JP2001065470A - 可変容量型ポンプ - Google Patents

可変容量型ポンプ

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JP2001065470A
JP2001065470A JP24055599A JP24055599A JP2001065470A JP 2001065470 A JP2001065470 A JP 2001065470A JP 24055599 A JP24055599 A JP 24055599A JP 24055599 A JP24055599 A JP 24055599A JP 2001065470 A JP2001065470 A JP 2001065470A
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Japan
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pump
ring
adapter ring
fluid pressure
chamber
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JP24055599A
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Morihito Chottogi
守仁 一寸木
Hirotoshi Mochiyama
博俊 持山
Kazuhiko Koyama
和彦 小山
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Showa Corp
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Showa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変容量型ポンプにおいて、ポンプケーシン
グへのアダプタリングの嵌装組立性を良好にしながら、
ポンプの作動時におけるアダプタリングの振動、異音の
発生を低減すること。 【解決手段】 可変容量型ポンプ10において、ポンプ
ケーシング11の側からアダプタリング19を通って第
1又は第2の流体圧室44A、44Bに至る流体圧の連
通路49、57を備え、アダプタリング19とポンプケ
ーシング11の間に上記連通路49、57を囲むOリン
グ71、72を介装してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のパワース
テアリング装置等に用いられる可変容量型ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の油圧パワーステアリング
装置で操舵力をアシストするために、特開平8-200239号
公報に記載の如くの可変容量型ポンプが提案されてい
る。この従来の可変容量型ポンプは、自動車のエンジン
で直接回転駆動されるものであり、ポンプケーシングに
嵌装したアダプタリングに移動変位可能に嵌装されたカ
ムリング内にロータを設け、カムリングとロータの外周
部との間にポンプ室を形成している。
【0003】そして、この従来技術では、カムリングを
アダプタリング内で移動変位可能とし、且つポンプ室の
容積が最大となるような付勢力をばねによりカムリング
に付与するとともに、カムリングとアダプタリングとの
間に第1と第2の流体圧室を分割形成し、両流体圧室に
作用する圧力の差圧によりカムリングを前記付勢力に抗
して移動させ、ポンプ室の容積を変化させて吐出流量を
制御可能とする吐出流量制御装置を有している。これに
より、この可変容量型ポンプでは、回転数が低い自動車
の停車時や低速走行時には大きな操舵アシスト力が得ら
れるように吐出流量を大とし、回転数の高い高速走行時
には操舵アシスト力を小さくするように吐出流量を一定
量以下に制御し、パワーステアリング装置に要求される
操舵アシスト力を発生可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来技術で
は、アダプタリングを環状としており、このアダプタリ
ングをポンプケーシングに嵌装するに際し、アダプタリ
ングが薄肉物であるために圧入できない。このため、ア
ダプタリングはポンプケーシングへの嵌装時に、ポンプ
ケーシングとの間にわずかでも隙間を持つことを余儀な
くされ、この隙間の存在がポンプの作動時におけるアダ
プタリングの無用な振動を引き起こし、異音を生ずる原
因ともなる。
【0005】本発明の課題は、可変容量型ポンプにおい
て、ポンプケーシングへのアダプタリングの嵌装組立性
を良好にしながら、ポンプの作動時におけるアダプタリ
ングの振動、異音の発生を低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ポンプケーシングに挿入されるポンプ軸に固定して
回転駆動されるとともに、多数のベーンを溝に収容して
半径方向に移動可能としてなるロータと、ポンプケーシ
ングの嵌装孔に嵌装されるアダプタリングと、アダプタ
リングに嵌装され、ロータの外周部との間にポンプ室を
形成するカムリングと、カムリングをアダプタリング内
で移動変位可能とし、且つポンプ室の容積が最大となる
ような付勢力をカムリングに付与するとともに、カムリ
ングとアダプタリングとの間に第1と第2の流体圧室を
分割形成し、両流体圧室に作用する圧力の差圧によりカ
ムリングを前記付勢力に抗して移動させ、ポンプ室の容
積を変化させて吐出流量制御可能とする吐出流量制御装
置とを有してなる可変容量型ポンプにおいて、前記ポン
プケーシングの側からアダプタリングを通って第1又は
第2の流体圧室に至る流体圧の連通路を備え、アダプタ
リングとポンプケーシングの間に、上記連通路を囲むO
リングを介装してなるようにしたものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、下記〜の作用が
ある。 アダプタリングは、ポンプケーシングへの嵌装組立時
に、Oリングの弾性変形を伴いながら、ポンプケーシン
グの嵌装孔に容易に嵌装され、嵌装組立性を良好にでき
る。
【0008】アダプタリングは、ポンプケーシングへ
の嵌装組立後には、ポンプケーシングとの間にOリング
が挟圧状態で介装され、ポンプの作動時におけるアダプ
タリングの振動、異音の発生を低減できる。
【0009】ポンプケーシングの嵌装孔の加工精度、
アダプタリングの外周面の加工精度を高精度化すること
を要さずに、Oリングを用いるだけの簡素な構成によ
り、ポンプの作動時におけるアダプタリングの振動、異
音の発生を低減できる。
【0010】ポンプケーシングの側からアダプタリン
グに渡る流体圧の連通路を、アダプタリングとポンプケ
ーシングの間でOリングにより囲んだから、連通路から
の流体圧洩れを防ぎ、制御精度を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は可変容量型ポンプを示す断
面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3はアダ
プタリングを示す模式図である。
【0012】可変容量型ポンプ10は、自動車の油圧パ
ワーステアリング装置の油圧発生源となるベーンポンプ
であり、図1、図2に示す如く、ポンプケーシング11
に挿入されるポンプ軸12にセレーションにより固定さ
れて回転駆動されるロータ13を有している。ポンプケ
ーシング11は、ポンプハウジング11Aとカバー11
Bをボルト14で一体化して構成され、軸受15A〜1
5Cを介してポンプ軸12を支持している。ポンプ軸1
2は、自動車のエンジンで直接回転駆動可能とされてい
る。
【0013】ロータ13は周方向の多数位置のそれぞれ
に設けた溝16にベーン17を収容し、各ベーン17を
溝16に沿う半径方向に移動可能としている。
【0014】ポンプケーシング11のポンプハウジング
11Aの嵌装孔20には、プレッシャプレート18、ア
ダプタリング19が積層状態で嵌着され、これらは後述
する支点ピン21によって周方向に位置決めされた状態
でカバー11Bにより側方から固定保持されている。支
点ピン21の一端はカバー11Bに装着固定されてい
る。
【0015】ポンプケーシング11に固定されている上
述のアダプタリング19にはカムリング22が嵌装され
ている。カムリング22は、ロータ13とある偏心量を
もってロータ13を囲み、プレッシャプレート18とカ
バー11Bの間で、ロータ13の外周部との間にポンプ
室23を形成する。そして、ポンプ室23のロータ回転
方向上流側には、カバー11Bに設けた吸込ポート24
が開口し、この吸込ポート24にはハウジング11A、
11Bに設けた吸込通路25A、25Bを介してポンプ
10の吸込口26が連通せしめられている。他方、ポン
プ室23のロータ回転方向下流側には、プレッシャプレ
ート18に設けた吐出ポート27が開口し、この吐出ポ
ート27にはハウジング11Aに設けた高圧力室28
A、吐出通路28B(不図示)を介してポンプ10の吐
出口29(不図示)が連通せしめられている。
【0016】これにより、可変容量型ポンプ10にあっ
ては、ポンプ軸12によってロータ13を回転駆動し、
ロータ13のベーン17が遠心力でカムリング22に押
し付けられて回転するとき、ポンプ室23のロータ回転
方向下流側では隣り合うベーン17間とカムリング22
とが囲む容積を回転とともに拡大して作動流体を吸込ポ
ート24から吸込み、ポンプ室23のロータ回転方向上
流側では隣り合うベーン17間とカムリング22とが囲
む容積を回転とともに減縮して作動流体を吐出ポート2
7から吐出する。
【0017】しかるに、可変容量型ポンプ10は、下記
(A) の如くの吐出流量制御装置40と、下記(B) の如く
のベーン加圧装置60とを有している。 (A)吐出流量制御装置40 吐出流量制御装置40は、ポンプケーシング11に固定
されている上述のアダプタリング19の鉛直最下部に前
述の支点ピン21を載置し、カムリング22の鉛直最下
部をこの支点ピン21に支持し、カムリング22をアダ
プタリング19内で揺動変位可能としている。
【0018】そして、吐出流量制御装置40は、ポンプ
ケーシング11を構成するポンプハウジング11Aに設
けたばね室41に納めたスプリング42を、アダプタリ
ング19に設けたばね孔19Aに貫通させてカムリング
22の外周部に圧接せしめることにより、ポンプ室23
の容積が最大となるような付勢力をカムリング22に付
与可能としている。スプリング42は、ばね室41の開
口部に螺着されるキャップ41Aによりバックアップさ
れる。尚、アダプタリング19は後述する第2流体圧室
44Bを形成する内周部の一部にカムリング移動規制ス
トッパ19Bを凸状形成され、後述するようにポンプ室
23の容積を最小とするカムリング22の移動限を規制
可能としている。
【0019】また、吐出流量制御装置40は、カムリン
グ22とアダプタリング19との間に第1と第2の流体
圧室44A、44Bを分割形成している。即ち、第1流
体圧室44Aと第2流体圧室44Bは、カムリング22
とアダプタリング19の間で、支点ピン21と、その軸
対称位置に設けたシール材45とで分割される。
【0020】ここで、前述したポンプ10の吐出経路に
おいて、ポンプ室23から吐出されてプレッシャプレー
ト18の吐出ポート27からポンプハウジング11Aの
高圧力室28Aに送出された圧力流体は、プレッシャプ
レート18に穿設したオリフィス46から上述の第2の
流体圧室44B、アダプタリング19を貫通している前
述のばね室41、更にポンプハウジング11Aの嵌装孔
20に切欠形成される吐出連絡孔(不図示)を介して吐
出通路28Bに圧送されるようになっている。
【0021】吐出流量制御装置40は、上述のポンプ1
0の吐出経路で、第2流体圧室44Bに開口するオリフ
ィス46の開口面積をカムリング22の側壁で増減さ
せ、可変メータリングオリフィスを形成している。即
ち、オリフィス46はカムリング22の移動変位に伴っ
てその側壁で開度調整せしめられる。そして、吐出流量
制御装置40は、オリフィス46通過前の高流体圧を
第1流体圧供給路47A、切換弁48、ポンプハウジン
グ11A、アダプタリング19に穿設した連通路49を
介して第1流体圧室44Aに導き、オリフィス46通
過後の減圧圧力を前述の如く第2流体圧室44Bに導
き、両流体圧室44A、44Bに作用する圧力の差圧に
よりカムリング22を前述のスプリング42の付勢力に
抗して移動させ、ポンプ室23の容積を変化させてポン
プ10の吐出流量を制御可能としている。
【0022】尚、切換弁48は、フロントケーシング1
1Aに穿設した弁格納孔51にスプリング52、切換プ
ランジャ53を収容し、スプリング52で付勢されるプ
ランジャ53をケーシング11Aに螺着したキャップ5
4で担持している。切換プランジャ53は、切換弁体5
5A、弁体55Bを備え、切換弁体55Aの加圧室56
Aに第1流体圧供給路47Aを連通し、弁体55Bの他
方のスプリング52が格納されている背圧室56Bにポ
ンプハウジング11A、アダプタリング19に穿設した
連通路57を介して第2流体圧室44Bを連通してい
る。また、切換弁体55Aと弁体55Bの間の中間室5
6Cには前述した吸込通路25Aが貫通して形成され、
吸込側流体が送給される。切換弁体55Aは、ポンプハ
ウジング11A、アダプタリング19に穿設した前述の
連通路49を開閉可能としている。即ち、ポンプ10の
吐出圧力が低い低回転域では、スプリング52の付勢力
により切換プランジャ53を図2に示す原位置に設定
し、切換弁体55Aにより第1流体圧室44Aとの連通
路49を閉じ、ポンプ10の中高回転域では加圧室56
Aに加えられる高圧流体により切換プランジャ53を移
動させて連通路49を開き、この高圧流体を第1流体圧
室44Aに導くことを可能とする。
【0023】従って、吐出流量制御装置40を備えたポ
ンプ10の吐出流量特性は以下の如くである。 (1)ポンプ10の回転数が低い自動車の低速走行域で
は、ポンプ室23から吐出されて切換弁48の加圧室5
6Aに及ぶ流体の圧力が未だ低く、切換弁48は原位置
に位置し、カムリング22はスプリング42により付勢
された原状態を維持する。このため、ポンプ10の吐出
流量は、回転数に比例して増加する。
【0024】(2)ポンプ10の回転数の増加により、ポ
ンプ室23から吐出されて切換弁48の加圧室56Aに
及ぶ流体の圧力が高くなると、切換弁48はスプリング
52の付勢力に抗して切換プランジャ53を移動させて
連通路49を開き、この高圧流体を第1流体圧室44A
に導く。これにより、カムリング22は第1流体圧室4
4Aと第2流体圧室44Bとに作用する圧力の差圧によ
り移動し、ポンプ室23の容積を徐々に減縮していく。
従って、ポンプ10の吐出流量は、回転数の増加に対
し、回転数の増加による流量増加分と、ポンプ室23の
容積減縮による流量減少分とを相殺し、一定の大流量を
維持させることができる。
【0025】(3)ポンプ10の回転数が継続して更に増
加し、カムリング22が更に移動することにより、カム
リング22がスプリング42を一定量超えて押動する
と、このカムリング22の側壁がポンプ室23からの吐
出経路の中間部のオリフィス46の開口面積を絞り始め
る。従って、ポンプ10の吐出流量は、このオリフィス
46の絞り量に比例して低減する。
【0026】(4)ポンプ10の回転数が一定値を超える
自動車の高速運転域に達すると、カムリング22がアダ
プタリング19のストッパ19Bに衝合する移動限に達
し、カムリング22の側壁によるオリフィス46の絞り
量も最大となり、ポンプ10の吐出流量は一定の小流量
を維持する。
【0027】(B)ベーン加圧装置60 ベーン加圧装置60は、ロータ13のベーン17を収容
している溝16の基部16Aの両側に対応する、プレッ
シャプレート18、サイドプレート20の溝16との摺
接面にリング状油溝61、62を設けてある。そして、
ポンプハウジング11Aに設けてあるポンプ室23の高
圧力室28Aを、プレッシャプレート18に設けた油孔
63を介して上述の油溝61に連通している。これによ
り、ポンプ室23から高圧力室28Aに吐出した圧力流
体をプレッシャプレート18、サイドプレート20の油
溝61、62を介して、ロータ13の周方向の全てのベ
ーン17のための溝16の基部に導き、各ベーン17を
カムリング22に向けて加圧可能とするものである。
【0028】これにより、ポンプ10にあっては、回転
の始めは遠心力によりベーン17をカムリング22に押
し付けるものの、吐出圧力が生じた後には、ベーン加圧
装置60によってベーン17とカムリング22との接触
圧を増大させ、圧力流体の逆流を防止可能とする。
【0029】しかるに、ポンプ10にあっては、図1、
図2に示す如く、ポンプハウジング11Aとアダプタリ
ング19の間(嵌装境界)に、ポンプハウジング11A
からアダプタリング19に渡るように設けられたいる連
通路49、57を囲むOリング71、72を介装してい
る。Oリング71は、アダプタリング19の外周面の連
通路49周囲に設けた溝73に装着され(図3)、Oリ
ング72は、アダプタリング19の外周面の連通路57
周囲に設けた溝74に装着される(図3)。
【0030】尚、ポンプ10のカバー11Bにあって
は、吸込通路25Bからポンプ軸12の軸受15Cまわ
りに潤滑油供給路121を穿設し、ポンプハウジング1
1Aにあっては、ポンプ軸12の軸受15Bまわりから
吸込通路25Aに戻る潤滑油戻り路122を穿設してあ
る。
【0031】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 アダプタリング19は、ポンプハウジング11Aへの
嵌装組立時に、Oリング71、72の弾性変形を伴いな
がら、ポンプハウジング11Aの嵌装孔20に容易に嵌
装され、嵌装組立性を良好にできる。
【0032】アダプタリング19は、ポンプハウジン
グ11Aへの嵌装組立後には、ポンプハウジング11A
との間にOリング71、72が挟圧状態で介装され、ポ
ンプ10の作動時におけるアダプタリング19の振動、
異音の発生を低減できる。
【0033】ポンプハウジング11Aの嵌装孔20の
加工精度、アダプタリング19の外周面の加工精度を高
精度化することを要さずに、Oリング71、72を用い
るだけの簡素な構成により、ポンプ10の作動時におけ
るアダプタリング19の振動、異音の発生を低減でき
る。
【0034】ポンプハウジング11Aの側からアダプ
タリング19に渡る流体圧の連通路49、57を、アダ
プタリング19とポンプハウジング11Aの間でOリン
グ71、72により囲んだから、連通路49、57から
の流体圧洩れを防ぎ、制御精度を向上できる。
【0035】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、O
リング71、72は、ポンプハウジング11Aの嵌装孔
20の内周面の連通路49、57周囲に設けた溝に装着
されても良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可変容量
型ポンプにおいて、ポンプケーシングへのアダプタリン
グの嵌装組立性を良好にしながら、ポンプの作動時にお
けるアダプタリングの振動、異音の発生を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は可変容量型ポンプを示す断面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図3はアダプタリングを示す模式図である。
【符号の説明】
10 可変容量型ポンプ 11 ポンプケーシング 12 ポンプ軸 13 ロータ 16 溝 17 ベーン 19 アダプタリング 20 嵌装孔 22 カムリング 23 ポンプ室 40 吐出流量制御装置 41 ばね室 42 スプリング 44A 第1流体圧室 44B 第2流体圧室 71、72 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 和彦 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台112番地1 株 式会社ショーワ栃木開発センター内 Fターム(参考) 3H044 AA02 BB05 BB08 CC01 CC11 CC14 CC27 DD09 DD11 DD24 DD28 DD35

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケーシングに挿入されるポンプ軸
    に固定して回転駆動されるとともに、多数のベーンを溝
    に収容して半径方向に移動可能としてなるロータと、 ポンプケーシングの嵌装孔に嵌装されるアダプタリング
    と、 アダプタリングに嵌装され、ロータの外周部との間にポ
    ンプ室を形成するカムリングと、 カムリングをアダプタリング内で移動変位可能とし、且
    つポンプ室の容積が最大となるような付勢力をカムリン
    グに付与するとともに、カムリングとアダプタリングと
    の間に第1と第2の流体圧室を分割形成し、両流体圧室
    に作用する圧力の差圧によりカムリングを前記付勢力に
    抗して移動させ、ポンプ室の容積を変化させて吐出流量
    制御可能とする吐出流量制御装置とを有してなる可変容
    量型ポンプにおいて、 前記ポンプケーシングの側からアダプタリングを通って
    第1又は第2の流体圧室に至る流体圧の連通路を備え、
    アダプタリングとポンプケーシングの間に、上記連通路
    を囲むOリングを介装してなることを特徴とする可変容
    量型ポンプ。
JP24055599A 1999-08-26 1999-08-26 可変容量型ポンプ Withdrawn JP2001065470A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005337146A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Showa Corp 可変容量型ポンプ
JP2007032517A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Kayaba Ind Co Ltd 可変容量ベーンポンプ
JP2015169153A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 日立オートモティブシステムズステアリング株式会社 可変容量形ベーンポンプ

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