JP2001062783A - 孔開け工具及びその製造方法 - Google Patents
孔開け工具及びその製造方法Info
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Abstract
つその装着状態での信頼性を高めるとともに、製造を簡
単にする。 【解決手段】 工具本体11に対して刃物20の筒状取
付部分24が外嵌状態で着脱される孔開け工具とその製
造方法。筒状取付部分24にねじ孔24aを設け、これ
に螺合される止めねじ26と係合するテーパー孔11t
を工具本体11に設ける。筒状取付部分24の内周面に
おいてねじ孔24aと対向する位置に取付孔24bを設
ける。これに回り止めピン28を取付け、この回り止め
ピン28と工具本体11の回り止め係合部11eとの係
合によって回転規制をするとともに、その規制位置でね
じ孔24aとテーパー孔11tとが合致するようにす
る。
Description
の加工物に孔を開けるための孔開け工具及びその製造方
法に関するものである。
は、略円筒状のボディの端部に複数の切削刃をもつ刃物
を有し、この刃物が工具本体に装着された状態で当該工
具本体が回転駆動機などの駆動源に連結されることによ
り、工具全体が一体に回転駆動されるようにしたものが
一般に知られている。さらに近年は、単一の工具本体に
互いに加工径の異なる複数種の刃物を装着できるように
したり、刃物の寿命延長等のために刃物軸方向両端に前
記切削刃を設けた刃物を使用したりするために、その刃
物を工具本体に対して着脱可能にする工夫が検討されて
いる。
の工具は、図略の駆動源に連結される工具本体80を有
し、その先端部82に中心位置決め用のセンタードリル
84が着脱可能に装着されるとともに、前記先端部82
の外側に刃物90が着脱可能に装着されるようになって
いる。
し、その先端部に複数の切削刃92が周方向に並んだ状
態で固定される一方、刃物90の基部は前記工具本体8
0の先端部82に外嵌される筒状取付部分94とされて
いる。この筒状取付部分94には、これを径方向に貫通
する2つのねじ孔94aが180°間隔で設けられ、各ね
じ孔94a内に止めねじ96が螺合挿通可能となってい
る。一方、前記工具本体先端部82の外周面には、その
2個所が平面状に切欠かれることにより回り止め係合部
82aが形成されており、これら回り止め係合部82a
にそれぞれ前記止めねじ96の端部が係合されることに
より、工具本体80に対する刃物90の相対回転が規制
され、両者が一体に回転駆動されるようになっている。
ある。
めねじ96を螺合挿入させておく。その際、各止めねじ
96はある程度径方向外側に位置させてその端部が筒状
取付部分94の内周面よりも内方に突出しないようにし
ておく。
の筒状取付部分94を嵌合する。そして、同先端部82
の回り止め係合部82aと止めねじ96との位置が合致
するように工具本体80と刃物90との相対角度を調節
した上で、各止めねじ96を締込み方向に回して内方に
変位させ、その端部を各回り止め係合部82aに係合さ
せる(工具本体80への刃物90の取付完了。)。
結し、孔開け工具全体を回転駆動する。この状態でまず
センタードリル84を施工面に押付けることにより、加
工孔の芯出し(中心位置決め)が行われ、次いでその周
囲を刃物90の切削刃92が切削することにより、刃物
90と略同径の孔が開けられる。
工具本体先端部82に刃物90の筒状取付部分94を外
嵌した後、その止めねじ96の周方向位置と回り止め係
合部82aの周方向位置とを合致させる周方向の位置決
め作業が必要があるが、かかる外嵌状態では回り止め係
合部82aが筒状取付部分94の内側に隠れて外から見
えないので、前記位置決め作業は容易でない。また、位
置決めをした後も、両方の止めねじ96をそれぞれ別個
に回転操作する必要があり、非常に手間がかかる。
相対回転の規制はすべて止めねじ96と工具本体80と
の係合によってなされているので、使用時の振動等で双
方の止めねじ96が緩んで回り止め係合部82aから離
脱した場合には、前記相対回転の規制がなくなり、工具
本体80から刃物90へのトルク伝達が不能になって施
工を中断しなければならなくなる。
は、筒状取付部分94に2つのねじ孔94aを設けなけ
ればならず、その製造にも手間を要する。
体への刃物の着脱操作が簡単でその取付信頼性も高く、
かつ製造が容易な孔開け工具と、この孔開け工具を簡単
に製造するための方法を提供することを目的とする。
の手段として、本発明は、駆動源に連結される工具本体
と、この工具本体の外側に嵌合可能な筒状取付部分を有
し、その嵌合状態で前記工具本体と一体に回転するよう
に当該工具本体に固定される刃物とを備えた孔開け工具
において、前記筒状取付部分にこの筒状取付部分を径方
向に貫通するねじ孔を設け、前記筒状取付部分の内周面
において前記ねじ孔と対向する位置に取付孔を設け、こ
の取付孔内に回り止め部材を当該回り止め部材が筒状取
付部分の内周面から内方に突出する状態で取付ける一
方、前記工具本体において前記筒状取付部分が嵌合され
る外周面に、前記回り止め部材の突出部と係合すること
により工具本体と刃物との相対回転を規制する回り止め
係合部と、この回り止め係合部と前記回り止め部材とが
係合される角度位置で前記ねじ孔と合致する位置に位置
し、当該ねじ孔に螺合挿通される止めねじと係合される
ねじ係合部とを設けたものである。
り止め係合部とが係合する相対角度位置で工具本体の外
周面に刃物の筒状取付部分を嵌合すれば、この筒状取付
部分側のねじ孔の位置と工具本体外周面側のねじ係合部
の位置とが自動的に合致するので、そのままねじ孔内で
止めねじを内方に進行させて前記ねじ係合部に係合させ
ることにより、工具本体への刃物の装着を完了すること
ができる。従って、従来の工具に比べて工具本体と刃物
との周方向の位置合わせが数段容易であり、しかも、単
一の止めねじを回転操作するだけで、この止めねじと回
り止め部材との双方により確実に刃物を工具本体に相対
回転不能に固定することができる。
刃物の回り止めをするのではなく、筒状取付部分の内周
面に形成した取付孔内に取付けた回り止め部材によって
刃物の回り止めをしているので、工具の振動などで止め
ねじが緩んでも、回り止め部材による相対回転規制は続
けられる。従って、施工を中断しなくても済み、装着状
態での信頼性が高い。
取付孔とを互いに対向する位置に設けるようにすること
により、簡単に製造することができる。すなわち、前記
刃物の筒状取付部分にこの筒状取付部分を径方向に貫通
するねじ孔を設け、このねじ孔に別の孔開け工具を挿通
することにより前記筒状取付部分の内周面に取付孔を設
け、この取付孔内に前記ねじ孔を通じて回り止め部材を
挿入し、固定するという方法によって、筒状取付部分の
内側スペースがかなり狭いにもかかわらず、はじめに形
成したねじ孔を巧みに利用して、取付孔及び回り止め部
材を簡単に前記筒状取付部分の内周面に設けることがで
きる。
り止め部材の突出量を決める手段としては、前記取付孔
を有底とし、その底部に突き当たるまで前記回り止め部
材を取付孔内に挿入するようにしてもよいし、前記回り
止め部材にその挿入端部よりも断面形状の大きい頭部を
形成しておき、この頭部が前記筒状取付部分の内周面に
当たる深さまで取付孔内に当該回り止め部材を挿入する
ようにしてもよい。後者の場合には、回り止め部材の頭
部寸法がそのまま回り止め部材の突出量になるので、当
該突出量の設定が非常に容易であるという利点がある。
付手段は問わず、単なる圧入でもよいし、接着剤その他
の手段で回り止め部材を固定するようにしてもよい。
前記工具本体の外周面の一部を切欠くことにより簡単に
形成することが可能である。
着される種々の孔開け工具に適用が可能である。具体的
には、前記工具本体はその先端部にセンタードリルが設
けられるものであり、前記刃物は、前記センタードリル
の周囲をこれと同軸状態で覆う略円筒状をなし、その先
端部に切削刃をもつような工具に特に好適である。
を有し、中間部に前記筒状取付部分を有するものでは、
工具本体と刃物との着脱作業を簡単にすることにより、
刃物両端の切削の使い分けを簡単に行うことが可能にな
る。
面に基づいて説明する。
示す工具本体11と、図1及び図3に示す刃物20とを
備えている。
機に連結される駆動連結部11aが形成され、前部には
センタードリル(ドリルビット)12が取付けられてい
る。具体的には、図2に示すように、工具本体11に、
その中心軸に沿って前方に開口するドリル取付孔11b
と、工具本体外周面から前記ドリル取付孔11bの奥部
につながるねじ孔11cとが形成されている。一方、セ
ンタードリル12の前部にはドリル刃12aが、後部に
は丸軸状のシャンク部12bが各々形成され、その後端
部外周面にその周方向一部を切り欠いた切欠12cが形
成されており、そのシャンク部12bを前記ドリル取付
孔11b内に挿入した状態で、前記ねじ孔11c内の止
めねじ14を締めて前記切欠12cに係合させることに
より、工具本体11にセンタードリル12が固定される
ようになっている。
12aの周囲には切り屑除去用の螺旋状ばね18が装着
されている。
りも小径とされ、その境界に段部11dが形成されてい
る。さらに、その前端部にはこれを径方向に貫通するテ
ーパー孔11tが設けられ、このテーパー孔11tの裏
側(反対側)には、その外周面を平面で切り欠いた形状
の回り止め係合部11eが形成されている。前記テーパ
ー孔11tは、径方向内側に向かうに従って縮径する方
向のテーパー状内周面を有している。
いる。その前後両端には周方向に並ぶ複数の切削刃21
が設けられ、その奥側に切り屑排出用の貫通孔22が適
所に設けられている。刃物20の前後方向中間部は、他
の部分よりも肉厚が大きい(外径が大きくて内径が小さ
い)筒状取付部分24とされ、その内側に前記工具本体
11の前端部が嵌入可能、すなわち工具本体11の前端
部外側に筒状取付部分24が嵌合可能となっている。そ
して、この筒状取付部分24の内周部後端と前記工具本
体11の段部11dとの当接によって、工具本体11に
対する刃物20の軸方向の位置決めがなされる。
に貫通するねじ孔24aが設けられ、このねじ孔24a
内に止めねじ26が螺合挿入されるようになっている。
止めねじ26は、その外周面に前記ねじ孔24aと螺合
可能な雄ねじ26aを有し、頭部にはレンチ30を挿入
するための凹部26bが設けられている。止めねじ26
の内側端部は前記テーパー孔11tと略同等のテーパー
角度をもつ先すぼみのテーパー部26tとされ、このテ
ーパー部26tが前記テーパー孔11t内に圧入される
ことにより、そのテーパー作用で工具本体11が先端側
に引張られて段部11dが筒状取付部分24の後端内周
部に押付けられ、これにより工具本体11に対する刃物
20の固定が行われるように、ねじ孔24aとテーパー
孔11tとの軸方向に関する相対位置関係が設定されて
いる。
ねじ孔24aの延長線上の位置(すなわちねじ孔24a
と対向する位置)には、有底円形状の取付孔24bが設
けられ、この取付孔24b内に回り止めピン(回り止め
部材)28が圧入、固定されている。この回り止めピン
28の頭部は前記筒状突出部分24の内周面から若干内
方に突出しており、この突出頭部が前記工具本体11の
回り止め係合部11eに係合することにより、工具本体
11に対する刃物20の相対的な角度位置が規制される
ようになっており、その規制位置で前記テーパー孔11
tの位置とねじ孔24aの位置とが周方向に合致するよ
うに、両位置が設定されている。
11の外周面に鍔状に設けられたゴム等からなる刃物カ
バーであり、この刃物カバー16によって、使用しない
側(後端側)の切削刃21が作業者側に露出するのが防
止されるようになっている。
する。
螺合挿入しておくが、この止めねじ26の内側端部が筒
状突出部分24の内周面から内方に突出しないように、
当該止めねじ26の位置を径方向外側よりに控えてお
く。
1eとが係合する角度位置で筒状取付部分24を工具本
体11の前端部外側に嵌合する。これにより、工具本体
11側のテーパー孔11tと筒状取付部分24側のねじ
孔24aとが合致する。この嵌合は、前記回り止めピン
28と回り止め係合部11eとが係合する角度位置でし
かできないので、当該嵌合を行えばテーパー孔11tと
筒状取付部分24とが自動的に位置合わせされることに
なる。従って、その位置合わせ作業を特別に行う必要が
ない。しかも、この嵌合によって、工具本体11に対す
る刃物20の相対回転が確実に規制された状態になる。
0を差込み、当該止めねじ26を回転操作して止めねじ
26を内方へ締め込む。これにより、止めねじテーパー
部26tの外周面と工具本体11のテーパー孔11tの
内周面とが前側(図4(a)では左側)で圧接し、その
テーパー作用によって工具本体11が前側に引張られ
る。すなわち、工具本体11の段部11dが筒状取付部
分24の後端内周部に押付けられ、これにより刃物20
が工具本体11に完全に固定される。従って、単一の止
めねじ26を回転操作するだけで刃物20の固定ができ
る。
略の回転駆動機に連結し、工具全体を高速回転駆動す
る。この状態でまずセンタードリル12のドリル刃12
aを施工面に押付けて穿孔することにより、加工孔の中
心位置が定められ、次いで刃物20の切削刃21が前記
施工面に押付けられることにより、本穿孔が行われる。
ねじ26が緩んでも、回り止めピン28と回り止め係合
部11eとの係合によって工具本体11に対する刃物2
0の相対回転は規制され続ける(すなわち工具本体11
から刃物20へのトルク伝達が続けられる)ので、支障
なく施工を続行できる。前記止めねじ26は、施工が終
わった後に締め直せばよい。
向きにする(すなわち反対側の切削刃21を使う)目的
で刃物20を取り外したい場合には、止めねじ26を緩
め方向(止めねじ26が径方向外側に変位する方向)に
回してそのテーパー部26tをテーパー孔11tから待
避させればよい。これにより、筒状取付部分24を工具
本体11の前端部から前方へ簡単に取り外すことができ
る。
開け工具によれば、前記図8に示した従来工具よりも数
段簡単な操作で刃物20の着脱を行うことができ、ま
た、取付状態での信頼性も大幅に向上する。しかも、こ
の孔開け工具における刃物20の取付構造は、例えば次
の方法によって簡単に製造することができる。
aを設ける。
すようなブッシュ32を外側から挿通し、その先端を前
記ねじ孔24aと対向する内周面に突き当てる。
ッシュ32の内側に挿入し、このドリル34の先端部に
よって前記内周面に有底の取付孔24bを形成する。
次いで、このブッシュ32を通して取付孔24b内に回
り止めピン28を嵌め込む。圧入する場合には、前記ブ
ッシュ32内に押棒を突っ込むなどして回り止めピン2
8に上から圧力を加える(同図(b)の矢印参照)。
4aと対向する位置に取付孔24bを設け、これに回り
止めピン28を取付けるようにしているので、最初に設
けたねじ孔24aを有効に利用することにより、筒状取
付部分24内の狭いスペースでも、その内周面に取付孔
24b及び回り止めピン28を難なく設けることができ
るのである。
いて、筒状取付部分24の内周面からの回り止めピン2
8の突出量を正確に決めるには、有底取付孔24bの深
さ寸法を前記回り止めピン28の全長からその目標突出
量を差し引いた寸法に合わせた上で、この取付孔24b
の底部に回り止めピン28が突き当たる深さまで当該ピ
ン28を当該取付孔24bに挿入するようにすればよ
い。しかしながら、前記取付孔24bの深さ寸法を目標
寸法に正確に合せることは容易でなく、誤差が生じ易
い。
予め回り止めピン28にその挿入端部(図6及び図7で
は下端部)よりも断面形状の大きい(図例では大径円
の)頭部28aを形成し、かつ、その頭部28aの高さ
寸法hを目標突出量に合せておけば、この頭部28aが
筒状取付部分24の内周面に当たる深さまで回り止めピ
ン28を取付孔24b内に挿入するだけで、図7(b)
に示すように、取付孔24bの深さ寸法dに関係なく
(極端には取付孔24bが筒状取付部分24を貫通する
ものであっても)、回り止めピン28の突出量を目標突
出量すなわち頭部28aの高さ寸法hに合致させること
ができる。このように回り止めピン28の頭部28aの
高さ寸法を目標突出量に合せることは、前記取付孔24
bの深さ寸法を目標寸法に合せるよりも格段に容易であ
る。
その頭部28aの断面形状は必ずしも円に限られない。
当該形状をどのように設定するにしろ、頭部28aの断
面形状を挿入端部よりも大きくして当該頭部28aが必
ず筒状取付部分24の内周面に突き当たるように構成す
れば、上述の効果を得ることができる。
の形態をとることも可能である。
や構造を問わない。例えば、図1等には前後両端に切削
刃21をもつ両刃の刃物20を示したが、前記図8
(a)に示した片刃式の刃物20を工具本体に装着する
場合にも本発明の適用が可能である。
構造も特に問わない。例えば、止めねじ26をその軸方
向に全域にわたって雄ねじを有する構造とし、工具本体
11の外周面に前記雄ねじが螺合可能なねじ孔を設ける
ようにしてもよい。
の固定手段は圧入に限らない。例えば接着剤を用いても
よいし、前記取付孔24bをねじ孔とし、これに螺合可
能な雄ねじを回り止めピン28に形成するようにしても
よい。このようなねじ構造で仮にそのねじが緩んでも、
これに伴う回り止めピン28の変位方向は内方に突出す
る方向であるため、この回り止めピン28と回り止め係
合部11eとの係合が外れる心配はない。
のような平面状のものに限らず、例えば回り止めピン2
8が軸方向に進入可能な溝状にしてもよい。ただし、前
記のような平面状の回り止め係合部11eとすれば、形
成容易な形状としながら確実な回り止めができる。
部分にねじ孔を設け、このねじ孔に螺合される止めねじ
と係合するねじ係合部を工具本体に設けるとともに、こ
のねじ孔と対向する位置に取付孔を設けてこれに回り止
め部材を取付け、この回り止め部材と工具本体との係合
によって両者の相対回転が規制されるように構成し、か
つ、その規制位置で前記ねじ孔とねじ係合部との位置が
合致するようにしたものであるので、工具本体に対する
刃物の着脱作業を簡単にし、かつ、その装着状態での信
頼性を高めるとともに、前記刃物の取付構造を簡単に製
造することができる効果がある。
断面正面図である。
面図である。
図、(b)は同刃物の断面正面図である。
図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
程を示す断面正面図である。
工具の要部を示す断面正面図、(b)は(a)のC−C
線断面図である。
を示す断面斜視図、(b)は同取付孔への回り止めピン
の挿入が完了した状態を示す断面図である。
面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 駆動源に連結される工具本体と、この工
具本体の外側に嵌合可能な筒状取付部分を有し、その嵌
合状態で前記工具本体と一体に回転するように当該工具
本体に固定される刃物とを備えた孔開け工具において、
前記筒状取付部分にこの筒状取付部分を径方向に貫通す
るねじ孔を設け、前記筒状取付部分の内周面において前
記ねじ孔と対向する位置に取付孔を設け、この取付孔内
に回り止め部材を当該回り止め部材が筒状取付部分の内
周面から内方に突出する状態で取付ける一方、前記工具
本体において前記筒状取付部分が嵌合される外周面に、
前記回り止め部材の突出部と係合することにより工具本
体と刃物との相対回転を規制する回り止め係合部と、こ
の回り止め係合部と前記回り止め部材とが係合される角
度位置で前記ねじ孔と合致する位置に位置し、当該ねじ
孔に螺合挿通される止めねじと係合されるねじ係合部と
を設けたことを特徴とする孔開け工具。 - 【請求項2】 請求項1記載の孔開け工具において、前
記回り止め係合部は前記工具本体の外周面の一部を切欠
くことにより形成されていることを特徴とする孔開け工
具。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の孔開け工具にお
いて、前記工具本体はその先端部にセンタードリルが設
けられるものであり、前記刃物は、前記センタードリル
の周囲をこれと同軸状態で覆う略円筒状をなし、その先
端部に切削刃をもつものであることを特徴とする孔開け
工具。 - 【請求項4】 請求項3記載の孔開け工具において、前
記刃物はその両端に前記切削刃を有し、中間部に前記筒
状取付部分を有することを特徴とする孔開け工具。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の孔開け
工具において、前記取付孔は有底であり、その底部に突
き当たるまで前記回り止め部材を取付孔内に挿入したこ
とを特徴とする孔開け工具。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の孔開け
工具において、前記回り止め部材にその挿入端部よりも
断面形状の大きい頭部を形成し、この頭部が前記筒状取
付部分の内周面に当たる深さまで取付孔内に当該回り止
め部材を挿入したことを特徴とする孔開け工具。 - 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の孔開け
工具の製造方法であって、前記刃物の筒状取付部分にこ
の筒状取付部分を径方向に貫通するねじ孔を設け、この
ねじ孔に別の孔開け工具を挿通することにより前記筒状
取付部分の内周面に取付孔を設け、この取付孔内に前記
ねじ孔を通じて回り止め部材を挿入し、固定することを
特徴とする孔開け工具の製造方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の孔開け工具の製造方法に
おいて、前記取付孔を有底とし、その底部に突き当たる
まで前記回り止め部材を取付孔内に挿入することを特徴
とする孔開け工具の製造方法。 - 【請求項9】 請求項7記載の孔開け工具において、前
記回り止め部材にその挿入端部よりも断面形状の大きい
頭部を形成しておき、この頭部が前記筒状取付部分の内
周面に当たる深さまで取付孔内に当該回り止め部材を挿
入することを特徴とする孔開け工具の製造方法。 - 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかに記載の孔開
け工具の製造方法において、前記取付孔内に前記回り止
め部材を圧入することを特徴とする孔開け工具の製造方
法。
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- 1999-08-11 JP JP22730299A patent/JP4357657B2/ja not_active Expired - Fee Related
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