JP2001070794A - 白金族金属成分を含有した固体酸触媒 - Google Patents

白金族金属成分を含有した固体酸触媒

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JP2001070794A
JP2001070794A JP24989899A JP24989899A JP2001070794A JP 2001070794 A JP2001070794 A JP 2001070794A JP 24989899 A JP24989899 A JP 24989899A JP 24989899 A JP24989899 A JP 24989899A JP 2001070794 A JP2001070794 A JP 2001070794A
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Kenji Matsuzawa
憲治 松沢
Kojiro Aimoto
康次郎 相本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸触媒反応に適した白金族金属成分の分布を
有する固体酸触媒を提供する。 【解決手段】 特定の製造方法を用いることにより白金
族金属成分が粒子外表面層に濃縮された触媒を得られ、
この触媒が優れた触媒活性を示すことを見出した。本発
明による白金族金属成分を含有した固体酸触媒は、金属
酸化物及び/または含水金属酸化物からなる成形された
担体と、この担体に担持された硫酸分及び白金族金属成
分を含み、酸触媒反応に用いられる触媒において、触媒
粒子の外表面層における白金族金属成分の濃度が、触媒
粒子の中核部における白金族金属成分の濃度の少なくと
も1.5倍である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸触媒反応に高い活
性を有し、取り扱い性に優れた白金族金属成分を含有し
た固体酸触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】化学工業においては、アルキル化反応、
エステル化反応、異性化反応などの酸触媒反応が知られ
ている。従来、この種の反応には、硫酸、塩化アルミニ
ウム、フッ化水素、リン酸、パラトルエンスルホン酸等
の酸触媒が使用されている。しかし、これらの酸触媒は
金属を腐食させる性質があり、製造装置に高価な耐食材
料の使用あるいは耐食処理を施す必要があった。また通
常、反応後の反応物質との分離が困難な上に廃酸処理が
必要であり、アルカリ洗浄などの煩雑な工程を経なけれ
ばならず、環境面にも大きな問題があった。さらに触媒
を再利用することも非常に困難であった。
【0003】このような問題に対して、周期律表第IV族
金属水酸化物もしくは水和酸化物を硫酸分含有溶液と接
触させた後、350〜800℃で焼成した硫酸根含有固
体酸触媒が提案された(特公昭59−6181号公
報)。この固体酸触媒は、100%硫酸(ハメットの酸
度関数Hは−11.93)より強い酸強度を示す。こ
れらの固体酸触媒は、その強い酸強度により様々な酸触
媒反応に対し高い触媒性能を有し、しかも腐食性が低
く、反応物質との分離が容易で廃酸処理も不要であり、
触媒の再利用も可能といった長所を有しており、様々な
工業的反応において、従来の酸触媒の代替が期待されて
いる。
【0004】硫酸分を含有させたジルコニアゲルを焼成
して得られた触媒に白金を含有させた触媒が炭化水素の
異性化反応に良好な活性を示すことも既に公知である
(米国特許3,032,599号公報)。
【0005】炭化水素の異性化を主な目的とする白金族
金属と硫酸分を含有する金属酸化物触媒の製造方法とし
て、硫酸分含有化合物による処理と白金族金属を担持す
る工程との間の焼成を省いた製造法、硫酸分含有化合物
による処理と白金族金属の担持の順序を変えた製造法、
硫酸分含有化合物の種類を変えた製造法が特公平5−2
9503号公報、特公平5−29504号公報、特公平
5−29505号公報及び特公平5−29506号公報
に開示されている。特開平9−38494号公報には白
金含有硫酸ジルコニア成形体の製造法が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白金族
金属と硫酸分を含有する金属酸化物触媒について、その
触媒粒子中の白金族金属成分の分布については、従来特
に述べられておらず、好ましい分布は知られていなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、金属酸化物及び/または
含水金属酸化物からなる成形された担体と、この担体に
担持された硫酸分及び白金族金属成分を含む触媒粒子に
おいて、触媒反応に適した白金族金属成分の分布を有す
る固体酸触媒を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らが、金属酸化
物及び/または含水金属酸化物からなる成形された担体
と、この担体に担持された硫酸分及び白金族金属成分を
含む触媒粒子における白金族金属成分の分布について鋭
意研究を重ねた結果、通常の製造方法では白金族金属成
分がほぼ粒子全体に均一に分布した触媒が得られるのに
対し、特定の製造方法を用いることにより白金族金属成
分が粒子外表面層に濃縮された触媒を得られることを見
出し、さらに、この触媒が、優れた触媒活性を示すこと
を見出し、本発明を完成した。
【0009】本発明による白金族金属成分を含有した固
体酸触媒は、金属酸化物及び/または含水金属酸化物か
らなる成形された担体と、この担体に担持された硫酸分
及び白金族金属成分を含み、酸触媒反応に用いられる触
媒において、触媒粒子の外表面層における白金族金属成
分の濃度が、触媒粒子の中核部における白金族金属成分
の濃度の少なくとも1.5倍である。
【0010】本発明では、触媒粒子の外表面層における
白金族金属成分の濃度が、触媒粒子の中核部における白
金族金属成分の濃度の少なくとも3倍であること、触媒
全重量に占める白金族金属成分の割合が0.01〜10
重量%であること、白金族金属成分が白金であること、
また、触媒中に占める硫酸分の割合が硫黄元素重量とし
て0.7〜7重量%であることが好ましい。特に、金属
酸化物及び/または含水金属酸化物の少なくとも一部分
の金属成分がジルコニウムであり、触媒中にジルコニウ
ムがジルコニウム元素重量として20〜72重量%含ま
れていること、金属酸化物及び/または含水金属酸化物
の少なくとも一部分の金属成分がアルミニウムであり、
触媒中にアルミニウムがアルミニウム元素重量として5
〜30重量%含まれていること、また、酸触媒反応が炭
素数4〜6の飽和炭化水素成分を70重量%以上含む炭
化水素の異性化反応であることが好ましい。
【0011】本発明による固体酸触媒の製造方法は、金
属酸化物及び/または含水金属酸化物からなる成形され
た担体であり、硫酸分が担持された担体を、窒素含有化
合物で処理した後、白金族金属成分を担持するものであ
る。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明は、硫酸分が担持された固
体酸触媒において、その外表面層に白金族金属が多く担
持され、中核部分には相対的に少ない白金族金属が担持
されるものであり、酸触媒反応に高い触媒活性を示し、
特に炭化水素の異性化などの反応に優れた触媒活性を発
揮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】[固体酸触媒]本発明の固体酸触
媒は、金属酸化物及び/または含水金属酸化物からなる
成形された担体と、この担体に担持された硫酸分及び触
媒粒子外表面層に濃縮された白金族金属成分を含む。
【0014】本発明の触媒は、粉体でなく、成形された
形状であり、0.5〜20mmの大きさのものを容易に
得ることができ、通常、平均粒径として、0.5〜20
mm、特には0.6〜5mmが好ましく用いられる。触
媒の機械的強度は、直径1.5mmの円柱ペレットの側
面圧壊強度として2kg以上、より好ましくは3kg以
上、さらに好ましくは4〜8kgである。
【0015】本発明の固体酸触媒は、金属酸化物及び/
または含水金属酸化物からなる成形された担体を含む。
この金属酸化物及び/または含水金属酸化物の金属成分
は特に限定されないが、例えばホウ素、マグネシウム、
アルミニウム、ケイ素、燐、カルシウム、チタン、バナ
ジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、
銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、イットリウム、ジ
ルコニウム、ニオブ、モリブデン、錫、ハフニウム、タ
ングステン、ランタン、セリウム等を挙げることができ
る。好ましくはアルミニウム、ケイ素、チタン、マンガ
ン、鉄、イットリウム、ジルコニウム、モリブデン、
錫、ハフニウム、タングステンであり、特にはアルミニ
ウム、チタン、鉄、ジルコニウム、錫である。これらの
金属酸化物及び/または含水金属酸化物は、単独でも、
混合物としても、複合金属酸化物としても用いることが
できる。
【0016】本発明の担体に用いられる金属酸化物及び
/または含水金属酸化物の少なくとも一部分の金属成分
がジルコニウムであり、触媒中にジルコニウムをジルコ
ニウム元素重量として20〜72重量%、特には30〜
60重量%含むことが好ましい。また、本発明の担体に
用いられる金属酸化物及び/または含水金属酸化物の少
なくとも一部分の金属成分がアルミニウムであり、触媒
中にアルミニウムをアルミニウム元素重量として5〜3
0%、特には8〜25重量%含むことが好ましい。本発
明の固体酸触媒は、金属成分としてジルコニウムとアル
ミニウムを含むことが特に好ましく、さらに、その酸触
媒性能向上のため必要に応じてハロゲンを含有すること
もできる。
【0017】本発明の固体酸触媒中に占める硫酸分(S
)の割合は、硫黄元素重量として0.7〜7重量
%、好ましくは1〜6重量%、特には2〜5重量%であ
る。硫酸分が多すぎても少なすぎても触媒活性は低下す
る。
【0018】本発明の固体酸触媒中には、白金族金属か
ら選ばれる1種以上の金属を含有する。ここでの白金族
金属としては、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウ
ム、イリジウム、オスミウムが挙げられる。好ましくは
白金、パラジウム、ルテニウム、特には白金が好適に用
いられる。触媒中に占める白金族金属成分の割合は、金
属元素重量として、0.01〜10重量%、好ましくは
0.05〜5重量%、特には0.1〜2重量%である。
白金族金属成分の含有量が少なすぎると、触媒性能向上
効果が低く好ましくない。白金族金属成分の含有量が多
すぎると、触媒の比表面積や細孔容積の低下を引き起こ
すため好ましくない。
【0019】本発明の固体酸触媒粒子の外表面層におけ
る白金族金属成分の濃度は、触媒粒子の中核部における
白金族金属成分の濃度の少なくとも1.5倍以上、好ま
しくは3倍以上、特には5倍以上である。ここでの外表
面層は、触媒粒子の外表面から50μmまでの範囲を意
味し、中核部は触媒粒子の外表面から200μm以上離
れた部分を意味する。外表面層および中核部の白金族金
属成分の濃度は、EPMA測定装置を用いたX線強度測
定から触媒断面の白金族金属成分の濃度分布として求め
ることができる。
【0020】本発明の固体酸触媒の比表面積は50〜5
00m/g、好ましくは100〜300m/g、特
には150〜200m/gである。比表面積は通常知
られているBET法によって測定できる。
【0021】本発明の固体酸触媒の細孔構造は、細孔直
径0.002〜0.05μmの範囲については窒素吸着
法、細孔直径0.05〜10μmの範囲は水銀圧入法に
より測定できる。細孔直径0.002〜10μmの細孔
容積は0.2ml/g以上、好ましくは0.3ml/g
以上、特には0.35ml/g〜1.0ml/gであ
る。
【0022】[触媒製造方法]本発明の固体酸触媒製造
方法は、金属酸化物及び/または含水金属酸化物からな
る成形された担体と、この担体に担持された硫酸分及び
触媒粒子の外表面層に濃縮された白金族金属成分を含む
固体酸触媒が得られる方法であれば特に限定はない。一
例を挙げれば、含水金属酸化物及び/または金属水酸化
物の前駆体となる粉体に硫黄分含有化合物を加えて混練
し、成形し、焼成し、白金族金属含有化合物を担持し、
焼成する方法が用いられる。以下にこの方法に沿って説
明を行うが、担体の焼成、硫酸分または白金族金属成分
の担持及び担持後の処理の各工程は、所定の白金族金属
成分の分布が得られる範囲においてその順序を適宜変更
できる。
【0023】[含水金属酸化物及び/または金属水酸化
物の前駆体粉体]含水金属酸化物及び/または金属水酸
化物の前駆体粉体は、成形後の焼成により担体を構成す
る金属酸化物及び/または含水金属酸化物となるもので
あり、どのように製造しても構わないが、一般には金属
塩や有機金属化合物などを中和もしくは加水分解し、洗
浄、乾燥することにより得ることができる。また、含水
金属酸化物及び/または金属水酸化物の前駆体粉体は、
2種類以上を混合して用いることもできる。さらに、含
水金属酸化物及び/または金属水酸化物の前駆体粉体
は、複合金属水酸化物及び/または複合金属水和酸化物
を用いることもできる。
【0024】[硫黄分含有化合物]硫黄分含有化合物
は、硫酸分を含有する化合物、または、その後の焼成な
どの処理により硫酸分に変換されうる硫黄分を含んだ化
合物である。硫黄分含有化合物としては、硫酸、硫酸ア
ンモニウム、亜硫酸、亜硫酸アンモニウム、塩化チオニ
ル、ジメチル硫酸などが挙げられるが、硫酸分を含んだ
硫酸分含有化合物が好ましく用いられ、硫酸アンモニウ
ム、ジメチル硫酸が製造装置の腐食性も低く好ましい。
特には硫酸アンモニウムが最も好ましく用いられる。
【0025】硫黄分含有化合物はそのままでも、または
水溶液のような溶液として用いても構わない。硫黄分含
有化合物は、固体の状態でも、液状でも、溶液の濃度に
関しても特に限定はなく、混練に必要な溶液量などを考
えて調製することができる。硫黄分含有化合物の添加量
は、最終的に得られる固体酸触媒中に占める硫酸分(S
)量が、硫黄元素重量として1〜10重量%、好ま
しくは2〜9重量%、特には3〜8重量%となるように
するのが好ましい。
【0026】[混練]混練の方法には特に限定は無く、
一般に触媒調製に用いられている混練機を用いることが
できる。通常は原料を投入し、水を加えて攪拌羽根で混
合するような方法が好適に用いられるが、原料および添
加物の投入順序など特に限定はない。混練の際には通常
水を加えるが、加える液体としては、エタノール、イソ
プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどの有機溶媒でも良い。混練時の温
度や混練時間は、原料となる含水金属酸化物及び/また
は金属水酸化物の前駆体粉体と硫黄分含有化合物により
異なるが、好ましい細孔構造が得られる条件であれば、
特に制限はない。同様に本発明の触媒性状が維持される
範囲内であれば、硝酸などの酸やアンモニアなどの塩
基、有機化合物、金属塩、セラミックス繊維、界面活性
剤、ゼオライト、粘土などを加えて混練しても構わな
い。
【0027】[成形]混練後の成形方法には特に限定は
無く、一般に触媒調製に用いられている成形方法を用い
ることができる。特に、ペレット状、ハニカム状等の任
意の形状に効率よく成形できるので、スクリュー式押出
機などを用いた押出成形が好ましく用いられる。成形物
のサイズは特に制限はないが、通常、その断面の長さが
0.5〜20mmの大きさに成形される。例えば円柱状
のペレットであれば、通常直径0.5〜10mm、長さ
0.5〜15mm程度のものを容易に得ることができ
る。
【0028】[成形後の焼成]成形後の焼成は、空気ま
たは窒素などのガス雰囲気中において行われるが、特に
は空気中で行うことが好ましい。焼成温度は焼成時間、
ガス流通量など他の焼成条件によっても異なるが、一般
に400〜900℃、好ましくは500〜800℃であ
る。焼成時間は焼成温度、ガス流通量など他の焼成条件
によっても異なるが、一般に0.05〜20時間、特に
0.1〜10時間、さらには0.2〜5時間が好まし
い。
【0029】[白金族金属成分及びその担持]本発明の
触媒に用いられる白金族金属成分として選ばれる金属成
分は、白金、パラジウム、ルテニウムなどが好ましく、
特には白金が好適に用いられる。これらは金属そのもの
よりも化合物の形態になっているものを担持成分として
用いる方が好ましい。これらの金属化合物は、無水物と
しても、水和物としても用いることができる。さらにこ
れらの金属化合物は1種でも、2種以上を混合したもの
でも良い。また白金族金属成分には、他の族の金属成分
が含まれていても構わない。これら金属化合物の添加量
は、固体酸触媒中に占める白金族金属成分の合計量が
0.01〜10重量%、特には0.1〜5重量%となる
ように添加することが好ましい。
【0030】これらの金属成分を担持する方法には特に
制限はないが、スプレー、浸漬などによる含浸法や、イ
オン交換法等が好適に用いられる。
【0031】白金族金属成分を触媒粒子の外表面に濃縮
させる方法としては特には限定されないが、担体の前処
理、担持化合物の選択による方法、競争吸着を利用した
方法、担持後の乾燥方法などが挙げられる。好ましくは
担体を窒素含有化合物、特にはアンモニアなどの塩基性
窒素含有化合物で前処理する方法が挙げられる。例えば
本発明者らは、硫酸分とジルコニアを含む成形された担
体ペレットに、塩化白金酸の水溶液をスプレー担持する
と、通常白金はペレット全体に均一に担持されるのに対
し、担体ペレットをアンモニア水溶液で前処理して窒素
分を含ませた後に、塩化白金酸の水溶液をスプレー担持
した場合、白金がペレットの外表面層に濃縮されること
を見出した。
【0032】[白金族金属成分担持後の処理]上記の担
持された触媒は、乾燥、焼成、還元などによって安定化
される。乾燥、焼成は空気または窒素などのガス雰囲気
中において行われるが、特には空気中で行うことが好ま
しい。還元は水素を含む気流中で行うことが好ましい。
【0033】焼成温度は焼成時間など他の焼成条件によ
っても異なるが、一般に300〜800℃、特に400
〜800℃、さらには500〜700℃が好ましい。焼
成時間は温度など他の焼成条件によっても異なるが、一
般に0.05〜20時間、特に0.1〜10時間、さら
には0.2〜5時間が好ましい。
【0034】[ハロゲン含有化合物との接触]本発明の
固体酸触媒は、その触媒活性を増強させるために、必要
に応じてハロゲン分を含有することができる。ハロゲン
分を含有させるためには、成形後の焼成の後か、白金族
金属成分担持後の焼成の後に、固体酸触媒をハロゲン含
有化合物と接触させることが好ましい。ハロゲン分を残
留させやすいため、白金族金属成分担持後の焼成の後
に、固体酸触媒をハロゲン含有化合物と接触させること
が特に好ましい。ハロゲン含有化合物としては、白金族
金属成分を含まないこと以外特に限定はなく、塩素、無
機塩素含有化合物、有機塩素含有化合物が好適に用いら
れる。特には塩素、塩酸、塩化アルミニウム、塩化ジル
コニウム、塩化アンモニウム、四塩化炭素、クロロホル
ム、塩化メチレン、ジクロロエタン、トリクロロエタ
ン、及びそれらの混合物等が好ましい。塩素含有化合物
との接触の後は、触媒中に塩素分を安定に含有させるた
めに、必要に応じて焼成、分解、酸化、還元等の後処理
を施すことが好ましい。塩素含有化合物との接触の後、
固体酸触媒に占める塩素含有量は、0.02〜10重量
%であることが好ましい。
【0035】[反応への適用]本発明による固体酸触媒
が適用される酸触媒反応としては、従来、塩化アルミニ
ウム系触媒に代表されるルイス酸触媒または硫酸に代表
されるブレンステッド酸触媒を用いていた酸触媒反応を
挙げることができる。特には、異性化、不均化、ニトロ
化、分解、アルキル化、エステル化、アシル化、エーテ
ル化、転位、重合など様々な反応に好ましく用いられ
る。具体的な反応としては、ライトナフサの異性化反
応、ワックスの異性化反応、オレフィンの異性化反応、
キシレンの異性化反応、トルエンの不均化反応、芳香族
化合物のニトロ化反応、フロン類の分解反応、クメンハ
イドロパーオキサイドの分解反応、ブテンとブタンのア
ルキル化反応、芳香族化合物のアルキル化反応、メタク
リル酸などのエステル化反応、無水フタル酸のエステル
化反応、芳香族化合物のアシル化反応、イソブテンとメ
タノールのエーテル化反応、ベックマン転位反応、テト
ラヒドロフランの開環重合反応、オレフィンの重合反
応、メタンの酸化的カップリング反応などに用いること
ができる。特には炭素数4〜6の飽和炭化水素成分を7
0重量%以上含む炭化水素の異性化反応に好適に用いら
れる。
【0036】[異性化反応用炭化水素]本発明の異性化
反応の原料となる炭化水素としては、特に限定はない
が、沸点範囲−20℃〜150℃程度の石油留分中にあ
る炭化水素が好ましく用いられる。さらには炭素数4〜
6の飽和炭化水素が全体の70重量%以上、特には90
重量%以上を占めるような炭化水素に好ましく用いられ
る。好ましい反応は、直鎖パラフィンが分岐パラフィン
に異性化され、オレフィンや芳香族化合物が水素化され
て鎖状あるいは環状のパラフィンになり、さらに異性化
される反応である。炭化水素化合物の異性化の反応条件
としては、好ましい反応温度の範囲が20〜300℃、
特には100〜250℃であり、好ましい反応圧力の範
囲が1〜50kgf/cm、好ましいLHSVの範囲
が0.2〜10/hr、好ましい水素/原料比の範囲
が、原料炭化水素に含まれる不飽和分(オレフィン分、
芳香族分)を飽和させるために必要な水素量以上、特に
は0.01〜10mol/molである。
【0037】本発明の異性化反応の原料となる炭化水素
中の硫黄化合物の含有量は、硫黄重量として500pp
m以下、特には100ppm以下、さらには1ppm以
下であることが好ましい。本発明の異性化反応の原料と
なる炭化水素中の水分量としては、100ppm以下、
さらに好ましくは5ppm以下、特には1ppm以下で
あることが好ましい。
【0038】本発明中の炭化水素の異性化反応では、触
媒活性を継続的に保つために、必要に応じて原料炭化水
素中に塩素含有化合物を導入し、反応系内に供給する。
塩素含有化合物としては、塩素、無機塩素含有化合物、
有機塩素含有化合物が挙げられるが、特には有機塩素含
有化合物が好適に用いられる。有機塩素含有化合物とし
ては特に限定はないが、例えばクロロホルム、四塩化炭
素、塩化メチレン、ジクロロエタン、トリクロロエタン
や、それらの混合物などが好適に用いられる。塩素含有
化合物の導入量は、原料炭化水素中に占める塩素量とし
て0.1ppm〜1000ppm、好ましくは1〜10
0ppmである。
【0039】
【実施例】以下、実施例により詳細に説明する。 [凝集粒子の平均粒径測定方法]日機装(株)MICRO
TRAC粒度分析計を用い、湿式測定法で測定した。こ
れは、粉体を水中に分散させ、流れる凝集粒子群にレー
ザー光を照射し、その前方散乱光により粒度分析を行う
ものである。
【0040】[細孔構造の測定方法]比表面積及び細孔直
径0.002〜0.05μmの範囲の細孔構造について
は、Micromeritics社製ASAP2400
型測定器を用い、窒素吸着法にて測定した。細孔直径
0.05〜10μmの範囲については、Microme
ritics社製AutoPore9200型測定器を
用い、水銀圧入法にて測定した。
【0041】[平均圧壊強度の測定方法]富山産業(株)
製TH−203CP錠剤破壊強度測定器を用い、円柱状
に押出成形し、乾燥、焼成したサンプルを用いて側面圧
壊強度を測定した。測定プローブは先端が直径4.5m
mの円形状のものを使用した。測定サンプルを、円柱サ
ンプルの側面中央に当てて測定する操作を20回繰り返
し、その平均値を算出した。
【0042】[EPMAによる白金族金属成分の分布分
析]EPMA測定装置を用い、触媒外表面層と触媒中核
部の白金族金属成分濃度の比を測定した。触媒外表面層
については触媒外表面から0〜50μmの範囲につい
て、外表面から中核部への深さ方向に10μm毎に5点
の濃度を測定し、その平均を算出した。触媒中核部につ
いては、触媒外表面から200μm以上離れた任意の5
点の濃度を測定し、その平均を算出した。
【0043】濃度の算出方法は、白金族金属の特性X線
のピーク位置およびその前後のバックグラウンド位置で
のX線強度を測定し、ピーク位置でのバックグラウンド
の値を決定し、ピーク位置での測定強度からバックグラ
ウンドを差し引いたものを真の強度とした。このように
して求めた金属純物質の強度をref、触媒外表面層の
強度の平均をsurf、触媒中核部の強度の平均をbu
lkとした場合、触媒中の白金族金属の濃度を以下のよ
うに算出した。この場合の値は定量値(1次近似)であ
る。 外表面層:100×(surf/ref)、中核部:1
00×(bulk/ref) EPMA測定装置:日本電子製EPMA JXA890
0R 測定条件 加速電圧:20kV 試料電流:0.1μA ビーム径:10μmφ 分光結晶:LiF 測定エネルギー位置(白金の場合) PtLα(ピーク位置):9.441keV バックグラウンド位置:8.768keV、9.817
4keV
【0044】[担体A]市販の乾燥水酸化ジルコニウムを
乾燥した平均粒径1.2μmの粉体を含水ジルコニア粉
体として用いた。また、平均粒径10μmの市販の擬ベ
ーマイト粉体を含水アルミナ粉体として用いた。この含
水ジルコニア粉体1860gと含水アルミナ粉体112
0gを加え、さらに硫酸アンモニウム575gを加え、
攪拌羽根のついた混練機で水を加えながら45分間混練
を行った。得られた混練物を直径1.6mmの円形開口
を有する押出機より押し出して円柱状のペレットを成形
し、110℃で乾燥して乾燥ペレットを得た。続いてこ
の乾燥ペレットの一部を725℃で1時間(室温から7
25℃まで1時間で昇温)焼成し、担体Aを得た。
【0045】成形された担体Aは、平均直径1.5m
m、平均長さ5mmの円柱状であり、平均圧壊強度は
3.8kgであった。担体A中に占めるジルコニアの割
合はジルコニウム元素重量として46.6重量%、アル
ミナの割合はアルミニウム元素重量として15.5重量
%、硫酸分の割合は硫黄元素重量として2.5重量%、
窒素分の割合は0.01重量%以下であった。担体Aの
比表面積は169m/g、細孔直径0.002〜10
μmの細孔容積は0.47ml/gであった。担体Aの
細孔直径0.002〜0.05μmの範囲の平均細孔直
径は57Åであった。
【0046】[触媒A:実施例]150gの担体Aに、触
媒中の窒素量が2重量%になるように、アンモニア水溶
液をスプレー担持した。これを乾燥後、400℃で1時
間(室温から400℃まで1時間で昇温)焼成して、担
体B約151gを得た。担体B中に含まれる窒素分の割
合は0.18重量%であった。次に、125gの担体B
に、触媒中の白金量が0.5重量%になるように塩化白
金酸の水溶液をスプレー担持した。これを乾燥後、50
0℃で1時間(室温から500℃まで1時間で昇温)焼
成して触媒A約125gを得た。
【0047】触媒Aは、白金が外表面層に濃縮されてお
り、触媒外表面層の白金濃度は1.03重量%、触媒中
核部の白金濃度は0.08重量%、触媒外表面層の白金
濃度は触媒中核部の白金濃度の12.6倍であった。触
媒Aの形状、平均圧壊強度、ジルコニアの割合、アルミ
ナの割合、硫酸分の割合、細孔直径0.002〜10μ
mの細孔容積は担体Aと同等であった。触媒A中に占め
る窒素分の割合は0.01重量%以下、触媒Aの比表面
積は164m/g、細孔直径0.002〜0.05μ
mの範囲の平均細孔直径は64Åであった。
【0048】[触媒B:比較例]125gの担体Aに、触
媒中の白金量が0.5重量%になるように塩化白金酸の
水溶液をスプレー担持した。これを乾燥後、500℃で
1時間(室温から500℃まで1時間で昇温)焼成して
触媒B約125gを得た。
【0049】触媒Bは、白金がほぼ均一に担持されてお
り、触媒外表面層の白金濃度は0.46重量%、触媒中
核部の白金濃度は0.42重量%、触媒表面層の白金濃
度は触媒中核部の白金濃度の1.1倍であった。触媒B
の形状、平均圧壊強度、ジルコニアの割合、アルミナの
割合、硫酸分の割合、窒素分の割合、比表面積、細孔直
径0.002〜10μmの細孔容積は担体Aと同等であ
った。触媒Bの細孔直径0.002〜0.05μmの範
囲の平均細孔直径は62Åであった。
【0050】[異性化反応]16〜24メッシュに整粒し
た触媒(触媒A,B)4ccを、長さ50cm、内径1
cmの固定床流通式反応器中に充填し、前処理の後、ラ
イトナフサの異性化反応を行った。前処理は、温度:4
00℃、圧力:常圧、雰囲気:空気で1時間行った。そ
の後、大気を導入することなく、反応器内を窒素雰囲気
とし、さらに水素雰囲気としてから、異性化反応を開始
した。
【0051】反応原料となる脱硫ライトナフサは、ブタ
ンを4.9重量%、ペンタンを56.3重量%、ヘキサ
ンを32.6重量%、シクロペンタンを2.3重量%、
メチルシクロペンタン及びシクロヘキサンを2.8重量
%、ベンゼンを1.1重量%含み、オレフィンを0.1
重量%含んでいた。また、水分の濃度は40重量ppm
以下であり、硫黄化合物の濃度は硫黄換算1重量ppm以
下、窒素化合物の濃度は窒素換算0.1重量ppm以
下、水以外の酸素化合物の濃度は酸素換算で0.1重量
ppm以下、塩素化合物の濃度は塩素換算で0.1重量
ppm以下であった。
【0052】また、反応に持ちいた水素ガスは純度9
9.99容量%で、水分は0.5重量ppm以下であ
り、他の不純物として、硫黄化合物の濃度は硫黄換算で
1重量ppm以下、窒素化合物の濃度は0.1重量pp
m以下、水以外の酸素化合物の濃度は酸素換算で0.1
重量ppm以下、塩素化合物の濃度は塩素換算で0.1
重量ppm以下であった。
【0053】ライトナフサの異性化反応は、反応温度2
00℃、反応圧力(ゲージ圧):30kg/cm、L
HSV=2/hr、水素/油比(H/Oil):2
(mol/mol)で行った。通油開始250時間後の
反応管出口組成をガスクロマトグラフィーにより分析し
た。分析結果である反応管出口組成を表1に示す。表中
i−C5/ΣC5は炭素数5の鎖状炭化水素留分中に占
めるイソペンタンの割合(重量%)、2,2’−DMB
/ΣC6は炭素数6の鎖状炭化水素留分中に占める2,
2’−ジメチルブタンの割合(重量%)である。反応原
料である脱硫ライトナフサのi−C5/ΣC5は40.
0重量%、2,2’−DMB/ΣC6は1.2重量%で
あった。
【0054】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA05A BA05B BA45A BB04A BB04B BB05B BB08B BB10A BB10B BC16A BC51A BC51B BC75A BC75B BD06A BD06B BD08A BD08B BD12B CB41 EA02Y EA06 EB18Y EC03Y EC06Y EC10Y EC22Y ED03 FA02 FB24 FB30 FB67 4H006 AA05 AC27 BA09 BA10 BA23 BA25 BA26 BA30 BA68 BC10 BC11 4H029 CA00 DA00 4H039 CJ10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化物及び/または含水金属酸化物
    からなる成形された担体と、この担体に担持された硫酸
    分及び白金族金属成分を含み、酸触媒反応に用いられる
    触媒において、触媒粒子の外表面層における白金族金属
    成分の濃度が、触媒粒子の中核部における白金族金属成
    分の濃度の少なくとも1.5倍である固体酸触媒。
  2. 【請求項2】 触媒粒子の外表面層における白金族金属
    成分の濃度が、触媒粒子の中核部における白金族金属成
    分の濃度の少なくとも3倍である請求項1記載の固体酸
    触媒。
  3. 【請求項3】 触媒全重量に占める白金族金属成分の割
    合が0.01〜10重量%である請求項1あるいは2記
    載の固体酸触媒。
  4. 【請求項4】 白金族金属成分が白金である請求項1〜
    3記載の固体酸触媒。
  5. 【請求項5】 触媒中に占める硫酸分の割合が、硫黄元
    素重量として0.7〜7重量%である請求項1ないし4
    記載の固体酸触媒。
  6. 【請求項6】 金属酸化物及び/または含水金属酸化物
    の少なくとも一部分の金属成分がジルコニウムであり、
    触媒中にジルコニウムがジルコニウム元素重量として2
    0〜72重量%含まれている請求項1ないし5記載の固
    体酸触媒。
  7. 【請求項7】 金属酸化物及び/または含水金属酸化物
    の少なくとも一部分の金属成分がアルミニウムであり、
    触媒中にアルミニウムがアルミニウム元素重量として5
    〜30重量%含まれている請求項1ないし6記載の固体
    酸触媒。
  8. 【請求項8】 酸触媒反応が、炭素数4〜6の飽和炭化
    水素成分を70重量%以上含む炭化水素の異性化反応で
    ある請求項1ないし7記載の固体酸触媒。
  9. 【請求項9】 金属酸化物及び/または含水金属酸化物
    からなる成形された担体であり、硫酸分が担持された担
    体を、窒素含有化合物で処理した後、白金族金属成分を
    担持する固体酸触媒の製造方法。
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