート84に入賞した場合に
は、入賞個数が4個まで後述するメモリ52の右保留カ
ウンタ52J(図13参照)に記憶されて普通図柄表示
装置88の変動確定回数として保留される。そして、普
通図柄表示装置88の両側には、この右保留カウンタ5
2Jに記憶されているカウント値が表示される4個の右
保留LED90が、両側に2個ずつ設けられている。
【0103】次に、上記のように構成されたパチンコ機
81の特別変動入賞装置15の羽根部材16、16や特
別図柄表示装置21等を駆動制御する制御回路部の構成
について図13に基づいて説明する。図13は第2実施
形態に係るパチンコ機81の制御回路部のシステム構成
を示すブロック図である。図13に示すように、制御回
路部95のシステム構成は、第1実施形態に係る制御回
路部50のシステム構成とほぼ同じである。但し、表示
制御回路61には、各普通図柄表示装置37、38に替
えて、各普通図柄表示装置87、88が接続されてい
る。また、ソレノイド駆動回路62には、第2ソレノイ
ド35Aと第3ソレノイド36Aに替えて、左チューリ
ップ85の開閉用左ソレノイド85Aと右チューリップ
86の開閉用右ソレノイド86Aが接続されている。ま
た、LED駆動回路63には、第2保留LED39と第
3保留LED40に替えて、左保留LED89と右保留
LED90が接続されている。
【0104】また、入力ポート53には、第3始動口ス
イッチ33A、第4始動口スイッチ34A、第1ゲート
スイッチ25A、及び第2ゲートスイッチ26Aに替え
て、左チューリップ85に設けられて入賞球を検出する
左始動口スイッチ85B、右チューリップ86に設けら
れて入賞球を検出する右始動口スイッチ86B、左ゲー
ト83に設けられて入賞球を検出する左ゲートスイッチ
83A、及び右ゲート84に設けられて入賞球を検出す
る右ゲートスイッチ84Aが接続されている。
【0105】更に、メモリ52には、第2保留カウンタ
52Dに替えて、普通図柄表示装置87の変動図柄が変
動中に左ゲート83に入賞した入賞個数が最大4個まで
カウントされる左保留カウンタ52Iが設けられてい
る。また、第3保留カウンタ52Eに替えて、普通図柄
表示装置88の変動図柄が変動中に右ゲート84に入賞
した入賞個数が最大4個までカウントされる右保留カウ
ンタ52Jが設けられている。
【0106】尚、各カウンタ52A、52B、52C、
52I、52Jのカウント値は、起動時に「0」にセッ
トされる。また、第1保留カウンタ52Cは、特別図柄
表示装置21の変動図柄が停止する毎に1減算される。
また、第1保留カウンタ52Cに記憶されている入賞個
数が「1個」の場合には、LED駆動回路63を介して
上記第1保留LED22の左端に配置される第1保留L
ED22(図12参照)が点灯される。また、第1保留
カウンタ52Cに記憶されている入賞個数が「2個」の
場合には、LED駆動回路63を介して上記第1保留L
ED22の左側2個の第1保留LED22(図12参
照)が点灯される。また、第1保留カウンタ52Cに記
憶されている入賞個数が「3個」の場合には、LED駆
動回路63を介して上記第1保留LED22の左側3個
の第1保留LED22(図12参照)が点灯される。更
に、第1保留カウンタ52Cに記憶されている入賞個数
が「4個」の場合には、LED駆動回路63を介して上
記第1保留LED22の4個全部(図12参照)が点灯
される。
【0107】また、左保留カウンタ52Iは、普通図柄
表示装置87の変動図柄が停止する毎に1減算される。
また、左保留カウンタ52Iに記憶されている入賞個数
が「1個」の場合には、LED駆動回路63を介して上
記左保留LED89の左上側に配置される1個の左保留
LED89(図12参照)が点灯される。また、左保留
カウンタ52Iに記憶されている入賞個数が「2個」の
場合には、LED駆動回路63を介して上記左保留LE
D89の左側に配置される2個の左保留LED89(図
12参照)が点灯される。また、左保留カウンタ52I
に記憶されている入賞個数が「3個」の場合には、LE
D駆動回路63を介して上記左保留LED89の左側2
個と右上側1個の左保留LED89(図12参照)が点
灯される。更に、左保留カウンタ52Iに記憶されてい
る入賞個数が「4個」の場合には、LED駆動回路63
を介して上記左保留LED89の4個全部(図12参
照)が点灯される。
【0108】また、右保留カウンタ52Jは、普通図柄
表示装置88の変動図柄が停止する毎に1減算される。
また、右保留カウンタ52Jに記憶されている入賞個数
が「1個」の場合には、LED駆動回路63を介して上
記右保留LED90の左上側に配置される1個の右保留
LED90(図12参照)が点灯される。また、右保留
カウンタ52Jに記憶されている入賞個数が「2個」の
場合には、LED駆動回路63を介して上記右保留LE
D90の左側に配置される2個の右保留LED90(図
12参照)が点灯される。また、右保留カウンタ52J
に記憶されている入賞個数が「3個」の場合には、LE
D駆動回路63を介して上記右保留LED90の左側2
個と右上側1個の右保留LED90(図12参照)が点
灯される。更に、右保留カウンタ52Jに記憶されてい
る入賞個数が「4個」の場合には、LED駆動回路63
を介して上記右保留LED90の4個全部(図12参
照)が点灯される。
【0109】ここで、第1始動口31及び左チューリッ
プ85は第1始動入賞口として機能する。また、各第2
始動口41、42及び右チューリップ86は第2始動入
賞口を構成する。また、各羽根部材16、16は、可動
部材として機能する。また、CPU51及びメモリ52
は、開閉制御手段を構成する。
【0110】次に、このように構成された制御回路部9
5によるゲーム音楽の再生制御処理及び各ランプ66、
68の点灯制御処理について図14に基づいて説明す
る。図14は第2実施形態に係るパチンコ機81の制御
回路部95によるゲーム音楽の再生制御処理及び各ラン
プ66、68の点灯制御処理を示すメインフローチャー
トである。
【0111】図14に示すように、先ず、S61におい
て、CPU51は、第1始動口31への入賞、即ち第1
始動口スイッチ31Aからの検出信号が、入力ポート5
3を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行す
る。そして、第1始動口スイッチ31Aからの検出信号
が入力ポート53を介して入力された場合には(S6
1:YES)、S62において、「第1始動口入賞処
理」のサブ処理、即ち、第1実施形態に係るパチンコ機
1のS2におけるサブ処理(図6参照)を実行する。
【0112】一方、第1始動口スイッチ31Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されていない場
合(S61:NO)、又は「第1始動口入賞処理」のサ
ブ処理(S62)が終了した場合には、S63におい
て、CPU51は、第2始動口41、42への入賞、即
ち第2始動口スイッチ41A、42Aからの検出信号
が、入力ポート53を介して入力されたか否か判定する
判定処理を実行する。そして、第2始動口スイッチ41
A、42Aからの検出信号が、入力ポート53を介して
入力された場合には(S63:YES)、S64におい
て、「第2始動口入賞処理」のサブ処理、即ち、第1実
施形態に係るパチンコ機1のS4におけるサブ処理(図
6参照)を実行する。
【0113】また、第2始動口スイッチ41A、42A
からの検出信号が、入力ポート53を介して入力されて
いない場合(S63:NO)、若しくは「第2始動口入
賞処理」のサブ処理(S64)が終了した場合には、S
65において、CPU51は、左チューリップ85への
入賞、即ち左始動口スイッチ85Bからの検出信号が、
入力ポート53を介して入力されたか否か判定する判定
処理を実行する。そして、左始動口スイッチ85Bから
の検出信号が入力ポート53を介して入力された場合に
は(S65:YES)、S66において、上記S62、
即ち第1実施形態に係るパチンコ機1のS2で実行した
「第1始動口入賞処理」のサブ処理を実行する。
【0114】他方、左始動口スイッチ85Bからの検出
信号が、入力ポート53を介して入力されていない場合
(S65:NO)、又は「第1始動口入賞処理」のサブ
処理(S66)が終了した場合には、S67において、
CPU51は、右チューリップ86への入賞、即ち右始
動口スイッチ86Bからの検出信号が、入力ポート53
を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行す
る。そして、右始動口スイッチ86Bからの検出信号
が、入力ポート53を介して入力された場合には(S6
7:YES)、S68において、上記S64、即ち第1
実施形態に係るパチンコ機1のS4で実行した「第2始
動口入賞処理」のサブ処理を実行する。
【0115】また、右始動口スイッチ86Bからの検出
信号が、入力ポート53を介して入力されされていない
場合(S67:NO)、若しくは「第2始動口入賞処
理」のサブ処理(S68)が終了した場合には、S69
において、CPU51は、左ゲート83への入賞、即ち
左ゲートスイッチ83Aからの検出信号が、入力ポート
53を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行
する。そして、左ゲートスイッチ83Aからの検出信号
が、入力ポート53を介して入力された場合には(S6
9:YES)、S70において、「左ゲート入賞処理」
を実行する。
【0116】この「左ゲート入賞処理」は、メモリ52
のゲートカウンタ52Bのカウント値を読み込み、「ゲ
ートカウント値」として代数Eに代入してパラメータ記
憶エリア52Hに記憶する。従って、この代数Eには、
「0」から「15」までのいずれかの数値が代入されて
パラメータ記憶エリア52Hに記憶される。そして、再
度、パラメータ記憶エリア52Hからこの代数Eを読み
出し、普通図柄表示装置87を介して表示すると共に、
メモリ52から「普通図柄当たり数値」としての
「1」、「7」を読み出し、この代数Eが「普通図柄当
たり数値」のいずれかと一致するか否か、即ち、左チュ
ーリップ85を開放するか否か判定する。したがって、
第2実施形態の場合は、左ゲート83に入賞した場合
に、左チューリップ85が開放される確率は、2/16
である。そして、この代数Eと「普通図柄当たり数値」
のいずれかとが一致した場合には、CPU51は、左チ
ューリップ85を左ソレノイド85Aを介して、2秒間
開放する。一方、この代数Eが「普通図柄当たり数値」
のいずれとも一致しない場合には、CPU51は、左チ
ューリップ85を開放しない。
【0117】続いて、左ゲートスイッチ83Aからの検
出信号が、入力ポート53を介して入力されていない場
合(S69:NO)、若しくは「左ゲート入賞処理」
(S70)が終了した場合には、S71において、CP
U51は、右ゲート84への入賞、即ち右ゲートスイッ
チ84Aからの検出信号が、入力ポート53を介して入
力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、
右ゲートスイッチ84Aからの検出信号が、入力ポート
53を介して入力された場合には(S71:YES)、
S72において、「右ゲート入賞処理」を実行する。
【0118】この「右ゲート入賞処理」は、メモリ52
のゲートカウンタ52Bのカウント値を読み込み、「ゲ
ートカウント値」として代数Fに代入してパラメータ記
憶エリア52Hに記憶する。従って、この代数Fには、
「0」から「15」までのいずれかの数値が代入されて
パラメータ記憶エリア52Hに記憶される。そして、再
度、パラメータ記憶エリア52Hからこの代数Fを読み
出し、普通図柄表示装置88を介して表示すると共に、
メモリ52から「普通図柄当たり数値」としての
「1」、「7」を読み出し、この代数Fが「普通図柄当
たり数値」のいずれかと一致するか否か、即ち、右チュ
ーリップ86を開放するか否か判定する。したがって、
第2実施形態の場合は、右ゲート84に入賞した場合
に、右チューリップ86が開放される確率は、2/16
である。そして、この代数Fと「普通図柄当たり数値」
のいずれかとが一致した場合には、CPU51は、右チ
ューリップ86を右ソレノイド86Aを介して、2秒間
開放する。一方、この代数Fが「普通図柄当たり数値」
のいずれとも一致しない場合には、CPU51は、右チ
ューリップ86を開放しない。
【0119】また、右ゲートスイッチ84Aからの検出
信号が、入力ポート53を介して入力されていない場合
(S71:NO)、若しくは「右ゲート入賞処理」(S
72)が終了した場合には、S73において、CPU5
1は、「通常の遊技処理」を実行後、再度S61以降の
処理を実行する。この「通常の遊技処理」は、先ず、C
PU51は、各入賞口23、24への入賞、即ち各入賞
口スイッチ23A、24Aからの検出信号が、入力ポー
ト53を介して入力されたか否か判定する判定処理を実
行する。そして、各入賞口スイッチ23A、24Aのい
ずれかの検出信号が、入力ポート53を介して入力され
ている場合には、所定個数(第2実施形態の場合には、
「5個」である。)の賞球を上部受け皿3に払い出すよ
うに不図示の賞球払出システムを駆動制御する処理であ
る。
【0120】以上詳細に説明した通り第2実施形態に係
るパチンコ機81では、特別変動入賞装置15の左下側
角部の直下には、左チューリップ85が配設され、特別
変動入賞装置15の右下側角部の直下には、右チューリ
ップ86が配設されている。そして、この各チューリッ
プ85、86は、各々左ゲート83、右ゲート84への
入賞により各普通図柄表示装置87、88が変動して、
所定の図柄で各々停止した場合には、左ソレノイド85
A、右ソレノイド86Aを介して開閉するように構成さ
れている。また、各チューリップ85、86には、パチ
ンコ球の入賞を検出する左始動口スイッチ85B、及び
右始動口スイッチ86B(図13参照)が設けられて、
各チューリップ85、86への入賞が検出され、各々第
1始動口31、第2始動口41、42への入賞とみなさ
れる。
【0121】また、この各チューリップ85、86の下
方には、第1始動口31がアウト口43の上側で、且つ
遊技領域11の左右水平方向のほぼ中心線上に設けられ
ている。この第1始動口31には、パチンコ球の入賞を
検出する第1始動口スイッチ31A(図13参照)が設
けられ、この第1始動口31への入賞を検出することで
特別図柄表示装置21が作動させられる。そして、該特
別図柄表示装置21の変動図柄が変動した後に、所定状
態を達成した場合(例えば、「7、7、7」のように揃
った場合等)には、特別変動入賞装置15の各羽根部材
16、16が、第1ソレノイド16A、16Aにより所
定条件下で所定回数、断続的に開放され、第1特別遊技
状態である「第1大当たり」状態が発生する。
【0122】また、この第1始動口31の左右両側に
は、同じ距離の位置に各第2始動口41、42が設けら
れている。従って、この各第2始動口41、42は、遊
技領域11の下方のレール12に近い位置に設けられて
いる。また、各第2始動口41、42には、パチンコ球
の入賞を検出する第2始動口スイッチ41A、42Aが
設けられ、各第2始動口スイッチ41A、42Aにより
パチンコ球の入賞を検出することで特別変動入賞装置1
5の各羽根部材16、16が、第1ソレノイド16A、
16Aにより所定回数作動させられる(第2実施形態の
場合には、「1回」作動させられる。)。そして、該特
別変動入賞装置15内に入賞した入賞球が、特別入賞口
18に入賞した場合には、特別変動入賞装置15の各羽
根部材16、16が、第1ソレノイド16A、16Aに
より所定条件下で所定回数、断続的に間欠開放され、第
2特別遊技状態である「第2大当たり」状態が発生す
る。
【0123】また、第1実施形態に係るパチンコ機1と
同様に、「第1通常遊技状態」、「第2通常遊技状
態」、「第1大当たり遊技」及び「第2大当たり遊技」
の場合には、各遊技状態に対応した所定のゲーム音楽と
点灯パターンが設定・出力される(第1実施形態に係る
パチンコ機1のS17、S20、S35、S38参
照)。
【0124】従って、第1始動口31と各第2始動口4
1、42とが特別変動入賞装置15の下方の遊技領域1
1の外周に立設されるレール12の近傍位置に配設され
るため、第1始動口31への入賞具合と各第2始動口4
1、42への入賞具合とを容易に認識することができ、
長時間遊技を続けても遊技に支障はなく、遊技者のパチ
ンコゲームに対する興味を強く引きつけ、且つ興趣を増
大させることができる。また、第1始動口31と各第2
始動口41、42は、特別変動入賞装置15の下方の遊
技領域11の外周に立設されるレール12の近傍位置に
配設されると共に、各チューリップ85、86は特別変
動入賞装置15の直下に設けられるため、「第1大当た
り」及び「第2大当たり」の遊技中における各第1及び
第2始動口31、41、42、及び各チューリップ8
5、86への入賞を更に抑制し、「第1大当たり」及び
「第2大当たり」の遊技中の出球管理の容易化を図るこ
とができる。
【0125】また、第1始動口31と各第2始動口4
1、42とは、左右方向に配置されているため、遊技者
は遊技盤82の上方から転動落下してくるパチンコ球の
該第1始動口31と各第2始動口41、42への入賞具
合を容易に確認することができ、長時間遊技を続けても
遊技に支障はなく、遊技者のパチンコゲームに対する興
味を強く引きつけ、且つ興趣を増大させることができ
る。また、この第1始動口31と各第2始動口41、4
2とは、左右方向に配置されるため、該1始動口31と
各第2始動口41、42とを遊技領域11に取り付ける
ために必要な遊技領域11の部分の上下方向の高さ寸法
を小型化することができ、特別変動入賞装置15の下方
の遊技領域11を有効に活用することが可能となる。
【0126】また、この第1始動口31は、各第2始動
口41、42の間のほぼ中央位置に配置されるため、第
1始動口31への入賞を狙って操作ハンドル6を操作を
することにより、同時に各第2始動口41、42、及び
各チューリップ85、86にも入賞する可能性が高まる
ため、遊技を容易に行うことが可能となると共に、遊技
者の第1始動口31、第2始動口41、42、及び各チ
ューリップ85、86への入賞に対する期待感、即ち
「第1大当たり」又は「第2大当たり」の発生に対する
期待感を増大させることが可能となり、遊技者の興味を
更に強く引きつけることが可能となる。
【0127】また、同一パチンコ機81内において、第
1始動口31及び左チューリップ85への入賞に基づい
て「第1大当たり」が発生すると共に、第2始動口4
1、42、右チューリップ86及び特別入賞口18への
入賞に基づいて「第2大当たり」が発生する2種類の遊
技内容を設けて、同時に2種類のパチンコゲームを行う
ことができる構成にすることにより、遊技内容が多様化
して従来に無い遊技態様を実現することができると共
に、遊技者に「第1大当たり」及び「第2大当たり」に
対する期待感と新鮮なイメージを常に持たせることがで
き、遊技者の興味をより強く引きつけ、且つ興趣を増大
させることが可能となる。また、上記「第1大当たり」
が発生した場合には、特別変動入賞装置15の羽根部材
16、16が逆ハの字状に所定回数、開閉されるため、
第1始動口31及び左チューリップ85への入賞に基づ
いて第1種パチンコ機の「大当たり」の遊技内容を実現
することが可能となると共に、上記「第2大当たり」
は、特別変動入賞装置15の羽根部材16、16が逆ハ
の字状に開閉動作するため、第2始動口41、42、右
チューリップ86及び特別入賞口18への入賞に基づい
て第2種パチンコ機の「大当たり」の遊技内容を実現す
ることが可能となるため、従来の遊技者が新規なパチン
コゲームに取り付き易すく、且つ違和感を抱くことなく
パチンコゲームを行うことができる。
【0128】また、通常の遊技状態と「第1大当たり」
の遊技状態と「第2大当たり」の遊技状態との各々に対
応するゲーム音楽が再生されるため、遊技内容が種々に
多様化してもこのゲーム音楽の再生によって容易に各遊
技状態を認識することができ、遊技に支障はなく、遊技
者の「大当たり」の発生に対する興味をより強く引きつ
け、且つ興趣を増大させることが可能となる。また、第
1始動口31及び左チューリップ85への入賞に基づい
て変動図柄が変動する「第1通常の遊技」の遊技状態に
対応するゲーム音楽と、第2始動口41、42、及び右
チューリップ86への入賞に基づいて羽根部材16、1
6が開閉動作する「第2通常の遊技」遊技状態に対応す
るゲーム音楽とは、同じ「音楽パターンB」のゲーム音
楽であるため、遊技者は該「第1通常の遊技」と「第2
通常の遊技」の各遊技状態を更に容易に認識することが
でき、遊技者の「大当たり」に対する期待感を増大させ
ることが可能となると共に、遊技者の興味を更に強く引
きつけることが可能となる。
【0129】また、「第1大当たり」の遊技状態に対応
するゲーム音楽と「第2大当たり」の遊技状態に対応す
るゲーム音楽とは同じ「音楽パターンA」のゲーム音楽
であるため、遊技者は該「第1大当たり」の遊技状態又
は「第2大当たり」の遊技状態の発生を更に容易に認識
することができ、遊技者の「第1大当たり」及び「第2
大当たり」の発生に対する興味をより強く引きつけ、且
つ興趣を増大させることが可能となる。
【0130】また、「第1通常の遊技」と「第2通常の
遊技」とに対応するゲーム音楽(「音楽パターンB」)
は、「第1大当たり」の遊技状態と「第2大当たり」の
遊技状態とに対応するゲーム音楽(「音楽パターン
A」)と異なるゲーム音楽であるため、遊技者は「第1
通常の遊技」若しくは「第2通常の遊技」か、「第1大
当たり」の遊技状態若しくは「第2大当たり」の遊技状
態かを「音楽パターンA」又は「音楽パターンB」のい
ずれのゲーム音楽が再生出力されているかによって容易
に認識できる。これにより、遊技内容が種々に多様化し
ても各遊技状態に対応するゲーム音楽の再生によって容
易に各遊技状態を認識することができ、遊技に支障はな
く、遊技者の「大当たり」の発生に対する興味を更に強
く引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能となる。
【0131】また、通常の遊技状態と「第1大当たり」
の遊技状態と「第2大当たり」の遊技状態との各々に対
応して各装飾ランプ66、68が所定の点灯パターンで
点灯駆動されるため、遊技内容が種々に多様化しても各
装飾ランプ66、68の点灯パターンによって容易に遊
技状態を認識することができ、遊技に支障はなく、遊技
者の「第1大当たり」及び「第2大当たり」の発生に対
する興味をより強く引きつけ、且つ興趣を増大させるこ
とが可能となる。
【0132】また、第1始動口31及び左チューリップ
85への入賞に基づいて変動図柄が変動する「第1通常
の遊技」の遊技状態に対応する所定の点灯パターンと、
第2始動口41、42及び右チューリップ86への入賞
に基づいて羽根部材16、16が開閉動作する「第2通
常の遊技」遊技状態に対応する所定の点灯パターンと
は、同じ「点灯パターンB」の点灯パターンであるた
め、遊技者は該「第1通常の遊技」と「第2通常の遊
技」の各遊技状態を更に容易に認識することができ、遊
技者の「大当たり」に対する期待感を増大させることが
可能となると共に、遊技者の興味を更に強く引きつける
ことが可能となる。
【0133】また、「第1大当たり」の遊技状態に対応
する所定の点灯パターンと「第2大当たり」の遊技状態
に対応する所定の点灯パターンとは同じ「点灯パターン
A」の点灯パターンであるため、遊技者は「第1大当た
り」の遊技状態又は「第2大当たり」の遊技状態の発生
を更に容易に認識することができ、遊技者の「第1大当
たり」及び「第2大当たり」の発生に対する興味を更に
強く引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能とな
る。
【0134】また、「第1通常の遊技」と「第2通常の
遊技」とに対応する点灯パターン(「点灯パターン
B」)は、「第1大当たり」の遊技状態と「第2大当た
り」の遊技状態とに対応する点灯パターン(「点灯パタ
ーンA」)と異なる点灯パターンであるため、遊技者は
「第1通常の遊技」若しくは「第2通常の遊技」か、
「第1大当たり」の遊技状態若しくは「第2大当たり」
の遊技状態かを「点灯パターンA」又は「点灯パターン
B」のいずれで各ランプ66、68が点灯駆動されてい
るかによって容易に認識することができる。これによ
り、遊技内容が種々に多様化してもこの「点灯パターン
A」又は「点灯パターンB」いずれかの各ランプ66、
68の点灯駆動によって容易に各遊技状態を認識するこ
とができ、遊技に支障はなく、遊技者の「大当たり」の
発生に対する興味を更に強く引きつけ、且つ興趣を増大
させることが可能となる。
【0135】また、パラメータ記憶エリア52Fに第1
始動口31又は左チューリップ85の入賞時の「大当た
りカウント値」が記憶されている場合には、この記憶さ
れている「大当たりカウント値」の個数がLED駆動回
路63及び第1保留LED22を介して表示されるた
め、遊技者は第1始動口31又は左チューリップ85へ
の入賞の保留があることを容易に知ることができると共
に、「第1大当たり」への期待感が高まり、遊技の興趣
を増大することができる。更に、特別図柄表示装置21
と特別変動入賞装置15とは一体に設けられているた
め、部品点数の削減が可能になると共に、組立工数の削
減が可能となり、製造コストの削減化を図ることができ
る。
【0136】尚、本発明は前記第1及び第2実施形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、前記第1及び第2実施形態では、「第1通
常の遊技」と「第2通常の遊技」の各遊技状態に対応す
るゲーム音楽と各ランプ66、68の点灯パターンは同
一であるが、異なるゲーム音楽にしてもよいし、異なる
点灯パターンにしてもよい。また、前記第1及び第2実
施形態では、「第1大当たり遊技」と「第2大当たり遊
技」の各遊技状態に対応するゲーム音楽と各ランプ6
6、68の点灯パターンは同一であるが、異なるゲーム
音楽にしてもよいし、異なる点灯パターンにしてもよ
い。
【0137】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り請求項1に係る
パチンコ機では、特別図柄表示装置に表示される変動図
柄が、第1始動入賞口への入賞情報に基づいて変動後所
定の態様で停止した場合には、遊技者に有利な第1特別
遊技状態が発生すると共に、第2始動入賞口への入賞情
報に基づいて前記可動部材が開閉して特別変動入賞装置
内に入賞した入賞球が、該特別変動入賞装置内に設けら
れる特別入賞口に入賞した場合には、遊技者に有利な第
2特別遊技状態が発生する。そして、前記各第1始動入
賞口と第2始動入賞口は、前記特別変動入賞装置の下方
の遊技領域に配設されている。これにより、第1始動入
賞口と第2始動入賞口とが特別変動入賞装置の下方の遊
技領域に配設されているため、第1始動入賞口への入賞
具合と第2始動入賞口への入賞具合とを容易に認識する
ことができ、長時間遊技を続けても遊技に支障はなく、
遊技者のパチンコゲームに対する興味を強く引きつけ、
且つ興趣を増大させることができるパチンコ機を提供す
ることができる。また、第1始動入賞口と第2始動入賞
口とが特別変動入賞装置の下方の遊技領域に配設されて
いるため、「第1特別遊技状態」及び「第2特別遊技状
態」の遊技中における各第1及び第2始動入賞口への入
賞を抑制し、「第1特別遊技状態」及び「第2特別遊技
状態」の遊技中の出球管理の容易化を図ることができる
パチンコ機を提供することができる。
【0138】また、請求項2に係るパチンコ機では、請
求項1に記載のパチンコ機において、前記第1始動入賞
口と第2始動入賞口は、遊技領域の外周端縁部の近傍位
置に配設されるため、第1始動入賞口への入賞具合と第
2始動入賞口への入賞具合とを更に容易に認識すること
ができ、長時間遊技を続けても遊技に支障はなく、遊技
者のパチンコゲームに対する興味を強く引きつけ、且つ
興趣を増大させることができるパチンコ機を提供するこ
とができる。また、第1始動入賞口と第2始動入賞口
は、遊技領域の外周端縁部の近傍位置に配設されるた
め、「第1特別遊技状態」及び「第2特別遊技状態」の
遊技中における各第1及び第2始動入賞口への入賞を更
に抑制し、「第1特別遊技状態」及び「第2特別遊技状
態」の遊技中の出球管理の更なる容易化を図ることがで
きるパチンコ機を提供することができる。
【0139】また、請求項3に係るパチンコ機では、請
求項1又は請求項2に記載のパチンコ機において、前記
第1始動入賞口と第2始動入賞口とは、左右方向に配置
されているため、遊技者は遊技盤上方から転動落下して
くるパチンコ球の該第1始動入賞口と第2始動入賞口へ
の入賞具合を容易に確認することができ、長時間遊技を
続けても遊技に支障はなく、遊技者のパチンコゲームに
対する興味を強く引きつけ、且つ興趣を増大させること
ができるパチンコ機を提供することができる。また、前
記第1始動入賞口と第2始動入賞口とは、左右方向に配
置されるため、該1始動入賞口と第2始動入賞口とを遊
技領域に取り付けるために必要な遊技領域の部分の上下
方向の高さ寸法を小型化することができ、特別変動入賞
装置の下方の遊技領域を有効に活用することが可能なパ
チンコ機を提供することができる。
【0140】また、請求項4に係るパチンコ機では、請
求項3に記載のパチンコ機において、前記第2始動入賞
口は、少なくとも2個設けられ、前記第1始動入賞口は
該第2始動入賞口の左右方向の間に配置される。これに
より、該第1始動入賞口への入賞を狙ってハンドル操作
をすることにより、同時に第2始動入賞口にも入賞する
可能性が高まるため、遊技を容易に行うことが可能とな
ると共に、遊技者の各第1及び第2始動入賞口への入賞
に対する期待感、即ち「大当たり」に対する期待感を増
大させることが可能となり、遊技者の興味を更に強く引
きつけることが可能なパチンコ機を提供することができ
る。
【0141】また、請求項5に係るパチンコ機では、請
求項4に記載のパチンコ機において、前記第2始動入賞
口間の左右方向のほぼ中心線上に設けられている。これ
により、該第1始動入賞口への入賞を狙ってハンドル操
作をすることにより、同時に第2始動入賞口にも入賞す
る可能性が更に高まるため、遊技を容易に行うことが可
能となると共に、遊技者の各第1及び第2始動入賞口へ
の入賞に対する期待感、即ち「大当たり」に対する期待
感を更に増大させることが可能となり、遊技者の興味を
より強く引きつけることが可能なパチンコ機を提供する
ことができる。
【0142】また、請求項6に係るパチンコ機では、請
求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ機にお
いて、前記第1特別遊技状態又は第2特別遊技状態が発
生した場合には、特別変動入賞装置に設けられた可動部
材が、開閉制御手段を介して所定条件下で所定の開閉動
作をする。これにより、「第1特別遊技状態」又は「第
2特別遊技状態」が発生した場合には、遊技領域の上方
から転動落下してくるパチンコ球は、この可動部材によ
って特別変動入賞装置内に案内されて、該特別変動入賞
装置の下方に転動落下するパチンコ球を効果的に減少さ
せることができるため、各「第1特別遊技状態」又は
「第2特別遊技状態」の遊技中における、各第1及び第
2始動入賞口への入賞を効果的に抑制することが可能と
なると共に、各「第1特別遊技状態」又は「第2特別遊
技状態」の遊技中における、出球管理を更に容易に行う
ことができるパチンコ機を提供することができる。
【0143】更に、請求項7に係るパチンコ機では、請
求項6に記載のパチンコ機において、「第1特別遊技状
態」が発生した場合には、可動部材が所定の第1条件下
で所定の第1回数まで断続的に開放されると共に、「第
2特別遊技状態」が発生した場合には、該可動部材が所
定の第2条件下で所定の第2回数まで断続的に連続開閉
動作される。これにより、「第1特別遊技状態」と「第
2特別遊技状態」とは、従来から遊技者に馴染みのある
ものであるため、遊技者に一から遊技方法の会得を強い
るというものではなく、取りつきやすく遊技者のパチン
コゲームへの興味を強く引きつけることが可能なパチン
コ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正
面図である。
【図2】第1実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を示
した正面図である。
【図3】第1実施形態に係るパチンコ機の制御回路部の
システム構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態に係るパチンコ機のゲーム音楽記
憶エリアに記憶されるゲーム音楽データテーブルの一例
を示す図である。
【図5】第1実施形態に係るパチンコ機の点灯パターン
記憶エリアに記憶される点灯パターンデータテーブルの
一例を示す図である。
【図6】第1実施形態に係るパチンコ機の制御回路部に
よるゲーム音楽の再生制御処理及び各ランプの点灯制御
処理を示すメインフローチャートである。
【図7】第1実施形態に係るパチンコ機の「第1始動口
入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートであ
る。
【図8】第1実施形態に係るパチンコ機の「第1大当た
り遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートであ
る。
【図9】第1実施形態に係るパチンコ機の「第2始動口
入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートであ
る。
【図10】第1実施形態に係るパチンコ機の「第2大当
たり遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートで
ある。
【図11】第2実施形態に係るパチンコ機全体を示した
正面図である。
【図12】第2実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を
示した正面図である。
【図13】第2実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
のシステム構成を示すブロック図である。
【図14】第2実施形態に係るパチンコ機の制御回路部
によるゲーム音楽の再生制御処理及び各ランプの点灯制
御処理を示すメインフローチャートである。
【符号の説明】
1、81・・・パチンコ機 2、82・・・遊技盤 3a・・・スピーカ 15・・・特別変動入賞装置 16・・・羽根部材 18・・・特別入賞口 21・・・特別図柄表示装置 22・・・第1保留LED 23、24・・・入賞口 25・・・第1ゲート 26・・・第2ゲート 29、30・・・肩電飾ランプ 31・・・第1始動口 32・・・可動入賞装置 33・・・第3始動口 34・・・第4始動口 35、36・・・開閉扉 37、38、87、88・・・普通図柄表示装置 41、42・・・第2始動口 50、95・・・制御回路部 51・・・CPU 52・・・メモリ 52A・・・大当たりカウンタ 52B・・・ゲートカウンタ 52C・・・第1保留カウンタ 52D・・・第2保留カウンタ 52E・・・第3保留カウンタ 52F・・・パラメータ記憶エリア 52G・・・ゲーム音楽記憶エリア 52H・・・点灯パターン記憶エリア 52I・・・左保留カウンタ 52J・・・右保留カウンタ 60・・・アンプ 61・・・表示制御回路 64・・・装飾ランプ駆動回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられて変動図柄を表示す
    る特別図柄表示装置と、開閉動作する可動部材を有する
    特別変動入賞装置と、前記特別変動入賞装置内に設けら
    れる特別入賞口と、第1始動入賞口と、第2始動入賞口
    とを備え、前記第1始動入賞口への入賞情報に基づいて
    変動図柄が変動後所定の態様で停止した場合には、遊技
    者に有利な第1特別遊技状態が発生すると共に、前記第
    2始動入賞口への入賞情報に基づいて前記可動部材が開
    閉して前記特別変動入賞装置内に入賞した入賞球が前記
    特別入賞口に入賞した場合には、遊技者に有利な第2特
    別遊技状態が発生するパチンコ機において、 前記各第1始動入賞口と第2始動入賞口は、前記特別変
    動入賞装置とは互いに独立して遊技領域に設けられ、且
    つ該特別変動入賞装置の下方に配設されることを特徴と
    するパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記第1始動入賞口と第2始動入賞口
    は、遊技領域の外周端縁部の近傍位置に配設されること
    を特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記第1始動入賞口と第2始動入賞口と
    は、左右方向に配置されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記第2始動入賞口は、少なくとも2個
    設けられ、前記第1始動入賞口は該第2始動入賞口の左
    右方向の間に配置されることを特徴とする請求項3に記
    載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記第1始動入賞口は、前記第2始動入
    賞口間の左右方向のほぼ中心線上に設けられることを特
    徴とする請求項4に記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 前記第1特別遊技状態又は第2特別遊技
    状態が発生した場合には、前記可動部材が所定条件下で
    所定の開閉動作をするように制御する開閉制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】 前記開閉制御手段は、前記第1特別遊技
    状態が発生した場合には、前記可動部材を所定の第1条
    件下で所定の第1回数まで断続的に開放すると共に、前
    記第2特別遊技状態が発生した場合には、前記可動部材
    を所定の第2条件下で所定の第2回数まで断続的に連続
    開閉動作することを特徴とする請求項6に記載のパチン
    コ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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