JP2001035213A - 連続曲面レンズカットのアウターレンズおよび該アウターレンズを具備する車両用灯具 - Google Patents

連続曲面レンズカットのアウターレンズおよび該アウターレンズを具備する車両用灯具

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JP2001035213A
JP2001035213A JP11203284A JP20328499A JP2001035213A JP 2001035213 A JP2001035213 A JP 2001035213A JP 11203284 A JP11203284 A JP 11203284A JP 20328499 A JP20328499 A JP 20328499A JP 2001035213 A JP2001035213 A JP 2001035213A
Authority
JP
Japan
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lens
outer lens
cut
axis
lighting fixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP11203284A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yamamoto
勉 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のアウターレンズにおいては、面上に施
されるレンズカットが接続線を有するものであったの
で、この接続線により全体形状の印象を損ない、類型化
して見えデザイン性が低下する問題点を生じている。 【解決手段】 本発明により、レンズカット2が、レン
ズ1面上で略直交する断面のそれぞれにcos関数もし
くはsin関数が表れる連続曲面CVとして形成されて
いる連続曲面レンズカットのアウターレンズ1としたこ
とで、従来はレンズカット間に生じる接続線により車両
用灯具全体の印象が変わり映えしないものと成っていた
のを、接続線が生じないものとして課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテールランプ、スト
ップランプなど主として信号用の車両用灯具に使用する
のに適するアウターレンズに関するものであり、詳細に
は、前記車両用灯具に対して斬新なデザインを可能とす
るアウターレンズの構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアウターレンズ90の構
成の例を示すものが図5であり、このアウターレンズ9
0に施されるレンズカット91の構成は、前記アウター
レンズ90の面をデザイン面などから適宜な幅Wと長さ
Lとを有する矩形の区画91aに区切り、この区画91
aにトーリック面と称されている、一方向の断面に半径
R1の円弧が表れ、これと直交する断面には半径R2の
円弧が表れる曲面を形成するものであった。従って、前
記アウターレンズ90を具備する車両用灯具80は図6
に示すようにアウターレンズ90の面に格子状のパター
ンが表れるものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のアウターレンズ90においては、上記したトー
リック面が採用されたことで、前記レンズカット91間
に明確な接続線91bを生じるものとなる。従って、上
記の格子状のパターンは極めて強調されるものとなり、
例えば、アウターレンズ90全体のデザインに相違があ
るときにも、その相違が強く意識されることがなく、結
果として類型化した印象しか観視者に与えることができ
ずデザインに斬新さが欠けるものとなり、商品性が低下
するという問題点を生じている。
【0004】また、上記の接続線91bは、円弧同士の
交差であるので、大部分の場合において鋭角のナイフエ
ッジ状となるものであるので、この部分に達した光は屈
折による方向の制御などが不可能で配光特性の形成に必
要な範囲以上に拡散される状態となり、即ち、配光特性
を形成するときのロスとなるものとなって、車両用灯具
80の効率が低下し、暗いものとなる問題点も生じてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、透過する光に
適宜な拡散を行わせるためにレンズ面にレンズカットが
設けられて成るアウターレンズにおいて、前記レンズカ
ットが、前記レンズ面上で略直交する断面のそれぞれに
cos関数もしくはsin関数が表れる連続曲面として
形成されていることを特徴とする連続曲面レンズカット
のアウターレンズを提供することで課題を解決するもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係るアウターレンズであり、このアウターレ
ンズ1には、基本的には平行光線として入射される透過
光に対して配光特性を形成するべく適宜な拡散を行わせ
るレンズカット2が施されるものである点は従来例のも
のと同様である。また、前記レンズカット2がアウター
レンズ1の面を幅W、長さLとして、例えば格子状など
として適宜に区画されて設けられるものである点も同様
である。
【0007】ここで、本発明においては、前記レンズカ
ット2を形成する曲面の形状に工夫を凝らすことで、従
来例のトーリック面で生じていたレンズカット2間の接
続線をなくするものであり、その基本的な構成としては
アウターレンズ1の面の直交する二方向、即ち、幅Wに
沿う方向の断面と、長さLに沿う方向の断面との共に、
図2に示すように、cos関数またはsin関数とした
連続曲線CVが表れるものとしている。
【0008】次いで、前記連続曲線CVについて詳細に
説明を行えば、この連続曲線CVは本発明により、z=
H・((1−cos(2πx/W))/2)・((1−
cos(2πy/L))/2)の式で表せるものとされ
て、前記幅Wと長さLとの整合が行われている。
【0009】上記を更に詳細に説明すれば、本発明では
先ず、前記アウターレンズ1上にx軸、y軸、z軸の3
軸を設定するが、この実施形態では、アウターレンズ1
の車両への取付状態を基準として上記3軸を設定するも
のとし、垂直方向をx軸、水平方向をy軸、前記x軸と
もy軸とも直交するものとなる前後方向をz軸として設
定している。
【0010】そして、前記の3軸を基準としてレンズカ
ット2の寸法を定めるものであり、この実施形態では、
前記x軸方向に沿いレンズカット2の幅Wを設定し、y
軸方向に沿い長さLを設定し、z方向に沿い高さHを設
定している。尚、前記幅W、長さL、高さHの設定に当
たっては所望する配光特性およびデザイン面などが考慮
されるものである。
【0011】また、上記の幅Wと長さLの設定に当たっ
ては、図1に示したように、幅W=長さLであっても良
く、または、図3に示すように幅W<長さLであっても
良く、更には、図示は省略するが、幅W>長さLであっ
ても良いものである。更には、上記した計算式はcos
をsinに変更してもレンズカット2が半ピッチ移動す
るのみの同じ形状が得られるものとなり、作用、効果に
格別の差異は生じないものである。
【0012】次いで、上記の構成とした本発明のアウタ
ーレンズ1の作用および効果について説明する。本発明
によれば、x軸、y軸に沿うアウターレンズ1の断面に
はcos曲線が表れるものとなり、即ち、連続曲面とな
ってレンズカット2間には明確な接続線は生じないもの
となる。
【0013】よって、アウターレンズ1の面は一つの面
として認識される傾向が強くなり、アウターレンズ1の
全体の形状が観視者に従来のもの以上に強く意識され、
デザイン面の相違などで斬新な印象を与えることも可能
となり、訴求力の向上などが従来以上に容易に行えるも
のとなる。
【0014】上記したようにアウターレンズ1の断面に
はcos(sin)曲線が表れるものとしたことで、従
来例の屈折角の制御が不可能となる接続線は生じないも
のとなる。このことは、アウターレンズ1を透過する光
の全ての屈折角を配光特性内に納めることが可能とな
り、光束利用率が向上する。
【0015】図4は本発明のアウターレンズ1を具備す
る車両用灯具10であり、上記に説明した作用、効果が
そのまま車両用灯具10の作用、効果として引き継が
れ、デザイン性に優れ、光源に対する効率も向上した車
両用灯具10が得られるものとなる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、レ
ンズカットが、レンズ面上で略直交する断面のそれぞれ
にcos関数もしくはsin関数が表れる連続曲面とし
て形成されている連続曲面レンズカットのアウターレン
ズとしたことで、第一には、従来はレンズカット間に生
じる接続線により車両用灯具全体の印象が変わり映えし
ないものと成っていたのを、接続線が生じないものとし
て車両用灯具自体の形状が認識できるものとして類型化
を避け美観の向上などを可能とし、この種の車両用灯具
の商品性の向上に極めて優れた効果を奏するものであ
る。
【0017】また第二には、上記接続線の近傍は曲面の
変化が急激であり、光の屈折方向を制御できる状態でな
く、この部分を通過する光は配光特性の範囲外に放散す
る無効光と成っていたものを、本発明により断面にはc
os曲線が表れる緩い変化のものとして、透過する全て
の光量が配光特性内に配布される明るい灯具として、性
能の向上にも優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアウターレンズの実施形態を模
式的に示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 同じく本発明に係るアウターレンズの別の実
施形態を模式的に示す斜視図である。
【図4】 同じく本発明に係る車両用灯具の実施形態を
示す正面図である。
【図5】 従来例のアウターレンズを模式的に示す説明
図である。
【図6】 従来例のアウターレンズを採用する車両用灯
具を示す正面図である。
【符号の説明】
1……アウターレンズ 2……レンズカット 10……車両用灯具 W……レンズカットの幅 L……レンズカットの長さ H……レンズカットの高さ CV……連続曲線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過する光に適宜な拡散を行わせるため
    にレンズ面にレンズカットが設けられて成るアウターレ
    ンズにおいて、前記レンズカットが、前記レンズ面上で
    略直交する断面のそれぞれにcos関数もしくはsin
    関数が表れる連続曲面として形成されていることを特徴
    とする連続曲面レンズカットのアウターレンズ。
  2. 【請求項2】 前記連続曲面が、前記レンズ面上にx軸
    と、該x軸と直交するy軸と、前記x軸、y軸の何れに
    も直交するz軸との3軸を設定し、加えて前記z軸方向
    へのレンズカットの高さHと、x軸方向へのレンズカッ
    トのピッチWおよびy軸方向へのレンズカットのピッチ
    Lを設定したときに、z=H・((1−cos(2πx
    /W))/2)・((1−cos(2πy/L))/
    2)であることを特徴とする請求項1記載の連続曲面レ
    ンズカットのアウターレンズ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2記載の連続
    曲面レンズカットのアウターレンズを具備することを特
    徴とする車両用灯具。
JP11203284A 1999-07-16 1999-07-16 連続曲面レンズカットのアウターレンズおよび該アウターレンズを具備する車両用灯具 Pending JP2001035213A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304890A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Ind Technol Res Inst 複合レンズ構造
JP2010123326A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Stanley Electric Co Ltd レンズ、及び、灯具
JP2012008580A (ja) * 2011-08-01 2012-01-12 Canon Inc レンズアレイ光学系、投射光学ユニットおよび画像投射装置

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