JP2001054525A - 任意の生体適合的な物質から作製される、より詳細には、cad−cam切削と研磨技術による、インプラント支持の個々に作られる代替歯の作製方法および代替歯要素の作製方法 - Google Patents

任意の生体適合的な物質から作製される、より詳細には、cad−cam切削と研磨技術による、インプラント支持の個々に作られる代替歯の作製方法および代替歯要素の作製方法

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JP2001054525A JP2000186322A JP2000186322A JP2001054525A JP 2001054525 A JP2001054525 A JP 2001054525A JP 2000186322 A JP2000186322 A JP 2000186322A JP 2000186322 A JP2000186322 A JP 2000186322A JP 2001054525 A JP2001054525 A JP 2001054525A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】差し込み可能な代替歯作製方法等の提供。 【解決手段】代替歯に提供され、実用模型40に関連し
て、顎領域30に差し込まれるインプラント12の位置
に相当する位置を仮定する手技インプラント42が、顎
領域の実用模型に取り付けられる。位置決め装置15に
よってインプラントに置かれ、固定要素によって固定さ
れるよう意図されるアバットメント18が、各々のイン
プラントに対して作られる。この目的のために、少なく
とも1つの手技インプラントの実用模型上への取り付け
に続いて、手技インプラントと共に顎領域におけるイン
プラントの位置を反映する補助要素44が、手技インプ
ラントの各々に取り付けられる。少なくとも1つの補助
要素と共に、実用模型の3次元形状が、検知装置(SC
AN)によって検知され、その3次元形状を示す基礎デ
ータ(BAD)がこれから定められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インプラント支持
の個々に作られる代替歯の作製方法であって、特に、任
意の生体適合的な物質から作製する方法に関し、より詳
細には、CAD−CAM技術による作製方法に関する。
さらに、本発明は、少なくとも1つのインプラント、ま
たは、少なくとも1つの歯根にのせて固定されることが
意図された代替歯要素を作製する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の範囲で「代替歯」という用語
は、1つの歯または歯の集合の目に見える部分だけでな
く、その根をも補足し、または、その根の代わりにな
り、それによって、患者の1つまたは複数の歯の完全な
代替品を構成する構造であると理解される。最終状態で
は、この代替歯は、お互いに結合または固定された複数
の構成要素から成る。従って、本発明の範囲において、
「代替歯要素」という用語は、インプラントまたは歯根
上に支持された、本質上、顎骨や歯肉を越えて突き出し
ている構造であると理解される。代替歯要素は、特に、
インプラント支持の代替歯の構成要素を構成できる。
【0003】代替歯の第1の構成要素はインプラントで
ある。インプラントは、患者の顎骨に挿入され、そのた
めに、インプラント挿入物ともよばれる。さらに付け加
えられる代替歯の構成要素は、後に、このインプラント
挿入物上に作られる。一般に、インプラント挿入物は、
1つまたは複数の歯に代わる代替歯の基礎を構成する。
1つの歯に代わることが予定される代替歯は、1つのイ
ンプラントに支持され、複数の隣り合った歯に代わるこ
とが予定される代替歯は、一般的に、少なくとも2つの
インプラントに支持される。インプラントは、歯科医に
よって、患者の顎骨に差し込まれ、または、挿入される
ことが意図され、歯科医によって、使用して殺菌する準
備が整った状態で提供される。インプラントは、本質的
に、円筒形または先細に設計でき、ねじまたはピンの形
状が可能である。各々のインプラントは、その先端に位
置決め要素を有している。そのインプラントは、代替歯
が取り付けられた状態で、患者が付けているのが見えな
いか、または、限られた程度に見えるだけである。
【0004】代替歯の第2の構成要素は、結合要素によ
って構成される。その要素は、専門用語では、アバット
メントとよばれる。1つのアバットメントは、各々のイ
ンプラント上に固定される。代替歯が取り付けられた状
態で、アバットメントは患者が付けているのが見えない
か、または、限られた程度に見えるだけである。それら
は、インプラントを、代替歯のさらに付け加えられる構
成要素に結合するために使用される。各々のアバットメ
ントは、その隣接面の端に第2の位置決め要素を有して
おり、その位置決め要素は、結合されたインプラント上
に配置された第1の位置決め要素と共に、回転を防ぐ位
置決め装置を形成する。
【0005】代替歯の第3の構成要素は、結合要素によ
って構成される。それは、一般に、インプラントとアバ
ットメントを相互に固定するねじである。これらの結合
要素も、代替歯が取り付けられた状態で、患者が付けて
いるのが見えない。インプラントのアバットメントとの
相互結合は、一般的に、逆にできる。
【0006】代替歯の第4の構成要素は、フレームワー
ク、ブリッジフレーム、または、キャップとよばれる。
それは、一般的に、適当な接合剤または接着剤を用いる
か、または、水平または垂直のねじの結合を用いて、1
つまたは複数のアバットメントに垂直方向にずれないよ
うに留められるか、または、固定される。個々のキャッ
プは、1つの歯に取って代わるよう使用でき、1つのア
バットメントに取り付ることができる。しかし、中間部
材と結合した複数のキャップでできた、ポーティック
(portic)とよばれる構造は、複数の歯に代わる
インプラントブリッジのベアリング要素としても考えら
れ、複数のアバットメント上に取り付けできる。代替歯
が患者に取り付けられた後、キャップは目に見えない
か、または、わずかに見えるだけであるが、それらの性
質は、代替歯の美的外観に確かな影響を与えることがで
きる。それらについては、さらに、以下で説明される。
【0007】代替歯の第5の構成要素はフェ−シングに
よって構成される。そのフェ−シングは、フレームワー
ク、ブリッジフレーム、または、キャップを囲む。フェ
−シングは、患者が代替歯を取り付けた状態で見ること
ができる、唯一の代替歯の構成要素である。そのフェ−
シングは、歯の目に見える領域に代わることが意図され
る。一方のフレームワーク、ブリッジフレーム、また
は、キャップと、他方のフェ−シングは、互いに、不可
逆に結合される。
【0008】フェ−シングはもちろん、フレームワー
ク、ブリッジフレーム、または、キャップの代わりに、
たった今述べるような代替歯の第4と第5の構成要素を
構成する、いわゆるフルクラウン(full crow
n)を使用することも可能である。この場合には、代替
歯は、たった4つの構成要素、すなわち、インプラン
ト、アバットメント、結合要素、フルクラウンから成
る。
【0009】フレームワークとフェ−シングが共に、ま
たは、フルクラウンがそれ自身で、本発明の範囲で上部
構造ともよばれるユニットを形成する。上部構造は、ア
バットメント上に、可逆または不可逆に固定される。可
逆に固定された上部構造は、もし必要とされるなら、ア
バットメントから取り外せる。
【0010】代替歯は、機能性、形状、外観に関して、
患者の取り替えられるべき1つまたは複数の自然の歯と
できるだけ同じであるべきである。
【0011】すでに述べたように、本発明の範囲で、代
替歯という用語は、インプラントまたは歯根に、直接ま
たは間接的に固定されることが意図された構造であると
理解されるべきである。一方、代替歯という用語は、イ
ンプラントに固定されるアバットメント、アバットメン
トに固定されるフレームワーク、フレームワークに固定
されるフェ−シング、さらには、フレームワークも構成
するアバットメントと、インプラント自身を除く代替歯
の全ての構成要素をを含んだ統合部分とを含む。他方、
例えばクラウンまたはブリッジのような要素の、用意さ
れた歯に固定できる要素も代替歯という用語に該当す
る。
【0012】差し込み可能な代替歯の作製は、様々な方
法で行うことができ、上述したように、代替歯はまた、
異なるように作れる。一般的に、代替歯の設計と作製
は,以下で述べられる複数の方法ステップから成り、一
部は歯科医によって、一部は歯科技工士によって行われ
る。
【0013】歯科医の責務の領域は、顎印象ともよばれ
る陰印象の準備で始まる。陰印象または顎印象の採得
は、患者に測定が行われるが、患者に跡を残さない、ま
たは、変化をもたらさない方法ステップである。その
後、実用模型が歯科技工士によって、その顎印象を基に
して作られる。その実用模型は、代替歯が統合される患
者の顎の状態を示す。歯科医は、必要とされる他の情報
と同様に、インプラントの数に関する情報を提供する。
さらに、歯科医はインプラントを挿入する。インプラン
トの挿入後に、歯科技工士にさらに正確な情報を提供す
るもう1つの陰印象が取られる。それらは以下でさらに
述べられる。患者の顎におけるインプラントの挿入に続
く規定された必須の治療段階に続いて、歯科医はインプ
ラント、または、それらの外部領域を開く。インプラン
トの最適位置は、咬合、機能、外観に関して、さらに取
り付けられる構成要素の形状のために決定的に重要であ
る。残念なことに、患者の顎にインプラントを挿入する
間に、咬合、機能、外観に関して望みどおりにそれらを
最適に配置することは必ずしも可能ではない。これは、
結果として、咬合、機能、外観に関して、代替歯がしば
しば患者の口の中で最適に位置できないということであ
る。しばらくして、インプラントが成長する時間の後
で、歯科医は最後に、代替歯の残っている構成要素をイ
ンプラントに取り付ける。
【0014】上述されたように、歯科技工士は、実用模
型の作製から始める。その実用模型は、歯科医によって
提供された陰印象または顎印象を基にして作られる。実
用模型は後に続く過程で常に使用される。代替歯を作製
するのに不可欠な作業ステップは、その実用模型上で行
われる。
【0015】作られる代替歯により、歯科技工士は、類
似模型ともよばれる、1つまたは複数の手技(mani
pulation)インプラントを実用模型に挿入す
る。その手技インプラントは、作られる代替歯の一部で
はなく、単に代替歯を作製するための補助器具である。
その類似模型は、代替歯の残りの構成要素を作る基礎を
形成する。類似模型の位置は、歯科医によって提供され
るインプラントを備えた顎印象によって定められる。イ
ンプラントの位置の正確な表示は、代替歯の後に続く作
製に決定的に重要である。
【0016】アバットメントは、実用模型に配置された
模型インプラントの各々に取り付けられる。適当なアバ
ットメントを調達するのに、いくつかの実行可能な手段
がある。以前に作製されたアバットメントが使用でき
る。それは、個々のアバットメントを作製するのに、よ
り費用効率がよく、時間を浪費する可能性が少ないもの
である。個々のアバットメントは、成型処理を用いて作
製できるが、複数の欠点がある。ブリッジや類似した構
造に関して、特に、応力がない構造のみならず正確な形
状を作製することが困難である。さらに、成型中、温度
に関係した材料の変化の危険性がある。個々のアバット
メントは、個々の部品として1つずつ作製できる。それ
らは、個々に、ブランクかプレートのどちらかから作ら
れる。最後に、完成し、または、個別化され、そのため
に、平板状の保持装置に固定された既製のアバットメン
トが個々のアバットメントの作製に使用できる。任意の
場合で、個別化された結合用本体の作製は高価である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】インプラントによって
支持されるブリッジを作製する場合、すなわち、上部構
造をインプラントやアバットメントに押すことに関連し
ている場合、非常に長い時間が必要とされる。1つの歯
の領域上のみに存在する冠のような代替歯を作製する間
の挿入処理は、あまり多くの問題をもたない。複数の歯
の領域上に存在するブリッジのような代替歯を提供する
ときによりずっと多くの問題がある。なぜならこの場合
には、上部構造は、間接的に複数のインプラントに支持
され、直接的に複数のアバットメントに支持されるから
である。インプラントまたはそれらの縦軸は、一般的
に、平行に配列されず互いに異なっている。そのため、
それに相当する異なった挿入方向を必要とする。しか
し、ブリッジ形状の1部品に作製される上部構造は、単
一の方向にしか押すことができない。これは、複数のイ
ンプラントまたはアバットメントにおける挿入方向が平
行でなければならないことを意味しており、現在では、
困難な条件下でのみ可能である。異なる方向がたくさん
あるためにその配置が不可能になるか、高い経費が必要
とされる手動の仕上げ作業が行われるときのみ可能にな
る。異なる方向が少なくなれば、患者の口内に配置する
ことはずっと可能になるが、それは、インプラントおよ
び/またはアバットメントおよび/または上部構造の強
い応力を発生することによってのみ可能である。
【0018】代替歯の材料特性を変えずに、従来の方法
で、応力のない構造を得ることは非常に困難である。
【0019】それ故、本発明の目的は、インプラント支
持の個々の代替歯の、改善された作製方法を提案する、
および、個々の代替歯、すなわち、少なくとも1つのイ
ンプラントまたは1つの歯根に取り付けできる、1つま
たは複数の要素で作られた個々の代替歯要素を作製する
改善方法を提案することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1、
すなわち、特に、任意の生体適合的な物質から作製し、
より詳細には、CAD−CAM技術による、インプラン
ト支持の個々に作られる代替歯の作製方法であって、代
替歯(10)が提供される顎領域(30)の実用模型
(40)が手技インプラント(42)によって取り付け
られ、その手技インプラント(42)は、実用模型(4
0)に関連して、顎領域(30)に差し込まれるインプ
ラント(12)位置に相当する位置を取り、かつ、遠位
端に位置決め要素(14)を有し、位置決め装置(1
5)と固定要素によってインプラント(12)に固定さ
れるよう意図されたアバットメント(18)が全てのイ
ンプラント(12)に対して作られ、そのアバットメン
ト(18)にうまく適合し、顎領域(30)の少なくと
も1つのアバットメント(18)に対して押されること
が意図された上部構造(21)が実用模型(40)上に
作られる方法であって、少なくとも1つの手技インプラ
ント(42)の実用模型(40)上への取り付けに続い
て、手技インプラント(42)と共に顎領域(30)に
おけるインプラント(12)の位置を示す補助要素(4
4)が、手技インプラント(42)の各々に取り付けら
れ、少なくとも1つの補助要素(44)を有する実用模
型(40)の3次元の形状が検知装置(SCAN)よっ
て測定され、これから前記の3次元形状を表わす基礎デ
ータ(BAD)が定められ、前記の基礎データ(BA
D)から、顎領域(30)のインプラント(12)の深
さ、傾き、角度位置を決めるインプラントデータ(I
D)が定められ、そのインプラントデータ(ID)か
ら、作製されるべきアバットメント(18)を決めるア
バットメントデータ(AD)が定められ、そのアバット
メントデータ(AD)を考慮に入れて、CAD/CAM
装置(CC)によって、アバットメント(18)の作製
が行われることを特徴とする方法の特徴を用いることに
よって、代替歯要素の作製に関連して達成される。この
目的は、請求項13、すなわち、少なくとも1つのイン
プラント(12)、または、少なくとも1つの歯根にの
せて固定されることが意図された代替歯要素を作製する
方法であって、少なくとも1つの代替歯要素が、CAD
/CAM装置(CC)を用いて1つまたは複数の代替歯
要素ブランク(17)から作製され、その代替歯要素ブ
ランク(17)は、歯根のインプラント(12)の形状
を定める基礎データ(BAD)を基にして共通のプレー
ト(50、60、70)に配置されることを特徴とする
方法の特徴を用いることによって、代替歯要素の作製に
関連して達成される。
【0021】発明による方法のさらに付け加えられる都
合のよい発展は、従属項の請求項2から12、または、
請求項14から20で定義される。請求項2は、アバッ
トメント(18)が、アバットメントデータ(AD)を
用いて、単一のアバットメントブランク(17)、また
は、規格アバットメント、または、アバットメント材料
でできたプレート(60)から作製されることを特徴と
する、請求項1に記載の方法である。請求項3は、少な
くとも1つのインプラント(12)を含む顎領域(3
0.1)の顎印象を基にして作製された実用模型(4
0)が、少なくとも1つの手技インプラント(42)の
位置を固定するために使用されることを特徴とする、請
求項1または2のいずれかに記載の方法である。請求項
4は、固定データ(FD)が、実用模型に取り付けられ
る少なくとも1つのアバットメント(18)を基にし
て、基礎データ(BAD)から定められることを特徴と
する、請求項1から3のいずれかに記載の方法である。
請求項5は、フレームワーク(20)または上部構造
(21)が1つまたは複数のアバットメント(18)上
に押される挿入方向(E)を定める挿入データ(ED)
が、基礎データ(BAD)を用いて定められることを特
徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の方法であ
る。請求項6は、フレームワークデータ(GD)が、基
礎データ(BAD)を用いて、アバットメントデータ
(AD)を経由して間接的に定義され、それを基にし
て、フレームワーク(20)または上部構造(21)が
CAD/CAM装置(CC)によって作製されることを
特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の方法で
ある。請求項7は、フェ−シングデータ(VD)が、基
礎データ(BAD)を用いて、アバットメントデータ
(AD)とフレームワークデータ(GD)を経由して間
接的に定義され、それを基にして、フレームワーク(2
0)のフェ−シング(22)がCAD/CAM装置(C
C)によって作製されることを特徴とする、請求項1か
ら6のいずれかに記載の方法である。請求項8は、蝋印
象またはライブラリが、クラウンまたはブリッジのよう
な、上部構造(21)またはフェ−シング(22)を作
製するのに使用されることを特徴とする、請求項1から
7のいずれかに記載の方法である。請求項9は、上部構
造(21)のフレームワーク(20)が、アバットメン
ト(18)と統合的に作製されることを特徴とする、請
求項1から8のいずれかに記載の方法である。請求項1
0は、フレームワーク(20)とフェ−シング(22)
を含む上部構造(21)が統合的に作製され、好ましく
は、先の蝋印象を用いて、または、ライブラリから作製
されることを特徴とする、請求項1に記載の方法であ
る。請求項11は、フレームワーク(20)とフェ−シ
ング(22)を含む上部構造(21)が、アバットメン
ト(18)と統合的に作製されることを特徴とする、請
求項1から10のいずれかに記載の方法である。請求項
12は、テンプレートが、好ましくは、基礎データ(B
AD)を使用して作製され、挿入される代替歯の意図さ
れる位置が、そのテンプレートによって確認されること
を特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の方
法である。請求項14は、基礎データ(BAD)を決定
するために、代替歯要素が提供される顎領域の3次元構
造が、検知装置(SCAN)によって直接的に、また
は、検知装置によって実用模型から測定されることを特
徴とする、請求項13に記載の方法である。請求項15
は、同じプレート(50、60、70)上に配置された
複数の代替歯要素ブランク(17)が、連続して処理さ
れることを特徴とする、請求項13または14のいずれ
かに記載の方法である。請求項16は、各々の代替歯要
素が、アバットメント(18)、フレームワーク(2
0)、フェ−シング(22)、フレームワーク(20)
を備えたアバットメント(18)、または、上部構造
(21)、または、アバットメント(18)とフレーム
ワーク(20)とフェ−シング(22)とを含む統合要
素(24)から成ることを特徴とする、請求項13から
15のいずれかに記載の方法である。請求項17は、各
々の代替歯要素ブランクが、処理中に装置として使用さ
れるプレート(50)上に固定されることを特徴とす
る、請求項13から16のいずれかに記載の方法であ
る。請求項18は、プレート(50)が位置決め要素
(14.2)を有し、代替歯要素ブランクが補足的な位
置決め要素(16)を有することを特徴とする、請求項
17に記載の方法である。請求項19は、プレート(6
0、70)が、代替歯要素ブランクの材料から作られ、
代替歯要素が作製されることを特徴とする、請求項13
から18のいずれかに記載の方法である。請求項20
は、プレートが、作製されるべき代替歯要素の位置決め
要素(16)、および/または、貫通孔(19)を有す
ることを特徴とする、請求項19に記載の方法である。
【0022】代替歯を作製する間、基部の位置、また
は、1つまたは複数のインプラントの位置に関する情報
を得るために、陰印象、すなわち、作製されるべき代替
歯が後に配置される顎、または、顎領域の陰印象が、歯
科医によって、通常の方法に関して同様に作られる。実
用模型は、この陰印象を基に歯科技工士によって作られ
る。手技インプラント配置が続いて取り付けられる。そ
の位置は患者の口内のインプラントに相当する。手技イ
ンプラント配置は、実際のインプラントの数に相当す
る、1つまたは複数の手技インプラントから構成でき
る。手技インプラントは、実用模型を全く突き出ない
か、ほとんど突き出ない。それは、インプラントが相当
する患者の顎領域から突き出ないか、または、ほとんど
突き出ないのと同じである。そのため、補助要素が、各
々の手技インプラントに仮に取り付けられる。これらの
補助要素は、実用模型から突き出て補助要素または測定
要素を構成する。なぜなら、それらは、実用模型におけ
る手技インプラントの侵入深さ、縦軸の方向、角度位置
を再現し、それ故に、患者の口内におけるインプラント
の深さ、インプラントの軸方向、インプラントの角度位
置も再現するからである。これらの補助要素または測定
要素を用いて、実用模型の形状に関するデータを得るこ
とが実質的に可能である。このデータから、患者の顎領
域のインプラントの正確な位置に関する結果を導き出す
ことができる。一回得られたデータから、さらなるデー
タが決定できる。それらは、代替歯のさらに取り付けら
れる個々の構成要素の挿入方向の決定と同様、十分自動
化された製品に必要である。特に、そのような方法で、
複数のインプラントを含む代替歯の構成要素を作製する
ことができるので、平行挿入方向ともよばれる単一挿入
方向での配置が可能である。この点で、今まで達成され
なかった精度があらゆる点に関して達成される。
【0023】発明による新規の方法による代替歯の作製
は、本質的に、代替歯要素が、存在する歯根、または、
存在すると考えられるインプラントのどちらかに支持さ
れるので、インプラントにのみに関係する方法ステップ
を除いて代替歯の作製と同様である。
【0024】本発明のさらなる詳細と効果が、具体例と
しての実施の形態を用いて、および、図を参照すること
によって後に述べられる。
【0025】
【発明の実施の形態】1つの完全な代替歯10が、図1
に示されている。個々の代替歯は、インプラント12を
含み、そのインプラントは、その代替歯10のさらに付
け加えられる構成要素の基礎を構成する。ここで、イン
プラント12は、ねじとして設計されているが、チュー
ブまたはピンとして設計されてもよい。インプラント1
2は、歯根の代わりに患者の顎骨に固定されるように設
計される。そのインプラントは、図1におけるその上端
に、位置決め装置15の位置決め要素14を有してい
る。示された第1の位置決め要素に補足的であるよう設
計される、同じ位置決め装置15の第2の位置決め装置
16は、アバットメント18上に配置され、それは図7
Aと図7Bに示されている。マウンティングチャネルと
もよばれる貫通孔19も、図7Bで見ることができる。
それは、ねじ54のような固定要素の受け入れのために
提供される。そのねじ54を用いることにより、アバッ
トメント18はインプラント12に固定される。適当な
インプラント12が、多くの異なる大きさの作製された
インプラントから選ばれ、更なる処理が行われることな
く、歯科医によって患者の顎骨に差し込まれる。図1に
よると、キャップともよばれるフレームワーク20がア
バットメント18上に作られている。以下でさらに述べ
られる異なる材料と作製技術が、フレームワーク20の
ために使用できる。フェ−シング22は、フレームワー
ク20に固定され、フレームワーク20と共に、本発明
の範囲で上部構造21または中間構造21とよばれる、
個々の代替歯10のユニットを構成する。本質的に、フ
ェ−シング22は、歯のエナメル質の目に見える部分の
代替物を構成する。図1は、患者の口に取り付けられ
る、個々の代替歯10を構成する構成要素を述べるため
に利用されるだけであって、個々の代替歯10を構成ま
たは取り付ける間の行為を述べるために利用されない。
【0026】図2は、顎骨32と歯肉34をもつ患者の
顎領域30の一部、すなわち、元々は3つの隣接する歯
が存在したT1、T2、T3の位置を示す。その患者
は、その位置に、ブリッジのような個々の代替歯10が
提供される予定である。示されていないが、陰キャスト
または陰印象の形状をした顎印象が、歯科医によってこ
の顎領域で作られる。さらに、歯科医は、図2には示さ
れていないが、T1とT3の位置の各々に、インプラン
ト12を差し込み、または、挿入し、個々の代替歯10
のさらに付け加えられる構成要素をこれらの2つのイン
プラント上に固定する。これらの構成要素は歯科技工士
によって作製され、インプラントが骨に統合されるとす
ぐに固定される。加えて、歯科医は、2つのインプラン
ト12の位置と、個々の代替歯10のさらに付け加えら
れる構成要素の望まれる実施形態とに関する情報を提供
する。
【0027】1つまたは複数の実用模型、特に図3に一
部示された実用模型40は、歯科医によって作製された
陰印象または顎印象を基にして、歯科技工士によって作
製される。実用模型40は、個々のブリッジのような代
替歯10を作るための基礎として、歯科技工士によって
利用される。その代替歯10は、T1、T2、T3に元
々存在した3つの歯に代わることが意図されている。す
でに述べられたように、ブリッジのような個々の代替歯
10は、その基礎として2つのインプラント12を有す
る。2つの手技インプラント42が、実用模型40、す
なわち、取り替えられるべき3つの歯のうちの2つの位
置、または、主要な方向T1、T3にできるだけ正確に
一致する位置、または、縦軸M1、M2に固定される。
【0028】あるいは、インプラント12を含む顎領域
31.1の印象を基にして実用模型を得ることもでき
る。その実用模型には、一般的に手技インプラント42
が必要とされない。
【0029】個々の代替歯10の作製段階は図3に示さ
れており、その中で、仮に結合させられた補助要素また
は測定要素44が、手技インプラント42の各々1つに
配置されている。これらの補助要素または測定要素44
は、完成した代替歯10の一部分ではない。その補助要
素または測定要素44は、端またはマーキング45を有
しており、それによって、角度位置が決定できる。しば
しば、その2つの手技要素42、または、その縦軸は、
平行でも同一平面上に位置されるわけでもなく、代わり
に、互いに異なる位置をとる。
【0030】図4による個々の代替歯10の後の作製段
階において、アバットメント18は、各々の手技プラン
ト42に仮に取り付けられる。アバットメント18は、
そのインプラントに面した端に位置決め要素16を有す
る。それは、インプラント12の上部端または外部端に
提供された補足的な位置決め要素14と共に、回転を防
ぐ位置決め装置15を構成する目的で、その位置決め要
素16の端で位置決め要素14と協力することが意図さ
れている。それに対応して、手技要素42は、位置決め
要素14.1を有し、補助要素または測定要素44は、
相対的な回転を防ぎ位置を固定する位置決め要素16.
1を有する。
【0031】実用模型40の3次元構造をした適当な領
域が、3次元記録装置、好ましくはスキャナーSCAN
によって記録され、図10に図式的に示されている。そ
の適当な領域は、補助要素または測定要素44の目に見
える部分を有しているが、アバットメント18は有して
いない。適当な値が、EDP装置EDVの記憶装置に記
憶または格納される。スキャン操作によって測定される
値は、EDP装置EDVによって、後に基礎データBA
Dに変換される。EDP装置EDVはまた、CAD装
置、CAM装置、または、CAD/CAM装置CCに統
合できる。これらの基礎データBADは、後に続く全て
の計算や自動処理操作に利用される。
【0032】インプラントデータIDは、基礎データB
ADから計算される。それは、実用模型40の補助要素
または測定要素44を基にして、患者の顎領域30のイ
ンプラント12の位置を示す。従って、補助要素の位置
44を定める基礎データBADから、例えばへクス(h
ex)等のような位置決め要素14の方向のみならず、
インプラント12自身の傾き、インプラント深さ、位置
を決定することができる。
【0033】各々の場合で必要とされ、単一または複数
のアバットメントの形状と意図される位置を定めるアバ
ットメントデータADは、インプラントデータIDから
得ることができる。インプラントデータIDは、後に続
くデータと同様、蝋印象から得ることもできる。適当な
処理順序、または、適当なフローメソッドがこれらのア
バットメントデータADに基づいて選択される。その
後、個々のアバットメント18が、研磨やフライス削り
のような金属切削によってCAD/CAM装置CCで製
造される。ここで、後でさらに述べられるように、個々
のアバットメントブランク、または、アバットメント材
料のプレートが原材料として使用される。アバットメン
ト18のCAD/CAM装置CCにおける十分自動化さ
れた製造は、形状的に正確な適合を保証するだけでな
く、前もって定められた材料特性を保持する。それら
は、作業工程中の予知できない機械的、熱的効果の影響
を受けないからである。
【0034】個々のアバットメントを作る処理は、さら
に以下でより厳密に扱われる。
【0035】もし、図2から図6による複数のアバット
メント18が、図5の完成した状態で示されるような、
患者の口内に配列された個々の代替歯10に必要とされ
るなら、それらのアバットメントは、後に、フレームワ
ーク20とフェ−シング22から成る上部構造21が、
インプラント12、アバットメント18、上部構造21
中に応力が生み出されることなく、共通の挿入方向で取
り付けできるように、インプラント12の間の深さ、方
向、角度のずれが補償されるよう作られなければならな
い。この目的のためにEDP装置EDVは、基礎データ
BADから、正確なアバットメントデータADだけでは
なく、挿入データEDも定めることができる。その挿入
データEDは、挿入方向、特に、複数のインプラント1
2の場合に、上部構造21が、最終的にアバットメント
18に押される共通の挿入方向を定める。
【0036】図6は、顎領域を示す。それは、ブリッジ
構造のための標準プレート46はもちろん、2つのイン
プラント12、その上に各々固定されたアバットメント
18を備えている。
【0037】フレームワーク20が、アバットメント1
8に、応力なく頑丈に取り付けできるように、フレーム
ワーク20の内部側面の表面は、アバットメント18の
外部または上部表面にうまく適合することが本質的に必
要であるので、EDP装置は、さらに、基礎データBA
DからフレームワークデータGDを決定できる。これ
は、2つの上述した表面が一致しなければならないこと
を意味しているのではない。互いを固定するのにセメン
トが使用されるため、小さな隙間が開いたままになって
いなければならない。フェ−シング20、または、クラ
ウンまたはブリッジのような上部構造21は、CAD/
CAM装置CCを用いても作製でき、その間に、アバッ
トメント18の作製に関連して上述されたのと同様の利
点が生じる。
【0038】個々の代替歯10が実用模型40上に仮に
作られる。しかし、後に患者の顎上でその代替歯を支持
するインプラントは備えていない。この場合、手技イン
プラント42がインプラント12の代わりに使用され
る。その後、フレームワーク20とフェ−シング22と
同じく、アバットメント18の、患者の顎領域30への
移動が行われる。この完成した個々の代替歯を有する顎
領域は図5に示される。この場合、アバットメント18
は、インプラント12上の位置決め要素16によって位
置され、ねじで固定される。フレームワーク20とフェ
−シング22を有する上部構造21は、すなわち、異な
るアバットメント18に平行な挿入方向Eでアバットメ
ント18に押される。
【0039】作製の途中で、1度のスキャン処理で決め
られた基礎データBADが常に参照され、そのデータか
ら発生する全ての後続データ、例えば、アバットメント
データAD、固定データFD、フレームワークデータG
D,フェ−シングデータVDが、CAD/CAM装置C
Cにおける種々の構成要素の形成と処理にそれらを使用
する目的で直接的および間接的に得られること、基礎デ
ータBADが、挿入される代替歯の予定の位置が確認さ
れるテンプレートを作製するのに使用できることは、代
替歯の精度に不可欠である。上部構造21の位置と同
様、インプラント12の正確な位置、アバットメント要
素18の位置、形状、材料組成に影響を与える手動の処
理ステップが全く必要とされないことは、まさに重要で
ある。基礎データBADは、個々の代替歯を構成する体
系的で首尾一貫した方法を可能にする。
【0040】次に続く説明で、アバットメント18とア
バットメントブランク17の作製の詳細が扱われる。ブ
ランクまたは半完成した部分は、単一アバットメント1
8のアバットメントブランク17として使用される。こ
れは、この方法で完成し個別化されるように、製造業者
によって設計される。
【0041】EDP装置EDVの記憶ユニットにおける
ライブラリは、以前に製造された利用可能なアバットメ
ントブランク17のデータを含むことができる。それ
は、単に1つの材料から、または、1人の製造業者によ
って作られるアバットメントブランク17である必要は
ない。EDP装置EDVは、今、これらの利用可能な以
前に製造されたアバットメントブランク17から、個々
のインプラント12のために適当なアバットメントブラ
ンク17を選択する。一般的に、各々の適当なアバット
メントブランク17とは、それから、適当なアバットメ
ント18が最も少ない処理経費で作れるものである。さ
らに、EDP装置EDVは、例えば、切削やフィーディ
ング速度、必要な冷却剤の量や他のデータのような、全
ての形状処理データを定める。そのデータにより、CA
D/CAM装置CCの処理ユニットが、アバットメント
ブランク17からアバットメント18を作製する。
【0042】あるいは、アバットメントブランク17と
して、製造された規格アバットメントを使用することが
可能であるが、それは、製造業者によって完成アバット
メントとして提供され、さらなる処理を必要とせずにす
ぐ使用できるよう設計されているけれども、そのような
規格アバットメントは、それでもなお、さらに処理され
なければならず、それ故、最適な個々の代替歯10を作
製するために個別化されなければならない。
【0043】アバットメントブランク17からアバット
メント18を作製することに関する詳細は、図7Aと図
7Bに示されている。それらの処理を行う間、アバット
メントブランク17は、ある装置に固定される。この場
合、単一のアバットメントブランク17を受け入れるよ
う設計された装置が使用できるが、複数のアバットメン
トブランクを共通の装置に固定することは都合がよいと
いうことがわかった。このプレートの形をした装置50
が、図7Aの上面図で示されている。図7Aに示されて
はいないが、最大限8つのアバットメントブランク17
が、このプレート50上に取り付けできる。例えば、8
つの位置、すなわち、各々4箇所を有する2列に取り付
けできる。プレート50は、8つの位置の各々に位置決
め要素14.2を有している。それは、インプラント1
2の第1の位置決め要素14、または、手技インプラン
ト42の位置決め要素14.1に相当し、アバットメン
トブランク17またはアバットメント18上の位置決め
要素16と共に作用するよう設計されている。さらに、
8つの位置のそれぞれで、各々のプレート50は、ねじ
をきった穴52を含む。それは、図7Bでのみ見ること
ができる。図7Bは、さらに付け加えられるねじ54に
よってプレート50に固定される2つのアバットメント
17と、処理されるアバットメントブランクから形成さ
れ、ねじ54を離すことによってプレート50から取り
除かれたアバットメント18と共に、ねじ54によって
プレート50に固定されるアバットメントブランク17
を備えた図7Aのプレート50を断面図で示している。
そのようなプレート50は知られている。しかし、これ
まで、プレートに作製されたアバットメントは、プレー
ト50に関して互いに平行の軸を有していた。一方、実
際には、プレート50に関して互いに異なった方向に位
置された軸をもつ種々のアバットメントが必要とされ
る。新規の処理により、これらの軸の方向は、検知装置
SCANによって、補助要素または測定要素18を用い
ることによって定められ、アバットメント18の作製に
おいて、CAD/CAM装置CCによって考慮される。
そのため、この方法で作製されたアバットメント18は
軸に従って取り付けができる。
【0044】アバットメントを作製するさらなる可能性
が、図8A、図8B、図8C、図8Dに示されている。
この場合、アバットメント18は、直接プレート60か
ら作られる。このプレート60は、アバットメント18
の材料の、全体に、または、少なくともアバットメント
18が作られる領域にあり、その作製途中に適所に作ら
れるアバットメント18を固定する装置としても使用さ
れる。プレート60は、複数の場所、例えば、示された
例の8つの場所に、完成したアバットメント18の位置
決め要素16を構成するような各々1つの位置決め要素
16を含む。その位置決め要素は、任意の形状、例え
ば、六角形、八角形、ひし形、または、長円形筒型を有
している。例えば、図8Aは、回転防止位置決め要素1
6の4つの改良形16.1、16.2、16.3、1
6.4を示している。図8Cに示されるように、一般的
には、プレート60の全ての位置決め要素16が同様に
設計されるけれども、図8Bによると、全てが外側に突
き出している。これと対比して、図8Dによるプレート
60の位置決め要素16は、プレート60の内部に配置
される。プレート60はまた、ここでは示されていない
が、貫通孔19とねじ54の頭部の支持とを含んでい
る。それらは、後に、完成したアバットメント18をイ
ンプラント12上の適所に固定するのに必要とされる。
もし貫通孔のないアバットメントを作製しなければなら
ないなら、穴19のないプレート60が使用される。従
って、8つのアバットメント18は、プレート60から
作製でき、その各々は、インプラントに固定されるよう
設計される。完成したアバットメント18の形状は、図
8Dで点線によって示されている。
【0045】図9Aと図9Bは、プレート60から作ら
れた、4つの完成したアバットメント18を示す。尚、
2つの図において、プレートは点線で示されている。
【0046】図9Aと図9Bに類似した表示で、図10
Aと図10Bは、個々の代替歯10の作製がさらにどの
ように合理化できるのかを示している。各々のアバット
メントが統合要素24としてフレームワークに統合さ
れ、もし望まれるなら、統合要素24としてフェ−シン
グにも統合され、同じ材料から1つの処理操作で作られ
る。1つのプレート70から複数の統合要素24を作製
することは特に有効である。
【0047】プレート60またはプレート70から作ら
れるアバットメント18と統合要素24は、もしプレー
ト60やプレート70が直接固定されるなら、それらが
処理された後でしかプレートから分離できない。あるい
は、示されてはいないが、アバットメント18または統
合要素24の処理中に、プレート60またはプレート7
0は、穴19に受け入れられる補助ねじによって装置に
固定できる。これにより、アバットメント18、また
は、統合要素24は、その処理が終わるまで保持され
る。穴19を持たないプレートのアバットメントまたは
統合要素は、もし必要なら、それらの処理が終わるまで
保持されるように、処理の最初の部分が終わった後に締
められる。
【0048】1つの統合要素を、1つの適当なプレート
から得られる3つの部品の統合要素で作製することも可
能である。ここに、3つの部品すべてが3つの歯全体の
代わりとして提供されるが、2つの部品だけが各々のイ
ンプラントに固定されることが意図され、この目的のた
めに、それらは1つの位置決め要素と1つの貫通孔を有
する。しかし、その貫通孔は、この目的のために、必要
とされる距離だけ互いに離れて作られなければならな
い。
【0049】これまで、インプラント、アバットメン
ト、フレームワーク、フェ−シングが作られる材料の問
題には、全く関心が払われなかった。しかし、この材料
の問題は、決定的に重要である。使用される材料は、可
能な限り安価で、妥当な労力で加工できるべきであり、
機械的応力や熱的応力によって損なわれないように、十
分な硬さ、丈夫さ、弾力性と、元々の歯の材料に類似し
た熱膨張値とをもつべきである。そして、その材料は、
内生物質、食べられる物質、歯磨きと関連して使用され
る物質、口腔に見出される物質の全ての物質に対して化
学的に耐性であり、生体適合的であるべきである。代替
歯の目に見える領域、すなわち、特に構造要素は、外見
上、元々の歯とできるだけ似ているべきである。さら
に、異なる材料の使用から起こる問題、例えば、異なる
熱膨張、異なる生物学的適合の影響を避けるために、個
々の代替歯の異なる構成要素が同じ材料から作られるこ
とが望ましい。
【0050】場合によっては、異なる材料が、特に個々
の代替歯の構成要素を作製するのにふさわしいことが示
されている。例えば、そのふさわしい材料は、金属、セ
ラミック材料、ガラス、プラスチックである。そのた
め、例えば、アバットメントのCAM処理が行われるよ
うな処理装置は、これらの材料を処理することができる
べきである。
【0051】個々の代替歯の様々な構成要素を作製また
は処理するのに利用される技術に関しては、制約があ
る。特に、通常しばしば使用されるような成型処理や腐
食処理は必ずしも適用ではない。なぜなら、温度差が大
きいために、物質中で応力または変化が発生しうるから
である。特に、材料中の制御できない変化は、医学的な
理由で避けられるべきである。他の処理に加えて、イン
プラントやアバットメントのためにブランクの大量生産
を行うことと関連して問題なしに、成型処理または腐食
処理を利用することも可能である。
【0052】本発明による方法を採用する時、個々の代
替歯の材料に関する上記の全ての必要性が満たせる。特
に不適当な成型処理は避けられ、CAM手順を実行する
処理機構は、すべての材料を処理することができる。
【0053】個々の代替歯を作製し挿入する方法全体中
における個々のステップは、図11と図12の図式的表
示によって明らかにされる。
【0054】本発明によるステップは、図11の点線枠
によって境界がひかれている。個々の代替歯10の各々
の構成要素42、18、20、22が備え付けられた実
用模型40、または、採用される方法ステップにより、
補助要素44が備え付けられた実用模型40は、常に円
形で表現される。処理を実行するのに使用される個々の
構成要素、すなわち、CAD/CAM装置CCと同様、
スキャナーSCAN、EDPユニットEDVは、平行四
辺形の形で表現され、フレームP内に囲まれる。補助要
素または測定要素44と同じく、EDPユニットED
V、CAD/CAM装置CCに起因する個々の代替歯の
構成要素12、16、18、20、22とそれらを取り
付けるデータは、方形で示される。フレームQの外側で
示される構成要素または処理ステップ、すなわち、個々
の代替歯10が提供される患者の顎領域30、これから
作製される陰キャスト32、インプラントが提供される
顎領域30.1、個々の代替歯が提供される患者の顎領
域30.2は、本発明の一部ではない。他の点で、図1
1は自明である。
【0055】図12は、インプラントを除いた代替歯の
初期段階、中間段階、最終段階はもちろん、種々の改良
形製造物を明らかな方法で示す。検出装置SCAM、E
DP装置EDV、CAD/CAM装置CCが使用され
る。
【0056】アバットメント18の基礎材料は、処理中
にプレート50に固定されるアバットメントブランク1
7によってか、または、アバットメント材料から成るプ
レート60によって構成される。上部構造21が、続け
てアバットメント18に取り付けられ、1つまたは2つ
の要素、すなわち、フレームワーク20とフェ−シング
22から構成できる。
【0057】プレート70は、アバットメントとフレー
ムワーク、または、アバットメントとフレームワークや
フェ−シングを統合する統合要素24の基礎材料を構成
する。
【0058】上述されたように、本発明はまた、個々の
代替歯要素の作製方法に関する。個々の代替歯要素と
は、すなわち、少なくとも1つのインプラント、また
は、少なくとも1つの歯根に取り付けできる、1つまた
は複数の構成要素からできた個々の代替歯要素である。
代替歯要素の構成要素は、インプラントは除くが、上述
の代替歯の構成要素と同じである。それ故に、代替歯要
素は、もちろん、インプラント、または、手技インプラ
ント、それらと結びついた特有の方法ステップは除い
て、上述の代替歯の構成要素と基本的に同様の方法で作
製され取り付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による代替歯の、その縦軸を含む断面
図。
【図2】 インプラント挿入前における、患者の顎領域
の図。
【図3】 図2で示された顎領域の実用模型の一部を示
す図。
【図4】 異なる方向に配置されるインプラント上に、
共通の挿入方向に関連して修正されたアバットメントが
位置されている図3に示された実用模型を、図3と同じ
形式で示す図。
【図5】 図3や図4における実用模型を基にして作製
されている代替歯がを有する図2に示された患者の顎領
域を、図3や図4と同じ形式で示す図。
【図6】 個々のクラウンや1つのブリッジフレームと
共に示された標準プレート。
【図7A】 処理中に複数のアバットメントが適所に固
定できる、アバットメントブランクを装着するためのプ
レートの上面図。
【図7B】 プレート上に固定されたアバットメントと
を有するそのプレートと、付随の固定ねじと同様、適所
に固定されていない3つのアバットメントとを共に示す
図7Aのプレートの、その主平面に関連して垂直な断面
図。
【図8A】 構造上正しいアバットメントが正しく機械
加工されるプレートの上面図。
【図8B】 図8Aのプレートの主平面に関連して垂直
な断面図。
【図8C】 アバットメントが作られるその他のプレー
トを、図8Aと同じ形式で示す図。
【図8D】 作製されるアバットメントの形状が点線で
示されている、図8Cのプレートの側面図。
【図9A】 プレートから作られた4つのアバットメン
トを、点線で示されたプレート内でそれらが占める位置
の上から見たときの図。
【図9B】 点線で示されたプレートから作られた図9
Aのアバットメントの側面図。
【図10A】 1つのプレートから作られた、アバット
メント、フレームワーク、フェーシングから成る4つの
統合要素を、点線で示されたプレート中でそれらが占め
る位置において、図9Aと同じ形式で示す図。
【図10B】 図10Aの統合要素を図9Bと同じ形式
で示す図。
【図11】 発明による代替歯作製の方法を説明するブ
ロックダイアグラム。
【図12】 代替歯要素の種々の作製方法と作製段階を
説明する概略図。
【符号の説明】
10 代替歯 12 インプラント 14 第1の位置決め要素 15 位置決め装置 16 第2の位置決め要素 17 アバットメントブランク 18 アバットメント 19 貫通孔 20 フレームワーク 21 上部構造 22 フェ−シング 24 統合要素 30 顎領域 40 実用模型 42 手技インプラント 44 補助要素または測定要素 45 端またはマーキング 46 標準プレート 50、60、70 プレート 52 ねじをきった穴 54 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインリッヒ・エフ・カッペルト ドイツ連邦共和国デー−79184グンデルフ ィンゲン、ベルクシュトラーセ10番 (72)発明者 ライナー・グレーザー ドイツ連邦共和国デー−79098フライブル ク・イム・ブライスガウ、カイザー・ヨー ゼフ−シュトラーセ172番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に、任意の生体適合的な物質から作製
    し、より詳細には、CAD−CAM技術による、インプ
    ラント支持の個々に作られる代替歯の作製方法であっ
    て、 代替歯(10)が提供される顎領域(30)の実用模型
    (40)が手技インプラント(42)によって取り付け
    られ、その手技インプラント(42)は、実用模型(4
    0)に関連して、顎領域(30)に差し込まれるインプ
    ラント(12)位置に相当する位置を取り、かつ、遠位
    端に位置決め要素(14)を有し、 位置決め装置(15)と固定要素によってインプラント
    (12)に固定されるよう意図されたアバットメント
    (18)が全てのインプラント(12)に対して作ら
    れ、 そのアバットメント(18)にうまく適合し、顎領域
    (30)の少なくとも1つのアバットメント(18)に
    対して押されることが意図された上部構造(21)が実
    用模型(40)上に作られる方法であって、 少なくとも1つの手技インプラント(42)の実用模型
    (40)上への取り付けに続いて、 手技インプラント(42)と共に顎領域(30)におけ
    るインプラント(12)の位置を示す補助要素(44)
    が、手技インプラント(42)の各々に取り付けられ、 少なくとも1つの補助要素(44)を有する実用模型
    (40)の3次元の形状が検知装置(SCAN)よって
    測定され、これから前記の3次元形状を表わす基礎デー
    タ(BAD)が定められ、 前記の基礎データ(BAD)から、顎領域(30)のイ
    ンプラント(12)の深さ、傾き、角度位置を決めるイ
    ンプラントデータ(ID)が定められ、 そのインプラントデータ(ID)から、作製されるべき
    アバットメント(18)を決めるアバットメントデータ
    (AD)が定められ、 そのアバットメントデータ(AD)を考慮に入れて、C
    AD/CAM装置(CC)によって、アバットメント
    (18)の作製が行われることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 アバットメント(18)が、アバットメ
    ントデータ(AD)を用いて、単一のアバットメントブ
    ランク(17)、または、規格アバットメント、また
    は、アバットメント材料でできたプレート(60)から
    作製されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのインプラント(12)
    を含む顎領域(30.1)の顎印象を基にして作製され
    た実用模型(40)が、少なくとも1つの手技インプラ
    ント(42)の位置を固定するために使用されることを
    特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 固定データ(FD)が、実用模型に取り
    付けられる少なくとも1つのアバットメント(18)を
    基にして、基礎データ(BAD)から定められることを
    特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 フレームワーク(20)または上部構造
    (21)が1つまたは複数のアバットメント(18)上
    に押される挿入方向(E)を定める挿入データ(ED)
    が、基礎データ(BAD)を用いて定められることを特
    徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 フレームワークデータ(GD)が、基礎
    データ(BAD)を用いて、アバットメントデータ(A
    D)を経由して間接的に定義され、それを基にして、フ
    レームワーク(20)または上部構造(21)がCAD
    /CAM装置(CC)によって作製されることを特徴と
    する、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 フェ−シングデータ(VD)が、基礎デ
    ータ(BAD)を用いて、アバットメントデータ(A
    D)とフレームワークデータ(GD)を経由して間接的
    に定義され、それを基にして、フレームワーク(20)
    のフェ−シング(22)がCAD/CAM装置(CC)
    によって作製されることを特徴とする、請求項1から6
    のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 蝋印象またはライブラリが、クラウンま
    たはブリッジのような、上部構造(21)またはフェ−
    シング(22)を作製するのに使用されることを特徴と
    する、請求項1から7のいずれかに記載の方法
  9. 【請求項9】 上部構造(21)のフレームワーク(2
    0)が、アバットメント(18)と統合的に作製される
    ことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の
    方法
  10. 【請求項10】 フレームワーク(20)とフェ−シン
    グ(22)を含む上部構造(21)が統合的に作製さ
    れ、好ましくは、先の蝋印象を用いて、または、ライブ
    ラリから作製されることを特徴とする、請求項1に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 フレームワーク(20)とフェ−シン
    グ(22)を含む上部構造(21)が、アバットメント
    (18)と統合的に作製されることを特徴とする、請求
    項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 テンプレートが、好ましくは、基礎デ
    ータ(BAD)を使用して作製され、挿入される代替歯
    の意図される位置が、そのテンプレートによって確認さ
    れることを特徴とする、請求項1から11のいずれかに
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つのインプラント(1
    2)、または、少なくとも1つの歯根にのせて固定され
    ることが意図された代替歯要素を作製する方法であっ
    て、少なくとも1つの代替歯要素が、CAD/CAM装
    置(CC)を用いて1つまたは複数の代替歯要素ブラン
    ク(17)から作製され、その代替歯要素ブランク(1
    7)は、歯根のインプラント(12)の形状を定める基
    礎データ(BAD)を基にして共通のプレート(50、
    60、70)に配置されることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 基礎データ(BAD)を決定するため
    に、代替歯要素が提供される顎領域の3次元構造が、検
    知装置(SCAN)によって直接的に、または、検知装
    置によって実用模型から測定されることを特徴とする、
    請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 同じプレート(50、60、70)上
    に配置された複数の代替歯要素ブランク(17)が、連
    続して処理されることを特徴とする、請求項13または
    14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 各々の代替歯要素が、アバットメント
    (18)、フレームワーク(20)、フェ−シング(2
    2)、フレームワーク(20)を備えたアバットメント
    (18)、または、上部構造(21)、または、アバッ
    トメント(18)とフレームワーク(20)とフェ−シ
    ング(22)とを含む統合要素(24)から成ることを
    特徴とする、請求項13から15のいずれかに記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 各々の代替歯要素ブランクが、処理中
    に装置として使用されるプレート(50)上に固定され
    ることを特徴とする、請求項13から16のいずれかに
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 プレート(50)が位置決め要素(1
    4.2)を有し、代替歯要素ブランクが補足的な位置決
    め要素(16)を有することを特徴とする、請求項17
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】 プレート(60、70)が、代替歯要
    素ブランクの材料から作られ、代替歯要素が作製される
    ことを特徴とする、請求項13から18のいずれかに記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 プレートが、作製されるべき代替歯要
    素の位置決め要素(16)、および/または、貫通孔
    (19)を有することを特徴とする、請求項19に記載
    の方法。
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