JP2001048808A - 腸溶性糖衣錠 - Google Patents

腸溶性糖衣錠

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JP2001048808A JP11224887A JP22488799A JP2001048808A JP 2001048808 A JP2001048808 A JP 2001048808A JP 11224887 A JP11224887 A JP 11224887A JP 22488799 A JP22488799 A JP 22488799A JP 2001048808 A JP2001048808 A JP 2001048808A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蔗糖を一切使用せず、抗う蝕性があり、種々
の生理効果を有するラクチュロース及びラフィノースか
らなる混合物を糖衣基剤とし、かつ腸溶性機能を有する
糖衣錠を提供する。 【解決手段】 中心錠、中心錠重量の少なくとも2%
(重量)の割合でゼインにより中心錠の表面を被覆した
内層、ラクチュロース1部(重量)に対して少なくとも
1部(重量)のラフィノースからなる混合物を有効成分
として含有する糖衣基剤により内層を被覆した外層から
なる腸溶性糖衣錠。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中心錠、中心錠を
ゼイン(ツェインともいう。)により被覆した内層、並
びに種々の生理効果を有するラクチュロース及びラフィ
ノースの混合物を糖衣基剤により内層の表面を更に被覆
した外層からなる腸溶性糖衣錠に関する。本明細書にお
いて中心錠は、薬効を呈する組成物を打錠した錠剤を意
味し、糖衣基剤は、ゼインにより被覆した中心錠を更に
被覆(コーティング)するための組成物を意味する。
【0002】
【従来の技術】現在、医薬品製剤の被覆は、薬剤の味又
は臭気をマスクして服用を容易にすること、薬塵の発生
を防止して調剤者の安全性を確保すること、光、水、酸
素から薬剤を保護して薬剤の安定性を向上させること、
及び腸溶化、徐放化により薬剤の有効性、安全性を向上
させること、を目的として実施されている。また、医薬
品製剤の被覆方法は、ゼラチン・コーティング、ドライ
・コーティング、糖衣、フィルム・コーティング及び粉
末コーティングが知られているが、ゼラチン・コーティ
ング及びドライ・コーティングは、単にコーティングの
みの目的にはほとんど使用されておらず、粉末コーティ
ングは、検討課題が多くあって今後の技術といわれてお
り、現時点では糖衣及びフィルム・コーティングが主流
となっている。
【0003】従来の糖衣基剤は、白糖の水溶液(シロッ
プ)であり、白糖の結晶の緻密なブロック状構造を形成
させることにより、滑らかな表面及び気密性に優れた錠
剤が得られるといわれている。糖衣基剤として白糖以外
に、乳酸カルシウムが知られており、その他糖衣用散布
剤としてタルク、糖衣用懸濁剤として沈降炭酸カルシウ
ム、糖衣用結合剤としてゼラチン、アラビアゴム及びプ
ルラン、糖衣用光沢化剤としてカルナウバロウが知られ
ている(以上、一番ケ瀬尚、上釜兼人、及び小田切優樹
編、「医薬品の開発12巻 製剤素材I」、廣川書店、
平成2年)。
【0004】また、食品を被覆する素材としては、糖ア
ルコール(特開平9−313109号公報)、腸溶性複
粒造粒物の被覆する素材としては、グラニュー糖及びコ
ーンスターチ(特開平5−186337号公報)等が開
示されている。
【0005】また、ラクチュロースは、ガラクトース及
びフラクトースからなる二糖類(4−O−β−D−gala
ctopyranosyl−α−D−fructose)の一種であり、乳糖
にロブリー・ドブリュイン転位を行って製造される。ラ
クチュロースは、ビフィズス菌の増殖因子(診断と新
薬、第10巻、第5号、第75ページ、1973年)と
して知られており、調製粉乳、離乳期用粉乳等に使用さ
れている。また、ラクチュロースは、肝性脳症及び肝性
昏睡の症状を軽減する作用を有することも知られてお
り、既にこれらの疾患の治療に使用されている(精神医
学、第15巻、第10号、第1101ページ、1973
年)。しかしながら、ラクチュロース単独で糖衣基剤と
して使用する場合、粘性が高すぎて中心錠に均一なコー
ティングをすることが不可能である。
【0006】更に、ラフィノースはD−グルコース及び
D−フルクトースからなる三糖類の一種であり、ビート
糖蜜からクロマトグラフィーによって分離して製造され
る。ラフィノースは、整腸作用を有する機能性オリゴ糖
として、知られている。また、ラフィノースを2%(重
量。以下特に断りのない限り同じ。)以下の極めて低濃
度で含有する蔗糖シロップをコーティングに使用する糖
衣の製法が開示されている(特公昭58−50968号
公報)。
【0007】一方、有用微生物の生菌を中心錠に配合し
た腸溶性糖衣錠に関する技術としては次のものが知られ
ている。 ビフィズス菌等の腸内有効物を液状物質に溶解又は分
散してなる芯部と、体温以上の融点を有する硬化油から
なる壁膜から構成される腸溶性カプセル(特公平4−7
5888号公報)。
【0008】被造粒物が、油脂及び賦形剤含有層、含
水アルコール可溶性蛋白質含有層、及び通常使用される
グラニュー糖等の糖類、澱粉類、ガム質等の含有層の三
層で被覆された腸溶性複粒造粒物(特開平5−1863
37号公報)。
【0009】ビフィズス菌等の酸、水又は熱に弱い内
容物を常温で非流動性である疎水性物質に懸濁し、これ
をカプセル化した後常温通風乾燥し、次いでこの乾燥カ
プセルを更に真空乾燥又は真空凍結乾燥させる方法(特
開平7−69867号公報)。
【0010】ビフィズス菌等の腸内有用細菌を内容物
とし、該内容物が耐酸性及び耐水性を有する可食性物質
からなる内皮膜と、該内皮膜の外側に形成された腸溶性
の外皮膜で被覆された平均直径4mm以下の三層構造カ
プセルが、pH4.0〜4.3に調整されたヨーグルト
内に配合された、カプセル化された腸内有用細菌を含有
するヨーグルト(特開平8−242763)。
【0011】また、ゼインは、トウモロコシから抽出さ
れた天然の植物性蛋白質であり、皮膜形成性、接着性、
腸溶性、抗酸化性等の性質を有し、腸溶性錠剤に使用さ
れている(昭和産業社作成、「昭和ツェインDP」パン
フレット、1998年6月、及び三生医薬社作成、「イ
ージェル(E-Gel) 」パンフレット、発行年月日不詳)。
【0012】しかしながら、前記従来の技術から明らか
なとおり、ゼインで被覆した中心錠を、各種生理作用を
有するラクチュロースに、ラフィノースを少なくとも等
量混合した混合物を有効成分とする糖衣基剤により被覆
した腸溶性糖衣錠は知られておらず、文献も皆無であ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明らは、先にラク
チュロース及びラフィノースの混合物を有効成分として
含有する糖衣基剤により中心錠を被覆してなる糖衣錠を
特許出願した(特願平10−136009号。以下、先
願と記載する。)。しかしながら、先願の発明の糖衣錠
は、腸溶性の機能が不十分であるので、例えば、有用微
生物の生菌を中心錠に配合した場合、生菌が腸に達する
までに死滅する場合があった。
【0014】本発明者らは、先願の糖衣錠を改良するた
めに鋭意研究を行った結果、中心錠重量の少なくとも2
%(重量)の割合でゼインにより中心錠を被覆して内層
を形成し、内層の表面を更にラクチュロース1部(重
量)に対して少なくとも1部(重量)のラフィノースか
らなる糖衣基剤により更に被覆して外層を形成すること
により腸溶性糖衣錠が得られることを見出し、本発明を
完成した。
【0015】本発明は、従来の糖衣基剤で主に使用され
ている蔗糖等を一切使用せず、ラクチュロース及びラフ
ィノースを使用しているので抗う蝕性があり、種々の生
理効果を有するラクチュロース及びラフィノースからな
る混合物を糖衣基剤とした腸溶性糖衣錠を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、中心錠、中心錠重量の少なくとも2%(重量)の
割合のゼインにより中心錠の表面を被覆した内層、及び
ラクチュロース1部(重量)に対して少なくとも1部
(重量)のラフィノースからなる混合物を有効成分とし
て含有する糖衣基剤により前記内層の表面を被覆した外
層からなる腸溶性糖衣錠であり、内層が中心錠重量の4
〜8%(重量。以下、特に断わりのない限り同じ。)の
割合のゼインからなること、外層がラクチュロース1部
(重量)に対して1.5〜10部(重量以下、特に断わ
りのない限り同じ。)のラフィノースからなること、及
び中心錠が、ビフィドバクテリウム属に属する微生物、
ラクトバシラス属に属する微生物、ストレプトコッカス
属に属する微生物、ペディオコッカス属に属する微生物
及びリュウコノストック属に属する微生物からなる群よ
り選択される微生物の1種又は2種以上の微生物菌末を
有効成分として含有することを望ましい態様としてもい
る。
【0017】次に本発明について説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明において使用するゼインは
市販品であり、トウモロコシ粉末からエチルアルコール
により抽出し、精製して得られる植物性蛋白質である
(日本食品添加物協会技術委員会編、「化学的合成品以
外の食品添加物リスト注解書」、第1版、第468ペー
ジ、日本食品添加物協会、1991年)。
【0019】本発明においては、後記する試験例から明
らかなとおり、このゼインを中心錠重量の少なくとも2
%、望ましくは4〜8%、の割合で中心錠を被覆して内
層を形成する。尚、被覆の具体的な方法は、後記のとお
りである。
【0020】また、本発明において外層を構成する糖衣
基材に使用するラクチュロース及びラフィノースは、市
販品でもよく、公知の方法により製造することもでき
る。例えば、ラクチュロースは、特開平3−16988
8号公報及び特開平6−228179号公報に開示され
た方法により、次のとおり製造することができる。市販
乳糖の10%水溶液に、水酸化ナトリウムを添加し、該
混合液を70℃の温度で30分間加熱し、冷却し、のち
冷却した溶液をイオン交換樹脂により精製し、濃縮し、
冷却し、結晶化し、未反応の乳糖を除去し、固形分含量
約68%(固形分中ラクチュロースを約79%含有す
る。)のラクチュロース水溶液を得る。この水溶液を強
酸性イオン交換樹脂カラムに通液し、ラクチュロースを
含む画分を採取し、濃縮し、固形分含量約68%(固形
分中ラクチュロース約86%を含有する。)の精製ラク
チュロース水溶液を得る(特開平3−169888号公
報記載の方法)。
【0021】更に、前記の方法により得たラクチュロー
ス水溶液(シロップ)を固形分含量約72%に濃縮し、
この濃縮液を15℃に冷却し、ラクチュロース三水和物
結晶を種晶として添加し、攪拌しながら7日間を要して
5℃まで徐々に冷却し、結晶を生成させ、10日後に上
澄液の固形分含量が約61%に低下した結晶を含む液か
ら濾布式遠心分離器により結晶を分離し、5℃の冷水で
洗浄し、乾燥させ、純度95%以上のラクチュロースの
結晶を得ることができる(特開平6−228179号公
報記載の方法)。本発明に使用するラクチュロースは、
可及的に高純度であることが望ましく、特に95%以上
の純度であることが望ましい。
【0022】本発明において糖衣基材に使用するラフィ
ノースは市販品であり、一般に市販製品は、ビート糖蜜
から次の方法により製造される。ビート糖蜜をクロマト
グラフィーに通液してラフィノースを含む画分を採取
し、濃縮し、粗結晶化する。この粗結晶を溶解し、濾過
し、精製した結晶を取得し、精製結晶を乾燥し、製品と
する(食品新素材有効利用技術シリーズNo.6、「ラ
フィノース」、第2ページ、社団法人菓子総合技術セン
ター、1996年)。
【0023】本発明においては、先願の明細書に記載し
たとおり、以上のようにして製造されたラクチュロース
1部に対してラフィノースを少なくとも1部、望ましく
は1.5〜10部、の割合の混合物を有効成分とする糖
衣基剤を使用し、前記ゼインにより被覆した中心錠を更
に被覆する。尚、被覆の具体的な方法は後記のとおりで
ある。
【0024】本発明の腸溶性糖衣錠の中心錠は、公知の
各種医薬品錠剤の有効成分を含有する中心錠のいずれで
もよく、また、各種薬効を呈する医薬品組成物を打錠し
たものであってもよい。
【0025】本発明の腸溶性糖衣錠の中心錠として特に
望ましいのは、乳酸菌類の菌末を含有するものであり、
この乳酸菌類の菌末は、生菌末又は死菌末のいずれであ
ってもよいが、生体内で整腸作用を有することから、生
菌末が望ましい。乳酸菌類の菌末は、市販品又は公知の
方法(例えば、特開平1−221319号公報に記載の
方法等)により調製することができるが、その一例を示
せば、次のとおりである。
【0026】ビフィドバクテリウム属に属する微生物、
ラクトバシラス属に属する微生物、ストレプトコッカス
属に属する微生物、ペディオコッカス属に属する微生物
及びリュウコノストック属に属する微生物からなる群よ
り選択される微生物の1種又は2種以上の微生物の前培
養を常法により大量培養し、培養液から分離した菌に必
要に応じて各種の糖類、アミノ酸、デンプン、ゼラチ
ン、脱脂粉乳等の保護作用を有する分散媒を添加し、凍
結乾燥することにより、乾燥菌体を調製することができ
る。尚、乳酸菌類の菌末のより詳細な調製方法について
は、後記する参考例1乃至参考例4のとおりである。
【0027】また、本発明の腸溶性糖衣錠の中心錠にお
いて、その他の成分として医薬品製造に使用する公知の
成分、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル等の滑沢剤、風味及び食感を改善するために
糖類、甘味料、香料、増粘剤、乳化剤等を所用量添加
し、中心錠の原料を調製する。また、糖衣用素材とし
て、公知のセラック等の防水剤、タルク、紛末白糖等の
散布剤・懸濁剤、アラビアゴム、ゼラチン等の結合剤、
着色料、カルナウバロウ、ミツロウ等の光沢化剤(一番
ケ瀬尚、上釜兼人、小田切優樹編、「医薬品の開発12
巻 製剤素材I」、第205ページ、廣川書店、平成2
年)等を使用することもできる。
【0028】本発明の腸溶性糖衣錠においては、前記中
心錠の原料を、公知の粉砕機[例えば、回転型ピンミル
(ホソカワミクロン社製)等]により粉砕することも可
能であり、打錠の前に予め押出し造粒機[例えば、エク
ストルード・オー・ミックス(ホソカワミクロン社製)
等]、流動層造粒機[例えば、グラッド流動造粒乾燥機
(大川原製作所製)等]等の公知の造粒装置を用いて造
粒して顆粒となし、打錠することもできる。しかしなが
ら、滑沢剤、香料、前記乳酸菌類の生菌末等は、造粒し
ないことが望ましい。
【0029】本発明の腸溶性糖衣錠においては、以上の
とおり調製した中心錠の原料を公知の方法及び装置によ
り打錠し、中心剤を製造する。打錠に使用する機械は、
粉粒体圧縮式の打錠機であり、公知のロータリー型打錠
機、エキセントリック型打錠機等のいずれも使用するこ
ともできるが、工業的規模での生産用としてはロータリ
ー型打錠機を用いることが望ましい。
【0030】具体的には、例えば、前記のとおり調製し
た中心錠の原料をロータリー型打錠機[例えば、HT−
PA型小型高速打錠機(畑鐵工所製)等]に供給し、所
望の錠形を有する上下の杵の間で圧縮し、成形すること
により錠剤を得ることができる。打錠時の圧縮圧力は、
錠剤原料の組成、錠形、打錠速度、打錠機の種類等によ
り異なるが、通常1トン以上、5トン以下の範囲であ
る。また、打錠の直前に、錠剤の原料を1トン程度の圧
力で予備圧縮することもできる。
【0031】本発明の腸溶性糖衣錠の錠形については、
極端な異形の場合、強度が若干低下することもあるが、
一般に錠形として用いられている丸型、三角形、多角
形、フットボール形、バッカル形、花形、ハート形等に
打錠することができる。
【0032】本発明の腸溶性糖衣錠の具体的な製造法
は、次のとおりである。
【0033】即ち、公知のpanコーティング法[例え
ば、回転型糖衣パン(富士薬品機械社製)等]、流動層
装置によるコーティング法により製造することができ
る。panコーティングでは、panに中心錠を入れて
回転させながら、手作業又は自動操作によってゼイン又
は糖衣基材の被覆液を中心錠(中心錠そのもの又はゼイ
ンにより被覆した内層を有する中心錠)の流動表面に注
加又は噴霧し、必要に応じて散布剤を散布し、次にpa
nの前面から送風用ダクトを通して、錠剤の表面に熱風
を送り溶媒を除去乾燥し、所定回数この操作を反復し、
腸溶性糖衣錠を製造(仲井由宣編、医薬品の開発11
巻、「製剤の単位操作と機械」、第94ページ、廣川書
店、平成元年)することができる。より具体的には、次
のとおりである。
【0034】本発明の腸溶性糖衣錠の製造において、ゼ
インによる中心錠の被覆は次のとおり行われる。前記ゼ
インを60〜90%濃度のエチルアルコール水溶液に1
0〜20%の濃度で均一に溶解し、公知の散布方式によ
り中心錠に均一に散布し、中心錠重量の2〜8%の割合
で中心錠を被覆し、熱風(例えば、50〜60℃)によ
り乾燥し、内層を形成する。
【0035】次に得られたゼイン被覆中心錠を糖衣液に
より被覆する。糖衣液の注加によってpan中を流動す
る中心錠が濡れた場合にも中心錠表面の大きな粘性の増
加は認められず、全体及び個々の中心錠は適当な流動状
態を示し、ほぼ均一にゼイン液又は糖衣液と接触するた
め、ゼイン液又は糖衣液の付与は注加、又は噴霧のいず
れの方法も採用し得る。このとき外層の形成、乾燥速度
は、個々の中心錠の回転数に依存するので、pan中に
バッフル又はフロ−トを配設してこの回転を補助するこ
ともできる。
【0036】外層を構成するラクチュロース及びラフィ
ノース混合物と添加剤(タルク、炭酸カルシウム、リン
酸カルシウム、硫酸カルシウム、色素等)との組成比
は、外層を構成する次の各層により異なる。例えば、サ
ブコ−ティング層で1:0.5〜2.0、スム−シング
層で1:0.5〜1.2、カラ−リング層ではラクチュ
ロース及びラフィノース混合物のみを使用し、外層の外
側に向かうほどラクチュロース及びラフィノース混合物
比を多くするのが望ましい。外層を構成する各層の結合
のために糖衣液に添加する結合剤として、古くはゼラチ
ン、アラビアゴム、現在ではこの他にポリビニルピロリ
ドン、多糖類の一種であるプルラン等も使用することが
できる。
【0037】ただし、アラビアゴムの添加はサブコ−テ
ィング、スム−シング両層に限定し、他の結合剤は外層
の外側に向かうほど低濃度として外層の各層に使用する
のが望ましい。また、着色のための色素は主としてカラ
−リング層に添加する。
【0038】更に、製品化のために、外層の表面にラク
チュロース及びラフィノース混合物からなるフィニシン
グ層を薄く形成して光沢を出し、この外側にカルナウバ
ロウ、ミツロウ等をポリシングすることもできる。
【0039】また、被覆中の乾燥効率改善のため、転動
混合床の内部を加熱空気が一様に通過する通気式乾燥コ
ーティング装置[例えば、回転型コーター(フロイント
産業社製)等]も、本発明の糖衣錠の製造に使用可能で
あり、この装置では円柱状のpanを二重構造とし、内
側にパンチング孔をもうけ、panの内側から外側へ、
転動混合床を構成する錠剤間隙をぬって乾燥空気を流通
させるため、通常のpanに比較して、乾燥効率は約
1.5倍から2倍に増大する。また、乾燥空気を内側だ
けでなく、外側からも切り替えて流通させるリバース式
の装置も、本発明の腸溶性糖衣錠の製造に使用すること
ができる。
【0040】以上のようにして製造された本発明の腸溶
性糖衣錠は、ラクチュロース単独では、ゼインにより被
覆した中心錠を被覆することが困難であるにもかかわら
ず、ラフィノースを所定量混合することによって糖衣基
剤をゼインで被覆した中心錠を、均一に被覆することが
可能となり、外観が良好となるとともに、ラクチュロー
ス及びラフィノースによる生理効果を有し、風味(食
感)も非常に優れており、かつ腸溶性の機能も有してお
り、従来の製品にない特徴を具備している。
【0041】次に、試験例を示して本発明を説明する。 試験例1 この試験は、本発明の錠剤の腸溶性に与えるゼインの効
果と、ゼイン被覆割合との関係を調べるために行った。 1)試料の調製 ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium lon
gum)M−8201(微工研研寄第6548号)の菌体粉
末(生菌数:100×108/g。森永乳業社製)1部
に対してラクチュロース粉末(森永乳業社製)を1部の
割合で配合した混合物97部に、滑沢剤としてグリセリ
ン脂肪酸エステル(理研ビタミン社製)3部を添加し、
均一に混合し、中心錠の原料を調製した。この中心錠の
原料を直径5mmの丸型錠剤用杵を装着した回転テーブ
ル型打錠機(畑鐵工所製)により、打錠圧力1トンでこ
の原料を打錠し、直径5mm、重量0.2gの丸型錠剤
1万錠を調製した。
【0042】市販のゼイン(昭和産業社製)を70%エ
チルアルコールに15%の濃度で溶解し、表1に示す割
合で中心錠を被覆し、55℃の熱風により乾燥した試料
(試料1〜試料7)を調製した。
【0043】糖衣基剤としてラクチュロース粉末(森永
乳業社製)1部に対してラフィノース粉末(日本甜菜製
糖社製)3部の割合で配合した混合物を70℃の水で溶
解し、50%の水溶液を調製した。
【0044】ハイコーター(フロイント産業社製。45
0φ)に前記中心錠約2kg(約20,000錠)を投
入し、pan回転数30rpm、送風温度50℃、送風
量0.1m3/分、散布液速度40g/分の条件で各試
料をゼインにより被覆した。次に、pan糖衣機(富士
薬品機械社製。300φ)に前記中心錠1kg(約50
00錠)を投入し、pan回転数30rpm、送風温度
50℃、送風量0.1m3/分の条件で糖衣基剤を少量
ずつ散布して被覆を行い、約0.4g/錠の糖衣錠を調
製した。 2)試験方法 得られた各試料から無作為に6錠を採取し、日本薬局方
の崩壊試験法(鈴木郁生ら編、「第十三改正日本薬局方
解説」、第B−475ページ、廣川書店、1996年)
に準拠して試験した。使用した試験機は崩壊試験器(富
山産業社製)であり、人工胃液(37±2℃、pH1.
2)中で各試料を上下運動させ、その後各試料を崩壊試
験器から取り出し、外観(錠剤の崩壊程度)は次の4段
階の評価基準により肉眼で観察し、ビフィズス菌の生菌
数はBL血液平板塗抹培養法(社団法人全国はっ酵乳乳
酸菌飲料協会編、「はっ酵乳・乳酸菌飲料中のビフィズ
ス菌の検出と菌数測定法」、第3〜12ページ、社団法
人全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会、1981年)により試
料1g当たりの生菌数を測定して試験した。
【0045】 崩壊していない試料:良好 一部崩壊している試料:やや良好 一部原形をとどめている試料:やや不良 完全に崩壊している試料:不良 3)試験結果 この試験の結果は表1に示すとおりである。表1から明
らかなとおり、ゼインによる中心錠の被覆割合が中心錠
重量の2%未満の試料(試料1及び試料2)では、中心
錠の崩壊が認められた。これに対してゼインによる中心
錠の被覆割合が中心錠重量の2%の試料(試料3)では
一部崩壊が認められたが、ゼインによる中心錠の被覆割
合が中心錠重量の4%以上の試料(試料4乃至試料7)
では、中心錠の崩壊が全く認められなかった。また、表
1に示すとおり、ゼインによる中心錠の被覆割合が多く
なるに従い、錠剤の崩壊は認められなくなるが、製造費
用及び製造時間の関係からゼインにより多量に被覆する
のは望ましくない。
【0046】従って、本発明におけるゼインによる中心
錠の被覆割合は、中心錠重量の少なくとも2%、望まし
くは4〜8%、である。
【0047】尚、ゼイン及び中心錠の種類を変更して試
験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
【0048】
【表1】
【0049】参考例1 グルコースを添加したABCM培地(栄研化学社製)を
用いてビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacter
ium longum)M−8201(微工研研寄第6548号)
を、10代継代培養し、のちグルコース、酵母エキス、
ペプトン及びリン酸塩からなる合成倍地50lに接種
し、37℃の温度で14時間培養した。得られた培養物
を遠心分離して集菌し、得られた菌液1lにグルタミン
酸(和光純薬社製)100g及び蔗糖50を水に溶解し
た分散媒500mlを添加し、凍結乾燥した。
【0050】得られた粉末菌体275gに、乳糖(和光
純薬社製)2kg及び乾燥コーンスターチ(松谷化学工
業社製)2.5kgを添加し、混合して倍散し、ビフィ
ドバクテリウム・ロンガムの粉末菌体約4.7kg(生
菌数:110×108/g)を得た。 参考例2 ストレプトコッカス・フェカーリス(Streptococcus fa
ecalis)ATCC−19433を用いたことを除き、参
考例1と同様の方法により、ストレプトコッカス・フェ
カリスの粉末菌体約4.0kg(生菌数:230×10
8/g)を得た。 参考例3 ラクトバシラス・アシドフィルス(Lactobacillus acid
ophilus)ATCC−4356を用いたことを除き、参考
例1と同様の方法により、ラクトバシラス・アシドフィ
ラスの粉末菌体約4.5kg(生菌数:340×108
/g)を得た。 参考例4 リュウコノストック・クレモリス(Leuconostoc cremor
is)ATCC−19254を用いたことを除き、参考例
1と同様の方法により、リュウコノストック・クレモリ
スの粉末菌体約3.5kg(生菌数:50×108
g)を得た。
【0051】次に実施例を示して本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0052】
【実施例】実施例1 参考例1と同一の方法により製造したビフィドバクテリ
ウム・ロンガムの生菌末50kg、ラクチュロース(森
永乳業社製)25kg、マルチトール(東和化成工業社
製)21.6kg、グリセリン脂肪酸エステル(理研ビ
タミン社製)3kg及びヨーグルトフレーバー(長谷川
香料社製)0.4kgを均一に混合し、回転テーブル型
打錠機(畑鐵工所製)により打錠圧1トンで打錠し、1
錠あたり約0.2gの三角形の中心錠49万錠を得た。
【0053】これとは別に、市販のゼイン(昭和産業社
製)を70%エチルアルコール水溶液に15%の濃度で
溶解し、ゼイン被覆液を調製した。
【0054】前記中心錠をハイコーター(フロイント産
業社製。1300φ)に投入し、pan回転数7rp
m、送風温度45℃、送風量10m3/分、ゼイン被覆
液散布量150g/分の条件でゼインによる被覆を行
い、中心錠重量に対して4%の割合で被覆し、50℃の
熱風により内層を乾燥した。
【0055】得られたゼインにより被覆した中心錠をp
an糖衣機(富士薬品機械社製。1500φ)に投入
し、pan回転数6rpm、送風温度60℃、送風量1
0m3/分、排風量15m3/分の条件で、ラクチュロー
ス1部及びラフィノース1.5部からなる混合物の50
%水溶液を糖衣基剤としてpan内に導入し、糖衣処理
を実施して外層を形成し、内外二層により被覆された約
0.4gの三角形腸溶性糖衣錠48.5万錠を得た。
【0056】得られた腸溶性糖衣錠を試験例1と同一の
方法により試験した結果、外観は良好であり、生菌数は
10×108/gであった。
【0057】実施例2 参考例2及び参考例3と同一の方法により製造した乳酸
菌類菌末各25kg、ペプチド(森永乳業社製。CU2
500)20kg、ラクチュロース(森永乳業社製)1
0kg、マルチトール(東和化成工業社製)17kg、
シュガーエステル(第一工業製薬社製)3kgを均一に
混合し、回転テーブル型打錠機(畑鐵工所製)により打
錠圧1.5トンで打錠したこと、及びラクチュロース1
部及びラフィノース1部からなる混合物の50%水溶液
を糖衣基材として使用したこと、ゼイン被覆及び糖衣処
理をハイコーター(フロイント産業社製。1300φ)
により実施したこと、中心錠重量に対して2%の割合で
ゼイン被覆したこと、並びに55℃の熱風で内層を乾燥
したことを除き、実施例1と同一の方法により1錠あた
り約0.4gの内外二層により被覆された三角形の腸溶
性糖衣錠48.6万錠を得た。
【0058】得られた糖衣錠を試験例1と同一の方法に
より試験した結果、外観は良好であり、菌数は35×1
7/gであった。
【0059】実施例3 参考例1及び参考例4と同一の方法により製造した乳酸
菌類菌末各25kg、ラクトフェリン(森永乳業社製)
10kg、ペプチド(森永乳業社製。CU2500)1
0kg、マルチトール(東和化成工業社製)27kg、
グリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン社製)3kg
を均一に混合し、回転テーブル型打錠機(畑鐵工所製)
により打錠圧2トンで打錠したこと、ラクチュロース1
部及びラフィノース4部からなる混合物の50%水溶液
を糖衣基材として使用したこと、ゼイン被覆及び糖衣処
理をpan糖衣機(富士薬品機械社製。1500φ)に
より実施したこと、中心錠重量に対して8%の割合でゼ
イン被覆したこと、並びに60℃の熱風で内層を乾燥し
たことを除き、実施例1と同一の方法により1錠あたり
約0.4gの内外二層により被覆された三角形の腸溶性
糖衣錠48.8万錠を得た。
【0060】得られた糖衣錠を試験例1と同一の方法に
より試験した結果、外観は良好であり、生菌数は20×
108/gであった。
【0061】
【発明の効果】以上、詳記したとおり、本発明は、中心
錠、中心錠の表面を中心錠重量の少なくとも2%(重
量)の割合でゼインにより被覆した内層、ラクチュロー
ス1部(重量)に対して少なくとも1部(重量)のラフ
ィノースからなる混合物を有効成分として含有する糖衣
基剤により内層を被覆した外層からなる腸溶性糖衣錠で
あり、本発明により奏される効果は、次のとおりであ
る。
【0062】(1)従来糖衣基剤として用いられておら
ず、種々の生理効果を有するラクチュロース及びラフィ
ノースを使用した糖衣錠である。 (2)適正量のゼイン被覆により腸溶性機能が付与され
た糖衣錠である。 (3)摂取時の口腔内への付着、舌への違和感がなく、
風味(食感)が良好であり、嗜好性にも優れた腸溶性糖
衣錠である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 祐三 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社食品総合研究所内 (72)発明者 飯山 百合子 神奈川県座間市東原五丁目1番83号 森永 乳業株式会社食品総合研究所内 Fターム(参考) 4C076 AA45 BB05 CC16 CC40 CC50 DD46 EE41 FF25 FF27 FF52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心錠、中心錠重量の少なくとも2%
    (重量)の割合のゼインにより中心錠の表面を被覆した
    内層、及びラクチュロース1部(重量)に対して少なく
    とも1部(重量)のラフィノースからなる混合物を有効
    成分として含有する糖衣基剤により前記内層の表面を被
    覆した外層からなる腸溶性糖衣錠。
  2. 【請求項2】 内層が、中心錠重量の4〜8%(重量)
    の割合のゼインからなる請求項1に記載の腸溶性糖衣
    錠。
  3. 【請求項3】 外層が、ラクチュロース1部(重量)に
    対して1.5〜10部(重量)のラフィノースからなる
    請求項1又は請求項2に記載の腸溶性糖衣錠。
  4. 【請求項4】 中心錠が、ビフィドバクテリウム属に属
    する微生物、ラクトバシラス属に属する微生物、ストレ
    プトコッカス属に属する微生物、ペディオコッカス属に
    属する微生物及びリュウコノストック属に属する微生物
    からなる群より選択される微生物の1種又は2種以上の
    微生物菌末を有効成分として含有する請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の腸溶性糖衣錠。
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