JP2001056941A - 光記録媒体の走査装置 - Google Patents

光記録媒体の走査装置

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JP2001056941A JP2000223771A JP2000223771A JP2001056941A JP 2001056941 A JP2001056941 A JP 2001056941A JP 2000223771 A JP2000223771 A JP 2000223771A JP 2000223771 A JP2000223771 A JP 2000223771A JP 2001056941 A JP2001056941 A JP 2001056941A
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Christian Buechler
ブエクレル クリスティアン
Christoph Dietrich
ディートリヒ クリストフ
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    • G11B7/00718Groove and land recording, i.e. user data recorded both in the grooves and on the lands
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック(20)に沿って配置したデータマー
ク(25)と該トラック(20)のセンターに対し横方向に
オフセットして配置したヘッダーマーク(25')とを有
する光記録媒体(1)のデータマーク(25)に対する読み
出し又は/書き込み装置に関し、その目的は、中間トラ
ック信号(MZC)を形成した装置を提供し、該信号によ
り該トラック(20)を横切る間に方向を識別することで
ある。 【解決手段】 前記の目的は更にヘッダーシーケンス検
出器(9)、トラッククロス検出器(10)及び中間トラッ
ク検出器(11)を有する装置によって達成され、該中間
トラック検出器(11)は該ヘッダー識別装置(8)、該ト
ラッククロス検出器(10)及び該ヘッダーシーケンス検
出器(9)の出力に接続され、中間トラック信号(MZC)
を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光記録媒体に対
するデータマークの読み出し及び/又は書き込み装置
で、該記録媒体はトラックに沿って配置したデータマー
クと該トラック(20)のセンターに対し横方向にオフセ
ットして配置したヘッダーマーク(25')とを有し、更
に該装置がヘッダー識別装置(8)を有する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記の種類の装置はEP−A2−080
1382に開示されている。この種の装置はトラックと
所謂ランド(land)とグルーブ(groove)がある
記録媒体である中間トラックの両方の中にデータマーク
を有する光記録媒体を使用することに適している。該周
知の装置は、該記録媒体を使用して放射方向に該トラッ
クを横切る時に光ビームが該記録媒体の該トラックを横
切る方向に存在する情報を得ることができない欠点を有
していると評価されている。従来のデータに対する媒体
に対し読み出し及び/又は書き込みを行うため発生し、
データマークの空き領域である所謂ミラー領域を検出す
る所謂ミラー信号は、ランドと溝の記録媒体の場合二倍
周波数を有している。該記録媒体に存在するデータマー
クのため、該トラックと中間トラックはその間にある領
域より反射率が低く、前記領域内で該ミラー信号は最大
である。従って方向を識別するためトラック誤り信号と
ミラー信号の位相角を比較することは、該ミラー信号が
二倍周波数であるため最早重要でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、中
間トラック信号を形成し該信号によりトラックを横切る
間に方向を識別する装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】該目的は該装置がヘッダ
ーシーケンス検出器、トラッククロス検出器及び中間ト
ラック検出器を有し、該中間トラック検出器が該ヘッダ
ー識別装置、該トラッククロス検出器及び該ヘッダーシ
ーケンス検出器の出力に接続され中間トラック信号を発
生することによって達成している。これにより中間トラ
ック信号が発生し、該信号によりトラックをクロスする
間に方向の識別を確実に行う利点がある。他の利点は該
中間トラック信号により該トラッククロス動作がトラッ
クの上で終わるか中間トラックの上で終わるか又は知る
ため使用できることである。従って、該装置の設定、例
えばトラッキングに必要な調整回路のパラメータは次に
来るトラック即ち中間トラックに設定できる。これは記
録媒体内でトラックとオフセットの無い中間トラックの
間で頻繁に切替えを行う記録媒体に対し特に好都合であ
る。
【0005】この発明に基づく装置は、好適には有効性
検出器を有し、該検出器がトラッククロス周波数検出器
の出力に接続され有効信号を発生している。これは誤っ
た中間トラック信号が発生の必要がないにも拘わらず発
生する状態を検出して対応する有効信号を出力する利点
を有している。この様な状態の例は低いトラッククロス
周波数がある場合である。前記の状態は該中間トラック
信号が正確に形成されない状態で発生する。これは走査
ビームとトラック間の相対的な動きの方向が逆になる可
能性があるからである。該有効信号により該トラックク
ロス周波数の規定最小値未満の時は“無効”に設定さ
れ、例えば該トラッククロス周波数の特定な値を越え又
はヘッダー領域を検出する適切な基準が発生した時は該
値が“有効”に設定される。
【0006】この発明は更に該ヘッダー識別装置が高周
波パス、低周波パス及び該装置に加えられるトラック誤
り信号を有することを提供している。これにより該ヘッ
ダー領域の識別が確実になる利点を有する。該トラック
誤り信号はトラック位置及び順序即ち通過するヘッダー
領域のシーケンスに関する二つの情報を含んでいる。ト
ラック誤り信号内にヘッダー領域から発生する成分があ
ることは、該高周波パスにより検査され、その確実性は
該低周波パスで検査される。走査ビームをトラックのセ
ンターに近くするほど、ヘッダー識別の確実性が高くな
る。該二つのパスの該信号から該信号検出器はヘッダー
識別信号を発生する。
【0007】この発明によれば、該ヘッダーシーケンス
識別器は包絡線検波器を有しており、該検波器にトラッ
ク誤り信号の高周波成分が加えられ、更に該検波器の出
力はコンパレータに接続されている。これによりオフセ
ットして配置されている該ヘッダーマークの該順序は簡
単に検出できる利点がある。ヘッダーマークは該トラッ
ク誤り信号内の高周波変調信号の後に置かれ、該トラッ
ク誤り信号の包絡線は該順序を検出するため使用される
ことが好適である。
【0008】好適な方法では、該ヘッダーシーケンス検
出器は位相検出器を有しており、該位相検出器には該装
置のマルチゾーン(multi−zone)検出器の検出
エレメントから出力する信号が加えられる。これはヘッ
ダーシーケンスの決定が該トラック誤り信号に関係無く
行われ、所謂該トラック誤り信号内にある干渉の影響が
該決定の判定に使用されない利点がある。これにより形
成された該中間トラック信号の確実性が増す。使用した
光検出器は好適には既に該装置内にある光検出器であ
り、例えば差動位相検出法に基づき該検出法に対応して
いる記録媒体を読み出す間トラッキングに使用される光
検出器である。
【0009】該トラッククロス検出器は好適にはトラッ
ク誤り信号と、位相シフターと、ピーク値検出器を有し
ている。これにより該トラッククロス検出器は該トラッ
ク誤り信号の最大値及び最小値内又は近傍にパルス又は
対応する信号を出力する。トラックに沿って配置したデ
ータマークと該トラックのセンターに対し横方向にオフ
セットして配置したヘッダーマークとを有する光記録媒
体のデータマークに対し書き込み又は読み出しを行う装
置内で中間トラック信号を発生するこの発明に基づく方
法は、第一にヘッダー領域に特有なものである信号成分
を有する該装置の検出エレメントから出力する信号を検
査することからなる。前記の種類の信号成分がある時、
配置が異なるヘッダーマークから発生する信号成分の順
序が決定される;更に該トラッククロス周波数に対応し
た信号が発生し、更に中間トラック信号は順序情報と該
トラッククロス周波数に対応した信号から例えば該トラ
ッククロスをカウントダウンすることにより発生する。
これにより該情報の順序のみをヘッダー領域に特有な信
号成分が発生する時決定するならば中間トラック信号は
該トラッククロス周波数に対応した信号を更新すること
により常に存在する利点を有している。
【0010】この発明に基づく方法の発展は検出する該
トラッククロス周波数に対し提供されており、限界値未
満ならば発生するもののヘッダー領域に特有な信号成分
がある時のみキャンセルされる無効信号が再び存在する
ことを提供している。これにより中間トラック信号を決
定する確実性が増加する利点を有している。該無効信号
は該更新中間トラック信号が誤る可能性の存在する状態
にあることを示している。該信号により例えば該中間ト
ラック信号から対応して発生する結果が例えばこの例の
みに利用できない、又は利用できることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に基づく装置の概
略図である。断面で示した記録媒体1は光源2から発生
する光ビーム3により走査される。この図の場合、該光
ビーム3は該記録媒体1の情報搬送層(carryin
g layer)4の上に焦点を結ぶ。該光ビーム3は
該情報搬送層4から反射され、半透明ミラー5を通過
し、マルチゾーン検出器6に到達する。該検出器6は実
施例では四つの検出素子6A,6B,6C,6Dを有して
いる。該検出素子により出力される検出信号A,B,C,
Dはトラック誤り検出器7に送られ、該検出器7はトラ
ック誤り信号PP−TEを出力する。該トラック誤り信
号PP−TEはヘッダー識別装置8に加えられ、該装置
8はヘッダー領域が存在する時ヘッダー識別信号HES
を出力する。該トラック誤り信号PP−TEは更にヘッ
ダーシーケンス検出器9に加えられ、該検出器9はシー
ケンス検出信号SDSを出力する。該トラック誤り信号
PP−TEは更にトラッククロス検出器10に加えら
れ、該検出器10は位相シフターに加えられトラックク
ロス信号TCを出力する。該ヘッダー識別信号HES、
該シーケンス検出信号SDS及び該トラッククロス信号
TCは中間トラック検出器11に加えられ、該検出器1
1は前記の信号HES,SDSTCから中間トラック信
号MZCを形成する。該中間トラック検出器11は更に
制御信号TCを出力し、該信号TCは有効性検出器12
に加えられる。該有効性検出器12は更にトラッククロ
ス周波数検出器13の出力信号に接続され該検出器12
の入力信号から有効信号VALIDを決定する。
【0012】次に、図1に基づく装置の動作方法をDV
D−RAMとも呼んでいる記録媒体1を使用した例によ
り説明する。前記の種類の記録媒体1を図5および図6
に関して詳細に説明する。該DVD−RAMシステムに
基づく記録媒体の特性はデータ記録トラック用として使
用されているもので、該データ記録トラックは以下では
主にグルーブ22と呼んでいる窪みとして、又は以下で
はランド23と呼んでいる***部又は窪みの無い部分の
いずれかが形成されている。他の記録媒体の場合も同様
であり、該記録媒体1上のあらゆる任意の点からあらゆ
る他の点にジャンプが行われることが好ましい。前記の
場合、該ジャンプの行き先はグルーブ22の中かランド
23の上のいずれかである。該DVD−RAMの他の特
性は予め加えられたヘッダー領域27がデータ領域24
の間に与えられヘッダーマーク25'を有しており、該
ヘッダーマーク25'は所謂プレピット(prepit
s)でありトラックのセンター26、26'に対しオフセ
ットして配置されている。該トラックのセンター26を
たどる光ビーム3は第一に例えば右側にオフセットした
第一のヘッダー領域27'に、次に左にオフセットした
第二のヘッダー領域27"を記憶する。該第一及び第二
のヘッダー領域27'、27"の順序は該ヘッダーシーケ
ンス検出器9により識別される。該ヘッダーシーケンス
検出器9は該トラック誤り信号PP−TEの高周波成分
を判定する。矢印100に示す走査方向として該トラッ
クのセンター26から進む場合、読み出す該ヘッダーマ
ーク25'の順序は第一に右に次に左にオフセットされ
ている。前記と逆に、トラックのセンター26'に従う
場合、第一に左に次に右にオフセットしたヘッダーマー
ク25'が発生する。ヘッダー領域27'、27"により発
生する該トラック誤り信号PP−TEの信号成分の該順
序は、該光ビーム3が次のデータ領域24のランド23
の上かグルーブ22の中に当たるかを示している。該シ
ーケンス検出信号SDS内に含まれる該順序情報は特に
重要であり、これはグルーブ22とランド23間の切替
え、即ちデータトラック20内の該種類の切替えが該記
録媒体1の回転毎に起こるからである。
【0013】該光ビーム3が該データトラック20をた
どる限り、即ちトラッキング調整回路が閉位置にある限
り、該ヘッダー領域27の順序は過度に複雑になること
無く検出される。しかし、比較的大きな距離をジャンプ
する場合、該ジャンプを終わる前に該光ビーム3がグル
ーブ22又はランド23に向かって動く該光ビームの方
向に対しデータトラックの種類に関する情報を利用し、
所要のデータトラック20に対し該トラック調整器を確
実に固定することを正確に行う必要がある。該トラック
調整器が開位置であるならば、該トラック調整器の閉位
置に関するデータトラックの種類を知る必要がある;即
ちデータトラック20の後でたまたま開始する場合該デ
ータトラックの種類を知る必要がある。
【0014】前記の種類のジャンプを行う時、該光ビー
ム3が該データトラック20をあらゆる時点で予め決め
ることができない様にクロスする必要が発生する。前記
の種類のジャンプの場合、該データトラック20に対し
て該光ビーム3の横断する動きは該記録媒体1の回転に
よって調整される読み出し速度に比較して比較的小さい
ので、該データトラック20に対する該光ビーム3の動
きの角度は比較的鋭角である。該光ビーム3が該トラッ
クセンター26の真中のヘッダー領域27でトラックを
クロスする時、ヘッダー領域27'、27"の順序は該ト
ラッキング調整回路が閉位置でないにも拘わらず識別さ
れる。反対に、該光ビーム3が該トラックセンター26
外で該ヘッダー領域27をクロスするならば、該トラッ
ク誤り信号PP−TE内でヘッダーマークにより生ずる
信号成分の振幅は、該トラックのセンター26からのず
れが大きくなる程減少する。前記の場合、該ヘッダー領
域27'、27"の順序は該振幅が減少するため徐々に識
別できなくなる。該ヘッダー識別装置8は該光ビーム3
が十分該トラックのセンター26に近いかどうかにより
該トラック誤り信号PP−TEを求める。該光ビーム3
が該トラックのセンター26に近ければ、ヘッダー識別
信号HESを出力する。他方、中間トラック検出器11
はヘッダーシーケンス検出器が出力した該信号SDSを
判定する。これは前記の判定が不正確になる確率が高い
からである。
【0015】該ヘッダー領域27'、27"の順序は該光
ビーム3のトラックの位置が正しくないため識別できな
い時、それにも拘わらず該データトラック20に対する
該光ビームの位置をある程度の確率で確かめることがで
きる。前記の場合、該データトラック20に対する該光
ビーム3の速度は連続的にのみ変化する、即ち基本的に
増加のみ又は減少のみ変化すると見なされる。その時点
の速度は該トラック誤り信号PP−TEにより決定す
る。該トラッククロス信号TCの周波数が規定値を越え
るならば、該データトラック20に対する該光ビーム3
の動きの方向は変わらないとする。この様に判定される
二つのヘッダー領域27がクロスする間にカウントを行
い例えば該光ビーム3がある時点からグルーブ22又は
ランド23に向かい正確に動くかどうか確かめる。該ト
ラッククロス周波数TCが規定値未満ならばこの発明の
一つの変形に基づき前記の情報は不確実性の指標として
該トラック調整回路に送られる。該有効性検出器12
は、該トラッククロス周波数検出器13が出力する該信
号から有効信号VALIDと該中間トラック検出器11
が出力する制御信号CSを決定する。
【0016】図2はこの発明に基づく装置に対する第二
の実施例の概略図である。該実施例のトラック誤り信号
PP−TEと該検出器信号A,B,C,Dは図1に関して
説明した方法で形成される。この場合も、該トラック誤
り信号PP−TEはヘッダー識別装置8、トラッククロ
ス検出器10及びトラッククロス周波数検出器13に加
えられる。該ヘッダー識別装置8はトラックセンター検
出器14を有し、該検出器14は該トラック誤り信号P
P−TEを使用し該光ビームが該トラックセンターに十
分近いか決定し、トラックセンター信号SMSを出力す
る。ヘッダーシーケンス検出器9は該検出器信号A,B,
C,Dからシーケンス検出信号SDSを決定する。トラ
ックセンター信号SMSとシーケンス検出信号SDSは
トラッククロス信号TCと共に該中間トラック検出器1
1に加えられ、該検出器11は前記の信号SMS,SD
S及びTCから中間トラック信号MZCを決定する。有
効信号VALIDを発生する有効性検出器12には該ト
ラッククロス周波数検出器13の出力信号の他に該制御
信号CSが加えられる。
【0017】図3はこの発明に基づく装置を変形した図
であり、該図の個々の構成要素について詳細に記載す
る。ヘッダー識別装置8は規定の閾値とヘッダー信号の
大きさを比較することと、該閾値を越える情報を“ヘッ
ダー有り”の情報として通すことを行う。これを行うた
め、該装置8は帯域フィルター17を有し、該フィルタ
ー17の入力信号はトラック誤り信号PP−TEであ
り、該フィルター17の出力信号は包絡線検波器18、
18'とコンパレータ19、19'に加えられる。該包絡
線検波器18で検波し、該検波過程で該入力信号の上側
の包絡線を保持し、該包絡線の値の半分を第一のコンパ
レータ19に送る。一方他の包絡線検波器18'は該包
絡線の下側の値を決定し、保持し更に半分にして第二の
コンパレータ19'に送る。帯域フィルターを通ったト
ラック誤り信号が包絡線の上側の半分の値を越える時は
該コンパレータ19は信号をORゲート28に出力し、
該包絡線の下側の半分の値未満の時はコンパレータ1
9'は信号をORゲート28に出力する。ヘッダー領域
27'、27"の順序を確実に識別することは一般に前記
ヘッダー領域が最小の大きさを出す時のみ可能である。
これを行うため、該トラック誤り信号PP−TEの低周
波成分はフィルターを通る。高周波成分をクリップした
結果、該ヘッダーマーク25'により発生するパルス列
が平均化される。該ヘッダーマーク25'の最高レベル
は全ての場合該包絡線検波器18、18'により保持さ
れる。該ヘッダーマーク25'により発生し帯域フィル
ターを通った信号の振幅が例えば規定の閾値を越える
時、信号はORゲートに出力する。該ヘッダー領域2
7'、27"の順序は該ヘッダー領域27が該トラックの
センター26の中又は近傍でクロスする時正確に確認さ
れる。該トラック誤り信号PP−TEは該トラックのず
れを直接示している;該信号PP−TEはウインドコン
パレータ29に送られ、該ウインドコンパレータ29は
該トラック誤り信号PP−TEが規定値内±VTHTA
にあるか決定する。該規定値内にあれば、トラックセン
ター信号SMSをANDゲート30に送る。該ゲート3
0にはORゲート28の出力信号が同様に加わる。該A
NDゲート30の出力信号はトリガー31に加えられ
る。該トリガー31は入力信号が発生した後直ぐにシー
ケンス検出信号SDSを判定するため短時間ウインドを
イネーブルにする。この発明の一つの変形によれば、該
ウインドコンパレータ29とANDゲート30は不要で
ある。前記の要素はヘッダー識別信号HESを決定する
のに必ずしも必要でないが、ある時点で加えられるイネ
ーブル信号HESの確実性が増す。更にこの発明の他の
変形では図3に示していない広域フィルターを加え、該
広域フィルターが低周波をカットオフし重畳したオフセ
ット電圧を抑圧し該ウインドコンパレータ29の手前に
接続することを提供している。
【0018】該ヘッダーシーケンス検出器9は重畳した
オフセット電圧を抑圧するため広域フィルター32を有
し、該フィルター32の入力にトラック誤り信号PP−
TEが有り、該フィルターの出力に高速包絡線検波器3
3、33'が接続されている。上側包絡線検波器33と
下側包絡線検波器33'の出力信号は加算器34と減算
器35に加えられている。コンパレータ36は該減算器
35の出力信号の値の半分に対し加算器34の出力信号
を比較する。該コンパレータ36の出力信号であるシー
ケンス検出信号SDSは該加算器34の出力信号が該減
算器35の出力信号に対し立上がりのゼロクロスか立下
がりのゼロクロスのいずれかを有するか示している。立
上がり即ち正のゼロクロスは例えば該ヘッダーマーク2
5'が該トラックのセンター26の先ず左に次に右に位
置していることを示している;立下がり即ち負のゼロク
ロスは前の例では先ず該トラックセンター26に対し右
にオフセットし次に左にオフセットするヘッダーマーク
25'が発生していることを示している。該加算器が出
力する加算信号は上側包絡線検波器33か又は下側包絡
線検波器33'のいずれが第一に信号を受けるか示して
いる。
【0019】トラッククロス検出器10は二つのコンパ
レータ37、37'を有しており、該二つのコンパレー
タはそれぞれトラック誤り信号PP−TEを上側閾値+
VTHTM及び下側閾値−VTHTMと比較する。該コ
ンパレータ37、37'の出力信号はトラッククロス信
号TCを出力するORゲート38に加えられる。トラッ
ククロス検出器10が前記の通りの実施例では、該トラ
ック誤り信号PP−TEはデータトラック20の領域の
間、即ちグルーブ22とランド23の間のそれぞれの場
合に最大値又は最小値を取るとしている。閾値+VTH
TMと−VTHTMは該二つの閾値がトラック誤り信号
PP−TEの最大値及び最小値より若干小さくなる様に
設定されている。従って、コンパレータ37、37'の
出力はトラック誤り信号PP−TEのゼロクロスで切り
換わらず、むしろ正又は負の最大値に達する直ぐ直前で
切り換わり、該最大値はほぼ90度の位相シフトに対応
している。ORゲート38による論理組合わせにより、
トラッククロス信号TCは該トラック誤り信号PP−T
Eが限界値を有する時はいつでも正のエッジを有してい
る。該トラッククロス信号TCの正のエッジは、従って
該光ビーム3がグルーブ22とランド23の間にあるこ
とを示している。この発明の一つの変形によれば、該閾
値+VTHTMと−VTHTMは該トラック誤り信号P
P−TEの大きさに自動的に対応する。この対応を行う
ため、例えば図3の包絡線検波器18に基づく包絡線検
波器が使用される。該包絡線検波器により形成される僅
かな規定の電圧は更に閾値+VTHTMと−VTHTM
として使用される。
【0020】図3に明記した中間トラック検出器11の
実施例は、第一にシーケンス検出信号SDSの条件を定
める論理回路を有している。該シーケンス検出信号SD
Sは反転遅延素子39とANDゲート40と反転ORゲ
ート41に加えられる。該反転ORゲート41には更に
反転遅延素子39の出力信号が加えられる。反転ORゲ
ート41の出力信号RESEは別のANDゲート43に
加えられる。ヘッダー識別信号HESはANDゲート4
2、43の他の入力にある。ANDゲート42の出力信
号PRSはD型フリップフロップ44のセット入力PR
に加えられ、更にANDゲート43の出力信号RESは
D型フリップフロップ44のリセット入力REに加えら
れる。該トラッククロス信号TCは該D型フリップフロ
ップ44のクロック入力に有り、該D型フリップフロッ
プ44の出力信号Qは中間トラック信号MZCである。
該D型フリップフロップ44の反転出力
【0021】
【外1】 はD入力に接続される。該中間トラック検出器11によ
り三つの入力信号HES,SDS及びTCから中間トラ
ック信号MZCが発生し、前記中間トラック信号は従来
の記録媒体を走査するミラー信号に対応している。該光
ビーム3が判定値であるヘッダー領域27を通り越して
動く時、即ちトラックセンターの近傍26を横切る時、
該ヘッダー識別信号HESによりANDゲート42、4
3を通してD型フリップフロップ44のセット又はリセ
ットが可能になる。セット又はリセットのいずれにする
かの問題はこの時点のヘッダーシーケンス検出器9が識
別する順序により定まる。該シーケンス検出器信号SD
Sは正又は負のエッジを有している。反転遅延素子3
9、ANDゲート40及び反転ORゲート41により、
シーケンス検出信号SDSの正のエッジのそれぞれに対
しANDゲート40の出力信号PRES内にパルスが発
生し、負のエッジのそれぞれに対し反転ORゲート41
の出力信号RESE内にパルスが発生する。該D型フリ
ップフロップ44は従ってセット又はリセットされる。
前記のセット状態の後、該D型フリップフロップ44の
出力信号Qはクロック入力時にあるトラッククロス信号
TCに対し正のエッジのそれぞれで該セット状態を変え
る。これにより、出力信号、即ち該データトラック20
に対し該光ビーム3の位置を再生する中間トラック信号
MZCが、例えばトラックセンター26内で検出されな
い為、評価に使用できない二つ以上のヘッダー領域27
の間に均一に必ず発生する。
【0022】該トラッククロス周波数検出器13はコン
パレータ13を有し、該コンパレータ13はトラック誤
り信号PP−TEを基準信号、好適には該値の平均値を
比較する。該コンパレータ13の出力信号はトラックセ
ンター信号TZCであり、該信号TZCはトラックセン
ター26の中にそれぞれエッジを有している。該トラッ
クセンター信号TZCは周波数検出器46に加えられ
る。該周波数検出器46は入力信号の周波数が規定の最
小周波数未満ならばパルスを出力する。該トラッククロ
ス周波数検出器13の出力信号は有効性検出器12のD
型フリップフロップ47のクロック入力に加えられる。
D型フリップフロップ47のセット入力PRはORゲー
ト48の出力に接続される。該ORゲートの出力にはA
NDゲート42の出力信号PRSとANDゲート43の
出力信号RESがある。該D型フリップフロップ47の
D入力は“ロー(low)”であり、有効信号VALID
はQ出力に出力される。従って、該トラッククロス周波
数検出器13はトラックセンター信号TZCを発生し、
その周波数を検査する。該検出器13は該光ビーム3が
データトラック20の方向に対し横切って動く速度を検
査する。該トラックセンター信号TZCの周波数の値が
規定値未満の時、データトラック20に対し該光ビーム
3の横断する動きの方向を逆にすることを防ぐことはで
きない。その場合、中間トラック検出器11が発生する
中間トラック信号MZCは特定の範囲のみ信頼できる。
ヘッダー領域27が発生した後だけで、即ち出力信号P
RS又は出力信号RESのいずれかがある時は、中間ト
ラック信号MZCは確実に誤りが無い。該トラックセン
ター信号TZCの周波数の最小値、即ちD型フリップフ
ロップ47のクロック入力での入力信号が判ると直ぐ
に、有効信号VALIDをゼロ又は“ロー”にリセット
する;次の検出ヘッダー領域27を横切る時セット入力
PRにより再びセットされる。
【0023】図4はこの発明に基づく装置の他の変形の
図であり、図3との違いを原理的に図示しており以下に
記載する。図3及び図4に関して記載した個々のブロッ
クは他の組合わせでも便宜的に使用でき、又は変形でき
る。該ブロックは好適に該装置の他の変形を実現する可
能性のみを示している;特別な変形は除外している。ヘ
ッダー識別装置8は制限周波数が例えばf≒1MHz
程度の広域フィルター17'と、振幅フィルター49と
周波数検出器50を有している。ウインドコンパレータ
29、ANDゲート30及びトリガー31は図3に記載
したものに対応している。ヘッダーマーク25'により
生ずるトラック誤りPP−TE内の成分には特定な最小
周波数と特定な最小振幅の両方を有している。振幅が閾
値±VTHPAより大きい又は小さい高周波フィルター
を通ったトラック誤り信号PP−TEのエッジのみが振
幅フィルター49を通過し、該信号の周波数は下手にあ
る周波数検出器50の最小周波数と比較される。ヘッダ
ーマーク25'が生ずるトラック誤り信号PP−TEの
成分の振幅と周波数の両方が十分大きい時、第一のヘッ
ダー識別信号HES'が出力され、該信号HES'はAN
Dゲート30の一つの入力信号となる。該周波数検出は
ヘッダー識別装置8が記録媒体1の上にあり信号成分の
振幅が十分であり基本的には周波数が十分小さく該周波
数検出器50を通過しないスクラッチ傷に応えることを
防ぐ。
【0024】ヘッダーシーケンス検出器9は広域フィル
ター32'、高速包絡線検波器33、33'、コンパレー
タ51、51'及びANDゲート52を有している。該
広域フィルター32'の制限周波数は例えばf≒30
0kHzである。該ヘッダー領域27'、27"にあるヘ
ッダーマーク25'が発生する信号成分の包絡線はコン
パレータ51及びコンパレータ51'によりそれぞれ所
定の閾値±VTHPTと比較される。該コンパレータ5
1の出力信号は上側包絡線が上側閾値+VTHPTを越
える時値“ハイ(high)”を有し、該コンパレータ5
1'は下側包絡線が下側閾値−VTHPT未満にならな
い限り値“ハイ”を有する。ANDゲート52の出力信
号であるシーケンス検出信号SDSは該上側包絡線が上
側閾値+VTHPTを越え同時に該下側包絡線が下側閾
値−VTHPT未満でない時は値“ハイ”をとる。前記
の条件でヘッダー識別信号HESにより決定する時間の
間、シーケンス検出信号SDSはハイ−ローの遷移を有
し、例えば第一に左にオフセットしたヘッダーマーク2
5'が、次に右にオフセットしたヘッダーマーク25'が
発生し、該ヘッダーマーク25'が逆の順序の時はロー
−ハイの遷移を有している。
【0025】ヘッダー識別信号HESとシーケンス検出
信号SDSはモジュール30から43に送られる。該モ
ジュール30から43は図3に記載した様に出力信号P
RE,RESがD型フリップフロップ44と有効性検出
器12に送られるブロックを図4に示しており、詳細は
記載しない。従って、該中間トラック検出器11は図3
に記載の通り対応する。
【0026】該トラッククロス検出器10は出力信号が
コンパレータ54に加えられる位相シフター53を有し
ている。該位相シフター53の出力信号はエッジ検出器
55に加えられており、該エッジ検出器55の出力信号
はトラッククロス信号TCである。交流電圧の形で加え
られるトラック誤り信号PP−TEは位相シフター53
により約90°位相がシフトされコンパレータ54に送
られる。該位相シフター53の動作方法はここには記載
しない。該コンパレータ54はその入力信号を例えば平
均値と比較し、その入力信号の各エッジは90°シフト
したトラック誤り信号PP−TEのゼロクロスに対応し
ている。前記の信号はエッジ検出器55により二倍にさ
れる。該エッジ検出器55の入力信号は排他的ORゲー
トXORに直接及び遅延時間を有して送られる。これは
該コンパレータ54の出力信号内の各エッジがトラック
クロス信号TCの正のエッジを生ずることを意味してい
る。更に、クロスしたグルーブ22及びランド23の数
をカウントする。
【0027】図5はこの発明に基づく装置に対し読み出
し及び/又は書き込みを行う記録媒体1の概略図であ
る。データトラック20に対し三つのターン(turn)
を図示している。前記のデータトラックは幅を大きく拡
大して図示している。データトラック20は螺旋状であ
り、回転毎に該トラックの特性の少なくとも一つが変わ
る。これを図5では遷移領域21で誇張しており、楕円
により特定して示している。黒く示した該データトラッ
ク20の部分は光記録媒体1の情報搬送平面におけるグ
ルーブ22により形成されている。一方、白く示した該
トラックデータ20の部分は窪みがなくランド23と呼
んでいる。該データトラック20は焦点の合った光ビー
ム3により周知の方法で走査される。
【0028】該遷移領域21は図6では拡大して強調し
ている。基本的に平行に走る多数のデータトラック20
は図6の右側部分及び左側部分から判る。窪みのある連
続したグルーブ22はランド23と呼ぶ窪みのないトラ
ックの間にある。中央に配置したデータマーク25を有
したデータ領域24は図6の右側部分及び左側部分に図
示している。該データマーク25は例えば破線で示した
トラックセンター26に対し配置されている、即ち基本
的に中央にある。ピットとしばしば呼んでいるマーク2
5は例えばデータトラックに対応して窪み又は盛り上が
っており、該データトラックの他の部分と比較して反射
率が増加又は減少した領域から成り、該領域内では該光
の極性の方向が変わる。即ち、一般的には光学的又は他
の、例えば電磁的特性の面で衝突した光ビーム3を変調
する幾つかの方法に適した領域である。
【0029】中央にあるマークの領域24の間にはセン
ターをオフセットしたヘッダーマーク25'を有したヘ
ッダー領域25がある。中心からずれておりマークのあ
るヘッダー領域27は第一のヘッダー領域27'と、オ
フセットが異なっているヘッダーマーク25'を有した
第二のヘッダー領域27'に分けられている。従って、
該ヘッダー領域27は前記の様に該ヘッダー領域27は
該トラックセンターに対し右側と左側に交互にオフセッ
トされたヘッダーマーク又は該トラックセンターに対し
左側と右側にオフセットされたヘッダーマークを有して
おり、これは該ヘッダー領域27が左側から右側に横切
るトラックの方向に対しグルーブ22から進むか又はラ
ンド23から進むかにより決まる。
【0030】図6には遷移領域21のみを示している
が、多数のヘッダー領域27をデータトラック20の回
転毎にデータ領域24を交互に配置することができる。
該ヘッダー領域27の該トラック方向への広がりは該デ
ータ領域24の該トラック方向への広がりよりかなり小
さい。該ヘッダー領域27と更に該領域に配置され中心
がずれたヘッダーマーク25'は該記録媒体1を製造す
る間に不変的に決まると考えられる。一方、該データ領
域24内のデータマーク25は該記録媒体1を製造する
間に未だ発生していない。前記のデータマーク25はこ
の発明に基づく装置により該記録媒体に書き込まれる。
未だ書き込まれていないデータ領域24内を適切に辿る
ため、ランド23とグルーブ22に示す特性も該記録媒
体を製造する間に既に不変的に決まる。該記録媒体1の
特別な変形では、該データトラック20がデータ領域2
4内で若干蛇行して進むように作られている。これは
“ウオブリング(wobbling)”と呼んでいる。前
記のウオブリングの周波数から該装置の動作に有益な又
は必要な他の情報を得ることができる。図5及び図6で
記載した記録媒体の実施例は例示であることが判る。記
載した特徴の全ては有していない記録媒体、又は記載し
ていない他の特徴を有する記録媒体もこの発明に基づく
装置により読み出し及び/又は書き込みできる。従っ
て、例えば第一ヘッダー領域27'と第二ヘッダー領域
27"内に該トラックセンター26から同じ距離にマー
キングすること、又は該トラック方向に同じ長さを有す
ることは絶対必要ではない。
【0031】図7は図2に示す構成に基づくこの発明の
実施例の図である。トラックセンター検出器14は図3
と図4に基づくウインドコンパレータ29を有し、トラ
ック誤り信号PP−TEを二つの閾値±VTHTAと比
較する。該トラック誤り信号PP−TEがウインド内に
ある時、走査ビームがトラックセンターに近いことを示
すトラックセンター信号SMSを出力する。該信号SM
Sによりトラック誤り信号PP−TEがトラックセンタ
ーからのずれが十分小さい時確実にヘッダーシーケンス
のみが求められる。トラックセンター信号SMSは図3
及び図4に関する実施例のヘッダー識別信号の代わりの
場合として中間トラック検出器11に送られる。該トラ
ックセンター検出器14は、従って前記の実施例ではヘ
ッダー識別装置8の機能を果たす。
【0032】中間トラック検出器11は図3及び図4の
中間トラック検出器に対応した方法で構成されるので詳
細は記載しない。有効性検出器12及びトラッキング周
波数検出器13についても同様に記載しない。
【0033】前記の実施例でヘッダーシーケンス検出器
9にはヘッダー領域27があることを検出する部分とヘ
ッダー領域27'、27"の順序を決定する部分の二つの
部分を含んでいる。図7のヘッダーシーケンス検出器9
の入力信号は検出した光信号A,B,C,Dである。互い
に対角線に配置した検出器素子6A,6C及び6B,6D
を加えることは加算器56、56'により行われる。前
記の検出素子は位相検出器15に加えられる。光ビーム
3により走査されたデータマーク25又はヘッダーマー
ク25'が該光ビームの軸から左又は右にそれる時、該
光ビーム3が形成する光スポットの動きをトラックの方
向に置き所謂信号の対角線の和A+C,B+Dに位相差
が生ずる。該位相差は位相検出器15により位相誤り信
号PEとして出力する。コンパレータ57は該位相誤り
信号PEの値を設定される基準値と比較し、データ領域
があることを示す信号を出力する。即ち、該信号は該光
ビーム3が形成する光スポットの中心から該データマー
ク25又はヘッダーマーク25'に対応するずれがある
時の信号である。該信号は所定の回転速度及び走査位置
が第一のヘッダー領域27'の長さの約半分である時
間、第一の単安定マルチバイブレータ58により保持さ
れる。従って、該ヘッダー領域27"に到達した後、第
二のヘッダー領域27"の半分である時間が単安定マル
チバイブレータ58'により保持される。該単安定マル
チバイブレータ58の出力信号が“ハイ”である限り、
スイッチ59が閉じ、次にスイッチ59'が該単安定マ
ルチバイブレータ58の保持時間閉じる。これが行われ
ることは、ヘッダー領域27'、27"の中心近くにある
度に電圧値が関係するコンデンサ61、61'に蓄積さ
れることである。スイッチ59、59'は位相差信号P
Dを出力する位相検出器15'の出力に接続されてい
る。該位相差信号PDは一方では検出素子6A,6B間
の位相差に、他方ではトラック方向に対しそれぞれ左側
及び右側に配置された検出素子6C,6Dの位相差に対
応している。これを行うため、検出器信号A,Bは加算
器60に加えられ、検出器信号C,Dは加算器60'に加
えられ、該加算器の出力信号は位相検出器15'の入力
信号となる。ヘッダー領域27を横切る時、該検出器の
組A,B及びC,Dの強度は互い違いに変化する。該位相
差PDは例えば始め正であり、第一のヘッダー領域2
7'から第二のヘッダー領域27"に遷移する時負に変化
する。第一に、スイッチ59はヘッダー領域27'の中
央にある限り該ヘッダー領域27'のスタートの時点か
ら閉じている。第二のヘッダー領域27"へ遷移する
時、スイッチ59'は閉じ、ヘッダー領域27"の約中心
で再び開く。これにより、コンデンサ61、61'は充
電され、コンパレータ62は該コンデンサ61、61'
に蓄積された電荷量の差を検出しシーケンス検出信号S
DSを出力する。該信号に対応し正に配置されたヘッダ
ーマーク25'を有するヘッダー領域27を通り過ぎる
と、該正の配置状況がシーケンス検出信号SDS内にも
示される。他方、該光ビーム3がトラックセンター26
から動く時データ領域26を走査するならば位相検出器
15により求められる位相誤りPEは、ある条件下では
十分小さくなり単安定マルチバイブレータ58、58'
を設定することが可能である。この場合、該位相差信号
PDはコンパレータ62により差を求めることなく、シ
ーケンス検出信号SDSを出力しない小さな範囲内で変
化する。この場合、該走査ビームがトラックセンターに
近いことを検出するトラックセンター検出器14はあら
ゆる不正確なシーケンス検出信号が中間トラック検出器
11に前もって送られることを防ぐ。
【0034】該トラッククロス検出器10は入力信号と
してトラック誤り信号、例えばトラック誤り信号PP−
TEを有している。ピーク値検出器71、72、73、
74は入力信号としてトラック誤り信号PP−TEを有
している。該ピーク値検出器71、72、73、74は
放電入力CCn、出力PH及び充電出力CCnを有し、
nはそれぞれ1、2、3又は4である。該ピーク値検出
器71、72、73、74はそれぞれコンデンサC1,
C2,C3,C4に接続されている。該ピーク値検出器7
1、72の出力PHはコンパレータ63に加えられ、該
ピーク値検出器73、74の出力PHはコンパレータ6
3'に加えられる。該コンパレータ63、63'の出力は
D型フリップフロップ64、64'のクロック入力に接
続され、D入力は更にD型フリップフロップ65、6
5'のQ出力に接続されている。D型フリップフロップ
64のリセット入力はピーク値検出器72、74の充電
出力CC2,CC4にそれぞれ接続され、反転出力
【0035】
【外2】 は論理ゲート66、66'に接続されている。該論理ゲ
ート66、66'の出力は更にD型フリップフロップ6
7、67'のクロック入力に接続され、その反転出力
【0036】
【外3】 はD型フリップフロップ67、67'の入力Dに接続さ
れ、更に出力は一方では論理ゲート66、66'に、他
方ではピーク値検出器71、73の放電入力DCC1と
DDC3に接続されている。該D型フリップフロップ6
7、67'のリセット入力は該ピーク値検出器71、7
3の充電出力CC1,CC3に接続されている。更に、
論理ゲート66、66'の反転入力は該ピーク値検出器
72、74の充電出力CC2,CC4にそれぞれ接続さ
れ、該充電出力CC2,CC4はD型フリップフロップ
64、64'及び65、65'のリセット入力Rにそれぞ
れ接続されている。D型フリップフロップ65、65'
の反転出力は該D型フリップフロップ65、65'のD
入力に接続されている。該D型フリップフロップ65、
65'のクロック入力は該D型フリップフロップのQ出
力とピーク値検出器74、72の充電出力にORゲート
68、68'を通して接続されている。D型フリップフ
ロップ65、65'のQ出力とD型フリップフロップ6
4、64'の反転出力
【0037】
【外4】 はANDゲート69、69'を通りピーク値検出器7
2、74の放電入力に接続されている。
【0038】CC2,CC4で示したピーク値検出器7
2、74の充電出力CCnの出力信号はそれぞれ反転さ
れてからD型フリップフロップ70、70'のクロック
入力に加えられる。D型フリップフロップ70、70'
のD入力はこの図では“1”で示すハイレベルに接続さ
れている。D型フリップフロップ70'の出力QはD型
フリップフロップ16のセット入力に接続されている。
該フリップフロップ70の出力QはD型フリップフロッ
プ16のリセット入力に接続されている。該フリップフ
ロップ70の出力QはD型フリップフロップ70のリセ
ット入力に接続されている。D型フリップフロップ16
の出力Qは周波数二倍器90の入力に接続されている。
該周波数二倍器90にはトラッククロス信号TCがあ
る。該周波数二倍器90の機能は既に図4のエッジ検出
器55について記載している。
【0039】図7のトラッククロス検出器10はトラッ
ク誤り信号PP−TEの最大値を見つけることを行って
いる。グルーブ22とランド23間、又はその逆の遷移
は該記録媒体1の上述の構造に基づく点で生ずる。トラ
ック誤り信号PP−TEの値がゼロの時、該走査ビーム
はグルーブ22又はランド23のトラックの中央に当た
っている。
【0040】図7に図示したこの発明に基づく変形の詳
細を以下に記載する。破線で示す位相ロックループ91
のクロックにより、又は他の方法ではヘッダー領域27
のシーケンスに同期したクロックにより単安定マルチバ
イブレータMF1とMF2の機能を置き換えることがで
きる;該機能はこの発明の変形に基づくため省略する。
該位相ロックループ91に含まれ該図7には記載してい
ないカウンターが時間を正確に制御している。該時間に
よりヘッダーシーケンス信号及び前記の実施例の位相差
PDの電圧値がコンデンサ61、61'に加えられる。
該カウンターは該ヘッダー領域27'、27"のシーケン
スに同期しているクロックにより制御されているので、
該記録媒体1の回転速度の変動又はデータ速度の変動に
対し適合できる。前記の適合は該単安定マルチバイブレ
ータ58、58'を使用する時は直接できない。
【0041】この発明に基づく更に他の変形は同様に図
7に示すことができる。この変形では、位相検出器1
5'と加算器60、60'が省略される。この変形ではス
イッチ59、59'の共通端子はトラック誤り信号PP
−TEに直接接続され、該ヘッダー領域27'、27"の
順序を検出する。
【0042】図8は図7に示す実施例のトラッククロス
検出器10の信号に関する図である。簡略化のためトラ
ック誤り信号PP−TEは正弦波で描いている。コンデ
ンサC1−C4の電圧に対するアナログ波形も示してい
る。該アナログ波形の下に信号CC1からCC4及びト
ラッククロス検出器10の素子の出力信号を示してい
る。各信号の参照記号はQ又は
【0043】
【外5】 の出力の番号である。
【0044】はじめに、コンデンサC1及びC2に加わ
る電圧はトラック誤り信号PP−TEの電圧により上昇
し、最大値を取る。この充電動作は信号CC1とCC2
内の“ハイ”で示している。トラック誤り信号PP−T
Eが最大値になると、コンデンサC1とC2の充電は終
わる;信号CC1とCC2は再び値“ロー”となる。D
型フリップフロップ65の出力QはコンデンサC2の充
電が始まるとリセットし、D型フリップフロップ64の
出力
【0045】
【外6】 がセットされる。D型フリップフロップ67の出力Qも
同様にコンデンサC1の充電が始まると値“ロー”をと
る。前記のフリップフロップの状態はコンデンサC4の
充電開始まで保持する。信号CC4の立ち上がりエッジ
はORゲート68を通りD型フリップフロップ65の出
力Qを設定する。この場合D型フリップフロップはOR
ゲート68によりラッチされる、言い換えればコンデン
サC2の再充電によりリセットされる。同時にANDゲ
ート69の二つの入力がセットされるためコンデンサC
2の放電が始まる。該放電はコンパレータ63の出力が
“ロー”から“ハイ”へ切り換わるまで続く。コンデン
サC2の電荷量はその後コンデンサC1の電荷量を百分
率で示す値まで減少する。前記の百分率は該コンパレー
タ63の非反転入力にある電圧分周器により決まる。従
ってD型フリップフロップ64の出力
【0046】
【外7】 は“ロー”となる。コンデンサC2の放電が終わる。ト
ラック誤り信号PP−TEの電圧が再び上昇し負の半サ
イクルを通る。その後特定の値から出発しコンデンサC
2の電圧を越え、該コンデンサC2の電圧が再び充電さ
れる。該充電の開始により、第一に三端子NORゲート
66の全ての入力が“ロー”となり、コンデンサC1の
放電がD型フリップフロップ67を通して始まる。該放
電動作はコンデンサC1の電圧がトラック誤り信号PP
−TEの電圧よりも小さくなると終わる。この結果は信
号CC1により判る。該サイクルは再び上記の動作を開
始する。
【0047】トラック誤り信号PP−TEの負の半サイ
クルについても同様に行われる;この場合はコンデンサ
C3,C4、コンパレータ63'、ORゲート66'、D
型フリップフロップ65'、67'が開始する。
【0048】信号CC2,CC4の立ち下がりエッジは
いつトラック誤り信号PP−TEの電圧がそれぞれ上限
値及び下限値に達するかを示す。信号CC2,CC4の
それぞれが反転しD型フリップフロップ70、70'のク
ロック入力が駆動される。該フリップフロップ70、7
0'のD入力は“ハイ”である。D型フリップフロップ
16に加え、非再トリガRS型フリップフロップが構成
されており、極限値に達すると切り換わる。周波数二倍
器90はトラック誤り信号PP−TEの極限値に達する
と正のエッジを発生する。
【0049】図9はこの発明に基づく装置の一部に対す
る他の変形を示しており、該変形には検出を行うヘッダ
ー領域27がある。この変形のヘッダー領域27の信号
ブロック図を図10に示す。図3、4のウインドコンパ
レータ29に加え、以下に記載するヘッダー識別検出器
はヘッダー識別装置8の他の変形を構成している。
【0050】この変形例では、検出器信号AからDの信
号の和信号HFはヘッダー領域27の走査を検出するた
め使用される。早い立ち下がり時間を有する包絡線検出
器80により包絡線信号UENVが形成され、該包絡線
信号はコンパレータ83の入力に加えられ、出力信号は
ヘッダー識別信号HES"である。他方、該包絡線信号
UENVは低域フィルター81を通る。該フィルター8
1の出力信号は平均信号AVENVである。該平均信号
AVENVは該ヘッダー領域における及び該領域間での
和信号HFの包絡線の平均値を示している。立ち下がり
時間の遅い包絡線検出器82は遅い包絡線信号SLEN
Vを出力し、該信号SLENVからヘッダー領域27の
包絡線の最大値が作られ該最大値を保持する。二つの抵
抗84、85により該信号AVENVとSLENVの間
には所定の割合があり、その比較信号COREFがコン
パレータ83の第二入力に加わる。該信号SLENVと
AVENV間の重み付けした差から該比較信号CORE
Fを得ることにより、和信号HF内の振幅及びオフセッ
トに生ずる変動を自動的に補償できる利点が生ずる。こ
れは信号SLENV,UENV及びAVENVの電圧が
和信号HFと同じ割合で変化するからである。
【0051】図10の上側では信号UENV,SLEN
V,AVENV及びCOREFを同時にプロットしてお
り、下側には前記の信号から得られる和信号HFをプロ
ットしており、該和信号HFはヘッダー領域27を通る
時はいつでも図示の時間軸の上にあることを示してい
る;それ以外では基本的に下にある。図の各エッジにあ
るデータ領域24にデータマーク25が付けられる;中
間のデータ領域24には該データマーク25がない;和
信号HF、即ち中間のデータ領域24はいかなる変調も
受けない。該変形が対象とするのはデータ領域である。
該データ領域については記載しない。
【0052】この明細書には記載しないがこの発明に基
づく更に他の変形は簡単化することに関しており、該変
更では上側包絡線信号UENVを予め決めた一定の比較
電圧COREF'を比較している。
【0053】この発明の考えは特に計数及びトラックジ
ャンプに関している。トラック調整器はトラックジャン
プを行う時間中に動作しない。アドレス情報を読むこと
は該時間中に多かれ少なかれ実行しない。この発明はト
ラック調整器が閉じることなくしかもアドレス情報を有
することなくクロスするトラックの種類を決定する利点
を記載している。これにより隣接トラックの種類を決定
し、アクチュエータが動くことに見合った論理方法でク
ロスしたトラックの数を決定できる。この発明に基づく
方法によりトラック調整器を確実に高速に閉じることが
できる。従来の技術に基づき、トラックの種類を識別す
るため該トラック調整器が既に動作していることを一般
に予め考えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく装置の概略図である。
【図2】この発明に基づく装置に対する第二の実施例の
概略図である。
【図3】この発明に基づく装置に対する変形した装置の
概略図である。
【図4】この発明に基づく装置に対する他の変形の装置
の概略図である。
【図5】データマーク及びヘッダーマークを有した光記
録媒体の概略図である。
【図6】図5に基づく光記録媒体のヘッダー領域の概略
図である。
【図7】この発明に基づく装置の更に他の変形した装置
の概略図である。
【図8】図7に基づく該変形に関する信号を示す図であ
る。
【図9】この発明に基づく装置の一部に対する更に他の
変形図である。
【図10】図9の該変形に関する信号を示す図である。
【符号の説明】
1 光記録媒体 2 光源 3 光ビーム 4 情報搬送層 5 半透明ミラー 6 マルチゾーン検出器 6A,6B,6C,6D 検出素子 7 トラック誤り検出器 8 ヘッダー識別装置 9 ヘッダーシーケンス検出器 10 トラッククロス検出器 11 中間トラック検出器 12 有効性検出器 13 トラッククロス周波数検出器 15、15' 位相検出器 22 グルーブ 23 ランド 24 データ領域 25 データマーク 25' ヘッダーマーク 26 トラックセンター 27、27'、27" ヘッダー領域 28 ORゲート 29 ウインドコンパレータ 30 ANDゲート 31 トリガー 32 広域フィルター 33 高速包絡線検波器 34 加算器 35 減算器 36、37、51、54、57、62、63 コンパレ
ータ 38、68 ORゲート 39 反転遅延素子 40、42、43、52、69 ANDゲート 41 反転ORゲート 44、64、65、67、70 D型フリップフロップ 49 振幅フィルター 50 周波数検出器 53 位相シフター 55 エッジ検出器 56 加算器 58 単安定マルチバイブレータ 59 スイッチ 60 加算器 61 コンデンサ 66 論理ゲート 71、72、73、74 ピーク値検出器 90 周波数二倍器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン ブエクレル ドイツ連邦共和国, デー−78052 ヴィ リンゲン−シュヴェニンゲン, テラ ヴ ォーンパルク 7番地 (72)発明者 クリストフ ディートリヒ ドイツ連邦共和国, デー−69126 ハイ デルベルク, デュレールシュトラーセ 13番地

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック(20)に沿って配置したデータ
    マーク(25)と該トラック(20)のセンターに対し横方
    向にオフセットして配置したヘッダーマーク(25')と
    を有する光記録媒体(1)の該データマーク(25)の読み
    出し及び/又は書き込み装置で該装置がヘッダー識別装
    置(8)を有する装置において、 更にヘッダーシーケンス検出器(9)とトラッククロス検
    出器(10)と中間トラック検出器(11)とを有し、該ヘ
    ッダー識別装置(8)と該トラッククロス検出器(10)と
    該ヘッダーシーケンス検出器の出力に接続され、中間ト
    ラック信号(MZC)を発生することを特徴とするデータ
    マークの読み出し及び/又は書き込み装置。
  2. 【請求項2】 トラッククロス周波数検出器(13)の出
    力に接続され、有効信号(VALID)を出力する有効性
    検出器(12)を有することを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 ヘッダー識別装置(8)が高周波パス(1
    7、18、18'、19、19'、28)と低周波パス(2
    9)と信号検出器(30、31)とを有し、更に該装置
    (8)に加わるトラック誤り信号(PP−TE)を有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 ヘッダーシーケンス検出器(9)が包絡線
    検波器(33、33')を有し、該検波器にトラック誤り
    信号(PP−TE)が加えられ、該検波器の出力がコンパ
    レータ(34、35、36)に接続されていることを特徴
    とする請求項1から3のいずれか一つに記載の装置。
  5. 【請求項5】 ヘッダーシーケンス検出器(9)が位相検
    出器(15、15')を有し、該検出器に該装置のマルチ
    ゾーン検出器(6)の検出エレメント(6A,6B,6C,6
    D)から出力される信号(A,B,C,D)が加えられること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 トラッククロス検出器(10)がトラック
    誤り信号(PP−TE)と、位相シフター(53)又はピー
    ク値検出器(37、37'、38)を有していることを特徴
    とする請求項1から5のいずれか一つに記載の装置。
  7. 【請求項7】 トラッククロス検出器(10)が少なくと
    も二つのピーク値検出器(71、72、73、74)を有
    し、該ピーク値検出器が限界値検出器として接続されて
    いることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 ヘッダー識別装置(8)が出力信号(A,
    B,C,D)の和信号(HF)を求めることを特徴とする請
    求項1から7のいずれか一つに記載の装置。
  9. 【請求項9】 トラック(20)に沿って配置したデータ
    マーク(25)と該トラック(20)のセンターに対し横方
    向にオフセットして配置したヘッダーマーク(25')と
    を有する光記録媒体(1)の該データマーク(25)の読み
    出し及び/又は書き込み装置に中間トラック信号(MZ
    C)を発生する方法であって、 −ヘッダー領域(27、27'、27")に特有なものであ
    る信号成分が存在する時、該装置の検出エレメント(6
    A,6B,6C,6D)から出力する信号(PP−TE,P
    E)を検査すること、 −該領域に特有なものである信号成分が存在する時、配
    置が異なっているヘッダーマーク(25')から発生する
    信号成分の順序を決定すること、 −トラッククロス周波数に応じた信号(TC)を発生する
    こと、 −順序情報と該トラッククロス周波数に応じた該信号
    (TC)とから中間トラック信号(MZC)を発生するこ
    と、を行うことを特徴とする中間トラック信号の発生方
    法。
  10. 【請求項10】 トラッククロス周波数(TZC)を検出
    し限界値未満の時、無効信号(VALID)が発生し、該
    信号はヘッダー領域(27、27'、27")の特有のもの
    である信号成分が再び存在する時のみキャンセルされる
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
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