JP2001039148A - 空調ユニット - Google Patents

空調ユニット

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JP2001039148A
JP2001039148A JP11216083A JP21608399A JP2001039148A JP 2001039148 A JP2001039148 A JP 2001039148A JP 11216083 A JP11216083 A JP 11216083A JP 21608399 A JP21608399 A JP 21608399A JP 2001039148 A JP2001039148 A JP 2001039148A
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JP
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door
air
shaft
conditioning unit
case
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JP11216083A
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Yoshio Noguchi
義雄 野口
Naoki Oyama
直樹 大山
Teruhisa Tanaka
輝久 田中
Tetsuo Kodama
哲男 児玉
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータケース13へモード切替用ドア21を
組み付ける時のドア自重による傾きを防止することによ
り、モード切替用ドア21の倒れ込みによる組付作業性
の悪化を防止することのできるヒータユニットを提供す
る。 【解決手段】 2分割ケースのうち下側に配置される下
部ケース25のドア軸受部31に形成されたドア軸受穴
33の内周面に、ドア軸受穴33の内周とモード切替用
ドア21のドアシャフト24とのクリアランスを埋める
ための複数個の三角リブ33a〜33cを設けた。そし
て、これらの三角リブ33a〜33cのうちの1つの三
角リブ33aを、モード切替用ドア21のドアシャフト
24のドア自重方向の位置に設置することにより、ドア
シャフト24の一端部をドア軸受穴33に差し込んだ後
に、上部ケース26を被せる際の、モード切替用ドア2
1の傾きを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車室内を空
調する空調ユニットに関するもので、特に2分割ケース
によってドアが挟み込まれ、2分割ケースの各ドア軸受
部にドアのシャフトが回動自在に支持される空調ユニッ
トに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば吹出口モードを切り替
えるためのモード切替用ドアが2分割ケースによって挟
み込まれているようなレイアウトのヒータユニットにお
いて、モード切替用ドアのシャフトを回動自在に支持す
るためのドア軸受構造は、図12に示したような構造が
一般的である。
【0003】すなわち、モード切替用ドア100を挟み
込むように配置される2分割ケースのうちの上部ケース
102および下部ケース103には、両者を嵌合させる
ための側面壁104、105と、この側面壁104、1
05の面方向に対して略直交する方向で、しかも両者が
対向するように配置される対向壁106、107とが設
けられている。そして、対向壁106、107の対応し
た部位には、モード切替用ドア100のシャフト101
を回動自在に支持するためのドア軸受穴108、109
が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のヒー
タユニットのドア軸受構造においては、図12に示した
ように、モード切替用ドア100のシャフト101と下
部ケース103の対向壁107に設けられたドア軸受穴
109の有効係り代(L1 )がモード切替用ドア100
のドア本体110の長さ(L2 )に対して非常に少な
い。
【0005】その上、モード切替用ドア100のシャフ
ト101の先端外周とドア軸受穴109の内周との間
に、スムーズに回動するように若干のクリアランスが設
けられていることにより、モード切替用ドア100のド
ア自重によりシャフト101の軸方向が本来の組付位置
に対してドア自重方向に傾いてしまう。
【0006】これにより、モード切替用ドア100のシ
ャフト101の下端部を下部ケース103のドア軸受穴
109に嵌め込んだ後に、シャフト101の上端部を上
部ケース102のドア軸受穴108に組み付ける際、そ
の組付作業時に、シャフト101を正規の位置に合わせ
ておく軸拾い動作を必要とするので、組み付けが容易で
はないという問題点が生じている。また、その軸拾い動
作がネックとなり、組み付け自動化の障害となってい
る。
【0007】また、左右独立コントロールの可能なセン
ター置きのヒータユニットにおいても、ヒータユニット
を組み付ける際、図13に示したように、下部ケース1
03にセパレータ111と複数のモード切替用ドア10
0を仮組み付けし、上方より上部ケース102を被せる
ようにして組み付けを行なっているが、構造上モード切
替用ドア100のシャフト101の軸方向の長さが非常
に長くなるので、組み付け時にシャフト101が図12
の図示実線のように、倒れ込んで組み付け性が悪いとい
う問題も生じている。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、組み付け時のドア自重
による傾きを防止することにより、ドアの倒れ込みによ
る組付作業性の悪化を防止することのできる空調ユニッ
トを提供することにある。また、組付作業性の悪化を防
止することにより、組付作業の自動化、つまりロボット
による組み付けを可能とすることのできる空調ユニット
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、2分割ケースのうちの一方のケースのドア軸受
部とドアのシャフトとが嵌合する部位に突起部を設ける
ことにより、ドアのシャフトの一端部を一方のケースの
ドア軸受部に嵌合させると、一方のケースのドア軸受部
内にドアのシャフトの一端部が保持される。
【0010】それによって、一方のケースのドア軸受部
にドアのシャフトの一端部を組み付けた後に、ドアのシ
ャフトの他端部を他方のケースのドア軸受部に嵌合させ
る際に、ドアのシャフトがドア自重方向に傾くことはな
い。したがって、ドアの倒れ込みによる軸拾い動作が不
要となるので、2分割ケースとドアとを組み付ける組付
作業性を向上することができる。これにより、2分割ケ
ースとドアとの組付作業を自動化することができる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、シャフト
の、2分割ケースのうちの一方のケースのドア軸受部と
嵌合する部位に、一方のケースのドア軸受部とドアのシ
ャフトの一端部とのクリアランスを埋める突起部を設け
ることにより、ドアのシャフトがドア自重方向へ倒れ込
むことはない。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、一方のケ
ースのドア軸受部の、ドアのシャフトの一端部と嵌合す
る部位に、ドア軸受部とドアのシャフトの一端部とのク
リアランスを埋める突起部を設けることにより、ドアの
シャフトがドア自重方向へ倒れ込むことはない。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、2分割ケ
ースのうちの一方のケースは下部ケースで、空調ユニッ
ト組み付けの際に天地方向の略地方向に配置されてお
り、2分割ケースのうちの他方のケースは、上部ケース
で、空調ユニット組み付けの際に天地方向の略天方向に
配置されている。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、空調ユニ
ット組み付け時のドア自重方向に、ドア軸受部とドアの
シャフトの一端部とのクリアランスを埋める突起部を設
けることにより、ドアのシャフトがドア自重方向へ倒れ
込み難くなる。
【0015】請求項6に記載の発明によれば、空調ユニ
ット組み付け時のドア自重方向に位置する第1突起部を
ドア軸受部の上半分に設定し、空調ユニット組み付け時
の反ドア自重方向に位置する第2突起部をドア軸受部の
下半分に設定することにより、ドアのシャフトがドア自
重方向へ倒れ込み難くなる。
【0016】請求項7に記載の発明によれば、2分割ケ
ースに、ドアの作動領域外のドア先端下部が当接するよ
うに突出した凸状部を設けることにより、ドアのシャフ
トがドア自重方向に傾くのを更に抑制することができ、
組付作業性を更に向上することができる。
【0017】請求項8に記載の発明によれば、ドアのシ
ャフトの、2分割ケースのうちの一方のケースのドア軸
受部と嵌合する部位に弾性変形部を設けることにより、
ドアのシャフトの一端部を一方のケースのドア軸受部に
嵌合させると、ドア軸受部とドアのシャフトとのクリア
ランスを埋める方向に弾性変形部が付勢するので、一方
のケースのドア軸受部内にドアのシャフトの一端部が保
持される。
【0018】請求項9に記載の発明によれば、2分割ケ
ースのうちの一方のケースのドア軸受部の長さを、ドア
のシャフトの外径に対して1.5倍〜3.0倍に設定す
ることにより、ドアの長さに対してドアのシャフトと一
方のケースのドア軸受部との有効係り代が多くなるの
で、ドアのシャフトがドア自重方向に傾くのを防止する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態の構成〕図1ない
し図3は本発明の第1実施形態を示したもので、図1お
よび図2はモード切替用ドアのドア軸受構造を示した図
で、図3はエアコンユニットの全体構成を示した図であ
る。
【0020】本実施形態のエアコンユニットは、本発明
の空調ユニットに相当するもので、インテークユニット
1、クーラユニット2およびヒータユニット3等から構
成されている。インテークユニット1は、後記する内外
気切替手段が一体に構成されたブロワケース4、このブ
ロワケース4内に収容された遠心式ファン5、およびこ
の遠心式ファン5を回転駆動するブロワモータ6等から
構成されている。
【0021】内外気切替手段は、ブロワケース4と一体
的に設けられた内外気切替箱7、この内外気切替箱7に
形成された内気導入口8と外気導入口9、および内外気
切替箱7内に回動自在に支持された内気導入口8と外気
導入口9を選択的に開閉する内外気切替ドア19等から
構成されている。ブロワケース4は、遠心式ファン5の
回転によって内気導入口8または外気導入口9より導入
された空気をクーラユニット2へ導く空気通路を形成す
る。
【0022】クーラユニット2は、ブロワケース4の空
気下流側端に接続されるクーラケース11、およびこの
クーラケース11内に収容された冷却用熱交換器12等
を有している。クーラケース11は、インテークユニッ
ト1から導入した空気をヒータユニット3へ送る空気通
路を形成する。冷却用熱交換器12は、例えば冷凍サイ
クルの冷媒蒸発器(エバポレータ)で、内部を流れる低
温、低圧の冷媒との熱交換によって冷却用熱交換器12
を通過する空気を冷却する。
【0023】ヒータユニット3は、クーラケース11の
空気下流端に接続されるヒータケース13、このヒータ
ケース13内に収容された加熱用熱交換器14、および
車室内に吹き出す空気の吹出温度を調節するエアミック
スドア20等を有している。
【0024】加熱用熱交換器14は、エンジンを冷却し
た冷却水と空気とを熱交換して空気を加熱する温水式ヒ
ータコアである。エアミックスドア20は、加熱用熱交
換器14を通過する空気量と加熱用熱交換器14を迂回
する空気量とを調節する。
【0025】ヒータケース13には、車室内の前面に設
置されたフロント窓ガラスの内面に空気を吹き出すため
のデフロスタ(DEF)吹出口16、車両乗員の頭胸部
に空気を吹き出すためのフェイス(FACE)吹出口1
7、および車両乗員の足元部に空気を吹き出すためのフ
ット(FOOT)吹出口18等が設けられている。
【0026】また、ヒータケース13内には、ヒータケ
ース13を構成する2分割ケース間に挟み込まれるよう
に2個のモード切替用ドア21が収容されている。ここ
で、本実施形態の各ドア、すなわち、内外気切替ドア1
9、エアミックスドア20および2個のモード切替用ド
ア21は、例えばポリプロピレン樹脂製のドア本体より
なり、それらのドア本体と一体的に回動するドアシャフ
ト22〜24、およびドア本体の両面に貼り付けられた
パッキン(ウレンタンフォーム)19a〜21a等を有
している。
【0027】また、ヒータケース13は、図1および図
2に示したように、エアコンユニット組み付けの際に、
天地方向の略地方向に配置される例えばポリプロピレン
樹脂製の下部ケース(本発明の一方のケースに相当す
る)25と天地方向の略天方向に配置される例えばポリ
プロピレン樹脂製の上部ケース(本発明の他方のケース
に相当する)26とからなる2分割ケースである。
【0028】そして、下部ケース25および上部ケース
26には、両者を例えば凹凸嵌合させるための側面壁2
7、28と、両者が対向するように配置される底面壁、
天面壁29、30とが設けられている。そして、底面
壁、天面壁29、30の対応した部位には、略円筒形状
のドア軸受部(ボス部)31、32が設けられている。
そして、ドア軸受部31、32内には、2個のモード切
替用ドア21のドアシャフト24を有効作動角度内にお
いてそれぞれ回動自在に支持するための略丸穴形状のド
ア軸受穴33、34がそれぞれ設けられている。
【0029】下部ケース25のドア軸受穴33の軸方向
(図示上下方向)の長さは、上部ケース26のドア軸受
穴34よりも長い。しかも、ドア軸受穴33の軸方向の
長さは、例えばドアシャフト24の半径に対して1.5
倍〜3.0倍長く形成されている。なお、ドア軸受穴3
3の軸方向の長さ(L1 )は、モード切替用ドア21の
ドア本体の軸方向の長さ(L2 )の7%以上確保されて
いることが望ましい。
【0030】そして、その下部ケース25のドア軸受穴
33の内周面からは、図1および図2(a)、(b)に
示したように、ドア軸受穴33の内周とモード切替用ド
ア21のドアシャフト24とのクリアランスを埋めるた
めの複数個(本例では3個)の三角リブ(本発明の突起
部に相当する)33a〜33cが軸心側(内側)に突出
している。
【0031】これらの三角リブ33a〜33cは、ドア
軸受穴33の穴方向(軸方向)に延びるように設けられ
た複数個の突条部である。これらの三角リブ33a〜3
3cのうちの1つの三角リブ33aは、モード切替用ド
ア21のドアシャフト24のドア自重方向の位置に設置
されている。
【0032】そして、三角リブ33a〜33cのうちの
2つの三角リブ33b、33cは、三角リブ33aより
等間隔(例えば120°間隔)となる位置に設置されて
いる。なお、これらの三角リブ33a〜33cは略二等
辺三角形状の断面を有しているが、三角リブ33a〜3
3cを正三角形状の断面、四角形以上の多角形状、半円
形状、半球形状等の断面を有するように形成しても良
い。
【0033】〔第1実施形態の組付方法〕次に、本実施
形態のヒータケース13内にエアミックスドア20およ
びモード切替用ドア21を組み付ける組付方法を図1な
いし図3に基づいて簡単に説明する。
【0034】先ず、エアコンユニット組み付けの時に、
天地方向の略地方向(上下方向の下側)に配置され、加
熱用熱交換器14を保持固定した下部ケース25のボス
部31に設けられたドア軸受穴33内に、モード切替用
ドア21のドアシャフト24の一端部(先端部)を内側
(空気通路側)から挿入して嵌め込む。
【0035】すると、ドアシャフト24の一端部の外周
が、ドア軸受穴33の内周に設けられた複数個の三角リ
ブ33a〜33cに当接することで軸方向より傾くこと
なく保持される。特にドア自重方向に設置された三角リ
ブ33aにドアシャフト24の一端部が支えられること
によってドアシャフト24がドア自重方向に倒れ込むこ
とが妨げられる。
【0036】このように下部ケース25のドア軸受穴3
3内に保持されたモード切替用ドア21のドアシャフト
24の他端部に、天地方向の略天方向(上下方向の上
側)に配置される上部ケース26を被せる。
【0037】そして、ドアシャフト24の他端部に上部
ケース26のボス部32に設けられたドア軸受穴34を
嵌め込み、同様にして、エアミックスドア20を組み付
けた後に、上部ケース25の側面壁27と下部ケース2
6の側面壁28とを嵌合させることにより、2分割ケー
ス間に挟み込まれるようにモード切替用ドア21が組み
付けられる。また、エアミックスドア20も、モード切
替用ドア21と同様に、2分割ケース間に挟み込まれる
ように組み付けられる。
【0038】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態のヒータユニット3は、各構成部品をヒータケ
ース13に組み付ける組付作業時に、複数個の三角リブ
33a〜33cを有するドア軸受穴33を持った下部ケ
ース25を略地方向側に配し、エアミックスドア20の
ドアシャフト23の一端部および2個のモード切替用ド
ア21のドアシャフト24の一端部を挿入する。続い
て、上部ケース26の組み付けを行うが、この時にドア
シャフト23および2個のドアシャフト24は下部ケー
ス25のドア軸受構造によりドア自重方向に傾くことは
ない。これにより、エアミックスドア20および2個の
モード切替用ドア21の軸拾い動作が不要となるので、
ヒータユニット3の組付作業性の向上を図ることができ
る。また、ロボットによる組み付け、つまり組付作業の
自動化も可能となる。
【0039】〔第2実施形態〕図4および図5は本発明
の第2実施形態を示したもので、図4および図5はモー
ド切替用ドアのドア軸受構造を示した図である。
【0040】本実施形態では、モード切替用ドア21の
ドアシャフト24の外周に、ドア軸受穴33の内周とモ
ード切替用ドア21のドアシャフト24とのクリアラン
スを埋めるための複数個(本例では3個)の三角リブ
(本発明の突起部に相当する)24a〜24cを一体成
形している。なお、これらの三角リブ24a〜24cの
うちの1つの三角リブ24aは、組付作業時に、モード
切替用ドア21のドアシャフト24のドア自重方向の位
置に設置されるように設けることが望ましい。
【0041】〔第3実施形態〕図6は本発明の第3実施
形態を示したもので、図6(a)〜図6(c)はモード
切替用ドアのドア軸受構造を示した図である。
【0042】ここで、下部ケース25のドア軸受穴33
の内周に複数個の三角リブ33a〜33cを追加するこ
とによる、モード切替用ドア21のドアシャフト24の
一端部の摺動抵抗が問題となる場合には、モード切替用
ドア21の組み付け時のドア自重方向の三角リブ(本発
明の第1突起部に相当する)33aをドア軸受穴33の
上半分に設置し、反ドア自重方向の三角リブ(本発明の
第2突起部に相当する)33dをドア軸受穴33の下半
分に設置する。
【0043】これにより、ドアシャフト24の摺動抵抗
を抑制することが可能となる。なお、この時、ドア自重
方向に関係の無い三角リブ33b、33cは、ドアシャ
フト24のラジアル方向のガタを防止するために必要な
長さ(ドアシャフトスラスト方向の長さ)だけ設定する
ことが望ましい。
【0044】〔第4実施形態〕図7は本発明の第4実施
形態を示したもので、モード切替用ドアのドア軸受構造
を示した図である。
【0045】本実施形態では、モード切替用ドア21の
ドアシャフト24の他端部(図示上端部)の先端形状を
尖り形状(円錐形状)としている。この形状によって
も、組付作業性の向上を図ることができる。
【0046】〔第5実施形態〕図8は本発明の第5実施
形態を示したもので、モード切替用ドアのドア軸受構造
を示した図である。
【0047】本実施形態では、モード切替用ドア21の
ドアシャフト24の他端部(図示上端部)に形成された
嵌合穴41に、モード切替用ドア21を駆動するための
リンクプレート42の軸部43を嵌め込むことによっ
て、モード切替用ドア21を上部ケース26に組み付け
るようにしている。なお、モード切替用ドア21のドア
シャフト24の他端部(図示上端部)に形成された嵌合
穴41に、リンクプレート42の軸部43の代わりに、
サーボモータ等のアクチュエータの駆動軸を組み付ける
ようにしても良い。また、リンクプレート42やアクチ
ュエータを組み付ける側が、モード切替用ドア21のド
アシャフト24の一端部(図示下端部)であっても良
い。
【0048】〔第6実施形態〕図9は本発明の第6実施
形態を示したもので、図9(a)はモード切替ドアのド
ア保持構造を示した図で、図9(b)は受けリブを示し
た断面図である。
【0049】本実施形態のヒータユニット3のヒータケ
ース13には、DEF吹出口51、FACE吹出口5
2、ミドル吹出口53およびFOOT吹出口54等が設
けられている。また、ヒータケース13内には、ヒータ
ケース13を構成する2分割ケース間に挟み込まれるよ
うにモード切替用ドア55〜58が収容されている。
【0050】そして、モード切替用ドア55〜58は、
第1実施形態と同様に、例えばポリプロピレン樹脂製の
ドア本体よりなり、それらのドア本体と一体的に回動す
るドアシャフト75〜78、およびドア本体の両面また
は片面に貼り付けられたパッキン(ウレンタンフォー
ム)55a〜58a等を有している。
【0051】そして、片側シールドアであるモード切替
用ドア58の有効作動角度外、つまりドア作動領域外の
ヒータケース13の内壁面には、モード切替用ドア58
のドア本体の先端下部に当接する受けリブ(本発明の凸
状部に相当する)13aが設けられている。これによ
り、モード切替用ドア58のドア自重による傾きを更に
抑制することが可能となり、組付作業性を更に向上させ
ることができる。
【0052】〔第7実施形態〕図10および図11は本
発明の第7実施形態を示したもので、図10はモード切
替用ドアのドア軸受構造を示した図で、図11(a)、
(b)はモード切替用ドアの先端形状を示した図であ
る。
【0053】本実施形態では、運転席側(車室内右側)
空調ゾーンと助手席側(車室内左側)空調ゾーンとの温
度調節を互いに独立して行うことのできる左右独立コン
トロールの可能なセンター置きのヒータユニットを使用
している。このようなヒータユニットは、クーラユニッ
トのクーラケース(図示せず)の空気下流端に接続され
るヒータケース60、このヒータケース60内に収容さ
れた加熱用熱交換器(図示せず)およびエアミックスド
ア(図示せず)等を有している。
【0054】ヒータケース60には、フロント窓ガラス
の内面に空気を吹き出すためのDEF吹出口、運転席
側、助手席側乗員の頭胸部に空気を吹き出すための左右
のFACE吹出口、および運転席側、助手席側乗員の足
元部に空気を吹き出すための左右のFOOT吹出口(い
ずれも図示せず)等が設けられている。また、ヒータケ
ース60内には、ヒータケース60を構成する2分割ケ
ース間に挟み込まれるように複数個のモード切替用ドア
61が収容されている。
【0055】ここで、ヒータケース60は、例えばポリ
プロピレン樹脂製の下部ケース(本発明の一方のケース
に相当する)62と、例えばポリプロピレン樹脂製の上
部ケース63と、下部ケース62と上部ケース63との
間に配置された例えばポリプロピレン樹脂製のセパレー
タ64とからなる2分割ケースである。
【0056】なお、下部ケース62とセパレータ64と
の間には、車室内の運転席側空調ゾーン内に空気を送り
込むための第1空気通路65が形成され、上部ケース6
3とセパレータ64との間には、車室内の助手席側空調
ゾーン内に空気を送り込むための第2空気通路66が形
成される。
【0057】そして、下部、上部ケース62、63の対
応したドア軸受部(ボス部)67、68には、モード切
替用ドア61のドアシャフト61aを回動自在に支持す
るためのドア軸受穴(本発明のドア軸受部に相当する)
69、70がそれぞれ設けられている。
【0058】ドア軸受穴69は、第1実施形態と同様に
して、ドア軸受穴70よりも軸方向長さが長く、例えば
モード切替用ドア61のドアシャフト61aの半径に対
して1.5倍〜3.0倍長く形成されている。そして、
ボス部67の周囲には、ドア軸受穴69よりも先端が突
出するように円筒形状のリブ71が一体成形されてい
る。
【0059】これらのモード切替用ドア61は、例えば
ポリプロピレン樹脂製のドア本体(図示せず)、このド
ア本体と一体的に回動するドアシャフト61a、および
ドア本体の両面に貼り付けられたパッキン(図示せず)
等を有している。ドアシャフト61aの一端部(先端
部)は、シャフト径よりも外径の大きい弾性変形部72
を有している。
【0060】この弾性変形部72には、複数個(本例で
は4個)の押圧片72a〜72dがドア軸受穴69の内
周に押圧するように十字溝73が形成されている。な
お、本実施形態では、ドアシャフト61aの先端部に十
字溝73を設けているが、−(マイナス)溝を設けても
良い。
【0061】本実施形態では、複数のモード切替用ドア
61は、図10に示したように、下部ケース62のドア
軸受穴69に差し込まれて有効作動角度内で回動可能な
状態にある。この状態で上部ケース63のドア軸受穴7
0を通過するように組み付ける。但し、エアミックスド
アのみセパレータ64のドア軸受穴74を通過する。
【0062】この時、下部ケース62のドア軸受穴69
の長さを長くすることで、ドアシャフト61aの傾きを
抑え、下部ケース62のボス部67の周囲に円筒形状の
リブ71を設けることで、ドアシャフト61aが正規位
置(先端がボス部67の端面よりも突出する位置)まで
確実に挿入できる。
【0063】また、ドアシャフト61aの先端部をその
他のシャフト径よりも若干太く設定し、十字溝73を入
れることで、下部ケース62のドア軸受穴69を押しな
がら挿入され、ドアシャフト61aは奥に行く程、更に
傾きを小さくできる。
【0064】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
をモード切替用ドアのドア軸受構造に適用したが、本発
明をモード切替用ドアのドア軸受構造だけでなく、2分
割ケース間に挟み込まれるように組み付けられるエアミ
ックスドアのドア軸受構造、内外気切替ドアのドア軸受
構造、あるいはその他の空気通路切替用ドアのドア軸受
構造に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】モード切替用ドアのドア軸受構造を示した断面
図である(第1実施形態)。
【図2】(a)はモード切替用ドアのドア軸受構造を示
した断面図で、(b)はドア軸受穴の形状を示した拡大
図である(第1実施形態)。
【図3】エアコンユニットの全体構成を示した概略図で
ある(第1実施形態)。
【図4】モード切替用ドアのドア軸受構造を示した断面
図である(第2実施形態)。
【図5】(a)はモード切替用ドアのドア軸受構造を示
した断面図で、(b)はドアシャフトの形状を示した拡
大図である(第2実施形態)。
【図6】(a)はモード切替用ドアのドア軸受構造を示
した断面図で、(b)は(a)のドア軸受穴の下半分を
示した断面図で、(c)は(a)のドア軸受穴の上半分
を示した断面図である(第3実施形態)。
【図7】モード切替用ドアのドア軸受構造を示した断面
図である(第4実施形態)。
【図8】モード切替用ドアのドア軸受構造を示した断面
図である(第5実施形態)。
【図9】(a)はモード切替ドアのドア保持構造を示し
た図で、(b)は受けリブを示した断面図である(第6
実施形態)。
【図10】モード切替用ドアのドア軸受構造を示した断
面図である(第7実施形態)。
【図11】(a)はモード切替用ドアのドアシャフトの
先端形状を示した正面図で、(b)はモード切替用ドア
のドアシャフトの先端形状を示した平面図である(第7
実施形態)。
【図12】モード切替ドアのドア軸受構造を示した断面
図である(従来の技術)。
【図13】モード切替ドアのドア軸受構造を示した断面
図である(従来の技術)。
【符号の説明】
1 インテークユニット 3 ヒータユニット 13 ヒータケース(2分割ケース) 19 内外気切替ドア 20 エアミックスドア 21 モード切替用ドア 22 ドアシャフト 23 ドアシャフト 24 ドアシャフト 25 下部ケース(一方のケース) 26 上部ケース(他方のケース) 31 ドア軸受部 32 ドア軸受部 33 ドア軸受穴 34 ドア軸受穴 33a 三角リブ(突起部) 33b 三角リブ(突起部) 33c 三角リブ(突起部) 33d 三角リブ(突起部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 輝久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 児玉 哲男 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L011 BP00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2分割ケースによってドアが挟み込まれ、
    前記2分割ケースの各ドア軸受部に前記ドアのシャフト
    が回動自在に支持される空調ユニットであって、 前記2分割ケースのうちの一方のケースのドア軸受部と
    前記ドアのシャフトとが嵌合する部位には、前記ドア軸
    受部と前記ドアのシャフトとのクリアランスを埋める突
    起部が設けられていることを特徴とする空調ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の空調ユニットにおいて、 前記突起部は、前記シャフトの、前記2分割ケースのう
    ちの一方のケースのドア軸受部と嵌合する部位に設けら
    れていることを特徴とする空調ユニット。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の空調ユニットにおいて、 前記突起部は、前記ドア軸受部の、前記ドアのシャフト
    と嵌合する部位に設けられていることを特徴とする空調
    ユニット。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のうちのいずれか
    に記載の空調ユニットにおいて、 前記2分割ケースのうちの一方のケースは、空調ユニッ
    ト組み付けの際に、天地方向の略地方向に配置される下
    部ケースで、 前記2分割ケースのうちの他方のケースは、空調ユニッ
    ト組み付けの際に、天地方向の略天方向に配置される上
    部ケースであることを特徴とする空調ユニット。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項3のうちのいずれか
    に記載の空調ユニットにおいて、 前記突起部は、空調ユニット組み付け時のドア自重方向
    に設けられていることを特徴とする空調ユニット。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項3のうちのいずれか
    に記載の空調ユニットにおいて、 前記突起部は、空調ユニット組み付け時のドア自重方向
    に位置し、前記ドア軸受部の上半分に設けられた第1突
    起部、および空調ユニット組み付け時の反ドア自重方向
    に位置し、前記ドア軸受部の下半分に設けられた第2突
    起部よりなることを特徴とする空調ユニット。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のうちのいずれか
    に記載の空調ユニットにおいて、 前記2分割ケースは、前記ドアの作動領域外のドア先端
    下部が当接するように突出した凸状部を有していること
    を特徴とする空調ユニット。
  8. 【請求項8】2分割ケースによってドアが挟み込まれ、
    前記2分割ケースの各ドア軸受部に前記ドアのシャフト
    が回動自在に支持される空調ユニットであって、 前記ドアのシャフトは、前記2分割ケースのうちの一方
    のケースのドア軸受部と嵌合する部位に、前記ドア軸受
    部と前記ドアのシャフトとのクリアランスを埋める方向
    に付勢する弾性変形部を有することを特徴とする空調ユ
    ニット。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のうちのいずれか
    に記載の空調ユニットにおいて、 前記2分割ケースのうちの一方のケースのドア軸受部の
    長さは、前記ドアのシャフトの外径に対して、1.5倍
    〜3.0倍に設定したことを特徴とする空調ユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013203095A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Keihin Corp 車両用空調装置及びその組付方法

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JP2013203095A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Keihin Corp 車両用空調装置及びその組付方法

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