JP2001069205A - 携帯無線電話端末を利用した音響装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】音楽などを記憶可能な携帯無線電話端末を、充
電しながら外部音響機器からの音楽などの出力を聞くこ
とができる携帯無線電話端末を利用した音響装置を提供
する。 【解決手段】センターからの配信情報を受信し、その情
報をダウンロードしてメモリに保存し、選択された情報
をメモリから読み出して出力する携帯無線電話端末１
と、充電可能な電源と前記携帯無線電話端末の出力を外
部音響機器へ接続する接続手段とを有する充電器５と、
外部音響機器１０とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、音楽情報を記憶可
能な携帯無線電話端末を利用した家庭用の音響装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来の携帯無線電話は音声または音声と
それに付随する文字情報の送受信の機能を備えていた。
また、携帯型音楽記録再生装置は音楽ソースから音楽情
報を録音し、それを再生していた。すなわち、携帯無線
電話と携帯型音楽記録再生装置とが別々の機器であり、
両方の機器を持ち歩き、それぞれを使い分けなければな
らなかった。本発明者は携帯無線電話に音楽などの配信
情報を記録再生する機能を持たせ、再生された音楽を出
力したり、文字情報を画面に表示したりすることが可能
な携帯無線電話端末を提案した（特願平11-209379
号）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話端末で
は、家庭等において音響機器があっても、携帯電話端末
のスピーカやイヤホンやヘッドホンでしか再生音が聞け
なかった。また、携帯電話端末の充電は充電器にセット
して充電のみをしていた。

【０００４】本発明の目的は、家庭等において、音楽な
どを記憶可能な携帯無線電話端末を外部音響機器に接続
された充電器にセットすることにより、充電しながら外
部音響機器から出力される音楽などを聞くことができる
携帯無線電話端末を利用した音響装置を提供することに
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以上述べてきた目的を達
成するために、本発明の請求項１記載の発明は、音声情
報の送受信をする携帯無線電話端末において、センター
データベースから配信される配信情報を受信する受信手
段と、受信した配信情報をダウンロードして保存するメ
モリ手段と、前記メモリ手段から情報を選択する選択手
段と、選択された情報を前記メモリ手段から読み出して
出力する出力手段を有する携帯無線電話端末と、前記携
帯無線電話端末に充電するための充電器であって、前記
携帯無線電話端末の出力手段と接続する接続手段と、前
記出力手段からの出力信号を外部音響機器へ伝達する伝
達手段を有する充電器と、前記出力信号を再生し音響出
力する前記外部音響機器から構成されることを特徴とす
る。

【０００６】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載の携帯型電話端末を利用した音響装置において、前記
外部音響機器の制御手順の指示が前記携帯型電話端末の
操作キーの操作により可能であることを特徴とする。

【０００７】上記構成によれば、携帯無線電話端末に記
憶保存された音楽データ等を充電しながら既存の外部音
響機器で再生し聴くことが可能となる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図１は、本発明の携帯電話端末が
用いられる通信システムを説明するための図である。図
において、携帯無線電話１は音楽ソースや関連する文字
情報ベースを保有するセンター３と公衆基地局２を介し
て無線で接続可能に構成され、携帯無線電話１のアンテ
ナ１ａと公衆基地局２のアンテナ２ａ間を無線でデータ
通信される。携帯無線電話１の操作キー１ｂを操作する
ことにより、センター３にある音楽ソースから所望の曲
を携帯無線電話１に送信してもらい、それを受信して内
蔵したメモリに記憶する。また関連する文字データは携
帯無線電話１のＬＣＤ１ｃに表示される。

【０００９】図２は、本発明の携帯無線電話端末を利用
した音響装置の構成を示す外観図である。家庭等におい
て、音楽などを記憶可能な上記携帯無線電話端末１を外
部音響機器（オーディオ機器）１０に端末１の出力が伝
達されるように接続された充電器５にセットすることに
より、携帯無線電話端末１を充電しながら端末１にメモ
リした音楽などを外部音響機器から出力させて、ヘッド
フォンなどを使うことなく聞くことができる。ここで、
充電器５は、外部電源コード６と携帯無線電話端末１か
らの出力を外部音響機器１０へ伝達するケーブル７を備
えている。

【００１０】図３は、本発明の携帯電話端末を利用した
音響装置の構成を示すブロック図である。まず、携帯電
話端末の構成について説明する。図において、１１はス
ピーカー（ヘッドホン）、１２はアンプ、１３はＤ／Ａ
変換器、１４はＣＯＤＥＣ( 音声圧縮伸長ロジック) 、
１５はフラッシュメモリ（ＲＯＭ）、１６はバッファＲ
ＡＭ，１７はデモジュレータ、１８はＲＦ部、１９はア
ンテナ、２０はＣＰＵ，２１はＭＭＩコントロール、２
２は操作キー、２３は液晶表示部（ＬＣＤ）、２４は充
電器用インタフェース、２５は電源、２６は充電用端子
である。

【００１１】充電器には、携帯電話端末の充電器用イン
タフェース２４と接続する端末用インタフェース５３
と、外部音響機器用インタフェース５４を備えている。

【００１２】アンテナ１９にて受信した音楽ソースはＲ
Ｆ部１８で受信し、デモジュレータ１７でデモジュレー
トした後バッファＲＡＭ１６に一時保存される。ここ
で、通常の無線通話の場合には、音声情報がＣＯＤＥＣ
１４を経由し、音声としてスピーカ１１またはヘッドホ
ンなどに出力される。一時保存されたデータは音楽ソー
スデータ保存用のフラッシュメモリ（ＲＯＭ）１５に保
存される。フラッシュメモリ１５は数曲分の音楽ソース
を記録できる容量を持っている。使用者がその音楽を聴
きたい時には、操作キー２２を操作して所望の音楽デー
タをフラッシュメモリ１５から選択し、Ｄ／Ａ変換器１
３、アンプ１２を経由して再生された音楽としてスピー
カ１１またはヘッドホンなどから出力される。

【００１３】次に、この携帯無線電話端末１を充電器５
にセットすると、内部フラッシュメモリ１５に保存され
た音楽データは、携帯無線電話端末１から充電器５へ充
電器用インタフェース２４と端末用インタフェース５３
を介して出力され、さらに外部音響機器用インタフェー
ス５４を介して外部音響機器１０に入力される。

【００１４】また、その際に、音楽データの再生、早送
り、ポーズなどの制御は携帯無線電話端末１の操作キー
２２で操作される。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯電話端
末を利用した音響装置によれば、携帯電話端末を充電器
にセットするだけで、電話端末、充電器、外部音響機器
間で音声データのインタフェースが接続されるため、携
帯電話端末に保存された音声や音楽データをステレオ、
コンポ、ラジカセなどの外部音響機器で再生し、自由に
楽しむことが出来る。また、同時に携帯電話端末の充電
もでき、余分なコネクタが不要になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の携帯電話端末が用いられる通信システ
ムの説明図である。

【図２】本発明の携帯無線電話端末を利用した音響装置
の構成を示す外観図である。

【図３】本発明の携帯電話端末を利用した音響装置の構
成を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 携帯無線電話端末 ２ 公衆基地局 ３ センター ５ 充電器 ６ 電源コード ７ 音声出力ケーブル １０外部音響機器 １１スピーカー（ヘッドホン） １２アンプ １３Ｄ／Ａ変換器 １４ＣＯＤＥＣ( 音声圧縮伸長ロジック) １５フラッシュメモリ（ＲＯＭ） １６バッファＲＡＭ １７デモジュレータ １８ＲＦ部 １９アンテナ ２０ＣＰＵ ２１ＭＭＩコントロール ２２操作キー ２３液晶表示部（ＬＣＤ） ２４充電器用インタフェース ２５電源 ２６，５２ 充電端子 ５３ 端末用インタフェース ５４外部音響機器用インタフェース

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】音声情報の送受信をする携帯無線電話端末
   において、センターデータベースから配信される配信情
   報を受信する受信手段と、受信した配信情報をダウンロ
   ードして保存するメモリ手段と、前記メモリ手段から情
   報を選択する選択手段と、選択された情報を前記メモリ
   手段から読み出して出力する出力手段を有する携帯無線
   電話端末と、 前記携帯無線電話端末に充電するための充電器であっ
   て、前記携帯無線電話端末の出力手段と接続する接続手
   段と、前記出力手段からの出力信号を外部音響機器へ伝
   達する伝達手段を有する充電器と、 前記出力信号を再生し音響出力する前記外部音響機器か
   ら構成されることを特徴とする携帯無線電話端末を利用
   した音響装置。
2. 【請求項２】請求項１記載の携帯型電話端末を利用した
   音響装置において、 前記外部音響機器の制御手順の指示が前記携帯型電話端
   末の操作キーの操作により可能であることを特徴とする
   携帯無線電話端末を利用した音響装置。