JP2001066495A - 撮像装置、撮像方法及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像方法及び記憶媒体

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JP2001066495A
JP2001066495A JP24564999A JP24564999A JP2001066495A JP 2001066495 A JP2001066495 A JP 2001066495A JP 24564999 A JP24564999 A JP 24564999A JP 24564999 A JP24564999 A JP 24564999A JP 2001066495 A JP2001066495 A JP 2001066495A
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signal
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transfer
light
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JP24564999A
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Satoshi Suzuki
聡史 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷転送の際に生じる空画素後の信号電荷の
減少による像崩れの影響を受けない撮像装置を実現す
る。 【解決手段】 CPU21は受光部15R,15Lにて
電荷蓄積するセンサ使用範囲(抜取り範囲)を選択し、
それに応じた電荷転送信号をコントロール回路22を介
して出力する。その際、転送クロック切り替え制御部2
3は、電荷転送部の転送クロックCK1C,CK2Cを
CPU21によって選択された抜取り範囲に応じて切り
替える。電荷は受光部15R,15LのCCDがリング
状に繋げられている部分を廻り、蓄積される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光信号を光電変
換した電荷をCCD等の電荷転送手段を用いて転送させ
る機構を有する撮像装置及び撮像方法に関し、例えば、
カメラのAF機構に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、センサアレイ等の受光手段からの
信号電荷を蓄積して、その出力信号より距離を算出する
測距装置としては、一眼レフカメラ等において用いられ
ているパッシブ型測距装置が知られている。このような
測距装置としては、受光手段からの信号電荷を読み出す
手段としてCCD等の電荷転送手段を持つものが多く用
いられている。
【0003】また、測定したい測距対象物にスポット投
光し、その反射光を受光して三角測距する測距装置であ
る、いわゆるアクティブ型測距装置に用いられる受光手
段としては、PSDやSPCが有名であるが、CCD等
のセンサアレイを受光手段とする測距装置もあり、例え
ば、本出願人により特公平5−22843公報、特開平
8−233571号公報等にて提案されている、リング
状に構成されたCCDにより蓄積電荷を巡回させて積分
する測距装置などがこれに該当する。この測距装置で
は、投光がオンとオフのペアで等価な直流信号成分をそ
のCCDから排除するいわゆるスキム(SKIM)機能
を有している。このスキム機能は、投光がオフの期間の
信号電荷量をモニターし、所定の電荷量に達した時点で
スキム動作を行う。そしてこの測距装置は、外光成分を
除いた投光手段からのスポット光の反射光の成分のみを
表す、投光がオンの期間の信号電荷量とオフの期間の信
号電荷量の差分信号により距離を算出する。
【0004】また、本出願人の提案する上記アクティブ
型測距装置は、投光手段を用いないことでパッシブ型測
距装置として用いることも可能であり、これによりアク
テイブAF、パッシブAFそれぞれの苦手な測距条件を
補い合うハイブリッドタイプの測距装置として用いるこ
とが可能である。
【0005】以上のように、CCD等の電荷転送手段を
有する測距装置は、アクティブ型測距装置、パッシブ型
測距装置によらず広く測距装置として用いられている。
【0006】以下、本出願人の提案する上記ハイブリッ
ドタイプの測距装置の電荷転送部の構成例の一つについ
て詳細に説明する。
【0007】図6は従来の測距装置の電荷転送部付近の
構成例を表す図である。本従来例ではセンサアレイ31
は1ブロック4画素ずつのセンサブロック4つの計16
個のセンサ画素からなり、1回の測距動作では4ブロッ
ク中2ブロックの計8画素が選択されるものとし、それ
ぞれの選択範囲を図6に示すように抜取〜抜取と呼
ぶこととする。各センサ画素で光電変換された信号電荷
は電荷積分部32で積分される。電荷積分部32はセン
サーアレイ31に並行して配列されており、電荷を一時
的に蓄積保持する役割を持つ。電荷積分部32に蓄積さ
れた電荷は、本測距装置をアクティブ測距装置として用
いる場合には、投光手段(例えばIRED)点灯時の信
号電荷は第2の電荷蓄積部34へ、IRED消灯時の信
号電荷は第1の電荷蓄積部33へ転送される。また、本
測距装置をパッシブ測距装置として用いる場合には、電
荷積分部32に蓄積された電荷は、一定の蓄積時間の後
第1の電荷蓄積部33及び第2の電荷蓄積部34へ交互
に転送される。
【0008】信号SH1〜SH4で駆動されるシフト部
35は、第1の電荷蓄積部33及び第2の電荷蓄積部3
4に蓄積された電荷を電荷転送手段の第1の電荷転送部
であるリニアCCD36に転送する役割を持つ。ここで
信号SH1〜SH4を選択的に制御することにより、リ
ニアCCD36に転送されるセンサブロックを選択する
ことが可能である。リニアCCD36は、つなぎ部37
を介して電荷転送手段の第2の電荷転送部であるリング
CCD38に結合している。これらのリニアCCD3
6、つなぎ部37及びリングCCD38は、各段が、2
相クロックで駆動される2相CCDで構成されている。
なお、各段は、3相CCD,4相CCD等で構成されて
もよい。本従来例ではリニアCCD36は転送クロック
信号CK1A,CK2A、つなぎ部37及びリングCC
D38は転送クロック信号CK1B,CK2Bによって
電荷転送される。また、各電荷転送部の転送段数は、リ
ニアCCD36は電荷蓄積部33,34の総数の2倍の
64段、つなぎ部37は4段、リングCCD38は1つ
の抜取範囲に対応するリニアCCD36の段数につなぎ
部37の段数を加えた36段とする。このような各転送
段数の関係により、リングCCD38内の各転送段には
常に同一のセンサ画素からの信号電荷が転送され加算さ
れてゆく。
【0009】以上のような構成の受光センサは、リング
部で蓄積量をモニターすることができるので、モニター
していた電荷をそのまま読み出すことが可能であり、そ
のため、従来のCCDを用いた受光センサのように、モ
ニタ用のセンサを別に持つ必要が無い。
【0010】図7は各電荷転送部での電荷転送を説明す
るタイミングチャートである。信号IRCLKはアクテ
ィブ測距時にIREDの点滅を制御する信号であり、信
号IRCLKが“H”の期間はIREDを点灯させ、
“L”の期間はIREDを消灯させる。パッシブ測距時
は信号IRCLKの状態によらず、IREDは消灯す
る。信号IRCLKが“H”の期間に電荷積分部32で
積分された信号電荷は、信号ST2により第2の電荷蓄
積部34に転送される。信号IRCLKが“L”の期間
に電荷積分部32で積分された信号電荷は、信号ST1
により第1の電荷蓄積部33に転送される。信号SHは
蓄積部33,34の電荷をリニアCCD36へと転送さ
せる信号である。この電荷転送中にリニアCCD36の
電荷転送が行われないように、リニアCCD36の転送
クロックCK1A,CK2Aは信号SHが“H”の期問
中はパルスを止めている。
【0011】つなぎ部37及びリングCCD38の転送
クロックCK1B,CK2Bは、転送を停止する必要は
ないため、信号SHが“H”の期間中もパルスを出力す
る。転送クロックCK1A,CK2Aは、信号SHが
“H”の期間がCK1A,CK2Aの1クロック以内で
あれば、CK1B,CK2Bと同様に転送クロックを停
止する必要はなくなるが、高速での読み出しを行うため
に電荷転送部の転送クロックの周波数を大きくすると、
それに伴いSHの“H”の期間が短くなるため、電荷蓄
積部33,34からリニアCCD36への電荷転送が不
完全になってしまうおそれがある。従って、電荷転送部
の転送クロックとしては、リニアCCD36周の転送ク
ロックとリングCCD37周の転送クロックの2種類の
転送クロックを用意する必要が生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に電荷転送部に2種類の転送クロック信号を用いる構造
の場合、以下のような現象が生じる。すなわち、センサ
抜取り位置によっては、信号電荷列が電荷転送部を転送
されている時に、ちょうど転送クロック信号の切り替わ
り点に来た時にリニアCCD部の転送が停止してしまう
と、切り替わり点よりも先の電荷は電送されるが、手前
の電荷は停止しているので、有効画素列の間に電荷が無
い転送段(空画素と呼ぶ)が入ってしまう。本現象につ
いて、図8及び図9を用いて説明する。
【0013】図8は、図6における抜取が選択された
場合の電荷転送部の信号電荷の転送の流れを表すモデル
図である。図8(a)は、1回目の蓄積直後の信号SH
が“H”の期間の図であり、蓄積1回目の信号電荷が電
荷蓄積部33,34からリニアCCD36に転送されて
いることを表している。その後、この信号電荷は信号S
Hが“L”の期間にリニアCCD36を転送され、次に
信号SHが立上がる図8(b)の時点では、1回目の信
号電荷はつなぎ部37の先まで転送されるとともに、新
たに蓄積2回目の信号電荷がリニアCCD36に転送さ
れてくる。この後信号SHが“H”の期間は、リニアC
CD36は電荷の転送が停止され、つなぎ部37より先
では電荷転送が行われるため、信号SHが立ち下がる図
8(c)の時点では、つなぎ部37より先まで転送され
ている蓄積1回目の信号電荷がある転送段とリニアCC
D36内にある蓄積2回目の信号電荷がある転送段の間
に空画素が挟まれる。そして、この空画素を間に挟んだ
並びのまま、各電荷は電荷転送部を転送されてゆく。
【0014】図9は、図6における抜取が選択された
場合の電荷転送部の信号電荷の転送の流れを表すモデル
図である。図9(a)〜(c)はそれぞれ図8(a)〜
(c)と同じ時点の信号電荷の転送状態を表す図であ
る。図9(a)の時点でリニアCCD36に転送された
蓄積1回目の信号電荷は、図9(b)の時点でリニアC
CD36とつなぎ部37にまたがっている。そのため、
再び信号SHが“L”になる図9(c)の時点では、画
素列のちょうど中央に空画素が挟み込まれてしまう。
【0015】図10は、空画素が有効画素に及ぼす影響
を説明するモデル図である。電荷がある転送段から次の
転送段に転送されるとき、転送されずに元の転送段に残
される電荷がいくらか存在する。この電荷の残る割合を
転送効率と呼び、一般に高速で電荷転送するほど転送効
率は悪くなる。図10においては、3つの並んだ転送段
にある同程度の電荷量の電荷が転送され、図10(a)
は電荷転送前、図10(b)は転送後の状態を表してい
る。この時、図10(b)で示されるように、先頭の画
素信号は電荷量が転送前よりも小さくなる。その他の画
素信号では、転送前の転送段に残す電荷量と転送後の転
送段に残されている電荷量がほぼ相殺され、電荷量の変
化は少ない。
【0016】このように、空画素の次の段の電荷が、転
送効率によって受ける影響が大きい。一方、本測距装置
においては、読み出す信号電荷自体をリング内で循環さ
せて蓄積させモニターする構成となっているため、受光
信号が小さくなるほど、所定の信号量を得るまでの電荷
のリング内での循環回数が多くなり、すなわち転送され
る段数が多くなるので、転送効率の影響が無視できなく
なってくる。
【0017】ところで、図8のような抜取の信号電荷
の転送においては、空画素の次の段の電荷は、信号電荷
列の先頭の信号電荷であり、すなわち影響を受けるのは
一番端の画素に対応する信号電荷なので、その画素の情
報を無視するようにすれば読み出し後の相関演算には影
響が無い。しかし、図9のような抜取の信号電荷の転
送においては、空画素の次の段の電荷は、信号電荷列の
ほぼ中央の信号電荷であり、すなわち影響を受けるのは
センサの抜取範囲のほぼ中央の画素に対応する信号電荷
なので、読み出し後の受光像信号の中央にへこみが生じ
てしまい、相関演算に大きく、悪影響を及ぼす。
【0018】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、電荷転送の際に生じる空画素後の信号電
荷の減少による像崩れの影響を受けない撮像装置及び撮
像方法を実現することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の撮像装置は、測距対象物からの光を受光
する受光手段と、前記受光手段からの信号電荷を蓄積す
る電荷蓄積手段と、前記電荷蓄積手段からの信号電荷を
転送する電荷転送手段と、前記受光手段の受光範囲のう
ち、一部を選択して前記電荷転送手段による電荷転送を
行うように制御する受光範囲選択手段と、前記電荷蓄積
手段に蓄積され前記電荷転送手段により転送された信号
電荷により前記測距対象物までの距離を算出する距離算
出手段とを備え、前記受光範囲選択手段により選択され
た受光範囲に応じて前記電荷転送手段における転送クロ
ックパルスを変える。
【0020】本発明の撮像装置は、測距対象物からの光
を受光して光電変換する複数のセンサが配列されたセン
サアレイと、前記センサアレイの各センサからの出力電
荷を蓄積する電荷蓄積手段と、前記センサアレイの受光
範囲のうち一部を選択するセンサ使用範囲選択手段と、
少なくとも一部がリング状に結合されたリング部を有
し、前記リング部により電荷を順次積分することが可能
な電荷転送部と、前記センサ使用範囲選択手段により選
択されたセンサの信号電荷を前記電荷転送部へと転送す
る電荷転送手段と、前記リング部に蓄積された信号電荷
により測距対象物までの距離を算出する距離算出手段と
を備え、前記電荷転送部のうち、主に前記電荷蓄積手段
からの電荷が転送されてくる部分における電荷転送を第
1の電荷転送クロックパルスにより制御するとともに、
前記電荷転送部のうち、主に前記リング部における電荷
転送を第2の電荷転送クロックパルスにより制御し、前
記電荷転送部における前記第1の電荷転送クロックパル
スにより制御される範囲と前記第2の電荷転送クロック
パルスにより制御される範囲との切換点を前記センサ使
用範囲選択手段により選択されたセンサ使用範囲に応じ
て変える。
【0021】本発明の撮像装置の一態様において、前記
第1の転送クロックパルスは信号電荷が前記電荷転送部
へ転送されている間には転送を停止するように制御され
る。
【0022】本発明の撮像装置の一態様において、前記
電荷転送部のうち、前記センサ使用範囲選択手段により
選択されたセンサ範囲の信号電荷が転送される転送段及
びそれより手前の転送段は前記第1の電荷転送クロック
パルスにより制御され、前記リング部を含むそれ以外の
転送段は前記第2の電荷転送クロックパルスにより制御
される。
【0023】本発明の撮像装置の一態様において、光路
の異なる前記測距対象物からの2つの受光信号を得るよ
うに、前記センサアレイ、前記電荷蓄積手段、前記電荷
転送部をそれぞれ2つずつ有し、前記2つのセンサアレ
イ上での受光像の位相差に基づき前記測距対象物までの
距離を算出する。
【0024】本発明の撮像装置の一態様において、前記
測距対象物に信号光を投射する投光手段を有し、光路の
異なる前記測距対象物による2つの反射光信号を得るよ
うに、前記センサアレイ、前記電荷蓄積手段、前記電荷
転送部をそれぞれ2つずつもち、前記2つのセンサアレ
イ上での受光像の位相差に基づき前記測距対象物までの
距離を算出する。
【0025】本発明の撮像装置の一態様において、前記
測距対象物に信号光を投射する投光手段を有し、前記セ
ンサアレイ上での前記測距対象物からの反射光の重心の
位置に基づき三角測距により前記測距対象物までの距離
を算出する。
【0026】本発明の撮像装置の一態様において、前記
投光手段を点滅させ、前記投光手段のオンの期間の信号
とオフの期問の信号の差分をとり、前記差分された信号
に基づき前記測距対象物までの距離を算出する。
【0027】本発明の撮像装置の一態様において、前記
電荷転送手段で転送されている電荷から一定量の電荷を
除去するスキム手段を更に備える。
【0028】本発明の撮像方法は、測距対象物からの光
を受光し、それに応じて光電変換した信号電荷を蓄積し
て転送し、当該信号電荷により前記測距対象物までの距
離を算出するに際して、前記測距対象物からの光の受光
範囲のうちの一部を選択し、選択された当該一部の範囲
に応じて転送クロックパルスを変えて信号電荷を転送す
る。
【0029】本発明の記憶媒体は、前記撮像装置の各手
段及び各部としてコンピュータを機能させるためのプロ
グラムをコンピュータ読み取り可能に格納している。
【0030】本発明の記憶媒体は、前記撮像方法を実行
させるためのプログラムをコンピュータ読み取り可能に
格納している。
【0031】
【作用】本発明においては、センサアレイの使用範囲に
よって電荷転送部の転送クロックを変え、より具体的に
は、2種類の電荷転送クロックの切り替わり点をセンサ
の使用範囲によって切り替えることにより、電荷転送部
で転送される有効画素列の信号がすべて連続で並んで転
送され、途中に空画素が狭まらないようにし、それによ
り空画素後の信号電荷の減少による像崩れの影響を受け
ない撮像装置の実現を可能とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。本実施形態では、本発明の撮像装置を
測距装置に適用した例について開示する。図1〜図3
は、本実施形態の測距装置の基本構成を示す図である。
【0033】先ず、本測距装置をアクティブ型測距装置
として用いる場合を図2を用いて説明する。図2におい
て、コントロール回路22はIRED制御クロック信号
IRCLKを出力し、IRED(赤外LED/Infrared
LED)11を点灯させる。このときIRED11からの
投射光は、投光レンズ12を通して測距対象13に当た
って反射され、受光レンズ14R及び14Lを通って受
光手段である受光部15R,15L上に受光像が形成さ
れる。即ちIRED11の点灯時には受光部15R,1
5L上に受光像が現れ、この信号光と外光が光電変換素
子によって電荷に変換される。
【0034】また、IRED11の消灯時には受光部1
5R,15Lには外光のみが当たり、光電変換素子によ
って外光が電荷に変換される。CPU21は受光範囲選
択手段(センサ使用範囲選択手段)として機能して受光
部15R,15Lにて電荷蓄積するセンサ使用範囲(抜
取り範囲)を選択し、それに応じた電荷転送信号をコン
トロール回路22を介して出力する。その際、転送クロ
ック切り替え制御部23は、以下で図1を用いて説明す
る電荷転送部の転送クロックCK1C,CK2CをCP
U21によって選択された抜取り範囲に応じて切り替え
る。電荷は受光部15R,15LのCCDがリング状に
繋げられている部分を廻り、蓄積される。リング内にあ
るスキム動作部16R,16L及び外光量判定コンパレ
ータ17R,17Lは、転送されている電荷のうちIR
ED非投光時の信号をモニターし、予め定められた所定
量もしくはCPU21において設定された量以上の電荷
が転送されてきたら、そのIRED非投光時の信号電荷
及び対を成すIRED投光時の信号電荷からそれぞれ同
じ電荷量だけ排除する。
【0035】転送されてくる電荷は、出力アンプ部フロ
ーティングゲート18R及び18Lより出力アンプ19
R,19Lを介して差分演算部20R,20Lに伝えら
れ、差分演算部20R,20Lにおいて対を成すIRE
D投光時と非投光時の信号の差分信号に変換される。C
PU21は差分演算部20R,20Lの出力信号をモニ
ターし、測距演算を行うのに十分な所定レベルに達した
と判断すると、信号蓄積を終了させる制御信号をコント
ロール回路22を介してIRED11及び受光部15
R,15Lに出力する。またCPU21は差分演算部2
0R,20Lの出力により、受光部15R,15Lの各
センサに入射したIRED11による投光の測距対象1
3による反射光に相当する電荷量を得る。この得られた
像データから距離算出手段により相関演算を実施し、2
つの受光像の相対的な位置関係を得て、その結果より三
角測量の原理を利用して、測距対象13までの距離を算
出することができる。
【0036】次に、スキム動作部16R,16Lにおけ
るスキム動作について、図11を用いて説明する。図1
1(a)は外光が少ない場合のスキム動作を説明する模
式図である。転送段41から計量用転送段42aに転送
された電荷は、転送段42aの所定容量よりも多い電荷
が転送されると、溢れた電荷は転送段42bに移る。そ
の後転送段42a,42bの電荷はそれぞれ転送段43
a,43bに転送される。外光量判定コンパレータ17
により転送段43bの電荷が所定量以下であると判定さ
れると、転送段43a,43bの電荷は共にそのまま転
送段44に転送され、更なる転送段へと転送されてい
く。
【0037】図11(b)は外光が多い場合のスキム動
作を説明する模式図である。図11(a)の外光が少な
い場合と同様に、電荷が転送段43a,43bにそれぞ
れ転送され、外光量判定コンパレータ17により転送段
43bの電荷が所定量以上であると判定されると、転送
段43aの電荷はクリアゲート45を介して除去され
る。そして転送段43bの電荷のみが転送段44に転送
され、更なる転送段へと転送されていく。すなわち、4
1に転送された電荷が転送段42aの容量十外光量判定
コンパレータ17の判定レベルより多い場合には、転送
段42aの容量分の電荷が除去されることとなる。
【0038】次に、本測距装置をパッシブ型測距装置と
して用いる場合を図3を用いて説明する。図3におい
て、自然光の反射光などによる測距対象物13からの光
により、受光レンズ14R及び14Lを通って受光部1
5R,15L上に受光像が形成され、この信号が光電変
換素子によって電荷に変換される。CPU21は受光範
囲選択手段(センサ使用範囲選択手段)として機能し、
受光部15R,15Lにて電荷蓄積するセンサ使用範囲
(抜取り範囲)を選択し、それに応じた電荷転送信号を
コントロール回路22を介して出力する。その際転送ク
ロック切り替え制御部23は、以下で図1を用いて説明
する電荷転送部の転送クロックCK1C,CK2CをC
PU21によって選択された抜取り範囲に応じて切り替
える。電荷は受光部15R及び15LのCCDがリング
状に繋げられている部分を廻り、蓄積される。転送され
てくる電荷は、出力アンプ部フローティングゲート18
R及び18Lより出力アンプ19R,19Lを介して差
分演算部20R,20Lに伝えられるが、パッシブ測距
時にはCPU21による制御信号により差分演算は行わ
なわず、入力信号をそのまま出力するような設定として
おく。外光量判定コンパレータ17R及び17Lは、差
分演算部20R,20Lの出力信号が測距演算を行うの
に十分な所定レベルに達したと判断されると出力を反転
する。
【0039】但し、パッシブAF時には外光量判定コン
パレータが反転してもスキム動作は行わない。CPU2
1は外光量判定コンパレータ17R及び17Lの出力が
反転したら、信号蓄積を終了させる制御信号をコントロ
ール回路22を介して受光部15R,15Lに出力す
る。またCPU21は差分演算部20R,20Lの出力
により、受光部15R,15Lの各センサに当たった測
距対象物13からの光による電荷量を得る。この得られ
た像データから相関演算を実施し、2つの受光像の相対
的な位置関係を得て、その結果により三角測量の原理を
利用して、測距対象13までの距離を算出することがで
きる。なお、本測距装置をパッシブ型測距装置として用
いる場合は、IRED11、スキム動作部16R,16
Lは使用しない。
【0040】次に、本測距装置の電荷転送部付近の構成
について図1を用いて詳細に説明する。この測距装置の
電荷転送部付近とは、図2及び図3における受光部15
R,15Lに相当する。図1は本測距装置の電荷転送部
付近の構成例を表す図である。本実施形態では、センサ
アレイ31は1ブロック4画素ずつのセンサブロック4
つの計16個のセンサ画素からなり、1回の測距動作で
は4プロツク中2ブロックの計8画素が選択されるもの
とし、それぞれの選択範囲を図1に示すように抜取〜
抜取と呼ぶこととする。各センサ画素で光電変換され
た信号電荷は電荷積分部32で積分される。電荷積分部
32はセンサーアレイ31に並行して配列されており、
電荷を一時的に蓄積保持する役割を持つ。電荷積分部3
2に蓄積された電荷は、本測距装置をアクティブ測距装
置として用いる場合には、IRED11点灯時の信号電
荷は第2の電荷蓄積部34へ、IRED11消灯時の信
号電荷は第1の電荷蓄積部33へ転送される。また、本
測距装置をパッシブ測距装置として用いる場合には、電
荷積分部32に蓄積された電荷は、一定の蓄積時間の後
第1の電荷蓄積部33及び第2の電荷蓄積部34へ交互
に転送される。
【0041】信号SH1〜SH4で駆動されるシフト部
35は、第1の電荷蓄積部33及び第2の電荷蓄積部3
4に蓄積された電荷を電荷転送手段の第1の電荷転送部
であるリニアCCD36に転送する役割を持つ。ここで
信号SH1〜SH4を選択的に制御することにより、リ
ニアCCD36に転送されるセンサブロックを選択する
ことが可能である。また、リニアCCD36は、つなぎ
部37を介して電荷転送手段の第2の電荷転送部である
リングCCD38に結合している。これらのリニアCC
D36、つなぎ部37及びリングCCD38は、各段
が、2相クロックで駆動される2相CCDで構成されて
いる。
【0042】なお、各段は、3相CCD,4相CCD等
で構成されてもよい。本発明では電荷転送部の転送クロ
ックは3種類用意し、4ブロックあるセンサブロックの
うち最もつなぎ部に近い1つのブロックに対応するリニ
アCCD36部は転送クロック信号CK1C,CK2
C、その他のブロックに対応するリニアCCD36部は
転送クロックCK1A,CK2A、つなぎ部37及びリ
ングCCD38は転送クロック信号CK1B,CK2B
によってそれぞれ電荷転送される。信号CK1C,CK
2Cは、選択されたセンサ抜取が抜取または抜取の
場合は、CK1A,CK2Aと同タイミングに、抜取
の場合は、CK1B,CK2Bと同タイミングになるよ
うに切り替える。なお、信号IRCLK,SH,ST
1,ST2,CK1A,CK2A,CK1B,CK2B
のタイミングは従来例を説明した図7のタイミングと同
じである。
【0043】次に図4,5を用いて、抜取及び抜取
が選択された場合の各々の信号電荷の転送の流れを説明
する。図4は、図1における抜取が選択された場合の
電荷転送部の信号電荷の転送の流れを表す模式図であ
る。図4(a)は1回目の蓄積直後の信号SHが“H”
の期間の図であり、蓄積1回目の信号電荷が電荷蓄積部
33,34からリニアCCD36に転送されているのを
表している。その後この信号電荷はSHが“L”の期間
にリニアCCD36を転送され、次に信号SHが立上が
る図4(b)の時点では、1回目の信号電荷はつなぎ部
37の先まで転送されるとともに、新たに蓄積2回目の
信号電荷がリニアCCD36に転送されてくる。この後
信号SHが“H”の期間は、信号CK1A,CK2A,
CK1C,CK2Cのいずれもパルスを発生しないの
で、リニアCCD36は電荷の転送が停止され、一方信
号CK1B,CK2Bで制御されるつなぎ部37より先
では電荷転送が行われるため、信号SHが立ち下がる図
4(c)の時点では、つなぎ部37より先まで転送され
ている蓄積1回目の信号電荷がある転送段とリニアCC
D36内にある蓄積2回目の信号電荷示ある転送段の問
に空画素が挟まれる。そして、この空画素を問に挟んだ
並びのまま、各電荷は電荷転送部を転送されてゆく。
【0044】図5は、図1における抜取が選択された
場合の電荷転送部の信号電荷の転送の流れを表す模式図
である。図5(a)〜(c)はそれぞれ図4(a)〜
(c)と同じ時点の信号電荷の転送状態を表す図であ
る。図5(a)の時点でリニアCCD36に転送された
蓄積1回目の信号電荷は、図5(b)の時点ではすべて
リニアCCD36の転送クロック信号CK1C,CK2
Cで制御される範囲より先まで転送されている。本発明
では抜取が選択された時には、信号CK1C,CK2
Cは信号CK1B,CK2Bと同タイミングと設定し、
すなわち信号SHが“H”の期間も電荷転送が行われる
ため、再び信号SHが“L”になる図5(c)の時点で
は、蓄積1回目の画素列の後方に空画素が生じる。
【0045】以上のように、図4のような抜取の信号
電荷の転送においても、図5のような抜取の信号電荷
においても、空画素の次の段の電荷は信号電荷列の先頭
の信号電荷となり、すなわち影響を受けるのは一番端の
画素に対応する信号電荷となる。よって、その画素の情
報を無視するようにすれば、読み出し後の相関演算には
影響が無い。ちなみに抜取が選択された場合の電荷転
送は、抜取の場合のちょうど信号IRCLKの1周期
分遅れたのと同じになるため、抜取と同じ電荷転送タ
イミングとなるので、やはり抜取同様に相関演算への
影響は無くすことができる。
【0046】以上のような動作を行う本実施形態によれ
ば、各センサ抜取範囲に応じて電荷転送部の転送クロッ
クを変えることにより、転送される画素信号電荷の間に
空画素が狭まることがなく、すべて連続で並ぶようにす
ることができ、それにより、転送効率の影響を受け難
く、つまりは像崩れによる相関演算の精度低下の影響の
少ない測距装置の実現が可能となる。
【0047】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されず、様々な改良が可能
である。例えば本実施形態においてはアクティブ測距と
パッシブ測距の両方の測距方式を1つの測距装置で行う
ハイブリッドタイプの測距装置を用いているが、受光部
を1つにし、受光像の重心位置により三角測距で距離を
算出するアクティブ測距装置に適用することも可能であ
るし、また、本実施形態においては、2つあった電荷蓄
積部を1つにし、パッシブ測距のみを行う測距装置や、
同じく電荷蓄積部は1つで、アクティブ測距時には投光
手段を点灯時と消灯時をそれぞれ別々のタイミングでリ
ング部へ転送するような測距装置に適用することも可能
である。
【0048】また、本実施形態では、センサの使用範囲
を3種類の抜取より選択するものであったが、各センサ
使用範囲を自由に選択でき、それぞれの抜取において転
送電荷列に空画素を挟まないような転送クロックを設定
するような構成にすることも可能である。
【0049】なお、本実施形態において説明した撮像装
置の機能を実現するように、各種のデバイスを動作させ
るためのプログラムコード自体及びそのプログラムコー
ドをコンピュータに供給するための手段や、撮像方法を
実現するためのプログラムコード自体及びそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ば、かかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明の範疇に属する。
【0050】またこの場合、所定の記憶再生装置によ
り、記憶媒体に格納されているプログラムコードが読み
出され、EEPROMが動作する。かかるプログラムコ
ードを記憶する記憶媒体としては、例えばフロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROM等を用いることができる。
【0051】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、本実施形態の機能が実
現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュ
ータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシス
テム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して
本実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラ
ムコードは本発明に含まれる。
【0052】更に、供給されたプログラムコードがコン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって本実施形態の機
能が実現されるシステムも本発明に含まれる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、受光信号を光電変換し
た電荷をCCD等の電荷転送手段を用いて転送させる機
構を有する撮像装置において、センサアレイの使用範囲
によって電荷転送部の転送クロックを変え、より具体的
には、2種類の電荷転送クロックの切り替わり点をセン
サの使用範囲によって切り替えることにより、電荷転送
部で転送される有効画素列の信号がすべて連続で並んで
転送され、途中に空画素が狭まらないようにし、それに
より空画素後の信号電荷の減少による像崩れの影響を受
けない撮像装置の実現を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る測距装置の電荷転送部
付近の構成例をあらわす模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る測距装置をアクティブ
型測距装置として使用する際の構成例をあらわすブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施形態に係る測距装置をパッシブ型
測距装置として使用する際の構成例をあらわすブロック
図である。
【図4】本発明の実施形態に係る測距装置における抜取
が選択された場合の電荷転送部の信号電荷の転送の流
れを表す模式図である。
【図5】本発明の実施形態に係る測距装置における抜取
が選択された場合の電希暴送部の信号電荷の転送の流
れを表す模式図である。
【図6】従来例の測距装置の電荷転送部付近の構成例を
表す模式図である。
【図7】本発明の実施形態及び従来例に係る測距装置に
おける各電荷転送部での電荷転送を説明するタイミング
チャートである。
【図8】従来例の測距装置における抜取が選択された
場合の電荷転送部の信号電荷の転送の流れを表す模式図
である。
【図9】従来例の測距装置における抜取が選択された
場合の電荷転送部の信号電荷の転送の流れを表す模式図
である。
【図10】一般の電荷転送における空画素が有効画素に
及ぼす影響を説明する模式図である。
【図11】本発明の実施形態に係る測距装置における
「スキム動作」を説明する模式図である。
【符号の説明】
11…IRED(投光素子) 12…AF投光レンズ 13…測距対象物 14…AF受光レンズ 15…受光部 16…スキム動作部 17…外光量判定コンパレータ 18…出力アンプ部フローティングゲート 19…出力アンプ 20…差分演算部 21…CPU 22…コントロール回路 23…転送クロック切り替え制御部 31…センサアレイ 32…電荷積分部 33…第1の電荷蓄積部 34…第2の電荷蓄積部 35…シフト部 36…リニアCCD 37…つなぎ部 38…リングCCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/36 G02B 7/11 A H04N 5/232 B G03B 3/00 A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象物からの光を受光する受光手段
    と、 前記受光手段からの信号電荷を蓄積する電荷蓄積手段
    と、 前記電荷蓄積手段からの信号電荷を転送する電荷転送手
    段と、 前記受光手段の受光範囲のうち、一部を選択して前記電
    荷転送手段による電荷転送を行うように制御する受光範
    囲選択手段と、 前記電荷蓄積手段に蓄積され前記電荷転送手段により転
    送された信号電荷により前記測距対象物までの距離を算
    出する距離算出手段とを備え、 前記受光範囲選択手段により選択された受光範囲に応じ
    て前記電荷転送手段における転送クロックパルスを変え
    ることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 測距対象物からの光を受光して光電変換
    する複数のセンサが配列されたセンサアレイと、 前記センサアレイの各センサからの出力電荷を蓄積する
    電荷蓄積手段と、 前記センサアレイの受光範囲のうち一部を選択するセン
    サ使用範囲選択手段と、 少なくとも一部がリング状に結合されたリング部を有
    し、前記リング部により電荷を順次積分することが可能
    な電荷転送部と、 前記センサ使用範囲選択手段により選択されたセンサの
    信号電荷を前記電荷転送部へと転送する電荷転送手段
    と、 前記リング部に蓄積された信号電荷により測距対象物ま
    での距離を算出する距離算出手段とを備え、 前記電荷転送部のうち、主に前記電荷蓄積手段からの電
    荷が転送されてくる部分における電荷転送を第1の電荷
    転送クロックパルスにより制御するとともに、前記電荷
    転送部のうち、主に前記リング部における電荷転送を第
    2の電荷転送クロックパルスにより制御し、 前記電荷転送部における前記第1の電荷転送クロックパ
    ルスにより制御される範囲と前記第2の電荷転送クロッ
    クパルスにより制御される範囲との切換点を前記センサ
    使用範囲選択手段により選択されたセンサ使用範囲に応
    じて変えることを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の転送クロックパルスは信号電
    荷が前記電荷転送部へ転送されている間には転送を停止
    するように制御されることを特徴とする請求項2に記載
    の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記電荷転送部のうち、前記センサ使用
    範囲選択手段により選択されたセンサ範囲の信号電荷が
    転送される転送段及びそれより手前の転送段は前記第1
    の電荷転送クロックパルスにより制御され、前記リング
    部を含むそれ以外の転送段は前記第2の電荷転送クロッ
    クパルスにより制御されることを特徴とする請求項3に
    記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 光路の異なる前記測距対象物からの2つ
    の受光信号を得るように、前記センサアレイ、前記電荷
    蓄積手段、前記電荷転送部をそれぞれ2つずつ有し、前
    記2つのセンサアレイ上での受光像の位相差に基づき前
    記測距対象物までの距離を算出することを特徴とする請
    求項2〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記測距対象物に信号光を投射する投光
    手段を有し、光路の異なる前記測距対象物による2つの
    反射光信号を得るように、前記センサアレイ、前記電荷
    蓄積手段、前記電荷転送部をそれぞれ2つずつもち、前
    記2つのセンサアレイ上での受光像の位相差に基づき前
    記測距対象物までの距離を算出することを特徴とする請
    求項2〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記測距対象物に信号光を投射する投光
    手段を有し、前記センサアレイ上での前記測距対象物か
    らの反射光の重心の位置に基づき三角測距により前記測
    距対象物までの距離を算出することを特徴とする請求項
    2〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記投光手段を点滅させ、前記投光手段
    のオンの期間の信号とオフの期問の信号の差分をとり、
    前記差分された信号に基づき前記測距対象物までの距離
    を算出することを特徴とする請求項6または請求項7に
    記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記電荷転送手段で転送されている電荷
    から一定量の電荷を除去するスキム手段を更に備えるこ
    とを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の撮
    像装置。
  10. 【請求項10】 測距対象物からの光を受光し、それに
    応じて光電変換した信号電荷を蓄積して転送し、当該信
    号電荷により前記測距対象物までの距離を算出するに際
    して、 前記測距対象物からの光の受光範囲のうちの一部を選択
    し、選択された当該一部の範囲に応じて転送クロックパ
    ルスを変えて信号電荷を転送することを特徴とする撮像
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    撮像装置の各手段及び各部としてコンピュータを機能さ
    せるためのプログラムをコンピュータ読み取り可能に格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の撮像方法を実行さ
    せるためのプログラムをコンピュータ読み取り可能に格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110059253A (ko) * 2009-11-27 2011-06-02 삼성전자주식회사 거리 정보를 감지할 수 있는 이미지 센서
US10444358B2 (en) 2015-10-09 2019-10-15 Fujitsu Limited Distance measuring apparatus, distance measuring method, and table creating method
US10627493B2 (en) 2016-01-08 2020-04-21 Fujitsu Limited Apparatus, method for laser distance measurement, and non-transitory computer-readable storage medium

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KR101646908B1 (ko) 2009-11-27 2016-08-09 삼성전자주식회사 거리 정보를 감지할 수 있는 이미지 센서
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