JP2003032540A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003032540A JP2001212613A JP2001212613A JP2003032540A JP 2003032540 A JP2003032540 A JP 2003032540A JP 2001212613 A JP2001212613 A JP 2001212613A JP 2001212613 A JP2001212613 A JP 2001212613A JP 2003032540 A JP2003032540 A JP 2003032540A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により必要最小限の演算量でぶれ
のない画像を得ることが可能な撮像装置を提供する。 【解決手段】 電子カメラにおいて、撮影レンズによっ
て結像された被写体像を光電変換し電気信号に変換する
CCD撮像素子12と、露光開始からの装置本体のぶれ
量を検出するためのぶれ量検出回路62と、このぶれ量
検出回路62による露光開始からのぶれ量が所定量に達
すると撮像素子12から画像信号を読み出すという露光
動作を、当初の露光動作の露光開始からの露光時間が所
定の時間に達するまで繰り返し行う露光制御回路63
と、読み出された複数の画像信号の相互の位置ずれを補
正する補正回路66と、この補正回路66により補正さ
れた画像信号の対応する画素同士の画像信号を加算する
加算回路67と、この加算回路67により加算された画
像を記録する記録媒体32とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラ(デジ
タルスチルカメラ)などの撮像装置に係わり、特にぶれ
補正機能を備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラ等の撮像装置における静止画
撮像に関して、長時間撮像を行う場合の手ぶれや被写体
の動きによって、像にぶれを生じることは広く知られて
いる。この像の「ぶれ」は、1次元(曲線状も含む)の
像ぼけであるため「ぼけ」と称される場合もあるが、本
明細書においては「ぶれ」と表現することとする。像ぶ
れは、流し取りなど撮影術に積極的に応用される場合も
あるが、通常は画質の劣化と見なされ、これを防止する
ことが必須となっている。その代表的方法の一つは、三
脚等を用いてカメラを安定に固定することであり、他の
一つは短時間露出(高速シャッタ)の使用であるが、何
れも状況が許さないと適用できず、手持ちの低照度撮影
には適用不可能である。
【0003】このような場合でも利用可能な技術とし
て、例えば特開平10−336510号公報記載のもの
がある。即ち、撮像面に対する被写体像の相対的な動き
を事前に検出し、その情報を基に撮像時において結像画
像をシフトさせる光学系(「光学系+撮像素子」として
捕らえれば撮像ブロック)を駆動し、撮像面に対して被
写体像を相対的に静止させるものである。また、この公
開公報には公知の従来技術として、特に動画を対象とし
た「手ぶれ補正制御手段」についても記載があり、補正
手段として光学式(上記のような結像画像をシフトさせ
る光学系を用いるもの)と電子式(メモリや撮像素子駆
動によって、全撮像可能領域から抜き出す画枠を移動さ
せるもの)が挙げられている。また、「手ぶれ検出方
法」としても、画像処理で被写体の移動量と方向を検出
する動きベクトル検出と、角速度センサによってカメラ
本体の揺れを直接検出する角速度検出とが挙げられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
開公報における指摘を待つまでもなく、従来の動画を対
象とした手ぶれ補正技術では、静止画撮像における長時
間撮影の一画像中の像ぶれを解消することはできない。
そして、上記公開公報開示の技術に関しては、以下の2
つの問題点を有するものである。即ち、 (1) 結像画像をシフトさせる特殊な光学系(撮像ブロッ
ク)が必要であるから、装置の形状・消費電力・コスト
の増大を来たし、更に特殊光学系の採用による結像性能
の低下が生じる。 (2) 撮像に先立つ事前情報に基づいて補正を行うから、
像の動きに変化があった場合は誤補正となり、却って画
質が劣化してしまう。
【0005】また、本出願人による特願2000−21
3894号では、所定値よりも長い露光時間が設定され
た場合に、露光時間が所定値以下になるように複数回の
連続した露光時間に分割して露光する手法を提示してい
る。そして、この分割された露光時間として、一般的な
撮影者がカメラを手持ち撮影した場合を想定し、撮影動
作に伴う手ぶれによって生じる記録画像の像ぶれが、許
容限界以下に収まるような限界の値に設定している。し
かしながら、手ぶれの大きさと時間の関係は一様ではな
いため、全ての撮影者に対してぶれのない画像を提供し
ようとすると、上記分割する露出時間の値をかなり短い
値に設定する必要があった。この場合、繰り返し露光さ
れる画像信号を記憶するメモリの容量が増大したり、動
き補償の演算などに長時間を要するという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、簡単な構成により必要
最小限の演算量でぶれのない画像を得ることが可能な撮
像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。
【0008】即ち本発明は、電子カメラなどの撮像装置
において、撮影レンズによって結像された被写体像を光
電変換し電気信号に変換する撮像素子と、露光開始から
の装置本体のぶれ量を検出するためのぶれ量検出手段
と、該ぶれ量検出手段による露光開始からのぶれ量が所
定量に達すると前記撮像素子から画像信号を読み出すと
いう露光動作を、当初の露光動作の露光開始からの露光
時間が所定の時間に達するまで繰り返し行う露光制御手
段と、前記読み出された複数の画像信号の相互の位置ず
れを補正する補正手段と、該補正手段により補正された
画像信号の対応する画素同士の画像信号を加算する加算
手段と、該加算手段により加算された画像を記録する記
録媒体と、を有することを特徴とする。
【0009】また本発明は、電子カメラなどの撮像装置
において、撮影レンズによって結像された被写体像を光
電変換し電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子の
適正露光を得るために必要な露光時間を演算する露光時
間演算手段と、該露光時間演算手段により演算された露
光時間が所定の時間より長時間であると判断したとき、
前記撮影レンズの絞り開口の大きさを大きくする絞り制
御手段と、露光開始からの装置本体のぶれ量を検出する
ためのぶれ量検出手段と、該ぶれ量検出手段による露光
開始からのぶれ量が所定量に達すると前記撮像素子から
画像信号を読み出すという露光動作を、当初の露光動作
の露光開始からの露光時間が所定の時間に達するまで繰
り返し行う露光制御手段と、前記読み出された複数の画
像信号の相互の位置ずれを補正する補正手段と、該補正
手段により補正された画像信号の対応する画素同士の画
像信号を加算する加算手段と、該加算手段により加算さ
れた画像を記録する記録媒体と、を有することを特徴と
する。
【0010】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものが挙げられる。 (1) 補正手段は、ぶれ量検出手段の出力信号に基づいて
補正するものであること。 (2) 補正手段は、相互の画像の位置ずれを画像処理によ
って求めて補正するものであること。 (3) ぶれ量検出手段は、装置本体に設けられた角度セン
サの出力に基づいて該装置本体のぶれ量を検出するもの
であること。
【0011】(作用)本発明によれば、露光開始からの
装置本体のぶれ量を検出するためのぶれ量検出手段を設
け、このぶれ量検出手段による露光開始からのぶれ量が
所定量に達したことを検知して撮像素子から画像信号を
読み出すという動作を、当初の露光開始からの露光時間
が所定の時間に達するまで繰り返し行い、この繰り返し
読み出された画像信号を加算することにより一つの画像
信号を得ている。ここで、分割した各々の画像信号同士
にはぶれに伴う位置ずれがあるが、これは補正手段によ
り補正することができ、従って加算して得られる画像信
号においてぶれを許容範囲内に収めることができる。
【0012】即ち、ぶれが大きい一つの画像信号を得る
代わりに、ぶれが少ない複数の画像信号を得てこれらを
ずれ補正して加算することにより、ぶれが少ない一つの
画像信号を得ることができる。そしてこの場合、特殊な
光学系を要することはなく、像の動きに変化があった場
合にも対応できる。しかも、ぶれ量検出手段によるぶれ
量に基づいて分割する露出時間の値を定めているため、
該露出時間の値を比較的長い値にすることができ、メモ
リ容量の増大や動き補償の演算などを最小限に抑えるこ
とができる。従って、簡単な構成により必要最小限の演
算量でぶれのない画像を得ることが可能となる。
【0013】また、低輝度の被写体においては露光時間
が長くなる。この場合、ぶれ量が許容限界に達した時点
で一の露光を終了すると、撮像素子に蓄積される電荷が
少なくなるため、あとで複数回の露光動作により読み出
された画像信号を加算しS/Nの向上は図れるにして
も、読み出しや加算処理に伴う誤差が伴うために全体と
してのS/Nは期待よりも低いものである。そこで、露
光時間が所定より長くなると予測した場合は、絞りの開
口の大きさを大きくし、ぶれ量が許容限界に達する露光
時間での撮像素子の電荷蓄積量をなるべく大きくするこ
とにより、ぶれのないしかもS/Nの良好な画像を得る
ことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係わる電子
カメラの回路構成を示すブロック図である。
【0016】図中の12は被写体像を撮像するためのC
CDイメージセンサ、14は相関二重サンプリング回路
(CDS)、16はゲインコントロールアンプ(AM
P)、18はA/D変換器、20はタイミングジェネレ
ータ(TG)、22はシグナルジェネレータ(SG)、
24はCPU、26は情報処理部、28はDRAM、3
0は圧縮伸張回路、32は記録媒体、34は液晶表示
部、36はインターフェース部、38はレンズ駆動系、
40はレンズ、42は絞り駆動系、44は絞り、50,
51は角度センサ、52,53はA/D変換器を示して
いる。
【0017】CCDイメージセンサ12は、例えば10
0万を越える画素を有するインターライン型のCCDイ
メージセンサであり、線順次走査による全画素読み出し
に適したベイヤー配列の色フィルタを有している。そし
て、TG20から供給される転送パルスに従って駆動さ
れる。CDS14は、TG20から供給されるサンプル
ホールドパルスに従って駆動される。TG20は、SG
22で生成される同期信号に従って互いに同期して駆動
する。
【0018】情報処理部26は、A/D変換器18から
供給される画素信号を処理して画像を形成する。DRA
M28は情報処理部26から供給される画像データを一
時的に記憶し、圧縮伸張回路30はDRAM28に記憶
されている画像データを圧縮し、記録媒体32は圧縮伸
張回路30から供給される圧縮された画像データを記録
する。また、圧縮伸張回路30は記録媒体32に記録さ
れている圧縮された画像データを伸張し、DRAM28
は圧縮伸張回路30から供給される伸張された画像デー
タを一時的に記録する。
【0019】インターフェース部36は、モニタ,パソ
コン等の外部装置とのデータのやりとりを可能とする端
子であり、情報処理部26或いはDRAM28から供給
される画像データを外部装置へ出力することを可能と
し、或いは場合によっては外部装置から画像データを装
置内に取り込むことを可能にする。
【0020】液晶表示部34は、情報処理部26から供
給される画像データ或いはDRAM28から供給される
伸張された画像データを表示する。CPU24は、TG
20,SG22,レンズ駆動系38,及び絞り駆動系4
2の制御を行う。具体的には、静止画像の取り込みを指
示するトリガー46からの指令に従ってCCDイメージ
センサ12の駆動モードの切り換えを行ったり、DRA
M28から供給される画像データに基づいてレンズ40
を駆動させるオートフォーカス制御や絞り44の開口を
変更する制御やCCDイメージセンサ12の露光量の制
御などを行う。
【0021】角度センサ50は、カメラから被写体を見
たとき、左右の方向であるX軸方向を回転中心としてカ
メラを回転したときの角速度を検出するためのものであ
る。角度センサ50により検出された角速度を表すアナ
ログ信号は、A/D変換器52により所定の時間間隔で
デジタル信号に変換され、該変換されたデジタル信号は
CPU24により時間積分される。時間積分されたデジ
タル信号は、カメラ本体の上記X軸を回転中心とする回
転量に相当する。また、角速度センサ50のアナログ出
力信号の正又は負により回転方向が判別される。
【0022】一方、角速度センサ51は、カメラの上下
方向をY軸方向としたとき、Y軸方向を回転中心として
カメラを回転したときの角速度を検出するためのもので
ある。この角速度センサ51により検出された角速度を
表すアナログ信号は、A/D変換器53により所定の時
間間隔でデジタル信号に変換され、該変換されたデジタ
ル信号はCPU24により時間積分される。時間積分さ
れたデジタル信号は、カメラ本体の上記Y軸を回転中心
とする回転量に相当する。また、角速度センサ51のア
ナログ出力信号の正又は負により回転方向が判別され
る。
【0023】図2は、本実施形態においてぶれ補正を行
うための機能に関する回路構成を示す機能ブロック図で
ある。
【0024】撮影レンズによって結像された被写体像
は、前記撮像素子12により光電変換される。露光開始
からのカメラ本体のぶれ量は、前記角度センサ50,5
1及びCPU24等から構成されるぶれ量検出回路62
により検出される。そして、ぶれ量検出回路62の出力
を基に露光量制御回路63では、露光開始からのぶれ量
が所定量に達すると撮像素子12から画像信号を読み出
すという露光動作を、当初の露光動作の露光開始からの
露光時間が所定の時間に達するまで繰り返し行うように
なっている。なお、露光量制御回路63は、前記TG2
0,SG22及びCPU24等から構成されるものであ
る。
【0025】露光量制御回路63の制御の下に撮像素子
12から順次読み出された画像信号は、前記CDS1
4,AMP16,A/D18,情報処理部26等から構
成される信号処理回路64で処理された後に、複数のフ
レームメモリを備えたメモリ65に記憶される。なお、
メモリ65は、前記DRAM28でも良いし、複数画像
の一時記憶専用に特別に設けたものであってもよい。
【0026】一方、ぶれ量検出回路32の出力信号に基
づいて補正回路66では、メモリ65に各々記憶された
画像信号の相互の位置ずれが補正される。具体的には、
各フレーム毎にずれ量に応じてアドレスをシフトさせ
る、又は各フレーム毎にアドレスをシフトすべき量を設
定する。そして、この補正回路66により補正された画
像信号の対応する画素同士の画像信号が加算回路67に
より加算されて、1つの画像信号が得られる。そして、
この加算された画像信号が前記記録媒体32に記録され
るようになっている。
【0027】図3及び図4は、本実施形態における全体
の動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【0028】S100においてスタートする。この動作
は、カメラの電源投入や、図示しない動作開始スイッチ
を操作することなどにより起動するものとする。S10
1において、レリーズ操作により第1レリーズスイッチ
(図1のSW1)が閉じたかどうかを判断する。SW1
が閉じていない場合は、J100に分岐し同様の動作を
繰り返す。実際はJ100とS101の動作の間に、表
示やその他の図示しないキー入力の状態を検出するなど
の動作をするのであるが、本発明とは直接関係ないため
簡単のために、図2においてはSW1の状態の検出を繰
り返すものとする。
【0029】S101においてSW1が閉じていると、
次にS102において測光を行う。この測光は、CCD
撮像素子12から繰り返し出力される画像信号のレベル
をモニタすることにより、適正露光を得るための絞りや
シャッター速度を演算するためのものである。即ち、C
CD撮像素子12から読み出された画像信号はA/D変
換回路18でデジタル値に変換され、DRAM28に一
時的に記憶される。この記憶された画像信号のうち、全
体画像の中の中央付近の所定領域の画像信号がCPU2
4により読み出され、そのレベルの加算平均値が求めら
れ、その値に基づいて適正露光を得るに必要なシャッタ
ー速度や絞り値を計算する。
【0030】次に、S103において、上記のようにし
て求められた適正露光を得るに必要なシャッター速度が
所定時間tL よりも長時間であると判定された場合は、
S104において絞り44の開口を大きくし、CCD撮
像素子12に入射する光の強さを大きくする。これは、
後述するように手ぶれが発生しない所定の手ぶれ限界露
光時間tB で複数回の露光を行う場合、被写体の明るさ
が暗いと上記手ぶれ限界露光時間tB では十分な画像信
号が得られずS/Nが悪くなるが、これを防止するため
に光量を増やすためである。そして、S105におい
て、前記S102における測光値、及び上記S104で
再設定した絞り値を基に、改めて露光時間tE を演算す
る。なお、S103でシャッター速度がtL 以上の高速
のときはJ101に分岐し、S102で求めたシャッタ
ー速度そのものが露光時間tE となる。
【0031】次に、S106において第2レリーズスイ
ッチSW2が閉じているか否かを検出する。SW2が閉
じていれば、S107においてぶれの発生するぶれ限界
露光時間tB による露光を行った回数を記憶するメモリ
nに初期値0を入力する。そして、S108で露光を開
始する。なお、露光開始はCCD撮像素子12の電荷蓄
積部の電荷を排出することにより開始する。これについ
ては周知の技術であるので、ここでは詳述しない。
【0032】次に、ぶれ検出用の角速度センサ50,5
1の検出出力に基づき、露光開始からのカメラのX軸,
Y軸周りの回転量から、画像の水平方向及び垂直方向の
像のぶれ量が演算される。このぶれ量は逐次一定の時間
間隔で求められるものであるが、演算の遅れや角速度セ
ンサ50,51の応答遅れなどに起因して、演算の結果
求められるぶれ量は実際よりも若干遅れる。従って、特
開平5−204012号公報等で公知の予測演算を行う
ことによりこの応答遅れを補償する。そして、S109
において、露光開始からのぶれ量が許容限界のぶれ量に
達するぶれ限界露光時間tB を求める。
【0033】次に、S110において、上記S109で
求めたぶれ限界露光時間tB と上記S107で得られた
nとの積ntB と、上記S105で求めた露光時間tE
との差(以下この差を「未露光時間」とよぶ。)を求
め、この未露光時間が上記ぶれ限界露光時間tB より長
いか否かを判定する。未露光時間がぶれ限界露光時間t
B よりも長い時間であるときは、次にS111で上記S
108からの露光時間がぶれ限界露光時間tB に達して
いるかどうかを判断し、もし露光が終了しておれば、次
にS112で画像信号を読み出し、S113でこの読み
出された画像信号を一時的にDRAM28に記憶し、S
114でnに1を加えてJ102に分岐する。
【0034】n回の上記ぶれ限界露光時間tB による露
光を行った後、上記S110において上記未露光時間が
上記ぶれ限界露光時間tB 以下の短い時間であるとき
は、S115において露光が終了したかどうかを判断す
る。露光終了と判断すると、S116において画像信号
を読み出し、S117でこの読み出された画像信号を一
時的にDRAM28に記憶する。次に、S118におい
て、n回の手ぶれ限界露光時間による露光による画像信
号と、最後に手ぶれ限界露光時間以下の露光時間で露光
され読み出された画像信号の位置合わせを行う。この位
置合わせを行うのは、各々のぶれ限界露光時間で露光し
読み出された画像はぶれてはいないものの、各画像は相
対的にはぶれ限界以上にぶれている可能性があり、後述
する画像信号を加算する前に各画像間の相対的な位置ず
れを補正する必要があるからである。この位置合わせは
公知の画像処理により行うことも可能であり、また上記
角速度センサーの出力により求めた画像のずれ量を用い
て行うこともできる。
【0035】次に、S119において上記位置合わせさ
れた複数の画像信号を加算し、S120においてこの加
算された画像信号を画像圧縮したのち記録媒体32に記
録して終了する。
【0036】このように本実施形態によれば、カメラ本
体のぶれ量に応じて露光時間を分割し、分割して得られ
た複数の画像信号に対し位置ずれを補正し、位置ずれ補
正された各画像信号を加算することにより、ぶれの少な
い一つの画像信号を得ることができる。そしてこの場
合、特殊な光学系を要することはなく、像の動きに変化
があった場合にも対応できる。しかも、ぶれ量検出回路
62によるぶれ量に基づいて分割する露出時間の値を定
めているため、該露出時間の値を比較的長い値にするこ
とができ、メモリ容量の増大や動き補償の演算などを最
小限に抑えることができる。また、低輝度の被写体にお
いては絞り開口の大きさを大きくし、ぶれ量が許容限界
に達する露光時間での撮像素子の電荷蓄積量をなるべく
大きくすることにより、ぶれのないしかもS/Nの良好
な画像を得ることが可能となる。
【0037】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、露
光開始からの装置本体のぶれ量が許容限界以上になった
時間で撮像素子の電荷を露光量が適正になるまで繰り返
し読み出し、その読み出された画像の位置ずれを補正し
たのちに加算するようにしているので、簡単な構成によ
り必要最小限の演算量でぶれのない画像を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる電子カメラの回路
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態においてぶれ補正を行うための回路
構成を示す機能ブロック図。
【図3】同実施形態における全体の動作の流れを説明す
るためのフローチャート。
【図4】同実施形態における全体の動作の流れを説明す
るためのフローチャート。
【符号の説明】
12…CCD撮像素子 14…相関二重サンプリング回路(CDS) 16…ゲインコントロールアンプ(AMP) 18,52,53…A/D変換器 20…タイミングジェネレータ(TG) 22…シグナルジェネレータ(SG) 24…CPU 26…情報処理部 28…DRAM 30…圧縮伸張回路 32…記録媒体 34…液晶表示部 36…インターフェース部 38…レンズ駆動系 40…レンズ 42…絞り駆動系 44…絞り 50,51…角度センサ 62…ぶれ量検出回路 63…露光量制御回路 64…信号処理回路 65…メモリ 66…補正回路 67…加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズによって結像された被写体像を
    光電変換し電気信号に変換する撮像素子と、 露光開始からの装置本体のぶれ量を検出するためのぶれ
    量検出手段と、 該ぶれ量検出手段による露光開始からのぶれ量が所定量
    に達すると前記撮像素子から画像信号を読み出すという
    露光動作を、当初の露光動作の露光開始からの露光時間
    が所定の時間に達するまで繰り返し行う露光制御手段
    と、 前記読み出された複数の画像信号の相互の位置ずれを補
    正する補正手段と、 該補正手段により補正された画像信号の対応する画素同
    士の画像信号を加算する加算手段と、 該加算手段により加算された画像を記録する記録媒体
    と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】撮影レンズによって結像された被写体像を
    光電変換し電気信号に変換する撮像素子と、 該撮像素子の適正露光を得るために必要な露光時間を演
    算する露光時間演算手段と、 該露光時間演算手段により演算された露光時間が所定の
    時間より長時間であると判断したとき、前記撮影レンズ
    の絞り開口の大きさを大きくする絞り制御手段と、 露光開始からの装置本体のぶれ量を検出するためのぶれ
    量検出手段と、 該ぶれ量検出手段による露光開始からのぶれ量が所定量
    に達すると前記撮像素子から画像信号を読み出すという
    露光動作を、当初の露光動作の露光開始からの露光時間
    が所定の時間に達するまで繰り返し行う露光制御手段
    と、 前記読み出された複数の画像信号の相互の位置ずれを補
    正する補正手段と、 該補正手段により補正された画像信号の対応する画素同
    士の画像信号を加算する加算手段と、 該加算手段により加算された画像を記録する記録媒体
    と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、前記ぶれ量検出手段の出
    力信号に基づいて補正するものであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】前記補正手段は、相互の画像の位置ずれを
    画像処理によって求めて補正するものであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】前記ぶれ量検出手段は、前記装置本体に設
    けられた角度センサの出力に基づいて該装置本体のぶれ
    量を検出するものであることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の撮像装置。
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