JP2001038704A - 回転刃物装置 - Google Patents

回転刃物装置

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JP2001038704A
JP2001038704A JP11220676A JP22067699A JP2001038704A JP 2001038704 A JP2001038704 A JP 2001038704A JP 11220676 A JP11220676 A JP 11220676A JP 22067699 A JP22067699 A JP 22067699A JP 2001038704 A JP2001038704 A JP 2001038704A
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wedge
back washer
blade
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JP11220676A
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Haruo Matsuoka
晴男 松岡
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MATSUOKA CUTTER SEISAKUSHO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27GACCESSORY MACHINES OR APPARATUS FOR WORKING WOOD OR SIMILAR MATERIALS; TOOLS FOR WORKING WOOD OR SIMILAR MATERIALS; SAFETY DEVICES FOR WOOD WORKING MACHINES OR TOOLS
    • B27G13/00Cutter blocks; Other rotary cutting tools
    • B27G13/02Cutter blocks; Other rotary cutting tools in the shape of long arbors, i.e. cylinder cutting blocks
    • B27G13/04Securing the cutters by mechanical clamping means

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】刃物の交換を容易かつ安全で迅速に行なうこと
ができ、刃物体の取付構造を簡単にすることができる回
転刃物装置を提供する。 【解決手段】台金1の周部に設けた凹状溝2へ、該凹状
溝2の一側壁2aにその一側面3aを当接させた裏座金
3を収容して、この裏座金3の他側に刃物体4の一側面
4aを当接させて該刃先14を台金1の周面部より突出
させ、この刃物体4の他側面4bに押圧体5の一側面5
aを当接させて裏座金3とによって刃物体4を挟持する
と共に、この押圧体5の他側面5bに回転主軸Pの軸芯
方向へ傾斜する受面6aを有する受体6を設け、該受体
の受面へ当面7aを有して押圧体5を凹状溝2の一側壁
2a側へ押し付けるくさび体7を摺動自在に当接させ、
このくさび体7へ該くさび体を摺動させる進退手段8を
接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材加工業界等におい
て用いる回転刃物装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木材加工業界等において用いる回
転刃物装置は、図11および図12に示すような装置6
0が知られており、このものは、台金61の中心部にモ
ータ62の主軸63に取り付ける取付孔64を設け、該
台金61の周部に設けた凹状溝65へ、刃物66を収容
し、この刃物66へ裏座金67を添わせて、該裏座金6
7の一側から台金61の円周側に設けた押しねじ68に
より台金61に固着させていたもので、該刃物66は所
定間隔に複数箇所に、例えば、台金61において4箇所
に設けられている。
【0003】そして、この回転刃物装置60は、図12
に示すように、多軸モルダーに用いた場合には、これら
全装置60の外周部をカバー69により覆って、被加工
物71の加工の際に発生する騒音対策や切削屑の飛散防
止等を行っている。また、このカバー69には、刃物6
6の交換や他のメンテナンス等を行うための開閉蓋70
が取り付けられている。
【0004】したがって、例えば、刃物66の交換にあ
っては、この開閉蓋70を開けて、各回転刃物装置60
における押しねじ68を弛め、刃物66を台金61の凹
状溝65から引き出し、更に、新しい刃物66を装着し
た後、押しねじ68によって台金61へ固着させてい
た。
【0005】この交換作業は、台金61の外周面からの
押しねじ68の弛締操作によるもので、刃物66を複数
箇所に設けた場合には、押しねじ68の弛締操作がしや
すいように、その都度、台金61を作業正面側へ回して
行わなければならず、はなはだ面倒で、しかも、カバー
69により覆われた狭い内部での作業は、困難で、正確
な取り付けができにくいことがあった。
【0006】しかも、刃物66の脱着作業は、台金61
の外周面から行わなければならないので、同様に、操作
がしにくく面倒である。等の様々な問題点を有するもの
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、台金の周部に設
けた凹状溝へ、該凹状溝の一側壁にその一側面を当接さ
せた裏座金を収容して、この裏座金の他側に刃物体の一
側面を当接させて該刃先を前記台金の周面部より突出さ
せ、この刃物体の他側面に押圧体の一側面を当接させて
裏座金とによって刃物体を挟持すると共に、この押圧体
の他側面に回転主軸の軸芯方向へ傾斜する受面を有する
受体を設け、該受体の受面へ当面を有して押圧体を凹状
溝の一側壁側へ押し付けるくさび体を摺動自在に当接さ
せ、このくさび体へ該くさび体を摺動させる進退手段を
接続させることにより、刃物の交換を容易かつ安全で迅
速に行なうことができ、刃物体の取付構造を簡単にする
ことができる回転刃物装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、中心部に回転主軸の取付孔を有
する台金と、該台金の周部に設けた凹状溝と、この凹状
溝へ収容して該凹状溝の一側壁にその一側面を当接させ
た裏座金と、この裏座金の他側にその一側面を当接させ
て刃先を前記台金の周面部より突出させた刃物体と、こ
の刃物体の他側面にその一側面を当接させて前記裏座金
とによって前記刃物体を挟持する押圧体と、この押圧体
の他側面に設けて前記回転主軸の軸芯方向へ傾斜する受
面を有する受体と、該受体の受面へ摺動自在に当接する
当面を有して前記押圧体を前記凹状溝の一側壁側へ押し
付けるくさび体と、このくさび体へ接続させて該くさび
体を摺動させる進退手段とを備えさせた回転刃物装置の
構成にある。
【0009】また、刃物体は裏座金と着脱自在の連結手
段により一体的となり、前記裏座金は、その一側面に設
けた係止突条が、凹状溝の一側壁へ回転主軸の軸芯方向
と平行するように刻設した受溝と係合する抜け止め手段
により止め付けられ、該裏座金が、前記凹状溝の底部に
設けた弾機により常時遠心方向へ付勢される。
【0010】更に、受体の受面とくさび体の当面とは、
複数段に形成される。
【0011】
【実施例】次に、本発明に関する回転刃物装置の一実施
例を図面に基づいて説明する。図1〜図3および図7〜
図9においてAは回転刃物装置で、木材の加工業界等に
おいて、木材の表面切削や、溝部,段部の加工に用いら
れるものであって、台金1と、凹状溝2と、裏座金3
と、刃物体4と、押圧体5と、受体6と、くさび体7
と、進退手段8とにより基本的に構成される。
【0012】そして、図1〜図3および図7においては
第一の実施例を示すもので、そのうち、前記した台金1
は、鋼材等により所定長さの円筒状に形成してあり、こ
の円筒状の長手方向における中心部に、図7に示すよう
に、切削加工機(モータ)Mの回転主軸Pへ取り付ける
取付孔9を穿設してある。
【0013】前記した凹状溝2は、台金1の周面部へ複
数箇所、例えば、四箇所(四箇所以下あるいは四箇所以
上の場合もある。)設けてある。
【0014】前記した裏座金3は、後記する刃物体4を
支承させるものであって、台金1の胴巾と略一致させ
て、凹状溝2へ収容して該凹状溝2の一側壁2aにその
一側面3aを当接させてある。
【0015】また、この裏座金3は、その一側面3aに
設けた係止突条10が、凹状溝2の一側壁2aへ回転主
軸の取付孔9の軸芯方向と平行するように刻設した受溝
11と係合する抜け止め手段12により止め付けられて
いる。
【0016】更に、該裏座金3の下端部には、凹状溝2
の底部に設けた弾機13により常時遠心方向へ、すなわ
ち、台金1の中心から外側へ付勢されるようにしてあ
る。この弾機13は、図1および図2に示すように、裏
座金3の下端部に当接する球体13aを介して連係し、
凹状溝2の底部に接触するコイルスプリングを用いた
り、図示してないが、裏座金3の下端部と凹状溝2の底
部とに介在させた板状バネ等が採用される。
【0017】この弾機12により、裏座金3が外方へ押
し出されるため、抜け止め手段12において係止突条1
0の上側縁が凹状溝2の受溝11の上部内縁に密着する
ことで、後記する刃物体4における刃先14の刃の出が
一律となる。
【0018】前記した刃物体4は、台金1、すなわち、
裏座金3との胴巾と略一致させて、超硬やハイス等によ
り成形してあって、裏座金3の他側面3bにその一側面
4aを当接させてあり、凹状溝2へ収容したとき、刃先
14を台金1の周面部より突出させてある。
【0019】なお、この刃物体4は、裏座金3と着脱自
在の連結手段15により一体的となるもので、刃物体4
の一箇所または複数箇所に螺設しためねじ16へ螺合す
るおねじ体等を用いるものであり、台金1の側部からそ
の長手方向に沿って、抜け止め手段12の受溝11をガ
イドに抜き差し自在となる。
【0020】前記した押圧体5は、刃物体4の他側面4
bにその一側面5aを当接させて、凹状溝2へ収容した
とき、裏座金3とによって刃物体4を挟持するもので、
該押圧体5の他側面5bは凹状溝2における他側壁2b
に近接する、あるいは、裏座金3,刃物体4およびこの
押圧体5を凹状溝2へ収容したとき、他側面5bと他側
壁2bとの間に隙間をほとんど有しないように構成す
る。
【0021】前記した受体6は、押圧体5の他側面5b
に設けて前記回転主軸(取付孔9)の軸芯方向へ傾斜す
る受面6aを有するもので、後記するくさび体7が当接
するものであり、凹状溝2と連通状態に台金1へ形成し
た収容凹部17に臨ませてある。なお、この受体6は、
この収容凹部17にあって、台金1の長手方向における
前後に付設した規制体18,18に挟まる長さを有して
いて、収容凹部17に納まったとき、押圧体5の長手方
向の妄動を防止する。
【0022】前記したくさび体7は、収容凹部17へ摺
動自在に収容されて、受体6の受面6aへ摺動自在に当
接する当面7aを有して、押圧体6を凹状溝2の一側壁
2a側へ押し付けるもので、この当面7aは、受面6a
と同一傾斜、すなわち、前記回転主軸(取付孔9)の軸
芯方向へ傾斜し、この当面7aの他側面7bは、前記回
転主軸(取付孔9)の軸芯方向と平行する直線面で、収
容凹部17における背側壁17aに当接する。
【0023】なお、受体6の受面6aとくさび体7の当
面7aとは、図3および図4,図6に示すように、複数
段に形成されることもあるもので、台金1の長手方向の
長さが、すなわち、刃物体4の刃先14長さが長くなっ
たとき、複数に分割することで、受面6aおよび当面7
aによるくさび面を、図3に示すように、巾方向の寸法
Sを薄く形成しても長手方向に十分に得ることができ
る。
【0024】前記した進退手段8は、くさび体7へ接続
させて該くさび体7を台金1の長手方向へ摺動させ、凹
状溝2の一側壁2aに対して押圧体5を、すなわち、刃
物体4を圧接および圧接解除を行うもので、ねじ式のも
のが慣用される。このものは、図3および図4に示すよ
うに、台金1の長手方向両側(一方でもかまわない)に
螺設した雌ねじ体19,19へ、螺軸体20の一側部に
形成した主雄ねじ21を螺合し、該螺軸体20の他側部
に形成した移動雄ねじ体22をくさび体7に螺設した移
動雌ねじ体23に螺合してある。
【0025】これら雌ねじ体19,主雄ねじ体21と移
動雌ねじ体23,移動雄ねじ体22とは、互いに逆ねじ
に形成してあり、また、移動雄ねじ体22は主雄ねじ体
21より小径に形成されるもので、収容凹部17内への
くさび体7の取り付けにあっては、螺軸体20をその移
動雄ねじ体22を先にして雌ねじ体19へ挿入し、移動
雄ねじ体22を移動雌ねじ体23に螺合してくさび体7
を規制体18側に引き寄せ、該くさび体7が規制体18
に当接して移動が規制されたとき、螺軸体20を逆回転
させると、規制体18に螺設した雌ねじ体19に螺軸体
20の主雄ねじ体21が螺合する。
【0026】そして、螺軸体20の螺動を進めると、く
さび体7は、台金1の長手方向に沿って移動できるもの
である。該螺軸体20の回転は、外端部に刻設した六角
等の工具孔20aに六角レンチ等の工具(図示せず)を
掛けて行うと便利である。
【0027】なお、図1において24は押圧体5の刃物
体4に対する離隔手段で、進退手段8によるくさび体7
の作動が解除されたとき、押圧体5を収容凹部17側へ
強制的に後退させ、刃物体4の台金1に対する交換を容
易にする。その構成は、略L字状に形成した巻バネ材の
一方脚25を台金1の側部に刻設した収容溝26に挿嵌
し、前記巻バネ材の他方脚27を押圧体5の側部に刻設
した収容溝28に挿嵌してあり、該巻バネ材の中間部を
ビス等の止着部材29により止め付けてある。
【0028】また、収容凹部17の上部には、蓋材30
が冠着されているもので、ねじ等の止着部材31により
固定されていて、切り粉等の付着を防止したり、安全性
等を計る。
【0029】前記のように構成される本発明実施例の回
転刃物装置Aは、以下に述べる作用を奏するもので、ま
ず、収容凹部17にくさび体7をその当面7aを凹状溝
2側に向けて収納し、螺軸体20をその移動雄ねじ体2
2を先にして雌ねじ体19へ挿入する。
【0030】そして、移動雄ねじ体22を移動雌ねじ体
23に螺合して、このねじ作用によりくさび体7を規制
体18側に引き寄せると、該くさび体7の端縁が規制体
18の内面に当接してこのくさび体7の移動が規制され
る。この状態で、螺軸体20を逆回転させると、規制体
18に螺設した雌ねじ体19に螺軸体20の主雄ねじ体
21が螺合するもので、該主雄ねじ体21の螺動と共に
くさび体17の摺動が行われる。
【0031】また、該凹状溝2内へ押圧体5を収容凹部
17側に片寄せて、その他側面5aを凹状溝2側に向け
て収容する。
【0032】次に、刃物体4を裏座金3と連結手段15
により一体的にした後、凹状溝2の一側壁2aに刻設し
た受溝11へ裏座金3の係止突条10をあわせて、これ
ら刃物体4と裏座金3とを凹状溝2内へ受溝11をガイ
ドとして、台金1の長手方向へ摺動させてその長さを台
金1の長手方向の幅に合わせる。
【0033】このとき、この刃物体4と裏座金3とは、
弾機13により台金1の円周方向へ付勢されるので、抜
け止め手段12における受溝11の上部内縁へ係止突条
10の上側縁が押し付けられるもので、これによって位
置決めされ、刃物体4の刃先14の刃の出が一定とな
る。
【0034】この状態で、螺軸体20を回してくさび体
7をその螺動により台金1の長手方向へ摺動させると、
該くさび体7の他側面7bが収容凹部17の背面壁17
aに当接し、当面7aが押圧体5における受体6の受面
6aに当接する。
【0035】更に、螺軸体20を回してくさび体7を摺
動させると、その当面7aが受面6aを一層押圧し、こ
の押圧力が刃物体4に伝達されて、裏座金3を介して凹
状溝2の一側壁2a側へ押し付ける力として作用され
る。
【0036】そのため、各押圧体5と刃物体4と凹状溝
2との隙間がなくなり、刃物体4は、押圧体5と裏座金
3を介して凹状溝2の一側壁2aとにより挟持される。
この押圧力はくさび体7のくさび作用に強力に刃物体4
へ与えられるものであり、しかも、螺軸体20の回転力
がわずかずつの直線運動に変換されるので、くさび体7
は倍力作用を奏する。
【0037】刃物体の取り外しにあっては、螺軸体20
を弛める方向へ回してくさび体7を引き戻すように摺動
させると、その当面7aが受面6aから徐々に離隔し、
刃物体4を凹状溝2の一側壁2aへ押し付ける力が解除
されると共に、離隔手段24が押圧体5を収容凹部17
側へ付勢させるので、該押圧体5は刃物体4とに隙間を
生ずるから、この状態で、抜け止め手段12における受
溝11から係止突条10を、台金1の長手方向に沿って
引き抜けば、該刃物体4は裏座金3と共に一体となって
取り出すことができる。
【0038】特にこの装置Aにあって、進退手段8の螺
軸体20の弛締操作は、図7に示すように、台金1の側
端部において行うことができるので、装置Aに安全カバ
ー(図示せず)が被着されている場合であっても、回転
主軸Pへ台金1を取り付けるその取付方向から行うこと
ができて、比較的邪魔になるものがなく、刃物体4の脱
着作業がしやすい。
【0039】図8においてAは第二の例を示す回転刃物
装置で、この例は、くさび体7が押圧体5の底部に配設
した構成を示すもので、基本的構成は前記した第一の実
施例と同様である。そして、このくさび体7は、押圧体
5の底部に設けた受体6の受面6aへ、凹状溝2の底部
にその他側面7bを支承させた該くさび体7の当面7a
を当接させてある。
【0040】また、押圧体5は、刃物体4の他側面4b
にその一側面5aを当接させて、凹状溝2へ収容したと
き、裏座金3とによって刃物体4を挟持するもので、該
押圧体5の他側面5bは、台金1に下向き斜め(略求心
方向)螺入させた案内ねじ32の先端部32aに当接さ
せてある。なお、この案内ねじ32にはダブルねじ33
を連係させることで弛み止めとなる。
【0041】したがって、進退手段8を操作すると、そ
の螺軸体20の回転により、くさび体7が進退し、その
当面7aが押圧体5の受体6のおける受面6aを押し上
げるから、案内ねじ32の斜めとなった先端部32aに
より該押圧体8が刃物体4側へ移動し、この力が、この
刃物体4を凹状溝2の一側壁2aへ押し付ける作用し
て、該一側壁2aと押圧体5とによりこの刃物体4が強
力に挟持される。
【0042】また、図9においてAは第三の例を示す回
転刃物装置で、この例は、くさび体7が押圧体5の底部
に配設した前記した第二実施例の変形例で、基本的構成
は前記した第一の実施例と同様である。そして、このく
さび体7は、図10に示すように、押圧体5の底部に設
けた受体6の溝状受面6aへ、凹状溝2の底部にその他
側面7bを支承させた該くさび体7の突条当面7aを当
接させてある。
【0043】また、押圧体5は、台金1の円周方向へ向
かってつぼまるような断面略台形状に形成してあって、
刃物体4の他側面4bにその一側面5aを当接させて、
断面略台形状の凹状溝2へ収容したとき、裏座金3とに
よって刃物体4を挟持する。
【0044】したがって、進退手段8を操作すると、そ
の螺軸体20の回転により、くさび体7が進退し、くさ
び状に傾斜したその突条当面7aが押圧体5の受体6の
おける傾斜した溝状受面6aを押し上げるから、断面略
台形状の凹状溝2に沿って該押圧体8が刃物体4側へく
さび状に移動し、この力が、該刃物体4を凹状溝2の一
側壁2aへ押し付ける作用して、該一側壁2aと押圧体
5とによりこの刃物体4が強力に挟持される。
【0045】なお、この受体6の溝状受面6aとくさび
体7の突条当面7aとは、複数段に形成して、台金1の
長手方向の長さの延長に対応することができる。
【0046】また、この刃物回転装置Aは、切削加工機
Mから取り外したとき、台金1の長手方向を立てて載置
することで、台金1の端部から複数組の刃物体4を上方
へ引き上げ、落とし込む操作によってすべて行うことが
できて、はなはだ操作性に優れる。更に、この操作は、
台金1を長手方向にねかさないので、刃物体4の刃先1
4を載置面に干渉させて損傷させることがない。
【0047】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、台金
に対する刃物体の取り付けが、装置において前面側に位
置する作業がしやすい方向から行うことができるため、
該刃物体の脱着操作が簡単かつ確実で迅速に行うことが
できる。また、装置全体が簡単な構造により製作するこ
とができるので、メンテナンスが簡単で、低コストによ
る市場提供が可能となる。等の特有な効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する回転刃物装置の第一の実施例を
示す一部を破断した一部の正面図である。
【図2】図1における装置の要部を拡大して示す断面図
である。
【図3】図2における要部の側面図である。
【図4】図1における装置の要部を分解して示す斜視図
である。
【図5】図1における装置の台金部の要部を示す斜視図
である。
【図6】図1における装置のくさび体と受体との関係状
態を示す説明図である。
【図7】図1における装置において刃物体の着脱状態を
示す斜視図である。
【図8】本発明に関する回転刃物装置の第二の実施例を
示す一部を破断した一部の正面図である。
【図9】本発明に関する回転刃物装置の第三の実施例を
示す一部を破断した一部の正面図である。
【図10】図9における装置のくさび体と受体との関係
状態を示す説明図である。
【図11】従来の回転刃物装置における刃物の取付状態
を示す要部の断面図である。
【図12】図12における回転刃物装置の組み合わせ状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
P 回転主軸 1 台金 2 凹状溝 2a 凹状溝2の一側壁 3 裏座金 3a 裏座金3の一側面 3b 裏座金3の他側面 4 刃物体 4a 刃物体4の一側面 4b 刃物体4の他側面 5 押圧体 5a 押圧体5の一側面 5b 押圧体5の他側面 6 受体 6a 受面 7 くさび体 7a 当面 8 進退手段 9 取付孔 10 係止突条 11 受溝 12 抜け止め手段 13 弾機 14 刃先 15 連結手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に回転主軸の取付孔を有する台金
    と、該台金の周部に設けた凹状溝と、この凹状溝へ収容
    して該凹状溝の一側壁にその一側面を当接させた裏座金
    と、この裏座金の他側にその一側面を当接させて刃先を
    前記台金の周面部より突出させた刃物体と、この刃物体
    の他側面にその一側面を当接させて前記裏座金とによっ
    て前記刃物体を挟持する押圧体と、この押圧体の他側面
    に設けて前記回転主軸の軸芯方向へ傾斜する受面を有す
    る受体と、該受体の受面へ摺動自在に当接する当面を有
    して前記押圧体を前記凹状溝の一側壁側へ押し付けるく
    さび体と、このくさび体へ接続させて該くさび体を摺動
    させる進退手段とを備えさせたことを特徴とする回転刃
    物装置。
  2. 【請求項2】 刃物体は裏座金と着脱自在の連結手段に
    より一体的となり、前記裏座金は、その一側面に設けた
    係止突条が、凹状溝の一側壁へ回転主軸の軸芯方向と平
    行するように刻設した受溝と係合する抜け止め手段によ
    り止め付けられ、該裏座金が、前記凹状溝の底部に設け
    た弾機により常時遠心方向へ付勢されることを特徴とす
    る請求項1記載の回転刃物装置。
  3. 【請求項3】 受体の受面とくさび体の当面とは、複数
    段に形成されたことを特徴とする請求項1記載の回転刃
    物装置。
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