JP2001056416A - 偏波保持光ファイバおよび偏波保持光ファイバ部品 - Google Patents

偏波保持光ファイバおよび偏波保持光ファイバ部品

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JP2001056416A
JP2001056416A JP11234782A JP23478299A JP2001056416A JP 2001056416 A JP2001056416 A JP 2001056416A JP 11234782 A JP11234782 A JP 11234782A JP 23478299 A JP23478299 A JP 23478299A JP 2001056416 A JP2001056416 A JP 2001056416A
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maintaining optical
polarization
polarization maintaining
core
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Ryokichi Matsumoto
亮吉 松本
Hideki Sasaki
佐々木  秀樹
Kenji Nishide
研二 西出
Ryozo Yamauchi
良三 山内
Shigefumi Yamazaki
成史 山崎
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光結合部15での伝搬光の高次モードへの結
合を防ぎ、過剰損失が少なく、かつ容易に偏波軸の調整
を行うことができる偏波保持光ファイバ部品を得る。 【解決手段】 コア11またはクラッド12の同心円
で、応力付与部13,13にかからず、かつその内部に
応力付与部13を含まないもののうち最大のものの直径
が20μm以上である偏波保持光ファイバ14を用いて
製造された偏波保持光ファイバ部品を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ通信分
野、光ファイバを利用したセンサ分野などにおいて有用
な、光ファイバ中の偏波状態を保持したままで光の合
流、分岐を行う偏波保持光ファイバカプラや、直交する
偏波の分離、結合を行う偏波ビームスプリッタなどの偏
波保持光ファイバ部品に関する。
【0002】
【従来の技術】偏波保持光ファイバとは、シングルモー
ド光ファイバ中の応力分布に異方性を持たせることによ
り、光ファイバを伝搬する2つの直交モード間の縮退を
解いて伝搬定数に差を持たせ、モード間の結合をなくし
たものである。これにより、ある偏波に一致した光を光
ファイバに入射すると、その偏波のみが保持されたまま
伝搬する。
【0003】この偏波保持光ファイバとしては、種々の
形式のものがあるが、クラッド内に応力付与部を設けた
応力付与部タイプのものがよく知られており、その応力
付与部の形状等によりPANDA型偏波保持光ファイバ
(以下、PANDAファイバとする。)、ボータイ型偏
波保持光ファイバ、楕円ジャケット型偏波保持光ファイ
バなどが挙げられる。この中でも、PANDAファイバ
は、複屈折率が大きく、偏波保持特性に優れていること
から広く用いられている。
【0004】図4は、従来のPANDAファイバの一例
を示したものである。このPANDAファイバ4は、高
屈折率のコア1と、このコア1の周囲に、このコア1と
同心円状に設けられ、かつこのコア1よりも低屈折率の
クラッド2と、このクラッド2内に、前記コア1を中心
に対称配置され、かつこのクラッド2よりも一般的に低
屈折率である断面円形の2つの応力付与部3、3とから
構成されている。前記応力付与部3には、比較的熱膨張
係数の大きい材料が用いられている。このため、光ファ
イバ母材を溶融線引きし、PANDAファイバ4を製造
する過程において、ガラスの固化の際に、その横方向と
縦方向から異なる応力がコア1部にかかり、この結果、
コア1部に大きな歪みが非等方的に加わり、これにより
PANDAファイバ4に複屈折性が生じるものである。
【0005】このような偏波保持光ファイバより構成さ
れる偏波保持光ファイバ部品として、偏波面を保ったま
ま光の分岐、結合を行う偏波保持光ファイバカプラや、
直交する偏波の分離、結合を行う偏波ビームスプリッタ
等がある。これらの偏波保持光ファイバ部品は、複数の
偏波保持光ファイバのコア同士を近接させ、光ファイバ
間で光が結合を起こす光結合部を構成することにより作
製される。上記複数の偏波保持光ファイバのコア同士を
近接させる方法としては、融着延伸法や研磨法がある
が、信頼性や作業性の面で融着延伸法が優れている。こ
のうち融着延伸法は、偏波保持光ファイバを複数本並列
させ、その長さ方向の一部を加熱し、この加熱部分を溶
融し、長さ方向に延伸して光結合部を形成して偏波保持
光ファイバ部品を製造するものである。
【0006】このような融着延伸法にて偏波保持光ファ
イバ部品を製造する場合、直交する偏波間での漏話(ク
ロストーク)を防ぐために、複数の偏波保持光ファイバ
間で、応力付与部を観察して偏波軸を揃える必要があ
る。この偏波軸を揃える方法としては、特願平02−2
71307号公報などにあるように、クラッドと応力付
与部の屈折率が異なることを利用して、偏波保持光ファ
イバの側方に光源をおき、反対側から観察してファイバ
像の輝度分布プロファイルを求め、応力付与部の位置を
定める方法が一般的である。
【0007】また、融着延伸法で偏波保持光ファイバ部
品を作製する場合、これらの偏波保持光ファイバ部品に
おける光結合部では、偏波保持光ファイバが、融着延伸
されて細径となっており、偏波保持光ファイバを伝搬す
る光は、コアからクラッド部分にしみだして、いわばエ
アクラッドの状態になっている。この状態では、偏波保
持光ファイバのシングルモード条件が成り立たないため
に、偏波保持光ファイバの曲がりや、偏波保持光ファイ
バ内の不均一要因によって、光の高次モードへの結合が
起こり、これが最終的には偏波保持光ファイバ部品の過
剰損失として現れることとなる。
【0008】偏波保持光ファイバでない通常の光ファイ
バを用いて光部品を製造する場合、光ファイバ内の屈折
率はコアとクラッドの差を除けば均一であり、また、コ
アの直径は数μmと小さい。この光ファイバで構成され
る融着延伸型の光部品の光結合部においては、さらに細
く延伸されており、このために、光結合部でのファイバ
内の屈折率不均一は、光の高次モードへの結合を誘発す
るほどではなく、問題とはならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、偏波保
持光ファイバを用いて偏波保持光ファイバ部品を製造す
る場合、そのクラッド内には、直径十数μmの屈折率の
低い応力付与部が存在しており、これが、融着延伸され
た光結合部において、偏波保持型ではない通常の光ファ
イバの場合に比べて、サイズ的に非常に大きな屈折率の
不均一部分として存在することとなる。このために、偏
波保持光ファイバを融着延伸して得られた偏波保持光フ
ァイバ部品においては、その光結合部において、応力付
与部とクラッドとの屈折率の不均一に伴う伝播光の高次
モードへの結合が発生し、故に、偏波保持光ファイバ部
品の過剰損失が増大してしまうという問題があった。こ
の問題は、特に、コアからの光の染みだしの多いfas
t軸方向の光において顕著である。
【0010】この問題を解決するために、例えば特公昭
62−30602号公報に示されているように、応力付
与部の屈折率をクラッドの屈折率に整合させた偏波保持
光ファイバを用いる方法がある。しかしながら、この方
法では、両者の屈折率が整合されているために、屈折率
の違いから応力付与部の位置を観察するのは困難で、上
述の偏波軸の調整法を用いることができないという問題
があった。
【0011】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、偏波保持光ファイバ部品において、その光結合部で
の応力付与部とクラッドにおける屈折率の不均一性によ
る伝播光の高次モードへの結合を抑制し、過剰損失が少
なく、かつ従来の偏波軸調整法において偏波軸の調整を
容易にすることができる偏波保持光ファイバ部品を得る
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下に示す発明を前記課
題の解決手段とした。第1の発明は、コアを囲むクラッ
ド内にコアに対して対称的に配された応力付与部を有す
る偏波保持光ファイバを2本以上並列させ、その長さ方
向の一部を加熱し、この加熱部分を融着し、長さ方向に
延伸して光結合部を形成した偏波保持光ファイバ部品で
あって、上記偏波保持光ファイバとして、コアまたはク
ラッドの同心円で、応力付与部にかからず、かつその内
部に応力付与部を含まないもののうち最大のものの直径
が20μm以上であるものを用いた偏波保持光ファイバ
部品である。
【0013】第2の発明は、第1の発明における偏波保
持光ファイバが、PANDAファイバである偏波保持光
ファイバ部品である。第3の発明は、第1の発明におい
る偏波保持光ファイバの複屈折率が、5×10-5〜5×
10-4である偏波保持光ファイバ部品である。第4の発
明は、第1の発明における偏波保持光ファイバのクロス
トークが、−20dB/km以上である偏波保持光ファ
イバ部品である。
【0014】第5の発明は、第1の発明の偏波保持光フ
ァイバの損失が1dB/km以上である偏波保持光ファ
イバ部品である。第6の発明は、第1の発明の偏波保持
光ファイバ部品のリードファイバの長さが、全て10m
以下である偏波保持光ファイバ部品である。第7の発明
は、第1の発明の偏波保持光ファイバ部品が偏波保持光
ファイバカプラであるものである。第8の発明は、第1
の発明の偏波保持光ファイバ部品が偏波ビームスプリッ
タ、あるは偏波ビームコンバイナであるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。図1は、本発明の偏波保持光ファイバ部品に用い
られる偏波保持光ファイバの一例を示したものである。
この偏波保持光ファイバ14は、PANDAファイバ
であり、図4に示した従来のPANDAファイバ4と同
様の部位からなる。図中符号11はコアを、12はクラ
ッドを、13は応力付与部を示す。PANDAファイバ
14は、偏波保持光ファイバとして複屈折率が大きく、
また偏波軸合わせが容易であり、また、応力付与部13
の形状が単純であるので偏波保持光ファイバの設計、作
製が容易であるため、本発明の偏波保持光ファイバ部品
に用いるのに適している。
【0016】この偏波保持光ファイバ14が、従来のP
ANDAファイバ4と違うのは、応力付与部13、13
間の距離である。すなわち、偏波保持光ファイバ14に
おいては、応力付与部13、13は、コア11またはク
ラッド12の同心円で、応力付与部13、13にかから
ず、かつその内部に応力付与部13、13を含まないも
ののうち最大のものの直径Aが20μm以上、好ましく
は、25〜30μmとなるように配されている。このよ
うな範囲とすれば、偏波保持光ファイバ14により偏波
保持光ファイバ部品を製造した場合に、その光結合部に
おいて、コア11から染みだした光が、クラッド12部
の屈折率の不均一部分、つまり応力付与部13にかかる
ことがないため、伝播光の高次モードへの結合が抑制さ
れ、偏波保持光ファイバ部品の過剰損失が増加すること
がない。
【0017】そして、偏波保持光ファイバ14において
応力付与部13、13の配置を、コア11と応力付与部
13との距離ではなく、上記コア11またはクラッド1
2の同心円で、応力付与部13、13にかからず、かつ
その内部に応力付与部13、13を含まないもののうち
最大のものの直径Aによって規定したのは以下の理由に
よるものである。すなわち、前記配置をコア11との距
離により定義するためには、コア11の大きさが問題と
なるが、このコア11の大きさを規定するのは難しいと
いった問題があるためである。例えば、コア11径をモ
ードフィールド径で定義した場合、波長によってモード
フィールド径が異なってしまうため数値を特定できない
という問題がある。また、実際の偏波保持光ファイバ部
品としたときの過剰損失を抑える効果においても、その
光結合部では、コア11から染み出した光はエアクラッ
ド状態になっていることから、コア11径を規定するこ
とに意味はなく、応力付与部13、13間の距離が意味
を持つためである。
【0018】上記直径Aは、例えば、通常のPANDA
ファイバ4においては12〜17μm程度である。一般
に、偏波保持光ファイバ14において、コア11から応
力付与部13を離したものは、その製造時に、応力付与
部13がコア11に与える応力が低下するために、偏波
保持光ファイバ14の複屈折率の低下や、偏波間のクロ
ストークの劣化等を招いてしまう。よって、従来、この
ような設計の偏波保持光ファイバ14は製造されていな
かった。しかしながら、偏波保持光ファイバ部品を作製
する場合には、使用する偏波保持光ファイバ14の長さ
が短いので、特性の若干劣った偏波保持光ファイバ14
であっても、その影響を受け難く、全く問題とはならな
い。
【0019】詳しく説明すれば、この偏波保持光ファイ
バ14にあっては、コア11と応力付与部13、13の
間が離れているので、必然的に複屈折率が低下し、複屈
折率が5×10-5〜5×10-4の範囲となる。通常のP
ANDAファイバ4では、複屈折率が、5×10-4
度であり、上記偏波保持光ファイバ14においては、こ
れよりも若干劣るが、この用途には全く問題がない。こ
れにより、請求項3に記載のように、その複屈折率を5
×10-5〜5×10-4に特定したものである。
【0020】また、この偏波保持光ファイバ14にあっ
ては、コア11と応力付与部13、13の間が離れてい
るので、必然的にfast軸とslow軸とのクロスト
ークが増加し、前記クロストークが−20dB/km以
上、好ましくは、−20〜−10dB/kmの範囲とな
る。通常のPANDAファイバ4では、前記クロストー
クは−25dB/km程度であり、上記偏波保持光ファ
イバ14においては、これよりも若干劣るが、この用途
においては全く問題がない。これにより、請求項4に記
載のように、そのクロストークを、−20dB/km以
上に特定したものである。
【0021】また、通常のPANDAファイバにおいて
は、損失は、0.2〜0.3dB/km程度であるが、
これは長尺使用に最適化されたものの場合であり、上記
偏波保持光ファイバ14にあっては短尺であるため、損
失が1dB/km以上であっても、この用途においては
全く問題がない。これにより、請求項5に記載のよう
に、その損失を1dB/km以上に特定したものであ
る。
【0022】このような偏波保持光ファイバ14を複数
本用いて偏波保持光ファイバ部品を構成する場合には、
その使用するリードファイバの長さが、10m以下であ
ることが好ましい。この範囲であれば、例えば、偏波間
のクロストークが−20dB/kmの偏波保持光ファイ
バ14であっても、その長さが10mであれば、そのク
ロストークは、−40dB程度となり、また、損失が1
dB/kmの偏波保持光ファイバ14であっても、長さ
10mでの損失は0.01dB程度となり、偏波保持光
ファイバ14としては、問題のない十分に良好な範囲と
なる。これにより、請求項6に記載のように、そのリー
ドファイバの長さを10m以下に特定したものである。
【0023】このような偏波保持光ファイバ14におい
て、コア11は、酸化ゲルマニウム(GeO2)をドー
プした石英ガラスからなり、クラッド12は石英ガラス
からなり、応力付与部13は酸化ホウ素(B2O3)を比
較的多量にドープした石英ガラスからなる。応力付与部
13の外径、コア11とクラッド12との比屈折率差、
クラッド12と応力付与部13の比屈折率差は、それぞ
れ所望の特性などによって適宜設定される。また、通常
コア11のモードフィールド径は4〜10μm程度とさ
れ、クラッド12の外径は125μm程度とされる。
【0024】このような偏波保持光ファイバ14を複数
本並列させ、その長さ方向の一部を加熱し、この加熱部
分を融着して長さ方向に延伸して光結合部を形成するこ
とによって偏波保持光ファイバ部品を製造することがで
きる。このとき、複数の偏波保持光ファイバ14は、応
力付与部13、13の中心と、その間に位置するコア1
1の中心とを直線で結ぶ偏波軸と、2つのコア11、1
1の中心を結んだ直線とがそれぞれ直角となるように位
置が調製され、偏波面が保たれるようにして融着され
る。また、融着部分の延伸の長さは、偏波保持光ファイ
バ部品に求められる光結合度によって決まる。逆にいえ
ば、この延伸長により、偏波保持光ファイバ部品の光結
合度が調整される。
【0025】図2は、本発明の偏波保持光ファイバ部品
の一例としての偏波保持光ファイバカプラ16を示すも
のである。この偏波保持光ファイバカプラ16は、2本
の偏波保持光ファイバ14、14により形成された2×
2型のものであり、光が入射または出射されるポート1
〜4(偏波保持光ファイバ部品16において、光の入射
および出射される偏波保持光ファイバ14の部分をポー
トという。図中各ポートに1〜4の数字を付けその位置
を示した。)と、光結合部15からなるものである。こ
の偏波保持光ファイバカプラ16における光結合部15
は、ポート1からfast軸方向の光を入射し、ポート
3、4で示される光出射量を測定しながら延伸を行い、
50%の光結合度が得られた時点で延伸を終了して形成
したものである。このようにして製造した偏波保持光フ
ァイバカプラ16においては、ポート1から入射した光
は、分岐してポート3とポート4から出射する。
【0026】このように図1に示した偏波保持光ファイ
バ14を用いて得られた偏波保持光ファイバカプラ16
は、光結合部15においてコア11から染みだした光の
高次モードへの結合を抑制することができるので、過剰
損失が少ないものである。また、この偏波保持光ファイ
バカプラ16においては、クラッド12と応力付与部1
3とに屈折率の差が保たれたものであるので、上述の従
来の偏波軸の調整方法を用いて、光部品作製時、あるい
は他部品への接続時の偏波軸整合を容易に行うことがで
きる。
【0027】なお、上述の実施の例においては、偏波保
持光ファイバ14として、PANDAファイバを用いた
ものであるが、これに限定されるものではなく、ボータ
イ型光ファイバ、楕円ジャケット型光ファイバなどの応
力付与部を有する偏波保持光ファイバであればよい。ま
た、上述の実施の例においては、偏波保持光ファイバ部
品として偏波保持光ファイバカプラ16を例として挙げ
たが、これに限定されるものではなく、偏波保持光ファ
イバを用いて製造されるもの、例えば、偏波ビームスプ
リッタまたは偏波ビームコンバイナ等であってもよい。
【0028】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を詳しく説明す
る。 (実施例1)偏波保持光ファイバ14における、コア1
1またはクラッド12の同心円で、応力付与部13、1
3にかからないもののうち最大のものの直径Aが22μ
mであるPANDAファイバを2本並列させ、その長さ
方向の一部を加熱し、fast軸方向の光のみのモニタ
を行いながら、その長さ方向に延伸を行い、2つの出射
ポートの結合度が、50%となったところで、延伸を停
止して光結合部15を形成し、2×2偏波保持光ファイ
バカプラ16を作製した。そして、この偏波保持光ファ
イバカプラのfast軸方向の光損失をカットバック法
にて測定した。この時のfast軸方向の光の過剰損失
は、0.8dBであった。
【0029】(実施例2)上記直径Aを、27μmにし
た以外は、実施例1と同様にして、実施例2の偏波保持
光ファイバカプラ16を作製し、fast軸方向の光損
失を測定した。この時のfast軸方向の光の過剰損失
は、0.4dBであった。
【0030】(比較例)上記直径Aを、17μmにした
以外は、実施例1と同様にして、比較例2の偏波保持光
ファイバカプラ16を作製し、fast軸方向の光損失
を測定した。この時のfast軸方向の光の過剰損失
は、16dBであった。
【0031】これらの実施例により、融着延伸によりf
ast軸方向の光について2つの出射ポートの結合度が
50%となった時点でのfast軸方向についての過剰
損失と、上記直径Aとの関係をプロットしたグラフを図
3に示す。これにより過剰損失を1dB以下にするため
には、直径Aが20μm以上であることが必要であるこ
とがわかる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、応力付与部をコアから引き離した設計の偏波保
持光ファイバを用いるので、偏波保持光ファイバ内の屈
折率不均一に起因する伝播光の高次モードへの結合を抑
制することができ、特に、この効果の大きなfast軸
方向の光に関して過剰損失の少ない偏波保持光ファイバ
部品を得ることができる。また、このような偏波保持光
ファイバ部品においては、クラッドと応力付与部の屈折
率の差が保たれることから、LD光源やアンプ、あるい
はその他の受動偏波保持光ファイバ部品や幹線系光ファ
イバ等との接続に際して、その偏波軸を容易に整合させ
ることができる。
【0033】また、請求項2の発明によれば、上記偏波
保持光ファイバに、PANDA型偏波保持光ファイバを
用いているので、設計、作製が容易で、また、PAND
Aファイバの軸合わせの容易さから低クロストークで、
かつLD光源やアンプ、あるいは他の受動偏波保持光フ
ァイバ部品や幹線系光ファイバとの接続が容易である偏
波保持光ファイバ部品を得ることができる。請求項3〜
5の発明によれば、従来のものよりも、複屈折率、偏波
間のクロストーク、光損失において若干劣る偏波保持光
ファイバであっても、偏波保持光ファイバ部品を構成す
ることができ、この用途においては全く問題がなく、過
剰損失の少ない良好な偏波保持光ファイバ部品を得るこ
とができる。また、請求項6の発明によれば、偏波保持
光ファイバ部品のリードファイバの長さが、全て10m
以下であるので、従来のものよりも若干特性の劣る偏波
保持光ファイバを用いても、過剰損失の少ない特性の良
好な偏波保持光ファイバ部品を得ることができる。
【0034】請求項7の発明においては、過剰損失が少
なく、偏波軸の調整が容易な偏波保持光ファイバカプラ
を得ることができる。請求項8の発明においては、過剰
損失が少なく、偏波軸の調整が容易な偏波ビームスプリ
ッタあるは偏波ビームコンバイナを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられる偏波保持光ファイバの一
例を示した断面図である。
【図2】 本発明の偏波保持光ファイバ部品の一例を示
した概略図である。
【図3】 実施例における直径Aの長さと過剰損失との
関係を示したグラフである。
【図4】 従来の偏波保持光ファイバの一例を示した断
面図である。
【符号の説明】 11 コア 12 クラッド 13 応力付与部 14 偏波保持光ファイバ 15 光結合部 16 偏波保持光ファイバカプラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月9日(2000.2.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 偏波保持光ファイバおよび偏波保持光
ファイバ部品
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ通信分
野、光ファイバを利用したセンサ分野などにおいて有用
な、光ファイバ中の偏波状態を保持したままで光の合
流、分岐を行う偏波保持光ファイバカプラや、直交する
偏波の分離、結合を行う偏波ビームスプリッタなどの偏
波保持光ファイバ部品およびこれらの製造に用いられる
偏波保持光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】偏波保持光ファイバとは、シングルモー
ド光ファイバ中の応力分布に異方性を持たせることによ
り、光ファイバを伝搬する2つの直交モード間の縮退を
解いて伝搬定数に差を持たせ、モード間の結合をなくし
たものである。これにより、ある偏波に一致した光を光
ファイバに入射すると、その偏波のみが保持されたまま
伝搬する。
【0003】この偏波保持光ファイバとしては、種々の
形式のものがあるが、クラッド内に応力付与部を設けた
応力付与部タイプのものがよく知られており、その応力
付与部の形状等によりPANDA型偏波保持光ファイバ
(以下、PANDAファイバとする。)、ボータイ型偏
波保持光ファイバ、楕円ジャケット型偏波保持光ファイ
バなどが挙げられる。この中でも、PANDAファイバ
は、複屈折率が大きく、偏波保持特性に優れていること
から広く用いられている。
【0004】図4は、従来のPANDAファイバの一例
を示したものである。このPANDAファイバ4は、高
屈折率のコア1と、このコア1の周囲に、このコア1と
同心円状に設けられ、かつこのコア1よりも低屈折率の
クラッド2と、このクラッド2内に、前記コア1を中心
に対称配置され、かつこのクラッド2よりも一般的に低
屈折率である断面円形の2つの応力付与部3、3とから
構成されている。前記応力付与部3には、比較的熱膨張
係数の大きい材料が用いられている。このため、光ファ
イバ母材を溶融線引きし、PANDAファイバ4を製造
する過程において、ガラスの固化の際に、横方向と縦方
向から異なる応力がコア1部にかかり、この結果、コア
1部に大きな歪みが非等方的に加わり、これによりPA
NDAファイバ4に複屈折性が生じるものである。
【0005】このような偏波保持光ファイバより構成さ
れる偏波保持光ファイバ部品として、偏波面を保ったま
ま光の分岐、結合を行う偏波保持光ファイバカプラや、
直交する偏波の分離、結合を行う偏波ビームスプリッタ
等がある。これらの偏波保持光ファイバ部品は、複数の
偏波保持光ファイバのコア同士を近接させ、光ファイバ
間で光が結合を起こす光結合部を構成することにより作
製される。上記複数の偏波保持光ファイバのコア同士を
近接させる方法としては、融着延伸法や研磨法がある
が、信頼性や作業性の面で融着延伸法が優れている。こ
のうち融着延伸法は、偏波保持光ファイバを複数本並列
させ、その長さ方向の一部を加熱し、この加熱部分を溶
融し、長さ方向に延伸して光結合部を形成して偏波保持
光ファイバ部品を製造するものである。
【0006】このような融着延伸法にて偏波保持光ファ
イバ部品を製造する場合、直交する偏波間での漏話(ク
ロストーク)を防ぐために、複数の偏波保持光ファイバ
間で、応力付与部を観察して偏波軸を揃える必要があ
る。この偏波軸を揃える方法としては、特願平02−2
71307号公報などにあるように、クラッドと応力付
与部の屈折率が異なることを利用して、偏波保持光ファ
イバの側方に光源をおき、反対側から観察してファイバ
像の輝度分布プロファイルを求め、応力付与部の位置を
定める方法が一般的である。
【0007】また、融着延伸法で偏波保持光ファイバ部
品を作製する場合、これらの偏波保持光ファイバ部品に
おける光結合部では、偏波保持光ファイバが、融着延伸
されて細径となっており、偏波保持光ファイバを伝搬す
る光は、コアからクラッド部分にしみだして、いわばエ
アクラッドの状態になっている。この状態では、偏波保
持光ファイバのシングルモード条件が成り立たないため
に、偏波保持光ファイバの曲がりや、偏波保持光ファイ
バ内の不均一要因によって、光の高次モードへの結合が
起こり、これが最終的には偏波保持光ファイバ部品の過
剰損失として現れることとなる。
【0008】偏波保持光ファイバでない通常の光ファイ
バを用いて光部品を製造する場合、光ファイバ内の屈折
率はコアとクラッドの差を除けば均一であり、また、コ
アの直径は数μmと小さい。この光ファイバで構成され
る融着延伸型の光部品の光結合部においては、さらに細
く延伸されており、このために、光結合部でのファイバ
内の屈折率不均一は、光の高次モードへの結合を誘発す
るほどではなく、問題とはならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、偏波保
持光ファイバを用いて偏波保持光ファイバ部品を製造す
る場合、そのクラッド内には、直径十数μmの屈折率の
低い応力付与部が存在しており、これが、融着延伸され
た光結合部において、偏波保持型ではない通常の光ファ
イバの場合に比べて、サイズ的に非常に大きな屈折率の
不均一部分として存在することとなる。このために、偏
波保持光ファイバを融着延伸して得られた偏波保持光フ
ァイバ部品においては、その光結合部において、応力付
与部とクラッドとの屈折率の不均一に伴う伝播光の高次
モードへの結合が発生し、故に、偏波保持光ファイバ部
品の過剰損失が増大してしまうという問題があった。こ
の問題は、特に、コアからの光の染みだしの多いfas
t軸方向の光において顕著である。
【0010】この問題を解決するために、例えば特公昭
62−30602号公報に示されているように、応力付
与部の屈折率をクラッドの屈折率に整合させた偏波保持
光ファイバを用いる方法がある。しかしながら、この方
法では、両者の屈折率が整合されているために、屈折率
の違いから応力付与部の位置を観察するのは困難で、上
述の偏波軸の調整法を用いることができないという問題
があった。
【0011】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、偏波保持光ファイバ部品において、その光結合部で
の応力付与部とクラッドにおける屈折率の不均一性によ
る伝播光の高次モードへの結合を抑制し、過剰損失が少
なく、かつ従来の偏波軸調整法において偏波軸の調整を
容易にすることができる偏波保持光ファイバ部品を得る
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下に示す発明を前記課
題の解決手段とした。第1の発明は、コアを囲むクラッ
ド内にコアに対して対称的に配された応力付与部を有す
る偏波保持光ファイバであって、上記偏波保持光ファイ
バとして、コアまたはクラッドの同心円で、応力付与部
にかからず、かつその内部に応力付与部を含まないもの
のうち最大のものの直径が20μm以上である偏波保持
光ファイバである。
【0013】第2の発明は、第1の発明における偏波保
持光ファイバが、PANDAファイバである偏波保持光
ファイバである。第3の発明は、第1の発明においる偏
波保持光ファイバの複屈折率が、5×10-5〜5×10
-4である偏波保持光ファイバである。第4の発明は、第
1の発明における偏波保持光ファイバのクロストーク
が、−20dB/km以上である偏波保持光ファイバ
ある。第5の発明は、第1の発明の偏波保持光ファイバ
の損失が1dB/km以上である偏波保持光ファイバ
ある。
【0014】第6の発明は、第1ないし5のいずれかの
偏波保持光ファイバを2本以上並列させ、その長さ方向
の一部を加熱し、この加熱部分を融着し、長さ方向に延
伸して光結合部を形成した偏波保持光ファイバ部品であ
第7の発明は、第6の発明の偏波保持光ファイバ部
品のリードファイバの長さが、全て10m以下である偏
波保持光ファイバ部品である第8の発明は、第6また
は第7の発明の偏波保持光ファイバ部品が偏波保持光フ
ァイバカプラであるものである。第9の発明は、第6ま
たは第7の発明の偏波保持光ファイバ部品が偏波ビーム
スプリッタ、あるは偏波ビームコンバイナであるもので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。図1は、本発明の偏波保持光ファイバ部品に用い
られる偏波保持光ファイバの一例を示したものである。
この偏波保持光ファイバ14は、PANDAファイバ
であり、図4に示した従来のPANDAファイバ4と同
様の部位からなる。図中符号11はコアを、12はクラ
ッドを、13は応力付与部を示す。PANDAファイバ
14は、偏波保持光ファイバとして複屈折率が大きく、
また偏波軸合わせが容易であり、また、応力付与部13
の形状が単純であるので偏波保持光ファイバの設計、作
製が容易であるため、本発明の偏波保持光ファイバ部品
に用いるのに適している。
【0016】この偏波保持光ファイバ14が、従来のP
ANDAファイバ4と違うのは、応力付与部13、13
間の距離である。すなわち、偏波保持光ファイバ14に
おいては、応力付与部13、13は、コア11またはク
ラッド12の同心円で、応力付与部13、13にかから
ず、かつその内部に応力付与部13、13を含まないも
ののうち最大のものの直径Aが20μm以上、好ましく
は、25〜30μmとなるように配されている。このよ
うな範囲とすれば、偏波保持光ファイバ14により偏波
保持光ファイバ部品を製造した場合に、その光結合部に
おいて、コア11から染みだした光が、クラッド12部
の屈折率の不均一部分、つまり応力付与部13にかかる
ことがないため、伝播光の高次モードへの結合が抑制さ
れ、偏波保持光ファイバ部品の過剰損失が増加すること
がない。
【0017】そして、偏波保持光ファイバ14において
応力付与部13、13の配置を、コア11と応力付与部
13との距離ではなく、上記コア11またはクラッド1
2の同心円で、応力付与部13、13にかからず、かつ
その内部に応力付与部13、13を含まないもののうち
最大のものの直径Aによって規定したのは以下の理由に
よるものである。すなわち、前記配置をコア11との距
離により定義するためには、コア11の大きさが問題と
なるが、このコア11の大きさを規定するのは難しいと
いった問題があるためである。例えば、コア11径をモ
ードフィールド径で定義した場合、波長によってモード
フィールド径が異なってしまうため数値を特定できない
という問題がある。また、実際の偏波保持光ファイバ部
品としたときの過剰損失を抑える効果においても、その
光結合部では、コア11から染み出した光はエアクラッ
ド状態になっていることから、コア11径を規定するこ
とに意味はなく、応力付与部13、13間の距離が意味
を持つためである。
【0018】上記直径Aは、例えば、通常のPANDA
ファイバ4においては12〜17μm程度である。一般
に、偏波保持光ファイバ14において、コア11から応
力付与部13を離したものは、その製造時に、応力付与
部13がコア11に与える応力が低下するために、偏波
保持光ファイバ14の複屈折率の低下や、偏波間のクロ
ストークの劣化等を招いてしまう。よって、従来、この
ような設計の偏波保持光ファイバ14は製造されていな
かった。しかしながら、偏波保持光ファイバ部品を作製
する場合には、使用する偏波保持光ファイバ14の長さ
が短いので、特性の若干劣った偏波保持光ファイバ14
であっても、その影響を受け難く、全く問題とはならな
い。
【0019】詳しく説明すれば、この偏波保持光ファイ
バ14にあっては、コア11と応力付与部13、13の
間が離れているので、必然的に複屈折率が低下し、複屈
折率が5×10-5〜5×10-4の範囲となる。通常のP
ANDAファイバ4では、屈折率が、5×10-4
度であり、上記偏波保持光ファイバ14においては、こ
れよりも若干劣るが、この用途には全く問題がない。こ
れにより、請求項3に記載のように、その複屈折率を、
5×10-5〜5×10-4に特定したものである。
【0020】また、この偏波保持光ファイバ14にあっ
ては、コア11と応力付与部13、13の間が離れてい
るので、必然的にfast軸とslow軸とのクロスト
ークが増加し、前記クロストークが−20dB/km以
上、好ましくは、−20〜−10dB/kmの範囲とな
る。通常のPANDAファイバ4では、前記クロストー
クは−25dB/km程度であり、上記偏波保持光ファ
イバ14においては、これよりも若干劣るが、この用途
においては全く問題がない。これにより、請求項4に記
載のように、そのクロストークを、−20dB/km以
上に特定したものである。
【0021】また、通常のPANDAファイバにおいて
は、損失は、0.2〜0.3dB/km程度であるが、
これは長尺使用に最適化されたものの場合であり、上記
偏波保持光ファイバ14にあっては短尺であるため、損
失が1dB/km以上であっても、この用途においては
全く問題がない。これにより、請求項5に記載のよう
に、その損失を1dB/km以上に特定したものであ
る。
【0022】このような偏波保持光ファイバ14を複数
本用いて偏波保持光ファイバ部品を構成する場合には、
その使用するリードファイバの長さが、10m以下であ
ることが好ましい。この範囲であれば、例えば、偏波間
のクロストークが−20dB/kmの偏波保持光ファイ
バ14であっても、その長さが10mであれば、そのク
ロストークは、−40dB程度となり、また、損失が1
dB/kmの偏波保持光ファイバ14であっても、長さ
10mでの損失は0.01dB程度となり、偏波保持光
ファイバ14としては、問題のない十分に良好な範囲と
なる。これにより、請求項7に記載のように、そのリー
ドファイバの長さを10m以下に特定したものである。
【0023】このような偏波保持光ファイバ14におい
て、コア11は、酸化ゲルマニウム(GeO2)をドー
プした石英ガラスからなり、クラッド12は石英ガラス
からなり、応力付与部13は酸化ホウ素(B2O3)を比
較的多量にドープした石英ガラスからなる。応力付与部
13の外径、コア11とクラッド12との比屈折率差、
クラッド12と応力付与部13の比屈折率差は、それぞ
れ所望の特性などによって適宜設定される。また、通常
コア11のモードフィールド径は4〜10μm程度とさ
れ、クラッド12の外径は125μm程度とされる。
【0024】このような偏波保持光ファイバ14を複数
本並列させ、その長さ方向の一部を加熱し、この加熱部
分を融着して長さ方向に延伸して光結合部を形成するこ
とによって偏波保持光ファイバ部品を製造することがで
きる。このとき、複数の偏波保持光ファイバ14は、応
力付与部13、13の中心と、その間に位置するコア1
1の中心とを直線で結ぶ偏波軸と、2つのコア11、1
1の中心を結んだ直線とがそれぞれ直角となるように位
置が調製され、偏波面が保たれるようにして融着され
る。また、融着部分の延伸の長さは、偏波保持光ファイ
バ部品に求められる光結合度によって決まる。逆にいえ
ば、この延伸長により、偏波保持光ファイバ部品の光結
合度が調整される。
【0025】図2は、本発明の偏波保持光ファイバ部品
の一例としての偏波保持光ファイバカプラ16を示すも
のである。この偏波保持光ファイバカプラ16は、2本
の偏波保持光ファイバ14、14により形成された2×
2型のものであり、光が入射または出射されるポート1
〜4(偏波保持光ファイバ部品16において、光の入射
および出射される偏波保持光ファイバ14の部分をポー
トという。図中各ポートに1〜4の数字を付けその位置
を示した。)と、光結合部15からなるものである。こ
の偏波保持光ファイバカプラ16における光結合部15
は、ポート1からfast軸方向の光を入射し、ポート
3、4で示される光出射量を測定しながら延伸を行い、
50%の光結合度が得られた時点で延伸を終了して形成
したものである。このようにして製造した偏波保持光フ
ァイバカプラ16においては、ポート1から入射した光
は、分岐してポート3とポート4から出射する。
【0026】このように図1に示した偏波保持光ファイ
バ14を用いて得られた偏波保持光ファイバカプラ16
は、光結合部15においてコア11から染みだした光の
高次モードへの結合を抑制することができるので、過剰
損失が少ないものである。また、この偏波保持光ファイ
バカプラ16においては、クラッド12と応力付与部1
3とに屈折率の差が保たれたものであるので、上述の従
来の偏波軸の調整方法を用いて、光部品作製時、あるい
は他部品への接続時の偏波軸整合を容易に行うことがで
きる。
【0027】なお、上述の実施の例においては、偏波保
持光ファイバ14として、PANDAファイバを用いた
ものであるが、これに限定されるものではなく、ボータ
イ型光ファイバ、楕円ジャケット型光ファイバなどの応
力付与部を有する偏波保持光ファイバであればよい。ま
た、上述の実施の例においては、偏波保持光ファイバ部
品として偏波保持光ファイバカプラ16を例として挙げ
たが、これに限定されるものではなく、偏波保持光ファ
イバを用いて製造されるもの、例えば、偏波ビームスプ
リッタまたは偏波ビームコンバイナ等であってもよい。
【0028】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を詳しく説明す
る。 (実施例1)偏波保持光ファイバ14における、コア1
1またはクラッド12の同心円で、応力付与部13、1
3にかからないもののうち最大のものの直径Aが22μ
mであるPANDAファイバを2本並列させ、その長さ
方向の一部を加熱し、fast軸方向の光のみのモニタ
を行いながら、その長さ方向に延伸を行い、2つの出射
ポートの結合度が、50%となったところで、延伸を停
止して光結合部15を形成し、2×2偏波保持光ファイ
バカプラ16を作製した。そして、この偏波保持光ファ
イバカプラのfast軸方向の光損失をカットバック法
にて測定した。この時のfast軸方向の光の過剰損失
は、0.8dBであった。
【0029】(実施例2)上記直径Aを、27μmにし
た以外は、実施例1と同様にして、実施例2の偏波保持
光ファイバカプラ16を作製し、fast軸方向の光損
失を測定した。この時のfast軸方向の光の過剰損失
は、0.4dBであった。
【0030】(比較例)上記直径Aを、17μmにした
以外は、実施例1と同様にして、比較例2の偏波保持光
ファイバカプラ16を作製し、fast軸方向の光損失
を測定した。この時のfast軸方向の光の過剰損失
は、16dBであった。
【0031】これらの実施例により、融着延伸によりf
ast軸方向の光について2つの出射ポートの結合度が
50%となった時点でのfast軸方向についての過剰
損失と、上記直径Aとの関係をプロットしたグラフを図
3に示す。これにより過剰損失を1dB以下にするため
には、直径Aが20μm以上であることが必要であるこ
とがわかる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、応力付与部をコアから引き離した設計の
偏波保持光ファイバであるので、偏波保持光ファイバ部
品を製造する際に、偏波保持光ファイバ内の屈折率不均
一に起因する伝播光の高次モードへの結合を抑制するこ
とができ、特に、この効果の大きなfast軸方向の光
に関して過剰損失の少ない偏波保持光ファイバ部品を得
ることができる。
【0033】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記偏波保持光ファイバ、PANDA型偏波保持光ファ
イバであるので、設計、作製が容易であり、また、この
偏波保持光ファイバを用いれば、PANDAファイバの
軸合わせの容易さから低クロストークで、かつLD光
源、アンプ、他の受動偏波保持光ファイバ部品や幹線系
光ファイバとの接続が容易である偏波保持光ファイバ部
品を得ることができる。請求項3〜5に記載の発明によ
れば、従来のものよりも、複屈折率、偏波間のクロスト
ーク、光損失において若干劣る偏波保持光ファイバであ
っても、偏波保持光ファイバ部品を構成することがで
き、この用途においては全く問題がなく、過剰損失の少
ない良好な偏波保持光ファイバ部品を得ることができ
る。
【0034】請求項6に記載の発明によれば、過剰損失
の少ない特性の良好な偏波保持光ファイバ部品を得るこ
とができる。また、クラッドと応力付与部の屈折率の差
が保たれることから、LD光源やアンプ、あるいはその
他の受動偏波保持光ファイバ部品や幹線系光ファイバ等
との接続に際して、その偏波軸を容易に整合させること
ができる。 また、請求項7に記載の発明によれば、偏波
保持光ファイバ部品のリードファイバの長さが、全て1
0m以下であるので、従来のものよりも若干特性の劣る
偏波保持光ファイバを用いても、過剰損失の少ない特性
の良好な偏波保持光ファイバ部品を得ることができる。
【0035】 請求項8に記載の発明においては、過剰損
失が少なく、偏波軸の調整が容易な偏波保持光ファイバ
カプラを得ることができる。請求項9に記載の発明にお
いては、過剰損失が少なく、偏波軸の調整が容易な偏波
ビームスプリッタあるは偏波ビームコンバイナを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられる偏波保持光ファイバの一
例を示した断面図である。
【図2】 本発明の偏波保持光ファイバ部品の一例を示
した概略図である。
【図3】 実施例における直径Aの長さと過剰損失との
関係を示したグラフである。
【図4】 従来の偏波保持光ファイバの一例を示した断
面図である。
【符号の説明】 11 コア 12 クラッド 13 応力付与部 14 偏波保持光ファイバ 15 光結合部 16 偏波保持光ファイバカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西出 研二 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 山内 良三 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 山崎 成史 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H050 AB04Y AB05X AB73 AC44

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアを囲むクラッド内にコアに対して対
    称的に配された応力付与部を有する偏波保持光ファイバ
    を2本以上並列させ、その長さ方向の一部を加熱し、こ
    の加熱部分を融着し、長さ方向に延伸して光結合部を形
    成した偏波保持光ファイバ部品であって、 上記偏波保持光ファイバとして、コアまたはクラッドの
    同心円で、応力付与部にかからず、かつその内部に応力
    付与部を含まないもののうち最大のものの直径が20μ
    m以上であるものを用いたことを特徴とする偏波保持光
    ファイバ部品。
  2. 【請求項2】 上記偏波保持光ファイバが、PANDA
    型偏波保持光ファイバであることを特徴とする請求項1
    に記載の偏波保持光ファイバ部品。
  3. 【請求項3】 上記偏波保持光ファイバの複屈折率が、
    5×10-5〜5×10-4であることを特徴とする請求項
    1に記載の偏波保持光ファイバ部品。
  4. 【請求項4】 上記偏波保持光ファイバのクロストーク
    が、−20dB/km以上であることを特徴とする請求
    項1に記載の偏波保持光ファイバ部品。
  5. 【請求項5】 上記偏波保持光ファイバの損失が1dB
    /km以上であることを特徴とする請求項1に記載の偏
    波保持光ファイバ部品。
  6. 【請求項6】 上記偏波保持光ファイバ部品のリードフ
    ァイバの長さが、全て10m以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載の偏波保持光ファイバ部品。
  7. 【請求項7】 偏波保持光ファイバカプラであることを
    特徴とする請求項1に記載の偏波保持光ファイバ部品。
  8. 【請求項8】 偏波ビームスプリッタあるいは偏波ビー
    ムコンバイナであることを特徴とする請求項1に記載の
    偏波保持光ファイバ部品。
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