JP2001052792A - コンセント - Google Patents

コンセント

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JP2001052792A
JP2001052792A JP11219770A JP21977099A JP2001052792A JP 2001052792 A JP2001052792 A JP 2001052792A JP 11219770 A JP11219770 A JP 11219770A JP 21977099 A JP21977099 A JP 21977099A JP 2001052792 A JP2001052792 A JP 2001052792A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/633Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2103/00Two poles
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/76Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure with sockets, clips or analogous contacts and secured to apparatus or structure, e.g. to a wall

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラグを抜く作業が容易なコンセントを提供す
る。 【解決手段】プラグの栓刃を挟持する一対の受け片2
7,29のうち受け片29をレバー25に取り付けて受
け片27に対して可動とする。レバー25は器体1に対
して回動可能に取り付けられる。器体1は押操作される
操作部33bおよび引操作される引き紐51を備え、操
作部33bの押操作または引き紐51の引操作によりレ
バー25が回転して受け片27から受け片29を遠ざけ
られ、プラグの保持力が弱まる。また同時に、操作体3
3はリンク体35を押し、押子37の先端部を器体1か
ら突出させる。このとき押子37はプラグを押し、器体
1から浮き上がらせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンセントに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に提供されているコンセントは、プ
ラグの栓刃を一対の刃受ばねによって栓刃の厚み方向の
両面から挟持することによって、栓刃の電気的接続およ
び機械的保持を行うように構成されている。コンセント
においては、プラグの栓刃に対する刃受ばねの接触抵抗
を小さくすることが要求されるとともに、プラグが不用
意に抜けることがないように栓刃を保持する必要がある
から、刃受ばねによる栓刃の挟持力は比較的大きくなっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、プラグ
の栓刃を保持する刃受ばねの挟持力は比較的大きいもの
であるから、プラグをコンセントから抜くには比較的強
い力が必要である。その結果、現状のコンセントは、老
人や身体障害者にとってはプラグを抜く作業が容易では
ないという問題を有している。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、プラグを比較的小さい力で容易に抜
くことができるコンセントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
グの各接触子を挟持するように対向して配置された各一
対の受け片と、各接触子に対応する2個ずつの受け片の
少なくとも一方に連結されて前記2個の受け片の相対位
置を可変とするとともに前記2個の受け片による前記接
触子の挟持力を強める向きにばね付勢する開閉機構部
と、器体の外側に露出する操作部を備え操作部を操作す
ることにより前記2個の受け片による接触子の挟持力を
弱める向きに開閉機構部を動作させる操作体とを備える
ものである。この構成によれば、プラグの各接触子(栓
刃や接触ピン)を挟持する2個ずつの受け片のうちの少
なくとも一方を操作体の操作に連動させて移動させて受
け片による接触子の挟持力を弱めるから、プラグを抜く
際に大きな力を要することがなくなり、プラグを抜く作
業が容易になる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記開閉機構部が、前記各接触子に対応する2個ず
つの受け片の少なくとも一方に結合され器体に回動自在
に取り付けられたレバーと、前記2個の受け片による前
記接触子の挟持力を強める向きにレバーを付勢する保持
ばねとを備え、前記操作体が、前記操作部の操作により
直進移動するカム部を備え、カム部には直進移動を前記
2個の受け片による前記接触子の挟持力を弱める向きの
レバーの回転移動に変換するカム面が形成されているも
のである。この構成によれば、操作体の操作に伴うカム
体の直進移動を回転移動に変換するレバーと、レバーを
ばね付勢して接触子の挟持力を強める保持ばねとによっ
て、少ない部品数で開閉機構部を構成することができ、
比較的低コストで提供することが可能になる。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、プラグに対応する部位で先端部を器体から進退させ
る押子と、前記カム部の直進移動に連動して押子の先端
部を器体から突出させるリンク体とを備えるものであ
る。この構成によれば、操作体の操作で押子を器体から
突出させてプラグを器体から離れる向きに押すことがで
きるから、操作体の操作によってプラグの接触子を挟持
する力を弱めるとともに押子によってプラグを器体から
引き離してプラグを器体から浮き上がらせることがで
き、プラグを抜く作業が一層容易になる。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記リンク体が器体に軸着され、前記押子がリンク
体に対して回動可能に連結されているものである。この
構成では、リンク体が器体に対して軸着され、操作体を
操作するとリンク体が器体に対して回転する。ここで、
リンク体と押子とが固着されているとリンク体の回動に
伴って器体の表面に対する押子の傾きが変化することに
なるが、請求項4の発明では、リンク体と押子とを回動
自在に結合しているから、押子を器体の表面に対して傾
かないように進退させることが可能になる。つまり、操
作体を操作したときにプラグをまっすぐに押して、操作
体に与えた力をプラグを抜く力として効率よく作用させ
ることができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項2ないし請求項
4の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
がそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
周方向に並ぶ形で配置され、前記カム体の直進移動に伴
って各接触子に対応する各2個の受け片が互いの距離を
広げる向きに移動するものである。この構成は、受け片
の距離を広げることにより受け片間の挟持力を低減させ
るから、プラグの接触子の断面形状にかかわらず採用す
ることが可能である。
【0010】請求項6の発明は、請求項2ないし請求項
4の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
はそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
径方向に並ぶ形で配置され、前記カム体の直進移動に伴
って各接触子に対応する各2個の受け片が互いに対向し
ない位置に移動するものである。この構成によれば、受
け片の距離を変えるのではなく受け片同士の位置をずら
すことによって挟持力を低減させるから、プラグが平板
状の接触子を備える場合に利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1に示す
ように、器体1は前面(図1の上面)が開放された直方
体状のボディ11と、後面が開放された直方体状のカバ
ー12とを組み合わせて直方体状に形成される。ボディ
11とカバー12とは合成樹脂成形品であり、組立後に
は接着や溶着により固着される。
【0012】図6に示すように、カバー12の前壁にお
ける長手方向の一端部には表裏に貫通した一対の栓刃挿
入口16が形成され、各栓刃挿入口16に隣接してそれ
ぞれ挿通孔17が形成される。さらに、カバー12の前
壁における長手方向の他端部には表裏に貫通した操作孔
18が形成される。操作孔18の一側壁にはカバー12
の長手方向の一方の側面に開放した切欠部19が形成さ
れる。カバー12の長手方向に直交する断面において切
欠部19の幅寸法は操作孔18の幅寸法よりも小さく、
操作孔18と切欠部19との間には段差部20が形成さ
れる。
【0013】一方、ボディ11の内底面中央部には円柱
状の軸突起23および複数個の位置決め突起24が突設
され、軸突起23の先端部には基部側よりも小径である
軸ピン23aが形成される。この軸ピン23aは板状で
ある2枚のレバー25,44に設けた軸孔25b,44
bに挿入される。レバー44は軸突起23の基部および
位置決め突起24によって支持され、レバー25はレバ
ー44の上に重ねられれるとともに位置決め突起24に
よって支持される。したがって、レバー25を支持する
位置決め突起24はレバー44を支持する位置決め突起
24よりもボディ11の内底面からの突出寸法が大きく
なっている。また、位置決め突起24の突出寸法を異な
らせるのではなく、レバー25においてレバー44と重
複しない部位に段差を設けることによって、ボディ11
の内底面と各レバー25,44との距離が等しくなるよ
うに構成してもよい。
【0014】レバー25,44にはそれぞればね受け用
の突起を備えるばね座片25a,44eが形成され、各
ばね座片25a,44eの突起はそれぞれコイルばねよ
りなる保持ばね26,47の一端部に挿入される。保持
ばね26,47の他端部にはボディ11の両側壁内面に
それぞれ突設されたばね受け突起12bが挿入される。
つまり、各保持ばね26,47は墓碑11の両側壁内面
とばね座片25a,44eとの間に保持される。したが
って、レバー25は保持ばね26によって図1の上から
見て軸ピン23aの回りに反時計回りにばね付勢され、
レバー44は保持ばね47によって図1の上から見て軸
ピン23aの回りに時計回りにばね付勢される。なお、
レバー25,44がボディ11の内底面から浮き上がる
のを防止するために、カバー12の内底面においてレバ
ー25,44の先端付近に対応する部位には押さえリブ
12a(図3参照)が突設される。
【0015】ボディ11にはカバー12に設けた各栓刃
挿入口16に対応する部位にそれぞれ導電性の良好な板
金材料により形成された受け片27が配置される。各受
け片27の基部には端子版27aが連続一体に形成さ
れ、端子板27aの周部が位置決め突起24に当接する
ことによって受け片27がボディ11に対して位置決め
される。端子板27aの中間部は段差を形成するように
屈曲され、屈曲部位がボディ11の底壁に挿通されるこ
とにより端子板27aの一部はカバー12の背面に露出
する。端子板27aにおいてカバー12の背面に露出す
る部位には座金付きの端子ねじ27bが螺合する。
【0016】一方、カバー12の内底面には隣り合う受
け片27間に挿入される隔壁12d(図4参照)が突設
され、受け片27間の絶縁が確保される。なお、ボディ
11の背面には保護カバー10が着脱自在に取り付けら
れ、端子板27aが外部に露出しないようにしてある。
したがって、テーブルタップとして用いる場合には、電
源線を端子板27aに接続した後に保護カバー10を取
り付けることによって充電部の露出を防止することがで
きる。
【0017】ボディ11に固定した受け片27とともに
プラグの接触子を挟持する受け片29は受け片27と同
じ材料により形成されており、各レバー25,44に取
り付けられる。すなわち、各レバー25,44の前面に
はそれぞれ固定リブ30が突設され、受け片29の基部
が固定リブ30に保持されるとともに、リベットのよう
な固定具31を用いて受け片29が固定リブ30に固定
される。上述のようにレバー25,44はそれぞれ保持
ばね26,47によりばね付勢されており、このばね力
によってレバー25,44に取り付けられた受け片29
はそれぞれ対応する受け片27に近付くことになる。
【0018】各レバー25,44においてばね座片25
a,44eを設けた一端部の近傍には押部25c,44
cが形成される。押部25c,44cは互いに対向して
おり、対向面は図1の下部ほど互いの距離を小さくする
ように傾斜した傾斜面になっている。両押部25c,4
4cの間には操作体33を構成するカム体33cが配置
される。操作体33はカバー12に形成した操作孔18
に挿入される操作部33bと、上述した押部25c,4
4cの間に配置されるカム体33cと、後述する引き紐
51により構成される。
【0019】操作部33bは操作孔18および段差部2
0によりぐらつかないように案内されている。また、操
作部33bの裏面には押脚33eが突設されている。こ
こに、操作部33bは操作孔18の内周面に形成した突
部(図示せず)と操作部33bに設けた突部(図示せ
ず)とを係止させることによって器体1から抜け落ちな
いようにしてある。操作部33bは器体1に押し込むこ
とができ、その押し込み量は操作孔18の深さによって
規制されている。
【0020】一方、カム体33cの両側面には操作部3
3bから離れるほどカム体33cが先細りとなるように
形成された傾斜面であるカム面33aが形成される。つ
まり、カム面33aは押部25c,44cの傾斜面に対
向する。したがって、カム体33cを器体1に対して後
方に直進移動させると、両レバー25,44に設けた押
部25c,44cがカム面33aに押され、レバー2
5,44が保持ばね26,47のばね力に抗して回転す
る。つまり、レバー25,44に設けた受け片29は図
2に示すように、ボディ11に固定した受け片27との
距離を広げるように移動する。このことによって、受け
片27,29の間に挟持されるプラグの接触子に対する
保持力が小さくなり、プラグを小さい力で容易に抜くこ
とが可能になる。ここに、ボディ11にはカム体33c
を案内する挿通孔12cが形成されている。
【0021】ところで、操作部33bに延設した押脚3
3eとカム体33cとの間には板状に形成されたリンク
体35の一端部が挿入される。リンク体35の両側縁に
は軸ピン35aが突設され、各軸ピン35aはボディ1
1の両側壁内側面に形成した軸受部36に軸支される。
また、リンク体35の他端部には押子37の後端部が当
接する。すなわち、リンク体35の上記他端部は二股状
に形成されるとともに、二股状に形成されている部分に
それぞれ長孔状に開口するボール受け孔39が形成さ
れ、各ボール受け孔39にそれぞれ押子37の後端部に
設けたボール40の一部が挿入される。押子37はボー
ル40から前方に延長された押し棒41を備え、押し棒
41はカバー12の挿通孔17に挿入される。つまり、
リンク体35によって2本の押し棒41を同時に進退さ
せることができる。各押し棒41はコイルばねである復
帰ばね42にそれぞれ挿通され、各復帰ばね42はカバ
ー12の側壁内周面に突設した保持片48(図3、図4
参照)とボール40との間に保持される。保持片48は
受け片29が受け片27との距離を大きくしたときに受
け片29の先端部と当接しない位置に設けられている。
また、受け片29の先端部には受け片27との距離を広
げるときに押し棒41によって移動が妨げられることの
ないように、押し棒41を逃がす切欠溝29aが形成さ
れている。上述した復帰ばね42のばね力によってボー
ル40はリンク体35に押し付けられ、リンク体35は
操作部33bを前方に押した状態に保たれる。
【0022】リンク体35の上記一端部には通し孔35
bが形成され、通し孔35bには引き紐51の一端部が
挿入固定される。この引き紐51はボディ11の底部に
固定したガイド管50を通して案内され、器体1の前面
に開口する引出口53を通して器体1の外部に引き出さ
れるようになっている。引き紐51の一端部には操作部
としてのリング52が固着され、リング52に他の紐を
連結することで引き紐51の延長が可能になっている。
【0023】上述の構成によって、操作部33bを押操
作すればリンク体35が軸ピン35aの回りに回転する
とともにリンク体35に押されてカム体33cが後方に
直進移動する。また、引き紐51を引操作した場合もリ
ンク体35が軸ピン35aの回りに回転するとともにリ
ンク体35に押されてカム体33cが後方に直進移動す
る。ここに、引き紐51を引操作したときには操作部3
3bには引き紐51からの力が作用しないから、引き紐
51に作用させる力は操作部33bを引っ張る場合より
は小さくなる。
【0024】操作部33bに押力を作用させず引き紐5
1を引っ張っていない状態では、押し棒41の先端部は
カバー12の前面からは突出せず、挿通孔17に挿入さ
れた状態になる。つまり、この状態ではプラグPをコン
セントに接続することができる。一方、操作部33bに
押力を加えるか、引き紐51を引っ張ると、リンク体3
5が回転するとともにカム体33cが直進移動する。こ
のとき、押子37はリンク体35からの力を受けて復帰
ばね42のばね力に抗して前方に移動し、押し棒41の
先端部がカバー12の前面から突出する。ここで、カム
体33cの直進移動に伴ってレバー25,44が回転す
ることにより、受け片27,29によるプラグPの接触
子に対する挟持力が弱まっているから、図5に二点鎖線
で示すように、押し棒41によってプラグPが押されて
プラグPがコンセントから外れる。つまり、プラグPを
コンセントから引き抜くことなく、操作体33を器体1
に押し込むだけでプラグPを抜くことができる。また、
カバー12には切欠部19を形成しているから、指で操
作部33bを押操作する際に指を入れる空間を確保する
ことができ、操作部33bの押操作が容易になる。
【0025】上述のように操作部33bを押操作するか
引き紐51を引っ張ることによってプラグPを外したと
きに、カム体33cおよびリンク体35がその位置に保
たれるように、リンク体35を係止するストッパ(図示
せず)がボディ11の側壁内側面に形成されている。つ
まり、操作部33bまたは引き紐51の操作によってプ
ラグPを外したときには、カム体33cおよびリンク体
35がそのままの位置に保たれることによって、受け片
29は受け片29から離れた状態に保たれ、しかも押し
棒41の先端部は器体1から突出した状態に保たれる。
この状態でプラグPを差し込むと、プラグPによって押
し棒41が押されることによってリンク体35に力が伝
達され、結果的にストッパによるリンク体35の係止状
態が解除され、カム体33cおよびリンク体35を元の
位置に戻すことができる。すなわち、プラグPをコンセ
ントに差し込むときに受け片27,29が互いに離れて
いるから小さい力で差し込むことができるのである。ま
た、ストッパによるリンク体35の係止状態が解除され
ると、保持ばね26,47のばね力によってプラグPの
接触子が受け片27,29により挟持されるようにな
り、このときレバー25,44から受ける力によってカ
ム体33cが前方に移動する。
【0026】本実施形態では、リンク体35がレバー2
5,44と栓刃挿入口16との間に配置されているか
ら、従来のコンセントと同程度の厚み寸法の器体1を用
いることができる。
【0027】なお、本実施形態の構成ではプラグPの接
触子を挟持する受け片27,29間の距離が可変になっ
ているから、接触子の断面形状がどのようなものであっ
てもよく、プラグPの接触子が平板状の栓刃である場
合、プラグPの接触子が断面丸型の接触ピンである場合
のいずれにおいても使用することができる。
【0028】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、2つの受け片29を各別に移動させる2つのレバー
25,44を用いた例を示したが、本実施形態では図7
に示すように1つのレバー25のみで2つの受け片29
を移動させる例を示す。また、本実施形態ではリンク体
35と栓刃挿入口16との間にレバー25を配置してあ
る。また、以下の実施形態では引き紐51は設けておら
ず、押操作される操作体33のみを設けている。
【0029】本実施形態における器体1は、ボディ11
の内周面の各角部に設けた組立筒13に対して、カバー
12の各角部の組立孔14を通して螺入される組立ねじ
15を用いてボディ11とカバー12とを結合してい
る。
【0030】ボディ11の開口面には四隅が組立筒13
の上に載る中板21が装着される。この中板21はボデ
ィ11とカバー12との結合時に組立ねじ15によって
ボディ11に固定される。中板21において操作孔18
に対応する部位には切欠窓22が形成される。中板21
の前面には軸突起23および複数個の位置決め突起24
が突設され、軸突起23の先端部には基部側よりも小径
である軸ピン23aが形成される。この軸ピン23aは
板状のレバー25に設けた軸孔25bに挿入される。レ
バー25は軸突起23の基部および位置決め突起24に
よって支持される。中板21の一端部とレバー25とに
はそれぞればね座片21a,25aが形成されており、
両ばね座片21a,25aの間にはコイルばねよりなる
保持ばね26が装着される。この保持ばね26によって
レバー25は図7において軸ピン23aの回りに反時計
回りに付勢されることになる。なお、レバー25が中板
21から浮き上がらないように、カバー12の前壁後面
の適所には押さえリブ12a(図9参照)が突設され
る。
【0031】中板21にはカバー12に設けた各栓刃挿
入口16にそれぞれ対応する2個の受け片27が配置さ
れ、受け片27の基部は位置決め突起24に保持され
る。両受け片27を位置決めする位置決め突起24の間
には挿通孔28が形成されている。受け片27の基部に
は端子板27aが連続一体に形成され、端子板27aに
は座金付きの端子ねじ27bが螺合する。ここで、端子
板27aは中板21に対してリベットのような固定具
(図示せず)により固定される。
【0032】ところで、中板21に保持された受け片2
7とともにプラグの接触子を挟持する受け片29はレバ
ー25に取り付けられる。すなわち、レバー25の前面
には固定リブ30が突設され、受け片29の基部が固定
リブ30に保持されるとともに、リベットのような固定
具31を用いて受け片29が固定リブ30に固定され
る。レバー25には2個の受け片29が固定されるので
あって、両固定リブ30の間には受け片27の一方が挿
通される角孔状の窓孔32が形成される。他方の受け片
27はレバー25の一側縁(図7の右手前の側縁)に対
向するように配置される。上述したように、レバー25
は保持ばね26により図7における反時計回りに付勢さ
れているから、レバー25に取り付けられた受け片29
は保持ばね26のばね力によって受け片27に近付くこ
とになる。
【0033】レバー25においてばね座片25aを設け
た一端部の近傍は、固定リブ30を設けた他端部の近傍
よりも狭幅に形成されて押部25cを形成している。押
部25cにはカバー12の操作孔18に対応して配置さ
れる操作体33に設けたカム面33aが当接する。操作
体33は操作孔18に略一致する形状を有した操作部3
3bと、操作部33bの後面側に延長されたカム体33
cとを連続一体に備え、カム体33cの一側面にカム面
33aが形成されている。カム面33aは操作部33b
からカム体33cの先端側に向かってカム体33cが先
細りとなるように形成された傾斜面であり、操作体33
を器体1に押し込むように外力を作用させると、レバー
25の押部25cがカム面33aに押され、レバー25
が保持ばね26のばね力に抗して図8(a)のように時
計回りに回転する。つまり、図8(b)のように、レバ
ー25に設けた受け片29は中板21に設けた受け片2
7との距離を広げるように移動する。このことによっ
て、受け片27,29の間に挟持されるプラグの接触子
に対する保持力が小さくなり、プラグを小さい力で容易
に抜くことができる。図9に示すように、操作体33は
カバー12において操作孔18の周縁からカバー12の
内側に延設されているガイド筒34および上述した段差
部20によりぐらつかないように案内されている。ま
た、ガイド筒34の内周面に形成した突部(図示せず)
と操作体33のカム体33cに設けた突部(図示せず)
とを係止させることによって操作体33が器体1から抜
け落ちないようにしてある。
【0034】ボディ11内に回動自在に配設されたリン
ク体35の一端部は、中板21に形成した切欠窓22を
通してボディ11に挿入される操作体33におけるカム
体33cの先端面に対応する。リンク体35の他端部に
は押子37が取り付けられる。本実施形態ではリンク体
35に対して押子37は1つだけ取り付けられる。リン
ク体35における上記一端部には操作体33のカム体3
3cが挿入される一対の受けリブ38が突設され、両受
けリブ38によって操作体33がリンク体35から外れ
ないようにしてある。
【0035】しかして、操作体33に押力を与えていな
い状態では押し棒41の先端部はカバー12の前面から
は突出せず、挿通孔17に挿入された状態になってお
り、操作体33に押力を加えるとレバー25およびリン
ク体35を回転させてプラグPを外すことができる。
【0036】本実施形態では、操作体33を押操作する
ことによってプラグPを外したときに、操作体33が操
作孔18に押し込まれた状態に保たれるように、操作体
33のカム体33cの一面にストッパ33dを突設して
いる。このストッパ33dは操作体33が押し込まれた
ときに、ガイド筒34の開口縁に係止される。したがっ
て、操作体33が押し込まれた状態では押し棒41の先
端部が器体1から突出した状態に保たれる。プラグPを
差し込む際には、プラグPによって押し棒41が押され
ることによってリンク体35に力が伝達され、ストッパ
33dによる操作体33の係止状態が解除されて操作体
33dが元の位置に戻るのである。他の構成および動作
は第1の実施の形態と同様である。
【0037】(第3の実施の形態)第1の実施の形態で
は受け片27,29をレバー25の回転中心(軸ピン2
3a)を中心とする円弧の周方向に並べて配置していた
が、本実施形態では図10に示すように、レバー25の
回転中心を中心とする円弧の径方向に受け片27,29
を並べて配置している。他の構成は基本的に第2の実施
の形態と同様であり、操作体33を押操作すると、図1
1(a)のようにレバー25が図11の時計回りに回転
する。このとき、レバー25に取り付けた一方の受け片
27が他方の受け片29に対して、図11(b)に二点
鎖線で示すように受け片27,29間の距離をほとんど
変えずに移動する。つまり、受け片27,29の位置が
ずれることによって受け片27,29によるプラグの接
触子の保持力が小さくなる。ここに、受け片27は軸ピ
ン23aの回りに回転するから、受け片27,29の対
向面間の距離を部位によって異ならせるようにして、レ
バー25の回転時に受け片27,29間の距離が小さく
ならないようにしてある。他の構成および動作は第2の
実施の形態と同様である。
【0038】本実施形態の構成はプラグの接触子が平板
状の栓刃であるときに利用可能である。したがって、プ
ラグの接触子が3極であって2極が平板状の栓刃であり
1極が断面丸型の接触ピンであるような場合(たとえば
単相2線用であって接地極付きの場合)には、栓刃に対
して本実施形態の構成を採用し、接触ピンに対して第2
の実施の形態の構成を採用すればよい。
【0039】(第4の実施の形態)上述した各実施形態
では、プラグの接触子を挟持する各一対の受け片27,
29のうちの一方のみを移動させるようにしていたが、
図12に示すように、受け片27だけではなく受け片2
9も回動可能なレバー44に取り付けるようにしてもよ
い。この構成では両受け片27,29がともに可動にな
るから、端子板45を受け片27,29とは独立して設
け、受け片29の一部を端子板45に弾接させる。ま
た、操作体33の押操作時に両レバー25,44をとも
に回転させることができるように、操作体33のカム体
33cの両側面にカム面33aを形成してある。
【0040】受け片27はレバー44に設けた保持孔4
4aに挿通され、レバー44の後面側に設けた固定リブ
46によりレバー44に保持される。また、レバー44
はレバー25と同様に軸ピン23aが挿入される軸孔4
4bを備えるとともに、操作鯛33のカム面33aが当
接する押部44cを備える。さらに、レバー44には保
持孔44aの間に押し棒41が挿通される挿通窓44d
が形成されている。
【0041】上述した構成では、操作体33の押操作時
に両レバー25,44がともに回動して図13のように
互いに離れる向きに移動する。その結果、操作体33の
押し量に対する受け片27,29間の距離の変化量を上
述の実施形態よりも大きくすることができる。他の構成
および動作は第1の実施の形態と同様である。なお、図
示例では第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様
に、カム体33cが押し込まれたときに受け片27,2
9間の距離が広がるように構成しているが、第3の実施
の形態と同様に、受け片27,29間の距離をほとんど
変えることなく受け片27,29を移動させるように構
成することも可能である。
【0042】なお、上述した例では、保持ばね26,4
7によるばね力が、レバー25,47に対して受け片2
9を受け片27に近付ける向きにのみ作用する構成を採
用しているが、カム体33cが押し込まれていないとき
には受け片29を受け片27に近付ける向きにばね力が
作用し、カム体33cが押し込まれると受け片29を受
け片27から引き離す向きにばね力が作用するように、
反転ばねを用いた構成を採用してもよい。つまり、図1
4のように、各レバー25,44の長手方向の一端部に
コイルばねである反転ばね49の一端部を保持させると
ともに、反転ばね49の他端部をボディ11の内周面に
保持させておく。また、押し棒41が器体1に押し込ま
れたときにリンク体35から各レバー25,44に対し
て回転力が作用し、かつ回転力の向きがカム体33cが
押し込まれたときにレバー25,44が回転する向きと
は逆向きになるように、リンク体35に押し突起35d
を設けておく。押し突起35dには先端に向かって先細
りとなるように傾斜した押面35cが形成され、この押
面35cを操作体33のカム面33aと対向させた形で
各レバー25,44の一端部両側に位置させてある。
【0043】つまり、図15に示すように、カム体33
cを直進移動させてカム面33aからレバー25に力を
作用させるときには図15の右向きにレバー25が移動
し、リンク体35の押面35cからレバー25に力を作
用させるときには図15の左向きにレバー25が移動す
るのである。ここで、反転ばね49のばね長がもっとも
短くなる位置がカム面33a,35cによるレバー25
の移動範囲の中間位置するように設定しておくことによ
って、カム体33cを押し込んだときにはレバー25が
上記中間位置を越えて右側に移動することにより反転ば
ね49のばね力が右向きに作用するようになり、リンク
体35からレバー25が力を受けるときにはレバー25
が上記中間位置を越えて左側に移動することにより反転
ばね49のばね力が左向きに作用するようになるのであ
る。このような、いわゆるスナップアクションを利用す
れば、操作に要する力よりも各状態を保持する力が大き
くなるとともに操作感が向上し、しかも上述したような
リンク体35の位置を保持するためのストッパも不要に
なる。
【0044】上述した各実施形態では、コンセントを壁
面に直付けする形態ないしテーブルタップとして利用す
る形態を採用しているが、異なる形状の器体を用いるの
であれば壁面に埋め込んで使用する形態を採用すること
も可能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、プラグの各接触子を
挟持するように対向して配置された各一対の受け片と、
各接触子に対応する2個ずつの受け片の少なくとも一方
に連結されて2個の受け片の相対位置を可変とするとと
もに2個の受け片による接触子の挟持力を強める向きに
ばね付勢する開閉機構部と、器体の外側に露出する操作
部を備え操作部を操作することにより2個の受け片によ
る接触子の挟持力を弱める向きに開閉機構部を動作させ
る操作体とを備えるものであり、プラグの各接触子を挟
持する2個ずつの受け片のうちの少なくとも一方を操作
体の操作に連動させて移動させて受け片による接触子の
挟持力を弱めるから、プラグを抜く際に大きな力を要す
ることがなくなり、プラグを抜く作業が容易になるとい
う利点がある。
【0046】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、開閉機構部が、各接触子に対応する2個ずつの受け
片の少なくとも一方に結合され器体に回動自在に取り付
けられたレバーと、2個の受け片による接触子の挟持力
を強める向きにレバーを付勢する保持ばねとを備え、操
作体が、操作部の操作により直進移動するカム部を備
え、カム部には直進移動を2個の受け片による接触子の
挟持力を弱める向きのレバーの回転移動に変換するカム
面が形成されているものであり、操作体の操作に伴うカ
ム体の直進移動を回転移動に変換するレバーと、レバー
をばね付勢して接触子の挟持力を強める保持ばねとによ
って、少ない部品数で開閉機構部を構成することがで
き、比較的低コストで提供することが可能になるという
利点がある。
【0047】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、プラグに対応する部位で先端部を器体から進退させ
る押子と、カム部の直進移動に連動して押子の先端部を
器体から突出させるリンク体とを備えるものであり、操
作体の操作で押子を器体から突出させてプラグを器体か
ら離れる向きに押すことができるから、操作体の操作に
よってプラグの接触子を挟持する力を弱めるとともに押
子によってプラグを器体から引き離してプラグを器体か
ら浮き上がらせることができ、プラグを抜く作業が一層
容易になるという利点がある。
【0048】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、リンク体が器体に軸着され、押子がリンク体に対し
て回動可能に連結されているものであり、リンク体と押
子とを回動自在に結合しているから、押子を器体の表面
に対して傾かないように進退させることが可能になり、
操作体を操作したときにプラグをまっすぐに押して、操
作体に与えた力をプラグを抜く力として効率よく作用さ
せることができるという利点がある。
【0049】請求項5の発明は、請求項2ないし請求項
4の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
がそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
周方向に並ぶ形で配置され、カム体の直進移動に伴って
各接触子に対応する各2個の受け片が互いの距離を広げ
る向きに移動するものであり、受け片の距離を広げるこ
とにより受け片間の挟持力を低減させるから、プラグの
接触子の断面形状にかかわらず採用することが可能であ
る。
【0050】請求項6の発明は、請求項2ないし請求項
4の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
はそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
径方向に並ぶ形で配置され、カム体の直進移動に伴って
各接触子に対応する各2個の受け片が互いに対向しない
位置に移動するものであり、受け片の距離を変えるので
はなく受け片同士の位置をずらすことによって挟持力を
低減させるから、プラグが平板状の接触子を備える場合
に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上を示し、(a)は断面図、(b)は要部断
面図である。
【図4】同上の横断面図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上の断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す要部分解斜
視図である。
【図13】同上の要部断面図である。
【図14】本発明に用いる開閉機構部の他の構成例を示
す要部斜視図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 器体 23 軸突起 23a 軸ピン 25 レバー 26 保持ばね 27 受け片 29 受け片 33 操作体 33b 操作部 35 リンク体 35a 軸ピン 37 押子 39 ボール受け孔 40 ボール 42 復帰ばね 44 レバー P プラグ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月21日(2000.3.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
グの各接触子を挟持するように対向して配置された各一
対の受け片と、各接触子に対応する2個ずつの受け片の
少なくとも一方に連結されて前記2個の受け片の相対位
置を可変とするとともに前記2個の受け片による前記接
触子の挟持力を強める向きにばね付勢する開閉機構部
と、器体の外側に露出する操作部を備え操作部を操作す
ることにより前記2個の受け片による接触子の挟持力を
弱める向きに開閉機構部を動作させる操作体とを器体に
備え、前記開閉機構部が、前記各接触子に対応する2個
ずつの受け片の少なくとも一方に結合され器体に回動自
在に取り付けられたレバーと、前記2個の受け片による
前記接触子の挟持力を強める向きにレバーを付勢する保
持ばねとを備え、前記操作体が、前記操作部の操作によ
り直進移動するカム部を備え、カム部には直進移動を前
記2個の受け片による前記接触子の挟持力を弱める向き
のレバーの回転移動に変換するように操作部から離れる
ほど先細りとなるように形成された傾斜面であるカム面
が形成され、さらに、プラグに対応する部位で先端部を
器体から進退させる押子と、前記カム部の直進移動に連
動して押子の先端部を器体から突出させるリンク体とを
備えるものである。この構成によれば、プラグの各接触
子(栓刃や接触ピン)を挟持する2個ずつの受け片のう
ちの少なくとも一方を操作体の操作に連動させて移動さ
せて受け片による接触子の挟持力を弱めるから、プラグ
を抜く際に大きな力を要することがなくなり、プラグを
抜く作業が容易になる。また、操作体の操作に伴うカム
体の直進移動を回転移動に変換するレバーと、レバーを
ばね付勢して接触子の挟持力を強める保持ばねとによっ
て、少ない部品数で開閉機構部を構成することができ、
比較的低コストで提供することが可能になる。しかも、
操作体の操作で押子を器体から突出させてプラグを器体
から離れる向きに押すことができるから、操作体の操作
によってプラグの接触子を挟持する力を弱めるとともに
押子によってプラグを器体から引き離してプラグを器体
から浮き上がらせることができ、プラグを抜く作業が一
層容易になる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、前記リンク体が器体に軸着され、前記押子がリンク
体に対して回動可能に連結されているものである。この
構成では、リンク体が器体に対して軸着され、操作体を
操作するとリンク体が器体に対して回転する。ここで、
リンク体と押子とが固着されているとリンク体の回動に
伴って器体の表面に対する押子の傾きが変化することに
なるが、請求項4の発明では、リンク体と押子とを回動
自在に結合しているから、押子を器体の表面に対して傾
かないように進退させることが可能になる。つまり、操
作体を操作したときにプラグをまっすぐに押して、操作
体に与えた力をプラグを抜く力として効率よく作用させ
ることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項の発明は、請求項1または請求項
の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
がそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
周方向に並ぶ形で配置され、前記カム体の直進移動に伴
って各接触子に対応する各2個の受け片が互いの距離を
広げる向きに移動するものである。この構成は、受け片
の距離を広げることにより受け片間の挟持力を低減させ
るから、プラグの接触子の断面形状にかかわらず採用す
ることが可能である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項の発明は、請求項1または請求項
の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
はそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
径方向に並ぶ形で配置され、前記カム体の直進移動に伴
って各接触子に対応する各2個の受け片が互いに対向し
ない位置に移動するものである。この構成によれば、受
け片の距離を変えるのではなく受け片同士の位置をずら
すことによって挟持力を低減させるから、プラグが平板
状の接触子を備える場合に利用することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、プラグの各接触子を
挟持するように対向して配置された各一対の受け片と、
各接触子に対応する2個ずつの受け片の少なくとも一方
に連結されて2個の受け片の相対位置を可変とするとと
もに2個の受け片による接触子の挟持力を強める向きに
ばね付勢する開閉機構部と、器体の外側に露出する操作
部を備え操作部を操作することにより2個の受け片によ
る接触子の挟持力を弱める向きに開閉機構部を動作させ
る操作体とを器体に備え、開閉機構部が、各接触子に対
応する2個ずつの受け片の少なくとも一方に結合され器
体に回動自在に取り付けられたレバーと、2個の受け片
による接触子の挟持力を強める向きにレバーを付勢する
保持ばねとを備え、操作体が、操作部の操作により直進
移動するカム部を備え、カム部には直進移動を2個の受
け片による接触子の挟持力を弱める向きのレバーの回転
移動に変換するように操作部から離れるほど先細りとな
るように形成された傾斜面であるカム面が形成され、さ
らに、プラグに対応する部位で先端部を器体から進退さ
せる押子と、カム部の直進移動に連動して押子の先端部
を器体から突出させるリンク体とを備えるものであり、
プラグの各接触子を挟持する2個ずつの受け片のうちの
少なくとも一方を操作体の操作に連動させて移動させて
受け片による接触子の挟持力を弱めるから、プラグを抜
く際に大きな力を要することがなくなり、プラグを抜く
作業が容易になるという利点がある。また、操作体の操
作に伴うカム体の直進移動を回転移動に変換するレバー
と、レバーをばね付勢して接触子の挟持力を強める保持
ばねとによって、少ない部品数で開閉機構部を構成する
ことができ、比較的低コストで提供することが可能にな
るという利点がある。しかも、操作体の操作で押子を器
体から突出させてプラグを器体から離れる向きに押すこ
とができるから、操作体の操作によってプラグの接触子
を挟持する力を弱めるとともに押子によってプラグを器
体から引き離してプラグを器体から浮き上がらせること
ができ、プラグを抜く作業が一層容易になるという利点
がある。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、リンク体が器体に軸着され、押子がリンク体に対し
て回動可能に連結されているものであり、リンク体と押
子とを回動自在に結合しているから、押子を器体の表面
に対して傾かないように進退させることが可能になり、
操作体を操作したときにプラグをまっすぐに押して、操
作体に与えた力をプラグを抜く力として効率よく作用さ
せることができるという利点がある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】請求項の発明は、請求項1または請求項
の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
がそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
周方向に並ぶ形で配置され、カム体の直進移動に伴って
各接触子に対応する各2個の受け片が互いの距離を広げ
る向きに移動するものであり、受け片の距離を広げるこ
とにより受け片間の挟持力を低減させるから、プラグの
接触子の断面形状にかかわらず採用することが可能であ
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】請求項の発明は、請求項1または請求項
の発明において、各接触子に対応する各2個の受け片
はそれぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の
径方向に並ぶ形で配置され、カム体の直進移動に伴って
各接触子に対応する各2個の受け片が互いに対向しない
位置に移動するものであり、受け片の距離を変えるので
はなく受け片同士の位置をずらすことによって挟持力を
低減させるから、プラグが平板状の接触子を備える場合
に利用することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグの各接触子を挟持するように対向
    して配置された各一対の受け片と、各接触子に対応する
    2個ずつの受け片の少なくとも一方に連結されて前記2
    個の受け片の相対位置を可変とするとともに前記2個の
    受け片による前記接触子の挟持力を強める向きにばね付
    勢する開閉機構部と、器体の外側に露出する操作部を備
    え操作部を操作することにより前記2個の受け片による
    接触子の挟持力を弱める向きに開閉機構部を動作させる
    操作体とを備えることを特徴とするコンセント。
  2. 【請求項2】 前記開閉機構部は、前記各接触子に対応
    する2個ずつの受け片の少なくとも一方に結合され器体
    に回動自在に取り付けられたレバーと、前記2個の受け
    片による前記接触子の挟持力を強める向きにレバーを付
    勢する保持ばねとを備え、前記操作体は、前記操作部の
    操作により直進移動するカム部を備え、カム部には直進
    移動を前記2個の受け片による前記接触子の挟持力を弱
    める向きのレバーの回転移動に変換するカム面が形成さ
    れて成ることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  3. 【請求項3】 プラグに対応する部位で先端部を器体か
    ら進退させる押子と、前記カム部の直進移動に連動して
    押子の先端部を器体から突出させるリンク体とを備える
    ことを特徴とする請求項2記載のコンセント。
  4. 【請求項4】 前記リンク体は器体に軸着され、前記押
    子はリンク体に対して回動可能に連結されていることを
    特徴とする請求項3記載のコンセント。
  5. 【請求項5】 各接触子に対応する各2個の受け片はそ
    れぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の周方
    向に並ぶ形で配置され、前記カム体の直進移動に伴って
    各接触子に対応する各2個の受け片が互いの距離を広げ
    る向きに移動することを特徴とする請求項2ないし請求
    項4のいずれかに記載のコンセント。
  6. 【請求項6】 各接触子に対応する各2個の受け片はそ
    れぞれレバーの回動中心を中心とする1つの円弧の径方
    向に並ぶ形で配置され、前記カム体の直進移動に伴って
    各接触子に対応する各2個の受け片が互いに対向しない
    位置に移動することを特徴とする請求項2ないし請求項
    4のいずれかに記載のコンセント。
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