JP4392190B2 - データコンテンツ送信装置およびデータコンテンツ送信プログラム - Google Patents

データコンテンツ送信装置およびデータコンテンツ送信プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ放送におけるデータコンテンツを利用した放送サービスを実現するデータコンテンツ送信装置、データコンテンツ送信方法、データコンテンツ送信プログラムおよびデータコンテンツ受信変換装置、データコンテンツ受信変換方法、データコンテンツ受信変換プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、BSやCS等で行われているデータ放送(以下、データ放送サービスとする)は、基本的に放送局側の放送規格で定められている仕様を備えた受信機(以下、受信装置とする)を対象としたサービスである。
【0003】
このデータ放送によって放送されるデータコンテンツは、通常、BML(Broadcast Markup Language)という記述言語で記述されたものであり、このBMLに基づいて、受信装置に接続された(備えられた)表示装置の表示画面に文字や絵柄等が描画されるものであり、例えば、音声読み上げ機能等を備える特殊な受信装置に対応したものではない。
【0004】
このような音声読み上げ機能等を備える特殊な受信装置に、従来のデータコンテンツを出力(提示)させるためには、以下の方法(1)(2)が採用されていた。
【0005】
(1)受信側の受信装置で、データコンテンツに含まれるデータを、当該データに予め付加されている分類情報(各データを分類するためのインデックス、ジャンル情報)等を参照して取り出して出力(提示)する方法。
【0006】
(2)送信側の放送局で、特殊な受信装置で出力(提示)するために参照する付随情報をデータコンテンツ内に付加して放送する方法。
【0007】
これらの方法を具体的に実現するものとして、例えば、「データ放送受信装置及びデータ放送受信プログラム並びにコンテンツ生成方法」(特許文献1)に示す技術が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2003−060931号公報(段落番号0034−段落番号0047、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータコンテンツは、基本的に表示装置の表示画面に出力することだけを意図して制作されたものであり、データコンテンツ自体についてのメタデータは含まれていない。つまり、データコンテンツに含まれているどのデータがニュースの原稿部分に相当するか、或いは、どの情報が気象情報に相当するかいうことがメタデータによって記述されておらず、機械的にデータコンテンツに含まれているデータを認識することは困難である。
【0010】
また、従来の(1)の方法では、データコンテンツに含まれる全てのデータを取り出すだけでは、不必要なデータまで抽出してしまう場合があり、データコンテンツに含まれているデータの構造や順序を無意味なものにしてしまうという問題がある。また、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報やデータコンテンツの定型性を利用しても、数多く存在する全てのデータコンテンツから適切にデータを抜き出すことは困難であり、特殊な受信装置が洗練されたデータを提示することは困難であるという問題がある。
【0011】
或いは、従来の(2)の方法では、放送局側において、データコンテンツの制作に負担がかかり、さらに、データコンテンツを符号化する符号化方式自体が特殊な受信装置用に、付随情報を当該データコンテンツに埋め込むことを想定していないため、データコンテンツの特性を記述する記述面で制約があり、特に多くの種類の特殊な受信装置に対して同時に付随情報を付加することは困難であるという問題がある。
【0012】
そこで、本発明の目的は前記した従来の技術が有する課題を解消し、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、データコンテンツの定型性に依存することなく、また、データコンテンツに付随情報を付加することなく、データコンテンツを利用した放送サービス、例えば、音声読み上げ機能によるデータコンテンツの読み上げサービスを実現することができるデータコンテンツ送信装置、データコンテンツ送信方法、データコンテンツ送信プログラムおよびデータコンテンツ受信変換装置、データコンテンツ受信変換方法、データコンテンツ受信変換プログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記した目的を達成するため、以下に示す構成とした。
請求項1記載のデータコンテンツ送信装置は、データおよびこのデータの配置と表示方法を予め設定したテンプレートに基づいて制作したBMLコンテンツと、当該BMLコンテンツのデータ構造を変換する変換規則とを送信するデータコンテンツ送信装置であって、逐次更新データ入力手段と、テンプレート入力手段と、データコンテンツ生成手段と、抽出情報指示手段と、変換後コンテンツ構成指示手段と、変換規則生成手段と、データコンテンツ送信手段と、を備える構成とした。
【0014】
かかる構成によれば、データコンテンツ送信装置は、逐次更新データ入力手段によって、逐次更新されていくデータを入力し、テンプレート入力手段によって、データ放送用に予め設定されている、受信装置の表示画面にデータ放送を表示する際の雛形に相当するテンプレートを入力し、データコンテンツ生成手段によって、テンプレートにデータを埋め込んでBMLコンテンツを生成する。
そして、データコンテンツ送信装置は、抽出情報指示手段によって、BMLコンテンツに含まれているデータの中から、受信側のデータコンテンツ受信変換装置における変換対象となるデータを指示する抽出指示情報を出力し、変換後コンテンツ構成指示手段によって、受信側のデータコンテンツ受信変換装置におけるBMLコンテンツを変換した後のコンテンツの構成を指示する変換後コンテンツ構成指示情報を出力し、変換規則生成手段によって、テンプレートと、抽出指示情報と、変換後コンテンツ構成指示情報とに基づいて、データコンテンツ受信変換装置毎の変換規則、及び、BMLコンテンツと変換規則とを対応させる変換対応表を生成する。
まり、データ放送用に予め設定されている受信側の受信装置の表示画面に表示される際の雛形に相当するテンプレートに、任意のデータが埋め込まれてBMLコンテンツが生成される。このデータは、通常、逐次更新されるものである。また、受信側に備えられている装置とは、BMLコンテンツを受信するデータコンテンツ受信装置(特殊出力する機能を内蔵したもの)や、当該データコンテンツ受信装置に接続される外部機器を指すものである
して、このデータコンテンツ送信装置は、データコンテンツ送信手段によって、BMLコンテンツと変換規則と変換対応表とを送信する。なお、BMLコンテンツと変換規則と変換対応表とを多重化して放送波として送信する場合や、BMLコンテンツは放送波として送信し、変換規則と変換対応表とは通信回線を介して送信する場合等が想定される。
【0016】
かかる構成によれば、データコンテンツ送信装置は、変換規則生成手段によって、BMLコンテンツと変換規則とを対応させる変換対応表を生成することで、BMLコンテンツに対応した様々な変換規則を設定することができる。
【0017】
また、変換対応表は、BMLコンテンツの種類と受信側で所望される出力結果とに対応して、BMLコンテンツを変換規則によって変換する変換方法を指定してもよい。
【0018】
かかる構成によれば、変換対応表は、BMLコンテンツの種類と、当該BMLコンテンツが受信される受信側で所望される出力結果に対応するように、BMLコンテンツを変換規則により変換する変換方法を指定することによって、様々な変換規則を任意の順序でBMLコンテンツに適用させることができる。なお、変換対応表において、BMLコンテンツの変換に適用する変換規則、この変換規則の適用順序を記述した部分を「変換指示記述」ということにする。
【0019】
また、請求項1記載のBMLコンテンツ送信装置の変換対応表は、複数のBMLコンテンツの中から選択したBMLコンテンツを前記変換規則によって変換する変換指定をすることを特徴とする。
【0020】
かかる構成によれば、変換対応表は、複数のBMLコンテンツの中から選択したBMLコンテンツに適用させる変換規則を、変換指定によって指定することができる。
【0021】
請求項2記載のデータコンテンツ送信装置は、請求項1に記載のデータコンテンツ送信装置において、変換対応表は、BMLコンテンツに変換規則を複数回繰り返し適用し、受信側で所望される出力結果を得るために、BMLコンテンツを変換規則によって変換する変換方法と、変換規則を適用する順序とを指定することを特徴とする。
【0022】
かかる構成によれば、変換対応表には、BMLコンテンツを変換規則によって変換する変換方法や、変換規則を適用する順序とを指定することができる。これによって、様々な変換規則を任意の順序でデータコンテンツに適用させることを送信側で指定するができる。
【0023】
請求項3記載のデータコンテンツ送信装置は、請求項1または請求項2に記載のデータコンテンツ送信装置において、変換規則生成手段は、変換規則の使用期間の限度を示す使用限度情報を変換規則に付加することを特徴とする。
【0024】
かかる構成によれば、データコンテンツ送信装置は、変換規則生成手段によって、変換規則の使用期間の限度を示す使用限度情報を付加することで、一つの変換規則の使用を任意の期間(使用期間)とし、例えば、送信側の放送局により新たな変換規則を提供することによって更新していくことができる。
【0027】
請求項4記載のデータコンテンツ送信プログラムは、データおよびこのデータの配置と表示方法を予め設定したテンプレートに基づいて制作したBMLコンテンツと、当該BMLコンテンツのデータ構造を変換する変換規則とを送信するためにコンピュータを、逐次更新データ入力手段、テンプレート入力手段、データコンテンツ生成手段、抽出情報指示手段、変換後コンテンツ構成指示手段、変換規則生成手段、データコンテンツ送信手段、として機能させる構成とした。
【0028】
かかる構成によれば、データコンテンツ送信プログラムは、データコンテンツ生成手段によって、テンプレートにデータを埋め込んでBMLコンテンツを生成し、変換規則生成手段によって、テンプレートに基づいて、受信側に備えられる装置毎の変換規則を生成する。そして、このデータコンテンツ送信プログラムは、BMLコンテンツ送信手段によって、データコンテンツと変換規則とを送信する。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(データコンテンツ送受信変換システムの構成)
図1は、データコンテンツ送受信変換システムのブロック図である。この図1に示すように、データコンテンツ送受信変換システム1は、データコンテンツ送信装置3と、データコンテンツ受信変換装置5と、複数の外部機器2とを備えている。
【0052】
このデータコンテンツ送受信変換システム1は、データ放送用に制作されたデータコンテンツを送信側のデータコンテンツ送信装置3から送信して、このデータコンテンツを受信側のデータコンテンツ受信変換装置5で受信し変換して、外部機器2において特殊提示(出力)させるものである。この特殊提示は、例えば、データコンテンツを音声に変換してニュースのように読み上げることである。
【0053】
(データコンテンツ送信装置の構成)
データコンテンツ送信装置3は、データコンテンツと、このデータコンテンツのデータ構造を変換する変換規則とを生成して送信するもので、逐次更新データ入力手段7と、テンプレート入力手段9と、コンテンツテンプレート記録手段11と、データコンテンツ生成手段13と、抽出情報指示手段15と、変換後コンテンツ構成指示手段17と、変換規則・対応表生成手段19と、データコンテンツ送信手段21と、変換規則・対応表記録手段23と、変換規則・対応表送信手段25とを備えている。なお、このデータコンテンツ送信装置3は、一般的な放送局に備えられている放送装置をベースとして、新規にメモリや回路等を付加して構成したものである。
【0054】
逐次更新データ入力手段7は、ニュースや天気予報等、逐次更新されていく逐次更新データ(テキストデータ)を入力するものである。逐次更新データは、一定時間(期間)毎に更新されていくデータである。なお、この逐次更新データ入力手段7は、放送局に備えられている放送装置のいわゆる入力端子(入力ポート)の一つに相当するものである。
【0055】
テンプレート入力手段9は、コンテンツテンプレートを入力するものである。このコンテンツテンプレートは、比較的長期な一定期間毎に更新されていくものであり、逐次更新データ入力手段7で入力された逐次更新データの配置や表示方法(表示文字種、表示文字の大きさ、表示色等)およびコンテンツの構成を予め設定されたものである。なお、このテンプレート入力手段9は、放送局に備えられている放送装置のいわゆる入力端子(入力ポート)の一つに相当するものである。
【0056】
コンテンツテンプレート記録手段11は、テンプレート入力手段9により入力されたコンテンツテンプレートを記録しておくものである。つまり、コンテンツテンプレートは、データコンテンツ生成手段13、または、変換規則・対応表生成手段19で使用されるまで、このコンテンツテンプレート記録手段11に保持されることになる。なお、このコンテンツテンプレート記録手段11は、メモリ、ハードディスク等によって構成されている。
【0057】
データコンテンツ生成手段13は、コンテンツテンプレート記録手段11に記録されているテンプレートに、逐次更新データ入力手段7によって入力された逐次更新データを埋め込んで、データコンテンツを生成するものである。つまり、このデータコンテンツ生成手段13は、一定時間が経過し、逐次更新データ入力手段7に逐次更新データが入力されると、この逐次更新データに対応したコンテンツテンプレートをコンテンツテンプレート記録手段11から読み出して、当該コンテンツテンプレートの設定に従って逐次更新データを埋め込んでいく(代入していく)ものである。
【0058】
このデータコンテンツ生成手段13によって生成されるデータコンテンツは、BML文書内に直接、内容が記述されている内容部分(特許請求の範囲では、「BML文書」と記載している)、例えば、データコンテンツがニュースであれば、ニュースのタイトルや原稿の部分と、BML文書から参照されるバイナリテーブルに数値化されたデータとして記述されているデータ部分(特許請求の範囲では「バイナリテーブル」と記載している)、例えば、データコンテンツが天気予報であれば、各地の予報データの部分とがある。
【0059】
なお、このデータコンテンツ生成手段13は、データコンテンツ送信装置3の主制御部(図示せず)で起動しているプログラムである。
【0060】
抽出情報指示手段15は、受信側のデータコンテンツ受信変換装置5にて、データコンテンツに含まれているデータの中から変換対象となるデータを変換規則・対応表生成手段19に指示するものである。なお、この抽出情報指示手段15から変換規則・対応表生成手段19に出力された指示を抽出指示情報とする。
【0061】
変換後コンテンツ構成指示手段17は、受信側のデータコンテンツ受信変換装置5にて、データコンテンツを変換した後のコンテンツの構成を変換規則・対応表生成手段19に指示するものである。なお、この変換後コンテンツ構成指示手段17から変換規則・対応表生成手段19に出力された指示を変換後コンテンツ構成指示情報とする。
【0062】
なお、これら抽出情報指示手段15および変換後コンテンツ構成指示手段17は、データコンテンツ送信装置3の主制御部(図示せず)で起動しているプログラムである変換規則・対応表生成手段19に対して、データコンテンツ送信装置3のユーザがデータを入力するためのキーボードやマウス等から構成されるものである。
【0063】
変換規則・対応表生成手段19は、コンテンツテンプレート記録手段11に記録されているコンテンツテンプレートと、抽出情報指示情報15から出力された抽出指示情報と、変換後コンテンツ構成指示手段17から出力された変換後コンテンツ構成指示情報とに基づいて、変換規則と変換対応表とを生成するものである。また、この変換規則・対応表生成手段19は、変換規則の使用期間の限度を示す使用限度情報を当該変換規則に付加するものである。この使用限度情報は、例えば、データコンテンツが制作されてから1週間、1ヶ月間といったように、送信側で任意に設定できるものである。
【0064】
なお、この変換規則・対応表生成手段19は、データコンテンツ送信装置3の主制御部(図示せず)で起動しているプログラムであり、特許請求の範囲に記載した変換規則生成手段に相当するものである。なお、変換規則、変換対応表は、独自のDTD(Document Type Definition;文書型定義、文書の構造を定義したもの)によるXML、XSLT等を使用して生成されており、具体的な例は後記する。
【0065】
データコンテンツ送信手段21は、データコンテンツ生成手段13で生成されたデータコンテンツを放送波として送信するものである。このデータコンテンツ送信手段21は、複数のデータコンテンツをグループ化して、このグループ化したデータコンテンツを所定時間間隔で繰り返して送信するものである。また、このデータコンテンツ送信手段21は、データコンテンツ、変換規則および変換対応表を多重化し放送波として送信することができるものである。なお、このデータコンテンツ送信手段21は、増幅器(図示せず)、送信アンテナ(図示せず)等から構成されるものである。
【0066】
変換規則・対応表記録手段23は、変換規則・対応表生成手段19で生成された変換規則および変換対応表を記録しておくものである。この変換規則・対応表生成手段19は、メモリやハードディスク等から構成されている。
【0067】
変換規則・対応表送信手段25は、変換規則・対応表記録手段23に記録されている変換規則および変換対応表を、通信回線を介して送信するものである。この変換規則・対応表送信手段25は、放送局に備えられている放送装置のいわゆる通信回線接続端子の一つに相当するものである。
【0068】
このデータコンテンツ送信装置3によれば、データコンテンツ生成手段13によって、コンテンツテンプレートにデータを埋め込んでデータコンテンツを生成し、変換規則・対応表生成手段19によって、コンテンツテンプレート、抽出情報指示情報および変換後コンテンツ構成指示情報に基づいて、受信側の外部機器2毎の変換対応表と、当該変換対応表に記載され、データコンテンツ毎に対応付けられた変換規則とを生成する。このデータコンテンツ送信装置3は、データコンテンツ送信手段21によって、データコンテンツと変換規則と変換対応表とを送信する。このため、これらを受信した受信側では、変換対応表によってデータコンテンツと変換規則とが対応付けられ、この変換規則によって、例えば、データコンテンツが音声読み上げ用の変換データに変換されるので、従来のように、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、データコンテンツの定型性に依存することなく、また、データコンテンツに付随情報を付加することなく、データコンテンツを利用した放送サービス、つまり、音声読み上げ機能によるデータコンテンツの読み上げサービスを実現することができる。
【0069】
また、このデータコンテンツ送信装置3は、変換規則・対応表生成手段19によって、データコンテンツと変換規則とを対応させる変換対応表を生成することで、複数のコンテンツから構成されるデータコンテンツの中から、必要なコンテンツだけに対応する変換規則を設定することで、当該変換規則によって変換後の変換データの構成を指示することができる。例えば、音声読み上げサービスにおいて、読み上げる内容や順番を設定することが可能になる。具体的には、最初ニュースを読み上げ、次に、円株情報を読み上げ、最後に天気予報を読み上げるといったことが可能になる。
【0070】
さらに、このデータコンテンツ送信装置3は、変換規則・対応表生成手段19によって、変換規則の使用期間の限度を示す使用限度情報を付加することで、一つの変換規則の使用を任意の期間(使用期間)とし、例えば、送信側の放送局により新たな変換規則を提供することによって更新していくことができる。
【0071】
なお、テンプレート入力手段9と、コンテンツテンプレート記録手段11と、抽出情報指示手段15と、変換後コンテンツ構成指示手段17と、変換規則・対応表生成手段19と、変換規則・対応表記録手段23と、変換規則・対応表送信手段25とを別体にした変換規則生成送信装置として構成してもよい。この場合、種々の変換規則および変換対応表を生成し、また、これら変換規則および変換対応表の使用期間の限度を任意の期間に設定することができる。
【0072】
(データコンテンツ受信変換装置の構成)
データコンテンツ受信変換装置5は、送信側のデータコンテンツ送信装置3から送信されたデータコンテンツ、変換規則および変換対応表を受信し、データコンテンツを変換規則に基づいて変換し出力するもので、データコンテンツ受信手段27と、変換規則取得手段29と、変換規則・装置設定記録手段31と、データコンテンツ・変換データ記録手段33と、変換データ出力手段35とを備えている。なお、このデータコンテンツ受信変換装置5は、一般的な家庭に備えられているデータ放送受信装置をベースとして、新規にメモリや回路等を付加して構成したものである。
【0073】
データコンテンツ受信手段27は、送信側のデータコンテンツ送信装置3から送信されたデータコンテンツ、変換規則および変換対応表を受信するものである。なお、このデータコンテンツ受信手段27は、受信アンテナ(図示せず)、増幅器(図示せず)、検波回路(図示せず)等から構成されるものである。
【0074】
変換規則取得手段29は、データコンテンツ受信手段27によって、変換規則、変換対応表のいずれかが受信されなかった場合、或いは、変換規則の使用期間を過ぎてしまった場合、通信回線を介して、送信側のデータコンテンツ送信装置3に変換規則、変換対応表を要求して(要求情報を出力して)取得するものである。つまり、この変換規則取得手段29には、送信側で予め設定された使用限度情報に従って、変換規則を、通信回線網を介して取得して更新する変換規則更新手段(図示せず)が備えられている。
【0075】
また、当該装置5のユーザ(視聴者)が意図的に変換規則を更新する場合や、データコンテンツの変換がうまくいかなかった際に変換規則を再取得する場合にこの変換規則取得手段29によって変換規則が取得される。なお、変換規則の取得経路は、通信回線網に限定されず、例えば、CD−ROM等の可搬型媒体によって取得し、当該装置5のユーザがインストールすることとしてもよい。
【0076】
なお、この変換規則取得手段29は、データコンテンツ受信変換装置5の主制御部(図示せず)で起動している、通信回線に接続するためのプログラムである。さらに、この変換規則取得手段29から出力される要求情報は、図示を省略した通信回線接続端子から出力される。
【0077】
変換規則・装置設定記録手段31は、データコンテンツ受信手段27で受信された、または、変換規則取得手段29で取得された、変換規則および変換対応表を記録すると共に、当該データコンテンツ受信変換装置5の各種の装置設定や当該装置5のユーザの個人情報である視聴者情報を記録するものである。なお、この変換規則・装置設定記録手段31は、メモリやハードディスク等から構成されており、変換規則、変換対応表、装置設定および視聴者情報を永続的に記録するものである。
【0078】
データコンテンツ・変換データ記録手段33は、データコンテンツ受信手段27で受信されたデータコンテンツおよび変換データ出力手段35で変換された変換データを記録するものである。なお、このデータコンテンツ・変換データ記録手段33は、RAM等のメモリによって構成されており、データコンテンツや変換データを一時的に記録するものである。
【0079】
変換データ出力手段35は、変換規則・装置設定記録手段31に記録されている変換規則および変換対応表に基づいて、データコンテンツ受信手段27で受信されたデータコンテンツを変換して、変換データとして外部機器2に出力するものである。なお、この変換データ出力手段35は、データコンテンツ受信変換装置5の主制御部(図示せず)で起動しているプログラムである。さらに、この変換データ出力手段35から出力される変換データは、図示を省略した出力端子(出力ポート)から出力される。
【0080】
この変換データ出力手段35は、データコンテンツを変換規則に基づいて変換する際に、XSLTおよび独自に規定する変換手法(後記する)を使用している。なお、この変換データ出力手段35における、データコンテンツから変換データへの変換の詳細な説明は後記する。
【0081】
このデータコンテンツ受信変換装置5によれば、データコンテンツ受信手段27によって、データコンテンツを受信し、変換規則取得手段29によって、データコンテンツのデータ構造を変換する変換規則を取得する。そして、データコンテンツ受信変換装置5は、変換データ出力手段35によって、変換規則および変換対応表に基づいて、データコンテンツを変換した変換データを、当該装置5に接続されている外部機器2に出力する。このため、変換データ出力手段35において変換対応表によってデータコンテンツと変換規則とが対応付けられ、この変換規則によって、例えば、データコンテンツが音声読み上げ用の変換データに変換されるので、従来のように、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、データコンテンツの定型性に依存することなく、また、データコンテンツに付随情報を付加することなく、データコンテンツを利用した放送サービス、つまり、音声読み上げ機能によるデータコンテンツの読み上げサービスを実現することができる。
【0082】
また、このデータコンテンツ受信変換装置5は、変換データ出力手段35によって、XSLTおよび独自に規定する変換手法(後記する)を使用することで、データコンテンツを自在に変換することができる。
【0083】
さらに、データコンテンツ受信変換装置5は、変換規則取得手段29に備えられる変換規則更新手段(図示せず)によって、送信側で付加された使用限度情報に従い、通信回線網や可搬型媒体等を介して新たな変換規則を取得する。これによって、常に、最新の変換規則を保持することができる。
【0084】
(データコンテンツ送信装置の動作)
次に、図2に示すフローチャートを参照して、データコンテンツ送信装置3の動作について説明する(適宜図1参照)。
【0085】
まず、データコンテンツ送信装置3の逐次更新データ入力手段7にデータが入力される(S1)。また、テンプレート入力手段9にコンテンツテンプレートが入力されて、コンテンツテンプレート記録手段11に記録される(S2)。そして、データコンテンツ生成手段13によって、コンテンツテンプレート記録手段11に記録されているコンテンツテンプレートが読み出されて、この読み出されたコンテンツテンプレートに逐次更新データ入力手段7によって入力されたデータが埋め込まれてデータコンテンツが生成され(S3)、データコンテンツ送信手段21に出力される。
【0086】
また、変換規則・対応表生成手段19に、抽出情報指示手段15によって抽出情報指示情報が、変換後コンテンツ構成指示手段17によって変換後コンテンツ構成指示情報が入力される(S4)。そして、変換規則・対応表生成手段19で変換規則および変換対応表が生成され、変換規則・対応表記録手段23に記録される(S5)。
【0087】
その後、データコンテンツ送信手段21と変換規則・対応表送信手段25とによって、データコンテンツ、変換規則および変換対応表が送信される(S6)。
【0088】
(データコンテンツ受信変換装置の動作)
次に、図3に示すフローチャートを参照して、データコンテンツ受信変換装置5の動作について説明する(適宜図1参照)。
【0089】
まず、データコンテンツ受信変換装置5のユーザによって、データコンテンツを変換した変換データを特殊提示(出力)させる外部機器2の選択がなされ、データコンテンツ受信変換装置5の図示を省略した操作部の操作によって、当該ユーザが選択した外部機器2が識別される(S11)。
【0090】
すると、このデータコンテンツ受信変換装置5の主制御部(図示せず)は、ユーザが選択した外部機器2に対応する変換対応表および変換規則が変換規則・装置設定記録手段31に記録されているどうかを判定する(S12)。変換対応表および変換規則が変換規則・装置設定記録手段31に記録されていると判定した場合(S12、Yes)、この変換規則・装置設定記録手段31から外部機器2に対応する変換対応表および変換規則が読み出される(S13)。また、変換対応表および変換規則が変換規則・装置設定記録手段31に記録されていると判定されなかった場合(S12、No)、変換規則取得手段29で通信回線網を介して送信側のデータコンテンツ送信装置3から変換対応表および変換規則が取得される(S14)。
【0091】
そして、データコンテンツ受信手段27でデータコンテンツが受信されると(S15)、変換データ出力手段35で変換対応表が使用されて、外部機器2に特殊提示(出力)可能なデータコンテンツが変換データに変換され、外部機器2に出力される(S16)。
【0092】
(データコンテンツ受信変換装置の処理について)
ここで、データコンテンツ受信変換装置5において行われる処理について、図4に示すイメージ図(概略図)を参照して説明する(適宜、図1参照)。
【0093】
この図4に示すように、データコンテンツ受信変換装置5では、放送またはインターネット(通信回線)を介して取得され変換規則・装置設定手段31に記録されている変換規則(図4中、四角形(六角形)で囲っているA、B、CD、E)に対して、変換対応表で対応付けられるデータコンテンツ(図4中、円で囲っているA、B、C、D、E)が変換データ出力手段35(図1参照)で変換され、変換データ(図4中、五角形で囲っているA、B、CD、E)とされる。
【0094】
そして、この変換データが、特殊受信機専用ブラウザを備えた外部機器2に読み込まれ(出力され)、視聴者(ユーザ)に特殊提示される。この特殊提示は、例えば、外部機器2が音声読み上げ機能を備えていれば、データコンテンツの音声読み上げであり、外部機器2が点字出力機能を備えていれば、データコンテンツの点字出力である。
【0095】
(データコンテンツの変換について)
これより、データコンテンツの変換について、具体的に説明する。なお、ここでの説明では、適宜、図1および図5から図12を参照することにする。
[XSLTを用いた変換規則による変換]
まず、データコンテンツの内容部分(BML文書)に変換規則を適用し、変換後の文書である変換後XML文書を生成する方法について説明する。この方法では、BML文書に適用する変換規則を、XSLTを用いて記述しておき、一つまたは複数のBML文書からXSLTで記述された変換規則(XSLT使用変換規則)に従って、必要なデータを抽出し、この抽出したデータから変換後XML文書(変換データ)を生成するものである。
【0096】
[バイナリテーブル変換規則による変換(データ部分の構造変化なし)]
次に、データコンテンツのデータ部分(バイナリテーブル)に変換規則を適用し、変換後の文書である変換後XML文書を生成する方法について説明する。この方法は、データコンテンツのデータ部分の構造を変えずに変換後XML文書(変換データ)を生成するものである。
【0097】
この場合の変換規則(バイナリテーブル変換規則)の記述例を図5(a)に示す。この図5(a)に示すように、バイナリテーブル変換規則は、〈filename〉および〈format〉のタグによって、バイナリテーブルのファイル名およびその構造を指定している。この変換規則によって、天気予報のデータコンテンツを変換した場合の変換結果例を図5(b)に示す。この図5(b)に示すように、変換データは、元のバイナリテーブルの構造をそのまま維持し、XMLのタグで表現されたテーブルデータとなる。
【0098】
なお、図5(a)のバイナリテーブル変換規則は、他のDTDによるXML文書であっても、XML以外の方法で記述されたもの(例えば、ファイル名とデータ構造を記述したテキストファイル)であってもよい。
【0099】
[バイナリテーブル変換規則による変換(データ部分の構造変化有り)]
次に、図6を参照して、データコンテンツのデータ部分の構造を変えて変換後XML文書を生成する方法について説明する。図6はバイナリテーブル変換規則によって、データ部分の構造が変化する処理(バイナリテーブル変換処理)のイメージ図(概略図)である。この図6に示したように、バイナリテーブル変換処理は、放送バイナリテーブル(バイナリテーブル)に変換ルール(独自DTD;変換規則)を適用し、変換後XML文書を生成するものである。
【0100】
このバイナリテーブル変換処理では、一つまたは複数のバイナリテーブルから、一つの変換後XML文書(変換データ)が生成される。この方法で用いられるバイナリテーブル変換規則は、新規に規定する独自のDTDによるXML文書であり、データコンテンツのデータ部分(バイナリテーブル)から必要なデータを取り出して、変換後XML文書を生成するためのものである。
【0101】
このバイナリテーブル変換規則の記述例を図7に示す。この図7に示したバイナリテーブル変換規則には、以下の4つの事柄(1)〜(4)が記述されている。(1)必要なバイナリテーブルの指定(ファイル名等の指定)。(2)指定されたバイナリテーブルを検索、または、バイナリテーブル中の位置を指定して、必要なデータ(数値化されたデータ)を取り出す手続き。(3)バイナリテーブルから取り出した数値を変換後XML文書の雛形に埋め込む手続き。(4)変換後XML文書の雛形。
【0102】
また、このバイナリテーブル変換規則では、現行のデータ放送で行われている、郵便番号を用いてデータコンテンツ受信変換装置5の設置されている住所を特定するために、当該装置5内の記録手段(図示せず)に記録されている郵便番号データを読み出すための記述なども可能である(ARIB STD−B24第二分冊付録規定B)。
【0103】
具体的に、この図7に示したバイナリテーブル変換規則は、〈binaryTable filename “yubin−amedas.btb”・・・〉というタグにより“yubin−amedas.btb”というバイナリテーブルを特定し、このバイナリテーブルに対して、データコンテンツ受信変換装置5の記録手段(図示せず)に記録されている郵便番号データをキーとして、検索を行って、郵便番号データ(郵便番号)に対応する天気情報区域コードを取得する。
【0104】
続いて、このバイナリテーブル変換規則は、〈binaryTable filename “today.btb”・・・〉というタグにより“today.btb”というバイナリテーブルを特定し、取得した天気情報区域コードをキーとして、検索を行って、該当する区域における本日の天気予報のコードである天気予報コード(数値コード)を取得する。
【0105】
そして、このバイナリテーブル変換規則は、取得した天気予報コード(数値コード)を文字列に変換し、この変換した結果である文字列を変換後XML文書に天気用のデータ(文字データ)として埋め込む。
【0106】
この変換規則によって、天気予報のデータコンテンツを変換した場合の変換結果例を図8に示す。この図8に示すように、変換データは、バイナリテーブルのデータをバイナリテーブル変換規則で記述されている変換後XML文書の雛形に埋め込んだ形となる。なお、図7のバイナリテーブル変換規則は、他のDTDによるXML文書であっても、XML以外の方法で記述されたもの(例えば、JavaScript(登録商標)等の簡易プログラミング言語等で記述されたプログラム)であってもよい。
【0107】
これによれば、データコンテンツ受信変換装置5の変換データ出力手段35は、バイナリテーブル変換規則にバイナリテーブルのデータを当てはめて外部機器2に出力可能な変換後XML文書にする。つまり、変換規則がテンプレートの役割を果たしており、バイナリテーブルのデータが埋め込まれることになる。このため、従来のように、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、データコンテンツの定型性に依存することなく、また、データコンテンツに付随情報を付加することなく、データコンテンツをバイナリテーブル変換規則によって変換することができ、データコンテンツを利用した放送サービス、例えば、音声読み上げ機能によるデータコンテンツの読み上げサービスを実現することができる。
【0108】
[BML文書とバイナリテーブルの両方を変換]
次に、図9を参照して、データコンテンツの内容部分(BML文書)とデータ部分(バイナリテーブル)との両方に変換規則を適用し、変換後の文書である変換後XML文書を生成する方法について説明する。この方法は、BML文書とバイナリテーブルとの両方からデータを取り出して、一つの変換後XML文書を生成するものである。ここで、適用する変換規則は、BML文書とバイナリテーブルとの両方を変換するものであるので、BML文書バイナリテーブル変換規則と称呼するものとする。
【0109】
図9は、BML文書バイナリテーブル変換規則によって、データコンテンツを変換する処理(BML文書バイナリテーブル変換処理)のイメージ図(概略図)である。この図9に示したように、BML文書バイナリテーブル変換処理は、放送BML文書(BML文書)と放送バイナリテーブル(バイナリテーブル)とに変換ルール(BML文書バイナリテーブル変換規則)を適用し、変換後XML文書を生成するものである。
【0110】
これによれば、データコンテンツ受信変換装置5の変換データ出力手段35は、BML文書バイナリテーブル変換規則に従って、BML文書とバイナリテーブルのデータとを合成し、外部機器2に出力可能な変換後XML文書にする。つまり、バイナリテーブルのデータ(単語に相当)と、BML文書のデータ(単語に相当)とをBML文書バイナリテーブル変換規則によってつなぎ合わせて、変換後XML文書(一つの文書に相当)にする。すなわち、BML文書バイナリテーブル変換規則は、複数のデータ、つまり、単語によって文書を構成する文法の役割を果たすこととなる。このため、従来のように、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、データコンテンツの定型性に依存することなく、また、データコンテンツに付随情報を付加することなく、データコンテンツをバイナリテーブル変換規則によって変換することができ、データコンテンツを利用した放送サービス、例えば、音声読み上げ機能によるデータコンテンツの読み上げサービスを実現することができる。
【0111】
[バイナリテーブル変換規則とXSLT使用変換規則とを組み合わせた変換]
次に、図10参照して、データコンテンツのデータ部分(バイナリテーブル)にバイナリテーブル変換規則を適用して中間生成XML文書を生成した後、この中間生成XML文書とBML文書とにXSLT使用変換規則を適用して、変換後の文書である変換後XML文書を生成する方法について説明する。
【0112】
図10は、バイナリテーブル変換規則とXSLT使用変換規則とによって、データコンテンツを変換する処理(組み合わせ変換処理)のイメージ図(概略図)である。この図10に示したように、放送バイナリテーブル(バイナリテーブル)が変換ルール1(バイナリテーブル変換規則:第一変換規則)によって中間生成XML文書とされ、さらに、この中間生成XML文書および放送BML文書(BML文書)が変換ルール2(XSLT使用変換規則:第二変換規則)によって変換後XML文書に変換される。
【0113】
この組み合わせ変換処理は、以下の3つの手順(1)〜(3)からなる。(1)バイナリテーブルをバイナリテーブル変換規則によって、中間生成XML文書を生成する。(2)中間生成XML文書とBML文書を変換元としてXSLT使用変換規則によって変換後XML文書を生成する。(3)変換後XML文書を外部機器2において、特殊提示する。
【0114】
これによれば、データコンテンツ受信変換装置5の変換データ出力手段35は、バイナリテーブル変換規則に従って、バイナリテーブルから中間生成XML文書を生成し、XSLT使用変換規則とに従って、BML文書および中間XML文書を合成して外部機器2に出力可能な変換後XML文書を前記変換データとして出力する。このため、従来のように、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、データコンテンツの定型性に依存することなく、また、データコンテンツに付随情報を付加することなく、データコンテンツをバイナリテーブル変換規則によって変換することができ、データコンテンツを利用した放送サービス、例えば、音声読み上げ機能によるデータコンテンツの読み上げサービスを実現することができる。さらに、複数のBML文書やバイナリテーブルに分割されて送信側から送信されたデータ(情報)を一つの変換データに纏めて読み上げることができる。具体的には、天気予報のコンテンツにおいて、BML文書に含まれている気象概況の文(テキストデータ)と、バイナリテーブルに含まれている天気予報データ(数値データ)とを一つの変換後XML文書として生成し、読み上げることができる。
【0115】
[XSLT使用変換規則と拡張関数とによる変換]
次に、図11、図12を参照して、データコンテンツの内容部分(BML文書)およびデータ部分(バイナリテーブル)に、XSLT使用変換規則と拡張関数とによる変換規則(XSLT拡張関数使用変換規則)によって、変換後の文書である変換後XML文書を生成する方法について説明する。図12は、XSLT拡張関数使用変換規則によって、データコンテンツを変換する処理(XSLT拡張関数使用変換処理)のイメージ図(概略図)である。この図12に示したように、放送BML文書(BML文書)と放送バイナリテーブル(バイナリテーブル)と変換ルール(XSLT+拡張関数→XML[XSLT拡張関数使用変換規則])によって、変換後XML文書に変換される。
【0116】
このXSLT拡張関数使用変換規則は、バイナリテーブルからデータを取り出すためのAPIを拡張し(以下、拡張APIという)、BML文書とバイナリテーブルの両方からデータを取得する。なお、この拡張APIは、XSLT1.0仕様14.2節で規定されている拡張関数の形式で記述されており、バイナリテーブルのファイル名の指定やデータの取り出し、検索を可能にするものである。
【0117】
ここで、このXSLT拡張関数使用変換規則を具体的に記述した記述例を図11に示す。この図11に示すように、拡張APIとして、X_BT:getData_RowColumn()を定義した例であり、この拡張APIによって、バイナリテーブル“news.bt”の3行目のデータを順に取り出している。なお、この図11は、XSLTの規格に基づいて、拡張APIを定義した一例を示したものであり、ここで定義した拡張APIの仕様に限定されるものではない。
【0118】
これによれば、データコンテンツ受信変換装置5の変換データ出力手段35は、XSLT拡張関数使用変換規則に従って、BML文書にバイナリテーブルのデータを当てはめて外部機器2に出力可能な変換後XML文書を前記変換データとして出力する。つまり、BML文書のデータ(タイトルに相当)にバイナリテーブルのデータ(一つの文書に相当)を当てはめて、変換後XML文書(複数の文書に相当)にする。このため、従来のように、データコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、データコンテンツの定型性に依存することなく、また、データコンテンツに付随情報を付加することなく、データコンテンツをバイナリテーブル変換規則によって変換することができ、データコンテンツを利用した放送サービス、例えば、音声読み上げ機能によるデータコンテンツの読み上げサービスを実現することができる。さらに、複数のBML文書やバイナリテーブルに分割されて送信側から送信されたデータ(情報)を一つの変換データに纏めて読み上げることができる。具体的には、天気予報のコンテンツにおいて、BML文書に含まれている気象概況の文(テキストデータ)と、バイナリテーブルに含まれている天気予報データ(数値データ)とを一つの変換後XML文書として生成し、読み上げることができる。
【0119】
(変換規則および変換対応表の取得、特定および更新の流れついて)
次に、図13に示すフローチャートを参照して、変換規則の取得、特定および更新について説明する(適宜、図1参照)。
【0120】
この図13に示すフローチャートは、データコンテンツ送信装置3から送信される各データコンテンツに対応する変換規則を、データコンテンツ受信変換装置5において取得し、特定して、さらに、更新する処理の流れについて説明したものである。なお、変換規則を取得する場合には、当該変換規則とデータコンテンツとを関連付けた変換対応表を参照する。この実施の形態では、この変換対応表は、変換規則が生成される際にデータコンテンツが放送されている放送チャンネル毎に、一つまたは複数生成されている。複数の場合には、一つの放送チャンネル内に存在する複数のコンテンツグループ毎に変換対応表が生成されている。
【0121】
さらに、放送チャンネル毎に一つ、データコンテンツを視聴開始時に使用される変換対応表(初期の変換対応表)が規定されている。
【0122】
そして、データコンテンツ受信変換装置5の操作部(図示せず)がユーザによって操作される(データコンテンツの視聴開始操作:S21)と、まず、変換規則・装置設定記録手段31が参照され、初期の変換対応表が特定される(S22)。このときに、初期の変換対応表が取得されているかどうかが判定され(S23)、既に取得されていると判定された場合(S23、Yes)、変換対応表および変換規則が変換規則・装置設定記録手段31から読み出される(S24)。既に取得されていると判定されなかった場合(S23、No)、変換対応表および変換規則が変換規則手段29によって、通信回線網を介して、データコンテンツ送信装置3から取得される(S25)。または、送信側から配布されたCD−ROM等の可搬型媒体に記録されている変換対応表および変換規則をユーザが入力するように促される。
【0123】
それから、この初期の変換対応表に記載されている全てのデータコンテンツが受信され(S26)、受信されたデータコンテンツを用いて、変換対応表で関連付けられているデータコンテンツと変換規則との全ての変換が実行される(S27)。変換された変換データは、外部機器2において特殊提示(視聴)される(S28)。その後、ユーザによって別のデータコンテンツへの遷移が指示された場合、遷移先のデータコンテンツが未変換のデータコンテンツであるかどうかを変換対応表により判断する(S29)。未変換のデータコンテンツである場合(S29、Yes)には、現在の変換対応表に含まれている情報(リンク情報、URL等)から遷移先のデータコンテンツに対応する新たな変換対応表を特定し(S30)、再度、変換対応表が取得されているどうかの判定、つまりS23まで戻り、以降、同様の動作が繰り返される。
【0124】
なお、変換規則の使用期間の限度を示す使用限度情報に基づき、使用期間を超過している場合には、S23にて、一部の変換規則が取得されていないと判定される。この場合、使用期間が超過している変換規則のみが変換規則取得手段29で取得される。
【0125】
また、ここで、変換対応表および変換規則を、通信回線網(インターネット等)を介して取得する場合(1)、または、変換対応表および変換規則を放送波によって受信する場合(2)について説明する。
【0126】
(1)通信回線網(インターネット等)を介して取得する場合、以下の(1a)〜(1d)の手順による(適宜、図1参照)。
【0127】
(1a)予め、放送チャンネル毎に、または、放送チャンネル内のデータコンテンツのグループ(コンテンツグループ)毎に、これらに対応する変換対応表のURLを規定しておき、この規定されたURLは、データコンテンツ受信変換装置5の変換規則取得手段29の記録手段(図示せず、例えばRom)にプリセットされる。または、データコンテンツ受信変換装置5の操作部(図示せず)から入力される。
【0128】
(1b)必要な変換対応表および変換規則が変換規則・装置設定記録手段31に記録されていない場合、規定されたURLから取得し、この取得した変換対応表および変換規則を変換規則・装置設定記録手段31に記録する。
【0129】
(1c)変換規則・装置設定記録手段31に記録されている変換規則(および変換対応表)は、取得元のURLと対に管理される。これによって、必要な変換対応表がデータコンテンツ受信変換装置5に記録(保持)されているかどうかを判別することが可能となる。
【0130】
(1d)外部機器2の仕様(機能)が複数存在する場合(音声読み上げ機能、点字出力機能、ワンライン表示機能等)、外部機器2の仕様(機能)毎に、プロファイル名を規定して、この規定したプロファイル名を用いたURLを変換対応表に割り当てることによって、複数の変換規則(および変換対応表)を使い分けることができる。
【0131】
(2)放送波によって受信する場合、以下の(2a)〜(2d)の手順による(適宜、図1参照)。
【0132】
(2a)予め、放送チャンネル毎に、または、放送チャネル内のデータコンテンツのグループ(コンテンツグループ)毎に、対応する変換規則の送出位置(データコンテンツとしての名前空間上の位置:ARIB STD B24参照)を規定しておき、規定された送出位置は、データコンテンツ受信変換装置5のデータコンテンツ受信手段27の記録手段(図示せず、例えばRom)にプリセットされる。または、データコンテンツ受信変換装置5の操作部(図示せず)から入力される。
【0133】
(2b)必要な変換規則が変換規則・装置設定記録手段31に記録されていない場合、データコンテンツ中に規定された名前空間上の位置から取得し、この取得した変換規則(および変換対応表)を変換規則・装置設定記録手段31に記録する。
【0134】
(2c)変換規則・装置設定記録手段31に記録されている変換規則(および変換対応表)は、取得元の名前空間と対に管理される。これによって、必要な変換規則がデータコンテンツ受信変換装置5に記録(保持)されているかどうかを判別することが可能となる。
【0135】
(2d)外部機器2の仕様(機能)が複数存在する場合(音声読み上げ機能、点字出力機能、ワンライン表示機能等)、外部機器2の仕様(機能)毎に、プロファイル名を規定して、この規定したプロファイル名を用いた名前空間を変換対応表に割り当てることによって、複数の変換規則(および変換対応表)を使い分けることができる。
【0136】
(変換対応表の記述例について)
次に、図14、図15を参照して、変換対応表の記述例について説明する。図14、図15は、データコンテンツ(図14中、コンテンツ)と変換規則との変換対応表(図14中、対応表)の記述例を示したものである。この記述例の説明では、主に、変換規則(変換対応表)の更新について説明する。図14、図15に示したように、変換〈transform〉というタグでそれぞれ1回の変換(一つの変換規則による)が定義されており、変換の入力ファイル〈src〉というタグと出力ファイル〈out〉というタグとに対応する変換規則〈rule〉というタグと変換方法(〈rule〉タグのtype属性)とが定義されている。
【0137】
データコンテンツ受信変換装置5は、変換対応表に記述されている変換〈transform〉の記述順にデータコンテンツを処理する。この変換対応表によって、当該装置5は変換後XML文書を生成するために必要なデータコンテンツのファイルを知り得、また、データコンテンツの送信側の放送局では、データコンテンツの中から変換後XML文書に変換したいデータを自由に選択し、指示することができる。
【0138】
変換規則には使用限度情報(有効期限)が付加されており、変換規則内に記述されているか、変換対応表に記述されている。また、データコンテンツ受信変換装置5は、変換規則を特定してデータコンテンツに対して変換処理を施す前に、変換規則・装置設定記録手段31に記録されている変換規則または変換対応表の使用限度情報(有効期限)をチェックして、期限が切れている場合には、変換規則を、通信回線(インターネット等)を介して取得するか、または、変換規則を放送波によって受信する。
【0139】
図14に示したように、〈DataTransformationTable〉というタグに使用限度情報が記載されている。この実施の形態では、使用限度情報は“20020331”であり、この変換規則が2002年の3月31日まで有効であることを示している。
【0140】
つまり、使用限度情報によって、変換規則の使用期間の限度を設定できることで、放送局等のデータコンテンツ制作者は、現在使用しているデータコンテンツのコンテンツテンプレートの使用期限を予め知り得ることができ、コンテンツテンプレートの使用期限が終わった後、新たなコンテンツテンプレートに変更されるタイミングに合わせて、変換規則の更新を能動的に行うことができる。これによって、データコンテンツ受信変換装置5から通信回線網への接続回数を必要最小限になるように制御して、データコンテンツ送信装置3に対する接続処理の負担や通信回線網のトラフィック軽減、また、ユーザ(視聴者)の通信回線接続料金を節約することができる。
【0141】
また、使用限度情報で設定される使用期間(有効期限内)の変換規則であっても、データコンテンツの変換に失敗した場合には、データコンテンツ受信変換装置5が自動的に、当該データコンテンツの変換に失敗したことを検知し、変換規則の再取得が行われる。
【0142】
さらに、図15にはバイナリテーブル変換規則によってバイナリテーブルを一旦、中間XML文書に変換した後、BML文書と合成(混合)する場合の変換対応表の記述例を示したものである。この記述例では、バイナリテーブル“weaTher.btb”と、BML文書“news.bml”との2つのファイルからデータを抽出し、2段階の変換を経て、変換後XML文書“newsWeather.xml”というファイルを生成している。これによって、複数のBML文書やバイナリテーブルに分割されて送信側から送信されているデータを、一つの変換データに纏めて、読み上げることができる。
【0143】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、データコンテンツ送信装置3およびデータコンテンツ受信変換装置5の各構成の処理を一つずつの過程ととらえたデータコンテンツ送信方法およびデータコンテンツ受信変換方法とみなすことや、各構成の処理を汎用的なコンピュータ言語で記述したデータコンテンツ送信プログラムおよびデータコンテンツ受信変換プログラムとみなすことも可能である。これらの場合、データコンテンツ送信装置3およびデータコンテンツ受信変換装置5と同様の効果を得ることができる。
【0144】
【発明の効果】
請求項1、4記載の発明によれば、変換規則と変換対応表を送信することによって、これらを受信した受信側では、変換対応表によってBMLコンテンツと変換規則とが対応付けられ、この変換規則によって、例えば、BMLコンテンツが音声読み上げ用の変換データに変換されるので、従来のように、BMLコンテンツの各データに予め付加されている分類情報や、BMLコンテンツの定型性に依存することなく、また、BMLコンテンツに付随情報を付加することなく、BMLコンテンツを利用した放送サービス、つまり、音声読み上げ機能によるBMLコンテンツの読み上げサービスを実現することができる。
【0145】
請求項1、2記載の発明によれば、BMLコンテンツと変換規則とを対応させる変換対応表を生成することで、BMLコンテンツに対応した様々な変換規則を設定することができる。
【0146】
請求項記載の発明によれば、変換規則の使用期間の限度を示す使用限度情報を付加することで、一つの変換規則の使用を任意の期間(使用期間)とし、例えば、送信側の放送局により新たな変換規則を提供することによって更新していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態であるデータコンテンツ送受信変換システム(データコンテンツ送信装置およびデータコンテンツ受信変換装置)のブロック図である。
【図2】図1に示したデータコンテンツ送信装置の動作を説明したフローチャートである。
【図3】図1に示したデータコンテンツ受信変換装置の動作を説明したフローチャートである。
【図4】データコンテンツ受信変換装置において行われる処理のイメージ図(概略図)である。
【図5】変換規則(バイナリテーブル変換規則)の記述例を示した図である。
【図6】バイナリテーブル変換規則によって、データ部分の構造が変化する処理(バイナリテーブル変換処理)のイメージ図(概略図)である。
【図7】変換規則(バイナリテーブル変換規則)の記述例を示した図である。
【図8】データコンテンツを変換した場合の変換結果例を示した図である。
【図9】データコンテンツを変換する処理(BML文書バイナリテーブル変換処理)のイメージ図(概略図)である。
【図10】バイナリテーブル変換規則とXSLT使用変換規則とによって、データコンテンツを変換する処理(組み合わせ変換処理)のイメージ図(概略図)である。
【図11】XSLT拡張関数使用変換規則を具体的に記述した記述例を示した図である。
【図12】XSLT拡張関数使用変換規則によって、データコンテンツを変換する処理(XSLT拡張関数使用変換処理)のイメージ図(概略図)である。
【図13】変換規則の取得、特定および更新について説明したフローチャートである。
【図14】データコンテンツと変換規則との変換対応表の記述例を示した図である。
【図15】データコンテンツと2段階の変換規則との変換対応表の記述例を示した図である。
【符号の説明】
1 データコンテンツ送受信変換システム
2 外部機器
3 データコンテンツ送信装置
5 データコンテンツ受信変換装置
7 逐次更新データ入力手段
9 テンプレート入力手段
11 コンテンツテンプレート記録手段
13 データコンテンツ生成手段
15 抽出情報指示手段
17 変換後コンテンツ構成指示手段
19 変換規則・対応表生成手段
21 データコンテンツ送信手段
23 変換規則・対応表記録手段
25 変換規則・対応表送信手段
27 データコンテンツ受信手段
29 変換規則取得手段
31 変換規則・装置設定記録手段
33 データコンテンツ・変換データ記録手段
35 変換データ出力手段

Claims (4)

  1. データおよびこのデータの配置と表示方法を予め設定したテンプレートに基づいて制作したBMLコンテンツと、当該BMLコンテンツのデータ構造を変換する変換規則と、変換対応表とを送信するデータコンテンツ送信装置であって、
    逐次更新されていく前記データを入力する逐次更新データ入力手段と、
    データ放送用に予め設定されている、受信装置の表示画面にデータ放送を表示する際の雛形に相当する前記テンプレートを入力するテンプレート入力手段と、
    前記データを前記テンプレートに埋め込んで、BML文書とバイナリテーブルとを含んだ前記BMLコンテンツを生成するデータコンテンツ生成手段と、
    前記BMLコンテンツに含まれているデータの中から、前記表示画面にデータ放送を表示する前記受信装置とは異なる受信側のデータコンテンツ受信変換装置における変換対象となるデータを指示する抽出指示情報を出力する抽出情報指示手段と、
    前記受信側のデータコンテンツ受信変換装置におけるBMLコンテンツを変換した後のコンテンツの構成を指示する変換後コンテンツ構成指示情報を出力する変換後コンテンツ構成指示手段と、
    前記テンプレートと、前記抽出指示情報と、前記変換後コンテンツ構成指示情報とに基づいて、前記BMLコンテンツを受信する前記受信側のデータコンテンツ受信変換装置毎の前記変換規則、及び、前記BMLコンテンツと前記変換規則とを対応させる前記変換対応表を生成する変換規則生成手段と、
    前記BMLコンテンツと、前記変換規則と、前記変換対応表とを送信するデータコンテンツ送信手段と、
    を備え、
    前記変換対応表は、複数の前記BMLコンテンツの中から選択したBMLコンテンツを前記変換規則によって変換する変換指定をし、
    前記変換規則生成手段は、
    前記BMLコンテンツが、表形式でデータを格納したテーブル構造を有した前記バイナリテーブルによって構成されている場合に、
    前記バイナリテーブルのファイル名およびその構造を指定した変換規則、又は、前記バイナリテーブルの指定と、指定されたバイナリテーブルを検索、若しくは、バイナリテーブル中の位置を指定してデータを取り出す手続きと、前記バイナリテーブルから取り出したデータを変換後XML文書の雛形に埋め込む手続きと、前記変換後XML文書の雛形との記述を含む変換規則を生成し、
    前記BMLコンテンツが、表形式でデータを格納したテーブル構造を有した前記バイナリテーブルおよび複数の前記BML文書によって構成されている場合に、
    前記バイナリテーブルと前記BML文書との少なくとも一方から中間生成XML文書を生成する第一変換規則と、前記第一変換規則によって変換しなかった前記BML文書及び前記中間XML文書を合成し、若しくは、前記中間XML文書同士を合成して変換後XML文書を生成する第二変換規則との2つの変換規則、又は、複数の前記BML文書のいずれかから中間生成XML文書を生成し、前記中間生成XML文書および変換しなかったBML文書のいずれかと、前記バイナリテーブルとを入力として変換した変換後XML文書を生成するXSLTの拡張記述を使用した変換規則を生成する
    ことを特徴とするデータコンテンツ送信装置。
  2. 前記変換対応表は、前記BMLコンテンツに前記変換規則を複数回繰り返し適用し、前記受信側で所望される出力結果を得るために、前記BMLコンテンツを前記変換規則によって変換する変換方法と、前記変換規則を適用する順序とを指定することを特徴とする請求項に記載のデータコンテンツ送信装置。
  3. 前記変換規則生成手段は、前記変換規則の使用期間の限度を示す使用限度情報を当該変換規則に付加することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータコンテンツ送信装置。
  4. データおよびこのデータの配置と表示方法を予め設定したテンプレートに基づいて制作したBMLコンテンツと、当該BMLコンテンツのデータ構造を変換する変換規則と、変換対応表とを送信するためにコンピュータを、
    逐次更新されていく前記データを入力する逐次更新データ入力手段、
    データ放送用に予め設定されている、受信装置の表示画面にデータ放送を表示する際の雛形に相当する前記テンプレートを入力するテンプレート入力手段、
    前記データを前記テンプレートに埋め込んで、BML文書とバイナリテーブルとを含んだ前記BMLコンテンツを生成するデータコンテンツ生成手段、
    前記BMLコンテンツに含まれているデータの中から、前記表示画面にデータ放送を表示する前記受信装置とは異なるデータコンテンツ受信変換装置における変換対象となるデータを指示する抽出指示情報を出力する抽出情報指示手段、
    記データコンテンツ受信変換装置におけるBMLコンテンツを変換した後のコンテンツの構成を指示する変換後コンテンツ構成指示情報を出力する変換後コンテンツ構成指示手段、
    前記テンプレートと、前記抽出指示情報と、前記変換後コンテンツ構成指示情報とに基づいて、前記BMLコンテンツを受信する前記データコンテンツ受信変換装置毎の前記変換規則、及び、前記BMLコンテンツと前記変換規則とを対応させる前記変換対応表を生成する変換規則生成手段、
    前記BMLコンテンツと、前記変換規則と、前記変換対応表とを送信するデータコンテンツ送信手段、
    として機能させ、
    前記変換対応表は、複数の前記BMLコンテンツの中から選択したBMLコンテンツを前記変換規則によって変換する変換指定をし、
    前記変換規則生成手段は、
    前記BMLコンテンツが、表形式でデータを格納したテーブル構造を有した前記バイナリテーブルによって構成されている場合に、
    前記バイナリテーブルのファイル名およびその構造を指定した変換規則、又は、前記バイナリテーブルの指定と、指定されたバイナリテーブルを検索、若しくは、バイナリテーブル中の位置を指定してデータを取り出す手続きと、前記バイナリテーブルから取り出したデータを変換後XML文書の雛形に埋め込む手続きと、前記変換後XML文書の雛形との記述を含む変換規則を生成し、
    前記BMLコンテンツが、表形式でデータを格納したテーブル構造を有した前記バイナリテーブルおよび複数の前記BML文書によって構成されている場合に、
    前記バイナリテーブルと前記BML文書との少なくとも一方から中間生成XML文書を生成する第一変換規則と、前記第一変換規則によって変換しなかった前記BML文書及び前記中間XML文書を合成し、若しくは、前記中間XML文書同士を合成して変換後XML文書を生成する第二変換規則との2つの変換規則、又は、複数の前記BML文書のいずれかから中間生成XML文書を生成し、前記中間生成XML文書および変換しなかったBML文書のいずれかと、前記バイナリテーブルとを入力として変換した変換後XML文書を生成するXSLTの拡張記述を使用した変換規則を生成する
    ことを特徴とするデータコンテンツ送信プログラム。
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