JP2001048024A - 皮巻きステアリングホイール - Google Patents

皮巻きステアリングホイール

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JP2001048024A JP11220360A JP22036099A JP2001048024A JP 2001048024 A JP2001048024 A JP 2001048024A JP 11220360 A JP11220360 A JP 11220360A JP 22036099 A JP22036099 A JP 22036099A JP 2001048024 A JP2001048024 A JP 2001048024A
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篤 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被覆層における皮革端末用の木目込み溝を深く
することができる皮巻きステアリングホイールを提供す
ること。 【解決手段】皮巻きステアリングホイールWは、操舵時
に把持するリング部Rの芯金4の周囲に、合成樹脂製の
被覆層11(12・22)を配設させる。被覆層12
は、リング部Rの断面周方向に沿って設けられた木目込
み溝14を備える。被覆層12・22を覆う皮革24
は、リング部Rの平面周方向に沿った端末24bを木目
込み溝14に嵌め込んで、配設される。リング部芯金4
における木目込み溝14の配置部位には、木目込み溝1
4を深く形成できるように、リング部芯金4の一般部5
より断面外周面を断面中心側に縮小させた縮小部6が、
配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の操舵用の皮
巻きステアリングホイールに関し、特に、操舵時に把持
するリング部の芯金周囲に、被覆層が配設され、さら
に、被覆層に、リング部の断面周方向に沿って、木目込
み溝が設けられ、被覆層を覆う皮革が、リング部の平面
周方向に沿った端末を木目込み溝に嵌め込んで、配設さ
れている皮巻きステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、皮巻きステアリングホ
イールでは、リング部の被覆層を覆う皮革が、リング部
の平面周方向に沿った端末を、被覆層におけるリング部
の断面周方向に設けられた木目込み溝に嵌め込んで、配
設されるものがあった(特開平10−226338号公
報参照)。
【0003】このような皮巻きステアリングホイールで
は、木目込み溝の周囲を硬質合成樹脂等の硬質材で形成
すれば、皮革におけるリング部平面周方向に沿った端末
を、木目込み溝に嵌め込んでも、アールダレが生じず、
皮革の外観を良好にすることができた。
【0004】しかし、木目込み溝が浅いと、皮革の端末
を木目込み溝に嵌めても、剥れ易く、安定して皮革を配
置できなかった。この場合、被覆層自体の木目込み溝を
深くすることが考えられるが、リング部芯金に木目込み
溝の底部が干渉することとなって、被覆層自体の木目込
み溝の深さを深くしようとしても、限度があった。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、被覆層における皮革端末用の木目込み溝を深くする
ことができる皮巻きステアリングホイールを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る皮巻きステ
アリングホイールは、操舵時に把持するリング部の芯金
周囲に、合成樹脂製の被覆層が配設され、該被覆層に、
前記リング部の断面周方向に沿って、木目込み溝が設け
られ、前記被覆層を覆う皮革が、前記リング部の平面周
方向に沿った端末を前記木目込み溝に嵌め込んで、配設
されている皮巻きステアリングホイールであって、前記
リング部芯金における前記木目込み溝の配置部位に、前
記木目込み溝を深く形成できるように、前記リング部芯
金の一般部より断面外周面を断面中心側に縮小させた縮
小部が、配設されていることを特徴とする。
【0007】そして、前記縮小部には、前記一般部か
ら、漸次、断面外周面を縮小させるテーパ部を設け、該
テーパ部の断面周方向に、断面中心側から半径方向外方
に突出するリブを形成することが望ましい。
【0008】また、前記リング部芯金は、前記リング部
の平面周方向に沿う凹溝を設けて構成することが望まし
い。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る皮巻きステアリングホイー
ルでは、リング部芯金における木目込み溝の配置部位
に、縮小部が配設されており、縮小部での被覆層を厚く
形成できる。そして、その位置の被覆層に設ける木目込
み溝を深くしても、その底部がリング部芯金の縮小部と
干渉し難くなって、木目込み溝自体も深く形成できるこ
ととなる。
【0010】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、被覆層の木目込み溝を深くすることがで
き、その木目込み溝に皮革の端末を嵌め込めば、皮革端
末が、木目込み溝に深く嵌め込まれて、剥れ難くなり、
木目込み溝に対する結合強度を、向上させ、かつ、安定
させることができる。
【0011】そして、縮小部に、リング部芯金の一般部
から、漸次、断面外周面を縮小させるテーパ部を設け、
このテーパ部の断面周方向に、断面中心側から半径方向
外方に突出するリブを形成すれば、このリブが、リング
部芯金を被覆する被覆層におけるリング部平面周方向の
成形収縮を抑えることができる。さらに、成形収縮を抑
えるリブが、リング部芯金の一般部でなく、テーパ部に
設けられているため、成形収縮を抑制可能な高さのリブ
を一般部に設ける場合に比べて、リブ先端におけるリン
グ部断面中心側からの高さを低く抑えることが可能とな
って、リブの位置に生ずる被覆層のひけを抑えることも
できる。
【0012】また、リング部芯金を、平面周方向に沿う
凹溝を設けて構成すれば、木目込み溝を深くして、木目
込み溝の底部をリング部芯金に当接させるように構成し
ても、被覆層の成形材料が、リング部芯金におけるリン
グ部平面周方向に沿う凹溝を経て、木目込み溝の反対側
の部位まで、容易に流れることとなる。そのため、木目
込み溝の深さを一層深くして、木目込み溝の底部をリン
グ部芯金に配置させるように構成しても、支障なく、被
覆層を成形することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】実施形態のステアリングホイールWは、図
1に示すように、操舵時に把持する円環状のリング部R
と、リング部Rの中央に配置されるボス部Bと、リング
部Rとボス部Bとを連結する4本のスポーク部Sと、を
備えて構成され、各部には、相互を連結するためのステ
アリングホイール芯金1が配設されている。
【0015】すなわち、ステアリングホイール芯金1
は、図1・6・7に示すように、ボス部Bに配置される
ボス部芯金2、各スポーク部Sに配置されるスポーク部
芯金3、及び、リング部Rに配置されるリング部芯金
4、から構成されている。そして、このステアリングホ
イール芯金1では、ステアリングシャフトと接続される
ボス部芯金2の中央のボス2aを鋼製とするとともに、
他の、ボス部芯金2におけるボス2aの周囲のボス被覆
部2b、スポ−ク部芯金3、及び、リング部芯金4を、
ダイカスト鋳造により形成したダイカスト金属製として
いる。
【0016】なお、実施形態のボス被覆部2b、スポ−
ク部芯金3、及び、リング部芯金4を形成したダイカス
ト金属は、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の軽
合金から形成されている。
【0017】また、リング部芯金4は、図3〜5・9・
10に示すように、外周壁部4a、内周壁部4b、及
び、外・内周壁部4a・4bを上端側で連結する連結壁
部4c、を備えて、下方を開口させるように、リング部
Rの平面周方向に沿う凹溝4dを設けた断面逆U字形状
に形成されている。外周壁部4aは、内周壁部4bよ
り、上下方向の高さを短くしている。また、外周壁部4
aの内側面側には、図11に示すように、複数のリブ4
eが突設されている。これらのリブ4eは、後述する被
覆層11(硬質被覆層12・軟質被覆層22)のリング
部平面周方向の成形収縮を防止するためのものである。
【0018】なお、このステアリングホイールWでは、
上下方向の関係は、ボス部Bのボス2に接続されるステ
アリングシャフトに沿う上下方向を言う。
【0019】そして、リング部芯金4には、4箇所に、
図1・2・7〜9に示すように、リング部芯金4の一般
部5より断面外周面を断面中心C側に縮小させた縮小部
6が、配設されている。縮小部6の配置位置は、後述す
る硬質被覆層12に設ける木目込み溝14の部位であ
る。なお、一般部5は、リング部芯金4の縮小部6以外
の部位を言う。
【0020】各縮小部6は、リング部Rの平面周方向に
沿った両側の一般部5・5から、漸次、断面外周面を縮
小させる2つのテーパ部7・7(7a・7b)と、テー
パ部7・7(7a・7b)間で断面形状を一定にして最
も縮小した底部8と、から構成されている。そして、底
部8の位置に、後述する木目込み溝14が配置されてい
る。各縮小部6の断面中心C側への縮小形態は、図7〜
9に示すように、連結壁部4cを下方へ凹むように薄肉
にするとともに、内周壁部4bの下端を上方へ凹ませる
ように内周壁部4bの高さ寸法を小さくし、さらに、外
周壁部4aも、その斜め下外方へ延びる下端を上方へ縮
めるように凹ませた形態から、構成されている。
【0021】また、各縮小部6におけるテーパ部7の
内、後述する硬質被覆層12の本体部13側のテーパ部
7aには、図2・7・8・10に示すように、テーパ部
7aの断面周方向に、断面中心C側から半径方向外方に
突出するリブ9が、形成されている。リブ9は、外周壁
部4aと連結壁部4cとの外周面に形成されている。リ
ブ9は、その先端9aを一般部5の延長線上に略一致す
る高さとしている。実施形態の場合、リブ9の突出高さ
h(図8参照)は、1mmとしている。
【0022】そして、リング部Rには、図1〜5に示す
ように、リング部芯金4の周囲に、合成樹脂製の被覆層
11が被覆され、この被覆層11は、リング部Rの平面
周方向に沿うように、硬質合成樹脂からなる硬質被覆層
12と、硬質被覆層12より軟質の軟質合成樹脂からな
る軟質被覆層22と、が交互に2つずつ配置されて構成
されている。
【0023】実施形態では、硬質被覆層12が、車両の
直進操舵時におけるリング部Rの前後に配置され、軟質
被覆層22が、車両の直進操舵時におけるリング部Rの
左右で、かつ、左右両側における2つずつのスポ−ク部
Sのリング部R側の部位まで、延設されて配置されてい
る。
【0024】さらに、各硬質被覆層12・12における
後述する本体部13の表面には、水圧転写により印刷さ
れる木目模様の装飾層17が形成され、各軟質被覆層2
2・22の表面には、図1〜3に示すように、皮革24
が、接着剤26で接着されるとともに、縫合糸25を使
用してリング部Rにおけるボス部B側の内側で縫合され
て、配設されている。
【0025】なお、実施形態の場合、各硬質被覆層12
は、ポリプロピレンとし、各軟質被覆層22は、軟質ポ
リウレタンとしている。
【0026】各硬質被覆層12におけるリング部Rの平
面周方向の各先端には、図1・2・6に示すように、リ
ング部Rの断面周方向に沿って全周に形成される木目込
み溝14を配設させて、皮革24の端部24aを支持す
る支持部16が形成されている。各支持部16は、略円
柱状として、皮革24の裏面側に当接させて皮革端部2
4aを支持する支持面部16aと、支持面部16aの先
端で皮革24の内周面から離れるように外径を狭めて、
軟質被覆層22の内周側に突出する突出部16bと、を
備えて構成されている。
【0027】そして、実施形態の場合、硬質被覆層12
が、リング部芯金4の縮小部6を被覆して、その部位の
外周面からの肉厚を厚くしており、さらに、木目込み溝
14は、その底部14aを、芯金4における縮小部6の
外周面の近傍付近まで到達させて、一般部5の外周面の
高さ位置より僅かに深く配置させており、その結果、木
目込み溝14は、縮小部6を設けない場合に比べて、そ
の深さが深くなっている。
【0028】なお、各硬質被覆層12における木目込み
溝14・14間の部位は、硬質被覆層12の本体部13
となる。また、本体部13における木目込み溝14側の
角部13aと支持面部16aにおける木目込み溝14側
の角部16acとは、図2に示すように、後述する水圧
転写の印刷層17aが、水圧転写時に、角部13a・1
6acで破れて、転写不能状態を招かないように、0.
4R以上の弧面として、シャープエッジとならないよう
に、構成されている。
【0029】そして、各硬質被覆層12の本体部13の
外周面に設けられる装飾層17は、図2に示すように、
水圧転写により設けられる厚さを1〜3μmとした木目
模様の印刷層17aから構成され、その裏面側には、印
刷層17aと本体部13との接着性を良好にするよう
に、塩素化ポリプロピレン等からなるプライマー層17
bが設けられている。
【0030】また、装飾層17の外周面には、印刷層1
7aの保護を図るための透明で厚さを10〜40μmと
したコーティング層18が形成されている。このコーテ
ィング層18は、図2・3に示すように、装飾層17と
ともに、本体部13の表面側だけでなく、木目込み溝1
4の内周面、さらには、突出部16bを含めた支持部1
6の外周面にも延設されて、形成されている。そしてさ
らに、実施形態の場合には、支持部16の端面やリング
部芯金4における一般部5の外周面にも、コーティング
層18と装飾層17とが延設されている。
【0031】実施形態のコーティング層18は、皮革2
4と軟質ポリウレタンからなる軟質被覆層22との良好
な接着性を確保できるように、ポリウレタンが使用され
ている。
【0032】実施形態のステアリングホイールWの製造
について説明すると、予め、ステアリングホイール芯金
1を製造しておく。このステアリングホイール芯金1の
製造は、所定のダイカスト鋳造型に、ボス2aをセット
して、ダイカスト鋳造して製造する。この時、リング部
芯金4には、図7に示すように、リブ9を備えた4つの
縮小部6が、設けられることとなる。
【0033】そして、硬質被覆層12・12の成形型
に、ステアリングホイール芯金1をセットし、型締め
後、硬質被覆層12の成形材料を注入して、図6に示す
ように、本体部13・木目込み溝14・支持部16を備
えた硬質被覆層12・12を成形する。
【0034】なお、各硬質被覆層12・12の成形材料
を注入するゲートG1は、図8の二点鎖線で示すよう
に、一方の支持部16の内側部位に配置されている。
【0035】また、成形後の硬質被覆層12・12は、
成形収縮を生じさせようとしても、縮小部6のリブ9に
よって、リング部Rの平面周方向の成形収縮が抑えれる
こととなる。さらに、実施形態では、リング部芯金4の
凹溝4dの内周面側に、複数のリブ4eが設けられてい
るため、これらのリブ4eによっても、リング部Rの平
面周方向の成形収縮が抑えられることとなる。
【0036】硬質被覆層12・12の成形後、成形型か
ら離型させて、ステアリングホイール芯金1のボス部芯
金2をマスキングし、ボス部芯金2以外の各硬質被覆層
12・12やリング部芯金4の外周面に、プライマー層
17bを塗布して設けた後、水圧転写によって、印刷層
17aを転写する。そしてさらに、印刷層17aの外周
面に、コーティング層18を塗布して形成する。
【0037】ついで、マスク材を外して、軟質被覆層2
2・22の成形型に、硬質被覆層12・12を設けたス
テアリングホイール芯金1をセットし、型締め後、軟質
被覆層22・22の成形材料を注入し、軟質被覆層22
・22を成形する。
【0038】なお、各軟質被覆層22・22の成形材料
を注入するゲートG2は、図8の二点鎖線で示すよう
に、軟質被覆層22・22の外側部位に配置されてい
る。
【0039】また、軟質被覆層22・22の成形型の型
面は、型締め時、硬質部本体部13の支持部16におけ
る支持面部16aの外周面を圧接する状態にする。
【0040】さらに、成形後の軟質被覆層22・22
は、成形収縮を生じさせようとしても、リング部芯金4
の凹溝4dの内周面側に設けられた複数のリブ4eによ
って、リング部Rの平面周方向の成形収縮が抑えられる
こととなる。
【0041】軟質被覆層22・22の成形後、成形型か
ら離型させて、各軟質被覆層22・22と支持部16と
の周囲にクロロプレンゴム系の接着剤26を塗布して、
皮革24を縫合して配置させる。その際、皮革24の端
部24aを、接着剤26を介在させて、硬質被覆層本体
部13の支持部16における支持面部16aの外周面に
当接させつつ、端末14bを硬質被覆層本体部13に設
けられた木目込み溝14に嵌合させ、縫合糸25を使用
して、皮革24・24を軟質被覆層22の外周面から硬
質被覆層12・12の木目込み溝14の部位まで配置さ
せることとなる。
【0042】さらに、ボス部Bの下部や上部に、図示し
ないロアカバーやパッドPを取り付ければ、ステアリン
グホイールWの製造が完了し、車両に装着して使用する
ことができる。なお、車両への装着時には、ステアリン
グホイールWをステアリングシャフトにナット止めする
ことから、パッドPを取り外した状態で車両に装着し、
装着後にパッドPを組み付けることとなる。
【0043】このような実施形態のステアリングホイー
ルWでは、リング部芯金4における木目込み溝14の配
置部位に、縮小部6が配設されており、縮小部6での硬
質被覆層12を厚く形成でき、その結果、その位置の被
覆層12に設ける木目込み溝14を深くしても、その底
部14aがリング部芯金4の縮小部6と干渉し難くなっ
て、木目込み溝14自体も深く形成できることとなる。
【0044】したがって、実施形態のステアリングホイ
ールWでは、硬質被覆層12の木目込み溝14を深くす
ることができ、その木目込み溝14に皮革24の端末2
4bを嵌め込めば、皮革端末24bが、木目込み溝14
に深く嵌め込まれて、剥れ難くなり、木目込み溝14に
対する結合強度を、向上させ、かつ、安定させることが
できる。
【0045】また、実施形態では、縮小部6に、リング
部芯金4の一般部5から、漸次、断面外周面を縮小させ
るテーパ部7a・7bが設けられ、硬質被覆層12の本
体部13側のテーパ部7aの断面周方向に、断面中心C
側から半径方向外方に突出するリブ9が形成されてい
る。そのため、このリブ9が、リング部芯金4を被覆す
る硬質被覆層12の成形収縮を抑えることができる。そ
して、成形収縮を抑えるリブ9は、リング部芯金4の一
般部5でなく、一般部5より断面中心C側に縮小したテ
ーパ部7aに設けられており、リブ9を覆う硬質被覆層
12のカバー部12aの肉厚が薄くならず、そのカバー
部12aにひけが発生することを抑えることができる。
ちなみに、一般部5の外周面にリブ9を設ければ、その
リブ9を覆う硬質被覆層12のカバー部12aの肉厚が
薄くなり、そのカバー部12aにおけるリング部平面周
方向の両側の樹脂部位が成形収縮して、そのカバー部1
2aにひけが生ずる。そして、そのカバー部12aにひ
けが生ずれば、印刷層17aが的確に転写されず、外観
不良を生じさせてしまう。
【0046】さらに、縮小部6が、リング部芯金4の一
般部5から、漸次、断面外周面を縮小させるテーパ部7
a・7bを備えておれば、応力集中が生じ難く、リング
部芯金4に上下方向で作用する荷重に対して、強度を低
下させる虞れも生じない。
【0047】さらにまた、実施形態では、リング部芯金
4が、平面周方向に沿う凹溝4dを設けた断面逆U字形
状としている。そのため、木目込み溝14を深くして、
木目込み溝14の底部14aをリング部芯金4における
縮小部6の底部8に当接させるように構成しても、すな
わち、木目込み溝底部14aの連結底部15(図2参
照)の肉厚が無いように構成しても、硬質被覆層12の
成形材料が、リング部芯金4におけるリング部平面周方
向に沿う凹溝4dを経て、木目込み溝14の反対側の本
体部13等まで、容易に流れることとなる。したがっ
て、木目込み溝14の深さを一層深くして、木目込み溝
14の底部14aをリング部芯金4の底部8に当てるよ
うに配置させても、支障なく、硬質被覆層12を成形す
ることができる。
【0048】なお、実施形態では、リング部芯金4とし
て、断面逆U字形状のものを例示したが、リング部Rの
平面周方向に凹溝が形成されれば、断面H字形状のリン
グ部芯金としても良い。
【0049】また、実施形態では、皮革24の感触を良
好にするために、端部24a付近のアールダレを防止す
るための硬質被覆層12の部位を除いて、皮革24の裏
面側に軟質被覆層22を配置させたものを示したが、軟
質被覆層22の部位も、硬質被覆層12としても良い。
そして、その場合には、皮革24の裏面側に、クッショ
ンシート等を別途配置させるように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施形態を示すステアリング
ホイールの平面図である。
【図2】図1のII−II部位の拡大断面図である。
【図3】図1の III− III部位の拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV部位の拡大断面図である。
【図5】図1のV−V部位の拡大断面図である。
【図6】同実施形態の硬質被覆層を成形した状態のステ
アリングホイール芯金の平面図である。
【図7】同実施形態のステアリングホイール芯金の平面
図である。
【図8】図7のVIII方向から見たステアリングホイール
芯金の側面図である。
【図9】図7のIX−IX部位の拡大断面図である。
【図10】図7のX−X部位の拡大断面図である。
【図11】同実施形態のステアリングホイール芯金の底
面図である。
【符号の説明】
4…リング部芯金、 4d…凹溝、 5…一般部、 6…縮小部、 7(7a・7b)…テーパ部、 9…リブ、 11(12・22)…被覆層、 14…木目込み溝、 24…皮革、 24b…端末、 C…断面中心、 W…ステアリングホイール、 R…リング部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 健次 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DA26 DA34 DA45 DA64 DA65 DA70

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵時に把持するリング部の芯金周囲
    に、合成樹脂製の被覆層が配設され、該被覆層に、前記
    リング部の断面周方向に沿って、木目込み溝が設けら
    れ、前記被覆層を覆う皮革が、前記リング部の平面周方
    向に沿った端末を前記木目込み溝に嵌め込んで、配設さ
    れている皮巻きステアリングホイールであって、 前記リング部芯金における前記木目込み溝の配置部位
    に、前記木目込み溝を深く形成できるように、前記リン
    グ部芯金の一般部より断面外周面を断面中心側に縮小さ
    せた縮小部が、配設されていることを特徴とする皮巻き
    ステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記縮小部が、前記一般部から、漸次、
    断面外周面を縮小させるテーパ部を備え、 該テーパ部の断面周方向に、断面中心側から半径方向外
    方に突出するリブが、形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の皮巻きステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記リング部芯金が、前記リング部の平
    面周方向に沿う凹溝を備えていることを特徴とする請求
    項1若しくは請求項2に記載の皮巻きステアリングホイ
    ール。
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