JP2001055922A - 建設機械の熱交換装置 - Google Patents

建設機械の熱交換装置

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JP2001055922A
JP2001055922A JP11229584A JP22958499A JP2001055922A JP 2001055922 A JP2001055922 A JP 2001055922A JP 11229584 A JP11229584 A JP 11229584A JP 22958499 A JP22958499 A JP 22958499A JP 2001055922 A JP2001055922 A JP 2001055922A
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Japan
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heat exchanger
net
net assembly
oil cooler
heat
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JP11229584A
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English (en)
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Kazunori Nakamura
和則 中村
Koji Tahara
晃司 多原
Koji Kawasaki
浩二 川崎
Atsushi Sonoda
淳 園田
Atsushi Igarashi
敦志 五十嵐
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
    • E02F9/0866Engine compartment, e.g. heat exchangers, exhaust filters, cooling devices, silencers, mufflers, position of hydraulic pumps in the engine compartment

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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器に装着される防護ネットを容易に着
脱でき、もって熱交換器等の掃除やメンテナンスを行う
上での便宜を図る。 【解決手段】 オイルクーラ14の前面部には、ネット
組立体20が装着されるが、このネット組立体20は、
前部ネット構成体21と天板部22とから構成され、天
板部22の左右の両側部には取付板23が立設されてお
り、この取付板23にはねじ座23aが固着して設けら
れ、オイルクーラ14の左右両側部には断面が概略U字
状に形成したガイドレール24,24が相対向する状態
にして設けられており、ネット組立体20の前部ネット
構成体21におけるフレーム21aの両側部がこれらガ
イドレール24に挿通させた状態にして組み込まれ、オ
イルクーラ14の前面上部位置には左右にブラケット2
5が立設されており、蝶ねじ26によりネット組立体2
0が固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルその
他の建設機械に装着される複数の熱交換器をユニット化
してなる熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械の一例としての油圧ショベル
は、その下部走行体による走行及び上部旋回体の旋回
は、油圧モータにより駆動され、また上部旋回体に設置
した掘削作業機は油圧シリンダにより駆動される。これ
ら油圧モータ及び油圧シリンダからなる油圧アクチュエ
ータに圧油を供給するために油圧ポンプが設置され、こ
の油圧ポンプを駆動するためにエンジンが設けられる。
【0003】エンジンは上部旋回体のエンジンルームに
設置され、このエンジンルームはほぼ全体がカバーで覆
われる。そして、エンジンがオーバーヒートしないよう
に温度制御を行うためにラジエータが付設される。ま
た、油圧ポンプから吐出される圧油は各油圧アクチュエ
ータに供給され、これら各油圧アクチュエータからの戻
り油は作動油タンクに還流されるが、この間に作動油の
温度が上昇することになる。作動油の温度が高くなり過
ぎると、粘性が極端に低下してシール漏れが発生する等
の不都合があるので、油圧アクチュエータからの戻り油
をオイルクーラで冷却するようにしている。
【0004】ラジエータ及びオイルクーラは共に熱交換
器であって、これらの熱交換器はエンジンルームに配置
されて、エンジン(または油圧ポンプ)により駆動され
る冷却ファンからの冷却風によりエンジン冷却水及び作
動油からなる被冷却流体を冷却するようにしている。こ
のために、これら2個の熱交換器は配管接続部(及びタ
ンク部)と通風部とから構成される。通風部には被冷却
用流体を通す細管が多数設けられ、これら各細管には多
数の放熱フィンが取り付けられている。そして、冷却フ
ァンによる冷却風の流れ方向において、その上流側には
オイルクーラが、下流側にはラジエータが設置されるの
が一般的である。また、エンジンルームを構成するカバ
ーには、外気の取り入れ口と排気口とが形成されてお
り、冷却ファンを作動させると、外気取り入れ口から取
り入れた外気がオイルクーラ及びラジエータのそれぞれ
の通風部を通過する間に、細管内を流れる被冷却流体が
この外気と熱交換することになる。
【0005】さらに、前述したラジエータ及びオイルク
ーラに加えて、インタクーラを設ける構成としたものも
知られている。ここで、インタクーラは、エンジンにお
ける燃料に混合される空気を過給状態にする過給機から
の空気を冷却するためのものである。従って、インタク
ーラ内を流れる被冷却流体は過給用の空気であるが、こ
の過給用の空気の温度は、エンジン冷却水や作動油の温
度より低くするために、冷却風の流れにおける最上流側
の位置に設置される。以上のことから、建設機械におけ
る熱交換装置としては、冷却ファンと、この冷却ファン
による冷却風の流路に並設した2個または3個の熱交換
器から構成される。
【0006】ところで、熱交換器の通風部を通過する冷
却風は外気を取り入れたものであり、しかも建設機械は
工事現場等で作業することから、塵埃,枯れ葉,シート
状物,虫,その他の異物が空気流により搬送されて、エ
ンジンルーム内に進入することになり、これらの異物が
熱交換器の通風部内に入り込むと、通風部に設けた細管
やフィンに付着して空気の流通を妨げる等のおそれがあ
る。このために、最上流側に位置する熱交換器の前面、
つまり冷却風の取り入れ側と、前後の熱交換器の上部間
の隙間とにネットを設置して、前述した異物を除去する
ように構成したものは、例えば特開平7−189695
号公報等に示されている。
【0007】この従来技術で用いられるネットにおい
て、その網目をあまり小さくすると、空気の流通が阻害
されるから、ネットの網目はある程度大きくしなければ
ならない。このために、微細な砂塵等が通過して熱交換
器内に入り込むことを防止できない。そこで、前面側と
上面側との2つのフレームを連設し、これら両フレーム
にネットを装着することによりネット組立体を構成し、
このネット組立体を熱交換器、具体的には冷却風の上流
側に位置するオイルクーラに着脱可能に取り付ける構成
としている。このために、オイルクーラの前面部両側に
スライドガイドを設け、ネット組立体における前面側の
フレームをこのスライドガイドに挿通させるようにな
し、かつこのスライドガイドにおける上下の位置に蝶ね
じを装着し、これらの蝶ねじを締め付けるようにして、
ネット組立体をスライドガイドに固定するように構成し
ている。このように構成することによって、塵埃等がネ
ットの網目を通過して、熱交換器の通風部を構成する細
管やフィンに付着した時における掃除を行う際には、蝶
ねじを緩めて、ネット組立体をスライドガイドに沿って
上方に持ち上げることによって、このネット組立体を取
り外すことにより、各熱交換器の通風部の掃除を、全体
にわたって隈なく、しかも容易に行うことができるよう
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱交換装置
が設置されているエンジンルームのカバーは、通常上部
カバーが開放可能となっている。従って、熱交換器の掃
除等のメンテナンス作業を行う際には、この上部カバー
を開いてネット組立体を取り外すが、このネット組立体
は熱交換器の前面に設けた蝶ねじを螺回しなければなら
ない。このネット組立体の取り外し作業及び再装着作業
はエンジンルームの上部側から手を挿入して行うことに
なるが、手探りで蝶ねじの位置を見つけ出さなければな
らない等、その操作性が悪いという問題点がある。特
に、ラジエータとオイルクーラに加えて、冷却風の最上
流側にインタクーラを設置する場合には、ネット組立体
はオイルクーラとインタクーラとの間に設置しなければ
ならず、このためにインタクーラが邪魔になって、ネッ
ト組立体を着脱する作業はさらに困難になる。なお、以
上の3個の熱交換器を備える構成とした場合には、イン
タクーラの前面に防護ネットを装着するように構成する
が、通常、インタクーラはオイルクーラ及びラジエータ
の通風部より半分乃至それ以下のサイズとなっているの
で、インタクーラの前面に防護ネットが設けられるにし
ても、やはりオイルクーラの前面に防護ネットを装着し
なければならない。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、防護ネットを容易に
着脱できるようにした建設機械の熱交換装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、上部に開閉部を有するエンジンルー
ムのカバー内に設けられ、少なくとも第1,第2の熱交
換器を冷却ファンの冷却風の流れ方向に並設すると共
に、これら第1,第2の熱交換器の両側部間を連結板で
連結する構成となし、この冷却ファンによる冷却風の流
れの上流側に位置する第2の熱交換器の冷却風の取り入
れ側となる前面部に、フレーム内に防護ネットを取り付
けたネット組立体を着脱可能に装着する構成としたもの
であって、前記ネット組立体には、さらに前記第2の熱
交換器と前記第1の熱交換器との間の上部隙間を覆う天
板部を連設し、このネット組立体のフレーム上部または
天板部に取付部を設け、この取付部を前記いずれかの熱
交換器または前記連結板の上部に連設したブラケットに
ねじ止めする構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0011】ここで、ネット組立体を安定状態に保持す
るには、第2の熱交換器の左右両側にフレームの左右両
側部をガイドするガイド手段を装着する構成とすること
ができる。そして、天板部はこの上部隙間を遮蔽する板
状のもので構成しても良いが、この天板部にも防護ネッ
トを装着することができる。第1,第2の熱交換器に加
えて、第2の熱交換器の位置より上流側に、これら第
1,第2の熱交換器の通風断面積より小さい通風断面積
を有する第3の熱交換器を設置するように構成した場合
には、ネット組立体は、第2,第3の熱交換器間の位置
に挿通させるように装着する。また、第3の熱交換器の
前面にも、前述したネット組立体に加えて、第2のネッ
ト組立体を装着する構成とするのが望ましい。そして、
第3の熱交換器から配管が延在されている場合には、ネ
ット組立体を止着するための取付部は、この第3の熱交
換器からの配管より内側に設けるように構成する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。まず、図1において、1は
建設機械としての油圧ショベルの上部旋回体であって、
この上部旋回体1にはエンジンルーム2が設けられてお
り、このエンジンルーム2は上部旋回体1のフレームに
設置した床面3(図2参照)に装着したカバー4により
囲繞された空間である。カバー4は側部カバー4aと上
部カバー4bとから構成され、上部カバー4bは一端に
ヒンジ5が設けられ、このヒンジ5を中心として上方に
向けて開放できるようになっている。
【0013】次に、図2に示したように、エンジンルー
ム2内にはエンジン10が設置されており、このエンジ
ン10には図示しない油圧ポンプが接続して設けられて
いる。エンジン10には冷却ファン11が取り付けられ
ており、エンジン10を駆動すると冷却ファン11が回
転して、同図に矢印で示したように、側部カバー4aか
ら上部カバー4bにかけての部位に設けた外気取り入れ
口12から外気を冷却風として取り込むようにしてい
る。この冷却風の流れにおける下流側、つまり冷却ファ
ン11に近い側には第1の熱交換器としてのラジエータ
13が、またこのラジエータ13の上流側には僅かな隙
間を空けて第2の熱交換器としてのオイルクーラ14が
配置されている。そして、床面3に台座15を設置し
て、この台座15上にラジエータ1が固定して設けら
れ、またオイルクーラ14はラジエータ13の左右の両
側面から延在させた連結板16により両者を連結状態に
固定されている。
【0014】図3及び図4において、20はネット組立
体を示し、このネット組立体20は前部ネット構成体2
1と天板部22とから構成される。前部ネット構成体2
1は、四角形状のフレーム21aに防護ネット21bを
取り付けたものであり、また天板部22は薄い板片から
構成される。さらに、天板部22の左右の両側部には取
付板23が立設されており、この取付板23には、図5
に示したように、ねじ座23aが固着して設けられてい
る。このように構成されるネット組立体20は、その前
部ネット構成体21をオイルクーラ14における通風部
の前面側に配置し、天板部22はオイルクーラ14の上
面部からラジエータ13の上面部乃至その近傍にまで延
在させるようにして装着される。
【0015】オイルクーラ14の左右両側部には断面が
概略U字状に形成したガイドレール24,24が相対向
する状態にして設けられており、ネット組立体20の前
部ネット構成体21におけるフレーム21aの両側部が
これらガイドレール24に挿通させた状態にして組み込
まれる。そして、オイルクーラ14の前面上部位置には
左右にブラケット25が立設されており、これら両ブラ
ケット25には、ねじ挿通孔が穿設されている。従っ
て、取付板23のねじ座23aとブラケット25のねじ
挿通孔とを一致させた状態で、蝶ねじ26を前方側から
ねじ座23aに螺挿して締め付けるようにして固定され
る。また、ネット組立体20の天板部22には把手27
が設けられており、この把手27を把持して、上下動さ
せることによって、ネット組立体20を着脱できるよう
になっている。
【0016】以上のように構成することによって、ネッ
ト組立体20を熱交換装置ユニットを構成する第2の熱
交換器としてのオイルクーラ14における前面部、つま
り冷却ファン11による冷却風の流路の上流側の位置に
装着することによって、冷却ファン11が回転して、冷
却風が外気取り入れ口12を介してエンジンルーム2内
に導入された時に、砂塵等といった微粒状のものを除い
た大半の異物はネット組立体20における防護ネット2
1bにより確実に捕捉され、オイルクーラ14や、それ
より下流側に位置しているラジエータ13の通風部に入
り込んで、目詰り等を生じさせるおそれはない。
【0017】砂塵等の微粒物質が多少付着したとして
も、通風量及び熱交換効率にあまり影響はないが、多量
の微粒物質がフィン等に付着・蓄積されると、通風量及
び熱交換効率が低下する。そこで、定期的または随時に
熱交換装置ユニットを構成する各部の清掃を行う。ラジ
エータ13及びオイルクーラ14は、台座15に設置し
た状態で、例えばジェット噴射ノズルからパージ用のエ
アを吹き付けるようにして、放熱フィン等に付着してい
る微粒状の汚損物をパージする。
【0018】このためには、まずネット組立体20を脱
着するが、このネット組立体20の脱着作業は、エンジ
ンルーム2を構成するカバー4のうち、上部カバー4b
を開放して、蝶ねじ26を取り外すことによって、ネッ
ト組立体20は熱交換装置ユニットから分離可能な状態
となる。蝶ねじ26はオイルクーラ14の上部位置に設
けられているので、格別の工具等を用いることなく、極
めて容易に脱着することができる。そして、把手27を
手で持って上方に引き上げるだけで、ネット組立体20
を取り外すことができる。これにより、オイルクーラ1
4の前方から、またオイルクーラ14とラジエータ13
との間にジェット噴射ノズルを挿入する等により容易に
掃除することができる。また、ネット組立体20を取り
外した状態で、オイルクーラ14及びラジエータ13の
修理や点検等、つまりメンテナンス作業も行うことがで
きる。
【0019】掃除やメンテナンス作業等が終了すると、
ネット組立体20における前部ネット構成体21のフレ
ーム21aをガイドレール24に挿通させ、天板部22
をオイルクーラ14の上面に当接する位置にまで押し込
むと、取付板23のねじ座23aがブラケット25のね
じ挿通孔と一致する状態となる。そこで、蝶ねじ26を
ねじ座23a側から挿入して、ねじ挿通孔に螺挿するこ
とによって、ネット組立体20が固定される。
【0020】ここで、ネット組立体20はその上部位置
が2箇所固定されているだけであり、この固定部から前
部ネット構成体21が下方に垂下されて、下端部は自由
状態となっている。従って、車両が振動した時には、前
部ネット構成体21、特にその下部側に振動が伝達され
る。しかしながら、車両が振動するのは作動中であり、
しかもこの作動中は常にエンジン10が作動し、かつ冷
却ファン11が回転している。このように冷却ファン1
1が回転すると、防護ネット21bを挟んで冷却風の上
流側と下流側とでは差圧が生じるので、前部ネット構成
体21はオイルクーラ14の前面、具体的にはこのオイ
ルクーラ14に装着したガイドレール24に前部ネット
構成体21のフレーム21aが密着することになる。こ
の結果、車両が振動しても、ネット組立体20はあたか
もオイルクーラ14に固定されているのと同様の状態に
なって、このネット組立体20が単独で振動することは
ない。
【0021】なお、冷却ファン11の作動による前部ネ
ット構成体21のオイルクーラ14側への吸引力が大き
い場合等にあっては、前部ネット構成体21のフレーム
21aが挿通されるガイドレール24は必ずしも設けな
くても良い。また、冷却ファン11による送風量に変動
があること等を考慮すれば、前部ネット構成体21のフ
レーム21aにおけるオイルクーラ14に対向する面に
防振ゴムを貼着する構成とするのが望ましい。
【0022】ところで、ラジエータ13は台座15に据
え付けられており、その前部に配置したオイルクーラ1
4は連結板16によりラジエータ13に連結され、この
オイルクーラ14の下部は開口している。従って、オイ
ルクーラ14の下方からこのオイルクーラ14とラジエ
ータ13との間への冷却風の流路が形成される。この流
路を閉鎖するためには、台座15またはラジエータ13
の下部位置において、オイルクーラ14との間に遮蔽板
28を取り付ける構成とするのが望ましい。
【0023】次に、図6乃至図9に前述したラジエータ
13とオイルクーラ14に加えて、インタクーラ30か
らなる3個の熱交換器を並列する構成としたものを示
す。インタクーラ30は、エンジン10の燃焼用の空気
を過給状態にする過給機からの空気を冷却するためのも
のであり、ラジエータ13におけるエンジン冷却水やオ
イルクーラ14における作動油より低い温度にまで冷却
する必要がある。従って、図6及び図7に示したよう
に、インタクーラ30は冷却ファン11による冷却風の
最上流側に配置させる。そして、ラジエータ13を通過
して加熱状態となっている空気がインタクーラ30側に
逆流するのを防止するために、ラジエータ13の周囲に
はサーキュレーション防止壁31が設けられて、ラジエ
ータ13の位置の前後のチャンバを区画形成する。ま
た、インタクーラ30に接続した一対の空気配管32,
32が、このサーキュレーション防止壁31を貫通する
ようにしてエンジン10にまで延在される。また、イン
タクーラ30とオイルクーラ14との間は左右両側部に
設けた連結部材33,33により連結されている。
【0024】ここで、図8から明らかなように、ラジエ
ータ13とオイルクーラ14とはその通風部の断面積は
ほぼ同じものであり、これに対してインタクーラ30に
おける通風部の断面積は、高さ方向において、ラジエー
タ13及びオイルクーラ14の概略半分程度のものとな
っている。従って、オイルクーラ30の通風部における
冷却風の上流側の位置には防護ネット34が設置される
が、この防護ネット34はオイルクーラ14の前部に設
置されるネット組立体20とは別部材で構成する。而し
て、防護ネット34はフレーム34a内に防護ネット3
4bを装着したものからなり、その上端部には一対から
なる連結板35,35が立設されている。また、インタ
クーラ30の上部には、概略L字状の板体からなる取付
板36が2箇所設けられており、取付板36にはねじ孔
が、連結板35にはねじ挿通孔がそれぞれ形成されてい
る。そして、蝶ねじ37を螺挿することにより連結板3
5を取付板36に連結・固定できるようになっている。
これによって、防護ネット34はインタクーラ30の前
部に固定され、また掃除等の必要に応じてインタクーラ
30から取り外すことができるようになっている。
【0025】ネット組立体20を装着できるようにする
ために、インタクーラ30とオイルクーラ14との間に
は所定のスペースが形成されており、ネット組立体20
の前部ネット構成体21はこのスペース内に挿入される
ようになっている。従って、このインタクーラ30とオ
イルクーラ14との間のスペースは前部ネット構成体2
1の幅寸法より大きくなっているが、その寸法差は、前
部ネット構成体21の挿脱に支障を来さない程度で、で
きるだけ小さくしている。そして、この場合には、前部
ネット構成体21の両側をガイドするガイドレール24
は必ずしも設ける必要はない。
【0026】ネット組立体20を装着した状態で固定的
に保持するために、オイルクーラ14における上面にお
ける両側部には、図9に示したように、水平方向に延在
させた取付板40,40が取り付けられており、これら
取付板40にはねじ孔40aが形成されている。また、
ネット組立体20における天板部22には、ネット組立
体20を装着した時に、取付板40のねじ孔40aに対
応する位置にねじ挿通孔41が穿設されている。従っ
て、ネット組立体20を装着し、その天板部22がオイ
ルクーラ14上を完全に覆い、かつラジエータ13の上
端面近傍にまで延在するように装着した状態で、つまり
サーキュレーション防止壁31の手前位置に配置した状
態で、天板部22におけるねじ挿通孔41に蝶ねじ42
を挿通し、取付板40のねじ孔40aに螺挿することに
よって、ネット組立体20を固定できる。また、蝶ねじ
42を取り外すと、ネット組立体20を脱着させること
ができる。そして、このネット組立体20を着脱する際
において、オイルクーラ14とインタクーラ30との間
のスペースに挿入する操作及び抜き取る操作を容易にす
るために、天板部22に把手28を設けておくのが望ま
しい。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、熱
交換器に装着される防護ネットを容易に着脱できるよう
になって、熱交換器等の掃除やメンテナンスを行う際に
極めて便利になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す熱交換装置が装着さ
れる油圧ショベルのエンジンルームの構成説明図であ
る。
【図2】第1の実施の形態における熱交換装置をエンジ
ンルームに装着した状態を示す側面図である。
【図3】熱交換装置のユニットを示す外観図である。
【図4】ネット組立体の外観図である。
【図5】ネット組立体の取付構造を示す外観図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す熱交換装置の
側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の正面図である。
【図9】図7のX−X断面図である。
【符号の説明】 1 上部旋回体 2 エンジンルーム 10 エンジン 11 冷却ファン 13 ラジエータ 14 オイルクーラ 16 連結板 20 ネット組立体 21 前部ネット構成体 22 天板部 23,40 取付板 24 ガイドレール 25 ブラケット 26,42 蝶ねじ 27 把手 30 インタクーラ 32 空気配管 34 防護ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多原 晃司 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 川崎 浩二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 園田 淳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 五十嵐 敦志 神奈川県川崎市川崎区藤崎3丁目5番1号 東京ラヂエ−タ製造株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開閉部を有するエンジンルームの
    カバー内に設けられ、少なくとも第1,第2の熱交換器
    を冷却ファンの冷却風の流れ方向に並設すると共に、こ
    れら第1,第2の熱交換器の両側部間を連結板で連結す
    る構成となし、この冷却ファンによる冷却風の流れの上
    流側に位置する第2の熱交換器の冷却風の取り入れ側と
    なる前面部に、フレーム内に防護ネットを取り付けたネ
    ット組立体を着脱可能に装着する構成としたものにおい
    て、前記ネット組立体には、さらに前記第2の熱交換器
    と前記第1の熱交換器との間の上部隙間を覆う天板部を
    連設し、このネット組立体のフレーム上部または天板部
    に取付部を設け、この取付部を前記いずれかの熱交換器
    または前記連結板の上部に連設したブラケットにねじ止
    めする構成としたことを特徴とする建設機械の熱交換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の熱交換器の左右両側に前記フ
    レームの左右両側部をガイドするガイド手段を装着する
    構成としたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の
    熱交換装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームには、その第2の熱交換器
    に対面する側に防振ゴムを貼着する構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の建設機械の熱交換装置。
  4. 【請求項4】 前記天板部に防護ネットを装着する構成
    としたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の熱交
    換装置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2の熱交換器に加えて、第
    2の熱交換器の位置より上流側に、これら第1,第2の
    熱交換器の通風断面積より小さい通風断面積を有する第
    3の熱交換器を設置し、前記ネット組立体は、第2,第
    3の熱交換器間に挿通させるようにして装着されるもの
    であり、また前記第3の熱交換器の前面にも第2のネッ
    ト組立体を装着する構成としたことを特徴とする請求項
    1記載の建設機械の熱交換装置。
  6. 【請求項6】 前記取付部は、前記第3の熱交換器から
    の配管より内側に設ける構成としたことを特徴とする請
    求項5記載の建設機械の熱交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004113699A1 (ja) * 2003-06-23 2004-12-29 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd. 建設機械のエンジンフード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械の冷却装置
JP2013064257A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の防護ネット取付構造
CN105221238A (zh) * 2015-10-10 2016-01-06 河北中农博远农业装备有限公司 一种水箱散热器护罩及装备该护罩的收获机

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