JP2001069859A - 緑化ユニット - Google Patents

緑化ユニット

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JP2001069859A
JP2001069859A JP25049499A JP25049499A JP2001069859A JP 2001069859 A JP2001069859 A JP 2001069859A JP 25049499 A JP25049499 A JP 25049499A JP 25049499 A JP25049499 A JP 25049499A JP 2001069859 A JP2001069859 A JP 2001069859A
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water supply
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containers
supply pipe
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JP25049499A
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Katsuyoshi Mizutani
勝義 水谷
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Misawa Ceramics Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植栽容器を用いるユニット方式のものであっ
て、隣接する植栽容器間のデッドスペースの極少化や省
資源化に効果があり、また水の管理が容易で植物の成長
に好適であって、廃棄時の環境汚染を生じにくい緑化ユ
ニットを提供する。 【解決手段】 植物栽培土Mが充填される植栽部12,
22を有する一対の略矩形状植栽容器11,21と、前
記一対の植栽容器に配設される給水管30とよりなるユ
ニットが所要数連結されて設置される緑化ユニットであ
って、前記植栽容器がその一部に断面略鉤形をした互い
の重合部15,25と通水口16,26とを有する紙質
材のモールド成型品からなり、前記給水管の側面に形成
された給水孔31,32と前記通水口を介して前記一対
の植栽容器に給水できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、緑化ユニットに
関し、特にはビルのような陸屋根形式の屋上等に配設さ
れるのに適した緑化ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に都市部において、ヒートアイ
ランド現象や大気汚染等に対する環境改善の目的から、
ビルのように陸屋根形式となっている建物の屋上で植物
を栽培して、いわゆるグリーン化することが提案され、
一部で実施されている。
【0003】従来提供されているグリーン化の手段とし
ては、例えば典型的には、グリーン化しようとする屋上
等の基盤面に防水シートを敷き、この防水シート面に土
や堆肥化物等からなる、いわゆる植物栽培土を適宜の層
厚に設け、この栽培土に適宜に生育した所要の植物や植
物の種子等を植え込んで実施するものがある。
【0004】その他の簡易な手段としては、木材やプラ
スチック材等で形成した所要寸法の容器を多数屋上に設
置し、この容器に植物栽培土を充填して草木等や種子等
を植え込んで実施するものもある。
【0005】しかしながら、前者においては、施工する
基盤面が広い場合、施工性や防水等のメンテナンス性に
難がある。また、後者においては、ユニット方式である
ため、施工性や防水性等の前記不具合に関しては前者よ
りも十分な効果が期待できるものの、施工作業性を良く
し、かつ種々の基盤面形状に対応できるよう汎用性を持
たせようとすると、各容器の寸法を比較的小さくするこ
とが要求されることとなる。また、プラスチック等の材
質で形成される容器は、その剛性や材質上等の問題から
板厚が1cmないしは数cm程度にされたものが多い。
したがって、これらの容器を多数並置した場合には、容
器を相互に接した状態としても、グリーン化面積として
みると、前記容器の板厚部分がかなりのデッドスペース
として現れる。特に植物が背丈の低い草木等である場合
には、前記デッドスペースが隙間として目立ちやすく、
グリーン化としての一体感(一面感)が損なわれやす
い。
【0006】さらには、昨今の省資源指向から考えれ
ば、木材などの大量の資源を消費する不具合があり、ま
た、特にプラスチック容器を用いる場合にはプラスチッ
ク容器の廃棄時に新たな環境汚染源になりやすいなど、
前記環境改善を目的としたグリーン化手段でありなが
ら、ある意味で相反する結果となっているのが現状であ
る。さらに、これら従来の方式においては植物の生育に
必要な水の管理が難しく、特に配管や給水量のコントロ
ールが難しく、種子が発芽しづらかったり、植物が枯れ
る不安があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、植栽容器を用いるユニット方式の
ものであって、隣接する植栽容器間のデッドスペースの
極少化や省資源化に効果があり、また水の管理が容易で
植物の成長に好適であって、廃棄時の環境汚染を生じに
くい緑化ユニットを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、植物栽培土が充填される植栽部を有する一対の略
矩形状植栽容器と、前記一対の植栽容器に配設される給
水管とよりなるユニットが所要数連結されて設置される
緑化ユニットであって、前記植栽容器がその一部に断面
略鉤形をした互いの重合部と通水口とを有する紙質材の
モールド成型品からなり、前記給水管の側面に形成され
た給水孔と前記通水口を介して前記一対の植栽容器に給
水できるようにしたことを特徴とする緑化ユニットに係
る。
【0009】請求項2の発明は、一対の植栽容器におい
て下側となる重合部が上面で全面開口して該開口部分が
通水口を構成し、上側となる重合部は給水管の給水孔に
対応する位置に通水口を有し、前記給水管の端部が隣接
給水管との接続部となっていることを特徴とする請求項
1記載の緑化ユニットに係る。
【0010】請求項3の発明は、育成する種子等を所要
寸法の水溶性シートに定着させた育成シート材を、植栽
容器に充填した植物栽培土の表面又は土中に敷設したこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の緑化ユニットに係
る。
【0011】請求項4の発明は、所定温度以下で吸水保
持し、所定温度を超えた場合に漸次水を放出する機能を
備えた高分子樹脂粒子を植物栽培土に混合したことを特
徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の緑化ユニ
ットに係る。
【0012】請求項5の発明は、植栽容器の植栽部の底
部に吸排水性を備えた前記高分子樹脂粒子の層を設け、
その上面に植物栽培土を充填してなることを特徴とする
請求項1ないし3記載の緑化ユニットに係る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る緑
化ユニットを連設した状態の一部を切り欠いて示す斜視
図、図2は植栽容器を示す斜視図、図3は図1の3−3
断面図、図4は緑化ユニットの他の実施例を示す断面図
である。
【0014】図1に示す請求項1の実施例に係る緑化ユ
ニット10は、特に陸屋根形式とされたビルの屋上等に
好適に配設されるもので、一対の植栽容器11,21と
給水管30とよりなるユニットで構成される。なお、以
下の記載において、一対の植栽容器11,21をそれぞ
れ区別するときは、一方を第一植栽容器11、他方を第
二植栽容器21と呼ぶことにする。
【0015】前記植栽容器11,21は、紙質材を溶か
してスラリー状としたものを型により脱水、プレス等し
て賦形する公知のモールド成型により得られたもので、
上面が開口した略矩形状の有底箱状に形成され、内部が
植物栽培土Mの充填される植栽部12,22となってい
る。前記紙質材は、特に省資源化のために、古新聞、古
段ボール等の古紙やパルプ廃材を用いたリサイクル品と
するのがより好ましい。この植栽容器11,21をモー
ルド成型品とすることにより、板厚を極めて薄い数mm
にしても、剛性に優れた自立性のある容器とすることが
できるのである。該植栽容器11,21の側面及び底面
には、より剛性を上げるために、適宜リブ等を形成する
ことも可能であり、また底面には水抜き孔を適宜設けて
もよい。
【0016】前記植栽容器11,21は、図2及び図3
からも解るように、相互に一部で重合するよう断面鉤形
の段付き形状(いわゆる相欠き形状)からなる重合部1
5,25を容器11,21の側面に有する。この実施例
では、第一植栽容器11の重合部15は下側が切り欠か
れて容器上側が突出した鉤形からなるのに対し、第二植
栽容器21の重合部25は上側が切り欠かれて容器下側
が突出した鉤形からなり、第一植栽容器11の重合部1
5が第二植栽容器21の重合部25上に重なるようにな
っている。
【0017】さらに前記植栽容器11,21には、給水
管30からの水を植栽部12,22に供給するための通
水口16,26が形成されている。本実施例において
は、請求項2に規定するように、下側となる第二植栽容
器21の重合部25を上面で全面開口したものとしてそ
の開口部分を第二植栽容器21の通水口26とし、他
方、上側となる第一植栽容器11の重合部15にはその
下壁面に所要間隔で通水口16を形成し、両重合部1
5,25間に給水管30を配設するようにした。このよ
うに下側となる重合部25の上面を全面開口として通水
口26とすることによって、給水管30からの水が第二
植栽容器21内に流入し易くなるのみならず、第二植栽
容器21内への植物栽培土Mの充填作業がより容易にな
る。もちろん、第二植栽容器21の重合部25の上面を
全面開口とせずに、前記所要間隔で孔を開けて通水口2
6としてもよい。
【0018】また、前記両重合部15,25を重ねた際
に給水管30が邪魔になって重合部15,25間に隙間
を生じないよう、重合部15,25の少なくとも一方
(この例では第二植栽容器25側)に給水管30の嵌ま
る凹溝(27)を設けるのが好ましい。さらに、前記第
一植栽容器11の重合部15下壁面の通水口16には、
透水性があり、かつ土砂等の固形粒状物は通さない透水
シート19を配置して、第一植栽容器11内の栽培土M
が給水や振動等で流出しないようにしておくのが好まし
い。透水シート19としては、編み目の細かい適当なプ
ラスチックシートや金網、布材等、適宜のもので足り
る。
【0019】前記給水管30は、所要寸法からなる金属
製あるいはプラスチック製の管からなり、その側面に植
栽容器11,21の前記通水口16,26に応じた給水
孔31,32が上下の側面に形成されている。この給水
管30に供給された水は、給水孔31,32から前記通
水口16,26を介して前記植栽容器11,21内に水
を供給できるようになっている。前記給水孔31,32
の大きさは下側の給水孔32が上側の給水孔31よりも
小さくされており、それによって、水が効率良く上下の
通水口16、26に配分されるようになっている。
【0020】また、本実施例の給水管30は、図からも
解るように、給水管方向Xに沿う重合部15,25の寸
法と略等しい長さとされ、隣接するユニットの給水管と
端部33,34で連結されるようになっている。前記給
水管30端部33,34の連結は、適宜の連結部品を用
いてもよいが、この実施例では、一方の端部33を外径
の小さい雄側とし、他方の端部34を前記雄側端部33
の外径と等しい寸法の内径とし、隣接する給水管の雄側
端部を雌側端部に挿入することにより、隣接給水管30
同士を連結できるようにしている。さらに、前記連結部
での漏水を防ぐため、Oリング等のシールパッキンを雄
側端部33と雌側端部34間に介在させてもよい。な
お、最も端に配置されるユニットの給水管30について
は、他の給水管と連結されない端部が、所定の水源(蛇
口やホース等)と接続され、それによって一連の給水管
に水を供給できるようにされる。
【0021】前記植栽部12,22に充填される植物栽
培土Mとしては、土、砂、堆肥等適宜の園芸材料の混合
されたものが用いられる。さらに、この実施例の緑化ユ
ニット10では、請求項3に規定したように、育成する
種子等(種子の他に苗木等を含む)を所要寸法の水溶性
シートに定着させた育成シートSを植物栽培土Mの表面
又は土中に敷設するようにした。前記種子等は、従来通
り粒状の種や苗を直接植物培土Mに蒔いたり植えても良
いが、所要寸法の水溶性シートに散布して定着させた育
成シートを用いれば取り扱い性がよい。特に種子が細か
い場合には好適である。このような育成シートSは、植
物生育中の時間経過で栽培土M中に溶解し、植物の育成
の邪魔になることがない。この育成シートSには予め特
定の養分薬剤を浸透定着させておくこともできる。な
お、水溶性シートとしては、本発明の利用分野に限ら
ず、すでに各種のものが提供されており特に限定するも
のではないが、本実施例では、三島製紙株式会社製の商
品名「ディゾルボ」を使用した。
【0022】また、この実施例の植物栽培土Mには、請
求項4に規定したように、所定温度以下では吸水保持
し、所定温度を超えた場合に漸次水分を放出する機能を
備えた高分子樹脂粒子Pを混合した。この実施例では、
高分子樹脂粒子Pとして、株式会社興人製の商品名「サ
ーモゲル」を使用した。この高分子樹脂粒子P「サーモ
ゲル」は、吸水保持機能と水分放出機能の切り替わる温
度を、15℃〜60℃であらかじめ設定できるため、栽
培植物に適した温度のものを使用することができる。混
合使用量としては、植物栽培土1リットルに対して1〜
3g、面積あたりの保水量を重視して、栽培土厚に関わ
らず、100g/m程度を添加するのが適当である。
【0023】さらに他の実施例としては、請求項5に規
定し、図4にも示したように、植栽容器11,21の底
部に吸排水性を備えた前記高分子樹脂粒子Pの層を設
け、その上面に植物栽培土Mを充填した構造としても良
い。なお、図において、同一部材については、同一符号
で示す。
【0024】前記のように植栽部12,22に充填する
植物栽培土M中に前記吸水保持及び水分放出機能を有す
る高分子樹脂粒子Pを所定量混合したり、植栽容器1
1,21の底部に高分子樹脂粒子Pの層を形成すること
によって、植物栽培土M中の水分を適度に保持し易くな
るため、植栽容器毎に給水管から給水できることと相俟
って給水管理がより容易になり、植物栽培土Mにおける
水溜まりによる植物の根ぐされや、乾燥による枯れを、
一層確実に防ぐことができる。
【0025】前記緑化ユニット10の設置は次のように
して行われる。まず、建物の屋上等の所要場所に、前記
一対の栽培容器11,21、給水管30からなるユニッ
トを所要数隣接させて載置する。その際、前記植栽容器
11,21の隣接する壁面を、この例のような粘着テー
プTあるいは図示しないクリップ等で連結固定し、また
各ユニットの給水管30を連結し、一端に位置するユニ
ットの給水管30端部を水道等の水源に連結する。
【0026】次いで、前記各植栽容器11,21の植栽
部12,22に、前記吸水保持及び水分の放出機能を有
する高分子樹脂粒子Pを分散させた植物栽培土Mを充填
し、前記育成シートSを植物栽培土Mの表面あるいは土
中に配置すれば、緑化ユニット10の設置が完了する。
その後、前記水源から水を供給すれば、植物を順調に育
成することができる。
【0027】なお、前記植栽容器11,21がそれほど
大きくなく、取り扱いに適した重さであれば、あらかじ
め、前記植物栽培土M及び育成シートSを植栽容器1
1,21に充填及び配置しておき、その状態で植栽容器
11,21を屋上等に設置してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明の緑化ユニットによれば、植栽容器を紙質材のモー
ルド成型品としたため、軽量且つ安価に優れるのみなら
ず、薄い板厚で十分な強度を有し、植栽容器間のデッド
スペースを少なくすることができる。さらに、植栽容器
が紙質材からなるため、植栽容器を廃棄処分する場合
に、環境破壊のおそれが少ない利点がある。しかも、前
記植栽容器には給水管を配設したので、ユニットの設置
と同時に配管引き回しもでき、設置作業等が容易にでき
る。それらに加えて、施工場所の広さに応じてユニット
数を増減することができるため、幅広く対応することが
できる。
【0029】請求項2の発明によれば、植栽容器の重合
部に給水管を配設したため、構造的に簡単になるととも
に植栽容器毎に確実に水を供給できるようになり、取り
扱いやコスト面で有利である。さらに、給水管の両端部
を接続可能としたため、隣接ユニットの給水管の連結が
容易になり、各植栽容器への水の供給を簡単に行うこと
もできる。
【0030】請求項3の発明によれば、育成する種子等
を水溶性シートに定着させた育成シートを植物栽培土の
表面又は土中に敷設した構造であるため、容器の利便性
と相俟って緑化ユニットとしての利便性及び種子等の偏
在散布が防げることにより植物の生育性が一層高まるこ
ととなる。しかも、前記水溶性シートは植物の生育中に
土中に溶けるため、養分の一部となって植物の生育に寄
与することになる。
【0031】請求項4の発明によれば、植物栽培土に、
所定温度以下では吸水保持し、所定温度を超えた場合に
漸次水分を放出する機能を備えた高分子樹脂粒子を混合
したため、植物の給水管理が非常に簡易となる。
【0032】請求項5の発明によれば、植栽容器の底部
に吸排水性を備えた高分子樹脂粒子の層を設け、その上
面に植物栽培土を充填したため、前記給水管理が簡単で
あるほか、土中に混合する場合のように高分子樹脂粒子
の偏在を考慮する必要がなく、高分子樹脂粒子の取り扱
いや土の入れ替え等メンテナンスが便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る緑化ユニットを連設
した状態の一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図2】植栽容器を示す斜視図である。
【図3】図1の3−3断面図である。
【図4】緑化ユニットの他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 緑化ユニット 11 第一植栽容器 12,22 植栽部 15,25 重合部 16,26 通水口 21 第二植栽容器 30 給水管 T 連結用粘着テープ P 高分子樹脂粒子 S 育成シート M 植物栽培堆肥土

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物栽培土が充填される植栽部を有する
    一対の略矩形状植栽容器と、前記一対の植栽容器に配設
    される給水管とよりなるユニットが所要数連結されて設
    置される緑化ユニットであって、 前記植栽容器がその一部に断面略鉤形をした互いの重合
    部と通水口とを有する紙質材のモールド成型品からな
    り、 前記給水管の側面に形成された給水孔と前記通水口を介
    して前記一対の植栽容器に給水できるようにしたことを
    特徴とする緑化ユニット。
  2. 【請求項2】 一対の植栽容器において下側となる重合
    部が上面で全面開口して該開口部分が通水口を構成し、
    上側となる重合部は給水管の給水孔に対応する位置に通
    水口を有し、 前記給水管の端部が隣接給水管との接続部となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の緑化ユニット。
  3. 【請求項3】 育成する種子等を所要寸法の水溶性シー
    トに定着させた育成シート材を、植栽容器に充填した植
    物栽培土の表面又は土中に敷設したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の緑化ユニット。
  4. 【請求項4】 所定温度以下で吸水保持し、所定温度を
    超えた場合に漸次水分を放出する機能を備えた高分子樹
    脂粒子を植物栽培土に混合したことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の緑化ユニット。
  5. 【請求項5】 植栽容器の植栽部の底部に所定温度以下
    で吸水保持し、所定温度を超えた場合に漸次水分を放出
    する機能を備えた高分子樹脂粒子の層を設け、その上面
    に植物栽培土を充填してなることを特徴とする請求項1
    ないし3記載の緑化ユニット。
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