JP2001063648A - 車体組立装置 - Google Patents

車体組立装置

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JP2001063648A
JP2001063648A JP24212399A JP24212399A JP2001063648A JP 2001063648 A JP2001063648 A JP 2001063648A JP 24212399 A JP24212399 A JP 24212399A JP 24212399 A JP24212399 A JP 24212399A JP 2001063648 A JP2001063648 A JP 2001063648A
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JP
Japan
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frame
jig
welding
vehicle body
floor
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Pending
Application number
JP24212399A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Kato
千稔 加藤
Masayuki Fukumori
雅之 福森
Teiji Miwa
悌二 三輪
Masashi Koike
昌志 小池
Osahisa Kitamura
長久 北村
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB0018948A priority patent/GB2353503B/en
Priority to CA002315967A priority patent/CA2315967C/en
Priority to US09/644,750 priority patent/US6344629B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体組立ステーションST2の外側部に配置
した架台7の上部内側面にサイドパネルをフロアに組合
わせた状態で保持する治具を搭載すると共に、車体組立
ステーションST2の側部下方に設けた固定フレーム1
0に、サイドパネルをフロアに溶接結合する複数の溶接
ロボット11を前後動自在に搭載するものにおいて、溶
接ロボット11のメンテナンス作業性を向上させる。 【解決手段】 架台7を、治具を搭載する上部70の前
後方向長さに比し下部71の前後方向長さを短くしたT
字状に形成し、下部71の前方及び後方に固定フレーム
10に達する空きスペースを確保する。空きスペースに
臨む固定フレーム10の前部と後部とに固定フレーム1
0上の溶接ロボット11を寄せ集め、溶接ロボット11
のメンテナンス作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右のサイドパネ
ルをフロアに溶接結合して自動車車体を組立てる車体組
立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車体組立装置として、特
公昭63−53073号公報に見られるように、車体組
立ステーションの左右の各外側部に配置した架台に治具
を搭載し、自動車車体の左右の各サイドパネルを治具に
より自動車車体のフロアに組合わせた状態で保持し、こ
の状態で各サイドパネルをフロアに溶接結合して自動車
車体を組立てるようにしたものが知られている。
【0003】このものでは、治具に複数の溶接ガンを搭
載して、これら溶接ガンによりサイドパネルをフロアに
溶接結合しているが、治具は自動車の機種毎に専用化さ
れており、溶接ガンを搭載した高価な治具を機種毎に用
意したのでは設備費が嵩む。
【0004】そのため、車体組立ステーションの左右の
各側部に、治具より下方に位置する前後方向に長手の固
定フレームを配置し、この固定フレームに複数の溶接ロ
ボットを前後動自在に搭載し、これら溶接ロボットによ
りサイドパネルをフロアに溶接結合して、治具に溶接ガ
ンを搭載せずに済むようにしたものも考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の架台は、
治具を搭載する上部の前後方向長さと下部の前後方向長
さとを等しくした前後方向に長手の長方形に形成されて
おり、横方向外方から見て、固定フレームに搭載する溶
接ロボットは全て架台の陰に隠れる。そのため、溶接ロ
ボットに搭載する溶接ガンの電極チップのドレッシング
といったメンテナンス作業は、作業者が固定フレームと
架台との間のスペースに入り込んで行うことになるが、
このスペースはかなり狭いため作業性が悪く、作業者の
負担が重くなると共に作業に時間がかかり、生産性の向
上を図る上で問題になる。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、溶接ロボット
のメンテナンス作業の作業性を向上し得るようにした車
体組立装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、車体組立ステーションの左右の各外側部に配
置した架台に治具を搭載し、自動車車体の左右の各サイ
ドパネルを治具により自動車車体のフロアに組合わせた
状態で保持し、この状態で各サイドパネルをフロアに溶
接結合して自動車車体を組立てる車体組立装置であっ
て、車体組立ステーションの左右の各側部に、治具より
下方に位置する前後方向に長手の固定フレームを配置
し、この固定フレームに、各サイドパネルをフロアに溶
接結合する複数の溶接ロボットを前後動自在に搭載する
ものにおいて、架台を、治具を搭載する上部の前後方向
長さに比し下部の前後方向長さを短くしたT字状に形成
し、架台の下部の前方及び後方に、固定フレームに達す
る空きスペースを確保している。
【0008】本発明によれば、架台の下部前方の空きス
ペースと架台の下部後方の空きスペースに臨む固定フレ
ームの前部と後部とに固定フレーム上の溶接ロボットを
寄せ集めることにより、空きスペースにおいて全ての溶
接ロボットのメンテナンス作業を作業性良く行うことが
できる。かくて、メンテナンス作業に際しての作業者の
負担が軽減されると共に作業時間も短縮され、生産性の
向上を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図17に示すフロアW1と
ルーフW2とダッシュボードアッパW3とリヤトレイW
4とに左右のサイドパネルW5,W5を溶接結合して自
動車車体Wを組立てる車体組立装置に本発明を適用した
実施形態について説明する。
【0010】車体組立装置は、図1及び図2に示す如
く、上流側から順に、セットステーションST1と車体
組立ステーションST2と払出しステーションST3と
を配置した前後方向に長手の直線ラインで構成されてい
る。ライン上には、ライン全長に亘って左右1対のガイ
ドレール1,1が敷設されており、ガイドレール1,1
上に、セットステーションST1と車体組立ステーショ
ンST2との間で往復動するセット台車2と、車体組立
ステーションST2と払出しステーションST3との間
で往復動する払出し台車3とを載架している。そして、
セットステーションにおいてセット台車2上にフロアW
1、ルーフW2、ダッシュボードアッパW3、リヤトレ
イW4及び左右のサイドパネルW5を車体前部がライン
前方を向く前向き姿勢でセットし、次に、セット台車2
を車体組立ステーションST2に往動させ、該ステーシ
ョンST2においてフロアW1、ルーフW2、ダッシュ
ボードアッパW3及びリヤトレイW4に左右のサイドパ
ネルW5,W5を溶接結合し、かくて組立てられた自動
車車体Wを払出し台車3により払出しステーションST
3に搬送し、該ステーションST3から図外の搬送装置
により自動車車体Wを増打ちラインに搬出するようにし
ている。
【0011】セットステーションST1の左右の外側部
にはサイドパネルW5用の1対の第1セットロボット
4,4が配置されており、更に、セットステーションS
T1の車体後方(ライン後方)側の端部の左右一方の外
側部にルーフW2及びリヤトレイW4用の第2セットロ
ボット5を配置すると共に、セットステーションST1
の車体前方(ライン前方)側の端部の左右一方の外側部
にダッシュボードアッパW3用の第3セットロボット6
を配置している。そして、セット台車2がセットステー
ションST1に復動されたとき、セット台車2上に、図
外のトランスファ装置でライン後方からフロアW1をセ
ットすると共に、第1乃至第3セットロボット4,5,
6でサイドパネルW5とリヤトレイW4とルーフW5と
ダッシュボードアッパW3とをセットするようにしてい
る。
【0012】各セットロボット4,5,6は、図3に明
示する如く、鉛直軸線回りに旋回自在な旋回台4a,5
a,6aと、旋回台に揺動自在に連結した第1ロボット
アーム4b,5b,6bと、第1ロボットアームの先端
に揺動自在に連結した第2ロボットアーム4c,5c,
6cと、第2ロボットアームの先端に連結した3軸構造
の手首4d,5d,6dとを有する6軸の多関節ロボッ
トで構成されている。
【0013】第1セットロボット4の動作端たる手首4
dにはサイドパネル用保持具4eが取付けられており、
第1セットロボット4の配置部の周囲やセットステーシ
ョンST1の上方といった適当な供給位置に搬入される
サイドパネルW5をサイドパネル用保持具4eで保持
し、セット台車2上に第1セットロボット4によりサイ
ドパネルW5をセットするようにしている。
【0014】第3セットロボット6の動作端たる手首6
dにはダッシュボードアッパ用保持具6eが取付けられ
ており、第3セットロボット6の配置部の周囲の適当な
供給位置に搬入されるダッシュボードアッパW3をダッ
シュボードアッパ用保持具6eで保持し、セット台車2
上に左右1対の第1セットロボット4,4でセットされ
る左右のサイドパネルW5,W5間の所定のセット位置
に第3セットロボット6によりダッシュボードアッパW
3をセットするようにしている。
【0015】第2セットロボット5の動作端たる手首5
dには、ルーフW2を保持するルーフ用保持具5eが取
付けられている。そして、ルーフ用保持具5eのルーフ
W2の前端寄りの端部に、ルーフ用保持具5eの背面側
に位置させて、リヤトレイW4をその下面がルーフW2
の前方を向くように保持するリヤトレイ用保持具5fを
取付けている。そして、第2セットロボット5の配置部
の周囲の適当な供給位置に搬入されるルーフW2とリヤ
トレイW4とを、夫々、ルーフ用保持具5eとリヤトレ
イ用保持具5fとで保持した後、先ず、ルーフ用保持具
5eを図4(A)に示す如くリヤトレイ用保持具5fが
下方を向く起立姿勢にし、この状態でリヤトレイW4を
セット台車2上にセットされる左右のサイドパネルW
5,W5の後部上縁間の所定のセット位置にセットす
る。この際、ルーフW2はリヤトレイW4よりも車体後
方(ライン後方)にオフセットした位置で起立すること
になり、サイドパネルW5に対するルーフW2の干渉を
生ずることなくリヤトレイW4をセットすることができ
る。次に、ルーフ用保持具5eを図4(B)に示す如く
水平姿勢に姿勢変更し、左右のサイドパネルW5,W5
の上縁間にルーフW2をセットする。このように、第2
セットロボット5によりリヤトレイW4とルーフW2と
のセット作業を行うことでロボットの使用台数を少なく
し、設備費を低減できる。
【0016】車体組立ステーションST2の左右の各外
側部には、図1、図2及び図5に示す如く、固定台7a
上のガイドレール7bに沿って横方向に移動自在で、モ
ータ7cにより送りねじ7dを介して横方向内方の作業
位置(図5の右半部の位置)と横方向外方の待機位置
(図5の左半部の位置)とに進退される架台7が配置さ
れており、架台7の上部に固定した前後方向に長手の上
部フレーム70に、サイドパネルW5を位置決めして保
持する治具8を横方向内方を向く内向き姿勢で搭載して
いる。また、車体組立ステーションST2には、セット
台車2の下面に形成した複数の位置決め孔に嵌合する複
数の位置決めピン9aを立設した、モータ9bによりラ
ックピニオン機構9cを介して昇降される昇降台9が設
けられている。そして、車体組立ステーションST2に
セット台車2を往動させた後、昇降台9の上昇でセット
台車2を位置決めしてガイドレール1から持上げ、この
状態で架台7を作業位置に移動して、セット台車2上の
各サイドパネルW5をフロアW1、ルーフW2、ダッシ
ュボードアッパW3及びリヤトレイW4に組合わせた状
態で治具8に受取らせるようにしている。
【0017】また、車体組立ステーションST2の左右
の各側部には、治具8より下方に位置する前後方向に長
手の固定フレーム10が配置されており、この固定フレ
ーム10と架台7の上部フレーム70とに夫々4台の溶
接ロボット11,12を搭載し、治具8に保持されるサ
イドパネルW5を固定フレーム10に搭載した溶接ロボ
ット11によりフロアW1に溶接結合すると共に、サイ
ドパネルW5を上部フレーム70に搭載した溶接ロボッ
ト12によりルーフW2とダッシュボードアッパW3と
リヤトレイW4とに溶接結合するようにしている。
【0018】各溶接ロボット11,12は、固定フレー
ム10や上部フレーム70に固定したガイドレール10
a,70aに沿って前後方向に移動自在なロボット本体
11a,12aと、ロボット本体に揺動自在に連結した
第1ロボットアーム11b,12bと、第1ロボットア
ームの先端に揺動自在に連結した第2ロボットアーム1
1c,12cと、第2ロボットアームの先端に連結した
3軸構造の手首11d,12dとを有する6軸ロボット
で構成されており、手首11d,12dに取付けた溶接
ガンGをサイドパネルW5とフロアW1等の他の車体構
成部材とを結合する各所定の打点部に移動してスポット
溶接を行う。
【0019】架台7は、上部フレーム70の前後方向長
さに比し下部71の前後方向長さを短くしたT字状に形
成されており、架台7の下部71の前方及び後方に固定
フレーム10に達する空きスペースを確保している。か
くて、これら空きスペースに臨む固定フレーム10の前
部と後部とに固定フレーム10上の溶接ロボット11を
寄せ集めることにより、固定フレーム10上の全ての溶
接ロボット11に対し溶接ガンGのチップドレッシング
といったメンテナンス作業を空きスペースにおいて作業
性良く行うことができる。
【0020】セット台車2には、図6に明示する如く、
フロアW1を前後4箇所で位置決めして支持する夫々左
右1対の前後4組のフロア用支持部材201,202,2
3,204と、フロアW1と各サイドパネルW5との接
合部分たるサイドシル部を前後2箇所で受ける夫々左右
1対の前後2組のサイドシル用受け部材211,21
2と、左右のサイドパネルW5,W5をフロントピラー
部分とリヤホイールハウス部分とで横方向外方から押圧
する夫々左右1対の前後2組のサイドパネル用押圧部材
221,222とが設けられており、サイドパネル用押圧
部材221,222により左右のサイドパネルW5,W5
をフロアW1に押し付けると共に、両サイドパネルW
5,W5間にルーフW2、ダッシュボードアッパW3及
びリヤトレイW4を挟持する。
【0021】フロア用支持部材201〜204は、フロア
W1に形成した孔に嵌合するピン状部材で構成されてい
る。ここで、フロアW1を車室部分の前端部で支持する
フロア用支持部材202は、セット台車2上の固定フレ
ーム23に立設されていてセット台車2に対し不動であ
るが、残りのフロア用支持部材211,203,20
4は、夫々、3軸構造のクロステーブルユニット24に
より前後・左右・上下に位置調整自在とし、車種変更に
対処し得るようにしている。クロステーブルユニット2
4は、前後動する第1テーブル24a上に上下動する第
2テーブル24bを設け、第2テーブル24b上に横方
向に接近・離間する左右1対の第3テーブル24c,2
4cを搭載して成るもので、第3テーブル24c上に各
フロア用支持部材201,203,204を立設してい
る。
【0022】各サイドシル用受け部材211,212も、
車種変更に対処し得るように、前後・上下に位置調整自
在としている。即ち、前後動する可動枠25上にモータ
26aにより送りねじ機構26bを介して昇降される昇
降枠26を設け、この昇降枠26に各サイドパネル用受
け部材211,212を取付けている。また、各サイドシ
ル用受け部材211,212は、図7に明示する如く、シ
リンダ21aによりトグルリンク機構21bを介して上
下方向に揺動されるように昇降枠26に取付けられてい
る。図7で斜線を付した領域は、固定フレーム10上の
溶接ロボット11が溶接作業中であるときの該溶接ロボ
ット11に対する干渉領域であり、各サイドパネル用受
け部材211,212を下方に揺動させることで、各サイ
ドシル用受け部材211,212を溶接作業中の溶接ロボ
ット11との干渉を生じない図7に仮想線で示す退避位
置に引き込むようにしている。
【0023】サイドパネルW5のフロントピラー部分を
押圧する左右1対の第1サイドパネル用押圧部材2
1,221は、図8及び図9に示す如く、横方向に移動
自在な左右1対のスライド枠221a,221aに、夫
々、シリンダ221bで前後方向に起伏動作されるよう
に取付けられている。両スライド枠221aは、図外の
モータによりベルトを介して同期駆動される左右1対の
送りねじ221c,221cにより横方向内方と外方とに
同期して移動される。かくて、両第1サイドパネル用押
圧部材211,211を起立させた状態で両スライド枠2
1a,221aを横方向内方に移動することにより左右
のサイドパネルW5,W5を横方向外方から押圧するこ
とができる。また、第1サイドパネル用押圧部材221
を車体前方(ライン前方)に倒伏させた状態でスライド
枠221aを図8に仮想線で示す横方向内方端位置に移
動することにより、第1サイドパネル用押圧部材221
を溶接作業中の溶接ロボット11との干渉を生じない退
避位置に引き込むようにしている。
【0024】サイドパネルW5のリヤホイールハウス部
分を押圧する左右1対の第2サイドパネル用押圧部材2
2,222は、図10及び図11に示す如く、前後方向
の位置調整で車種変更に対処し得るよう、前後動する可
動枠27に搭載されている。可動枠27上には、横方向
に移動自在な左右1対のスライド枠222a,222aが
前後にオフセットして設けられており、各スライド枠2
2aに各第2サイドパネル用押圧部材222をシリンダ
222bにより横方向に起伏動作されるように取付けて
いる。可動枠27上には、両スライド枠222a,222
aに夫々連結される前後1対の送りねじ222c,222
cが軸支されており、両送りねじ222c,222cをそ
の一端でギア222dを介して連結し、一方の送りねじ
222cを可動枠27に搭載したモータ222eでベルト
駆動することにより両スライド枠222a,222aが横
方向内方と外方とに同期して移動されるようにしてい
る。かくて、両第2サイドパネル用押圧部材222,2
2を起立させた状態で両スライド枠222a,222
を横方向内方に移動することにより左右のサイドパネル
W5,W5を横方向外方から押圧することができる。ま
た、各第2サイドパネル用押圧部材222はシリンダ2
2fで伸縮されるように構成されている。そして、第
2サイドパネル用押圧部材222を横方向外方に倒伏さ
せた状態でスライド枠222aを横方向内方に移動する
と共に、第2サイドパネル用押圧部材222を収縮させ
ることにより、第2サイドパネル用押圧部材222を溶
接作業中の溶接ロボット11との干渉を生じない図10
に仮想線で示す退避位置に引き込むようにしている。
【0025】かくて、車体組立ステーションST2にお
いて、セット台車2上のサイドパネルW5をフロアW1
等の他の車体構成部材と共に治具5に受取らせた後、直
ちに溶接ロボット1による溶接作業を開始しても、サイ
ドシル用受け部材211,212とサイドパネル用押圧部
材221,222とを上記の如く退避位置に引き込むこと
により、セット台車2を溶接ロボット11との干渉を生
ずることなくセットステーションST1に復動させるこ
とができる。そのため、車体組立ステーションST2で
の溶接作業をセット台車1のセットステーションST1
への復動を待たずに開始することができ、サイクルタイ
ムの短縮を図れる。
【0026】ところで、架台7に搭載する治具8は車種
毎に専用化されており、車種変更に際し治具8の交換が
必要となる。そこで、払出しステーションST3の左右
の各外側部に、架台7の前方に隣接させて治具交換装置
13を配置し、架台7と治具交換装置13との間で治具
8を入れ換え自在としている。
【0027】架台7の上部フレーム70には治具8用の
支持枠72が設けられており、該支持枠72に、図12
乃至図14に示す如く、治具8の背面側に取付けた上下
方向に対向する上下1対のガイドレール8a,8aが係
合する上側と下側のガイド部材たる複数のローラユニッ
ト73を取付け、治具8がガイドレール8a,8aとロ
ーラユニット73とを介して支持枠72に内向き姿勢の
まま前後方向に移動自在に支持されるようにしている。
【0028】また、支持枠72は、上部フレーム70に
対しシリンダ72aにより前後1対のガイドバー72
b,72bを介して横方向に接離自在に支持されてい
る。そして、上部フレーム70に、上下方向の位置決め
部材74と、前後方向の位置決め部材75とを設け、支
持枠72を上部フレーム70側に引き寄せたとき、治具
8の背面に設けた上下方向の位置決め用係合部材8bと
前後方向の位置決め用係合部材8cとが夫々対応する位
置決め部材74,75に係合して、治具8が上部フレー
ム70に対し上下方向及び前後方向に位置決めされるよ
うにしている。上部フレーム70には、更に、治具8を
その背面が上部フレーム70に固定した横方向の位置決
め基準となる受座76に密着するようにクランプする、
スイング式のクランプロッド77aを有するクランプ部
材77が設けられている。かくて、支持枠72を上部フ
レーム70側に引き寄せてクランプ部材77を作動させ
れば、治具8が上部フレーム70に三次元的に位置決め
された状態で固定される。
【0029】治具交換装置13は、図15及び図16に
示す如く、基台130上に前後方向の軸線回りに回転自
在に軸支した回転体131を備えている。回転体131
の前端には円形のホイール131aが固定されており、
ホイール131aの外周に巻付けたチェーン131bに
噛合する出力軸上のスプロケット131cを有するモー
タ131dを基台130に取付け、モータ131dによ
り回転体131を回転し得るようにしている。
【0030】回転体131は前後方向に長手の長方形に
枠組みされた枠体で構成されており、治具8用のストッ
ク枠132を回転体131の両側面に取付けて、回転体
131の回転により両ストック枠132,132の任意
の1個を横方向内方の交換位置に選択自在としている。
各ストック枠132には、治具8の上下1対のガイドレ
ール8a,8aが係合する上側と下側のガイド部材たる
複数のローラユニット133が設けられており、かく
て、治具8はガイドレール8a,8aとローラユニット
133とを介してストック枠132に前後方向に移動自
在に支持される。
【0031】前記交換位置は、架台7を待機位置に移動
して支持枠72を上部フレーム70から横方向内方に離
間させたときに、支持枠72上のローラユニット73と
交換位置に存するストック枠132上のローラユニット
133とが前後方向の一直線上に整列するように設定さ
れており、かくて、交換位置に選択されたストック枠1
32と支持枠72との間で治具8をローラユニット13
3,73に案内させて内向き姿勢のまま移し換えること
ができる。
【0032】また、ストック枠132には、上側と下側
のローラユニット133,133の間隔を狭めて各ガイ
ドレール8aから各ローラユニット133を離脱させる
離脱機構134が設けられている。かくて、ストック枠
132に、ガイドレール8aとローラユニット133と
の係合を解いて別の治具8を乗せ換えることができる。
離脱機構134は、ストック枠132に固定のレール1
34aに支持される上下1対のスライド板134b,1
34bと、両スライド板134b,134bをトグルリ
ンク134cを介して接近・離間させるシリンダ134
dとで構成され、両スライド板134b,134bに、
夫々、上側と下側のローラユニット133,133を取
付けて、両スライド板134b,134bの接近動作に
より上側と下側のローラユニット133,133の間隔
を狭めるようにしている。
【0033】基台130には、更に、交換位置に存する
ストック枠132と支持枠72との間で治具8を前後方
向に搬送する搬送機構135が設けられている。搬送機
構135は、基台130上のガイドレール135aに前
後動自在に支持される走行体135b上に、治具8の前
端に垂下した引掛け部8dに係合可能なフック135c
をシリンダ135dにより起伏動作されるように取付け
て構成される。走行体135には、基台130に固定し
たチェーン135eに噛合する出力軸上のスプロケット
135fを有するモータ135gが搭載されており、モ
ータ135gにより走行体135がガイドレール135
aに沿って自走する。
【0034】また、回転体131には、1対のストック
枠132,132に対応させて、前端に1対のストッパ
136,136と、後端にシリンダ137aで開閉動作
される1対のクランプ部材137,137とが設けられ
ており、各ストック枠132に支持される治具8を各ク
ランプ部材137によって各ストッパ136との間に挟
み込むことができるようにしている。
【0035】治具交換に際しては、架台7を待機位置に
移動し、クランプ部材77をアンクランプした後、支持
枠72を上部フレーム70から横方向内方に離間させ
て、上下方向や横方向の位置決め用係合部材8b,8c
を対応する位置決め部材74,75から離脱させると共
に、走行体135bを後方に移動してフック135cを
起立させ、支持枠72に支持されている用済みの治具8
の引掛け部8dにフック135cを係合させる。次に、
走行体135bを前方に移動して、用済みの治具8を支
持枠72から交換位置に存する一方のストック枠132
に移し換える。この移し換えが完了すると、当該一方の
ストック枠132用のクランプ部材137を閉じると共
にフック135cを倒伏させ、次いで回転体131を回
転させて、次の車種用の治具8を支持している他方のス
トック枠132を交換位置に選択する。次に、フック1
35cを起立させて、他方のストック枠132に支持さ
れている治具8の引掛け部8dにフック135cを係合
させると共に、他方のストック枠132用のクランプ部
材137を開く。次いで、走行体135bを後方に移動
して、次の車種用の治具8を他方のストック枠132か
ら支持枠72に移し換え、次に、支持枠72を上部フレ
ーム70側に引き寄せると共にクランプ部材77で治具
8をクランプし、治具交換を完了する。尚、治具交換の
完了後は、フック135cを倒伏させた状態で走行体1
35bを前方に移動し、次の治具交換までこの位置に待
機させる。
【0036】尚、上記実施形態では、回転体131の周
囲2面にストック枠132を設けたが、回転体131を
断面三角形や四角形の角柱状に形成し、回転体131の
周面に3個以上のストック枠132を設けることも可能
である。
【0037】また、上記実施形態では、架台7の上部フ
レーム70に車体上部の溶接を行う溶接ロボット12を
搭載したが、車体組立ステーションST2の左右の各側
部の上方に固定フレームを配置して、この固定フレーム
に複数の溶接ロボットを吊下げ、これら溶接ロボットに
より車体上部の溶接を行うようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、固定フレーム上の全ての溶接ロボットのメン
テナンス作業を空きスペースにおいて作業性良く行うこ
とができ、メンテナンス作業に際しての作業者の負担が
軽減されると共に作業時間も短縮され、生産性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した車体組立装置の一例の平面
【図2】 図1の矢印II方向から見た車体組立装置の側
面図
【図3】 図2のIII-III線から見たセットステーショ
ンの正面図
【図4】 (A)第2セットロボットによるリヤトレイ
のセット作業時の状態を示す側面図、(B)第2セット
ロボットによるルーフのセット作業時の状態を示す側面
【図5】 図2のV-V線から見た車体組立ステーション
の正面図
【図6】 セット台車の斜視図
【図7】 図6のVII-VII線から見たサイドシル用受け
部材の正面図
【図8】 図6のVIII-VIII線から見た第1サイドパネ
ル用押圧部材の正面図
【図9】 図8の左側面図
【図10】 図6のX-X線から見た第2サイドパネル用
押圧部材の正面図
【図11】 第2サイドパネル用押圧部材の平面図
【図12】 架台上部の横方向内方から見た側面図
【図13】 図12のXIII-XIII線截断平面図
【図14】 図12のXIV-XIV線拡大截断面図
【図15】 治具交換装置の横方向内方から見た側面図
【図16】 図15のXVI-XVI線截断面図
【図17】 車体構成部材を示す斜視図
【符号の説明】
W1 フロア W5 サイド
パネル ST2 車体組立ステーション 7 架台 70 上部フレーム(架台の上部) 71 架台の
下部 8 治具 10 固定フレ
ーム 11 溶接ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 悌二 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小池 昌志 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 北村 長久 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D114 AA11 AA20 BA01 CA06 DA12 DA17 EA03 EA04 FA06 FA09 GA06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体組立ステーションの左右の各外側部
    に配置した架台に治具を搭載し、 自動車車体の左右の各サイドパネルを治具により自動車
    車体のフロアに組合わせた状態で保持し、この状態で各
    サイドパネルをフロアに溶接結合して自動車車体を組立
    てる車体組立装置であって、 車体組立ステーションの左右の各側部に、治具より下方
    に位置する前後方向に長手の固定フレームを配置し、こ
    の固定フレームに、各サイドパネルをフロアに溶接結合
    する複数の溶接ロボットを前後動自在に搭載するものに
    おいて、 架台を、治具を搭載する上部の前後方向長さに比し下部
    の前後方向長さを短くしたT字状に形成し、 架台の下部の前方及び後方に、固定フレームに達する空
    きスペースを確保する、 ことを特徴とする車体組立装置。
JP24212399A 1999-08-27 1999-08-27 車体組立装置 Pending JP2001063648A (ja)

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CA002315967A CA2315967C (en) 1999-08-27 2000-08-15 Apparatus for assembling vehicle body
US09/644,750 US6344629B1 (en) 1999-08-27 2000-08-24 Apparatus for assembling vehicle body

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208187A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Nissan Motor Co Ltd 位置決めテーブル、位置決めクランプ装置、及びメインボディ用位置決め装置。
JP2011121436A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Honda Motor Co Ltd 自動車車体の組立装置及び車体組立方法
CN103962776A (zh) * 2014-04-30 2014-08-06 柳州五菱汽车有限责任公司 一种焊接工装

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JP2011121436A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Honda Motor Co Ltd 自動車車体の組立装置及び車体組立方法
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