JP2001074764A - 運転技能評価装置及びゲーム装置並びに運転技能評価機能付きゲーム装置 - Google Patents

運転技能評価装置及びゲーム装置並びに運転技能評価機能付きゲーム装置

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JP2001074764A
JP2001074764A JP25159599A JP25159599A JP2001074764A JP 2001074764 A JP2001074764 A JP 2001074764A JP 25159599 A JP25159599 A JP 25159599A JP 25159599 A JP25159599 A JP 25159599A JP 2001074764 A JP2001074764 A JP 2001074764A
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Masami Hanari
正己 羽成
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中の車両の運転状況を分析して運転技能
を評価し、乱暴運転を抑止し安全運転を促進させること
が可能な装置を提供する。 【解決手段】 走行中の車両の前後方向及び/又は左右
方向を少なくとも含む加速度を測定する加速度測定手段
21と、前記加速度の測定データに基づいて前記車両に
対する運転者の運転技能を評価する運転技能評価手段
と、前記運転技能の評価結果を表示する運転技能表示手
段11とを備える。さらに、前記加速度の測定データを
変数として予め組み込まれた論理によりコンピュータゲ
ームを進行させるゲーム進行制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度の測定デー
タを基に自動車や自転車などの車両の走行中の運転状況
及び運転結果を分析し、運転技能を評価、アドバイスを
して安全運転を喚起する装置に関し、また、上記車両の
運転状況及び運転結果を主要要素としてゲームに展開し
て進行させるようにしたゲーム装置並びに運転技能評価
機能付きゲーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の安全運転を喚起する装置として
は、例えば、走行速度の検出値が所定値以上の時に警告
音を発するなどして、スピードを出し過ぎないように運
転者に注意を促すようにしたものが周知である。また、
近年、自動車の加速性能が高まってきたこともあり、加
速度の表示装置を自動車に搭載し、加速度センサで計測
した加速度の値を指針や数値により表示するようにした
ものも提案されている。例えば、特開平4−26654
1号公報には、速度や加速度の計測値を表示パネルに表
示する際に、計測値の大きさに応じて照明の明暗の繰り
返し周期を変えて表示することで視認性の向上を図り、
車両運行の安全性/非安全性の度合を視覚的に認識及び
把握しながら走行できるようにしたものが開示されてい
る。さらに、近年、自動車事故の原因分析のために、例
えばピエゾ抵抗型加速度センサを利用したドライビング
レコーダも実現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、速度や
加速度の計測値を目視可能に表示したり記録したりする
自動車用の装置は従来から存在しているが、従来の装置
は単に速度又は加速度の数値や度合を表示パネルに表示
したり、自動車事故の原因分析のために記録媒体に記録
したりするもので、乱暴運転を抑止したり、安全運転を
促進させたりするようにしたものは存在しなかった。ま
た、コンピュータを使用したゲーム機は数多く存在する
が、車の加減速要素をデータとして収集してゲームの進
行に反映させる試みは存在していなかった。コンピュー
タゲームの入力手段としては、主としてキー操作入力,
音声入力型が中心で、その入力目的も人間の判断結果に
基づいた直接入力型が多かった。そのためゲームの内容
も画一的になり易く、特に小型の携帯型ゲーム機におい
ては、データ入力方法はキー操作という限定的な手段を
採用することが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
事情から成されたものであり、本発明の目的は、走行中
の車両の運転状況を分析して運転技能を評価し、乱暴運
転を抑止し安全運転を促進させることが可能な装置を提
供することにある。さらに、コンピュータゲーム機の入
力手段を拡大して、併せて入力される車両運転の状況デ
ータをも加味してコンピュータゲームを進行させると共
に、運転に関する評価、アドバイスを行うことが可能な
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、実車の運転技
能を評価する運転技能評価装置及び加速度の測定データ
を利用したゲーム装置並びに運転技能評価機能付きゲー
ム装置に関するものであり、本発明の上記目的は、運転
技能評価装置に関しては、走行中の車両の前後方向及び
/又は左右方向を少なくとも含む加速度を測定する加速
度測定手段と、前記加速度の測定データに基づいて前記
車両に対する運転者の運転技能を評価する運転技能評価
手段と、前記運転技能の評価結果を表示する運転技能表
示手段とを備えることによって達成される。
【0006】さらに、前記運転技能評価手段は、前記運
転技能評価手段は、前記加速度の測定データに含まれる
加速度の振幅及び周波数の検出データに基づいて前記車
両の走行に係る加速,減速及び進行方向の変化の大きさ
とその頻度とを認識し、該認識結果に基づき前記運転者
の安全運転の度合を判定すると共に危険な運転の度合を
要素毎に判定して前記運転技能を評価すること;前記危
険な運転の要素として、急加速,急制動,急ハンドル及
び蛇行運転の少なくとも1つを含むこと;前記運転技能
表示手段は、前記運転技能の評価結果に応じて前記車両
の運転に係るアドバイスを表示すること;前記運転技能
評価手段は、前記加速度の測定データに含まれる加速度
の振幅及び周波数の検出データに基づいて前記車両の走
行に係る加速,減速及び進行方向の変化の大きさとその
頻度とを認識し、該認識結果に基づき走行中の道路状況
を逐次推定すると共にその推定結果を加味して前記運転
技能を評価すること;前記運転技能の評価結果を運転終
了時毎に蓄積して記録する記録手段を備え、前記運転技
能評価手段は、前記記録手段の記録データに基づき運転
技能の向上度合を判定して評価すること;前記運転技能
表示手段は、前記運転技能の評価結果に応じて運転技能
の指標となるキャラクタを変化させることにより前記評
価結果を表示すること;によってそれぞれ一層効果的に
達成される。
【0007】また、ゲーム装置に関しては、走行中の車
両の前後方向及び/又は左右方向を少なくとも含む加速
度を測定する加速度測定手段と、前記加速度の測定デー
タを変数として予め組み込まれた論理によりコンピュー
タゲームを進行させるゲーム進行制御手段とを備えるこ
とによって達成される。さらに、前記加速度の測定デー
タに基づいて前記車両に対する運転者の運転技能を評価
する運転技能評価手段を備え、前記ゲーム進行制御手段
は、前記運転技能の評価結果に含まれる運転技能の向上
度合に応じて前記コンピュータゲームの展開を変えて進
行させること;によって一層効果的に達成される。
【0008】さらに、運転技能評価機能付きゲーム装置
に関しては、走行中の車両の前後方向及び/又は左右方
向を少なくとも含む加速度を測定する加速度測定手段
と、前記加速度の測定データを変数として予め組み込ま
れた論理によりコンピュータゲームを進行させるゲーム
進行制御手段と、前記加速度の測定データに基づいて前
記車両に対する運転者の運転技能を評価する運転技能評
価手段と、前記運転技能の評価結果を表示する運転技能
表示手段とを備えることによって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る装置は、車両の前後
方向の加速度の大きさとその周波数が運転者の運転技量
や習慣を良く表すことを利用し、さらに必要に応じ左右
方向等の加速度を計測するセンサを附加してそのデータ
を加味し、運転状況を把握してゲームの進行と運転技能
の評価を行うものである。
【0010】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
の形態について詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る装置の外観形状の一
例を示すもので、本体ケース10の大きさは、コンピュ
ータを利用した携帯可能な小型ゲーム機(子供の手の平
サイズ程度の大きさのいわゆる“ミニ液晶ゲーム機”)
と同等の大きさである。本体ケース10の表面には、表
示部11、機能キー群12、LED発光部13、音声出
力部14が設けられている。表示部11は、液晶ディス
プレイその他適当な表示要素を使用することができ、加
速度センサの測定データ、その測定データに基づく運転
技能の評価結果、ゲームの進行画面及び使用者に対する
メッセージなどを表示する。機能キー群12は、装置の
機能切替その他の目的に使用される。LED発光部13
は、車両の加速・減速の強さを運転者の視覚に直接的に
訴えるものである。音声部14は、運転中運転モードを
検知し、アラーム・メッセージなどを音声で運転者に伝
えるためのものである。
【0012】本体ケース10の裏面には、図示されない
係止具(取付具)が一体的若しくは着脱可能に設けられ
ており、本体ケース10はこの係止具を介して車両の所
定位置に着脱自在に装着される。走行中の車両の所定方
向(前後方向,左右方向等)の加速度を検出するための
センサは、本例では本体ケース10に内蔵されており、
本体ケース10の装着方法としては、例えば図中の矢印
A方向を車両の進行方向に合わせて装着すれば良く、自
動車であれば、ダッシュボード,エアコンの吹出口のル
ーバー,ウインドバイザー,その他、傾斜した部位を含
め任意の部位に装着可能である。本発明では、アラーム
・メッセージを含めて車両の運転に係るアドバイスを表
示部11とLED発光部13に表示する他、前述のよう
に音声部14から音声により表示する機能も備えている
ため、運転者の見える位置に取付けなくても運転アドバ
イス等を認識することができる。
【0013】図2は、本発明に係る装置の基本構成の一
例を示すブロック図であり、中央処理装置(CPU)2
0に図1に示した各要素の入出力を行うのと同時に加速
度センサ21(単数または複数)を接続する。車両の加
速度測定手段として使用される加速度センサ21は、前
後方向若しくは左右方向、又はその両方向を少なくとも
含む加速度を測定するためのもので、慣性の法則を利用
して所定方向の加速度を検出するセンサ、若しくはピエ
ゾ抵抗型の加速度センサ等が適用され、本体ケース10
の接続部に接続又は内蔵される。中央処理装置(CP
U)20には、記憶装置22が内蔵又は接続されてお
り、動作プログラムとともに入力データ,測定データ,
演算結果等のデータが記憶される。本発明に係る運転技
能評価機能付きゲーム装置では、動作プ口グラムにより
加速度センサ21からのデータを振幅、周波数の両面か
ら分析しゲーム進行、運転技能評価を実施する。
【0014】このような構成において、本発明に係る運
転技能の評価方法について詳細に説明する。本発明で
は、自動車や自転車,二輪車等の車両を運転した結果も
たらされる前後方向や左右方向等の加速度の大きさを測
定し、車両の走行に係る加速、減速、進行方向の変化の
大きさとその頻度を認識し、運転技能(運転技術の巧拙
など)の評価、道路状況の推定を行い、その結果に基づ
いて運転結果の評価とアドバイスを表示するのと同時
に、入力データの内容をゲーム進行の入力パラメータと
して使用し、運転状況及び運転結果がゲーム展開の主要
要素として使われるようにしている。運転技能の評価
は、加速度の測定データに含まれる加速度の振幅及び周
波数の検出データに基づいて行われる。
【0015】評価の対象は、主に運転者の安全運転と危
険な運転であり、上記の検出データに基づいて前記車両
の走行に係る加速,減速及び進行方向の変化の大きさと
その頻度とを認識し、その認識結果に基づいて運転者の
安全運転の度合を判定すると共に、危険な運転(乱暴な
運転を含む抑止すべき運転)の度合を要素毎に判定する
ことで運転技能を評価するようにしている。危険な運転
の要素としては、急加速,急制動,急ハンドル,蛇行運
転などであり、これらの危険な運転を認識した場合は、
その要素に応じたアラーム・メッセージを表示部11,
音声部14等に出力し、音声による警告を含めて運転者
に通知する。また、LED発光部13には、車両の当該
方向に対する加速・減速の強さを、色の違いによる表示
やグラフ状の表示等により表示する。上記のアラーム・
メッセージを含む車両の運転に係るアドバイスについて
は、具体例を示して後述する。
【0016】また、本発明では、加減速及び進行方向の
変化の大きさとその頻度とを認識し、その認識結果に基
づいて走行中の道路状況を逐次推定し、その推定結果を
加味して運転技能を評価するようにしている。例えば、
前後方向の加速度の大きさと頻度を所定のアルゴリズム
により分析し、前後方向の加減速の繰り返しが、渋滞に
よる発進,停止の繰り返しによるものか、それとも粗雑
な運転(急発進,急ブレーキ等)によるものかを判定
し、前者であれば道路状況によるものと推定し、後者で
あればアクセル操作あるいはブレーキ操作が粗いと推定
し、これらの推定結果に応じて運転技能を評価する。
【0017】さらに、左右方向の進行方向の変化の大き
さと頻度を所定のアルゴリズムにより分析し、左右方向
の加速の繰り返しが道路のカーブによるものか、それと
も蛇行運転によるものかを判定し、前者であれば道路状
況によるものと推定し、後者であれば、更に居眠り運転
の可能性があるか、粗暴な運転によるものかを、加速度
の大きさと発生間隔により推定する。後者の場合には、
本例では、推定結果に応じて運転者に対する警告を音声
等で表示することで、事故の防止を図るようにしてい
る。なお、上下方向の加速度を検出するセンサを備える
ことで、路面の粗さを判定したり、3次元方向の加速度
を測定し表示等をしたりするようにしても良い。
【0018】上述のように、本発明では車両の走行中に
運転技能を逐次評価する他、運転技能の評価結果を運転
終了時毎に記録媒体に蓄積して記録し、その記録データ
に基づき運転技能の向上度合等を判定して総合的な評価
をするようにしている。
【0019】次に、本発明に係る運転技能評価機能付き
ゲーム装置を具体例を示して説明する。
【0020】先ず、安全運転を促進させるための基本機
能について説明する。本発明に係るゲーム装置は基本機
能として、日時/運転時間表示機能,音声による運転ア
ドバイス機能,燃費効率度チェック機能,眠気防止/ア
ラーム機能,及び急制動表示機能等を備えており、これ
らの機能により運転者の乱暴運転を抑止すると共に、安
全運転を促進させるようにしている。
【0021】日時/運転時間表示機能は、現在の日付と
時間,及びスタートから目的地点までの走行時間と累計
走行時間をそれぞれ表示部11に表示する機能である。
この機能では上記のように走行時間と累計走行時間が表
示されるので、運転者にとっては休憩をとる目安にもな
る。
【0022】音声による運転アドバイス機能は、車両の
運転状態(走行状態及び運転技能の評価結果)に応じて
各種アドバイスを音声により表示する機能である。例え
ば、走行時間が所定時間を超えると、休憩を促す旨(2
時間を超えた時点で「疲れたね、休もうよ!」等)を文
字と音声で表示して運転者にアドバイスする。また、急
ブレーキや急発進・停止時に、その危険度合に応じて警
告(「今の運転は危ないです!気をつけましょう」,
「キケン!もっと優しく走りましょう」等)を文字と音
声で表示して運転者にアドバイスする。
【0023】燃費効率度チェック機能は、入力された走
行距離と給油量から、今回の燃費(1リットル当りの走
行距離),累計走行距離と平均燃費,オイル交換表示を
する機能である。オイル交換表示は、例えば所定の距離
を越えると、オイル交換を促す旨(「3000Kmを超
えました、オイル交換して下さい」等)を文字と警告音
で表示して運転者にアドバイスする。
【0024】眠気防止/アラーム機能は、所定の時間お
きに音声又は警告音を表示して運転者の眠気を和らげる
と共に、蛇行運転(不自然な横揺れ)など加速度の測定
データに基づいて前述の危険な運転の要素を検知した場
合に音声,警告音を表示する機能である。警告音として
は、例えばブザー音,パトロールカーのサイレン,爆発
音などの複数種類を選択できるようになっている。ま
た、眠気防止機能は、そのモードのオン/オフ,音声の
種類,時間間隔をそれぞれ選択できるようになってい
る。更に、タイマー機能も備えており、例えば起床時間
を設定しておくで目覚しとしても利用できるようになっ
ている。
【0025】急制動表示機能は、急発進/停車をランプ
(LED等)で視覚的に運転者に知らせる機能であり、
加速度の大きさに応じて、ランプの色,点滅速度,点滅
パターンを変化させて表示するようにしている。
【0026】次に、本発明に係るゲーム装置の安全運転
チェック機能について説明する。本発明に係るゲーム装
置は、上述の基本機能の説明で例示したように運転者に
対するアドバイスを音声等で走行中に表示する機能を備
えている他に、運転開始時点(測定開始指示時点)から
運転終了時点(測定開始終了時点)までの1回の運転結
果を分析し、その分析結果を基に詳細データを表示する
機能(以下、「詳細データ表示機能」と言う)及び安全
運転の総合的な評価をする機能(以下、「総合評価機
能」と言う)を備えている。
【0027】詳細データ表示機能では、ブレーキ評価、
急ブレーキ・急ハンドル回数、運転アドバイス、履歴グ
ラフを表示部11に表示する。図3(A)〜(D)は、
液晶表示部に表示される詳細データの一例を示してお
り、同図(A)がブレーキ評価の表示例、同図(B)が
急ブレーキ・急ハンドルに関する表示例、同図(C)が
運転アドバイスの表示例、同図(C)が履歴グラフの表
示例をそれぞれ示している。
【0028】ブレーキ評価は、ブレーキの踏み方の善し
悪しを表示する。例えば、図3(A)に示すように、ブ
レーキの踏み方の善し悪しを複数の段階に分けて評価
し、回数をグラフと数値で表示する。急ブレーキ・急ハ
ンドルについては、図3(B)に示すように、当該方向
に対する回数、及び加速度(最大値)を表示する。運転
アドバイスは、急ブレーキの発生頻度など、加速度セン
サからのデータを振幅、周波数の両面から分析し、図3
(C)に示すように、運転者に対するアドバイスを表示
する。履歴グラフは、図3(D)に示すように、例えば
運転回数を横軸,点数を縦軸として、運転技術の向上/
低下状態をグラフ表示する。
【0029】安全運転総合評価機能は、1回の運転の運
転ランクと採点結果を表示する。運転ランクは、例えば
評価要素(アクセル操作,ブレーキ操作,ハンドル操作
等)毎の評価をA〜Dなどの指標でランク表示する。ま
た、それらの評価値を基に総合的な安全運転度を点数等
で表示する。さらに、総合評価の結果を、運転技能の指
標となるキャラクタ(例えば、動物を模擬したキャラク
タ)を変化させることにより表示する。このキャラクタ
は、数種類設定されており、一回の運転結果は、総合評
価の結果(ランクと点数)に応じて当該種類のキャラク
タとそのの表情(良い,普通,悪い等)が決定されて表
示される。
【0030】また、運転技能の指標となる上記キャラク
タとは別に、運転を繰返す度に変化し、安全運転の知識
等を学習していくマスコットキャラクタ(以下、マスコ
ットキャラクタと呼ぶ)が提供される。このマスコット
キャラクタは、選択操作により好みのキャラクタを選択
可能とし、また、ゲーム進行に係る難易度に対応したキ
ャラクタを選択可能としている。本例では、ゲームの開
始時は、安全運転についての知識がゼロであり、運転技
能の評価結果に応じてマスコットキャラクタが変化し、
学習するようになっている。例えば、最終的には、キャ
ラクタを変化・学習(一番良い状態)にすることを目的
とし、運転が良ければマスコットキャラクタは安全運転
について学習し、運転が悪いと何も学ばずに、キャラク
タは一向に変化・学習しないようにすることで、ゲーム
(育成ゲーム等)を進行させる。また、総合評価の点数
で所定の点数を連続して採った場合、例えば2回連続で
90点以上採った場合は、特別なゲームをスタートさせ
ることで、運転者の安全運転への挑戦の意欲を向上させ
るようにしている。
【0031】このように本発明に係るゲーム装置では、
今までの運転結果の記録データに基いて運転技能の向上
度合等を判定し、指標となるキャラクタの表情や外見,
音声メッセージ,LEDの点滅速度,ビープ音等を変化
させることにより評価結果を表示したり、ゲームの展開
を変えて進行させるようにしている。
【0032】なお、上述した実施の形態では、一人の運
転者を対象とした例を示して説明したが、複数の運転者
に対応できるようにして運転者同志の運転技能を比較,
評価し、また各運転者のデータをゲーム展開に反映させ
るようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、車の加減速要素をデータとして収集して運転技能を
評価し、走行中や運転終了後にアドバイス等をするよう
にしているので、車両の運転者に対し、乱暴運転を抑止
し安全運転を促進させることができる。さらに、車の加
減速要素の測定データをゲームの進行に反映させること
で、コンピュータゲーム機の入力手段を拡大し、キー操
作等による直接入力型ではない斬新なゲーム機を提供す
ることができる。すなわち、人間が意図を持って自動車
や自転車等の車両を運転した場合、その運転状況が実時
間でデータとして本発明の原理を有する機器に伝えら
れ、その結果がゲームの展開内容を変化させてゆくの
で、通常のコンピュータゲーム機と同様に人間の判断結
果がゲーム機に入力されるのと同時に、車両運転中に遭
遇する様々な状況に応じたデータが併せて入力されるの
でゲーム内容がより重層的になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の外観形状の一例を示す平面
図である。
【図2】本発明に係る装置の基本構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明における加速度の測定データに基づく詳
細データの表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 本体ケース 11 表示部 12 機能キー群 13 LED発光部 14 音声出力部 20 CPU 21 加速度センサ 22 記憶装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中の車両の前後方向及び/又は左右
    方向を少なくとも含む加速度を測定する加速度測定手段
    と、前記加速度の測定データに基づいて前記車両に対す
    る運転者の運転技能を評価する運転技能評価手段と、前
    記運転技能の評価結果を表示する運転技能表示手段とを
    備えたことを特徴とする運転技能評価装置。
  2. 【請求項2】 前記運転技能評価手段は、前記加速度の
    測定データに含まれる加速度の振幅及び周波数の検出デ
    ータに基づいて前記車両の走行に係る加速,減速及び進
    行方向の変化の大きさとその頻度とを認識し、該認識結
    果に基づき前記運転者の安全運転の度合を判定すると共
    に危険な運転の度合を要素毎に判定して前記運転技能を
    評価するようになっている請求項1に記載の運転技能評
    価装置。
  3. 【請求項3】 前記危険な運転の要素として、急加速,
    急制動,急ハンドル及び蛇行運転の少なくとも1つを含
    む請求項2に記載の運転技能評価装置。
  4. 【請求項4】 前記運転技能表示手段は、前記運転技能
    の評価結果に応じて前記車両の運転に係るアドバイスを
    表示するようになっている請求項1乃至3のいずれかに
    記載の運転技能評価装置。
  5. 【請求項5】 前記運転技能評価手段は、前記加速度の
    測定データに含まれる加速度の振幅及び周波数の検出デ
    ータに基づいて前記車両の走行に係る加速,減速及び進
    行方向の変化の大きさとその頻度とを認識し、該認識結
    果に基づき走行中の道路状況を逐次推定すると共にその
    推定結果を加味して前記運転技能を評価するようになっ
    ている請求項1乃至4のいずれかに記載の運転技能評価
    装置。
  6. 【請求項6】 前記運転技能の評価結果を運転終了時毎
    に蓄積して記録する記録手段を備え、前記運転技能評価
    手段は、前記記録手段の記録データに基づき運転技能の
    向上度合を判定して評価するようになっている請求項1
    乃至5のいずれかに記載の運転技能評価装置。
  7. 【請求項7】 前記運転技能表示手段は、前記運転技能
    の評価結果に応じて運転技能の指標となるキャラクタを
    変化させることにより前記評価結果を表示するようにな
    っている請求項1乃至6のいずれかに記載の運転技能評
    価装置。
  8. 【請求項8】 走行中の車両の前後方向及び/又は左右
    方向を少なくとも含む加速度を測定する加速度測定手段
    と、前記加速度の測定データを変数として予め組み込ま
    れた論理によりコンピュータゲームを進行させるゲーム
    進行制御手段とを備えたことを特徴とするゲーム装置。
  9. 【請求項9】 前記加速度の測定データに基づいて前記
    車両に対する運転者の運転技能を評価する運転技能評価
    手段を備え、前記ゲーム進行制御手段は、前記運転技能
    の評価結果に含まれる運転技能の向上度合に応じて前記
    コンピュータゲームの展開を変えて進行させるようにな
    っている請求項8に記載のゲーム装置。
  10. 【請求項10】 走行中の車両の前後方向及び/又は左
    右方向を少なくとも含む加速度を測定する加速度測定手
    段と、前記加速度の測定データを変数として予め組み込
    まれた論理によりコンピュータゲームを進行させるゲー
    ム進行制御手段と、前記加速度の測定データに基づいて
    前記車両に対する運転者の運転技能を評価する運転技能
    評価手段と、前記運転技能の評価結果を表示する運転技
    能表示手段とを備えたことを特徴とする運転技能評価機
    能付きゲーム装置。
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