JP2001039189A - 車両のシート構造 - Google Patents

車両のシート構造

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JP2001039189A
JP2001039189A JP11215549A JP21554999A JP2001039189A JP 2001039189 A JP2001039189 A JP 2001039189A JP 11215549 A JP11215549 A JP 11215549A JP 21554999 A JP21554999 A JP 21554999A JP 2001039189 A JP2001039189 A JP 2001039189A
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JP
Japan
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seat
seats
horizontal direction
vehicle seat
full
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JP11215549A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kodama
雅博 児玉
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い面積のフルフラット面を形成して、車室
内空間の利用可能性を高めることができる車両のシート
構造を提供する。 【解決手段】 各シート1〜4が前後動自在で且つ水平
方向に90°回転可能なため、左右のシート1〜4を水
平方向に90度回転させて横向きのフルフラット状態に
し、更にそのフルフラット状態にしたシート1〜4同士
を前後方向で合わせることにより、広い面積のフルフラ
ット面が得られ、車室内空間の利用可能性が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広いフルフラッ
ト面が得られる車両のシート構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワゴン車等にあっては、例え
ば、特開平7−215113号公報で知られているよう
に、シートが前後方向で三列配置されている。すなわ
ち、フロントシート、セカンドシート、サードシートの
三列である。このような三列シートにおける前側のフロ
ントシートとセカンドシート二列は、車室内で乗員が前
後に移動できるように、ウォークスルー用の通路を介し
て左右に離間したシートになっており、各列で二人づつ
乗れるようになっている。フロントシートとセカンドシ
ートは、シートバックが水平になるまでリクライニング
可能で、水平状態にしたシートバックとシートクッショ
ンとでフルフラット状態が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、シートバックを水平になる
までリクライニングさせることにより、個々のシートは
フルフラット状態にできるものの、左右のシートの間に
はウォークスルー用の通路が依然存在するため、広い面
積のフルフラット面を形成することができず、車室内空
間の利用可能性を高めることができない。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、広い面積のフルフラット面を
形成して、車室内空間の利用可能性を高めることができ
る車両のシート構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
左右に配されてなるシートの一方のシートクッションを
水平方向に少なくとも90度回転させることで、他方の
シートと連続面が形成可能なるようにした。
【0006】請求項1記載の発明によれば、他方のシー
トが前側を向いている通常状態において、一方のシート
が少なくとも90度の回転が可能であるので、シートク
ッションが他方のシートのシートクッション側部に連続
面が形成されることになり、広い面積のフルフラット面
が得られ、車室内空間の利用可能性が高まる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
車両のシート構造であって、前記左右の各シートが前後
に進退自在なると共に双方のシートが水平方向に回転可
能なるようにした。
【0008】請求項2記載の発明によれば、各シートが
前後動自在で且つ水平方向に回転可能なため、双方のシ
ートを前後になるように配置してそれぞれ逆側に向ける
ように回転制御させれば、横向きのフルフラット状態に
なり、更にそのフルフラット状態にしたシート同士を前
後方向で合わせることにより、広い面積のフルフラット
面が得られ、車室内空間の利用可能性が高まる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の車両のシート構造であって、前記一対のシ
ートが後ろ方向に移動して、後ろに配されるベンチタイ
プのシートと共にベッド状に形成可能なる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、フルフラッ
ト面が元々広い面積を有するベンチシートに連続するた
め、更に広い面積のフルフラット面が得られる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3の何れかに記載の車両のシート構造であって、前記
左右のシートは、ウォークスルー用の通路を介して左右
方向で離間配置された。
【0012】請求項4記載の発明によれば、フルフラッ
トシートにすれば、広い面積が自動車室内に確保できる
反面、フルフラットシートにしない状態では、シートの
側部を移動できる空間が確保されているので、様々な使
用状態に対応できることになる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4の何れかに記載の車両のシート構造であって、前記
シートは、前後方向に沿って連続したレールに沿って前
後動自在に支持すると共に、レールの後端がベンチシー
トまで延びている。
【0014】請求項5記載の発明によれば、前記シート
が広い面積を有するベンチシートに接する位置まで確実
に移動可能であるので、広い面積の確保が確実である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図4に基づいて説明する。図1はワゴン車にお
けるシートの三列配置を示している。図中、A方向が右
側で、B方向が左側を示している。フロントシート1、
2とセカンドシート3、4とは、それぞれ左右に分かれ
た分割タイプで、中央部には、ウォークスルー用の通路
Pが空いている。サードシート5は、ベンチシートにな
っており、三人掛けになっている。
【0016】右側のフロントシート1とセカンドシート
3、及び、左側のフロントシート2とセカンドシート4
は、それぞれ前後方向に沿って連続した左右のレール
6、7に沿って前後に移動できるようになっている。各
レール6、7は、最前部のフロントシート1、2の位置
から最後部のサードシート5に至る長さを有している。
【0017】フロントシート1、2及びセカンドシート
3、4は、シートクッション1a〜4aと、シートバッ
ク1b〜4bとから形成されている。サードシート5
は、シートクッション5aとシートバック5bとから形
成されている。フロントシート1、2とセカンドシート
3、4における各シートバック1b〜4bとは、デバイ
スヒンジHを中心に水平になるまで後ろにリクライニン
グさせる(つまり、この状態のシートのことを「フルフ
ラットシート」という)ことができる。後ろ側にリクラ
イニングさせると、シートクッション1a〜4aと、シ
ートバック1b〜4bとの両方が略水平なフルフラット
状態が得られる。サードシート5のシートバック5b
は、リクライニングできないようになっているが、でき
るようにしても良い。
【0018】そして、各シートクッション1a〜4a
は、レール6、7に対して前後動自在に係合したスライ
ダ1S〜4Sに対して取付けられている。シートクッシ
ョン1a〜4aは、それぞれ中央部の回転軸Rで、スラ
イダ1S〜4Sに対して水平方向に回転自在に取付けら
れている。この回転軸Rには、図示せぬストッパ機構が
設けられ、図1及び図2に示すような前方を向いた位置
と、図4に示すような水平方向に90度回転させた横向
き位置でそれぞれ固定できるようになっている。
【0019】次に、実施形態におけるフロントシート
1、2及びセカンドシート3、4の利用方法を説明す
る。
【0020】まず、図3に示すように、セカンドシート
3、4をフルフラットして、サードシート5に連続させ
ることにより、広いフルフラット面を形成することがで
きる。この場合は、右側のセカンドシート3を回転軸R
を中心に左側へ水平方向に90度回転させて横向きに
し、逆に左側のセカンドシート4を回転軸Rを中心に右
側へ水平方向に90度回転させて横向きにする。そし
て、各セカンドシート3、4のシートバック3b、4b
を後側へリクライニングさせて、フルフラット状態にす
る。
【0021】そして、フルフラット状態にした各セカン
ドシート3、4を後側へ移動させて、セカンドシート
3、4同士を前後方向で合わせると共にサードシート5
とも合わせる。すると、サードシート5のシートクッシ
ョン5aも含めて、整った四角形のフルフラット面が得
られる。このようにすることにより、フロントシート
1、2は、前向きの状態のまま運転操作が可能で、後側
のセカンドシート3、4やサードシート5は、互いに集
合させた広いフルフラット面にして寛ぐことができる。
尚、この状態で、助手席側のフロントシート2も横向き
フルフラット状態にして連続させて良いし、フルフラッ
ト状態にせず、単に後向きにして、後ろの乗員に対面さ
せることも自由である。
【0022】次に、図4に示すように、フロントシート
1、2とセカンドシート3、4の全てを横向きフルフラ
ット状態にして、サードシート5に連続させても良い。
このようにすることにより、整った長方形の広いフルフ
ラット面が形成される。従って、そのフルフラット面の
上で、横になって寝ても良いし、座ってトランプなどの
ゲームをしても良く、従来に比べて車室内空間の利用可
能性が高まる。
【0023】尚、以上の説明では、サードシート以外の
シートとして、フロントシート1、2とセカンドシート
3、4の二列を例にしたが、本発明は、最後部のシート
の前に三列の以上のシートがあっても同様に適用可能で
ある。また、フロントシート1、2のみを回転させて、
図3に示すセカンドシート3,4のようにして、図1に
示す状態のセカンドシート3,4に連続させても良い
し、連続させなくても良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、他方のシ
ートが前側を向いている通常状態において、一方のシー
トのシートクッションが他方のシートのシートクッショ
ン側部に連続面が形成されるので、広い面積のフルフラ
ット面が得られ、車室内空間の利用可能性が高まる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、各シートが
前後動自在で且つ水平方向に回転可能なため、双方のシ
ートを前後になるように配置してそれぞれ逆側に向ける
ように回転制御させれば、横向きのフルフラット状態に
なり、更にそのフルフラット状態にしたシート同士を前
後方向で合わせることにより、広い面積のフルフラット
面が得られ、車室内空間の利用可能性が高まる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、フルフラッ
ト面が元々広い面積を有するベンチシートに連続するた
め、更に広い面積のフルフラット面が得られる。
【0027】請求項4記載の発明によれば、フルフラッ
トシートにすれば、広い面積が自動車室内に確保できる
反面、フルフラットシートにしない状態では、シートの
側部を移動できる空間が確保されているので、様々な使
用状態に対応できることになる。
【0028】請求項5記載の発明によれば、前記シート
が広い面積を有するベンチシートに接する位置まで確実
に移動可能であるので、広い面積の確保が確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るシートの配列を示す
平面図。
【図2】シートの配列を示す側面図。
【図3】セカンドシートのみフルフラット化して前後方
向で連続した状態を示す平面図。
【図4】フロントシートとセカンドシートの両方をフル
フラット化して前後方向で連続した状態を示す平面図。
【符号の説明】
1、2 フロントシート 3、4 セカンドシート 5 サードシート(ベンチシート) 6、7 レール 1S〜4S スライダ A 右側 B 左側 P 通路 H デバイスヒンジ R 回転軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に配されてなるシートの一方のシー
    トクッションを水平方向に少なくとも90度回転させる
    ことで、他方のシートと連続面が形成可能なるようにし
    たことを特徴とする車両のシート構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両のシート構造であ
    って、 前記左右の各シートが前後に進退自在なると共に双方の
    シートが水平方向に回転可能なるようにしたことを特徴
    とする車両のシート構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車両のシ
    ート構造であって、 前記一対のシートが後ろ方向に移動して、後ろに配され
    るベンチタイプのシートと共にベッド状に形成可能なる
    ことを特徴とする車両のシート構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    車両のシート構造であって、 前記左右のシートは、ウォークスルー用の通路を介して
    左右方向で離間配置されたことを特徴とする車両のシー
    ト構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    車両のシート構造であって、 前記シートは、前後方向に沿って連続したレールに沿っ
    て前後動自在に支持すると共に、レールの後端がベンチ
    シートまで延びていることを特徴とする車両のシート構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007168606A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Mazda Motor Corp 車室内構造
KR101123437B1 (ko) 2007-12-21 2012-03-23 도꾜 다이가꾸 차량 시트 배치 구조

Cited By (3)

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