JP2001046515A - 内視鏡用噴霧具 - Google Patents

内視鏡用噴霧具

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JP2001046515A
JP2001046515A JP11229583A JP22958399A JP2001046515A JP 2001046515 A JP2001046515 A JP 2001046515A JP 11229583 A JP11229583 A JP 11229583A JP 22958399 A JP22958399 A JP 22958399A JP 2001046515 A JP2001046515 A JP 2001046515A
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JP
Japan
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liquid
endoscope
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rod
rotating chamber
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JP11229583A
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English (en)
Inventor
Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成部品を精度良く容易に加工製造することが
でき、しかも噴霧性がよくて広い範囲に一様な噴霧を行
うことができる内視鏡用噴霧具を提供すること。 【解決手段】前壁の中央部分に噴出孔17が形成された
液体回転室20を噴出孔17側へ凸の円錐面状の空間と
して形成し、後方から送られてくる液体を液体回転室2
0内で軸線周りに回転する方向に誘導する直線誘導溝2
1を液体回転室20の後壁面に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、体腔内に液体を
散布するために内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通し
て使用される内視鏡用噴霧具に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の内視鏡用噴霧具を示してお
り、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される可撓性
の液体供給管51の先端開口部に、外周面に螺旋溝53
が形成されたスクリュー体52が配置されている。
【0003】そして、螺旋溝53の外面を塞ぐ状態にス
クリュー体52に被せられた先端キャップ54の内側に
は、液体供給管51から螺旋溝53を通ってその先端か
ら放出された液体が軸線周りに回転をするように、スク
リュー体52の先端面との間に液体回転室55が形成さ
れ、その液体回転室55の先端面の中心位置に形成され
た噴出孔56から前方に向かって液体が噴霧されるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の処置具挿通チ
ャンネルに挿通して使用される内視鏡用の処置具類は、
直径が2mm程度と非常に細いものであり、その内部に
使用される部品はさらに小さなものになる。そのため、
スクリュー体52を正確に加工製造するのは非常に難し
い。
【0005】また、上述のような構造の従来の内視鏡用
噴霧具においては、液体回転室55が円柱状の空間とし
て形成されていることから、その内部で液体が乱流にな
ってしまい、良好な噴霧状態を得られない場合が少なく
ない。
【0006】そこで本発明は、構成部品を精度良く容易
に加工製造することができ、しかも噴霧性がよくて広い
範囲に一様な噴霧を行うことができる内視鏡用噴霧具を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用噴霧具は、前壁の中央部分に噴出
孔が形成された液体回転室を噴出孔側へ凸の円錐面状の
空間として形成し、後方から送られてくる液体を液体回
転室内で軸線周りに回転する方向に誘導する直線誘導溝
を液体回転室の後壁面に形成したものである。
【0008】なお、液体回転室の前壁面と後壁面とがほ
ぼ平行に形成されていてもよく、液体回転室の後壁は棒
状部材の先端部分により形成され、液体回転室の側壁と
前壁は、棒状部材に取り付けられたキャップ状部材によ
り形成されていてもよい。
【0009】その場合、液体回転室の軸線方向の空間長
を調節できるように、キャップ状部材が棒状部材に対し
て可動に設けられていてもよい。また、棒状部材の外周
面に形成された円周溝が液体流路になっていて、直線誘
導溝と円周溝とを連通させる連通溝が棒状部材の外面に
形成されていてもよい。
【0010】或いは、棒状部材の外周面に形成された円
周溝が液体流路になっていて、直線誘導溝が円周溝に対
して直接連通していてもよく、直線誘導溝が均等間隔で
複数形成されていてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態の内
視鏡用噴霧具を示しており、先端ノズル1が、図示され
ていない内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱自在な例
えば四フッ化エチレン樹脂製の可撓性チューブからなる
液体供給管2の先端に取り付けられている。
【0012】液体供給管2の基端に接続された注入口金
3には、図示されていない注射筒等を接続することがで
き、薬液や色素液等を液体供給管2内を通って先端ノズ
ル1へ送り込むことができる。
【0013】図1は先端ノズル1の構造を示している。
棒状体に切削加工が施されて形成されたノズル本体11
(棒状部材)の後端寄りの部分には、外周面に雄ネジ部
13が形成されており、その雄ネジ部13が液体供給管
2の先端にねじ込み接着されて、ノズル本体11が液体
供給管2の先端に連結固着されている。
【0014】ノズル本体11の中間部分の外周面には、
円周溝12が形成されている。そして、円周溝12に連
通してノズル本体11の前端面に至る連通溝15が、ノ
ズル本体11の軸線と平行方向に真っ直ぐに形成されて
いる。この実施の形態では、連通溝15は3箇所に均等
の間隔(120°間隔)で形成されている。
【0015】なお、連通溝15はノズル本体11の軸線
に対して必ずしも平行でなくてもよく、後述する直線誘
導溝21の向き等に応じてノズル本体11の軸線方向に
対して角度をつけて形成してもよい。
【0016】ノズル本体11の後半部分には、後端面に
開口して液体供給管2内に連通する連通孔14が穿設さ
れており、その連通孔14は複数形成された孔23を介
して円周溝12に連通している。
【0017】ノズル本体11の先側半部には、先端キャ
ップ16(キャップ状部材)が被せられており、それに
よって円周溝12と連通溝15の外面が塞がれている。
先端キャップ16は後端部分が内方にかしめられて、ノ
ズル本体11に対して固定されている。
【0018】ノズル本体11の先端壁面と先端キャップ
16の内壁面との間に囲まれた空間によって液体回転室
20が形成され、先端キャップ16の先端壁の中心位置
に噴出孔17が貫通形成されている。
【0019】液体回転室20は、噴出孔17側へ凸の円
錐面状の空間として形成されており、液体回転室20の
後端壁を形成するノズル本体11の先端面は、平面状に
切り削がれた形状の頂部を除いて円錐面になっており、
液体回転室20の前端壁を形成する先端キャップ16の
内壁面がそれとほぼ平行に形成されている。また、噴出
孔17の出口側は皿面取りがされた形状に形成されてい
る。
【0020】液体回転室20の後壁面(即ち、ノズル本
体11の前端壁面)には、後方から送られてくる液体を
液体回転室20内で軸線周りに回転する方向に誘導する
直線誘導溝21が形成されている。
【0021】直線誘導溝21は、ノズル本体11単体の
正面図である図2、及びそのIII−III断面である図3に
示されるように、連通溝15の先端部分からノズル本体
11の中心軸線位置(即ち、噴出孔17の位置)に向か
わない方向に向けて真っ直ぐに、ノズル本体11の前端
壁面に漸次深さを浅くして形成されている。したがっ
て、加工製造が非常に容易である。
【0022】直線誘導溝21は、連通溝15の位置に合
わせて3箇所に点対称に形成されており、連通孔14、
円周溝12、連通溝15から直線誘導溝21を通った液
体が、直線誘導溝21の溝方向に沿って液体回転室20
内に噴出され、液体回転室20内で軸線周りに回転しな
がら噴出孔17から前方に噴出することにより、大きく
広がって噴霧状態になる。
【0023】その際、液体回転室20が噴出孔17側へ
凸の円錐面状の空間として形成されていることから、直
線誘導溝21から液体回転室20内へ送り出された液体
は、液体回転室20内でほとんど滞留することなく(し
たがって、乱流にならずに)スムーズに噴出孔17から
噴出する。したがって、噴霧性がよくて広い範囲に一様
に噴霧を行うことができる。
【0024】図5は、本発明の第2の実施の形態の内視
鏡用噴霧具の先端部分を示しており、先端キャップ16
の内面に突設した突起16aを、ノズル本体11の外周
面に形成した半周程度の螺旋溝30に係合させたもので
ある。
【0025】このように構成することにより、先端キャ
ップ16を軸線周りに回転させると先端キャップ16が
軸線方向に進退し、液体回転室20の軸線方向の空間長
eを調節することができる。
【0026】図5は液体回転室20の軸線方向の空間長
eが最小の状態を示し、図6は最大の状態を示してお
り、このようにして、噴出孔17から放出される噴霧液
の広がり具合や噴霧量を調整することができる。なお、
液体回転室20の軸線方向の空間長eを変化させること
ができる機構であればどのような構成をとってもよい。
【0027】図7は、本発明の第3の実施の形態の内視
鏡用噴霧具の先端部分を示しており、第1の実施の形態
に比べてノズル本体11の外周面に形成された円周溝1
2の幅を広げ、連通溝15を省略して、直線誘導溝21
を円周溝12に対して直接連通させたものである。
【0028】この実施の形態においては、ノズル本体1
1の先端壁面は先の尖った円錐面状に形成されており、
そのノズル本体11の単体の正面図である図8に示され
るように、直線誘導溝21は180°対称の位置に2個
設けられている。
【0029】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば直線誘導溝21の数は幾つで
あっても差し支えない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、前壁の中央部分に噴出
孔が形成された液体回転室を噴出孔側へ凸の円錐面状の
空間として形成したことにより、乱流の発生が抑制され
るので、噴霧性がよくて広い範囲に一様な噴霧を行うこ
とができ、後方から送られてくる液体を液体回転室内で
軸線周りに回転する方向に誘導する直線誘導溝を液体回
転室の後壁面に形成したので、構成部品を精度良く容易
に加工製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用噴霧具の
先端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のノズル本体の単体
の正面図である。
【図3】図2におけるIII−III断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用噴霧具の
全体構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用噴霧具の
先端部分の側面断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用噴霧具の
先端部分の異なる状態の側面断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の内視鏡用噴霧具の
先端部分の側面断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態のノズル本体の単体
の正面図である。
【図9】従来の内視鏡用噴霧具の先端部分の側面断面図
である。
【符号の説明】
1 先端ノズル 2 液体供給管 11 ノズル本体 12 円周溝 15 連通溝 16 先端キャップ 17 噴出孔 20 液体回転室 21 直線誘導溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前壁の中央部分に噴出孔が形成された液体
    回転室を上記噴出孔側へ凸の円錐面状の空間として形成
    し、後方から送られてくる液体を上記液体回転室内で軸
    線周りに回転する方向に誘導する直線誘導溝を上記液体
    回転室の後壁面に形成したことを特徴とする内視鏡用噴
    霧具。
  2. 【請求項2】上記液体回転室の前壁面と後壁面とがほぼ
    平行に形成されている請求項1記載の内視鏡用噴霧具。
  3. 【請求項3】上記液体回転室の後壁は棒状部材の先端部
    分により形成され、上記液体回転室の側壁と前壁は、上
    記棒状部材に取り付けられたキャップ状部材により形成
    されている請求項1又は2記載の内視鏡用噴霧具。
  4. 【請求項4】上記液体回転室の軸線方向の空間長を調節
    できるように、上記キャップ状部材が上記棒状部材に対
    して可動に設けられている請求項3記載の内視鏡用噴霧
    具。
  5. 【請求項5】上記棒状部材の外周面に形成された円周溝
    が液体流路になっていて、上記直線誘導溝と上記円周溝
    とを連通させる連通溝が上記棒状部材の外面に形成され
    ている請求項3又は4記載の内視鏡用噴霧具。
  6. 【請求項6】上記棒状部材の外周面に形成された円周溝
    が液体流路になっていて、上記直線誘導溝が上記円周溝
    に対して直接連通している請求項3又は4記載の内視鏡
    用噴霧具。
  7. 【請求項7】上記直線誘導溝が均等間隔で複数形成され
    ている請求項1ないし6のいずれかの項に記載の内視鏡
    用噴霧具。
JP11229583A 1999-08-16 1999-08-16 内視鏡用噴霧具 Withdrawn JP2001046515A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101270127B1 (ko) * 2011-12-08 2013-05-31 염태선 분무 노즐체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101270127B1 (ko) * 2011-12-08 2013-05-31 염태선 분무 노즐체

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A761 Written withdrawal of application

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