JP2001054249A - スピンドルモータの構造 - Google Patents

スピンドルモータの構造

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JP2001054249A
JP2001054249A JP11223801A JP22380199A JP2001054249A JP 2001054249 A JP2001054249 A JP 2001054249A JP 11223801 A JP11223801 A JP 11223801A JP 22380199 A JP22380199 A JP 22380199A JP 2001054249 A JP2001054249 A JP 2001054249A
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Yasuyuki Watanabe
保幸 渡辺
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDーROM等を回転するスピンドルモータ
のドライブユニットベースへの取付構造において、モー
タコアと軸受ホルダ等よりなる固定部のドライブユニッ
トベースへの一体成形化等により、構造の簡素化と組付
け精度の向上、及び部品点数の削減に伴う薄型化等を行
ったスピンドルモータの構造を実現することを課題とす
る。 【解決手段】 固定機構部5と回転機構部4とよりなる
スピンドルモータの構造において、固定機構部5はドラ
イブユニットベース1に軸受ホルダ21が一体成形され
てなり、軸受ホルダ21の孔52に挿入固定された円筒
形状の軸受10の内部孔51に、回転機構部4の回転軸
11が直接嵌め込み挿入されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
の構造に係り、特にCDーROM等を回転する駆動モー
タのドライブユニットベースへの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のスピンドルモータの構造を
示す構成図で、(a)は上面斜視図、(b)は断面図で
ある。
【0003】従来のスピンドルモータの構造は、図5に
示すように、軸受10、軸受ホルダ15、巻線16がコ
イル状に巻かれている円筒形状のモータコア12、厚板
形状のモータベース85よりなる固定部5と、リング形
状のマグネット14、中央部に孔50が設けられて円盤
状に形成されたロータ13、軸11よりなる回転部4
と、モータベース85が取付固定されるドライブユニッ
トベース80と、で構成されている。
【0004】軸11は、円柱形状に金属材等で成形され
ている。この軸11にはマグネット14が取付られたロ
ータ13が、ロータ13の孔50を介して圧入固定さ
れ、軸受10の孔51に挿入勘合されて回転する軸とし
て用いられる。
【0005】軸受10は、孔51が設けられて、円筒形
状に滑りが良好な含油焼結合金材等で成形されている。
この軸受10の孔51には軸11が挿入勘合される。
【0006】軸受ホルダ15は、上面が開口した孔66
が設けられて、円筒コップ形状に金属材等で成形されて
いる。この軸受ホルダ15は、中央の外周面71の径よ
り小さめに形成された下部外周面90をモータベース8
5の孔91に圧入してカシメ付けによりモータベース8
5に固定される。また、中央の外周面71の径より小さ
めに形成された上部外周面68には巻線16を有するモ
ータコア12が圧入固定されている。そして孔66に軸
受10が圧入固定されている。
【0007】モータベース85は、スピンドルモータ2
を保持する本体ベースであり、回転強度に耐える厚板形
状の金属材等で成型されている。このモータベース85
には、中央部に軸受ホルダ15をカシメ付けるための孔
91が設けられ、外周縁部にはモータベース85をドラ
イブユニットベース80に取付固定するための取付孔8
7が複数ヶ所に設けられている。
【0008】スピンドルモータの構造の組立は、まず軸
受ホルダ15をモータベース85の孔91に圧入してカ
シメ付けにより固定し、軸受ホルダ15の孔66に軸受
10を圧入固定する。次に軸受ホルダ15の上部の外周
面68には巻線16を巻き付けたモータコア12を圧入
固定して固定部分5を組立てる。そして、ロータ13に
マグネット14を取付け、このロータ13に設けられた
孔50に軸11を圧入固定して回転部分4を組立てる。
そして、回転部分4の軸11を固定部分5の軸受10の
孔51に挿入勘合してスピンドルモータ2を完成させ
る。次に、このスピンドルモータ2のモータベース85
に設けられた取付孔87に取付ネジ86を挿通し、ドラ
イブユニットベース80に設けられた取付ネジ孔88に
螺合することにより、スピンドルモータ2がドライブユ
ニットベース80にモータベース85を介して固定され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このスピンドルモータ
の構造では、図5に示すように、モータ回転の中心線H
のドライブユニットベース80の裏面Aに対する直立精
度は、ドライブユニットベース80へのモータベース8
5の取付、モータベース85への軸受ホルダ15のカシ
メによる取付、軸受ホルダ15への軸受10の圧入によ
る取付、軸受10への軸11の挿入勘合等の精度に関連
した要素による水平方向と垂直方向へのズレが累積して
いるため高い組付け精度の確保は難しい。また、スピン
ドルモータ2を完成させるためのモータ専用のモータベ
ース85が必要であり、このモータベース85を、さら
にドライブユニットベース80に組付け固定するために
構造が複雑で薄型化することが難しいという問題があっ
た。
【0010】本発明は、このような問題を解決するもの
で、構造の簡素化と組付け精度の向上、及び部品点数の
削減に伴う薄型化等を行ったスピンドルモータの構造を
実現することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転軸が挿入される孔が設けられた軸受
と、該軸受を保持する軸受ホルダと、該軸受ホルダが取
付けられるドライブユニットベースと、該軸受又は該軸
受ホルダに挿入支持される円筒形状のモータコアを有す
る固定機構部と、 前記モータコアを覆うように被せら
れるロータと、該ロータの中央部に設けられた回転軸と
を有する回転機構部と、より構成されたスピンドルモー
タにおいて、前記ドライブユニットベースには、前記軸
受ホルダが一体成形されてなり、該軸受ホルダに形成さ
れた孔に前記軸受が挿入固定され、前記回転機構部の前
記回転軸が該軸受の孔に挿入されてなることを特徴とす
るものである。
【0012】また、前記軸受に設けられた孔が、袋小路
の形状に成形されてなることを特徴とするものである。
【0013】また、前記軸受ホルダは、前記ドライブユ
ニットベースに対するバーリング加工によって形成され
た円筒形状の突出部であることを特徴とするものであ
る。
【0014】また、前記軸受ホルダの外周面には、その
上段,下段で外径が異なる段差が形成され、前記モータ
コアが、外径の小さい該上段の外周面に挿入されて、該
段差による当たり面に押圧され、位置決め固定されてな
ることを特徴とするものである。
【0015】また、前記軸受の外周面には、その上段,
下段で外径が異なる段差が形成され、前記モータコアが
外径の小さい該上段の外周面に挿入されて、該段差によ
る当たり面に押圧されて位置決め固定され、該下段の外
径の大きい外周面が前記軸受ホルダの孔に挿入固定され
てなること特徴とするものである。
【0016】また、前記軸受ホルダの孔は、底面部を有
する袋小路の形状に形成され、該軸受が該軸受ホルダの
孔に挿入されて、該軸受ホルダの底面部に押圧され、位
置決め固定されてなり、該軸受ホルダの外周面には、そ
の上段,下段で外径が異なる段差が形成され、前記モー
タコアが、外径の小さい該上段の外周面に挿入されて、
該段差による当たり面に押圧され、位置決め固定されて
なることを特徴とするものである。
【0017】また、前記軸受は、前記モータコアと一体
化した軸受ステータ部として形成され、さらに該軸受ス
テータ部の下段が前記ドライブユニットベースの前記軸
受ホルダの孔に挿入されてなることを特徴とするもので
ある。
【0018】また、前記軸受ホルダの前記モータコアが
挿入される外周面には、凸形状に形成された突起部が成
形され、該モータコアの内周面には、前記突起部が嵌ま
り込む凹溝が設けられてなることを特徴とするものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態に係るス
ピンドルモータの構造を示す構成図で、(a)は上面斜
視図、(b)は断面図、(c)は軸受部の上面透視図で
ある。
【0021】第1の実施の形態に係るスピンドルモータ
の構造は、図1に示すように、軸受10、軸受ホルダ部
21が一体成型されたドライブユニットベース1、巻線
16がコイル状に巻かれている円筒形状のモータコア1
2よりなる固定部5と、リング形状のマグネット14、
中央部に孔50を有する円盤状に形成されたロータ1
3、軸11よりなる回転部4と、で構成されている。
【0022】軸11は、円柱形状に金属材等で成形され
ている。この軸11はマグネット14を有するロータ1
3に設けられた孔50に圧入されており、この圧入によ
ってロータ13は軸11に軸支・固定される。また、軸
11は軸受10の孔51に挿入勘合されて回転する軸と
して用いられる。
【0023】軸受10は、袋小路の形状に孔51が設け
られて、滑りが良好な含油焼結合金材等で成形されてい
る。この軸受10の孔51には軸11が挿入勘合され
る。この軸受10はドライブユニットベース1に設けら
れた軸受ホルダ部21の貫通孔52に圧入固定される。
【0024】ドライブユニットベース1は、ドライブ制
御基板25及びコネクタ26等の電子部品が実装された
本体ベースであり、スピンドルモータ2を保持するベー
ス機能も兼ね備えたもので、回転強度に耐える厚板形状
(図5に示す従来のドライブユニットベース80と同一
強度で、従来のモータベース85の強度相当以上)の金
属板からなるものである。このドライブユニットベース
1に対するバーリング加工によって、軸受ホルダ部21
が円筒形状の突出部として一体成形され、この軸受ホル
ダ部21である突出部には軸受10を圧入するための貫
通孔52が設けられている。
【0025】この軸受ホルダ部21の外周面には、その
上段55,下段49で外径が異なる段差が形成され、そ
の段差により当り面54が設けられている。さらにこの
上段外周面55には凸形状の突起部17が当り面54か
ら軸方向の上端まで設けられて、上述と同一のバーリン
グ加工工程で形成されている。
【0026】この上段外周面55の突起部17は、巻線
16がコイル状に巻かれている円筒形状のモータコア1
2の圧入時に、モータコア12の内部孔53に設けられ
た凹形状の溝56に嵌め込まれるように形成されてい
る。このように、突起部17が溝56に嵌め込まれるこ
とでモータコア12を回り止めすることができる。しか
もモータコア12は当り面54に押圧され、位置決めさ
れた状態でドライブユニットベース1の軸受ホルダ部2
1に固定されている。そして軸受ホルダ部21の貫通孔
52に軸受10が圧入固定されている。
【0027】スピンドルモータの構造の組立は、まずド
ライブユニットベース1に一体成形された軸受ホルダ部
21の孔52に軸受10をドライブユニットベース1の
裏面と面一に圧入固定する。次に軸受ホルダ部21の上
部外周面55に巻線16を取付けたモータコア12を外
周面55の当り面54まで圧入して固定部分5を組立て
る。そして、ロータ13にマグネット14を取付け、こ
のロータ13に設けられた孔50に軸11を圧入固定し
て回転部分4を組立てる。そして、回転部分4の軸11
を固定部分5の軸受10の孔51に挿入勘合してスピン
ドルモータ2をドライブユニットベース1と一体に完成
させる。
【0028】尚、本第1の実施の形態に用いた軸受ホル
ダ部21の上部外周面55に設けられた突起部17によ
るモータコア12の周り止め機能は、本第1の実施の形
態に拘らず他の後述する第3の実施の形態にも適用する
ことができる。
【0029】この第1の実施の形態における構造では、
図1に示すように、モータ回転の中心線Hのドライブユ
ニットベース1の裏面Aに対する直立精度に係る要素
が、ドライブユニットベース1への軸受10の圧入によ
る取付、及び軸受10への軸11の挿入勘合のみになる
ため、水平方向と垂直方向へのズレの累積が減り、高い
組付け精度の確保ができる。また、専用の軸受ホルダ及
びモータベース等が不用となり、構造の簡素化と部品点
数の削減に伴う薄型化とコスト削減等を行うことができ
る。尚、軸受ホルダ部21と軸受10をも一体化する考
えもあるが、軸受10には摩擦係数の小さい滑りが良好
な材料が適しており、この材料を高い強度を必要とする
ドライブユニットベースに適用するのは困難である。
【0030】次に、第2の実施の形態に係るスピンドル
モータの構造について説明する。
【0031】図2は本発明の第2の実施の形態に係るス
ピンドルモータの構造を示す構造図である。尚、本第2
の実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成品につ
いてはその説明を省略する。
【0032】本第2の実施の形態に係るスピンドルモー
タの構造は、図2に示すように、軸受10、軸受ホルダ
部21が一体成形されたドライブユニットベース1、巻
線16がコイル状に巻かれている円筒形状のモータコア
12よりなる固定部5と、リング形状のマグネット1
4、中央部に孔を有する円盤状に形成されたロータ1
3、軸11よりなる回転部4と、で構成されている。
【0033】軸11は、第1の実施の形態と同一なので
説明を省略する。
【0034】軸受10は、袋小路の形状に孔51が設け
られて、滑りが良好な含油焼結合金材等で成形されてい
る。この軸受10の上部外周面53は下部外周面69よ
りその外径を小さ目に成形され当り面60が設けられて
いる。この上部外周面59には巻線16を有するモータ
コア12が当り面60に押圧されるまで圧入された状態
で、位置決め固定されている。この軸受10の孔51に
は軸11が挿入勘合される。この軸受10は、ドライブ
ユニットベース1に設けられた軸受ホルダ部21の貫通
孔57に圧入固定される。この圧入固定された状態で
は、軸受10の当り面60は軸受ホルダ部21の開口上
面より、僅かに高くなるように形成されており、モータ
コア12が軸受ホルダ部21の開口上面に当たらないよ
うにされている。
【0035】ドライブユニットベース1は、ドライブ制
御基板及びコネクタ等の電子部品が実装された本体ベー
スであり、スピンドルモータ2を保持するベース機能も
兼ね備えたもので、回転強度に耐える厚板形状(図5に
示す従来のドライブユニットベース80と同一強度で、
従来のモータベース85の強度相当以上)の金属板から
なるものである。このドライブユニットベース1に対す
るバーリング加工によって、軸受ホルダ部21が円筒形
状の突出部として一体成形され、この軸受ホルダ部21
である突出部には軸受10を圧入するための貫通孔57
が設けられている。そして軸受ホルダ部21の貫通孔5
7に軸受10が圧入固定されている。
【0036】スピンドルモータの構造の組立は、まずド
ライブユニットベース1に一体成形された軸受ホルダ部
21の孔57に軸受10を圧入固定する。次に軸受10
の上部外周面59に巻線16を取付けたコアー12を外
周面59の当り面60まで圧入して固定部分5を組立て
る。そして、ロータ13にマグネット14を取付け、こ
のロータ13に設けられた取付孔50に軸11を圧入固
定して回転部分4を組立てる。そして、回転部分4の軸
11を固定部分5の軸受10の孔51に挿入勘合してス
ピンドルモータ2をドライブユニットベース1と一体に
完成させる。
【0037】この第2の実施の形態における構造では、
図2に示すように、モータ回転の中心線Hのドライブユ
ニットベース1の裏面Aに対する直立精度に係る要素
が、ドライブユニットベース1への軸受10の圧入によ
る取付、及び軸受10への軸11の挿入勘合のみとなる
ため、この要素による水平方向と垂直方向へのズレの累
積が減り、高い組付け精度の確保ができる。また、専用
の軸受ホルダ及びモータベース等が不用となり、構造の
簡素化と部品点数の削減に伴う薄型化等を行うことがで
きる。
【0038】次に、第3の実施の形態に係るスピンドル
モータの構造について説明する。
【0039】図3は本発明の第3の実施の形態に係るス
ピンドルモータの構造を示す構造図である。尚、本第3
の実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成品につ
いてはその説明を省略する。
【0040】本第3の実施の形態に係るスピンドルモー
タの構造は、図3に示すように、軸受10、軸受ホルダ
部21が一体成形されたドライブユニットベース1、巻
線16がコイル状に巻かれている円筒形状のモータコア
12よりなる固定部5と、リング形状のマグネット1
4、中央部に孔を有する円盤状に形成されたロータ1
3、軸11よりなる回転部4と、で構成されている。
【0041】軸11は、第1の実施の形態と同一なので
説明を省略する。
【0042】軸受10は、貫通孔51が設けられた円筒
形状に、滑りが良好な含油焼結合金材等で成形されてい
る。この軸受10の孔51には軸11が挿入勘合され
る。
【0043】ドライブユニットベース1は、ドライブ制
御基板及びコネクタ等の電子部品が実装された本体ベー
スで、スピンドルモータ2を保持するベース機能も兼ね
備えたものであり、回転強度に耐える厚板形状(図5に
示す従来のドライブユニットベース80と同一強度で、
従来のモータベース85の強度相当以上)の金属板から
なるものである。このドライブユニットベース1に対す
るプレス成形加工によって、軸受ホルダ21が、突出部
として一体に形成されている。この軸受ホルダ21は、
軸受10を圧入する孔61を有しており、この孔61は
薄肉形状の底面部97を有する袋小路の形状に形成され
ている。そして、この孔61に軸受10が圧入され、底
面部97まで接合押圧されて、位置決め固定される。こ
のドライブユニットベース1に対するプレス成形加工時
において、ドライブユニットベース1の底部裏面にリン
グ状の凹み95と薄肉部96が形成される。
【0044】この軸受ホルダ部21の外周面には、その
上段63,下段70で外径が異なる段差が、上述と同じ
プレス成形加工工程によって形成され、その段差により
当り面64が形成されている。この上段外周面63には
巻線16を有するモータコア12が当り面64に押圧さ
れるまで圧入された状態で、位置決め固定される。
【0045】スピンドルモータの構造の組立は、まずド
ライブユニットベース1に一体成形された軸受ホルダ部
21の孔61に軸受10を圧入し、底面部97に軸受1
0を押圧位置決めして固定する。次に軸受ホルダ部21
の上部外周面63に巻線16を取付けたコアー12を外
周面63の当り面64まで圧入して固定部分5を組立て
る。そして、ロータ13にマグネット14を取付け、こ
のロータ13に設けられた孔50に軸11を圧入固定し
て回転部分4を組立てる。そして回転部分4の軸11を
固定部分5の軸受10の孔51に挿入勘合してスピンド
ルモータ2をドライブユニットベース1と一体に完成さ
せる。
【0046】この第3の実施の形態における構造では、
図3に示すように、モータ回転の中心線Hのドライブユ
ニットベース1の裏面Aに対する直立精度に係る要素
が、ドライブユニットベース1への軸受10の圧入によ
る取付、及び軸受10への軸11の挿入勘合のみになる
ため、この要素による水平方向と垂直方向へのズレの累
積が減り、高い組付け精度の確保ができる。また、専用
の軸受ホルダ及びモータベース等が不用となり、構造の
簡素化と部品点数の削減に伴う薄型化等を行うことがで
きる。尚、本第3の実施の形態では、ドライブユニット
ベース1に一体成形された軸受ホルダ21が、孔61と
底面部97を有する袋小路の形状に形成されているた
め、軸受10を、孔61に圧入して底面部97に接合押
圧することにより、軸受ホルダ21に位置決め固定する
ことができ、組立が容易になる。
【0047】次に、第4の実施の形態に係るスピンドル
モータの構造について説明する。
【0048】図4は本発明の第4の実施の形態に係るス
ピンドルモータの構造を示す構造図である。尚、本第4
の実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成品につ
いてはその説明を省略する。
【0049】本第4の実施の形態に係るスピンドルモー
タの構造は、図4に示すように、円盤型形状の軸受ステ
ータ部18、軸受ホルダ部21が一体成形されたドライ
ブユニットベース1よりなる固定部5と、リング形状の
マグネット14、中央部に孔を有する円盤状に形成され
たロータ13、軸11よりなる回転部4と、で構成され
ている。
【0050】軸11は、第1の実施の形態と同一なので
説明を省略する。
【0051】軸受ステータ部18は、上下面にそれぞれ
円柱状の突起18a、18bが設けられ、中央部に孔5
1を有する円盤型形状に滑りが良好な含油焼結合金材等
で成形されている。この軸受ステータ部18は円盤形状
のモータコア部と軸受部が一体として成形されたもの
で、モータコア部に巻線16がコイル状に巻かれてい
る。この軸受ステータ部18には袋小路の形状に孔51
が設けられ、軸11が挿入される。また、軸受ステータ
部18の下部外周面18cがドライブユニットベース1
の軸受ホルダ部21の孔72への圧入で、軸受ステータ
部18に設けられた当り面18dが軸受ホルダ部21の
上面端92に押圧され位置決めされた状態で固定され
る。
【0052】ドライブユニットベース1は、ドライブ制
御基板及びコネクタ等の電子部品が実装された本体ベー
スであり、スピンドルモータ2を保持するベース機能も
兼ね備えたもので、金属板からなるものである。このド
ライブユニットベース1には、軸受ホルダ部21が一体
成形されており、この軸受ホルダ部21には軸受ステー
タ部18を圧入するための貫通孔72と当り面92が設
けられている。
【0053】スピンドルモータの構造の組立は、まずド
ライブユニットベース1に一体成形された軸受ホルダ部
21の孔72に巻線16を取付けた軸受ステータ部18
を圧入して、軸受ホルダ部21の上部当り面92に軸受
ステータ部18の当り面18dを押圧して固定部分5を
組立てる。そして、ロータ13にマグネット14を取付
け、このロータ13に設けられた取付孔50に軸11を
圧入固定して回転部分4を組立てる。そして、回転部分
4の軸11を固定部分5の軸受ステータ部18の孔51
に挿入勘合してスピンドルモータ2をドライブユニット
ベース1と一体に完成させる。
【0054】この第4の実施の形態における構造では、
図4に示すように、モータ回転の中心線Hのドライブユ
ニットベース1の裏面Aに対する直立精度に係る要素
が、ドライブユニットベース1への軸受ステータ部18
の圧入による取付、軸受ステータ部18への軸11の挿
入勘合のみになるため、この要素による水平方向と垂直
方向へのズレが減少し、高い組付け精度の確保ができ
る。また、従来のように専用の軸受ホルダとモータベー
ス等が不用となり、さらにモータコア部と軸受部が一体
に成形されているためモータコアが不用となり、より構
造の簡素化と部品点数の削減に伴う薄型化等を行うこと
ができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、ス
ピンドルモータの構造において、軸受ホルダ等よりなる
固定部のドライブユニットベースへの一体成形化等によ
り、構造の簡素化と組付け精度の向上、及び部品点数の
削減に伴う薄型化等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスピンドルモ
ータの構造を示す構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るスピンドルモ
ータの構造を示す構造図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るスピンドルモ
ータの構造を示す構造図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るスピンドルモ
ータの構造を示す構造図である。
【図5】従来のスピンドルモータの構造を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1・・・ドライブユニットベース 2・・・スピンドルモータ 4・・・回転部 5・・・固定部 10・・・軸受 11・・・軸 12・・・モータコア 13・・・ロータ 14・・・マグネット 15・・・軸受ホルダ 16・・・巻線 21・・・ドライブユニットベースの軸受ホルダ部 85・・・モータユニットベース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸が挿入される孔が設けられた軸受
    と、該軸受を保持する軸受ホルダと、該軸受ホルダが取
    付けられるドライブユニットベースと、該軸受又は該軸
    受ホルダに挿入支持される円筒形状のモータコアを有す
    る固定機構部と、 前記モータコアを覆うように被せら
    れるロータと、該ロータの中央部に設けられた回転軸と
    を有する回転機構部と、より構成されたスピンドルモー
    タにおいて、 前記ドライブユニットベースには、前記軸受ホルダが一
    体成形されており、該軸受ホルダに形成された孔に前記
    軸受が挿入固定され、前記回転機構部の前記回転軸が該
    軸受の孔に挿入されてなることを特徴とするスピンドル
    モータの構造。
  2. 【請求項2】 前記軸受に設けられた孔が、袋小路の形
    状に成形されてなることを特徴とする請求項1記載のス
    ピンドルモータの構造。
  3. 【請求項3】 前記軸受ホルダは、前記ドライブユニッ
    トベースに対するバーリング加工によって形成された円
    筒形状の突出部であることを特徴とする請求項1記載の
    スピンドルモータの構造。
  4. 【請求項4】 前記軸受ホルダの外周面には、その上
    段,下段で外径が異なる段差が形成され、前記モータコ
    アが、外径の小さい該上段の外周面に挿入されて、該段
    差による当たり面に押圧され、位置決め固定されてなる
    ことを特徴とする請求項3記載のスピンドルモータの構
    造。
  5. 【請求項5】 前記軸受の外周面には、その上段,下段
    で外径が異なる段差が形成され、前記モータコアが外径
    の小さい該上段の外周面に挿入されて、該段差による当
    たり面に押圧されて位置決め固定され、該下段の外径の
    大きい外周面が前記軸受ホルダの孔に挿入固定されてな
    ること特徴とする請求項3記載のスピンドルモータの構
    造。
  6. 【請求項6】 前記軸受ホルダの孔は、底面部を有する
    袋小路の形状に形成され、該軸受が該軸受ホルダの孔に
    挿入されて、該軸受ホルダの底面部に押圧され、位置決
    め固定されてなり、該軸受ホルダの外周面には、その上
    段,下段で外径が異なる段差が形成され、前記モータコ
    アが、外径の小さい該上段の外周面に挿入されて、該段
    差による当たり面に押圧され、位置決め固定されてなる
    ことを特徴とする請求項3記載のスピンドルモータの構
    造。
  7. 【請求項7】 前記軸受は、前記モータコアと一体化し
    た軸受ステータ部として形成され、さらに該軸受ステー
    タ部の下段が前記ドライブユニットベースの前記軸受ホ
    ルダの孔に挿入されてなることを特徴とする請求項3記
    載のスピンドルモータの構造。
  8. 【請求項8】 前記軸受ホルダの前記モータコアが挿入
    される外周面には、凸形状に形成された突起部が成形さ
    れ、該モータコアの内周面には、前記突起部が嵌まり込
    む凹溝が設けられてなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、又は6記載のスピンドルモータの構造。
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