JP2001045685A - 磁石モータ - Google Patents
磁石モータInfo
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- JP2001045685A JP2001045685A JP11218593A JP21859399A JP2001045685A JP 2001045685 A JP2001045685 A JP 2001045685A JP 11218593 A JP11218593 A JP 11218593A JP 21859399 A JP21859399 A JP 21859399A JP 2001045685 A JP2001045685 A JP 2001045685A
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- permanent magnet
- iron core
- rotor
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- magnet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 永久磁石をもつロータとステータを有する磁
石モータにおいて、前記永久磁石の磁界方向にずれが発
生して同永久磁石の着磁率が低下するのを防止する。 【解決手段】 この磁石モータはステータ１０１とロー
タ１０２を有し、ロータ１０２は外周の非磁性体の円筒
環１０６と、同円筒環１０６の内側に配置された周方向
に連続した永久磁石１０７と、同永久磁石１０７の内側
に配置され薄肉の磁性鋼板を積層してなる鉄心１０９と
を有している。永久磁石１０７の内筒面には少なくとも
１個の鉄心位置決め用の凹部１０７ａを有するととも
に、鉄心１０９の外周面には前記鉄心位置決め用の凹部
１０７ａに対応する永久磁石位置決め用の凸部１０９ａ
を有し、前記円筒環１０６と永久磁石１０７と鉄心１０
９とは互いに嵌挿して固着されている。ロータ１０２は
外周から中心に向かって磁力線が流れるように着磁され
ている。
石モータにおいて、前記永久磁石の磁界方向にずれが発
生して同永久磁石の着磁率が低下するのを防止する。 【解決手段】 この磁石モータはステータ１０１とロー
タ１０２を有し、ロータ１０２は外周の非磁性体の円筒
環１０６と、同円筒環１０６の内側に配置された周方向
に連続した永久磁石１０７と、同永久磁石１０７の内側
に配置され薄肉の磁性鋼板を積層してなる鉄心１０９と
を有している。永久磁石１０７の内筒面には少なくとも
１個の鉄心位置決め用の凹部１０７ａを有するととも
に、鉄心１０９の外周面には前記鉄心位置決め用の凹部
１０７ａに対応する永久磁石位置決め用の凸部１０９ａ
を有し、前記円筒環１０６と永久磁石１０７と鉄心１０
９とは互いに嵌挿して固着されている。ロータ１０２は
外周から中心に向かって磁力線が流れるように着磁され
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石をもつロ
ータとステータとを有する磁石モータに関する。
ータとステータとを有する磁石モータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁石モータの例として、密閉形圧
縮機に使用されている磁石モータを図３に示してある。
図３に示す磁石モータは、ステータ１とロータ２とを有
している。ステータ１は薄肉の磁性鋼板を多数積層して
なる円筒状コア３を有し、その円筒状コア３には、その
周方向に所定の間隔を隔てて複数のスロット４が設けら
れ、その複数のスロット４を通して多数の電線５が巻き
付けられて構成されている。
縮機に使用されている磁石モータを図３に示してある。
図３に示す磁石モータは、ステータ１とロータ２とを有
している。ステータ１は薄肉の磁性鋼板を多数積層して
なる円筒状コア３を有し、その円筒状コア３には、その
周方向に所定の間隔を隔てて複数のスロット４が設けら
れ、その複数のスロット４を通して多数の電線５が巻き
付けられて構成されている。
【０００３】ロータ２は、外周に非磁性体の円筒環６が
設けられ、その内側に周方向に所定の間隔を隔てて複数
（本図では４個）の永久磁石７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄ
が、その磁極が周方向に向かうよう配置され、その永久
磁石７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄの内周側には薄肉の磁性鋼
板を多数積層してなる鉄心９が設けられ、該鉄心９には
前記永久磁石７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄの位置決めのため
の突起９ａを設けている。また、該鉄心９の中心には、
固定軸８が貫通固定されている。
設けられ、その内側に周方向に所定の間隔を隔てて複数
（本図では４個）の永久磁石７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄ
が、その磁極が周方向に向かうよう配置され、その永久
磁石７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄの内周側には薄肉の磁性鋼
板を多数積層してなる鉄心９が設けられ、該鉄心９には
前記永久磁石７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄの位置決めのため
の突起９ａを設けている。また、該鉄心９の中心には、
固定軸８が貫通固定されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た図３の磁石モータにおいては、永久磁石７ａ，７ｂ，
７ｃ，７ｄに着磁を行う時、永久磁石の円周配列方向の
分割境界面を着磁装置に対して正確に設置させないと、
永久磁石の磁界方向にズレが発生して永久磁石の着磁率
が低下し、製品の歩留まりが悪化する問題があった。
た図３の磁石モータにおいては、永久磁石７ａ，７ｂ，
７ｃ，７ｄに着磁を行う時、永久磁石の円周配列方向の
分割境界面を着磁装置に対して正確に設置させないと、
永久磁石の磁界方向にズレが発生して永久磁石の着磁率
が低下し、製品の歩留まりが悪化する問題があった。
【０００５】本発明は、永久磁石をもつロータとステー
タとを有する磁石モータにおいて、前記永久磁石の磁界
方向にずれが発生して同永久磁石の着磁率が低下するの
を防止するように構成した磁石モータを提供することを
課題としている。
タとを有する磁石モータにおいて、前記永久磁石の磁界
方向にずれが発生して同永久磁石の着磁率が低下するの
を防止するように構成した磁石モータを提供することを
課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、ロータが外周の非磁性体の円筒環と、同
円筒環の内側に配置された周方向に連続した永久磁石
と、同永久磁石の内側に配置され薄肉の磁性鋼板を積層
してなる鉄心とを有し、前記永久磁石の内筒面には少な
くとも１個の鉄心位置決め用の係合部を有するととも
に、前記鉄心の外周面には前記鉄心位置決め用の係合部
に対応する永久磁石位置決め用の係合部を有し、前記円
筒環と永久磁石と鉄心とは互いに嵌挿して固着されてお
り、かつ、前記ロータは外周から中心に向かって磁力線
が流れるように着磁されている磁石モータを提供する。
め、本発明は、ロータが外周の非磁性体の円筒環と、同
円筒環の内側に配置された周方向に連続した永久磁石
と、同永久磁石の内側に配置され薄肉の磁性鋼板を積層
してなる鉄心とを有し、前記永久磁石の内筒面には少な
くとも１個の鉄心位置決め用の係合部を有するととも
に、前記鉄心の外周面には前記鉄心位置決め用の係合部
に対応する永久磁石位置決め用の係合部を有し、前記円
筒環と永久磁石と鉄心とは互いに嵌挿して固着されてお
り、かつ、前記ロータは外周から中心に向かって磁力線
が流れるように着磁されている磁石モータを提供する。
【０００７】本発明の磁石モータにおいて、円筒環の内
側に配置される周方向に連続した永久磁石を形成するに
は、１つの円筒状又は複数の円筒盤状のものを積層して
形成することができる。また、本発明の磁石モータにお
ける前記係合部としては、その係合部の一方が凹部であ
り、他方が凸部として構成することができる。
側に配置される周方向に連続した永久磁石を形成するに
は、１つの円筒状又は複数の円筒盤状のものを積層して
形成することができる。また、本発明の磁石モータにお
ける前記係合部としては、その係合部の一方が凹部であ
り、他方が凸部として構成することができる。
【０００８】以上のように構成された本発明の磁石モー
タでは、永久磁石が周方向に連続していて、外周面には
分割境界面が無く、１つの磁石として着磁されているた
め、円周上では着磁方向に制限がなくなって製品の歩留
りが向上される。
タでは、永久磁石が周方向に連続していて、外周面には
分割境界面が無く、１つの磁石として着磁されているた
め、円周上では着磁方向に制限がなくなって製品の歩留
りが向上される。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明による磁石モータを
図１、図２に示した実施の一態様に基づいて具体的に説
明する。図１及び図２に示す磁石モータは、ステータ１
０１とロータ１０２を有している。ロータ１０２の外周
には非磁性体の円筒環１０６が設けられており、その内
側に一つの円筒状永久磁石又は複数の円筒盤状を積層し
た永久磁石１０７が設けられている。
図１、図２に示した実施の一態様に基づいて具体的に説
明する。図１及び図２に示す磁石モータは、ステータ１
０１とロータ１０２を有している。ロータ１０２の外周
には非磁性体の円筒環１０６が設けられており、その内
側に一つの円筒状永久磁石又は複数の円筒盤状を積層し
た永久磁石１０７が設けられている。
【００１０】永久磁石１０７の内筒面には薄肉の磁性鋼
板を多数積層して構成した鉄心１０９に対する位置決め
用の凹部１０７ａを１個所又は複数箇所（図では４個）
設け、又、鉄心１０９には永久磁石１０７の位置決め用
の凹部１０７ａに対応する永久磁石位置決め用の凸部１
０９ａを設け、前記円筒環１０６と永久磁石１０７と鉄
心１０９とを嵌挿し固着している。また、該鉄心１０９
の中心には、固定軸１０８が貫通固定されている。永久
磁石１０７には図２の如く、外周から中心に向かって磁
力線が流れるように着磁している。
板を多数積層して構成した鉄心１０９に対する位置決め
用の凹部１０７ａを１個所又は複数箇所（図では４個）
設け、又、鉄心１０９には永久磁石１０７の位置決め用
の凹部１０７ａに対応する永久磁石位置決め用の凸部１
０９ａを設け、前記円筒環１０６と永久磁石１０７と鉄
心１０９とを嵌挿し固着している。また、該鉄心１０９
の中心には、固定軸１０８が貫通固定されている。永久
磁石１０７には図２の如く、外周から中心に向かって磁
力線が流れるように着磁している。
【００１１】以上説明したように、図１、図２に示され
た磁石モータにおいては、永久磁石１０７を一つの円筒
状又は複数の円筒盤状を積層して形成し、磁力線を外周
から中心に流れるよう着磁することにより、外周面には
分割境界面が無く、一つの永久磁石として着磁するため
着磁装置に設定するとき、着磁方向に円周上では制限が
無くなるため製品の歩留まりが良化する。
た磁石モータにおいては、永久磁石１０７を一つの円筒
状又は複数の円筒盤状を積層して形成し、磁力線を外周
から中心に流れるよう着磁することにより、外周面には
分割境界面が無く、一つの永久磁石として着磁するため
着磁装置に設定するとき、着磁方向に円周上では制限が
無くなるため製品の歩留まりが良化する。
【００１２】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいう
までもない。
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限
定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その
具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいう
までもない。
【００１３】例えば、上記実施形態では、永久磁石１０
７の内筒面には４個の鉄心位置決め用の凹部１０７ａを
形成し、また、鉄心１０９の外周面には前記凹部１０７
ａに対応する４個の凸部１０９ａを形成しているが、こ
れら凹凸部の数は４個に限定されず何個でもよいし、ま
た、凹凸部を永久磁石１０７と鉄心１０９に逆に形成し
てもよい。
７の内筒面には４個の鉄心位置決め用の凹部１０７ａを
形成し、また、鉄心１０９の外周面には前記凹部１０７
ａに対応する４個の凸部１０９ａを形成しているが、こ
れら凹凸部の数は４個に限定されず何個でもよいし、ま
た、凹凸部を永久磁石１０７と鉄心１０９に逆に形成し
てもよい。
【００１４】また、永久磁石１０７と鉄心１０９に設け
る凹部１０７ａと１０９ａは図示した凹凸形状以外、永
久磁石と鉄心との間に係合を与え互いに位置決め可能な
係合部を構成するものであれば、種々のものを適宜採用
してよい。
る凹部１０７ａと１０９ａは図示した凹凸形状以外、永
久磁石と鉄心との間に係合を与え互いに位置決め可能な
係合部を構成するものであれば、種々のものを適宜採用
してよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による磁石
モータは、ロータが外周の非磁性体の円筒環と、同円筒
環の内側に配置された周方向に連続した永久磁石と、同
永久磁石の内側に配置され薄肉の磁性鋼板を積層してな
る鉄心とを有し、前記永久磁石の内筒面には少なくとも
１個の鉄心位置決め用の係合部を有するとともに、前記
鉄心の外周面には前記鉄心位置決め用の係合部に対応す
る永久磁石位置決め用の係合部を有し、前記円筒環と永
久磁石と鉄心とは互いに嵌挿して固着されており、か
つ、前記ロータは外周から中心に向かって磁力線が流れ
るように着磁して構成されている。
モータは、ロータが外周の非磁性体の円筒環と、同円筒
環の内側に配置された周方向に連続した永久磁石と、同
永久磁石の内側に配置され薄肉の磁性鋼板を積層してな
る鉄心とを有し、前記永久磁石の内筒面には少なくとも
１個の鉄心位置決め用の係合部を有するとともに、前記
鉄心の外周面には前記鉄心位置決め用の係合部に対応す
る永久磁石位置決め用の係合部を有し、前記円筒環と永
久磁石と鉄心とは互いに嵌挿して固着されており、か
つ、前記ロータは外周から中心に向かって磁力線が流れ
るように着磁して構成されている。
【００１６】このように、本発明による磁石モータにお
ける永久磁石は周方向に連続していて外周面での分割境
界面が無く、１つの磁石として着磁される。従って、本
発明の磁石モータでは円周上での着磁方向に制限が無く
なって製品の歩留りが向上される。
ける永久磁石は周方向に連続していて外周面での分割境
界面が無く、１つの磁石として着磁される。従って、本
発明の磁石モータでは円周上での着磁方向に制限が無く
なって製品の歩留りが向上される。
【図１】本発明の実施の一形態に係る磁石モータを示す
断面図で、（Ａ）は（Ｂ）のＡ−Ａ線に沿う縦断面図、
（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う横断面図。
断面図で、（Ａ）は（Ｂ）のＡ−Ａ線に沿う縦断面図、
（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ線に沿う横断面図。
【図２】図１に示す磁石モータの永久磁石における磁化
方向を示す図面。
方向を示す図面。
【図３】従来の密閉形圧縮機の磁石モータを示す断面図
で、（Ａ）は（Ｂ）図のＣ−Ｃ線に沿う縦断面図、
（Ｂ）は（Ａ）図のＤ−Ｄ線に沿う横断面図。
で、（Ａ）は（Ｂ）図のＣ−Ｃ線に沿う縦断面図、
（Ｂ）は（Ａ）図のＤ−Ｄ線に沿う横断面図。
１０１ ステータ １０２ ロータ １０６ 円筒環 １０７ 永久磁石 １０７ａ 鉄心位置決め用の凹部 １０８ 固定軸 １０９ 鉄心 １０９ａ 永久磁石位置決め用の凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 永久磁石をもつロータとステータとを有
する磁石モータにおいて、前記ロータが外周の非磁性体
の円筒環と、同円筒環の内側に配置された周方向に連続
した永久磁石と、同永久磁石の内側に配置され薄肉の磁
性鋼板を積層してなる鉄心とを有し、前記永久磁石の内
筒面には少なくとも１個の鉄心位置決め用の係合部を有
するとともに、前記鉄心の外周面には前記鉄心位置決め
用の係合部に対応する永久磁石位置決め用の係合部を有
し、前記円筒環と永久磁石と鉄心とは互いに嵌挿して固
着されており、かつ、前記ロータは外周から中心に向か
って磁力線が流れるように着磁されていることを特徴と
する磁石モータ。 - 【請求項２】 前記係合部の一方が凹部であり、前記係
合部の他方が凸部であることを特徴とする請求項１記載
の磁石モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11218593A JP2001045685A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 磁石モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11218593A JP2001045685A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 磁石モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001045685A true JP2001045685A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16722398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11218593A Withdrawn JP2001045685A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 磁石モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001045685A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150048707A1 (en) * | 2007-06-28 | 2015-02-19 | Hitachi Metals, Ltd. | Radially anisotropic ring r-tm-b magnet, its production method, die for producing it, and rotor for brushless motor |
| US20150340917A1 (en) * | 2013-04-15 | 2015-11-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor of rotary machine |
-
1999
- 1999-08-02 JP JP11218593A patent/JP2001045685A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20150048707A1 (en) * | 2007-06-28 | 2015-02-19 | Hitachi Metals, Ltd. | Radially anisotropic ring r-tm-b magnet, its production method, die for producing it, and rotor for brushless motor |
| US20150340917A1 (en) * | 2013-04-15 | 2015-11-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor of rotary machine |
| US10396611B2 (en) * | 2013-04-15 | 2019-08-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor of rotary machine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061003 |